JPH112527A - Pzt薄膜バイモルフ構造を備えた振動ジャイロ及びその製造方法 - Google Patents

Pzt薄膜バイモルフ構造を備えた振動ジャイロ及びその製造方法

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JPH112527A
JPH112527A JP9157058A JP15705897A JPH112527A JP H112527 A JPH112527 A JP H112527A JP 9157058 A JP9157058 A JP 9157058A JP 15705897 A JP15705897 A JP 15705897A JP H112527 A JPH112527 A JP H112527A
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JP
Japan
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thin film
parallel plate
pzt thin
plate structure
base material
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Application number
JP9157058A
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English (en)
Inventor
Toshio Fukuda
敏男 福田
Fumito Arai
史人 新井
Koichi Itoigawa
貢一 糸魚川
Hitoshi Iwata
仁 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に多数のバイモルフ構造を得ることがで
き、かつ小型のバイモルフ構造体にすることができ、か
つ、捩じれに強いPZT薄膜バイモルフ構造を備えた振
動ジャイロを提供する。 【解決手段】振動ジャイロ1は、一対の平行平板構造体
2,3を上下に直列にして連結されている。平行平板構
造体2は、一対のバイモルフ構造体からなる平板状の圧
電素子4を互いに相対させ、その上下両端に対して角柱
状の絶縁スペーサ5をそれぞれ挟んで互い接着剤にて固
着されている。圧電素子4は、厚みが均等に形成された
平板状をなすチタンからなる基材6の両側面に対してP
ZT薄膜7が形成され、その両側面のPZT薄膜7上に
は電極膜8が形成されている。平行平板構造体2,3
は、その電極膜8が形成された面が互いに直交するよう
に配置され、その上端面、及び下端面が接着剤にて接着
固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPZT薄膜バイモルフ構
造を備えた振動ジャイロ及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の振動ジャイロとしては、図12に
示す音叉型、図13に示す音片型が知られている。
【0003】音叉型の振動ジャイロ21は、図12に示
すように連結部22の両端に一対の駆動用圧電セラミッ
クス板23が、互いに平行に立設され、その平面が図に
おいてX方向に向くように配置されている。又、駆動用
圧電セラミック板23の上端の中心上において、検出用
圧電セラミックス板24が一体に立設され、その平面が
図において、Y方向に向くように配置されている。な
お、X方向とY方向とは互いに直交している。そして、
下方の駆動用圧電セラミックス板23に交番電圧を印加
することにより、同圧電セラミックス板23をX,反X
方向へ振動させる。この振動状態で、振動ジャイロ21
にZ軸回りの回転が加わったときに、検出用圧電セラミ
ックス24が歪み、そのときに生ずる電圧を検出するこ
とにより、検出用圧電セラミックス24に働いた力を検
知することが可能となる。この力は、コリオリの力Fc
といい、一般に、次式で表される。
【0004】Fc=2mV×Ω …(1) なお、mは振動ジャイロ21の質量、Vは振動ジャイロ
21の振動速度、Ωは振動ジャイロ25のZ軸回りの角
速度である。
【0005】又、音片型の振動ジャイロ25は、図13
に示すように恒弾性金属からなる四角柱状の音片型振動
子26を備え、同音片型振動子26の互いに180度反
対側の側面に対して、一対の駆動用圧電セラミックス板
27が貼着されている(図面上は、片方のみ図示)。
