JPH1122640A - 斜板式圧縮機用シュー - Google Patents

斜板式圧縮機用シュー

Info

Publication number
JPH1122640A
JPH1122640A JP9182577A JP18257797A JPH1122640A JP H1122640 A JPH1122640 A JP H1122640A JP 9182577 A JP9182577 A JP 9182577A JP 18257797 A JP18257797 A JP 18257797A JP H1122640 A JPH1122640 A JP H1122640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe
swash plate
flat
spherical
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9182577A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Sugawara
丈弘 菅原
Takashi Yonesaka
考 米坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Corp filed Critical Riken Corp
Priority to JP9182577A priority Critical patent/JPH1122640A/ja
Priority to US08/946,625 priority patent/US5896803A/en
Priority to KR1019970051528A priority patent/KR100483745B1/ko
Priority to EP97117516A priority patent/EP0890742A3/en
Publication of JPH1122640A publication Critical patent/JPH1122640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons
    • F04B27/0882Pistons piston shoe retaining means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons
    • F04B27/0886Piston shoes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/109Lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2210/00Working fluid
    • F05B2210/10Kind or type
    • F05B2210/14Refrigerants with particular properties, e.g. HFC-134a
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S417/00Pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機の運転時にシューの摺動部に潤滑油を
円滑に供給する。 【解決手段】 斜板式圧縮機用シュー5の底面12は、
底面12の中央部に形成された平坦面16と、丸い角部
14と平坦面16の周縁部16aとの間に平坦面16を
包囲して形成された環状面17とを備えている。丸い角
部14は平坦面16に対して凸面11の高さ方向に段差
δを形成する。環状面17の内縁部は平坦面16と円滑
に接続され、環状面17の外縁部は丸い角部14と円滑
に接続され、環状面17はテーパ状の平面又は大きな曲
率半径rを有する球面によって形成される。丸い角部1
4と平坦面16の周縁部16aとの間に平坦面16を包
囲する環状面17を斜板式圧縮機用シュー5の底面12
に環状くさび形の間隙17aをもって形成したので、圧
縮機の稼働時に底面12と斜板4の摺動面8との間に潤
滑油が容易に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜板式圧縮機のピ
ストンと斜板の間で摺動するシューに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、斜板式圧縮機は、
シリンダブロック1内に配置されたピストン2と、回転
軸3と一体に回転可能に固定された斜板4と、ピストン
2と斜板4との間に介装される半球状のシュー30とを
備えている。図示しない動力源によって回転軸3を回転
させると、斜板4は回転運動を行い、斜板4の回転運動
はシュー30を介してピストン2の往復運動に変換され
る。ピストン2の往復運動によってシリンダボア6の容
積を変化させることにより、バルブシート9を通じて吸
入した冷媒ガス等の媒体を圧縮し、圧縮した媒体を圧縮
機外部へ送出する。
【0003】斜板4を回転する際に、シュー30は斜板
4の揺動によって生じるピストン2との当たり角度の変
化に応じて、ピストン2側球座面と回転摺動するが、圧
縮時にピストン2から伝わる圧力を受けるため、斜板4
との摺動面である平坦な底面32と斜板4の接触面との
間には高い圧力が発生する。更に、この接触部には毎秒
20m以上の大きな相対速度の滑りが発生して、シュー
30は非常に過酷な環境で使用される。また、冷却媒体
に溶け込みながら圧縮機系内を循環する潤滑油は冷却媒
体で薄められミスト状で接触部に供給される。このよう
な過酷な条件下で斜板4の回転運動をピストン2の往復
運動に変換し、シリンダの容積を変化させて、図示しな
いバルブシートを通じ吸入孔から媒体を吸入すると共
に、図示しないバルブシートを通じ吐出孔を通り媒体を
吐出させて圧縮機を作動させる。
【0004】斜板式圧縮機に使用する半球状のシュー3
0は、図11に示すように、自在軸受け機能を持つ球面
31と、高速で摺動する摺動子の機能を持つ底面32と
を有し、2つの機能を1つの部品で担う重要な構成部品
である。例えば、実公昭61−43981号公報には、
図11に示すように、斜板式圧縮機のピストン2に形成
された半球状の凹部7に対向して摺接する球面状の凸面
