JPH11243440A - 有線電話機能を有する移動体電話機およびそのシステム - Google Patents

有線電話機能を有する移動体電話機およびそのシステム

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JPH11243440A
JPH11243440A JP10043159A JP4315998A JPH11243440A JP H11243440 A JPH11243440 A JP H11243440A JP 10043159 A JP10043159 A JP 10043159A JP 4315998 A JP4315998 A JP 4315998A JP H11243440 A JPH11243440 A JP H11243440A
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telephone
wired
power supply
function
wireless
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JP10043159A
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Takeshi Nakano
猛 中野
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有線コネクタにより有線回線と接続して通話
できる有線電話機能を有し、無線回線を利用できない場
合でも有線回線を利用して通信できる。 【解決手段】 無線電話機能に加えて有線電話機能を有
し、外部電源受給部42が有線コネクタ16を介し外部
の電源供給を受けた際にこれを検出することにより、電
源供給切替部29が内部電源から外部電源へ内部への電
源供給を自動的に切替え、内部電源断検出部33が内部
電源断を検出した際に内部電源断を表示部25に表示
し、また内部電源断を検出した際および電源供給を外部
電源に切替えた際に切替え制御部28が有線/無線回線
切替部27により自動的に切替えて、発呼を可能として
いる。また、移動体電話機6が有線コネクタ16を介し
て有線交換機に接続された際、自己の登録番号をこの有
線交換機および無線交換機に記憶登録して着呼を可能と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線電話機能を有
する移動体電話機およびそのシステムに関し、特に、無
線電話システムを利用できない場合でも有線電話機能を
利用して通信できる移動体電話機およびそのシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の有線電話機能を有する移
動体電話機およびそのシステムでは、PHS(パーソナ
ル・ハンディホン・システム)に代表される無線回線用
の移動体電話機、および特開昭62−81857号公報
に提案されるような携帯用電話機とこれを利用した電話
利用システムがある。
【0003】PHSおよび自動車電話を含む移動通信シ
ステムにおける携帯電話機は、図7に示される移動体電
話機1のように、無線回線を用いて所定の無線領域の範
囲内で無線交換機103と接続され他の移動体電話機1
と通話できる。また、移動体電話機1は、有線による交
換システムとゲートウェイ(以後、GWと略称する)交
換機4を介して有線交換機105に接続される多機能電
話機2と相互に接続される。多機能電話機2相互間は有
線交換機105を介して通話できる。
【0004】図示される移動体電話機1では、それぞれ
が登録番号(または、電話番号)を有し、上記無線交換
機103の所在位置検出登録手段112との間で無線チ
ャネルにより所在位置が確認され無線交換機103の移
動体テーブル11に登録されている。図8に示される移
動体電話機1では、登録番号保持部130に登録番号を
有し、無線回線制御部31が、無線交換機103と無線
回線で接続して所在位置を登録し電話共通制御部120
との通話回路を形成している。バッテリによる内部電源
部132が電話共通制御部120に電源供給し、内部電
源断検出部33が内部電源断を検出して電話共通制御部
120の表示部25に表示している。
【0005】一方、多機能電話機2は電話回線により有
線交換機105と接続され、通常、有線交換機105の
収容回線テーブル113で電話回線の収容位置対応に加
入者番号が登録されている。また、多機能電話機2は、
図9に示されるように、有線回線制御部241が電話共
通制御部220との通話回路を形成している。また、基
本電話機能以外の多機能発揮のために外部電源受給部2
42が有線コネクタ16を介して外部から電源の供給を
受けている。
【0006】一方、移動体電話機に関する上記公開公報
では、単純な電話機能に予め登録された加入者情報を有
しかつ電話回線を差し込みプラグとした携帯型電話機
