JPH11271803A - 液晶装置およびその製造方法並びに電子機器 - Google Patents

液晶装置およびその製造方法並びに電子機器

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JPH11271803A
JPH11271803A JP6914298A JP6914298A JPH11271803A JP H11271803 A JPH11271803 A JP H11271803A JP 6914298 A JP6914298 A JP 6914298A JP 6914298 A JP6914298 A JP 6914298A JP H11271803 A JPH11271803 A JP H11271803A
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peripheral circuit
substrate
crystal device
sealant
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JP6914298A
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Norikazu Komatsu
紀和 小松
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス等の基板に対する画素領域の割合すな
わち有効表示面積の大きな液晶装置を提供し、これによ
って液晶装置を表示装置として使用した電子機器の一層
の小型化を可能にする技術を提供する。 【解決手段】 液晶装置を構成する一方の基板(10)
の上に画素を駆動するための周辺回路(12)が形成さ
れた液晶装置において、画素領域の周囲に配置された周
辺回路および引き出し用の配線パターンの上に、スペー
サ材(13)を含んだシール剤(14)を形成して対向
基板(20)を貼り合わせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置さらには
アクティブマトリックス型の液晶装置のスイッチング素
子(例えば薄膜トランジスタ)が形成された基板と対向
基板との接合技術に関し、特に薄膜トランジスタ(以
下、TFTという)が形成された基板に周辺回路が形成
された液晶装置およびそれを用いた電子機器に利用して
好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアクティブマトリックス型の液晶
装置は、画素をマトリックス状に配置した一方のガラス
基板を対向電極を設けた他方のガラス基板よりも大きく
形成して、その周縁部にドライバICを搭載したものが
一般的であった。
【0003】しかしながら、このような構成の液晶装置
はガラス基板の大きさに比べて画素領域の面積が小さい
ための液晶装置を表示装置として使用した携帯用電子機
器の小型化が困難であった。
【0004】一方、近年、低温プロセスを適用すること
により画素領域の走査線や信号線を駆動するTFTから
なる周辺回路をガラス基板上に一体に形成した液晶装置
が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、周辺回
路をガラス基板上に形成した従来の液晶装置において
は、周辺回路への光の漏れによる誤動作を防止するた
め、対向基板に見切り(表示画面の周縁を隠すためのマ
スク)と呼ばれる遮光部材を設けたり、対向基板を画素
領域とほぼ等しい大きさに形成して画素領域のすぐ外側
にシール剤を形成して液晶を封入し、このシール部の外
側に周辺回路が位置するようなレイアウト設計が行われ
ていた。
【0006】そのため、ドライバICを搭載した液晶装
置に比べるとガラス基板の大きさは小さいものの、周辺
回路を配置した分だけガラス基板に対して画素領域の占
める面積が小さく、電子機器の小型化を達成する上では
まだまだ不充分であった。また、シール部の外側に周辺
回路を配置した液晶装置においては、周辺回路を構成す
る素子の耐食性が劣化するという問題がある。そのた
め、周辺回路を画素領域の配向膜を構成するポリイミド
膜で覆うことで耐食性を向上させた液晶装置も提案され
ている。
【0007】しかし、ポリイミド膜では耐湿性が充分で
なく、より耐湿性の高い液晶装置が望まれていた。
【0008】この発明の目的は、ガラス等の基板に対す
る画素領域の割合すなわち有効表示面積の大きな液晶装
置を提供し、これによって液晶装置を表示装置として使
用した電子機器の一層の小型化を可能にする技術を提供
することにある。
【0009】この発明の他の目的は、耐湿性を向上させ
