JPH11251791A - 部品認識方法及び部品実装方法 - Google Patents

部品認識方法及び部品実装方法

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JPH11251791A
JPH11251791A JP10049840A JP4984098A JPH11251791A JP H11251791 A JPH11251791 A JP H11251791A JP 10049840 A JP10049840 A JP 10049840A JP 4984098 A JP4984098 A JP 4984098A JP H11251791 A JPH11251791 A JP H11251791A
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Atsushi Tanabe
敦 田邉
Akira Noudo
章 納土
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の二次元位置検出と三次元位置検出
とを選択でき、しかも電子部品の装着に要する時間を短
縮できて生産性を高めることができ、且つ信頼性を高め
ることができる部品認識方法および部品実装方法を提供
する。 【解決手段】 電子部品2の底面全体の輝度画像データ
を得るための輝度画像撮像手段3と、電子部品2の底面
全体の高さ画像データを得るための高さ画像撮像手段8
とを備え、前記輝度画像撮像手段3による二次元の位置
検出と高さ画像撮像手段8による三次元の位置検出をそ
れぞれ独立に使い分けて、電子部品2の位置検出を行う
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品をプリン
ト基板に装着するときに、電子部品の位置補正や良否検
査のために行う部品認識方法と、この部品認識方法を用
いた部品実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の電子部品装着機の概略
斜視図である。
【0003】図12において、1は電子部品装着機の装
着機本体、2は本装着機で実装される電子部品(以下、
部品と略記する場合がある。)、4aは部品2が載って
いるトレー、4はトレー4aに載った部品2を自動供給
する部品供給部としてのトレー供給部、7は実装時に部
品2を吸装着するヘッド部(ノズル)、5はヘッド部7
をX軸方向に移動させるものであって、XYロボットの
一部を構成するX軸側のロボット(以下、X軸ロボット
と略記する)、6aおよび6bはヘッド部7をX軸ロボ
ット5とともにY軸方向に移動させるXYロボットの一
部を構成するY軸側のロボット(以下、Y軸ロボットと
略記する)、3AはCCDカメラ、8Aは高さセンサー
である。9は部品2が実装されるプリント基板である。
【0004】図11は、上記電子部品装着機によって装
着される電子部品2の1例を示し、この電子部品2は部
品本体2bの左右辺に夫々複数のリード2aを有し、こ
のリード2aの先端2cが基板9上に装着されるように
なっている。
【0005】従来の電子部品装着機では、CCDカメラ
3Aは、対象物である電子部品2の二次元の位置検出用
に用いられ、高さセンサー8Aは電子部品2のリード浮
き検査用に用いられている。
【0006】この高さセンサー8Aは、図13に示すよ
うに、特定の1点における対象物の高さを計測するもの
である。図13に示す高さセンサー8Aは、レーザー光
源8aと、このレーザー光源8aから照射されたレーザ
ー光が対象物である電子部品2に当たったレーザー光の
反射光(散乱光)を結像する結像レンズ8cと、電子部
品2のリード先端2cに当たったレーザー光の反射光が
結像レンズ8cを通して結像される位置検出素子として
の半導***置検出素子(以下、PSDと略記する)8d
とを備えており、PSD8dは、結像した光の位置と相
関性のある電気信号を発生する機能を有する。
【0007】次に、従来の部品認識方法を、図14に示
すフローチャートに基づいて、ステップ(〜)の順
に説明する。
【0008】 ノズル7で電子部品2を吸着する。
【0009】 CCDカメラ3Aの位置で、電子部品
2の輝度画像を取り込む。
【0010】 この輝度画像を処理して、電子部品2
の位置を検出する。
【0011】 電子部品2のリード2aの浮き検査を
行わない場合には、へ飛ぶ。
【0012】 電子部品2のリード2aの先端2c
が、常に高さセンサー8Aの測定位置に来るように、電
子部品2を移動させて、リード先端2cの高さデータを
計測する。図11に示す電子部品2の場合には、リード
先端2cの高さ計測ラインは、図11に示すP1 、P2
の2ラインとなり、これらの計測ラインP1 、P2 はC
CDカメラ3Aによる位置検出で定められる。先ず1辺
のリード先端2cの高さ計測を第1のラインP1 に沿っ
て、ノズル7がX軸方向に移動することに伴って行い、
次いでノズル7の180°の回転後、他辺のリード先端
2cの高さ計測を第2のラインP2 に沿ってノズル7が
X軸方向に移動することに伴って行なう。尚、電子部品
2がQFPの場合には、4辺のリード先端2cの高さ
を、4回の直線移動に分けて取り込む必要があり、また
そのとき、吸着用のノズル7を中心として電子部品2
