JPH1126181A - 冷陰極管点灯装置 - Google Patents

冷陰極管点灯装置

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JPH1126181A
JPH1126181A JP9172225A JP17222597A JPH1126181A JP H1126181 A JPH1126181 A JP H1126181A JP 9172225 A JP9172225 A JP 9172225A JP 17222597 A JP17222597 A JP 17222597A JP H1126181 A JPH1126181 A JP H1126181A
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JP
Japan
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voltage
effect transistor
circuit
field effect
cold
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JP9172225A
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Inventor
Kiyouji Toshinari
恭治 俊成
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DC/ACインバータを構成する電界効果ト
ランジスタの損失を減少させ、効率を向上させる冷陰極
管点灯装置を提供する。 【解決手段】 冷陰極管点灯装置10は、入力電源1
と、入力電源1からの低圧の直流電圧Vdcを交流電圧
V2に変換するDC/ACインバータ2と、オンデュー
ティDに基づいて電界効果トランジスタQのオン・オフ
を制御する駆動回路3と、電界効果トランジスタQをオ
ンさせる制御信号を駆動回路3に供給する制御回路11
と、圧電トランスTの出力電圧V2により点灯する冷陰
極管FLと、冷陰極管FLに流れる管電流Iを検出する
管電流検出回路4と、管電流検出回路4から出力される
交流電圧V3を整流する整流回路5と、整流回路5の出
力電圧V4と調光電圧Voとの差電圧を増幅する誤差増
幅回路6と、誤差増幅回路6の出力電圧V5を周波数信
号fを変換し、その周波数信号fを駆動回路3に出力す
るV/F変換回路7とからなり、全体としてフィードバ
ック制御回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
用のバックライト等に使用される冷陰極管点灯装置に関
し、特に、共振コイル、電界効果トランジスタ及び圧電
トランスからなるDC/ACインバータを用いた冷陰極
管点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電トランスを含むDC/ACイ
ンバータを用いた冷陰極管点灯装置を図5を用いて説明
する。図5に示すように、従来の冷陰極管点灯装置50
は、入力電源1と、共振コイルL、電界効果トランジス
タQ及び圧電トランスTからなり、入力電源1からの低
圧の直流電圧Vdcを高圧の交流電圧V2に変換するD
C/ACインバータ2と、オンデューティD、すなわち
オン時間(ton)/オン時間(ton)+オフ時間
(toff)[%]によって電界効果トランジスタQの
オン・オフを制御する駆動回路3と、圧電トランスTの
出力部Tbから発生する交流電圧V2により点灯する冷
陰極管FLと、冷陰極管FLに流れる管電流Iを検出す
る管電流検出回路4と、管電流検出回路4から出力され
る交流電圧V3を整流する整流回路5と、整流回路5の
直流電圧V4と調光電圧Voとの差電圧を増幅する誤差
増幅回路6と、誤差増幅回路6の直流電圧V5を周波数
信号fに変換し、その周波数信号fを駆動回路3に出力
するV/F変換回路7とからなり、全体としてフィード
バック制御回路を構成する。
【0003】次に、冷陰極管点灯装置50の各ブロック
の動作について説明する。入力電源1は、直流電圧Vd
cを発生させるための電源である。
【0004】DC/ACインバータ2は、電界効果トラ
ンジスタQがオンのときに共振コイルLに電力を蓄積
し、オフのときに共振コイルLから圧電トランスTの入
力部Taに電力を放出することにより、低圧の直流電圧
Vdcを片波正弦波である交流電圧V1に変換させると
いう機能を備える。この際、交流電圧V1が発生する時
間tV1は、共振コイルLのインダクタンス値と圧電ト
ランスTの入力部Taの容量値とに依存する。
【0005】DC/ACインバータ2を構成する圧電ト
ランスTは、その入力部Taに共振コイルLから印加さ
れる交流電圧V1により発生する機械的振動によるエネ
