JPH11222431A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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Publication number
JPH11222431A
JPH11222431A JP4307898A JP4307898A JPH11222431A JP H11222431 A JPH11222431 A JP H11222431A JP 4307898 A JP4307898 A JP 4307898A JP 4307898 A JP4307898 A JP 4307898A JP H11222431 A JPH11222431 A JP H11222431A
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JP
Japan
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group
lower alkyl
alkyl group
same
compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP4307898A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoki Mori
豊樹 森
Michiaki Tominaga
道明 富永
Fujio Tafusa
不二男 田房
Kazuyoshi Ei
和良 詠
Kaoru Abe
薫 阿部
Kenji Nakaya
賢治 中矢
Isao Takemura
勲 竹村
Yuichi Shinohara
友一 篠原
Yoshihisa Tanada
喜久 棚田
Takahito Yamauchi
孝仁 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP4307898A priority Critical patent/JPH11222431A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プロティンキナーゼC阻害剤等と
して有用な医薬組成物を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の医薬組成物は、一般式 【化1】 〔式中R1及びR2は、同一又は異なって、水素原子又は
低級アルキル基を示す。R1及びR2はこれらが結合して
基−(CH2n−(nは4又は5を示す。)又はベンゼ
ン環を形成してもよい。R3は基 【化2】 等を示す。ここでpは0又は1を、R11bは水素原子等
を、R11aは水酸基等を各々示す。R4は水素原子又は低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示す。Tは低級
アルキレン基を示す。uは0又は1を示す。〕で表され
るチアゾール誘導体及びその塩から選ばれた少なくとも
1種を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な医薬組成物
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プロティン
キナーゼC阻害剤等として有効に使用される医薬組成物
を提供することを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の医薬組成物に配
合されるチアゾール誘導体は、文献未記載の新規化合物
であって、下記一般式(1)で表される。
【0004】
【化7】
【0005】〔式中R1及びR2は、同一又は異なって、
水素原子又は低級アルキル基を示す。R1及びR2はこれ
らが結合して基−(CH2n−(nは4又は5を示
す。)又はベンゼン環を形成してもよい。該ベンゼン環
には、置換基として、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ニトロ基、置換基として低級アルキル基を有するこ
とのあるアミノ基及びハロゲン原子なる群より選ばれる
基が置換していてもよい。
【0006】R3は基
【0007】
【化8】
【0008】又は基
【0009】
【化9】
【0010】を示す。ここでpは0又は1を示す。R
11bは水素原子又は低級アルキル基を示す。R11aは水酸
基、低級アルコキシ基或いは窒素原子、酸素原子又は硫
黄原子を1〜4個有する5〜10員環の単環又は二項環
の飽和又は不飽和の複素環残基を示す。該複素環には、
置換基として、(ア)低級アルキル基、(イ)基−
(B)l−NR1213(lは0又は1を示す。Bは基−
CO−A−(Aは低級アルキレン基を示す)、カルボニ
ル基又は低級アルキレン基を示す。R12及びR13は、同
一又は異なって水素原子、低級アルキル基、置換基とし
て低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級ア
ルキル基を示す。R12及びR13は、これらが結合する窒
素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介す
ることなく5〜12員環の飽和の単環、二項環又はスピ
ロ環の複素環を形成してもよい。該複素環には、置換基
として低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、
低級アルコキシ基置換低級アルキル基、置換基として低
級アルキル基を有することのあるアミノ基及び水酸基置
換低級アルキル基なる群より選ばれる基を有していても
よい。)、(ウ)低級アルコキシカルボニル基、(エ)
水酸基置換低級アルキル基、(オ)ピリジン環上に置換
基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル
基を有することのあるピリジル基、(カ)ハロゲン置換
低級アルキル基、(キ)低級アルコキシ基、(ク)シク
ロアルキル基、(ケ)水酸基、(コ)テトラヒドロピラ
ニルオキシ基置換低級アルキル基、(サ)ピリミジル
基、(シ)低級アルコキシ置換低級アルキル基、(ス)
カルボキシ基、(セ)フェニル低級アルコキシ基、
(ソ)フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオ
キシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基、
(タ)低級アルカノイルオキシ基、(チ)ピペリジン環
上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピ
ペリジニル基なる群より選ばれる基を1〜3個有してい
てもよい。Aは前記に同じ。Zは酸素原子又は硫黄原子
を示す。sは0又は1を示す。mは1又は2を示す。R
5は同一又は異なって、(a)水素原子、(b)置換基
として水酸基を有することのあるアルキル基、(c)ハ
ロゲン原子、(d)基−(O)t−A−(CO)l−NR
78(式中tは0又は1を示す。A及びlは前記に同
じ。R7及びR8は同一又は異なって、水素原子又は低級
アルキル基を示す。或いはR7及びR8は、これらが結合
する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又
は介することなく5〜7員環の飽和複素環を形成しても
よい。該複素環には、置換基として基−(A)l−NR9
10(A及びlは前記に同じ。R9及びR10は同一又は
異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す。或いは
9及びR10は、これらが結合する窒素原子と共に窒素
原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5〜7
員環の飽和の複素環(この複素環には、置換基として低
級アルキル基が置換していてもよい。)を形成してもよ
い)、置換基として水酸基を有することのある低級アル
キル基、水酸基及び低級アルカノイル基なる群より選ば
れる基を有していてもよい)、(e)低級アルコキシカ
ルボニル低級アルキル基、(f)低級アルカノイルオキ
シ低級アルキル基、(g)置換基としてハロゲン原子を
有することのある低級アルコキシ基、(h)ハロゲン置
換低級アルキル基、(i)カルボキシ置換低級アルキル
基、(j)低級アルコキシカルボニル基、(k)低級ア
ルケニルオキシ基、(l)フェニル低級アルコキシ基、
(m)シクロアルキルオキシ基、(n)フェニル基、
(o)フェニルオキシ基、(p)水酸基、(q)低級ア
ルキルチオ基、(r)低級アルケニル基又は(s)置換
基として低級アルキル基を有することのあるアミノ基を
示す。R6は(1)基−CO−CH=CR11b−(CO)p
11a又は(2)基−CO−C≡C−COR14を示す。ここ
でp、R11a及びR11bは前記に同じ。R14は水酸基又は
低級アルコキシ基を示す。mがlを示す場合、AとR5
とが互いに結合して、基
【0011】
【化10】
【0012】(R6は前記に同じ。rは0、1又は2を
示す。)を形成してもよい。またmが2を示す場合、二
つの基R5が結合して、低級アルキレンジオキシ基、低
級アルキレン基又は基−(CH22CONH−を形成し
てもよい。またR5とR6とが互いに結合して基
【0013】
【化11】
【0014】(R28a及びR28bは水素原子又はカルボキ
シル基を示す。但しR28a及びR28bが同時にカルボキシ
ル基を示すことはない。Wは
【0015】
【化12】
【0016】を示す。R29aは水素原子又は低級アルキ
ル基を示す。R29bは低級アルキル基を示す。Xはハロ
ゲン原子を示す。)を形成してもよい。
【0017】R4は水素原子又は低級アルカノイルオキ
シ低級アルキル基を示す。
【0018】Tは低級アルキレン基を示す。
【0019】uは0又は1を示す。〕 (1) 上記一般式(1)の中でも、uが0、R1及び
2が同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基、
3が基
【0020】
【化13】
【0021】(R11b、p及びR11aは前記に同じ)であ
るチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0022】(2) 上記一般式(1)の中でも、uが
0、R1及びR2が同一又は異なって水素原子又は低級ア
ルキル基、R3が基
【0023】
【化14】
【0024】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
0である)であるチアゾール誘導体又はその塩が好まし
い。
【0025】(3) 上記一般式(1)の中でも、uが
0、R1及びR2が同一又は異なって水素原子又は低級ア
ルキル基、R3が基
【0026】
【化15】
【0027】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
1、Zは酸素原子である)であるチアゾール誘導体又は
その塩が好ましい。
【0028】(4) 上記一般式(1)の中でも、uが
0、R1及びR2が同一又は異なって水素原子又は低級ア
ルキル基、R3が基
【0029】
【化16】
【0030】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
1、Zは硫黄原子である)であるチアゾール誘導体又は
その塩が好ましい。
【0031】(5) 上記一般式(1)の中でも、uが
0、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは4)
を示し、R3が基
【0032】
【化17】
【0033】(R11b、p及びR11aは前記に同じ)であ
るチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0034】(6) 上記一般式(1)の中でも、uが
0、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは4)
を示し、R3が基
【0035】
【化18】
【0036】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
0である)であるチアゾール誘導体又はその塩が好まし
い。
【0037】(7) 上記一般式(1)の中でも、uが
0、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは4)
を示し、R3が基
【0038】
【化19】
【0039】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
1、Zは酸素原子である)であるチアゾール誘導体又は
その塩が好ましい。
【0040】(8) 上記一般式(1)の中でも、uが
0、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは4)
を示し、R3が基
【0041】
【化20】
【0042】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
1、Zは硫黄原子である)であるチアゾール誘導体又は
その塩が好ましい。
【0043】(9) 上記一般式(1)の中でも、uが
0、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは5)
を示し、R3が基
【0044】
【化21】
【0045】(R11b、p及びR11aは前記に同じ)であ
るチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0046】(10) 上記一般式(1)の中でも、u
が0、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは
5)を示し、R3が基
【0047】
【化22】
【0048】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
0である)であるチアゾール誘導体又はその塩が好まし
い。
【0049】(11) 上記一般式(1)の中でも、u
が0、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは
5)を示し、R3が基
【0050】
【化23】
【0051】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
1、Zは酸素原子である)であるチアゾール誘導体又は
その塩が好ましい。
【0052】(12) 上記一般式(1)の中でも、u
が0、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは
5)を示し、R3が基
【0053】
【化24】
【0054】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
1、Zは硫黄原子である)であるチアゾール誘導体又は
その塩が好ましい。
【0055】(13) 上記一般式(1)の中でも、u
が0、R1及びR2が結合してベンゼン環(該ベンゼン環
には、置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ニトロ基、置換基として低級アルキル基を有するこ
とのあるアミノ基及びハロゲン原子なる群より選ばれる
基が置換していてもよい。)を形成し、R3が基
【0056】
【化25】
【0057】(R11b、p及びR11aは前記に同じ)であ
るチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0058】(14) 上記一般式(1)の中でも、u
が0、R1及びR2が結合してベンゼン環(該ベンゼン環
には、置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ニトロ基、置換基として低級アルキル基を有するこ
とのあるアミノ基及びハロゲン原子なる群より選ばれる
基が置換していてもよい。)を形成し、R3が基
【0059】
【化26】
【0060】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
0である)であるチアゾール誘導体又はその塩が好まし
い。
【0061】(15) 上記一般式(1)の中でも、u
が0、R1及びR2が結合してベンゼン環(該ベンゼン環
には、置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ニトロ基、置換基として低級アルキル基を有するこ
とのあるアミノ基及びハロゲン原子なる群より選ばれる
基が置換していてもよい。)を形成し、R3が基
【0062】
【化27】
【0063】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
1、Zは酸素原子である)であるチアゾール誘導体又は
その塩が好ましい。
【0064】(16) 上記一般式(1)の中でも、u
が0、R1及びR2が結合してベンゼン環(該ベンゼン環
には、置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ニトロ基、置換基として低級アルキル基を有するこ
とのあるアミノ基及びハロゲン原子なる群より選ばれる
基が置換していてもよい。)を形成し、R3が基
【0065】
【化28】
【0066】(A、R5、m及びR6は前記に同じ。sは
1、Zは硫黄原子である)であるチアゾール誘導体又は
その塩が好ましい。
【0067】(17) 上記一般式(1)の中でも、R
