JPH11237489A - 基準周波数発生装置 - Google Patents
基準周波数発生装置Info
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- JPH11237489A JPH11237489A JP10039891A JP3989198A JPH11237489A JP H11237489 A JPH11237489 A JP H11237489A JP 10039891 A JP10039891 A JP 10039891A JP 3989198 A JP3989198 A JP 3989198A JP H11237489 A JPH11237489 A JP H11237489A
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- Japan
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- frequency
- phase
- time signal
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- Prior art date
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- Electric Clocks (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】衛星電波の絶対時刻の発生タイミングに位相同
期した基準周波数信号を発生可能とする基準周波数発生
装置を提供する。 【解決手段】ＧＰＳ衛星電波を受けて絶対時刻信号であ
る１秒単位のＧＰＳ時刻信号を出力する衛星電波受信機
を備え、ＧＰＳ時刻信号に緩やかに追従同期した高精度
な出力周波数ｆoutを発生出力する基準周波数発生装置
において、ＧＰＳ時刻信号に緩やかに追従して発振する
高精度な発振周波数を受けて所定分周比に分周した出力
周波数ｆoutを発生出力する周波数変換手段の出力位相
をＧＰＳ時刻信号のパルスに同期して、所定時間毎に一
定位相状態にする手段を具備している基準周波数発生装
置。
期した基準周波数信号を発生可能とする基準周波数発生
装置を提供する。 【解決手段】ＧＰＳ衛星電波を受けて絶対時刻信号であ
る１秒単位のＧＰＳ時刻信号を出力する衛星電波受信機
を備え、ＧＰＳ時刻信号に緩やかに追従同期した高精度
な出力周波数ｆoutを発生出力する基準周波数発生装置
において、ＧＰＳ時刻信号に緩やかに追従して発振する
高精度な発振周波数を受けて所定分周比に分周した出力
周波数ｆoutを発生出力する周波数変換手段の出力位相
をＧＰＳ時刻信号のパルスに同期して、所定時間毎に一
定位相状態にする手段を具備している基準周波数発生装
置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、原子周波数標準
器を内蔵する人工衛星からの電波を受信して、高精度な
基準周波数を発生する基準周波数発生装置において、遠
隔地間にある複数の前記基準周波数発生装置が発生出力
する基準周波数の出力位相を同期して発生可能な基準周
波数発生装置に関する。
器を内蔵する人工衛星からの電波を受信して、高精度な
基準周波数を発生する基準周波数発生装置において、遠
隔地間にある複数の前記基準周波数発生装置が発生出力
する基準周波数の出力位相を同期して発生可能な基準周
波数発生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術例について図４の基準周波数発
生装置の構成例を示して以下に説明する。尚、人工衛星
からの電波を受信して、高精度な基準周波数を発生する
基準周波数発生装置の従来公知技術としては、特開平０
６−３１４１９２号公報の「基準周波数発生装置」があ
る。
生装置の構成例を示して以下に説明する。尚、人工衛星
からの電波を受信して、高精度な基準周波数を発生する
基準周波数発生装置の従来公知技術としては、特開平０
６−３１４１９２号公報の「基準周波数発生装置」があ
る。
【０００３】基準周波数発生装置の一構成としては、図
４に示すように、衛星電波受信機１１と、時間間隔測定
部１２と、周波数制御用演算手段１３と、Ｄ／Ａ変換器
１４と、分周器１５と、電圧制御発振器１０と、周波数
変換器Ａ１７と、周波数変換器Ｂ１６とで成る構成例が
ある。
４に示すように、衛星電波受信機１１と、時間間隔測定
部１２と、周波数制御用演算手段１３と、Ｄ／Ａ変換器
１４と、分周器１５と、電圧制御発振器１０と、周波数
