JPH1042370A - 通信システム、コードレス電話の親機および携帯電話端末 - Google Patents

通信システム、コードレス電話の親機および携帯電話端末

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JPH1042370A
JPH1042370A JP8209086A JP20908696A JPH1042370A JP H1042370 A JPH1042370 A JP H1042370A JP 8209086 A JP8209086 A JP 8209086A JP 20908696 A JP20908696 A JP 20908696A JP H1042370 A JPH1042370 A JP H1042370A
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JP
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unit
mobile phone
phone terminal
terminal
signal
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JP8209086A
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Inventor
Shiro Omori
士郎 大森
Junichi Nakada
純一 中田
Kazuyuki Sakota
和之 迫田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子機モードとなった携帯電話端末に対する電
話の接続を可能にする通信システム、コードレス電話の
親機、携帯電話端末を提供する。 【解決手段】 コードレス電話の親機2は、携帯電話端
末3を子機とすることができるものであり、携帯電話端
末3は、子機モードを備え、親機2の子機となることが
できるものである。親機2は、携帯電話端末3が子機モ
ードとされると、子機となった携帯電話端末3の現在位
置を親機2の位置登録エリア163内に位置するものと
して制御局14に位置登録する。これにより、携帯電話
端末3が親機2の子機となっているときに、この携帯電
話端末3に対する着呼があると、制御局14の制御によ
り、親機2を介して携帯電話端末3に着呼を通知し、回
線の接続を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、簡易型
携帯電話サービスを提供することができる電話網が用い
られて形成される通信システム、この通信システムで用
いられるコードレス電話の親機、および携帯電話端末に
関する。
【0002】
【従来の技術】PHS(パーソナルハンディホンシステ
ム)方式のいわゆる簡易型携帯電話サービスが提供され
るようになり、通話料金も安く、端末自体も安価な簡易
型携帯電話端末が提供されるようになった。この簡易型
携帯電話端末は、個人専用の電話端末として広く使用さ
れるようになってきている。
【0003】しかし、簡易型携帯電話端末の場合、使用
する電波は弱く、簡易型携帯電話端末を中心として数百
メートルの範囲内に基地局がない場合には、回線を接続
し、通話することができない。例えば、自宅内にまで基
地局からの電波が届くのはまれであり、自宅において簡
易型携帯電話端末は使用できなくなる。
【0004】そこで、近年においては、自宅に設置され
ているデジタルコードレス電話(以下、コードレス電話
をコードレスホンという)の子機として動作する機能を
備えた簡易型携帯電話端末が提供されるようになった。
【0005】これにより、外出先では基地局を介して通
話を行なう本来の簡易型携帯電話端末として用い、自宅
においては、デジタルコードレスホンの子機として用い
ることができるようになり、簡易型携帯電話端末を有効
に活用することができるようにされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、自宅のデジ
タルコードレスホンに割り当てられた電話番号と、簡易
型携帯電話端末に割り当てられた電話番号とは異なるも
のである。このため、簡易型携帯電話端末をデジタルコ
ードレスホンの子機として用いている場合には、この簡
易型携帯電話端末に対し電話をかけてもつながらない。
【0007】そこで、基地局からの電波が届く範囲内に
自宅がある場合を想定して、電波により、簡易型携帯電
話端末に割り当てられた電話番号への着呼を検知して応
答することができるとともに、同時にデジタルコードレ
スホンの子機としても動作することができるようにする
ことが考えられるが、前述したように基地局が近くない
場合には、前記の簡易型携帯電話端末に割り当てられた
電話番号への着呼は、検知することはできない。
【0008】また、別の方法として、簡易型携帯電話端
末が基地局と通信できる領域外にあって、着信が受けら
れないときに、例えば自宅の電話などの所定の電話に、
当該簡易型携帯電話端末にかけられた電話を転送するよ
うにする電話会社のサービスを利用することができる場
合がある。ところが、この場合、着信が転送されてきた
ものか、そうでないのかを判別することができない。
【0009】このため、目的とする簡易型携帯電話端末
のユーザに電話がつながらなかったり、その逆に、簡易
型携帯電話端末のユーザは、自分あての電話に応答する
ことができない場合があり、個人専用端末としての簡易
型携帯電話端末の機能が損なわれてしまう。
【0010】以上のことにかんがみ、この発明は、携帯
用電話端末の個人専用端末としての機能を損なうことな
く、その活用範囲を広げることができる通信システム、
コードレス電話の親機および携帯電話端末を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による通信システムにおいては、電話回線
に接続されるコードレス電話の親機と、前記コードレス
電話の親機の子機となる機能を備える携帯電話端末とを
用いる通信システムにおいて、前記親機は、前記携帯電
話端末がその子機とされたときに、前記電話回線を介し
て、前記携帯電話端末の現在位置を管理する制御局に対
して、前記携帯電話端末の現在位置登録を行う手段を有
し、前記親機の子機とされた前記携帯電話端末に対する
着信呼は、前記現在位置登録に基づいて、前記携帯電話
端末の識別情報を含み、前記コードレス電話の親機に対
する着信呼として前記電話回線を通じて送信されること
により行われ、前記親機は、前記携帯電話端末の識別情
報を含む着信を受けたときに、前記子機とされた前記携
帯電話端末を優先して呼び出すようにする。
【0012】また、この通信システムを構成するコード
レス電話の親機は、コードレス電話の子機となる機能を
備える携帯電話端末からの、子機となることの要求を受
けて、前記携帯電話端末の現在位置を、前記携帯電話端
末の現在位置を管理する制御局に対して、電話回線を介
して登録するようにする位置登録手段と、前記電話回線
を介して着信呼を受けたときに、前記携帯電話端末の識
別情報が、その着信情報中に含まれているか否かによ
り、前記着信呼が、前記携帯電話端末に対する着信であ
るか否かを検出する検出手段と、前記検出手段により、
前記携帯電話端末に対する着信を検出したときに、前記
子機とされた前記携帯電話端末を優先して呼び出す信号
を形成し、この信号に基づき前記子機とされた前記携帯
電話端末に着信の呼を発生させる手段とを備えることを
特徴とする。
【0013】また、前記通信システムを構成する携帯電
話端末は、コードレス電話の子機となる機能を備える携
帯電話端末であって、コードレス電話の親機から、自機
を指定する情報を含む、自機を優先して呼び出す信号を
受けたときに、ユーザーに対して、通常の呼び音とは異
なる呼び音を発生すること、あるいは、優先であること
を識別できる表示の少なくとも一方を行なうことを特徴
とする。
【0014】この発明による通信システムによれば、携
帯電話端末がコードレス電話の親機の子機として登録さ
れたときには、親機により、携帯電話端末の現在位置を
管理する制御局に対して電話回線を介して、子機とされ
た携帯電話端末の現在位置登録が行われる。この場合、
制御局は、コードレス電話の親機を、子機とされた携帯
電話端末の基地局のように認識することになる。
【0015】子機とされた携帯電話端末自身が有する電
話番号への着信呼があると、この呼は、前記制御局の現
在位置登録情報に基づいて交換機により着信制御が行わ
れるため、コードレス電話の親機に与えられた電話番号
に対する着信に変更されるが、このとき、交換機では、
携帯電話端末の識別情報を含んで着信信号が形成され、
コードレス電話の親機に着信が行われる。
【0016】コードレス電話の親機は、着信信号中の携
帯電話端末の識別情報を検出すると、例えば、子機とな
っている当該携帯電話端末のみを呼び出すなどの優先呼
び出しを行う。したがって、携帯電話端末のユーザー
は、携帯電話端末がコードレス電話の子機となったとき
にも、自己への着信を、コードレス電話への着信と区別
して受けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による通信システム、コードレス電話の親機および携
帯電話端末の一実施の形態について説明する。
【0018】図1は、この実施の形態の通信システムを
説明するための図である。この実施の形態の通信システ
ムは、後述にもするように、パーソナルハンディホンシ
ステム(PHS)と呼ばれる簡易型携帯電話サービスを
も提供するものである。
【0019】図1において参照符号1は、電話会社が提
供する電話網1を示している。この実施の形態において
電話網1は、共通線信号網11、複数個の交換機12