11と、斜板式圧縮機の斜板4の摺動面8に当接する底
面12とを備えた半球状の斜板式圧縮機用シュー30が
開示されている。図11に示すシュー30は、斜板4の
回転運動により生じる角度変化に対応してピストン2の
凹部7内で回転摺動する。しかしながら、シュー30の
摺動速度は毎秒20m以上に達すると共に、シュー30
の球面状の頂部31及び平坦な底部32はそれぞれピス
トン2の凹部7及び斜板4の摺動面8により強い押圧力
を受けるため、シュー30は非常に過酷な使用環境に曝
される。この場合、ピストン2の凹部7の曲面の全体に
わたって摺接する頂部31を有するシュー30では、斜
板式圧縮機の連続使用の結果、ピストン2の凹部7が球
面摩耗により侵食されてピストン2とシュー30との間
でがたつきが生じるため、振動、騒音の増大の原因とな
り、最悪の場合圧縮機自体が破損することがある。
【0005】これに対して、特公平3−51912号公
報は、図12に示すような避退球面43を有するシュー
40を示す。シュー40の頂部は、ピストン2の凹部7
とほぼ同一の曲率半径をもつ基準球面41と、基準球面
41より中心方向へ避退した避退球面43とによって構
成されるため、摺動時にピストン2の凹部7とシュー4
0の避退球面43との間に空隙44が生じる。基準球面
41により面圧の過大化を防止できると同時に、空隙4
4に潤滑油が保持され、シュー40の摺動に伴って発生
しうるピストン2の凹部7の球面摩耗を防止できる。
【0006】また、従来使用したフロン系冷却媒体の分
子構造中に組み込まれた塩素自体も極圧添加剤となるた
め、比較的接触部は良好な状態で摺動した。しかしなが
ら、分子構造中に塩素を含むフロン系冷却媒体はオゾン
層を破壊する懸念があり、使用すべきでない。塩素の代
わりに水素を分子構造中に組み込んだ新フロン系冷却媒
体が使用され始めているが、水素は塩素のように極圧添
加剤の作用はなく、シューを含む摺動部はより過酷な摺
動条件下に曝されている。
【0007】水素を分子構造に組み込んだ新フロン系冷
却溶媒も数種類に増え、最近ではより効率の良い冷却溶
媒が検討され始めている。それに伴い、冷却媒体の圧縮
時に発生する摺動面への圧力は次第に増加するため、シ
ューの平坦部と斜板との摺動面に凝着が発生しやすい。
また、省資源、省エネルギーの観点から、圧縮機自体の
効率の向上を図るため、摺動する部品の滑り性の向上が
必要不可欠となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記の要求に対応する
ため、特公昭63−27554号公報に示されるよう
に、平坦部のない曲率半径の極めて大きい中央を頂点と
する微小凸曲面とするシューが提案されているが、微小
凸曲面では点接触によって高面圧になり、昨今の過酷な
摺動条件下では、焼き付きを起こし易い問題がある。
【0009】また、図12に示すシュー40では、基準
球面41に連続する避退球面43の形状が新たな問題の
原因となりうる。即ち、図13に示すように、シュー4
0の場合、凹部7と避退球面43とにより形成される空
隙44は基準球面41に向かって鋭く尖った形状とな
る。このため、空隙44には潤滑油が貯留されるが、そ
の潤滑油の貯留量は充分でなく、また、空隙44の先細
り形状により、凹部7と基準球面41との摺接部分へ円
滑に潤滑油が供給されない難点がある。他面、避退球面
43は基準球面41よりゆるやかに中心方向へ避退して
いるため、シュー40を精密冷間鍛造法により製造する
場合、鍛造成形終了後にシュー40を金型から押し出す
ときに金型と避退球面43との間で大きな摩擦力を生
じ、押し出す余分な力を必要とする。従って、鍛造によ
り成形されたシュー40を金型から押出すときに、シュ
ー40が回復不能に変形するおそれがある。
【0010】一方、斜板式圧縮機を円滑に機能させるた
めには、ピストン、斜板及びシューにより形成されるク
リアランスを厳密に管理する必要がある。クリアランス
を管理する際に、数ミクロンの幅で高さをランク分けし
た種々のシューを用意し、その中から適切な高さのシュ
ーを選択して圧縮機に組み込む方法がある。しかしなが
ら、この方法では、高さでランク分けしたシューは数十
種類にも及ぶため、各ランクのシューを製造する複数種
の金型が必要となる。また、金型の形状に応じて鍛造用
素材の体積を決定するため、複数種の鍛造用素材を用意
しなければならず、コスト高を招く。更に、各種の鍛造
用素材の体積差は僅差であるため、異なる体積の素材が
誤って混入しても外観から識別することは不可能であ
る。金型所定の素材よりも体積の大きい素材を誤って鍛
造加工すると、シューに有害なバリが発生したり、極端
な場合には金型の破損を招くおそれがある。一方、金型
所定の素材よりも体積の小さい素材を誤って鍛造加工す
ると、ピストンの凹部及び斜板の摺接面との各摺接面積
が十分でない不具合が発生する。金型所定の鍛造用素材
以外の素材を誤った加工を防止するために、素材の重量
を1個ずつ測定してふるい分ける方法もあるが、素材の
測定・ふるい分けが鍛造の速度に追いつかず、測定機の
キャリブレーションを頻繁に行う手間を要する問題があ
る上、鍛造機の近傍での重量測定は、メカニカルプレス
から発生する振動により測定精度が確保できない不具合
があった。
【0011】本発明は、圧縮機の運転時にシューの摺動
部に潤滑油を円滑に供給できる斜板式圧縮機用シューを
提供することを目的とする。
【0012】本発明は、シューの高い凝着発生荷重及び
潤滑油の低い動摩擦係数が得られる斜板式圧縮機用シュ
ーを提供することを目的とする。
【0013】本発明は、長期間円滑に斜板式圧縮機を作
動できる斜板式圧縮機の保守が容易になる斜板式圧縮機
用シューを提供することを目的とする。
【0014】本発明は、運転寿命の長い斜板式圧縮機用
シューを提供することを目的とする。 本発明は、安価
に製造できる斜板式圧縮機用シューを提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の斜板式圧縮機用
シュー(5)は、斜板式圧縮機のピストン(2)に形成
された半球状の凹部(7)に対向する凸面(11)と、
斜板式圧縮機の斜板(4)の摺動面(8)に当接する底
面(12)と、底面(12)と凸面(11)との境界に