変換器Ａ１７と、周波数変換器Ｂ１６とで成る構成例が
ある。
【０００４】上述構成の周波数制御用演算手段１３によ
れば、内部の推定演算部による長大な時定数とデジタル
ＰＩＤ制御に相当する帰還制御によって、協定世界時刻
に基づくＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsが軍事上意図的に付与
された擾乱や、電波伝播に伴うゆらぎの影響を受けない
制御アルゴリズムにより高精度高安定な出力周波数ｆou
tを出力する。
れば、内部の推定演算部による長大な時定数とデジタル
ＰＩＤ制御に相当する帰還制御によって、協定世界時刻
に基づくＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsが軍事上意図的に付与
された擾乱や、電波伝播に伴うゆらぎの影響を受けない
制御アルゴリズムにより高精度高安定な出力周波数ｆou
tを出力する。
【０００５】しかしながら前述擾乱要因、その他要因に
伴って衛星側のＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsと分周器１５側
が分周出力した内部時刻信号Ｖ１ppsとの位相差データ
Ｔidは必ずしも位相差ゼロに収束しない場合がある。あ
るいは位相差ゼロに収束するまでに長い時間がかかる。
伴って衛星側のＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsと分周器１５側
が分周出力した内部時刻信号Ｖ１ppsとの位相差データ
Ｔidは必ずしも位相差ゼロに収束しない場合がある。あ
るいは位相差ゼロに収束するまでに長い時間がかかる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、従
来の基準周波数発生装置では衛星側のＧＰＳ時刻信号Ｓ
１ppsと内部時刻信号Ｖ１ppsとの位相差関係について
は、長大な時定数のデジタルフィルタの各設定条件によ
って必ずしも位相差ゼロに収束しないという難点があっ
た。
来の基準周波数発生装置では衛星側のＧＰＳ時刻信号Ｓ
１ppsと内部時刻信号Ｖ１ppsとの位相差関係について
は、長大な時定数のデジタルフィルタの各設定条件によ
って必ずしも位相差ゼロに収束しないという難点があっ
た。
【０００７】ところで図５に示すように、複数２台の基
準周波数発生装置が数十キロ離れて使用され、これら複
数台の基準周波数発生装置が各々発生出力する各出力周
波数ｆout1、ｆout2間の出力位相が一致していることが
要求される利用形態がある。このような利用形態におい
ては、上述した長大な時定数により必ずしも出力位相が
同期しない難点があり、このような利用形態の場合にお
いては実用上の難点があった。
準周波数発生装置が数十キロ離れて使用され、これら複
数台の基準周波数発生装置が各々発生出力する各出力周
波数ｆout1、ｆout2間の出力位相が一致していることが
要求される利用形態がある。このような利用形態におい
ては、上述した長大な時定数により必ずしも出力位相が
同期しない難点があり、このような利用形態の場合にお
いては実用上の難点があった。
【０００８】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、衛星電波の絶対時刻の発生タイミングに同期した位
相の基準周波数信号を発生可能とする基準周波数発生装
置を提供することである。
は、衛星電波の絶対時刻の発生タイミングに同期した位
相の基準周波数信号を発生可能とする基準周波数発生装
置を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】第１に、上記課題を解決
するために、本発明の構成では、ＧＰＳ衛星電波を受け
て絶対時刻信号である１秒単位のＧＰＳ時刻信号Ｓ１pp
sを出力する衛星電波受信機１１を備え、ＧＰＳ時刻信
号Ｓ１ppsに緩やかに追従同期した高精度な出力周波数
ｆoutを発生出力する基準周波数発生装置において、Ｇ
ＰＳ時刻信号Ｓ１ppsに緩やかに追従して発振する高精
度な発振周波数１０fを受けて、所定分周比に分周した
出力周波数ｆoutを発生出力する周波数変換手段（例え
ば周波数変換器Ａ１７ｂ）の出力位相を、ＧＰＳ時刻信
号Ｓ１ppsのパルスに同期して、所定時間毎に一定位相
状態にリセットする手段（例えば位相リセット制御部５
０）を具備していることを特徴とする基準周波数発生装
置である。上記発明によれば、複数台の基準周波数発生
装置間あるいは単独の基準周波数発生装置において、衛
星電波の絶対時刻の発生タイミングに同期した位相の基
