JPH11232586A - 車輪間隔算出装置 - Google Patents

車輪間隔算出装置

Info

Publication number
JPH11232586A
JPH11232586A JP3571798A JP3571798A JPH11232586A JP H11232586 A JPH11232586 A JP H11232586A JP 3571798 A JP3571798 A JP 3571798A JP 3571798 A JP3571798 A JP 3571798A JP H11232586 A JPH11232586 A JP H11232586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
interval
detection
vehicle
axle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3571798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Taniguchi
邦夫 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP3571798A priority Critical patent/JPH11232586A/ja
Publication of JPH11232586A publication Critical patent/JPH11232586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い精度で車輪間隔を算出できる車輪間隔算
出装置を提供する。 【解決手段】車両の前輪が上流側の第1軸重計で検出さ
れてから第2軸重計で検出されるまでの時間間隔t1
後輪が第1軸重計で検出されてから第2軸重計で検出さ
れるまでの時間間隔t2、前輪が第1軸重計で検出され
てから後輪が第1軸重計で検出されるまでの時間間隔t
3、前輪が第2軸重計で検出されてから後輪が第2軸重
計で検出されるまでの時間間隔t4、軸重計の設置間隔
Dに基づいて、前輪と後輪との車輪間隔Lを、例えば次
式で算出するようにしている。 L=(L1+L2)/2 ここで、L1=D×t3/t12=D×t4/t2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通過車両の軸間距
離、すなわち、車輪間隔を算出する車輪間隔算出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】道路や橋などの保安管理上、そこを走行
する車両の重量は、車両制限令によって制限されてお
り、この車両制限令では、例えば、車軸間隔が5.5m
以下では制限重量が20t以下、車軸間隔が7mまで
は、制限重量が22t以下といったように、車軸間隔に
応じて重量が制限されている。
【0003】したがって、車両制限令に違反する車両を
検出するためには、車軸間隔、すなわち、車輪間隔を計
測する必要がある。
【0004】従来、この車輪間隔の計測は、図7に示さ
れるように、道路4に矢符で示される車両の進行方向に
沿って2つの軸重計5,6を間隔をあけて埋設し、次の
ようにして車輪間隔を算出している。
【0005】すなわち、車両の進行方向の上流側の軸重
計を第1軸重計5、下流側の軸重計を第2軸重計6、両
軸重計5,6の設置間隔をD、図8の両軸重計5,6の
検出出力に示されるように、車両の前輪が第1軸重計5
で検出されてから第2軸重計6で検出されるまでの時間
間隔をt1、車両の後輪が第1軸重計5で検出されてか
ら第2軸重計6で検出されるまでの時間間隔をt2、車
両の前輪が第1軸重計5で検出されてから後輪が第1軸
重計5で検出されるまでの時間間隔をt3、車両の前輪
が第2軸重計6で検出されてから後輪が第2軸重計6で
検出されるまでの時間間隔をt4とすると、車両の車輪
間隔Lは、前輪が設置間隔Dを走行する際の平均速度
(D/t1)を利用するとともに、上流側の第1軸重計
5による車輪間隔に対応した前輪と後輪との検出の時間
間隔t3を利用して L=D×t3/t1 あるいは、後輪が設置間隔Dを走行する際の平均速度
(D/t2)を利用するとともに、下流側の第2軸重計
6による車輪間隔に対応した前輪と後輪との検出の時間
間隔t4を利用して L=D×t4/t2 として算出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように前輪あるい
は後輪のみの平均速度および上流側あるいは下流側のみ
の軸重計による前輪および後輪の検出の時間間隔を用い
て車輪間隔を算出する従来例では、計測地点で車両の走
行速度に変化がある場合には、生じる誤差が大きくなる
という難点がある。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、車輪間隔を精度よく算出できるようにするこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0009】すなわち、請求項1の本発明の車輪間隔算
出装置は、通過する車両の車輪の存在を検出する少なく
とも2つの車輪検出手段の検出出力に基づいて、車両の
前輪と後輪との間隔を算出する車輪間隔算出装置であっ