6が基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b及びpは前記に同じ。R11aは水酸基又は低級アルコ
キシ基を示す。)である上記(3)に記載のチアゾール
誘導体又はその塩が好ましい。
【0068】(18) 上記一般式(1)の中でも、R
6が基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11bは前記に同じ。pは1を示す。R11aは窒素原子、酸
素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜10員の単環
又は二項環の飽和又は不飽和の複素環残基(該複素環に
は、置換基として、前記置換基(ア)、(イ)、
(ウ)、(エ)、(オ)、(カ)、(キ)、(ク)、
(ケ)、(コ)、(サ)、(シ)、(ス)、(セ)、
(ソ)、(タ)及び(チ)からなる群より選ばれる基を
1〜3個有していてもよい。)を示す。)である上記
(3)に記載のチアゾール誘導体又はその塩が好まし
い。
【0069】(19) 上記一般式(1)の中でも、R
6が基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11bは前記に同じ。pは0を示す。R11aは窒素原子、酸
素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜10員の単環
又は二項環の飽和又は不飽和の複素環残基(該複素環に
は、置換基として、前記置換基(ア)、(イ)、
(ウ)、(エ)、(オ)、(カ)、(キ)、(ク)、
(ケ)、(コ)、(サ)、(シ)、(ス)、(セ)、
(ソ)、(タ)及び(チ)からなる群より選ばれる基を
1〜3個有していてもよい。)を示す。)である上記
(3)に記載のチアゾール誘導体又はその塩が好まし
い。
【0070】(20) 上記一般式(1)の中でも、R
6が基−CO−C≡C−COR14(R14は前記に同
じ。)である上記(3)に記載のチアゾール誘導体又は
その塩が好ましい。
【0071】(21) 上記一般式(1)の中でも、R
6が基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b及びpは前記に同じ。R11aは水酸基又は低級アルコ
キシ基を示す。)である上記(15)に記載のチアゾー
ル誘導体又はその塩が好ましい。
【0072】(22) 上記一般式(1)の中でも、R
6が基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11bは前記に同じ。pは1を示す。R11aは窒素原子、酸
素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜10員の単環
又は二項環の飽和又は不飽和の複素環残基(該複素環に
は、置換基として、前記置換基(ア)、(イ)、
(ウ)、(エ)、(オ)、(カ)、(キ)、(ク)、
(ケ)、(コ)、(サ)、(シ)、(ス)、(セ)、
(ソ)、(タ)及び(チ)からなる群より選ばれる基を
1〜3個有していてもよい。)を示す。)である上記
(15)に記載のチアゾール誘導体又はその塩が好まし
い。
【0073】(23) 上記一般式(1)の中でも、R
6が基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11bは前記に同じ。pは0を示す。R11aは窒素原子、酸
素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜10員の単環
又は二項環の飽和又は不飽和の複素環残基(該複素環に
は、置換基として、前記置換基(ア)、(イ)、
(ウ)、(エ)、(オ)、(カ)、(キ)、(ク)、
(ケ)、(コ)、(サ)、(シ)、(ス)、(セ)、
(ソ)、(タ)及び(チ)からなる群より選ばれる基を
1〜3個有していてもよい。)を示す。)である上記
(15)に記載のチアゾール誘導体又はその塩が好まし
い。
【0074】(24) 上記一般式(1)の中でも、R
6が基−CO−C≡C−COR14(R14は前記に同
じ。)である上記(15)に記載のチアゾール誘導体又
はその塩が好ましい。
【0075】(25) 上記一般式(1)の中でも、u
が1、R3が基
【0076】
【化29】
【0077】(R11b、p及びR11aは前記に同じ)であ
るチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0078】(26) 上記一般式(1)の中でも、u
が1、R1及びR2が同一又は異なって、水素原子又は低
級アルキル基、R3が基
【0079】
【化30】
【0080】(A、Z、s、R5、m及びR6は前記に同
じ)であるチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0081】(27) 上記一般式(1)の中でも、u
が1、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは
4)を示し、R3が基
【0082】
【化31】
【0083】(A、Z、s、R5、m及びR6は前記に同
じ)であるチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0084】(28) 上記一般式(1)の中でも、u
が1、R1及びR2が結合して基−(CH2n−(nは
5)を示し、R3が基
【0085】
【化32】
【0086】(A、Z、s、R5、m及びR6は前記に同
じ)であるチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0087】(29) 上記一般式(1)の中でも、u
が1、R1及びR2が結合してベンゼン環(該ベンゼン環
には、置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ニトロ基、置換基として低級アルキル基を有するこ
とのあるアミノ基及びハロゲン原子なる群より選ばれる
基が置換していてもよい。)を形成し、R3が基
【0088】
【化33】
【0089】(A、Z、s、R5、m及びR6は前記に同
じ)であるチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0090】(30) 上記一般式(1)の中でも、R
11aで示される複素環残基が、ピロリジニル、ピペリジ
ニル、ピペラジニル、モルホリノ、1−アザシクロオク
チル、ホモピペラジニル、ホモモルホリノ、1,4−ジ
アザビシクロ〔4,3,0〕ノニル、1,4−ジアザビ
シクロ〔4,4,0〕デシル、ピリジル,1,2,5,
6−テトラヒドロピリジル、チエニル、1,2,4−ト
リアゾリル、1,2,3,4−テトラゾリル、1,3,
4−トリアゾリル、キノリル、1,4−ジヒドロキノリ
ル、ベンゾチアゾリル、ピラジル、ピリミジル、ピリダ
ジル、ピロリル、ピロリニル、カルボスチリル,1,3
−ジオキソラニル、チオモルホリノ,3,4−ジヒドロ
カルボスチリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ル、2,3,4,5−テトラヒドロフリル、インドリ
ル、イソインドリル、3H−インドリル、インドリニ
ル、インドリジニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリ
ル、ベンゾオキサゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリ
ジニル、イソキノリル、ナフチリジニル、キナゾリジニ
ル、キノキサリニル、シンノリニル、フタラジニル、ク
ロマニル、イソインドリニル、イソクロマニル、ピラゾ
リル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,3,4−チ
アジアゾリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリジニ
ル、ベンゾフリル、2,3−ジヒドロベンゾ〔b〕フリ
ル、ベンゾチエニル、テトラヒドロピラニル、4H−ク
ロメニル、1H−インダゾリル、イソインドリニル、2
−イミダゾリニル、2−ピロリニル、フリル、オキサゾ
リル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアゾリニル、
イソチアゾリル、ピラニル、ピラゾリジニル、2−ピラ
ゾリニル、キヌクリジニル、1,4−ベンゾオキサジニ
ル、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ニル、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジ
ニル、1,4−ベンゾチアジニル、1,2,3,4−テ
トラヒドロイソキノリル、1,2,3,4−テトラヒド
ロキノキサリニル、1,3−ジチア−2,4−ジヒドロ
ナフタレニル、1,4−ジチアナフタレニル、2,5−
ジヒドロフラノ〔3,4−c〕ピリジル、2,3,4,
5,6,7−ヘキサヒドロ−1H−アゼピニル、1,
2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロアゾシニ
ル、1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロオキセビニ
ル、1,3−ジオキソラニル、3,4,5,6−テトラ
ヒドロ−2H−ピラニル及び5,6−ジヒドロ−2H−
ピラニル基より選ばれる基である上記(1)、(2)、
(5)〜(14)、(16)〜(28)又は(29)に
記載のチアゾール誘導体又はその塩が好ましい。
【0091】(31) 上記一般式(1)の中でも、2
−{〔3−メトキシ−4−{3−〔4−(4−メチル−
1−ホモピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニ
ル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミ
ノ}ベンゾチアゾール、2−{〔2−イソプロピル−4
−{3−〔4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1
−ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノキ
シ〕メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−
{〔2−メトキシ−4−{3−〔2−(4−メチル−1
−ピペラジニル)メチル−4−モルホリニルカルボニ
ル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミ
ノ}ベンゾチアゾール、2−{〔2−エトキシ−4−
{3−〔4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノキシ〕
メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−
{〔3−メチル−4−{3−〔4−(4−メチル−1−
ホモピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニル〕ア
クリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミノ}ベ
ンゾチアゾール、2−{〔3−メトキシ−6−エチル−
4−{3−〔4−(4−メチル−1−ホモピペラジニ
ル)−1−ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル}フ
ェノキシ〕メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾー
ル、2−〔{3−メトキシ−6−エチル−4−〔3−
(4−メチル−1−ピペラジニル)アクリロイル}フェ
ノキシ〕メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、
2−〔{2−トリフルオロメチル−4−〔3−(4−ヒ
ドロキシ−1−ピペラジニル)アクリロイル}フェノキ
シ〕メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−
{〔2−フルオロ−4−{3−〔2−(4−メチル−1
−ピペラジニル)メチル−4−モルホリニルカルボニ
ル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミ
ノ}ベンゾチアゾール、2−{2−メトキシ−4−{3
−〔4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−ピペ
リジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチ
ルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−{〔2,
3−ジメチル−4−{3−〔4−(4−メチル−1−ホ
モピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニル〕アク
リロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミノ}ベン
ゾチアゾール、2−{〔3−メトキシ−4−{3−〔4
−(3,4−ジメチル−1−ピペラジニル)−1−ピペ
リジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチ
ルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−〔{3−
メトキシ−6−イソプロピル−4−〔3−(4−メチル
−1−ピペラジニル)カルボニル〕アクリロイル〕フェ
ノキシ}メチルカルボニルアミノ〕ベンゾチアゾール、
2−{〔2−メトキシ−4−{3−〔4−(4−メチル
−1−ホモピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニ
ル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミ
ノ}ベンゾチアゾール及び2−{〔2−n−ブチル−4
−{3−〔4−(4−メチル−1−ホモピペラジニル)
−1−ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノ
キシ〕メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾールから
なる群より選ばれるチアゾール誘導体又はその塩が好ま
しい。
【0092】上記一般式(1)で表されるチアゾール誘
導体又はその塩は、プロティンキナーゼC(PKC、C
2+/リン脂質依存性セリン/トレオニン蛋白質リン酸
化酵素)阻害作用を有しており、プロティンキナーゼC
阻害剤として有用である。
【0093】プロティンキナーゼCは、ホルモン、サイ
トカイン、神経伝達物質等の放出反応を始めとして、代
謝調節、細胞増殖、分化等の多彩な生体機能の調節に重
要な役割を果たしている。従って、プロティンキナーゼ
C阻害剤は、プロティンキナーゼCが関わるこれらの生
体反応が過剰に働くことにより引き起こされる各種疾患
の予防乃至治療剤として有用である。
【0094】より具体的には、本発明化合物を有効成分
とするプロティンキナーゼC阻害剤は、IL−2等のT
細胞由来のサイトカインやTNF−αを始めとした炎症
性サイトカイン産生を抑制することにより、慢性関節リ
ウマチ、全身性エリテマトーテス、多発性硬化症、乾癬
等の自己免疫疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、喘息、
アトピー性皮膚炎等のアレルギー性疾患等に対する予防
もしくは治療剤;臓器移植における拒絶反応、GVHD
反応等の予防もしくは治療剤;心臓、肝臓、腎臓、脳等
の臓器における虚血性疾患、急性膵炎、肺血症、火傷等
に起因する多臓器不全、ARDS等の予防もしくは治療
剤として有用である。
【0095】また、細胞増殖、ホルモン分泌、代謝調節
等、プロティンキナーゼCが関わるその他の生体反応か
ら引き起こされる、癌、糖尿病、アルツハイマー型痴
呆、動脈硬化、HIV感染、腎炎、血管炎等の予防もし
くは治療剤として有用である。
【0096】
【発明の実施の形態】上記一般式(1)に示される各基
はより具体的にはそれぞれ次の通りである。
【0097】低級アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素
数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を挙げることが
できる。
【0098】低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオ
キシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ
基を例示できる。
【0099】ハロゲン原子としては、例えば弗素原子、
塩素原子、臭素原子及び沃素原子が挙げられる。
【0100】低級アルカノイルオキシ基置換低級アルキ
ル基としては、例えばアセチルオキシメチル、2−プロ
ピオニルオキシエチル、1−ブチリルオキシエチル、3
−アセチルオキシプロピル、4−アセチルオキシブチ
ル、4−イソブチリルオキシブチル、5−ペンタノイル
オキシペンチル、6−アセチルオキシヘキシル、6−t
ert−ブチルカルボニルオキシヘキシル、1,1−ジ
