JPH11239248A - 画像情報入力装置 - Google Patents

画像情報入力装置

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JPH11239248A
JPH11239248A JP10039257A JP3925798A JPH11239248A JP H11239248 A JPH11239248 A JP H11239248A JP 10039257 A JP10039257 A JP 10039257A JP 3925798 A JP3925798 A JP 3925798A JP H11239248 A JPH11239248 A JP H11239248A
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JP
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film
image
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cartridge
information input
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JP10039257A
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English (en)
Inventor
Shinji Araoka
伸治 荒岡
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、形態が異なる複数のフイルムに対応
し所望の画像を読み込み電気的な画像情報を得、装置の
小型化を実現した画像情報入力装置を提供する。 【解決手段】写真フイルムの画像を照明する照明手段1
4と、フイルムの画像を結像させる撮像光学系25及び
画像を撮像し電気信号に変換する撮像素子26とを含む
撮像手段27と、スリーブ又はマウント処理したフイル
ムを装填する載置台2と、ロール状フイルムを収納した
カートリッジを装填するカートリッジ装填室4と、載置
台又はカートリッジ装填室に装填されるフイルムを本体
1の内部に搬送する搬送手段と、これにより本体内に搬
送されるフイルムの画像領域に対応する開口部11と、
フイルムを本体内に収納するフイルム収納部12とを有
し、カートリッジから送出したロール状フイルムの給送
経路は、スリーブ又はマウント処理したフイルムの本体
内の給送経路よりも撮像手段寄りの位置に配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像情報入力装
置、詳しくは撮影及び現像済みの写真フイルムに露光さ
れた画像を、CCD等の撮像素子を使用して撮像し、電
気的な画像情報を得る画像情報入力装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ等の写真撮影装置(以下、
カメラという)を使用して写真フイルム(いわゆる銀塩
フイルム)に対し、光学的に記録した画像を、CCD等
の撮像素子を使用して読み込むことによって、電気的な
画像情報を得るように構成された画像情報入力装置等
(いわゆるフイルムスキャナ等)については、例えば特
開平9−154059号公報・特開平9−284487
号公報等によって種々の提案がなされ、また実用化され
ている。
【0003】上記特開平9−154059号公報に開示
されている画像情報入力装置は、撮影及び現像済みのロ
ール状フイルムを所定コマ数(例えば6コマ)毎にスリ
ーブ状に切り離した形態の、いわゆるスリーブ状フイル
ムと、撮影及び現像済みのロール状フイルムを規格化さ
れた所定の形状からなるカートリッジ内に巻回して収納
した形態の、いわゆるカートリッジフイルムの二つの形
態の写真フイルムに対応し、画像情報を得るようにした
ものである。
【0004】この画像情報入力装置においては、画像情
報を読み込む際には、写真フイルムを保持する保持手段
を移動させて行なうようにしている。そして、スリーブ
状に処理された写真フイルムから画像情報を読み込む際
には、同フイルムをまっすぐに延ばした状態を維持しな
がら行なうというものである。なお、上記特開平9−1
54059号公報には、現像及び撮影済みの写真フイル
ムを一コマ毎に切り離し、これをマウント部材によって
固定した形態の、いわゆるマウント状フイルムから画像
情報を読み込むことに関しては特に記載されていない。
【0005】一方、上記特開平9−284487号公報
によって開示されている画像情報入力装置は、撮影及び
現像済みのロール状フイルムが巻回されて収納されてい
るカートリッジを保持する保持手段と、同カートリッジ
内から送り出されたロール状フイルムを巻き取るスプー
ルを有し、上記カートリッジと上記スプールとが配置さ
れている間の空間に、読み込むべき撮影コマの画像を照
明する光源を配置し、さらにカートリッジ内より送り出
されたロール状フイルムと対向する位置に撮影コマの画
像を撮像素子の受光面に結像させ得る光学系等からなる
撮像手段を配置して構成したものである。
【0006】この画像情報入力装置では、光源によって
照明される撮影コマの画像が、光学系によって撮像素子
の受光面上に結像する際の光路を、写真フイルムの移動
方向に対して角度略90゜だけ折り曲げるようにしてい
る。これによって、同画像情報入力装置によれば、装置
自体の高さ方向及び奥行き方向の外形寸法の小型化を実
現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
9−154059号公報に開示されている手段によれ
ば、上述したようにスリーブ状フイルムの画像情報を読
み込む際には、まっすぐに延ばした状態のスリーブ状フ
イルムを移動させるようにしているため、装置自体の奥
行方向の寸法は、スリーブ状フイルムの長辺側の寸法と
保持手段による移動距離を合わせた長さ分の寸法が必要
となる。したがって、装置が大型化してしまうという問
題がある。
【0008】また、上記特開平9−284487号公報
に開示されている画像入力装置は、カートリッジに収納
された写真フイルムの画像を読み込むための専用の装置
であり、現像後における形態が異なる写真フイルム、即
ちスリーブ状フイルムやマウント状フイルム等には、容
易に対応することができない構成となっている。
【0009】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、撮影及び現像済
みの写真フイルムの画像を読み込んで電気的な画像情報
を得るようにした画像情報入力装置において、現像後の
形態が異なる複数種類の写真フイルム、例えばスリーブ
状フイルム・マウント状フイルム・カートリッジに収納
されたロール状フイルム等にそれぞれ対応し、これらの
写真フイルムの撮影コマに露光されている画像のうち所
望の画像をCCD等の撮像手段を利用して読み込むこと
によって、容易に電気的な画像情報を得ることができる
と共に、装置自体の小型化を実現した画像情報入力装置
を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による画像情報入力装置は、撮影及び現
像済みの写真フイルムに露光された画像から電気的な画
像情報を得る画像情報入力装置において、上記写真フイ
ルムの画像を照明する照明手段と、上記写真フイルムの
画像を結像させる撮像光学系及びこの画像を撮像して電
気信号に変換する撮像素子とを含む撮像手段と、スリー
ブ処理又はマウント処理された写真フイルムを装填する
載置台と、撮影及び現像済みのロール状の写真フイルム
を収納したカートリッジを装填するカートリッジ装填室
と、上記載置台又は上記カートリッジ装填室に装填され
る写真フイルムを本体の内部に搬送する搬送手段と、こ
の搬送手段によって本体の内部に搬送される上記写真フ
イルムに露光されている画像領域に対応する開口部と、
装填された上記写真フイルムを本体の内部に収納し得る
フイルム収納部とを有し、上記カートリッジから送り出
されたロール状の写真フイルムの本体内部における給送
経路は、スリーブ処理又はマウント処理された写真フイ
ルムの本体内部における給送経路よりも、上記撮像手段
寄りの位置に配置されていることを特徴とする。
【0011】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
る画像情報入力装置において、上記フイルム搬送手段
が、上記本体に装填された写真フイルムのフイルム面を
圧着し保持する圧着ユニットを含んで形成され、上記ロ
ール状の写真フイルムの本体の内部における給送経路
は、上記圧着ユニットの内部に配置されていることを特
徴とする。
【0012】そして、第3の発明は、上記第2の発明に
よる画像情報入力装置において、上記圧着ユニットが、
高さ方向の位置を少なくとも二段階に調整し得るように
構成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
画像情報入力装置の全体を示す概略斜視図である。ま
た、図2は、この画像情報入力装置の一部(ガイドテー
ブル近傍)を拡大して示す要部拡大斜視図である。
【0014】本実施形態の画像情報入力装置の本体1
は、図1に示すように箱型形状の一部を階段状に切り欠
いて形成された筐体よりなっている。この本体1の前面
側の壁面の略中央部には、撮影及び現像済みのロール状
