JPH11248058A - 配管用継手、継手付き配管、圧力機器及び産業車両 - Google Patents

配管用継手、継手付き配管、圧力機器及び産業車両

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JPH11248058A
JPH11248058A JP4584098A JP4584098A JPH11248058A JP H11248058 A JPH11248058 A JP H11248058A JP 4584098 A JP4584098 A JP 4584098A JP 4584098 A JP4584098 A JP 4584098A JP H11248058 A JPH11248058 A JP H11248058A
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JP
Japan
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pipe
joint
adapter
shaft
mounting
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Pending
Application number
JP4584098A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Takeuchi
敏之 竹内
Yoichi Kimura
洋一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Tokiwa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tokiwa Seiki Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Tokiwa Seiki Co Ltd, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Tokiwa Seiki Co Ltd
Priority to JP4584098A priority Critical patent/JPH11248058A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力機器に対して少ない作業スペースで取付
け取外しができる配管用継手を提供する。 【解決手段】 継手8は、ストレート型のアダプタ10
と、略L字型のエルボ本体11とから構成される。アダ
プタ本体12とエルボ本体11は、止め輪17と係合溝
22との係合により自由回転(遊転)可能に連結され
る。ロックナット15を締付けることで、アダプタ本体
12とエルボ本体11との遊転がロックされ、しかもそ
の結合部がワッシャ16およびOリング14によってシ
ールされる。継手8の取付け時は、アダプタ10を油圧
機器7に螺着した後にエルボ本体11を嵌込み、取外し
時は、ロックナット15を緩めてエルボ本体11を遊転
状態にした後にアダプタ10の螺着を外すようにする。
アダプタ10の螺着等の際にエルボ本体11が一体回転
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエルボ型や
T型の継手など、機器と配管とをある角度をなして接続
するために使用される配管用継手、継手付き配管、圧力
機器及び産業車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばフォークリフト等の産業車両で
は、マストの傾動動作やフォークの昇降動作は油圧制御
により行なわれており、車体にはコントロールバルブ等
の油圧機器が設けられている。フォークリフト等の産業
車両では、車体に組付けられる各種部品の省スペース化
の要求があり、油圧機器もその例外ではない。狭いスペ
ースに配置された油圧機器に対して配管を接続するため
には、例えばエルボ型やT型の配管用継手を使用する必
要がある。
【0003】図9は、従来のエルボ型の配管用継手を示
す。継手81には、L字状に屈曲した管材からなるエル
ボ本体82と、ロックナット83、バックアップワッシ
ャ(以下、単にワッシャという)84、Oリング85を
備える。エルボ本体82の油圧機器86側の取付端部8
2aには一対のネジ部87,88が形成され、配管側の
取付端部82bにはネジ部89が形成されている。エル
ボ本体82を油圧機器86に規定位置までねじ込み、エ
ルボ本体82の向きを合わせた後、ロックナット83で
ワッシャ84を締付ける。これによりエルボ本体82の
向きを固定するとともに、Oリング85による完全シー
ルを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エルボ
本体82を機器86にねじ込む場合、同図の寸法Lの部
分が回転するため、その回転半径分のスペースを回りに
確保する必要が生じる。このため、複数の継手81を一
箇所に集合させて取付ける集合取付や、狭い箇所に継手
81を取付ける狭小箇所取付の場合に難点があった。ま
た、例えば油圧機器86に多数の配管を接続する場合、
図10に示すように、各継手81の取付位置のピッチP
をその取付け取外し作業ができる間隔を確保できるよう
に決める必要があった。このため、継手81のピッチP
を広くしなければならず、このピッチPの制約から油圧
機器86の小型化が図り難いという問題があった。
【0005】ピッチPをなるべく狭くして回転半径部分
