JP3959433B2 - 写真シール自動販売方法とその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば被写体を照明して撮像した画像を編集して印刷するような写真シール自動販売に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、写真シール自動販売装置として、被写体をデジタルカメラで撮像し、該撮像による撮像画像に対してタッチパネルで任意の文字や図形を書き込ませる落書き編集を許容し、該編集による編集画像をプリンタで印刷した写真シールシートを販売するものが存在している。
【0003】
このような写真シール自動販売装置では、撮像時にポーズの確認を行えるように、比較的小型のモニタが備えられている。
また、写真シール自動販売装置のライフサイクルが短く次々と新しい写真シール自動販売装置が提供されており、最近では銀塩写真に匹敵する精度で印刷した写真シールシートを出力できるように進化し、顔の詳細な表情や頭髪の細かい乱れや質感まで表現できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したように印刷精度が向上しているにも関わらず、撮像時にポーズを確認するモニタが小型であるため細部は確認できず、特に全身撮像を行うためにデジタルカメラから離れて撮像する際には、大雑把にポーズを確認することしかできなかった。
【0005】
そのため、撮像処理終了後の落書き編集時や印刷後の写真シールシートを見て、頭髪の乱れなど意図しない結果となっていることに後から気づくことがあり、利用者に不満を与える結果となっていた。
【0006】
この発明は、撮像時にデジタルカメラから離れていても撮像画像の細部まで確認することができると共に、撮像時のアミューズメント性を高め、撮像時の意図と印刷結果の違いによる不満を解消して顧客満足度の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、面発光照明手段で撮像空間内の1以上の被写体を照明し撮像手段で複数回撮像して複数の撮像画像を作成する撮像処理を許容し、編集対象の画像に対して編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、所定の画像を出力手段で出力する写真シール自動販売方法であって、前記被写体をほぼ等身大で動画表示可能な表示手段で所定の画像を表示して前記撮像処理を許容し、該表示手段に前記複数の撮像画像をそれぞれ静止表示して、表示された前記複数の撮像画像に対応して該表示手段の隣接位置に複数配置された選択入力手段により、該複数の撮影画像から編集対象とする画像の選択処理を許容する写真シール自動販売方法またはその装置であることを特徴とする。
【0008】
前記編集対象の画像は、前記撮像画像の他、通信手段又は記憶媒体読取手段等のデータ取込手段で取得する画像、すなわち個人用デジタルカメラでの撮像やパソコンでのグラフィック制作等によるデジタル画像や、写真や絵画等の実画像をスキャナでスキャニングしたスキャニング画像を含む。
前記所定の画像は、前記撮像画像、前記デジタル画像、前記スキャニング画像、及び/又はこれらの画像を編集手段で編集した編集画像であることを含む。
【0009】
前記出力手段は、画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダライタであることを含む。
前記表示手段は、画像を投写(対象物に投射して写し出す)するプロジェクタ(映写機)とその画像を写像(像を写し出す)するスクリーン又は筐体又はカーテン、大型テレビ、若しくは鏡であることを含み、前記プロジェクタには透過型プロジェクタ及び反射型プロジェクタを含む。
【0010】
前記選択入力手段は、前記面発光照明手段の発光面内に位置させて構成しても良いし、前記面発光照明手段の正面側外部に取り付けて構成しても良いし、前記面発光照明手段に隣接させる構成としても良い。
【0011】
前記構成により、利用者は、大きく表示された画像で細部を確認して撮像を行うことができ、撮像画像の確認であれば編集時若しくは印刷後、編集画像の確認であれば印刷後になってから、意図しない結果になっていることに気づくといった不満から解放される。
【0012】
また、前記選択入力手段を筐体と別体にして形成する、あるいは撮像処理における単純操作のためだけにタッチモニタを設ける等のコスト増加を防止した上で、前記面発光照明手段の発光面積を大きく形成することが可能となり、筐体の正面面積を最大限に有効利用することができる。
【0013】
好ましい実施の形態として、前記選択入力手段を前記表示手段の周囲に備えた前記面発光照明手段の発光面に配置して選択処理を許容することができる。
【0014】
これにより、筐体の正面を前記表示手段と面発光照明手段だけで構成することができ、さらに前記面発光照明手段の発光面積を大きく形成することが可能となり、筐体の正面面積を最大限に有効利用することができる。
【0015】
好ましい実施の形態として、前記表示手段を、画像を投写する画像投写手段と投写された画像を写像する写像部材とで構成することができる。
前記画像投写手段は、透過型プロジェクタ又は反射型プロジェクタであることを含む。
【0016】
前記写像部材は、スクリーン、白色等の色に塗装した筐体等の塗装面、又は、白色等の色に形成した半透明又は不透明の樹脂等の板状部材であることを含む。
前記構成により、写像部材が完全な平面である場合はもちろん、一部突起状に形成するなど完全な平面で無い場合であっても、写像する画像に切れ目を発生させず連続した1つの画像として表示できると共に、例えば大型のテレビを設置する場合と比較してコストダウンを図ることができる。
【0017】
加えて、面発光照明手段、撮像手段、編集手段及び出力手段を備えた筐体を写真シール自動販売装置に備え、画像投写手段を前記筐体の外側に備えた場合には、筐体内部の構造を簡略することができて前記筐体を薄型に形成可能となり、写真シール自動販売装置を設置する設置場所を小さくして占有面積を減少することができる。特に撮像処理を行う撮像空間と編集処理を行う編集空間を前記筐体の前後に分割した場合には、写真シール自動販売装置の前後方向の延長幅を減少することができ、撮像空間と編集空間を分割する際の占有面積増大という問題を軽減できる。
【0018】
また好ましい実施の形態として、前記写像部材の写像範囲内に前記撮像手段の収像点を備えて撮像することができる。
前記収像点は、撮像手段で撮像する像を収める点であり、撮像手段に備えた対物レンズ、又は該対物レンズ設置用に前記写像部材に設けた穴で構成することを含む。
【0019】
これにより、利用者は撮像手段の収像点に目線を合わせた状態でポーズを確認することが可能になる。
【0020】
また好ましい実施の形態として、前記表示手段は前記選択処理で、前記選択入力手段による第1選択により対応する前記撮像画像を拡大表示すると共に、同一選択入力手段による第2選択により編集対象として選択決定することができる。
【0021】
前記構成により、利用者は高解像度で大きく表示された撮像画像を確認することができ、撮像画像の出来の良し悪しを細部まで確認することが出来る。
これにより、例えば複数撮像した撮像画像を確認し、選択したいくつかの撮像画像のみに対して編集、印刷するような場合に、次の問題を防止することができる。すなわち、全撮像画像のうち使用する撮像画像の確認時には確認できなかった不具合(例えばブレた撮像や衣服の小さなゴミ、表情の細かいニュアンスの気に入らない点など)に後から気づき、他の撮像画像にしておけばよかったと後悔するようなことを防止することができ、利用者の満足度の向上を図ることができる。
【0022】
【発明の効果】
この発明により、利用者は撮像する及び/又は撮像した画像の細部まで十分確認して撮像処理を行うことができると共に、様々なポーズをとった状態でも前記画像を容易に確認することができ、撮像後の編集時や印刷後に意図しない細部の不備に気づくといった不満から解放される。
【0023】
また、複数取得した撮像画像を確認する際に、高解像かつ大表示で確認することができ、使用する撮像画像を細部まで確認した上で決定するといったことが可能になる。
【0024】
また、選択入力手段を筐体と別体にして形成する、あるいは撮像処理における単純操作のためだけにタッチモニタを設ける等のコスト増加を防止した上で、面発光照明手段の発光面積を大きく形成することが可能となり、筐体の正面面積を最大限に有効利用することができる。
さらに、選択入力手段を面発光照明手段の発光面に配置することにより、筐体の正面を前記表示手段と面発光照明手段だけで構成することができ、さらに前記面発光照明手段の発光面積を大きく形成することが可能となり、筐体の正面面積を最大限に有効利用することができる。
【0025】
さらに、写真シール自動販売装置を設置するために必要な占有面積を減少し、施設の経営者は空き面積を有効利用して空間利用効率を向上することができ、例えば十分な順番待ち空間の提供によるサービス向上や、他のゲーム機の設置による売上増加を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、図1に示す斜視図と共に第1の実施形態における写真シール自動販売機1の外観について説明する。
【0027】