又、残りの両側面には、一対の検出用圧電セラミックス
板28が貼着されている(図面上は、片方のみ図示)。
そして、この振動ジャイロ25は、駆動用圧電セラミッ
クス板27に交番電圧を印加することにより、同圧電セ
ラミックス板27にて音片型振動子26をX,反X方向
へ振動させる。この状態で、振動ジャイロ26にZ軸回
りの回転が加わったときに、検出用圧電セラミックス2
8が歪み、そのときに生ずる電圧を検出することによ
り、検出用圧電セラミックス28に働いたコリオリの力
を検出することが可能となる。そして、前記質量m、振
動速度Vが既知であれば、角速度Ωを導出することが可
能となる。
【0006】ところで、上記の駆動用圧電セラミックス
板23,27、検出用圧電セラミックス板24,28に
は、バルクのPZT(ジルコン・チタン酸鉛:チタン酸
鉛,ジルコン酸鉛の固溶体からなるセラミックス)が使
用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なバルクのPZTは、バルクそのものの薄形化が難し
く、振動ジャイロ全体の小型化が難しい問題があった。
【0008】又、音片型の振動ジャイロのように、圧電
セラミックス板を貼着して振動ジャイロを構成する場
合、貼着工程が多くなるとともに、接着精度、すなわ
ち、位置精度が悪い問題があり、従って、検出感度等に
影響を及ぼし、均質なものを精度よく製造することは難
しい問題があった。
【0009】又、コリオリの力Fcは、上記(1)式に
示すように、振動ジャイロの質量mを大きくすれば、コ
リオリの力が大きくなり、この結果、検出用圧電セラミ
ックスの歪み量が増大して、検出電圧も大きくなる。す
なわち検出感度が上がることになる。このため、振動ジ
ャイロの質量は大きい方が検出感度を得るためには好ま
しい。ところが、バルクのPZTを用いた振動ジャイロ
の場合、バルクのPZTを構成する基材を大きくしない
と、質量が大きくできない問題があり、検出感度を上げ
るには限界がある。
【0010】又、コリオリの力Fcは、上記(1)式に
示すように、振動速度Vを大きくすれば、コリオリの力
が大きくなり、この結果、検出用圧電セラミックの歪み
量が増大して、検出電圧も大きくなって検出感度も上が
る。しかし、振動速度を大きくするために、例えば、音
叉型の振動ジャイロの場合、バルクのPZTの基材を薄
くすると、剛性が低くなるため、捩じれ易くなり、正確
に振動しなかったり、検出用圧電素子の検出のための歪
みもねじれが加わった状態となって正確な検出ができな
い問題が生ずる。
【0011】くわえて、バルクのPZTの場合、バイモ
ルフ構造体を容易に製造することは難しいとともに、1
度に多くのバイモルフ構造体を得ることができない問題
があった。
【0012】本発明は上記の課題を解消するためになさ
れたものであり、第1の目的は、容易に多数のバイモル
フ構造を得ることができ、かつ小型のバイモルフ構造体
にすることができ、かつ、捩じれに強いPZT薄膜バイ
モルフ構造を備えた振動ジャイロを提供することにあ
る。
【0013】第2の目的は、容易に多数のバイモルフ構
造を得ることができ、かつ小型のバイモルフ構造体にす
ることができ、かつ、捩じれに強いPZT薄膜バイモル
フ構造を備えた音叉型振動ジャイロを提供することにあ
る。
【0014】第3の目的は、一度に多数のPZT薄膜バ
イモルフ構造を備えた振動ジャイロを得ることができる
製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、チタン基材の第1の側
面と、同第1の側面とは180度反対側に位置する第2
の側面とにPZT薄膜が形成され、前記PZT薄膜上に
電極がそれぞれ設けられた一対のPZT薄膜バイモルフ
構造体が互いにスペーサを介して、平行に連結された第
1の平行平板構造体と、前記第1の平行平板構造体と同
構成を備えた第2の平行平板構造体とを備え、前記第1
の平行平板構造体と、第2の平行平板構造体とが直列に
一体に連結されるとともに、一方の平行平板構造体にお
けるチタン基材の第1の側面と、他方の平行平板構造体
におけるチタン基材の第1の側面とは直交するように配
置されたことを特徴とするPZT薄膜バイモルフ構造を
備えた振動ジャイロをその要旨としている。
【0016】請求項2の発明は、請求項1に記載の振動
ジャイロを連結部の両端にそれぞれ立設された音叉型振
動ジャイロをその要旨としている。請求項3の発明は、