形成された丸い角部(14)とを備え、斜板(4)の回
転をピストン(2)の往復運動に変換する。この斜板式
圧縮機用シュー(5)の底面(12)は、底面(12)
の中央部に形成された平坦面(16)と、丸い角部(1
4)と平坦面(16)の周縁部(16a)との間に平坦
面(16)を包囲して形成された環状面(17)とを備
えている。丸い角部(14)は平坦面(16)に対して
凸面(11)の高さ方向に段差(δ)を形成する。環状
面(17)の内縁部は平坦面(16)の周縁部(16
a)において平坦面(16)と円滑に接続され、環状面
(17)の外縁部は丸い角部(14)と円滑に接続さ
れ、環状面(17)はテーパ状の平面又は大きな曲率半
径(r)を有する球面によって形成される。
【0016】丸い角部(14)と平坦面(16)の周縁
部(16a)との間に平坦面(16)を包囲する環状面
(17)を斜板式圧縮機用シュー(5)の底面(12)
に環状くさび形の間隙(17a)をもって形成したの
で、圧縮機の稼働時に底面(12)と斜板(4)の摺動
面(8)との間に潤滑油が容易に供給される。このた
め、過酷な摺動条件の下でも、シュー(5)と斜板
(4)との間に必要量の潤滑油が供給され、シュー
(5)と斜板(4)の摺動部の表面に潤滑油の油膜が形
成され、摺動部の直接接触、焼付現象による凝着及び摩
耗を防止すると共に、滑り性を改善することができる。
【0017】本発明の実施の形態では、平坦面(16)
の直径(d1)は、底面(12)の直径(d0)の12〜7
9%、好ましくは20〜70%である。環状面(17)
を形成する曲率半径(r)は、底面(12)の直径(d
0)の35倍以上、好ましくは100倍以上である。底面
(12)の直径(d0)は、段差(δ)の750〜750
0倍、好ましくは1900〜4600倍である。平坦面
(16)は周縁部(16a)で環状面(17)の接平面
となる。
【0018】本発明の斜板式圧縮機用シュー(5)で
は、凸面(11)の頂部から丸い角部(14)に向かっ
て形成された球面部(10)と、球面部(10)と丸い
角部(14)との間に形成された円錐テーパ面(13、
18)とを凸面(11)に設け、球面部(10)に向か
うにつれて縮径しかつ球面部(10)の球面から延伸す
る仮想球面(15)よりも内側に円錐テーパ面(13、
18)を配置する。
【0019】凸面(11)の頂部の球面部(10)から
延伸する仮想球面(15)より内側に円錐テーパ面(1
3、18)を設けたので、ピストン(2)の凹部(7)
と円錐テーパ面(13、18)との間に弓形の比較的大
きな間隙(23)が形成される。間隙(23)内に保持
される充分な量の潤滑油は、凸面(11)の頂部の球面
部(10)とピストン(2)の凹部(7)との摺接部に
円滑に供給される。また、シュー(5)の製造時に、成
形されたシュー(5)を金型(51、52)から容易に
押し出すことができる。
【0020】本発明の他の実施の形態では、凸面(1
1)と丸い角部(14)との間に異なる円錐角度で2以
上の円錐テーパ面(13、18)を形成する。凸面(1
1)に平面部を形成してもよく、凸面(11)に形成さ
れた球面部(10)の高さは、シュー(5)全体の高さ
の7分の2〜5分の3である。円錐テーパ面(13、1
8)の角度、円錐テーパ面(13、18)の開始位置及
び円錐テーパ面(13、18)の数を変更でき、同一体
積の素材から種々の高さのシュー(5)が成形可能とな
る。
【0021】凸面(11)の球面部(10)と円錐テー
パ面(13、18)との接続部(20)において、シュ
ー(5)の中心軸と円錐テーパ面(13、18)の母線
とがなす角度は10°〜30°である。凸面(11)に
穴(25)を形成してもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による斜板式圧縮機
用シューの実施の形態を図1〜図9について説明する。
図1〜図9では、図10〜図13に示す箇所と同一の部
分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0023】図1に示すように、斜板4の回転をピスト
ン2の往復運動に変換する本発明の斜板式圧縮機用シュ
ー5は、底面12と凸面11との境界に形成された丸い
角部14とを備え、底面12は、底面12の中央部に形
成された平坦面16と、丸い角部14と平坦面16の周
縁部16aとの間に平坦面16を包囲して形成された環
状面17とを備えている。環状面17はテーパ状の平面
又は大きな曲率半径rを有する球面によって形成され
る。丸い角部14は平坦面16に対して凸面11の高さ
方向に段差δを形成する。平坦面16は周縁部16a環
状面17の接平面となるか又は周縁部16aに一定の半
径で円弧状断面の丸みを形成することにより、環状面1
7の内縁部は平坦面(16)の周縁部(16a)におい
て平坦面16と円滑に接続される。丸い角部14の断面
が構成する円が環状面17の断面が構成する円に内接す
るか、環状面17の断面が構成する面が丸い角部14に
接するか又は連続する円形断面によって、環状面17の
外縁部は丸い角部14と円滑に接続される。
【0024】平坦面16の直径d1は、底面12の直径
0の12〜79%、好ましくは20〜70%である。
環状面17を円弧断面で形成する場合、環状面17を形
成する曲率半径rは、底面12の直径d0の35倍以
上、好ましくは、100倍以上である。底面12の直径
0は、段差δの750〜7500倍、好ましくは19
00〜4600倍である。
【0025】平坦面16の直径d1が底面12の直径d0
の12〜79%である本発明により成形したシュー5を
この範囲外の従来使用されたシューについて焼付荷重と
動摩擦係数を比較した結果を図3に示す。焼付荷重と動
摩擦係数の測定に使用した試験機には斜板と同じ材質の
アルミニウム合金A390(アメリカアルミニウム協会
AA規格)の斜板4を用い、斜板4は回転軸3を中心に
図示しない動力源により回転される。また、シューを挟
む支持体は、回転軸3と平行な軸に移動可能に支持さ
れ、斜板4の両側から均等な荷重が加えられる。更に、
シューの支持体には支持体が摩擦力で引張られる方向の
反対側にロードセルを配置し、試験時に発生する摩擦力
を検知する。温度80℃の潤滑油を毎秒1滴の割合で斜
板4に供給した。