て、車両の進行方向に沿って配置された前記2つの車輪
検出手段の一方が前輪を検出してから他方が前輪を検出
するまでの時間間隔、前記一方が後輪を検出してから前
記他方が後輪を検出するまでの時間間隔、前記各車輪検
出手段が前輪をそれぞれ検出してから後輪をそれぞれ検
出するまでの各時間間隔、および、両車輪検出手段間の
距離に基づいて、前輪と後輪との間隔を算出する算出手
段を備えている。
【0010】請求項2の本発明の車輪間隔算出装置は、
通過する車両の車輪の存在を検出する少なくとも2つの
車輪検出手段の検出出力および車両の存在を検出する車
両検出手段の検出出力に基づいて、車両の前輪と後輪と
の間隔を算出する車輪間隔算出装置であって、車両の存
在が検出されている期間において、最初に検出された車
輪を前輪と判定するとともに、最後に検出された車輪を
後輪と判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づ
いて、前輪と判定された車輪と後輪と判定された車輪と
の間隔を算出する算出手段とを備え、前記算出手段は、
車両の進行方向に沿って配置された前記2つの車輪検出
手段の一方が前輪と判定された車輪を検出してから他方
が該車輪を検出するまでの時間間隔、前記一方が後輪と
判定された車輪を検出してから前記他方が該車輪を検出
するまでの時間間隔、前記各車輪検出手段が前輪と判定
された車輪をそれぞれ検出してから後輪と判定された車
輪をそれぞれ検出するまでの各時間間隔、および、両車
輪検出手段間の距離に基づいて前輪と後輪との間隔を算
出するものである。
【0011】請求項3の本発明の車輪間隔算出装置は、
請求項1または2記載の構成において、前記車輪検出手
段を、道路に埋設された軸重計としている。
【0012】請求項1の本発明によれば、前輪および後
輪の両者に基づく平均速度を利用できるとともに、進行
方向の上流側の車輪検出手段による前輪と後輪との検出
の時間間隔および下流側の車輪検出手段による前輪と後
輪との検出の時間間隔の両時間間隔を利用して車輪の間
隔を算出できるので、前輪または後輪のみの平均速度お
よび上流側または下流側の車輪検出手段のみによる前輪
と後輪との検出の時間間隔を利用して車輪の間隔を算出
する従来例に比べて、高精度の車輪間隔の算出が可能と
なる。
【0013】請求項2の本発明によれば、請求項1の本
発明の作用効果に加えて、車両の存在を検出する車両検
出手段の検出出力を用いて判定手段によって前輪と後輪
とを判定し、それに基づいて、車輪間隔を算出するの
で、例えば、トレーラーやバスなどの3軸以上の特殊車
両であっても、最遠の前輪と後輪との間の車輪間隔を算
出できるとともに、車両が近接して計測地点に連続的に
進入してきても各車両毎に、前輪と後輪との車輪間隔を
算出できることになる。
【0014】請求項3の本発明によれば、車輪検出手段
として軸重計を用いているので、車輪間隔、すなわち、
軸間距離の算出とともに、算出された軸間距離に応じた
軸重量を計測できることになり、計測された車両が、車
両制限令に違反するか否かを容易に判定できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面によって、本発明の実
施の形態について、詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一つの実施の形態に車輪
間隔算出装置を備えたシステムの概略構成図である。
【0017】(実施の形態1)この実施の形態は、道路
4を走行する車両1の前輪2と後輪3との車輪間隔Lを
算出するものであり、道路4には、車両1の矢符で示さ
れる進行方向に沿って2つの車輪検出手段としての第
1,第2軸重計5,6が、一定の間隔Dをあけて埋設さ
れており、この軸重計5,6は、図2の平面図に示され
るように、道路4の幅方向に延びるように埋設されてい
る。
【0018】この実施の形態の車輪間隔算出装置7は、
車輪間隔を算出する算出手段としてのマイクロコンピュ
ータを内蔵しており、走行する車両1の前輪2と後輪3
との車輪間隔Lを高い精度で算出できるように、次のよ
うにしている。
【0019】すなわち、図3は、走行する車両の前輪お
よび後輪による第1,第2軸重計5,6の検出出力のタ
イムチャートであり、同図(A)は車両1の進行方向の
上流側の第1軸重計5の検出出力を、同図(B)は車両
の進行方向の下流側の第2軸重計6の検出出力をそれぞ
れ示している。
【0020】ここで、車両1の前輪2が第1軸重計5で
検出されてから第2軸重計6で検出されるまでの時間間
隔をt1、車両1の後輪3が第1軸重計5で検出されて
から第2軸重計6で検出されるまでの時間間隔をt2
車両1の前輪2が第1軸重計5で検出されてから後輪3
が第1軸重計5で検出されるまでの時間間隔をt3、車
両1の前輪2が第2軸重計6で検出されてから後輪3が
第2軸重計6で検出されるまでの時間間隔をt4とする
と、前輪2と後輪3との車輪間隔Lを次式で算出するも
のである。
【0021】L=(L1+L2)/2 ここで、L1=D×t3/t12=D×t4/t2 である。
【0022】この実施の形態では、前輪2が設置間隔D
を走行する際の平均速度(D/t1)と上流側の第1軸
重計5による車輪間隔に対応した前輪2と後輪3との検
