JPH11227663A - 二輪車 - Google Patents

二輪車

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JPH11227663A
JPH11227663A JP10037110A JP3711098A JPH11227663A JP H11227663 A JPH11227663 A JP H11227663A JP 10037110 A JP10037110 A JP 10037110A JP 3711098 A JP3711098 A JP 3711098A JP H11227663 A JPH11227663 A JP H11227663A
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JP
Japan
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engine
rear wheel
hub
vehicle body
muffler
Prior art date
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Application number
JP10037110A
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English (en)
Inventor
V Tourigg Robert
ロバート・ヴイ・トゥリッグ
Reimbeck Franz
フランツ・ライムベック
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/10Rider propelled cycles with auxiliary combustion engine
    • B62M6/25Rider propelled cycles with auxiliary combustion engine power-driven at axle parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J35/00Fuel tanks specially adapted for motorcycles or engine-assisted cycles; Arrangements thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/10Rider propelled cycles with auxiliary combustion engine

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車幅が狭くコンパクトで、しかも衣類が汚れ
ることがないエンジン付きの二輪車を提供する。 【解決手段】 スポーク部が一側方に偏在するディスク
ホイールによって後輪21を構成する、車体フレーム3
に前記スポーク部を車幅方向の反対側から覆うシェル2
2を固定する。前記スポーク部とシェル22の間であっ
て後輪21のハブの周囲に、エンジン、エアクリーナ、
マフラーおよび燃料タンクを後輪21の周方向に並ぶよ
うに配設する。エンジンのクランク軸および出力軸を軸
線が車幅方向を指向するように配設して出力軸を前記ハ
ブに伝動装置を介して連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人力による走行
と、エンジンによる走行との両方を実現する二輪車に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】人力によって走行する二輪車、すなわち
自転車は、自動二輪車に較べて車幅が狭くコンパクト
で、しかも燃料・エンジン用オイルなどによって衣類が
汚れることがない。しかし、登坂時などでは運転者の負
荷が大きく疲労し易い。
【0003】このような疲労の問題を解消するものとし
ては、モータによって助勢する電動自転車がある。とこ
ろが、この電動自転車は、バッテリーからモータに給電
するため、モータが助勢する状態で走行できる距離は自
動二輪車に較べて遥かに短く、しかも、数日に一度はバ
ッテリーを充電しなければならないという使い難い一面
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、自転車に
エンジンを搭載することによって、上述したような電動
自転車が有する不具合を解消しようとしている。
【0005】しかしながら、エンジンの動力でも走行で
きるようにするためには、エンジンや補機類の配置が問
題になる。これは、自転車がもつ特有の利点、すなわち
車幅が狭くコンパクトで、しかも衣類が汚れることがな
いという利点が損なわれないようにしなければならない
からである。
【0006】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、車幅が狭くコンパクトで、しかも衣
類が汚れることがないエンジン付きの二輪車を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1の発明に係る二輪車は、スポーク部が
車幅方向の一側方に偏在する構造のディスクホイールに
よって後輪を構成するとともに、車体フレームに前記ス
ポーク部を車幅方向の反対側から覆うシェルを固定し、
前記スポーク部とシェルの間であって後輪のハブの周囲
に、エンジン、エアクリーナ、マフラーおよび燃料タン
クを後輪の周方向に並ぶように配設し、エンジンのクラ
ンク軸および出力軸を軸線が車幅方向を指向するように
配設して出力軸を前記ハブに伝動装置を介して連結した
ものである。
【0008】本発明によれば、後輪が回転するときの軌
跡の内側にエンジンおよび補機類を全て収容することが
できる。また、エンジンおよび補機類は後輪とシェルと
によって覆われるから、これらに乗員の衣類などが接触
することはない。さらに、エンジンおよび補機類が後輪
の周方向に並ぶため、後輪の車幅方向の幅は最小限にな
る。加えて、前輪の分布荷重が小さく、縁石などを乗越
すときに前輪を軽く持ち上げることができる。
【0009】請求項2の発明に係る二輪車は、上述した
発明に係る二輪車において、エンジンのシリンダをハブ
より車体の前方に配設し、出力軸を有するエンジンの伝
動ケースをハブの下方に配設したものである。
【0010】この発明によれば、エンジンの周囲に形成
されるデッドスペース、すなわちシリンダと伝動ケース
とによって挟まれて形成された隅の空間にハブが位置す
るようになり、後輪の径方向にコンパクトになる。
【0011】請求項3の発明に係る二輪車は、上述した
発明に係る二輪車において、エンジンのクランク軸を片
持ち式に形成してこのクランク軸のクランクアーム側の
軸端部を、これと同一軸線上の遠心クラッチおよび小径
歯車と、前記小径歯車に噛合する大径歯車とを介して伝
動ケース内で出力軸に接続し、クランクピンにおける前
