JPH11224329A - デジタル処理された画像を形成する写真ブース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像処理を用いて画像に特殊な芸術
的効果を付与する写真ブースを提供する。 【解決手段】 写真ブースは電子カメラにより顧客のデ
ジタル画像を捕捉し、形成し、特定の効果を画像に与え
るためにデジタル画像を処理し、処理されたデジタル画
像を表示する。顧客に処理されたデジタル画像を表示す
る表示器は画像が処理されプリントされる間に処理され
た画像の順次の形成をシミュレートする動画像表示を形
成し、該動画像を表示し、それにより待ち時間の間顧客
を楽しませる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はデジタル写真の分野
に関し、より詳細にはデジタル写真、デジタル画像処理
を用いる写真ブースに関する。本発明は特にデジタル画
像処理を用いて画像に特殊な芸術的効果を付与する写真
ブースに関する。

【０００２】

【従来の技術】Ａｎｄｒｅｗｓ等による１９８９年９月
５日に発行された米国特許第４８６４４１０号には顧客
の画像を捕捉し、画像にユーモラスな効果を生ずるよう
デジタル画像処理を用いた画像処理をなす写真ブースが
開示されている。Ａｔｔｅｎｂｅｒｇによる１９９７年
４月２２日に発行された米国特許第５６２３５８１号は
デジタルカメラで画像を捕捉し、画像をデジタル的にタ
イル化し、タイル化した画像をステッカー材料のシート
上にプリントする写真ブースを開示している。またデジ
タル的に前景及び／又は背景テンプレートを写真ブース
の画像にデジタル的に導入することも当業者には良く知
られている。

【０００３】上記の装置が直面する問題の一つは写真の
デジタル的な処理、プリントは例えば数分のオーダーの
ような実質的に長い時間がかかることである。この遅延
の間に顧客は不安になり、待ちきれなくなり、それによ
り写真を得るまでの過程の質が悪く感じられ、写真ブー
スをまた使おうとすることが少なくなる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
問題を解決することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】短く要約すると、本発明
の一特徴によれば写真ブースは電子カメラにより顧客の
デジタル画像を捕捉し、形成し、特定の効果を画像に与
えるためにデジタル画像を処理し、処理されたデジタル
画像を表示する。顧客に処理されたデジタル画像を表示
する表示器は画像が処理されプリントされる間に処理さ
れた画像の順次の形成をシミュレートする動画像表示を
形成し、該動画像を表示し、それにより待ち時間の間顧
客を楽しませる。

【０００６】本発明の実施の好ましいモードによれば特
殊効果は絵画的効果であり、動画像表示は画像の描画を
シミュレートする。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明のこれらの及び他の特徴、
目的、利点は以下に図面を参照して好ましい実施例及び
請求項の詳細な説明により更に明確に理解される。理解
を容易にするために同一の符号が図に共通な同一の要素
を示すために可能な場合に用いられる。

【０００８】図１、２を参照するに本発明による写真ブ
ース１０は顧客と、その写真を作るために必要な装置を
収容するために充分な大きさである。ブースはそれ自体
囲われており、開いた部分１２と閉じた部分１４とを含
む。開いた部分は顧客を電子的画像捕捉システム２０と
適切に整列するよう作動するシート１６を含む。ブース
１０の閉鎖された部分１４は開口２２を含む。開口２２
は顧客に向いている。半鍍銀された（半透明の）鏡２６
は顧客が開口２２を覗くと、鏡が見えるように開口２２
の背後のカメラ３６の光軸３３と４５゜になるよう配置
される。カラーＣＲＴのような表示モニタ２８は鏡２６
の下の近接した部分１４に設けられる。表示モニタ２８
はカメラ３６の光軸３３に関して９０゜の角度に配置さ
れる。表示モニタ２８からの光は半鍍銀された鏡２６に
より顧客に対して反射される。半鍍銀された鏡２６はカ
メラ３６が顧客の正面の姿を撮影可能であり、顧客が自
分自身を表示モニタ２８で見ることが可能なビームスプ
リッタとして機能する。これにより顧客が自分の位置を
フィードバックして、最も望ましい姿勢をとることを可
能にする。

