JPH11133519A - 写真フィルム搬送装置 - Google Patents

写真フィルム搬送装置

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Publication number
JPH11133519A
JPH11133519A JP9300063A JP30006397A JPH11133519A JP H11133519 A JPH11133519 A JP H11133519A JP 9300063 A JP9300063 A JP 9300063A JP 30006397 A JP30006397 A JP 30006397A JP H11133519 A JPH11133519 A JP H11133519A
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JP
Japan
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photographic film
film
photographic
image
transport
Prior art date
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Application number
JP9300063A
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English (en)
Inventor
Izumi Seto
泉 瀬戸
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP9300063A priority Critical patent/JPH11133519A/ja
Publication of JPH11133519A publication Critical patent/JPH11133519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フィルムを往復搬送して、画像読取を行
う搬送系において、先に送り出した写真フィルムの挿入
口からの取り出しを待たずに次の写真フィルムを送り出
すことができ、複数の写真フィルムの画像読取作業効率
を向上する。 【解決手段】 複数の写真フィルム22をオートフィル
ムローダ312のホルダ320に保持しておき、このホ
ルダ320から順次写真フィルム22をフィルムキャリ
ア14へ送り込み、プレスキャニング(往路)、ファイ
ンスキャニング(復路)を行った後、復路搬送時に分岐
路304へ案内し、直接フィルムカットインサータ31
4へ直接送るようにしたたため、流れ作業が可能とな
り、従来のバッチ処理のように先に送り込んだ写真フィ
ルム22のフィルムキャリア14からの排出を待つ時間
が軽減され、作業効率を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が記録された
長尺状の写真フィルムを搬送しながら、画像を読取るた
めの写真フィルム搬送装置。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムに記録されている画像をス
キャナによって読み取り、この読み取りによって得られ
た画像データを用いて記録材料への画像の記録、ディス
プレイへの画像の表示等を行うデジタル画像処理装置に
おいて、写真フィルムを搬送しながら画像を読み取るよ
うにしている。
【0003】すなわち、写真フィルムを搬送するための
案内路の一端側から挿入し、往路搬送時に比較的にラフ
な解像度で画像を読取って(プレスキャニング)、画像
のサイズやダイナミックレンジ等を認識した後、復路搬
送時に前記プレスキャニングよりも高解像度で画像を読
み取る(ファインスキャニング)ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記搬
送系の場合、写真フィルムを1本毎に案内路へ挿入し
て、往復搬送後に前記挿入位置から写真フィルムを取り
出すという、所謂バッチ処理形態となっているため、複
数の写真フィルムを連続して処理する形態には不向きと
なっている。
【0005】なお、現在、長尺の写真フィルムは現像処
理後に、複数本毎にその先端部が層状に保持され、先端
部以降が束ねられて収容されると共に、前記層状の写真
フィルムの最上層から順次送り出すことが可能なフィル
ムローダによって、写真フィルムを連続的に送り出す技
術は確立している。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、写真フィルム
を往復搬送して、画像読取を行う搬送系において、先に
送り出した写真フィルムの挿入口からの取り出しを待た
ずに次の写真フィルムを送り出すことができ、複数の写
真フィルムの画像読取作業効率を向上することができる
写真フィルム搬送装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像が記録された長尺状写真フィルムを搬送しなが
ら、画像を読取るための写真フィルム搬送装置であっ
て、前記写真フィルムの長手方向一端部を層状に複数ま
とめて保持する保持部、写真フィルム全体を束ねて収容
する収容部及び前記保持部に保持された写真フィルムの
一端部を先端として前記写真フィルムを最上層から順次
送り出す送り出し部を備えたフィルムローダと、前記フ
ィルムローダから送り出される写真フィルムを案内する
案内路を備え、少なくとも写真フィルムに記録された画
像領域が画像読取位置を通過するように搬送する案内搬
送手段と、前記案内路の前記フィルムローダと画像読取
位置との間に進入口が設けられ、進入口から進入された
写真フィルムを前記フィルムローダとは異なる位置へ排
出する排出口が設けられた分岐路と、前記案内搬送手段
による搬送時に写真フィルムを前記フィルムローダから
画像読取位置へ案内し、前記進入口を写真フィルムが通
過した後の前記写真フィルムの前記搬送とは反対方向へ
の搬送時に前記写真フィルムを分岐路へ案内する案内手
段と、を有している。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、写真フィ
ルムは、現像処理された後、まずフィルムローダに保持
される。このフィルムローダは、保持部によって複数の
写真フィルムを層状に保持する。
【0009】この保持部は、例えば、幅寸法が写真フィ
ルムの幅寸法とほぼ同等の略コ字形のホルダの一対の側
面に、毛羽のような軟弱な凹凸を形成することにより構
成している。このホルダの底面と対向する開口端から写
真フィルムを押し込むことにより、写真フィルムは前記
軟弱な凹凸に保持される。これを繰り返すことにより、
写真フィルム同士を摺動させることなく、複数本の写真
フィルムを層状に保持することができる。
【0010】この保持部に保持された写真フィルムは、
最上層から順に案内路へ送り出される。案内路に送り出
された写真フィルムは、画像読取位置を通過することに
よって例えば、比較的ラフな解像度で画像が読み取られ
る(プレスニング)。
【0011】このプレスキャニングにより、記録された
画像のサイズ、撮影状態に起因するダイナミックレンジ
(階調幅)等が認識され、この認識された情報に基づい
て、写真フィルムを案内路に沿って逆送しながら前記プ
レスキャニングよりも高解像度で画像を読み取っていく
(ファインスキャニング)。
【0012】このファインスキャニング開始時、写真フ
ィルムの後端部は、分岐路の進入口を通過しており、切