てガラス等の基板上に形成された周辺回路を保護し、こ
れによって信頼性の高い液晶装置を実現することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、液晶装置を構成する一方の基板の上に画
素を駆動するための周辺回路が形成された液晶装置にお
いて、画素領域の周囲に配置された周辺回路および引き
出し用の配線パターンの上に、シール剤を形成して対向
基板を貼り合わせるようにしたものである。
【0011】上記した手段によれば、周辺回路の内側に
シール部を設ける場合に比べて基板に対する画素領域の
割合すなわち有効表示面積の大きな液晶装置を得ること
ができ、これによって液晶装置を表示装置として使用し
た電子機器の一層の小型化を図ることができる。
【0012】請求項2の発明は、上記シール剤を、上記
周辺回路の少なくとも外縁部を覆うように形成したもの
である。これによって、周辺回路の内縁部の上方がシー
ル剤に覆われていなくともパネルの外側から水分等が侵
入するのを防止して耐湿性を向上させ、ガラス等の基板
上に形成された周辺回路を保護し、これによって信頼性
の高い液晶装置を実現することができる。
【0013】請求項3の発明は、上記シール剤を周辺回
路の幅よりも少なくとも0.2mm以上広い幅に設定し
て周辺回路の上を覆うようにする。シール剤を周辺回路
の幅よりも少なくとも0.2mm以上広い幅に設定する
ことで、周辺回路の上をシール剤で完全に被覆すること
ができ、パネルの面積を最小にしかつ周辺回路を水分等
から保護することができる。
【0014】請求項4の発明は、上記周辺回路の外縁部
と内縁部に沿って2重にシール剤を形成するようにした
ものである。耐湿性の向上の観点からはシール剤の好ま
しい幅は0.8mm以上であるが、シール剤を形成する
装置の構造上の制約からあまり広い幅のシール剤を形成
することは困難であるので、周辺回路の幅がシール剤の
最大幅よりも広い場合には周辺回路の外縁部と内縁部に
沿って2重にシール剤を形成するようにする。これによ
って、周辺回路部の上方に液晶が入り込んで寄生容量が
増大するのを回避することができると同時に周辺回路を
スイッチング分等から保護することができる。
【0015】請求項5の発明は、上記画素領域の周囲の
所望の部位にのみ周辺回路もしくは配線パターンを配置
して周辺回路および配線パターンの存在しない部位には
回路の機能に関係しない素子や配線からなるダミー回路
を配置し、上記周辺回路および上記ダミー回路の上に、
シール剤を形成して上記対向基板を貼り合わせるように
したものである。画素領域の周囲全体に周辺回路もしく
は配線パターンを配置することが困難または回路の特性
上好ましくない場合には、画素領域の周囲の所望の部位
にのみ周辺回路もしくは配線パターンを配置して周辺回
路および配線パターンの存在しない部位には回路の機能
に関係しない素子や配線からなるダミー回路を配置する
ことによって、周辺回路のある部分とない部分とで基板
表面に段差が生じてシール剤による密着性が低下するの
を回避することができる。また、同時に基板表面段差に
よるパネルギャップムラを防ぐことができる。
【0016】なお、シール材にはスペーサ剤が混合され
ることにより、一対の基板間のギャップ間隔を均一に制
御することが可能となる。
【0017】請求項7の発明は、上記画素領域の周囲の
所望の部位にのみ周辺回路もしくは配線パターンを配置
して、上記周辺回路および配線パターンの存在しない部
位には、周辺回路または配線パターンが存在する部位に
形成されるシール剤中に含まれるスペーサ材の径よりも
大きな径のスペーサ材を含んだシール剤を形成して対向
基板を貼り合わせてるようにしたものである。このよう
にすることによっても、周辺回路のある部分とない部分
とで基板表面に段差が生じてシール剤による密着性が低
下するのを回避することができる。また、同時に基板表
面段差によるパネルギャップムラを防ぐことができる。
【0018】請求項8の発明は、一対の基板間に液晶を
挟持してなる液晶装置の製造方法において、一方の基板
に画素電極、該画素電極に接続してなるスイッチング素
子、該画素電極及びスイッチング素子が形成されてなる
画素領域の周囲に配置されてなる周辺回路を形成する工
程と、一方の基板と他方の基板とをシール剤により張り
合わせる工程とを少なくとも有し、前記シール材が前記
周辺回路を覆うように形成することを特徴とする。
【0019】周辺回路部分をシール材で覆うようにする
ことにより、液晶装置(又は液晶パネル)の外側からの
水分による影響を防止することができる。また、有効表
示領域を広くすることができる。
【0020】請求項9の発明は、複数枚の液晶装置用の
基板を1枚の母基板上に形成し重ね合わせた後からこれ
