JPH11249966A - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JPH11249966A
JPH11249966A JP10050623A JP5062398A JPH11249966A JP H11249966 A JPH11249966 A JP H11249966A JP 10050623 A JP10050623 A JP 10050623A JP 5062398 A JP5062398 A JP 5062398A JP H11249966 A JPH11249966 A JP H11249966A
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JP
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JP10050623A
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Inventor
Yoshihiro Hagiwara
佳博 萩原
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータから取り外された状態であって
も、情報記憶装置に記憶されている情報を不特定の他者
が見ることができないようにする。 【解決手段】不揮発性記憶媒体6を備える情報記憶装置
1において、不揮発性記憶媒体6には、情報アクセス可
否フラグ6Aと、パスワード記憶領域6Bとを設ける。
かかる構成により、パスワード情報を伴う情報アクセス
権設定コマンドのみによって、不揮発性記憶媒体6の情
報の書き込み・読み出しの可否が決定される。このた
め、一旦、情報記憶装置1に情報アクセスオフを設定し
た後は、たとえ、情報記憶装置単体を取り出して他のコ
ンピュータに接続した場合であっても、情報の読み出し
・書き込みコマンドに対し、エラー応答となり、情報記
憶装置内の情報の読み出し・書き込みを行うことができ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報記憶装置に関
し、より詳細には、情報記憶媒体のセキュリティを向上
させることができる情報記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータが取り扱う情報には機密性
が要求される。このため、従来、一般に、据え置き型の
コンピュータ装置においては、情報記憶装置は、物理的
に安全な場所に設置され、さらに、パスワードの照会又
は情報の暗号化などにより、情報の機密保持が確保され
ている。
【0003】例えば、特開平8−138307号公報に
は、コンピュータ本体に対して着脱可能に構成された情
報記憶装置のカートリッジに内蔵された情報記憶媒体の
セキュリティを向上させる情報記憶装置を提供する技術
が記載されている。図6は、セキュリティの向上を図っ
た従来の情報記憶装置の一例を示すブロック図である。
【0004】情報記憶装置(HDDユニット)50は、
コネクタA、Bを介して、コンピュータ本体51に対し
て取り外し可能に取り付けられているカートリッジ52
からなる。カートリッジ52には、情報を記録するため
の記録ディスク(図示せず)が内蔵されている。情報記
憶装置50は、記録ディスクに対して情報の読み書き動
作を禁止するスイッチ回路53と、コンピュータ本体5
1からカートリッジ52が取り外されたことを検出する
取り外し検出回路54と、取り外し検出回路54から発
信される検出信号に応答して、情報読み書き禁止手段と
してのスイッチ回路53を作動させるロック機構55
と、を具備する。
【0005】スイッチ回路53には、R/Wアンプ56
と、ドライバー回路57とが接続されている。ロック機
構55には、ロック解除を行うロック解除装置58が接
続されており、このロック解除装置58には、さらに、
錠回路59とROM60とがそれぞれ接続されている。
また、ロック機構55には、ロック機構55を動作させ
ないようにするロック非動作スイッチ61が設けられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の情報記憶装置には、次のような問題点があった。第
1の問題点は、コンピュータに接続された状態の情報記
憶装置からは容易に情報を入手することが可能であるこ
とである。その理由は、この情報記憶装置には、コンピ
ュータに接続された状態においては、情報記憶装置に対
する情報アクセスを無効にする機能がないためである。
【0007】第2の問題点は、情報が暗号化されていて
も解析が可能なことである。この情報記憶装置には、暗
号化情報そのものの読み取りを無効にする機能が付加さ
