JP2003098275A - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP2003098275A
JP2003098275A JP2001289328A JP2001289328A JP2003098275A JP 2003098275 A JP2003098275 A JP 2003098275A JP 2001289328 A JP2001289328 A JP 2001289328A JP 2001289328 A JP2001289328 A JP 2001289328A JP 2003098275 A JP2003098275 A JP 2003098275A
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hand wheel
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多品種の製品に対応できるムーブメントを有
する時計を提供する。 【解決手段】 時針車136と分針車134と秒針車1
23とが同軸上に配置されている指針軸領域を中心とし
て、ステッピングモータ121による回転力を減速して
秒針車123に伝達するための中間車を配置するための
第1の配置領域と、ステッピングモータ131による回
転力を減速して分針車134および時針車136に伝達
するための中間車を配置するための第2の配置領域とを
対向して配置し、分針車134に噛合している分針車お
よび時針車位置検出用歯車133を、ステッピングモー
タ121のみで時針車136、分針車134、秒針車1
23の3つを駆動させる場合には、秒針車123の代わ
りに用いられる秒針車123’に設けられているカナ1
230に噛合できる位置に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計の中でも特
に、時針、分針、秒針の3針時刻表示を行う時計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】3針アナログ時計に関する研究・開発は
これまで数多く行われており、その種類も1つの駆動源
だけで3針全ての駆動を行う時計や、秒針駆動用の駆動
源と、分針および時針駆動用の駆動源の2つの駆動源を
有する時計など、様々である。
【0003】近年では正確な時刻に自動的に修正して表
示する自動修正時計の研究・開発も盛んに行われている
(例えば特開2000−162336号公報など)。自
動修正時計においては、時刻修正(帰零)を行う際に、
まず指針の位置を正確に正時等に合わせるなどのため
に、指針位置検出装置が備えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、指針位置検
出装置を含む時計のムーブメントというものは、大量生
産により製造コストを下げるため、一般に設計変更は頻
繁には行われない。また、1つのムーブメントを、例え
ば、自動修正機能を有する自動修正時計や、自動修正機
能を有しないクオーツ時計等、多品種の製品に使用でき
ることが好ましい。
【0005】本発明はかかる事情を鑑みてなされ、多品
種の製品に対応できるムーブメントを有する時計を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の時計においては、時針、分針、および秒針
の3つの指針による3針時刻表示を行い、これら3つの
指針が、時刻信号を受信して所定時刻に修正する際に基
準位置に位置付けられたことを検出する検出手段と、前
記検出手段の出力信号、および時刻信号に基づいて所定
時刻に修正する動作を制御する制御部とを具備し、時針
に接続されている時針車と分針に接続されている分針車
と秒針に接続されている秒針車とが同軸上に配置されて
いる指針軸領域と、第1の駆動源および当該第1の駆動
源による回転力を減速して前記秒針車に伝達するための
中間車を配置するための第1の配置領域と、前記指針軸
領域を挟んで前記第1の配置領域と対向する位置に存在
する、第2の駆動源および当該第2の駆動源による回転
力を減速して前記分針車および時針車に伝達するための
中間車を配置するための第2の配置領域とを有し、前記
秒針車への伝達のための中間車には秒針車位置検出用歯
車を含み、前記分針車および時針車への伝達のための中
間車には、前記分針車に噛合する、分針車および時針車
位置検出用歯車を含み、前記分針車および時針車位置検
出用歯車が、前記第1の駆動源のみを配置し、当該第1
の駆動源による回転力を中間車により減速して前記時針
車、分針車および秒針車に伝達して3針時刻表示を行う
場合には、前記秒針車に設けられるカナと噛合できる位
置に配置される。
【0007】好適には、本発明においては、前記第1の
配置領域の中間車の輪列の組み合わせに応じて前記秒針
の運針パターンを変えることができ、前記検出手段を用
いて前記秒針車の基準位置検出が可能となるように、前
記運針パターンに応じた秒針車の基準位置検出に用いら
れる歯車を含む、少なくとも1つの中間車が配置されて
おり、前記秒針車の基準位置検出に用いられる歯車は、
その大径歯車が前記秒針車に設けられるカナに接触しな
いように軸方向の位置と大径歯車部の厚さが定められて
いる。
【0008】また、好適には、前記検出手段は、検出光