メチル−2−ヘキサノイルオキシエチル、2−メチル−
3−アセチルオキシプロピル、ジアセチルオキシメチ
ル、1,3−ジアセチルオキシプロピル基等の炭素数2
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルオキシ基を1〜2
個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基
を挙げることができる。
【0101】置換基として水酸基を有することのあるア
ルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ヒド
ロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシ
エチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキ
シプロピル、4−ヒドロキシブチル、1,1−ジメチル
−2−ヒドロキシエチル、1,3−ジヒドロキシプロピ
ル、5,5,4−トリヒドロキシペンチル、5−ヒドロ
キシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル、1−ヒドロキ
シイソプロピル、2−メチル−3−ヒドロキシプロピ
ル、7−ヒドロキシヘプチル、8−ヒドロキシオクチル
基等の水酸基を1〜3個有することのある炭素数1〜8
の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
【0102】低級アルキレン基としては、例えばメチレ
ン、エチレン、トリメチレン、2−メチルトリメチレ
ン、2,2−ジメチルトリメチレン、1−メチルトリメ
チレン、メチルメチレン、エチルメチレン、テトラメチ
レン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基等の炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキレン基を例示できる。
【0103】R7及びR8又はR9及びR10が結合する窒
素原子と共に、窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介
することなく互いに結合して形成する5〜7員環の飽和
複素環基としては、例えばピロリジニル、ピペリジニ
ル、ピペラジニル、モルホリノ、ホモピペラジニル、ホ
モモルホリノ基等を例示できる。
【0104】置換基として水酸基を有することのある低
級アルキル基としては、例えば前記低級アルキル基に加
えて、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−
ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−
ジヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、1,1
−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、5,5,4−トリ
ヒドロキシペンチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒ
ドロキシヘキシル、1−ヒドロキシイソプロピル、2−
メチル−3−ヒドロキシプロピル基等の水酸基を1〜3
個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルキル基を例示できる。
【0105】低級アルカノイル基としては、例えばホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、ペンタノイル、tert−ブチルカルボニル、ヘキ
サノイル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカ
ノイル基が挙げられる。
【0106】基−(A)l−NR910(Aは低級アルキ
レン基、lは0又は1を示す。R9及びR10は、同一又
は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す。或い
はR9及びR10は、これらが結合する窒素原子と共に窒
素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5〜
7員環の飽和の複素環を形成してもよい。該複素環に
は、置換基として低級アルキル基が置換していてもよ
い。)、置換基として水酸基を有することのある低級ア
ルキル基、水酸基及び低級アルカノイル基なる群より選
ばれる基が置換した上記複素環基としては、例えば、4
−メチルピペラジニル、2−(4−メチル−1−ピペラ
ジニル)メチルモルホリノ、4−(4−メチル−1−ピ
ペラジニル)ピペリジニル、4−メチルホモピペラジニ
ル、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジニル、4−
モルホリノピペリジニル、2−〔(1−ピロリジニル)
メチル〕モルホリノ、4−ヒドロキシピペリジニル、4
−アセチルピペラジニル、4−ジメチルアミノピペリジ
ニル、4−(4−メチル−1−ホモピペラジニル)ピペ
リジニル、4−(4,5−ジメチル−1−ホモピペラジ
ニル)ピペリジニル、4−(3−メチル−4−エチル−
1−ピペラジニル)ピペリジニル、4−(3−メチル−
4−n−プロピル−1−ピペラジニル)ピペリジニル、
4−(3,4−ジメチル−1−ピペラジニル)ピペリジ
ニル、4−(4−イソプロピル−3−メチルピペラジニ
ル)ピペリジニル、4−(4−メチル−3−イソプロピ
ルピペラジニル)ピペリジニル、2−メチルピロリジニ
ル、3−エチルピロリジニル、2,3−ジメチルピロリ
ジニル、2,3,4−トリメチルピロリジニル、2−プ
ロピルモルホリノ、3−(1−ピロリジニル)ピロリジ
ニル、3−イソプロピルモルホリノ、2,3−ジメチル
モルホリノ、4−n−ブチルピペリジニル、3,4,5
−トリメチルピペリジニル、3−ペンチルピペリジニ
ル、4−メチルホモピペラジニル、4,5−ジメチルホ
モピペラジニル、4−ヘキシルホモピペラジニル、3−
メチル−4−エチルピペラジニル、3−メチル−4−n
−プロピル−1−ピペラジニル、3,4−ジメチルピペ
ラジニル、4−イソプロピル−3−メチルピペラジニ
ル、4−メチル−3−イソプロピルピペラジニル、4−
メチルホモモルホリノ、3−プロピオニルピロリジニ
ル、4−ブチリルピペリジニル、4−ペンタノイルピペ
ラジニル、3−ヘキサノイルモルホリノ、4−アセチル
ホモピペラジニル、3−ヒドロキシモルホリノ、4−ヒ
ドロキシホモピペラジニル、4−ヒドロキシピペラジニ
ル、3−ヒドロキシピロリジニル、3−ヒドロキシメチ
ルピロリジニル、3−(3−ヒドロキシプロピル)モル
ホリノ、2−ヒドロキシメチルホモモルホリノ、2−
(4−メチル−1−ピペラジニル)メチルホモモルホリ
ノ、4−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロピル)ピペ
ラジニル、4−エチルホモピペラジニル、3−(4−メ
チル−1−ホモピペラジニル)ピロリジニル、4−メチ
ル−3−(1−ピペリジニル)メチルピペラジニル、4
−メチル−3−(4−メチル−1−ホモピペラジニル)
メチルピペラジニル、4−メチル−3−(4−メチル−
1−ピペラジニル)メチルピペラジニル基等の基−
(A)l−NR910(Aは炭素数1〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルキレン基、lは0又は1を示す。R9及びR10
は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルキル基を示す。或いはR9及びR10
は、これらが結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは
酸素原子を介し又は介することなく5〜7員環の飽和の
複素環を形成してもよい。該複素環には、置換基として
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個
有していてもよい。)、置換基として水酸基を1〜3個
有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基、水酸基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルカノイル基なる群より選ばれる基を1〜3個有する前
記複素環を例示できる。
【0107】低級アルキル基が置換した前記複素環とし
ては、例えば4−メチルピペラジニル、3,4−ジメチ
ルピペラジニル、3−エチルピロリジニル、2−プロピ
ルピロリジニル、1−メチルピロリジニル、3,4,5
−トリメチルピペリジニル、4−ブチルピペリジニル、
3−ペンチルモルホリノ、4−エチルホモピペラジニ
ル、4−メチルホモピペラジニル、4−ヘキシルピペラ
ジニル、4−メチルホモピペラジニル、4,5−ジメチ
ルホモピペラジニル、3−メチル−4−エチルピペラジ
ニル、3−メチル−4−n−プロピルピペラジニル、4
−イソプロピル−3−メチルピペラジニル、4−メチル
−3−イソプロピルピペラジニル、4−メチルホモモル
ホリノ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル
基を1〜3個置換した上記複素環基を例示できる。
【0108】低級アルコキシカルボニル基置換低級アル
キル基としては、例えばメトキシカルボニルメチル、3
−メトキシカルボニルプロピル、エトキシカルボニルメ
チル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−エトキシ
カルボニルブチル、5−イソプロポキシカルボニルペン
チル、6−プロポキシカルボニルヘキシル、1,1−ジ
メチル−2−ブトキシカルボニルエチル、2−メチル−
3−tert−ブトキシカルボニルプロピル、2−ペン
チルオキシカルボニルエチル、ヘキシルオキシカルボニ
ルメチル基等のアルコキシカルボニル部分が炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基である炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニルア
ルキル基を挙げることができる。
【0109】低級アルカノイルオキシ置換低級アルキル
基としては、例えばアセチルオキシメチル、2−プロピ
オニルオキシエチル、1−ブチリルオキシエチル、3−
アセチルオキシプロピル、4−アセチルオキシブチル、
4−イソブチリルオキシブチル、5−ペンタノイルオキ
シペンチル、6−アセチルオキシヘキシル、6−ter
t−ブチルカルボニルオキシヘキシル、1,1−ジメチ
ル−2−ヘキサノイルオキシエチル、2−メチル−3−
アセチルオキシプロピル基等の炭素数2〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルカノイルオキシ基置換炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
【0110】置換基としてハロゲン原子を有することの
ある低級アルコキシ基としては、例えば、前記低級アル
コキシ基に加えて、トリフルオロメトキシ、トリクロロ
メトキシ、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、フルオロ
メトキシ、ヨードメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジブ
ロモメトキシ、2−クロロエトキシ、2,2,2−トリ
フルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、
3−クロロプロポキシ、2,3−ジクロロプロポキシ、
4,4,4−トリクロロブトキシ、4−フルオロブトキ
シ、5−クロロペンチルオキシ、3−クロロ−2−メチ
ルプロポキシ、6−ブロモヘキシルオキシ、5,6−ジ
クロロヘキシルオキシ基等のハロゲン原子を1〜3個有
することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコ
キシ基を例示できる。
【0111】ハロゲン置換低級アルキル基としては、例
えば、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロ
メチル、ブロモメチル、フルオロメチル、ヨードメチ
ル、ジフルオロメチル、ジブロモメチル、2−クロロエ
チル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−
トリクロロエチル、3−クロロプロピル、2,3−ジク
ロロプロピル、4,4,4−トリクロロブチル、4−フ
ルオロブチル、5−クロロペンチル、3−クロロ−2−
メチルプロピル、5−ブロモヘキシル、5,6−ジクロ
ロヘキシル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個
有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例
示できる。
【0112】カルボキシ置換低級アルキル基としては、
例えばカルボキシメチル、2−カルボキシエチル、1−
カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−カル
ボキシブチル、5−カルボキシペンチル、6−カルボキ
シヘキシル、1,1−ジメチル−2−カルボキシエチ
ル、2−メチル−3−カルボキシプロピル基等のアルキ
ル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基で
あるカルボキシアルキル基を挙げることができる。
【0113】低級アルコキシカルボニル基としては、例
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポ
キシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチル
オキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル基等の炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基
を挙げることができる。
【0114】置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノカルボニル置換低級アルコキシ基として
は、例えば、アミノカルボニルメトキシ、2−アミノカ
ルボニルエトキシ、1−アミノカルボニルエトキシ、3
−アミノカルボニルプロポキシ、4−アミノカルボニル
ブトキシ、5−アミノカルボニルペンチルオキシ、6−
アミノカルボニルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−
2−アミノカルボニルエトキシ、2−メチル−3−アミ
ノカルボニルプロポキシ、メチルアミノカルボニルメト
キシ、1−エチルアミノカルボニルエトキシ、2−プロ
ピルアミノカルボニルエトキシ、3−イソプロピルアミ
ノカルボニルプロポキシ、4−ブチルアミノカルボニル
ブトキシ、5−ペンチルアミノカルボニルペンチルオキ
シ、6−ヘキシルアミノカルボニルヘキシルオキシ、ジ
メチルアミノカルボニルメトキシ、2−ジエチルアミノ
カルボニルエトキシ、2−ジメチルアミノカルボニルエ
トキシ、(N−エチル−N−プロピルアミノ)カルボニ
ルメトキシ、2−(N−メチル−N−ヘキシルアミノ)
カルボニルエトキシ基等の置換基として炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあ
るアミノカルボニル基を有する炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルコキシ基を例示できる。
【0115】置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ置換低級アルキル基としては、アミノメチ
ル、2−アミノエチル、1−アミノエチル、3−アミノ
プロピル、4−アミノブチル、5−アミノペンチル、6
−アミノヘキシル、1,1−ジメチル−2−アミノエチ
ル、2−メチル−3−アミノプロピル、メチルアミノメ
チル、1−エチルアミノエチル、2−プロピルアミノエ
チル、3−イソプロピルアミノプロピル、4−ブチルア
ミノブチル、5−ペンチルアミノペンチル、6−ヘキシ
ルアミノヘキシル、ジメチルアミノメチル、(N−エチ
ル−N−プロピルアミノ)メチル、2−(N−メチル−
N−ヘキシルアミノ)エチル基等の置換基として炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有する
ことのあるアミノ基を有する炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基を例示できる。
【0116】R12及びR13が結合する窒素原子と共に、
窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互
いに結合して形成する5〜12員環の飽和の単環、二項
環又はスピロ環の複素環としては、例えばピロリジニ
ル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、ホモピ
ペラジニル、ホモモルホリノ、1,4−ジアザビシクロ
〔4,3,0〕ノニル、1,4−ジアザビシクロ〔4,
