JPH1127273A - Atm交換ノード - Google Patents

Atm交換ノード

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JPH1127273A
JPH1127273A JP17415397A JP17415397A JPH1127273A JP H1127273 A JPH1127273 A JP H1127273A JP 17415397 A JP17415397 A JP 17415397A JP 17415397 A JP17415397 A JP 17415397A JP H1127273 A JPH1127273 A JP H1127273A
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JP
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cell
cells
connection
reception
bom
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JP17415397A
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English (en)
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Masatsugu Yano
雅嗣 矢野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通バッファのオーバフロー/パケット長依
存によるセル廃棄可能性/不公平性を防止/解消する予
測セル廃棄による輻輳制御方式を実現する。 【解決手段】 最大パケットサイズ転送モードコネクシ
ョンごとの入力セル11に対し到着順に入力回線多重・
分離部1と入力回線バッファ2とバッファ入力制御部3
経由共通バッファ4で格納をする。バッファ管理部6で
バッファ入/出力制御部3/5による入/出力セル数情
報の差分を監視するセル蓄積カウンタ値と所望区間での
セル同時受信終了時の予測セル蓄積数との和を所定閾値
と比較し輻輳制御をする当該コネクションの受信可否判
定結果に従い、コネクション管理部7で入力回線バッフ
ァ2に対し受信BOMセルヘッダのフィールド変換を指
令する。シグナリング処理部8で発/着信端末による呼
設定/接続メッセージを入/出力回線多重・分離部1/
9経由転送しコネクション設定後データ転送フェーズに
移行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は非同期転送モード
(ATM:asynchronous transfe
r mode)交換網上のパケットデータに対しUBR
(unspecified bit rate)クラス
転送時の輻輳制御をするATM交換ノードに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば文献(A.Romanow e
tal.:Dynamics ofTCP traff
ic over ATM networks,IEEE
J.Sel.Areas Commun.,vol.
13,no.4,pp.633−641,1995また
は鍋島:End Of Packetセル廃棄を防止す
る選択的セル廃棄方式に関する検討、信学技報、SSE
96−88、pp.79−84、1996)に示す従来
のATM交換ノードは図14のように、入力回線多重・
分離部1は、データブロックを分割するパケットのセル
化転送をする発信端末(図示しない)による入力セル1
1に対し、入力回線1と2と3ごとにユーザデータを含
むデータセルとシグナリング情報を含むシグナリングセ
ルとに分離をする。入力回線バッファ2は、入力回線多
重・分離部1による分離データセルに対し、入力回線1
と2と3ごとに一時的格納をする。バッファ入力制御部
3は、入力回線バッファ2による格納データセルの入力
書込み制御をする。共通バッファ4は、バッファ入力制
御部3による書込みデータセルに対し、入力回線1と2
と3の到着順にキューイング格納をする。バッファ出力
制御部5は、共通バッファ4による格納データセルの出
力読出し制御をする。バッファ管理部6aは、コネクシ
ョン管理部7aによるパケットの先頭部分データを含む
セル(BOM(beginning of messa
ge)セル)受信通知を受け、バッファ入力制御部3に
よる通知入力セル数情報とバッファ出力制御部5による
通知出力セル数情報との差分から算出する共通バッファ
4のセル蓄積数を監視し所定閾値と比較し、コネクショ
ン管理部7aに所要のパケット廃棄指令をする。コネク
ション管理部7aは、当該入力回線バッファ2によるB
OMセル受信をバッファ管理部6aに通知するととも
に、該バッファ管理部6aによるパケット廃棄指令に従
い、さらに入力回線バッファ2に入力される所定パケッ
トを含むセルを廃棄し、当該BOMセルヘッダの仮想経
路識別子(VPI:virtual path ide
ntifier)/仮想回線識別子(VCI:virt
ual channel identifier)フィ
ールドをシグナリング処理部8aによる通知出力VPI
/VCI値に変換するように当該入力回線バッファ2に
指令をする。シグナリング処理部8aは、入力回線多重
・分離部1による分離シグナリングセルに対し、抽出し
たシグナリング情報のプロトコル処理と組立てを施し、
出力回線多重・分離部9に転送をする。また出力回線に
よる選択出力VPI/VCI値をコネクション管理部7
aに通知する。出力回線多重・分離部9は、バッファ出
力制御部5による読出しデータセルとシグナリング処理
部8により組立てられたシグナリングセルとの多重化を
し、出力セル12として出力回線経由着信端末(図示し
ない)に出力する。
【0003】上記従来のATM交換ノードは、共通バッ
ファ4に対し非輻輳時はすべてを格納し輻輳時はパケッ
トの先頭部分以外のセルを格納し、パケットの先頭部分
を含むセルを受信したときは該当パケットを含むセルを
すべて廃棄することにより、パケットを構成するセルの