を、公園のような多くの人が集まる場所および電柱など
随所に設置された差し込みジャックによる公衆用の電話
配線に、プラグ・ジャック接続して通話できるものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の移動体
電話機のうち、PHSに類する携帯電話機では、内部電
源が切れた場合すなわちバッテリを充電のため電話機か
ら取り外す場合にはバッテリの交換またはバッテリを充
電完了して取り付けるまで通話できないという問題点が
ある。
【0008】また、上記公開公報に記載された移動体電
話機では、無線回線を利用しておらず、差し込みジャッ
クを有する公衆用の電話配線まで行かないと通話できな
いので、場所的に限定されるという実用上の面で問題点
がある。
【0009】本発明の課題は、このような問題点を解決
するため、近辺に多数設備されている有線コネクタ(ま
たは、モジュール)により有線回線と接続して通話でき
る有線電話機能を有し、無線回線を利用できない場合で
も有線回線を利用して通信できる移動体電話機およびそ
のシステムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による移動体電話
機は、無線電話機能に加えて有線電話機能を有し、有線
の電話回線と接続し自己内部に電源供給を受ける有線コ
ネクタと、この有線コネクタを介して外部電源の供給を
受けた際にはこれを検出し内部電源から外部電源へ自己
内部への電源供給を自動的に切替える電源供給切替部
と、一方では前記内部電源の断を検出した際に内部電源
断を表示すると共に無線電話機能を有線電話機能に自動
的に切替え他方では内部への電源供給を前記外部電源に
切替えた際に無線電話機能を有線電話機能に自動的に切
替える内部電源断検出部とを備えている。
【0011】この構成により、移動体電話機では、バッ
テリが切れて内部電源が断になっても、近くに有線電話
回線および所定の外部電源が得られる有線コネクタがあ
る場合、この有線コネクタと接続することにより発呼に
よる通話が可能となる。
【0012】また、更に、前記移動体電話機が自己内部
への電源供給を内部電源から外部電源へ切替えた際に自
己の所在位置を無線交換機に登録する所定の手順を自動
発呼により行う有線回線制御部を備えることができる。
【0013】この構成の追加により、移動体電話機が移
動体としての基本機能である所在位置の登録を無線交換
機の登録テーブルに行うことができるので、有線交換機
に接続された場合でもその移動体電話機へ着呼して通話
することができる。
【0014】したがって、本発明による有線電話機能を
有する移動体電話機システムは、無線電話機能に加えて
有線電話機能を有しこの有線電話機能に切替えて電源供
給した際に自己の電話番号を登録する所定の自己登録手
順により自動発呼する移動体電話機と、この移動電話機
の電話番号および所在位置の通知を受けて登録しこの移
動体電話機に着呼の際にはこの登録された所在位置を宛
先として転送する無線交換機と、前記移動体電話機が自
己の電話回線に接続の際にこの移動電話機から所定の登
録手順により発呼を受けた際にはこの移動体電話機の電
話番号と前記電話回線の収容位置とを対応させて記憶す
ると共にこの電話番号および収容位置を前記無線交換機
に通知して前記所在位置として登録させる有線交換機と
を備えることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の実施の一形態を示すシステ
ムブロック図である。図1に示された有線電話機能を有
する移動体電話機システムでは、移動体電話機1、多機
能電話機2、無線交換機3、GW(ゲートウェイ)交換
機4、有線交換機5、および移動体電話機6で構成され
ているものとする。また、移動体電話機3,6は登録さ
れた電話番号である登録番号、また多機能電話機2は電
話番号として加入者番号、それぞれを有するものとす
る。
【0017】従来と相違する点は、移動体電話機6およ
び移動体電話機6を接続した際の無線交換機3および有
線交換機5の動作にある。したがって、これ以外の装置
で既に説明した機能の説明は省略する。移動体電話機6
は、図2を参照して後に説明するが、無線電話機能に加
えて有線電話機能を備え、例えばモジュール構造による
有線コネクタ16をもって有線交換機5に収容される電
話回線に接続することができるものである。
【0018】無線交換機3は、移動体電話機1、6と無
線回線を介して通信し、移動体テーブル11および所在
位置検出登録手段12を備えるものとする。移動体テー
ブル11は登録番号に対応して移動体電話機3、6の所
在位置を記憶保持するものとする。所在位置検出登録手
段12は、移動体電話機1、6と無線回線を介して複数
の無線領域のいずれに存在するかの所在位置を検出しこ
の所在位置を移動体テーブル11で登録番号に対応して
格納保持する一方、有線交換機5から所定の移動体電話
機6の登録要求を受けた際にも移動体電話機6の有線交