替案内手段によって後端部が分岐路へ案内されるように
切り替える。これにより、逆送する写真フィルムは分岐
路へと案内されるため、この時点で次の写真フィルムを
保持部から案内路へ送りだしても、写真フィルム同士が
干渉することがない。
【0013】従って、バッチ処理に必要な待ち時間をな
くすことができるため、前記フィルムローダを有効利用
して、作業効率の向上を図ることができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記分岐路の排出口には、写真フ
ィルムの一端部を層状に保持するフィルムキャッチャー
が着脱可能に設けられていることを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、前記請求
項1において、分岐路へ送り込んだ後の写真フィルムの
対応の一実施態様であるが、前記フィルムローダに用い
られた保持部と同等の保持形状のフィルムキャッチャー
を配設することにより、処理(ファインスキャニング)
が終了した写真フィルムを次々と層状に保持することが
でき、例えば、この保持状態を維持しつつ、フィルムキ
ャッチャーを取り外して、次工程へ搬送することができ
る。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記分岐路の排出口には、分岐路
に案内されて排出された写真フィルムを所定コマ毎に切
断して、該切断したピースフィルム単位で連続する袋体
の各々に収容するフィルムインサータが設けられている
ことを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、前記請求
項1において、分岐路へ送り込んだ後の写真フィルムの
対向を一実施態様であるが、写真フィルムを顧客に返却
する場合、所定コマ(通常6コマ)毎に切断して返却す
る。このため、請求項3に記載の発明では、分岐路に沿
ってフィルムインサータを装備し、所定コマ毎にカット
し、かつ切断したピースフィルムを、各々袋体へ収容す
る。
【0018】すなわち、分岐路を下流側に次工程の処理
を配設できるため、前記案内路の画像読取部において往
復搬送しても、写真フィルム同士を干渉させず、流れ作
業が可能となる。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3のいずれか1項の発明において、前記分岐路
には、写真フィルムが進入口から進入してきたことを検
出する分岐路進入検出センサと、前記分岐路進入検出セ
ンサで写真フィルムの進入を検出した時点で駆動し、該
写真フィルムに搬送力を付与する搬送ローラと、が設け
られていることを特徴としている。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、前記逆送
された場合は、かならず分岐路へ写真フィルムは案内さ
れるため、これを分岐路進入検出センサで監視しておく
ことにより、写真フィルムの搬送状態を認識することが
でき、ジャム等の早期発見が可能となる。
【0021】また、分岐路進入検出センサで写真フィル
ムを検出すると、搬送ローラが駆動を開始し、写真フィ
ルムを強制的に分岐路で搬送させるため、迅速に写真フ
ィルムを分岐路へ送ることができ、次の写真フィルムの
フィルムローダからの送り出しを速めることができる。
【0022】 〔発明の詳細な説明〕以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、ま
ず本実施の形態に係るデジタルラボシステム10につい
て説明する。
【0023】図1には本実施の形態に係るデジタルラボ
システム10の概略構成が示されており、図2にはデジ
タルラボシステム10の外観が示されている。図1に示
されるように、デジタルラボシステム10は、ラインC
CDスキャナ12、画像処理部16、レーザプリンタ部
18及びプロセッサ部20を含んで構成されている。ま
た、図2に示されるように、ラインCCDスキャナ12
と画像処理部16は入力部96に設けられており、レー
ザプリンタ部18とプロセッサ部20は出力部98に設
けられている。
【0024】ラインCCDスキャナ12は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるフィルム画像を読み取るためのものである。このラ
インCCDスキャナ12には、R、G、B測光用のセン
サが3列配列されたラインCCD74(図3参照)が備
えられ、ラインCCD74によってフィルム画像を読み
取り、R、G、B3色の画像データを出力する。
【0025】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えば、メモリカード
等の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報
処理機器へ送信する等)ことも可能である。
【0026】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光を照射するレーザ光源を備えており、画像処理部1
6から入力された記録用画像データに応じて変調したレ
ーザ光を印画紙に照射して、走査露光によって印画紙に
画像を記録する。また、プロセッサ部20は、レーザプ
リンタ部18で走査露光によって画像が記録された印画
紙に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を
施す。これにより、印画紙上に画像が形成される。
【0027】図3には、ラインCCDスキャナ12を含
む光学系の概略構成が示されている。この光学系は、メ
タルハライドランプやハロゲンランプ等から成る光源6
4を備えている。光源64が焦点位置に位置するよう
に、IR(赤外光)を透過する放物面状のリフレクタ2
4が配設されており、光源64から射出されリフレクタ
24によって反射された光が写真フィルム22方向に照
射される。
【0028】光源64の光射出側には、光源64から射
出された光のIRをカットするIRカットフィルタ2
6、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の
調光フィルタ70C、70M、70Y及び写真フィルム
22に照射する光を拡散光とする光拡散ボックス66が
光軸Lに沿って順に配設されている。調光フィルタ70
C、70M、70Yは、それぞれ独立に移動可能に構成
されており、光源64から射出された各成分色光の光量
のバランスやラインCCD74の各成分色光に対する感
度等を考慮して光路中への挿入量が調整される。これに
より、ラインCCD74におけるR、G、Bの3色の受
光量を調整することができる。
【0029】135サイズ用写真フィルム22(以下、
単に写真フィルム22)は、図4及び図5に示すフィル
ムキャリア14によってフィルム面が光軸Lと垂直にな
るように搬送される。フィルムキャリア14には、光源
64から射出された光が透過する写真フィルム22の搬
送方向と直交する方向に延びたスリット孔32(図4参
照)が形成されている。このスリット孔32の長さは、
写真フィルム22に記録されたフィルム画像における写
真フィルム22の幅方向の長さよりも長く形成されてい
る。このスリット孔32の長手方向両端部には、写真フ
ィルム22の長手方向に沿った幅方向両端部に所定間隔
で穿設されたパーフォレーション36及び写真フィルム
22の種類等が記録されたバーコード37の位置に対応
している。
【0030】写真フィルム22を搬送するフィルムキャ