0、簡易型携帯電話サービス用の複数個の接続装置(以
下、単に接続装置という)130、簡易型携帯電話サー
ビス用の制御局(以下、単に制御局という)14、簡易
型携帯電話サービス用の複数個の基地局150を備えて
構成されている。
【0020】共通線信号網11は、上述の簡易型携帯電
話サービスや、いわゆるフリーダイヤルなどと呼ばれる
電話サービスを提供することができるものであり、それ
らのサービスを提供するために必要となる制御信号を送
信することができるものである。
【0021】交換機120は、共通線信号網11に接続
されるとともに、図1に示すように、電話加入者の電話
端末2、6、公衆電話機7、あるいは、図示しないがフ
ァクシミリ装置やモデムを備えたパーソナルコンピュー
タなどの各種の通信端末が接続される。そして、交換機
120は、上記の各種端末からの通信要求に応じて、目
的とする相手先の端末との間に回線を接続する回線交換
を行なう。
【0022】この実施の形態において、電話端末2は、
いわゆるデジタルコードレスホンの親機(以下、単に親
機という)であり、電話ケーブルを介して、交換機12
0に接続されている。この親機2は、複数の子機を管理
することができるものである。そして、親機2は、詳し
くは後述するように、簡易型携帯電話端末3を子機とし
て用いることができるようにする、いわゆるホームベー
スステーション(HBS)の機能をも備えたものであ
る。
【0023】また、この実施の形態において、交換機1
20には、接続装置130を介して簡易型携帯電話サー
ビスの基地局150が接続される。
【0024】基地局150は、図1に示すように、自局
と簡易型携帯電話端末3との間で無線通信が可能な領域
であるマイクロセル151M、152M、153Mを形
成し、自局のマイクロセル内にある簡易型携帯電話端末
3と無線通信を行なう。
【0025】そして、簡易型携帯電話端末3が、いずれ
かの基地局150のマイクロセル内に位置するときに
は、その基地局150、接続装置130、交換機12
0、および共通線信号網11によって、他の電話端末や
通信端末との間に回線が設立され、通話などの通信処理
が可能になる。
【0026】なお、基地局150は、例えば、公衆電話
ボックスなどに設置され、自局のマイクロセルが隣接す
る他の基地局のマイクロセルと若干重なり合うように設
けられる。このため、基地局150は、例えば数百メー
トル間隔で設けられて、簡易型携帯電話端末3のユーザ
が移動しても、いずれかの基地局のマイクロセル内に位
置するようにされて、移動しながらの通話が可能とされ
る。
【0027】制御局14は、簡易型携帯電話端末3の現
在位置を管理するとともに、簡易型携帯電話端末間や、
その他の通信端末との間の回線接続を制御する。この場
合、制御局14には、以下のようにして、各簡易型携帯
電話端末3の現在位置が登録されて管理される。
【0028】簡易型携帯電話サービス用の各基地局15
0のそれぞれには、識別IDが設定されている。これに
より、電話局側では、この識別IDにより、基地局15
0を特定することができる。
【0029】そして、簡易型携帯電話端末3は、待ち受
け状態にあるときには、自機が位置するマイクロセルを
形成する基地局150との間で無線通信を行なって、自
機への着呼の有無を検知するようにするとともに、基地
局150から送信された制御信号に含まれる、当該制御
信号を送出した基地局の識別IDを取得する。そして、
新たに、基地局の識別IDを取得するごとに、この今回
新たに取得した識別IDと、前回取得して自機が保持し
ている識別IDとを比較することにより、他の基地局の
マイクロセル内に移動するなどして、無線通信を行なう
位置が変わったか否かを判別する。
【0030】簡易型無線通信端末3は、無線通信の相手
先となる基地局150が変わったときには、新たに無線
通信の相手先となった基地局150に対し、自機の現在
位置が変わったことを通知する。これに応じて基地局1
50は、制御局14に対し、当該簡易型携帯電話端末3
が自局のマイクロセル内に移動してきたことを通知する
ことにより、制御局14に対して当該簡易型携帯電話端
末3の位置登録を行なうことを促す。この場合、基地局
150は、例えば、自局の識別IDと移動してきた簡易
型携帯電話端末3の電話番号とを制御局14に通知す
る。
【0031】制御局14は、基地局150からの情報に
基づいて、簡易型携帯電話端末3の現在位置を制御局1
4が有するデータベースに登録する。この場合、簡易型
携帯電話端末3の現在位置は、予め設定されている位置
登録エリアに基づいて管理される。
【0032】位置登録エリアは、1つの基地局のマイク
ロセル単独の場合と、複数の基地局のマイクロセルを含
む場合とがある。例えば、図1の位置登録エリア161
は、隣接する複数の基地局のマイクロセルを含むように
設定される。この場合、簡易型携帯電話端末3が、位置
登録エリア161内のマイクロセル152M、または、
マイクロセル153Mのいずれかに位置しているときに
は、制御局14において、簡易型携帯電話端末3は、位
置登録エリア161内に位置するものとして管理され
る。
【0033】また、位置登録エリア162は、マイクロ
セル151Mと等しく設定され、このマイクロセル15
1M内に簡易型携帯電話端末3が位置しているとき、制
御局14において、簡易型携帯電話端末3が位置登録エ
リア162内に位置するものとして管理される。
【0034】そして、制御局14のデータベースには、
この位置登録エリアを特定するためのエリア識別情報
と、このエリア内に位置する簡易型携帯電話端末3の電
話番号、および、このエリア内の基地局の識別IDなど
が登録される。
【0035】これにより、簡易型携帯電話端末3の電話
番号に対して発呼があったときには、制御局14のデー
タベースの情報に基づいて、目的とする簡易型携帯電話
端末3の属する位置登録エリアが検索され、その位置登
録エリア内のすべての基地局から、目的とする簡易型携
帯電話端末3の電話番号に対して発呼があることを通知
する着呼信号(以下、着信通知信号という)を送出する
ことにより、目的とする簡易型携帯電話端末3を呼び出
す。これにより、簡易型携帯電話端末3が、いずれかの
基地局のマイクロセル内にいれば、発呼に応じて呼び出
され、回線を接続して通話することができる。
【0036】なお、位置登録エリアを複数のマイクロセ
ルからなるようにしておくことにより、例えば、簡易型
携帯電話端末3のユーザが移動するなどして、自機が位
置するマイクロセルが変わった場合にも、位置登録エリ
ア内のすべての基地局を、着信通知信号の送信に用いる
ようにすれば、より確実に着呼があることを通知するこ
とができる。すなわち、この場合の位置登録エリアは、
一斉に目的とする簡易型携帯電話端末を呼び出すことが
できる一斉呼び出しエリアとなる。
【0037】また、簡易型携帯電話端末3のユーザは、
例えば、オフフックする操作の後、相手先の電話番号を
入力するなどの所定の発呼操作を行なうことによりダイ
ヤル信号を送信し、これを基地局150を介して電話網
1に送出することにより、目的とする相手先への発呼を
行なう。
【0038】そして、この実施の形態の簡易型携帯電話
端末3は、ホームベースステーションとしての機能を備
えたデジタルコードレスホンの子機として動作する子機
モードを備えている。このため、この実施の形態におい
て、簡易型携帯電話端末3は、基地局150を介して、
他の電話端末や通信端末との間で独立して通話や通信を
行なうことができるとともに、デジタルコードレスホン
の親機2の子機としても動作することができるものであ
る。
【0039】なお、簡易型携帯電話端末3が、子機とな
ったときには、簡易型携帯電話端末3と親機2との間に
形成される制御チャンネルと通話チャンネルを有する、
いわゆる自営通信路を介して、通信処理を行なう。
【0040】簡易型携帯電話端末3は、外出先などにお
いて、基地局との通信を行なう公衆通信路と、親機2と
の通信を行なう自営通信路の両方に対応することができ
る。しかし、親機2と、子機となった簡易型携帯電話端
末3との間の通信を、自営通信路を介して行なうことに
より、親機2は、位置登録時や優先呼び出し時、また、
通常の着信時ともすべて自営通信路を介して子機となっ
た簡易型携帯電話端末3と通信を行なえばよい。これに
より、親機2の構成や制御などを簡単にすることができ
る。また、簡易型携帯電話端末3側にとっても、家の中
では、自営通信路のみ扱うことにより、処理を簡単にす
ることができる。
【0041】そして、この実施の形態において、親機2
は、前述した簡易型携帯電話サービスの接続装置130
や基地局150と同様に、親機2と子機との間で無線通
信が可能なエリアを位置登録エリア163とし、子機モ
ードにされた簡易型携帯電話端末3の現在位置を、位置
登録エリア163内に位置するものとして、制御局14
に位置登録する機能を備えるものである。
【0042】そして、いずれかの端末において、子機と
された簡易型携帯電話端末3自身に割り当てられている
電話番号を相手先とする発呼が発生した場合、この実施
の形態の通信システムは、制御局14のデータベースに
基づいて、発呼の相手先である簡易型携帯電話端末3の
電話番号などの制御情報を含む着信通知信号を親機2に
供給する。これにより、親機2を介して、子機とされた
簡易型携帯電話端末3自身が、自機あての着呼に応答す
ることができるようにされている。
【0043】図2は、この実施の形態のデジタルコード
レスホンの親機2を説明するため、その主な機能をブロ
ックとして表したブロック図である。図2に示すよう
に、親機2は、アンテナ21、送受信部22、網接続処
理部23、子機制御部24、携帯端末制御部25、携帯
端末管理部26を備えている。
【0044】子機制御部24、携帯端末制御部25、携