が干渉し合わないように設計しても、組立完了後に集合
取付の中の1個だけを取外そうとしたときに、隣接の継
手81の取付端部82bが、取外そうとする継手81側
に延びていると干渉するため、他の継手81を緩めたり
取外したりしなければならなかった。このため、継手8
1の取外し作業が面倒になる場合もあった。
【0006】また、Oリング85には高い油圧がかか
り、これをワッシャ84で上面から押えているが、ワッ
シャ84と取付端部82aとの間に隙間があると、Oリ
ング85が油圧によりその隙間からはみ出すように無理
な変形をし、Oリング85が早く傷む。また、ワッシャ
84と取付端部82aとの間に隙間がほとんどないと、
ロックナット83を締付けるときにワッシャ84が移動
性が悪くなる。このため、Oリング85のはみ出し現象
の防止と、ワッシャ84の移動性確保の理由から、製作
上、ワッシャ84の内径と取付端部82aの外径の加工
精度を高くしている。しかし、ワッシャ84を取付端部
82aに嵌め込むにはネジ部87を越える必要があり、
このときワッシャ84を一度変形させなければならず、
その嵌め込み後にワッシャ84を元の平坦な状態に修復
する二次加工が必要であった。このため、二次加工によ
る修復はするものの、ワッシャ84の精度が低下する恐
れがあった。
【0007】本発明は前記課題を解決するためになされ
たものであって、その第1の目的は、圧力機器に対して
少ない作業スペースで取付け取外しできるようにし、ひ
いては継手の取付ピッチに制約されることなく圧力機器
の小型化を図ることができる配管用継手、継手付き配
管、圧力機器及び産業車両を提供することにある。第2
の目的は、シール部材を押える座板を変形させずに継手
に組付けできるようにし、その変形を修復するための二
次加工を無くすことにある。第3の目的は、圧力機器に
配管を接続する作業の簡素化を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために請求項1に記載の発明では、ネジ部が形成され
た取付端部を有するストレート型の軸管と、前記軸管に
対してその軸線回りに回転可能に連結されるとともに、
その連結状態で前記取付端部と軸線が所定角度で屈曲す
る取付端部を有する連結管と、前記連結管と前記軸管と
を遊転可能に連結する機構と、前記軸管と前記連結管と
の遊転をロックするロック手段とを備えている。
【0009】前記第1の目的を達成するために請求項2
に記載の発明では、複数の取付端部を有し、少なくとも
一組の前記取付端部の軸線が所定角度で屈曲する継手管
と、前記取付端部の一つを圧力機器の取付口に対して押
込みにより遊転可能に連結するための機構と、前記継手
管の前記圧力機器に対する遊転をロックするロック手段
とを備えている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記遊転可能に連結す
る機構は、互いに連結される前記二部品のうち一方に設
けられた径を変更可能な弾性を有する止め輪と、他方の
部品に設けられた該止め輪と係合可能な環状の係合溝と
から構成されている。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記ロッ
ク手段は、前記遊転可能に連結される二つの部品のうち
一方に螺着され、その締付けにより両部品を圧接するこ
とでロックするナット体を備えている。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記ナット体の締付け方向側には、
座板と、該ナット体の締付けによって該座板によって押
圧され、前記二つの部品の結合部をシールするシール部
材とが設けられている。
【0013】第2の目的を達成するために請求項6に記
載の発明では、請求項4又は請求項5に記載の発明にお
いて、前記ナット体が螺着される前記部品は、該ナット
体が螺着されるネジ部より締付け方向側に嵌め込まれる
前記座板の嵌込部位より先端側において、その軸径が該
嵌込部位の軸径以下に形成されている。
【0014】第3の目的を達成するために請求項7に記
載の発明では、継手付き配管は、請求項1、請求項3〜
請求項6のいずれか一項に記載の前記軸管又は連結管、
もしくは請求項2〜請求項6のいずれか一項に記載の前
記継手管が配管の先端部に取付けられて構成される。
【0015】請求項8に記載の発明では、圧力機器に
は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の前記配
管用継手、または請求項7に記載の継手付き配管が取付
けられている。
【0016】請求項9に記載の発明では、産業車両に
は、請求項8に記載の前記圧力機器が備えられている。 (作用)従って、請求項1に記載の発明によれば、軸管
はその取付端部のネジ部を螺着することで例えば圧力機
器に取付けられる。軸管と連結管は、互いの取付端部の
軸線が所定角度で屈曲した状態で遊転(自由回転)可能
に連結される。このため、軸管を圧力機器に螺着すると
きに軸管だけを回転させればよい。連結管の取付端部を
所望する方向に合わせてから、ロック手段を操作して連
結管と軸管との遊転をロックする。ロック手段を操作す
るとき、連結管と軸管とが連結部で相対回転することは
ないので、軸管に対する連結管の向きは保持される。ま
た、取外し時は、ロック手段を操作してロックを解除
し、連結管と軸管とを遊転可能な状態とし、この状態で
軸管の圧力機器に対する螺着を解除するための回転操作
が行われる。よって、軸管だけを回転させればよい。従