フイルムを巻回させて収納したカートリッジ7(図8参
照)を装填するカートリッジ装填室4の開口部を開閉す
るカートリッジ収納室扉3が設けられている。この収納
室扉3は、本体1に対して一辺が軸部材3a(図6〜図
8参照)によって、これを支軸として回動自在に軸支さ
れている。
【0015】なお、本明細書においては、上述した形態
の写真フイルム、即ち撮影及び現像済みのロール状フイ
ルムをカートリッジ7の内部に巻回させて収納した形態
の写真フイルムを特に「カートリッジフイルム」という
ものとし、これを符号7で示している。そして、本実施
形態において、上記カートリッジフイルム7としては、
例えば近年一般的に使用されている24mm幅のロール
状フイルムが適用される。
【0016】また、上記カートリッジ装填室4の上方部
であって、上記本体1の上部側の外壁面の略中央部に
は、ガイドテーブル2が配設されており、このガイドテ
ーブル2上には、サイドガイド部2a・2bが所定の間
隔を置いて配設されている。
【0017】上記ガイドテーブル2は、例えばスリーブ
状の写真フイルムやマウント状の写真フイルム等、上記
カートリッジフイルムとは異なる形態の写真フイルムを
本画像情報入力装置に装填する際のガイドの役目をする
載置台となっている。
【0018】そして、上記サイドガイド2a・2bは、
装填されるスリーブ状の写真フイルムやマウント状の写
真フイルム等の本体1への挿入方向(図2の矢印Z方
向)に対して略直交する方向、即ち幅方向(図2の矢印
X方向)の両端部の位置決めを行ない、同写真フイルム
の挿入動作をガイドする役目をしている。
【0019】ここで、上記ガイドテーブル2及びサイド
ガイド2a・2bについて、さらに詳しく説明する。図
3・図4は、本実施形態の画像情報入力装置における上
記ガイドテーブル2近傍の縦断面図を示し、図3は、同
ガイドテーブル2上にスリーブ状の写真フイルムを載置
した状態を、図4は、同ガイドテーブル2上にマウント
状の写真フイルムを載置した状態をそれぞれ示してい
る。
【0020】なお、本明細書においては、上記「スリー
ブ状フイルム」(図3に示す形態の写真フイルム)と
は、撮影及び現像済みのロール状フイルムを所定コマ数
(例えば6コマ)毎にスリーブ状に切り離した形態の裸
の状態にある写真フイルムをいうものとし、これを符号
5aによって示している。
【0021】一方、上記「マウント状フイルム」(図4
に示す形態の写真フイルム)とは、撮影コマ単位で一コ
マ毎に切り離された現像・撮影済みの写真フイルム5b
を、マウント部材によって挟持した形態の写真フイルム
をいうものとし、これを符号6によって示している。
【0022】また、現像済みのロール状フイルムからス
リーブ状フイルム5aを形成する処理を「スリーブ処
理」と、マウント状フイルム6を形成する処理を「マウ
ント処理」という。そして、本実施形態において、上記
スリーブ状フイルム5a又はマウント状フイルム6とし
ては、例えば、従来より一般的に使用されている35m
m幅の写真フイルムが適用される。
【0023】上記ガイドテーブル2の上面側の略中央部
には、同ガイドテーブル2上に載置されるスリーブ状・
マウント状フイルム5a・6に露光されている撮影コマ
の画像領域の幅方向(図3・図4の矢印X方向)の寸法
より広い幅寸法を有する溝部2cが設けられている。こ
の溝部2cは、スリーブ状・マウント状フイルム5a・
6の画像領域部分とガイドテーブル2の床面との接触を
避けることで、フイルム面を傷付けたり、塵埃等が付着
することを防止するために設けられているものである。
【0024】つまり、上記ガイドテーブル2上に載置さ
れたスリーブ状・マウント状フイルム5a・6は、上記
溝部2cの両側のフイルム載置面2d・2e上を摺動し
ながら本体1内に搬送されるようになっている。このと
き、上記溝部2cが設けられていることによって、スリ
ーブ状・マウント状フイルム5a・6の画像領域部分
が、傷・塵埃等から保護されている。
【0025】そして、上記フイルム載置面2d・2e
は、スリーブ状・マウント状フイルム5a・6の画像面
を、後述する撮像光学系の光軸に対して略直角となるよ
うに規定し、スリーブ状・マウント状フイルム5a・6
の高さ方向(図3・図4の矢印Y方向)における挿入動
作をガイドする役目をしている。
【0026】さらに、上記ガイドテーブル2の近傍に
は、上述したようにガイドテーブル2上に載置されるス
リーブ状・マウント状フイルム5a・6の幅方向(X方
向)の位置決めを行なう上記サイドガイド2a・2b
が、上記溝部2cを挟むようにして配置されている。こ
のサイドガイド2a・2bは、図3に示すスリーブ状フ
イルム5aの幅寸法に対応する所定の位置と、図4に示
すマウント状フイルム6のマウント部材の幅方向に対応
する所定の位置との少なくとも二つの所定位置を選択的
に移動し得るように配設されている。したがって、本装
置は、移動自在に配設された上記サイドガイド2a・2
bが、装填される写真フイルムの幅方向の位置規制を行
なうことにより、幅方向の寸法が異なる各形態の写真フ
イルム、例えばスリーブ状・マウント状フイルム5a・
6等に対応することができるようになっている。
【0027】次に、本実施形態の画像情報入力装置の内
部構成の概略を、図5・図6・図7・図8によって、以
下に説明する。図5は、本画像情報入力装置の主要部の
構成部材を示す要部分解斜視図である。また、図6・図
7・図8は、本画像情報入力装置を側面側から見た際の
略中央縦断面図であって、図6は、スリーブ状フイルム
を読み込む際の状態を、図7は、マウント状フイルムを
読み込む際の状態を、図8は、カートリッジフイルムを
読み込む際の状態をそれぞれ示している。なお、図5〜
図8においては、図面の繁雑化を避けるために、本発明
に関係する構成部材のみを示し、その他の部材について
は、図示を省略している。
【0028】上記ガイドテーブル2の下部に相当する位
置には、上述したようにカートリッジフイルム7を収納
するカートリッジ装填室4が配設されている。このカー
トリッジ装填室4の開口部には、上記収納室扉3が軸部
材3aを支軸として回動自在に配設されており、同扉3
が前方向に回動することで、上記カートリッジ装填室4
の開口部を開放するようになっている。
【0029】また、上記ガイドテーブル2の後部側に
は、本体1内に装填された写真フイルムの形態に応じ
て、第1・第2フイルム給送路17a・17b(図6〜
図8参照)を切り換えるポインタ8と、同写真フイルム
を本体1の内部に搬送するための搬送手段の一部を構成
する駆動シャフト9と、同写真フイルムの搬送を補助す
るローラ軸10等が、上記ガイドテーブル2と略同一の
延長面に接触するように配設されている。
【0030】上記駆動シャフト9の一端部には、駆動ギ
アー24が固着されていて、同ギアー24は、ギアー列
等(図示せず)を介してフイルム搬送用モータ等の駆動
源(図示せず)に連結されている。
【0031】なお、上記ギアー列は、カートリッジフイ
ルム7の内部からロール状フイルムを送り出すと共に、
同フイルムを本画像情報入力装置の内部に給送したり、
後述するスプール軸13を駆動するためのギアー列等か
らなる動力伝達手段(図示せず)にも連結されている。
なお、これらのギアー列等の動力伝達手段は、写真フイ
ルムを送り出し及び巻き戻しを行なう場合において搬送
するフイルムに弛みが生じないように、いわゆるスリッ
プ機構を利用した構造となっている。
【0032】上記ローラ軸10には、写真フイルムの幅
寸法と略同寸法の間隔を置いて、例えばゴム部材等から
なる二つのローラ部材10aが同軸上に固着されてい
る。
【0033】そして、上記駆動シャフト9とローラ10
との間の空間には、写真フイルムの画像領域を配置する
ための開口部11が穿設されている。この開口部11
は、上記各形態の写真フイルム上に形成された画像領域
部分よりも若干広い面積を有するように設定されてい
る。
【0034】また、上記開口部11の長辺側の両側縁部
には、スリーブ状フイルム5aの幅方向の位置規制を行
なう第1サイドガイド21が配設されており、この第1
サイドガイド21のさらに外側の位置に、マウント状フ
イルム6の幅方向の位置規制を行なう第2サイドガイド
22がそれぞれ配設されている。
【0035】一方、上記開口部11に対向する下方側の
所定位置には、同開口部11に配置される写真フイルム
の画像領域全体を照明する照明手段である蛍光灯14
(図5では図示せず)が配設されている。
【0036】他方、上記開口部11の上方側の所定位
置、即ち開口部11を挟んで上記蛍光灯14に対向する
所定の位置には、カートリッジフイルム7を搬送する搬
送手段である圧着ユニット15が配設されている。この
圧着ユニット15には、装填されるカートリッジフイル
ム7を挟持し搬送するためのピンチローラ軸15a・1
5bが、本体1への写真フイルムの挿入方向(図5の矢
印Z方向)の両端部近傍に回動自在に軸支されている。
つまり、上記ピンチローラ軸15aは、上記駆動シャフ
ト9に対向する位置に、また、ピンチローラ軸15b
は、上記ローラ軸10のローラ部材10aに対向する位
置に、それぞれ配設されている。さらに、上記ピンチロ
ーラ軸15a・15bの両端部近傍には、ゴム部材等か
らなるピンチローラ16が同軸上に固着されている。そ
して、上記圧着ユニット15の内部において、ピンチロ
ーラ軸15a・15b及びピンチローラ16の上側に第
1フイルム給送路17aが形成されている。つまり、上
記圧着ユニット15の内部には、上記ピンチローラ16
