JPH11261276A - フラットケーブル用ノイズ対策部品 - Google Patents

フラットケーブル用ノイズ対策部品

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JPH11261276A
JPH11261276A JP10075073A JP7507398A JPH11261276A JP H11261276 A JPH11261276 A JP H11261276A JP 10075073 A JP10075073 A JP 10075073A JP 7507398 A JP7507398 A JP 7507398A JP H11261276 A JPH11261276 A JP H11261276A
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JP
Japan
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case
flat cable
ferrite core
noise suppression
fixing
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JP10075073A
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English (en)
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Masahiro Onizuka
雅広 鬼塚
Yutaka Saito
裕 斎藤
Yoshiichi Sudo
芳一 須藤
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Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/08Flat or ribbon cables
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/027Casings specially adapted for combination of signal type inductors or transformers with electronic circuits, e.g. mounting on printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/06Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core substantially closed in itself, e.g. toroid
    • HELECTRICITY
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    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/06Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core substantially closed in itself, e.g. toroid
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 これまで極めて手間のかかる作業を要してい
たフラットケーブルへのフェライトコアの固定及び取り
外しを容易に行うことを可能にし、且つ機器に与えられ
た衝撃がフェライトコアに直接加わらないようにする。 【解決手段】 フラットケーブルFCを挿通させるスリ
ット状穴2を有する偏平口字状フェライトコア1と、前
記スリット状穴2を露出させて前記フェライトコア1を
覆う開閉自在なケース21とを備え、前記ケース21が
実装機器側への固定用結合部24を一体に有する構成で
ある。また、固定用結合部24は爪部24aを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブル
に装着してフラットケーブルを伝導するノイズを抑制す
るために用いるフラットケーブル用ノイズ対策部品に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで各種電子機器を接続するケーブ
ルにはフェライトコアを使用してノイズ対策が行われて
きた。これらケーブルの中には、フラットケーブルがあ
るが、このノイズ対策についても同様であった。