って、各取付端部の軸線が屈曲する配管用継手であって
も、その取付け取外しに必要な作業スペースが少なくな
る。
【0017】複数の配管用継手を取付ける圧力機器にお
いて、継手間のピッチを短くすることが可能となり、こ
の短ピッチ化が圧力機器の小型化に寄与する。また、複
数の継手を互いに近接させて機器に取付ける集合取付
や、継手を狭い箇所に取付ける狭小箇所取付の場合、他
の継手など回りの部材などとの干渉の心配がなくなる。
さらに取付け取外しの作業スペースが少なくてよいこと
から、集合取付のうち1個だけを取外す場合、他の継手
を緩めたり取外す必要がない。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、継手管の
取付端部の一つを圧力機器の取付口に押込むことで、継
手管は圧力機器に対して遊転(自由回転)可能に連結さ
れる。そして、継手管の向きを合わせてから、ロック手
段を操作して圧力機器に対する継手管の遊転をロックす
る。ロック手段を操作するとき、継手管は圧力機器に対
して回転はしないのでその向きは保持される。よって、
継手管を回転させることなく、配管用継手は圧力機器に
取付けられる。また、取外し時は、ロック手段を操作し
てロックを解除し、継手管を圧力機器に対して遊転可能
な状態とし、この状態で継手管を圧力機器から抜取る。
よって、このときも継手管を回転させる必要がない。従
って、配管用継手の取付け取外しのために必要な作業ス
ペースが少なくなる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、互いに遊
転可能に連結される二部品は、そのうち一方に設けられ
た径を変更可能な弾性を有する止め輪が、他方の部品に
設けられた環状の係合溝に係合することで、遊転可能に
連結される。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、遊転可能
に連結された二部品は、そのうち一方に螺着されたナッ
ト体を締付けてその締付力により両部品を圧接させるこ
とで、ロックされる。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、二部品の
遊転状態をロックするためにナット体を締付けることに
よって、座板を介してシール部材が押圧され、二つの部
品の結合部がシールされる。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、ナット体
が螺着された部品に対し、そのネジ部より締付け方向側
の嵌込部位に座板を挿通により嵌め込む際、その嵌込部
位より先端側における軸径が嵌込部位の軸径以下である
ため、座板を変形させる必要がない。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、請求項
1、請求項3〜請求項6のいずれか一項に記載の軸管又
は連結管、もしくは請求項2〜請求項6のいずれか一項
に記載の継手管が配管の先端部に取付けられることで、
継手付き配管が予め一部品に構成されている。このた
め、組付けの手間が簡素化される。
【0024】請求項8に記載の発明によれば、圧力機器
には、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の配管
用継手、または請求項7に記載の継手付き配管が取付け
られているので、請求項1〜請求項7のいずれか一項に
記載の発明と同様の作用が得られる。
【0025】請求項9に記載の発明によれば、産業車両
には、請求項8に記載の圧力機器が備えられているの
で、請求項8に記載の発明と同様の作用が得られる他、
産業車両において、圧力機器の省スペース化を図ること
が可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明す
る。
【0027】図5に示すように、産業車両としてのフォ
ークリフト1の車体2には、マスト3を傾動させるティ
ルトシリンダ4や、フォーク5を昇降させるリフトシリ
ンダ6を油圧制御するための圧力機器としての油圧機器
(コントロールバルブ)7が設けられている。油圧機器
7は省スペース化が図られ、比較的狭い空間スペースに
配置される。このため、油圧機器7にはエルボ型の配管
用継手8(以下、単に継手という)が取付けられ、多数
の配管9は継手8を介して油圧機器7に対して接続され
ている。配管9は金属管、チューブまたはホース等から
なる。
【0028】図1,図2に示すように、継手8は、アダ
プタ10と、連結管としてのエルボ本体11との主に二
部品からなる。アダプタ10は、軸管としてのストレー
ト型のアダプタ本体12と、これに装着された2つのO
リング13,14、ロックナット15、座板としてのワ
ッシャ16および止め輪(ストップリング)17とから
構成される。なお、Oリング14によりシール部材が構
成される。
【0029】アダプタ本体12は、油圧機器7の取付孔
7aに接続される取付端部12aと、エルボ本体11に
連結される取付端部12bとを有する。油圧機器7への
取付端部12aにはネジ部S1が形成されている。本実
施形態ではネジ部S1は平行雄ネジである。また、アダ
プタ本体12にはネジ部S1よりも取付端部12b側に
六角部12cが形成されている。六角部12cのさらに
取付端部12b側にはネジ部S2が形成されている。ロ
ックナット15はネジ部S2に螺着されている。六角部
12cおよびロックナット15は、規格のスパナを使用
することのできる二面幅を有する。なお、ロックナット