写真シール自動販売機1は、撮像空間4及び編集空間5を囲繞するフレーム3と前記撮像空間4及び編集空間5の間に備えた筐体2で概略を形成し、前記フレーム3の上辺からは黒色のカーテン6を吊下げ、撮像空間4及び編集空間5をそれぞれ囲繞している。
【0028】
前記撮像空間4の上部には、天井照明ボックス40aを備え、該天井照明ボックス40aの前後方向中央下部には、照明方向を下方に向けた蛍光灯照明装置12を備える。
【0029】
前記天井照明ボックス40aは、後述する図8の(C)に示すように、上部は内面を白色塗装した反射板43でフード状に形成し、下部は光を拡散して透過する白色半透明の拡散板42で形成し、内部に正面側上向きに光を照射するストロボ照明装置13を取り付けて構成する。該ストロボ照明装置の照明光は、前記反射板で反射して拡散板42で拡散し、上から少し正面側へ向かって撮像空間4の内部を略均一に照明する。
【0030】
前記天井照明ボックス40aの正面側下部には、図1に陰線で示すようにプロジェクタ31を備えており、該プロジェクタ31は、筐体2の正面に備えた白色板41に光を投写して画像を写し出し、撮像時に利用者にポーズを確認させる。
【0031】
撮像空間4の左側面の内側には、筐体2から離れた状態でもデジタルカメラ11のズーム設定や撮像時のカウントダウン開始といった入力が行える遠隔操作ボタン15aと、撮像方法の案内などの表示を行う案内モニタ16を配置した操作ボックス9を備えており、該操作ボックス9内には、前記案内モニタ16の案内と共に音声で案内を行うスピーカ(図示省略)を備える。
【0032】
前記筐体2は、撮像空間4側に向けた正面を、光を拡散して透過する白色半透明の白色板41で被覆し、該白色板41は左側面視くの字型となるように、全体的に上方へ傾け上部のみを下方へ傾けて形成する。
【0033】
前記白色板41の上方へ傾けた部分は、前述したようにプロジェクタ31から投写される画像を写像する部分であり、その上部には中央にカメラ穴11aを設けてその内部にデジタルカメラ11を備え、前記カメラ穴11aの左右に仕切板7,7を、さらにその外側に蛍光灯照明装置12,12を配設する。
【0034】
筐体2の内部は、図2に示すように上約半分を正面開放のボックス状に形成しており、正面以外の各面を反射板43で形成する。
正面側中央に備えた前記デジタルカメラ11の背部には、ストロボ照明装置13,13,13を備えており、該ストロボ照明装置13の2つを背面側左右外側に照射方向を向け、1つを背面側上側に照射方向を向けて構成する。
【0035】
前記ストロボ照明装置13、白色板41(図1)、及び反射板43で構成する正面照明ボックス40b(図1)は、前記ストロボ照明装置13からの照射光を、反射板43で反射し、白色板41で拡散して被写体を略均一に照明する。
【0036】
図1に示したように前記白色板41の右側下方には、硬貨(コイン)を投入する硬貨投入口17aを備え、筐体2の右側面下部には、写真シールシート8c(図3)を排出するシール排出口20aを形成する。
【0037】
該シール排出口20a近傍の筐体2の内部には、図3に示す部分拡大図(一部断面図)に示すように、右下部にパソコンで構成した制御装置10、その上にプリンタ20を備え付ける。
【0038】
該プリンタ20には、シール紙ユニット8をセットしており、該シール紙ユニット8はロール状に巻いたシール紙8bと、該シール紙8bが正規品か否かを識別させる識別データ等のデータを記憶させたIDタグ8aで構成する。
前記プリンタ20の背部にはIDタグリーダ/ライタ19を備え付けており、前記IDタグ8aに記憶の前記データを読取る。
【0039】
筐体2の背面には、図4に示す筐体2の背面図に示すように、上から順にスピーカ18,18、タッチモニタ14,14、タッチペン14a,14aを左右に配設し、前記スピーカ18で必要なアナウンスを行うと共に、利用者に対してタッチペン14aによるタッチモニタ14への入力で落書き編集を許容する。
【0040】
以上の構成により、写真シール自動販売機1は、撮像前のポーズ設定時にプロジェクタ31(図1)で白色板41に被写体の画像を投写してプレビュー表示(動画表示)を行い、撮像時には前記投写を中断して天井照明ボックス40a及び正面照明ボックス40bで被写体を略均一に照明して撮像し、撮像した撮像画像を前記プロジェクタ31で白色板41に投影して静止画表示する。撮像が終了すれば利用者を編集空間に移動させ、タッチモニタ14にタッチペン14aでタッチさせて落書き編集を許容し、その編集画像を印刷してシール排出口20aから写真シールシート8cを排出する。
【0041】
次に、図5に示す回路ブロック図と共に、写真シール自動販売機1の構造について説明する。
写真シール自動販売機1は、CPU,ROM,RAMを備えて各装置の制御動作を実行する制御装置10と、該制御装置10に接続したデジタルカメラ11、蛍光灯照明装置12、ストロボ照明装置13、タッチモニタ14、遠隔操作装置15、案内モニタ16、貨幣処理装置17、スピーカ18、IDタグリーダ/ライタ19、プリンタ20、プロジェクタ31、記憶装置51とを備える。
【0042】
前記制御装置10は、前述の通り各装置の制御処理を実行すると共に、撮像前はプロジェクタ31に画像を投写させておき、撮像時(シャッタ時)に画像の投写を中断する処理も実行する。
【0043】
前記デジタルカメラ11は、前記制御装置10より受取るシャッタ信号で撮像を実行し、撮像動画データや撮像静止画データといった画像データを制御装置10に送信する。
【0044】
前記蛍光灯照明装置12は、制御装置10からの照明制御信号に従って、少なくとも硬貨の投入によるプレイ開始から撮像終了までの間、撮像空間4内を明るく連続照明し、利用者による操作やポーズ確認に必要な光量を確保する。
【0045】
前記ストロボ照明装置13は、制御装置10からの照明制御信号に従ってストロボ発光を実行し、撮像時に被写体を明るく瞬間照明して撮像に必要な光量を確保する。
【0046】
前記タッチモニタ14は、前記制御装置10よりRGB信号を受信し、該信号に従って前記デジタルカメラ11で撮像した撮像画像及び落書き編集させる編集画像等の画像を表示する。また、利用者によってタッチペン14a(図4)で落書き編集等の指示が入力されると、タッチされた座標を入力信号として前記制御装置10に送信する。
【0047】
前記遠隔操作装置15は、3つの遠隔装置ボタン15a(図1)を利用者に押下されることによって、顔をアップで撮像するか全身を撮像するか切替える操作、及び撮像のためのカウントダウンを開始するといった操作を受付け、利用者が前記遠隔装置ボタン15aのいずれか1つを押下すると、その入力信号を制御装置に送信する。
【0048】
前記案内モニタ16は、撮像方法の案内を表示するモニタであり、制御装置10からのRGB信号に従って文字や絵等の画像を表示する。
前記貨幣処理装置17は、前述の貨幣投入口15aの内部に設けられ、投入された硬貨の真偽判別、金種判別を行い、投入硬貨の枚数を枚数情報として前記制御装置10に送信する。なお、この硬貨投入は、販売処理の開始信号にもなる。
【0049】
スピーカ18は、制御装置10から受取る音声信号に従って、利用者に対して撮像時のカウントダウンや残り時間等のアナウンスを行う。
前記IDタグリーダ/ライタ19は、シール紙ユニット6に備えたIDタグ6aに記憶されているデータを読出信号で読取り、更新信号で前記データの更新を実行する。これによって、シール紙ユニット8が正規のものであるか否かを判定し、必要に応じて印刷回数であるカウント数を上書きする等の更新処理を実行する。
【0050】
前記プリンタ20は、前記制御装置10よりプリント画像データを受信し、受信したプリント画像をシール紙ユニット8(図3)のシール紙8bに印刷し、作成した写真シールシート8cを排出する。
【0051】
前記プロジェクタ31は、制御装置10からの制御信号に従って稼働すると共にRGB信号に従って画像を投写し、投写先の白色板41に撮像前のライブビュー画像や撮像画像等の画像を写し出す(映し出す)。
前記記憶装置51は、制御装置10から受信する設定情報を書き込み記憶し、読み出し時には前記記憶した設定情報を制御装置10に送信する。
【0052】
以上の構造により、制御装置10はプロジェクタ31にRGB信号を送信して該プロジェクタ31で画像を投写して白色板41に写し出し、撮像時にはプロジェクタ31の投写を中断してストロボ照明装置13を発光させ、被写体を略均一に十分な光度で照明して、デジタルカメラ11での撮像を実行する。
【0053】
次に、図6に示す処理フロー図と共に写真シール自動販売機1の制御装置10の動作について、図7、図8、図9に示す動作説明図を参照して説明する。
利用者によって硬貨投入口17aに硬貨が投入されると、制御装置10は貨幣処理装置17から開始信号を受け取り、販売処理(プレイ)を開始する(ステップn1)。このとき、撮像空間4を明るい印象にするために、硬貨の投入と連動して制御装置10は蛍光灯照明装置12に照明制御信号を送信し、蛍光灯照明装置12の照明光度を上げて撮像空間4を明るくする。
【0054】
制御装置10は、デジタルカメラ11から動画映像の画像データを受信し、該画像データをプロジェクタ31に対してRGB信号でリアルタイムに送信し、白色板41に被写体(利用者)を映し出してライブビュー表示を実行すると共に、遠隔操作ボタン15aを点滅させる(ステップn2)。
【0055】