【0003】フラットケーブルのノイズ対策に用いるフ
ェライトコアとしては、図9に示す如きフラットケーブ
ルFCが通るスリット状穴2を有する扁平口字状(扁平
リング状)フェライトコア1が用いられてきた。
【0004】このようなフェライトコア1はフラットケ
ーブルFCを通して用いられるが、ケーブルを通しただ
けではケーブル上を移動してしまう。移動した場合、場
所によっては所望のノイズ除去効果が得られない場合が
ある。また、取り付けた機器の内部に衝突し、フェライ
トコアの破損、若しくは機器内部の回路の破損のおそれ
がある。
【0005】これらの問題を防ぐ方法としては、フラッ
トケーブル上のフェライトコアを固定すればよい。その
方法としてはフェライトコアとケーブルを直接、接着テ
ープ若しくは接着剤で固定する、又はフェライトコアと
付近にある機器筐体若しくは基板とを接着テープ若しく
は接着剤で固定する方法がある。
【0006】しかしながら、このような方法は手間がか
かっていた。特に接着剤使用の場合は、接着剤が固化す
るのに時間が必要であるために、固化するまではフェラ
イトコアを固定しておく必要がある。更にこれらの方法
では、ある事情で、例えばフェライトコアの破損、不良
等でフェライトコアを取り外さなければならない場合、
固定するのと同様にその作業に極めて手間がかかり、特
にフラットケーブルとフェライトコアを接着剤にて固定
した場合は、ケーブルが破損するおそれがあり、ケーブ
ル自体を破棄しなければならないこともある。
【0007】フェライトコアを機器筐体内部若しくは基
板上に接着剤にて固定する場合は、フラットケーブルの
破損は起きない。しかしながら、機器に衝撃を与えた場
合は、フェライトコアは機器に直接固定されているため
にフェライトコアにもほとんど同様の衝撃が加わり、フ
ェライトコアが破損することもある。
【0008】このような点を克服するために図10に示
すようなフラットケーブル用フェライトコアを固定する
部品10が提案されている(TOKIN製、商品名:F
PD−CL−1 Camp)。本部品10の特徴はフェ
ライトコア1の両端部分の側面にそれぞれ装着し、且つ
機器筐体若しくは基板15上に、本部品10に設けられ
た穴11を利用してネジ13、ナット14による締め付
け等で固定できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
の従来部品を使用するは場合、筐体若しくは基板15上
にフェライトコア1を装着する際に、フェライトコア1
に部品10を装着した後にコア1と部品10とが外れな
いように手で押さえながら固定しなくてはならない。つ
まり接着剤を使用するよりは簡単であるが手間はかか
る。また、一度基板上に固定した後にフェライトコアを
はずす場合は、一式を基板上からはずした後でないとフ
ェライトコアは外せない。
【0010】そこで、本発明は、上記の点に鑑み、これ
まで極めて手間のかかる作業を要していたフラットケー
ブルへのフェライトコアの固定及び取り外しを容易に行
うことを可能にし、且つ機器に与えられた衝撃がフェラ
イトコアに直接加わりにくくしたフラットケーブル用ノ
イズ対策部品を提供することを目的とする。
【0011】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフラットケーブル用ノイズ対策部品は、フ
ラットケーブルを挿通させるスリット状穴を有するフェ
ライトコアと、前記スリット状穴を露出させて前記フェ
ライトコアを覆う開閉自在なケースとを備え、前記ケー
スが実装機器側への固定用結合部を一体に有することを
特徴としている。
【0013】前記フラットケーブル用ノイズ対策部品に
おいて、前記ケースが、第1の分割ケース部と、該第1
の分割ケース部に対して着脱自在な第2の分割ケース部
とからなる構成としてもよい。
【0014】前記ケースが、第1の分割ケース部と、第
2の分割ケース部と、第1及び第2の分割ケース部を開
閉自在に連結するヒンジ部とを有し、該ヒンジ部の対面
に設けた係止部により閉成状態を保つ構成としてもよ
い。
【0015】前記フェライトコアが分割コア体を突き合
わせたものであってもよい。
【0016】本発明のフラットケーブル用ノイズ対策部
品は、フェライトコアとそれを覆うことのできる開閉可
能なケースとを有し、該ケースが実装機器側への固定用
結合部を一体に有することが特徴であり、前記固定用結
合部により機器筐体若しくは基板に対して固定すること
が可能である。よって、フェライトコアはケース内に収
めた後にケースを閉じることでケース内に固定でき、更
にはケースと機器筐体若しくは基板とを結合させ固定す