一部だけを格納しないように輻輳制御をする方式(選択
的セル廃棄による輻輳制御方式)を採る。
【0004】入力回線1と3によるBOMセルa−1と
c−1の共通バッファ4格納状態で入力回線2によるB
OMセルb−1の到着時点におけるデータセル非廃棄時
は図14のように、バッファ管理部6aで共通バッファ
4のセル蓄積数が所定閾値より小さい(共通バッファ4
が輻輳状態にない)と判断し、#1〜#3コネクション
管理部7aにパケット廃棄指令をしない。従って、当該
BOMセルb−1および入力回線1/2/3による各後
続セルa−2〜a−5/b−2〜b−5/c−2とc−
3が共通バッファ4に格納される。また入力回線1と3
によるBOMセルa−1とc−1の共通バッファ4格納
状態で入力回線2によるBOMセルb−1の到着時点に
おけるデータセル廃棄時は図15のように、バッファ管
理部6aで共通バッファ4のセル蓄積数が所定閾値より
大きい(共通バッファ4が輻輳状態にある)と判断し、
#2コネクション管理部7aにパケット廃棄指令をす
る。従って、当該BOMセルb−1および入力回線2に
よる後続セルb−2〜b−5だけが廃棄され、入力回線
1/3による各後続セルa−2〜a−5/c−2とc−
3が共通バッファ4に格納される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のA
TM交換ノードでは、共通バッファに対し非輻輳時はす
べてを格納し輻輳時はパケットの先頭部分以外のセルを
格納し、パケットの先頭部分を含むセルを受信したとき
は該当パケットを含むセルをすべて廃棄することによ
り、パケットを構成するセルの一部だけを格納しないよ
うに輻輳制御をする方式を採るから、長大パケット構成
セルの一部に対して共通バッファのオーバフローによる
セル廃棄の可能性があり、パケットに復元できない無効
セルが共通バッファまたは出力回線上を占有する。また
所定使用量を越える使用時に共通バッファのパケット長
依存によるセル廃棄不公平性があり、長大パケットの方
がそれ以外のパケットよりもパケット区切り出現回数が
少ないため廃棄されにくい(当該セル廃棄率が小さくな
る)問題点があった。
【0006】この発明が解決しようとする課題は、AT
M交換ノードで長大パケットとそれ以外のパケットとの
混在時でも、長大パケット構成セルの一部に対する共通
バッファのオーバフローによるセル廃棄を防止し、かつ
両者間に対する共通バッファのパケット長依存によるセ
ル廃棄不公平性を解消するように、呼設定メッセージに
含まれる最大パケットサイズを記憶し、当該BOMセル
受信時点で当該コネクションの最大パケットサイズとセ
ル受信中の他の最大パケットサイズ転送モードコネクシ
ョンの未受信セル数と共通バッファ内のセル蓄積数とか
ら当該コネクションを含む複数コネクションによるセル
同時受信終了時のセル蓄積数を予測し、当該コネクショ
ン受信セルの受付可否判定をするように輻輳制御をする
方式(予測セル廃棄による輻輳制御方式)を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のATM交換ノ
ードは、共通バッファで発信端末による最大パケットサ
イズ転送モードコネクションごとの入力セルに対し到着
順に格納をし、バッファ管理部で設ける当該共通バッフ
ァの使用量を示すセル蓄積カウンタによる現行セル蓄積
数S0と、あるコネクションY0のBOMセル到着時点
における所望区間でのセル同時受信終了時の予測セル蓄
積数S[i]とを加算した更新セル蓄積数に対し所定閾
値βと比較し当該コネクションのセル受信可否判定を
し、シグナリング処理部で発信端末によるパケット転送
開始に先立ち当該呼設定/接続メッセージの入/出力転
送処理を施しコネクション設定フェーズ完了後データ転
送フェーズに移行させるとともに、当該呼設定メッセー
ジに含まれるシグナリング情報をバッファ管理部に通知
するもので、上記課題を解決するためつぎの手段を設
け、予測セル廃棄による輻輳制御方式を採ることを特徴
とする。
【0008】バッファ管理部は、監視するセル蓄積カウ
ンタによるあるコネクションのBOMセル到着時点での
現行セル蓄積数S0が所定閾値α未満である場合、ある
コネクションY0のBOMセル到着から、当該BOMセ
ル到着時点でのセル受信中コネクション数N(BOMセ
ル受信コネクションY0を含む)のうちi番目の小さい
未受信セル数X[i]をもつコネクションYiのEOP
セル到着までの区間で、最大パケットサイズ転送ノード
コネクションのBOMセル到着ごとに演算を繰返す予測
セル蓄積数S[i]=Σi(X[i]−X[i−1])
(N−i)(i=1〜K、K=1〜N−1、X[0]=
0)と現行セル蓄積数S0とを加算した更新セル蓄積数
が所定閾値β(ρ>α)未満または以上のとき、当該B
OMセルを格納または廃棄するとともに、当該コネクシ
ョンによる引続く受信同一パケットを構成する後続セル
の受信許可または不可決定後、当該受信許可または不可
コネクションの受信セルを格納または廃棄するように、
また監視するセル蓄積カウンタによる現行セル蓄積数S
0が所定閾値α以上になる場合、当該コネクションの受
信BOMセルを廃棄し、または当該BOMセル以外のセ
ルを格納するとともに、当該コネクションによる引続く
受信同一パケットを構成する後続セルの受信不可または
許可決定後、当該受信不可または許可コネクションの受
信セルをそれぞれ廃棄または格納するように輻輳制御を
する。または当該BOMセル到着時点でのセル受信中コ
ネクション数Nに代えて、当該BOMセル到着時点での
セル受信中かつ同一出力回線にセル送出をするコネクシ
ョン数N′を用いる。または基準回線速度(またはピー
クセルレート)をC、当該BOMセル到着時点でのセル
受信中コネクション数Nまたはセル受信中かつ同一出力
回線にセル送出をするコネクション数N′のうちi番目
に小さい未受信セル数X[i]をもつ最大パケットサイ
ズ転送モードコネクションYiの入/出力回線速度(ま
たはピークセルレート)をCi/C0とし、予測セル蓄
積数S[i]に代えて、予測セル数S′[i]=Σi
{x[i]×(C/Ci)−X[i−1])×(C/C