水熱法により、チタン基材の第1の側面と、第1の側面
とは180度反対側に位置する第2の側面とにPZT薄
膜を形成する工程と、前記PZT薄膜上に対して、それ
ぞれ電極を形成する工程と、互いに隣接した電極間を切
断して複数のPZT薄膜バイモルフ構造体を得る工程
と、スペーサを介して一対のPZT薄膜バイモルフ構造
体を平行平板状に配置して連結固定し、平行平板構造体
を得る工程と、一対の前記平行平板構造体を直列に連結
し、一方の平行平板構造体におけるチタン基材の第1の
側面と、他方の平行平板構造体におけるチタン基材の第
1の側面とは直交するように配置して一体化する工程と
を含む振動ジャイロの製造方法をその要旨としている。
【0017】請求項4の発明は、請求項3において、前
記水熱法は、硝酸鉛溶液、オキシ塩化ジルコニウムを鉱
化剤とともに攪拌し、加圧及び加熱して、チタン基材の
第1及び第2の側面上に種子結晶を得る工程と、前記種
子結晶を得た基材に対して、硝酸鉛溶液、オキシ塩化ジ
ルコニウム、四塩化チタンの溶液を鉱化剤とともに攪拌
し、加熱及び加圧して、チタン基材の第1及び第2の側
面のそれぞれに対してPZTの結晶成長を行い、チタン
基材の第1及び第2の側面上にPZT薄膜を形成する工
程とを含むことその要旨としている。 (作用)請求項1に記載の発明によると、振動ジャイロ
は、第1及び第2の平行平板構造体を備えているため、
剛性が高まり、捩じれに強くなる。又、第1及び第2の
平行平板構造体は、スペーサを介して一対のPZT薄膜
バイモルフ構造体を備えている結果、スペーサによっ
て、振動ジャイロの質量を重くすることができ、検出感
度の向上が可能となる。又、PZT薄膜バイモルフ構造
体は、水熱法によって得ることができるため、容易に多
数のバイモルフ構造を得ることができ、かつ小型のバイ
モルフ構造体にすることができ、この結果、振動ジャイ
ロが小型化される。
【0018】請求項2に記載の発明によると、音叉型振
動ジャイロは、第1及び第2の平行平板構造体を備えて
いるため、剛性が高まり、捩じれに強くなる。又、第1
及び第2の平行平板構造体は、スペーサを介して一対の
PZT薄膜バイモルフ構造体を備えている結果、スペー
サによって、振動ジャイロの質量を重くすることがで
き、検出感度の向上が可能となる。又、PZT薄膜バイ
モルフ構造体は、水熱法によって得ることができるた
め、容易に多数のバイモルフ構造を得ることができ、か
つ小型のバイモルフ構造体にすることができ、この結
果、音叉型振動ジャイロが小型化される。
【0019】請求項3に記載の発明によると、水熱法に
より、チタン基材の第1及び第2の側面にPZT薄膜が
形成され、その後、前記PZT薄膜に対して、それぞれ
電極が形成されることにより、PZT薄膜バイモルフ構
造体となる。ここで、水熱法とは、加熱・加圧下の水溶
液から結晶を析出、成長させる方法をいう。又、加圧と
は、積極的に圧力を加える場合の他、圧力容器内におい
て、加熱により蒸気圧の圧力上昇を含む趣旨である。な
お、水熱法は、一般的には水熱合成法ともいうが、この
明細書では、水熱法という。
【0020】そして、互いに隣接した電極間が切断され
ると、複数のPZT薄膜バイモルフ構造体が得られる。
次に、スペーサを介して一対のPZT薄膜バイモルフ構
造体を平行平板状に配置して連結固定すると、平行平板
構造体が得られる。さらに、一対の前記平行平板構造体
を直列に連結して一体化すると、振動ジャイロが得られ
る。
【0021】請求項4に記載の発明によると、硝酸鉛溶
液、オキシ塩化ジルコニウムを鉱化剤とともに攪拌し、
加圧及び加熱して、チタン基材の第1及び第2の側面上
に種子結晶を得る。その後、前記種子結晶を得た基材に
対して、硝酸鉛溶液、オキシ塩化ジルコニウム、四塩化
チタンの溶液を鉱化剤とともに攪拌し、加熱及び加圧し
て、チタン基材の第1及び第2の側面のそれぞれに対し
てPZTの結晶成長を行うと、チタン基材の第1及び第
2の側面にPZT薄膜を得る。
【0022】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃至図1
0を参照して説明する。図1は振動ジャイロの斜視図を
示し、図2は、同振動ジャイロの要部断面図を示してい
る。なお、上記図面を含む各図面に図示されている各部
材の厚みは、説明の便宜上、実際のものより適宜拡大し
て図示されている。
【0023】図1に示すように振動ジャイロ1は、一対
の平行平板構造体2,3を上下に直列にして連結されて