4,0〕デシル、1,4−ジアザスピロ〔5,5〕ウン
デシル基を例示できる。
【0117】低級アルコキシ基置換低級アルキル基とし
ては、例えば、メトキシメチル、3−メトキシプロピ
ル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、3−エトキ
シプロピル、4−エトキシブチル、5−イソプロポキシ
ペンチル、6−プロポキシヘキシル、1,1−ジメチル
−2−ブトキシエチル、2−メチル−3−tert−ブ
トキシプロピル、2−ペンチルオキシエチル、ヘキシル
オキシメチル基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルコキシ基を1〜3個有する炭素数1〜6
の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
【0118】置換基として低級アルキル基を有すること
のあるアミノ基としては、例えばアミノ、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミ
ノ、ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、ペンチル
アミノ、ヘキシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジペンチル
アミノ、ジヘキシルアミノ、N−メチル−N−エチルア
ミノ、N−エチル−N−プロピルアミノ、N−メチル−
N−ブチルアミノ、N−メチル−N−ヘキシルアミノ基
等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基を1〜2個有することのあるアミノ基を例示でき
る。
【0119】水酸基置換低級アルキル基としては、例え
ばヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒド
ロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒ
ドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、1,1−ジ
メチル−2−ヒドロキシエチル、5,5,4−トリヒド
ロキシペンチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロ
キシヘキシル、1−ヒドロキシイソプロピル、2−メチ
ル−3−ヒドロキシプロピル基等の水酸基を1〜3個有
することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキ
ル基を例示できる。
【0120】置換基として低級アルキル基、低級アルコ
キシ基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
基、置換基として低級アルキル基を有することのあるア
ミノ基及び水酸基置換低級アルキル基なる群より選ばれ
た基を有する上記複素環としては、例えば、4−メチル
ピペラジニル、3,4−ジメチルピペラジニル、4−エ
チルピペラジニル、4−メチルホモピペラジニル、4−
ジメチルアミノピペリジニル、4−tert−ブトキシ
カルボニルホモピペラジニル、4−n−ブチルホモピペ
ラジニル、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジニ
ル、3−メチルピペラジニル、4−(1,3−ジヒドロ
キシ−2−プロピル)ピペラジニル、4−(1,3−ジ
ヒドロキシ−2−プロピル)ホモピペラジニル、3,
4,5−トリメチルピペラジニル、4−イソプロピルピ
ペラジニル、3,3,4−トリメチルピペラジニル、
4,5−ジメチルホモピペラジニル、3−メチル−4−
エチルピペラジニル、3−メチル−4−n−プロピルピ
ペラジニル、3−n−プロピル−4−メチルピペラジニ
ル、3−メチル−4−イソプロピルピペラジニル、3−
エチル−4−メチルピペラジニル、3−メチル−4−
(2−メトキシエチル)ピペラジニル、3−メチル−4
−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジニル、3−イソプ
ロピル−4−メチルピペラジニル、4−メチル−1,4
−ジアザスピロ〔5,5〕ウンデシル、3−アミノ−
1,4−ジアザビシクロ〔4,4,0〕デシル、5−ヒ
ドロキシメチル−1,4−ジアザビシクロ〔4,3,
0〕ノニル、3−エトキシカルボニルホモモルホリノ、
3−ジエチルアミノモルホリノ、3−メトキシメチルピ
ロリジニル基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基、置換基として炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルコキシ基を1〜3個有する炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基、置換基として炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有
することのあるアミノ基、及び水酸基を1〜3個有する
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基なる群より
選ばれた基を1〜3個有する上記複素環を例示できる。
【0121】置換基としてハロゲン原子を有することの
ある低級アルキル基としては、例えば、前記低級アルキ
ル基及びハロゲン置換低級アルキル基を例示できる。
【0122】ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのある低級アルキル基を有することのある
ピリジル基としては、例えばピリジル、3−メチルピリ
ジル、4−エチルピリジル、2−プロピルピリジル、3
−ブチルピリジル、4−ペンチルピリジル、4−ヘキシ
ルピリジル、3,4−ジメチルピリジル、3,4,5−
トリメチルピリジル、3−トリフルオロメチルピリジ
ル、2−クロロメチルピリジル、4−(5−ブロモへキ
シル)ピリジル、3−ヨードメチルピリジル、4−
(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジル、4−
(5,6−ジクロロヘキシル)ピリジル基等のピリジン
環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有すること
のある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1
〜3個有することのあるピリジル基を例示できる。
【0123】シクロアルキル基としては、例えば、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル、シクロオクチル基等の炭素数
3〜8のシクロアルキル基を例示できる。
【0124】テトラヒドロピラニルオキシ置換低級アル
キル基としては、例えば(2−テトラヒドロピラニル)
オキシメチル、2−(3−テトラヒドロピラニル)オキ
シエチル、1−(4−テトラヒドロピラニル)オキシエ
チル、3−(2−テトラヒドロピラニル)オキシプロピ
ル、4−(3−テトラヒドロピラニル)オキシブチル、
5−(4−テトラヒドロピラニル)オキシペンチル、6
−(2−テトラヒドロピラニル)オキシヘキシル、1,
1−ジメチル−2−(3−テトラヒドロピラニル)オキ
シエチル、2−メチル−3−(4−テトラヒドロピラニ
ル)オキシプロピル基等のアルキル部分の炭素数が1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるテトラヒドロピ
ラニルオキシ置換アルキル基を挙げることができる。
【0125】フェニル低級アルキル基としては、例えば
ベンジル、2−フェニルエチル、1−フェニルエチル、
3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェ
ニルペンチル、6−フェニルヘキシル、1,1−ジメチ
ル−2−フェニルエチル、2−メチル−3−フェニルプ
ロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基を挙げるこ
とができる。
【0126】フェニル低級アルコキシ基としては、例え
ばベンジルオキシ、2−フェニルエトキシ、1−フェニ
ルエトキシ、3−フェニルプロポキシ、4−フェニルブ
トキシ、5−フェニルペンチルオキシ、6−フェニルヘ
キシルオキシ、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキ
シ、2−メチル−3−フェニルプロポキシ基等のアルコ
キシ部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキ
シ基であるフェニルアルコキシ基を例示できる。
【0127】低級アルカノイルオキシ基としては、例え
ばホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロピオニルオキ
シ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、ペンタノイ
ルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ、ヘキサ
ノイルオキシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状の
アルカノイルオキシ基を挙げることができる。
【0128】ピペリジン環上に置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるピペリジニル基としては、ピペ
リジニル、1−メチル−4−ピペリジニル、1−エチル
−3−ピペリジニル、1−エチル−2−ピペリジニル、
1−プロピル−4−ピペリジニル、1−ブチル−4−ピ
ペリジニル、1−ペンチル−4−ピペリジニル、1−ヘ
キシル−4−ピペリジニル、1−イソブチル−3−ピペ
リジニル、1−tert−ブチル−2−ピペリジニル基
等のピペリジン環上に置換基として炭素数が1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルキル基を有することのあるピペリジ
ニル基を挙げることができる。
【0129】フェニル環上に置換基として低級アルキレ
ンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル
基としては、前記フェニル低級アルキル基に加えて、
3,4−メチレンジオキシベンジル、2−(3,4−エ
チレンジオキシフェニル)エチル、1−(3,4−エチ
レンジオキシフェニル)エチル、3−(2,3−トリメ
チレンジオキシフェニル)プロピル、4−(3,4−テ
トラメチレンジオキシフェニル)ブチル、5−(3,4
−メチレンジオキシフェニル)ペンチル、6−(2,3
−トリメチレンジオキシフェニル)へキシル基等のフェ
ニル環上に置換基として炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖
状アルキレンジオキシ基を有することのあるアルキル部
分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である
フェニルアルキル基を挙げることができる。
【0130】低級アルキレンジオキシ基としては、メチ
レンジオキシ、エチレンジオキシ、トリメチレンジオキ
シ、テトラメチレンジオキシ基等の炭素数1〜4の直鎖
又は分枝鎖状のアルキレンジオキシ基が挙げられる。
【0131】窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜4
個有する5〜10員環の単環又は二項環の飽和又は不飽
和の複素環残基としては、例えばピロリジニル、ピペリ
ジニル、ピペラジニル、モルホリノ、1−アザシクロオ
クチル、ホモピペラジニル、ホモモルホリノ、1,4−
ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノニル、1,4−ジアザ
ビシクロ〔4,4,0〕デシル、ピリジル、1,2,
5,6−テトラヒドロピリジル、チエニル、1,2,4
−トリアゾリル、1,2,3,4−テトラゾリル、1,
3,4−トリアゾリル、キノリル、1,4−ジヒドロキ
ノリル、ベンゾチアゾリル、ピラジル、ピリミジル、ピ
リダジル、ピロリル、ピロリニル、カルボスチリル、
1,3−ジオキソラニル、チオモルホリノ、3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル、1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリル、2,3,4,5−テトラヒドロフリル、イン
ドリル、イソインドリル、3H−インドリル、インドリ
ニル、インドリジニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾ
リル、ベンゾオキサゾリル、イミダゾリニル、イミダゾ
リジニル、イソキノリル、ナフチリジニル、キナゾリジ
ニル、キノキサリニル、シンノリニル、フタラジニル、
クロマニル、イソインドリニル、イソクロマニル、ピラ
ゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,3,4−
チアジアゾリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリジ
ニル、ベンゾフリル、2,3−ジヒドロベンゾ〔b〕フ
リル、ベンゾチエニル、テトラヒドロピラニル、4H−
クロメニル、1H−インダゾリル、イソインドリニル、
2−イミダゾリニル、2−ピロリニル、フリル、オキサ
ゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアゾリニ
ル、イソチアゾリル、ピラニル、ピラゾリジニル、2−
ピラゾリニル、キヌクリジニル、1,4−ベンゾオキサ
ジニル、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジニル、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチ
アジニル、1,4−ベンゾチアジニル、1,2,3,4
−テトラヒドロイソキノリル、1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノキサリニル、1,3−ジチア−2,4−ジヒ
ドロナフタレニル、1,4−ジチアナフタレニル、2,
5−ジヒドロフラノ〔3,4−c〕ピリジル、2,3,
4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1H−アゼピニル、
1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロアゾシ
ニル、1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロオキセピ
ニル、1,3−ジオキソラニル、3,4,5,6−テト
ラヒドロ−2H−ピラニル、5,6−ジヒドロ−2H−
ピラニル基等を例示できる。
【0132】(ア)低級アルキル基、(イ)基−(B)
l−NR1213(lは前記に同じ。Bは基−CO−A−
(Aは前記に同じ。)、カルボニル基又は低級アルキレ
ン基を示す。R12及びR13は同一又は異なって水素原
子、低級アルキル基、置換基として低級アルキル基を有
することのあるアミノ置換低級アルキル基を示す。又は
結合する窒素原子と共に窒素原子もしくは酸素原子を介
し又は介することなく5〜12員環の飽和の単環、二項
環又はスピロ環の複素環を形成してもよい。該複素環に
は、置換基として低級アルキル基、低級アルコキシカル
ボニル基、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、置換
基として低級アルキル基を有することのあるアミノ基及
び水酸基置換低級アルキル基なる群より選ばれる基を有
していてもよい。)、(ウ)低級アルコキシカルボニル
基、(エ)水酸基置換低級アルキル基、(オ)ピリジン
環上に置換基としてハロゲン原子を有することのある低
級アルキル基を有することのあるピリジル基、(カ)ハ
ロゲン置換低級アルキル基、(キ)低級アルコキシ基、
(ク)シクロアルキル基、(ケ)水酸基、(コ)テトラ
ヒドロピラニルオキシ基置換低級アルキル基、(サ)ピ
リミジル基、(シ)低級アルコキシ置換低級アルキル
基、(ス)カルボキシ基、(セ)フェニル低級アルコキ
シ基、(ソ)フェニル環上に置換基として低級アルキレ
ンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル
基、(タ)低級アルカノイルオキシ基及び(チ)ピペリ
ジン環上に置換基として低級アルキル基を有することの
あるピペリジニル基なる群より選ばれる基を1〜3個有
する上記複素環としては、例えば4−メチルピペラジニ
ル、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)ピペリジニ
ル、2−(4−メチル−1−ピペラジニルメチル)モル
ホリノ、2−(4−メチル−1−ピペラジニルメチル)
ピロリジニル、3−(4−メチル−1−ピペラジニル)
ピロリジニル、1−エチル−1,2,3,4−テトラゾ
リル、1−tert−ブトキシカルボニルピペリジニ
ル、1−メチルピペリジニル、2,2−ジメチル−1,
3−ジオキソラニル、4−(3,4−ジメチル−1−ピ
ペラジニル)ピペリジニル、(4−エチル−1−ピペラ