を、3回90度回転させる必要がある。
【0013】 全てのリード先端2cの三次元の位置
(X、Y、Z)から、電子部品2を理想的な仮想平面上
に装着したときに接地する3本のリード先端2cの位置
を算出すると共に、仮想平面を数式で表現し、全てのリ
ード先端2cの三次元の位置(X、Y、Z)の仮想平面
からの距離、すなわちリード浮き量を算出する。
【0014】 このリード浮き量が、予め定められた
基準値を越えているか否かの判定を行い、越えていれば
に移行する。リード浮き量が、予め定められた基準値
を越えていなければに移行する。
【0015】 リード浮き量の検査が不要の場合、お
よびリード浮き量検査によって正常部品と判定されたも
のについて、その電子部品を基板9上の所定の位置に装
着して、処理を終了する。
【0016】 リード浮き量が、予め定められた基準
値を越えている電子部品2に対して、これを異常部品と
して廃棄して、処理を終了する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
方法においては、リード浮き検査を行う場合に、常に、
CCDカメラ3Aで輝度画像入力を行って、電子部品2
の位置検出を行い、計測ラインP1 、P2 が定められて
からでないと、高さセンサー8Aによるリード浮き検査
が行えず、電子部品2の装着に時間を要するという問題
があった。
【0018】しかも、従来における高さセンサー8A
は、特定のライン上における電子部品2の高さを計測す
るものであるので、検査される範囲は狭小となり信頼性
に欠けるという問題があった。
【0019】本発明は、上記従来例の問題を解消し、電
子部品の二次元又は三次元の位置検出を合理的に選択し
て高速かつ高い信頼性で行うことができる部品認識方法
および部品実装方法を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の部品認識方法は、電子部品の所定方向から
見た面全体の輝度画像データを得るための輝度画像撮像
手段と、電子部品の所定方向から見た面全体の高さ画像
データを得るための高さ画像撮像手段とを備え、前記輝
度画像撮像手段による二次元の位置検出と高さ画像撮像
手段による三次元の位置検出をそれぞれ独立に使い分け
て、電子部品の位置検出を行うことを特徴としている。
【0021】更に、前記輝度画像撮像手段と前記高さ画
像撮像手段は、電子部品の形状特徴に応じて、それぞれ
独立に使い分けるようにすると好適である。
【0022】また、前記輝度画像撮像手段と前記高さ画
像撮像手段は、電子部品に対して行う検査項目に応じ
て、それぞれ独立に使い分けるようにすると好適であ
る。
【0023】更に、前記高さ画像の高さ座標系を、電子
部品から前記高さ画像撮像手段に向かう方向が正になる
ように設定することによって、前記輝度画像撮像手段か
ら得られた輝度画像データと、前記高さ画像撮像手段か
ら得られた高さ画像データとを、同一の画像処理手段で
処理するようにすると好ましい。
【0024】また、電子部品は、部品本体の端辺に複数
本のリードが突出し、各リードの先端が基板上に装着さ
れるようになっているものであると好適である。
【0025】本発明の部品実装方法は、電子部品を部品
供給部から基板上に移載し、この電子部品を基板に装着
する方法において、電子部品の移載経路に、電子部品の
所定方向から見た面全体の輝度画像データを得るための
輝度画像撮像手段と、電子部品の所定方向から見た面全
体の高さ画像データを得るための高さ画像撮像手段とを
配設し、電子部品を部品供給部から基板上に移載するに
際し、輝度画像撮像手段と高さ画像撮像手段のいずれか
一方を選択して電子部品の位置検出を行い、この位置検
出により得られた情報に基づいて電子部品を基板に装着
することを特徴としている。
【0026】更に、電子部品の形状特徴に応じて、輝度
画像撮像手段と高さ画像撮像手段のいずれか一方を選択
して電子部品の位置検出を行うようにすると好適であ
る。
【0027】また、電子部品に対して行う検査項目に応
じて、輝度画像撮像手段と高さ画像撮像手段のいずれか
一方を選択して電子部品の位置検出を行うようにすると
好ましい。
【0028】本発明によると、二次元の位置検出のみで
十分な電子部品に対しては輝度画像撮像手段を用いて二
次元の位置検出を行い、この情報に基づいて従来例と同
様に位置補正が必要な場合には、X、Y、θの位置補正
を行って電子部品を基板に装着できる。
【0029】他方、リード浮き検査が必要な電子部品の
ように三次元の位置検出が必要な電子部品に対しては、
高さ画像撮像手段を用いて三次元の位置検出を、電子部
品の所定方向から見た面全体に行い、X、Y、θの位置
情報のみならず、リード先端の浮きなどの高さ情報を得
ることができ、リード先端の浮きなどがある電子部品は
異常部品として廃棄等でき、正常部品のみを、位置補正
が必要な場合にはX、Y、θの位置補正を行って基板に
装着できる。
【0030】本発明によれば、上記のように、リード浮
き検査等が必要な電子部品に対しては、リード浮き検査
等のための高さ計測を行うことができると共に、X、
Y、θの補正に必要な位置検出も同時に行うことができ
るので、従来例のように、CCDカメラと高さセンサー
との2工程の認識が必要である場合に比較して、三次元
の位置検出を必要とする電子部品の認識および装着を高