いる。平行平板構造体2,3は同一構成であるため、下
部に位置する平行平板構造体2を図2を参照して説明
し、上部に位置する平行平板構造体3を構成する各部材
は、平行平板構造体2の部材の符号と同一符号を付して
その説明を省略する。前記平行平板構造体2,3は、本
発明の第1及び第2の平行平板構造体に相当する。
【0024】同図に示すように、平行平板構造体2は、
一対のバイモルフ構造体からなる平板状の圧電素子4を
互いに相対させ、その上下両端に対して角柱状の絶縁ス
ペーサ5をそれぞれ挟んで互い接着剤にて固着した構成
とされている。なお、絶縁スペーサ5としたのは、圧電
素子4間の短絡防止のためである。
【0025】バイモルフ構造体からなる圧電素子4は、
厚みが均等に形成された平板状をなすチタンからなる基
材(チタン基材)6の両側面に対して厚さ数十μmのP
ZT薄膜7が形成され、その両側面のPZT薄膜7上に
はアルミニウムからなる厚さ数μmの電極膜8が形成さ
れている。基材6の厚みは20μmとされている。前記
基材6の両側面は本発明における第1の側面、及び第1
の側面とは180度反対側に位置する第2の側面に相当
する。又、電極膜8は本発明の電極に相当する。
【0026】そして、平行平板構造体2,3は、その電
極膜8が形成された面が互いに直交するように配置さ
れ、その上端面、及び下端面が接着剤にて接着固定され
ている。すなわち、平行平板構造体2の基材6の側面
と、平行平板構造体3の基材6の側面とが互いに直交す
るように配置されている。
【0027】図2には、上記のように構成されたPZT
薄膜バイモルフ形の平行平板構造体2を振動子として使
用する場合の電気回路を示している。なお、このときの
PZT薄膜7の分極方向はAとする。同一の電圧を印加
する交流電源B1,B2,及びB3,B4がそれぞれ直
列に接続されている。そして、交流電源B1,B3の一
方の端子を、図2において各圧電素子4の左側の側面の
電極膜8に、他方の端子を基材6にそれぞれ接続し、交
流電源B2,B4の一方の端子を右側の側面の電極膜8
に、他方の端子を基材6に接続している。これは、基材
6の両側面に形成されるPZT薄膜7のそれぞれに均一
に電界を印加するためであり、PZT薄膜7の膜厚が均
一であれば、交流電源B1,B2、及びB3,B4の中
間接続点を基材6に接続する必要はなく、1つの交流電
源のみでよい。ただし、同じ変位を得るには2倍の電圧
が必要となる。
【0028】そして、交流電源B1,B3がともに、左
側の側面の電極膜8に対してプラス電位を印加すると
き、交流電源B2,B4は、右側の側面の電極面8に対
して前記プラス電位と絶対値が同じであるマイナス電位
を印加するようにし、同期して交番電圧を印加するよう
にされている。
【0029】そして、上記のように構成された振動ジャ
イロ1は平行平板構造体2の下端が図示しない台等に固
定された状態で、図2に示すように、平行平板構造体2
において一対の圧電素子4の同一方向側に位置する側面
に対し電極膜8を介して交流電源B1乃至B4にて交番
電圧を印加する。すると、プラス電位側に印加された方
のPZT薄膜7は圧縮され、マイナス電位に印加された
側のPZT薄膜7は引き伸ばされる。そして、交番電圧
による極性の変化によって、圧電素子4のPZT薄膜7
は、圧縮、引き伸ばしが交互に繰り返され、この結果、
平行平板構造体2は、X、反X方向に駆動され、上部に
位置する平行平板構造体3は同方向に振動する。
【0030】そして、この振動状態で、振動ジャイロ1
にZ軸回りの回転が加わったときに、平行平板構造体3
において一方の側面側のPZT薄膜7は、圧縮(歪み)
され、他方の側面側(一方の側面とは180度反対側の
側面)が引き伸ばされる(歪み)。この結果、そのとき
に生ずる電圧を検出することにより、振動ジャイロ1に
働いたコリオリの力を検知することが可能となる。
【0031】そして、平行平板構造体3の圧電素子4
は、バイモルフ構造となっているためこの実施形態では
ユニモルフのものと比較して、2倍の電圧を得ることが
できる。
【0032】次に、上記振動ジャイロ1の製造方法を図
3乃至図10を参照して説明する。図3は、基材6Aを
示している。チタンからなる基材6Aは、厚みが均等に
形成された平板状をなしており、前記基材6の複数個分
の面積を有している。まず、この基材6Aを酸等で、ク
リーニングし、予め、一端側(図1において、基端とな
る側)を合成樹脂、又は、スパッタリングや真空蒸着等
の物理的成膜法にてチタン以外の金属等にて、被覆して