i-1 )×Σj(Cj/C)−(C0/C)}(i=1〜
N−1、j=i〜N)を用いる。または予測セル蓄積数
S[i]の演算に適用する所望区間に対し、最大パケッ
トサイズ転送モードコネクションのBOMセル到着時点
から一定時間経過後の区間を採る。
【0009】シグナリング処理部は、呼設定メッセージ
受信時に現行セル蓄積数またはセル受信中最大パケット
サイズ転送モードコネクションの最大パケットサイズに
対応し、当該呼設定メッセージに含まれるシグナリング
情報を変更する。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を示すA
TM交換ノードは図1のように、入力回線多重・分離部
1と入力回線バッファ2とバッファ入力制御部3と共通
バッファ4とバッファ出力制御部5と出力回線多重・分
離部9は、上記従来例の図13に対応する。発信端末
(図示しない)は、データブロック転送(パケットの最
終部分で端数を生じる場合を除いて、最大パケットサイ
ズごとに区切りAAL5(ATM−adaptatio
n−layer5)フレーミングをする)開始に先立
ち、呼設定メッセージ(図2に示すAALパラメータ情
報要素で順方向転送モードと順方向最大CPCS−PD
Uサイズ各フィールドにそれぞれ最大パケットサイズ転
送モード値と最大パケットサイズをセットする)を含む
入力セル11を送信する。バッファ管理部6は、コネク
ション管理部7によるBOMセル受信通知を受け、バッ
ファ入力制御部3による通知入力セル数情報とバッファ
出力制御部5による通知出力セル数情報との差分から算
出する共通バッファ4のセル蓄積数を図3(a)に示す
セル蓄積カウンタで監視するとともに、当該コネクショ
ンの最大パケットサイズとセル受信中の他の最大パケッ
トサイズ転送コネクションの未受信セル数と共通バッフ
ァ4の現行セル蓄積数とによる所望区間でのセル同時受
信終了時の予測セル蓄積数と現行セル蓄積数とを加算し
た更新セル蓄積数を所定閾値と比較し、当該コネクショ
ンのセル受信可否判定をするように輻輳制御をし、コネ
クション管理部7にパケット受信許可/不可通知をす
る。また図3(b)に示す最大パケットサイズ転送モー
ドコネクション管理テーブルに対し、シグナリング処理
部8によるシグナリング情報(出力VPI/VCI値と
最大パケットサイズ情報)に基づき算出をする連続最大
受信セル数(最大パケットサイズ/セルペイロード長
(端数は繰上げ))を登録し有効フラグを1にする。ま
た図3(c)に示す未受信セル数状態管理テーブルに対
し、当該最大パケットサイズ転送モードコネクション管
理テーブル情報とバッファ入力制御部3による通知入力
セル数情報に基づき計数をする未受信セル数(最大パケ
ットサイズ転送モードコネクションの1パケットを構成
するセルのうち未受信のセル数)を登録する。またバッ
ファ入力制御部3による入力VPI/VCI値通知を受
け、当該未受信セル数状態管理テーブルの未受信セル数
を1減算するとともに、当該セル蓄積カウンタを1加算
する。また、バッファ出力制御部5によるセル出力通知
を受け、当該セル蓄積カウンタを1減算する。コネクシ
ョン管理部7は、当該入力回線バッファ2によるBOM
セル受信をバッファ管理部6に通知するとともに、当該
バッファ管理部6によるパケット受信許可/不可通知を
受取り、さらに当該BOMセルヘッダのVPI/VCI
フィールドを当該コネクション管理テーブルの出力VP
I/VCI値に変換するように当該入力回線バッファ2
に指令をする。また図4に示すコネクション管理テーブ
ルに対し、シグナリング処理部8による通知出力VPI
/VCI値と入力VPI/VCI値との組を登録し有効
フラグを1にする。また当該受信状態と受信許可各フィ
ールドを0(転送終了)と0(受信不可)に初期化す
る。シグナリング処理部8は、入力回線多重・分離部1
による分離シグナルセルに対し抽出した呼設定メッセー
ジの組立てを施し、図5に示すように当該発信端末によ
る呼設定メッセージを出力回線多重・分離部9に転送す
るとともに、出力回線多重・分離部9経由で当該着信端
末による呼接続メッセージを入力回線多重・分離部1に
転送し、コネクション設定フェーズの完了後データ転送
フェーズに移行させる。また呼設定メッセージの当該コ
ネクション設定時に出力回線による出力VPI/VCI
値と入力回線による入力VPI/VCI値との組を選択
しコネクション管理部7に通知する。また呼設定メッセ
ージに含むAALパラメータ情報要素で順方向転送モー
ドと順方向最大CPCS−PDUサイズ各フィールドの
精査をし、当該最大パケットサイズ転送モード値のとき
のシグナリング情報(出力VPI/VCI値と最大パケ
ットサイズ情報)をバッファ管理部6に通知する。発信
端末によるUBRクラス固定パケットサイズ転送モード
時の最大パケットサイズを記憶しておき、当該コネクシ
ョンのBOMセル受信時点におけるセル同時受信区間終
了時の予測セル蓄積数による当該コネクションの全パケ
ット受信可否判定をし、入力を許容する長大パケット構
成セルの一部に対し、共通バッファ4のオーバフローに
よるセル廃棄を防止できる。また共通バッファ4の所定
使用率閾値(全パケットにEPD(early pac
ket discard)制御を起動するかどうかの基
準)未満時の長大パケット構成セルに対し、それ以外の
パケットよりも早く受信可否判定をし、共通バッファ4
のパケット長依存によるセル廃棄不公平性(長大パケッ
トのセル廃棄率の方がそれ以外のパケットよりも小さく
なること)を解消できる。
【0011】上記実施の形態のATM交換ノードは、呼
設定メッセージを含む最大パケットサイズを記憶し、当
該BOMセル受信時点で当該コネクションの最大パケッ
トサイズと他のセル受信中最大パケット転送モードコネ
クションの未受信セル数と共通バッファ内のセル蓄積数
とから当該コネクションを含む複数コネクションによる
セル同時受信終了時のセル蓄積数を予測し、当該コネク
ション受信セルの受付可否判定をするように輻輳制御を
する方式(予測セル廃棄による輻輳制御方式)を採る。
【0012】発信端末による最大パケットサイズ転送モ
ードAAL5フレーム転送の場合、入力回線1によるB
OMセルa−1の共通バッファ4格納状態で入力回線2
