JPH11264880A - カレンダー表示装置および計時装置 - Google Patents

カレンダー表示装置および計時装置

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JPH11264880A
JPH11264880A JP10067448A JP6744898A JPH11264880A JP H11264880 A JPH11264880 A JP H11264880A JP 10067448 A JP10067448 A JP 10067448A JP 6744898 A JP6744898 A JP 6744898A JP H11264880 A JPH11264880 A JP H11264880A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな数字で日付を表示しても日飛びの発生
しない時計用のカレンダー表示装置および計時装置を提
供すること。 【解決手段】 カレンダー表示装置10では、十位表示
板20に配置した5文字分の「空白」および11個の数
字と、一位表示板30に配置した数字とによって日付を
表示するので、表示板には大きな数字を配置できる。し
かも、十位表示板20および十位従動板25には16枚
の歯を形成するので、歯の形成間隔を異常にあける必要
がない。従って、十位表示板20および十位従動板25
の歯の間から十位送り用中間車46の歯が抜けることが
ないので、日飛びが発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計、懐中時
計、置き時計などに内蔵されるカレンダー表示装置およ
び計時装置に関するものである。さらに詳しくは、数字
を付した表示板を回転させて日付の表示を機構的に行う
カレンダー機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】腕時計などに用いる31日繰り返しカレ
ンダー表示装置としては、表示板の円周上に「1」から
「31」までの数字を等間隔に配置し、それを1日に3
60°の31分の1ずつ間欠回転させて、時計の表示窓
から日付を表示するように構成されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このカ
レンダー表示装置のように、表示板の外周に31個もの
数字を配置すると、表示板の大きさに比して数字が小さ
くなるので、日付が見にくいという欠点がある。
【0004】そこで、日付の十の桁と一の桁とを別個の
表示板を用いて表示する方法が考えられる。この場合に
は、2枚の表示板のうち、一方の表示板については十位
表示板として、「空白」、数字「1」、数字「2」、数
字「3」を等間隔で配置しておく一方、他方の表示板に
ついては一位表示板として、数字「1」「2」「3」・
・・「9」「0」をこの順に配置しておけばよい。従っ
て、十位表示板には1文字分の「空白」と3つの数字
「1」「2」「3」を配置すればよいので、大きな数字
を配置できる。それ故、見やすい日付表示を行うことが
できる。このようなカレンダー表示装置では、日付の各
桁の表示を十位表示板と一位表示板とがそれぞれ担うの
で、31日で1回転する十位送り車および一位送り車の
それぞれに所定の位相の歯を形成しておき、十位送り車
および一位送り車が、十位表示板および一位表示車とそ
れぞれ一体に構成された十位従動車および一位従動車を
直接、あるいは中間車を介して駆動することによって、
十位表示板および一位表示板を所定のタイミングで送り
駆動する。
【0005】しかしながら、このように構成したカレン
ダー表示装置において、十位表示板は、「1日」から
「9日」までの9日間は「空白」を表示し続け、「10
日」から「19日」までの10日間は数字「1」を表示
し続けることになる。すなわち、十位送り車と十位従動
車、あるいは十位送り車と十位送り用中間車とは、約1
0日に一度の割合で噛合するだけなので、十位送り車や
十位従動車などでは歯の形成間隔が異常にあくことにな
る。その結果、十位送り車に噛合する十位従動車あるい
は十位送り用中間車の歯が十位送り車の歯の間から抜け
出やすい構造になってしまい、十位従動車あるいは十位
送り用中間車は、落下等の外的衝撃により回転しやすく
なる。しかも、十位送り車や十位従動車において歯の形
成間隔が異常にあいていると、送り動作の停止中、十位
送り車や十位従動車の位置ずれをジャンパーによって防
止するのが困難である。それ故、表示板に配置する数字
を少なくすると、日飛びと称せられる日付のずれが発生
しやすくなり、十位従動車と十位送り車と間で位相がず
れ、正しい日付表示ができなくなるという問題点があ
る。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
大きな数字で日付を表示しても日飛びの発生しないカレ
ンダー表示装置およびこの表示装置を用いた計時装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、文字板に形成された表示窓から日付を