このとき、図7の写真シール自動販売機1の動作説明図に示すように、デジタルカメラ11は右側面図(A)に仮想線11aで示す範囲を撮像しており、プロジェクタ31は仮想線31aで示す範囲の白色板41に画像を投写して、正面図(B)に示すようにライブビュー表示を行っている。
【0056】
利用者は、前記ライブビュー表示で自己のポーズ及び頭髪の乱れ等細部のチェックを行った後、遠隔操作ボタン15aで撮像開始を指示し、遠隔操作装置15から入力信号を受けた制御装置10はデジタルカメラで撮像を行う(ステップn3)。
【0057】
このとき、制御装置10はプロジェクタ31にRGB信号を送信するのを中断し、デジタルカメラ11のシャッタと同期をとって、図8に示す写真シール自動販売機1の動作説明図の右側面図(C)及び正面図(D)に仮想線の矢印で示すようにストロボ照明装置13を発光させ、前述のライブビューで画像投影用のスクリーンとして使用していた白色板41を、ストロボ照明装置13の照明光を拡散する拡散板として使用する。
【0058】
撮像画像を画像データとしてデジタルカメラ11から受取った制御装置10は、該画像データをRGBデータとしてプロジェクタ31に送信し、撮像画像を白色板41に投写して静止画表示し、利用者に撮像画像の確認をさせる(ステップn4)。
【0059】
このときプロジェクタ31は、図9の動作説明図の右側面図(E)に示すように、仮想線31aの範囲内の白色板41に対し、正面図(F)に示すように撮像画像を静止画表示する。
【0060】
撮像が終了すると、利用者に撮像空間4から編集空間5に移動して落書き編集ができる旨をプロジェクタ31と白色板41による表示で通知し、利用者にタッチモニタ14をタッチペン14aでタッチさせて前記撮像画像に落書き編集させる落書き処理を実行する(ステップn5)。
【0061】
ここで、落書き編集とは、タッチモニタ14上の操作を示し、該タッチモニタ14には、落書き用のメニュー画面と前記撮像画像を表示する。利用者は、前記メニュー画面上の操作ボタンを選択し、撮像画像にタッチペン14aによる落書きを行うことができ、カラーペン、カラースタンプなどのアイテムで撮像画像を画像処理する操作や、合成スタンプ用画像を基本背景画像に配置して合成する操作ができる。なお、落書き編集中は残時間(又は経過時間)をタッチモニタ14に表示している。
【0062】
制御装置10は、前記編集画像(利用者が編集を行わなかった場合は撮像画像、又は撮像画像と編集画像の両方)をプリンタ20でシール紙8bに印刷し(ステップn6)、作成した写真シールシート8cをシール排出口20aから排出して(ステップn7)、処理を終了する。
【0063】
以上の動作により、利用者は、途切れる部分のない1つの画像として大画面表示されたライブビューで、撮像前に撮像ポーズ及び細部を十分確認して撮像を実行することができると共に、撮像した撮像画像も同様に大画面表示されることで、撮像後にも表情、頭髪の乱れ、衣服の乱れといった細部まで確認することができる。
【0064】
また、以上に示した実施形態では、白色板41に投写する被写体の画像を等身大よりも一回り程度小さく表示しているが、従来存在したブラウン管ディスプレイや液晶ディスプレイの表示に比較すればほぼ等身大の表示と言い得、表示された画像に近づかなくとも十分に細部まで確認することができる。さらに、顔を中心に撮像するアップ撮像をした場合には、等身大以上に拡大表示することができるため、より細部まで確認することができる。
【0065】
また、正面照明ボックス40bにより、面積の広い光源で被写体を略均一に正面から照明することができ、光量不足やストロボ照明によるコントラスト強調といった問題を回避し、被写体を美しく撮像することができる。
【0066】
また、仕切板7によって蛍光灯照明装置12の照明光で白色板41を照明しないように構成しているため、ライブビュー表示や撮像画像表示の際にスクリーンとなる白色板41周辺を暗くすることができる。これにより、デジタルカメラ11で被写体を動画撮影するのに必要な光量を確保した上で、プロジェクタ31から投写される画像の白色板41での写像に対する視認性を向上することができる。
【0067】
また、カーテン6は黒色であるため、撮像空間4の外部からの光を吸収し、蛍光灯照明装置12の照明光の反射を抑制して、ライブビュー表示及び撮像画像の表示に対する視認性を向上して画像を鮮明に表示(写像)することができる。
【0068】
なお、以上に説明した第1の実施形態において、プロジェクタ31を筐体2の正面から正面側に少し離れた床面に設置し、白色板41を垂直に構成して、下方からプロジェクタ31で白色板41に画像を投写するように構成しても良いし、該プロジェクタ31の位置に背面側上方に鏡面を向けた反射鏡を備え、筐体2の正面下部中央にプロジェクタ31を備えて、プロジェクタ31から投写する画像を反射鏡で反射して前記白色板41に写し出す構成にしても良い。
【0069】
これにより、白色板41に近づきすぎると自己の影でライブビューが確認できなくなるといった問題を回避でき、利用者はプロジェクタ31若しくは前記反射鏡より正面側で自由にポーズをとりつつライブビューを確認することができる。
【0070】
また、プロジェクタ31から画像を投写するのは白色板41の中央部分とし、その周辺部分をストロボ照明装置13からの照明光を拡散する拡散板としても良い。これによれば、画像が投写される白色板41の中央部分を不透明にし、プロジェクタ31から投写される画像をより鮮明に写し出すことが可能になる。
【0071】
また、筐体2全体を正面照明ボックス40bとし、撮像時には白色板41全体から発光するように構成しても良い。これにより、光量を増加してさらに略均一に明るく被写体を照明することができる。
【0072】
次に、第2の実施形態について、図10に示す筐体2の斜視図及び図11に示す写真シール自動販売機1の動作説明図と共に説明する。
この実施形態では、筐体2の上部に正面側下方に傾けた白色板41を備え、該白色板41と反射板43(図示省略)及びストロボ照明装置13で上部照明ボックス40cを構成して、該上部照明ボックス40cで撮像時に被写体を照明すると共に白色板41に撮像画像を写し出す。
【0073】
筐体2の正面中央にはデジタルカメラ11を備え、その下部に正面側上方に傾斜させたデジタイザ61を備える。該デジタイザ61は、近傍に備えたタッチペン61aでタッチされた位置を検出してその入力信号を制御装置10(図示省略)に送信し、落書き編集等の入力を許容する。なお、この落書き編集時には、撮像画像に対するタッチペン61aの位置を前記白色板41に写し出し、利用者は白色板41に写し出された画像を確認しつつ落書き編集を行うことができる。
【0074】
前記筐体2の両側部には、拡散板42,42を配設し、該拡散板42、反射板43(図示省略)及びストロボ照明装置13とで側部照明ボックス40d,40dを構成する。
【0075】
この実施形態では、撮像空間4内で落書き編集処理も実行するため、前述の実施形態の編集空間5を備えず、図11の動作説明図に示すように撮像空間4及び筐体2で写真シール自動販売機1を構成する。
【0076】
デジタルカメラ11は、仮想線11aで示す範囲を撮像し、その画像データを制御装置10に送信する。
撮像空間4の正面側上部には、プロジェクタ31を備えており、仮想線31aで示すように前述した白色板41に画像を投写して写像する。
【0077】
以上に説明した第2の実施形態では、図5と共に説明した回路ブロック図に仮想線で示すように、デジタイザ61を制御装置10と接続し、該デジタイザ10は利用者にタッチされた座標を入力信号として制御装置10に送信する。なお、これによって落書き編集が可能となるため、前述したタッチモニタ14は不要となる。
【0078】
これにより、利用者は前述の実施形態よりデジタルカメラ11に接近して撮像しても、自己の影でさえぎることなく白色板41でライブビューを確認することができ、撮像の自由度が高まる。
なおこの実施形態において、他の構成、構造、及び動作は前述の第1の実施形態と同様であるので、同一要素に同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0079】
次に、第3の実施形態について、図12に示す筐体2の斜視図と共に説明する。
この実施形態では、ボックス状に形成した筐体2の正面上側半分程度を白色板41で構成し、その内部に鏡面を正面側下方に向けたハーフミラー44を備えると共に該ハーフミラー44の背部に照明方向を背面側上方に向けたストロボ照明装置13を備える。
【0080】
筐体2の内壁は反射板43で形成し、前記ストロボ照明装置13の照明光は該反射板43で反射し、前記ハーフミラー44を通過し、前記白色板41で拡散して被写体を略均一に照明する。
【0081】
筐体2の底部中央には、画像を上方へ投写するプロジェクタ31を備え、該プロジェクタ31で投写する画像は、前記ハーフミラー44で反射し、白色板41に写し出される。
筐体2の正面手前には、デジタルカメラ11を普通人の腰の高さ程度の位置に、俯仰及び左右揺動可能に備える。
【0082】
また、筐体2の背面及び側面には、第1の実施形態と同様にタッチモニタ14、タッチペン14a、スピーカ18、及びシール排出口20aを備える。
この実施形態において、他の構成、構造、及び動作は前述の第1の実施形態と同様であるので、同一要素に同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0083】