換機5での所在位置を検出しこの所在位置を移動体テー
ブル11で登録番号に対応して格納保持するものとす
る。
【0019】有線交換機5は、有線コネクタ16を接続
した多機能電話機2および移動体電話機6と有線の電話
回線を介して通信し、収容回線テーブル13に加えて移
動体検出登録手段14を備えるものとする。収容回線テ
ーブル13は、多機能電話機2の加入者番号をその収容
位置に対応して予め記憶保持するものとする。
【0020】一方、移動体検出登録手段14は、移動体
電話機6が有線コネクタ16により電話回線に接続され
た際には、この移動体電話機6から所定の登録要求が発
呼されるので、この登録要求を検出してこの移動体電話
機6から登録番号の通知を受ける。したがって、移動体
検出登録手段14は、収容回線テーブル13で移動体電
話機6が接続された電話回線の収容位置に対応する加入
者番号領域に、通知された登録番号を記憶格納すると共
に、GW交換機4を介して無線交換機3へ所定の登録要
求を送るものとし、この登録要求は、この移動体電話機
6の登録番号と移動体電話機6が接続された電話回線の
収容位置とを含むものとする。
【0021】以後の説明では、この交換システムが企業
内における構内交換システムであるとし、無線電話機能
はPHS機能に基づき、登録番号は移動体電話機の移動
体番号であり、加入者番号は内線番号であるものとし、
有線交換機5と有線コネクタ16で接続される多機能電
話機2または移動体電話機6には電話回線と多機能回路
に対する供給電源とが接続されるものとする。
【0022】この有線コネクタ16の接続により、移動
体電話機6の内部電源が断となって無線回線が使用でき
ないために発呼・着呼が不可能になっても、有線交換機
5を介して発呼することができる。また、有線コネクタ
16で接続される移動体電話機6の有線交換機5におけ
る収容位置が無線交換機3で所在位置として把握できれ
ば、この移動体電話機6にも着呼が可能である。
【0023】次に、図2に図1を併せ参照して移動体電
話機6の構成について説明する。
【0024】図示されるように、有線電話機能を有する
移動体電話機6は、電話共通制御部20、電源供給切替
部29、登録番号保持部30、無線回線制御部31、内
部電源部32、内部電源断検出部33、有線回線制御部
41、および外部電源受給部42を備えるものとし、有
線交換機5の電話回線と有線コネクタ16により接続さ
れるものとする。
【0025】電話共通制御部20は、無線電話および有
線電話の機能に共通する電話機能部分を構成するもの
で、送話器21、受話器22、音声制御部23、キー部
24、表示部25、通信共通制御部26、有線/無線回
線切替部27、および切替制御部28を備えるものとす
る。
【0026】送話器21および受話器22は移動体電話
機6の筐体に組み込まれているものとする。もちろん、
受話器22がコードにより接続されるイヤホン型または
ヘッドホン型であってもよい。音声制御部23は、送話
器21から入力するアナログ音声をディジタル信号に変
換して有線/無線回線切替部27に送出する一方、有線
/無線回線切替部27から受けるディジタル音声信号を
アナログ信号に変換し受話器22に送出するものとす
る。
【0027】キー部24は、内部電源部32の電源およ
び電話機のフックそれぞれのオン/オフボタン、ダイヤ
ル番号ボタン、その他、特殊機能に対応するキーまたは
ボタンなどで構成されている。表示部25は、電源のオ
ン/オフ状態、内部電源の残留量、ダイヤル番号、短縮
番号、電話状態、通信状態、無線/有線の区別などを通
信共通制御部26の制御を受け表示する。通信共通制御
部26は、キー部24および表示部25を介してマンマ
シン・インタフェースを制御するもので、電話による通
信を行うための全ての操作手順を制御する。
【0028】有線/無線回線切替部27は、切替制御部
28に制御を受け、音声制御部23および通信共通制御
部26それぞれとの間で授受するディジタル信号を無線
回線制御31または有線回線制御部41に切替え接続す
るものとする。切替制御部28は、通常、有線/無線回
線切替部27で音声制御部23および通信共通制御部2
6それぞれを無線回線制御部31に接続しており、内部
電源断検出部33による内部電源断の検出および外部電
源受給部42による外部電源の受給のいずれか一方によ
り接続を無線回線制御部31から有線回線制御部41に
切替える。
【0029】登録番号保持部30には、呼出しのために
予め登録された電話番号が記憶保持されている。
【0030】無線回線制御部31は、PHSにおけるパ
ーソナルステーション(PS)と同様の機能を有し、内
部電源部32から電源供給を受け、有線/無線回線切替
部27を介して接続されるディジタル信号と、無線回線
を介して無線交換機3と授受するPHSに基づく信号と
の相互変換を行うものとし、自己の所在位置の登録の際
には登録番号保持部30に保持される登録番号を送出す