の上側には、同圧着ユニット15の前端部から後端部に
かけて全範囲にわたって、カートリッジフイルム7が挿
通し得る隙間である第1フイルム給送路17a(図6〜
図8参照)が形成されている。
【0037】また、本画像情報入力装置に装填される各
形態の写真フイルムのうち、スリーブ状フイルム5a・
マウント状フイルム6は、上記ピンチローラ16と上記
駆動シャフト9及びローラ部材10aとによって挟持さ
れて搬送されるようになっている。つまり、この空間に
第2フイルム給送路17bが形成されている。そして、
上記第1・第2フイルム給送路17a・17bは、本体
1の後方側において第3フイルム給送路17cと合流す
るように形成されている。さらに、この第3フイルム給
送路17cは、後述するスプール室12に連結されてお
り、これによって、上記第1フイルム給送路17a又は
第2フイルム給送路17bを通り第3フイルム給送路1
7cで合流した写真フイルムは、スプール室12の内部
に導かれるようになっている。なお、同スプール室12
の内部に導かれる写真フイルムは、スリーブ状フイルム
5a又はカートリッジフイルム7である。
【0038】ところで、本実施形態の画像情報入力装置
に装填される写真フイルムの形態としては、上述したよ
うにカートリッジフイルム7が、例えば24mm幅のロ
ール状フイルムであり、上記スリーブ状フイルム5a
が、例えば35mm幅の写真フイルムを適用するものと
している。このために、スリーブ状フイルム5aとカー
トリッジフイルム7との幅方向を規制しガイドするガイ
ド部材を共通に用いることができない。
【0039】通常、単一のフイルム給送路を設けた画像
情報入力装置において、幅寸法の異なる形態の複数種類
の写真フイルムを装填し、フイルム給送動作を確実に行
なわしめるためには、フイルム給送路中のガイド部材を
移動させることによって対応する必要がある。したがっ
て、この場合には、ガイド部材の移動機構を、さらに必
要とし、これに起因して、装置内部の構成が複雑化して
しまう。
【0040】本実施形態では、この点を考慮して、スリ
ーブ状フイルム5aの第2フイルム給送路17bと、カ
ートリッジフイルム7の第1フイルム給送路17aと
を、それぞれ別に設けることによって、本装置に装填す
る各種の形態の写真フイルムのうち幅寸法の異なる形態
の写真フイルムに対応し得ると共に、装置内部の複雑化
を避けている。
【0041】なお、マウント状フイルム6のマウント部
材は、一コマ毎に切断された24mm幅又は35mm幅
の写真フイルムを挟持し得る幅寸法を有するものであ
る。したがって、マウント部材が共通化されているの
で、これに挟持されるフイルム幅を考慮する必要はな
い。
【0042】そこで、本実施形態においては、マウント
状フイルム6とスリーブ状フイルム5aとは、第2フイ
ルム給送路17bを共に用いている。そして、後述する
ようにマウント状フイルム6とスリーブ状フイルム5a
とのそれぞれの幅方向を規制するガイド部材は、各別に
専用のものを配置し、マウント状フイルム6よりも狭い
幅寸法を設定するスリーブ状フイルム5aのガイド部材
である第1サイドガイド21は、簡単な機構で第2フイ
ルム給送路17b中に突没されるように構成している。
【0043】他方、上記圧着ユニット15の両側面部に
は、同ユニット15の高さ方向(図5の矢印Y方向)に
おける位置を変更し規定するためのカム部材であるカム
軸18が、各二本ずつ、外方に向けて植設されている。
【0044】上記カム軸18にそれぞれ対向する位置に
は、略L字形状に形成された二枚のカム板19a・19
bがそれぞれ配設されている。このカム板19a・19
bの直立部の内壁面側には、それぞれにカム溝20a・
20bが設けられている。そして、このカム溝20a・
20bに、上記カム軸18がそれぞれ係合している。ま
た、上記カム板19a・19bの底面側の一端部には、
それぞれラック部23a・23bがそれぞれに形成され
ていて、後述する図13・図16に示すCギアー45と
共に、圧着ユニット15の駆動手段を構成している。
【0045】また、上記圧着ユニット15の略中央部で
あって、上記開口部11に対向する位置には、ユニット
開口15cが穿設されている。このユニット開口15c
は、上記開口部11に対向する側は、同開口部11と略
同等の開口面積、即ち上記スリーブ状フイルム5aの一
コマ分の画像領域に相当する面積となるように設定され
ている一方、上記開口部11に対向する面とは反対側の
面、即ち上面側は、カートリッジフイルム7の一コマ分
の画像領域に相当する開口面積となるように、その開口
寸法が設定されている。
【0046】一方、図6〜図8に示すように上記本体1
の内部における底面側の後部寄りの所定位置には、上記
カートリッジ装填室4に装填されたカートリッジフイル
ム7の内部から送り出されたロール状フイルムを一時的
に収納するフイルム収納部であるスプール室12が配設
されている。そして、このスプール室12の内部には、
上記カートリッジフイルム7が巻回されるスプール軸1
3が回動自在に設けられている。
【0047】上記スプール室12の内部には、フイルム
巻取機構が配設されている。このフイルム巻取機構は、
上記スプール室12の内部に導かれたスリーブ状フイル
ム5a又はカートリッジフイルム7の先端部をスプール
軸13の外周面上に導くガイド部材12a等によって構
成されており、同ガイド部材12aは、スプール室12
の内部において、上記第3フイルム給送路17cとの連
結部近傍の所定の位置に配設されている。
【0048】上記ガイド部材12aは、弾性力を有する
腕部材とガイドローラとによって形成されており、腕部
材の一端部である自由端部にはガイドローラが固設さ
れ、他端部は、本体1の固定部に固設されている。そし
て、ガイドローラは、腕部材の有する弾性力によって、
上記スプール軸13の外周面に適度な力量で常に当接さ
れている。
【0049】これによって、上記スプール室12の内部
に導かれたスリーブ状フイルム5a又はカートリッジフ
イルム7の先端部がスプール軸13の外周面にスムーズ
に導かれ、同軸13に巻回され得るようになっている。
【0050】なお、このガイド部材12a等によって構
成されるフイルム巻取機構は、一般的なカメラ等に使用
されている通常の自動フイルム巻取機構等と略同様の機
構が使用される。
【0051】このように、本実施形態においては、スリ
ーブ状フイルム5aやカートリッジフイルム7等のよう
に、複数の撮影コマが連続して配置された形態の写真フ
イルムであって、フイルム自体が裸の状態にあるもの
を、本装置に装填した場合には、本体1の内部に設けた
フイルム収納部において巻回させて収納するようにして
いる。この構成とすることで、装置自体の奥行き方向の
寸法が短く形成される。
【0052】他方、上記圧着ユニット15の上部側に
は、反射ミラー28がその反射面を本体1の後方に向け
て角度略45度の傾斜を有して配設されている。この反
射ミラー28の後方部であって、上記スプール室12の
上部には、上記蛍光灯14によって照明された透過原稿
である写真フイルムの画像を結像させる光学レンズ等の
撮像光学系25や、同撮像光学系25によって結像され
た画像を撮像し電気的な画像情報に変換するエリアCC
D等の撮像素子26等によって構成される撮像手段であ
る撮像ユニット27が配設されている。
【0053】このように蛍光灯14から照射される光束
が、反射ミラー28による全反射によって、その光路を
角度略90度折り曲げられて撮像ユニット27に向けて
照明されるようになっている(図6〜図8において示す
二点鎖線参照)。この場合における蛍光灯14の照射光
束は、平行光線である。
【0054】この場合において、蛍光灯14は、その照
明光路中の所定位置に載置される写真フイルムの形態
(画像領域の広狭)に関らず、照明光束が全画像領域に
対して確実に照射されるように配置する必要がある。そ
のために、本装置の内部における写真フイルム(原稿)
を配置するにも工夫が必要である。
【0055】即ち、例えば光源寄りの位置に画像領域の
狭い(この場合は、カートリッジフイルム7)に対応す
る開口を設け、この開口よりも光源からは遠い位置に、
画像領域の広い写真フイルム(この場合は、スリーブ状
フイルム5a)に対応する開口を設けて形成した場合を
考えてみる。この場合には、カートリッジフイルム7に
対応する狭い開口が、蛍光灯14の照明光束の周辺部を
遮光し、スリーブ状フイルム5aに対応する広い開口の
全領域を照明することが困難な状況になってしまうこと
となる。
【0056】したがって、このような点を考慮して、本
実施形態においては、圧着ユニット15の内部に装填さ
れるカートリッジフイルム7の第1フイルム給送路17
a及びユニット開口15c(狭い開口)は、スリーブ状
フイルム5aの第2フイルム給送路17b及び開口部1
1(広い開口)よりも、撮像ユニット27寄りの位置
(光源である蛍光灯14からは遠い側の位置)に配置し
ている。
【0057】次に、本実施形態の画像情報入力装置にお
ける制御系の基本構成について、以下に説明する。図9
は、上記画像情報入力装置における制御系の基本構成を
示すブロック構成図である。
【0058】本画像情報入力装置は、装置全体を制御す
る制御手段としてRISCマイコン(以下、単にマイコ
ンという)31を有しており、同マイコン31は、例え
ば各機構の動作制御や、写真フイルムから読み込んだ画
像信号等の制御等を行なっている。
【0059】上記マイコン31には、上記撮像素子26