を各パネル用に切断する場合に、母基板の周縁部および
各パネル部分のすき間にシール剤を形成して形成したダ
ミーシールパターンを設けておくようにしたものであ
る。これによって、切断後に生じる破材がばらばらにな
るのを防止できるとともに、基板が圧着時の圧力によっ
てたわんで対向基板とのすき間が不均一になり、パネル
周辺のギャップが不均一になってしまうという不具合を
回避することができる。
【0021】請求項10の発明は、液晶装置を電子機器
の表示装置としたものである。液晶装置は基板に対する
画素領域の割合すなわち有効表示面積を大きくすること
ができるので、この液晶装置を表示装置として使用した
電子機器であって、特に小型の電子機器にはより広い画
面を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】〔実施携帯1〕以下、本発明の好
適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0023】図1〜図3は、本発明を適用した液晶装置
の第1の実施例を示す。このうち、図1は画素電極およ
びTFT(薄膜トランジスタ)が形成されたアクティブ
マトリックス型基板と対向基板とを貼りあわせたときの
平面レイアウト図および側面図、図2は図1における液
晶装置端部(シール部)の部分平面拡大図、図3はIII
−III線に沿ったシール部の拡大断面図を示す。
【0024】この実施例では、アクティブマトリックス
型の基板としてのガラス基板10を用い、基板の中央に
画素電極および各画素電極に電圧を印加するTFTがマ
トリックス状に配設されてなる画素領域11が設けられ
ている。画素領域11の周囲には、画素領域11内の信
号線に画像データを供給する信号線駆動回路や上記信号
線上の電圧を画素電極に印加するスイッチング素子とし
てのTFTのゲートが接続された走査線を順番に選択す
る走査線駆動回路等からなる周辺回路および引き出し配
線パターンが形成された周辺回路部12が配置されてい
る。
【0025】そして、上記周辺回路部12の上に円柱状
もしくは球状のスペーサ材13を含んだ紫外線硬化性を
有するエポキシ樹脂等からなるシール剤14が形成さ
れ、その上に対向電極を有する対向基板20が、図1
(b)のように貼り合わされることによって、液晶を封
入可能な所定の間隔を有する液晶装置として構成され
る。
【0026】図7に従来型の液晶装置の構成を示す。図
7に示されているように基板10の中央部には画素領域
が形成されてなり、その周辺にはシール材を挟んで周辺
回路(60、105)が形成されている。
【0027】本発明では、周辺回路に対しシール材36
がオーバーラップするかたちで形成されるものであり、
断面図からもわかるようにシール材の位置が周辺回路上
に配置されるように一対の基板を貼り合わせれば、その
分画素領域が広がることになる。しかも、液晶装置周辺
から基板内に進入する水分なども防止することができる
という効果を有する。
【0028】なお、本実施例ではスペーサ材が含まれた
構成となっているが、スペーサ材を含まないシール材に
よっても一対の基板を貼り合わせることは可能である。
【0029】上記シール剤14は、図2に示されている
ように液晶装置の周縁部に形成された周辺回路のほぼ全
体にわたって形成されるものの、その一部は液晶注入口
14aとするために開口されている。また、シール剤1
4の角部は、シール剤の密着性を良くするため鈍角もし
くは丸みを有する形状とされている。
【0030】なお、シール材は、上記周辺回路部12の
上方の少なくともその外側に沿って形成されていれば良
いが、この実施例では、上記シール剤14のパターンの
幅は周辺回路部12の幅よりも少なくとも0.2mm以
上広い幅に設定され、図2および図3のように周辺回路
部12の上を完全に覆うように形成される。
【0031】周辺回路部12の一部(外側)にシール剤
14が形成された場合には周辺回路部の上に液晶が入り
込むため寄生容量が増大するおそれがあるが、上記のよ
うにシール剤14で周辺回路部12の上方を完全に覆う
ことで周辺回路に対する寄生容量を減らすことができる
とともに、シール剤を不透明な材料で構成することで対
向基板に設ける見切りを省略することが可能となる。
【0032】なお、図3において、15はTFT側基板
10および対向基板20の表面に形成されたポリイミド
などからなる配向膜である。
【0033】〔実施形態2〕本実施形態では、周辺駆動
回路の幅が広い場合についての構成について説明する。
【0034】上記シール剤14の好ましい幅は耐湿性と
の関係から0.8mm以上である。しかし、シール剤を
形成する装置の構造上の制約からあまり広い幅のシール