出の時間間隔t3とを用いて算出される車輪間隔L1と、
後輪3が設置間隔Dを走行する際の平均速度(D/
2)と下流側の第2軸重計6による車輪間隔に対応し
た前輪2と後輪3との検出の時間間隔t4とを用いて算
出される車輪間隔L2との平均値として最終的な車輪間
隔Lを算出するものである。
【0023】このように、前輪2の平均速度、後輪3の
平均速度、上流側の第1軸重計5による車輪間隔に対応
した前輪2と後輪3との検出の時間間隔、および、下流
側の第2軸重計6による車輪間隔に対応した前輪2と後
輪3との検出の時間間隔に基づいて、前輪2と後輪3と
の車輪間隔を算出するので、前輪2または後輪3の一方
のみの平均速度と、上流側または下流側の軸重計5,6
の一方のみによる前輪2と後輪3との検出の時間間隔と
に基づいて、前輪と後輪との車輪間隔を算出する従来例
に比べて、車両の速度変化があったような場合における
誤差を少なくできることになり、高精度の車輪間隔の算
出が可能となる。
【0024】なお、上述の図3では、軸重計5,6の設
置間隔Dよりも車輪間隔Lが長く、第1軸重計5で後輪
3が検出される前に、第2軸重計6で前輪2が検出され
た場合を示したけれども、図4に示されるように、軸重
計5,6の設置間隔Dよりも車輪間隔Lが短く、第2軸
重計6で前輪2が検出される前に、第1軸重計5で後輪
3が検出される場合であっても、上述の算出式によって
車輪間隔Lが同様に算出されるものである。
【0025】図5は、以上の動作説明に供するフローチ
ャートであり、先ず、第1軸重計5で前輪2が検出され
たか否かを判断し(ステップn1)、検出されたときに
は、第2軸重計6で前輪2が検出されたか否かを判断し
(ステップn2)、検出されたときには、前輪2が第1
軸重計5で検出されてから第2軸重計6で検出されるま
での時間間隔t1を計測し(ステップn3)、第1軸重
計5で後輪3が検出されたか否かを判断し(ステップn
4)、検出されたときには、前輪2が第1軸重計5で検
出されてから後輪3が第1軸重計5で検出されるまでの
時間間隔t3を計測し(ステップn5)、第2軸重計6
で後輪3が検出されたか否かを判断し(ステップn
6)、検出されたときには、後輪3が第1軸重計5で検
出されてから第2軸重計6で検出されるまでの時間間隔
2、前輪2が第2軸重計6で検出されてから後輪3が
第2軸重計6で検出されるまでの時間間隔t4を計測し
(ステップn7)、計測された時間間隔t1〜t4および
軸重計5,6の設置間隔Dから上述の式に従って車輪間
隔Lを算出して終了する(ステップn8)。
【0026】また、ステップn2においては、第2軸重
計6で前輪2が検出されなかったときには、第1軸重計
5で後輪3が検出されたか否かを判断し(ステップn
9)、検出されたときには、前輪2が第1軸重計5で検
出されてから後輪3が第1軸重計5で検出されるまでの
時間間隔t3を計測し(ステップn10)、第2軸重計
6で前輪2が検出されたか否かを判断し(ステップn1
1)、検出されたときには、前輪2が第1軸重計5で検
出されてから第2軸重計6で検出されるまでの時間間隔
1を計測し(ステップn12)、後輪3が第2軸重計
6で検出されたか否かを判断し(ステップn13)、検
出されたときには、後輪3が第1軸重計5で検出されて
から第2軸重計6で検出されるまでの時間間隔t2、前
輪2が第2軸重計6で検出されてから後輪3が第2軸重
計6で検出されるまでの時間間隔t4を計測してステッ
プn8に移る(ステップn14)。
【0027】上述実施の形態では、図3のタイムチャー
トに示されるように、軸重計の検出出力の立ち上がり、
すなわち、車輪が軸重計に差しかかったタイミングを基
準として時間間隔を計測したけれども、本発明の他の実
施の形態として、例えば、検出出力の立ち下がり、すな
わち、車輪が軸重計から離脱するタイミングを基準とし
て時間間隔を計測してもよく、あるいは、検出出力が得
られている期間の中央のタイミングなどを基準として時
間間隔を計測してもよいのは勿論である。
【0028】(実施の形態2)上述の形態では、前輪2
の平均速度(D/t1)と上流側の第1軸重計5による
前輪2と後輪3との検出の時間間隔t3とを用いて算出
される車輪間隔L1と、後輪3の平均速度(D/t2)と
下流側の第2軸重計6による前輪2と後輪3との検出の
時間間隔t4とを用いて算出される車輪間隔L2との平均
値として車輪間隔Lを算出したけれども、本発明の他の
実施の形態として、次のようにして前輪2と後輪3との
車輪間隔Lを算出してもよい。
【0029】すなわち、この実施の形態も上述の各時間
間隔t1〜t4および軸重計5,6の設置間隔Dのすべて
を用いて車輪間隔Lを算出するものであり、計測された
時間間隔t1とt2との和の時間(t1+t2)では、車両
は、設置間隔Dの2倍の距離2Dを進むことになるの
で、その平均速度は、2D/(t1+t2)となり、この
平均速度に、t3+t4を掛けると、車輪間隔Lの2倍の
距離2Lを走行したことになる。つまり、 {2D/(t1+t2)}×(t3+t4)=2L となる。そこで、車輪間隔Lを次式で算出するのであ
る。
【0030】L=D×(t3+t4)/(t1+t2) その他の構成は、上述の実施の形態と同様である。
【0031】この実施の形態においても、前輪2および
後輪3に基づく平均速度2D/(t1+t2)、上流側の