記クランクアームとは反対側の端部に偏心式回転伝達機
構を介してオイルポンプを連結したものである。
【0012】この発明によれば、両持ち式のクランク軸
を使用する場合に較べてクランク軸の軸方向の長さを短
縮することができ、クランク軸の軸端部に偏心式回転伝
達機構を連結する構造でもエンジンがクランク軸の軸線
方向に大型化することはない。また、車幅方向の一方に
遠心クラッチと減速用歯車群が位置し、他方に偏心式回
転伝達機構とオイルポンプが位置するから、車幅方向の
両方に重量物を分配することができる。
【0013】請求項4の発明に係る二輪車は、請求項1
の発明に係る二輪車において、エアクリーナ、マフラー
および燃料タンクにおけるリム側の部分を側方から見て
円弧状に形成したものである。この発明によれば、エア
クリーナ、マフラーおよび燃料タンクを、後輪の内側に
形成される空間の径方向の外縁まで大きく形成すること
ができる。
【0014】請求項5の発明に係る二輪車は、上述した
発明に係る二輪車において、エアクリーナ、マフラーお
よび燃料タンクにおける車幅方向の両側の部分を、スポ
ーク部とシェルの内側面に沿う断面円弧状に形成したも
のである。この発明によれば、エアクリーナ、マフラー
および燃料タンクを、後輪の内側に形成される空間の車
幅方向の外縁まで大きく形成することができる。
【0015】請求項6の発明に係る二輪車は、請求項1
の発明に係る二輪車において、車体フレームに人力駆動
用ペダルクランク軸を回転自在に設け、伝動装置を、チ
ェーン式として前記ペダルクランク軸に駆動スプロケッ
トおよび一方向クラッチを介して連結するとともに、ハ
ブに従動スプロケットを介して連結し、この伝動装置の
チェーンの途中に、エンジンの出力軸に設けたエンジン
出力用スプロケットを係合させたものである。
【0016】この発明に係る二輪車は、エンジン停止時
には運転者がペダルを踏込むことにより人力で走行し、
エンジン運転時にはエンジンのみを使用するかあるいは
人力とエンジンの両方を使用して走行する。そして、エ
ンジン出力は減速し、人力は増速して共通のチェーンを
介して従動スプロケットに伝達されるため、部品数が減
り、コンパクトになる。
【0017】請求項7の発明に係る二輪車は、上述した
発明に係る二輪車において、従動スプロケットとハブと
の間の動力伝達系に、ハブに収容される構造の内装式多
段変速機を介装したものである。この発明によれば、人
力による回転とエンジンによる回転の両方を一つの内装
式多段変速機によって変速することができる。
【0018】請求項8の発明に係る二輪車は、請求項1
の発明に係る二輪車において、スポーク部とシェルとの
間の空間に支持ブラケットを車体フレームに着脱自在に
なるように配設し、この支持ブラケットを介してエンジ
ン、エアクリーナ、マフラー、燃料タンクを車体フレー
ムに支持させたものである。この発明によれば、支持ブ
ラケットを後輪とともに車体フレームから取外すことに
よって、エンジンおよび補機類を車体フレームから取外
すことができるので着脱性に優れる。
【0019】請求項9の発明に係る二輪車は、上述した
発明に係る二輪車において、支持ブラケットを側方から
見て略扇形に形成して車幅方向において後輪のスポーク
部とは反対側に配置し、この支持ブラケットの中心部を
後輪の車軸とともに車体フレームに固定し、外周部の近
傍を車体フレームのチェーンステーおよびシートステー
に固定し、この支持ブラケットより前記スポーク部側に
エンジンのシリンダおよびマフラーを配設したものであ
る。
【0020】この発明によれば、支持ブラケットが車体
フレームと側面視において重なり、これを車体フレーム
に直接取付けることができるため、支持ブラケットを車
体フレームに着脱自在に取付けるための構造が簡単でよ
い。また、最も温度が高くなるシリンダとマフラーの側
方に支持ブラケットが位置するため、これらの熱がシェ
ルに伝達されるのを支持ブラケットが遮る。
【0021】請求項10の発明に係る二輪車は、請求項
1の発明に係る二輪車において、エンジンのシリンダと
マフラーを車体の前後方向の一方に配設し、エアクリー
ナと燃料タンクを車体の前後方向の他方に配設したもの
である。この発明によれば、熱を発する部品と熱を嫌う
部品とを車体の前後方向に分けて配置することができ
る。
【0022】請求項11の発明に係る二輪車は、上述し
た発明に係る二輪車において、シリンダをハブより車体
の前方に配設するとともに、このシリンダの前方にマフ
ラーを配設し、エアクリーナと燃料タンクをハブの後方
に配設したものである。この発明によれば、シリンダか
らエアクリーナや燃料タンクに伝達される熱をハブが遮
るから、後輪を構成する部品が断熱する機能をもつよう
になる。また、走行風が真っ先にシリンダやマフラーに
当たるため冷却性がよい。
【0023】請求項12の発明に係る二輪車は、上述し
た発明に係る二輪車において、後輪とシェルとの間に走
行風が出入り自在な隙間を形成したものである。この発
明によれば、後輪の全周にわたる大きな隙間を走行風が
出入りするので、走行風によってエンジンやマフラーを
効率よく冷却することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る二輪車の一実
施の形態を図1ないし図12によって詳細に説明する。
図1は本発明に係る二輪車の斜視図、図2はシェルを外
した後輪を車体右側から見た状態を示す側面図、図3は
エンジンの伝動ケース、マフラーおよびエアクリーナの
内部を露出させた状態を示す側面図、図4はエンジンお
よび補機類を車体左側から見た状態を示す側面図、図5
はエンジンおよび補機類の概略構成を示す斜視図であ
る。
【0025】図6は伝動装置の概略構成を示す斜視図、
図7は図3におけるエンジンのVII−VII線断面図、図8
は図3におけるエンジンのVIII−VIII線断面図、図9は
エンジンの縦断面図、図10は後輪の縦断面図で、同図
は図2におけるX−X線断面図である。図11はハブの横
断面図、図12は支持ブラケットの側面図である。
【0026】これらの図において、符号1はこの実施の
形態による二輪車を示す。この二輪車1は、自転車の後
輪にエンジン式駆動装置2を装備した構成を採ってい
る。この二輪車1の車体フレーム3は、自転車用のもの
を流用しており、ヘッドパイプ4、トップチューブ5、
ダウンチューブ6、シートチューブ7、チェーンステー
8、シートステー9およびボトムブラケット10とから
形成し、ヘッドパイプ4にフロントフォーク11を回動
自在に支持させている。このフロントフォーク11に前
輪12を回転自在に支持させるとともに、操向ハンドル
13を固定している。
【0027】また、シートチューブ7の上端部にサドル
14を取付けるとともに、シートチューブ7の下端とダ
ウンチューブ6の下端に溶接したボトムブラケット10
に人力駆動用のペダルクランク軸15を回転自在に支持
させている。このペダルクランク軸15にペダル16を
有するクランク17を固定するとともに、駆動スプロケ
ット18を設けている。この駆動スプロケット18はチ