剤を形成することは困難であるので、周辺回路部12の
幅がシール剤の最大幅よりも広い場合には、図4に示す
ように、周辺回路部12の外縁部と内縁部に沿って2重
にシール剤を形成するよう設定した。これによって、液
晶層側に形成したシール材により周辺回路部の上方に液
晶が入り込んで寄生容量が増大するのを回避することが
できる。また、外側に形成したシール材により外部から
の水分の進入を防止することができる。更には、シール
材の量も制御できるという効果も有する。
【0035】なお、図4において、周辺回路部12の外
縁部と内縁部に沿って形成されたシール剤のパターンP
1とP2の端部の一方同士のみが接続され他方が離れて
いるのは、シール剤14に紫外線が照射されて硬化する
際に発生するガスの逃げ道を作ってシールの破損、及び
周辺回路の破損、悪影響を回避するためである。さら
に、この2本のシール剤パターンの離れている端部間
は、シール剤を硬化させた後、アクリル樹脂16等でモ
ールドして封止するのが望ましい。モールドによって封
止することにより、周辺回路部に進入する水分を防止す
ることができ、耐湿性を向上させることができる。
【0036】〔実施形態3〕本実施形態では、ダミーパ
ターンを配置した構成について説明する。
【0037】図1のように画素領域11の周囲全体に周
辺回路もしくは配線パターンを配置することが困難また
は回路の特性上好ましくない場合がある。その場合に
は、画素領域11の所望の部位(例えば3辺もしくは2
辺)に周辺回路もしくは配線パターンを配置して周辺回
路および配線パターンの存在しない部位には回路の機能
に関係しない素子や配線からなるダミー回路を配置す
る。
【0038】あるいは、周辺回路および配線パターンの
存在しない部位には、周辺回路または配線パターンが存
在する部位に形成されるシール剤中に含まれるスペーサ
材の径よりも大きな径のスペーサ材を含んだシール剤を
形成して対向基板20を貼り合わせるようにすると良
い。これによって、周辺回路のある部分とない部分とで
基板表面に段差が生じてシール剤による密着性が低下す
るのを回避することができる。また、同時にパネルギャ
ップの不均一を防止することができる。
【0039】従って、周辺回路および配線パターンの存
在しない部位に形成されるシール剤中に含まれるスペー
サ材の径は、周辺回路または配線パターンが存在する部
位に形成されるシール剤中に含まれるスペーサ材の径よ
りも周辺回路部14の高さ分だけ大きな値に設定され
る。
【0040】ただし、この場合、シール剤の形成パター
ンは、スペーサ材の径が異なる部分同士では分離してお
く必要がある。
【0041】図5は、本発明の第3の実施形態を示す液
晶装置の端部(シール部)の拡大断面図である。
【0042】図3に示す第1の実施形態においてはTF
T側基板10と対向基板20の表面にそれぞれ形成され
た配向膜15の端部をシール剤14の端面と接するよう
に構成しているのに対し、図5の実施例は、TFT側基
板10と対向基板20の表面にそれぞれ形成される配向
膜15の端部を周辺回路部12の内縁部を覆うように延
設させたものである。このように構成することによっ
て、ポリイミド等からなる配向膜15とシール剤14と
で覆われた周辺回路部12の内縁部の耐食性がさらに向
上する。しかも、配向膜15の端部がシール剤14で覆
われているため、配向膜15の端部から水分等が侵入す
るおそれもない。
【0043】また、配向膜15の端部をシール剤14の
端面と接するように構成した第1の実施形態では両者の
位置合わせが比較的困難で位置ずれを起こした場合には
液晶の配向に乱れが生じ表示部の周縁で画質が低下する
おそれがあるが、図5の実施例を適用するとTFT側基
板10と対向基板20の位置合わせ精度が低くてもよい
ため組立が容易であるとともに、位置ずれを起こしても
配向膜15の端部がシール剤14内にあるため液晶の配
向が乱れることもないという利点がある。
【0044】〔実施形態4〕図6は複数枚の液晶装置
(又は液晶パネル)用の基板を1枚の母基板上に形成し
て、後からこれを各パネル用に切断する場合の好適な実
施形態を示す。
【0045】この実施形態は、母基板100の周縁部お
よび各パネル部分のすき間にシール剤を形成して形成し
たダミーシールパターンDP1,DP2をそれぞれ設け
ておくようにしたものである。これによって、母基板1
00から各パネル用基板10を切り出した後に生じる破
材がばらばらになるのを防止できるとともに、基板が圧
着時の圧力によってたわんで対向基板とのすき間が不均
一になり、パネル周辺のギャップが不均一になってしま
うという不具合を回避することができる。
【0046】〔応用例〕上述の実施形態で説明した液晶