の駆動制御を行なうCCD駆動回路32と、上記撮像素
子26によって行われる光電変換の結果得られるアナロ
グ画像信号をデジタル画像信号に変換する等の画像処理
を行なう画像処理回路33と、この画像処理回路33に
よって得られたデジタル画像信号を一時的に格納する画
像メモリ34と、上記デジタル画像信号をパーソナルコ
ンピュータ(以下、PCという)36等の外部情報処理
装置等に対して転送し得る形態に変換するインターフェ
ース回路35と、本装置に装填された写真フイルムの形
態(種類)や写真フイルムの本装置への装填状態を検出
する複数の検出スイッチ37a・37b・37c(詳細
は後述する)と、駆動シャフト9やカートリッジフイル
ム7の送出駆動及びスプール軸13等を駆動するための
モータ等(図示せず)を制御するフイルム搬送用のモー
タ駆動回路38と、圧着ユニット15を駆動するための
モータ等(図示せず)を制御する圧着ユニット用のモー
タ駆動回路39と、ポインタ8の切換動作を行なわしめ
るためにプランジャー(図示せず)等を駆動させるポイ
ンタ駆動回路40と、上記蛍光灯14を駆動する蛍光灯
駆動回路41と、撮像光学系25を駆動してオートフォ
ーカス動作を行なわしめるAF回路42等が電気的に接
続されていて、これらの各構成部材は、上記マイコン3
1による制御に基づいて、所定の処理又は動作が行なわ
れる。
【0060】なお、上記インターフェース回路35によ
ってなされる処理としては、例えば転送レートの変換等
がある。そして、本画像情報入力装置においては、本体
1を動作せしめるための全ての指令(コマンド)は、基
本的にPC36側から操作者が入力する所定の指令信号
によって行われるシステム構成となっている。
【0061】上記複数の検出スイッチとしては、本装置
に装填された写真フイルムの形態を検出する第1検出ス
イッチ37a及び第2検出スイッチ37bと、本装置に
装填された写真フイルムの状態、即ちフイルム給送路内
の所定の位置を通過したか否かを検出する第3検出スイ
ッチ37cとがある。
【0062】ここで、図10・図11は、上記本装置に
おける検出スイッチの位置関係を簡単に示す図であっ
て、図10は、本体1の開口部11近傍を上面側から見
た場合において、本装置にマウント状フイルムが装填さ
れている状態を示している。また、図11は、同様の場
合において、本装置にスリーブ状フイルムが装填されて
いる状態を示している。
【0063】図10・図11に示すように上記第1検出
SW37aは、二つのスイッチ37aa・37abがあ
り、同スイッチ37aa・37abは、ガイドテーブル
2の後方であって、第2フイルム給送路17bのフイル
ム挿入口近傍に並べて配置されている。このうち、上記
スイッチ37aaは、本装置に装填された写真フイルム
の形態がスリーブ状フイルム5aであることを検出する
スイッチであり、第2フイルム給送路17b内を走行す
るスリーブ状フイルム5aの側縁部(パーフォレーショ
ン)が通過する位置と対向するように配置されている。
【0064】また、上記スイッチ37abは、本装置に
装填された写真フイルムの形態がマウント状フイルム6
であることを検出するスイッチであり、上記スイッチ3
7aaと隣接する位置であって、上記第2サイドガイド
22寄り(外側寄り)に配置されている。なお、スイッ
チ37abの配置は、マウント状フイルム6の幅寸法以
内であって、かつ上記スリーブ状フイルム5aの幅寸法
より大きくなる位置に設定される。
【0065】上記第2検出SW37bは、本装置に装填
された写真フイルムの形態がカートリッジフイルム7で
あることを検出するスイッチであり、上記カートリッジ
装填室4内に配設されている(図10・図11では図示
せず。)。
【0066】一方、上記第3検出SW37cは、上記第
3フイルム給送路17cの内部における所定の位置であ
って、例えば図10・図11に示すようにローラ軸10
の近傍等に配置されている。つまり、第3検出SW37
cは、スリーブ状フイルム5a及びカートリッジフイル
ム7の幅寸法の通過を検出し得る位置に配設されてい
る。
【0067】次に、上記圧着ユニットについて、さらに
詳細な構成を、以下に説明する。図12・図13・図1
4・図15・図16・図17は、本実施形態の画像情報
入力装置を正面側から見た際の圧着ユニットを含む要部
縦断面図を示し、図12〜図14は、本装置にマウント
状フイルムを装填した場合であり、図15〜図17は、
本装置にスリーブ状フイルムを装填した場合をそれぞれ
示している。そして、図12・図15は、駆動シャフト
9近傍の縦断面図、図13・図16は、開口部11の略
中央部近傍の縦断面図、図14・図17は、ローラ軸1
0近傍の縦断面図である。
【0068】本実施形態の画像情報入力装置における上
記圧着ユニット15は、本体1に対して高さ方向(図1
2の矢印Y方向)に移動自在に配設されている。つま
り、本装置においては、マウント状フイルム6が装填さ
れた場合と、スリーブ状フイルム5aが装填された場合
とで、圧着ユニット15の高さ方向の位置が変化し得る
ように構成されている。
【0069】一般的にスリーブ状フイルム5aは、その
厚さ寸法がフイルム自体の厚さのみであるのに対して、
マウント状フイルム6の厚さ寸法は、マウント部材自体
の厚さが加わるので、両者の厚さ寸法には大差が生じて
いる。
【0070】そこで、例えば厚さ寸法が大となるマウン
ト状フイルム6の厚さ寸法に合わせて圧着ユニット15
を本体1の内部に固設した場合において、マウント状フ
イルム6に比較して厚さ寸法が極端に薄く形成されるス
リーブ状フイルム5aの画像を読み込む場合を考えてみ
る。
【0071】この場合においては、装置の内部において
装填された写真フイルムを保持するフイルム保持手段
は、マウント状フイルム6に合わせて形成されることと
なる。したがって、この保持手段によっては、スリーブ
状フイルム5aを本体1の内部において確実に保持する
ことができない場合がある。装置の内部での写真フイル
ムが確実に保持されないと、これに起因してスキャン動
作中のフイルム面の移動や、フイルム搬送を行なってス
キャン動作をなすべき画像領域を所定の位置に正確に設
定することができない等の問題が生じる。
【0072】そこで、本実施形態の画像情報入力装置に
おいては、この点を考慮して、スリーブ状フイルム5a
とマウント状フイルム6等、現像後の形態が異なる複数
種類の写真フイルムに対応し、フイルムの形態に関らず
確実に画像の読み込みを行なうことができるようにする
ために、装填される写真フイルムの各種の形態に応じて
圧着ユニット15の高さ方向の位置を移動させることに
より、本装置に装填される写真フイルムのフイルム面に
加えられる圧着ユニット15の圧着力が、常に略一定の
力量となるようしている。
【0073】そのために、図13に示すように上記蛍光
灯14の下部側に、圧着ユニット15の駆動手段の一部
を構成するCギアー45が回動自在に配設されている。
このCギアー45は、フイルム搬送用モータ(図示せ
ず)の駆動軸45aに直結されていて、同モータの回転
によって正逆両方向に回動するようになっている。そし
て、このCギアー45には、上記カム板19a・19b
のラック部23a・23bがそれぞれ噛合している。
【0074】したがって、フイルム搬送用モータを一方
の方向(正回転方向;本体1の上面から見て反時計方
向)に回動させると、Cギアー45もこれに連動して同
方向に回動し、上記カム板19aを本装置の前方側に向
けて移動させ、同時にカム板19bを後方側に移動させ
るようになっている。
【0075】このようにして、上記カム板19a・19
bが、それぞれ所定の方向に移動すると、カム溝20a
・20bとカム軸18との作用によって、圧着ユニット
15がマウント状フイルム6のマウント部材の厚さに応
じた所定量だけ上方(図13の矢印Y1方向)に移動
(上昇)するようになっている。
【0076】なお、上記カム板19aに形成される一方
のカム溝20aは、同カム板19aが前方側に移動する
のに伴って、圧着ユニット15を矢印Y1方向に上昇さ
せ得る形状をしている。また、これと同様に上記カム板
19bに形成される他方のカム溝20bは、同カム板1
9bが後方側に移動するのに伴って圧着ユニット15を
同方向(矢印Y1方向)に上昇させ得る形状をしてい
る。
【0077】一方、フイルム搬送用モータを他方の方向
(逆回転方向;本体1の上面から見て時計方向)に回動
させると、Cギアー45もこれに連動して同方向に回転
し、上記カム板19aを本装置の後方側に、またカム板
19bを前方側にそれぞれ移動させ、これによって圧着
ユニット15は、スリーブ状フイルム5aのフイルム厚
さに応じた所定量だけ下方(図13の矢印Y2方向)に
移動(下降)するようになっている。
【0078】また、本装置に装填されるマウント状フイ
ルム6およびスリーブ状フイルム5aの高さ方向の規制
及び圧着は、ピンチローラ16によって行なわれる。即
ち、このピンチローラ16は、上述したように上記圧着
ユニット15に両端部近傍に回動自在に配設されるピン
チローラ軸15a・15bに固設されている。
【0079】また、上記圧着ユニット15は、装填され
る写真フイルムの形態に応じて、その高さ方向における
所定の位置が変化するように設定されているので、同圧
着ユニット15は、装填された写真フイルムの形態に関
らず一定の力量で写真フイルムを圧着するように構成さ
れている。
【0080】したがって、上記圧着ユニット15の両端