準周波数信号（出力周波数ｆout）を発生可能とする基
準周波数発生装置が実現できる。
するために、本発明の構成では、ＧＰＳ衛星電波を受け
て絶対時刻信号である１秒単位のＧＰＳ時刻信号Ｓ１pp
sを出力する衛星電波受信機１１を備え、ＧＰＳ時刻信
号Ｓ１ppsに緩やかに追従同期した高精度な出力周波数
ｆoutを発生出力する基準周波数発生装置において、Ｇ
ＰＳ時刻信号Ｓ１ppsに緩やかに追従して発振する高精
度な発振周波数１０fを受けて、所定分周比に分周した
出力周波数ｆoutを発生出力する周波数変換手段（例え
ば周波数変換器Ａ１７ｂ）の出力位相を、ＧＰＳ時刻信
号Ｓ１ppsのパルスに同期して、所定時間毎に一定位相
状態にリセットする手段（例えば位相リセット制御部５
０）を具備していることを特徴とする基準周波数発生装
置である。上記発明によれば、複数台の基準周波数発生
装置間あるいは単独の基準周波数発生装置において、衛
星電波の絶対時刻の発生タイミングに同期した位相の基
準周波数信号（出力周波数ｆout）を発生可能とする基
準周波数発生装置が実現できる。
【００１０】第１図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第２に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、ＧＰＳ衛星電波を受けて絶対時刻信号である１
秒単位のＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsを出力する衛星電波受
信機１１を備え、時間間隔測定部１２と、周波数制御用
演算手段１３と、Ｄ／Ａ変換器１４と、電圧制御発振器
１０と、周波数変換器Ａ１７ｂと、周波数変換器Ｂ１６
と、分周器１５とを備えてＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsに緩
やかに追従同期した高精度な出力周波数ｆoutを発生出
力する基準周波数発生装置において、後述する位相リセ
ット制御部５０からのリセットパルス５１を受けて、電
圧制御発振器１０の発振周波数を所定分周比に分周する
周波数変換器Ａ１７ｂの出力位相を初期位相にリセット
する手段を備える周波数変換器Ａ１７ｂを具備し、ＧＰ
Ｓ時刻信号Ｓ１ppsを受けて計数し、所定計数値毎に自
身の計数値を初期化し、周波数変換器Ａ１７ｂへリセッ
トパルス５１を供給する位相リセット制御部５０を具備
することを特徴とする基準周波数発生装置がある。
いる。第２に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、ＧＰＳ衛星電波を受けて絶対時刻信号である１
秒単位のＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsを出力する衛星電波受
信機１１を備え、時間間隔測定部１２と、周波数制御用
演算手段１３と、Ｄ／Ａ変換器１４と、電圧制御発振器
１０と、周波数変換器Ａ１７ｂと、周波数変換器Ｂ１６
と、分周器１５とを備えてＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsに緩
やかに追従同期した高精度な出力周波数ｆoutを発生出
力する基準周波数発生装置において、後述する位相リセ
ット制御部５０からのリセットパルス５１を受けて、電
圧制御発振器１０の発振周波数を所定分周比に分周する
周波数変換器Ａ１７ｂの出力位相を初期位相にリセット
する手段を備える周波数変換器Ａ１７ｂを具備し、ＧＰ
Ｓ時刻信号Ｓ１ppsを受けて計数し、所定計数値毎に自
身の計数値を初期化し、周波数変換器Ａ１７ｂへリセッ
トパルス５１を供給する位相リセット制御部５０を具備
することを特徴とする基準周波数発生装置がある。
【００１１】第２図は、位相リセット制御部５０に係る
解決手段を示している。上述位相リセット制御部５０と
しては、ＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsを受けて減算計数し、
ゼロ値に達したら自身の計数値を所定計数値にセットし
て繰返し減算計数するダウンカウンタ５２を具備し、ダ
ウンカウンタ５２のゼロ信号を受けたときに、ＧＰＳ時
刻信号Ｓ１ppsに同期したタイミングでリセットパルス
５１を発生するリセットパルス発生部５６を具備するこ
とを特徴とする上述基準周波数発生装置がある。
解決手段を示している。上述位相リセット制御部５０と
しては、ＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsを受けて減算計数し、