マスクMを形成し、次に水熱法で、PZT薄膜7を両面
に形成する。
【0033】この水熱法は2つの段階からなっている。 (第1段階)基材6A、原材料としてのオキシ塩化ジル
コニウム(ZrOC2 ・8H2 O)と硝酸塩(Pb(N
3 2 )の水溶液、及びKOH(8N)溶液をテフロ
ン瓶(図示しない)に投入し、攪拌する。なお、PZT
薄膜7の圧電性は、PZT薄膜7におけるチタン酸鉛,
ジルコン酸鉛の構成組成比によって決まるため、後にで
きあがるPZT薄膜7の圧電性に応じてオキシ塩化ジル
コニウムと硝酸塩とのモル比を決めればよい。
【0034】次に、図示しない圧力容器内において、基
材6Aを上方に配置し、オキシ塩化ジルコニウム(Zr
OC2 ・8H2 O)、硝酸塩(Pb(NO3 2 )の水
溶液、及びKOH(8N)溶液を攪拌しながら、加熱・
加圧する。なお、ここでいう加圧とは、加熱された溶液
の蒸気圧よる加圧のことである。温度条件は150℃
で、48時間この状態を継続する。なお、攪拌は、30
0rpmで行う。
【0035】この結果、過飽和状態で、基材6Aの平板
状の両側面にPZTの種子結晶(核)が形成される。上
記時間の経過後、基材6Aを圧力容器から取り出し、水
洗・乾燥する。
【0036】(第2段階)次に、種子結晶が核付けされ
た基材6A、原材料としてのオキシ塩化ジルコニウム
(ZrOC2 ・8H2 O)と硝酸塩(Pb(N
3 2 )の水溶液、四塩化チタン(TiCl4 )及び
KOH(4N)溶液をテフロン瓶(図示しない)に投入
し、攪拌する。なお、PZT薄膜7の圧電性は、PZT
におけるチタン酸鉛,ジルコン酸鉛の構成組成比によっ
て決まるため、後にできあがるPZTの圧電性に応じて
オキシ塩化ジルコニウムと硝酸塩とのモル比を決めれば
よい。
【0037】次に、図示しない圧力容器内において、基
材6Aを上方に配置し、オキシ塩化ジルコニウム(Zr
OC2 ・8H2 O)、硝酸塩(Pb(NO3 2 )の水
溶液、四塩化チタン(TiCl4 )及びKOH(4N)
溶液を攪拌しながら、加熱・加圧する。なお、ここでい
う加圧とは、加熱された溶液の蒸気圧よる加圧のことで
ある。温度条件は120℃で、48時間この状態を継続
する。なお、攪拌は、300rpmで行う。
【0038】この結果、過飽和状態で、基材6Aの平板
状の両側面にPZT薄膜7が所定厚み(この実施形態で
は数十μm)で形成される(図4参照)。上記時間の経
過後、基材6Aを圧力容器から取り出し、水洗・乾燥す
る。この後、マスクMを除去する。
【0039】次に、図5に示すように、PZT薄膜7を
含む、基材6Aの両側面に電極膜8をスパッタリングや
真空蒸着等の物理的成膜法により形成する。そして、基
材6Aに対して複数個分(この実施形態では3個分)の
圧電素子4が取れるようにその表裏両面をそれぞれパタ
ーニングし、不必要な電極膜8の部分を除去する(図6
及び図7参照)。なお、パターニングした後の電極膜8
は、反対側側面の電極膜8と相対し、同一面積を有して
いる。
【0040】続いて、図8に示すようにPZT薄膜7、
電極膜8を備えた一対の基材6Aを互いに相対させ、そ
の両端間において、合成樹脂からなる角柱状の絶縁スペ
ーサ5を介して互いに固着し、平行平板構造体2A(3
A)とする。この平行平板構造体2A(3A)は、単一
の平行平板構造体が互いに連結された構成となってい
る。なお、絶縁スペーサ5は、硬化時に剛性の高い接着
剤にて基材6Aを固着する(図9参照)。
【0041】次に、図9の平行平板構造体2A(3A)
を電極薄膜8間に設けた点線箇所Lにて切断し、単一の
平行平板構造体2(3)に分離する(図10参照)。な
お、この切断は、放電加工、或いはレーザカットにて行
う。
【0042】そして、上記のように分離された平行平板
構造体2(3)をその電極膜8が形成された面が互いに
直交するように配置し、その上端面、及び下端面が接着
剤にて接着固定する(図1参照)。
【0043】さて、本実施形態によると、次のような作
用効果を奏する。 (1) 本実施形態では、基材6の両側面に形成された
PZT薄膜7は、数十μmとして薄く形成しているた
め、PZT薄膜バイモルフ構造体としての圧電素子4
を、小型化することができる。その結果、振動ジャイロ
1として小型化できる。
【0044】(2) 本実施形態では、一対のバイモル
フ構造体からなる圧電素子4を互いに相対させ、平行平
板構造としているため、捩じれに対して強くすることが