第1軸重計5による前輪2と後輪3との検出の時間間隔
3、および、下流側の第2軸重計6による前輪2と後
輪3との検出の時間間隔t4を利用して前輪2と後輪3
との車輪間隔Lを算出するので、従来例に比べて、車両
の速度変化があったような場合における誤差を少なくで
きることになり、高精度の車輪間隔の算出が可能とな
る。
【0032】(実施の形態3)図6は、本発明の他の実
施の形態の図1に対応する概略構成図であり、図1に対
応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0033】この実施の形態は、例えば、トレーラーや
バスなどの3軸以上の特殊車両8であっても、最遠の前
輪2と後輪3との間の車輪間隔Lを算出できるととも
に、車両が近接して計測地点に連続的に進入してきても
各車両毎に、前輪2と後輪3との車輪間隔を算出できる
ようにするために、次のように構成している。
【0034】すなわち、軸重計5,6の設置間隔Dを車
両の車輪間隔Lよりも短くなるように比較的狭い間隔で
設置するとともに、上流側の第1軸重計5に差しかかる
位置には、例えば光電センサや超音波などを用いた車両
検出装置9を設置しており、軸重計5,6の検出エリア
内に車両が存在するときには、それを検出して車両検出
信号を車輪間隔算出装置7’に与えるように構成してい
る。
【0035】車輪間隔算出装置7’は、この車両検出信
号が入力されている期間、すなわち、車両が存在してい
る期間において、各軸重計5,6でそれぞれ最初に検出
された車輪を前輪2と判定するとともに、最後に検出さ
れた車輪を後輪3と判定する判定手段としての機能を有
するマイクロコンピュータを内蔵しており、このマイク
ロコンピュータでは、判定された前輪2および後輪3の
検出のタイミングに基づいて、上述の実施の形態と同様
に各時間間隔t1〜t4を計測し、上述の実施の形態と同
様にして最も離れた前輪2と後輪3との間の車輪間隔L
を算出するものである。
【0036】このように車両検出信号が与えられている
期間毎に、前輪および後輪をそれぞれ判定して前輪と後
輪との車輪間隔を算出するので、上述の各実施の形態と
同様に、高い精度で車輪間隔を算出できるとともに、ト
レーラーやバスなどの3軸以上の特殊車両8であって
も、最遠の前輪2と後輪3との間の車輪間隔Lを算出で
きるとともに、車両が近接して計測地点に連続的に進入
してきても各車両毎に、前輪と後輪との車輪間隔を算出
できることになる。
【0037】(その他の実施の形態)各軸重計5,6の
検出出力に基づいて、従来と同様に軸重量を計測し、計
測された軸重量に、算出された車輪間隔、すなわち、軸
間距離を対応させることにより、走行車両が車両制限令
に違反する車両であるか否かを判断し、違反車両に対し
て警告等の適宜の措置を取れるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、前輪およ
び後輪の両者に基づく平均速度、進行方向の上流側の車
輪検出手段による前輪と後輪との検出の時間間隔および
下流側の車輪検出手段による前輪と後輪との検出の時間
間隔のすべてを利用して車輪の間隔を算出できるので、
前輪または後輪のみの平均速度および上流側または下流
側の車輪検出手段のみによる前輪と後輪との検出の時間
間隔を利用して車輪の間隔を算出する従来例に比べて、
高精度の車輪間隔の算出が可能となる。
【0039】また、車両の存在を検出する車両検出手段
の検出出力を用いて判定手段によって前輪と後輪とを判
定し、それに基づいて、車輪間隔を算出するので、例え
ば、トレーラーやバスなどの3軸以上の特殊車両であっ
ても、最遠の前輪と後輪との間の車輪間隔を算出できる
とともに、車両が近接して計測地点に連続的に進入して
きても各車両毎に、前輪と後輪との車輪間隔を算出する
ことができる。
【0040】さらに、車輪検出手段として軸重計を用い
ているので、車輪間隔、すなわち、軸間距離の算出とと
もに、算出された軸間距離に応じた軸重量を計測できる
ことになり、計測された車両が、車両制限令に違反する
か否かを容易に判定できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輪間隔算出装置を備えたシステ
ムの概略構成図である。
【図2】軸重計の設置状態を示す平面図である。
【図3】軸重計の検出出力のタイムチャートである。
【図4】軸重計の検出出力のタイムチャートである。
【図5】動作説明に供するフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施の形態の概略構成図である。
【図7】軸重計の設置状態を示す平面図である。
【図8】軸重計の検出出力のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 車両 2 前輪 3 後輪 4 道路 5,6 第1,第2軸重計 7,7’ 車輪間隔算出装置 8 特殊車両 9 車両検出装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過する車両の車輪の存在を検出する少
    なくとも2つの車輪検出手段の検出出力に基づいて、車
    両の前輪と後輪との間隔を算出する車輪間隔算出装置で
    あって、 車両の進行方向に沿って配置された前記2つの車輪検出