帯端末管理部26は、この親機2全体の制御を行なうマ
イクロコンピュータにより実現される機能部分である。
アンテナ21は、子機との間の信号を電波により送受す
る。送受信部22は、子機から送信されアンテナ21に
より受信した信号の供給を受けて、これを復調したり、
親機2から子機に送信する信号を変調し、これをアンテ
ナ21を介して送信する。
【0045】網接続処理部23には、図2に示すよう
に、電話網1からの電話ケーブルLが接続される。網接
続処理部23は、いわゆるNCU(ネットワークユニッ
ト)の機能を備えたものであり、着呼検出、発呼処理、
回線の接続解放処理等を行なう。
【0046】子機制御部24は、子機登録機能、呼び出
し信号形成機能を備えるとともに、子機に対して供給す
る制御信号を形成したり、子機からの制御信号の供給を
受けて、親機2の各部に供給する信号を形成する処理を
行なう。
【0047】子機制御部24の子機登録機能は、別体で
あるコードレスホンの子機を親機2の子機として動作す
ることができるようにするため、あらかじめ自装置内の
メモリ241の子機テーブルに子機情報を登録しておく
機能である。また、後述するように子機モードを持つ簡
易型携帯電話端末3も、これと同様にあらかじめ子機情
報が親機2に登録される。
【0048】この実施の形態において親機2は、複数の
子機を管理することができるものである。このため、親
機2の子機テーブルには、例えば、各子機ごとにユーザ
によって設定される内線番号などの子機を特定するため
の情報が子機情報として登録される。また、子機テーブ
ルには、子機登録された子機ごとに、子機番号が割り振
られており、親機2は、この子機番号によって、子機を
管理することができるようにされている。
【0049】また、子機モードを備えた簡易型携帯電話
端末3の場合には、後述にもするように、例えば、簡易
型携帯電話端末3に割り上てられた電話番号が、子機情
報として子機テーブルに設定される。そして、簡易型携
帯電話端末3の場合にも、子機テーブルには、子機登録
された簡易型携帯電話端末3ごとに、子機番号が割り振
られており、親機2は、通常のコードレスホンの子機と
同様に、子機となった簡易型携帯電話端末3を子機番号
によって管理することができるようにされている。 そ
して、子機登録されたコードレス電話の子機は、親機2
との通信が可能なエリア内に存在していれば、親機2の
子機として動作する。
【0050】また、子機登録された簡易型携帯電話端末
3の場合には、後述にもするように、親機2との通信が
可能なエリア内に存在し、かつ、子機モードに切り替え
られたときには、親機2の位置登録エリア163内に存
在することが制御局14に登録されるとともに、親機2
の子機として動作する。
【0051】したがって、予め子機登録しておくことに
より、繰り返して子機登録を行なう必要はなく、自動的
に、あるいは、子機モードへの切り替えという簡単な操
作だけで、コードレス電話の子機および、簡易型携帯電
話端末3は、親機2の子機として動作することができる
ようになっている。
【0052】そして、この実施の形態において、親機2
は、親機2に割り当てられた電話番号に、子機に割り当
てられた子機番号が付加された番号を含む着信通知信号
が供給されてきたときには、着信通知信号に含まれる子
機番号の子機を優先的に呼び出す機能を有する。
【0053】したがって、通話の相手は、親機の電話番
号に続いて、例えば「#」を入力し、子機番号を入力す
ることにより、直接的に特定の子機を呼び出すことがで
きる。
【0054】また、子機制御部24の呼び出し信号形成
機能は、網接続処理部23においての着信通知信号の検
出(着呼検出)を受けて、子機に対して着呼があること
を通知するための呼び出し信号を形成して送出する機能
である。
【0055】この実施の形態において、子機制御部24
においては、一斉呼び出し信号、優先呼び出し信号、非
優先呼び出し信号の3種類の呼び出し信号を形成する。
一斉呼び出し信号は、親機2のすべての子機を一斉に呼
び出す信号である。優先呼び出し信号は、発呼元により
指定された子機を優先的に呼び出す信号である。この場
合、優先呼び出し信号は、該当子機の子機番号を含む単
独呼び出し信号として形成される。また、非優先呼び出
し信号は、該当子機以外の子機を呼び出す信号である。
この非優先呼び出し信号は、単独呼び出し信号に、非優
先呼び出し情報が付加されて形成される。
【0056】したがって、この実施の形態の親機2の子
機は、後述にもするように、一斉呼び出し信号、優先呼
び出し信号、非優先呼び出し信号に応じて、一斉呼び出
し音、優先呼び出し音、非優先呼び出し音の3種類の異
なる呼び出し音を放音することができるようにされてい
る。
【0057】そして、この実施の形態の親機2は、前述
にもしたように、携帯電話端末3を子機とすることがで
きるとともに、図2に示すように、携帯端末制御部2
5、携帯端末管理部26を備えることにより、子機とな
った簡易型携帯電話端末3の電話番号を含む着信通知信
号を検知したときには、これを子機となった簡易型携帯
電話端末3に対する着呼として処理することができるよ
うにされている。そして、子機となった簡易型携帯電話
端末3は、親機2を介して、自機に対する着呼に応答す
ることができる。
【0058】携帯端末制御部25は、後述する携帯端末
管理部26と協同して実現する位置登録機能を備えると
ともに、子機となった簡易型携帯電話端末3に対する着
呼があるときに、子機制御部24に対して呼び出し信号
の形成を指示する呼び出し信号形成指示機能を有する。
【0059】携帯端末制御部25は、子機モードを備え
た簡易型携帯電話端末3からの子機モードとなったこと
を示す信号が子機制御部24を介して供給されると、当
該携帯電話端末3を子機として受け付けるようにする。
【0060】この実施の形態において、親機2は、無条
件にすべての子機モードを備えた簡易型携帯電話端末を
子機として受け付けるものではない。すなわち、この実
施の形態において、親機2は、プライバシーの保護等を
考慮して、例えば家族が所有する簡易型携帯電話端末な
ど、予め決められた簡易型携帯電話端末のみを子機とし
て受け付ける。このため、携帯端末制御部25は、図2
に示すように、子機となることができる簡易型携帯電話
端末を識別するための情報を記憶するメモリ251を備
えている。
【0061】この実施の形態において、メモリ251に
は、子機テーブルが形成されて子機となることができる
簡易型携帯電話端末を識別するための情報として、子機
となることができる簡易型携帯電話端末の電話番号が予
め登録される。
【0062】さらに、メモリ251の子機テーブルに
は、子機とされた簡易型携帯電話端末3が親機2からの
呼び出し信号に応じて、呼び出し処理を実行しているこ
とを通知する信号を返信してきたときには、当該簡易型
携帯電話端末3が、親機2との間で通信が可能なエリア
内に存在することを示す情報を記憶する。
【0063】なお、この実施の形態において親機2は、
複数の簡易型携帯電話端末3を子機とすることができる
ものである。そして、前述したように通常のコードレス
ホンの子機と同様に、子機として受け付けられた簡易型
携帯電話端末3には、予め子機番号が割り振られてお
り、子機受け付け後においては、この子機番号によって
制御される。子機番号は、前述した子機登録されたコー
ドレスホンの子機および、子機として受け付けられた簡
易型携帯電話端末3を含むすべての子機について、一意
の番号が付与され、各子機の識別に用いられる。
【0064】このように、この実施の形態において、携
帯端末制御部25は、メモリ251を用いることによっ
て、登録された子機の管理をも行なうようにされてい
る。
【0065】また、携帯端末制御部25が備える位置登
録機能は、子機とされた簡易型携帯電話端末3を、この
デジタルコードレスホンの親機2の位置登録エリア16
3内に存在することを、後述する携帯端末管理部26と
ともに、電話網1の制御局14に登録する機能である。
この場合、携帯端末制御部25は、まずメモリ251を
参照し、あらかじめ登録されている端末であることを確
認した後、携帯端末管理部26に対し、子機とされた簡
易型携帯電話端末3の位置登録を制御局14に対して行
なうように指示を出す。これに応じて、携帯端末管理部
26は、制御局14に対して位置登録を行なう。
【0066】携帯端末制御部25の呼び出し信号形成指
示機能は、後述する携帯端末管理部26からの子機とさ
れた簡易型携帯電話端末3に対する着信通知信号を検知
したことの通知を受けて、子機制御部24に対し、一斉
呼び出し信号、優先呼び出し信号、または非優先呼び出
し信号を形成するように指示を出す。
【0067】すなわち、携帯端末制御部25は、子機と
された簡易型携帯電話端末3に対して着呼がある場合
に、呼び出し信号形成指示機能により、子機制御部24
に対し、親機2のすべての子機を呼び出す一斉呼び出し
信号を形成するのか、着呼対象の子機を優先的に呼び出
す優先呼び出し信号を形成するのか、着呼対象以外の子
機をも呼び出す非優先呼び出し信号を形成するのかの指
示を出す。これにより、子機制御部24は、一斉呼び出
し信号、または着呼対象の子機番号を含んだ単独呼び出
し信号である優先呼び出し信号、あるいは、単独呼び出
し信号に非優先呼び出し情報を付加した非優先呼び出し
信号を形成し、子機に供給するようにする。
【0068】携帯端末管理部26は、上述のように携帯
端末制御部25と協同で実現する位置登録機能の一部
と、着信通知信号が、子機とされた簡易型携帯電話端末
3に対するものか否かを判別する着信先判別機能を備え
る。
【0069】すなわち、携帯端末管理部26は、位置登
録機能により、携帯端末制御部25からの子機とされた
簡易型携帯電話端末3の位置登録を行なうことを指示す