【0026】また、シューの断面での底面12の直径に
対する平坦面16の長さの百分率を平坦面比率として、
下表に示すように、底面12に対する平坦面16の大き
さの比率の異なるシューを用意して、試験に供した。下
表の従来形状1及び従来形状2はそれぞれ特公平3−5
1912号公報及び特公昭63−27554号公報に示
されるシューである。
【0027】 表 平坦面比率 焼付荷重(N) 動摩擦係数(μk) 従来形状1 100 30.59 0.075 比較材 90 30.59 0.075 比較材 80 34.67 0.06 本発明 70 45.89 0.05 本発明 50 48.95 0.04 本発明 30 53.03 0.04 本発明 20 46.91 0.05 比較材 10 36.71 0.07 従来形状2 0 36.71 0.07 試験の結果、従来の平坦のみのシューと比較して、平坦
面16の比率が12%〜79%のシュー5は40.00
N(ニュートン)以上で明らかに凝着を発生させる荷重
が高くなる反面、更に0.05以下で動摩擦係数μkが
小さくなり滑り性が向上する。平坦のみのシューは3
0.59N(ニュートン)の荷重で凝着が発生したのに
対し、平坦面16の大きさの比率が20%〜70%で環
状面17を平坦面16に形成した本発明のシュー5は4
5.89N〜53.03Nと凝着発生荷重が高くなる効果
が認められた。また、従来の平坦のみのシューと比較し
て、本発明のシュー5は30%以上の動摩擦係数μk
(無次元)の低減が認められた。 本発明では、丸い角
部14と平坦面16の周縁部16aとの間に平坦面16
を包囲する環状面17を斜板式圧縮機用シュー5の底面
12に環状くさび形の間隙17aをもって形成したの
で、圧縮機の稼働時に底面12と斜板4の摺動面8との
間に潤滑油が容易に供給され、平坦面16及び環状面1
7で適当な潤滑油膜が形成される。このため、比較的広
い接触面積の平坦面16の潤滑が促進され、摩擦力が低
下して、焼付荷重と、動摩擦係数の低下に効果がある。
従って、過酷な摺動条件の下でも、シュー5と斜板4と
の間に必要量の潤滑油が供給され、シュー5と斜板4の
摺動部の表面に潤滑油の油膜が形成され、摺動部の直接
接触、焼付現象による凝着及び摩耗を防止すると共に、
滑り性を改善することができる。
【0028】図4〜図8は本発明の斜板式圧縮機用シュ
ー5の他の実施の形態を示す。この斜板式圧縮機用シュ
ー5は、凸面11の頂部から丸い角部14に向かって形
成された球面部10と、球面部10と丸い角部14との
間に形成された円錐テーパ面13、18とを凸面11に
設け、球面部10に向かうにつれて縮径しかつ球面部1
0の球面から延伸する仮想球面15よりも内側に円錐テ
ーパ面13、18を配置する。
【0029】凸面11の頂部の球面部10から延伸する
仮想球面15より内側に円錐テーパ面13、18を設け
たので、ピストン2の凹部7と円錐テーパ面13、18
との間に弓形の比較的大きな間隙23が形成される。間
隙23内に保持される充分な量の潤滑油は、凸面11の
頂部の球面部10とピストン2の凹部7との摺接部に円
滑に供給される。また、シュー5の製造時に、成形され
たシュー5を金型51、52から容易に押し出すことが
できる。
【0030】本発明の他の実施の形態では、凸面11と
丸い角部14との間に異なる円錐角度で2以上の円錐テ
ーパ面13、18を形成する。凸面11に平面部を形成
してもよく、凸面11に形成された球面部10の高さ
は、シュー5全体の高さの7分の2〜5分の3である。
円錐テーパ面13、18の角度、円錐テーパ面13、1
8の開始位置及び円錐テーパ面13、18の数を変更で
き、同一体積の素材から種々の高さのシュー5が成形可
能となる。
【0031】凸面11の球面部10と円錐テーパ面1
3、18との接続部20において、シュー5の中心軸と
平行な軸21と円錐テーパ面13、18の母線とがなす
角度は10°〜30°である。凸面11に穴25を形成
してもよい。
【0032】また、図5に示すように、円錐テーパ面1
3が凸面11と底部12との間に且つ凸面11の球面部
10から延伸する仮想球面15よりも内側に形成され
る。円錐テーパ面13は凸面11から底部12に向かう
につれて拡径する形状を有する。底部12には、その中
央部に平坦面16が形成されると共に、平坦面16の周
囲に環状面17が設けられる。環状面17は斜板4の摺
動面8との間にクリアランスを形成し、シュー5と斜板
4との摺動部分への潤滑油の供給を円滑にする。
【0033】本発明では、円錐テーパ面13、18は1
つ又は異なる円錐角度で2以上形成することができる。
例えば、図4に示す実施の形態では第1円錐テーパ面1
3に連続して第2円錐テーパ面18を形成するのに対
し、図6に示す実施の形態では1つの円錐テーパ面13
を形成する。また、図示しないが、3つ以上の円錐テー
パ面を設けることも可能である。更に、シュー5の凸面
11には平面部19が形成される。
【0034】本発明のシュー5では、凸面11の球面部
10によりピストン2の凹部7に摺接する面積を確保で
きると同時に、凸面11の球面部10から延伸する仮想
球面15よりも内側に円錐テーパ面13を設けるので、
ピストン2の凹部7と円錐テーパ面13との間に弓形の
比較的大きな間隙23が形成される。間隙23には充分
な量の潤滑油が保持され、更に図12及び図13に示す
従来のシュー40の空隙44ほど先細り形状が顕著でな
いため、凸面11の球面部10とピストン2の凹部7と
の摺接部分へ円滑に潤滑油が供給される。凸面11の球
10面とピストン2の凹部7との摺接部分の面積が小さ
すぎると、凸面11の球面部10によりピストン2の凹
部7が侵食され、ピストン2とシューとの間でがたつき
が発生するおそれがある。このため、凸面11の球面部
10の高さAはシューの全体の高さの7分の2〜5分の
3の範囲に設定することが望ましい。同様の理由によ
り、凸面11の球面部10と円錐テーパ面13、18と
の接続部20において、シュー5の中心軸と平行な軸2
1と円錐テーパ面13、18の母線とがなす角度は10
°〜30°の範囲とすることが望ましい。更に、シュー
の凸面11に設けた平面部19により、ピストン2の凹
部7との間に潤滑油の保持領域が形成され、摺接部分へ
の潤滑油の供給が一層促進される。