    手段の一方が前輪を検出してから他方が前輪を検出する
    までの時間間隔、前記一方が後輪を検出してから前記他
    方が後輪を検出するまでの時間間隔、前記各車輪検出手
    段が前輪をそれぞれ検出してから後輪をそれぞれ検出す
    るまでの各時間間隔、および、両車輪検出手段間の距離
    に基づいて、前輪と後輪との間隔を算出する算出手段を
    備えることを特徴とする車輪間隔算出装置。
  2. 【請求項2】 通過する車両の車輪の存在を検出する少
    なくとも2つの車輪検出手段の検出出力および車両の存
    在を検出する車両検出手段の検出出力に基づいて、車両
    の前輪と後輪との間隔を算出する車輪間隔算出装置であ
    って、 車両の存在が検出されている期間において、最初に検出
    された車輪を前輪と判定するとともに、最後に検出され
    た車輪を後輪と判定する判定手段と、判定手段の判定結
    果に基づいて、前輪と判定された車輪と後輪と判定され
    た車輪との間隔を算出する算出手段とを備え、 前記算出手段は、車両の進行方向に沿って配置された前
    記2つの車輪検出手段の一方が前輪と判定された車輪を
    検出してから他方が該車輪を検出するまでの時間間隔、
    前記一方が後輪と判定された車輪を検出してから前記他
    方が該車輪を検出するまでの時間間隔、前記各車輪検出
    手段が前輪と判定された車輪をそれぞれ検出してから後
    輪と判定された車輪をそれぞれ検出するまでの各時間間
    隔、および、両車輪検出手段間の距離に基づいて前輪と
    後輪との間隔を算出することを特徴とする車輪間隔算出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記車輪検出手段が、道路に埋設された
    軸重計である請求項1または2記載の車輪間隔算出装
    置。
JP3571798A 1998-02-18 1998-02-18 車輪間隔算出装置 Pending JPH11232586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3571798A JPH11232586A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 車輪間隔算出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3571798A JPH11232586A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 車輪間隔算出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11232586A true JPH11232586A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12449621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3571798A Pending JPH11232586A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 車輪間隔算出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11232586A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004523042A (ja) * 2001-02-15 2004-07-29 キネテイツク・リミテツド 道路交通モニタリングシステム
JP2004524618A (ja) * 2001-02-15 2004-08-12 キネティック リミテッド 道路交通モニターシステム
JP2004252520A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 道路監視システム
JP2008052539A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Ntt Data Corp 車種判別装置、車種判別システム、車種判別方法及び車種判別プログラム
JP2009216674A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Omron Corp 軸重計測システムおよび車両分離方法
CN106839941A (zh) * 2017-02-14 2017-06-13 安徽安凯汽车股份有限公司 一种基于痕迹被动客车轮距测量方法
CN107063159A (zh) * 2017-01-16 2017-08-18 湖南大学 利用支反力动态识别车辆轴重、轴距和速度的方法及***
WO2018123712A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 アダマンド株式会社 スイッチ発電機構を備えた報知装置