【０００９】半鍍銀鏡２６は顧客に向いた第一の側３０
と顧客から離れた第二の側３２とを有する。第二の側は
小さな中心領域３４を除いて黒く塗られている。ビデオ
カメラ３６は半鍍銀された鏡２６の後ろに小さな透明中
心領域３４の正面に整列するよう配置される。あるいは
鏡２６は小さな半鍍銀された中心部分３４を有する通常
の鏡でも良い。

【００１０】カメラ３６はビデオ画像を形成する。ビデ
オ画像はコンピュータ３７に転送される。コンピュータ
３７はビデオカメラ３６からのアナログ信号をデジタル
信号に変換する図示されない「取り込みカード」を含む
コンピュータである。コンピュータ３７は画像を処理
し、それを表示モニタ２８に送り返す。顧客は画像がコ
ンピュータ３７により処理された後で自分自身を表示モ
ニタ２８上で見る（デジタル化されたビデオ画像は一時
的にハードドライブ又はＲＡＭのいずれかでコンピュー
タ３７に記憶される）。

【００１１】写真ブース１０の閉じられた部分１４は支
払受付装置３８を含む。クレジット／デビットカード、
紙幣、コイン又はトークンのような支払の形態が提供さ
れる。支払受付装置３８はコンピュータ３７に写真ブー
スを作動させるよう信号を送る。写真ブースはまた最初
は処理中に顧客を参加させ、注意を引くよう顧客とのや
りとりをする。写真ブースは顧客を楽しませ、顧客と通
信するスピーカー４２と撮影される顧客を照明するライ
ト４３を含む。

【００１２】図２を参照するにブースの閉鎖された部分
は顧客用のプリントを出力するコンピュータ３７に接続
されたインクジェット又は熱プリンタのようなカラーハ
ードコピー出力装置５０を含む。写真ブースの開いた部
分１２は顧客の背後に位置するクロマキースクリーン又
は着色された黒い粒５１を含み、これによりコンピュー
タ３７が従来技術で知られている方法で背景から顧客の
画像を自動的に抽出することを許容する。写真ブースは
また顧客の仲間を楽しませ、写真ブースの潜在的な顧客
を引きつけるために写真ブースの外側から見える第二の
モニタ５２を含む。

【００１３】図３を参照するに、本発明により写真ブー
スを作動する処理が示される。顧客が写真ブースを使用
しないときには顧客を引きつけるために表示（誘引モー
ド５４）がなされる。本発明の好ましい実施例によれば
誘引モード表示は顧客の描画が下記のように表示される
のと同様になされた人物の描画を表示する。顧客が支払
受付装置３８を作動するとき（支払モード５６）、コン
ピュータ３７は顧客の画像を捕捉する（捕捉モード５
８）アプリケーションプログラムを開始する。捕捉モー
ドではカメラ３６はコンピュータ３７に入力され、処理
され、表示される実時間画像信号を発生する。写真ブー
スを作動させる指示はモニタに表示され、ブースの信号
に表示され、及び／又はスピーカ４２に出力する。指示
は所望のポーズをとったときに顧客に例えばカメラの視
野の外の写真ブースの内側に配置された押しボタンスイ
ッチ又はキーボード４４のキーのような入力装置を作動
させて画像を捕捉するよう指示する。あるいは画像捕捉
はカウントダウン又は「チーズ」というような音声の指
示によりコンピュータ３７により開始される。