以上の構成、構造、及び動作により、デジタルカメラ11で撮像した撮像画像は、画像データとして制御装置10に送られ、該制御装置10からRGB信号を受けたプロジェクタ31が、前記撮像画像を投写してハーフミラー44で反射し、該反射した前記撮像画像が白色板41に写し出される。
【0084】
これにより、利用者は白色板41に接近して撮像画像を確認することができ、視力が弱い利用者であっても、白色板41に近づいて細部を確認することができると共に、どの位置で撮像ポーズをとっても自己の影に遮られず該撮像ポーズを白色板41で確認することができる。
【0085】
なお、上述の各実施形態において、プロジェクタ31と白色板41に替えて大型テレビを表示装置として備え、別個にストロボ照明ボックスを備えた構成でも良い。
【0086】
また、デジタルカメラ11は、デジタルズーム若しくは光学ズーム可能に形成しても良い。これにより、デジタルカメラ11から一定の距離を保った状態でもアップ撮像や全身撮像が可能になる。
【0087】
また、デジタルカメラ11とプロジェクタ31の回路構造は、図5に仮想線で示すように、制御装置10にデジタルカメラ11を接続し、該デジタルカメラ11に変換ボード32を介してプロジェクタ31を接続しても良い。
【0088】
この場合、デジタルカメラ11は、画像データを制御装置10と共に変換ボート32に送信する。該変換ボード32は、制御装置10からの制御信号に従って、前記画像データに対して左右反転や縦横変換など必要な変換処理を実行し、これをRGB信号としてプロジェクタ31に送信する。
この構造にすることで、制御装置10の負荷を軽減することができる。
【0089】
また、プロジェクタ31の画像の投写方向に対して白色板41が垂直でなくとも、プロジェクタ31の投写画像を台形型若しくは反台形型に補正して、白色板41に投影される画像にゆがみが無いようにしても良い。
また、プロジェクタ31の画像の投写を撮像時に中断することに替えて、撮像時にプロジェクタ31の電源を断にしても良い。
【0090】
また、撮像空間4側にタッチペン14aを備え、該タッチペン14aで白色板41に写し出した画像に対して落書き編集できるように構成しても良い。この場合は、例えば白色板41のどの位置にタッチペン14aがあるか検出する位置検出センサを備え、該位置検出センサから入力信号を制御装置10に送信するように構成しても良いし、白色板41を大型のタッチモニタ若しくは複数のタッチモニタで形成しても良い。このタッチモニタを使用した場合には、撮像時にタッチモニタを白色表示にすることで、照明の光度を補完するように構成しても良い。
【0091】
また、プロジェクタ31は正面又は側面のカーテン6に画像を照射するように構成し、カーテン6に写像された画像でライブビュー表示及び撮像画像の表示を行うよう構成しても良い。
【0092】
また、カーテン6は黒色に限らず他の色で形成しても良いし、樹脂板等の他の部材で形成しても良い。
また、デジタイザ61はタブレットで構成し、コストを抑えるようにしても良い。
【0093】
次に、第4の実施形態について説明する。
まず、図13に示す写真シール自動販売機101の外観斜視図、図14に示す筐体102の外観斜視図(一部断面図)、図15に示す筐体102の背面図、図16に示す筐体102の側面説明図、及び図17に示す筐体102の内部一部拡大図(一部断面図)と共に、写真シール自動販売機101の構成について説明する。
【0094】
写真シール自動販売機101はフレーム103でボックス状に囲繞し、中央に撮像空間104を有してその奥側(背面側)に筐体102を備え、前記撮像空間104の手前側(正面側)に特殊カーテン218で囲繞した隠蔽空間105を備える。
前記筐体102のさらに奥側には、利用者に落書き編集を許容する編集空間106を備える。
【0095】
前記フレーム103の上辺からは、左右部及び正面部に内面が白色のカーテン(図示省略)を吊下げており、前記撮像空間104及び特殊カーテン218が外部から見えないように囲繞している。
【0096】
前記構成のうちまず筐体102について説明すると、該筐体102は、正面上部に正面視四角形の縦長のスクリーン116pを備えており、その中央少し上方にカメラ穴114a(図14)を形成し、該カメラ穴114aからレンズが出るようにして被写体を撮像するデジタルカメラ114を備える。
【0097】
前記スクリーン116pの周囲には、上部に上照明ボックス115a、左部に左照明ボックス115b、右部に右照明ボックス115c、下部に下照明ボックス115dをそれぞれ備えており、各照明ボックスで撮像空間104内の被写体を略均一に照明する。
【0098】
前記各照明ボックス115は、図14の筐体102の斜視図に示すように、ストロボ発光するストロボ照明装置124(124a,124b,124c,124d)、半透明部材で形成して透過する光を拡散する拡散板125(125a,125b,125c,125d)、及び、白色塗装によって光を反射する反射板126(126a,126b,126c,126d)で構成する。
【0099】
上照明ボックス115aは、ストロボ照明装置124aの照明方向を正面側斜め上方に備え付け、該ストロボ照明装置124aの背面側、左右側面側、及び天井面側に反射板126aを備える。該ストロボ照明装置124aの正面側には、下方に傾斜させて拡散板125aを備え、前記ストロボ照明装置124aからの照明光を前記反射板126aで反射した反射光を、該拡散板125aで拡散して被写体を奥側斜め上から照明する。
【0100】
左照明ボックス115bは、ストロボ照明装置124bの照明方向を背面側斜め側方(斜め左方向)に備え付け、該ストロボ照明装置124bの背面側、左右側面側、天井面側、及び床面側に反射板126bを備える。該ストロボ照明装置124bの正面側には、内側(右側)に傾斜させて拡散板125bを備え、前記ストロボ照明装置124bからの照明光を前記反射板126bで反射した反射光を、該拡散板125bで拡散して被写体を奥側の側方から斜め内側へ向かって(左側から斜め中央に向かって)照明する。
【0101】
なお、前記ストロボ照明装置124bの正面側に隣接して蛍光灯照明装置112bを備え、該蛍光灯照明装置112bで撮像処理の間前述した撮像空間104(図13)を照明する。
また、拡散板125bには、前記蛍光灯照明装置112bの正面側に位置して、縦方向に4つの点灯式操作ボタン117を配設し、撮像時にアップ撮像と全身撮像の切り替える操作や、シャッタのカウントダウン開始の操作や、撮像画像の選択操作等、入力操作を許容する。
【0102】
なお、前記点灯式操作ボタン117(操作手段)を左照明ボックス115b(照明手段)の発光面内に位置させることで、筐体102の正面(下部を除く)を表示部(スクリーン116p)と発光部(照明ボックス115)で構成することができる。
【0103】
これにより、操作手段(点灯式操作ボタン117)を筐体102と別体にして形成する、あるいは撮像処理における単純操作のためだけにタッチモニタを設ける等のコスト増加を防止した上で、照明手段(左照明ボックス115b)の発光面積を大きく形成することが可能となり、筐体102の正面面積を最大限に有効利用することができる。
【0104】
なお、前記点灯式操作ボタン117(操作手段)は、左照明ボックス115b(照明手段)の正面側外部に取り付けて構成しても良いし、左照明ボックス115b(照明手段)に隣接させる構成としても良い。
【0105】
右照明ボックス115cは、前記左照明ボックス115bと左右対称に構成し、その詳細な説明を省略する。
【0106】
下照明ボックス115dは、ストロボ照明装置124dの照明方向を背面側斜め下方に備え付け、該ストロボ照明装置124dの背面側、左右側面側、天井面側、及び床面側に反射板126dを備える。該ストロボ照明装置124dの正面側には、正面視四角形の拡散板125dを備え、前記ストロボ照明装置124dからの照明光を前記反射板126dで反射した反射光を、該拡散板125dで拡散して被写体を中央から斜め上方へ向かって照明する。
【0107】
図13に示したように、筐体102の上部左側、すなわち左照明ボックス115bの上部には、無線通信によってデータ転送を行うPHSユニット111を備える。
【0108】
筐体102の背面には、図15の背面図に示すように編集空間106(図13)を照明する蛍光灯照明装置112fを備え、その下方位置には、編集用の撮像画像及び編集アイテムを表示すると共に利用者による編集作業の入力を許容する編集用タッチモニタ113fを備える。なお、該編集用タッチモニタ113fには2つのタッチペンを備え、一つの画面に対して2人同時にタッチペンによる落書き入力が可能なように構成している。
【0109】
ここで、前記編集用タッチモニタ113fは、図16の(G)の側面図に示すように表示面が垂直になるように備えているが、(H)に示すようにベース118を介して編集用タッチモニタ113fと筐体102をネジ止めし、表示面が斜め上に向くように傾斜させて備えることもできる。
【0110】
これにより写真シール自動販売機101を設置する施設は、施設内で確保できるスペース(空間)に合わせて、狭い場合は(G)の位置、広い場合は(H)の位置というように編集用タッチモニタ113fの設置位置を選択することができる。
【0111】
また利用者は、(G)の場合は立ったときに正面に位置する編集用タッチモニタ113fに対して小スペースでも問題なく落書き編集ができ、(H)の場合は立ったときに斜め下に位置する編集用タッチモニタ113fに対して楽な姿勢で落書き編集ができる。
【0112】