を発する発光素子および当該発光素子から発せられた検
出光を受光して信号を出力する受光素子からなる透過型
光検出センサを有し、前記3つの指針の基準位置検出に
用いられる各歯車は、それら全てが重なる位置において
前記検出光を透過することができるように、前記3つの
指針の基準位置検出のための透光部および遮光部を、少
なくとも1つずつそれぞれ有する。
【0009】本発明によれば、時針、分針、および秒針
による3針時刻表示を行う場合に、第1および第2の2
つの駆動源により3針時刻表示をする時には、秒針車
は、第1の配置領域に配置される第1の駆動源の回転力
を中間車により減速して伝達することで駆動され、分針
車および時針車は、第2の配置領域に配置される第2の
駆動源の回転力を中間車により減速して伝達することで
駆動される。また、秒針車にカナを設け、分針車および
時針車位置検出用歯車をこのカナと噛合させることで、
第1の駆動源のみの駆動力により3針全てを駆動し3針
時刻表示を行うことが可能になる。
【0010】また、本発明においては、第1の駆動源の
みの3針時刻表示と第1および第2の駆動源の2つの駆
動源を用いる3針時刻表示のどちらの場合においても、
第1の駆動源の中間車の輪列の組み合わせを変化させ、
秒針車の基準位置検出に用いられる歯車の大径歯車部の
軸方向の位置と厚さを、前記秒針車に設けられるカナに
接触しないように定めることで、秒針の運針パターンを
変えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照して詳細に記述する。本発明に係る時計
は、自動修正時計にも自動修正機能を有しないクオーツ
時計にも対応できるムーブメントを有する。自動修正時
計としては、例えば電波を用いる電波修正時計が考えら
れる。
【0012】そこで、まず、自動修正時計としての電波
修正時計の、標準電波による一般的な時刻検出方法につ
いて述べる。電波修正時計においては、一般的に、時刻
情報(タイムコード情報)を含んだ長波の標準電波(JJ
Y)を受信し、そのタイムコード情報を基に時刻修正を
行う。
【0013】図1は本発明に係る自動修正時計としての
電波修正時計の信号処理系回路の一構成例を示すブロッ
ク図である。図において、信号処理系回路10は、標準
電波受信系11、発振回路13、制御回路14、バッフ
ァ回路17、光透過型光検出センサ140を有する。
【0014】標準電波受信系11は、例えば受信アンテ
ナ11aと、送信所から送信されたタイムコードを含む
標準電波を受信し、所定の処理を行いパルス信号S11
として制御回路14に出力する長波受信回路11bとか
ら構成される。この長波受信回路11bは、例えばRF
アンプ、検波回路、整流回路、および積分回路とから構
成される。
【0015】なお、標準電波受信系11で受信される、
日本標準時(JST)を高精度で伝える長波の標準電波
は、図2(a)に示すような形態で送られてくる。
【0016】具体的には、タイムコードは「1」信号、
「0」信号、「P」信号の3種類の信号パターンから構
成され、それぞれの信号パターンは、1秒(s)中の1
00%振幅期間幅によって区別されている。つまり、
「1」信号を表す場合には1秒(s)の間に500ms
(0.5s)だけ所定の周波数の信号が送信され、
「0」信号を表す場合には1秒(s)の間に800ms
(0.8s)だけ所定の周波数の信号が送信され、「P」
信号を表す場合には1秒(s)の間に200ms(0.2
s)だけ所定の周波数の信号が送信されてくる。そし
て、受信状態が良好な場合には、標準電波受信系11か
らは図2(b)に示すように、標準電波の信号に応じた
パルス信号として信号S11が、制御回路14に出力さ
れる。
【0017】なお、日本の標準電波は2001年9月1
日現在、独立法人通信総合研究所(CRL)のもとで運用
されており、標準電波の周波数としては、これまで40
kHzのものが使用されてきたが、2001年10月1日
からは60kHzの標準電波を送信する送信所も開局予定
である。また、変調波の振幅は最大100%、最小10
%である。
【0018】次に、長波標準電波の送信データについて
説明する。図3に、標準電波信号のタイムコードの一例
が示されている。図3に示す通り、タイムコードは1分
1周期(1フレーム)としてこれを60分割し、1秒間
ごとに1ビットの情報を割り当てて送信している。
【0019】タイムコードが送信する情報は時、分、1
月1日からの通算日、年(西暦下2桁)、曜日、うるう
秒情報、時と分に対応するパリティ、予備ビット、停波
予告情報であり、このうち時、分、1月1日からの通算
日、年(西暦下2桁)、曜日に関しては2進数(BCD(B
inary Coded Decimal Notation:2進化10進法)正論
理)として表し送信する。従って、時には24時間制JS
Tの時を表すために6ビット、分には7ビット、通算日
には10ビット、年には8ビット、曜日には3ビット必
要となる。なお、秒信号については、秒は電波のパルス
信号の立ち上がりとし、パルスの立ち上がりの55%値
(10%値と100%値の中央)が標準時の1秒信号に
同期する。
【0020】P信号は1フレームに7回送信され、正分
(0秒)に対応するものがマーカーMと呼ばれ、9秒、
19秒、29秒、39秒、49秒に対応するものがそれ