速に行うことができる。
【0031】しかも、三次元の位置検出は、電子部品の
面全体にわたって行われるので、従来例のように、所定
ライン上だけの高さ検出を行うものに比較し、高精度で
リード浮き検査などを行うことができる。
【0032】また、前記高さ画像の高さ座標系を、電子
部品から高さ画像撮像手段に向かう方向が正になるよう
に設定することによって、高さ画像撮像手段で取り込ん
だ高さ画像データと、輝度画像撮像手段から得られた輝
度画像データとを、同一の画像処理手段で処理して位置
検出するように構成すれば、画像処理コントローラの共
通化が可能となり、また共通化したプログラムで画像処
理を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら具体的に説明する。
【0034】図1は本発明の実施の形態の部品認識方法
および部品実装方法に用いる電子部品装着機を示す。
【0035】図1において、1は電子部品装着機の装着
機本体、2は本装着機で実装される電子部品(以下、部
品と略記する場合がある。)、4aは部品2が載ってい
るトレー、4はトレー4aに載った部品2を自動供給す
る部品供給部としてのトレー供給部、7は実装時に部品
2を吸装着するヘッド部(ノズル)、5はヘッド部7を
X軸方向に移動させるものであって、XYロボットの一
部を構成するX軸側のロボット(以下、X軸ロボットと
略記する)、6aおよび6bはヘッド部7をX軸ロボッ
ト5とともにY軸方向に移動させるXYロボットの一部
を構成するY軸側のロボット(以下、Y軸ロボットと略
記する)、3は輝度画像センサー(輝度画像撮像手
段)、8は高さ画像センサー(高さ画像撮像手段)、9
は部品2が実装されるプリント基板である。前記輝度画
像センサー3および高さ画像センサー8は、ヘッド部
(ノズル)7が部品2をトレー4aから基板9に移載す
るために通過する移載経路の下方に配設されている。
【0036】高さ画像センサー8の構成と動きについ
て、三角測量の原理を用いたものを例示して、以下に詳
細に説明する。
【0037】図2は高さ検出センサー8のY軸に垂直な
断面図であり、図3は高さ画像センサー8のX軸に垂直
な断面図である。図2および図3において、10はレー
ザー光を発光する半導体レーザー、11はこのレーザー
光を集光整形する集光整形レンズ、12はミラー面に当
たったレーザー光を機械的回転によって走査させるポリ
ゴンミラー、13はレーザー光の一部を通過させ一部を
反射させるハーフミラー、14は光を反射させるミラー
である。
【0038】15はポリゴンミラー12で機械的に振ら
れたレーザー光を被写体である部品2に垂直に投射され
るように光路変換させるF−θレンズ、16a、16b
は部品2に当たったレーザー光の反射(散乱光)を結像
させる結像レンズ、17a、17bは部品2に当たった
レーザー光の反射光が結像レンズ16a、16bを通し
て結像される位置検出素子としての半導***置検出素子
(以下、PSDと略記する場合がある。)であり、結像
した光の位置と相関のある電気信号を発生する機能を有
する。18a、18bはPSD17a、17bの出力信
号である。
【0039】ここで、半導体レーザー10で発光された
レーザー光は、集光整形レンズ11でビーム形状を集光
整形された後、ハーフミラー13を通過し、ミラー14
を反射して、ポリゴンミラー12に当たる。ポリゴンミ
ラー12は定速回転運動をしており、ミラー面に当たっ
たレーザー光は振られることとなる。更に、F−θレン
ズ15で光路変換されたレーザー光は部品2に垂直に当
てられ、この反射光が結像レンズ16a、16bを介し
てPSD17a、17bに結像され、PSD17a、1
7bが部品2のレーザー反射面の高さを計測し得る出力
信号18a、18bを発生する。
【0040】ここで、レーザー光は、ポリゴンミラー1
2で反射した後、対象物である部品2に照射されるが、
対象物である部品2には、ポリゴンミラー12と部品2
との間に存在する3枚構成のF−θレンズ15によっ
て、常に垂直に当たるようになっている。
【0041】図3において、19は光が入力されたこと
を感知する光センサー、20は光センサー19に光が入
力されたことを外部に知らせる信号であり、この信号は
ポリゴンミラー12の各ミラー面が所定の角度に来たと
き変化するもので、いわば、ポリゴンミラー12の各面
の原点信号(面原点)にあたる。更に、例えば18面の
ポリゴンミラー12であれば一回転に18回の信号が、
各々等間隔(18面であれば20度毎)の角度だけ回転
したとき出力されることになる。これをポリゴンミラー
12のポリゴン面原点信号20と呼ぶ。
【0042】本実施の形態における高さ画像センサー8
は、2系統のPSD回路を有しているが、これは1系統
ではレーザー光が部品に当たったときに、角度的にPS
Dに反射光が帰ってこない場合があるため、これを補う
のが主な目的で設けている。
【0043】3系統以上設けるほうが有効な場合もある
が、技術的には同じことであり、ここでは2系統で説明
する。
【0044】ここで、前記の半導***置検出素子(PS
D)17a、17bによる計測対象物である部品2の高
さの測定方法の一例を、半導***置検出素子17aの場
合について代表して、図4に基づいて説明する。
【0045】図4において、F−θレンズ15から紙面