ルギーを出力部Tbに伝えて交流電圧V2を発生させ、
その交流電圧V2を冷陰極管FLに供給する。
【0006】駆動回路3は、事前に決められたオンデュ
ーティD、すなわちオン時間(ton)/(オン時間
(ton)+オフ時間(toff))[%]と、V/F
変換回路7からの周波数信号f、すなわちオン時間(t
on)+オフ時間(toff)とによって、DC/AC
インバータ2を構成する電界効果トランジスタQのオン
時間ton及びオフ時間toffを決定する。そして、
オン時間tonには、ゲート電圧を電界効果トランジス
タQのゲートに印加し、電界効果トランジスタQをオン
し、オフ時間toffには、ゲート電圧を電界効果トラ
ンジスタQのゲートに印加せず、電界効果トランジスタ
Qをオフする。
【0007】冷陰極管FLは、圧電トランスTの交流電
圧V2が入力されて点灯する。その際、冷陰極管FLを
流れる管電流Iを管電流検出回路4に供給する。
【0008】管電流検出回路4は、供給された管電流I
に比例した交流電圧V3を整流回路5に供給する。
【0009】整流回路5は、供給された交流電圧V3を
整流及び平滑して直流電圧V4を発生させ、その直流電
圧V4を誤差増幅回路7の一方入力端に供給する。
【0010】誤差増幅回路6は、一方入力端に供給され
た整流回路5からの直流電圧V4と、他方入力端に供給
された調光電圧Voを比較し、その差電圧を増幅して直
流電圧V5としてV/F変換回路7に供給する。
【0011】V/F変換回路7は、誤差増幅回路6から
供給された直流電圧V5を周波数信号fに変換し、その
周波数信号fを、DC/ACインバータ2を構成する電
界効果トランジスタQのオン時間tonとオフ時間to
ffとの和、すなわち電界効果トランジスタQのオン時
間tonを制御するオンデューティDの分母として、駆
動回路3に入力する。
【0012】以上のような一連の動作が、冷陰極管点灯
装置50の各ブロックにおいて行われ、フィードバック
制御がなされる。
【0013】そして、DC/ACインバータ2を構成す
る電界効果トランジスタQの周期T、すなわち、オン時
間tonとオフ時間toffとの和はV/F変換回路7
からの周波数信号fで、電界効果トランジスタQのオン
時間tonは駆動回路3のオンデューティDで決定され
る。また、圧電トランスの入力部の電圧V1が発生する
時間tV1は、共振コイルのインダクタンス値と圧電ト
ランスの入力部の容量値とで決定される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の冷陰極管点灯装置においては、共振コイルや圧電トラ
ンスの製品ばらつき及び温度特性、あるいは入力電圧の
変動によって、共振コイルのインダクタンス値と圧電ト
ランスの入力部の容量値とで決定される圧電トランスの
入力部の電圧の発生時間がばらつく。その結果、交流電
圧V1が発生する時間tV1と、V/F変換回路からの
周波数信号fと駆動回路のオンデューティDとで決定さ
れる電界効果トランジスタのオン時間tonの周期との
間に差が生じ、図6(a)に示すように、交流電圧V1
が発生する時間tV1が長くなる(領域I)、すなわ
ち、交流電圧V1がゼロにならないうちに電界効果トラ
ンジスタがオンしたり、図6(b)に示すように、交流
電圧V1が発生する時間tV1が短くなる(領域I
I)、すなわち、交流電圧V1がゼロの際に、電界効果
トランジスタがオフとなる時間が長くなったりする。
【0015】同様に、入力電圧が異なる、例えばバッテ
リー(6V程度)とACアダプター(12V程度)を使
用することによって、DC/ACインバータを構成する
電界効果トランジスタの周期T、すなわち、オン時間t
onとオフ時間toffとの和が変動する。その結果、
交流電圧V1が発生する時間tV1と、V/F変換回路
からの周波数信号fと駆動回路のオンデューティDとで
決定される電界効果トランジスタのオン時間tonの周
期との間に差が生じ、図7(a)に示すように、入力電
圧が大きくなることにより電界効果トランジスタの周期
Tが短くなる(領域I)、すなわち交流電圧V1がゼロ
にならないうちに電界効果トランジスタがオンしたり、
図7(b)に示すように、入力電圧が小さくなることに
より電界効果トランジスタの周期Tが長くなる(領域I
I)、すなわち交流電圧V1がゼロの際に、電界効果ト
ランジスタがオフとなる時間が長くなったりする。
【0016】この結果、図6(a)及び図7(a)に示
したように、交流電圧V1がゼロにならないうちに電界
効果トランジスタがオンしてしまう場合には、電界効果
トランジスタにサージ電流が流れてしまい、電界効果ト
ランジスタの損失が大きくなり、効率が低下するという
問題があった。また、電界効果トランジスタにサージ電
流が流れることにより、ノイズが発生し、冷陰極管がち
らつくため、この冷陰極管点灯装置をバックライトとし
て使用した液晶ディスプレイの画面が乱れるという問題