表示するためのカレンダー表示装置において、十位送り
車および一位送り車が一体に形成され、31日で1回転
する日送り車と、前記十位送り車によって間欠駆動され
る十位従動車と、該十位従動車と一体に形成され、前記
表示窓から日付の十の桁を表示するための十位表示板
と、前記十位従動車と同心状に配置され、前記一位送り
車によって間欠駆動される一位従動車と、前記十位表示
板の下面側に同心状に重なるように前記一位従動車と一
体に形成され、前記十位表示板よりも外周側位置で前記
表示窓から日付の一の桁を表示するための一位表示板と
を有し、前記一位表示板の外周領域には、数字「1」
「2」「3」・・・「9」「0」がこの順に少なくとも
1周期分、等角度間隔に配置され、前記十位表示板の外
周領域には、複数文字分の「空白」、複数の数字
「1」、複数の数字「2」、1つの数字「3」がこの順
に等角度間隔に配置され、前記一位送り車から前記一位
送り用従動車に対しては、「31日」から「1日」にか
けて送り動作が1日分停止するのを除いて1日で1ステ
ップ分の送り動作が行われ、前記十位送り車から前記十
位送り用従動車に対しては、複数日で1ステップ分の送
り動作が行われるのを基本条件とする送り動作が行われ
るように構成されていることを特徴とする。
【0008】本発明において、「複数日で1ステップ分
の送り動作が行われるのを基本条件とする送り動作」と
は、たとえば、「10日」から「19日」の十位「1」
を表示するのに数字「1」を4つ用いる場合には、3日
に1ステップ分の送り動作と2日に1ステップ分の送り
動作をそれぞれ2回ずつ繰り返す構成の他、3日に1ス
テップ分の送り動作を3回繰り返し、1日に1ステップ
分の送り動作を1回行う構成をも含む意味である。
【0009】本発明において、前記十位表示板の外周領
域には、たとえば、5文字分の「空白」、5つの数字
「1」、5つの数字「2」、1つの数字「3」がこの順
に等角度間隔に配置され、前記十位送り車から前記十位
送り用従動車に対しては、「1日」から「9日」までの
いずれか1日については1日で1ステップ分の送り動作
が行われるのを除いて2日で1ステップ分の送り動作が
行われることを特徴とする。
【0010】本発明では、日送り車が31日で1回転す
ると、それに構成されている十位送り車および一位送り
車も31日に1回転する。十位送り車および一位送り車
のうち、十位送り車は直接、あるいは十位送り用中間車
を介して十位従動車を間欠駆動し、一位送り車は直接、
あるいは一位送り用中間車を介して一位従動車を間欠駆
動する。ここで、十位従動車と一体に形成されている十
位表示板の外周領域には、5文字分の「空白」、5つの
数字「1」、5つの数字「2」、1つの数字「3」がこ
の順に等角度間隔に配置され、十位送り車には、十位送
り用従動車において「1日」から「9日」までのいずれ
か1日分については1日で1ステップ分の送り動作が行
われるのを除いて2日で1ステップ分の送り動作が行わ
れるような位相の歯が形成されている。従って、十位表
示板は、「1日」から「9日」までの9日間は「空白」
を表示し、「10日」から「19日」までの10日間は
数字「1」を表示し、「20日」から「29日」までの
10日間は数字「2」を表示し、「30日」から「31
日」までの2日間は数字「3」を表示する。一方、一位
従動車と一体に形成されている一位表示板の外周領域に
は、数字「1」「2」「3」・・・「9」「0」がこの
順に少なくとも1周期分、等角度間隔に配置され、一位
送り車には、一位送り用従動車において「31日」から
「1日」にかけて送り動作が1日分停止するのを除いて
1日で1ステップ分の送り動作が行われるような位相の
歯が形成されている。従って、十位表示板は、「1日」
から「31日」までは毎日、一桁の数字を切り換えてい
き、「31日」から翌月の「1日」にかけては同一の数
字「1」を表示し続ける。
【0011】このように、本発明では、十位表示板に配
置した数字と、一位表示板に配置した数字とによって日
付を表示するので、十位表示板には、5文字分の「空
白」と11個の数字とを配置すればよい。すなわち、十
位表示板の外周領域に16文字分を配置すればよいの
で、31個の数字を配置した場合に比較して大きな数字
を配置できる。しかも、十位表示板は、基本的には、複
数日で1ステップ分の送り駆動、たとえば、2日に1ス
テップ分の送り駆動が行われるので、十位送り車および
十位従動車には16個の歯を形成することになる。それ
故、十位送り車および十位従動車に形成される歯の形成
間隔を異常にあける必要がないので、十位送り車に噛み
合う十位従動車あるいは十位送り用中間車の歯が十位送
り車の歯の間から抜け出ない構造とすることができ、十
位従動車あるいは十位送り用中間車が勝手に回転するの
を防止できる。また、十位送り車や十位送り用従動車に
形成される歯の形成間隔が異常にあいていないのであれ
ば、十位送り車や十位送り用従動車の位置ずれをジャン
パーによって防止することも容易である。それ故、表示
板に配置する数字を少なくして大きな数字での日付の表
示を可能にしても、日飛びが発生しない。
【0012】本発明において、前記一位表示板の外周領