に垂直な方向(Y軸方向)に走査して部品2の底面に投
射されるレーザビームは,部品2の底面から乱反射す
る。この場合、投射された点が、部品の底面上の高さ0
のA1 点と部品2の底面からの高さHのB1 点とである
とする。
【0046】乱反射したレーザビームは結像レンズ16
aによって集光され、それぞれが半導***置検出素子
(PSD)17aの上のA2 点とB2 点とに結像する。
その結果、A2 点とB2 点とに起電力が発生し、それぞ
れC点から電流I1 、I2 、D点から電流I3 、I4
取り出される。
【0047】電流I1 、I3 はA2 点とC点との間の距
離xA とA2 点とD点との間の距離に比例する抵抗成分
によって決まり、電流I2 、I4 は、B2 点とC点との
間の距離xB とB2 点とD点との間の距離とに比例する
抵抗成分によって決まるので、半導***置検出素子17
aの長さをLとすると、図11のxA 、xB は次式のよ
うにして決まる。
【0048】xA =LI3 /(I1 +I3 ) xB =LI4 /(I2 +I4 ) 従って、図4の半導***置検出素子17aの上でのA2
点とB2 点との間の距離H’は次式で決まる。
【0049】H’=xA −xB このようにして求められたPSDの上の高さH’に基づ
いて高さHが決定される。
【0050】次に、高さ画像を撮像する仕組みを、図5
を用いて説明する。
【0051】図5において、30は画像処理コントロー
ラ、22はX軸ロボット5上で高さ画像の撮像のための
基準位置を画像処理コントローラ30に知らせる基準位
置センサー、23はヘッド部7がこの基準位置センサー
22を通過したときに、これを画像処理コントローラ3
0に知らせる基準位置信号、24aはX軸ロボット5を
移動させるモーター24のエンコーダー、25はエンコ
ーダー24aの出力するエンコーダー信号である。
【0052】トレー3からピックアップされた部品2が
X軸ロボット5によってX軸の上を移動するとき、エン
コーダー24aは常にエンコーダー信号(AB相、Z相
またはこれと等価な信号)25を画像処理コントローラ
30に与えており、基準位置センサー22を部品2が通
過するとき、基準位置信号23が画像処理コントローラ
30に与えられることから、この両方の信号で部品2の
X軸上の基準位置からの相対位置を画像処理コントロー
ラ30が算出できる。
【0053】一方、高さ画像センサー8内にあるポリゴ
ンミラー12の回転量は、これが回転している間ポリゴ
ン面原点信号20として常に画像処理コントローラ30
に与えられており、これと基準位置信号23とからポリ
ゴンミラー12の基準位置通過後の回転量を算出するこ
とができる。
【0054】ここで、ポリゴンミラー12の回転量はそ
の速度に比例して増加し、X軸ロボット5の移動量も同
様のことが言える。一方、本実施の形態における高さ画
像センサー8では、ポリゴンミラー12と高さ画像撮像
時のX軸ロボット5は各々等速に回転・直進することを
前提としている。もしも、この条件が乱れる場合には、
撮像される高さ画像の水平・垂直方向の一画素当たりの
分解能(画素サイズ)が速度ムラに応じてバラつくこと
となる。これは、計測精度上の誤差要因である。そこで
本実施の形態の部品認識方法に使用される電子部品装着
機では、上記構成の高さ画像センサー8で高さ画像を画
像処理コントローラ30内にある画像メモリー39(図
7参照)に取り込むとともに、基本的に等速回転運動し
ているポリゴンミラー12と、サーボモーターなどのモ
ーターで駆動されているヘッド部7の間の動作の整合性
を監視・制御するために、ポリゴンミラー12のポリゴ
ン面原点信号20とモーターのエンコーダー信号25と
を用いるものである。
【0055】図7は、高さ画像センサー8の画像処理系
を示すブロック図である。
【0056】前記画像処理コントローラー30は高さ画
像インターフェース30Aと画像処理部30Bの2つの
ブロックに分割して構成されている。
【0057】画像処理コントローラー30を2つに分け
た理由は、図8に示す輝度画像センサー3と画像処理部
30Bを共有する必要があるので、2つのセンサーで共
有できる部分(画像処理部)30Bと共有できない部分
(高さ画像インターフェース)30Aに分けたのであ
る。
【0058】メインコントローラー31は、図1に示さ
れる電子部品装着機全体をコントロールする。たとえ
ば、サーボコントローラー32を介して電子部品実装機
のヘッド部7の位置をコントロールし、電子部品2の吸
着、移動、プリント基板9への装着を行う。また、メイ
ンコントローラー31の部品形状情報記憶部31aに記
憶されている電子部品2の形状情報(ボディ高さ、ボデ
ィ幅、ボディ奥行き、リード2aの個数、リード2aの
ピッチなど)を2ポートメモリ45を介して画像処理部
30Bのワークメモリ44に転送し、電子部品2の三次
元の位置検出を行う。また、その結果は、2ポートメモ
リ45を介して画像処理部30Bからもらって、電子部
品2をプリント基板9に装着する際の位置(X、Y、
θ)補正計算に用いる。
【0059】X軸ロボット5とY軸ロボット6a、6b
では、サーボコントローラー32が、X軸、Y軸、θ
軸、ノズル高さ軸の位置制御を行う。特に、X軸のモー
タのエンコーダ信号25は、ヘッド部7のX軸上での位