る情報の供給を受けて、当該簡易型携帯電話端末3の位
置登録情報を形成し、これを制御局14に対して送出す
るようにする。すなわち、親機2は、位置登録に関して
は、あたかも基地局150として動作するようになる。
【0070】この実施の形態においては、携帯端末管理
部26は、位置登録エリアを特定するための識別情報
と、基地局である親機2の識別IDと、親機2の子機と
なった簡易型携帯電話端末3の電話番号とを位置登録情
報として、電話線ケーブルを通じて制御局14に送信す
る。これにより、制御局14のデータベースには、当該
簡易型携帯電話端末3は、図1に示した位置登録エリア
163内に位置し、親機2をいわゆる基地局とすること
が登録される。なお、この位置登録は、回線の接続は伴
わず、親機2から送出された信号に基づいて、制御局1
4において自動的に行なわれる。
【0071】また、携帯端末管理部26は、着信先判別
機能により、電話網1から子機とされた簡易型携帯電話
端末3に対する着信通知信号の供給を受けたときには、
これを検知して、携帯端末制御部25に通知する。携帯
端末制御部25は、子機制御部24に対し、呼び出し信
号を形成するように指示を出す。
【0072】これにより、この実施の形態において、親
機2の子機とされた簡易型携帯電話端末3に対して、他
の通信端末から発呼が行なわれた場合には、この他の通
信端末から送信された簡易型携帯電話端末3の電話番号
を含む発呼信号に応じて、制御局14において、制御局
14が有するデータベースから、簡易型携帯電話端末3
の現在位置が検索される。
【0073】この場合には、簡易型携帯電話端末3は、
コードレスホンの親機2の位置登録エリア163内に位
置することが検索により得られ、制御局14の制御によ
り、図1に示した共通線信号網11、交換機120を介
して、簡易型携帯電話端末3の電話番号を含む着信通知
信号が、親機2の網接続処理部23に供給される。
【0074】そして、携帯端末管理部26により、子機
となった簡易型携帯電話端末3に対する着信通知信号が
検知され、これが携帯端末制御部25に通知されて、子
機制御部24において、優先呼び出し信号や非優先呼び
出し信号が形成され送出するようにされる。
【0075】そして、優先呼び出し信号が送出されたと
きには、着呼対象の子機となっている簡易型携帯電話端
末3のみから優先呼び出し音が放音される。また、非優
先呼び出し信号が送出されたときには、例えば、着呼対
象の子機に加えて、着呼対象以外の子機からも非優先呼
び出し音が放音される。そして、ユーザが、呼び出し音
を放音する子機に対して、応答するようにする操作を行
なうことにより、これに応じた信号が子機から送出さ
れ、親機2の子機制御部24に対して供給される。そし
て、子機制御部24の制御に基づいて、電話回線が接続
され、親機2を介して、発呼をした相手と通話すること
ができる。
【0076】このように、親機2は、子機とされた簡易
型携帯電話端末3に対する着信をも検知して、子機とさ
れた携帯電話端末3を優先的に呼び出すことができると
ともに、呼び出し音を異ならせることにより、その他の
子機をも非優先で呼び出すことができる。
【0077】なお、親機2の子機となった簡易型携帯電
話端末3から発呼する場合には、前述したように、親機
2の子機として、通常通り、アンテナ21、送受信部2
2、子機制御部24、網接続処理部23を介して、発呼
信号を電話網1に送出する。
【0078】図3は、この実施の形態の簡易型携帯電話
端末3を説明するためのブロック図であり、簡易型携帯
電話端末3の主な機能をブロックとして表したものであ
る。
【0079】図3に示すように、この実施の形態の簡易
型携帯電話端末3は、アンテナ31、送受信部32、受
話器33、送話器34、キー操作部35、ディスプレイ
36、制御部37、自営接続処理部38、子機処理部3
9、公衆接続処理部40、位置情報記憶部41、複数の
異なる呼び出し音を放音するようにするリンガ制御回路
50、リンガ51を備えている。
【0080】アンテナ31は、前述の基地局150や、
子機モードとされたときには、親機2との間の信号を送
受する。送受信部32は、アンテナ31を介して送受す
る信号の変調、復調等を行なう。
【0081】すなわち、アンテナ31により受信された
基地局や親機2からの信号は、送受信部32において復
調される。送受信部32において復調される信号のう
ち、通話の相手先からの音声信号は、D/A変換され
て、受話器33に供給される。これにより、受話器33
からは、通話の相手先からの音声が放音される。また、
復調される信号のうち、この簡易型携帯電話端末3に対
する制御信号は、制御部37に供給される。
【0082】また、送話器34からの音声信号は送受信
部32に供給される。そして、送受信部32において、
送話器34からの音声信号は、A/D変換された後、変
調されて、アンテナ31を介して送出される。同様に、
制御部37において形成され、この簡易型携帯電話端末
3から基地局や親機2に対して送出する信号も、送受信
部32において変調されて、送信される。
【0083】キー操作部35は、図3に示すように、モ
ード切り替えスイッチ351、操作キー群352を備え
ている。モード切り替えスイッチ351は、この実施の
形態においては、前述した子機モードと、簡易型携帯電
話サービスの電話端末として単独で動作するモードであ
る単独モードとを切り替えるものである。操作キー群3
52は、オフフック/オンフックキーやダイヤルキーな
どの各種の操作キーを備えるものである。そして、ユー
ザは、キー操作部35のモード切り替えスイッチや操作
キー群の操作キーを操作することにより、この簡易型携
帯電話端末3に対して指示を与える。
【0084】ディスプレイ36は、この実施の形態にお
いては、LCD(液晶ディスプレイ)が用いられたもの
であり、例えば、現在時刻や日付を表示したり、発呼時
においてダイヤルした相手先の電話番号、あるいは、各
種のメッセージを表示するものである。
【0085】制御回路37は、キー操作部35を介して
入力されたユーザからの指示や、送受信部32を介して
供給される基地局や親機2からの制御信号、あるいは、
後述する各処理部からの信号に応じて、この簡易型携帯
電話端末3を制御する。また、制御回路37は、モード
切り替えスイッチ351が切り替えられることにより、
子機モードにされたときには、自機が子機モードにされ
たことを記憶するとともに、親機2に対して、自機が子
機モードになったことを示す信号を形成し、これを、送
受信部32、アンテナ31を介して、親機2に対して送
信するようにするなどの処理をも行なう。
【0086】自営接続処理部38は、この簡易型携帯電
話端末3が子機モードであるときに、親機2の子機に対
する着呼がある場合の処理を行なう。すなわち、自営接
続処理部38は、親機2から送信された単独子機呼び出
し信号の供給を受けると、制御回路37を介してリンガ
制御回路50を制御し、リンガ51から呼び出し音を放
音する。
【0087】この場合、自営接続処理部38は、受信し
た単独子機呼び出し信号が、自機の子機番号を含む優先
呼び出し信号か、他の子機の子機番号を含む単独呼び出
し信号であって、非優先呼び出し情報が付加された非優
先呼び出し信号かを判別し、これに応じて、優先呼び出
し音、または、非優先呼び出し音を放音するようにす
る。これにより、自機に対する着呼と、他の子機に対す
る着呼とを区別して、ユーザに通知することができるよ
うにされている。
【0088】そして、自営接続処理部38は、ユーザに
よる応答操作が行なわれたときには、親機2を介して、
子機に対する着呼に応答し、通話することができるよう
にする。このように、自営接続処理部38は、親機2
と、この簡易型携帯電話端末3との間に接続される自営
通信路を介して、後述にもするように、親機2の子機に
対する着信の処理をし、相手先との通話をできるように
する。
【0089】子機処理部39は、この簡易型携帯電話端
末3が子機モードになっているときに、親機2からの一
斉呼び出し信号の供給を受けたときには、制御回路37
を介してリンガ制御回路50を制御してリンガ51から
一斉呼び出し音を放音するようにする。そして、子機処
理部39は、一斉呼び出し音に応じて、ユーザが応答操
作をしたときには、この簡易型携帯電話端末3によって
も、親機2に対する着呼に応答し、通話できるようにす
る。
【0090】また、子機処理部39は、子機を介しての
発呼操作に応じて、子機からの発呼信号を形成し、これ
を親機2に対して送出するようにする。これにより、親
機2の各子機は、親機2を介して、電話をかけることが
できるようにされている。
【0091】このように、子機処理部39は、この簡易
型携帯電話端末3を、親機2の子機として動作するよう
にする。
【0092】公衆接続処理部40は、この簡易型携帯電
話端末3が、単独モードのときに、前述したように基地
局150と無線通信を行なって、自己の現在位置を制御
局14に登録する処理を行なう。また、基地局150を
介して、自機への着呼および自機からの発呼を処理す
る。このように、公衆接続処理部40は、基地局と、簡
易型携帯電話端末3との間の、いわゆる公衆通信路を介
して、位置登録や、着呼を検知して通話を可能にした
り、自機から発呼信号を送出するなどの処理を行なう。
【0093】また、位置情報記憶部41は、この簡易型
携帯電話端末3が、単独モードのときに、自機が位置す
る位置登録エリアの識別IDが記憶される。そして、公
衆接続処理部40は、基地局から送信される制御信号に
含まれる識別IDを取得するごとに、取得した識別ID
と、位置情報記憶部41に記憶された識別IDとを比較
することにより、自機が位置する位置登録エリアが変わ
ったか否かを判別する。このとき、新たに取得した位置