リア14を挟んで光源64と反対側には、光軸Lに沿っ
て、写真フィルム22を透過した光を結像させるレンズ
ユニット72、及び結像位置に設けられたラインCCD
74が順に配置されている。図3では、レンズユニット
72として単一のレンズのみを示しているが、このレン
ズユニット72は複数枚のレンズから構成されたズーム
レンズであってもよい。ラインCCD74は、CCDセ
ルが写真フィルム22の搬送方向に直交するようにライ
ン状に配列されて構成されたCCDセル列が3ライン設
けられ、各ラインの光入射側にR、G、Bの色分解フィ
ルタのいずれかが各々取り付けられた3ラインカラーC
CDで構成されている。従って、CCDセルの配列方向
にフィルム読み取りの主走査がなされ、写真フィルム2
2が搬送されることによりフィルム画像読み取りの副走
査がなされる。なお、ラインCCD74は、3本のライ
ン(CCDセル列)が写真フィルム22の搬送方向に沿
って所定の間隔を隔てて順に配置されているので、同一
の画素におけるR、G、Gの各成分色の検出タイミング
には時間差がある。しかし、本実施の形態では、各成分
色毎に異なる遅延時間で測光信号の出力タイミングの遅
延を行うことにより、同一の画素のR、G、Bの測光信
号がラインCCDスキャナ12から同時に出力されるよ
うに構成されている。
【0031】次に、図4及び図5を参照してフィルムキ
ャリア14について詳細に説明する。
【0032】図4及び図5に示されるように、フィルム
キャリア14には、ベース40に対して開閉可能なベー
ス40と略同一形状のカバー42が取り付けられてい
る。カバー42における写真フィルム22の往路搬送方
向(矢印A方向)に沿った一方の側面には、カバー42
の開閉を操作するためのレバー44が取り付けられてい
る。このレバー44の係止部(図示省略)がベース40
に形成された図示しない孔に係合することによって、カ
バー42をベース40に圧着させた状態で閉じることが
できる。また、レバー44をオペレータが操作すること
によってレバー44によるベース40とカバー42の係
合状態が解除され、カバー42を開放することができ
る。
【0033】ベース40における写真フィルム22の搬
送方向と直交する一方の側面には、写真フィルム22を
挿入するためのフィルム挿入口46が形成されている。
ベース40には、フィルム挿入口46から挿入された写
真フィルム22が案内搬送される案内路としてのフィル
ム搬送路34が形成されている。また、ベース40及び
カバー42における写真フィルム22の搬送方向と直交
する他方の側面側には、ストック部としての円筒状のフ
ィルム巻取部48が形成されている。このフィルム巻取
部48には、写真フィルム22をフィルム巻取部48の
内周面に沿って案内するガイド板50が設けられてい
る。また、図示は省略したが、周囲はケーシングで覆わ
れており、塵埃の侵入が阻止された構造となっている。
従って、フィルム搬送路34に沿って搬送され、読取処
理が終了した写真フィルム22はガイド板50に案内さ
れることによってフィルム巻取部48内に巻回された状
態で収容される。
【0034】また、ベース40に形成されたフィルム搬
送路34のフィルム搬送方向に沿って、先端検出センサ
52、搬送ローラ対54、ゴミ取りローラ56、後端検
出センサ57、搬送ローラ対60、遮光部62Aを備え
たLHP切替レバー62、及び搬送ローラ対64、パー
フォセンサ65が順に配設されている。
【0035】先端検出センサ52は、所謂機械式のセン
サであり、写真フィルム22がネガであってもポジであ
っても検出可能としている。すなわち、写真フィルム2
2の当初の先端部(ピースフィルムの先端部ではなく、
1本の写真フィルムの先端部)は、かぶりによりネガの
場合は不透過、ポジの場合は透過(素抜け)となり、光
電的に検出するのが困難であるからである。
【0036】先端検出センサ52は、一端に写真フィル
ム22に接触する接触輪52Aが回転可能に取り付けら
れ、屈曲部を回転軸として回転するクランク52Bと、
クランク52Bの他端の通過を検出する発光素子と受光
素子が組み合わせて構成されたフォトインタラプタ52
Cと、から構成されている。写真フィルム22がフィル
ム搬送路34に沿って搬送され、写真フィルム22のエ
ッジが先端検出センサ52の接触輪52Aに接触すると
クランク52Bが回転する。クランク52Bが回転する
ことによって、クランク52Bの他端がフォトインタラ
プタ52Cの発光素子と受光素子の間を通過する。これ
により、写真フィルム22の先端がフィルム搬送路34
を通過したことを検出することができる。
【0037】この先端検出センサ52の検出位置は、ラ
インCCD74による読み取る位置との距離が予め定め
られており、このため、この先端検出センサ52によっ
て写真フィルム22の先端を検出することによって、ラ
インCCD74による読取開始時期を設定することがで
きるようになっている。
【0038】搬送ローラ対54は、ベース40上に配設
されたローラ駆動モータ84から変速部85を介して駆
動力が伝達されることによって回転する駆動ローラ54
Aと、この駆動ローラ54Aの回転に従動して回転する
従動ローラ54Bと、を含んで構成されており、駆動ロ
ーラ54Aと従動ローラ54Bによって写真フィルム2
2を挟持搬送する。なお、駆動ローラ54Aは、前記先
端検出センサ52で写真フィルム22の先端を検出した
時点で駆動を開始する。
【0039】搬送ローラ対54の駆動ローラ54Aと従
動ローラ54Bの軸方向の長さは、写真フィルム22に
穿設されたパーフォレーション36に接触しない長さ、
すなわち写真フィルム22に記録されたフィルム画像
(画像記録範囲)にのみ接触する長さに形成されてい
る。これは、駆動ローラ54A及び従動ローラ54Bの
少なくとも一方が写真フィルム22に穿設されたパーフ
ォレーション36に接触した状態で写真フィルム22が
搬送されると、パーフォレーション36が穿設されてい
ることによる凹凸によって安定した搬送を行うことがで
きないことがあることを考慮したものである。また、写
真フィルム22の乳剤面(フィルム画像が記録されてい
る面)側に接触する従動ローラ54Bは、写真フィルム
22に記録されたフィルム画像に傷を付けることがない
ように柔軟な材料で形成されている。
【0040】ゴミ取りローラ56は、写真フィルム22
の表面に付着している埃等を取り除くために設けられて
いる。このため、このゴミ取りローラ56は、図示しな
い回転軸とローラ本体との間にワンウェイクラッチが組
み込まれており、写真フィルム22の往路搬送(図4及
び図5においてフィルム搬送路34の右から左への搬
送)時は、この写真フィルム22の搬送に対して回転し
ない構造となっている。このため、写真フィルム22の
表面(裏面)との間で摺動状態となる。この摺動によっ
て、写真フィルム22上の付着している塵埃(ゴミ)が
拭いとられることになる。このように、ゴミ取りローラ
56は、写真フィルム22と摺動するため、材質として
は軟質で、ゴミを拭い取りやすいスポンジ系のものが適
している。
【0041】なお、このゴミ取りローラ56は、写真フ
ィルム22の復路搬送(図4及び図5においてフィルム
搬送路34の左から右への搬送)時は、写真フィルム2
2の搬送に伴って追従回転する。従って、写真フィルム
22とゴミ取りローラ56との間は非摺動状態となる。
これにより、一旦拭い取った塵埃は、その一部又は全部
が写真フィルム22に戻されることになる。すなわち、
このゴミ取りローラ56よりも下流側に位置するライン
CCD74による画像読取時のみ一時的にゴミを取り除