【００１４】画像が捕捉されたときにスクリーン表示は
連続的に更新される表示から捕捉された画像の表示に変
化する。顧客は写真ブースに配置されたキーボード４４
上のキーを操作することにより捕捉された画像を選択す
るか拒否するか（画像選択／拒否モード６０）を判断す
るよう指示される。画像が選択された場合にはコンピュ
ータ３７は画像の処理（画像処理モード６４）を開始
し、処理された画像の順次の形成をシミュレートする画
像の動き表示（動き表示モード６２）を開始する。画像
が顧客に拒否された場合には、制御は捕捉モード５８に
戻される。動き表示モード６２は画像処理モード６４か
ら部分的に処理された画像を連続的に供給される。この
表示の目的は顧客の画像が処理され、プリントされる間
に顧客を楽しませ、気晴らしさせるためである。画像の
動き表示は画像の処理及びプリントの両方の時間を許容
するために実際の画像処理より遅い。

【００１５】画像処理が完了したときに、コンピュータ
３７は処理された画像を処理された画像のプリントを開
始するプリンタ５０に送る（プリントモード６６）。動
き表示６２とプリントモード６６はその両者がほぼ同時
に完了するよう同期するようにされる。これにより顧客
が気張らし又は楽しみのない時間を過ごすことを最小限
にする。プリントは写真ブース内のシュート７１を介し
て顧客に提供され（プリント供給モード）、その後でコ
ンピュータ３７はシステムを誘引モード５４に戻す（再
開モード７０）。

【００１６】個人又は一群の人の芸術的な手書き又は描
出された描画は通常の写真のポートレイトより顧客にア
ピールし、価値を有するようになる傾向がある。典型的
には写真を撮影することは受け入れるが、全ての人が芸
術家ではない。写真処理は非常に完全なのでほとんどの
人がとても楽しく写真を作ることが可能な経験を有す
る。同じことは審美的な手書き及び描かれた絵を作成す
ることには当てはまらない。絵を描く芸術家は写真撮影
が平凡なことであるのに対して才能であると考えられて
いる。故に芸術家の描画は写真からコンピュータにより
形成された芸術的な絵でさえもプレミアム付きの価格と
なる。

【００１７】絵画的な効果を生ずる画像処理技術は手書
き、スケッチ、又は芸術家の道具（例えばブラシ、ペ
ン、鉛筆、木炭、パステル、クレヨン、エアブラシ、マ
ーカー、水彩、油彩、インク等々）で天然の媒体（例え
ばキャンバス、テクスチャー化された紙など）に描かれ
た外観の画像を生ずる特殊効果フィルタとして定義され
る。本発明の一実施例によれば特殊効果は描画的効果で
あり、動画像表示は捕捉された画像の絵画及び／又は描
画をシミュレートする。描画的効果フィルタの例は水
彩、油彩、スケッチ、素描、点描効果などであり、当業
者に良く知られており、Ａｄｏｂｅシステム社によるＡ
ｄｏｂｅＰｈｏｔｏｓｈｏｐ（商標）のような市販のソ
フトウエアパッケージにある。本発明による動き表示を
作成するためにはこれらの描画的効果のフィルタの結果
が画像が芸術家により描かれる過程をシミュレートする
動画像表示効果に変換される。

【００１８】一般的には芸術的画像は一又は二の基本要
素；輪郭（アウトライン）、及び異なる色で満たされた
領域からなる。これら２つの基本的な要素は種々の望ま
しい描画的効果を生ずるよう変更される。例えば画像の
漫画的な描き方は通常飽和された色を含む特定のカラー
パレットからの色で満たされた強い輪郭画像からなる。
画像のスケッチ的な描き方はその外見が柔軟から堅固ま
で変化する輪郭画像のみで構成される。画像の水彩的描
き方は異なる色で満たされた領域のみを含む。