れていない。このため、暗号化情報それ自体は容易に読
み出すことが可能である。暗号化情報さえ取り出すこと
ができれば、今日のコンピュータの処理速度をもってす
れば、比較的短時間で暗号解析が可能である。
【0008】図6に示した情報記憶装置の他にも、これ
までに多くの情報記憶装置が提案されている。例えば、
特開昭61−23261号公報は、固有IDを記録媒体に
保持させることを特徴とするボリューム機密保護処理方
式を提案している。また、特開昭62−152898号
公報は、ICカードにメモリを設け、このメモリにアク
セスに必要な符号を記憶させるICカードを提案してい
る。
【0009】さらに、特開平2−61751号公報は、
携帯型記憶媒体にサブシステムの利用権情報を格納させ
た利用者検証方式を提案している。特開平3−6639
号公報は、第一及び第二の記憶媒体を備え、第一の記憶
媒体のアクセスに必要な情報の全部又は一部を第二の記
憶媒体に記憶させる情報処理装置を提案している。
【0010】しかしながら、上記の問題点は、これらの
公報に提案されている装置によっても、解決することが
できない。本発明は、以上のような従来の情報記憶装置
における問題点を解決するためになされたものであり、
コンピュータに取り付けられた状態であっても、あるい
は、コンピュータから取り外された状態であっても、情
報記憶装置に記憶されている情報を不特定の他者が見る
ことができないような情報記憶装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のうち、請求項1は、少なくとも不揮発性記
憶媒体を備える情報記憶装置において、前記不揮発性記
憶媒体は、情報アクセス可否フラグと、パスワード記憶
領域とを有しており、パスワード情報を伴う情報アクセ
ス権設定コマンドにより、既に記憶されている情報の読
み出し及び新たな情報の書き込みの可否を設定するもの
であることを特徴とする情報記憶装置を提供する。
【0012】本情報記憶装置においては、パスワード情
報を伴う情報アクセス権設定コマンドのみによって、該
情報記憶装置への情報の書き込み又は該情報記憶装置か
らの情報の読み出しの可否が決定される。このため、一
旦、本情報記憶装置の情報アクセス可否フラグの設定値
をオフに設定した後は、たとえ、本情報記憶装置単体を
取り出して他のコンピュータに接続した場合であって
も、情報の読み出し・書き込みコマンドに対し、エラー
応答となり、情報記憶装置内の情報の読み出し・書き込
みを行うことができない。パスワード情報を伴った情報
アクセス権設定コマンドによって、情報アクセス可否フ
ラグの設定値をオンに設定して初めて、情報記憶装置内
の情報の再度の読み出し・書き込みを行うことができる
ようになる。
【0013】このように、本情報記憶装置によれば、情
報アクセス可否フラグとパスワードを記憶・照会する機
能とを持たせることによって、情報記憶装置単体を取り
外してもその情報記憶装置に記憶されている情報を不特
定他者が見ることができないという効果を得ることがで
きる。請求項2は、情報アクセス可否フラグと、パスワ
ード記憶領域とを有する不揮発性記憶媒体と、外部から
の信号を情報とコマンドとに分解する外部インタフェー
スコントローラと、前記情報アクセス可否フラグをオン
又はオフに設定することができる情報アクセス権設定コ
マンドと、パスワードを設定することができるパスワー
ド設定コマンドとに対するプログラムを有するファーム
ウェアと、前記外部インタフェースコントローラから前
記情報と前記コマンドとを受け取り、前記プログラムに
従って前記コマンドを解釈するとともに、前記不揮発性
記憶媒体から情報を読み出し、又は、前記不揮発性記憶
媒体に情報を書き込むハードディスクコントローラと、
前記不揮発性記憶媒体と、前記外部インタフェースコン
トローラと、前記ファームウェアと、前記ハードディス
クコントローラとを相互に接続する内部バスと、を備え
る情報記憶装置を提供する。
【0014】請求項2に係る情報記憶装置によっても、
上述の請求項1に係る情報記憶装置と同様の作用及び効
果を得ることができる。請求項3に記載されているよう
に、情報記憶装置は、不揮発性記憶媒体と接続されてい
るコントローラをさらに備えていることが望ましい。こ
の場合、不揮発性記憶媒体からの情報の読み出し及び不
揮発性記憶媒体への情報の書き込みはこのコントローラ
を介して行われる。
【0015】また、請求項4に記載されているように、
本情報記憶装置は、前記不揮発性記憶媒体から読み出し
た情報又は前記不揮発性記憶媒体に書き込むべき情報を
一時的に記憶しておくメモリを備えていることが好まし
い。さらに、本発明に係る情報記憶装置はコンピュータ