ゼロ値に達したら自身の計数値を所定計数値にセットし
て繰返し減算計数するダウンカウンタ５２を具備し、ダ
ウンカウンタ５２のゼロ信号を受けたときに、ＧＰＳ時
刻信号Ｓ１ppsに同期したタイミングでリセットパルス
５１を発生するリセットパルス発生部５６を具備するこ
とを特徴とする上述基準周波数発生装置がある。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を実施
例と共に図面を参照して詳細に説明する。
例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【００１３】図１は、本発明の基準周波数発生装置の構
成例であり、これを示して以下に説明する。この構成
は、従来の構成要素に対して位相リセット制御部５０を
追加した構成で成る。但し、周波数変換器Ａ１７ｂとし
ては出力位相を初期化リセットする機能を備えているも
のとする。
成例であり、これを示して以下に説明する。この構成
は、従来の構成要素に対して位相リセット制御部５０を
追加した構成で成る。但し、周波数変換器Ａ１７ｂとし
ては出力位相を初期化リセットする機能を備えているも
のとする。
【００１４】位相リセット制御部５０の内部構成例は図
２に示すように、ダウンカウンタ５２と、リセットパル
ス発生部５６とで成る。これに対応する周波数変換器Ａ
１７ｂの内部構成例も併せて示す。この周波数変換器Ａ
１７ｂとしては、ＰＬＬ回路で構成した一例であり、電
圧制御発振器１０が出力する発振周波数１０fを受け
て、分周器３２、３３、３７によりＭ／Ｐの分周比率に
分周し、ＬＰＦ３８のローパスフィルタで基本波成分の
みを通過した出力周波数foutを出力する構成例である。
ここでＰは分周器３２の分周値とし、Ｍは分周器３３の
分周値とする。
２に示すように、ダウンカウンタ５２と、リセットパル
ス発生部５６とで成る。これに対応する周波数変換器Ａ
１７ｂの内部構成例も併せて示す。この周波数変換器Ａ
１７ｂとしては、ＰＬＬ回路で構成した一例であり、電
圧制御発振器１０が出力する発振周波数１０fを受け
て、分周器３２、３３、３７によりＭ／Ｐの分周比率に
分周し、ＬＰＦ３８のローパスフィルタで基本波成分の
みを通過した出力周波数foutを出力する構成例である。
ここでＰは分周器３２の分周値とし、Ｍは分周器３３の
分周値とする。
【００１５】位相リセット制御部５０の動作は、絶対基
準時刻タイミングである１秒単位のＧＰＳ時刻信号Ｓ１
ppsを受けて、所定時間間隔、例えば１時間となる計数
時間を計数し、１時間経過した毎に、その時点のＧＰＳ
時刻信号Ｓ１ppsに同期して周波数変換器Ａ１７ｂの出
力位相を初期状態にリセットするものである。この結
果、出力周波数ｆoutの位相は衛星電波の絶対時刻に強
制的に同期されることとなる。但し、この強制的に出力
位相を初期状態にした直後の一時期において、出力周波
数ｆoutが乱れを生じるが、本利用形態では、この乱れ
は支障とはならないものとする。尚、本基準周波数発生
装置自身はＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsに緩やかに追従して
発振する高精度な発振周波数１０fを備えているから頻
繁に強制位相同期を行う必要はない。逆に、ＧＰＳ時刻
信号Ｓ１pps自体には軍事上の故意に付与された揺らぎ
等を有している。これらから、強制的に出力位相を初期
状態にする時間間隔は頻繁に行わない方がよく、実用的
には例えば１時間程度の時間間隔が好ましい。尚、遠隔
地におかれた複数２台の基準周波数発生装置は共に同一
衛星電波を受信しているからして、軍事上の故意に付与
された揺らぎがあっても、これに伴う２台の基準周波数
発生装置間における出力位相の同期性がくずれることは
ない。
準時刻タイミングである１秒単位のＧＰＳ時刻信号Ｓ１
ppsを受けて、所定時間間隔、例えば１時間となる計数
時間を計数し、１時間経過した毎に、その時点のＧＰＳ
時刻信号Ｓ１ppsに同期して周波数変換器Ａ１７ｂの出
力位相を初期状態にリセットするものである。この結
果、出力周波数ｆoutの位相は衛星電波の絶対時刻に強
制的に同期されることとなる。但し、この強制的に出力
位相を初期状態にした直後の一時期において、出力周波
数ｆoutが乱れを生じるが、本利用形態では、この乱れ
は支障とはならないものとする。尚、本基準周波数発生
装置自身はＧＰＳ時刻信号Ｓ１ppsに緩やかに追従して
発振する高精度な発振周波数１０fを備えているから頻
繁に強制位相同期を行う必要はない。逆に、ＧＰＳ時刻
信号Ｓ１pps自体には軍事上の故意に付与された揺らぎ