ジニル)ピペリジニル、4−〔N−(2−ジエチルアミ
ノエチル)−N−メチルアミノ〕ピペリジニル、4−
(4−メチル−1−ホモピペラジニル)ピペリジニル、
2−(4−エチル−1−ピペラジニルメチル)モルホリ
ノ、4−ジメチルアミノピペリジニル、2−モルホリノ
メチルピロリジニル、4−(1−ピロリジニル)ピペリ
ジニル、4−イソペンチルピペラジニル、4−(2−ヒ
ドロキシエチル)ピペラジニル、2−(1−ピロリジニ
ルメチル)モルホリノ、4−モルホリノピペリジニル、
2−アミノメチルモルホリノ、1−ジメチルアミノメチ
ルカルボニルピペリジニル、1−メチルイミダゾリル、
4−(2−ピリジル)ピペラジニル、4−(3,4−メ
チレンジオキシベンジル)ピペラジニル、1−(4−ク
ロロブチル)−1,2,3,4−テトラゾリル、2−メ
トキシカルボニルピリジル、2−カルボキシピリジル、
4−イソプロピルピリジル、4−ヒドロキシピペリジニ
ル、2−メチル−3−ヒドロキシ−2,5−ジヒドロフ
ラン〔3,4−c〕ピリジル、1−シクロヘキシル−
1,2,3,4−テトラゾリル、3−(4−メチル−1
−ピペラジニル)ピロリジニル、1−〔(3−3,4,
5,6−テトラヒドロ−2H−ピラニル)メチル〕−
1,2,3,4−テトラゾリル、1−(3−クロロプロ
ピル)−1,2,3,4−テトラゾリル、2−カルバモ
イルピロリジニル、4−(3−トリフルオロメチル−2
−ピリジル)ピペラジニル、4−ベンジルピペリジニ
ル、4−n−ブチル−1,2,3,4−テトラゾリル、
4−カルバモイルピペリジニル、2−(4−メチル−1
−ピペラジニル)ホモモルホリノ、2−メチルモルホリ
ノ、2−メトキシメチルモルホリノ、2−クロロメチル
モルホリノ、2−ヒドロキシメチルモルホリノ、2−n
−ブトキシメチルモルホリノ、2−(4−メチル−1−
ホモピペラジニルメチル)モルホリノ、6,7−ジメト
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、2
−(4−メチル−1−ホモピペラジニルメチル)ホモモ
ルホリノ、2−クロロメチルホモモルホリノ、2−ヒド
ロキシメチルホモモルホリノ、4−ヒドロキシピペラジ
ニル、2−メトキシメチル−1,2,3,4,5,6−
ヘキサヒドロオキセピニル、4−(2−フェニルエトキ
シ)ピペリジニル、4−ベンジルオキシピペリジニル、
4−ヒドロキシ−3−メチルピペラジニル、4−メチル
ホモピペラジニル、4−アセチルオキシピペラジニル、
4−メトキシピペラジニル、4−(4−tert−ブト
キシカルボニル−1−ホモピペラジニル)ピペリジニ
ル、4−(4−n−ブチル−1−ホモピペラジニル)ピ
ペリジニル、4−(1−メチル−4−ピペリジニル)ホ
モピペラジニル、3−(4−メチル−1−ホモピペラジ
ニル)ピペリジニル、2−(4−ジメチルアミノ−1−
ピペリジニルメチル)モルホリノ、2−(4−メチル−
1−ピペラジニルメチル)ホモモルホリノ、2−〔4−
(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルメチル〕
モルホリノ、4−(3−メチル−1−ピペラジニル)ピ
ペリジニル、4−(4−エチル−1−ホモピペラジニ
ル)ピペリジニル、3−(4−メチル−1−ホモピペラ
ジニル)ピロリジニル、4−〔4−(1,3−ジヒドロ
キシ−2−プロピル)−1−ピペラジニル〕ピペリジニ
ル、4−〔4−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロピ
ル)−1−ホモピペラジニル〕ピペリジニル、4−メチ
ル−3−(1−ピペリジニルメチル)ピペラジニル、4
−メチル−3−(4−メチル−1−ピペラジニルメチ
ル)ピペラジニル、4−メチル−3−(4−メチル−1
−ホモピペラジニルメチル)ピペラジニル、3,4,5
−トリメトキシピペラジニル、4−イソプロピルピペラ
ジニル、4−(1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕
ノニル)ピペリジニル、(3,3,4−トリメチル−1
−ピペラジニル)ピペリジニル、4−(1,4−ジアザ
ビシクロ〔4,4,0〕デシル)ピペリジニル、4−
(3−メチル−4−エチル−1−ピペラジニル)ピペリ
ジニル、4−(3−メチル−4−プロピル−1−ピペラ
ジニル)ピペリジニル、4−(3−プロピル−4−メチ
ル−1−ピペラジニル)ピペリジニル、4−(3−メチ
ル−4−イソプロピル−1−ピペラジニル)ピペリジニ
ル、4−(3−エチル−4−メチル−1−ピペラジニ
ル)ピペリジニル、4−〔3−メチル−4−(2−メト
キシエチル)−1−ピペラジニル〕ピペリジニル、4−
〔3−メチル−4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピ
ペラジニル〕ピペリジニル、4−(4−メチル−1−
1,4−ジアザスピロ〔5,5〕ウンデシル)ピペリジ
ニル、4−(4−メチル−3−イソプロピル−1−ピペ
ラジニル)ピペリジニル、4−(2−ピリミジル)ピペ
ラジニル基等の(ア)炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基、(イ)基−(B)l−NR1213(lは前
記に同じ。Bは基−CO−A−(Aは前記に同じ。)、
カルボニル基又は炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基を示す。R12及びR13は同一又は異なって水素原
子、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、置換
基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を
1〜2個有することのあるアミノ基を有する炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を示す。或いはR12
びR13は、これらが結合する窒素原子と共に窒素原子も
しくは酸素原子を介し又は介することなく5〜12員環
の飽和の単環、二項環又はスピロ環の複素環を形成して
もよい。該複素環には置換基として炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルキル基、置換基として炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を1〜3個有する炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基、置換基とし
て炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2
個有することのあるアミノ基及び水酸基を1〜3個有す
る炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基なる群よ
り選ばれた基を1〜3個有していてもよい。)、(ウ)
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル
基、(エ)水酸基を1〜3個有する炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルキル基、(オ)ピリジン環上に置換基
としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有する
ことのあるピリジル基、(カ)ハロゲン原子を1〜3個
有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、
(キ)炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基、
(ク)炭素数3〜8のシクロアルキル基、(ケ)水酸
基、(コ)アルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基であるテトラヒドロピラニルオキシ置
換アルキル基、(サ)ピリミジル基、(シ)炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を1〜3個有する炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、(ス)カル
ボキシ基、(セ)アルコキシ部分の炭素数が1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるフェニルアルコキシ
基、(ソ)フェニル環上に置換基として炭素数1〜4の
直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基を有することの
あるアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルキル基であるフェニルアルキル基、(タ)炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルオキシ基及び(チ)
ピペリジン環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基を有することのあるピペリジニル基
なる群より選ばれる基を1〜3個有する上記複素環を例
示できる。
【0133】低級アルケニルオキシ基としては、例えば
ビニルオキシ、1−メチルビニルオキシ、2,2−ジメ
チルビニルオキシ、1,2−ジメチルビニルオキシ、1
−プロピルビニルオキシ、アリルオキシ、2−ブテニル
オキシ、3−ブテニルオキシ、1−エチルビニルオキ
シ、1−メチルアリルオキシ、1−ペンテニルオキシ、
2−ペンテニルオキシ、2−ヘキセニルオキシ、3−メ
チル−1−ブテニルオキシ、1−ブテニルオキシ基等の
炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルケニルオキシ基
を例示できる。
【0134】シクロアルキルオキシ基としては、例え
ば、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シク
ロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロヘプ
チルオキシ、シクロオクチルオキシ基等の炭素数3〜8
のシクロアルキルオキシ基を例示できる。
【0135】低級アルキルチオ基としては、例えばメチ
ルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチ
オ、ブチルチオ、イソブチルチオ、tert−ブチルチ
オ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ基等の炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状のアルキルチオ基を例示できる。
【0136】低級アルケニル基としては、例えばビニ
ル、1−メチルビニル、2,2−ジメチルビニル、1,
2−ジメチルビニル、1−プロペニルビニル、アリル、
2−ブテニル、3−ブテニル、1−エチルビニル、1−
メチルアリル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、2−
ヘキセニル、3−メチル−1−ブテニル、1−ブテニル
基等の炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルケニル基
を例示できる。
【0137】本発明の一般式(1)のチアゾール誘導体
には、下記の種々の態様の化合物が含まれる。
【0138】(1) R1及びR2が同一又は異なって水
素原子又は低級アルキル基を示し、R 3が基
【0139】
【化34】
【0140】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが0である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0141】(2) R1及びR2が同一又は異なって水
素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0142】
【化35】
【0143】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0144】(3) R1及びR2が同一又は異なって水
素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0145】
【化36】
【0146】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが1である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0147】(4) R1及びR2が同一又は異なって水
素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0148】
【化37】
【0149】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0150】(5) R1及びR2が結合して基−(CH
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0151】
【化38】
【0152】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を形成し、R4が水素原子を示
し、uが0である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0153】(6) R1及びR2が結合して基−(CH
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0154】
【化39】
【0155】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0156】(7) R1及びR2が結合して基−(CH
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0157】
【化40】
【0158】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが1である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0159】(8) R1及びR2が結合して基−(CH
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0160】
【化41】
【0161】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0162】(9) R1及びR2が結合して基−(CH
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0163】
【化42】
【0164】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが0である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0165】(10) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0166】
【化43】
【0167】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0168】(11) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0169】
【化44】
【0170】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが1である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0171】(12) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0172】
【化45】
【0173】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0174】(13) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0175】
【化46】
【0176】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが0である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0177】(14) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0178】
【化47】
【0179】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0180】(15) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0181】
【化48】
【0182】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが1である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0183】(16) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0184】
【化49】