もあった。
【0017】さらに、図6(b)及び図7(b)に示し
たように、交流電圧V1がゼロの際に、電界効果トラン
ジスタがオフとなる時間が長くなる場合には、その間
に、電界効果トランジスタの寄生ダイオードに順方向電
流が流れてしまい、電界効果トランジスタの損失が大き
くなり、効率が低下するという問題もあった。
【0018】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、DC/ACインバータを構成
する電界効果トランジスタの損失を減少させ、効率を向
上させる冷陰極管点灯装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、入力電源と、共振コイル、電界効果ト
ランジスタ及び圧電トランスからなり、前記電界効果ト
ランジスタのオン・オフを制御して前記入力電源からの
直流電圧を交流電圧に変換するDC/ACインバータ
と、前記電界効果トランジスタのオン・オフを制御する
駆動回路と、前記圧電トランスの出力電圧により点灯す
る冷陰極管と、該冷陰極管に流れる管電流を検出する管
電流検出回路と、該管電流検出回路から出力される交流
電圧を整流する整流回路と、該整流回路の出力電圧と調
光電圧との差電圧を増幅する誤差増幅回路と、該誤差増
幅回路の出力電圧を周波数信号に変換し、該周波数信号
を前記駆動回路に供給するV/F変換回路とからなる冷
陰極管点灯装置において、前記駆動回路に、前記DC/
ACインバータを構成する圧電トランスの入力部の電圧
を検出し、該入力部の電圧が基準電圧以下のときに、前
記電界効果トランジスタがオンする制御信号を前記駆動
回路に供給する機能を有する制御回路を備えることを特
徴とする。
【0020】また、前記制御回路が、前記電界効果トラ
ンジスタのオン時間とオフ時間の和を制御する制御信号
を前記駆動回路に供給する機能を有することを特徴とす
る。
【0021】本発明の冷陰極管点灯装置によれば、 D
C/ACインバータを構成する圧電トランスの入力部の
電圧が基準電圧以下のときに、電界効果トランジスタを
オンさせるような制御信号を駆動回路に供給する制御回
路を備えるため、電界効果トランジスタのオン時間に
は、共振コイルから電界効果トランジスタに流れる電流
のみとなり、圧電トランスから電界効果トランジスタに
流れるサージ電流をなくすることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。なお、従来例と同一もしくは同等の部
分には同一番号を付し、その説明は省略し、相違する部
分についてのみ説明する。
【0023】図1に、本発明の冷陰極管点灯装置の一実
施例のブロック図を示す。図1の冷陰極管点灯装置10
が、従来例である図5の冷陰極管点灯装置50と異なる
点は、DC/ACインバータ2を構成する圧電トランス
Tの入力部Taの電圧V1を検出し、その電圧が基準電
圧Vref以下のときに、電界効果トランジスタQをオ
ンさせるような制御信号を駆動回路3に供給する制御回
路11を備えることである。
【0024】図2は、図1の冷陰極管点灯装置10の制
御回路11の構成を示すブロック図である。制御回路1
1は、例えばコンパレータからなる比較器12と、OR
回路13と、例えばPWMICからなるパルス発生器1
4とで構成され、比較器12の一方の入力端子は圧電ト
ランスTと電界効果トランジスタQとの接続点に接続さ
れ、他方の入力端子は基準電圧Vrefに接続される。
【0025】また、比較器12の出力はOR回路13の
一方の入力端子に接続され、OR回路13の他方の入力
端子はパルス発生器14に接続される。さらに、OR回
路13の出力端子は駆動回路3に接続され、パルス発生
器14はV/F変換回路7に接続される。
【0026】なお、パルス発生器14は、V/F変換回
路7からの周波数信号fに応じて、DC/ACインバー
タ2を構成する電界効果トランジスタQの周期T(オン
時間tonとオフ時間toffとの和)を決定し、その
周期Tとパルス発生器14のCR定数等で設定されるオ
ンデューティDとに基づき、電界効果トランジスタQの
オン・オフを決定するパルスを発生させるものである。
【0027】ここで、制御回路11の動作を説明する。
例えば、検出された圧電トランスTの入力部Taの電圧
V1と、基準電圧Vrefとが比較され、圧電トランス
Tの入力部Taの電圧V1が、基準電圧Vref以下の
ときに、比較器12からの出力はlowとなる。
【0028】そして、比較器12の出力がlow、パル
ス発生器14の出力がlow(電界効果トランジスタQ
のオフ時間toff)になると、OR回路13の出力が
lowとなり、そのlowの信号が駆動回路3に入力さ
れたときには、駆動回路3から電界効果トランジスタQ
をオンするためのゲート電圧が電界効果トランジスタQ
のゲートに印加される。