ることが可能である。これによりフラットケーブルに本
発明のフラットケーブル用ノイズ対策部品を取り付け、
ケーブルとの位置関係を一定にすることが可能となる。
特に機器筐体若しくは基板に固定できるので機器に振動
及び衝撃を加えても、本発明のノイズ対策部品は動くこ
とはない。フラットケーブルとフェライトコアの取り付
け位置を固定する方法としては他にフェライトコアとフ
ラットケーブルを接着テープ若しくは接着剤にて固定す
ることが考えられる。しかしながら手間がかかる。特に
接着剤は固定させるためには接着剤を固化させる必要が
あるが、固化にはある程度の時間を要するので、固化す
るまでは次工程の作業を行うことができない。
【0017】また、本発明のフラットケーブル用ノイズ
対策部品を用いた固定構造は、ケース側の固定用結合部
を利用して機器筐体若しくは基板に固定するのでフラッ
トケーブルには力が加わらない。フラットケーブルに通
る信号線は細いので、ケーブルに過度な力が加わると断
線のおそれがある。よってフラットケーブルには力を掛
けないことが望ましい。本発明の場合は、フラットケー
ブルはフェライトコアに通すだけであるので、フラット
ケーブルに力は加わらず、断線の可能性が極めて低い。
【0018】更には本発明のフラットケーブル用ノイズ
対策部品からフェライトコアを取り出す場合は、閉じら
れたケースを開くことにより容易に取り出すことが可能
となる。機器筐体若しくは基板に取り付けたノイズ対策
部品を取り外す場合も、ケースと機器筐体若しくは基板
と結合した前記固定用結合部を取り外すことで容易に取
り外せる。接着剤若しくは接着テープで固定した場合
は、フェライトコアとフラットケーブル又はフェライト
コアと機器筐体若しくは基板に固着しているために、フ
ェライトコアを取り外すには手間がかかる。特にフェラ
イトコアとフラットケーブルを接着剤にて固定した場合
は、固着した接着剤を取り除く作業中にケーブル内の信
号線に力が加わり、断線する可能性がある。
【0019】更にケースが第1の分割ケース部と、第2
の分割ケース部と、第1及び第2の分割ケース部を開閉
自在に連結するヒンジ部とを有する構成とした場合、ヒ
ンジ部で第1及び第2の分割ケース部が接合されること
でケースは一体化される為に、取り扱いは簡易になり、
ヒンジ部対面にケースを閉じた状態に維持する係止部を
設けることで開閉が簡易に行える。
【0020】更にケースに用いる材質は特に問わない
が、金属又は樹脂を用いることができる。更には樹脂を
用いることにより、ケースに対しヒンジ部を一体に成形
できかつヒンジ部が柔軟性に富み好ましい。また、フェ
ライトコアをケースで覆うので、これに衝撃が加わって
も弾性のある樹脂によりフェライトコアへの衝撃が緩和
されるため損傷を防ぐことができる。樹脂については、
特に限定されないが、柔軟性を有していることが好まし
く、特に熱可塑性樹脂のナイロン、より好ましくは66
ナイロンが挙げられる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフラットケー
ブル用ノイズ対策部品の実施の形態を図面に従って説明
する。
【0022】図1及び図2は本発明に係るフラットケー
ブル用ノイズ対策部品の第1の実施の形態を示す。これ
ら図に示すように、フラットケーブル用ノイズ対策部品
20は、フラットケーブルFCが通るスリット状穴2を
有する扁平口字状(扁平リング状)フェライトコア1
と、これを覆う金属、樹脂(好ましくは66ナイロン)
等の開閉自在なケース21とで構成される。ケース21
は第1の分割ケース部(ケース本体部)22と、これに
対して着脱自在な第2の分割ケース部(ケース蓋体部)
23とからなり、第1の分割ケース部22の底部には実
装機器側への固定用結合部24が一体に設けられてい
る。この固定用結合部24は、図2の仮想線に示す如
く、実装機器筐体若しくは基板15側の取付穴(又は
溝)16に固定用結合部24が挿入された後に引っ掛か
る構造を持つことでケース部21を機器筐体若しくは基
板上に固定する役目を果たす。また、第1及び第2の分
割ケース部22,23の両端面には互いに接続が可能と
なる係止片25とこれが嵌合する係止穴26の組が係止
部として設けられており、第1及び第2の分割ケース部
22,23を突き合わせてケース21を閉じた際に係止
片25、係止穴26が互いに結合(嵌合)し、ケース2
1を閉成状態に保持する役目を果たす。
【0023】なお、ケース21は閉じた際に、フェライ
トコア1のスリット状穴2を露出させること、つまり第
1及び第2の分割ケース部22,23にそれぞれ切欠部
27を形成しておき、ケース21を閉じた際に、フラッ