置を教えるため、また、X軸からの原点信号23は、ヘ
ッド部7が高さ画像の入力開始位置に来たことを教える
ため、それぞれ高さ画像インターフェース30Aに出力
され、高さ画像を取り込むスタートタイミングを測るの
に用いられる。
【0060】高さ画像センサー8では、対象物である電
子部品2から反射してきたレーザー光を計測する受光系
は、レーザー光の反射ばらつきを考慮して2系統(チャ
ネルAとチャネルB)設け、信頼性を確保している。各
受光系では、PSD17a、17bで検出した微弱な信
号を、プリアンプ33で増幅し、ADコンバーター34
で12ビットのデジタルデータ(高さ演算の精度を確保
するため、ここでは12ビットのデジタルデータに変換
している)に変換し、その信号18a、18bを高さ画
像インターフェース30Aに出力している。また、ポリ
ゴンミラー12は常時回転しており、図3で示される機
構によって、ポリゴン面原点信号20をクロック部35
に入力している。クロック部35では、高さデータをメ
モリに書き込む際に必要になる基準クロック(CLK)
を発生させると共に、ポリゴン面原点信号を基にして、
高さデータ取り込みに必要な水平同期信号(HCLR)
を発生させ、それぞれ高さ画像インターフェース部30
Aに入力している。
【0061】高さ画像インターフェース30Aでは、高
さ画像センサー8から入力される2系統の12ビットの
データは、高さ演算部36で8ビットの高さデータに変
換される。チャネル選択部37は、2系統(チャネルA
とチャネルB)ある高さ画像データをリアルタイムで比
較し、それぞれのタイミングで確かな方の高さデータを
選択している。たとえば、チャネルAの高さ計算時にゼ
ロによる割り算が発生すれば、チャネルAの高さデータ
には異常を表す255が与えられるので、このような場
合には、チャネルBの値が選択される。もし両チャネル
が255の異常値を示せば、高さデータとして255が
出力される。また、両チャネルの高さデータが正常値で
あれば、両チャネルの高さデータの加算平均値が出力さ
れる。タイミング制御部38は、高さデータを画像処理
部30Bの画像メモリ39へ格納するためのタイミング
である。クロック(CLK)、水平同期信号(HCL
R)、垂直同期信号(VCLR)を、画像処理部30B
に出力している。垂直同期信号(VCLR)は、X軸ロ
ボット5から原点信号23を受けた後、あらかじめ定め
ておいたヘッド移動距離をエンコーダ信号25でカウン
トして生成している。
【0062】画像処理部30Bでは、チャネル選択部3
7から出力された高さデータは、画像メモリ39に格納
される。画像メモリ39に格納された高さデータは、プ
ログラムに従って動作するCPU40によって画像処理
され、認識対象物である電子部品2の三次元の位置検出
が行われる。プログラムは、プログラムメモリ41に格
納されている。電子部品2の幾何特徴を示す形状情報
(外形高さ、外形幅、外形奥行き、リード2aの個数、
リード2aのピッチなど)はメインコントローラ31の
部品形状情報記憶部31aに記憶されているが、この形
状情報は高さ画像入力に先立ち、事前に2ポートメモリ
45を介してメインコントローラー31からワークメモ
リ44に送られてくる。認識対象物である電子部品2の
位置検出は、この形状情報を基に行われる。
【0063】図15は輝度画像センサー3による部品2
の底面の撮像状態を示しており、輝度画像センサー3
は、Y軸方向に配された一次元CCD素子70を用いて
いる。
【0064】この輝度画像センサー3は、部品2をヘッ
ド部7でX軸方向に移動しながら撮像して、部品2の底
面全体を撮像するものである。図15において、47は
結像レンズ、48は部品2の両側近傍箇所に配置された
照明系である。
【0065】図8は、輝度画像センサー3の画像処理系
を示すブロック図である。
【0066】メインコントローラー31とサーボコント
ローラ32及びX軸ロボット5、Y軸ロボット6a、6
bと画像処理部30Bは、前記した高さ画像センサー8
に用いたものと同様の構造なので、同一符号を付して説
明を省略する。
【0067】前記輝度画像センサー3の一次元CCD素
子70で受光した映像信号は輝度画像インターフェース
54へ出力される。輝度画像センサー3は、輝度画像イ
ンターフェース54から送られてくるクロック(CL
K)で動作しており、画像走査のタイミングは水平同期
信号(HCLR)で行っている。
【0068】輝度画像インターフェース54に入力され
た映像信号は、ADコンバーター55で8ビットのデジ
タル輝度データに変換され、画像処理部30Bへ出力さ
れる。クロック部56では、前記データをメモリに書き
込む際に必要になる基準クロック(CLK)を発生さ
せ、タイミング制御部57に出力している。タイミング
制御部57は、前記データを画像処理部30Bの画像メ
モリ39へ格納するためのタイミング信号としてのクロ
ック(CLK)、水平同期信号(HCLR)を、画像処
理部30Bに出力している。水平同期信号(HCLR)
は、エンコーダ24aからのエンコーダ信号25によっ
て知られるヘッド部7のX軸方向移動量に従って、輝度
画像センサー3の1ライン分の距離を、電子部品2を吸
着したヘッド部7が移動する度に発生させ、取り込んだ
画像に誤差が発生しないようにしている。タイミング制
御部57から前記画像メモリ39に送られる垂直同期信