【００１９】図４を参照するにモニター上に表示する段
階で本発明の一実施例による描画的効果の形成をシミュ
レートする動画像表示が示されている。顧客が自分の画
像を選択した後に画像処理段階は芸術家が望ましい描画
効果により顧客の画像を描くのをシミュレートするため
に用いられるデータを形成する。最初にモニターは空白
のカンバス７２を有するイーゼルを表示する。完全な輪
郭画像７８が形成されるまで顧客の輪郭画像は輪郭画像
を形成する動くペン又は鉛筆７５の画像を示しながら徐
々にスケッチされる（７４、７６）。輪郭画像は完全に
描かれた画像８４が形成されるまで動くペイントブラシ
８１の画像を示しながら徐々に描かれる（８０、８
２）。あるいは上記の段階の順は最初にカラー領域が描
かれ、次に輪郭画像が追加されるように逆にしても良
い。動画像表示中に顧客の体験をより強くするために、
鉛筆７５又はブラシ８１のような芸術家の道具、又は道
具を持ったキャラクターが芸術的な描画の形成をシミュ
レートするために用いられる。更に音響効果が実際の場
面で収集された芸術家の道具の音をシミュレートするよ
うに作成される。

【００２０】図５を参照するに、本発明の一実施例によ
り漫画のような描画効果の動画像表示をなすプロセスが
示される。まずカメラからのデジタル画像の輪郭が例え
ばＡｄｏｂｅ社のＰｈｏｔｏｓｈｏｐからエッジフィル
タを用いることにより輪郭画像に変換される。画像処理
モード６４（図３を参照）は輪郭画像１９０をラスター
画像から画素を輪郭画像の実際のスケッチをシミュレー
トするためにより適切な連続した線に連結するベクトル
化された画像３００に変換する。ベクトル化方法は当業
者に良く知られている。例えばＲ．Ｄ．Ｔ．Ｊａｎｓｓ
ｅｎ，Ａ．Ｍ．ＶｏｓｓｅｐｏｅｌによるＣｏｍｐｕｔ
ｅｒ Ｖｉｓｉｏｎ ａｎｄ Ｉｍａｇｅ Ｕｎｄｅｒ
ｓｔａｎｄｉｎｇ，Ｖｏｌ．６５，Ｎｏ．１，ｐｐ．３
８−５６，”Ａｄａｐｔｉｖｅ Ｖｅｃｔｏｒｉｚａｔ
ｉｏｎ ｏｆ Ｌｉｎｅ Ｄｒａｗｉｎｇ Ｉｍａｇｅ
ｓ”に記載されている方法は線画像のベクトル化に適切
である。あるいは接続された成分の形成（ｃｏｎｎｅｃ
ｔｅｄ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）
及び／又はグラフトラバースアルゴリズムのような他の
画像処理技術が動画像表示に適する表現を形成するため
に用いられる。動き表示モード６２はコンピュータ３７
がスケッチする音３１０をオンするよう信号を送るベク
トル化された画像３００からの入力を受ける。コンピュ
ータ３７はベクトル化された輪郭画像３００に基づき輪
郭画像３２０を順次描く。輪郭画像が描かれる速度は輪
郭画像の実際のスケッチをシミュレートするように変調
される。