から取り外せない形でコンピュータに取り付けることも
可能であるが、請求項5に記載されているように、コン
ピュータに対して着脱自在であることが好ましい。
【0016】請求項6は上述の情報記憶装置を用いた情
報記憶システムを提供する。請求項6に係る情報記憶シ
ステムは、上述の何れかの情報記憶媒体と、該情報記憶
媒体と接続されているコンピュータと、からなる情報記
憶システムであって、前記コンピュータは、前記パスワ
ード記憶領域に記憶されているパスワードと同一のパス
ワードが記憶されている第二の不揮発性記憶媒体と、前
記コンピュータに電力を供給する電源のオン又はオフを
設定する第一電源オフフラグと、前記情報記憶媒体に電
力を供給する電源のオン・オフを設定する第二電源オフ
フラグとを備えることを特徴とする。
【0017】例えば、コンピュータは、通常モードから
省電力モードへの移行時においては、情報記憶装置の情
報アクセス可否フラグをオフに設定した後、第二電源オ
フフラグをオフに設定する。あるいは、省電力モードか
ら通常モードへの移行時においては、コンピュータが第
二電源オフフラグをオンに設定した後に、すなわち、情
報記憶装置に電力を供給した後に、情報記憶装置の情報
アクセス可否フラグをオンに設定する。このように、コ
ンピュータの省電力モード時においては、オペレータが
意識しなくても、情報記憶装置の情報アクセス可否フラ
グがオフに設定され、情報記憶装置内の情報を取り出す
ことが不可能になり、情報の機密性が保持される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る情報記憶装置
の一実施形態のブロック図である。図1に示すように、
情報記憶装置1は、IDEバス7を介して、コンピュー
タ8に着脱自在に接続されている。情報記憶装置1は、
ハードディスクコントローラ(HDC)2、メモリ3、
外部インタフェースコントローラ4、データI/Oコン
トローラ5、ファームウェア(F/W)10を備えてお
り、これらは内部バス9を介して相互に接続されてい
る。
【0019】不揮発性記憶メディア6には情報が記憶さ
れる。不揮発性記憶メディア6には、該不揮発性記憶メ
ディア6の内部に記憶されている情報へのアクセスの可
否を示す情報アクセス可否フラグ6Aと、パスワードを
記憶するパスワード記憶領域6Bとが設けられている。
不揮発性記憶メディア6への情報の書き込み及び不揮発
性記憶メディア6からの情報の読み出しはデータI/O
コントローラ5によって制御されている。
【0020】ファームウェア10は、不揮発性記憶メデ
ィア6の情報アクセス可否フラグ6Aをオン・オフに設
定できる情報アクセス権設定コマンドと、パスワード記
憶領域6Bに記憶されるパスワードを設定できるパスワ
ード設定コマンドとに対するプログラムを内部に格納し
ている。外部インタフェースコントローラ4は、IDE
バス7と接続されており、IDEバス7上の信号を情報
とコマンドに分解する。得られた情報とコマンドは内部
バス9を介してハードディスクコントローラ(HDC)
2へ送られる。
【0021】ハードディスクコントローラ(HDC)2
は、F/W10に格納されているプログラムに従い、外
部インタフェースコントローラ4から受け取ったコマン
ドを解釈し、データI/Oコントローラ5を通して不揮
発性メディア6に情報を記憶させ、あるいは、不揮発性
メディア6から情報を読み出す。この時、読み書きする
情報の一時的な待避場所としてメモリ3が利用される。
また、不揮発性メディア6から読み出された情報は、外
部インタフェースコントローラ4によって、IDEバス
7上の信号に変換され、コンピュータ8に出力される。
【0022】次に、図1に示した情報記憶装置1の動作
を以下に説明する。前述のように、不揮発性記憶メディ
ア6には、情報アクセス可否フラグ6Aと、パスワード
記憶領域6Bとが設けられており、ファームウェア10
には、情報アクセス可否フラグ6Aをオン・オフに設定
できる情報アクセス権設定コマンドと、パスワードを設
定できるパスワード設定コマンドとに対するプログラム
が格納されている。但し、情報記憶装置1の出荷時設定
は、情報アクセス可否フラグ6A=オン(情報アクセス
可)、パスワード=未設定とする。
【0023】パスワード設定コマンドはコンピュータ8
から発行され、このパスワード設定コマンドには設定前
パスワードと新パスワードとがパスワード情報として付
帯している。このパスワード設定コマンドに付帯してい
る設定前パスワードと、不揮発性記憶メディア6のパス
ワード記憶領域6Aに既に記載されているパスワードと
が一致した場合にのみ、新パスワードが不揮発性記憶メ
ディア6のパスワード記憶領域6Aに記載される。
【0024】但し、情報記憶装置の出荷時のように、不