【0029】すなわち、パルス発生器14の出力がlo
wにもかかわらず、比較器12の出力がhigh(圧電
トランスTの入力部Taの電圧V1が基準電圧Vref
以上)のときには、電界効果トランジスタQのゲートに
はゲート電圧が印加されず、電界効果トランジスタQは
オフとなる。
【0030】また、入力電源1が異なることにより発生
する入力電圧Vdcが変化した場合には、冷陰極管FL
を流れる管電流Iも変動し、その管電流Iを一定に保つ
ために、管電流Iに依存してV/F変換回路7からの周
波数信号fが動き、その周波数信号fに依存してパルス
発生器14で決定される電界効果トランジスタQの周期
Tが動く。
【0031】すなわち、入力電圧Vdcが大きくなった
場合には、冷陰極管FLを流れる管電流Iも大きくな
り、その管電流Iを一定に保つために、V/F変換回路
7からの周波数信号fは高くなり、電界効果トランジス
タQの周期Tは短くなる。その結果、オンデューティD
を変化させてオン時間を短くする。
【0032】逆に、入力電圧Vdcが小さくなった場合
には、冷陰極管FLを流れる管電流Iも小さくなり、そ
の管電流Iを一定に保つために、V/F変換回路7から
の周波数信号fは低くなり、電界効果トランジスタQの
周期Tは長くなる。その結果、オンデューティDを変化
させてオン時間が長くする。
【0033】上述の本実施例によれば、制御回路が、D
C/ACインバータを構成する圧電トランスの入力部の
電圧を検出し、圧電トランスの入力部の電圧が基準電圧
以下のときに、電界効果トランジスタをオンさせる機能
を有するため、共振コイルや圧電トランスの製品ばらつ
き及び温度特性、あるいは入力電圧の変動によって、共
振コイルのインダクタンス値と圧電トランスの入力部の
容量値とで決定される圧電トランスの入力部の電圧の発
生時間がばらついても、図3(a)に示すように、交流
電圧V1の発生時間tV1が長くなった場合には、電界
効果トランジスタのオフ時間toffが長くなり、図3
(b)に示すように、交流電圧V1の発生時間tV1が
短くなった場合には、電界効果トランジスタのオフ時間
toffは短くなる。
【0034】同様に、制御回路が、電界効果トランジス
タの周期であるオン時間とオフ時間との和を制御する制
御信号を駆動回路に供給する機能を有するため、入力電
圧が異なることによって、DC/ACインバータを構成
する電界効果トランジスタの周期であるオン時間とオフ
時間との和が変動しても、図4(a)に示すように、入
力電圧が大きくなることにより電界効果トランジスタの
周期が短くなった場合には、電界効果トランジスタのオ
ン時間tonが短くなり、図4(b)に示すように、入
力電圧が大きくなることにより電界効果トランジスタの
周期が長くなった場合には、電界効果トランジスタのオ
ン時間tonが長くなる。
【0035】すなわち、共振コイルや圧電トランスの製
品ばらつき及び温度特性、あるいは入力電圧の変動によ
って、圧電トランスの入力部の電圧の発生時間がばらつ
いても、並びに、入力電圧が異なることによって、DC
/ACインバータを構成する電界効果トランジスタの周
期であるオン時間とオフ時間との和が変動しても、圧電
トランスの入力部の電圧がゼロになるタイミングと電界
効果トランジスタがオンするタイミングとをほぼ一致さ
せることができるため、圧電トランスの入力部から電界
効果トランジスタに流れるサージ電流が発生する場合
や、交流電圧V1がゼロの際に電界効果トランジスタが
オフとなり、電界効果トランジスタの寄生ダイオードに
順方向電流が流れる場合がなくなる。
【0036】したがって、電界効果トランジスタの損失
を減少させ、効率を向上させることができる。
【0037】また、電界効果トランジスタの最大定格電
流を小さくできるため、電界効果トランジスタの小型化
が実現でき、それにともない、冷陰極管点灯装置の小型
化も実現できる。
【0038】さらに、高精度の共振コイルや圧電トラン
ス、あるいはそれらを選別する工程が不要となるため、
製造コストを低減することもできるとともに、設計の自
由度を向上させることもできる。
【0039】また、入力電源にバッテリー(6V程度)
とACアダプター(12V程度)とを併用し、入力電圧
が異なる場合でも、電界効果トランジスタの効率を低下
させることなく、十分に対応が可能となる。
【0040】なお、上記の実施例では、DC/ACイン
バータが、入力電源から発生する低圧の直流電圧を片波
正弦波の交流電圧に変換させるという機能を備える場合
について説明したが、入力電源からの直流電圧を両波正
弦波の交流電圧に変換させるという機能を備える場合で
も同様の効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の冷陰極管点灯装置によれば、
制御回路が、DC/ACインバータを構成する圧電トラ