【0035】図4に示すシュー5は、特公平7−249
13号公報等により公知の冷間鍛造方法により製造する
ことができる。冷間鍛造における圧縮行程の初期状態を
図8に示す。図8では、図示しないメカニカルプレス上
において、下型(固定型)52の凹部55に焼きなまし
を行ったボール形状の鍛造用素材50を配置された状態
で上型(可動型)51が下降して、上型51が鍛造用素
材50の上端に接している。下型52の凹部55にはシ
ュー5の円錐テーパ面13及び18をそれぞれ形成する
ための円錐面56及び57が設けられる。下側金型52
内部にはノックアウトパンチ53が設けられ、ノックア
ウトパンチ53の先端54が鍛造用素材50の下端に接
する。図8の状態から更に上型51を下降させ、上型5
1と下型52とが密着した状態を図9に示す。図9の状
態で鍛造用素材50からシュー5への成形が完了し、こ
の後上型51を上昇させ、ノックアウトパンチ53によ
り鍛造用素材50(シュー5)を下型52から押し出
す。
【0036】本発明によれば、円錐テーパ面13を設け
るので、ノックアウトパンチ53によりシュー5を下型
52から押し出すことが容易となる。即ち、図12に示
す従来のシュー40では避退球面43がゆるやかに中心
方向へ避退しているため、金型からの押し出しに余分な
力が必要なのに対し、本発明では、円錐テーパ面13が
直線的に仮想球面15の内側へ延びるため、下型52と
の間で作用する摩擦力が緩和され、無理なくノックアウ
トパンチ53によりシュー5を押し出すことが可能とな
る。従って、鍛造成形後のシュー5がノックアウトパン
チ53の先端54の押圧力による変形量を僅少に制限す
ることができる。実際の鍛造では、図11に示すような
全面半球形状の従来のシュー30と比較して、プレスの
成形圧に大きな差はなく、また、鍛造速度の低下も見ら
れず、鍛造性は良好であった。
【0037】更に、本発明によれば、円錐テーパ面13
の角度、開始位置及び数を金型によって適宜設定するこ
とにより、金型毎に体積の異なる種々の鍛造用素材を必
要とせずに、同一体積の素材から種々の高さのシュー5
が成形可能となる。従って、従来の金型と鍛造用素材と
の組み合わせの煩雑な管理が不要となりシュー5の製造
工程が大幅に簡略化されてコスト高が解消されると共
に、シュー5の表面における有害なバリの発生及び金型
の破損が防止され、ピストン2の凹部7及び斜板4の摺
接面8との各摺接面積の確保が可能となる。また、シュ
ー5の凸面11に平面部19を設けた場合は、一層高さ
調整が容易となる。
【0038】図4及び図6に示すシュー5は、同一体積
の素材を用いて鍛造成形される。図4の実施形態では、
第1及び第2円錐テーパ面13、18を形成し且つ凸面
11の球面部10の高さAを大きく設定し、シュー5全
体の高さを小さくするが、図6に示す実施形態では、単
一の円錐テーパ面13を図4の実施形態の各円錐テーパ
面13、18よりも大きく形成し且つ凸面11の球面部
10の高さAを小さく設定し、シュー5全体の高さを大
きくする。図4と図6のシュー5との間では、高さの差
が0.25mmに達し、数ミクロン幅でのランク分けに
よれば数十ランクに相当する範囲の高さのシュー5が同
一体積の素材から製造可能となる。
【0039】本発明の実施形態は前記のものに限定され
ず、種々の変更が可能である。例えば、図6及び図7に
示す凸面11に設けた平面部19を省略してもよい。ま
た、図7に示すように、凸面11に設けた平面部19の
中央部に潤滑油貯留用の穴25を形成してもよい。凸面
11の頂部と底部との間に異なる円錐角度で3つ以上の
テーパ部を形成し、複数のテーパ部の間に部分的に球面
部を形成してもよい。
【0040】本実施の形態では、下記の作用効果が得ら
れる。
【0041】[1] 斜板式圧縮機用シュー5の底面1
2に環状くさび形の間隙17aをもって環状面17を形
成したので、圧縮機の稼働時に底面12と斜板4の摺動
面8との間に潤滑油が容易に供給される。 [2] 過酷な摺動条件の下でも、シュー5と斜板4と
の間に必要量の潤滑油が供給され、シュー5と斜板4の
摺動部の表面に潤滑油の油膜が形成され、滑り性を改善
することができる。 [3] 摺動部の直接接触、焼付現象による凝着及び摩
耗を防止すると共に、凝着発生荷重が高くなる。 [4] シュー5と斜板4との面圧が低く潤滑油の動摩
擦係数の低減を図ることができる。 [5] ピストン2の凹部7と円錐テーパ面13、18
との間に弓形の比較的大きな間隙23が形成され、間隙
23内に保持される充分な量の潤滑油は、凸面11の頂
部の球面部10とピストン2の凹部7との摺接部に円滑
に供給される。 [6] シュー5の製造時に、成形されたシュー5を金
型51、52から容易に押し出すことができる。 [7] 特公昭63−27554号公報に示される微小
凸曲面をシュー5の底面12に形成せず、平坦面16と
環状面17を底面12に形成するため、シュー5と斜板
4との面圧が低く、過酷な摺動条件下でも焼き付きの発
生を抑制することができる。
【0042】
【発明の効果】前記のように、本発明では、圧縮機運転
時に潤滑油の円滑な供給が促進できると共に、凝着発生
荷重が高くなり、動摩擦係数の低減を図り、長期間円滑
に斜板式圧縮機を作動できる斜板式圧縮機の保守が容易
になると共に、寿命を延長することができる。また、斜
板式圧縮機用シューの製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による斜板式圧縮機用シューの第1の
実施の形態を示す正面図
【図2】 図1のシューの底面の拡大断面図
【図3】 焼付荷重及び動摩擦係数の試験結果を示すグ
ラフ
【図4】 本発明によるシューの第2の実施の形態を示
す正面図
【図5】 図4のシューとピストンの凹部との摺動部分
を示す拡大断面図
【図6】 本発明によるシューの第3の実施の形態を示
す正面図
【図7】 本発明によるシューの第4の実施の形態を示
す正面図
【図8】 シューの第1の鍛造工程を示す要部断面図
【図9】 シューの第2の鍛造工程を示す要部断面図
【図10】 斜板式圧縮機の断面図
【図11】 従来の斜板式圧縮機用シューを示す断面図
【図12】 他の従来の斜板式圧縮機用シューを示す断
面図
【図13】 図12の部分拡大断面図
【符号の説明】
1・・シリンダブロック、 2・・ピストン、 3・・