【0185】(R11b、p及びR11aは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0186】(17) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0187】
【化50】
【0188】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が水素原子を示し、uが0である前
記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその
塩。
【0189】(18) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0190】
【化51】
【0191】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0192】(19) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0193】
【化52】
【0194】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が水素原子を示し、uが1である前
記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその
塩。
【0195】(20) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0196】
【化53】
【0197】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0198】(21) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0199】
【化54】
【0200】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が水素原子を示し、uが0である前
記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその
塩。
【0201】(22) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0202】
【化55】
【0203】(sが0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0204】(23) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0205】
【化56】
【0206】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が水素原子を示し、uが1である前
記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその
塩。
【0207】(24) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0208】
【化57】
【0209】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0210】(25) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0211】
【化58】
【0212】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が水素原子を示し、uが0である前
記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその
塩。
【0213】(26) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0214】
【化59】
【0215】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0216】(27) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0217】
【化60】
【0218】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が水素原子を示し、uが1である前
記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその
塩。
【0219】(28) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0220】
【化61】
【0221】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0222】(29) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0223】
【化62】
【0224】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が水素原子を示し、uが0である前
記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその
塩。
【0225】(30) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0226】
【化63】
【0227】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0228】(31) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0229】
【化64】
【0230】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が水素原子を示し、uが1である前
記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその
塩。
【0231】(32) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0232】
【化65】
【0233】(sは0を示す。R6は基−CO−CH=
CR11b−(CO)p−R11a(R11b、p及びR11aは前
記一般式(1)における定義に同じ。)を示す。R5
m、A及びZは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0234】(33) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0235】
【化66】
【0236】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が0である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0237】(34) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0238】
【化67】
【0239】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0240】(35) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0241】
【化68】
【0242】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が1である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0243】(36) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0244】
【化69】
【0245】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0246】(37) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0247】
【化70】
【0248】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が0である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0249】(38) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0250】
【化71】
【0251】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0252】(39) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0253】
【化72】
【0254】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が1である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0255】(40) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0256】
【化73】
【0257】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0258】(41) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0259】
【化74】
【0260】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が0である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0261】(42) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0262】
【化75】
【0263】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0264】(43) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0265】
【化76】
【0266】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が1である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0267】(44) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0268】
【化77】
【0269】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0270】(45) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0271】
【化78】
【0272】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が0である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0273】(46) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0274】
【化79】
【0275】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0276】(47) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0277】
【化80】
【0278】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が1である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0279】(48) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0280】
【化81】
【0281】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0282】(49) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0283】
【化82】
【0284】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が0である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0285】(50) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0286】
【化83】
【0287】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0288】(51) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0289】
【化84】
【0290】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が1である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0291】(52) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0292】
【化85】
【0293】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0294】(53) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0295】
【化86】
【0296】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が0である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0297】(54) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0298】
【化87】
【0299】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0300】(55) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0301】
【化88】
【0302】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が1である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0303】(56) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0304】
【化89】
【0305】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0306】(57) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0307】
【化90】
【0308】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が0である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0309】(58) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0310】
【化91】
【0311】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0312】(59) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0313】
【化92】
【0314】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が1である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0315】(60) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0316】
【化93】
【0317】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0318】(61) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0319】
【化94】
【0320】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が0である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0321】(62) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0322】
【化95】
【0323】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0324】(63) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0325】