域には、数字「1」「2」「3」・・・「9」「0」が
この順に二周期分、等角度間隔で配置されていることが
好ましい。すなわち、一位表示板の外周領域に20個の
数字「1」「2」「3」・・・「9」「0」を配置すれ
ば済むので、大きな数字を配置できる。また、一位送り
車や一位従動車に形成する歯数も20枚と適正な数であ
るため、十位送り車や十位送り用従動車に形成される歯
の形成間隔が異常にあくことがない。それ故、大きな数
字で日付を表示しても、日飛びが発生しない。
【0013】本発明において、前記一位送り車と前記一
位送り用従動車とが直接、噛合して、前記一位送り車か
ら前記一位送り用従動車への駆動が直接行われる場合が
ある。また、前記十位送り車と前記十位送り用従動車と
が直接、噛合して、前記十位送り車から前記十位送り用
従動車への駆動が直接行われる場合がある。
【0014】これに対して、本発明では、前記一位送り
車と前記一位送り用従動車との間において前記一位送り
車および前記一位送り用従動車の双方に噛合して前記一
位送り車の回転を前記一位送り用従動車に伝達する一位
送り用中間車、および前記十位送り車と前記十位送り用
従動車との間において前記十位送り車および前記十位送
り用従動車の双方に噛合して前記十位送り車の回転を前
記十位送り用従動車に伝達する十位送り用中間車を配置
してもよい。
【0015】本発明において、前記一位送り用中間車の
歯および前記十位送り用中間車の歯は、送り動作の停止
中、外乱が加わって回転しても、それぞれ前記一位送り
車の歯の間および前記十位送り車の歯の間に位置するよ
うに構成されていることが好ましい。このように構成す
ると、一位従動車(一位表示板)および十位従動車(十
位表示板)と、日送り車(一位送り車および十位送り
車)とが別々に回転することがない。従って、一位従動
車(一位表示板)および十位従動車(十位表示板)と、
日送り車(一位送り車および十位送り車)との位置関係
を常に所定の状態に保持できるので、万が一、外乱で日
飛びが発生したとしても、日送り車を回すため、日送り
車と一位または十位従動車の間で位相は正確に保たれ
る。それ故、日付の十位および一位を一括して修正する
ことができ、修正を行った以降は正常な日付を表示して
いく。
【0016】本発明において、前記一位表示板と前記十
位表示板とは、計時装置本体内の中央において重ねて配
置されていることが好ましい。このように構成すると、
前記一位表示板および前記十位表示板については、外径
寸法を最大に設計できるので、その分、前記一位表示板
および前記十位表示板に大きな数字を配置することがで
きる。また、前記一位表示板および前記十位表示板と一
体に形成される一位従動車および十位従動車も、計時装
置本体内の中央で前記一位表示板および前記十位表示板
と同心状に配置されることになるので、一位従動車およ
び十位従動車を手動で動かして日付の修正を行うための
竜頭を計時装置本体の周りのいずれの位置に配置しても
よく、設計の自由度が高まる。
【0017】本発明において、前記十位表示板は、前記
一位表示板の内周領域に形成された凹部内に配置され、
前記一位表示板において数字が配置されている外周領域
は、前記十位表示板において数字が配置されている外周
領域の外側において当該十位表示板の外周領域と同じ高
さ位置にあることが好ましい。このように構成すると、
前記十位表示板に配置されている数字と、前記一位表示
板に配置されている数字とが同じ高さ位置で並ぶので、
日付を見やすく表示することができる。また、十位表示
板において数字が配置されている外周領域と一位表示板
において数字が配置されている外周領域とが重ならない
ので、一位表示板に窓を形成する必要がない。それ故、
一位表示板の加工が容易なので、一位表示板を安価に製
造できる。
【0018】本発明において、前記日送り車は、時刻表
示用輪列から伝達される回転駆動力によって31日で1
回転するように構成されていることが好ましい。このよ
うに構成すると、カレンダー表示装置に別の駆動源を設
ける必要がない。
【0019】このようなカレンダー表示装置は、たとえ
ば、腕時計、懐中時計、置き時計などの計時装置に用い
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
【0021】本発明を適用したカレンダー表示装置は、
腕時計、懐中時計、置き時計など各種の時計(計時装
置)に内蔵させることができるが、指針式の腕時計を例
に説明する。
【0022】図1は、本発明を適用したカレンダー表示
装置を内蔵の指針式電子時計の概略構成図である。図2
は、このカレンダー表示装置に用いた2枚の表示板の説
明図である。なお、本形態の指針式電子時計において、
時刻表示を行うための指針、およびそれらを運針するた
めの時刻表示用輪列などについては従来からある時計と
同様であるため、それらの図示および詳細な説明を省略
する。
【0023】[時計としての基本構成]図1において、
本形態の指針式電子時計1は、従来からある指針表示式
のアナログ水晶腕時計と同様、水晶振動子から送出され
た信号に基づいてステップモータが駆動され、そのモー