JP2019196979A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 オムロン株式会社 車両計測装置及び車両計測方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004523042A (ja) * 2001-02-15 2004-07-29 キネテイツク・リミテツド 道路交通モニタリングシステム
JP2004524618A (ja) * 2001-02-15 2004-08-12 キネティック リミテッド 道路交通モニターシステム
JP2004527030A (ja) * 2001-02-15 2004-09-02 キネテイツク・リミテツド 交通監視
JP2004252520A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 道路監視システム
JP2008052539A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Ntt Data Corp 車種判別装置、車種判別システム、車種判別方法及び車種判別プログラム
JP4754440B2 (ja) * 2006-08-25 2011-08-24 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 車種判別装置、車種判別システム、車種判別方法及び車種判別プログラム
JP2009216674A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Omron Corp 軸重計測システムおよび車両分離方法
WO2018123712A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 アダマンド株式会社 スイッチ発電機構を備えた報知装置
CN107063159A (zh) * 2017-01-16 2017-08-18 湖南大学 利用支反力动态识别车辆轴重、轴距和速度的方法及***
CN107063159B (zh) * 2017-01-16 2019-09-03 湖南大学 利用支反力动态识别车辆轴重、轴距和速度的方法及***
CN106839941A (zh) * 2017-02-14 2017-06-13 安徽安凯汽车股份有限公司 一种基于痕迹被动客车轮距测量方法
JP2019196979A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 オムロン株式会社 車両計測装置及び車両計測方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6750482B2 (ja) タイヤのラテラルハイドロ性能の評価システム
CN109643486A (zh) 车辆用***及前进道路推定方法
JPH0658796A (ja) 重心位置検出機能を有する積載重量計
JPH11232586A (ja) 車輪間隔算出装置
JP4114591B2 (ja) 軸重計測装置および軸重計測方法
JP5844085B2 (ja) 車軸重量測定装置
JP5254081B2 (ja) 車輪または車軸の重量値測定システム
JP3015653B2 (ja) 車種判別装置の踏板
JP2018128290A (ja) 交通状況監視装置、車両監視システム、交通状況監視方法、および交通状況監視プログラム
JP5254087B2 (ja) 車輪または車軸の重量値測定システム
JP2009047629A (ja) 軸重計測装置
CN206177317U (zh) 车辆轮胎转数的测量装置及出租车计价装置
KR20100106909A (ko) 축 중량 계측 장치 및 축 중량 계측 방법
JP2018128289A (ja) 交通状況監視装置、車両監視システム、交通状況監視方法、および交通状況監視プログラム
CN106289308A (zh) 车辆轮胎转数的测量方法、***及出租车计价装置
JPH05249127A (ja) 移動体の速度・移動距離演算装置
JP2012198699A (ja) 車両検出装置
JP2730829B2 (ja) 車輪径補正方法
JPS5828533B2 (ja) 走行車両の軸重測定装置
JP3484020B2 (ja) 車両の横滑り角計測方法
JP3460049B2 (ja) 車両の加速度検出装置
JP5191855B2 (ja) 車輪・車軸重量測定システム
JPH08313280A (ja) ナビゲーション装置
JP7003833B2 (ja) 車両計測装置及び車両計測方法
JPH03221807A (ja) 路面計測方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040324

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040525

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040721

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20040727

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20040827

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912