ぞれポジションマーカーP1〜P5と呼ばれる。なお、も
う1つのポジションマーカーP0は、通常(非うるう秒
時)は59秒の立ち上がりに対応する。このP信号が続
けて現れるのは1フレーム中1回で59秒、0秒の時、
つまりポジションマーカーP0、マーカーMと続くときだ
けで、この続けて現れる位置が正分位置となる。つまり
分・時データ等の時刻データはこの正分位置を基準とし
てフレーム中の位置が決まっているためこの正分位置の
検出を正確に行わないと時刻データを取り出すことはで
きない。
【0021】ただし、標準電波のフレームのフォーマッ
トは毎分同じわけではなく、図3に示すように、毎時1
5分および45分時のフォーマットと、それ以外の分の
時刻のフォーマットは異なっている。後述するが、予備
ビットとうるう秒情報は図3(a)に示す15分、45
分以外のフォーマットのみに含まれ、図3(b)に示す
ように、呼び出し符号と停波情報が、年情報と曜日情報
の代わりに15分、45分のフォーマットにのみ現れ
る。以下、上記予備ビット、うるう秒情報、停波情報に
ついて述べる。
【0022】予備ビットは表1に示されるように、SU
1、SU2と名付けられたビットを使用する。これらは将
来の情報拡張のために用意されたものである。サマータ
イム情報でこのビットが活用されるときは、SU1=SU2
=0では「6日以内に夏時間への変更無し」、SU1=1
・SU2=0では「6日以内に夏時間への変更有り」、SU
1=0・SU2=1では「夏時間実施中」、SU1=SU2=
1では「6日以内に夏時間終了」となるような情報形態
となっている。夏時間への切り換わりについては日本で
はまだサマータイムが導入されておらず、未だ不明の状
態であるが欧州のサマータイムの切り替わりをみると、
夜中のうちに行っている場合が多い。
【0023】
【表1】
【0024】次にうるう秒は表2に示されるように、LS
1、LS2と名付けられた2ビットを使用し、LS1=LS2
=0では、「1ヶ月以内にうるう秒の補正を行わな
い」、LS1=1・LS2=0では「1ヶ月以内に負のうる
う秒(削除)有り」つまり1分間が59秒となり、LS1
=LS2=1では「1ヶ月以内に正のうるう秒(挿入)有
り」つまり1分間が61秒となるような情報形態となっ
ている。うるう秒の補正のタイミングは既に決められて
おり、協定世界時(UTC)時刻の1月1日もしくは7月
1日の直前に行われることになっている。よって、日本
時間JTCでは1月1日もしくは7月1日の午前9:00
直前に行われることになる。うるう秒情報は、実施され
る前月2日9時0分より、実施月の1日8時59分ま
で、継続して送信される。
【0025】
【表2】
【0026】停波情報は表3の(a)、(b)、(c)に
示されるように、ST1、ST2、ST3、ST4、ST5、ST6
と名付けられたビットを使用し、ST1・ST2・ST3で停
波開始予告、ST4で停波時間帯予告、ST5・ST6で停波
期間予告を提供する。まず停波開始予告について説明す
ると、ST1=ST2=ST3=0では「停波予定無し」、ST
1=ST2=0・ST3=1では「7日以内に停波」、ST1
=0・ST2=1・ST3=0では「3から6日以内に停
波」、ST1=0・ST2=ST3=1では「2日以内に停
波」、ST1=1・ST2=ST3=0では「24時間以内に
停波」、ST1=1・ST2=0・ST3=1では「12時間
以内に停波」、ST1=ST2=1・ST3=0では「2時間
以内に停波」となっている。次に停波時間帯予告は、ST
4=1では「昼間のみ」、ST4=0では「終日、または
停波予定無し」である。次に停波期間予告は、ST5=ST
6=0では「停波予定無し」、ST5=0・ST6=1では
「7日以上停波、または期間不明」、ST5=1・ST6=
0では「2から6日以内で停波」、ST5=ST6=1では
「2日未満で停波」となっている。
【0027】
【表3】
【0028】以上が標準電波を利用した時刻取得の原理
であるが、外部機器や手動で入力した時刻等を修正の際
に目標とする時刻として採用してもよい。
【0029】時刻を入手した後には、その時刻に合わせ
て時計の指針を動かし、時計の時刻を修正する。以下、
本発明に係る自動修正時計の時刻の修正方法の一例につ
いて簡単に述べる。なお、本発明においては、駆動源と
してモータを用い、1つのモータで秒針を駆動しもう1
つのモータで分針および時針を駆動する2モータムーブ
メントの場合には時刻の自動修正を行い、1つのモータ
により3針全てを駆動する1モータムーブメントの場合
には時刻の自動修正機能を有しない通常のクオーツ時計
として機能することを基本とする。従って、ここでは2
モータ自動修正時計の時刻修正方法についてのみ述べ
る。
【0030】2モータ自動修正時計においては、各指針
を基準位置まで動かす際には、制御回路14から、秒針
駆動用の第1の駆動源であるステッピングモータ121
に制御信号CTL1を、時分針駆動用の第2の駆動源である
ステッピングモータ131に制御信号CTL2を送信し、各
指針を早送りする。この指針の早送りは、指針位置検出
手段により指針が所定の基準位置に移動したことを確認
した時点で終了させる。
【0031】制御回路14には、発振回路13が水晶発
振器CRYを利用して生成し制御回路14に供給している
所定周波数の基本クロックを用いた分針カウンタ、秒針