によるBOMセルb−1の到着時点におけるデータセル
非廃棄時の輻輳制御手順は図1のように、入力回線2に
よるBOMセルb−1の到着時点におけるセル蓄積カウ
ンタ値が所定閾値α(=200セル)未満の場合(共通
バッファ4が輻輳状態にない場合)は、まずバッファ管
理部6で図3(a)と(b)と(c)に示すように、た
とえばセル蓄積カウンタ値が50セル、入力回線1と2
各コネクションaとbの連続最大受信セル数が100と
800セル、コネクションaの未受信セル数が80セル
であり、コネクションaとbから連続的に(アイドルセ
ルを狭めないで)同じ入力回線速度でセル同時受信をす
るとき、図6(a)に示すようにコネクションaとbの
各セル受信が重なる区間Aの長さはセル数換算で80セ
ルとなり、コネクションaの未受信セル受信完了までに
共通バッファ4内に蓄積される最大セル数は80セルと
なる。この80セルとコネクションbのB0Mセル到着
時点での共通バッファ4のセル蓄積数50セルとの加算
値130セルが、所定閾値β(=250セル)未満のた
め、1パケットを構成するコネクションbのセル全部を
共通バッファ4に格納することを決定し、コネクション
管理部7に当該パケット受信許可通知をするとともに、
図3(c)に示すように当該未受信セル数管理テーブル
にコネクションbの出力VPI/VCI値と未受信セル
数799セル(連続最大受信セル数800から当該BO
Mセル分の1を引いた値)を登録し有効フラグを1にす
る。つぎにコネクション管理部7で当該パケット受信許
可通知に従い図4に示すように当該コネクション管理テ
ーブルの受信許可と受信状態フィールドを1(受信可)
と1(転送中)にセットするとともに、入力回線バッフ
ァ2に対し、当該BOMセルb−1ヘッダのVPI/V
CIフィールドを当該コネクション管理テーブル値によ
る出力VPI/VCI値に変換指令をする。またパケッ
トの最終部分データを含むセル(EOP(end of
packet)セル)を受信すると、当該コネクショ
ン管理テーブルの受信許可と受信状態フィールドを0
(受信不可)と0(転送終了)にセットする。ここで図
6(b)に示すようにAAL5フレームパケットのセル
ヘッダでEOPセル以外のAUU(ATM−layer
−user−to−user)フィールドは0であり、
AUUフィールドが1のEOPセル受信検出で当該パケ
ット終了を認識後最初に到着するセル(コネクション管
理テーブルで受信状態フィールドが0(受信完了)時の
受信セル)をBOMセルとみなす。また入力回線1と3
によるBOMセルa−1とc−1の共通バッファ4格納
状態で入力回線2によるBOMセルb−1の到着時点に
おけるデータセル廃棄時の輻輳制御手順は図7のよう
に、まずバッファ管理部6で図8(a)と(b)と
(c)に示すようにたとえばセル蓄積カウンタ値が10
0セル、入力回線1と2と3各コネクションaとbとc
の連続最大受信セル数が100と800と800セル、
コネクションaとcの未受信セル数が80と260セル
であり、コネクションaとbとcから連続的に(アイド
ルセルを狭めないで)同じ回線速度でセル同時受信をす
るとき、図8(d)に示すようにコネクションaとbと
cの各セル受信が重なる区間A′の長さはセル数換算で
80セルとなり、コネクションbとcの各セル受信が重
なる区間Bの長さはセル数換算で180(=260−8
0)セルとなる。またコネクションaとbとc/コネク
ションbとcのうち1コネクション分を出力回線に出力
する区間A/Bにおける共通バッファ4内に蓄積される
セル数がそれぞれ160(=80×(3−1))セル、
180(=180×(2−1))セルであるから、最大
パケットサイズ転送モードコネクションのセル同時受信
が終了するコネクションCの1パケットを構成するEO
Pセル受信完了までに共通バッファ4内に蓄積される最
大セル数は、340(=180+160)セルとなる。
この340セルとコネクションbのBOMセル到着時点
での共通バッファ4のセル蓄積数100セルとの加算値
440セルが所定閾値β(=250セル)以上のため、
入力回線2によるコネクションbの1パケットを構成す
るセル全部を共通バッファ4に格納しないことを決定
し、コネクション管理部7に当該パケット受信不可通知
をする。つぎにコネクション管理部7で当該パケット受
信不可通知に従い当該コネクション管理テーブルの受信
許可と受信状態フィールドを0(受信不可)と1(受信
中)にセットするとともに、入力回線バッファ2に対
し、当該BOMセルb−1の廃棄指令をする。その後同
じVPI/VCIセル受信ごとにコネクション管理テー
ブルの当該VPI/VCI値に対する受信許可フィール
ドを調べ、入力回線バッファ2で当該入力セルを廃棄す
るとともに、EOPセル受信検出で受信状態フィールド
を0(転送終了)にセットする。なお入力回線2による
BOMセルb−1の到着時点におけるセル蓄積カウンタ
値が所定閾値α(=200セル)以上の場合(共通バッ
ファ4が輻輳状態にある場合)は、上記従来例の図15
と同じに動作し、コネクション管理部7でBOMセル受
信時は当該BOMセルを廃棄し、コネクション管理テー
ブルの当該VPI/VCI値に対する受信許可フィール
ドを0(受信不可)にセットする。またBOMセル以外
のセル受信時は、コネクション管理テーブルの当該VP
I/VCI値に対する受信許可フィールドを調べ、0
(受信不可)のときは当該セルを廃棄し、1(受信可)
のときは当該セルを共通バッファ4に格納する。
【0013】上記輻輳制御手順で最大パケットサイズ転
送モードコネクションのセル同時受信が終了するまでに
共通バッファ4内に蓄積される最大セル数と、コネクシ
ョンbによるBOMセルbー1受信時点におけるセル蓄
積カウンタ値との加算値を所定閾値βと比較するとき、
当該最大セル数を算出するコネクションaとbとcの各
セル受信が重なる全区間の代わりに、たとえば図8
(d)で区間Aだけを当該最大セル数算出区間とするな
ど、共通バッファ4のセル蓄積数またはコネクションの
最大受信セル数(最大パケットサイズをセル数に換算し
た1パケット当りセル数)の大きさにより変更する区間
を用い、あるコネクションのBOMセル到着から当該コ