るものとする。
【0031】内部電源部32は、内部電源として交換可
能なバッテリを備えるものとし、電源供給切替部29を
介した電話共通制御部20、および無線回線制御部31
に電源を供給するものとする。また、内部電源部32
は、内部電源の供給断を内部電源断検出部33により検
出されるものとし、外部電源受給部42から外部電源の
供給を受けた際には内部電源の電源供給を外部電源に切
替えるものとする。この際、バッテリの充電が可能であ
ってもよい。内部電源断検出部33は、内部電源部32
で内部電源バッテリの残留量が少くまたはバッテリの取
り外しのため内部電源の供給断となった場合にはこれを
検出し、切替制御部28に切替指示を行うものとする。
【0032】有線回線制御部41は、例えば、ISDN
(総合サービスディジタル網)で定義された端末と同様
の機能を有し、外部電源受給部42から電源供給を受
け、有線/無線回線切替部27を介して接続されるディ
ジタル信号と、電話回線を介して有線交換機5と授受す
るISDNが備える機能に基づく信号との相互変換を行
うものとする。着信のために必要な自己の所在位置の登
録の際には登録番号保持部30に保持される登録番号を
送出するものとする。
【0033】外部電源受給部42は、有線交換機5の電
話回線を接続する有線コネクタ16を介して外部電源を
受け、有線回線制御部41に供給する。また、外部電源
受給部42は、外部電源を受けた際に内部電源部32へ
充電電流を供給すると共に、切替制御部28および電源
供給切替部29へ有線回線への切替え指示を送るものと
する。
【0034】次に、図3に図1および図2を併せ参照し
て移動体電話機6が有線回線に接続される際の動作手順
について説明する。
【0035】まず、移動体電話機6が有線コネクタ16
を接続して有線交換機5と接続された際(手順S1)に
は、外部電源受給部42は外部から供給電源を受け(手
順S2)、切替制御部28に有線回線への切替えを指示
する一方、電源供給切替部29を切替えて電話共通制御
部20に外部電源を供給する(手順S3)と共に有線回
線制御部41に電源を供給して起動する(手順S4)。
【0036】有線回線制御部41は、移動体電話機6の
所在位置を登録する位置登録要求のため、登録番号保持
部30の登録番号を発呼元アドレス、有線交換機5の移
動体検出登録手段14を宛先アドレスに持つ呼設定メッ
セージを自動発呼するものとする(手順S5)。
【0037】有線交換機5および無線交換機3は、図面
を参照して後述するように収容回線テーブル13および
移動体テーブル11に移動体電話機6に関する所在位置
を登録し(手順S6)、呼設定受付メッセージにより登
録完了を返送するので、有線回線制御部41はこの呼設
定を所定の切断手順で解放するものとする。
【0038】有線回線制御部41は呼設定受付メッセー
ジにより登録が完了されたことの確認を通信共通制御部
26を介して表示部25に送り表示する(手順S7)。
この結果、有線回線制御部41は有線交換機5を介した
発呼・着呼を可能としている(手順S8)。
【0039】次に、図4に図1を併せ参照して有線交換
機5における移動体電話機の登録手順について説明す
る。
【0040】有線交換機5は、電話回線を介して移動体
電話機6から移動体検出登録手段14を宛先アドレスに
持つ呼設定メッセージを登録要求として受付けた際(手
順S11)、移動体検出登録手段14により発呼のあっ
た電話回線の収容位置に対応する収容回線テーブル13
の加入者番号領域に発呼元アドレスである移動体電話機
6の登録番号を格納する(手順S12)。
【0041】次いで、有線交換機5は、無線交換機3と
交信し、接続された移動体電話機6の登録番号と有線交
換機5における電話回線の収容位置とをもって所在位置
検出登録手段12に登録を要求する(手順S13)。こ
の要求を受けた無線交換機3では、移動体テーブル11
で登録番号対応に受けた所在位置を格納して(手順S1
4)、登録完了の応答を送出するので、この応答により
有線交換機5は、登録完了を受付け(手順S15)、登
録要求のあった移動体電話機6へ、呼設定メッセージの
応答メッセージである呼設定受付メッセージにより登録
完了を送出する(手順S16)。
【0042】次に、図5に図1を併せ参照して有線交換
機5における着呼手順について説明する。
【0043】有線交換機5は、着呼を受付けた際(手順
S21)、宛先アドレスから得た着呼先番号を調査し
(手順S22)、この番号が移動体電話機の番号の場合
(手順S23のYES)、この着呼先番号により収容回
線テーブル13の加入者番号を調査する(手順S2
4)。収容回線テーブル13の加入者番号に受けた移動
体電話機の登録番号があった場合(手順S25のYE
S)、有線交換機5は、これに対応する収容位置を検索
し、この収容位置の電話回線を介して呼出信号を送出す
る(手順S26)。したがって、移動体電話機6を通常
の電話呼出し同様の手順(手順S27)により呼び出す