ェーン19が巻き掛けてあり、前記ペダルクランク軸1
5に一方向クラッチ(図示せず)を介して軸装してい
る。この一方向クラッチは、ペダルクランク軸15の回
転を止めた状態でチェーン19が回転することを許容す
る構造を採っている。
【0028】前記エンジン式駆動装置2は、車体フレー
ム3に回転自在に取付けた後輪21と、車体フレーム3
側に取付けたシェル22と、図2に示すように、後輪2
1の内側に収容したエンジン23および補機類などから
構成している。この補機類とは、図3および図5に示す
ように、エンジン23より車体の前方に設けたマフラー
24と、後方に設けたエアクリーナ25と、このエアク
リーナ25の上方に設けた燃料タンク26およびオイル
タンク27などである。この実施の形態では、図5に示
すように、前記エンジン23および補機類を後輪21の
周方向に並ぶように配設している。
【0029】前記後輪21は、ディスクホイール式のも
ので、図10に示すように、タイヤ28を装着する外周
部のリム29と軸心部のハブ30との間にスポーク部3
1を車体左側に偏在するように設け、ハブ30を図11
に示すように軸受32,33を介して車軸34に回転自
在に支持させている。前記スポーク部31は、リム29
とともにアルミダイキャスト法によって成形し、円板状
の本体31aと、この本体31aから車体右側へ突出す
るように設けたリブ31bとから形成している。前記車
軸34は、前記チェーンステー8およびシートステー9
の車体後側の端部に溶接したエンドプレート35を貫通
する状態でこれに固定している。なお、エンドプレート
35には、下方へ向けて開放する切欠きを形成し、後輪
21とともに車軸34を一旦切欠きから下方へ抜いた
後、車体の後方へ引出して外す構造を採っている。
【0030】すなわち、後輪21は車体フレーム3に車
軸34および軸受32,33を介して回転自在に支持さ
れている。また、ハブ30を軸承する車体右側の軸受3
3は、ハブ30および車軸34に対して回転自在な中間
回転体33aを備えている。この中間回転体33aは、
前記チェーン19を巻掛けるための従動スプロケット3
6を車体右側の端部に固定するとともに、ハブ30の内
側に配設した内装式多段変速機37を介してハブ30に
連結している。内装式多段変速機37は、図示していな
い遊星歯車機構を使用した従来周知のもので、車軸34
の軸心部に挿通させたロッド(図示せず)を車体右側の
駆動機構37aによって平行移動させる構造を採ってい
る。なお、この内装式多段変速機37は、操向ハンドル
13に設けた変速レバー(図示せず)を操作することに
よって変速するようにしている。
【0031】前記シェル22は合成樹脂製で、3部品、
すなわちチェーンステー8とシートステー9との間の三
角部分を覆う小シェル22aと、残り大部分の大シェル
22bと、後述する燃料タンクやオイルタンクの給油管
26a,27a部分を覆うキャップ収容部シェル22c
からなり、後輪21のスポーク部31を車体右側から覆
うように組付けた状態で円板状に形成し、後輪21を車
体フレーム3に取付けた後に、後輪21の内側に収容す
る部品に着脱自在に取付けている。シェル22を着脱自
在に取付ける構造は、支持側の部品に取付けたゴム製グ
ロメットにシェル22の係合突起を車幅方向に嵌合させ
る構造を採っている。ゴム製グロメットは、この実施の
形態では図2中に符号38で示すように、後輪21の内
側のチェーンステー8とシートステー9間に二つ、その
外側の領域には上部と車体前側と車体後側および中央の
4箇所に設けている。なお、シェル22は全てを一体に
形成することもできる。この構成を採る場合の組付手順
は、シェル22を後輪21側に予め取付けておいてから
後輪21を車体フレーム3に装着する。
【0032】また、このシェル22はエンジン23など
が発する熱気が内部に滞留するのを阻止するために以下
の二つの構造を採っている。第1に、車軸34より車体
の後方にシェル22の内外を連通する空気穴39(図1
参照)を形成している。第2に、後輪21のリム29と
の間に走行風が出入りできるような隙間が全周にわたっ
て形成されるようにしている。この隙間を図10におい
て符号Dで示す。
【0033】なお、図1においてシェル22の上部に位
置する符号40,41で示すものは、燃料タンク26お
よびオイルタンク27の給油管26a,27a(図5参
照)に取付けた給油キャップである。前記給油管26
a,27aは、シェル22のキャップ収容部シェル22
cに形成した貫通穴を通って外部に露出している。
【0034】前記エンジン23は、ロングストロークの
空冷式2サイクル単気筒型のもので、図3に示すよう
に、シリンダ42を前記ハブ30より車体の前方でシリ
ンダ軸線が斜め前上方を指向するように配設するととも
に、クランク軸43をハブより下方に軸線方向が車幅方
向を指向するように設け、図2および図12中に符号4
4で示すアルミダイキャスト製の支持ブラケットを介し
てチェーンステー8およびシートステー9に支持させて
いる。前記シリンダ42の車体前側に排気管45を介し
てマフラー24を接続するとともに、車体後側に吸気管
46を介して気化器47およびエアクリーナ25を接続
している。
【0035】このエンジン23のクランク軸43は、図
7〜図9に示すように、クランクアーム51を車体右側
のみに設けた片持ち式のもので、クランクアーム51か
ら車体左側に突出するクランクピン52にコンロッド5
3を介してピストン54を連結するとともに、クランク
アーム51から車体右側に突出する軸部43aをクラン
クケース55と、このクランクケース55に取付けたカ
バー56とにそれぞれ軸受57,58を介して回転自在
に支持させている。
【0036】クランクケース55および前記カバー56
は、前記ハブ30の下方で車体の前後方向に延びる伝動
ケース59を構成している。この伝動ケース59は、フ
ライホイール60と、遠心クラッチ61と、歯車式減速
機62とを収容するとともに、図8に示すようにエンジ
ン23の出力軸63を回転自在に支持している。この出
力軸63は、クランク軸43より車体の後方で前記カバ
ー56から車体の右側に突出するように設け、歯車式減
速機62と遠心クラッチ61とを介してクランク軸43
に連結するとともに、車体右側の端部に固定したエンジ
ン出力用スプロケット64を介して前記チェーン19の
途中に係合している。なお、このスプロケット64とハ
ブ30側の従動スプロケット36との間には、図2およ
び図10に示すように、テンションプーリ65を配設し
ている。このテンションプーリ65は、図2中に符号6
5aで示すカムを回動させることによって、チェーン1
9の張力を調整できるようになっている。
【0037】前記フライホイール60は、軸心部をクラ
ンク軸43に結合させるとともに、外周部に図3および
図7に示すように永久磁石66を取付け、このフライホ
イール60の上方に配設したコイル67とともに発電機
を構成している。また、フライホイール60の外周部で
あって車体右側には、図3および図6中に符号68で示