カウンタ、標準分・秒カウンタ等を含む内部時計が設け
られており、指針の早送り中にも、入力された時刻を基
にした時間をカウントし続けている。この内部時計の時
刻を目標値として、制御回路14は各指針を動かすべき
量を求め、バッファ17を介してステッピングモータ1
21,131に制御信号CTL1,CTL2を出力し、各指針を
目標時刻まで動かし、時計の時刻を修正する。
【0032】以下、本発明により実現可能となる時計の
例を挙げてゆく。
【0033】2モータスムースステップ 図4は本発明の1つの実施の形態に係る2モータスムー
スステップ自動修正時計のムーブメントの一構成例を示
す断面展開図であり、図5はその要部の平面図である。
なお、スムースステップとは、約0.5秒かけて針を1
秒分動かし、残りの約0.5秒分は止めておく秒針の運
針パターンを指す。
【0034】ムーブメント100は、互いに対向して接
続されて輪郭を形成する下ケース111および上ケース
112と、この下ケース111および上ケース112で
形成される空間内において下ケース111と連結した状
態で配置される中板113とを備えている。そしてこの
空間内のほぼ中央部に、時針に接続されている時針車と
分針に接続されている分針車と秒針に接続されている秒
針車とが同軸上に配置されている指針軸領域があり、こ
の指針軸領域を挟んで対向するように、第1の駆動源で
あるステッピングモータ121と、その回転力を減速し
て秒針車に伝達するための中間車を配置するための第1
の配置領域と、第2の駆動源であるステッピングモータ
131と、その回転力を減速して分針車および時針車に
伝達するための中間車を配置するための第2の配置領域
とが存在する。その他に、ムーブメント100は、少な
くともステッピングモータ121に電力を供給可能な電
源部160をセットするための第3の配置領域を有す
る。これらの駆動源、指針車、中間車、および透過型光
検出センサ140や手動で時刻を修正するための手動修
正系150などは、下ケース111、中板113、上ケ
ース112に対して固定あるいは軸支されている。
【0035】ムーブメント100における第1の配置領
域に配置され、秒針を駆動するために構成されている第
1の駆動系は、2モータスムースステップの場合、図4
および図5に示されている構成要素のうち、ステータと
駆動コイル121bを有する第1の駆動源であるステッ
ピングモータ121と、このステッピングモータ121
の出力部であり回転力を発生するロータ121cと、ロ
ータ121cのピニオンに噛合する7番車127と、こ
の7番車127に噛合した秒針車位置検出用歯車として
の6番車126(第1検出用歯車)と、この6番車12
6に噛合する中間車としての第1の5番車122と、こ
の第1の5番車122に噛合した4番車である秒針車1
23(第2検出用歯車)とにより構成されている。ここ
で、第1の駆動源であるステッピングモータ121は、
制御回路14が出力する制御信号CTL1に基づいて、その
回転方向、回転角度、および回転速度が制御される。な
お、本実施形態においては、駆動系の動きを考える際の
最小単位として、制御回路14がステッピングモータ1
21,131をパルス駆動するために1回パルス出力を
発振することを1ステップと呼ぶことにする。ステップ
間の間隔の実際の長さは通常運針時と時刻修正時の早送
りの際では異なり、またステッピングモータ121とス
テッピングモータ131においてもそれぞれ異なる。
【0036】スムースステップ運針においては、秒針、
即ち秒針が取り付けられる秒針車123を滑らかに動か
すために、ロータ121cから秒針車123までの減速
比を大きくする必要がある。そのため、本実施形態にお
いては、第1検出用歯車である6番車126と第2検出
用歯車である秒針車123の間に、中間車として第1の
5番車122を噛合させ、より大きく減速させるように
している。ちなみに、本実施の形態における2モータス
ムースステップ自動修正時計においては、6番車は40
ステップ/回転、秒針車は960ステップ/回転であっ
て、ロータ121cから秒針車123までの減速比は1
/480である。
【0037】2モータスムースステップの場合に第2の
配置領域に配置される構成要素は、図4および図5に示
されている構成要素のうちの、ステータと駆動コイルを
有する第2の駆動源であるステッピングモータ131
と、このステッピングモータ131の出力部であり回転
力を発生するロータ131cと、ロータ131cのピニオ
ンに噛合する中間車としての第2の5番車132と、こ
の第2の5番車132に噛合した分針車および時針車検
出用歯車としての3番車133(第3検出用歯車)と、
この3番車133に噛合する分針車134(第4検出用
歯車)と、この分針車134に噛合した中間車としての
日の裏車を介して駆動される時針車136(第5検出用
歯車)である。ここで、第2の駆動源であるステッピン
グモータ131は、制御回路14が出力する制御信号CT
L2に基づいて、その回転方向、回転角度、および回転速
度が制御される。ちなみに、3番車133は45ステッ
プ/回転としている。
【0038】図5に示すように、第2の配置領域に配置
されるステッピングモータ131は、図12に示される
電源部160をセットするための第3の配置領域に、そ
の一部をはみ出して配置されている。つまり、第2の配