に配設される上記ピンチローラ16も、その高さ方向の
位置が、装填される写真フイルムの各形態に応じて変更
され、一定の力量で装填された写真フイルムの両側縁部
を圧着し、その高さ方向の位置規制を行なっている。
【0081】一方、本体1の内部において、装填された
写真フイルムの幅方向(図13の矢印X方向)の位置規
制は、図13・図16に示すように第1・第2サイドガ
イド21・22が行なっている。
【0082】ここで、第1サイドガイド21は、装填さ
れた写真フイルムの形態がスリーブ状フイルム5aであ
る場合に、同フイルム5aの幅方向(矢印X方向)の位
置規制を行ない、上述したように開口部11の長辺側の
両側縁部近傍の床面上に配置されている。
【0083】そして、この第1サイドガイド21は、本
体1の底面側に直立するように配置された伸長性の付勢
ばね46の付勢力によって、図13の矢印Y1方向に向
けて常に付勢されており、第2フイルム給送路17bの
内部に向けて突出されている。また、上記第1サイドガ
イド21の長辺側の少なくとも前方側の両端部には、第
2フイルム給送路17bの床面に対して緩やかな傾斜面
が形成されている。
【0084】また、第2サイドガイド22は、装填され
た写真フイルムの形態がマウント状フイルム6である場
合に、同フイルム6の幅方向(矢印X方向)の位置規制
を行ない、上述したように上記第1サイドガイド21の
さらに外側の床面上に、本体1と一体に形成されてい
る。
【0085】したがって、本装置にマウント状フイルム
6が装填された場合には、まず圧着ユニット15がマウ
ント状フイルム6に応じた高さ方向の位置に設定された
後、同フイルム6がフイルム搬送用モータ等の搬送手段
の作用によって本体1の内部に搬送される。すると、マ
ウント状フイルム6のマウント部材の先端縁部が、上記
第1サイドガイド21の前方側の傾斜面に当接し、これ
によってマウント状フイルム6は、この傾斜面に沿って
押し上げられる。
【0086】この状態から、さらにフイルム搬送動作が
進むと、装填されたマウント状フイルム6が所定位置に
位置決めされると共に、上記圧着ユニット15の圧着力
がマウント状フイルム6のマウント部材に作用して、第
1サイドガイド21は、同マウント部材の両側縁部を介
して付勢ばね46の付勢力に抗して、下方(図13の矢
印Y2方向)に押圧される。これにより、第1サイドガ
イド21は、第2フイルム給送路17bの底面側から退
避される(図13参照)。
【0087】一方、本装置にスリーブ状フイルム5aを
装填した場合には、同様に上記圧着ユニット15がスリ
ーブ状フイルム5aに応じた高さに設定される。このと
き、第1サイドガイド21は、付勢ばね46の付勢力に
よって、第2フイルム給送路17bの内部に向けて所定
量だけ突出した状態にあり、圧着ユニット15の下面側
の対向面に当接する。これによって、スリーブ状フイル
ム5aに応じた幅寸法を有する第2フイルム給送路17
bが形成され、同フイルム5aの幅方向の位置規制がな
される。
【0088】このように構成された本実施形態の画像情
報入力装置によって行われる画像読込時の動作につい
て、図18・図19のフローチャートによって、以下に
説明する。
【0089】操作者によって、本画像情報入力装置及び
同装置の動作制御を行なわしめるPC36の電源スイッ
チ(図示せず)が共にオン状態とされた後、所望の写真
フイルムが本装置の所定の位置に装填されると、本装置
は画像取込動作の準備状態となる。
【0090】このときに、まず図18のステップS1に
おいて、本体1に装填された写真フイルムの形態が検出
される。つまり、上記マイコン31は、各検出SWの信
号を監視する。このとき、第1検出SW37aa・37
abの何れか一方のスイッチの信号に変化が生じて、第
1検出SW37aa又37abがオン状態にあることを
検出すると、マイコン31は、本装置にスリーブ状フイ
ルム5a又はマウント状フイルム6が装填されていると
判断し、次のステップS2の処理に進む。
【0091】このステップS2において、上記マイコン
31は、第1検出SW37abの信号が検出されたか否
かによって、本体1に装填された写真フイルムがマウン
ト状フイルム6であるか否かを判断する。ここで、第1
検出SW37abの信号に変化が生じて、同SW37a
bがオン状態にあることが検出されると、本装置に装填
されている写真フイルムの形態は、マウント状フイルム
6であると判断し、次のステップS3の処理に進む。
【0092】ステップS3において、マイコン31は、
圧着ユニット用モータ駆動回路39を介して圧着ユニッ
ト15を移動させるモータ等(図示せず)を制御し、こ
れを駆動させる。この場合において、同モータ等は、上
記圧着ユニット15を本体1の内部において上方に向け
て移動させる方向(正回転方向)に回動され、その後、
圧着ユニット15を所定の位置(図7参照)に停止させ
る。
【0093】これと同時に、マイコン31は、ポインタ
駆動回路40に対してオフ信号を送信し、ポインタ8を
第2フイルム給送路17bを開放する位置(図7の状
態)に固定させる。さらに、マイコン31は、搬送用モ
ータ駆動回路38に対して正回転方向への駆動を開始さ
せる命令を送信し、同搬送用モータ駆動回路38を介し
て写真フイルム搬送用のモータ等(図示せず)を回動さ
せて、装填されたマウント状フイルム6の搬送を行な
う。
【0094】次に、ステップS4において、マイコン3
1は、第3検出SW37cの信号の監視を行なって、搬
送されてくるマウント状フイルム6が同SW37cの位
置を通過したか否かの検出を行なう。ここで、第3検出
SW37cの信号がオン状態となると、次のステップS
5の処理に進み、このステップS5において、搬送用モ
ータ駆動回路38を制御して、写真フイルムを所定のス
キャン位置に設定する。
【0095】即ち、マイコン31には、第3検出SW3
7cの位置から所定のスキャン位置までの間の距離だ
け、フイルム搬送用モータによって写真フイルムを移動
させ得る正回転方向への所定のステップ数が予め記憶さ
れており、これに基づいて、スキャン位置の設定がなさ
れる。
【0096】したがって、このステップS5において、
上記マイコン31は、所定のステップ数の正回転方向の
回転駆動命令を送信し、これを受けて搬送用モータ駆動
回路38は、フイルム搬送用モータを駆動し、マウント
状フイルム5を所定のスキャン位置、即ち開口部11に
対向する位置に設定する。
【0097】そして、ステップS6においては、スキャ
ン処理が行われる。このスキャン処理は、操作者がPC
36を操作することで開始される。ここで、スキャン処
理を簡単に説明すると、まず上記マイコン31は、PC
36からの指令(コマンド)に基づいて、蛍光灯駆動回
路41を介して蛍光灯14を点燈させ、次いでAF回路
42を介して撮像光学系25を駆動し、装填されたマウ
ント状フイルム6の画像を読み込むためのオートフォー
カス動作を行なう。
【0098】続いて、CCD駆動回路32を介して撮像
素子26を駆動して、アナログ画像信号を得る。このア
ナログ画像信号は、画像処理回路33においてデジタル
画像信号に変換され、画像メモリ34に一時的に格納さ
れる。
【0099】さらに、画像メモリ34に格納された画像
信号は、インターフェース回路35において、上記PC
36との間における通信に適した信号に変換された後、
同PC36側のメモリ等の記憶部に送信される。
【0100】次に、ステップS7において、マイコン3
1は、スキャン処理が終了した旨の信号を監視する。こ
こで、スキャン処理終了の信号が確認されない場合に
は、同信号が確認されるまで待機し、スキャン処理終了
の信号が確認されると、次のステップS8の処理に進
む。
【0101】ステップS8において、マイコン31は、
搬送用モータ駆動回路38を介してフイルム搬送用モー
タを駆動して、所定のスキャン位置に装填されているマ
ウント状フイルム6の排出を行なった後、一連のシーケ
ンスを終了する(END)。
【0102】なお、この場合においても、上記マイコン
31には、所定のスキャン位置から装填された写真フイ
ルムを排出し得るまでの間の距離だけ、フイルム搬送用
モータによって写真フイルムを排出方向に移動させ得る
逆回転方向への所定のステップ数が予め記憶されてい
る。これに基づいて、フイルム排出動作がなされる。
【0103】一方、上述のステップS2において、第1
検出SW37abの信号が変化せず、同SW37abが
オフ状態にあることが検出されると、ステップS9の処
理に移行し、このステップS9において、マイコン31
は、本装置にスリーブ状フイルム5aが装填されている
ことを認識する。
【0104】次のステップS10において、マイコン3
1は、圧着ユニット用モータ駆動回路39を介して圧着
ユニット15を移動させるモータ等(図示せず)を制御
し、これを駆動させる。この場合において、同モータ等
は、上記圧着ユニット15を本体1の内部において下方
に向けて移動させる方向(逆回転方向)に回動され、そ
の後、圧着ユニット15を所定の位置(図6参照)に停
止させる。
【0105】これと同時に、マイコン31は、上述のス
テップS5と同様にポインタ駆動回路40に対してオフ
信号を送信し、ポインタ8を図6の状態に固定させる。
さらに、マイコン31は、搬送用モータ駆動回路38に
対して正回転方向への駆動を開始させる命令を送信し、
同搬送用モータ駆動回路38を介して写真フイルム搬送
用のモータ等(図示せず)を回転駆動させて、装填され
たスリーブ状フイルム5aの搬送を行なう。