等を有している。これらから、強制的に出力位相を初期
状態にする時間間隔は頻繁に行わない方がよく、実用的
には例えば１時間程度の時間間隔が好ましい。尚、遠隔
地におかれた複数２台の基準周波数発生装置は共に同一
衛星電波を受信しているからして、軍事上の故意に付与
された揺らぎがあっても、これに伴う２台の基準周波数
発生装置間における出力位相の同期性がくずれることは
ない。
【００１６】図２のダウンカウンタ５２は、プリセット
・ダウンカウンタを用いた具体例であり、当初に例えば
１時間に相当する設定値３６００をプリセットし、ＧＰ
Ｓ時刻信号Ｓ１ppsでダウンカウントし、計数値ゼロ信
号をリセットパルス発生部５６へ供給し、自身は設定値
にプリセットした後、再び繰返しダウンカウント開始す
る。
・ダウンカウンタを用いた具体例であり、当初に例えば
１時間に相当する設定値３６００をプリセットし、ＧＰ
Ｓ時刻信号Ｓ１ppsでダウンカウントし、計数値ゼロ信
号をリセットパルス発生部５６へ供給し、自身は設定値
にプリセットした後、再び繰返しダウンカウント開始す
る。
【００１７】リセットパルス発生部５６は、上記ダウン
カウンタ５２のゼロ信号を受けたときに、電圧制御発振
器１０が出力する発振周波数１０fのクロックでＧＰＳ
時刻信号Ｓ１ppsに同期したタイミングのリセットパル
ス５１を１回発生出力する。
カウンタ５２のゼロ信号を受けたときに、電圧制御発振
器１０が出力する発振周波数１０fのクロックでＧＰＳ
時刻信号Ｓ１ppsに同期したタイミングのリセットパル
ス５１を１回発生出力する。
【００１８】周波数変換器Ａ１７ｂ内にある分周器３７
は、出力される出力周波数ｆoutの位相分解能を決める
リセット入力端を備える分周器であり、上記リセットパ
ルス５１を受けて、分周レジスタの値をゼロに初期化リ
セットする。この結果、ＧＰＳ時刻信号Ｓ１pps即ち、
絶対時刻に強制的に同期される結果、遠隔地のどの地点
においても同一出力位相の出力周波数ｆoutを発生でき
る大きな利点が得られることとなる。
は、出力される出力周波数ｆoutの位相分解能を決める
リセット入力端を備える分周器であり、上記リセットパ
ルス５１を受けて、分周レジスタの値をゼロに初期化リ
セットする。この結果、ＧＰＳ時刻信号Ｓ１pps即ち、
絶対時刻に強制的に同期される結果、遠隔地のどの地点
においても同一出力位相の出力周波数ｆoutを発生でき
る大きな利点が得られることとなる。
【００１９】尚、本発明の構成は、上述実施の形態に限
るものではない。例えば分周器３７による位相分解能を
高める為に、所望により図３の構成図に示すように、図
２の周波数変換器Ａ１７ｃの手前に、周波数変換手段１
８、例えば周波数変換器Ａ１７と同様のＰＬＬ回路やＤ
ＤＳ（Direct Digital Synthesizer）等のシンセサイザ
を挿入し、これにより目的とする出力周波数ｆoutに周
波数変換した周波数信号ｆout0を出力する。後段の周波
数変換器Ａ１７ｃは分周器３３が削除された構成で成
り、前記周波数信号ｆout0を受ける為、分周器３７の分
周比設定値Ｎを大きくできる利点が得られる。また、図
２の周波数変換器Ａ１７ｂとして、上記リセットパルス
５１を受けて、出力位相がリセット可能な機能を備える
シンセサイザやＤＤＳ等を用いる構成で実現しても良
い。
るものではない。例えば分周器３７による位相分解能を
高める為に、所望により図３の構成図に示すように、図
２の周波数変換器Ａ１７ｃの手前に、周波数変換手段１
８、例えば周波数変換器Ａ１７と同様のＰＬＬ回路やＤ
ＤＳ（Direct Digital Synthesizer）等のシンセサイザ
を挿入し、これにより目的とする出力周波数ｆoutに周
波数変換した周波数信号ｆout0を出力する。後段の周波
数変換器Ａ１７ｃは分周器３３が削除された構成で成
り、前記周波数信号ｆout0を受ける為、分周器３７の分
周比設定値Ｎを大きくできる利点が得られる。また、図
２の周波数変換器Ａ１７ｂとして、上記リセットパルス
５１を受けて、出力位相がリセット可能な機能を備える
シンセサイザやＤＤＳ等を用いる構成で実現しても良
い。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、上述の説明内容から、下記に
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明
は、出力周波数ｆoutの出力位相をＧＰＳ時刻信号Ｓ１p
psの絶対時刻で強制的に同期させる手段を具備する構成
としたことにより、どの地点においても同一出力位相の
出力周波数ｆoutを発生可能となる結果、遠隔地におか