置領域と第3の配置領域はその領域の一部を共有してい
る。そして、2モータスムースステップの場合のよう
に、ステッピングモータ131を用いる場合には、図5
に示されるごとく電源部160は外され、電源部160
をセットするための領域である第3の配置領域の一部に
またがって、ステッピングモータ131が配置される。
この場合には、ステッピングモータ121,131に
は、図示しない外部の電源部から、駆動のための電力が
供給される。
【0039】図5に示される手動修正系150は、上述
の分針車134および時針車136に噛合する日の裏車
と、この日の裏車に噛合する手動修正軸とにより構成さ
れている。この手動修正軸は上ケース112の外部に位
置づけられて利用者が直接指を触れることのできる頭部
を有している。手動修正軸は分針車134と同位相で回
転するように構成されており、上述の第2の駆動系によ
り分針車134が駆動されているときには日の裏車を介
して分針車134と同位相で回転すると共に、第2の駆
動系の非作動時には、頭部を指で回転させることによ
り、指針位置を手動修正できるようになっている。
【0040】透過型光検出センサ140は、図4に示す
ように、例えば、下ケース111に取り付けられた発光
ダイオードからなる発光素子142と、この発光素子1
42に対向するように、上ケース112に取り付けられ
たフォトトランジスタからなる受光素子144とにより
形成される。
【0041】そして、本実施形態においては、この発光
素子142から発せられる検出光が受光素子144で検
出されるかされないか、即ち、光検出センサのON,OFF
のパターンを調べることにより、指針の位置検出を行っ
ている。
【0042】そのためこのON,OFFのパターンを発生さ
せられるように、図4に示すように各検出用歯車には、
それらが全て重なり、検出光を透過させることのできる
位置に透光部および遮光部が設けられており、これら透
光部および遮光部の形状はそれぞれ以下のようになって
いる。
【0043】6番車126の透光部は、図6に示すよう
な、回転軸を中心とした同心円上に、半径方向に所定の
幅をもって円周方向に伸びる円弧状の長孔126aであ
り、遮光部126bはそれ以外の部分であり、秒針車1
23の透光部は、図7に示すような半径方向に所定の幅
を有し、円周方向にそれぞれ所定の長さだけ伸びている
3個の円弧状の長孔123a,123b,123cであ
り、遮光部は、それぞれの長孔同士の間の部分である遮
光部123d,123e,123fであり、それぞれが、
秒針車123の回転軸を中心とした同心円上に交互に配
置されている。
【0044】3番車133には、図8に示すように、半
径方向に所定の幅を有し、円周方向にそれぞれ所定の長
さだけ伸びている3個の円弧状の長孔133a,133
b,133cと、それぞれの長孔同士の間の部分である遮
光部133d,133e,133fが、3番車133の回
転軸を中心とした同心円上に交互に配置されている。
【0045】分針車134には、図9に示すように、半
径方向に所定の幅を有し、円周方向にそれぞれ所定の長
さだけ伸びている3個の円弧状の長孔134a,134
b,134cと、それぞれの長孔同士の間の部分である遮
光部134d,134e,134fが、分針車134の回
転軸を中心とした同心円上に交互に配置されている。
【0046】時針車136には、図10に示すように、
半径方向に所定の幅を有し、円周方向にそれぞれ所定の
長さだけ伸びている3個の円弧状の長孔136a,13
6b,136cと、それぞれの長孔同士の間の部分である
遮光部136d,136e,136fが、時針車136の
回転軸を中心とした同心円上に交互に配置されている。
【0047】これら歯車の長孔および遮光部は、それら
が回転したときに生じる光検出センサのON,OFFのパタ
ーンによって指針が所定の基準位置に位置していること
を判別できるような形状に形成されている。
【0048】一例としては、あるAというON,OFFパター
ンが検出されたときには、指針は4時0分0秒ちょうど
を指し、Bというパターンが検出されたときには、指針
は8時0分0秒ちょうどを指し、Cというパターンが検
出されたときには、指針は12時0分0秒ちょうどを指
しているようになっている。
【0049】このようにして、時刻修正の際に指針の基
準となる位置が検出された後には、例えば受信した標準
電波を基に動かされている、制御回路14に設けられて
いる内部時計の時刻を目標値として、前記いずれかの基
準位置からその目標時刻まで指針を動かすのに必要なス
テップ数が制御回路14により算出され、その位置まで
秒針はステッピングモータ121により、分針および時
針はステッピングモータ131により早送り駆動されて
時刻修正が完了する。
【0050】1モータスムースステップ 図11は本発明の1つの実施の形態に係る1モータスム
ースステップクオーツ時計のムーブメント200の一構
成例を示す断面展開図であり、図12はその要部の平面
図である。
【0051】図11および図12に示す1モータスムー
スステップのムーブメント200は、図4および図5に
示す2モータスムースステップのムーブメント100か
らステッピングモータ131とロータ131c、および
第2の5番車132を取り外し、秒針車123を、3番
車133の駆動に用いるカナ1230(図11の領域A