トケーブルFCが通れる空間が生じる隙間を形成するこ
とが重要である。
【0024】フラットケーブル用ノイズ対策部品20の
フラットケーブルFCへの装着は、フェライトコア1の
スリット状穴2にフラットケーブルFCを通した後、開
いた状態のケース21の第1の分割ケース部22内にフ
ェライトコア1を収納し、その後第1の分割ケース部2
2に対して第2の分割ケース部23を嵌着してケース2
1を閉じることで実行できる。また、図2の仮想線のよ
うに実装機器筐体若しくは基板15側の取付穴(又は
溝)16に第1の分割ケース部22側の固定用結合部2
4を差し込むことで、弾性を有する固定用結合部24の
爪部24aが挿入された後に筐体若しくは基板15裏側
に引っ掛かり、ケース21を機器筐体若しくは基板上に
固定可能である。
【0025】この第1の実施の形態によれば、次の通り
の効果を得ることができる。
【0026】(1) フラットケーブル用ノイズ対策部品
20は、フラットケーブルFCを挿通させるスリット状
穴2を有するフェライトコア1と、前記スリット状穴2
を露出させて前記フェライトコア1を覆う開閉自在なケ
ース21(第1及び第2の分割ケース部22,23との
組み合わせ構造)とを備え、前記ケース21が実装機器
側への固定用結合部24を一体に有することが特徴であ
る。従って、フェライトコア1はケース21内に収めた
後にケース21を閉じる(第1の分割ケース部22に対
して第2の分割ケース部23を装着する)ことでケース
内に簡単に固定でき、更には固定用結合部24を利用し
てケース21と機器筐体若しくは基板15とを結合させ
固定することが可能で、しかも作業性が良い。これによ
りフラットケーブルFCにフラットケーブル用ノイズ対
策部品20を取り付け、ケーブルFCとの位置関係を一
定にすることが可能となる。特に機器筐体若しくは基板
に固定できるので機器に振動及び衝撃を加えても、ノイ
ズ対策部品20は動くことはない。
【0027】(2) フラットケーブル用ノイズ対策部品
20においては、ケース21側に一体の固定用結合部2
4を機器筐体若しくは基板に差し込んで(嵌合して)固
定するので、フラットケーブルFCには力が加わらな
い。フラットケーブルに通る信号線は細いので、ケーブ
ルに過度な力が加わると断線のおそれがあるが、フラッ
トケーブル用ノイズ対策部品20の場合、フラットケー
ブルFCはフェライトコア1に通すだけであるので、フ
ラットケーブルに力は加わらず、断線の可能性が極めて
低い。
【0028】(3) フラットケーブル用ノイズ対策部品
20からフェライトコア1を取り出す場合は、閉じられ
たケース21を開く(第1の分割ケース部22から第2
の分割ケース部23を離脱する)ことにより容易に取り
出すことが可能となる。機器筐体若しくは基板に取り付
けたノイズ対策部品20を取り外す場合も、ケース21
と一体の固定用結合部24の爪部24aの引っ掛かりを
機器筐体若しくは基板から外すことで容易に取り外せ
る。この際の作業性は極めて良く、作業中にケーブル内
の信号線を損傷する恐れもない。
【0029】(4) ケース21を弾性のある樹脂とした
場合、フェライトコア1をケース21で覆うことで、こ
れに衝撃が加わっても弾性のある樹脂によりフェライト
コア1への衝撃を緩和して損傷を防ぐことができる。
【0030】図3及び図4は本発明の第2の実施の形態
を示す。この場合、フラットケーブル用ノイズ対策部品
30は、フェライトコア1として分割フェライトコア体
1a,1bを突き合わせたものを用いるとともに、開閉
自在なケース31として柔軟性のある樹脂(好ましくは
66ナイロン)等で成形された第1の分割ケース部(ケ
ース本体部)32と、第2の分割ケース部(ケース蓋体
部)33と、両者を開閉自在に一体に連結するヒンジ部
38とからなるものを用いている。前記第1の分割ケー
ス部32の底部には実装機器側への固定用結合部34が
一体に設けられている。この固定用結合部34は、図4
の仮想線に示す如く、実装機器筐体若しくは基板15側
の取付穴(又は溝)16に差し込むことで、弾性を持つ
固定用結合部34の爪部34aが挿入された後に筐体若
しくは基板15裏側に引っ掛かり、ケース31を機器筐
体若しくは基板上に固定する役目を果たす。また、第1
及び第2の分割ケース部32,33のヒンジ部38の対
面には互いに接続が可能となる係止片35とこれが嵌合
する係止穴36の組が係止部として設けられており、第
1及び第2の分割ケース部32,33を突き合わせてケ
ース31を閉じた際に係止片35、係止穴36が互いに
結合(嵌合)し、ケース31を閉成状態に保持する役目
を果たす。