ネクションのEOP到着までの区間に共通バッファ4内
に蓄積されるセル数に対し、次の一般式により算出して
もよい。最大パケットサイズ転送モードコネクション
で、あるコネクションY0のBOMセル到着から、当該
BOMセル到着時点でのセル受信中コネクション数N
(BOMセル受信コネクション数を含む)のうちi番目
に小さい未受信セル数X[i]をもつコネクションYi
のEOPセル到着までの区間に共通バッファ4内に蓄積
されるセル数(セル蓄積数)をS[i]とし、同一時間
内の出力回線による出力セル数、セル同時受信コネクシ
ョン数がN−1になることを考慮すると、コネクション
Y0のBOMセル到着からコネクションY1のEOPセ
ル到着までの区間でのセル蓄積数S[1]=(X[1]
−0)×(N−1)、コネクションY1のEOPセル到
着からコネクションY2のEOPセル到着までの区間で
のセル蓄積数S[2]=(X[1]−0)×(N−1)
×(X[2]−X[1])×(N−2)、…となり、セ
ル同時受信が発生しなくなるまで繰り返すとS[i]=
Σi(X[i]−X[i−1])(N−1)(i=1〜
K、K=1〜N−1、X[0]=0)となる。ここでK
=N−1またはK≦N−2のとき、セル同時受信発生区
間の全部または一部のセル蓄積数総和を意味する。たと
えば図8(d)に示すようにN=3、X[1]=80、
X[2]=260のときはS[2]=(80−0)×
(3−1)+(260−80)×(3−2)=160+
180=340セルとなり、上記輻輳制御手順の説明と
一致する。
【0014】なお上記図7に示す発明の実施の形態でバ
ッファ管理部6は呼設定メッセージに含む最大パケット
サイズ情報を記憶しておき、あるコネクションのBOM
セル受信時に当該コネクションの最大パケットサイズ、
セル受信中の他の最大パケットサイズ転送モードコネク
ションの未受信セル数および共通バッファ4の現行セル
蓄積数によるセル同時受信区間終了時点の所望区間での
セル蓄積数S[i]を予測し当該コネクションのセル受
信判定をするとして説明したが、図9のように2本の出
力回線AとBを備え入力回線4によるセルdが出力回線
Bにルーティングされる場合でも当該BOMセル受信時
に、当該コネクションの最大パケットサイズ、当該コネ
クションと同一出力回線へ出力するセル受信中の最大パ
ケットサイズ転送モードコネクションの未受信セル数お
よび共通バッファ4の現行セル蓄積数によるセル同時受
信終了時点の所望区間でのセル蓄積数S[i]を予測し
てもよい。複数の出力回線を備えている場合でも、入力
許容長大パケット構成セルの一部に対し共通バッファ4
のオーバフローによるセル廃棄を防止できる。入力回線
1と3と4によるBOMセルa−1とc−1とd−1の
共通バッファ4格納状態で入力回線2によるBOMセル
b−1の到着時点におけるデータセル廃棄時の輻輳制御
手順は図9のように、バッファ管理部6で図10(a)
に示すセル蓄積カウンタ値が120セル、入力回線4に
よるセルdが出力回線Bにルーティングされる場合で図
10(b)に示す入力回線4によるコネクションdの連
続最大受信セル数が1000セル、図10(c)と
(d)から分かるように出力回線Bに出力するコネクシ
ョンdの未受信セル数が140セルであるとき、上記図
8(d)に示す例と同じようにコネクションbとdのセ
ル受信が重なる区間の長さはセル数換算で140セルと
なり、コネクションdの1パケットを構成するEOPセ
ル受信完了までに共通バッファ4内に蓄積される最大セ
ル数は140セルとなる。この140セルとコネクショ
ンbのBOMセル到着時点での共通バッファ4のセル蓄
積数120セルとの加算値260セルが所定閾値β(=
250セル)より大きいため、入力回線2によるコネク
ションbの1パケットを構成するセル全部を共通バッフ
ァ4に格納しないことを決定し、コネクション管理部7
に当該パケット受信不可通知をする。つぎにコネクショ
ン管理部7で上記図7と同じに動作し、当該コネクショ
ンbのセル全部を廃棄する。
【0015】また上記図9に示す発明の実施の形態でバ
ッファ管理部6は当該BOMセル到着時点セル蓄積数が
所定閾値α(=200セル)未満の場合(共通バッファ
4が輻輳状態にない場合)にセル受信中の他の最大パケ
ットサイズコネクションの所望区間でのセル蓄積数S
[i]を用い予測するとして説明したが、図11のよう
に入/出力回線速度が回線ごとに異なる場合でも、当該
セル蓄積数S[i]に代えて当該セル蓄積総数S′
[i]=Σi{(X[i]×(C/Ci)−X[i−
1])×(C/Ci-1 )×Σj(Cj/C)−(C0/
C)}(i=1〜N−1、j=i〜N)を用い予測して
もよい。入/出力回線速度が回線ごとに異なる場合で
も、セル同時受信区間終了時のより正確な予測セル蓄積
数により、入力許容長大パケット構成セルの一部に対
し、共通バッファ4のオーバフローによるセル廃棄可能
性をより確実に防止できる。入力回線2によるBOMセ
ルb−1の到着時点におけるセル蓄積カウンタ値が所定
閾値α(=200セル)未満の場合、入力回線1と2と
3による最大パケットサイズ転送モードセル到着パター
ン下で当該BOMセル到着から入力回線1と2と3によ
るセル重複受信終了までの区間でのセル蓄積数推定手順
は図11のように、基準回線速度を150Mbit/
S、入力回線1と2と3の入力回線速度を150と15
0と100Mbit/Sおよび出力回線の出力回線速度
を150Mbit/Sとすると、まず区間A′ではコネ
クションaとcのうち小さい方のコネクションaの未受
信セル数に相当し、基準回線速度算出セル数換算で60
セルを蓄積する。従って、コネクションbのBOMセル
到着からコネクションaとbとcのEOPセル到着まで
に共通バッファ4に入力する各セル数は、各出力回線速
度の基準回線速度との比率で60(=60×150/1
50)と60(=60×150/150)と40(=6
0×100/150)セルとなり、各入力セル数合計の
160(=60+60+40)セルを蓄積することにな
る。一方出力回線の出力回線速度も基準回線速度と同じ
であり、出力セル数は60セルとなるから、合計100
(=160−60)セルを共通バッファ4に蓄積する。