タ用ロータの回転は、五番車、四番車、三番車、二番
車、日の裏車、筒車からなる時計用輪列によって、各指
針に所定の減速比をもって伝達される。このような時刻
表示用の輪列は、ベースとなるべき地板2上に搭載され
ている。ステップモータを駆動するための電源はボタン
電池などである。また、時計本体内に小型発電機を構成
することによって、利用者の腕の動きによって発電を行
い、それを二次電池に蓄えて電源とすることもある。
【0024】[カレンダー表示装置の構成]従来からあ
る時計と同様、地板2の上面側には時計の文字板が配置
される。この文字板の3時の方向には、図1に点線Lで
示すように、表示窓11が形成され、この表示窓11か
らは、以下に説明するカレンダー表示装置10を用いて
の日付表示が機構的に行われる。
【0025】本形態のカレンダー表示装置10は、図2
に示すように、日付の十の桁を表示するための十位表示
板20と、日付の一の桁を表示するための一位表示板3
0とからなる2枚の円板を用いて日付の表示が行われ
る。これら2枚の表示板での数字の切り換えはいずれ
も、図3および図4に示す日送り車40によって駆動さ
れる。
【0026】図3は、このカレンダー表示装置を構成す
る各歯車の配置を示す説明図である。図4は、このカレ
ンダー表示装置を構成する各歯車のうち、十位表示板2
0を送り駆動する輪列の構成を示す展開図である。
【0027】図3および図4において、日送り車40
は、時計用輪列の筒車51から駆動力が伝達される日回
し歯車15によって駆動され、この日回し歯車15は1
日で1回転する。日回し歯車15の外周には1本の歯1
51が形成され、日送り車40には31枚の歯401が
等角度間隔で形成されている。従って、日回し歯車15
の歯151は日送り車40の歯401に1日に1回、噛
合し、日送り車40を1日に1ステップ分(360°の
31分の1)だけ送り駆動する。このため、日送り車4
0は31日で1回転することになる。
【0028】本形態のカレンダー表示装置10では、日
送り車40から十位表示板20および一位表示板30へ
は、日送り車40を共通の駆動車とする2系統の駆動力
伝達経路が構成されている。このため、日送り車40に
は、共通の回転中心軸402に対して、十位送り車42
および一位送り車44が一体に形成され、十位送り車4
2および一位送り車44も1日に360°の31分の1
の角度分だけ回転する。十位送り車42は、十位表示板
20を回転させて日付の十位を切り換えるためのもの
で、一位送り車44は、図5を参照して後述するとお
り、一位表示板30を回転させて日付の一位を切り換え
るためのものである。
【0029】[十位表示板への駆動力伝達機構]図3お
よび図4からわかるように、本形態のカレンダー表示装
置10では、十位送り車42には、6枚の歯461を有
する十位送り用中間車46が外接噛合し、この十位送り
用中間車46には、筒車51と同心状に構成された十位
従動車25が外接噛合している。この十位従動車25に
は16枚の歯251が等角度間隔に形成されている。ま
た、十位従動車25には前記の十位表示板20が同心状
に一体に構成されている。
【0030】図2に示すように、十位表示板20の外周
領域には、日付の十の桁を表示するために、5文字分の
「空白」、5つの数字「1」、5つの数字「2」、1つ
の数字「3」がこの順に等角度間隔に配置されている。
「空白」は「1日」から「9日」までの一桁の日付を表
示するのに用いられる。数字「1」「2」「3」は、そ
れぞれ「10日」から「19日」まで、「20日」から
「29日」まで、および「30日」から「31日」まで
の期間において日付の十位を表示するのに用いられる。
すなわち、十位表示板20は、5文字分の「空白」で
「1日」から「9日」までの9日間、「空白」を表示
し、5つの数字「1」で「10日」から「19日」まで
の10日間、数字「1」を表示し、5つの数字「2」で
「20日」から「29日」までの10日間、数字「2」
を表示し、1つの数字「3」で「30日」から「31
日」までの2日間、数字「3」を表示する。従って、十
位送り車42は基本的には2日で一ステップ分の送り動
作を十位従動車25に行わせ、日付の十位は1つの数字
で二日間、表示される。たとえば、5つの数字「1」の
うち、最初の数字「1」は「10日」と「11日」の十
位を表示するのに用いられ、2番目の数字「1」は「1
2日」と「13日」の十位を表示するのに用いられ、3
番目の数字「1」は「14日」と「15日」の十位を表
示するのに用いられ、4番目の数字「1」は「16日」
と「17日」の十位を表示するのに用いられ、5番目の
数字「1」は「18日」と「19日」の十位を表示する
のに用いられる。
【0031】但し、十位送り車42が十位従動車25を
単純に2日で一ステップ分、送り駆動したのでは、十の
桁が「空白」である日数が10日となってしまう。そこ
で、十位送り車42には16枚の歯421が形成されて
いるが、全てを等角度間隔に形成してあるのではなく、
「1日」から「9日」までのいずれか1日分については
1日で1ステップ分の送り動作が行われ、残りは全て、
2日で1ステップ分の送り動作が行われるような位相で