情報と、位置情報記憶手段41に記憶された識別IDと
が異なっているときには、位置情報記憶手段41の識別
IDは、新たに取得した識別IDに書き替えられる。こ
れにより、位置情報記憶手段41には、常時最新の自機
が位置する位置登録エリアの識別IDが記憶される。
【0094】このような各種機能を有することにより、
この簡易型携帯電話端末3は、電話会社が提供する簡易
型携帯電話サービスの電話端末として単独で動作するこ
とができるとともに、親機2の子機としても動作する。
そして、さらに、親機2の子機として動作しているとき
でも、制御部37、自営接続処理部38により、親機2
を基地局とみなして、制御局14に自機の位置を登録
し、自機あての発呼に対し、親機2を介して応答し、通
話することができる。
【0095】なお、この実施の形態においては、簡易型
携帯電話端末3以外に、親機2の子機も呼び出し音に関
する構成に関しては、前述したこの例の簡易型携帯電話
端末3と同様の構成を有するものである。したがって、
一斉呼び出し音、優先呼び出し音、非優先呼び出し音の
少なくとも3種類の呼び出し音を放音することができる
ものである。
【0096】次に、図1を用いて前述したこの発明によ
る通信システムに用いられるデジタルコードレスホンの
親機2と、簡易型携帯電話端末3の動作について、主
に、簡易型携帯電話端末3が子機モードとされた場合の
処理について、図4〜図8のフローチャートを用いて説
明する。
【0097】図4は、この実施の形態の簡易型携帯電話
端末3の子機モードへの切り替え時の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【0098】簡易型携帯電話端末3のユーザは、外出先
においては、簡易型携帯電話端末3を簡易型携帯電話サ
ービスの電話端末として単独モードで使用するが、デジ
タルコードレスホンの親機2が設置されている自宅にお
いては、親機2の子機として使用する。このため、簡易
型携帯電話端末3のユーザは、帰宅後、前述したモード
切り替えスイッチ351を子機モードに切り替える(ス
テップS1)。
【0099】この子機モードへの切り替え操作に応じ
て、簡易型携帯電話端末3の制御部37は、それに内蔵
するメモリに自機が子機モードになったことを記憶する
(ステップS2)。そして、この簡易型携帯電話端末3
が子機モードになったことを親機2に対して通知するた
めの信号を形成し、これを親機2と、簡易型携帯電話端
末3との間に設けられる自営通信路の制御チャンネルを
用いて親機2に供給する(ステップS3)。
【0100】なお、簡易型携帯電話端末3から親機2に
対して送出される子機モードになったことを通知する信
号は、親機2において、子機モードとなった簡易型携帯
電話端末3を識別可能とするために、簡易型携帯電話端
末3の電話番号などの識別情報を含む信号である。
【0101】図5は、簡易型携帯電話端末3からの子機
モードになったことを通知する信号の供給を受けた親機
2の子機受付処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0102】親機2は、簡易型携帯電話端末3からの子
機受付要求を検知すると(ステップS101)、メモリ
251の子機テーブルを参照し、子機受付要求を送信し
てきた電話端末を子機として受付することができるか否
かを判断する(ステップS102)。
【0103】このステップS102の判断処理は、子機
テーブルを参照することにより、電話番号が予め登録さ
れている簡易型携帯電話端末3からの要求であるかを判
別し、子機受付可能か否かを判断する。
【0104】次に、親機2は、制御局14に対し、当該
簡易型携帯電話端末3が、親機2の位置登録エリア内に
存在することを登録する位置登録を行なって(ステップ
S103)、この処理を終了する。
【0105】また、ステップS102の判断処理におい
て、子機受付できないと判断したときには、子機受付す
ることなく、この処理を終了する。
【0106】図6は、前述した親機2の着呼時の呼び出
し処理を説明するためのフローチャートである。この図
6に示す処理は、親機2の網接続処理部23が、親機2
または、親機2の子機に対する着呼を検知することによ
り実行される。
【0107】親機2は、網接続処理部23において着信
が検出されると、供給される着信通知信号に含まれる情
報から、特定の子機に対する着信か否かを判断する(ス
テップS201)。
【0108】ステップS201の判断処理において、受
信した着信通知信号は、親機2に対するものであると判
断したときには、一斉呼び出し信号を形成し、これを送
出する。これにより、子機となっている簡易型携帯電話
端末3を含め、すべての子機から呼び出し音を放音する
ようにする、子機一斉呼び出しを行なう(ステップS2
02)。
【0109】ステップS201の判断処理において、特
定の子機に対する着信であると判断したときには、着信
時の情報に基づいて、メモリ241、またはメモリ25
1の子機テーブルの子機登録の情報を参照し、着呼対象
の子機の子機番号を取得し、着呼対象の子機を特定する
(ステップS203)。
【0110】次に、ステップS204では、ループの初
回のみ、ステップS203において特定した子機と親機
2との間で通信が可能な位置登録エリア163内に存在
すると仮定しステップS205に進む。親機2は、特定
の子機に対する着呼を検知してから一定時間後経過した
か否かを判断する(ステップS205)。
【0111】このステップS205の判断処理は、特定
の子機だけを呼び出すように設定された時間であり、ス
テップS205の判断処理において、一定時間経過して
いないと判断したときには、特定した子機に対して優先
呼び出し信号となる単独子機に呼び出し信号を送信し、
特定した子機を呼び出す(ステップS206)。
【0112】そして、親機2は、特定した子機からの応
答することを通知する信号を受信したか否かを判別し
(ステップS207)、特定した子機からの応答するこ
とを通知する信号を受信したと判断したときには、親機
2は、親機2を介して特定した子機が電話回線を接続す
るようにし(ステップS213)、通話を可能にする。
【0113】また、ステップS207の判断処理におい
て、特定した子機からの応答することを通知する信号を
受信していないと判断したときには、親機2は、電話を
かけてきた相手が、オンフックする操作を行なうことに
より通話を断念した場合に、交換機から送信されてくる
回線を解放することを通知する信号があるか否かを判断
する(ステップS208)。ステップS208の判断処
理において、回線を解放することを通知する信号が供給
されていないと判断したときには、ステップS204か
らの処理を繰り返す。
【0114】ステップS208の判断処理において、回
線を解放することを通知する信号が供給されたと判断し
たときには、親機2は、回線を解放し、図6に示した子
機呼び出し処理を終了させる。
【0115】またステップS206において、特定した
子機に対する優先呼び出し信号である単独子機呼び出し
信号が送信され、これが特定した子機に供給されると、
後述するように特定した子機は、呼び出し音を放音する
とともに、呼び出し中であることを通知する信号を親機
2に対して返信してくる。したがって、親機2は、次回
のループのステップS204の判断処理において、この
特定した子機から返信されてくる信号の有無をも考慮す
ることにより、現に特定した子機は、位置登録エリア1
63内に存在するか否かを判断することができる。
【0116】そして、この実施の形態においては、ステ
ップS204の判断処理において、当該特定した子機が
位置登録エリア163内に存在しないと判断した場合、
および、ステップS205の判断処理において、最初に
単独子機呼び出し信号を送出してから一定時間経過した
と判断したときには、特定した子機を呼び出すようにす
る(ステップS209)とともに、さらに、他の子機に
よっても応答可能とするため、他の子機からも着呼があ
ることを通知する呼び出し音を放音するようにする(ス
テップS210)。
【0117】すなわち、親機2は、ステップS209に
おいて送出する単独子機呼び出し信号に、他の子機をも
呼び出すようにする情報である、いわゆる非優先呼び出
し情報を含ませることにより、特定した子機以外の子機
をも呼び出すようにする。この場合、前述にもしたよう
に、特定した子機からは、優先呼び出し音、その他の子
機からは非優先呼び出し音が放音されて、自分が所持し
ている子機に対しての着信があるのか、他の子機に対し
ての着信があるのかをユーザが区別することができるよ
うにされる。
【0118】そして、親機2は、いずれかの子機から応
答することを通知する信号を受信したか否かを判断する
(ステップS211)。ステップS211の判断処理に
おいて、応答することを通知する信号を受信したと判断
したときには、親機2は、親機2を介して、応答するこ
とを通知する信号を送信してきた子機との間で電話回線
を接続し(ステップS213)、通話を可能にする。
【0119】また、ステップS211の判断処理におい
て、いずれの子機からも応答することを通知する信号を
受信していないと判断したときには、ステップS208
と同様に、電話回線を解放することを通知する信号が供
給されたか否かを判断する(ステップS212)。
【0120】そして、ステップS212の判断処理にお
いて、解放することを通知する信号が供給されていない
と判断したときには、ステップS209からの処理を繰
り返す。また、解放することを通知する信号が供給され
たと判断したときには、親機2は、図6に示した子機を
呼び出す処理を終了させる。
【0121】図7、図8は、図6を用いて前述した親機
2からの呼び出し信号の供給を受ける子機においての呼
び出し処理を説明するためのフローチャートである。