【0106】次に、ステップS11において、マイコン
31は、上述のステップS4と同様に第3検出SW37
cの信号の監視を行なって、搬送されてくるスリーブ状
フイルム5aが同SW37cの位置を通過したか否かの
検出を行ない、第3検出SW37cのオン状態を示す信
号を検出すると、次のステップS12の処理に進む。
【0107】そして、ステップS12において、写真フ
イルムを所定のスキャン位置に設定した後、ステップS
13において、スキャン処理を行なう。なお、ステップ
S12〜S13の処理については、上述のステップS5
〜S6においてなされる処理と、全く同様である。
【0108】スキャン処理が終了すると、次のステップ
S14において、次の撮影コマの画像のスキャン処理を
継続して行なうか否かの判断が行なわれる。ここで、次
の撮影コマに対するスキャン処理を続けて実行する場合
には、次のステップS15の処理に進む一方、次の撮影
コマのスキャン処理を実行しない場合には、上述のステ
ップS7の処理に戻り、以降の処理が行われる。なお、
この場合において次の撮影コマのスキャン処理を実行す
るか否かの判断は、PC36からの指令によってなされ
る。
【0109】ステップS15において、次の撮影コマを
所定のスキャン位置に設定するために、一コマ分のフイ
ルム搬送動作が行われる。即ち、マイコン31は、搬送
用モータ駆動回路38を介して予め設定されている所定
のステップ数でフイルム搬送用モータを正回転方向へ駆
動し、スリーブ状フイルム5aを移動させ、これにより
次の撮影コマを開口部11に対向するスキャン位置に設
定した後、上述のステップS13に戻り、以降の処理を
繰り返す。
【0110】なお、このときスリーブ状フイルム5aが
本体1の内部に向けて搬送されると、この時点でスキャ
ン位置に設定されている撮影コマより本体1の内部に進
入している部分、例えば前回スキャン処理を終了した撮
影コマの画像領域部分等は、第3フイルム給送路17c
を通過してスプール室12の内部に進入し、ガイド部材
12a等のフイルム巻取機構による作用によって、スプ
ール軸13の外周面上に巻回される。
【0111】他方、上述のステップS1において、第2
検出SW37bの信号に変化が生じて、同SW37bが
オン状態にあることが検出されると、図19に示すステ
ップS17において、本装置にカートリッジフイルム7
が装填されていることが認識され、次のステップS18
の処理に進む。
【0112】ステップS18において、マイコン31
は、圧着ユニット用モータ駆動回路39を介して圧着ユ
ニット15を移動させるモータ等(図示せず)を制御
し、これを逆回転方向に回転駆動させ、圧着ユニット1
5を所定の位置(図8参照)に停止させる。これと同時
に、マイコン31は、ポインタ駆動回路40に対してオ
ン信号を送信し、ポインタ8を第1フイルム給送路17
aを開放する位置(図8の状態)に移動させた後、その
位置に固定させる。
【0113】さらに、マイコン31は、搬送用モータ駆
動回路38を介して写真フイルム搬送用のモータ等(図
示せず)を正回転方向に駆動制御して、カートリッジフ
イルム7の搬送を行なう。
【0114】この場合においては、まずカートリッジの
内部から送り出されたカートリッジフイルム7の先端部
が、ポインタ8によって圧着ユニット15側の第1フイ
ルム給送路17aへと導かれ、同給送路17a及び第3
フイルム給送路17cを通過した後、スプール室12の
内部に導かれる。
【0115】そして、このスプール室12の内部に侵入
したカートリッジフイルム7の先端部は、フイルム巻取
機構の作用によって、スプール軸13の外周面上に巻回
される。
【0116】次に、ステップS19において、本装置に
装填されたカートリッジフイルム7の所定の撮影コマの
位置、例えば第一コマ目の画像の基準位置の検出が行わ
れる。この場合において、撮影コマのコマ位置情報は、
例えば同フイルム7の乳剤面とは反対側の面に設けられ
た磁気記録領域(図示せず)等に予め磁気記録されてお
り、この磁気情報等を本装置のフイルム給送路中の所定
位置に設けられる磁気ヘッド等の磁気記録読取部(図示
せず)等によって読み取り、この情報に基づいて位置検
出が行われる。
【0117】上述のステップS19において、所定の撮
影コマの位置が検出されると、続いて、ステップS20
において、この所定の撮影コマの画像領域部分を、カー
トリッジフイルム7における所定のスキャン位置となる
圧着ユニット開口15cに対向する位置に設定した後、
次のステップS21のスキャン処理に進む。
【0118】なお、この場合において、上記マイコン3
1には、装填されたカートリッジフイルム7の所定の撮
影コマが検出された位置から、所定の撮影コマの画像領
域部分を所定のスキャン位置に設定し得るまで間の距離
だけ、同フイルム7をフイルム搬送用モータによって搬
送させるための正回転方向への所定のステップ数が予め
記憶されている。これに基づいて、マイコン31は、搬
送用モータ駆動回路38を介してフイルム搬送用モータ
を駆動し、フイルム搬送動作を行なう。
【0119】そして、このフイルム搬送動作によって、
カートリッジフイルム7の所定の撮影コマの画像領域を
所定のスキャン位置に設定した後、次のステップS21
の処理に進む。
【0120】ステップS21においては、上述のステッ
プS6・S13と同様にスキャン処理がなされる。この
スキャン処理が終了した後、次のステップS22の処理
に進み、このステップS22において、次の撮影コマの
画像のスキャン処理を継続して行なうか否かの判断が行
なわれる。
【0121】ここで、次の撮影コマに対するスキャン処
理を実行しない場合には、次のステップS23の処理に
進む一方、次の撮影コマに対するスキャン処理を続けて
実行する場合には、上述のステップS20の処理に戻
り、以降の処理が繰り返される。なお、この場合におい
て次の撮影コマのスキャン処理を実行するか否かの判断
は、PC36からの指令によってなされる。
【0122】また、上述のステップS22において、次
の撮影コマのスキャン処理を実行するために、ステップ
S20の処理に戻った場合には、このステップS20に
おけるフイルム搬送動作は、上述のステップS15と同
様の動作、即ち次の撮影コマを所定のスキャン位置に設
定するための一コマ分のフイルム搬送動作である。
【0123】次に、ステップS23において、マイコン
31は、搬送用モータ駆動回路38を介してフイルム搬
送用モータを逆回転方向に駆動制御を行ない、これによ
り所定のフイルム巻戻動作を開始する。
【0124】上述のステップS23におけるフイルム巻
戻動作が開始されると、マイコン31は、巻戻動作中の
カートリッジフイルム7の監視を開始し、ステップS2
4において、同フイルム7の先端側に位置する所定の撮
影コマ、例えば第一コマ目の検出を行なう。
【0125】そして、装填されているカートリッジフイ
ルム7の第一コマ目が検出されると、ステップS25の
処理に進み、このステップS25において、フイルム巻
戻動作を完了させた後、一連のシーケンスを終了する
(END)。
【0126】即ち、マイコン31には、カートリッジフ
イルム7の第一コマ目が検出された時点から、同フイル
ム7の先端部がカートリッジの内部に確実に移動させ得
るまでの間(つまりフイルム巻戻動作が完了するまでの
間)に必要なモータ等の回転量(ステップ数)が記憶さ
れている。
【0127】したがって、ステップS25において、マ
イコン31は、搬送用モータ駆動回路38を介してフイ
ルム搬送用モータの逆回転方向への駆動を制御している
が、このときの制御は、予め設定されている所定のステ
ップ数だけ、同モータを逆回転方向に駆動させた後に、
これを停止させる制御が行われる。
【0128】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、操作者が本装置に所望の写真フイルムを装填す
るのみで、装填された写真フイルムの形態が自動的に認
識され、同写真フイルムの形態に対応した動作が行われ
て、取込動作を行なうべき画像領域を所定のスキャン位
置に設定するようにしたので、現像後の形態が異なる各
種の形態の写真フイルムに対応して、所望の画像情報を
容易に読み込むことができる。
【0129】なお、本実施形態においては、撮像ユニッ
ト27の一部を構成する撮像素子26として、エリアC
CDを使用するようにしているが、これに限らず、例え
ばラインCCD等を用いても良い。
【0130】また、上述の第1の実施形態においては、
装填されるフイルム形態に応じてフイルム給送路を切り
換えるポインタ8の切換動作を、プランジャ等(図示せ
ず)によって実行するようにしているが、これに限ら
ず、例えば次に示す変形例のように、機械的に切換動作
を行わしめるように構成しても良い。
【0131】即ち、図20・図21は、上記第1の実施
形態の画像情報入力装置の変形例を示し、カートリッジ
収納室近傍を拡大して示す要部拡大断面図である。ここ
で、図20は、ポインタが通常状態にあり、スリーブ状
フイルム又はマウント状フイルムに対応する第2フイル
ム給送路17bを開放している状態を示している。
【0132】また、図21は、カートリッジ収納室の内
部にカートリッジが収納され、ポインタがカートリッジ
フイルムに対応した第1フイルム給送路17aを開放し
ている状態を示している。なお、上述の第1の実施形態
において説明した同様の構成部材については、同じ符号
を付して、その説明は省略する。
【0133】上述したように本変形例においては、ポイ