【化96】
【0326】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示し、u
が1である前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導
体又はその塩。
【0327】(64) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0328】
【化97】
【0329】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11a(R
11b、p及びR11aは前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m及びAは前記一般式(1)にお
ける定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般式
(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0330】(65) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0331】
【化98】
【0332】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが0である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0333】(66) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0334】
【化99】
【0335】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0336】(67) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0337】
【化100】
【0338】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが1である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0339】(68) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0340】
【化101】
【0341】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0342】(69) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0343】
【化102】
【0344】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが0である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0345】(70) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0346】
【化103】
【0347】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0348】(71) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0349】
【化104】
【0350】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが1である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0351】(72) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0352】
【化105】
【0353】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0354】(73) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0355】
【化106】
【0356】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが0である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0357】(74) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0358】
【化107】
【0359】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0360】(75) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0361】
【化108】
【0362】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが1である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0363】(76) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0364】
【化109】
【0365】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0366】(77) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0367】
【化110】
【0368】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが0である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0369】(78) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0370】
【化111】
【0371】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが0である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0372】(79) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0373】
【化112】
【0374】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が水素原子を示
し、uが1である前記一般式(1)で表されるチアゾー
ル誘導体又はその塩。
【0375】(80) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0376】
【化113】
【0377】(sは0を示す。R6は基−CO−C≡C
OR14(R14は前記一般式(1)における定義に同
じ。)を示す。R5、m、A及びZは前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示し、R4が低級アルカノイ
ルオキシ低級アルキル基を示し、uが1である前記一般
式(1)で表されるチアゾール誘導体又はその塩。
【0378】(81) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0379】
【化114】
【0380】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0381】(82) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0382】
【化115】
【0383】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが0で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0384】(83) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0385】
【化116】
【0386】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0387】(84) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0388】
【化117】
【0389】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが1で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0390】(85) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0391】
【化118】
【0392】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0393】(86) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0394】
【化119】
【0395】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが0で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0396】(87) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0397】
【化120】
【0398】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0399】(88) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0400】
【化121】
【0401】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが1で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0402】(89) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0403】
【化122】
【0404】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0405】(90) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0406】
【化123】
【0407】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが0で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0408】(91) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0409】
【化124】
【0410】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0411】(92) R1及びR2が結合して基−(C
2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0412】
【化125】
【0413】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが1で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0414】(93) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0415】
【化126】
【0416】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0417】(94) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0418】
【化127】
【0419】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが0で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0420】(95) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0421】
【化128】
【0422】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0423】(96) R1及びR2が結合してベンゼン
環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子なる
群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成し、
3が基
【0424】
【化129】
【0425】(sは1を示す。Zは酸素原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが1で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0426】(97) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0427】
【化130】
【0428】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0429】(98) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0430】
【化131】
【0431】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが0で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0432】(99) R1及びR2が同一又は異なって
水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0433】
【化132】
【0434】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0435】(100) R1及びR2が同一又は異なっ
て水素原子又は低級アルキル基を示し、R3が基
【0436】
【化133】
【0437】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが1で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0438】(101) R1及びR2が結合して基−
(CH2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0439】
【化134】
【0440】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0441】(102) R1及びR2が結合して基−
(CH2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0442】
【化135】
【0443】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが0で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0444】(103) R1及びR2が結合して基−
(CH2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0445】
【化136】
【0446】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0447】(104) R1及びR2が結合して基−
(CH2n−(nは4を示す)を形成し、R3が基
【0448】
【化137】
【0449】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが1で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0450】(105) R1及びR2が結合して基−
(CH2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0451】
【化138】
【0452】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0453】(106) R1及びR2が結合して基−
(CH2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0454】
【化139】
【0455】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが0で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0456】(107) R1及びR2が結合して基−
(CH2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0457】