15およびネジ部S2によりロック手段が構成される。
【0030】Oリング13は、六角部12cとネジ部S
1との間に形成された溝部12dに装着されている。油
圧機器7にアダプタ10を螺着するために形成された取
付口としての取付孔7aには、ネジ部S1と螺合可能な
雌ネジ7bがその内周面上に形成されている。また、取
付孔7aの入口部分には段差を有する環状の凹部7cが
形成されいる。凹部7cの深さはOリング13の厚みよ
りも若干浅く形成され、取付端部12aが取付孔7aに
螺着された状態において、六角部12cの下面によりO
リング13が適度な力で押えられて、両者の隙間をシー
ルするようになっている。
【0031】取付端部12bの外周面上には円周に亘る
切溝18が形成され、その切溝18には止め輪17が取
着されている。図3に示すように、止め輪17は一箇所
が切断されたリング状を有し、取付端部12bの外周径
に対して、その外周径が若干大きく、その内周径が若干
小さい。つまり、止め輪17は、取付端部12bの外周
面から突出する状態で取着され、外周側からの押圧力を
受けることにより、径を縮めるように弾性変形して切溝
18内に収まるようになっている。図1,図2に示すよ
うに、アダプタ本体12には連通路19が両端部12
a,12bの端面に開口するように形成されている。
【0032】一方、エルボ本体11は、図1,図2に示
すようにL字型に例えば90°に屈曲する形状を有す
る。その屈曲角は90°に限定されず、その仕様に応じ
た角度(例えば45°)に設定できる。エルボ本体11
は配管9を接続するための取付端部11aを有する。エ
ルボ本体11には、略L字状の連通路20が形成されて
いる。
【0033】連通路20の連結口部分(取付端部11a
と反対側)には、段差を伴なう環状の凹部21が形成さ
れている。凹部21の深さはOリング14の厚みより若
干浅く形成されている。連通路20の連結口部分は、取
付端部12bが嵌入可能な内周径を有する。その内周面
上には、凹部21から所定距離だけ奥側に環状の係合溝
22が形成されている。取付端部12bを連通路20内
に差込んだときに、止め輪17が径を縮めるとともに、
係合溝22にて拡径してこれと係合するようになってい
る。止め輪17が係合溝22に係合することで、アダプ
タ本体12がエルボ本体11に対して自由回転(遊転)
可能に連結される。なお、止め輪17および係合溝22
により、遊転可能に連結するための機構が構成される。
【0034】アダプタ本体12がエルボ本体11に対し
て自由回転可能に連結された状態において、ロックナッ
ト15を取付端部12b側へ進む方向へ締付けると、ワ
ッシャ16がエルボ本体11の端面に強く圧接され、そ
の圧接力によってアダプタ本体12とエルボ本体11と
の自由回転(遊転)がロック(固定)されるようになっ
ている。ここで、ネジ部S1とネジ部S2とは逆ネジと
なっている。本実施形態では、ネジ部S1が右ネジ、ネ
ジ部S2が左ネジとなっている。また、ワッシャ16が
エルボ本体11の端面に圧接するまでロックナット15
が締付けられた状態では、Oリング14がアダプタ本体
12とエルボ本体11との隙間をシールするようになっ
ている。
【0035】また、取付端部11aの外周面上にはネジ
部S3が形成されている。例えば配管9が金属管の場
合、その先端(取付端部)に取付けられた取付金具など
を取付端部11aに螺着することにより配管9は接続さ
れる。また、配管9がチューブやゴムホースの場合、チ
ューブやゴムホースを取付端部11aに取付けた後、金
具を外側からかしめて配管9を固定する。エルボ本体1
1の両側面に形成された規制面11b(図4に示す)
は、規格のスパナを使用することのできる二面幅となっ
ている。
【0036】次に、継手8の作用を説明する。継手8を
使用するときは予めアダプタ10を図2に示す状態に組
立てておく。すなわち、Oリング13を取付端部12a
の溝部12dに嵌め込むとともに、ワッシャ16および
Oリング14を取付端部12bに嵌め込み、さらに止め
輪17を切溝18に装着する。ワッシャ16を取付端部
12bに嵌込むときにネジ部を越える必要がないので、
ワッシャ16を変形させる必要がない。このため、従来
技術で必要であったワッシャの変形を元に修正する二次
加工が不要となる。また、ロックナット15は六角部1
2c側に移動させておく。
【0037】継手8を取付けるときは、まずアダプタ1
0を油圧機器7の取付孔7aに螺着する。この螺着は、
規格のスパナを六角部12cに係合させてアダプタ10
を回転操作することで行われる。アダプタ10を取付孔
7aに螺着した状態では、Oリング13によって取付孔
7aと取付端部12aとの結合部が完全にシールされ
る。
【0038】次に、エルボ本体11を、アダプタ10の
取付端部12aが連結口(連通路20)に嵌入されるよ
うにアダプタ10に対して押込む。取付端部12bが連
通路19内に嵌入されることで、止め輪17が係合溝2
2に係合し、エルボ本体11がアダプタ10に対して自
由回転可能に連結される。そしてエルボ本体11の向き
をその取付端部11aが配管の接続方向に向くように合
わせる。
【0039】そして、規制面11bにスパナを係合して
エルボ本体11の向きをそのまま固定した状態で、他の
スパナでロックナット15を締付ける。ロックナット1
5を締付けることによって、エルボ本体11のアダプタ
10に対する遊転がロックされる。このとき、ネジ部S
1とネジ部S2が逆ネジとなっているので、ロックナッ
ト15を締付けるときに、その締付け方向がアダプタ1
0の締付け方向に一致し、アダプタ10の螺着が弛むこ