回転軸、 4・・斜板、 5・・シュー、 7・・凹
部、 8・・摺動面、 10・・球面部、 11・・凸
面、 12・・底部、 13、18・・円錐テーパ面、
14・・角部、15・・仮想球面、 16・・平坦
面、 16a・・周縁部、 17・・環状面、 17a
・・間隙、 19・・平面部、 20・・接続部、 2
1・・軸、22・・母線、 25・・穴、

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜板式圧縮機のピストン(2)に形成さ
    れた半球状の凹部(7)に対向する凸面(11)と、斜
    板式圧縮機の斜板(4)の摺動面(8)に当接する底面
    (12)と、底面(12)と凸面(11)との境界に形
    成された丸い角部(14)とを備え、斜板(4)の回転
    をピストン(2)の往復運動に変換する斜板式圧縮機用
    シューにおいて、 底面(12)は、底面(12)の中央部に形成された平
    坦面(16)と、丸い角部(14)と平坦面(16)の
    周縁部(16a)との間に平坦面(16)を包囲して形
    成された環状面(17)とを備え、 丸い角部(14)は平坦面(16)に対して凸面(1
    1)の高さ方向に段差(δ)を形成し、 環状面(17)の内縁部は平坦面(16)の周縁部(1
    6a)において平坦面(16)と円滑に接続され、環状
    面(17)の外縁部は丸い角部(14)と円滑に接続さ
    れ、 環状面(17)はテーパ状の平面又は大きな曲率半径
    (r)を有する球面によって形成されることを特徴とす
    る斜板式圧縮機用シュー。
  2. 【請求項2】 平坦面(16)の直径(d1)は、底面
    (12)の直径(d0)の12〜79%である請求項1に
    記載の斜板式圧縮機用シュー。
  3. 【請求項3】 平坦面(16)の直径(d1)は、底面
    (12)の直径(d0)の20〜70%である請求項1に
    記載の斜板式圧縮機用シュー。
  4. 【請求項4】 環状面(17)を形成する曲率半径
    (r)は、底面(12)の直径(d0)の35倍以上であ
    る請求項1に記載の斜板式圧縮機用シュー。
  5. 【請求項5】 環状面(17)を形成する曲率半径
    (r)は、底面(12)の直径(d0)の100倍以上で
    ある請求項4に記載の斜板式圧縮機用シュー。
  6. 【請求項6】 底面(12)の直径(d0)は、段差
    (δ)の750〜7500倍である請求項1に記載の斜
    板式圧縮機用シュー。
  7. 【請求項7】 底面(12)の直径(d0)は、段差
    (δ)の1900〜4600倍である請求項1に記載の
    斜板式圧縮機用シュー。
  8. 【請求項8】 平坦面(16)は周縁部(16a)にお
    いて環状面(17)の接平面となる請求項1に記載の斜
    板式圧縮機用シュー。
  9. 【請求項9】 凸面(11)は、凸面(11)の頂部か
    ら丸い角部(14)に向かって形成された球面部(1
    0)と、球面部(10)と丸い角部(14)との間に形
    成された円錐テーパ面(13、18)とを備え、円錐テ
    ーパ面(13、18)は、球面部(10)に向かうにつ
    れて縮径しかつ球面部(10)の球面から延伸する仮想
    球面(15)より内側に配置される請求項1〜請求項8
    のいずれか1項に記載の斜板式圧縮機用シュー。
  10. 【請求項10】 凸面(11)と丸い角部(14)との
    間に異なる円錐角度で2以上の円錐テーパ面(13、1
    8)を形成した請求項9に記載の斜板式圧縮機用シュ
    ー。
  11. 【請求項11】 凸面(11)に平面部を形成した請求
    項8〜請求項10のいずれか1項に記載の斜板式圧縮機
    用シュー。
  12. 【請求項12】 凸面(11)に形成された球面部(1
    0)の高さは、シュー全体の高さの7分の2〜5分の3
    である請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の斜
    板式圧縮機用シュー。
  13. 【請求項13】 凸面(11)の球面部(10)と円錐
    テーパ面(13、18)との接続部(20)において、
    シュー(5)の中心軸と円錐テーパ面(13、18)の
    母線とがなす角度は10°〜30°である請求項8〜請
    求項12のいずれか1項に記載の斜板式圧縮機用シュ
    ー。
  14. 【請求項14】 凸面(11)に穴(25)を形成した
    請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の斜板式圧
    縮機用シュー。
JP9182577A 1997-07-08 1997-07-08 斜板式圧縮機用シュー Pending JPH1122640A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9182577A JPH1122640A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 斜板式圧縮機用シュー
US08/946,625 US5896803A (en) 1997-07-08 1997-10-07 Shoe for swash plate compressor
KR1019970051528A KR100483745B1 (ko) 1997-07-08 1997-10-08 사판식압축기용슈
EP97117516A EP0890742A3 (en) 1997-07-08 1997-10-09 Shoe for swash plate compressor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9182577A JPH1122640A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 斜板式圧縮機用シュー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1122640A true JPH1122640A (ja) 1999-01-26