【００２１】画像処理モード６４はカラー化された画像
２９０を順次形成する。カラー化された画像２９０はｎ
個のカラークラス３３０内にセグメント化される。カラ
ーセグメント化方法は当業者に良く知られている。例え
ばＭ．Ｍ．Ｃｈａｎｇ，Ｍ．Ｉ．Ｓｅｚａｎ，Ａ．Ｍ．
Ｔｅｋａｌｐによる１９９４年１０月のＪｏｕｒｎａｌ
ｏｆ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｉｍａｇｉｎｇ，Ｖｏ
ｌ．３（４），ｐｐ．４０４−４１４、”Ａｄａｐｔｉ
ｖｅ Ｂａｙｅｓｉａｎ Ｓｅｇｍｅｎｔａｔｉｏｎ
ｏｆ Ｃｏｌｏｒ Ｉｍａｇｅｓ”の方法はカラー画像
をセグメント化するために適切である。本発明の好まし
い実施例ではカラーセグメント化はカラー化された画像
を表現するためにＣＩＥＬＡＢ空間を用いてなされる。
カラーセグメント化段階はカラークラスマップ（図６を
参照）を形成し、ここで各画素はｎ個のカラークラス
（例えば５から１５の間のカラークラス）の一つに割り
当てられる。カラークラスの数ｎは画家のカラーパレッ
トをシミュレートするよう選択されなければならない。
カラーセグメント化アルゴリズム３３０が空間的に滑ら
かなカラークラスマップを形成しない場合には簡単な演
算子（ｏｐｅｒａｔｏｒ）３４０がカラークラスマップ
に適用される。滑らかなカラークラスマップ（図７を参
照）は描かれる画像の動画像表示のリアルさを改善す
る。簡単化演算子の例としてはＣ．Ｇｕ，Ｍ．Ｋｕｎｔ
によるＳｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ：Ｉｍａｇ
ｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ，Ｖｏｌ．７，ｐｐ．
２７９−２９６，１９９５、”Ｃｏｎｔｏｕｒ Ｓｉｍ
ｐｌｉｆｉｃａｔｉｏｎ ａｎｄＭｏｔｉｏｎ Ｃｏｍ
ｐｅｎｓａｔｅｄ Ｃｏｄｉｎｇ”を参照。

【００２２】接続された成分（ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）の
解析はカラークラスマップ上でなされる（３５０）。成
分を接続する段階は接続された成分のマップ（図８を参
照）を形成し、ここで相互に接続される同一のカラーク
ラスに属する画素は別個の成分にラベルされる。接続さ
れた成分のマップは番号のプロットによりペイントに類
似であり、ここで同じ接続された成分に属する画素は同
じカラーであり、カラークラスマップは番号のプロット
によりそのペイントの各接続された成分のカラーを識別
する。カラークラスはそれらがスクリーン上に塗られる
順に分類される（３６０）。この順はカラー順序リスト
と称される。これは顧客の画像の描画のシミュレーショ
ンがよりリアルに見えるようになされる。

【００２３】本発明の好ましい実施例では肖像画タイプ
の画像に対してまず肌色の領域が塗られ、ＣＩＥＬＡＢ
カラー空間の正のａ＊ｂ＊象限に配置されたカラークラ
スがそれに続く。顧客の画像の背景が好ましくは飽和さ
れた緑又は青色である均一な色であるときにそのカラー
クラスは最後に塗られる。動き表示モード６２が輪郭画
像をスケッチするのを終了するときにそれは処理された
描画効果画像、カラークラスマップ、接続された成分マ
ップ、カラー順序リストを出力する。コンピュータ３７
はペイントの音をオンし（３７０）、処理された絵画的
画像の各画素をペイントするときを決定するためにカラ
ークラスマップ、接続された成分マップ、カラー順序リ
ストを用いる。所定のカラークラスの各接続された成分
と関連する画素はカラー順序リストにより特定された順
序で適時に一つの成分をペイントされる。例えば本発明
の好ましい実施例では最初に肌色のクラスに関する接続
された成分の領域は一度に一つの成分がペイントされ
る。このプロセスはカラー順序リストの最後のカラーク
ラスの成分が全てペイントされるまで続く。各画素に対
して表示された赤、緑、青（ＲＧＢ）の値は絵画的効果
画像の同じ画素と関連するＲＧＢ値である。ブラシは実
際のブラシのストロークの形と大きさをシミュレートす
るよう広い画素幅のブラシストロークを用いる。処理さ
れた画像がペイントされる速度は処理された画像のリア
ルなペイントをシミュレートするために変調される。