【0031】なお、ケース31は閉じた際に、フェライ
トコア1のスリット状穴2を露出させるために、第1及
び第2の分割ケース部32,33にそれぞれ切欠部37
を形成しておき、ケース31を閉じた際に、フラットケ
ーブルFCが通れる空間が生じる隙間を形成する。ま
た、フェライトコア1として分割フェライトコア体1
a,1bを突き合わせたものを用いたときに、両分割フ
ェライトコア体1a,1bを相互に押圧するばね手段と
して図4の如く第2の分割ケース部33の天井面に弾性
押圧部39を形成しておく。
【0032】この第2の実施の形態では、ケース31の
構成部分である第1及び第2の分割ケース部32,33
をヒンジ部38で一体に接合することで、ケース31は
一部品として一体化される為に、ケース構成部品は2つ
から1つになって取り扱いは簡易になり、部品製造上、
管理上の手間を大いに簡略化可能である。また、ケース
を完全に分割したは場合に比して組み立て時の作業性も
改善できる。さらに、ヒンジ部38対面にケース開閉の
ための係止片35とこれが嵌合する係止穴36の組を係
止部として設けることで開閉が簡易に行える。
【0033】また、分割フェライトコア体1a,1bを
組み合わせてフェライトコア1を構成するためのフラッ
トケーブルFCの両端にケーブルコネクタ等が既に装着
されている場合においても、分割フェライトコア体1
a,1bをフラットケーブルFCの上下から被せて装着
可能となり、応用範囲が広がる。この際、弾性押圧部3
9を設けたことで、分割フェライトコア体1a,1bは
相互に密着状態で保持される。なお、その他の構成、作
用効果は前述の第1の実施の形態と同様である。
【0034】前述の第1、第2の実施の形態において、
第1の分割ケース部22,32底部に一体の固定用結合
部24,34は、機器筐体若しくは基板15に固定用結
合部24,34が挿入できる穴(又は溝)16を設けて
おき、この穴(又は溝)16への挿入後は固定用結合部
24,34を構成している樹脂等の弾性を利用して固定
用結合部24,34先端部の爪部24a,34aが筐体
若しくは基板15に引っかかる構造にすることで第1の
分割ケース部22,32を固定することができる。ここ
で、固定用結合部24,34の構造で重要な点は、爪部
24a,34aとケース底部との距離を、実装側の機器
筐体若しくは基板15の厚み以上にあわせることであ
り、その距離が取り付ける筐体若しくは基板厚み以下で
あると爪部24a,34aが機器筐体若しくは基板反対
面に引っ掛からず固定することができないからである。
【0035】また、前記筐体若しくは基板の厚さが、前
記爪部24a,34aとケース底部の距離以下の場合、
固定時に爪部24a,34aとケース底部には隙間が生
じ、この隙間はノイズ対策部品20,30のぐらつきの
原因となる。これを防ぐ構成を具備したフラットケーブ
ル用ノイズ対策部品を、図5に本発明の第3の実施の形
態として説明する。この場合、フラットケーブル用ノイ
ズ対策部品40において、ケース21の本体側である第
1の分割ケース部22の底部には先端両側に爪部44a
を持つ固定用結合部44が樹脂等で弾性を有するように
一体に形成されている。また、第1の分割ケース部22
の底部には下方に突出した押圧弾性部41が形成されて
いる。
【0036】この場合、機器筐体若しくは基板15の穴
(又は溝)16に爪部44aを持つ固定用結合部44を
差し込むことでケース21を固定でき、挿入後は固定用
結合部44を構成している樹脂等の弾性を利用して先端
部の爪部44aが筐体若しくは基板15裏側に引っ掛か
り、フラットケーブル用ノイズ対策部品40の脱落を防
止でき、しかも押圧弾性部41をケース21に設けたこ
とで、押圧弾性部41が生じた隙間を押さえ付けるので
薄い筐体若しくは基板を用いてもノイズ対策部品40の
ぐらつきを低減することができる。
【0037】その他の構成、作用効果は前述した第1の
実施の形態と同様である。また、第2の実施の形態に対
してこの第3の実施の形態で示した構造を付加すること
が可能であることは明らかである。
【0038】図6乃至図8は第1乃至第3の実施の形態
で示した固定用結合部の変形例をそれぞれ示す。
【0039】図6では第1の分割ケース部22,32と
一体に固定用結合部60を形成するが、この固定用結合
部60は柱状部61の先端部両側に爪部62を形成する
とともに、柱状部61の軸方向に基部に達する割り溝6
3を入れて弾性を持たせたものである。この場合、図7
(A),(B),(C)の順で筐体若しくは基板15側の
取付穴(又は溝)16に差し込むことで、固定用結合部
60を筐体若しくは基板15側に簡単かつ確実に取り付