できる。従って、振動駆動用の平行平板構造体2は、正
確に振動することができ、検出用の平行平板構造体3
は、正確に変位できるため、ノイズに強いものとなる。
【0045】図14(a)は、単一のバイモルフ構造体
10が振動する場合を示し、図14(b)は、同じく単
一のバイモルフ構造体10が振動しているときであっ
て、上方から見た場合における、バイモルフ構造体10
の上端の変位位置を示している。図14(b)の中央位
置P1は変位前の位置、P2は、中央位置P1から一方
に変位した場合の位置、P3は中央位置P1から、P2
とは反対側の他方の位置に変位した場合の位置を示して
いる。この場合、単一のバイモルフ構造体10は平板状
に形成されているため、振動方向以外の力が加わると、
図14(b)のP2,P3に示すように捩じられてしま
う問題がある。なお、図14(b)において、二点鎖線
は、捩じれが加わらなかった場合のバイモルフ構造体1
0の変位位置である。
【0046】図15(a)は、本実施形態の平行平板構
造体2(3)が振動する場合を示し、図15(b)は、
同じく平行平板構造体2(3)が振動しているときであ
って、上方から見た場合における平行平板構造体2
(3)の上端の変位位置を示している。 図15(b)
の中央位置P1は変位前の位置、P2は、中央位置P1
から一方に変位した場合の位置、P3は中央位置P1か
ら、P2とは反対側の他方の位置に変位した場合の位置
を示している。この場合、平行平板構造体2(3)は、
振動方向以外の力が加わっても、剛性があるため、捩じ
れに強く、図15(b)のP2,P3に示すように捩じ
られてしまうことはない。
【0047】、なお、図14及び図15はともに、説明
の便宜上、電極膜、PZT薄膜は省略して図示してい
る。 (3) 本実施形態では、水熱法により、複数個分の基
材6の面積を有する基材6Aの両側面にPZT薄膜7を
形成し、その後、基材6Aの両側面に対して、電極膜8
を形成した。この結果、一度に複数個の基材6に対して
PZT薄膜7及び電極膜8を形成できるため、従来と異
なり、一度に多くのバイモルフ構造体を形成することが
できる。その結果、PZT薄膜バイモルフ構造を備えた
振動ジャイロを容易に製造することができる。
【0048】(4) 本実施形態では、水熱法により、
基材6Aの両側面にPZT薄膜7を形成し、その後、前
記PZT薄膜7を形成した基材6Aの両側面に対して、
それぞれ複数の電極膜8を形成し、互いに隣接した電極
8膜間を切断すると、複数のPZT薄膜バイモルフ構造
体を得ることができる。その結果、同一工程(水熱法に
よる工程)で得られた振動駆動用の平行平板構造体2、
検出用の平行平板構造体3との組合せで構成される振動
ジャイロ1は、検出感度等の品質を一定に、すなわち、
均質なものとすることができる。
【0049】(5) 本実施形態の振動ジャイロ1はバ
イモルフ構造体を備えているため、モノモルフに比較し
て同じ変位であれば、2倍の電圧を得ることができ、検
出感度を上げることができる。
【0050】(6) 振動駆動用の平行平板構造体2
は、絶縁スペーサ5を上記(1)式のコリオリの力Fc
の質量mとして使用できる。従って、基材6の質量に関
係なく、絶縁スペーサ5の質量を適宜変更することによ
り振動ジャイロ1のmを調整することが可能である。そ
のことによって、振動ジャイロ1の検出感度を上げるこ
とも可能である。
【0051】本発明の実施形態は、上記実施形態以外に
次のように変更することも可能である。 (1) 前記実施形態では、絶縁スペーサ5としたが、
圧電素子4間において、短絡の虞がないように形成した
場合には、金属製スペーサのように非絶縁性のスペーサ
にて構成してもよい。この場合、圧電素子4に対する固
着は溶接等により行う。
【0052】(2) 前記実施形態では、電極膜8をア
ルミニウムで形成したが、Au(金)にて形成してもよ
く、又、他の金属にて形成してもよい。 (3) 前記実施形態では、電極膜8、PZT薄膜7、
基材6の厚みをそれぞれ所定数値としたが、上記数値に
限定されるものではなく、必要に応じて、上記以外の数
値としてもよい。
【0053】(4) 前記実施形態では、水熱法で、3
個のバイモルフ構造体が1度に得られるように説明した
が、この個数には限定されるものではなく、2個、或い
は4個以上のものを一度に形成するようにしてもよい。
なお、勿論1個のバイモルフ構造体を製造することも可
能である。
【0054】(5) 前記実施形態では、音片型の振動