号(VCLR)は、X軸ロボット5から原点信号23を
受けた後、予め定めておいたヘッド移動距離をエンコー
ダ信号25でカウントして生成している。
【0069】画像処理部30Bには、輝度画像インター
フェース54から輝度データが入力される。輝度データ
はクロック(CLK)、水平同期信号(HCLR)、垂
直同期信号(VCLR)によって制御され、画像メモリ
39に格納される。画像メモリ39に格納された輝度デ
ータは、プログラムに従って動作するCPU40によっ
て画像処理され、認識対象物である電子部品2の位置検
出などが行われる。プログラムは、プログラムメモリ4
1に格納されている。メインコントローラ31の部品形
状情報記憶部31aに記憶されている電子部品2の幾何
特徴を示す形状情報(外形高さ、外形幅、外形奥行き、
リード2aの個数、リード2aの直径、リード2aのピ
ッチなど)は、輝度画像入力に先立ち、事前に2ポート
メモリ45を介してワークメモリ44に送られてくる。
認識対象物である電子部品2の位置検出は、この形状情
報を基に行われる。
【0070】尚、輝度画像センサーとしては、上記した
一次元CCD素子70に限らず、例えば、図16に示す
二次元CCD素子71を備えたものを用いてもよい。
【0071】この二次元CCD素子71を備えた輝度画
像センサー3’は、部品2の底面全体を一度に撮像する
ものであって、部品2はヘッド部7で吸着されて停止し
た状態で両側から照明系48、48で照らされて結像レ
ンズ47を介して前記二次元CCD素子71上に撮像さ
れる。
【0072】図9〜図10は、高さ画像センサー8の座
標系を説明するためのものであり、特に、図9(b)と
図10(b)は、それぞれのセンサー3、8で取り込ん
だ画像を表している。輝度画像センサー3、あるいは、
高さ画像センサー8で取り込んだ画像を、同一の画像処
理手段(画像処理部)30Bで位置検出を行えるのは、
高さ座標を、対象物である電気部品2から高さ画像セン
サー8に向かう方向を正として設定するからである。表
面実装部分には必ず装着面が存在し、高さ座標軸を対象
物である電子部品2から高さ画像センサー8方向に取る
ことにより、装着面の高さが最も高くなるようにするこ
とができる。また、表面実装部品の装着面は、通常金属
であり、輝度画像センサー3でこれらの部品を撮像する
と、装着面の輝度がもっとも高くなり、これによって、
輝度画像センサー3、あるいは、高さ画像センサー8で
取り込んだ画像A、Bを、同一の画像処理手段(画像処
理部)30Bで位置検出することが可能になる。
【0073】図9(b)は、図9(a)の電子部品2を
輝度画像センサー3で撮像した画像Aを示すが、この画
像Aにおいて、最も白い部分(輝度が高い部分)a1お
よびc1 が部品2のリード2aの先端2cおよび基部を
示しており、灰色の部分(輝度が低い部分)b1が、部
品2の本体2bを示しているまた、図10(b)は高さ
画像センサー8で撮像した画像Bを示すが、この画像B
において、最も白い部分(高さが大の部分)a2が部品
2のリード2aの先端2cを示しており、灰色の部分
(高さが中間の部分)b2が、部品2の本体2bを示し
ている。リード2aの基部は、高さ画像センサー3の検
出範囲に存在しないので、図10(b)にc2 で示すよ
うに、高さ画像としては見えない。
【0074】また、図10(a)は、高さ計測領域を示
している。これは、8ビット画像領域なので、高さ画像
データとしては、0〜255までの256通りの数値を
扱うことができる。本実施形態では、便宜上、高さ座標
軸を対象物である電子部品2から高さ画像センサー方向
に取り、高さ計測の基準面を128とし、その範囲を8
〜248としている。また、高さデータとして0や25
5などの値は、『高さデータが正しく得られなかった』
などのエラーを表現するために使用している。
【0075】尚、高さ方向の分解能を10μmとする
と、計測可能な範囲は、約±1.2mmとなる。
【0076】次に、電子部品の認識方法および実装方法
を、図6に示すフローチャートに基づき、ステップS1
〜S10の順に説明する。
【0077】S1 ノズル7で部品供給部4の電子部品
2を吸着する。
【0078】S2 電子部品2のリード浮き検査を行う
場合すなわち高さ画像センサー3による撮像を行う場合
と、そうでない場合すなわち輝度画像センサー8による
撮像を行う場合を判断する。
【0079】この判断のための情報は、設備の操作者
が、部品2の幾何情報を示す形状情報記憶部31a内に
事前に設定しておけば、設備を自動運転することができ
る。リード浮き検査を行う場合にはステップS3へ、行
わない場合にはステップS4に移行する。
【0080】S3 電子部品2を吸着したノズル7は高
さ画像センサー8上に移動し、高さ画像センサー8で、
電子部品2の高さ画像すなわち、三次元の位置データを
取り込んで、その後ステップS5に移行する。
【0081】S4 電子部品2を吸着したノズル7は輝
度画像センサー3上に移動し、輝度画像センサー3で、
電子部品2の輝度画像すなわち二次元の位置データを取
り込む。その後ステップS5へ移行する。
【0082】S5 輝度画像、あるいは、高さ画像を、
共通の画像処理手段(画像処理部)30Bで処理して、
電子部品の二次元位置情報、すなわち電子部品2のX、
Y、θを検出する。