け可能である。
【0040】図8では第1の分割ケース部22,32と
一体の固定用結合部70は柱状部71の先端部両側に爪
部72を形成するとともに、柱状部71の軸方向に割り
溝73を中間位置にまで入れて弾性を持たせたものであ
る。割り溝73は爪部72を設けた位置に少なくとも達
していればよい。
【0041】なお、上記各実施の形態では、係止片2
5,35と係止穴26,36との組で第1及び第2の分
割ケース部を閉じた状態に保つ係止部を構成したが、第
1の分割ケース部に係止片を、第2の分割ケース部に係
止穴を設けてもよく、或いはその他の着脱自在又は開閉
自在な係止構造又は嵌合構造等を採用することができ
る。
【0042】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフラ
ットケーブル用ノイズ対策部品によれば、フラットケー
ブルを挿通させるスリット状穴を有するフェライトコア
と、前記スリット状穴を露出させて前記フェライトコア
を覆う開閉自在なケースとを備え、前記ケースが実装機
器側への固定用結合部を一体に有する構成としたので、
機器筐体若しくは基板上に容易に固定するのが可能で、
且つフェライトコアの取り付け、取り外しも容易に行う
ことができる利点がある。
【0044】また、フラットケーブル用ノイズ対策部品
は機器筐体若しくは基板に固定できるので機器に振動及
び衝撃を加えても、当該ノイズ対策部品は動くことはな
い。
【0045】さらに、フラットケーブルに対する装着又
は取り外し時にフラットケーブルに損傷を与えることが
なく、信頼性の向上を図ることができ、作業性の向上も
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットケーブル用ノイズ対策部
品の第1の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同正断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態であってケースが開
いた状態の斜視図である。
【図4】同正断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図6】ケースに設けた固定用結合部の変形例を示す断
面図である。
【図7】図6の固定用結合部の筐体若しくは基板への装
着過程を示す説明図である。
【図8】ケースに設けた固定用結合部の他の変形例を示
す断面図である。
【図9】フラットケーブルのノイズ対策に用いられてい
るフェライトコアの形状を示す斜視図である。
【図10】過去に提案され、市販されているフラットケ
ーブル用のフェライトコアを固定する部品の従来例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 フェライトコア 1a,1b 分割フェライトコア体 2 スリット状穴 20,30,40 フラットケーブル用ノイズ対策部品 21,31 ケース 22,32 第1の分割ケース部 23,33 第2の分割ケース部 24,34,44,60,70 固定用結合部 24a,34a,44a,62,72 爪部 25,35 係止片 26,36 係止穴 27,37 切欠部 38 ヒンジ部 41 押圧弾性部 FC フラットケーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットケーブルを挿通させるスリット
    状穴を有するフェライトコアと、前記スリット状穴を露
    出させて前記フェライトコアを覆う開閉自在なケースと
    を備え、前記ケースが実装機器側への固定用結合部を一
    体に有することを特徴とするフラットケーブル用ノイズ
    対策部品。
  2. 【請求項2】 前記ケースが、第1の分割ケース部と、
    該第1の分割ケース部に対して着脱自在な第2の分割ケ
    ース部とからなる請求項1記載のフラットケーブル用ノ
    イズ対策部品。
  3. 【請求項3】 前記ケースが、第1の分割ケース部と、
    第2の分割ケース部と、第1及び第2の分割ケース部を
    開閉自在に連結するヒンジ部とを有し、該ヒンジ部の対
    面に設けた係止部により閉成状態を保つものである請求
    項1記載のフラットケーブル用ノイズ対策部品。
  4. 【請求項4】 前記フェライトコアが分割コア体を突き
    合わせたものである請求項1,2又は3記載のフラット
    ケーブル用ノイズ対策部品。
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