すスターターモータのピニオン68aが噛合するリング
ギヤ60aが一体に形成してある。
【0038】前記遠心クラッチ61は、クラッチシュー
61aが遠心力によってドラム61bの内周面に接触す
る構造のもので、図7および図8に示すように、クラッ
チシュー61aを前記フライホイール60に回動自在に
取付けるとともにスプリングで内方に付勢し、ドラム6
1bの軸心部を、クランク軸43に回転自在であって軸
線方向に移動自在に支持させた小径歯車62aに固定し
ている。この小径歯車62aと、これに噛合する大径歯
車62bとによって前記歯車式減速機62を構成してい
る。
【0039】歯車式減速機62の大径歯車62bは、図
8に示すように、出力軸63にダンパー69を介して連
結している。このダンパー69は、衝撃荷重が伝達され
るのを阻止するためのもので、皿ばね69aによって付
勢されて軸方向にのみ移動可能なカム摺動子69bを大
径歯車62b側の円筒69cにカム面を介して係合させ
た構造を採っている。
【0040】このように構成した動力伝達系によれば、
エンジン23の動力は、クランク軸43から遠心クラッ
チ61、歯車式減速機62、ダンパー69、出力軸6
3、スプロケット64を介してチェーン19に伝達さ
れ、このチェーン19から前記従動スプロケット36お
よび内装式多段変速機37を介して後輪21のハブ30
に伝達される。なお、エンジン23を停止させて車体が
走行しているときには、後輪21とともに従動スプロケ
ット36が回転することから、遠心クラッチ61のドラ
ム61bまで後輪21の回転が伝達される。
【0041】前記歯車式減速機62の小径歯車62aを
クランク軸43上で軸線方向に移動自在に設けたのは、
これに固定した前記ドラム61bをフライホイール60
に接触させて人力走行中に車体の慣性でエンジン23を
始動させるためである。すなわち、ドラム61bを有す
る前記小径歯車62aを図7に示す位置から車体左側に
移動させ、ドラム61bの開口側端部の傾斜面70をフ
ライホイール60の受圧面60bに接触させることによ
って、後輪21の回転がドラム61bからフライホイー
ル60に伝達されてクランク軸43が回転し、エンジン
23が始動する。
【0042】小径歯車62aを上述したように軸線方向
に移動させる機構は、図7に示すように、前記カバー5
6に車幅方向へ移動自在に支持させて前記小径歯車62
aの車体右側の端面に対向するスライダ71と、クラン
ク軸43の軸線を回転中心として回ることにより前記ス
ライダ71および小径歯車62aを復帰用皿ばね72の
弾発力に抗して車体左側へ押圧するカム73を有するア
ーム74と、このアーム74を回動させる始動用ワイヤ
ー75(図2参照)などによって構成している。なお、
この機構は、操向ハンドル13に設けた始動用レバー
(図示せず)を操作することによって前記始動用ワイヤ
ー75が引っ張られ、前記アーム74が回ってスライダ
71が移動するようにしている。
【0043】また、エンジン23のクランク軸43は、
図7および図8に示すように、クランクアーム51とは
反対側の端部、すなわちクランクピン52の車体左側の
端部に符号76で示す偏心式回転伝達機構を介してオイ
ルポンプ77を連結している。このオイルポンプ77
は、エンジン23に潤滑オイルを供給するためのもの
で、図4に示すようにクランクケース55の車体左側に
取付けてあり、エンジン23の上方に配置したオイルタ
ンク27にオイル吸込口を接続するとともに、オイル吐
出口を図4中に符号77aで示すオイルパイプを介して
吸気管46に接続している。
【0044】前記偏心式回転伝達機構76は、図7〜図
9に示すように、クランクピン52に固着した第1の円
板76aと、この第1の円板76aの外周部の切欠き7
6bに係合する突部76cを有するウォーム軸76dと
から構成している。このウォーム軸76dは、クランク
軸43と同一軸線上に位置するようにクランクケース5
5の車体左側に回転自在に支持させ、車体左側の端部に
形成したウォーム76eにオイルポンプ77の入力軸7
7bを噛合させている。
【0045】前記エンジン23を車体フレーム3に取付
ける支持ブラケット44は、図2、図4および図12に
示すように、エンジン23のシリンダ42と、このシリ
ンダ42より車体の前方に設けたマフラー24とを車体
の右側から覆うように、側面視略扇形をなすとともに車
幅方向の断面形状(切断線が上下方向に延びるように切
断して破断面を車体の前方から見た状態での形状)が車
体右側に凸になる略円弧形になっており、中心部44a
を図11に示すように後輪21の車軸34が貫通する状
態で車体フレーム3の前記エンドプレート35に固定
し、外周部44bの近傍を図1および図2中に符号81
で示す取付板を介して車体右側のチェーンステー8およ
びシートステー9に固定している。この取付板81は、
チェーンステー8およびシートステー9に溶接し、ねじ
81aによって支持ブラケット44を着脱自在に取付け
る構造を採っている。
【0046】この支持ブラケット44を介してエンジン
23や補機類を車体フレーム3に組付ける手順は、先
ず、支持ブラケット44にエンジン23、マフラー2
4、エアクリーナ25、燃料タンク26およびオイルタ
ンク27などを取付け、次に、後輪軸34を支持ブラケ
ット44の中心部44aに挿通させて後輪21とユニッ
ト化する。そして、このユニットを車体フレーム3に取
付ける。
【0047】なお、エンジン23は、クランクケース5
5の3箇所、すなわち車体前側の上部および下部と、ク
ランクケース55の車体後側の上部を支持ブラケット4
4にそれぞれボルトによって固定している。これら3箇
所の固定用ボルトを図2〜図4中に符号82〜84で示
す。これら3箇所の固定部のうち後側の固定部は、支持
ブラケット44に後輪21のハブ30の上方を通って車
体の後方へ延びるように形成した後方延在部44cに、
図10に示すようにクランクケース上部に設けた連結用
突部85を固定用ボルト84によって固定する構造を採
っている。
【0048】前記後方延在部44cは、断面形状が車体
の後方へ向けて開放するコ字状になっており、車幅方向
の両端の縦壁44dに前記固定用ボルト84を貫通させ
ている。また、この後方延在部44cにおける車幅方向
に延びる板部分44eと、車体左側の縦壁44dは、図
4に示すように、支持ブラケット44の上側の後縁を形
成するように支持ブラケット上端まで延在している。こ
のため、支持ブラケット44の上側の後縁部は、断面形
状が後方延在部44cと同様にコ字状になっている。こ
の実施の形態では、断面コ字状の内側の部分を利用して
支持ブラケット44の上端部に無接点式点火ユニット8
6(図3参照)を取付けている。
【0049】さらに、支持ブラケット44は、図2に示
すように、シリンダ42の近傍に通風口87を二つ形成
するとともに、マフラー24と対応する部分に通風孔8
8を多数穿設している。通風孔88は、支持ブラケット
44の外周部44bの上部から下部にわたる広い範囲に
形成している。通風孔88を形成する範囲を図2中に二