揮発性記憶メディア6のパスワード記憶領域6Aにパス
ワードが未だ設定されていない場合は、新パスワードは
無条件に不揮発性記憶メディア6のパスワード記憶領域
6Aに記載される。情報アクセス権設定コマンドもコン
ピュータ8によって発行される。この情報アクセス権設
定コマンドには、情報アクセス可否フラグ6Aの設定値
をオン又はオフに設定するフラグ設定値情報と、パスワ
ード情報とが付帯されており、この情報アクセス権設定
コマンドに付帯しているパスワード情報が示すパスワー
ドと、不揮発性記憶メディア6のパスワード記憶領域6
Aに既に記載されているパスワードとが一致した場合に
のみ、情報アクセス可否フラグ6Aの設定値が情報アク
セス権設定コマンドに付帯しているフラグ設定値情報が
示す設定値に書き換えられる。
【0025】但し、不揮発性記憶メディア6のパスワー
ド記憶領域6Bにパスワードが未だ設定されていない場
合は、情報アクセス可否フラグ6Aの設定値は変更され
ず、オンのままとされ、このとき発行された情報アクセ
ス権設定コマンドは、コンピュータ8に対し、エラース
テータスを返す。以下、パスワード記憶領域6Bにパス
ワードが既に設定されている場合の情報記憶装置1のコ
マンド動作について、図2を参照して説明する。
【0026】情報記憶装置1は、コンピュータ8が発行
したコマンドを受け取る(ステップ201)。次に、情
報記憶装置1は、そのコマンドが情報アクセス権設定コ
マンドに該当するか否かを判断する(ステップ20
2)。コンピュータ8からのコマンドが情報アクセス権
設定コマンドに該当しない場合、情報記憶装置1は、そ
のコマンドの処理を実行する(ステップ203)。
【0027】コンピュータ8からのコマンドが情報アク
セス権設定コマンドに該当する場合、情報記憶装置1
は、その時点における情報アクセス可否フラグ6Aの設
定値がオンか否かを判断する(ステップ204)。情報
アクセス可否フラグ6Aの設定値がオンである場合は、
そのコマンドの処理を実行する(ステップ203)。
【0028】情報アクセス可否フラグ6Aの値がオンで
はない場合、すなわち、オフである場合は、エラーステ
ータスをコンピュータ8に出力し、処理を終了する(ス
テップ205)。図3は、図1に示した情報記憶装置を
用いた情報記憶システムの一実施形態のブロック図であ
る。
【0029】図3に示した情報記憶システムは、図1に
示した情報記憶装置1と、コンピュータ8と、これらの
情報記憶装置1とコンピュータ8とを接続するIDEバ
ス7とからなっている。なお、情報記憶装置1はコンピ
ュータ8に対して着脱自在である。コンピュータ8は、
不揮発性メモリ22を内蔵しており、この不揮発性メモ
リ22には、使用者を特定するためのパスワード23が
格納されている。また、パスワード23と同一のパスワ
ード23が、情報記憶装置1自体のパスワードとして、
不揮発性記憶メディア6のパスワード記憶領域6Bに記
録されている。
【0030】また、コンピュータ8は、第一電源オフフ
ラグ20と第二電源オフフラグ21とを有する。コンピ
ュータ8は、第一電源オフフラグ20をオフに設定する
ことによって、電源24からコンピュータ8への電力の
供給が切られる。情報記憶装置1は、第二電源オフフラ
グ21をオフに設定することによって、電源24から情
報記憶装置1への電力の供給が切られる。
【0031】以下、図4を参照して、コンピュータ8が
通常モードと省電力モードとの間を移行する場合におけ
る情報アクセス可否フラグ6Aのオン・オフの切り換え
について説明する。図4(A)は、コンピュータ8が通
常モードから省電力モードへ移行する場合の情報アクセ
ス可否フラグ6Aのオン・オフの切り換えの過程を示
す。先ず、情報記憶装置1の情報アクセス可否フラグ6
Aをオフに設定する(ステップ401)。次いで、情報
記憶装置1の第二電源オフフラグ21をオフに設定する
ことによって、電源24から情報記憶装置1への電力供
給を切る(ステップ402)。このようにして、情報記
憶装置1の電源を切ることにより、コンピュータ8は省
電力モードへ移行する。
【0032】図4(B)は、コンピュータ8が省電力モ
ードから通常モードへ移行する場合の情報アクセス可否
フラグ6Aのオン・オフの切り換えの過程を示す。先
ず、情報記憶装置1の第二電源オフフラグ21をオンに
設定し、電源24から情報記憶装置1に電力を供給する
(ステップ403)。次いで、情報記憶装置1の情報ア
クセス可否フラグ6Aをオンに設定する(ステップ40
4)。このようにして、コンピュータ8は通常モードに
復帰する。
【0033】次いで、以下、図5を参照して、コンピュ
ータ8が電源オンモードと電源オフモードとの間を移行
する場合の情報アクセス可否フラグ6Aのオン・オフの