【0122】親機2の子機は、呼び出し信号の供給を受
けると、その呼び出し信号は、自機を特定した単独子機
呼び出し信号であるか否かを判断する(ステップS30
1)。したがって、優先呼び出し信号であって自機あ
て、または、非優先呼び出し信号であって自機あての信
号は、自機を特定した単独呼び出し信号であると判断す
る。
【0123】ステップS301の判断処理において、自
機を特定した信号であると判断したときには、子機は、
優先呼び出し音を放音する優先呼び出し処理を実行し
(ステップS302)、呼び出し中であることを示す信
号を親機2に対して返信する(ステップS303)。
【0124】次に、子機は、呼び出しに応じて、ユーザ
が応答する操作を行なったか否かを判断し(ステップS
304)、応答操作がされたと判断したときには、応答
することを通知する信号を親機2に対して送信し、親機
2を介して電話回線を接続する接続処理を行なって(ス
テップS305)、通話を可能にする。
【0125】ステップS304の判断処理において、応
答操作がされていないと判断したときには、親機2から
の電話回線を解放することを通知する信号を受信したか
否かを判断する(ステップS306)。ステップS30
6の判断処理において、解放することを通知する信号が
供給されていないと判断したときには、ステップS30
2からの処理を繰り返す。
【0126】また、ステップS306の判断処理におい
て、親機2から電話回線を解放することを通知する信号
が供給されたと判断したときには、電話回線を解放し
て、この呼び出し処理を終了する。
【0127】ステップS301の判断処理において、自
機を特定した信号でないと判断したときには、他機あて
であって、非優先呼び出し情報を含む単独呼び出し信号
である非優先呼び出し信号か否かを判断する(ステップ
S307)。ステップS307の判断処理において、非
優先呼び出し信号であると判断したときには、非優先呼
び出し音を放音するようにする非優先呼び出し処理を実
行し(ステップS308)、呼び出し中であることを示
す信号を親機2に返信する(ステップS309)。
【0128】次に、ユーザにより応答操作がされたか否
かを判断し(ステップS310)、応答操作がされたと
判断したときには、前述したように接続処理を行ない
(ステップS305)、親機2を介して、電話回線を接
続して通話を可能にする。
【0129】ステップS310の判断処理において、応
答操作がされていないと判断したときには、ステップS
306と同様に親機2から電話回線を解放することを通
知する信号が供給されたか否かを判断する(ステップS
311)。ステップS311の判断処理において、電話
回線を解放することを通知する信号が供給されていない
と判断したときには、ステップS308からの処理を繰
り返し、解放を通知する信号が供給されたと判断したと
きには、電話回線を解放して、この呼び出し処理を終了
する。
【0130】また、ステップS307の判断処理におい
て、非優先呼び出し信号でないと判断したときには、図
8に示すように、親機2からの呼び出し信号は、一斉呼
び出し信号か否かを判断する(ステップS312)。ス
テップS312の判断処理において一斉呼び出し信号で
あると判断したときには、一斉呼び出し音を放音する一
斉呼び出し処理を実行し(ステップS313)、呼び出
し中であることを示す信号を親機2に返信する(ステッ
プS314)。
【0131】そして、前述のステップS310、S31
1と同様に、応答操作がされたか否かを判断し(ステッ
プS315)、応答操作がされたと判断したときには、
接続処理を行なって(ステップS305)、親機2を介
して電話回線を接続して通話を可能にする。
【0132】ステップS315の判断処理において、応
答操作がされていないと判断したときには、親機2から
の電話回線を解放することを通知する信号が供給された
か否かを判断し(ステップS316)、供給されていな
いと判断したときには、ステップS313からの処理を
繰り返す。また、ステップS316の判断処理におい
て、電話回線を解放することを通知する信号が供給され
たと判断したときには、電話回線を解放し、この呼び出
し処理を終了する。
【0133】また、ステップS312の判断処理におい
て、一斉呼び出し信号でないと判断したときには、何も
することなく、この呼び出し処理を終了する。したがっ
て、例えば、親機2からの単独呼び出し信号に、非優先
呼び出し情報を付加しないようにしたときには、着呼対
象以外の子機からは呼び出し音が放音されることもな
く、着呼対象の子機のみを呼び出すようにすることもで
きる。
【0134】なお、図7、図8に示す子機においての呼
び出し処理においては、ステップS302の優先呼び出
し処理、および、ステップS308の非優先呼び出し処
理において、各子機が有するLCD36に、着呼対象の
子機の子機番号を表示する。また、ステップS313の
一斉呼び出し処理においては、一斉呼び出しであること
を通知する文字や記号をLCD36に表示する。これに
より、ユーザは、呼び出し音の違いだけでなく、LCD
36の表示によっても、優先呼び出し、非優先呼び出
し、一斉呼び出しのいずれであるかを判別することがで
きる。
【0135】[変形例1]前述した実施の形態において
は、図4、図5に示したように簡易型携帯電話端末3
は、子機モードに切り替えられた場合、親機2の有無に
かかわらず子機モードで動作するようにされる。しか
し、この場合、親機2と通信ができない外出先において
も子機として動作するようにできるため不都合が生じ
る。そこで、この例においては、親機2と通信ができな
いところでは、簡易型携帯電話端末3を子機モードに切
り替えることができないようにする。
【0136】この場合、親機2、簡易型携帯電話端末3
の構成は変更することなく、親機2および簡易型携帯電
話端末3において実行するプログラムを変更することだ
けで対応することができる。
【0137】図9は、この変形例1の簡易型携帯電話端
末3の動作を説明するためのフローチャートである。
【0138】図9に示すように、簡易型携帯電話端末3
は、ユーザにより子機モードに切り替えられると(ステ
ップS501)、子機受付要求を親機2に対して送出す
る(ステップS502)。このステップS502の処理
は、親機2に対し、子機となることを許可する信号の送
出を要求する信号を送出するものである。
【0139】次に、簡易型携帯電話端末3は、ステップ
S502の処理に応じて、親機2から子機となることを
許可する信号(子機受付許可信号)が供給されたときに
は、親機2の子機とする処理を開始する(ステップS5
03)。そして、簡易型携帯電話端末3は、自機が有す
るメモリに親機2の子機となったことを記憶し、子機モ
ードになったことを示す信号を親機2へ送出する(ステ
ップS504)。
【0140】なお、ステップS503の処理において、
親機2からの子機となることを許可する信号が返信され
てこないときには、簡易型携帯電話端末3は、警告音を
放音したり、LCD36にメッセージを表示するなどし
て、現在、簡易型携帯電話端末3は、親機2の子機とな
れないことを通知し、子機モードに切り替えられないよ
うにする。
【0141】図10は、図9のフローチャートを用いて
説明した携帯電話端末3の動作に応じた処理を行なう親
機2の動作を説明するためのフローチャートである。
【0142】親機2は、簡易型携帯電話端末3からの子
機受付要求信号を検知すると(ステップS601)、メ
モリ251の子機テーブルを参照し、子機受付要求を送
信してきた電話端末を子機として受付することができる
か否かを判断する(ステップS602)。
【0143】このステップS602の判断処理は、子機
テーブルを参照することにより、電話番号が予め登録さ
れている簡易型携帯電話端末3からの要求であるかを判
別し、子機受付可能か否かを判断する。
【0144】ステップS602の判断処理において、子
機受付が可能な子機からの受付要求であると判断したと
きには、親機2は、子機受付許可信号を子機受付を要求
してきた子機に対して送出する(ステップS603)。
【0145】そして、当該子機から確認通知信号が返信
されてくるのを待ち(ステップS604)、確認通知信
号が返信されていたと判断したときには、親機2は、制
御局14に対し、当該簡易型携帯電話端末3が、親機2
の位置登録エリア163内に存在することを登録する位
置登録を行なって(ステップS605)、この処理を終
了する。
【0146】また、ステップS602の判断処理におい
て、子機受付できないと判断したときには、子機受付す
ることなく、この処理を終了する。
【0147】このように、図9、図10に示した処理に
より、簡易型携帯電話端末3は、親機2との通信ができ
ないときには、子機モードとはなることができず、例え
ば、外出先でモード切り替えスイッチを子機モードにし
ても、子機モードに切り替わることもない。
【0148】なお、子機モードとなることを通知する信
号を送信してきた簡易型携帯電話端末3が親機2の子機
となれないものであるときには、子機として受け付けら
れないことを示す信号を返信するようにすることもでき
る。
【0149】[変形例2]次に、前述した図6のように
親機2側において呼び出し時間を考慮するのではなく、
子機側において呼び出し時間を考慮して、非優先呼び出
しを行なうようにした場合の例について説明する。
【0150】図11は、この例の場合の親機2の動作を
説明するためのフローチャートである。この例において
親機2は、図6の場合とは違い、着信通知信号に含まれ
る電話番号によって特定される子機が、位置登録エリア
163内に存在するか否か、および、着信通知信号を検
知してから一定時間経過したか否かの判断を行なわな
い。
【0151】この例の親機2は、着信通知信号を受信す