点鎖線で示す。なお、この実施の形態では、支持ブラケ
ット44にシリンダ42を車体前側と上方から囲む壁8
9を一体に形成し、シリンダ42の熱が前方と上方に伝
わるのを阻止するようにしている。
【0050】さらにまた、この支持ブラケット44に
は、前記チェーン19が上下方向に振動するのを阻止す
るためにガイドを設けている。このガイドは、支持ブラ
ケット44に一体に形成した上部ガイド90と、支持ブ
ラケット44にねじによって固定した下部ガイド91と
から構成している。
【0051】前記マフラー24は、エンジン23のシリ
ンダ42の上方からクランクケース55の前下方にわた
ってエンジン23の前方で上下方向に延びるように形成
し、上端部と下端部とを前記支持ブラケット44に固定
用ボルト92によって固定している。また、このマフラ
ー24は、図3中に符号24a〜24cで示す隔壁によ
って内部に膨張室を複数形成し、下部のテールパイプ2
4dから排ガスをシェル22の内側に排出する構造を採
っている。
【0052】さらに、このマフラー24における後輪2
1のリム29に近接する部分は、図3に示すように車体
右側から見てリム29に沿う円弧状に形成している。し
かも、このマフラー24の車幅方向の両側壁は、後輪2
1のスポーク部31とシェル22の内側面に沿うように
断面円弧状に形成している。
【0053】前記エアクリーナ25は、図2および図3
に示すように、気化器47およびエンジン23の伝動ケ
ース59の後方で上下方向に延びるように形成し、車体
前側の2箇所をエンジン23に固定用ボルト93によっ
て固定するとともに、上部の後端を燃料タンク26に固
定用ボルト94によって固定している。このエアクリー
ナ25の内部には、エアクリーナエレメント25aを設
けるとともに、隔壁25b,25cによって画成された
吸気膨張室を複数形成している。エアクリーナエレメン
ト25aの上流側に吸気ダクト25dを接続し、下流端
の吸気膨張室に気化器47を接続している。前記吸気ダ
クト25dは、エアクリーナ25の前面から車体の前方
に向けて突出している。
【0054】また、このエアクリーナ25は、前記マフ
ラー24と同様に、図3および図4に示すように後輪2
1のリム29に近接する部分を側方から見てリム29に
沿うような円弧状に形成し、車幅方向の両側壁を、図1
0に示すように後輪21のスポーク部31およびシェル
22の内側面に沿うように断面円弧状に形成している。
【0055】このエアクリーナ25に接続した気化器4
7は、図示していないスロットル弁およびフロートを有
する従来周知の構造のものを採用し、上方に配設した燃
料タンク26から自動燃料コック95を介して燃料がフ
ロート室に流下するようにしている。なお、気化器47
とエンジン23とを接続する吸気管46は、図10に示
すように、支持ブラケット44の後方延在部44cに形
成した切欠き44fを通して後方延在部44cの後方か
らエンジン23側へ延びている。
【0056】気化器47のスロットル弁は、操向ハンド
ル13に設けたスロットルグリップ(図示せず)にスロ
ットルワイヤを介して連動するように連結している。ス
ロットルワイヤの途中には、図2および図10中に符号
96で示すスロットルリンクを介装している。このスロ
ットルリンク96は、スロットル弁の開度に応じて前記
オイルポンプ77の吐出量を増減させるためのもので、
燃料タンク26の車体右側の側壁に形成した凹陥部26
bに収容している。
【0057】前記燃料タンク26は、上端部に給油管2
6aを接続し、車体前側の上部と下部とを前記支持ブラ
ケット44に固定用ボルト97によって固定するととも
に、車体後側の端部を前記エアクリーナ25に連結して
いる。燃料タンク26の支持ブラケット44への固定
は、図10に示すように、支持ブラケット44の前記後
方延在部44cにおける車幅方向へ延びるように形成し
た板部分44eに燃料タンク26の前部が支承されるよ
うにして行っている。
【0058】また、この燃料タンク26の車体前側の下
部は、図5に示すように、上部より車体の前方へ突出す
るように形成している。この前方突出部を同図中に符号
26cで示す。この実施の形態では、この前方突出部2
6cの上に重なるようにオイルタンク27を配置してい
る。さらに、燃料タンク26の下部には、図中に符号9
8で示すバッテリーを支承する状態で収納するための凹
陥部26dを形成し、オイルタンク27には、前記凹陥
部26dに収納したバッテリー98を車体の左側から覆
う下方延在部27bを形成している。
【0059】これらの燃料タンク26およびオイルタン
ク27は、図3および図4に示すように、後輪21のリ
ム29に近接する部分を側方から見てリム29に沿うよ
うな円弧状に形成し、車幅方向の両側壁を後輪21のス
ポーク部31およびシェル22の内側面に沿うように断
面円弧状に形成している。
【0060】この実施の形態では、燃料タンク26の前
記凹陥部26dに収納したバッテリー98の前側の下部
が支持ブラケット44の上側の後縁部において車幅方向
へ延在する板部分44eと干渉するのを避けるために、
この板部分44eの一部に図4に示すようにバッテリー
98の前下の角部分が臨む穴44gを形成している。
【0061】上述したように構成した二輪車1は、エン
ジン23が停止している状態でペダル16を踏込むこと
によって、踏力がチェーン19を介して後輪21のハブ
30に伝達されて後輪21が回転し、人力によって走行
する。エンジン23は、スターターモータ68の図示し
ていないスイッチをON操作するか、あるいは走行中に
操向ハンドル13側の始動用レバーを操作してフライホ
イール60を回転させることによって始動する。アイド
リング運転時など、エンジン回転数が低い状態では遠心
クラッチ61が非接続状態になるので、エンジン23の
動力は後輪21に伝達されない。
【0062】操向ハンドル13側のスロットルグリップ
を操作し、遠心クラッチ61が接続するまでエンジン回
転数を上昇させると、エンジン23の動力は遠心クラッ
チ61から歯車式減速機62および出力軸63を介して
チェーン19に伝達され、後輪21がエンジン23の動
力で回転するようになる。この状態では、ペダル16を
踏む足を止めてエンジン23の動力のみで走行する形態
と、踏力およびエンジン23の動力によって走行する形
態の両方を採ることができる。
【0063】また、この二輪車1は、スポーク部31が
車体左側に偏在する構造のディスクホイールによって後
輪21を構成するとともに、車体フレーム3に前記スポ
ーク部31を車体右側から覆うシェル22を固定し、前
記スポーク部31とシェル22の間であって後輪21の
ハブ30の周囲に、エンジン23および補機類(マフラ
ー24、エアクリーナ25、燃料タンク26およびオイ
ルタンク27など)を後輪21の周方向に並ぶように配
設したため、後輪21が回転するときの軌跡の内側にエ
ンジン23および前記補機類を全て収容することができ
る。
【0064】したがって、エンジン23を搭載してもコ
ンパクトな自転車を提供することができる。特に、エン