とがない。このように継手8を油圧機器7に取付ける
際、アダプタ10に対してエルボ本体11をその軸線回
りに回転させる必要がない。
【0040】また、継手8を取外すときは、まずロック
ナット15を緩めてロックを解除し、エルボ本体11を
アダプタ10に対して遊転可能な状態にする。この状態
でアダプタ10だけを回してネジを緩め、油圧機器7の
取付孔7aから取外す。このように継手8を油圧機器7
から取外す際も、アダプタ10に対してエルボ本体11
をその軸線回りに回転させる必要がない。
【0041】よって、エルボ型の継手8であっても、そ
の取付け取外しのためにその回りに確保しておくべき回
転半径分のスペース、すなわち作業スペースが少なくて
よい。このため、油圧機器7に多数の配管9を接続する
場合、図4に示すように、各継手8間に許容されるピッ
チP1を短くすることが可能となる。よって、油圧機器
7を小型化するうえで妨げとなっていた継手の取付チッ
ピを短く設計でき、油圧機器7の小型化に寄与する。
【0042】また、集合取付された複数個の継手8の中
から、1個だけ取外したいときは、その回りの継手8や
部材を緩めたり取外したりすることなく、その1個だけ
を取外すことが可能になる。これは、たとえ隣接する継
手8の取付端部11aが、その取外しをしようとする継
手8側に延びていても、その隣接の継手8を緩めること
なく可能である。また、狭小箇所取付にも対応可能とな
る。さらに狭い作業スペースでよいことから、油圧機器
7を配置するためのスペースを狭く設計することも可能
となる。なお、アダプタ10とエルボ本体11とを予め
遊転可能に連結しておいてから、継手8の取付けをする
こともできる。さらに予め配管9を継手8に接続してお
いてから、継手8の取付けをすることもできる。これら
の手順でもエルボ本体11をアダプタ10の軸線回りに
回転させる必要がない。
【0043】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下の効果が得られる。 (1)ストレート型のアダプタ10とエルボ本体11と
に分離し、両部品10,11を遊転可能に連結するとと
もに、その遊転をロックナット15の締付けによりロッ
クするようにしたので、継手8を油圧機器7に取付け取
外しするのに必要な作業スペースを狭くできる。
【0044】(2)油圧機器7に接続すべき配管9の本
数が多くなっても、従来の継手を使用したときのピッチ
Pに比べて継手8のピッチP1を短くすることができる
ため、継手8の短ピッチ化によって油圧機器7の小型化
を図ることができる。
【0045】(3)作業スペースが狭くてよく、また油
圧機器7の小型化を図ることができることから、油圧機
器7の配置スペースを従来に比べて狭く設計することが
できる。よって、機器の集約の要望があるフォークリフ
ト1において、機器をコンパクトに収めることができ
る。
【0046】(4)集合取付された継手8の中の1個だ
けを取外したい場合、他の継手8や部材を緩めたり取外
したりすることなく、その1個だけを取外しできる。 (5)アダプタ10とエルボ本体11との結合部分をシ
ールするためにOリング14およびワッシャ16を使用
するが、ワッシャ16をアダプタ本体12に組付けると
きにネジを越える必要がないので、ワッシャ16を変形
させる必要がないとともに、変形を元に戻すための二次
加工を不要にできる。従って、ワッシャ16の内径と、
Oリング14が装着される取付端部12bの外径との間
の精度を高く維持できる。
【0047】(6)ネジ部S1とネジ部S2が逆ネジと
なっているので、ロックナット15を締付けるときの締
付け方向がアダプタ10の締付け方向に一致し、ロック
ナット15を締付けるときにアダプタ10の螺着が弛む
心配がない。
【0048】(第2実施形態)次に本発明を具体化した
第2実施形態を図6,図7に基づいて説明する。本実施
形態は、エルボ型の継手を二部品に分離していない例で
ある。なお、前記第1実施形態と同じ構成についてはそ
の部材に同じ符号を付して説明を省略し、特に異なる構
成についてのみ説明する。
【0049】図6に示すように、配管用継手(以下、継
手という)31は、継手管としてのエルボ本体32と、
これに装着されたロックナット33、座板としてのワッ
シャ(バックアップワッシャ)34、シール部材として
のOリング35および止め輪(ストップリング)36と
から構成される。
【0050】エルボ本体は、約90°のL字状に屈曲し
たエルボ型で、その両端に取付端部32a,32bを有
する。取付端部32aは油圧機器7に接続するためのも
ので、取付端部32bは配管9に接続するためのもので
ある。エルボ本体32の屈曲部分には略四角柱状に膨出
する膨出部32cとなっており、その両側面に規格のス
パナを使用できる二面幅となった規制面32dが形成さ
れている。膨出部32cから延びる軸部32e上に形成
されたネジ部37にロックナット33は螺着されてい
る。軸部32eの先端部の取付端部32aにはネジ部3
7より先端側にワッシャ34およびOリング35が嵌め
込まれている。なお、ロックナット33およびネジ部3
7によりロック手段が構成される。
【0051】取付端部32aにはその外周面上に円周に
亘る切溝38が形成されている。切溝38には止め輪3
6が取着されている。止め輪36は、一箇所が切断され
たリング状で、取付端部32aの外周径に対し、その外
周径が若干大きいとともにその内周径が若干小さい。つ
まり、止め輪36は、前記第1実施形態のものと同様
に、取付端部32aの外周面から切溝38内に没する弾