1参照)を有する秒針車123’に交換し、かつ、分針
車134’に手動修正系150によって時分針の修正を
行う際に秒針まで動かないようにするためのスリップ機
構(図11の領域A2参照)を追加したものである。
【0052】従って、第1の駆動源であるステッピング
モータ121だけで3針を駆動する場合には、ロータ1
21cと、ロータ121cに噛合する7番車127と、こ
の7番車127に噛合した6番車126と、この6番車
126に噛合する中間車としての第1の5番車122
と、この第1の5番車122に噛合した4番車である秒
針車123’と、この秒針車123’に設けられるカナ
1230に噛合した3番車133と、この3番車133
に噛合する分針車134’と、この分針車134に噛合
した中間車としての日の裏車を介して駆動される時針車
136とが配置される。また、図12に示すように、ス
テッピングモータ131は取り外され、第3の配置領域
に電源部160がセットされ、この電源部160からス
テッピングモータ121へ電力が供給される。これによ
り、コンパクトなムーブメントを実現することができ
る。さらに、1モータ3針アナログ表示時計において時
刻の自動修正を行わない場合には、光検出センサ140
も取り外される。従って、図11において光検出センサ
140も図示されてはいない。その他の構成等はムーブ
メント100の場合と同じであるので、その説明は適宜
省略する。
【0053】本発明においては、上述のような簡単な変
更で、2つのモータで3針を駆動するムーブメントから
1つのモータで3針全てを駆動するムーブメントへ変え
られ、その場合にも時刻表示が正しく行われるように、
中間車を構成する各歯車が軸支されている平面内・空間
内の位置関係、特に、秒針車123’と3番車133の
位置関係が定められていることを特徴とする。
【0054】・変形形態 1モータスムースステップの時計は時刻の自動修正を行
わないクオーツ時計として機能することを基本とする
が、自動修正時計として機能させることも可能である。
1モータスムースステップ自動修正時計の場合には、ム
ーブメント200において、分針車134’の代わりに
スリップ機構を有しない分針車134が用いられ、光検
出センサ140も追加される。
【0055】1モータ自動修正時計の場合には、ステッ
ピングモータ121のみに制御信号CTL1を送信し、ステ
ッピングモータ121の回転力を第1の配置領域の輪列
の構成により秒針車を介して分針車および時針車にまで
伝達することで、3針の駆動および早送り駆動を行う。
3針の早送りは2モータの場合と同じく、指針位置検出
手段の光検出センサ140により指針が所定の基準位置
に移動したことを確認するまで続けられ、その後は制御
回路14の内部時計の時刻を目標値として、制御回路1
4がステッピングモータ121に制御信号CTL1を出力
し、目標時刻まで3針を早送りすることで時刻修正を行
う。
【0056】なお、1モータの場合には秒針と分針およ
び時針が同期して動くので、上記位置検出および時刻修
正時には、秒針は多くの場合何回転もすることになる。
【0057】この場合にも、第1〜第5検出用歯車に形
成された図6〜図10に示す長孔および遮光部により発
生する光検出センサのON,OFFのパターンにより位置検
出を行う。
【0058】本発明においては、1モータスムースステ
ップ自動修正時計においても時刻表示が正しく行われ、
時刻修正のための基準位置検出が可能となるように、中
間車を構成する各歯車が軸支されている平面内・空間内
の位置関係および各歯車の透光部および遮光部の位置関
係が定められていることを特徴とする。
【0059】2モータステップ 図13は本発明の1つの実施の形態に係る2モータステ
ップ自動修正時計のムーブメント300の一構成例を示
す断面展開図であり、図14はその要部の平面図であ
る。なお、ステップとは、ある表示位置から次の表示位
置まで1秒ごとに瞬間的に動かす秒針の運針パターンを
指す。
【0060】図13および図14に示す2モータステッ
プのムーブメント300は、図4および図5に示す2モ
ータスムースステップのムーブメント100において、
ロータ121cと7番車127と6番車126と第1の
5番車122の代わりに、ロータ121’cと図15に
示す第3の5番車128を用いたものである。従って、
ムーブメント300における第1の配置領域には、ロー
タ121’cと、ロータ121’cのピニオンに噛合する
第1検出用歯車としての第3の5番車128と、この第
3の5番車128に噛合した第2検出用歯車としての秒
針車123とが配置される。
【0061】第3の5番車128には、図15に示すよ
うに、基準位置検出のための検出光を透過させるための
円形または略円形の透孔128aが2個、回転軸を中心
とした同心円上に回転軸を挟んで対向して設けられてい
る。
【0062】なお、第3の5番車128は、本実施形態
では12ステップ/回転としており、これによりムーブ
メント300の場合には秒針車123は60ステップ/
回転で駆動されることになる。
【0063】そして、この第3の5番車128を用いて
も、ムーブメント100の場合と同じく光検出センサの
ON,OFFのパターンを利用することで指針(秒針)の基
準位置検出が可能になっている。その他の構成等はムー