ンスの入力部の電圧を検出し、圧電トランスの入力部の
電圧が基準電圧以下のときに、電界効果トランジスタを
オンさせる機能を有するため、共振コイルや圧電トラン
スの製品ばらつき及び温度特性、あるいは入力電圧の変
動によって、圧電トランスの入力部の電圧の発生時間が
ばらついても、圧電トランスの入力部の電圧がゼロにな
るタイミングと電界効果トランジスタがオンするタイミ
ングとをほぼ一致させることができる。
【0042】その結果、圧電トランスの入力部から電界
効果トランジスタに流れるサージ電流が発生する場合
や、圧電トランスの入力部の電圧がゼロの際に電界効果
トランジスタがオフとなり、電界効果トランジスタの寄
生ダイオードに順方向電流が流れる場合がなくなる。
【0043】したがって、電界効果トランジスタの損失
を減少させ、効率を向上させることができる。また、電
界効果トランジスタの最大定格電流を小さくできるた
め、電界効果トランジスタの小型化が実現でき、冷陰極
管点灯装置の小型化も実現できる。さらに、高精度の共
振コイルや圧電トランス、あるいはそれらを選別する工
程が不要となるため、製造コストを低減することもでき
るとともに、設計の自由度を向上させることもできる。
【0044】請求項2の冷陰極管点灯装置によれば、制
御回路が、DC/ACインバータを構成する電界効果ト
ランジスタのオン時間とオフ時間の和を制御する制御信
号を駆動回路に供給する機能を有するため、入力電源に
バッテリー(6V程度)とACアダプター(12V程
度)とを併用し、入力電圧が異なった場合でも、電界効
果トランジスタの効率を低下させることなく、十分に対
応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷陰極管点灯装置に係る一実施例のブ
ロック図である。
【図2】図1の冷陰極管点灯装置を構成する制御回路の
ブロック図である。
【図3】図1の冷陰極管点灯装置のDC/ACインバー
タで発生する片波正弦波の交流電圧の周期が(a)長く
なった場合、(b)短くなった場合のそれぞれ動作を示
す図である。
【図4】図1の冷陰極管点灯装置の入力電源から発生す
る入力電圧が(a)大きくなった場合、(b)小さくな
った場合のそれぞれ動作を示す図である。
【図5】従来の冷陰極管点灯装置を示すブロック図であ
る。
【図6】図5の従来の冷陰極管点灯装置において、DC
/ACインバータで発生する片波正弦波の交流電圧の周
期が(a)長くなった場合、(b)短くなった場合のそ
れぞれ動作を示す図である。
【図7】図5の従来の冷陰極管点灯装置の入力電源から
発生する入力電圧が(a)大きくなった場合、(b)小
さくなった場合のそれぞれ動作を示す図である。
【符号の説明】
10 冷陰極管点灯装置 11 制御回路 1 入力電源 2 DC/ACインバータ 3 駆動回路 4 管電流検出回路 5 整流回路 6 誤差増幅回路 7 V/F変換回路 FL 冷陰極管 L 共振コイル Q 電界効果トランジスタ T 圧電トランス Ta 入力部 Vdc 直流電圧 V1 交流電圧 Vref 基準電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電源と、共振コイル、電界効果トラ
    ンジスタ及び圧電トランスからなり、前記電界効果トラ
    ンジスタのオン・オフを制御して前記入力電源からの直
    流電圧を交流電圧に変換するDC/ACインバータと、
    前記電界効果トランジスタのオン・オフを制御する駆動
    回路と、前記圧電トランスの出力電圧により点灯する冷
    陰極管と、該冷陰極管に流れる管電流を検出する管電流
    検出回路と、該管電流検出回路から出力される交流電圧
    を整流する整流回路と、該整流回路の出力電圧と調光電
    圧との差電圧を増幅する誤差増幅回路と、該誤差増幅回
    路の出力電圧を周波数信号に変換し、該周波数信号を前
    記駆動回路に供給するV/F変換回路とからなる冷陰極
    管点灯装置において、 前記駆動回路に、前記DC/ACインバータを構成する
    圧電トランスの入力部の電圧を検出し、該入力部の電圧
    が基準電圧以下のときに、前記電界効果トランジスタが
    オンする制御信号を供給する機能を有する制御回路を備
    えることを特徴とする冷陰極管点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路が、前記電界効果トランジ
    スタのオン時間とオフ時間の和を制御する制御信号を前
    記駆動回路に供給する機能を有することを特徴とする請
    求項1に記載の冷陰極管点灯装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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