なお、前記編集用タッチモニタ113fは、揺動又は/及びスライド移動するチルド式に形成し、ベース118によるネジ止め等の手間をかけずとも、ワンタッチで角度又は/及び位置を変更できるように構成しても良いし、モータ等の駆動手段で可動式に形成し、制御装置110の制御に基づいて位置及び方向を調整可能に構成しても良い。
【0113】
このようにして、大型化する傾向にある写真シール自動販売機101に対し、設置スペースを広く確保できる施設とあまり確保できない施設があるといった課題を解決することができる。
【0114】
すなわち、ベース118やチルド式構造等の表示方向変更手段を備えることで、施設のスペースに応じて表示手段の表示方向を変更する、あるいは、顧客の身長差に合わせて表示手段(編集用タッチモニタ113f等の編集手段)の表示方向を変更可能にするといったことができ、設置スペースに対する自由度が広がり、利用者に対する利便性が向上する。
【0115】
筐体102(図14)の下部正面の右側には硬貨を投入する硬貨投入口122qを備え、筐体102の下部側面には写真シールシート131o(図17)を排出する写真シール排出口120lを備える。
【0116】
該写真シール排出口120lの内部は、図17の部分拡大図(一部断面図)に示すように、下部にパソコンで構成した制御装置110、その上にプリンタ120を備え付ける。
【0117】
該プリンタ120には、シール紙ユニット131をセットしており、該シール紙ユニット131はロール状に巻いたシール紙131mと正規品か否かを識別させる識別データ等のデータを記憶させたIDタグ131nで構成する。
前記プリンタ120の背部には、前記IDタグ131nに記憶の前記データを読取るIDタグリーダ/ライタ121を備え付ける。
【0118】
次に、図13に示した撮像空間104について説明すると、該撮像空間104の天井面左側部には、蛍光灯照明装置112gを備えて撮像空間104を撮像処理の間照明している。
【0119】
撮像空間104の天井面正面側には、映像を投写するプロジェクタ116を備えており、該プロジェクタ116は、筐体102に備えたスクリーン116pに撮像前のプレビュー表示や撮像画像を投写し、利用者が大画面で撮像画像等を細部まで確認できるように構成している。
【0120】
なお、前記撮像画像の表示(写像)は、後述するように全て(8枚)の撮像画像のうち一部(4枚)を表示することで、全てを一覧表示するよりも表示サイズ及び表示解像度を大きくし、利用者が細部まで確認した上で、使用する撮像画像を前述の点灯式操作ボタン117(図14)で選択できるようにしている。
【0121】
次に、隠蔽空間105について説明すると、該隠蔽空間105の上部には平面視略四角形で角を丸めた形状のカーテンレール217を備え、該カーテンレール217に前記隠蔽空間105を囲繞するループ状の特殊カーテン218を吊下げる。
【0122】
該特殊カーテン218は、前記カーテンレール217に沿って回転移動可能であり、幅方向に連結した4枚のカーテンで形成する4つの面、すなわち通常面218h,縦スリット面218i,透明一部模様面218j,横スリット面218kで構成する。
【0123】
前記通常面218hは、白色の不透明なカーテンで形成し、上部に穴219を複数並列して設ける。
前記縦スリット面218iは、白色の不透明なカーテンで形成し、縦方向の切れ目を幅方向に複数設けると共に、上部に穴219を複数並列して設ける。
【0124】
前記透明一部模様面218jは、透明なカーテンで形成し、星型の白色不透明部分を3箇所設ける。
前記横スリット面218kは、白色の不透明なカーテンで形成し、幅方向の切れ目を上下方向に複数設けると共に、上部に穴219を複数並列して設ける。
【0125】
このように形成した特殊カーテン218を回転移動させることにより、利用者は周景(背景又は/及び前景)として利用する面を選択し、利用することができる。
このときの特殊カーテン218の利用方法としては、隠蔽空間105内に居て縦スリット面218i又は横スリット面218kの切れ目から顔や手など体の一部を出して撮像する、隠蔽空間105内に居て透明一部模様面218jの星型の不透明部分で体の一部を隠して撮像する、あるいは、撮像空間104に居て通常面218hで普通に全身又は上半身を撮像するといったことができ、利用者は従来存在しなかった斬新な遊び感覚での撮像を行うことができる。なお、このような撮像で特殊カーテン218が写っている部分には、後述するクロマキー合成を施すことが可能であり、編集効果を高めることができる。
【0126】
前記隠蔽空間105天井部には、平面視四角形で側面視三角形の天井照明ボックス115eを備える。
該天井照明ボックス115eは、底面を下方斜め奥側(背面側)へ傾斜させた拡散板125e(図示省略)で形成し、他の面である天井面、両側面、及び正面を反射板126e(図示省略)で形成し、その内部に照明方向を奥側斜め上(背面側斜め上)に向けたストロボ照明装置124e(図示省略)を備える。
【0127】
これにより、天井照明ボックス115eは特殊カーテン218の穴219又は透明部分を介して被写体を正面側斜め上方から照明し、被写体の頭髪の質感を明瞭に撮像できるようにしている。
【0128】
また、照明ボックス115(15a,15b,15c,15d,15e)の照明により、撮像時に被写体を略均一に照明して撮像画像に不要な影が発生することを防止し、撮像画像と合成用画像(被写体の周景としてクロマキー合成するための画像)との合成の際に違和感が発生しないようにしている。
また、前記各照明ボックス115に内蔵のストロボ照明装置124(124a,124b,124c,124d,124e)の照明光度は、後述する制御装置110によって個別に制御され、様々な雰囲気を演出する照明効果を発揮する。
【0129】
なお、前記プロジェクタ116及び天井照明ボックス115eは、フレーム103の天井部に備えたガイド(図示省略)にネジ止めにて固着している。
【0130】
以上の構成により、利用者は、照明ボックス115によって面積の広い光源から照明を受けて雰囲気を演出した状態で、デジタルカメラ114による撮像を実行することができ、スクリーン116pに大きく表示された撮像画像を確認し、使用する撮像画像を点灯式操作ボタン117で選択することができる。
【0131】
また、ベース118によって編集用タッチモニタ113fの設置位置及び設置角度を調整し、施設のスペースに合わせたサイズで写真シール自動販売機101を設置できる。
【0132】
次に、図18に示す回路ブロック図と共に、写真シール自動販売機101の構造について説明する。
写真シール自動販売機101は、CPU,ROM,RAMを備えて各装置の制御動作を実行する制御装置110(制御手段)と、該制御装置110に接続した以下に説明する各装置を備えている。
【0133】
なお、前記制御装置110は、各照明ボックス115内のストロボ照明装置124(124a,124b,124c,124d,124e)に対し、後述する撮像モードに対応した照明光度で発光させる制御も実行する。これと共にプレビュー時には、蛍光灯照明装置112を前記撮像モードに対応した照明光度で発光させる制御も実行する。
【0134】
また、被写体の周景として合成するための合成用画像を撮像画像の白色部分にクロマキー合成し、合成画像データを作成する処理も実行する。このときのクロマキー合成は、撮影している撮影画像に対して一定レベル以上の明るさ(明度)の部分を合成用画像に置き換える処理を指し、これによって特殊カーテン218等で形成される被写体以外の白色部分(周景)のみに対して合成用画像を合成する処理が容易に行える。
【0135】
PHSユニット111は、インターネット(公衆回線)を介する無線通信を可能にしており、制御装置110の通信信号に従って、インターネット上に設けたメールサーバ(図示省略)やWWWサーバ(図示省略)に編集画像及び/又は撮像画像を送信する。
【0136】
なお、前記メールサーバへの送信により、利用者は編集画像及び/又は撮像画像のデータ添付ファイルとして電子メールで受取ることができ、二次利用することが可能になる。
【0137】
また、前記WWWサーバは受信した編集画像をホームページ上に自動公開し、利用者は該WWWサーバのホームページに携帯電話やパソコンでアクセスして、自己の編集画像及び/又は撮像画像を閲覧及びダウンロードすることができ、メールアドレスを持っていない利用者でも編集画像及び/又は撮像画像のデータを取得することができる。
【0138】
蛍光灯照明装置112は、制御装置110からの照明制御信号に従って、プレイ開始から編集処理を開始するまでの間連続照明を実行し、その間撮像空間104を明るく照明する。
【0139】
また、蛍光灯照明装置112は光度調整(光度制御)が可能なタイプの蛍光灯で構成し、撮像処理中の照明光度は、後述する光度設定値となるように制御装置110で制御され、撮像のプレビュー表示でも撮像モードに対応した照明効果を確認できるようにしている。
【0140】
編集用タッチモニタ113fは、前記制御装置110よりRGB信号を受信し、該信号に従って落書き編集画像等の画像を表示する。また、利用者によってタッチペンでタッチされた座標を、入力信号として制御装置110に送信する。これにより、撮像画像に対して利用者が落書き編集することを許容している。
【0141】