いておき、その後は元に戻すことによって、ゴミ取りロ
ーラ56の繰り返し利用が可能となっている。
【0042】なお、このゴミ取りローラ56も、写真フ
ィルム22のパーフォレーションに接触しない軸方向の
長さとなっている。
【0043】搬送ローラ対60は、前述した搬送ローラ
対54と同様に、ローラ駆動モータ84から変速部85
を介して駆動力が伝達されることによって回転する駆動
ローラ60Aと、この駆動ローラ60Aの回転に従動し
て回転する従動ローラ60Bと、を含んで構成されてお
り、写真フィルム22を挟持搬送する。駆動ローラ60
Aと従動ローラ60Bの長さは、前述した駆動ローラ5
4A及び従動ローラ54Bと同様に、写真フィルム22
に穿設されたパーフォレーション36に接触しない長さ
に形成され、従動ローラ60Bも前述した従動ローラ5
4Bと同様に柔軟な材料で形成されている。また、従動
ローラ60Bの回転軸の両端は、従動ローラ60Bの回
転を阻止しない略コ字形状の支持板76によって支持さ
れている。この支持板76の一端には略L字形状の接続
部が一体形成されており、この接続部の他端はモータ7
8の駆動軸に接続された偏心カム80に連結されてい
る。従って、モータ78が駆動して偏心カム80が回転
すると、支持板76に支持された従動ローラ60Bが駆
動ローラ60Aに対して接離する方向に移動する。な
お、通常、従動ローラ60Bは駆動ローラ60Aと所定
距離だけ離れて位置しているが、写真フィルム22の搬
送が開始され、モータ78が駆動することによって駆動
ローラ60Aと接触する方向に移動して写真フィルム2
2を挟持搬送する。
【0044】なお、本実施の形態で使用されるローラ駆
動モータ84は、2相ステップモータであるが、5相ス
テップモータを適用すれば、減速系の構成が簡単にな
る。すなわち、高トルクが得られる回転速度のダイナミ
ックレンジが広いため、ローラ駆動モータ84の回転速
度の制御が容易となるからである。
【0045】図10に示される如く、上記、搬送ローラ
対60と68との間が、前述の画像読取位置であり、こ
の位置のカバー42における、前記スリット孔32の往
路搬送時の下流側かつ近傍には、エア吹き出しダクト9
1が設けられている。
【0046】このエア吹き出し口91は、その基部が図
示しないエアブロワの吐出口に取り付けられており、ま
た、先端吹き出し口は写真フィルム22の幅方向に沿っ
てスリット状とされている。吹き出し方向延長線上は、
ラインCCD74による読取位置となっている。すなわ
ち、この吹き出し口から吹き出したエアによって、読取
位置の写真フィルム22は、フィルム搬送路34面に押
圧されることにより、写真フィルム22の画像読取位置
での浮き等をなくし、平面性を維持することができるよ
うになっている。なお、このエアは、写真フィルム22
面に付着したゴミも取り除くこともできる。
【0047】また、LHP切替レバー62の遮光部62
Aは、写真フィルム22に記録されたフィルム画像がパ
ノラマ画像(P)である場合に写真フィルム22の画像
未記録部分を透過する光を遮光するために設けられてい
る(図6参照)。なお、迫力ビジョン画像(H)が存在
する場合には、写真フィルム22の幅方向寸法が通常サ
イズ(L)とさほど変わりがないため、遮光部は特に不
要であるが、遮光部62Aとは別に同軸周りに迫力ビジ
ョン画像(H)用の遮光部を設けてもよい。
【0048】写真フィルム22に記録されたフィルム画
像のサイズは、ラインCCD74によるプレスキャニン
グ時の画像データの領域や画像データの他に同時に読み
取られる画像予備データ(コマ番号やDXコード等)に
基づいて認識される。なお、図6に示されるように、L
HP切替レバー62は写真フィルム22の幅方向両側に
設けられている(図4では一方のみ図示)。
【0049】LHP切替レバー62よりもフィルム搬送
方向下流側に設けられた搬送ローラ対68については、
前述した搬送ローラ対60と略同一の構成であり、モー
タ79によって偏心カム80を回転させ、従動ローラ6
8Bを駆動ローラ68Aに対して接離させるようになっ
ている。
【0050】パーフォセンサ65は、写真フィルム22
に設けられるパーフォレーションを検出するセンサであ
り、その信号はほぼ矩形のパルス波形となる。従って、
このパルス波形をカウントすることにより、写真フィル
ム22の搬送長を認識することができる。また、パルス
波形の位置と画像のエッジ部分との相関を得ることも可
能となっている。
【0051】ここで、前記搬送ローラ対54を第1ニッ
プ、搬送ローラ対60を第2ニップ、搬送ローラ対68
を第3ニップとすると、上記構成の如く、第1ニップは
常時ニップ状態であり、第2及び第3ニップは適宜ニッ
プ状態と非ニップ状態とすることができる。
【0052】まず、待機状態、すなわちローラ駆動用モ
ータ84が停止しているときは、第2及び第3ニップ共
に非ニップ状態である。
【0053】次に、往路搬送時、すなわちローラ駆動用
モータが駆動を開始してから所定時間T1経過するまで
は、第2及び第3ニップ共に非ニップ状態である。この
とき、写真フィルム22の先端部は、搬送ローラ対6
0、68のそれぞれの駆動側と従動側ローラの隙間を通
過していくようになっている。
【0054】前記所定時間T1が経過すると、第2及び
第3ニップはニップ状態となるように制御される。
【0055】次に、往路搬送終了時、すなわち、後端検
出センサ57によって写真フィルム22の後端を検出し
てから所定時間T2後、第2ニップのみ非ヒップ状態と
なる。このとき、写真フィルム22の後端はスキャニン
領域を通過し、搬送ローラ対68(第3ニップ)によっ
てニップされた状態で往路搬送の停止を迎える。
【0056】一方、復路搬送開始時は、前記第2ニップ
は非ニップ状態のままとされており、このため、搬送方
向先端部は、搬送ローラ対60の従動側と駆動側との間
を円滑に通過するようになっている。
【0057】所定時間T3後、搬送方向先端部が搬送ロ
ーラ対60を通過後、第2ニップはニップ状態となり、
次いで、パーフォセンサ65によって搬送方向後端を検
出した後に、第3ニップを非ニップ状態となる。
【0058】その後、後端検出センサ57で搬送方向後
端を検出した後は、第2ニップも解除され、第2及び第
3ニップ共に初期状態(非ニップ状態)に戻されるよう
になっている。
【0059】駆動ローラ54Aの回転軸54Cの一端に
は、プーリー54Dが取り付けられている。また、駆動
ローラ60Aの回転軸60Cの一端には、2つのプーリ
ー60D、60Eが所定間隔を隔てて取り付けられてい
る。駆動ローラ60Aの回転軸60Cに取り付けられた
一方のプーリー60Dは、駆動ローラ54Cの回転軸5
4Cに取り付けられたプーリー54Dと並行な位置に取
り付けられており、これらのプーリー54D、60Dに
はタイミングベルト82Aが巻き掛けられている。
【0060】また、駆動ローラ68Aの回転軸68Cの
一端にはプーリー68Eの他に変速部85内の構成部品
であるプーリー85A、85B、85Cが取り付けられ
ている。この回転軸68Cに取り付けられたプーリー6
8Eは、駆動ローラ60Aの回転軸60Cに取り付けら
れたプーリー60Eと並行な位置に取り付けられてお
り、これらのプーリー60E、68Eにはタイミングベ
ルト82Bが巻き掛けられている。
【0061】ローラ駆動モータ84の図示しない駆動軸
の先端部には、プーリー84Aが取り付けられている。
ローラ駆動モータ84の駆動軸の先端部に取り付けられ
たプーリー84Aは、変速部85内の構成部品である4
個プーリー85I、85a、85b、85cの内の入力