ことができる。
【0044】上記手順S23が“NO”で移動体電話機
ではない場合、有線交換機5は通常の所定の着呼手順
(手順S28)を実行する。また、上記手順S25が
“NO”で移動体電話機の番号がない場合、有線交換機
5は無線交換機3への移動体電話機の着呼として着呼手
順(手順S29)を実行する。
【0045】次に、図6に図1を併せ参照して無線交換
機3における着呼手順について説明する。
【0046】無線交換機3は、着呼を受付けた際(手順
S31)、宛先アドレスから得た着呼先番号を調査し
(手順S32)、この番号が有線交換機5に収容される
番号ではない場合(手順S33のNO)にはこの着呼先
番号の登録番号により移動体テーブル11を調査し、所
在位置の登録があった場合(手順S34のYES)、か
つこの所在位置が有線交換機であった場合(手順S35
のYES)にはこの所在位置を宛先として宛先の有線交
換機5へ着呼させる(手順S36)。
【0047】上記手順S33が“YES”で着呼先が有
線交換機5の場合、または大規模の交換システムでは有
線交換機5を経由する場合には着呼先を宛先アドレスと
して他の交換機への着呼手順(手順37)を実行する。
また、上記手順S34が“NO”で移動体テーブル11
に所在位置がない場合には、例えば、音声による通信領
域外のため通信できないとの所定の不通案内手順(手順
S38)を実行する。また、上記手順S35が“NO”
で移動体テーブル11に所在位置があり、無線領域に存
在する場合、無線回線を介した通常のPHSによる無線
接続手順(手順S38)を実行する。
【0048】上記説明では、交換システムを、有線コネ
クタおよび信号方式などの統一の便宜のため、企業内の
構内交換システムとしたが、公衆網においても同様な構
成は可能である。また、移動体通信をPHSとしたが別
の方式でもよい。更に、有線回線をディジタル信号によ
る回線、またはISDNの定義に基づくとしたが、別の
システムでもよく、アナログ信号による回線であって
も、有線交換機に対する移動体電話機の所在位置を登録
する発呼の際、移動体電話機が、まず被呼者番号により
移動体検出登録手段にアクセスし、次いで移動体検出登
録手段に登録番号を直接通知することにより、上記機能
を発揮することができる。
【0049】また、所在位置を登録する発呼の際、有線
交換機を宛先として説明したが、直接、無線交換機を宛
先とし、有線交換機は中継機能により移動体電話機の電
話回線収容位置を付加する構成でもよい。内部電源部の
電源をバッテリにより説明したが別の種類の電源でもよ
い。
【0050】このように、上記説明では、機能ブロック
および動作手順を図示して説明したが、上記機能を満た
す限り、機能配分、手順の順序、および適用するシステ
ムの構成変更は自由であり、上記説明が本発明を限定す
るものではない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、有
線電話機能を有する移動体電話機は、有線の電話回線と
接続し自己内部に電源供給を受ける有線コネクタを有
し、この有線コネクタを介して外部電源の供給を受けた
際にはこれを検出し内部電源から外部電源へ自己内部へ
の電源供給を自動的に切替える一方で、前記内部電源の
断を検出した際に内部電源断を表示すると共に無線電話
機能を有線電話機能に自動的に切替え他方では内部への
電源供給を前記外部電源に切替えた際に無線電話機能を
有線電話機能に自動的に切替えている。
【0052】この構成によって、移動体電話機では、バ
ッテリが切れて内部電源が断になっても、近くに有線電
話回線および所定の外部電源が得られる有線コネクタが
ある場合、この有線コネクタと接続することにより発呼
による通話が可能となるという効果を得ることができ
る。この機能に対しては、移動体電話機のみに有線電話
機能を付加すればよく、交換機側の変更はない。
【0053】また、更に、前記移動体電話機が自己内部
への電源供給を内部電源から外部電源へ切替えた際に自
己の所在位置を無線交換機に登録する所定の手順を自動
発呼により行うことができる。
【0054】この構成の追加により、移動体電話機が移
動体としての基本機能である所在位置の登録を無線交換
機の登録テーブルに行うことができるので、有線交換機
に接続された場合でもその移動体電話機へ着呼して通話
することができるという効果を得ることができる。
【0055】このような構成により、本発明による有線
電話機能を有する移動体電話機は、従来同様の無線電話
機機能に加えて、環境条件により有線電話および無線電
話を使い分けることができ、有線電話機能を使用する場
合には内部への電源供給を内部電源から外部電源に切替
えるので、上記使い分けにより内部電源の消耗を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す接続ブロック図で
ある。
【図2】本発明による移動体電話機の実施の一形態を示
す機能ブロック図である。