ブメント100の場合と同じであるので、その説明は省
略する。
【0064】1モータステップ 図16は本発明に係る1モータステップクオーツ時計の
ムーブメント400の一構成例を示す断面展開図であ
り、図17はその要部の平面図である。
【0065】図16および図17に示す1モータステッ
プのムーブメント400は、図11および図12に示す
1モータスムースステップのムーブメント200におい
て、ロータ121cと7番車127と第1の5番車12
2と6番車126の代わりに、ロータ121’cと図1
5に示す第3の5番車128を用いたものである。従っ
て、ムーブメント400における第1の配置領域には、
ロータ121’cと、ロータ121’cのピニオンに噛合
する第1検出用歯車としての第3の5番車128と、こ
の第3の5番車128に噛合した第2検出用歯車として
の秒針車123’と、この秒針車123’に設けられた
カナ1230に噛合する第3検出用歯車としての3番車
133と、この3番車に噛合した中間車としての日の裏
車を介して駆動される第5検出用歯車としての時針車1
36とが配置される。
【0066】そして、この第3の5番車128を用いて
も、ムーブメント200の場合と同じく、正しい時刻表
示が可能になっている。その他の構成等は1モータスム
ースステップクオーツ時計のムーブメント200の場合
と同じであるので、その説明は省略する。また、図16
は1モータステップクオーツ時計を示した図であるの
で、図11と同じく光検出センサ140は取り外され、
図示されていない。
【0067】また、このムーブメント400において
は、第3の5番車128の歯が秒針車123’に設けら
れたカナ1230に当たらないように、第3の5番車1
28の外周部(大径歯車部)を薄くしている(図16の
領域A3参照)。つまり、例えば第3の5番車128の
歯車部が秒針車123’の軸に干渉しないように、指針
軸領域、第1の配置領域、第2の配置領域が配置されて
いるので、第3の5番車の大径歯車部を薄くすること
で、1モータにより秒針のステップ運針が実現できる。
【0068】・変形形態 1モータステップの時計においても、1モータスムース
ステップの場合と同様に時刻の自動修正を行うことも可
能である。この1モータステップ自動修正時計の場合に
は、分針車134’の代わりにスリップ機構を有しない
分針車134が用いられ、光検出センサ140も追加さ
れる。その他の位置検出の手法等は1モータスムースス
テップ自動修正時計の場合と同じである。
【0069】このように、本発明によれば、2モータで
高精度かつ迅速な位置検出が可能な自動修正時計や、コ
ンパクトでかつ時刻の自動修正も可能にできる1モータ
の時計等、様々な品種の時計を提供することができる。
【0070】上記実施の形態は本発明を説明するための
例であり、例えば歯車の形、大きさ、材質およびその透
光部・遮光部の形状や検出手段等について、特許請求の
範囲で様々な変更が可能である。一例として、ステッピ
ングモータ121の回転力を秒針車に伝達するための中
間車にさらなる歯車を組み込むことで、1モータの場合
にも2モータの場合にも、秒針を停止させず1秒かけて
1秒間の表示位置を移動させる連続運針を実現させるこ
ともできる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、例えば電波時計のよう
な自動修正時計や、クオーツ時計等、多品種の時計にお
いて多くの部品や指針の位置検出手段などの共通化を図
ることができ、時計の製造コストを低減化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係る電波修正時計
の信号処理系回路の一構成例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】標準電波の信号パターンを示す図である。
【図3】標準電波のタイムコードの一例を示す図であ
る。
【図4】本発明の1つの実施の形態に係る時計のムーブ
メントの第1例の全体構成を示す断面図である。
【図5】図4の要部の平面図である。
【図6】秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす6番車
を示す平面図である。
【図7】秒針を駆動する第1駆動系の一部をなす秒針車
を示す平面図である。
【図8】分針および時針を駆動する駆動系の一部をなす
3番車を示す平面図である。
【図9】分針および時針を駆動する駆動系の一部をなす
分針車を示す平面図である。
【図10】分針および時針を駆動する駆動系の一部をな
す時針車を示す平面図である。
【図11】本発明の1つの実施の形態に係る時計のムー
ブメントの第2例の全体構成を示す断面図である。
【図12】図11の要部の平面図である。
【図13】本発明の1つの実施の形態に係る時計のムー
ブメントの第3例の全体構成を示す断面図である。
【図14】図13の要部の平面図である。
【図15】本発明の1つの実施の形態に係る時計のムー
ブメントの第3例および第4例において秒針を駆動する
駆動系の一部をなす第3の5番車を示す平面図である。
【図16】本発明の1つの実施の形態に係る時計のムー
ブメントの第4例の全体構成を示す断面図である。
【図17】図16の要部の平面図である。
【符号の説明】