【0083】S6 高さ画像か輝度画像かを判断して、
高さ画像の場合はステップS7へ移行し、輝度画像の場
合はステップS10に飛ぶ。
【0084】S7 画像処理手段30Bで、高さ画像を
処理し、電子部品2を理想的な仮想平面上に装着したと
きに接地する3本のリード位置を算出すると共に、前記
仮想平面を数式で表現し、全てのリード位置(X、Y、
Z)の仮想平面からの距離、すなわちリード浮き量を算
出する。その後ステップS8に移行する。
【0085】S8 各リード浮き量が、予め定められた
基準値を越えているか否かの判断を行い、いずれかの検
出点1つでもリード浮き量が基準値を越えていると判断
するとステップS9に、そうでないと判断するとステッ
プS10に移行する。
【0086】S9 リード浮き量が、予め定められた基
準値を越えていれば、異常部品として廃棄され、処理は
完了する。すなわち、ノズル7は電子部品2を廃棄場所
に移動させて、そこで電子部品2を廃棄し、処理を終了
する。
【0087】S10 ステップ6で輝度画像を処理する
もの(リード浮き量検出が不要なもの)と判断された場
合、およびステップS8でリード浮き量が基準値を越え
ていず正常部品と判断された場合は、ノズル7は電子部
品2を基板9上に移動させ、この基板9上の所定箇所に
電子部品2を装着し、処理を終了する。
【0088】上記したように、本実施形態では、二次元
の位置検出のみで十分な電子部品2に対しては輝度画像
撮像センサー3を用いて二次元の位置検出を行い、この
情報に基づいてX、Y、θの位置補正を行って電子部品
2を基板9に装着する。
【0089】他方、リード浮き検査が必要な電子部品2
のように三次元の位置検出が必要な電子部品2に対して
は、高さ画像センサー8を用いて三次元の位置検出を、
電子部品2の所定方向から見た面全体に行い、X、Y、
θの位置情報のみならず、リード先端2cの浮きなどの
高さ情報を得ることができ、リード先端2cの浮きなど
がある電子部品2は異常部品として廃棄等し、正常部品
のみを、X、Y、θの位置補正を行って基板9に装着す
る。
【0090】上記のように2種類の画像センサー3、8
を使い分けたのは、その処理スピードに大きな相違があ
るためである。
【0091】すなわち輝度画像センサー3におけるヘッ
ド移動速度は、例えば400mm/secであって、そ
の画像入力に必要な時間は60mm角の電子部品2で1
50msecである。他方、高さ画像センサー8におけ
るヘッド移動速度は、例えば80mm/secであっ
て、画像入力に必要な時間は60mm角の電子部品2で
750msecである。
【0092】このように、リード浮き量の検出などが不
要な電子部品2に対しては、輝度画像センサー3のみを
用いることにより、画像入力時間の短縮化を図れて生産
性を高めることができる。
【0093】また、高さ画像センサー8のみを用いた場
合には、輝度画像センサー3に比較し画像入力時間が長
くなる(但し従来例に対しては短縮化が図られてい
る。)が、リード浮き検査等を行うことができるので、
信頼性の高い部品装着を行うことができる。
【0094】前記輝度画像センサー3と高さ画像センサ
ー8とは、電子部品2の形状特徴に応じてそれぞれ独立
して使い分けることができる。例えば、通常のリードレ
スの電子部品では、X、Y、θの二次元の位置検出で十
分であるので、輝度画像センサー3を用い、リード付き
の電子部品や底面に多数の突起電極を有するBGA(Ba
ll Grid Array )タイプの電子部品等に対しては、高さ
画像センサー8を用いて三次元の位置検出を行えばよ
い。
【0095】また、輝度画像センサー3と高さ画像セン
サー8とを、電子部品2に対して行う検査項目に応じ
て、それぞれ独立して使い分けることができる。例え
ば、電子部品2のリード浮き検査や前記BGAタイプの
電子部品の突起電極の形状欠陥検査などが必要な場合に
は、高さ検出センサー8を用いて、その電子部品2の三
次元位置検出を行えばよい。
【0096】なお、高さ画像の高さ座標系を、電子部品
2から高さ画像撮像センサー8に向かう方向が正になる
ように設定することによって、高さ画像センサー8で取
り込んだ高さ画像データと、輝度画像センサー3から得
られた輝度画像データとを、同一の画像処理部30Bで
処理することができる。このようにすることによってコ
ントローラの共通化が可能となり、また共通化したプロ
グラムで画像処理を行うことができる。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、電子部品の形状特徴や
検査項目等に応じて、輝度画像撮像手段と高さ画像撮像
手段とを使い分けて電子部品の位置検出を合理的に行う
ことができる。また、リード浮き等の検出のために三次
元の位置検出が必要な電子部品の認識、実装を、本発明
の高さ画像撮像手段によって従来例に比較し、信頼性高
くかつ格段に高速で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品認識方法に使用する部品装着装置
の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における高さ画像撮像手段
の断面図である。
【図3】実施の形態における高さ画像撮像手段の断面図
である。
【図4】実施の形態における高さ位置測定方法の例を示