また区間B′の長さはコネクションcの基準回線速度算
出セル数換算で210(=180×150/100−6
0)セルとなるから、区間B′ではコネクションbとc
から共通バッファ4に入力する各セル数は、各出力回線
速度の基準回線速度との比率で210(=210×15
0/150)と140(=210×100/150)セ
ルとなり、各入力セル数合計の350(=210+14
0)セルを蓄積することになる。一方出力回線の出力回
線速度も基準回線速度と同じであり、出力セル数は21
0セルとなるから、合計140(=350−210)セ
ルを共通バッファ4に蓄積する。つぎに区間A′とB′
での合計240(=100+140)セル蓄積数と現行
セル蓄積カウンタ値との加算値を所定閾値β(=250
セル)と比較し、コネクションbの1パケットを構成す
る受信セルの受付可否を判定する(この場合は、β未満
のため受付可と判定する)。 最大パケットサイズ転送
モードコネクションで、あるコネクションY0のBOM
セル到着から、当該BOMセル到着時点でのセル受信中
コネクション数N(BOMセル受信コネクション数を含
む)のうちi番目に小さい未受信セル数X[i]をもつ
コネクションYiのEOPセル到着までのセル受信中コ
ネクション数N全体によるセル同時受信区間での共通バ
ッファ4内に蓄積されるセル数(セル蓄積総数)をS′
[i]とし、同一時間内の出力回線による出力セル数、
セル同時受信コネクション数がN−1になること、各コ
ネクションによる入力回線速度をそれぞれ考慮し、上記
セル蓄積数予測手順を一般化すると次のようになる。入
/出力回線速度Ci/C0に対する基準回線速度Cにお
ける各区間でのセル蓄積数S′[i]は、コネクション
Y0のBOMセル到着からコネクションY1のEOPセ
ル到着までの区間でS′[1]=(X[1]×C/C
1)×{Σi(Ci/C)−(C0/C)}(i=1〜
N)、コネクションY1のEOPセル到着からコネクシ
ョンY2のEOPセル到着までの区間でS′[2]=
(X[2]×C/C2−X[1]×C/C1)×{Σi
(Ci/C)−(C0/C)}(i=2〜N)、…、コ
ネクションY(N−2)のEOPセル到着からコネクシ
ョンY(N−1)のEOPセル到着までの区間でS′
[i]={X[N−1]×C/C(N−1)−X[N−
2]×C/C(N−2)}×{Σi(Ci/C0)−
(C0/C)}(i=N−1〜N)となり、セル同時受
信区間でのセル蓄積総数S′[i]=S′[1]+S′
[2]+…+S′[N]=Σi{(x[i]×(C/C
i)−X[i−1]×(C/Ci-1 ))×(ΣjCj/
C−C0/C)}(i=1〜N−1、j=i〜N)とな
る。たとえば図11に示すようにN=3、X[1]=6
0、X[2]=180、C1=C、C2=C×100/
150、C3=C、C0=Cのときは、S′[2]=
(60×C/C−0)×(C/C+(C×100/15
0)/C+C/C−C/C))+(180+C/(C×
100/150)−60×C/C)×((C×100/
150)/C+C/C−C/C)=60×(1+2/3
+1−1)+(180×3/2−60)×(2/3+1
−1)=100+140=240セルとなり、上記セル
蓄積数予測手順の説明と一致する。なお上式で全部では
なく一部のセル同時受信区間でのセル蓄積数をi=1〜
K(K<N−1)として算出してもよく、またK値をセ
ル蓄積カウンタ値に対応して可変としてもよい。また回
線速度に代えてコネクションのピークセルレートをCi
またはC0としてもよい。
【0016】また上記図11に示す発明の実施の形態で
バッファ管理部6は当該BOMセル到着からセル重複受
信終了までの区間でのセル蓄積数を予測するとして説明
したが、図12のように当該コネクションのBOMセル
到着から一定時間経過後の区間でのセル蓄積数を予測し
てもよい。当該コネクションのBOMセル到着から一定
時間経過後の区間での予測セル蓄積数による当該コネク
ションの全パケット受信可否判定をし、上記効果と同じ
に入力許容長大パケット構成セルの一部に対し、共通バ
ッファ4のオーバフローによるセル廃棄を防止できる。
入力回線2によるBOMセルb−1の到着時点における
セル蓄積カウンタ値が所定閾値α(=200セル)未満
の場合、入力回線1と2と3による最大パケットサイズ
転送モードセル到着パターン下で当該BOMセル到着か
ら一定時間経過後までの区間でのセル蓄積数予測手順は
図12のように、コネクションaとcの各未受信セル数
を60と180セル、コネクションbの最大連続受信セ
ル数を800セルとし、コネクションbのBOMセル到
着から一定時間T(たとえば140セル時間とする。な
おセル蓄積カウンタ値、またはセル受信中の最大パケッ
トサイズ転送モードコネクション数に対応し動的に変更
してもよい)経過後まで、コネクションaとbとcから
連続的に(アイドルセルを狭めないで)同じ入/出力回
線速度でセル受信をするとき、まず区間A″ではコネク
ションaとbとcの各入力セル数合計180(=60+
60+60)セルと出力セル数60セルとにより120
(=180−60)セル、区間B″ではコネクションb
とcの各入力セル数合計160(=80+80)セルと
出力セル数80セルとにより80(=160−80)セ
ルをそれぞれ蓄積する。つぎに区間A″とB″での合計
200(=120+80)セル蓄積数と現行セル蓄積カ
ウンタ値との加算値を所定閾値β(=250セル)と比
較し、コネクションbの1パケットを構成する一群の受
信セルすべてを共通バッファ4に格納するかどうかを判
定する。
【0017】また上記図1に示す発明の実施の形態でシ
グナリング処理部8は図13のように、呼設定メッセー
ジ受信時に現行セル蓄積数またはセル受信中最大パケッ
トサイズ転送モードコネクションの最大パケットサイズ
に対応し当該呼設定メッセージに含むAALパラメータ
情報要素に含む順方向最大CPCS−POUサイズフィ
ールドを変更する機能を設けてもよい。高負荷の場合ま
たは最大パケットサイズ転送モードコネクション数が多
い場合でも、入力負荷または他のコネクション最大パケ
ットサイズの考慮による当該最大パケットサイズ制限に
より、入力許容長大パケット構成セルの一部に対し、共