ジン23および補機類が後輪21の周方向に並ぶため、
後輪21の車幅方向の幅は最小限になる。また、エンジ
ン23および補機類は後輪21とシェル22とによって
覆われるから、これらに乗員の衣類などが接触すること
はない。さらに、この二輪車1(自転車)は、前輪12
の分布荷重が小さく、縁石などを乗越すときに前輪12
を軽く持ち上げることができる。加えて、エンジン23
の出力は減速し、人力は増速して共通のチェーン19を
介して従動スプロケット36に伝達されるため、部品数
が減り、コンパクトになる。
【0065】この二輪車1は、エンジン23のシリンダ
42を後輪21のハブ30より車体の前方に配設し、出
力軸63を有するエンジン23の伝動ケース59をハブ
30の下方に配設したため、エンジン23の周囲に形成
されるデッドスペース、すなわちシリンダ42と伝動ケ
ース59とによって挟まれて形成された隅の空間にハブ
30が位置するようになる。このため、エンジン23の
周囲のデッドスペースを利用してエンジン23をハブ3
0に近接させることができるから、エンジン式駆動装置
2を後輪21の径方向にコンパクトに形成することがで
きる。
【0066】この二輪車1は、エンジン23のクランク
軸43を片持ち式に形成してこのクランク軸43のクラ
ンクアーム51側の軸端部を、これと同一軸線上の遠心
クラッチ61および小径歯車62aと、この小径歯車6
2aに噛合する大径歯車62bとを介して伝動ケース5
9内で出力軸63に接続し、クランクピン52における
前記クランクアーム51とは反対側の端部に偏心式回転
伝達機構76を介してオイルポンプ77を連結したた
め、両持ち式のクランク軸を使用する場合に較べてクラ
ンク軸43の軸方向の長さを短縮することができ、クラ
ンク軸43の軸端部に偏心式回転伝達機構76を連結す
る構造でもエンジン23がクランク軸43の軸線方向に
大型化することはない。しかも、車幅方向の一方に遠心
クラッチ61と歯車式減速機62が位置し、他方に偏心
式回転伝達機構76とオイルポンプ77が位置するか
ら、車幅方向の両方に重量物を分配することができる。
【0067】この二輪車1は、マフラー24、エアクリ
ーナ25、燃料タンク26およびオイルタンク27にお
ける後輪21のリム29側の部分を側方から見て円弧状
に形成したため、後輪21の内側に形成される空間の径
方向の外縁までこれらの部品を大きく形成し、その容量
を多くとることができる。
【0068】この二輪車1は、マフラー24、エアクリ
ーナ25、燃料タンク26およびオイルタンク27にお
ける車幅方向の両側の部分を、後輪21のスポーク部3
1とシェル22の内側面に沿う断面円弧状に形成したた
め、後輪21の内側に形成される空間の車幅方向の外縁
までこれらを形成してその容量を多くとることができ
る。
【0069】この二輪車1は、後輪23の従動スプロケ
ット36とハブ30との間の動力伝達系に、ハブ30に
収容される構造の内装式多段変速機37を介装したた
め、人力による回転とエンジン23による回転の両方を
一つの内装式多段変速機37によって変速することがで
きるから、エンジン23側に変速機を装備しなくてよ
い。
【0070】この二輪車1は、後輪21のスポーク部3
1とシェル22との間の空間に支持ブラケット44を車
体フレーム3に着脱自在になるように配設し、この支持
ブラケット44を介してエンジン23、マフラー24、
エアクリーナ25、燃料タンク26およびオイルタンク
27を車体フレーム3に支持させたため、支持ブラケッ
ト44を後輪21とともに車体フレーム3から取外すこ
とによって、エンジン23および補機類を車体フレーム
3から取外すことができる。このため、着脱性に優れる
エンジン式駆動装置2を提供することができるととも
に、エンジン23および補機類のメンテナンスを車体フ
レーム3から取外した状態で簡単に行うことができる。
しかも、既存の自転車に後輪21を含めたエンジン式駆
動装置2を容易に取付けることができる。
【0071】この二輪車1は、支持ブラケット44を側
方から見て略扇形に形成して中心部44aを後輪21の
車軸34とともに車体フレーム3に固定し、外周部44
bの近傍を車体フレーム3のチェーンステー8およびシ
ートステー9に固定し、支持ブラケット44より車体内
側(後輪21のスポーク部31側)にエンジン23のシ
リンダ42およびマフラー24を配設したため、支持ブ
ラケット44が車体フレーム3と側面視において重な
り、これを車体フレーム3に直接取付けることができる
ので、支持ブラケット44を車体フレーム3に着脱自在
に取付けるための構造が簡単でよい。しかも、最も温度
が高くなるシリンダ42とマフラー24の側方に支持ブ
ラケット44が位置するため、これらの熱がシェル22
に伝達されるのを支持ブラケット44によって遮ること
ができる。
【0072】この二輪車1は、エンジン23のシリンダ
42とマフラー24を車体前側に配設し、エアクリーナ
25と燃料タンク26を車体後側に配設したため、熱を
発する部品と熱を嫌う部品とが車体の前後方向に分けて
配置される。このため、後輪21の回転範囲の内側にエ
ンジン23や補機類を収容する構造でもエアクリーナ2
5および燃料タンク26が加熱され難い。
【0073】この二輪車1は、エンジン23のシリンダ
42を後輪21のハブ30より車体の前方に配設すると
ともに、このシリンダ42の前方にマフラー24を配設
し、エアクリーナ25と燃料タンク26をハブ30の後
方に配設したため、シリンダ42からエアクリーナ25
や燃料タンク26に伝達される熱をハブ30が遮るか
ら、後輪21を構成する部品が断熱する機能をもつよう
になる。このため、専らシリンダ42の熱がエアクリー
ナ25や燃料タンク26に伝達されるのを阻止するため
の断熱用の部材が不要である。また、走行風が真っ先に
シリンダ42やマフラー24に当たるため冷却性がよ
い。
【0074】この二輪車1は、後輪21とシェル22と
の間に走行風が出入り自在な隙間Dを形成したため、走
行時に後輪21の全周にわたる大きな隙間Dを走行風が
出入りするので、走行風によってエンジン23やマフラ
ー24を効率よく冷却することができる。
【0075】なお、この実施の形態では、自転車にエン
ジン式駆動装置2を搭載して人力のみ、エンジンのみあ
るいは人力とエンジンの動力の両方で走行することがで
きる二輪車を示したが、人力駆動系を省いた構成を採る
こともできる。この構成を採る場合には、ペダル16を
省略し、車体フレーム3に固定ステップを設け、チェー
ン19をエンジン出力用スプロケット64と従動スプロ
ケット36間に巻回させる。
【0076】また、この実施の形態ではスロットルグリ
ップを操作することによってエンジン23の回転数を人
為的に変える構造を採ったが、エンジン23は、ペダル
16を踏み下ろす踏力に比例するように制御することも
できる。この構成を採る場合には、例えば、踏力を検出
するための踏力検出手段を装備し、この踏力検出手段の
出力(踏力)に応じた開度になるように気化器47のス