【図3】本発明による移動体電話機の有線回線接続手順
の一形態を示すフローチャートである。
【図4】本発明による有線交換機での移動体電話機登録
手順の一形態を示すフローチャートである。
【図5】本発明による有線交換機の着呼手順の一形態を
示すフローチャートである。
【図6】本発明による無線交換機の着呼手順の一形態を
示すフローチャートである。
【図7】従来の一例を示す接続ブロック図である。
【図8】一般の移動体電話機の一例を示す機能ブロック
図である。
【図9】一般の多機能電話機の一例を示す機能ブロック
図である。
【符号の説明】
3 無線交換機 5 有線交換機 6 移動体電話機 11 移動体テーブル 12 所在位置検出登録手段 13 収容回線テーブル 14 移動体検出登録手段 16 有線コネクタ 20 電話共通制御部 25 表示部 27 有線/無線回線切替部 28 切替制御部 29 電源供給切替部 30 登録番号保持部 31 無線回線制御部 32 内部電源部 33 内部電源断検出部 41 有線回線制御部 42 外部電源受給部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線電話機能に加えて有線電話機能を有
    する移動体電話機において、有線の電話回線と接続し自
    己内部に電源供給を受ける有線コネクタと、この有線コ
    ネクタを介して外部電源の供給を受けた際にはこれを検
    出し内部電源から外部電源へ自己内部への電源供給を自
    動的に切替える電源供給切替部と、一方では前記内部電
    源の断を検出した際に内部電源断を表示すると共に無線
    電話機能を有線電話機能に自動的に切替え他方では内部
    への電源供給を前記外部電源に切替えた際に無線電話機
    能を有線電話機能に自動的に切替える内部電源断検出部
    とを備えることを特徴とする有線電話機能を有する移動
    体電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に、自己内部への
    電源供給を内部電源から外部電源へ切替えた際に自己の
    所在位置を無線交換機に登録する所定の手順を自動発呼
    により行う有線回線制御部を備えることを特徴とする有
    線電話機能を有する移動体電話機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、自己
    内部へ電源供給を供給する内部電源の電源残留量、自己
    内部への電源供給が内部電源および外部電源のいずれ
    か、ならびに稼働可能または稼働中の電話機能が無線お
    よび有線のいずれかの少くとも一つを可視表示する表示
    部を備えることを特徴とする有線電話機能を有する移動
    体電話機。
  4. 【請求項4】 無線電話機能に加えて有線電話機能を有
    しこの有線電話機能に切替えて電源供給した際に自己の
    電話番号を登録する所定の自己登録手順により自動発呼
    する移動体電話機と、この移動電話機の電話番号および
    所在位置の通知を受けて登録しこの移動体電話機に着呼
    の際にはこの登録された所在位置を宛先として転送する
    無線交換機と、前記移動体電話機が自己の電話回線に接
    続の際にこの移動電話機から所定の登録手順により発呼
    を受けた際にはこの移動体電話機の電話番号と前記電話
    回線の収容位置とを対応させて記憶すると共にこの電話
    番号および収容位置を前記無線交換機に通知して前記所
    在位置として登録させる有線交換機とを備えることを特
    徴とする有線電話機能を有する移動体電話機システム。
JP10043159A 1998-02-25 1998-02-25 有線電話機能を有する移動体電話機およびそのシステム Withdrawn JPH11243440A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006080828A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Nec Saitama Ltd 移動体通信システム及び有線基地局装置
KR100574555B1 (ko) * 2003-09-02 2006-04-27 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 전원공급장치
KR100681187B1 (ko) * 2004-10-27 2007-02-09 엘지전자 주식회사 유선전화통신 기능을 갖는 이동통신 단말기
JP2014197344A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社デンソー 緊急通報システム

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