プーリー85Iとの間でタイミングベルト82Cが巻き
掛けられている。
【0062】前記入力プーリー85I以外のプーリー8
5a、85b、85cは、それぞれ独立して回転するよ
うに電磁クラッチ又はワンウェイクラッチが内蔵されて
いる。この3個のプーリー85a、85b、85cは、
それぞれ径が異なり、前記プーリー85A、85B、8
5Cとの間でタイミングベルト87A、87B、87C
が巻き掛けられている。
【0063】すなわち、ローラ駆動モータ84の駆動軸
の回転が一定であっても、前記電磁クラッチ又はワンウ
ェイクラッチの機能によって、選択的に3種類の回転速
度で回転軸68Cに駆動力を伝達することができるよう
になっている。
【0064】また、このフィルムキャリア14は、図1
0に示されるように、フィルム搬送部34を側面視した
ときに、ゴミ取りローラ56と、後端検出センサ57と
の間に矩形状の孔300が設けられ、この矩形孔300
に案内手段として、ゲートガイド302が配設されてい
る。
【0065】ゲートガイド302は、前記矩形孔300
を塞ぐ主案内面302Aと、この主案内面302Aの裏
面である副案内面302Bと、で構成されている。
【0066】ここで、主案内面302Aは、フィルム挿
入口46がある側のフィルム搬送路34の縁部34A側
では、この縁部34Aよりも若干低く、後端検出センサ
57がある側のフィルム搬送路の縁部34B側では、こ
の縁部34Bよりも若干高くなるように傾斜されてい
る。
【0067】このため、後端検出センサ57がある側の
縁部34Bと、ゲートガイド302との間には、写真フ
ィルム22が通過可能な隙間が生じている。
【0068】これにより、フィルム挿入口46から写真
フィルム22を挿入すると、写真フィルム22は、ゲー
トガイド302の主案内面302Aに沿って搬送され、
後端検出センサ57のある側のフィルム搬送路34へと
送られる。
【0069】その後、フィルム後端がこのゲートガイド
302Aの上面を通過し、その後、逆送(復路搬送)さ
れると、写真フィルム22は、副案内面302Bに沿っ
て、矩形孔300へと入り込み、フィルム搬送路34の
下部に設けられた分岐路304へと送り込むことができ
るようになっている。なお、分岐路304の排出方向端
部は、フィルム排出口306となっている。
【0070】すなわち、写真フィルム22は、フィルム
挿入口46から挿入され、フィルム搬送路34に沿って
往路搬送してプレスキャニングがなされ、復路搬送時に
ファインスキャニングがなされた後、分岐路304に沿
ってフィルム排出口306へ至る経路で搬送されること
になる。
【0071】分岐路304の入口近傍には、分岐路進入
検出センサ308が設けられており、写真フィルム22
の分岐路304への進入を認識することができるように
なっている。また、この分岐路304には搬送ローラ対
310が設けられ、前記分岐路進入検出センサ308で
写真フィルム22を検出した時点で駆動が開始され、写
真フィルム22を分岐路304のフィルム排出口306
へと送るようになっている。
【0072】上記構成の写真フィルム22には、周辺機
器として、フィルム挿入口46には、オートフィルムロ
ーダ(AFL)312(図11参照)が装着され、フィ
ルム排出口306には、フィルムカッタインサータ(F
CI)314(図12参照)が装着されている。
【0073】図11に示される如く、AFL312は、
箱形のケース316が設けられ、複数のピン318が立
設されている。このピン318には、複数の写真フィル
ム22が蛇行するように巻き掛けられており、これによ
り、写真フィルム22は、その幅方向が縦方向となって
収容される。
【0074】ケース316の一部には、ホルダ320が
設けられている。このホルダ320は、略コ字形に屈曲
されており、その一対の側面322には、毛羽状の軟弱
な凹凸部材(例えば、マジックテープの雌側等)324
が貼り付けられている。このホルダ320は、図14に
示される如く、一対の側面322の基部側間隔寸法が、
写真フィルム22の幅寸法とほぼ同一の寸法とされてお
り、かつ、側面322の先端にいくに従い、徐々に狭ま
る傾向となっている。
【0075】前記ケース316に収容された写真フィル
ム22の先端部は、層状に束ねられて、前記ホルダ32
0に保持されるようになっている。すなわち、写真フィ
ルム22をその幅方向両端部をホルダ320の側面32
2に対応させて側面322の先端部側から押し込むと、
前記凹凸部材324と写真フィルム22の幅方向両端部
とが噛み合い、確実に保持される。これを繰り返し行う
ことにより、写真フィルム22は、ホルダ320に層状
に保持される。また、側面322のなだらかな傾斜(先
端にいくに従い狭まっている形状)により、複数の写真
フィルム22を保持しても、写真フィルム22の撓み力
が加味されて、確実に保持できるようになっている。
【0076】ホルダ320は、図示しない駆動手段の駆
動力により、軸325を中心に90°回転往復回転可能
なアーム326の先端部に取り付けられており、通常
は、写真フィルム22の幅方向が縦となる位置、すなわ
ち、ケース316内の写真フィルム22と同一の状態で
ホルダ320を位置決めしている。
【0077】ところが、この状態では、前記フィルム挿
入口46に挿入される写真フィルム22の向きに対して
は、写真フィルム22は、直角の位置となる。そこで、
アーム326を90°回転させることにより、写真フィ
ルム22をフィルム挿入口46に合わせるようになって
いる。このとき、ケース316内の写真フィルム22
と、ホルダ320上の写真フィルム22とは、フリーと
されている箇所で捻じれが生じていることになるが、捻
じれを発生させる領域(長さ)を十分にとってあるた
め、折れ曲がるような不具合はない。 ホルダ320が
横向き(写真フィルム22が水平の向き)となると、写
真フィルム22の最上層には、駆動ローラ328が接触
するようになっている。この駆動ローラ328はベルト
330を介して駆動力を受けており、この駆動ローラ3
28の駆動力によって、最上層の写真フィルム22から
順次フィルム挿入口46方向へ搬送されるようになって
いる。なお、この写真フィルム22の水平方向移動に関
しては、前記凹凸部材324の抵抗力を受けることはな
い。
【0078】図12に示される如く、FCI314は、
分岐路304の排出端に設けられたカッタ部332と、
このカッタ部332の搬送方向下流側に設けられたイン
サータ部334とで構成されている。
【0079】カッタ部332は、写真フィルム22に設
けられたノッチ(フィルムの幅方向一端部に設けられた
半円状の切欠部)を検出するセンサ336と、ロータリ
カッタ338とを備え、ノッチの検出によってフィルム
コマ数及びフィルムコマ間位置を認識し、ロータリカッ
タ338を作動させて所定コマ毎(本実施の形態では、
6コマ毎)に切断する機能を有している。なお、切断さ
れた各々の写真フィルム22は、ピースフィルム22P
という。ピースフィルム22Pは、搬送路340に沿っ
て、図示しない搬送手段によってインサータ部334へ
と搬送される。
【0080】インサータ部334には、予め袋体342
を連続するシート(フィルムシート)344が一対のド
ラム346周りに層状に巻き取られて収容されており、
前記カッタ部332から写真フィルム22を搬送する搬
送路に袋体342が順次対応するように前記ドラム34
6を駆動する。これにより、ピースフィルム22Pは、
順次袋体342へ収容され、1本分毎にフィルムシート
344がカットされるようになっている。
【0081】次に、本発明の実施の形態の作用を図7乃