Family

ID=16120724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9182577A Pending JPH1122640A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 斜板式圧縮機用シュー

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5896803A (ja)
EP (1) EP0890742A3 (ja)
JP (1) JPH1122640A (ja)
KR (1) KR100483745B1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242147A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Hitachi Home & Life Solutions Inc レシプロ式密閉型圧縮機及びその製造方法並びに冷蔵・冷凍装置
JP2010196695A (ja) 2009-01-30 2010-09-09 Taiho Kogyo Co Ltd 斜板式コンプレッサ
WO2010137194A1 (ja) * 2009-05-28 2010-12-02 大豊工業株式会社 シュー
WO2012070615A1 (ja) * 2010-11-24 2012-05-31 大豊工業株式会社 斜板式コンプレッサ
JP2014051992A (ja) * 2013-12-19 2014-03-20 Taiho Kogyo Co Ltd シュー
WO2017170954A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 大豊工業株式会社 シュー及び当該シューを具備する斜板式コンプレッサー

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6024010A (en) * 1997-08-01 2000-02-15 Ntn Corporation Shoe for swash plate type compressor and shoe assembly
JP3298571B2 (ja) * 1999-11-26 2002-07-02 大豊工業株式会社 摺動装置
JP3259777B2 (ja) * 1999-11-26 2002-02-25 大豊工業株式会社 半球状シュー
JP3337071B2 (ja) * 1999-11-26 2002-10-21 大豊工業株式会社 半球状シュー
JP4292700B2 (ja) * 2000-09-18 2009-07-08 株式会社豊田自動織機 斜板式圧縮機
JP4388239B2 (ja) * 2001-03-26 2009-12-24 サンデン株式会社 斜板式圧縮機
JP2002332960A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Toyota Industries Corp シューの製造方法
WO2003072940A2 (de) * 2002-02-25 2003-09-04 Luk Fahrzeug-Hydraulik Gmbh & Co. Kg Hubkolbenmaschine
JP3985552B2 (ja) * 2002-03-07 2007-10-03 株式会社豊田自動織機 斜板式圧縮機用シューおよびその成形方法
US6969822B2 (en) * 2003-05-13 2005-11-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Laser micromachining systems
DE102009048905A1 (de) * 2009-10-09 2011-04-14 Robert Bosch Gmbh Verstellbare Axialkolbenmaschine mit einer Lagerschale für die Schwenkwiege
JP5594466B2 (ja) * 2010-07-28 2014-09-24 大豊工業株式会社 斜板式コンプレッサ
KR101743114B1 (ko) 2014-12-31 2017-06-05 희성정밀 주식회사 사판식 압축기용 슈 제조 방법
CN110242528B (zh) * 2019-05-06 2020-08-18 中航力源液压股份有限公司 液压连接机构

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4420986A (en) * 1977-11-01 1983-12-20 K. K. Toyoda Jidoshokki Seisakusho Sliding shoe for a rotatable swash-plate type refrigerant gas compressor
US4568252A (en) * 1980-03-07 1986-02-04 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Swash-plate type compressor
US4512175A (en) * 1980-03-28 1985-04-23 Taiho Kogyo Co., Ltd. Swash plate type compressor shoe and manufacturing method therefor
JPS61135990A (ja) * 1984-12-04 1986-06-23 Taiho Kogyo Co Ltd シユ−
US4683804A (en) * 1985-01-18 1987-08-04 Taiho Kogyo Kabushiki Kaisha Swash plate type compressor shoe
US4683803A (en) * 1986-01-13 1987-08-04 General Motors Corporation Swash plate compressor having integral shoe and ball