ンタ8の切換動作を機械的に行なうポインタ切換機構を
有している。このポインタ切換機構は、図20・図21
に示すように、第1リンク部51・第2リンク部52・
付勢ばね53等によって構成されている。
【0134】本体1のカートリッジ装填室4の近傍に
は、第1リンク部51が支点51aによって回動自在に
軸支されており、その一端部が上記カートリッジ装填室
4の内部に突没自在に配置されている。
【0135】また、第1リンク部51の近傍には、第2
リンク部52が支点52aにおいて、本体1に対し回動
自在に配設されている。この第2リンク部52は、その
一腕部の先端が、ポインタ8の先端部に互いに回動自在
に連結されている。また第2リンク部52の一腕部の中
程には、緊縮性の付勢ばね53の一端が固定されてい
る。
【0136】なお、同付勢ばね53の他端部は、本体1
の固定部材に固定されている。したがって、第2リンク
部52は、付勢ばね53の付勢力によって支点52aを
中心として時計方向に常に付勢されている。そして、上
記第1リンク部51の作用部51bは、第2リンク部5
2の他腕部の先端部近傍に当接している。これにより、
第2リンク部52の回転が規制されている。
【0137】また、上述したように第2リンク部52の
他腕部の先端部近傍が上記第1リンク部51の作用部5
1bに当接し、これを押圧しているので、同第1リンク
部51の一端部は、通常状態において上記カートリッジ
装填室4の内部に突出するようになっている。
【0138】このように構成されたポインタ切換機構の
動作は、以下の通りとなる。まず、本体1の収納室扉3
が操作者によって開状態とされて、カートリッジ装填室
4の内部にカートリッジフイルム7が収納され、収納室
扉3が閉状態とされると、同カートリッジフイルム7の
外周面によって、第1リンク部51の一端部が押圧され
る。これを受けて、同第1リンク部51の作用部51b
は、第2リンク部52を付勢ばね53の付勢力に抗して
支点52aを中心とする反時計方向に回動させる。これ
に連動して、ポインタ8は、通常状態、即ち第2フイル
ム給送路17bを開放している状態から、第1フイルム
給送路17aを開放する状態に変化する。
【0139】一方、カートリッジ装填室4からカートリ
ッジフイルム7が取り出されると、第1リンク部51の
押圧力が除去される。これを受けて、第2リンク部52
は、付勢ばね53の復元力によって時計方向に回動し、
ポインタ8を通常状態に復帰させる。
【0140】以上述べたように構成することによって、
ポインタ8の切換動作をプランジャ等を使用せず、簡単
な機構を追加するのみで実行することができる。したが
って、プランジャ等を駆動するための駆動回路等を不要
とし、よって製造コストの低減化及び省電力化に寄与す
ることができる。
【0141】次に、本発明の第2の実施形態の画像情報
入力装置について、以下に説明する。図22は、本発明
の第2の実施形態の画像情報入力装置を側面側から見た
際の略中央縦断面図である。また、図23は、本装置の
スリーブ状フイルムの収納部を示す要部拡大縦断面図で
ある。なお、図22においては、図面の繁雑化を避ける
ために、本発明に関する主要部材のみを図示している。
【0142】本実施形態は、基本的に上述の第1の実施
形態と略同様の構成からなるものである。したがって、
上述の第1の実施形態と同様の構成部材については、同
じ符号を付してその説明は省略する。
【0143】本実施形態の画像情報入力装置には、スリ
ーブ状フイルム5aを収納する収納部55が、カートリ
ッジフイルム7が収納されるスプール室12とは別に設
けられている。つまり、上述の第1の実施形態において
は、スリーブ状フイルム5aとカートリッジフイルム7
とは、共にスプール室12に収納するようにしていた
が、本実施形態においては、スリーブ状フイルム5aと
カートリッジフイルム7とで、それぞれ別の収納部を設
けるようにしている。
【0144】上記収納部55には、開口部11上を通過
し、第3フイルム給送路17cに沿って移動するスリー
ブ状フイルム5aが収納されるようになっており、この
収納部55は、図22に示すように本体1の内部におい
てスプール室12の外側部分に設けられる円弧形状部分
と、本体1の底面側に設けられ、円弧形状部分に連結さ
れる平坦形状部分とが一体に形成されてなるものであ
る。
【0145】そして、開口部11上を通過したスリーブ
状フイルム5aは、第2フイルム給送路17bから同給
送路17cを経て収納部55に進入し、さらに、この収
納部55の内壁面に沿って移動して、これに収納される
ようになっている。
【0146】そして、上記収納部55の内壁面であっ
て、同収納部55に収納されるスリーブ状フイルム5a
の画像領域に対向する両面の略中央部には、同フイルム
5aの画像領域の幅寸法より幅広であって、かつスリー
ブ状フイルム5a自体の幅寸法よりも狭い幅に設定され
ている凹溝55a・55bが設けられている。この凹溝
55a・55bは、収納部55に収納されるスリーブ状
フイルム5aの画像領域の損傷や塵埃の付着を防止する
ために設けられたものである。
【0147】一方、上記収納部55の円弧形状部分の内
側部分には、上述の第1の実施形態と同様にカートリッ
ジフイルム7を収納するスプール室12が設けられてお
り、同スプール室12の内部には、スプール軸13及び
ガイド部材12a等によって構成されるフイルム巻取機
構が配設されている。
【0148】なお、上述の第1の実施形態においては、
第1・第2フイルム給送路17a・17bは、第3フイ
ルム給送路17cに合流し、この第3フイルム給送路1
7cがスプール室12に連設して形成されていた。
【0149】しかし、本実施形態においては、第1フイ
ルム給送路17aの内部を通過するカートリッジフイル
ム7は、上記第1フイルム給送路17aに連設される第
4フイルム給送路17dを経て、第2フイルム給送路1
7bから第3フイルム給送路17cを経て収納部55に
連設されるスリーブ状フイルム5aの経路と交差した
後、スプール室12へと導かれるようになっている。
【0150】次に、本装置に装填され、本体1の内部を
搬送されるスリーブ状フイルム5a及びカートリッジフ
イルム7の動作を、以下に説明する。図24は、本実施
形態の画像情報入力装置において、第1・第3フイルム
給送路17a・17cと収納部55及びスプール室12
との連設部分60の近傍を簡単に示す要部拡大図であ
る。なお、上述の第1の実施形態と同様に、本実施形態
においても、スリーブ状フイルム5aとして35mm幅
の写真フイルムが適用され、カートリッジフイルム7と
して24mm幅の写真フイルムが適用されているものと
する。
【0151】図22に示すように、スリーブ状フイルム
5a側の第3フイルム給送路17cとカートリッジフイ
ルム7側の第4フイルム給送路17d及び収納部55と
スプール室12とが連設部分60において連結されてい
る。
【0152】この連設部分60に設けられるスプール室
12の開口12bの幅寸法W1(図24参照)は、カー
トリッジフイルム7の幅寸法(約24mm幅)に合わせ
て設定されており、同様に収納部55の幅寸法W2は、
スリーブ状フイルム5aの幅寸法(約35mm幅)に合
わせて設定されている。
【0153】したがって、開口12bの幅寸法は、スリ
ーブ状フイルム5aの幅寸法よりも狭く設定されている
ことによって、同フイルム5aがスプール室12へと入
り込むことはない。なお、上記開口12bの間口部分
は、カートリッジフイルム7が通過する通路幅よりも若
干広く形成されており、カートリッジフイルム7が開口
12bにスムーズに導入されるようになっている。
【0154】また、スリーブ状フイルム5a側の第3フ
イルム給送路17cから収納部55への経路と、カート
リッジフイルム7側の第4フイルム給送路17dからス
プール室12への経路は、略直交するように形成されて
いる。これにより、カートリッジフイルム7が収納部5
5へと入り込むことを防止している。
【0155】このように構成されていることにより、第
1フイルム給送路17aを通ってユニット開口15cを
通過し、第4フイルム給送路17dを経て連設部分60
に到達したカートリッジフイルム7は、連設部分60を
横切って、収納部55側に入り込むことなく、スプール
室12の開口12bに進入しスプール室12へと導かれ
る。そして、同スプール室12の内部においては、フイ
ルム巻取機構の作用によってスプール軸13の外周面上
に確実に巻回される。
【0156】一方、第2フイルム給送路17bを通って
開口部11を通過し、第3フイルム給送路17cを経て
連設部分60に到達したスリーブ状フイルム5aは、連
設部分60を横切って収納部55へと導かれ、これに収
納される。このとき、スリーブ状フイルム5aは、自身
の幅寸法よりも狭い幅寸法に設定されているスプール室
12への開口12bに入り込むことはない。
【0157】以上説明したように上記第2の実施形態に
よれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができると共に、簡単な構成によって、本装置に装填さ
れるスリーブ状フイルム5aを収納する収納部55と、
カートリッジフイルム7を収納するスプール室12と
を、それぞれ別に形成し、両フイルムを本体1の内部で
効率良く収納するようにしたので、本体1の奥行き方向
の寸法の短縮化を容易に実現し、よって装置自体の小型
化に寄与することができる。
【0158】[付記]また、以上述べた発明の実施形態