至図9のフローチャートに従い説明する。
【0082】なお、AFL312のホルダ320には、
既に現像済の複数の写真フィルム22が層状に保持され
た状態とする。
【0083】図7に示される如く、ステップ200で
は、電源がオンか否かが判断され、電源がオンとなると
ステップ202へ移行してカバー42が開いているか否
かが判断される。ここで、カバー42が開いていると判
定されると、ステップ204へ移行してエラー処理(例
えばLED等の赤色点滅)がなされる。なお、エラー処
理の後は、リセット後再スタートする(以下、エラー処
理の後は全てリセット後再スタートとする)。
【0084】ステップ202において、否定判定、すな
わちカバー42が閉じていると判定された場合は、ステ
ップ206へ移行してキャリア内に写真フィルム22が
存在するか否かが判断され、有りと判定された場合は、
ステップ208へ移行してエラー処理(例えば、LED
赤色点滅や、「フィルムと取って下さい」との表示メッ
セージ)と行う。
【0085】また、ステップ206で無しと判定された
場合は、ステップ210へ移行して、LHP切替レバー
62を作動するためのモータが原点位置(LHP切替レ
バー62のスリットからの退避位置)にあるか否かが判
断される。
【0086】ここで、否定判定されると、ステップ21
2へ移行して該モータをイニシャライズし、次いでステ
ップ214で再度原点位置か否かを判断し、さらに否定
判定の場合はステップ216へ移行してエラー処理(例
えば、LEDの赤色点滅や、「LHPの原点検出不良で
す」との表示メッセージ)を行う。
【0087】前記ステップ210又はステップ214で
肯定判定された場合は、ステップ218へ移行して従動
ローラ60Bに対応するモータ78(第2ニップ用モー
タ)が原点位置にあるか否かが判断される。
【0088】ここで、否定判定されると、ステップ22
0へ移行して該モータをイニシャライズし、次いでステ
ップ222で再度原点位置か否かを判断し、さらに否定
判定の場合はステップ224へ移行してエラー処理(例
えば、LEDの赤色点滅や、「第2ニップの原点検出不
良です」との表示メッセージ)を行う。
【0089】前記ステップ218又はステップ222で
肯定判定された場合は、ステップ226へ移行して従動
ローラ68Bに対応するモータ79(第3ニップ用モー
タ)が原点位置にあるか否かが判断される。
【0090】ここで、否定判定されると、ステップ22
8へ移行して該モータをイニシャライズし、次いでステ
ップ230で再度原点位置か否かを判断し、さらに否定
判定の場合はステップ232へ移行してエラー処理(例
えば、LEDの赤色点滅や、「第3ニップの原点検出不
良です」との表示メッセージ)を行う。
【0091】前記ステップ226又はステップ230で
肯定判定された場合は、ステップ234へ移行して、電
磁クラッチをオフ、すなわちノーマル状態とし、図8の
ステップ236へ移行する。
【0092】以上が、初期設定に関する制御であり、以
下、通常の搬送制御中でもエラーがあった場合には、エ
ラー処理を行うが、フローチャートの明瞭化のため、エ
ラー処理は省略して説明する。図8に示される如く、ス
テップ236では、写真フィルム22の先端が先端検出
センサ52によって検出されたか否かが判断され、肯定
判定されると、ステップ238へ移行して、搬送ローラ
対60、68、すなわち第2及び第3ニップをニップ状
態とし、ステップ240へ移行する。
【0093】ステップ240ではプレスキャン速度(高
速)を選択し、選択された速度となるように電磁クラッ
チを制御する(オン/オフ)。
【0094】次のステップ242では、ローラ駆動用モ
ータ84の駆動を開始する。これにより、写真フィルム
22は、搬送ローラ対54、すなわち第1ニップにニッ
プされた状態でフィルム搬送路34に沿って搬送を開始
する。
【0095】このとき、写真フィルム22は、その下面
側が主案内面302Aに案内されて、フィルム搬送路3
4に沿って移動する。また、フィルム搬送路34の矩形
孔300を挟んで、フィルム挿入口34側の縁部34A
よりも主案内面302Aは若干低く、後端検出センサ5
7側の縁部34Bよりも主案内面302Aは若干高く設
定されているため、この矩形孔300の角部に写真フィ
ルム22が引っかかることはない。
【0096】ゲートガイド302の主案内面302Aを
通過した写真フィルム22は、第2及び第3ニップにつ
いてもニップ状態であるため、写真フィルム22は順次
ニップされていき、プレスキャニングがなされる(ステ
ップ244)。
【0097】なお、このとき、ゴミ取りローラ56が、
写真フィルム22の表面に接触した状態で、かつこの写
真フィルム22の搬送方向に準ずる方向の回転が阻止さ
れているため、写真フィルム22とゴミ取りローラ56
とは摺動状態となる。この摺動によって、写真フィルム
22の表面に付着する塵埃を拭い取ることができる。
【0098】プレスキャニングは以下の通りである。写
真フィルム22がフィルム搬送路34に形成されたスリ
ット孔32の上部を通過するとき、ラインCCD74は
写真フィルム22に記録されたフィルム画像及び写真フ
ィルム22の情報が記録されたバーコード37を同時に
読み取る。写真フィルム22を高速で搬送し、比較的低
解像度で写真フィルム22の全面を読み取る。このプレ
スキャニングによって得られた画像データに基づいて写
真フィルム上の画像コマ位置、各画像のアスペクト比、
各画像の濃度等の特徴量が認識される。
【0099】このとき、光源64から射出された光はス
リット孔32の長手方向両端部間寸法が画像コマの寸法
よりも大きいため、写真フィルム22に記録されたフィ
ルム画像と共に写真フィルム22の画像予備データ(コ
マ番号やDXコードを示すバーコード)も読み取ること
ができる。
【0100】写真フィルム22が順次搬送されていき、
それぞれの画像コマの画像が読み取られていくと、フィ
ルム搬送路下流側には、写真フィルム22が滞留する。
この滞留する写真フィルム22は、フィルム巻取部48
によって、大きな曲率半径のガイドによって巻き取って
いるため、巻癖がつくことはない。また、折れ曲がった
り、傷つくことも防止することができる。
【0101】このフィルム巻取部48への巻取前、ステ
ップ246では、パーフォセンサ65からの検出値を取
り込む。ここで、パーフォレーションの数をカウントし
ているため、ステップ248において一定時間内に所定
数のカウントがなされた否かによって搬送系の状態を認
識することができる。このステップ248で否定判定さ
れた場合には、ステップ250へ移行してローラ駆動用
モータ84の駆動が停止され、ジャム発生を報知するメ
ッセージが出力される。
【0102】また、ステップ248において、肯定判定
された場合は、搬送が継続され、上記の如く、写真フィ
ルム22はフィルム巻取部48へ巻き取られていく。
【0103】この往路搬送中、ステップ252では後端
検出センサ57でフィルムの後端を検出したか否かが判
断される。ここで、後端検出時期は予め定められた一定
時間内に検出されたか否かが判断され(ステップ25
4)、否定判定の場合は、前記パーフォレーションカウ
ント値と同様にステップ250へ移行する。
【0104】ステップ254で肯定判定されると、プレ
スキャニングが終了したと判断され、ステップ256へ
移行してローラ駆動用モータ84の駆動が停止され、図
9のステップ258へ移行する。
【0105】図9のステップ258では、搬送ローラ対
60、すなわち第2ニップのニップを解除する。このと
き、写真フィルム22は、この第2ニップを通過してお