装置を用いて構成される電子機器として、図8に示す液
晶プロジェクタ、図9に示すマルチメディア対応のパー
ソナルコンピュータ(PC)及びエンジニアリング・ワ
ークステーション(EWS)、又はページャ、あるいは
携帯電話、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファイン
ダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手
帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS
端末、タッチパネルを備えた装置などを挙げることがで
きる。
【0047】図8は、投写型表示装置の要部を示す概略
構成図である。図中、810は光源、813,814は
ダイクロイックミラー、815,816,817は反射
ミラー、818,819,820はリレーレンズ、82
2,823,824は液晶ライトバルブ、825はクロ
スダイクロイックプリズム、826は投写レンズを示
す。光源810はメタルハライド等のランプ811とラ
ンプの光を反射するリフレクタ812とからなる。青色
光・緑色光反射のダイクロイックミラー813は、光源
810からの白色光束のうちの赤色光を透過させるとと
もに、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色光は
反射ミラー817で反射されて、赤色光用液晶ライトバ
ルブ822に入射される。一方、ダイクロイックミラー
813で反射された色光のうち緑色光は緑色光反射のダ
イクロイックミラー814によって反射され、緑色光用
液晶ライトバルブ823に入射される。一方、青色光は
第2のダイクロイックミラー814も透過する。青色光
に対しては、長い光路による光損失を防ぐため、入射レ
ンズ818、リレーレンズ819、出射レンズ820を
含むリレーレンズ系からなる導光手段821が設けら
れ、これを介して青色光が青色光用液晶ライトバルブ8
24に入射される。各ライトバルブにより変調された3
つの色光はクロスダイクロイックプリズム825に入射
する。このプリズムは4つの直角プリズムが貼り合わさ
れ、その内面に赤光を反射する誘電体多層膜と青光を反
射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これ
らの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カ
ラー画像を表す光が形成される。合成された光は、投写
光学系である投写レンズ826によってスクリーン82
7上に投写され、画像が拡大されて表示される。
【0048】図9に示すパーソナルコンピュータ120
0は、キーボード1202を備えた本体部1204と、
液晶表示画面1206とを有する。本発明の液晶装置を
この電子機器としてのパーソナルコンピュータの表示画
面として配置することもできる。
【0049】更には、携帯型の電子機器として、時計、
携帯電話にも本発明の液晶装置を適用することが可能で
あり、低消費電力の電子機器を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、液晶
装置を構成する一方の基板の上に画素を駆動するための
周辺回路が形成された液晶装置において、画素領域の周
囲に配置された周辺回路および引き出し用の配線パター
ンの上に、スペーサ材を含んだシール剤を形成して対向
基板を貼り合わせるようにしたので、周辺回路の内側に
シール部を設ける場合に比べて基板に対する画素領域の
割合すなわち有効表示面積の大きな液晶装置を得ること
ができ、これによって液晶装置を表示装置として使用し
た電子機器の一層の小型化が可能になるという効果があ
る。
【0051】また、周辺回路の上方がシール剤で被覆さ
れるため耐湿性が向上され、基板に形成された周辺回路
を水分等から保護することができ、これによって信頼性
の高い液晶装置を実現することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した液晶装置の第1の実施例を
示すTFT側基板の平面レイアウト図。
【図2】 本発明を適用した液晶装置の端部(シール
部)の部分平面拡大図。
【図3】 本発明を適用した液晶装置のシール部の拡大
断面図。
【図4】 本発明を適用した液晶装置の第2の実施例を
示すTFT側基板の平面レイアウト図。
【図5】 本発明を適用した液晶装置の第2の実施例の
シール部の拡大断面図。
【図6】 複数枚の液晶装置用の基板を1枚の母基板上
に形成して、後からこれを各パネル用に切断する場合の
好適な実施例を示す平面レイアウト図。