ると、受信した着信通知信号は、特定の子機に対しての
着信通知信号か否かを判断する(ステップS701)。
ステップS701の判断処理において、特定の子機に対
してではなく、親機2に対する着信通知信号であると判
断したときには、親機2は一斉呼び出し信号を送出し、
親機2の子機すべてを呼び出し、いずれの子機において
も応答できるようにする。
【0152】また、ステップS701の判断処理におい
て、特定の子機に対する着信通知信号であると判断した
ときには、図6を用いて、前述したステップS203の
処理と同様に、子機を特定し(ステップS703)、単
独呼び出し信号を送出して特定した子機を呼び出す(ス
テップS704)。
【0153】そして、特定した子機からの応答すること
を通知する信号を受信したか否かを判断し(ステップS
705)、応答することを通知する信号を受信したと判
断したときには、親機2は、親機2を介して特定した子
機との間で電話回線を接続する接続処理を行なって(ス
テップS706)、通話を可能にする。
【0154】また、ステップS705の判断処理におい
て、特定した子機からの応答することを通知する信号を
受信していないと判断したときには、前述したように、
交換機からの電話回線を解放することを通知する信号が
供給されたか否かを判断する(ステップS707)。
【0155】ステップS707の判断処理において、解
放を通知する信号を受信していないと判断したときに
は、ステップS704からの処理を繰り返す。また、解
放を通知する信号を受信したと判断したときには、電話
回線を解放し、図11に示す子機呼び出し処理を終了す
る。
【0156】図12、図13は、図11に示した子機呼
び出し処理を行なう親機2に応じて、親機2の各子機に
おいて行なわれる呼び出し処理を説明するためのフロー
チャートである。
【0157】図12において、ステップS801からス
テップS806が示す処理は、図7に示したステップS
301からステップS306の各処理と同様に行なわれ
る。そして、ステップS801の判断処理において、親
機2からの呼び出し信号が、自機あての単独呼び出し信
号でないと判断したときには、呼び出し信号は、他の子
機の子機番号を含む単独呼び出し信号である非優先呼び
出し信号か否かを判断する(ステップS807)。
【0158】すなわち、この例においては、図11に示
したように、親機2からは、一斉呼び出し信号または、
単独呼び出し信号のいずれか一方の呼び出し信号しか送
出されない。このため、単独呼び出し信号中に含まれる
子機番号が自機の電話番号でないときには、これを非優
先呼び出し信号とみなす。
【0159】ステップS807の判断処理において、親
機2からの呼び出し信号が、非優先呼び出し信号である
と判断したときには、親機2からの呼び出し信号を受信
してから一定時間経過するまで、いわゆる待ち状態とな
る(ステップS808)。すなわち、この一定時間の間
は、着呼対象の子機だけを呼び出す。その他の子機から
は呼び出し音を放音せず、着呼対象の子機以外の子機
は、親機2からの呼び出し信号に対して応答することが
できないようにされる。
【0160】ステップS808の判断処理において、一
定時間経過したと判断したときには、非優先呼び出し音
を放音する非優先呼び出し処理を実行し(ステップS8
09)、呼び出し中であることを通知する信号を親機2
に対して返信する(ステップS810)。
【0161】そして、ユーザにより応答操作がされたか
否かを判断し(ステップS811)、応答操作されたと
判断したときには、電話回線を接続する接続処理を行な
って(ステップS805)、親機2を介して電話回線を
接続し、通話を可能にする。また、応答操作がされてい
ないと判断したときには、親機2から電話回線を解放す
ることを通知する信号が供給されたか否かを判断する
(ステップS812)。
【0162】ステップS812の判断処理において、電
話回線を解放することを通知する信号が供給されていな
いと判断したときには、ステップS809からの処理を
繰り返す。また、電話回線を解放することを通知する信
号が供給されたと判断したときには、電話回線を解放
し、図12、図13に示す呼び出し処理を終了する。
【0163】また、ステップS807の判断処理におい
て、非優先呼び出し信号でないと判断したときには、図
13に示すように、一斉呼び出し音を放音する一斉呼び
出し処理を実行し(ステップS813)、呼び出し中で
あることを示す信号を親機2に返信する(ステップS8
14)。
【0164】そして、前述のステップS811、S81
2と同様に、応答操作がされたか否かを判断し(ステッ
プS815)、応答操作がされたと判断したときには、
接続処理を行なって、親機2を介して電話回線を接続
し、通話を可能にする。
【0165】ステップS815の判断処理において、応
答操作がされていないと判断したときには、親機2から
電話回線を解放することを通知する信号が供給されたか
否かを判断し(ステップS816)、供給されていない
と判断したときには、ステップS813からの処理を繰
り返す。また、ステップS816の判断処理において、
電話回線を解放することを通知する信号が供給されたと
判断したときには、電話回線を解放し、この呼び出し処
理を終了する。
【0166】なお、ステップS808の待ち状態にある
ときに、自営接続処理部38の制御により、例えばオフ
フックすることができないようにするロック機能を働か
せるようにすることもできる。この場合には、待ち状態
中であっても、非優先呼び出し音を放音したり、「非優
先呼び出しにつきロック中」などのメッセージあるい
は、着呼対象の子機の電話番号をLCD36に表示させ
るようにしてもよい。これによれば、例えば、自分の所
有する子機から離れたところにいても、他の子機からの
非優先呼び出し音やLCD36の表示により、自分が所
有する子機への着呼を知ることができる。したがって、
一定時間経過前に、自分が所有する子機により応答操作
することにより、他の人に応答されることもなく、自分
宛の電話に応答することができる。
【0167】このように、この例によれば、親機2は、
子機に対する着信通知信号が供給された場合にも、単に
単独子機呼び出し信号を送出すればよく、着呼時の処理
を単純化することができるとともに、親機2にかかる負
荷を子機に分散させることにより軽減することができ
る。
【0168】[変形例3]この変形例3においては、図
6に示した例と同様に子機に対する着信通知信号がある
場合、親機2において、着呼対象の子機が親機2の位置
登録エリア163内にあるか否か、および呼び出し音の
放音時間を考慮する。そして、この例においては、着呼
対象の子機が、親機2の位置登録エリア163内に存在
しない場合、または、一定時間内に応答しない場合に
は、単独呼び出しをやめて、親機2に対する着信通知信
号がある場合と同様に子機の一斉呼び出しを行なうよう
にする。
【0169】すなわち、図14に示すフローチャートの
各処理(ステップS901〜ステップS908)は、図
6に示したフローチャートの各処理(ステップS201
〜ステップS208)と同様の処理である。そして、図
14に示すように、この例においては、ステップS90
4の判断処理において、着呼対象の子機が親機2の位置
登録エリア163内に存在しないと判断した場合およ
び、ステップS905の判断処理において、一定時間、
着呼対象の子機が応答しない場合にも、子機一斉呼び出
しを行なう(ステップS902)。
【0170】これにより、着呼対象の子機が、前述した
ように、親機2のメモリ241、251の子機テーブル
の情報により、位置登録エリア163内に存在すると判
断された場合には、着呼対象の子機のみが呼び出される
が、所定時間が経過しても応答がない場合においては、
子機の一斉呼び出しが行なわれ、他の子機においても、
当該着呼対象の子機に対する着呼に応答することができ
る。
【0171】なお、前述の実施の形態においては、一斉
呼び出し音、優先呼び出し音、非優先呼び出し音の3種
類の呼び出し音を放音するようにしたが、これに限るも
のではない。すなわち、優先呼び出し音と、非優先呼び
出し音を異ならせれば、他の子機に対する着呼か否かを
知ることができる。したがって、優先呼び出し音と、一
斉呼び出し音を同じにしてもよい。
【0172】ただし、優先呼び出し音を、その他の呼び
出し音と異ならせておくことにより、優先呼び出し音を
ユーザが即座に認識できるので、着呼が自機あてのもの
であるか否かを即座に認識できる。
【0173】また、前述の実施の形態においては、メモ
リ241、メモリ251を用いるようにしたが、1つの
メモリで対応するようにしてもよい。
【0174】また、前述の実施の形態においては、メモ
リ251に子機登録された簡易型携帯電話端末3の電話
番号を子機情報として登録するとともに、子機登録され
た簡易型携帯電話端末3が、子機モードに切り替えられ
たときに、自機に割り当てられた電話番号を識別情報と
して送信するようにしたが、これに限るものではない。
【0175】すなわち、メモリ251に電話番号が登録
されていれば、簡易型携帯電話端末3は、電話番号を送
信する必要はなく、親機において、子機登録された簡易
型携帯電話端末3が子機モードになったことを認識でき
れば、それ以降の位置登録を、メモリ251に記憶され
ている子機登録された簡易型携帯電話端末3の電話番号
を用いて行なうように構成することができる。この場合
には、親機2において動作するソフトウエアの変更によ
って対応することができる。
【0176】また、前述の実施の形態においては、簡易
型携帯電話端末3は、子機モードを備え、モード切り替
えスイッチ351により子機モードに切り替えるように
したが、これに限るものではない。例えば、親機2と、
簡易型携帯電話端末3との間で所定の時間間隔ごとに制