切り換えについて説明する。図5(A)は、コンピュー
タ8が電源オンモードから電源オフモードへ移行する場
合の情報アクセス可否フラグ6Aのオン・オフの切り換
えの過程を示す。先ず、情報記憶装置1の情報アクセス
可否フラグ6Aの設定値をオフに設定する(ステップ5
01)。次いで、第一電源オフフラグ20をオフに設定
することによって、電源24からコンピュータ8への電
力供給が遮断される(ステップ502)。
【0034】図5(B)は、コンピュータ8が電源オフ
モードから電源オンモードへ移行する場合の情報アクセ
ス可否フラグ6Aのオン・オフの切り換えの過程を示
す。先ず、使用者が主電源をオンにする(ステップ50
3)。次いで、情報記憶装置1の情報アクセス可否フラ
グ6Aをオンに設定する(ステップ504)。このよう
に、使用者が意識しなくても、コンピュータ8の省電力
モード時及び電源オフ時には自動的に情報記憶装置1の
情報アクセス可否フラグ6Aの設定値がオフに設定さ
れ、情報記憶装置1の不揮発性記憶メディア6に記憶さ
れた情報の機密性を保持することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る情報記憶装置によれば以下
の効果を得ることができる。第1の効果は、たとえ、情
報記憶装置を単体で取り出して他のコンピュータに接続
しても、情報記憶装置内の情報の読み出し及び書き込み
を不能にすることができることである。
【0036】本発明に係る情報記憶装置における情報記
憶媒体には、情報アクセス可否フラグと、パスワード記
憶領域とが設けられており、一旦、情報アクセス可否フ
ラグをオフに設定した後は、パスワードが判明しない限
り、情報アクセス可否フラグをオンに再設定できない。
このため、上述の第1の効果を得ることができる。第2
の効果は、上述の第1の効果を得るために、特別なハー
ドウェアを必要としないことである。
【0037】その理由は、情報アクセス可否フラグ及び
パスワードを情報記憶装置自体の不揮発性記憶メディア
に記録しているためである。第3 の効果は、パスワード
の解析が困難なことである。その理由は、パスワードは
情報記憶装置の不揮発性記憶メディアに記録してあるた
め、情報アクセス可否フラグがオフになっている場合
は、情報記憶装置からの情報読み出しが全くできないた
めである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記憶装置の一実施形態のブロ
ック図である。
【図2】図1に示した情報記憶装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明に係る情報記憶システムの一実施形態の
ブロック図である。
【図4】図3に示した情報記憶システムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】図3に示した情報記憶システムの他の動作を示
すフローチャートである。
【図6】従来の情報記憶装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 情報記憶装置 2 ハードディスクコントローラ 3 メモリ 4 外部インタフェースコントローラ 5 データI/Oコントローラ 6 不揮発性記憶メディア 6A 情報アクセス可否フラグ 6B パスワード記憶領域 7 IDEバス 8 コンピュータ 9 内部バス 10 ファームウェア 20 第一電源オフフラグ 21 第二電源オフフラグ 22 不揮発性メモリ 23 パスワード 24 電源 50 従来の情報記憶装置 51 コンピュータ 52 カートリッジ 53 スイッチ回路 55 ロック機構

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも不揮発性記憶媒体を備える情
    報記憶装置において、前記不揮発性記憶媒体は、情報ア
    クセス可否フラグと、パスワード記憶領域とを有してお
    り、パスワード情報を伴う情報アクセス権設定コマンド
    により、既に記憶されている情報の読み出し及び新たな
    情報の書き込みの可否を設定するものであることを特徴
    とする情報記憶装置。
  2. 【請求項2】 情報アクセス可否フラグと、パスワード
    記憶領域とを有する不揮発性記憶媒体と、 外部からの信号を情報とコマンドとに分解する外部イン
    タフェースコントローラと、 前記情報アクセス可否フラグをオン又はオフに設定する
    ことができる情報アクセス権設定コマンドと、パスワー
    ドを設定することができるパスワード設定コマンドとに
    対するプログラムを有するファームウェアと、 前記外部インタフェースコントローラから前記情報と前