【図7】 従来の液晶装置の構成を示した図。
【図8】 本発明の電子機器の構成を示した図である。
【図9】 本発明の別の電子機器の構成を示した図であ
る。
【符号の説明】
10 TFT側基板 11 画素領域 12 周辺回路部 14 シール剤 14a 液晶注入口 14,15 配向膜 20 対向基板 100 母基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素電極がマトリックス状に形成される
    とともに各画素電極に対応して各々スイッチング素子が
    形成された画素領域を有する第1の基板と、対向電極を
    有する第2の基板とが相対向して配置されるとともに、
    上記第1の基板と上記第2の基板との間隙内に液晶が封
    入され、上記第1の基板の上に画素電極を選択して所望
    の電圧を印加するための周辺回路が形成された液晶装置
    において、 上記画素領域の周囲に配置された上記周辺回路もしくは
    引き出し用の配線パターンの上にシール剤を形成して上
    記第1基板と第2基板とを貼り合わせてなることを特徴
    とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 上記シール剤は、上記周辺回路の少なく
    とも外縁部を覆うように形成されてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 上記シール剤は、上記周辺回路の上方を
    少なくとも0.2mm以上覆うように形成されてなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 上記周辺回路の外縁部と内縁部に沿って
    2重にシール剤を形成するようにしたことを特徴とする
    請求項1、2または3に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 上記画素領域の周囲の所望の部位に周辺
    回路もしくは配線パターンを配置して周辺回路および配
    線パターンの存在しない部位には回路の機能に関係しな
    い素子や配線からなるダミー回路を配置し、上記周辺回
    路および上記ダミー回路の上に、スペーサ材を含んだシ
    ール剤を形成して上記第1基板と第2基板とを貼り合わ
    せてなることを特徴とする請求項1、2、3または4に
    記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 前記シール材にはスペーサが混合されて
    なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
    の液晶装置。
  7. 【請求項7】 上記画素領域の周囲の所望の部位にのみ
    周辺回路もしくは配線パターンを配置して、上記周辺回
    路および配線パターンの存在しない部位には、周辺回路
    または配線パターンが存在する部位に形成されるシール
    剤中に含まれるスペーサ材の径よりも大きな径のスペー
    サ材を含んだシール剤を形成して対向基板を貼り合わせ
    てなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の液晶装置。
  8. 【請求項8】 一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶
    装置の製造方法において、一方の基板に画素電極、該画
    素電極に接続してなるスイッチング素子、該画素電極及
    びスイッチング素子が形成されてなる画素領域の周囲に
    配置されてなる周辺回路を形成する工程と、一方の基板
    と他方の基板とをシール剤により張り合わせる工程とを
    少なくとも有し、前記シール材が前記周辺回路を覆うよ
    うに形成することを特徴とする液晶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 複数の液晶装置の基板を共通の母基板上
    に形成し重ね合わせてからこれを各パネルごとに切断す
    る液晶装置の製造方法において、上記母基板の周縁部お
    よび各パネル部分の間にシール剤を形成して形成したダ
    ミーシールパターンを設けておくようにしたことを特徴
    とする液晶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9に記載の液晶装置を表示
    装置として備えてなることを特徴とする電子機器。
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