デジタルカメラ114は、前記制御装置110より受取るシャッタ信号で撮像を実行し、撮像前のポーズ考え中の撮像動画データや、撮像した撮像静止画データといった画像データを、制御装置110に送信する。また、ズームの倍率を変更することで、全身撮像とアップ撮像を切替えて撮像することができるように構成している。
プロジェクタ116は、制御装置110からの制御信号に従って稼働すると共にRGB信号に従って動画映像又は静止画影像をスクリーン116p(図13)に投写し、利用者に対して撮像前のポーズ確認と撮像した撮像画像の確認を許容している。
【0142】
なお、制御装置110からプレビュー用動画と合成用画像をリアルタイムに合成した合成動画データを受信したときには、その合成画像の動画映像又は静止画影像を投写し、利用者が合成後のイメージを確認しつつポーズを決定すること、及び撮像結果の合成画像を確認することを可能にする。
【0143】
点灯式操作ボタン117は、制御装置110の点灯信号に従って点灯/消灯し、利用者に押下されたボタンを示す入力信号を制御装置110に送信する。これにより、全身撮像とアップ撮像の切り替え、シャッタのカウントダウン開始、撮像画像のうち編集対象とする画像の選択等、利用者の操作を許容する。
【0144】
プリンタ120は、前記制御装置110よりプリント画像データを受信し、受信したプリント画像をシール紙ユニット131(図17)のシール紙131mに印刷し、作成した写真シールシート131oを排出する。
【0145】
IDタグリーダ/ライタ121は、シール紙ユニット131に備えたIDタグ131nに記憶されているデータを読出信号で読取り、更新信号で前記データの更新を実行する。これによって、シール紙ユニット131が正規のものであるか否かを判定し、必要に応じて印刷回数であるカウント数を上書きする等の更新処理を実行する。
【0146】
貨幣処理装置122は、前述の硬貨投入口122qの内部に設けられ、投入された硬貨の真偽判別、金種判別を行い、投入硬貨の枚数を枚数情報として前記制御装置110に送信する。なお、この硬貨投入は、プレイ(販売処理)の開始信号にもなる。
【0147】
スピーカ123は、制御装置110から受取る音声信号に従って、利用者に対して撮像時のカウントダウンや編集するための移動等のアナウンスを行う。
ストロボ照明装置124(124a,124b,124c,124d)は、光度調整(光度制御)が可能なタイプのストロボ照明装置で構成し、制御装置110からの照明制御信号に従って、光度設定値(後述)の光度でのストロボ発光を撮像時に実行する。
【0148】
記憶装置127は、写真シール自動販売機101のプレイに必要な硬貨の枚数やプレイ時間等の設定と共に、光度設定値(後述)を記憶している。また、被写体の周景にクロマキー合成する合成用画像をデータとして記憶しており、制御装置110の制御に従って該データの読書きを実行する。前記合成用画像は、例えば顔及び手を排除した着物姿、空に浮かんでいる雲、荒れ狂う波など様々な画像を記憶させておく。
【0149】
以上の構造により、利用者は照明によって雰囲気を演出した撮像画像を取得することができ、該撮像画像に対して合成用画像を合成する等の編集を行うことができる。
【0150】
次に、記憶装置127に記憶の前記光度設定値について、図19の光度設定値一覧表を示す光度設定値説明図、及び図20に示す照明効果説明図と共に説明する。
【0151】
この実施形態の写真シール自動販売機101では、図19に示すように8つの撮像モード、すなわちNo.1「パールホワイト」からNo.4「ナチュラル」までの明るさの異なる撮像モードと、No.5「グラビア(左)」からNo.8「ホラー」までの特殊な雰囲気を演出する撮像モードを設定している。
【0152】
例えばNo.1「パールホワイト」について説明すると、各ストロボ照明装置124の照明光度は、
ストロボ照明装置124e(天井照明ボックス115eに内蔵):ON
ストロボ照明装置124a(上照明ボックス115aに内蔵):ON
ストロボ照明装置124b(左照明ボックス115bに内蔵):ON
ストロボ照明装置124c(右照明ボックス115cに内蔵):ON
ストロボ照明装置124d(下照明ボックス115dに内蔵):OFF
と設定しており、図20のNo.1「パールホワイト」に示すように、被写体の主に顔を白く撮像することで、照明写真のような肌色ではなく写真シール自動販売機らしくパール調の美しい撮像画像を得る設定となっている。
【0153】
なおこの「パールホワイト」の設定では、例えば各ストロボ照明装置124のうち幾つかを強い光度で照明させるなど、ストロボ照明装置124毎に光度設定を調整し、全体的に明るいパール調の撮像画像が得られるように設定している。
【0154】
同様に、
No.2「パール」は、No.1より明るさを抑え目に、
No.3「ナチュラルホワイト」は、照明写真のような肌色の顔で明るめに、
No.4「ナチュラル」は、No.3より明るさを抑え目に、
No.5「グラビア(左)」は、左から照明したグラビア写真調に、
No.6「グラビア(右)」は、右から照明したグラビア写真調に、
No.7「バックライト」は、被写体の周りを明るい調子に、
No.8「ホラー」は、下から照明したホラー調に、
雰囲気を演出した撮像画像を得る設定となっている。
なお、各撮像モードによって、制御装置110はシャッタタイミングを知らせるカウントダウン等の音声を変更し(例えばNo.8「ホラー」であればホラー調の音声など)、撮像モードに合わせた雰囲気作りを行う。
【0155】
また、前述の各撮像モードを組み合わせた撮像コースを以下のように設定する。
「おすすめコース」:パールホワイト、ナチュラルホワイト、グラビア(左)、ホラーの4モードで各2枚ずつの撮像を実行する。
「キレイコース」:パールホワイト、パール、ナチュラルホワイト、ナチュラルの4モードで各2枚ずつの撮像を実行する。
「おもしろコース」:パールホワイト、グラビア(左)、バックライト、ホラーの4モードで各2枚ずつの撮像を実行する。
「お好みコース」:8つの撮像モードから4つを利用者が任意に選択し、選択された撮像モードで各2枚ずつ撮像を実行する。
【0156】
このように、照明によって演出を行う照明演出手段(例えばこの実施形態で光度を調整制御する制御装置110のように、照明により雰囲気を演出する手段)により、バラエティ豊かな撮像画像を取得することができ、撮像に対するアミューズメント性が増加し、利用者の満足度が向上する。
【0157】
なお、調整する照明手段はストロボ照明装置124及び/又は蛍光灯照明装置112としても良いし、光度の調整に限らず照明光の色調を調整するように設定しても良い。
【0158】
ここで、蛍光灯照明装置112はストロボ照明装置124の近傍に備えており、選択された撮像モードに対応するストロボ照明装置124の撮像用の照明バランス、すなわち前述の光度設定値に従って、プレビュー時の蛍光灯照明装置112をON/OFFすると共に各々の照明光度も調整し、照明バランスを変更する。これにより、撮像で得られる照明効果をプレビュー時に確認することができ、仕上がりイメージの雰囲気を事前に確認して該雰囲気に対応したポーズで撮像することができる。
【0159】
この効果をより適切に利用するために、前記蛍光灯照明装置112は、図14に示した蛍光灯照明装置112b,112cに加えて、ストロボ照明装置124a,124dの各正面側(手前側)近傍にも備えると良い。これにより、撮像モード毎に照明によって演出する雰囲気を、プレビュー時に連続照明によって完全に再現することができる。
【0160】
このように構成及び設定することで、長時間照明が必要なプレビュー時には、連続照明装置(蛍光灯照明装置112)で雰囲気を演出し、利用者が該照明効果を大画面で細部まで確認することができる。例えば撮像モードが「グラビア(左)」であれば、図21に示すように連続照明装置による雰囲気の演出を受けた被写体の画像が、スクリーン116pにほぼ等身大でプレビュー表示(動画表示)される。この大画面表示により、利用者は撮像モードによる雰囲気を撮像前に細部まで確認することができる。
【0161】
また、十分な照明光度が必要な撮像時には、瞬間照明装置(ストロボ照明装置124)で雰囲気を十分かつ効果的に演出し、撮像モードの照明効果を顕著に反映した撮像画像を利用者が取得することができる。
【0162】
なお、連続照明装置としては、蛍光灯照明装置と共に又は蛍光灯照明装置に代えて、白熱灯照明装置を使用しても良い。
【0163】
また、連続照明装置(蛍光灯照明装置112)は、プレビュー時に加えて撮像時にも発光させても良い。
【0164】
また、連続照明装置(蛍光灯照明装置112)の照明光度は調整せず、ON/OFFの切り替えのみで照明効果を確認可能に構成しても良く、また全ての連続照明装置(蛍光灯照明装置112)をONにしておき照明光度をそれぞれ変化させて照明効果を確認可能に構成しても良い。
【0165】
以上の設定により、利用者は複雑な操作等を行うことなく、撮像の際に雰囲気の演出を行った変化のある撮像を容易に実行することができる。このため、ただ撮像するだけではなく、グラビア調やホラー調などの照明効果を楽しむことができると共に、該照明効果に対応したポーズをプレビュー表示で確認して決定することができる。これらにより、撮像に対するアミューズメント性が飛躍的に向上し、仕上がりの写真シールシート131o(図17)に対する顧客満足度も増大する。
【0166】
次に、図22、図23に示す制御装置110の動作の処理フロー図と共に、図24の撮像画像選択画面イメージ図を参照して写真シール自動販売機101の動作について説明する。