性変形が可能な状態で、取付端部32aの外周面から一
部突出する状態で切溝38にて装着されている。なお、
エルボ本体32には略L字状の連通路39が形成されて
いる。
【0052】油圧機器7側の取付口としての取付孔40
の入口部分には、段差を伴なう環状の凹部41が形成さ
れている。凹部41の深さはOリング35の厚みより若
干浅く形成されている。取付孔40は取付端部32aが
嵌入可能な内周径を有する。その内周面上には、凹部4
1から所定距離だけ奥側に環状の係合溝42が形成され
ている。取付端部32aが取付孔39内に嵌入されたと
きに径を縮めた止め輪36が、係合溝42にて拡径し
て、止め輪36が係合溝42と係合するようになってい
る。止め輪36が係合溝42と係合する状態では、エル
ボ本体32が油圧機器7に対して自由回転(遊転)可能
に連結される。なお、止め輪36および係合溝42によ
り機構が構成される。
【0053】エルボ本体32が油圧機器7に対して自由
回転可能に連結された状態において、ロックナット33
を締付けると、ワッシャ34が油圧機器7の取付面に強
く圧接され、その圧接力によって油圧機器7に対するエ
ルボ本体32の遊転がロック(固定)されるようになっ
ている。また、ロックナット33が締付けられた状態に
おいて、Oリング35が取付端部32aと取付孔40と
の隙間をシールするようになっている。
【0054】継手31を使用するときは、予め図6に示
す状態に組立てておく。すなわち、ワッシャ34および
Oリング35を取付端部32aに嵌め込んだ後、止め輪
36を装着する。ワッシャ34を嵌め込むときにネジを
越える必要がないので、ワッシャ34を変形させる必要
がなく、変形を元に戻す二次加工も不要である。
【0055】継手31を油圧機器7に取付けるときは、
まずエルボ本体32の取付端部32aを取付孔40に押
込む。この押込みにより止め輪36が係合溝42に係合
し、エルボ本体32が油圧機器7に対して遊転可能に連
結される。そして、エルボ本体32の向きを合わせて、
次にロックナット33を締付けてその向きでエルボ本体
32を固定する。ロックナット33の締付け量はロック
(固定)だけのための僅かな量である。また、継手31
を取外すときは、逆の手順でロックナット33を緩めて
からエルボ本体32を取付孔40から抜取ればよい。
【0056】このようにエルボ型の継手31であって
も、その取付け取外しのときにエルボ本体32を回転さ
せる必要がないことから、必要な作業スペースが少なく
てよい。従って、図7に示すように継手31間に許容さ
れるピッチP1を短くすることが可能となる。
【0057】よって、前記第1実施形態における(1)
〜(5)の効果に加え、以下の効果が得られる。 (7)継手を油圧機器に取付るため、従来技術や前記第
1実施形態で必要であった螺着が不要なので、継手31
を取付け取外しするためにスパナ等の工具を用いて行な
う回転操作の手間を減らすことができる。継手31の組
付作業を簡素化できる。
【0058】なお、実施形態は上記に限定されず、以下
のように変更してもよい。 ○ 第1実施形態におけるアダプタ10またはエルボ本
体11を、予め配管の先端部に取付けておくことで一部
品にユニット化した構成で実施することができる。
【0059】図8に示すように、配管としてのホース5
1の先端部にエルボ本体11の取付端部11aを接続
し、金具52のかしめによりこれらを固定し、ホース5
1の先端部にエルボ本体11を取付けて、これを一部品
の継手付き配管としてのアダプタ付き配管53とする。
このアダプタ付き配管53とアダプタ10とがセットで
使用される。この例ではアダプタ10の取付端部12a
にテーパネジ54を形成し、テーパネジ54にシールテ
ープ(図示せず)を巻いてシールするようにして、Oリ
ングおよびワッシャを省略した構成にしている。
【0060】組付けの際は、アダプタ10を油圧機器7
の取付孔7aに螺着した後、その取付端部12bにエル
ボ本体11を押込んで接続する。この状態ではエルボ本
体11が自由回転可能であるので、ホース51の方向を
決めてからロックナット15を締付ける。このような取
付方法はホース等の配管の接続先が回転しないから可能
になるのであり、従来技術の構成では実施不可能であっ
た。この構成によれば、予めエルボ本体11がホース5
1に接続されているので、組付作業を簡素化できる。
【0061】また、アダプタ付き配管を構成するために
配管の先端部に取付けるアダプタ部材は、エルボ本体1
1に限定されない。アダプタ部材としてアダプタ10や
第2実施形態における継手31を採用することができ
る。アダプタ10を採用した構成では、エルボ本体11
が油圧機器7に取付けられることになるので、必要に応
じて取付端部11aにシール部材を設けておく。また、
継手31を採用した構成では、配管としてのホース51
を取付端部11bにて継手31と接続する。これらの構
成によっても、組付作業を簡素化できる。
【0062】○ 第1実施形態では、アダプタ10を油
圧機器7側に、エルボ本体11を配管9側にそれぞれ取
付けたが、それぞれの接続先を逆にして継手8を使用し
てもよい。この場合、油圧機器側に接続される取付端部
には必要に応じてシール部材を採用する。例えばエルボ
本体11の取付端部11aにテーパネジを形成し、シー
ルテープを用いてシールするようにしてもよい。
【0063】○ 第1実施形態において、アダプタ10
を油圧機器7に螺着するためのネジを平行ネジに代えて
テーパネジとしてもよい。この構成によれば、シールテ