によれば、以下のような構成を有する発明を得ることが
できる。即ち、 (1)スリーブ状フイルムを挿入する挿入台と、この挿
入台の下方に設けられ、ロール状フイルムが収納された
カートリッジを保持するカートリッジ保持部と、上記ス
リーブ状フイルム及び上記カートリッジに収納されたフ
イルムの画像領域にそれぞれ相当する二つの開口部と、
上記二つの開口部をそれぞれ通過した上記スリーブ状フ
イルム又は上記カートリッジフイルムを巻回し収納する
フイルム収納部と、上記カートリッジ保持部と上記フイ
ルム収納部との間に配置され、上記開口部に対向する位
置に設けられる照明手段と、上記開口部を挟んで上記照
明手段とは反対側の所定位置に配置される撮影光学系及
び撮像素子を含む撮像手段と、上記スリーブ状フイルム
及び上記カートリッジフイルムを本体内部において搬送
する搬送手段と、を具備し、上記カートリッジフイルム
の本体内部における経路を、上記スリーブ状フイルムの
本体内部における経路よりも撮像手段側の位置に配置し
た画像情報入力装置。
【0159】(2)付記1に記載の画像情報入力装置に
おいて、上記フイルム収納部は、上記スリーブ状フイル
ム及び上記カートリッジフイルムの両フイルムを巻回し
得るスプール軸からなる。
【0160】(3)付記1に記載の画像情報入力装置に
おいて、上記フイルム収納部は、上記スリーブ状フイル
ムを湾曲させて収納する収納部と、上記カートリッジフ
イルムを巻回するスプール軸とによって構成される。
【0161】(4)付記1に記載の画像情報入力装置に
おいて、上記開口部の上方に、この開口部と同一平面に
対し角度略45度だけ傾斜させた全反射ミラーを配置
し、この全反射ミラーは、上記撮像手段の光軸線を折り
曲げて、上記スリーブ状フイルムのフイルム面に略平行
となるように配置されている。
【0162】(5)スリーブ状フイルムを挿入する挿入
口と、上記スリーブ状フイルムに記録された画像領域に
相当する面積を有する開口部と、上記開口部を通過した
上記スリーブ状フイルムを収納するフイルム収納部と、
上記開口部を挟んで配置された照明手段及び撮像手段
と、上記スリーブ状フイルムの搬送を行なう搬送手段
と、を具備した画像情報入力装置。
【0163】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、撮影
及び現像済みの写真フイルムの画像を読み込んで電気的
な画像情報を得るようにした画像情報入力装置におい
て、現像後の形態が異なる複数種類の写真フイルム、例
えばスリーブ状フイルム・マウント状フイルム・カート
リッジに収納されたロール状フイルム等にそれぞれ対応
し、これらの写真フイルムの撮影コマに露光されている
画像のうち所望の画像をCCD等の撮像手段を利用して
読み込むことによって、容易に電気的な画像情報を得る
ことができると共に、装置自体の小型化を実現した画像
情報入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の画像情報入力装置の
全体を示す概略斜視図。
【図2】図1の画像情報入力装置の一部(ガイドテーブ
ル近傍)を拡大して示す要部拡大斜視図。
【図3】図1の画像情報入力装置におけるガイドテーブ
ル近傍の縦断面図を示し、ガイドテーブル上にスリーブ
状フイルムを載置した状態を示す図。
【図4】図1の画像情報入力装置におけるガイドテーブ
ル近傍の縦断面図を示し、ガイドテーブル上にマウント
状フイルムを載置した状態を示す図。
【図5】図1の画像情報入力装置の主要部の構成部材を
示す要部分解斜視図。
【図6】図1の画像情報入力装置を側面側から見た際の
略中央縦断面図であって、スリーブ状フイルムを取り込
む際の状態を示す図。
【図7】図1の画像情報入力装置を側面側から見た際の
略中央縦断面図であって、マウント状フイルムを取り込
む際の状態を示す図。
【図8】図1の画像情報入力装置を側面側から見た際の
略中央縦断面図であって、カートリッジフイルムを取り
込む際の状態を示す図。
【図9】図1の画像情報入力装置における制御系の基本
構成を示すブロック構成図。
【図10】図1の画像情報入力装置における検出スイッ
チの位置関係を簡単に示す図であって、本装置にマウン
ト状フイルムが装填された状態を示す図。
【図11】図1の画像情報入力装置における検出スイッ
チの位置関係を簡単に示す図であって、本装置にスリー
ブ状フイルムが装填された状態を示す図。
【図12】図1の画像情報入力装置を正面側から見た際
の圧着ユニットを含む駆動シャフト近傍の要部縦断面図
であって、本装置にマウント状フイルムを装填した場合
【図13】図1の画像情報入力装置を正面側から見た際
の圧着ユニットを含む開口部の略中央部近傍の要部縦断
面図であって、本装置にマウント状フイルムを装填した
場合を示す図。
【図14】図1の画像情報入力装置を正面側から見た際
の圧着ユニットを含むローラ軸近傍の要部縦断面図であ
って、本装置にマウント状フイルムを装填した場合を示
す図。
【図15】図1の画像情報入力装置を正面側から見た際
の圧着ユニットを含む駆動シャフト近傍の要部縦断面図
であって、本装置にスリーブ状フイルムを装填した場合
を示す図。
【図16】図1の画像情報入力装置を正面側から見た際
の圧着ユニットを含む開口部の略中央部近傍の要部縦断
面図であって、本装置にスリーブ状フイルムを装填した
場合を示す図。
【図17】図1の画像情報入力装置を正面側から見た際
の圧着ユニットを含むローラ軸近傍の要部縦断面図であ
って、本装置にスリーブ状フイルムを装填した場合を示
す図。
【図18】図1の画像情報入力装置によって行われる画
像取り込み時の動作を示すフローチャート。
【図19】図1の画像情報入力装置によって行われる画
像取り込み時の動作を示すフローチャート。
【図20】本発明の第1の実施形態の画像情報入力装置
の変形例を示し、ポインタが通常状態にある際のカート
リッジ収納室近傍を拡大して示す要部拡大断面図。
【図21】本発明の第1の実施形態の画像情報入力装置
の変形例を示し、ポインタがカートリッジフイルムに対
応した第1フイルム給送路を開放した状態を示す図。
【図22】本発明の第2の実施形態の画像情報入力装置
を側面側から見た際の略中央縦断
【図23】図22の画像情報入力装置におけるスリーブ
状フイルムの収納部を示す要部拡大縦断面図。
【図24】図22の画像情報入力装置におけるフイルム
給送路と収納部及びスプール室との連設部分の近傍を簡
単に示す要部拡大図。
【符号の説明】
1……本体 2……ガイドテーブル(フイルム載置台) 2a……サイドガイド部 2c……溝部 3……カートリッジ収納室扉 4……カートリッジ装填室 5……マウント状フイルム 5a…… スリーブ状フイルム 7……カートリッジフイルム 8……ポインタ 11……開口部 12……スプール室 12a……ガイド部材 13……スプール軸 14……蛍光灯(照明手段) 15……圧着ユニット 15c……圧着ユニット開口 18……カム軸 19a・19b……カム板 20a・20b……カム溝 23a……ラック部 25……撮像光学系 26……撮像素子 27……撮像ユニット 28……反射ミラー 51……第1リンク部 52……第2リンク部 53 付勢ばね 55……フイルム収納部 55a……凹溝 60……連設部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影及び現像済みの写真フイルムに露
    光された画像から電気的な画像情報を得る画像情報入力
    装置において、 上記写真フイルムの画像を照明する照明手段と、 上記写真フイルムの画像を結像させる撮像光学系及びこ
    の画像を撮像して電気信号に変換する撮像素子とを含む
    撮像手段と、 スリーブ処理又はマウント処理された写真フイルムを装
    填する載置台と、 撮影及び現像済みのロール状の写真フイルムを収納した
    カートリッジを装填するカートリッジ装填室と、 上記載置台又は上記カートリッジ装填室に装填される写
    真フイルムを本体の内部に搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって本体の内部に搬送される上記写真
    フイルムに露光されている画像領域に対応する開口部
    と、 装填された上記写真フイルムを本体の内部に収納し得る
    フイルム収納部と、 を有し、 上記カートリッジから送り出されたロール状の写真フイ
    ルムの本体内部における給送経路は、スリーブ処理又は
    マウント処理された写真フイルムの本体内部における給
    送経路よりも、上記撮像手段寄りの位置に配置されてい
    ることを特徴とする画像情報入力装置。
  2. 【請求項2】 上記フイルム搬送手段は、上記本体に
    装填された写真フイルムのフイルム面を圧着し保持する
    圧着ユニットを含んで形成され、 上記ロール状の写真フイルムの本体の内部における給送
    経路は、上記圧着ユニットの内部に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の画像情報入力装置。
  3. 【請求項3】 上記圧着ユニットは、高さ方向の位置を
    少なくとも二段階に調整し得るように構成されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像情報入力装置。
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