【0167】
まず制御装置110は、記憶装置127に記憶のソフトを起動し、各装置の初期化処理を実行し(ステップp1)、デモ画面の映像をスクリーン116pに投写して、硬貨投入口122qに硬貨が投入されるまで待機する(ステップp2)。
【0168】
利用者に硬貨が投入されると、まず撮像コースを利用者に選択させる(ステップp3)。
選択された撮像コースがオートでない場合、すなわち、前述の「お好みコース」であった場合は(ステップp4)、撮像モードを利用者に選択させ(ステップp5)、それ以外の撮像コースが選択された場合(オートでない場合)は、ステップp5をスキップする。
【0169】
制御装置110は、ストロボ照明装置124の充電が終了するまでの間、スクリーン116pに被写体の画像を投写(動画表示)してプレビュー表示した状態で待ち(ステップp6)、充電が完了すると、撮像モードにあわせた音声でカウントダウンを行い、撮像モードに対応した光度でストロボ照明装置124を発光させると共に、その照明光を得て被写体をデジタルカメラ114で撮像する(ステップp7)。
【0170】
なお、前記プレビュー表示の際、各蛍光灯照明装置112を撮像モードの光度設定値(図19)に従った明るさで点灯する。これにより、照明効果による雰囲気、顔の写り具合、及び影のつき方等、撮像画像の結果のイメージがわかりやすいようにしている。
【0171】
また、前記カウントダウンのとき、音声によるカウントダウンに合わせて点灯式操作ボタン117を上から順に点灯させる。これにより、スクリーン116pに撮像画像を動画表示した状態のまま、音声に加えて視覚によってもシャッタタイミングを伝えることができ、例えば利用者に聴覚障害があるような場合でも明確にシャッタタイミングを伝えることができる。
【0172】
制御装置110は、同じ撮像モードで2回撮像したか否かを判断し、2回撮像していなければ(1回しか撮像していなければ)ステップp6にリターンし、2回撮像していればステップp9に処理を進める(ステップp8)。
【0173】
撮像セットの回数が4回以下であれば(すなわち、1つの撮像モードで2回ずつ撮像し、計8枚の撮像画像を取得する前であれば)、ステップp4にリターンし、4回終了していれば、次のステップp10に処理を進める(ステップp10)。
【0174】
4回の撮像セットを終了した時点で、先の利用者による編集空間106での落書き編集が終了していた場合はステップp12に進み、終了していなかった場合には、再度撮像処理を実行する(ステップp10)。この撮像処理では、撮像モードを利用者に選択させて撮像を実行し、この撮像画像を先のステップで既に撮像している撮像画像のどれと入れ替えるかも利用者に選択させる。
【0175】
制御装置110は、前述のようにして撮像した8枚の撮像画像から使用する4枚の撮像画像を利用者に選択させるキープ画像選択処理(後述)を実行する(ステップp12)。
【0176】
制御装置110は、スピーカ123での音声通知とスクリーン116pへの画像投写によって、編集空間106で落書き編集が行える旨を案内して利用者に移動を促す(ステップp13)。
【0177】
制御装置110は、利用者による落書き編集を許容する編集処理を実行する(ステップp14)。この編集処理では、ペンによるフリーハンドの落書き、予め用意した背景パターンや絵柄を配置する落書き、前述したクロマキー合成等の落書きが可能であり、利用者は様々な編集画像を作成することができる。
【0178】
編集処理が終了すると、均等8分割や大サイズ2つ+小サイズ4つ等の分割パターン(編集画像の配置パターン)を利用者に選択させる(ステップp15)。
制御装置110は、編集用タッチモニタ113fにメールアドレス入力案内画面を表示し、メールアドレスを入力すればそのメールアドレスに編集画像を送信できる旨を利用者に通知し、メールアドレスの入力を許容する(ステップp16)。なお、メールアドレスが入力された場合は、PHSユニット111を介して編集画像データを添付したメールを前記メールアドレスに送信する。
【0179】
制御装置110は、筐体102の横側から写真シールシート131oを排出する旨を編集用タッチモニタ113fに表示して案内し(ステップp17)、シール紙131mに編集画像をプリンタ120で印刷した写真シールシート131oを、写真シール排出口120lから排出する(ステップp18)。
【0180】
以上のようにして全体の処理を実行するが、前記キープ画像選択処理(ステップp12)については、図23と共に以下に説明する動作を実行する。
制御装置110は、8枚の撮像画像のうち最初に撮像した4枚を図24に示すようにスクリーン116pに表示し、落書き編集する画像を利用者に点灯式操作ボタン117(117a~17b)で選択させる(ステップq1)。なお、一度に表示する撮像画像を4枚に減少させることで、高解像度かつ大サイズで撮像画像を表示し、利用者が表情等の写り具合、及び撮像モードによる影のつき方等の照明効果を細部まで確認して選択できるようにしている。
【0181】
ここで、例えば点灯式操作ボタン117bが利用者に押下されたとすると、図24に示すように点灯式操作ボタン117bに対応する撮像画像133bを選択枠133kで囲んで表示し、選択していることを明示する。
【0182】
時間切れとなればステップq9に進み(ステップq2)、時間内であれば他の画像を見るボタン134dに対応する点灯式操作ボタン117dが押下されるか(ステップq3)、決定ボタン134hに対応する点灯式操作ボタン117hが押下されるか(ステップq4)を確認する。
【0183】
点灯式操作ボタン117d(他の画像を見るボタン134dに対応)が押下されていない場合で、点灯式操作ボタン117h(決定ボタン134hに対応)が押下されなかった場合はステップq2にリターンし、点灯式操作ボタン117hが押下された場合は、ステップq9に処理を進める。
【0184】
点灯式操作ボタン117d(他の画像を見るボタン134dに対応)が押下された場合は、ステップq1で表示していなかった残り4枚の撮像画像を表示し、利用者に編集画像(又は印刷する画像)として必要な画像を選択させる(ステップp5)。
【0185】
制御装置110は、前述のステップq2〜ステップq4と同様に、時間切れか否か(ステップq6)、次画面選択か(ステップq7)、選択終了か否か(ステップq8)を確認し、最終的に選択された4つの撮像画像をスクリーン116pに投影する。(ステップq9)
利用者によって選択OKが押下されるまでは、ステップq1にリターンしてキープ画像選択処理を繰り返し、利用者が撮像画像に満足して選択OKが押下されれば、キープ画像選択処理を終了する(ステップq10)。これにより、最終確認で選択間違いに気づいたときには、一旦取消して再度選択しなおすことができる。
【0186】
なお、図24に示すようにスクリーン116pの中央上部にはカウントダウン表示135に残時間(例えば60秒)を表示し、スクリーン116pの中央下部にはキープ枚数を示す表示部136を表示する。これにより、利用者は進行状態を容易に把握することができる。
また、利用者が撮像画像を4枚選択し終える前に制限時間となったときは、各撮像モードの1枚目を使用するように設定する。
【0187】
以上の動作により、利用者は様々な照明効果による撮像画像を取得することができ、図25の写真シールシート131oのイメージ図に示すように遊び心あふれる写真シールシート131oを取得することができる。
【0188】
なお、この第4の実施形態において、図23と共に説明したステップq1において、スクリーン116pへの撮像画像の投写で8枚の撮像画像をすべて表示し、点灯式操作ボタン117(117a〜117h)で選択された撮像画像を拡大表示するように設定しても良い。
【0189】
すなわち、図26の撮像画像選択画面イメージ図に示すように、点灯式操作ボタン117に対応させて撮像画像を一覧表示し、任意の点灯式操作ボタン117(例えば点灯式操作ボタン117f)が利用者に押下されると、図27の撮像画像選択画面イメージ図に示すように、対応する撮像画像を下方に拡大表示する。
【0190】
同じ点灯式操作ボタン117(すなわち点灯式操作ボタン117f)が再度押下された場合は、拡大表示した撮像画像を編集処理に使用する画像として選択し、他の押下ボタン(例えば点灯式操作ボタン117a)が押下された場合は、該点灯式操作ボタン117(すなわち点灯式操作ボタン117a)に対応する撮像画像を拡大表示する。
選択を外すときは、選択されている撮像画像に対応する点灯式操作ボタン117を2回押下することで、選択されていない状態とすることができる。
【0191】
このように設定した場合は、選択された撮像画像については、8枚の撮像画像を4枚ずつ表示する場合よりも高解像度で大きく表示することができ、より細部まで確認することができる。
【0192】
また、利用者の選択により使用する4枚の撮像画像は、各撮像モードで2枚ずつ撮像したうちの各一方を選択するようにして、撮像を行った4つの撮像モードが必ず入るように設定しても良いし、自由に選択可能にして、例えば「パールホワイト」を2枚、「ナチュラルホワイト」を1枚、「グラビア(左)」を1枚使用し、「ホラー」は撮像したが使用しないといった選択も可能なように設定しても良い。
【0193】
また、図19と共に説明した光度設定値は、他のパターンの撮像モードを追加する、あるいは、撮像モードの数を絞りこんで減少するようにしても良いし、0と表示したストロボ照明装置124は微弱に照明するように設定しても良い。