ープを用いてシールする構成になり、Oリング13およ
びワッシャ16を不要にできる。
【0064】○ 第1実施形態においてネジ部S1とネ
ジ部S1は逆ネジでなくてもよい。ネジ部S1,S2の
ネジの方向が同じであってもよい。 ○ 第1実施形態において、ロックナット15をエルボ
本体11側に設けてもよい。例えばエルボ本体11の連
結部分に軸部を形成し、その軸部の外周に形成したネジ
にロックナットを螺着させておく。アダプタをエルボ本
体の軸部の連結口に押込んだ後、ロックナットを締付け
て両者の遊転をロックする。また、第2実施形態におい
て、ロックナットを油圧機器側に設けてもよい。例えば
油圧機器から軸部を突出させ、その軸部の外周に形成し
たネジにロックナットを螺着しておく。エルボ本体を軸
部の連結口に押込んだ後、ロックナットを締付けてエル
ボ本体の遊転をロックする。但し、これらの構成を採用
した場合、係合溝の入口側のテーパ面は無くしておく。
【0065】○ ロック手段はナットに限定されない。
例えば二部品の遊転をロックする規制位置と、その遊転
を許容する許容位置との二位置にスライドするストッパ
により構成することもできる。
【0066】○ 継手に設けられる取付端部はエルボ型
のような二つに限定はされない。T型、クロス型の継手
において実施してもよい。また、エルボ型の場合もその
屈曲角は90°に限定されない。例えば屈曲角が45°
であってもよい。
【0067】○ フォークリフト以外の産業車両で実施
してもよい。例えばショベルローダ、バックホー車、高
所作業車等において機器と配管との接続に配管用継手を
使用してもよい。産業車両は油圧機器の省スペース化の
要求が高く、配管用継手を使用することによって、油圧
機器の省スペース化(油圧機器の小型化と油圧機器の配
置スペースの低減)を図ることができる。
【0068】○ 配管用継手は、産業車両用に限定され
ない。産業車両用以外の圧力機器と配管との接続に広く
配管用継手を使用することができる。 ○ 圧力機器は油圧機器に限定されない。例えば空圧機
器と配管とを接続するための配管用継手において実施し
てもよい。
【0069】前記各実施形態及び別例から把握できる請
求項以外の技術的思想(発明)を、以下にその効果とと
もに記載する。 (1)請求項1〜請求項9のいずれか一項において、前
記ロック手段は、前記連結管と前記軸管とを相対回転さ
せることなく、前記連結管と前記軸管との遊転をロック
するための操作が可能である。この構成によっても、請
求項1〜請求項9のいずれか一項と同様の効果が得られ
る。
【0070】(2)請求項1〜請求項6及び前記(1)
のいずれか一つに記載の前記配管用継手は、産業車両に
設けられる圧力機器と配管とを接続するためのものであ
る。この構成によれば、各種部品の省スペース化が望ま
れる産業車両において、配管用継手の取付け・取外しの
作業スペースを少なくでき、しかも圧力機器の小型化が
可能なことから、省スペース化が実現される。
【0071】(3)請求項1において、前記軸管と前記
連結管との連結は嵌入である。この構成によれば、請求
項1の発明と同様の効果が得られる (4)請求項1において、前記ロック手段は、前記軸管
と前記連結管のうち一方の部品に螺着され、その締付け
により他方の部材を圧接して両部品をロックするナット
体を備え、前記ナット体の締付け方向が、前記軸管の前
記取付端部を前記圧力機器又は前記配管に螺着するとき
の締付け方向に対して逆向きになるように設定されてい
る。この構成によれば、ナット体を締付けるときに、軸
管の圧力機器又は配管に対する螺着が弛むことがない。
【0072】(5)請求項3〜請求項9のいずれか一項
において、前記止め輪は、前記二部品のうち連結の際に
嵌入される側の部品に連結のための嵌入が可能に設けら
れた軸部に対し、その外周面から突出するように設けら
れ、嵌入時に外周側から受ける力により径をその外周面
と面一になるように小さくするように変形可能である。
この構成によれば、軸管と連結管、あるいは圧力機器と
継手管との連結をする際、一方を他方に嵌入するように
押込むことで、簡単に遊転可能に連結できる。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、請求項8
及び請求項9に記載の発明によれば、軸管と連結管とを
遊転可能に連結し、軸管を圧力機器に螺着した後に両者
の遊転をロックする構成としたので、連結管の取付端部
を軸管の軸線回りに回転させずに配管用継手の取付け取
外しをすることができ、必要な作業スペースを少なく済
ませられる。よって、圧力機器に複数取付けられる配管
用継手のピッチを短くすることが可能で、これにより圧
力機器の小型化を図ることができる。
【0074】請求項2、請求項8及び請求項9に記載の
発明によれば、継手管の取付端部の一つを圧力機器の取
付孔に押込むことで、継手管を圧力機器に対して遊転可
能に連結し、その後にその遊転をロックする構成とした
ので、継手管を回転させることなく配管用継手の取付け
取外しができ、必要な作業スペースを少な済ませられ
る。よって、圧力機器に複数取付けられる配管用継手の
ピッチを短くすることが可能で、これにより圧力機器の
小型化を図ることができる。
【0075】請求項3、請求項8及び請求項9に記載の
発明によれば、径を変更可能な弾性を有する止め輪と、
環状の係合溝との係合によって二部品が遊転可能に連結
される構成なので、簡単な連結構造で済む。
【0076】請求項4、請求項8及び請求項9に記載の
発明によれば、一方の部品に螺着されたナット体を締付