ジャイロ1に具体化したが、図11に示すようにも音叉
型の振動ジャイロ11に具体化してもよい。この場合、
前記実施形態での振動ジャイロ1を一対、連結部として
の連結板12の両端に立設固定するだけで、音叉型の振
動ジャイロ11が形成できる。この場合、図11に示す
ように一対のの振動ジャイロ1は互いに同方向に向くよ
うに配置する。
【0055】音叉型の振動ジャイロ11では、Z軸の回
りで加速度が加わった場合、連結板12の両端に配置し
た両振動ジャイロ1からの検出電圧値を加算すると、加
速度に関わる分は、互いに相殺することができ、加速度
分を除去できる。なお、Z軸は、連結板12の中心を直
交するように通過する軸のことである。
【0056】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に挙げる。 (1) 請求項3又は請求項4において、PZT薄膜を
形成する工程の前に、予めチタン基材の所定部分には、
マスクを施したPZT薄膜バイモルフ構造体の製造方
法。こうすることにより、マスクされた部分には、PZ
T薄膜を形成できないようにすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、容易に多数のバイモルフ構造を得ることがで
き、かつ小型のバイモルフ構造体にすることができる。
又、均質な検出感度を備え、かつ、捩じれに強いPZT
薄膜バイモルフ構造を備えた振動ジャイロにすることが
できる。
【0058】請求項2の発明によれば、容易に多数のバ
イモルフ構造を得ることができ、かつ小型のバイモルフ
構造体にすることができる。又、均質な検出感度を備
え、かつ、捩じれに強いPZT薄膜バイモルフ構造を備
えた音叉型振動ジャイロにすることができる。
【0059】請求項3乃至請求項4の発明によれば、一
度に多数のかつ 均質な検出感度等を備えたPZT薄膜
バイモルフ構造を備えた振動ジャイロを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動ジャイロの斜視図。
【図2】振動ジャイロの要部である平行平板構造体の断
面図。
【図3】基材の断面図。
【図4】PZT薄膜にて被覆した状態の基材の断面図。
【図5】電極膜を形成した基材の断面図。
【図6】電極膜をパターンニングして形成された圧電素
子の断面図。
【図7】同じく圧電素子の斜視図。
【図8】平行平板構造体の組付け方法を示す分解斜視
図。
【図9】平行平板構造体を組付けた状態の斜視図。
【図10】PZT薄膜バイモルフ形の平行平板構造体の
斜視図。
【図11】音叉型振動ジャイロの斜視図。
【図12】従来の振動ジャイロの斜視図。
【図13】従来の振動ジャイロの斜視図。
【図14】(a)は単一のPZT薄膜バイモルフ構造体
の作用を示す斜視図、(b)は同じく説明図。
【図15】(a)は平行平板構造体の作用を示す斜視
図、(b)は同じく説明図。
【符号の説明】
1…振動ジャイロ、2,3…平行平板構造体(第1及び
第2の平行平板構造体を構成する)、4…圧電素子、5
…絶縁スペーサ、6,6A…基材、7…PZT薄膜、8
…電極膜。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】次に、図示しない圧力容器内において、基
材6Aを上方に配置し、オキシ塩化ジルコニウム(Zr
OC 2 ・8H2 O)、硝酸塩(Pb(NO3 2 )の
水溶液、及びKOH(8N)溶液を攪拌しながら、加熱
・加圧する。なお、ここでいう加圧とは、加熱された溶
液の蒸気圧よる加圧のことである。温度条件は150
℃で、48時間この状態を継続する。なお、攪拌は、3
00rpmで行う。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】(第2段階)次に、種子結晶が核付けされ
た基材6A、原材料としてのオキシ塩化ジルコニウム
(ZrOC 2 ・8H2 O)と硝酸塩(Pb(NO3
2 )の水溶液、四塩化チタン(TiCl4 )及びKOH
(4N)溶液をテフロン瓶(図示しない)に投入し、攪
拌する。なお、PZT薄膜7の圧電性は、PZTにおけ
るチタン酸鉛,ジルコン酸鉛の構成組成比によって決ま
るため、後にできあがるPZTの圧電性に応じてオキシ
塩化ジルコニウムと硝酸塩とのモル比を決めればよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】次に、図示しない圧力容器内において、基
材6Aを上方に配置し、オキシ塩化ジルコニウム(Zr