御信号の送受を行なうようにする。そして、制御信号の
送受ができているか否かにより、親機2は、簡易型携帯
電話端末3が、自分との通信が可能なエリア内に存在す
るか否かを判別することができる。
【0177】したがって、例えば、上述の制御信号の送
受が、一定時間中断された後、再開されたときには、制
御局14に対して簡易型携帯電話端末3の位置登録を行
なうようにすれば、子機モードへの切り替えを行なわな
くてもすむように構成することもできる。
【0178】なお、前述したいずれの例の場合にも、簡
易型携帯電話端末3を親機2の子機としたまま電源をオ
フにし、そのまま屋外に持ち出しているときに、この簡
易型携帯電話端末3に対する着呼があるときには、簡易
型携帯電話端末3以外の親機2の子機が呼び出されて、
他の子機により簡易型携帯電話端末3に対する着呼に応
答することができる。もちろん、簡易型携帯電話端末3
が外出先で電源がオンにされ、単独モードで使用されれ
ば、屋外で位置登録がし直されるため、通常通り、単独
の簡易型携帯電話端末として使用することができる。
【0179】また、親機2において、子機登録がされた
後においては、各子機は、子機番号によって制御される
が、例えば、内線番号や、簡易型携帯電話端末3の場合
には、各簡易型携帯電話端末3の電話番号によっても制
御することができる。
【0180】また、前述の実施の形態において制御局1
4へ送信する位置登録のための信号や、親機2に対して
供給する子機となっている簡易型携帯電話端末に対する
着信通知信号は、共通線信号網を介して送信するように
したが、これに限るものではなく、例えば、ISDN網
のDチャンネルと呼ばれる制御回線を利用して、上述し
たような制御情報を送信するようにしてもよい。
【0181】また、一般電話交換網を使用することも可
能であり、この場合には、送信する信号に応じた特定パ
ターンの信号を、パルス信号や、トーン信号、あるいは
交流信号を用いて送信するようにしてもよい。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による通
信システム、コードレス電話の親機および、携帯電話端
末によれば、携帯電話端末が親機である電話端末の子機
として動作しているときでも、親機としての電話端末を
介して、自機に対する着呼を検知して応答することがで
きる。
【0183】また、着呼がある子機となっている携帯電
話端末が着呼に応答しない場合でも、他の子機で応答す
ることができる。また、この場合、着呼がある子機とな
っている携帯電話端末と、その他の子機とでは、呼び出
し音を異ならせたりすることにより区別することができ
るため便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による通信システムの一実施の形態を
説明するための図である。
【図2】この発明によるコードレス電話の親機の一実施
の形態を説明するためのブロック図である。
【図3】この発明による携帯電話端末の一実施の形態を
説明するためのブロック図である。
【図4】この発明による携帯電話端末の一実施の形態に
おいての子機モードへの切り替え時の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】この発明によるコードレス電話の親機の一実施
の形態においての子機を受け付ける処理を説明するため
のフローチャートである。
【図6】この発明によるコードレス電話の親機の一実施
の形態においての子機呼び出し処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】この発明による通信システムに用いられる子機
においての呼び出し処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】この発明による携帯電話端末の一実施の形態に
おいての子機モードへの切り替え時の処理の他の例を説
明するためのフローチャートである。
【図10】この発明によるコードレス電話の親機の一実
施の形態においての子機を受け付ける処理の他の例を説
明するためのフローチャートである。
【図11】この発明によるコードレス電話の親機の一実
施の形態においての子機呼び出し処理の他の例を説明す
るためのフローチャートである。
【図12】この発明による通信システムに用いられる子
機においての呼び出し処理の他の例を説明するためのフ
ローチャートである。
【図13】図12に続くフローチャートである。
【図14】この発明によるコードレス電話の親機の一実
施の形態においての子機呼び出し処理の他の例を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…電話網、2…コードレス電話の親機、3…簡易型携
帯電話端末、6…加入電話端末、7…公衆電話端末、1
1…共通線信号網、14…制御局、120…交換機、1
30…簡易型携帯電話サービス用接続装置、151M〜
153M…マイクロセル、161〜163…位置登録エ
リア、241…メモリ、251…メモリ、L…電話ケー
ブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 109G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線に接続されるコードレス電話の親
    機と、前記コードレス電話の親機の子機となる機能を備
    える携帯電話端末とを用いる通信システムにおいて、 前記親機は、前記携帯電話端末がその子機とされたとき
    に、前記電話回線を介して、前記携帯電話端末の現在位
    置を管理する制御局に対して、前記携帯電話端末の現在
    位置登録を行う手段を有し、 前記親機の子機とされた前記携帯電話端末に対する着信
    呼は、前記現在位置登録に基づいて、前記携帯電話端末
    の識別情報を含み、前記コードレス電話の親機に対する
    着信呼として前記電話回線を通じて送信されることによ
    り行われ、 前記親機は、前記携帯電話端末の識別情報を含む着信を
    受けたときに、前記子機とされた前記携帯電話端末を優
    先して呼び出すようにすることを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の通信システムにおいて、 携帯電話端末の現在位置は、当該携帯電話端末と無線通
    信を行う基地局に応じて、前記制御局が管理しており、 前記親機は、前記携帯電話端末がその子機とされたとき
    に、前記電話回線を介して前記携帯電話端末と無線通信
    する前記基地局として前記電話回線を介して前記制御局
    に対して、前記子機とされた携帯電話端末の位置登録を
    行うものである通信システム。
  3. 【請求項3】コードレス電話の子機となる機能を備える
    携帯電話端末からの、子機となることの要求を受けて、
    前記携帯電話端末の現在位置を、前記携帯電話端末の現
    在位置を管理する制御局に対して、電話回線を介して登
    録するようにする位置登録手段と、 前記電話回線を介して着信呼を受けたときに、前記携帯
    電話端末の識別情報が、その着信情報中に含まれている
    か否かにより、前記着信呼が、前記携帯電話端末に対す
    る着信であるか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段により、前記携帯電話端末に対する着信を
    検出したときに、前記子機とされた前記携帯電話端末を
    優先して呼び出す信号を形成し、この信号に基づき前記
    子機とされた前記携帯電話端末に着信の呼を発生させる
    手段とを備えることを特徴とするコードレス電話の親
    機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のコードレス電話の親機に
    おいて、 携帯電話端末の現在位置は、当該携帯電話端末と無線通
    信を行う基地局に応じて、制御局が管理しており、 前記位置登録手段は、前記携帯電話端末がその子機とさ
    れたときに、前記電話回線を介して前記携帯電話端末と
    無線通信する前記基地局として前記電話回線を介して前
    記制御局に対して、前記子機とされた携帯電話端末の位
    置登録を行うものであることを特徴とするコードレス電
    話の親機。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のコードレス電話の親機に
    おいて、 前記携帯電話端末との制御情報、通話信号の通信は、前
    記携帯電話端末との間に設立される自営用通信路を用い
    て行なうことを特徴とするコードレス電話の親機。
  6. 【請求項6】コードレス電話の子機となる機能を備える
    携帯電話端末であって、 コードレス電話の親機から、自機を指定する情報を含
    む、自機を優先して呼び出す信号を受けたときに、ユー
    ザーに対して、通常の呼び音とは異なる呼び音を発生す
    ること、あるいは優先であることを識別できる表示の少
    なくとも一方を行なうことを特徴とする携帯電話端末。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の携帯電話端末において、 前記コードレス電話の親機との制御情報、通話信号の通
    信は、前記親機との間に設立される自営用通信路を用い
    て行なうことを特徴とする携帯電話端末。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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