けることで二部品を圧接させてロックする構成なので、
簡単なロック構造で済む。
【0077】請求項5、請求項8及び請求項9に記載の
発明によれば、二部品をロックするためのナット体を締
付けることによって、二部品の結合部が座板およびシー
ル部材によってシールされるので、簡単なシール構造で
済む。
【0078】請求項6、請求項8及び請求項9に記載の
発明によれば、ナット体が螺着された部品に座板を挿通
により嵌め込むための嵌込部位より先端側の軸径がその
嵌込部位の軸径以下であるので、座板を嵌込部位に嵌め
込む際に変形させる必要がない。よって、座板の変形を
元に戻す修復のための二次加工を不要にできる。
【0079】請求項7、請求項8及び請求項9に記載の
発明によれば、軸管又は連結管、もしくは継手管が配管
の先端部に予め取付けられて継手付き配管が構成される
ので、組付作業を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における配管用継手の側断面図。
【図2】同じく分解側断面図。
【図3】止め輪構造を説明するための斜視図。
【図4】複数の継手が取付けられた油圧機器の一部側面
図。
【図5】フォークリフトの側面図。
【図6】第2実施形態における配管用継手の側断面図。
【図7】複数の継手が取付けられた油圧機器の一部側面
図。
【図8】別例における配管用継手の側断面図。
【図9】従来技術における配管用継手の側断面図。
【図10】同じく複数の継手が取付けられた油圧機器の
一部側面図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、2…車体、7…
圧力機器としての油圧機器、7a,40…取付口として
の取付孔、8,31…配管用継手、9…配管、10…ア
ダプタ、11…連結管としてのエルボ本体、11a…取
付端部、12…軸管としてのアダプタ本体、12a…取
付端部、12b…結合部を構成する取付端部、14,3
5…シール部材としてのOリング、15,33…ロック
手段を構成するとともにナット体としてのロックナッ
ト、16,34…座板としてのワッシャ、17,36…
機構を構成する止め輪、18,38…機構を構成する切
溝、20…結合部を構成する連通路、22,42…機構
を構成する係合溝、32…継手管としてのエルボ本体、
32a,32b…取付端部、37…ロック手段を構成す
るネジ部、51…配管としてのホース、53…継手付き
配管としてのアダプタ付き配管、S1…ネジ部、S2…
ロック手段を構成するネジ部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジ部が形成された取付端部を有するス
    トレート型の軸管と、 前記軸管に対してその軸線回りに回転可能に連結される
    とともに、その連結状態で前記取付端部と軸線が所定角
    度で屈曲する取付端部を有する連結管と、 前記連結管と前記軸管とを遊転可能に連結する機構と、 前記軸管と前記連結管との遊転をロックするロック手段
    とを備えている配管用継手。
  2. 【請求項2】 複数の取付端部を有し、少なくとも一組
    の前記取付端部の軸線が所定角度で屈曲する継手管と、 前記取付端部の一つを圧力機器の取付口に対して押込み
    により遊転可能に連結するための機構と、 前記継手管の前記圧力機器に対する遊転をロックするロ
    ック手段とを備えている配管用継手。
  3. 【請求項3】 前記遊転可能に連結する機構は、互いに
    連結される前記二部品のうち一方に設けられた径を変更
    可能な弾性を有する止め輪と、他方の部品に設けられた
    該止め輪と係合可能な環状の係合溝とから構成されてい
    る請求項1又は請求項2に記載の配管用継手。
  4. 【請求項4】 前記ロック手段は、前記遊転可能に連結
    される二つの部品のうち一方に螺着され、その締付けに
    より両部品を圧接することでロックするナット体を備え
    ている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の配管
    用継手。
  5. 【請求項5】 前記ナット体の締付け方向側には、座板
    と、該ナット体の締付けによって該座板によって押圧さ
    れ、前記二つの部品の結合部をシールするシール部材と
    が設けられている請求項4に記載の配管用継手。
  6. 【請求項6】 前記ナット体が螺着される前記部品は、
    該ナット体が螺着されるネジ部より締付け方向側に嵌め
    込まれる前記座板の嵌込部位より先端側において、その
    軸径が該嵌込部位の軸径以下に形成されている請求項4
    又は請求項5に記載の配管用継手。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項3〜請求項6のいずれ
    か一項に記載の前記軸管又は連結管、もしくは請求項2
    〜請求項6のいずれか一項に記載の前記継手管が配管の
    先端部に取付けられている継手付き配管。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記
    載の前記配管用継手、または請求項7に記載の継手付き
    配管が取付けられた圧力機器。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の前記圧力機器が備えら
    れた産業車両。
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