り、ニップ状態ではない。ここで、第2ニップのニップ
を解除しておくことにより、復路搬送時(ファインスキ
ャニング時)には写真フィルム22は、駆動ローラ60
Aと従動ローラ60Bとの間に生じた隙間を通過するこ
とになる。このため、ファインスキャニング中にニップ
がかかって搬送速度にむらが生じるようなことが防止さ
れる。
【0106】次のステップ260では、Lサイズ以外の
コマサイズ(パノラマサイズや迫力ビジョンサイズ)が
存在するか否かが判断され、次いでステップ262では
大伸ばしプリントか否が判断され、いずれか肯定判定判
定された場合には、ステップ262へ移行して該サイズ
に適合するファインスキャン速度を選択し、ステップ2
64へ移行する。また、双方否定判定の場合には、標準
サイズ(Lサイズ)であると判断され、既に最適な速度
が選択されているため、ステップ264へ移行する。
【0107】ステップ264では、選択された速度に対
応するように電磁クラッチをオンし(これにより、プー
リー85A−85a、85B−85b、85C−85c
の内の1つの組み合わせが有効となり)、次いでステッ
プ266においてローラ駆動モータ84の駆動を開始す
る(復路搬送)。
【0108】これにより、ファインスキャニングが開始
される(ステップ268)。ファインスキャニングは以
下の通りである。
【0109】ファインスキャニングは、プレスキャニン
グに比べて低速度で搬送され、解像度の高い画像データ
を得る。また、画像サイズがすでに認識されているた
め、読み取る画像サイズに基づいて、LHP切替レバー
62が作動して、無用なスリット開口を閉塞する(ステ
ップ268)。
【0110】なお、この画像読取位置には、エア吹き出
しダクト91からエアが吹き付けられており、フィルム
搬送路34面に対して浮きが生じている写真フィルム2
2を押圧し、平面性を保つようにしているため、ライン
CCD74に対して焦点距離が狂うような不具合がな
い。また、エアの吹きつけによって、ゴミ取りローラ5
6によって取り除かれなかったゴミも吹き払うことがで
きる。
【0111】次のステップ270では、この復路搬送中
にパーフォセンサ65によってパーフォレーションを検
出し、その数をカウントする。次のステップ272で
は、一定時間内のカウント値が適正か否かが判断され、
否定判定の場合には、搬送系に異常があると判断され、
ステップ274へ移行してローラ駆動モータ84の駆動
を停止すると共にジャム発生を報知するメッセージを出
力する。
【0112】ステップ272で肯定判定された場合は、
ステップ276へ移行して搬送(復路搬送)を開始して
から、所定時間経過後に搬送ローラ対60(第2ニッ
プ)をニップ状態とするように指示する(この時点でニ
ップするのではなく、写真フィルム22の先端部が通過
し、かつ好ましくはファインスキャニングの中断時(画
像コマ間)にニップする)。
【0113】次のステップ278では、パーフォセンサ
65による復路搬送方向の写真フィルム22の後端を検
出したか否かが判断される。ここで、肯定判定される
と、搬送ローラ対68(第3ニップ)のニップ状態を解
除し(ステップ280)、次いでステップ282におい
て、後端検出センサによる復路搬送方向の写真フィルム
22の後端を検出したか否かが判断される。ここで、肯
定判定されると、ステップ284において、前記パーフ
ォセンサ65による後端検出と、後端検出センサ57に
よる後端検出との時間差が適正か否かが判断される。す
なわち、搬送速度が一定であるため、この時間差も適正
であれば予測することができる。
【0114】このステップ284で否定判定されると、
搬送系に異常があると判断され、ステップ286へ移行
してローラ駆動モータ84の駆動を停止し、ジャム発生
を報知するメッセージを出力する。
【0115】また、ステップ284において、肯定判定
されると、正常に搬送されていると判断し、ステップ2
88でローラ駆動モータ84の駆動を停止し、次いでス
テップ290で搬送ローラ対60(第2のニップ)のニ
ップを解除し、処理は終了する。この処理の終了時は、
搬送ローラ対60、68、並びにLHP切替レバー62
は、初期位置に位置決めされた状態となる。
【0116】なお、この復路搬送中において、ゴミ取り
ローラ56が写真フィルム22の搬送に追従して回転す
るため、前記往路搬送時に拭い取った塵埃が、再度写真
フィルムに戻される傾向となる。これは、意図的に行う
ものであり、このように、ラインCCD74でのスキャ
ニング時のみ塵埃を取り除き、読取終了後は、その一部
又は全部を写真フィルムに戻すこにより、ゴミ取りロー
ラ56自体の汚れを軽減することができ、メンテナンス
しなくても数多くの処理を繰り返し行うことができる。
【0117】この復路搬送時、写真フィルム22は、副
案内面302Bに写真フィルム22の上面が案内され
て、矩形孔300へ入り込み、分岐路304へ案内され
ることになる。
【0118】分岐路304に写真フィルム22が進入す
ると、分岐路進入検出センサ308によってこれを検出
し、搬送ローラ対310を駆動させ、写真フィルム22
を分岐路304のフィルム排出口306へ迅速に搬送す
る。
【0119】この分岐路304のフィルム排出口306
には、カッタ部332が設けられ、センサ336によっ
て写真フィルム22に設けられたノッチをカウントし、
6コマ毎にロータリカッタ338が作動して切断され
る。
【0120】切断されたピースフィルム22Pは、イン
サータ部334によって、袋体342へ収容される。こ
れを写真フィルム1本分繰り返すと、インサータ部33
4では、フィルムシート344を切断する。これによ
り、フィルム1本分の写真フィルム22が、ピースフィ
ルム22Pの形で、1枚のフィルムシート344内に収
容されることになる。
【0121】なお、本実施の形態では、分岐路304に
フィルムカットインサータ314を配設したが、前記A
FL312のホルダ320と同一形状のキャッチャを着
脱可能に配設してもよい。すなわち、ファインスキャニ
ングが終了した写真フィルム22をキャッチャによって
複数本まとめて保持し、所定数たまった後、キャッチャ
ごと次工程へ搬送するようにしてもよい。
【0122】また、本実施の形態では、135サイズの
写真フィルム22のフィルムキャリアを例にとり説明し
たが、APS用フィルムのフィルムキャリアにおいても
同様に、分岐路304を設けるようにしてもよい。この
場合、分岐路304のフィルム排出口に、カートリッジ
装填部とアタッチャーとを配設し、フィルム後端部が先
頭で搬送されてくるAPS用フィルムをアタッチャーに
よってカートリッジ内の軸に係止し、その後巻き取るよ
うにしてもよい。
【0123】さらに、本実施の形態では、案内手段とし
て、フィルム搬送路34の途中にゲートガイド302を
配設し、復路時に写真フィルム22を分岐路304へ案
内したが、図13に示される如く、フィルム搬送路34
の途中にフィルム搬送面に対して垂直な方向(光軸方
向)に3連のローラ350、352、354を並べ、中
央のローラ352の軸心をフィルム搬送路面と一致させ
るように配設してもよい。この場合、いずれかのローラ
を駆動させることにより(例えば、最も下側のローラ3
54に図13の反時計周り方向の回転力を付与すること
により)、上側2個のローラ350、352に挟持され
た写真フィルムを図13の矢印R(右)方向へ搬送する
ことができ、下側2個のローラ352、354に挟持さ
れた写真フィルム22を図13の矢印L(左)方向へ搬
送することができる。
【0124】また、中央のローラ354は、ゴミ取りロ