OC 2 ・8H2 O)、硝酸塩(Pb(NO3 2 )の
水溶液、四塩化チタン(TiCl4 )及びKOH(4
N)溶液を攪拌しながら、加熱・加圧する。なお、ここ
でいう加圧とは、加熱された溶液の蒸気圧よる加圧の
ことである。温度条件は120℃で、48時間この状態
を継続する。なお、攪拌は、300rpmで行う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 史人 名古屋市千種区青柳町6丁目5番地の1 メイツ千種青柳501 (72)発明者 糸魚川 貢一 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 岩田 仁 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタン基材の第1の側面と、同第1の側
    面とは180度反対側に位置する第2の側面とにPZT
    薄膜が形成され、前記PZT薄膜上に電極がそれぞれ設
    けられた一対のPZT薄膜バイモルフ構造体が互いにス
    ペーサを介して、平行に連結された第1の平行平板構造
    体と、 前記第1の平行平板構造体と同構成を備えた第2の平行
    平板構造体とを備え、 前記第1の平行平板構造体と、第2の平行平板構造体と
    が直列に一体に連結されるとともに、一方の平行平板構
    造体におけるチタン基材の第1の側面と、他方の平行平
    板構造体におけるチタン基材の第1の側面とは直交する
    ように配置されたことを特徴とするPZT薄膜バイモル
    フ構造を備えた振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の振動ジャイロが連結部
    の両端にそれぞれ立設されたことを特徴とする音叉型振
    動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 水熱法により、チタン基材の第1の側面
    と、第1の側面とは180度反対側に位置する第2の側
    面とにPZT薄膜を形成する工程と、 前記PZT薄膜上に対して、それぞれ電極を形成する工
    程と、 互いに隣接した電極間を切断して複数のPZT薄膜バイ
    モルフ構造体を得る工程と、 スペーサを介して一対のPZT薄膜バイモルフ構造体を
    平行平板状に配置して連結固定し、平行平板構造体を得
    る工程と、 一対の前記平行平板構造体を直列に連結し、一方の平行
    平板構造体におけるチタン基材の第1の側面と、他方の
    平行平板構造体におけるチタン基材の第1の側面とは直
    交するように配置して一体化する工程とを含むことを特
    徴とする振動ジャイロの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記水熱法は、 硝酸鉛溶液、オキシ塩化ジルコニウムを鉱化剤とともに
    攪拌し、加圧及び加熱して、チタン基材の第1及び第2
    の側面上に種子結晶を得る工程と、 前記種子結晶を得た基材に対して、硝酸鉛溶液、オキシ
    塩化ジルコニウム、四塩化チタンの溶液を鉱化剤ととも
    に攪拌し、加熱及び加圧して、チタン基材の第1及び第
    2の側面のそれぞれに対してPZTの結晶成長を行い、
    チタン基材の第1及び第2の側面上にPZT薄膜を形成
    する工程とを含むことを特徴とする請求項3に記載の振
    動ジャイロの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6378368B1 (en) * 1997-10-09 2002-04-30 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Oscillation gyro equipped with thin PZT film
JP2006234443A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 圧電振動型慣性センサ及びその製造方法
WO2007032466A1 (ja) 2005-09-15 2007-03-22 Aska Pharmaceutical Co., Ltd. 複素環化合物、その製造方法並びに用途

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