れた複数台の基準周波数発生装置間における基準周波数
の出力周波数ｆoutの出力位相が同期実現できる大きな
利点が得られる。従って本発明の技術的効果は大であ
り、産業上の経済効果も大である。
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明
は、出力周波数ｆoutの出力位相をＧＰＳ時刻信号Ｓ１p
psの絶対時刻で強制的に同期させる手段を具備する構成
としたことにより、どの地点においても同一出力位相の
出力周波数ｆoutを発生可能となる結果、遠隔地におか
れた複数台の基準周波数発生装置間における基準周波数
の出力周波数ｆoutの出力位相が同期実現できる大きな
利点が得られる。従って本発明の技術的効果は大であ
り、産業上の経済効果も大である。
【図１】本発明の、基準周波数発生装置の構成例であ
る。
る。
【図２】本発明の、位相リセット制御部を説明する構成
例である。
例である。
【図３】本発明の、他の位相リセット制御部を説明する
構成例である。
構成例である。
【図４】従来の、基準周波数発生装置の構成例である。
【図５】遠隔地間で２台の基準周波数発生装置を使用す
る説明図である。
る説明図である。
１０ 電圧制御発振器 １１ 衛星電波受信機 １２ 時間間隔測定部 １３ 周波数制御用演算手段 １４ Ｄ／Ａ変換器 １５，３２，３３，３７ 分周器 １６ 周波数変換器Ｂ １７，１７ｂ，１７ｃ 周波数変換器Ａ １８ 周波数変換手段 ５０ 位相リセット制御部 ５２ ダウンカウンタ ５６ リセットパルス発生部
Claims (3)
- 【請求項１】 ＧＰＳ衛星電波を受けて絶対時刻信号で
ある１秒単位のＧＰＳ時刻信号を出力する衛星電波受信
機を備え、該ＧＰＳ時刻信号に緩やかに追従同期した高
精度な出力周波数ｆoutを発生出力する基準周波数発生
装置において、 該ＧＰＳ時刻信号に緩やかに追従して発振する高精度な
発振周波数を受けて、所定分周比に分周した出力周波数
ｆoutを発生出力する周波数変換手段の出力位相を、該
ＧＰＳ時刻信号のパルスに同期して、一定位相状態に制
御する手段を具備していることを特徴とする基準周波数
発生装置。 - 【請求項２】 ＧＰＳ衛星電波を受けて絶対時刻信号で
ある１秒単位のＧＰＳ時刻信号を出力する衛星電波受信
機を備え、時間間隔測定部と、周波数制御用演算手段
と、Ｄ／Ａ変換器と、電圧制御発振器と、周波数変換器
Ａと、周波数変換器Ｂと、分周器とを備えて該ＧＰＳ時
刻信号に緩やかに追従同期した高精度な出力周波数ｆou
tを発生出力する基準周波数発生装置において、 位相リセット制御部からのリセットパルスを受けて、電
圧制御発振器の発振周波数を所定分周比に分周する周波
数変換器Ａの出力位相を初期位相にリセットする手段を
備える周波数変換器Ａと、 該ＧＰＳ時刻信号を受けて計数し、所定計数値毎に自身
の計数値を初期化し、該周波数変換器Ａへリセットパル
スを供給する位相リセット制御部と、 を具備していることを特徴とする基準周波数発生装置。 - 【請求項３】 位相リセット制御部は、 ＧＰＳ時刻信号を受けて減算計数し、ゼロ値に達したら
自身の計数値を所定計数値にセットして繰返し減算計数
するダウンカウンタと、 該ダウンカウンタのゼロ信号を受けたときに、ＧＰＳ時
刻信号に同期したタイミングでリセットパルスを発生す
るリセットパルス発生部と、 を具備していることを特徴とする請求項２記載の基準周
波数発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10039891A JPH11237489A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 基準周波数発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10039891A JPH11237489A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 基準周波数発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11237489A true JPH11237489A (ja) | 1999-08-31 |
Family
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-02-23 JP JP10039891A patent/JPH11237489A/ja active Pending
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