通バッファ4のオーバフローによる部分的なセル廃棄を
防止できる。最大パケットサイズ転送モードコネクショ
ンの呼設定メッセージを入力回線・分離部1経由で受信
するシグナリング処理部8における最大パケットサイズ
変更手順は、まず呼設定メッセージ受信時点でセル蓄積
カウンタ値が一定値より大きく、かつ呼設定メッセージ
中の最大CPCS−POUサイズがある値より大きいと
きに、当該最大パケットサイズを変更して下流ATM交
換ノードと着信端末に当該呼設定メッセージを送信する
ように図13(a)で、バッファ管理部6に対しシグナ
リング情報として読出す現行セル蓄積カウンタ値と所定
閾値Aとの比較をする(以上手順S1とS2)。A以上
の場合、読取った呼設定メッセージのAALパラメータ
情報要素に含まれる順方向最大CPCS−PDUサイズ
が、所定閾値Bより大きいときは当該順方向最大CPC
S−PDUサイズをBに変更し、それ以外のときはその
まま、組立てた呼設定メッセージを出力回線多重・分離
部9に送信する(以上手順S3〜S5)。A未満の場合
もそのまま組立てた呼設定メッセージを出力回線多重・
分離部9に送信する(手順S3とS5)。つぎに呼設定
メッセージ受信時点でセル受信中の最大パケットサイズ
転送モードコネクションの最大CPCS−PDUサイズ
に対応し当該最大パケットサイズを変更して下流ATM
交換ノードと着信端末に当該呼設定メッセージを送信す
るように図13(b)で、バッファ管理部6に対しシグ
ナリング情報として読出すセル受信中の最大パケットサ
イズ転送モードコネクションの最大CPCS−PDUサ
イズ合計値と所定閾値Cとの比較をする(以上手順S1
aとS2a)。C以上の場合、呼設定メッセージのAA
Lパラメータ情報要素に含まれる最大CPCS−PDU
サイズフィールド値をB′に変更し、それ以外のときは
そのまま、組立てた呼設定メッセージを出力回線多重・
分離部9に送信する(以上手順S2aとS4aとS
5)。
【0018】また上記図1に示す発明の実施の形態で発
信端末による呼設定メッセージAALパラメータ情報要
素に含む順方向最大CPS−PDUサイズに代えて、逆
方向最大CPCS−PDUサイズを用い同様の逆方向セ
ル転送制御をしてもよい。ここで順/逆方向とは発信/
着信端末から着信/発信端末への方向をいう。またオン
デマンドコネクション設定による相手選択接続(SV
C:selectivevirtual circui
t)に代えて、バッファ管理部6で予め設定しておくマ
ネージメント手順による相手固定接続(PVC:per
manentvirtual circuit)を用い
てもよい。上記と同じ効果を得る。
【0019】
【発明の効果】上記のようなこの発明のATM交換ノー
ドでは、当該BOMセル受信時点で複数コネクションに
よるセル同時受信終了時のセル蓄積数を予測し当該コネ
クション受信セルの受付可否判定をするように輻輳制御
をする方式を採るので、従来のようにパケットを構成す
るセルの一部だけを格納しないようにする選択的セル廃
棄による輻輳制御方式に比べ、各発明ごとにつぎの効果
がある。 (1)最大パケットサイズを記憶しておき、当該コネク
ションのBOMセル受信時点におけるセル同時受信区間
終了時の予測セル蓄積数による当該コネクションの全パ
ケット受信可否判定をし、入力許容長大パケット構成の
一部に対し、共通バッファのオーバフローによるセル廃
棄を防止できる。また共通バッファの所定使用率閾値未
満時の長大パケット構成セルに対し、それ以外のパケッ
トよりも早く受信可否判定をし、共通バッファのパケッ
ト長依存によるセル廃棄不公平性を解消できる。 (2)複数の出力回線を備えている場合でも、入力を許
容する長大パケット構成セルの一部に対し、共通バッフ
ァのオーバフローによるセル廃棄可能性を防止できる。 (3)入/出力回線速度が回線ごとに異なる場合でも、
セル同時受信区間終了時のより正確な予測セル蓄積数に
より、入力を許容する長大パケット構成セルの一部に対
し、共通バッファのオーバフローによるセル廃棄可能性
をより確実に防止できる。 (4)当該コネクションのBOMセル到着から一定時間
経過後の区間での予測セル蓄積数による当該コネクショ
ンの全パケット受信可否判定をし、入力を許容する長大
パケット構成セルの一部に対し、共通バッファのオーバ
フローによるセル廃棄を防止できる。 (5)高負荷の場合または最大パケットサイズ転送モー
ドコネクション数が多い場合でも、入力負荷または他の
コネクション最大パケットサイズの考慮による当該最大
パケットサイズ制限により、入力許容長大パケットセル
の一部に対し、共通バッファのオーバフローによる部分
的なセル廃棄を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態を示すATM交換ノ
ードの機能ブロック図(データセル非廃棄時)。
【図2】 発信端末による呼設定メッセージAALパラ
メータ情報要素の各フィールド・フォーマットを説明す
る図。
【図3】 図1に示すバッファ管理部で用いるセル蓄積
カウンタと最大パケットサイズ転送モードコネクション
管理テーブルと未受信セル数状態管理テーブルの各フォ
ーマットを説明する図。
【図4】 図1に示すコネクション管理部で用いるコネ
クション管理テーブルのフォーマットを説明する図。
【図5】 図1に示すシグナリング処理部のコネクショ
ン設定/データ転送フェーズの手順を説明するシーケン
ス図。
【図6】 図1に示す各入力回線による入力セルと共通
バッファによる蓄積セルとの関係を説明する図および送
信すべきデータブロックを最大パケットサイズごとに区
切りAAL5でフレーミングしたパケットとセルとの関
係を説明する図。
【図7】 この発明の実施の一形態を示すATM交換ノ
ードの機能ブロック図(データセル廃棄時)。
【図8】 図7に示すバッファ管理部で用いるセル蓄積
カウンタと最大パケットサイズ転送モードコネクション
管理テーブルと未受信セル数状態管理テーブルの各フォ
ーマットを説明する図および図7に示す各入力回線によ
る入力セルと共通バッファによる蓄積セルとの関係を説
明する図。
【図9】 この発明の実施の他の一形態を示す機能ブロ
ック図(データセル廃棄時)。