歯が形成されている。すなわち、図3に示すように、1
か所(範囲Aで示す領域)だけは、1日で1ステップ分
の送り動作を行うために歯421の間隔が狭くなってい
る。従って、十位表示板20に配置されている5つの
「空白」のうち、最初の「空白」は「1日」の十位に相
当する空白部分を表示するのみに用いられ、2番目の
「空白」は「2日」と「3日」の十位に相当する空白を
表示するのに用いられ、3番目の「空白」は「4日」と
「5日」の十位に相当する空白を表示するのに用いら
れ、4番目の「空白」は「6日」と「7日」の十位に相
当する空白を表示するのに用いられ、5番目の「空白」
は「8日」と「9日」の十位に相当する空白を表示する
のに用いられる。それ故、十位送り車42は、十位送り
用中間車46を介して十位従動車25を31日で31日
で16ステップ分の送り駆動を行うことになる。
【0032】[一位表示板への駆動力伝達機構]図5
は、このカレンダー表示装置を構成する各歯車のうち、
一位表示板30を送り駆動する輪列の構成を示す展開図
である。
【0033】図3および図5において、本形態のカレン
ダー表示装置10において、一位送り車44には、一位
送り用中間車48が外接噛合し、この一位送り用中間車
48には、筒車51と同心状に構成された一位従動車3
5が外接噛合している。この一位従動車35には、20
枚の歯351が等角度間隔で形成されている。また、一
位従動車35には一位表示板30が同心状に一体に構成
されている。
【0034】図5からわかるように、一位表示板30は
十位表示板20よりも外径寸法が大きく、一位表示板3
0の外周領域は十位表示板20よりも外周側に位置して
いる。一位表示板30の内周領域は、平坦な底面部をも
って浅く凹んでおり、この凹部300内に十位表示板2
0が配置されている。このため、一位表示板30の外周
領域と十位表示板20の外周領域とは同じ高さ位置で隣
接している。
【0035】一位表示板30の外周領域には、図2に示
すように、日付の一の桁を表示するために、数字「1」
「2」「3」・・・「9」「0」がこの順に2周期分、
すなわち、20個の数字が等角度間隔に配置されてい
る。但し、本形態のカレンダー表示装置10は、大の月
を基準に構成されており、ひと月が31日であるとして
表示を行う。従って、一位表示板30に配置された数字
「1」「2」「3」・・・「9」「0」によって、「1
日」から「31日」までの一の桁を表示することになる
ので、一位送り車44には、「31日」から「1日」に
かけては送り動作が1日分停止するような位相、すなわ
ち、31等分の角度位置に30枚の歯441が形成され
ている。その結果、図3に示すように、一位送り車44
は、1か所(範囲Bで示す領域)だけは歯441の間隔
が広くなっており、この部分に相当する日には送り動作
を行わない。従って、一位表示車30は、「31日」か
ら「1日」にかけて同一の数字「1」を一位に表示し続
けることになる。なお、小の月については、後述するよ
うに、竜頭を介して手動で修正する。
【0036】[ジャンパーの配置]また、図3からわか
るように、本形態では、日送り車40に対しては、押さ
え板の一部を加工して得たジャンパー61が弾性をもっ
て係合しており、外乱によって日送り車40(十位送り
車42および一位送り車44)が勝手に回転することを
防止している。さらに、十位従動車25および一位従動
車35のそれぞれに対しても第2および第3のジャンパ
ー62、63が弾性をもって係合しており、外乱によっ
て十位従動車25および一位従動車35が勝手に回転す
ることを防止している。
【0037】[噛合部分の構造]しかも、図3からわか
るように、十位送り車42および十位従動車25には1
6枚の歯421、251が形成され、歯421、251
の間隔が異常にあいていない。従って、図6ないし図8
に示すように、十位送り用中間車46の歯461が十位
送り車42や十位従動車25の歯421、251の間か
ら抜け出ない構造とすることができる。すなわち、図6
に示すように、十位送り車42の歯421が十位送り用
中間車46の歯461に係合して、十位送り車42が十
位送り用中間車46を回転させ始め、図7に示す状態を
経て、図8に示す状態になるまで間、十位送り用中間車
46の歯461は十位送り車42や十位従動車25の歯
421、251の間から抜け出ることがない。また、図
7に示すように、送り途中の状態にあっても、十位送り
用中間車46の歯461は十位送り車42の歯421の
間にあって、外乱によっていずれの方向に回転しても十
位送り車42の歯421の間から抜け出ることがない。
それ故、十位送り車42や十位従動車25が勝手に回転
しようとしたときには、互いに負荷として作用するの
で、十位送り車42や十位従動車25は勝手に回転する
ことがない。
【0038】図3からわかるように、一位送り車44お
よび一位従動車35には20枚の歯441、251が形
成され、十位送り車42および十位従動車25と同様、
歯441、351の間隔が異常にあいていない。従っ
て、一位送り用中間車48の歯が一位送り車44や一位
従動車35の歯441、351の間から抜け出ない構造