ロットル弁を開閉させる構造を採る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、後
輪が回転するときの軌跡の内側にエンジンおよび補機類
を全て収容することができるから、エンジンを搭載して
もコンパクトな二輪車を提供することができる。特に、
エンジンおよび補機類が後輪の周方向に並び、後輪の車
幅方向の幅は最小限になるから、エンジンを搭載する構
造でも車幅が狭い二輪車を提供することができる。ま
た、エンジンおよび補機類は後輪とシェルとによって覆
われ、これらに乗員の衣類などが接触することはないか
ら、衣類が燃料やエンジン用オイルなどによって汚れる
ことはない。さらに、前輪の分布荷重が小さく、縁石な
どを乗越すときに前輪を軽く持ち上げることができる。
【0078】エンジンのシリンダをハブより車体の前方
に配設し、出力軸を有するエンジンの伝動ケースをハブ
の下方に配設した他の発明によれば、エンジンの周囲に
形成されるデッドスペース、すなわちシリンダと伝動ケ
ースとによって挟まれて形成された隅の空間にハブが位
置するようになる。
【0079】したがって、エンジンの周囲のデッドスペ
ースを利用してエンジンをハブに近接させることができ
るから、後輪とシェルとの間の空間に収容するエアクリ
ーナ、マフラーおよび燃料タンクの容量を多くとること
ができるとともに、エンジンおよび前記補機類を後輪の
径方向にコンパクトに配設することができる。
【0080】片持ち式のクランク軸のクランクアームと
は反対側の端部に偏心式回転伝達機構を介してオイルポ
ンプを連結した他の発明によれば、両持ち式のクランク
軸を使用する場合に較べてクランク軸の軸方向の長さを
短縮することができ、クランク軸の軸端部に偏心式回転
伝達機構を連結する構造でもエンジンがクランク軸の軸
線方向に大型化することはない。
【0081】したがって、後輪をより一層幅狭に形成す
ることができる。また、車幅方向の一方に遠心クラッチ
と減速用歯車群が位置し、他方に偏心式回転伝達機構と
オイルポンプが位置するから、車幅方向の両方に重量物
が分配され、後輪の重量バランスをとり易い。
【0082】エアクリーナ、マフラーおよび燃料タンク
におけるリム側の部分を側方から見て円弧状に形成した
他の発明によれば、エアクリーナ、マフラーおよび燃料
タンクを、後輪の内側に形成される空間の径方向の外縁
まで大きく形成することができる。したがって、後輪の
内側でエアクリーナ、マフラーおよび燃料タンクを後輪
の径方向へ最大限に大きく形成し、これらの容量を可及
的多くとることができる。
【0083】エアクリーナ、マフラーおよび燃料タンク
をにおける車幅方向の両側の部分を後輪のスポーク部と
シェルの内側面に沿う断面円弧状に形成した他の発明に
よれば、エアクリーナ、マフラーおよび燃料タンクを、
後輪の内側に形成される空間の車幅方向の外縁まで大き
く形成することができる。したがって、後輪の内側でエ
アクリーナ、マフラーおよび燃料タンクを車幅方向へ最
大限に大きく形成し、これらの容量を可及的多くとるこ
とができる。
【0084】車体フレームに人力駆動用ペダルクランク
軸を回転自在に設け、エンジンの出力軸が途中に連結す
るチェーン式の伝動装置を前記ペダルクランク軸と後輪
のハブとの間に介装する他の発明によれば、この発明に
係る二輪車は、エンジン停止時には運転者がペダルを踏
込むことにより人力で走行し、エンジン運転時にはエン
ジンのみを使用するかあるいは人力とエンジンの両方を
使用して走行する。したがって、車幅が狭くコンパクト
で、しかも衣類が汚れることがないエンジン付きの自転
車を提供することができる。また、エンジン出力は減速
し、人力は増速して共通のチェーンを介して従動スプロ
ケットに伝達されるため、部品数が減り、コンパクトに
なる。
【0085】従動スプロケットとハブとの間の動力伝達
系に内装式多段変速機を介装した他の発明によれば、人
力による回転とエンジンによる回転の両方を一つの内装
式多段変速機によって変速することができる。したがっ
て、エンジン側に変速機(専らエンジンの動力を変速す
るために用いる変速機)を装備しなくてよいので、エン
ジンを自転車の後輪に搭載する構造でも後輪をコンパク
トに形成することができる。
【0086】後輪のスポーク部とシェルとの間に設けた
支持ブラケットを介してエンジン、エアクリーナ、マフ
ラー、燃料タンクを車体フレームに支持させた他の発明
によれば、支持ブラケットを後輪とともに車体フレーム
から取外すことによって、エンジンおよび補機類を車体
フレームから取外すことができる。したがって、エンジ
ンおよび補機類の着脱性に優れ、これらのメンテナンス
を車体フレームから取外した状態で簡単に行うことがで
きる。また、エンジンおよび補機類を既存の自転車に簡
単に取付けることができる。
【0087】略扇状に形成した支持ブラケットより後輪
のスポーク部側にシリンダとマフラーを配設する他の発
明によれば、支持ブラケットが車体フレームと側面視に
おいて重なり、これを車体フレームに直接取付けること
ができるため、支持ブラケットを車体フレームに着脱自
在に取付けるための構造が簡単でよい。また、最も温度
が高くなるシリンダとマフラーの側方に支持ブラケット
が位置するため、これらの熱がシェルに伝達されるのを
支持ブラケットが遮る。したがって、支持ブラケットの
小型化を図ることができるとともに、小さな支持ブラケ
ットを利用してシェルが熱くならないようにすることが
できる。
【0088】エンジンのシリンダおよびマフラーと、エ
アクリーナおよび燃料タンクとを車体の前後方向の一方
と他方に配設した他の発明によれば、熱を発する部品と
熱を嫌う部品とが車体の前後方向に分けて配置されるか
ら、後輪の回転範囲の内側にエンジンや補機類を収容す
る構造でもエアクリーナおよび燃料タンクが加熱され難
い。
【0089】シリンダをハブの前方に配設し、後方にエ
アクリーナと燃料タンクを配設した他の発明によれば、
シリンダからエアクリーナや燃料タンクに伝達される熱
をハブが遮るから、後輪を構成する部品が断熱する機能
をもつようになる。したがって、専らシリンダの熱がエ
アクリーナや燃料タンクに伝達されるのを阻止するため
の断熱用の部材が不要で、重量が増加したり部品数が増
大することなくエアクリーナや燃料タンクを断熱するこ
とができる。また、走行風が真っ先にシリンダやマフラ
ーに当たるため冷却性がよい。
【0090】後輪とシェルとの間に走行風が出入り自在
な隙間を形成した他の発明によれば、後輪の全周にわた
る大きな隙間を走行風が出入りするので、走行風によっ
てエンジンやマフラーを効率よく冷却することができる
から、エンジンおよび補機類をシェルと後輪とによって
覆う構造でもこれらを効率よく冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る二輪車の斜視図である。
【図2】 シェルを外した後輪を車体右側から見た状態
を示す側面図である。
【図3】 エンジンの伝動ケース、マフラーおよびエア
クリーナの内部を露出させた状態を示す側面図である。