【図10】 図9に示すバッファ管理部で用いるセル蓄
積カウンタと最大パケットサイズ転送モードコネクショ
ン管理テーブルと未受信セル数状態管理テーブルの各フ
ォーマットを説明する図。
【図11】 図9に示すバッファ管理部の実施の他の一
形態のセル蓄積数予測手順を説明する図。
【図12】 図9に示すバッファ管理部の実施の他の一
形態のセル蓄積数予測手順を説明する図。
【図13】 図1に示すシグナリング処理部の実施の他
の一形態の最大パケットサイズ変更手順を説明するフロ
ー図。
【図14】 従来の技術を示すATM交換ノードの機能
ブロック図(データセル非廃棄時)。
【図15】 従来の技術を示すATM交換ノードの機能
ブロック図(データセル廃棄時)。
【符号の説明】
1 入力回線多重・分離部、2 入力回線バッファ、3
バッファ入力制御部、4 共通バッファ、5 バッフ
ァ出力制御部、6 バッファ管理部、7 コネクション
管理部、8 シグナリング処理部、9 出力回線多重・
分離部、11入力セル、12 出力セル。なお図中、同
一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信端末による最大パケットサイズ転送
    モードコネクションごとの入力セルに対し到着順に格納
    をする共通バッファと、該共通バッファの使用量を示す
    セル蓄積カウンタを設け、当該セル蓄積カウンタによる
    現行セル蓄積数S0と、あるコネクションY0のBOM
    セル(パケット先頭部分セル)到着時点における所望区
    間でのセル同時受信終了時の予測セル蓄積数S[i]と
    を加算した更新セル蓄積数に対し所定閾値αと比較し当
    該コネクションのセル受信可否判定をするバッファ管理
    部と、発信端末によるパケット転送開始に先立ち当該呼
    設定/接続メッセージの入/出力転送処理を施しコネク
    ション設定フェーズ完了後、データ転送フェーズに移行
    させるとともに、当該呼設定メッセージに含まれるシグ
    ナリング情報を前記バッファ管理部に通知するシグナリ
    ング処理部とを備えるATM交換ノードにおいて、前記
    バッファ管理部で監視する前記セル蓄積カウンタによる
    あるコネクションのBOMセル到着時点での現行セル蓄
    積数S0が所定閾値α未満である場合、あるコネクショ
    ンY0のBOMセル到着から、当該BOMセル到着時点
    でのセル受信中コネクション数N(BOMセル受信コネ
    クションY0を含む)のうちi番目に小さい未受信セル
    数X[i]をもつコネクションYiのEOPセル(パケ
    ット最終部分セル)到着までの区間で、最大パケットサ
    イズ転送モードコネクションのBOMセル到着ごとに演
    算を繰返す予測セル蓄積数S[i]=Σi(X[i]−
    X[i−1])(N−i)(i=1〜K、K=1〜N−
    1、X[0]=0)と前記現行セル蓄積数S0とを加算
    した更新セル蓄積数が所定閾値β(β>α)未満または
    以上のとき、当該BOMセルをそれぞれ格納または廃棄
    するとともに、当該コネクションによる引続く受信同一
    パケットを構成する後続セルの受信許可または不可を決
    定し、当該受信許可または不可コネクションの受信セル
    をそれぞれ格納または廃棄するように、また監視する前
    記セル蓄積カウンタによる現行セル蓄積数S0が所定閾
    値α以上になる場合、当該コネクションの受信BOMセ
    ルを廃棄し、または当該BOMセル以外のセルを格納す
    るとともに、当該コネクションによる引続く受信同一パ
    ケットを構成する後続セルの受信不可または許可を決定
    し、当該受信不可または許可コネクションの受信セルを
    それぞれ廃棄または格納するように輻輳制御をすること
    を特徴とするATM交換ノード。
  2. 【請求項2】 当該BOMセル到着時点でのセル受信中
    コネクション数Nに代えて、当該BOMセル到着時点で
    のセル受信中かつ同一出力回線にセル送出をするコネク
    ション数N′を用いることを特徴とする請求項1記載の
    ATM交換ノード。
  3. 【請求項3】 基準回線速度(またはピークセルレー
    ト)をC、当該BOMセル到着時点でのセル受信中コネ
    クション数Nまたはセル受信中かつ同一出力回線にセル
    送出をするコネクション数N′のうちi番目に小さい未
    受信セル数X[i]をもつ最大パケットサイズ転送モー
    ドコネクションYiの入/出力回線速度(またはピーク
    セルレート)をCi/C0とし、予測セル蓄積数S
    [i]に代えて、予測セル蓄積数S′[i]=Σi
    {(X[i]×(C/Ci)−X[i−1])×(C/
    i-1 )×Σj(Cj/C)−(C0/C)}(i=1
    〜N−1、j=i〜N)を用いることを特徴とする請求
    項1または2記載のATM交換ノード。
  4. 【請求項4】 予測セル蓄積数S[i]の演算に適用す
    る所望区間に対し、最大パケットサイズ転送モードコネ
    クションのBOMセル到着時点から一定時間経過後の区
    間を採ることを特徴とする請求項1または2記載のAT
    M交換ノード。
  5. 【請求項5】 シグナリング処理部で呼設定メッセージ
    受信時に現行セル蓄積数またはセル受信中最大パケット
    サイズ転送モードコネクションの最大パケットサイズに
    対応し、当該呼設定メッセージに含まれるシグナリング
    情報を変更することを特徴とする請求項1、2、3また
    は4記載のATM交換ノード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102554749A (zh) * 2012-02-08 2012-07-11 厦门大学 动载式柔性抛光头

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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