    記コマンドとを受け取り、前記プログラムに従って前記
    コマンドを解釈するとともに、前記不揮発性記憶媒体か
    ら情報を読み出し、又は、前記不揮発性記憶媒体に情報
    を書き込むハードディスクコントローラと、 前記不揮発性記憶媒体と、前記外部インタフェースコン
    トローラと、前記ファームウェアと、前記ハードディス
    クコントローラとを相互に接続する内部バスと、 を備える情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記不揮発性記憶媒体と接続されている
    コントローラをさらに備えており、 前記不揮発性記憶媒体からの情報の読み出し及び前記不
    揮発性記憶媒体への情報の書き込みは前記コントローラ
    を介して行われることを特徴とする請求項2に記載の情
    報記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記不揮発性記憶媒体から読み出した情
    報又は前記不揮発性記憶媒体に書き込むべき情報を一時
    的に記憶しておくメモリを備えていることを特徴とする
    請求項2又は3に記載の情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記情報記憶装置は、コンピュータに対
    して、取り外し自在に取り付けることができるものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載
    の情報記憶装置。
  6. 【請求項6】 情報アクセス可否フラグと、パスワード
    記憶領域とを有している第一の不揮発性記憶媒体を有す
    る情報記憶媒体と、 前記情報記憶媒体と接続されているコンピュータと、 からなる情報記憶システムであって、 前記コンピュータは、 前記パスワード記憶領域に記憶されているパスワードと
    同一のパスワードが記憶されている第二の不揮発性記憶
    媒体と、 前記コンピュータに電力を供給する電源のオン又はオフ
    を設定する第一電源オフフラグと、 前記情報記憶媒体に電力を供給する電源のオン・オフを
    設定する第二電源オフフラグとを備える情報記憶システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記情報記憶媒体は、 外部からの信号を情報とコマンドとに分解する外部イン
    タフェースコントローラと、 前記情報アクセス可否フラグをオン又はオフに設定する
    ことができる情報アクセス権設定コマンドと、パスワー
    ドを設定することができるパスワード設定コマンドとに
    対するプログラムを有するファームウェアと、 前記外部インタフェースコントローラから前記情報と前
    記コマンドとを受け取り、前記プログラムに従って前記
    コマンドを解釈するとともに、前記第一の不揮発性記憶
    媒体から情報を読み出し、又は、前記第一の不揮発性記
    憶媒体に情報を書き込むハードディスクコントローラ
    と、 前記第一の不揮発性記憶媒体と、前記外部インタフェー
    スコントローラと、前記ファームウェアと、前記ハード
    ディスクコントローラとを相互に接続する内部バスと、 を備えることを特徴とする請求項6に記載の情報記憶シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記第一の不揮発性記憶媒体と接続され
    ているコントローラをさらに備えており、 前記第一の不揮発性記憶媒体からの情報の読み出し及び
    前記第一の不揮発性記憶媒体への情報の書き込みは前記
    コントローラを介して行われることを特徴とする請求項
    7に記載の情報記憶システム。
  9. 【請求項9】 前記第一の不揮発性記憶媒体から読み出
    した情報又は前記第一の不揮発性記憶媒体に書き込むべ
    き情報を一時的に記憶しておくメモリを備えていること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の情報記憶システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記情報記憶装置は、前記コンピュー
    タに対して、取り外し自在に取り付けることができるも
    のであることを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項
    に記載の情報記憶システム。
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