【００２４】クロマキー背景５１の使用は顧客の画像を
背景から分離するのを助けるために用いられる。クロマ
キー背景は対象の絵画的効果画像に付加される予め描か
れた背景と置き換えられる。この予め描かれた背景は顧
客の画像に沿ってスケッチされ、ペイントされる。本発
明の他の実施例によれば、特殊効果は顧客の画像のモル
フィング又はワーピングであり、動画像表示は顧客の捕
捉された画像から最終的にモルフィングされた画像へ画
像を連続的にモルフィング又はワーピングすることをシ
ミュレートする。ワープの例はカリカチャー効果のよう
な所定の効果である（例えばＰ．Ｉ．Ｂｅｎｓｏｎ，
Ｄ．Ｉ．Ｐｅｒｒｅｔｔによる１９９１年４月のＩｍａ
ｇｅａｎｄ Ｖｉｓｉｏｎ Ｃｏｍｐｕｔｉｎｇ、Ｖｏ
ｌ．９，Ｎｏ．２，ｐｐ．１２３−１２９、”Ｓｙｎｔ
ｈｅｓｉｓｉｎｇ Ｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ−ＴｏｎｅＣ
ａｒｉｃａｔｕｒｅｓ”を参照）。モルフィングの例は
知られている人物又は動物への部分的な変形（例えば
Ｔ．Ｂｅｉｅｒ，Ｓ．Ｎｅｅｌｙによる１９９２年６月
のＣｏｍｐｕｔｅｒ Ｇｒａｐｈｉｃｓ，２６，２，”
Ｆｅａｔｕｒｅ−Ｂａｓｅｄ Ｉｍａｇｅ Ｍｅｔａｍ
ｏｒｐｈｏｓｉｓ”を参照）及び、年齢又は性別の変化
（例えばＤ．Ａ．Ｒｏｗｌａｎｄ，Ｄ．Ｉ．Ｐｅｒｒｅ
ｔｔによる１９９５年９月のＩＥＥＥ Ｃｏｍｐｕｔｅ
ｒ Ｇｒａｐｈｉｃｓ ａｎｄＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ
ｓ，ｐｐ．７０−７６、”ＭａｎｉｐｕｌａｔｉｎｇＦ
ａｃｉａｌ Ａｐｐｅａｒａｎｃｅ ｔｈｒｏｕｇｈ
Ｓｈａｐｅ ａｎｄＣｏｌｏｒ”を参照）である。モル
フィング操作で制御点は顧客画像及びターゲット画像で
識別され、モルフィング操作は顧客の顔をターゲット画
像にアナモルフィックな歪曲を形成する。モルフィング
処理がターゲット画像に到達する前に停止されると、得
られた画像は顧客及びターゲット画像の両方の特徴を示
す。

【００２５】自動特徴探索アルゴリズム（例えばＣ．Ｈ
ｕａｎｇ，Ｃ．ＣｈｅｎによるＰａｔｔｅｒｎ Ｒｅｃ
ｏｇｎｉｔｉｏｎ、Ｖｏｌ．２５，Ｎｏ．１２，ｐｐ．
１４３５−１４４４，１９９２，”Ｈｕｍａｎ Ｆａｃ
ｉａｌ Ｆｅａｔｕｒｅ Ｅｘｔｒａｃｔｉｏｎ ｆｏ
ｒ Ｆａｃｅ Ｉｎｔｅｒｐｒｅｔａｔｉｏｎ ａｎｄ
Ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ”を参照）は顧客の顔のモル
フィング又はワーピングを用いるために顧客の顔の捕捉
された画像の制御点の位置を識別するために用いられ
る。あるいはプロセスをよりロバストにするために顧客
は自動特徴探索アルゴリズムへの入力として目及び／又
は口のようなある種の顔の特徴の位置を識別する処理を
助ける。これはモニタ上に表示された画像上の点を制御
する位置を識別するために開口２２に設けられた（図示
せず）タッチスクリーンのような入力デバイスを用いて
なされうる。あるいは目の位置を示す２つの楕円のよう
なテンプレートが捕捉段階の間にスクリーンに表示され
顧客は目を２つの楕円に合わせるようにポーズを取るよ
う指示される。或いは顧客はモルフ又はワープをおこな
う必要のある制御点全ての配置を識別するよう指示され
る。