とすることができる。それ故、一位送り車44や一位従
動車35が勝手に回転しようとしたときには、互いに負
荷として作用するので、一位送り車44や一位従動車3
5は勝手に回転することがない。
【0039】さらに、万が一に日飛びが発生したとして
も、日送り車40に十位送り車42および一位送り車4
4が一体に形成され、かつ、これらの十位送り車42お
よび一位送り車44と一体でなれば、十位送り用中間車
46および一位送り用中間車48が回転しない。それ
故、日飛びが発生するとしても、十位送り車42、十位
送り用中間車46、十位従動車25、および十位表示板
20は一体に回転するので、それらの位置関係が変わる
ことはない。同様に、一位送り車44、一位送り用中間
車48、一位従動車35、および一位表示板30は一体
に回転するので、それらの位置関係が変わることはな
い。また、十位表示板20と一位表示板30との位置関
係も所定の関係から変わることはない。よって、日飛び
が発生したときでも、以下に説明する日付修正用早送り
機構を操作すれば、十位表示板20および一位表示板3
0を連動して修正でき、それ以降、正常な日付表示に戻
る。
【0040】[日付修正用早送り機構の構成]図1にお
いて、本形態のカレンダー表示装置10では、大の月を
基準に構成されており、小の月については手動で修正す
る必要がある。そこで、本形態では、時計本体の3時の
方向には日付修正早送り機構7が構成されている。この
日付修正用早送り機構7には、3時方向で外端部に竜頭
70が固着された巻真71と、この巻真71に固定され
ている鼓車72と、この鼓車72の回転が伝達される日
付修正用伝達車73、74とが構成されている。従っ
て、本来ならば「1日」と表示されるべきところ、前月
が小の月であったため、未だ「31日」と表示されてい
る場合には、竜頭70を引き出してそれから竜頭70を
1ステップ分だけ回すと、鼓車72が日付修正用伝達車
73と噛み合う位置にずれ、竜頭70の回転動作は、巻
真71の鼓車72、日付修正用伝達車73、74を介し
て日送り車40に伝達される。従って、日送り車40は
360°の31分の1だけ回転する。また、十位送り車
42および一位送り車44も360°の31分の1だけ
回転し、一位表示板30は回転せずにそのまま数字
「1」を表示し続けるが、十位表示板20は1ステップ
分だけ回転して、数字「3」から「空白」へと表示が切
り換わる。それ故、表示窓11には「1日」と修正した
日付が表示されることになる。
【0041】このように、本形態に係るカレンダー表示
装置10では、十位表示板20に配置した数字と、一位
表示板30に配置した数字とによって日付を表示するの
で、十位表示板20には、5文字分の「空白」と11個
の数字とを配置すればよい。すなわち、十位表示板20
の外周領域には16文字分を配置すればよいので、31
個の数字を配置した場合に比較して大きな数字を配置で
きる。しかも、十位送り車42および十位従動車25に
は16枚の歯421、251が形成され、歯421、2
51の間隔が異常にあいていない。同様に、一位送り車
44および一位従動車35には20枚の歯441、25
1が形成され、歯441、351の間隔が異常にあいて
いない。従って、十位送り車42、十位従動車25、一
位送り車44、および一位従動車35が勝手に回転しよ
うとしたときには、互いに負荷として作用するので、十
位送り車42、十位従動車25、一位送り車44、およ
び一位従動車35が勝手に回転することがない。また、
送り動作の停止中の十位送り車42の位置ずれを第1な
いし第3のジャンパー61、62、63によって防止す
ることも容易である。それ故、表示板に配置する数字を
少なくして大きな数字での日付の表示を可能にしても、
日飛びが発生することはない。
【0042】また、一位表示板30と十位表示板20と
は、時計本体内の中央において重ねて配置されているの
で、一位表示板30および十位表示板20については、
外径寸法を最大に設計できる。従って、一位表示板30
および十位表示板20に大きな数字を配置することがで
きる。また、一位表示板30および十位表示板20と一
体に形成される一位従動車35および十位従動車25
も、時計本体内の中央で一位表示板30および十位表示
板20と同心状に配置されることになるので、一位従動
車35および十位従動車25を手動で動かして日付の修
正を行うための竜頭70を、3時方向に限らず、時計本
体の周りのいずれの位置に配置してもよいなど、設計の
自由度が高い。それ故、たとえば、12時方向に竜頭7
0を配置する一方、3時の方向に表示窓11を形成して
日付の表示を3時の方向で行うことも可能である。
【0043】また、十位表示板20は、一位表示板30
の内周領域に形成された凹部300内に配置され、一位
表示板30において数字が配置されている外周領域と、
十位表示板20において数字が配置されている外周領域
とが同じ高さ位置にある。従って、十位表示板20に配
置されている数字と、一位表示板30に配置されている
数字とが同じ高さ位置で面一で並ぶので、日付を見やす
く表示することができる。しかも、十位表示板20にお
いて数字が配置されている外周領域と一位表示板30に