【0194】
また、写真シールシート131oには、どの撮像モードで撮像したか解るように撮像モードを文字表示するようにして、編集画像(又は編集していない撮像画像)の近傍に印刷しても良いし、前記文字表示を略語で表示しても良い。これにより、利用者はどの画像がどの撮像モードによるものか明確に認識でき、次回利用時の参考とすることができる。
【0195】
また、図22で説明したステップp18の印刷処理は、ステップp15の印刷分割パターン選択後に開始し、印刷中にステップp16のメールアドレス入力案内を行うように設定しても良い。
【0196】
また、点灯式操作ボタン117は、利用者が指でタッチしたときに信号を発信するタッチセンサ等の操作手段で構成しても良い。
【0197】
また、制御装置110で照明光度や発光色等の照明状態が制御される照明手段は、ストロボ照明装置、蛍光灯照明装置、白熱灯照明装置、又はこれらの組み合わせで構成することができ、無彩色(白色)又は有彩色の照明手段を使用することができる。
【0198】
また、前記照明手段は、カラーフィルム等の色変更手段で色合を変更可能に構成しても良い。
また、デジタルカメラ114とプロジェクタ116の回路構造は、図18に仮想線で示すように、制御装置110にデジタルカメラ114を接続し、該デジタルカメラ114に変換ボード128を介してプロジェクタ116を接続しても良い。
【0199】
この場合、デジタルカメラ114は、画像データを制御装置110と共に変換ボート128に送信する。該変換ボード128は、制御装置110からの制御信号に従って、前記画像データに対して左右反転や縦横変換など必要な変換処理を実行し、これをRGB信号としてプロジェクタ116に送信する。
この構造にすることで、制御装置110の負荷を軽減することができる。
【0200】
また、プロジェクタ116及びスクリーン116pは、タッチモニタやディスプレイ等の表示手段で構成しても良い。
【0201】
また、特殊カーテン218は白色に限らず青色や緑色等のクロマキー合成に適した他の色や、クロマキー合成に関係なく各面毎に様々な色や模様で構成しても良い。これにより、例えば赤色の特殊カーテン218を背景にしてホラー設定の撮像モードで撮像し、ホラーらしく赤みがかった撮像画像を得るなど、照明と背景による演出を行って撮像画像のバリエーションを豊富にすることができる。
【0202】
また、特殊カーテン218は、撮像空間104と隠蔽空間105の間に1枚のカーテンを備えて形成しても良いし、撮像空間104の正面側に1枚のカーテンで形成した特殊カーテン218を備えてその正面側には隠蔽空間105を設けず、該隠蔽空間105に替えて例えば通路等を利用するように構成しても良い。
【0203】
また、以上に説明した第4の実施形態と、前述した第1、第2及び第3の実施形態において、いずれか一方でのみ説明した構成、構造、機能、及び動作の一部又は全部を、他方に適用しても良い。これにより、様々なバリエーションの写真シール自動販売機1,101を完成させることができ、施設や利用者の要望を最大限に反映した写真シール自動販売機1,101を提供することができる。
【0204】
この発明の写真シール自動販売装置は、実施形態の写真シール自動販売機101に対応し、
以下同様に、
撮像手段は、デジタルカメラ114に対応し、
収像点は、カメラ穴114aに対応し、
面発光照明手段は、照明ボックス115に対応し、
出力手段は、プリンタ120に対応し、
画像投写手段は、プロジェクタ116に対応し、
表示手段は、プロジェクタ116及びスクリーン116pに対応し、
写像部材は、スクリーン116pに対応し、
選択入力手段は、点灯式操作ボタン117に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における写真シール自動販売機の外観を示す斜視図。
【図2】同写真シール自動販売機の正面照明ボックスの内部を示す斜視図。
【図3】同写真シール自動販売機の筐体内部を示す部分拡大図(一部断面図)。
【図4】同写真シール自動販売機の筐体の外観を示す背面図。
【図5】同写真シール自動販売機の制御回路を示すブロック図。
【図6】同写真シール自動販売機の動作を示す処理フロー図。
【図7】同写真シール自動販売機の動作を説明する動作説明図。
【図8】同写真シール自動販売機の動作を説明する動作説明図。
【図9】同写真シール自動販売機の動作を説明する動作説明図。
【図10】第2の実施形態における筐体の外観を示す斜視図。
【図11】第2の実施形態における写真シール自動販売機の右側面図。
【図12】第3の実施形態における筐体の外観を示す斜視図。
【図13】第4の実施形態における写真シール自動販売機の外観を示す斜視図。
【図14】同写真シール自動販売機の筐体の外観を示す斜視図(一部断面図)。
【図15】同筐体の外観を示す背面図。
【図16】同筐体の側面を示す説明図。
【図17】同筐体の内部を示す部分拡大図(一部断面図)。
【図18】同写真シール自動販売機の制御回路を示すブロック図。
【図19】同写真シール自動販売機の光度設定値説明図。
【図20】同写真シール自動販売機の照明効果説明図。
【図21】同写真シール自動販売機のプレビュー画面イメージ図。
【図22】同写真シール自動販売機の制御装置の動作を示す処理フロー図。
【図23】同制御装置の撮像キープ画像選択処理での動作を示す処理フロー図。
【図24】同写真シール自動販売機の撮像画像選択画面イメージ図。
【図25】同写真シール自動販売機の写真シールシートのイメージ図。
【図26】同写真シール自動販売機の撮像画像選択画面イメージ図。
【図27】同写真シール自動販売機の撮像画像選択画面イメージ図。
【符号の説明】
1…写真シール自動販売機
8…シール紙ユニット
8a…IDタグ
8b…シール紙
8c…写真シールシート
11…デジタルカメラ
11a…カメラ穴
13…ストロボ照明装置
19…IDタグリーダ/ライタ
20…プリンタ
31…プロジェクタ
41…白色板
101…写真シール自動販売機
110…制御装置
114…デジタルカメラ
114a…カメラ穴
116…プロジェクタ
116p…スクリーン
120…プリンタ
121…IDタグリーダ/ライタ
124…ストロボ照明装置
131…シール紙ユニット
131m…シール紙
131n…IDタグ
131o…写真シールシート
Claims (10)
- 面発光照明手段で撮像空間内の1以上の被写体を照明し撮像手段で複数回撮像して複数の撮像画像を作成する撮像処理を許容し、
編集対象の画像に対して編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、
所定の画像を出力手段で出力する写真シール自動販売方法であって、
前記被写体をほぼ等身大で動画表示可能な表示手段で所定の画像を表示して前記撮像処理を許容し、
該表示手段に前記複数の撮像画像をそれぞれ静止表示して、
表示された前記複数の撮像画像に対応して該表示手段の隣接位置に複数配置された選択入力手段により、該複数の撮影画像から編集対象とする画像の選択処理を許容する
写真シール自動販売方法。 - 前記選択入力手段を前記表示手段の周囲に備えた前記面発光照明手段の発光面に配置して選択処理を許容する
請求項1記載の写真シール自動販売方法。 - 前記表示手段を、画像を投写する画像投写手段と投写された画像を写像する写像部材とで構成する
請求項1又は2記載の写真シール自動販売方法。 - 前記写像部材の写像範囲内に前記撮像手段の収像点を備えて撮像する
請求項3記載の写真シール自動販売方法。 - 前記表示手段は前記選択処理で、前記選択入力手段による第1選択により対応する前記撮像画像を拡大表示すると共に、
同一選択入力手段による第2選択により編集対象として選択決定する
請求項1、2、3又は4記載の写真シール自動販売方法。 - 面発光照明手段で撮像空間内の1以上の被写体を照明し撮像手段で複数回撮像して複数の撮像画像を作成する撮像処理を許容し、
該複数の撮影画像から編集対象とする画像の選択入力手段による選択処理を許容し、
該編集対象の画像に対して編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、
所定の画像を出力手段で出力する写真シール自動販売装置であって、
前記撮像処理で前記被写体をほぼ等身大で動画表示可能な表示手段を備え、
前記選択入力手段を該表示手段の隣接位置に複数配置し、
前記表示手段は前記選択処理で、該表示手段の一部で且つ前記選択入力手段の隣接位置に前記複数の撮像画像をそれぞれ静止表示することを特徴とする
写真シール自動販売装置。 - 前記選択入力手段を前記表示手段の周囲に備えた前記面発光照明手段の発光面に配置した
請求項6記載の写真シール自動販売装置。 - 前記表示手段を、画像を投写する画像投写手段と、投写された画像を写像する写像部材とで構成した
請求項6又は7記載の写真シール自動販売装置。 - 前記写像部材の写像範囲内に前記撮像手段の収像点を備えた
請求項8記載の写真シール自動販売装置。 - 前記表示手段は前記選択処理で、前記選択入力手段による第1選択により対応する前記撮像画像を拡大表示すると共に、
同一選択入力手段による第2選択により編集対象として選択決定する
請求項6、7、8又は9記載の写真シール自動販売装置。
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