【００２６】第一にモルフィングシーケンスは捕捉され
た顧客の画像とターゲット画像を用いて形成される。好
ましくは最終フレームは最初に形成され、プリンターに
送られる。シーケンス内のモルフィングフレームが形成
されると、それらは順次表示される。フレームはモルフ
又はワープがプリンタが顧客の画像のプリントを終了す
る時間に完了するような速度で表示される。好ましい実
施例では漫画のキャラクターが顧客の顔の画像をモルフ
された状態に押したり引いたりして表示される。

【００２７】本発明の更なる実施例によれば特殊効果は
彫刻の画像である。画像は彫刻を表すように処理され、
処理された画像はプリンタに送られる。画像をプリント
する間に漫画のキャラクターがハンマーとのみのような
彫刻の道具を用いて彫刻を作るのを示す画像が形成され
る。動き画像は彫刻が画像のプリントが完了したときに
終了するよう時間配分される。

【００２８】本発明の更なる実施例によればプリンタ５
０の出力は動き画像表示の部分を示すレンチキュラ動き
画像である。レンチキュラ画像を形成することの可能な
プリンタの例はＨ．Ａｋａｈｏｒｉ等によるＩＳ＆Ｔ’
ｓ ５０ｔｈ ＡｎｎｕｓｌＣｏｎｆｅｒｅｎｃｅ，１
９９６、”Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ ｏｆ Ｍｏｒｔｉ
ｏｎ Ｉｍａｇｅ Ｐｒｉｎｔｅｒ”を参照。レンチキ
ュラ動き画像に対して、動きシーケンスの連続したフレ
ームはレンチキュラ画像でインターリーブされ、画像は
水平に配置されたレンチクルで見ることができる。レン
チキュラ画像は動画像シーケンスで画像をシーケンシャ
ルに見るために細分化される。

【００２９】本発明は特定の実施例を特に参照して記載
されてきた。しかしながら変形及び改良は本発明の範囲
を離れることなく当業者によりなされうる。

【００３０】

【発明の効果】本発明は画像が処理され、プリントされ
る間に顧客を楽しませ、それが写真ブースの再利用を促
すという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が有用である型の写真ブースを示す。

【図２】本発明による写真ブースの概略の動作を示す部
分断面図である。

【図３】本発明による写真ブースを作動させる処理を示
すフローチャートである。

【図４】写真ブースに表示された部分的に完成された特
殊効果を示すスクリーンである。

【図５】動画像表示を形成する処理を示すフローチャー
トである。

【図６】本発明による動画像表示で用いられる描画過程
を示す図である。

【図７】本発明による動画像表示で用いられる描画過程
を示す図である。

【図８】本発明による動画像表示で用いられる描画過程
を示す図である。

【符号の説明】

１０ 写真ブース １２ 開いた部分 １４ 閉じた部分 １６ シート ２０ 画像捕捉システム ２２ 開口 ２６ 鏡 ２８ 表示モニター ３０ 顧客に向かう鏡面 ３２ 顧客から離れた鏡面 ３３ 光軸 ３４ 中心領域 ３６ ビデオカメラ ３７ コンピュータ ３８ 支払受付装置 ４２ スピーカー ４３ ライト ４４ キーボード ５０ カラーハードコピー出力装置 ５１ クロマキースクリーン ５２ 第二のモニター

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】顧客のデジタル画像を捕捉し、形成する電
   子カメラと；特定の効果を画像に与えるためにデジタル
   画像を処理する画像処理コンピュータと；処理されたデ
   ジタル画像を顧客に表示する表示器と；処理されたデジ
   タル画像をプリントするプリンタと；画像が処理されプ
   リントされる間に処理された画像の順次の形成をシミュ
   レートする動画像表示を形成し、該動画像を表示する手
   段とからなる写真ブース。