JPH075259Y2 (ja) * 1986-07-01 1995-02-08 株式会社豊田自動織機製作所 斜板式圧縮機におけるピストンとシューの係合構造
JPH0674300B2 (ja) 1986-07-22 1994-09-21 大日本インキ化学工業株式会社 Frp用成形材料
JPH059509Y2 (ja) * 1986-08-25 1993-03-09
JPH02230979A (ja) * 1989-03-02 1990-09-13 Toyota Autom Loom Works Ltd 斜板式圧縮機
JPH0351912A (ja) 1989-07-20 1991-03-06 Fujitsu Ltd データセット単位のスプール領域返却方式
JP2684931B2 (ja) * 1992-08-21 1997-12-03 株式会社豊田自動織機製作所 片頭ピストン型圧縮機
JP3503154B2 (ja) * 1993-10-01 2004-03-02 株式会社豊田自動織機 斜板式圧縮機
JPH10220347A (ja) * 1997-02-10 1998-08-18 Toyota Autom Loom Works Ltd 可変容量圧縮機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242147A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Hitachi Home & Life Solutions Inc レシプロ式密閉型圧縮機及びその製造方法並びに冷蔵・冷凍装置
JP4512193B2 (ja) * 2005-03-07 2010-07-28 日立アプライアンス株式会社 レシプロ式密閉型圧縮機及びそれを用いた冷蔵・冷凍装置
JP2010196695A (ja) 2009-01-30 2010-09-09 Taiho Kogyo Co Ltd 斜板式コンプレッサ
WO2010137194A1 (ja) * 2009-05-28 2010-12-02 大豊工業株式会社 シュー
JP2010275927A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Taiho Kogyo Co Ltd シュー
US9435327B2 (en) 2009-05-28 2016-09-06 Taiho Kogyo Co., Ltd. Shoe
WO2012070615A1 (ja) * 2010-11-24 2012-05-31 大豊工業株式会社 斜板式コンプレッサ
JP5607754B2 (ja) * 2010-11-24 2014-10-15 大豊工業株式会社 斜板式コンプレッサ
KR101452752B1 (ko) * 2010-11-24 2014-10-22 다이호 고교 가부시키가이샤 사판식 컴프레서
JP2014051992A (ja) * 2013-12-19 2014-03-20 Taiho Kogyo Co Ltd シュー
WO2017170954A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 大豊工業株式会社 シュー及び当該シューを具備する斜板式コンプレッサー
US11015586B2 (en) 2016-03-31 2021-05-25 Taiho Kogyo Co., Ltd. Shoe and swash plate compressor including the shoe

Also Published As

Publication number Publication date
EP0890742A2 (en) 1999-01-13
KR19990013226A (ko) 1999-02-25
US5896803A (en) 1999-04-27
EP0890742A3 (en) 1999-09-08
KR100483745B1 (ko) 2005-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1122640A (ja) 斜板式圧縮機用シュー
US6189434B1 (en) Single-headed piston type swash-plate-operated compressor and a method of producing a swash plate
JP3503154B2 (ja) 斜板式圧縮機
JPS6026188A (ja) 斜板式コンプレツサ
EP1256716B1 (en) Method of producing shoe for swash plate type compressor
KR19980042651A (ko) 사판식 압축기
JP2000170653A (ja) 斜板式コンプレッサの軸受装置
US4420986A (en) Sliding shoe for a rotatable swash-plate type refrigerant gas compressor
JP3298571B2 (ja) 摺動装置
JP3803135B2 (ja) 斜板式圧縮機用シュー
CN2553133Y (zh) 斜盘式轴向柱塞泵
EP1253318B1 (en) Swash plate type compressor and shoe for the same
US20030000379A1 (en) Shoe and the same for swash plate type compressor
EP1148236B1 (en) Semi-spherical shoe
JP3985552B2 (ja) 斜板式圧縮機用シューおよびその成形方法
JPH1150960A (ja) 斜板式コンプレッサ用シュー及びその組込み構造
JP4388239B2 (ja) 斜板式圧縮機
EP2290239B1 (en) Shoe
JPH0477155B2 (ja)
JPH1150959A (ja) 斜板式コンプレッサ用シュー
JP3942242B2 (ja) 斜板式コンプレッサ用シュー
JPH01162534A (ja) 斜板式圧縮機用シューの冷間鍛造方法
JPH11179479A (ja) 半球体の鍛造方法
CN2859001Y (zh) 压缩机球垫
JP2001317453A (ja) 斜板式圧縮機