おいて数字が配置されている外周領域とが重ならないの
で、一位表示板30に窓などを形成して十位表示板20
に配置した数字を見えるようにする必要がない。それ
故、一位表示板21の加工が容易なので、一位表示板2
0を安価に製造できる。
【0044】さらに、日送り車40は、時刻表示用輪列
の筒車51から日回し歯車15を介して伝達される回転
駆動力によって31日で1回転する。このため、カレン
ダー表示装置用に別の駆動源を設ける必要がない。
【0045】[その他の実施の形態]上記実施の形態に
おいて、一位表示板30の外周領域には、数字「1」
「2」「3」・・・「9」「0」がこの順に2周期分、
等角度間隔に配置されていたが、数字「1」「2」
「3」・・・「9」「0」がこの順に1周期分のみ等角
度間隔に配置された一位表示板を用いてもよい。
【0046】また、上記形態において、十位送り車42
および一位送り車44は、十位従動車25および一位従
動車35をそれぞれ十位送り用中間車46および一位送
り用中間車48を介して駆動していたが、十位送り車4
2および一位送り車44がそれぞれ十位従動車25およ
び一位従動車35に直接、噛合し、直動する構成であっ
てもよい。
【0047】さらに、ジャンパー61、62、63につ
いては押さえ板などの平板をそのまま平面的に加工した
ものの他に、押さえ板などから切り起こした部分を日送
り車40、十位従動車25、および一位従動車35に係
合させてもよい。
【0048】なお、上記実施の形態では、2日に1ステ
ップ分の送り動作を行うことを基本とした構成であった
が、十位表示板20の外周領域に、複数文字分の「空
白」、複数の数字「1」、複数の数字「2」、1つの数
字「3」をこの順に等角度間隔に配置し、十位送り車4
2から十位送り用従動車25に対して複数日で1ステッ
プ分の送り動作が行われるのを基本条件とする構成であ
れば、3日で1ステップ分の送り動作が行われるのを基
本条件にしてもよい。この場合には、たとえば、十位表
示板20の外周領域に、3文字分の「空白」、4つの数
字「1」、4つの数字「2」、1つの数字「3」をこの
順に等角度間隔に配置し、「10日」から「19日」の
十位「1」を表示するにあたっては、3日に1ステップ
分の送り動作と2日に1ステップ分の送り動作をそれぞ
れ2回ずつ行う構成であってもよい。また、3日に1ス
テップ分の送り動作を3回繰り返し、1日に1ステップ
分の送り動作を1回行う構成であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカレ
ンダー表示装置では、十位表示板に配置した数字と、一
位表示板に配置した数字とによって日付を表示するの
で、十位表示板には、たとえば、5文字分の「空白」と
11個の数字とを配置すればよい。すなわち、十位表示
板の外周領域に16文字分を配置すればよいので、31
個の数字を配置した場合に比較して大きな数字を配置で
きる。しかも、十位表示板は、基本的には2日に1ステ
ップ分の送り駆動が行われるので、十位送り車および十
位従動車には16枚の歯を形成することになる。それ
故、十位送り車に形成される歯の形成間隔を異常にあけ
る必要がないので、歯同士の噛み合いが自然である。ま
た、送り動作の停止中の十位送り車や十位従動車の位置
ずれをジャンパーによって防止することも容易である。
よって、表示板に配置する数字を少なくして大きな数字
での日付の表示を可能にしても、日飛びの発生しないカ
レンダー表示装置を備えた計時装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した指針式電子時計のカレンダー
表示装置全体の構成を示す概略構成図である。
【図2】図1に示すカレンダー表示装置に用いた2枚の
表示板の説明図である。
【図3】図1に示すカレンダー表示装置を構成する歯車
の配置を示す説明図である。
【図4】図1に示すカレンダー表示装置における日送り
車から十位従動車(十位表示板)への駆動力伝達経路を
示す縦断面図である。
【図5】図1に示すカレンダー表示装置における日送り
車から一位従動車(一位表示板)への駆動力伝達経路を
示す縦断面図である。
【図6】図1に示すカレンダー表示装置において、十位
送り車、十位送り用中間車、および十位従動車の間で送
り動作を開始したときの説明図である。
【図7】図1に示すカレンダー表示装置において、十位
送り車、十位送り用中間車、および十位従動車の間での
送り動作の途中の状態を示す説明図である。
【図8】図1に示すカレンダー表示装置において、十位
送り車、十位送り用中間車、および十位従動車の間での
送り動作を終えた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 指針式電子時計(計時装置) 2 地板 7 日付修正用早送り機構 10 カレンダー表示装置 11 表示窓 15 日回し歯車 20 十位表示板 25 十位従動車 30 一位表示板 35 一位従動車 40 日送り車 42 十位送り車 44 一位送り車 46 十位送り用中間車 48 一位送り用中間車 51 時計用輪列の筒車 61、62、63 ジャンパー 70 竜頭 71 巻真 72 鼓車 73、74 日付修正用伝達車 300 一位表示板の凹部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字板に形成された表示窓から日付を表