す説明図である。
【図5】実施の形態における高さ画像撮像手段による計
測方法を示す説明図である。
【図6】実施の形態の部品認識方法及び部品実装方法の
動作手順を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態の高さ画像撮像手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】実施の形態の輝度画像撮像手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】(a)は実施の形態における電子部品の斜視
図、(b)は電子部品の輝度画像を示す説明図である。
【図10】(a)は実施の形態における電子部品の高さ
画像座標系を示す説明図、(b)は電子部品の高さ画像
を示す説明図である。
【図11】電子部品の一例を示す斜視図である。
【図12】従来の部品認識方法に用いられる電子部品装
着機の斜視図である。
【図13】従来の部品認識方法に用いられる電子部品装
着機に装備される高さセンサーの断面図である。
【図14】従来の部品認識方法及び部品実装方法の動作
手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態における輝度画像手段の撮
像状態を示す説明図である。
【図16】輝度画像撮像手段の他の例の撮像状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
2 電子部品 2a リード 2c リード先端 3 輝度画像センサー(輝度画像撮像手段) 4 部品供給部 8 高さ画像センサー(高さ画像撮像手段) 9 基板 30B 画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 公昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品の所定方向から見た面全体の輝度
    画像データを得るための輝度画像撮像手段と、電子部品
    の所定方向から見た面全体の高さ画像データを得るため
    の高さ画像撮像手段とを備え、前記輝度画像撮像手段に
    よる二次元の位置検出と高さ画像撮像手段による三次元
    の位置検出をそれぞれ独立に使い分けて、電子部品の位
    置検出を行うことを特徴とする部品認識方法。
  2. 【請求項2】前記輝度画像撮像手段と前記高さ画像撮像
    手段は、電子部品の形状特徴に応じて、それぞれ独立に
    使い分けるようにした請求項1に記載の部品認識方法。
  3. 【請求項3】前記輝度画像撮像手段と前記高さ画像撮像
    手段は、電子部品に対して行う検査項目に応じて、それ
    ぞれ独立に使い分けるようにした請求項1に記載の部品
    認識方法。
  4. 【請求項4】前記高さ画像の高さ座標系を、電子部品か
    ら前記高さ画像撮像手段に向かう方向が正になるように
    設定することによって、前記輝度画像撮像手段から得ら
    れた輝度画像データと、前記高さ画像撮像手段から得ら
    れた高さ画像データとを、同一の画像処理手段で処理す
    るようにした請求項1〜3のいずれかに記載の部品認識
    方法。
  5. 【請求項5】電子部品は、部品本体の端辺に複数本のリ
    ードが突出し、各リードの先端が基板上に装着されるよ
    うになっているものである請求項1〜4のいずれかに記
    載の部品認識方法。
  6. 【請求項6】電子部品を部品供給部から基板上に移載
    し、この電子部品を基板に装着する部品実装方法におい
    て、電子部品の移載経路に、電子部品の所定方向から見
    た面全体の輝度画像データを得るための輝度画像撮像手
    段と、電子部品の所定方向から見た面全体の高さ画像デ
    ータを得るための高さ画像撮像手段とを配設し、電子部
    品を部品供給部から基板上に移載するに際し、輝度画像
    撮像手段と高さ画像撮像手段のいずれか一方を選択して
    電子部品の位置検出を行い、この位置検出により得られ
    た情報に基づいて電子部品を基板に装着することを特徴
    とする部品実装方法。
  7. 【請求項7】電子部品の形状特徴に応じて、輝度画像撮
    像手段と高さ画像撮像手段のいずれか一方を選択して電
    子部品の位置検出を行うようにした請求項6に記載の部
    品実装方法。
  8. 【請求項8】電子部品に対して行う検査項目に応じて、
    輝度画像撮像手段と高さ画像撮像手段のいずれか一方を
    選択して電子部品の位置検出を行うようにした請求項6
    に記載の部品実装方法。
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JP2010261965A (ja) * 2010-07-09 2010-11-18 Yamaha Motor Co Ltd 部品認識装置、表面実装機および部品検査装置
JP2018049963A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 富士機械製造株式会社 部品実装機

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