ーラ56方向からくる写真フィルム22を押し上げるよ
うに案内し、後端検出センサ57方向からくる写真フィ
ルム22を押し下げるように案内するため、写真フィル
ム22を確実に所望の方向へ搬送することができる。
【0125】なお、135サイズとAPS用では、写真
フィルムの幅方向寸法が異なるため、前記AFL312
のホルダ320をアーム326に対して着脱可能として
おき、それぞれのフィルムに合う側面322間寸法を持
つホルダ320に交換可能にしておくことが好ましい。
なお、ケース316には、写真フィルムが、比較的にフ
リー状態で収容されるようになっているため、交換の必
要はない。これによれば、AFL312自体を変える必
要がない。
【0126】以上説明した如く、本実施の形態に係るフ
ィルムキャリアでは、複数の写真フィルム22をオート
フィルムローダ312のホルダ320に保持しておき、
このホルダ320から順次写真フィルム22をフィルム
キャリア14へ送り込み、プレスキャニング(往路)、
ファインスキャニング(復路)を行った後、復路搬送時
に分岐路304へ案内し、直接フィルムカットインサー
タ314へ直接送るようにしたたため、流れ作業が可能
となり、従来のバッチ処理のように先に送り込んだ写真
フィルム22のフィルムキャリア14からの排出を待つ
時間が軽減され、作業効率を向上することができる。ま
た、フィルム搬送路34と分岐路304への写真フィル
ム22の案内搬送のための可動切替手段が不要であるた
め、構造が簡単となる。
【0127】
【発明の効果】以上説明した如く請求項1に記載の発明
では、写真フィルムを往復搬送して、画像読取を行う搬
送系において、先に送り出した写真フィルムの挿入口か
らの取り出しを待たずに次の写真フィルムを送り出すこ
とができ、複数の写真フィルムの画像読取作業効率を向
上することができるという優れた効果を有する。
【0128】請求項2に記載の発明は、フィルムローダ
に用いられた保持部と同等の保持形状のフィルムキャッ
チャーを配設することにより、処理(ファインスキャニ
ング)が終了した写真フィルムを次々と層状に保持する
ことができる。
【0129】請求項3に記載の発明では、分岐路を下流
側に次工程の処理を配設できるため、前記案内路の画像
読取部において往復搬送しても、写真フィルム同士を干
渉させず、流れ作業が可能となる。
【0130】請求項4に記載の発明では、分岐路進入検
出センサで監視しておくことにより、写真フィルムの搬
送状態を認識することができ、ジャム等の早期発見が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデジタルラボシステムの概
略ブロック図である。
【図2】デジタルラボシステムの外観図である。
【図3】ラインCCDスキャナの光学系を示す概略斜視
図である。
【図4】フィルムスキャナの内部構成を示す概略斜視図
である。
【図5】フィルムスキャナの側面図である。
【図6】LHP切替レバー62を示す平面図である。
【図7】フィルムキャリアにおける写真フィルム搬送制
御を示す制御フローチャートである(その1)
【図8】フィルムキャリアにおける写真フィルム搬送制
御を示す制御フローチャートである(その2)
【図9】フィルムキャリアにおける写真フィルム搬送制
御を示す制御フローチャートである(その3)
【図10】本実施の形態に係るフィルムキャリアの写真
フィルムの案内搬送状態を説明した側面図である(この
図において、往路は左から右)。
【図11】本実施の形態に係るオートフィルムローダの
斜視図である。
【図12】本実施の形態に係るフィルムカッタインサー
タの斜視図である。
【図13】案内手段の変形例を示す側面図である。
【図14】ホルダの変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 デジタルラボシステム 14 フィルムキャリア 22 写真フィルム 48 フィルム巻取部 57 後端検出センサ 64 光源 65 パーフォセンサ 72 レンズユニット 74 ラインCCD 91 エア吹き出しダクト 300 矩形孔 302 ゲートガイド(案内手段) 304 分岐路 306 フィルム排出口 308 分岐路進入検出センサ 310 搬送ローラ対(搬送ローラ) 312 オートフィルムローダ 314 フィルムカッタインサータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録された長尺状写真フィルムを
    搬送しながら、画像を読取るための写真フィルム搬送装
    置であって、 前記写真フィルムの長手方向一端部を層状に複数まとめ
    て保持する保持部、写真フィルム全体を束ねて収容する
    収容部及び前記保持部に保持された写真フィルムの一端
    部を先端として前記写真フィルムを最上層から順次送り
    出す送り出し部を備えたフィルムローダと、 前記フィルムローダから送り出される写真フィルムを案
    内する案内路を備え、少なくとも写真フィルムに記録さ
    れた画像領域が画像読取位置を通過するように搬送する
    案内搬送手段と、 前記案内路の前記フィルムローダと画像読取位置との間
    に進入口が設けられ、進入口から進入された写真フィル
    ムを前記フィルムローダとは異なる位置へ排出する排出
    口が設けられた分岐路と、 前記案内搬送手段による搬送時に写真フィルムを前記フ
    ィルムローダから画像読取位置へ案内し、前記進入口を
    写真フィルムが通過した後の前記写真フィルムの前記搬
    送とは反対方向への搬送時に前記写真フィルムを分岐路
    へ案内する案内手段と、を有する写真フィルム搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記分岐路の排出口には、写真フィルム
    の一端部を層状に保持するフィルムキャッチャーが着脱
    可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    写真フィルム搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記分岐路の排出口には、分岐路に案内
    されて排出された写真フィルムを所定コマ毎に切断し
    て、該切断したピースフィルム単位で連続する袋体の各
    々に収容するフィルムインサータが設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の写真フィルム搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記分岐路には、写真フィルムが進入口
    から進入してきたことを検出する分岐路進入検出センサ
    と、前記分岐路進入検出センサで写真フィルムの進入を
    検出した時点で駆動し、該写真フィルムに搬送力を付与
    する搬送ローラと、が設けられていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の写真フィル
    ム搬送装置。
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JP2001348136A (ja) * 2000-06-06 2001-12-18 Fuji Photo Film Co Ltd シート材搬送路の継目構造及び、このシート材搬送路の継目構造を用いた写真フィルム搬送装置
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