    示するためのカレンダー表示装置であって、 十位送り車および一位送り車が一体に形成され、31日
    で1回転する日送り車と、前記十位送り車によって間欠
    駆動される十位従動車と、該十位従動車と一体に形成さ
    れ、前記表示窓から日付の十の桁を表示するための十位
    表示板と、前記十位従動車と同心状に配置され、前記一
    位送り車によって間欠駆動される一位従動車と、前記十
    位表示板に同心状に重なるように前記一位従動車と一体
    に形成され、前記十位表示板よりも外周側位置で前記表
    示窓から日付の一の桁を表示するための一位表示板とを
    有し、 前記一位表示板の外周領域には、数字「1」「2」
    「3」・・・「9」「0」がこの順に少なくとも1周期
    分、等角度間隔に配置され、前記十位表示板の外周領域
    には、複数文字分の「空白」、複数の数字「1」、複数
    の数字「2」、1つの数字「3」がこの順に等角度間隔
    に配置され、 前記一位送り車から前記一位送り用従動車に対しては、
    「31日」から「1日」にかけて送り動作が1日分停止
    するのを除いて1日で1ステップ分の送り動作が行わ
    れ、前記十位送り車から前記十位送り用従動車に対して
    は、複数日で1ステップ分の送り動作が行われるのを基
    本条件とする送り動作が行われるように構成されている
    ことを特徴とするカレンダー表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記十位表示板の外
    周領域には、5文字分の「空白」、5つの数字「1」、
    5つの数字「2」、1つの数字「3」がこの順に等角度
    間隔に配置され、 前記十位送り車から前記十位送り用従動車に対しては、
    「1日」から「9日」までのいずれか1日については1
    日で1ステップ分の送り動作が行われるのを除いて2日
    で1ステップ分の送り動作が行われるように構成されて
    いることを特徴とするカレンダー表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記一位表
    示板の外周領域には、数字「1」「2」「3」・・・
    「9」「0」がこの順に二周期分、等角度間隔で配置さ
    れていることを特徴とするカレンダー表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記一位送り車と前記一位送り用従動車との間には、前
    記一位送り車および前記一位送り用従動車の双方に噛合
    して前記一位送り車の回転を前記一位送り用従動車に間
    欠的に伝達する一位送り用中間車を有し、前記十位送り
    車と前記十位送り用従動車との間には、前記十位送り車
    および前記十位送り用従動車の双方に噛合して前記十位
    送り車の回転を前記十位送り用従動車に間欠的に伝達す
    る十位送り用中間車を有していることを特徴とするカレ
    ンダー表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記一位送り用中間
    車の歯および前記十位送り用中間車の歯は、送り動作の
    停止中、外乱が加わって回転しても、それぞれ前記一位
    送り車の歯の間および前記十位送り車の歯の間に位置す
    るように構成されていることを特徴とするカレンダー表
    示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記一位表示板と前記十位表示板とは、計時装置本体内
    の中央において重ねて配置されていることを特徴とする
    カレンダー表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記十位表示板は、
    前記一位表示板の内周領域に形成された凹部内に配置さ
    れ、 前記一位表示板において数字が配置されている外周領域
    は、前記十位表示板において数字が配置されている外周
    領域の外側において当該十位表示板の外周領域と同じ高
    さ位置にあることを特徴とするカレンダー表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記日送り車は、時刻表示用輪列から伝達される回転駆
    動力によって31日で1回転するように構成されている
    ことを特徴とするカレンダー表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに規定する
    カレンダー表示装置を用いたことを特徴とする計時装
    置。
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