10…信号処理系回路 11…標準電波受信系 14…制御回路 17…バッファ回路 111…下ケース 112…上ケース 113…中板 121…ステッピングモータ 121c,121’c…ロータ 122…第1の5番車 123,123’…秒針車(第2検出用歯車) 123a,123b,123c…長孔 123d,123e,123f…遮光部 1230…カナ 126…6番車(第1検出用歯車) 126a…長孔 126b…遮光部 128…第3の5番車 128a…透孔 131…ステッピングモータ 131c…ロータ 132…第2の5番車 133…3番車(第3検出用歯車) 133a,133b,133c…長孔 133d,133e,133f…遮光部 134,134’…分針車(第4検出用歯車) 134a,134b,134c…長孔 134d,134e,134f…遮光部 136…時針車(第5検出用歯車) 136a,136b,136c…長孔 136d,136e,136f…遮光部 140…光検出センサ(検出手段) 142…発光素子 144…受光素子 150…手動修正系 160…電源部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時針、分針、および秒針の3つの指針に
    よる3針時刻表示を行い、 これら3つの指針が、時刻信号を受信して所定時刻に修
    正する際に基準位置に位置付けられたことを検出する検
    出手段と、 前記検出手段の出力信号、および時刻信号に基づいて所
    定時刻に修正する動作を制御する制御部とを具備し、 時針に接続されている時針車と分針に接続されている分
    針車と秒針に接続されている秒針車とが同軸上に配置さ
    れている指針軸領域と、 第1の駆動源および当該第1の駆動源による回転力を減
    速して前記秒針車に伝達するための中間車を配置するた
    めの第1の配置領域と、 前記指針軸領域を挟んで前記第1の配置領域と対向する
    位置に存在する、第2の駆動源および当該第2の駆動源
    による回転力を減速して前記分針車および時針車に伝達
    するための中間車を配置するための第2の配置領域とを
    有し、 前記秒針車への伝達のための中間車には秒針車位置検出
    用歯車を含み、 前記分針車および時針車への伝達のための中間車には、
    前記分針車に噛合する、分針車および時針車位置検出用
    歯車を含み、 前記分針車および時針車位置検出用歯車は、前記第1の
    駆動源のみを配置し、当該第1の駆動源による回転力を
    中間車により減速して前記時針車、分針車および秒針車
    に伝達して3針時刻表示を行う場合には、前記秒針車に
    設けられるカナと噛合できる位置に配置されている時
    計。
  2. 【請求項2】 前記第1の配置領域の中間車の輪列の組
    み合わせに応じて前記秒針の運針パターンを変えること
    ができ、 前記検出手段を用いて前記秒針車の基準位置検出が可能
    となるように、前記運針パターンに応じた秒針車の基準
    位置検出に用いられる歯車を含む、少なくとも1つの中
    間車が配置されている請求項1記載の時計。
  3. 【請求項3】 前記第1の配置領域の中間車の輪列の組
    み合わせに応じて前記秒針の運針パターンを変えること
    ができ、 前記検出手段を用いて前記秒針車の基準位置検出が可能
    となるように、前記運針パターンに応じた秒針車の基準
    位置検出に用いられる歯車を含む、少なくとも1つの中
    間車が配置されており、 前記秒針車の基準位置検出に用いられる歯車は、その大
    径歯車が前記秒針車に設けられるカナに接触しないよう
    に軸方向の位置と大径歯車部の厚さが定められている請
    求項1記載の時計。
  4. 【請求項4】 前記分針車には、手動で前記分針および
    時針の時刻修正を行う場合に前記秒針車の回転を防止す
    るための歯車部のスリップ機構が設けられている請求項
    1〜3いずれかに記載の時計。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、検出光を発する発光素
    子および当該発光素子から発せられた検出光を受光して
    信号を出力する受光素子からなる透過型光検出センサを
    有し、 前記3つの指針の基準位置検出に用いられる各歯車は、
    それら全てが重なる位置において前記検出光を透過する
    ことができるように、前記3つの指針の基準位置検出の
    ための透光部および受光部を、少なくとも1つずつそれ
    ぞれ有する請求項1〜4いずれかに記載の時計。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記第1の駆動源に電力を供
    給可能な電源部をセットするための第3の配置領域を有
    し、 前記第3の配置領域は前記第2の配置領域と領域の一部
    を共有しており、前記第1の駆動源のみで3針時刻表示
    を行う場合には、前記電源部から前記第1の駆動源に電
    力が供給される請求項1〜5いずれかに記載の時計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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