【図4】 エンジンおよび補機類を車体左側から見た状
態を示す側面図である。
【図5】 エンジンおよび補機類の概略構成を示す斜視
図である。
【図6】 伝動装置の概略構成を示す斜視図である。
【図7】 図3におけるエンジンのVII−VII線断面図で
ある。
【図8】 図3におけるエンジンのVIII−VIII線断面図
である。
【図9】 エンジンの縦断面図である。
【図10】 後輪の縦断面図である。
【図11】 ハブの横断面図である。
【図12】 支持ブラケットの側面図である。
【符号の説明】
1…二輪車、3…車体フレーム、8…チェーンステー、
9…シートステー、15…ペダルクランク軸、18…駆
動スプロケット、19…チェーン、21…後輪、22…
シェル、23…エンジン、24…マフラー、25…エア
クリーナ、26…燃料タンク、27…オイルタンク、2
8…タイヤ、29…リム、30…ハブ、31…スポーク
部、36…従動スプロケット、37…内装式多段変速
機、42…シリンダ、43…クランク軸、44…支持ブ
ラケット、44a…中心部、44b…円弧部、51…ク
ランクアーム、52…クランクピン、59…伝動ケー
ス、61…遠心クラッチ、62…歯車式減速機、62a
…小径歯車、62b…大径歯車、63…出力軸、64…
スプロケット、76…偏心式回転伝達機構、77…オイ
ルポンプ、D…隙間。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤを装着する外周部のリムと軸心部
    のハブとの間に車幅方向の一側方に偏在するスポーク部
    を設けたディスクホイール式後輪を車体フレームに回転
    自在に支持させるとともに、前記スポーク部を車幅方向
    の反対側から覆うシェルを車体フレームに対して固定
    し、前記スポーク部とシェルの間であって前記ハブの周
    囲に、エンジンと、このエンジンに接続するエアクリー
    ナ、マフラーおよび燃料タンクとを後輪の周方向に並ぶ
    ように配設し、前記エンジンのクランク軸および出力軸
    を軸線が車幅方向を指向するように配設して出力軸を前
    記ハブに伝動装置を介して連結したことを特徴とする二
    輪車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二輪車において、エンジ
    ンのシリンダをハブより車体の前方に配設するととも
    に、出力軸を有するエンジンの伝動ケースをハブの下方
    に配設したことを特徴とする二輪車。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の二輪車において、エンジ
    ンのクランク軸を片持ち式に形成してこのクランク軸の
    クランクアーム側の軸端部を、これと同一軸線上に位置
    するように配置した遠心クラッチおよび小径歯車と、こ
    の小径歯車に噛合する大径歯車とを介して伝動ケース内
    で出力軸に接続するとともに、クランクピンにおける前
    記クランクアームとは反対側の端部に偏心式回転伝達機
    構を介してオイルポンプを連結したことを特徴とする二
    輪車。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の二輪車において、エアク
    リーナ、マフラーおよび燃料タンクにおけるリム側の部
    分を側方から見て円弧状に形成したことを特徴とする二
    輪車。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の二輪車において、エアク
    リーナ、マフラーおよび燃料タンクにおける車幅方向の
    両側の部分を、スポーク部とシェルの内側面に沿う断面
    円弧状に形成したことを特徴とする二輪車。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の二輪車において、車体フ
    レームに人力駆動用ペダルクランク軸を回転自在に設
    け、伝動装置を、チェーン式として前記ペダルクランク
    軸に駆動スプロケットおよび一方向クラッチを介して連
    結するとともに、後輪のハブに従動スプロケットを介し
    て連結し、この伝動装置のチェーンの途中に、エンジン
    の出力軸に設けたエンジン出力用スプロケットを係合さ
    せたことを特徴とする二輪車。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の二輪車において、従動ス
    プロケットとハブとの間の動力伝達系に、ハブに収容さ
    れる構造の内装式多段変速機を介装したことを特徴とす
    る二輪車。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の二輪車において、スポー
    ク部とシェルとの間の空間に支持ブラケットを車体フレ
    ームに着脱自在になるように配設し、この支持ブラケッ
    トを介してエンジン、エアクリーナ、マフラー、燃料タ
    ンクを車体フレームに支持させたことを特徴とする二輪
    車。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の二輪車において、支持ブ
    ラケットを側方から見て略扇形に形成して車幅方向にお
    いて後輪のスポーク部とは反対側に配置し、この支持ブ
    ラケットの中心部を後輪の車軸とともに車体フレームに
    固定し、外周部の近傍を車体フレームのチェーンステー
    およびシートステーに固定し、この支持ブラケットより
    前記スポーク部側にエンジンのシリンダおよびマフラー
    を配設したことを特徴とする二輪車。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の二輪車において、エン
    ジンのシリンダとマフラーを車体の前後方向の一方に配
    設するとともに、エアクリーナと燃料タンクを車体の前
    後方向の他方に配設したことを特徴とする二輪車。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の二輪車において、シ
    リンダをハブに対して車体の前方に配設するとともに、
    このシリンダの前方にマフラーを配設し、エアクリーナ
    と燃料タンクをハブの後方に配設したことを特徴とする
    二輪車。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の二輪車において、後
    輪とシェルとの間に走行風が出入り自在な隙間を形成し
    たことを特徴とする二輪車。
JP10037110A 1998-02-19 1998-02-19 二輪車 Pending JPH11227663A (ja)

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