【化140】
【0458】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0459】(108) R1及びR2が結合して基−
(CH2n−(nは5を示す)を形成し、R3が基
【0460】
【化141】
【0461】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが1で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0462】(109) R1及びR2が結合してベンゼ
ン環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子
なる群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成
し、R3が基
【0463】
【化142】
【0464】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが0である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0465】(110) R1及びR2が結合してベンゼ
ン環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子
なる群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成
し、R3が基
【0466】
【化143】
【0467】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが0で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0468】(111) R1及びR2が結合してベンゼ
ン環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子
なる群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成
し、R3が基
【0469】
【化144】
【0470】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が水
素原子を示し、uが1である前記一般式(1)で表され
るチアゾール誘導体又はその塩。
【0471】(112) R1及びR2が結合してベンゼ
ン環(該ベンゼン環には、置換基として低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ニトロ基、置換基として低級ア
ルキル基を有することのあるアミノ基及びハロゲン原子
なる群より選ばれる基が置換していてもよい。)を形成
し、R3が基
【0472】
【化145】
【0473】(sは1を示す。Zは硫黄原子を示す。R
6は基−CO−C≡COR14(R14は前記一般式(1)
における定義に同じ。)を示す。R5、m及びAは前記
一般式(1)における定義に同じ。)を示し、R4が低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示し、uが1で
ある前記一般式(1)で表されるチアゾール誘導体又は
その塩。
【0474】本発明の化合物は、種々の方法により製造
することができる。
【0475】
【化146】
【0476】〔式中R1、R2、R4、R5、Z、m、s、
T、u及びAは、前記に同じ。R15は基−CH=C(R
11b)(COR16)(R11bは前記に同じ。R16は水酸基
又は低級アルコキシ基を示す。)又は基−C≡C−CO
14(R14は前記に同じ。)を示す。Xはハロゲン原子
を示す。〕 化合物(2)と化合物(3)又は(4)の反応は、一般
にフリーデル−クラフツ反応(Friedel−Cra
fts Reaction)と呼ばれ、適当な溶媒中ル
イス酸の存在下に行われることができる。ここで使用さ
れるルイス酸としては、一般にこの種のフリーデル−ク
ラフツ反応で用いられるルイス酸をいずれも使用可能で
あるが、例えば塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄、
塩化錫、三臭化ホウ素、三弗化ホウ素、濃硫酸等を例示
できる。使用される溶媒としては、例えば二硫化炭素、
ニトロベンゼン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素、テ
トラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ニトロエ
タン、ニトロメタン等の脂肪族ニトロ化合物又はこれら
の混合溶媒等を例示できる。化合物(3)又は(4)の
使用量としては、化合物(2)に対して、少なくとも等
モル、好ましくは等モル〜5倍モル量使用するのがよ
い。ルイス酸の使用量としては、化合物(2)に対し
て、通常1〜6倍モル量とするのがよい。該反応は、通
常0〜120℃、好ましくは0〜70℃程度で、0.5
〜24時間程度にて終了する。
【0477】R15が基−CH=C(R11b)(CO
16)を示し且つ該基中の二重結合がシス体を示す化合
物(1a)は、これをジメチルホルムアミド中で50〜
100℃付近に加熱することにより、対応するR15が基
−CH=C(R11b)(COR16)を示し且つ該基中の
二重結合がトランス体を示す化合物(1a)に容易に異
性化することができる。
【0478】R15が基−CH=C(R11b)(CO
16)又は基−C≡C−COR14を示し、且つR16又は
14が低級アルコキシ基を示す化合物(1a)は、後記
反応式−4における化合物(1d)を化合物(1e)に
導く反応と同様の条件下に処理することにより、対応す
るR16又はR14が水酸基を示す化合物(1a)に導くこ
とができる。
【0479】
【化147】
【0480】〔式中R1、R2、R4、R5、R11b、Z、
m、s、T、u及びAは、前記に同じ。R17は複素環中
基−N<を少なくとも1つ有する前記R11a中で定義し
た複素環残基を示す。〕 反応式−2で示される方法は、一般式(1b)のチアゾ
ール化合物と一般式(5)のアミンとを、通常のアミド
結合生成反応にて反応させる方法である。酸アミド結合
生成反応には公知のアミド結合生成反応の条件を容易に
適用できる。例えば(イ)混合酸無水物法、即ちカルボ
ン酸(1b)にアルキルハロ炭酸エステルを反応させて
混合酸無水物とし、これにアミン(5)を反応させる方
法、(ロ)活性エステル法、即ちカルボン酸(1b)を
p−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシコハク酸
イミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエ
ステル等の活性エステルとし、これにアミン(5)を反
応させる方法、(ハ)カルボジイミド法、即ちカルボン
酸(1b)にアミン(5)をジシクロヘキシルカルボジ
イミド、カルボニルジイミダゾール等の活性化剤の存在
下に縮合反応させる方法、(ニ)その他の方法、例えば
カルボン酸(1b)を無水酢酸等の脱水剤によりカルボ
ン酸無水物とし、これにアミン(5)を反応させる方
法、カルボン酸(1b)と低級アルコールとのエステル
にアミン(5)を高圧高温下に反応させる方法、カルボ
ン酸(1b)の酸ハロゲン化物、即ちカルボン酸ハライ
ドにアミン(5)を反応させる方法等を挙げることがで
きる。
【0481】上記混合酸無水物法(イ)において用いら
れる混合酸無水物は、通常のショッテン−バウマン反応
と同様の反応により得られ、これを通常単離することな
くアミン(5)と反応させることにより一般式(1)の
本発明化合物が製造される。上記ショッテン−バウマン
反応は塩基性化合物の存在下に行われる。用いられる塩
基性化合物としては、ショッテン−バウマン反応に慣用
の化合物、例えばトリエチルアミン、トリメチルアミ
ン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリ
ン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノネン−5
(DBN)、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウ
ンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ
〔2,2,2〕オクタン(DABCO)等の有機塩基、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸水素ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。該反応
は、通常−20〜100℃程度、好ましくは−20〜5
0℃程度において行われ、反応時間は5分〜10時間程
度、好ましくは5分〜2時間程度である。得られた混合
酸無水物とアミン(5)との反応は、通常−20〜15
0℃程度、好ましくは−20〜50℃程度において行わ
れ、反応時間は5分〜35時間程度、好ましくは5分〜
30時間程度である。混合酸無水物法は、一般に溶媒
中、塩基性化合物の存在下で行われる。用いられる塩基
性化合物としては、前記ショッテン−バウマン反応で用
いられる塩基性化合物をいずれも使用することができ
る。また溶媒としては混合酸無水物法に慣用の溶媒がい
ずれも使用可能であり、具体的にはクロロホルム、ジク
ロロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素
類、ベンゼン、p−クロロベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ン等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステ
ル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリル、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド、1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)等の非プ
ロトン性極性溶媒等又はこれらの混合溶媒等が挙げられ
る。混合酸無水物法において使用されるアルキルハロ炭
酸エステルとしては例えばクロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻
酸メチル、クロロ蟻酸エチル、ブロモ蟻酸エチル、クロ
ロ蟻酸イソブチル等が挙げられる。該法におけるカルボ
ン酸(1b)、アルキルハロ炭酸エステル及びアミン
(5)の使用割合は、通常等モルずつとするのがよい
が、カルボン酸(1b)に対してアルキルハロ炭酸エス
テル及びアミン(5)はそれぞれ1〜1.5倍モル量程
度の範囲内で使用することができる。
【0482】また前記その他の方法(ニ)の内、カルボ
ン酸ハライドにアミン(5)を反応させる方法を採用す
る場合、該反応は塩基性化合物の存在下に、適当な溶媒
中で行われる。用いられる塩基性化合物としては、公知
のものを広く使用でき、例えば上記ショッテン−バウマ
ン反応に用いられる塩基性化合物の他に、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム等を例示できる。また用いられる溶媒として
は、例えば上記混合酸無水物法に用いられる溶媒の他
に、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロソル
ブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、ピリジン、ア
セトン、水等を例示できる。アミン(5)とカルボン酸
ハライドとの使用割合としては、特に限定がなく広い範
囲内で適宜選択でき、通常後者に対して前者を少なくと
も等モル量程度、好ましくは等モル〜5倍モル量程度用
いるのがよい。該反応は通常−70〜180℃程度、好
ましくは−50〜150℃程度にて行われ、一般に5分
〜30時間程度で反応は完結する。
【0483】更に上記反応式−2に示すアミド結合生成
反応は、カルボン酸(1b)とアミン(5)とを、フェ
ニルホスフィン−2,2′−ジチオジピリジン、ジフェ
ニルホスフィニルクロリド、フェニル−N−フェニルホ
スホラミドクロリデート、ジエチルクロロホスフェー
ト、シアノリン酸ジエチル、ジフェニルリン酸アジド、
N,N’−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)
ホスフィニッククロリド等のリン化合物の縮合剤の存在
下に反応させる方法によっても実施できる。
【0484】該反応は、上記カルボン酸ハライドにアミ
ン(5)を反応させる方法で用いられる溶媒及び塩基性
化合物の存在下に、通常−20〜150℃程度、好まし
くは0〜100℃程度付近にて行われ、一般に5分〜3
0時間程度にて反応は終了する。縮合剤及びアミン
(5)の使用量はカルボン酸(1b)に対して夫々少な
くとも等モル量程度、好ましくは等モル〜2倍モル量程
度使用するのがよい。
【0485】
【化148】
【0486】〔式中R1、R2、R4、R5、Z、m、s、
T、u、R16及びAは前記に同じ。R18及びR19はそれ
ぞれ低級アルコキシ基を示す。R22は後記に同じ。〕 化合物(6)と化合物(7)との反応は、塩基性化合物
の存在下、適当な溶媒中で行われる。用いられる塩基性
化合物としては、金属ナトリウム、金属カリウム、水素
化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム等の無機塩基、ナトリウムメチラート、
ナトリウムエチラート、カリウムt−ブトキシド等の金
属アルコラート類、メチルリチウム、n−ブチルリチウ
ム、フェニルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド
等のアルキル及びアリールリチウム又はリチウムアミド
類、ピリジン、ピペリジン、キノリン、トリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン等の有機塩基等を例示で
きる。溶媒としては、反応に影響を与えないものであれ
ばいずれも使用できるが、例えば、水、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モノグライム、
ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキサン、ヘプタン、
シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ピリジン、N,
N−ジメチルアニリン等のアミン類、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミド類の非プロトン性極性溶媒、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水
素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール類の
アルコール類、N,N’−ジメチルプロピレンウレア
(DMPU)等のウレア類、1,3−ジメチル−3,
4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン
又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。化合物(7)
は、化合物(6)に対して少なくとも等モル量、好まし
くは等モル〜5倍モル量使用するのがよい。反応温度
は、通常−80〜150℃、好ましくは−80〜120
℃付近とするのがよく、一般に0.5〜15時間程度で
反応は終了する。
【0487】化合物(8)を化合物(10)に導く反応
は、適当な溶媒中、酸化剤の存在下に行われる。ここで
使用される酸化剤としては、2,3−ジクロロ−5,6
−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)等のベン
ゾキノン類、ピリジニウムクロロクロメイト、ピリジニ
ウムジクロロクロメイト等のピリジニウムクロム酸塩、
ジメチルスルホキシド−オキザリルクロリド、重クロム
酸、重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウム等の重
クロム酸塩、過マンガン酸、過マンガン酸カリウム、過
マンガン酸ナトリウム等の過マンガン酸塩、二酸化マン
ガン等を例示できる。使用される溶媒としては、例え
ば、水、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸、メ
タノール、エタノール等のアルコール類、クロロホル
ム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン等のエー
テル類、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド
又はこれらの混合溶媒を例示できる。酸化剤は、通常出
発原料に対して通常大過剰量使用するのがよい。反応
は、通常0〜200℃程度、好ましくは0〜150℃程
度にて、1〜10時間程度にて終了する。
【0488】化合物(9)と化合物(7)との反応は、
前記化合物(6)と化合物(7)との反応と同様の反応
条件下に行われる。
【0489】化合物(10)と化合物(12)との反応
は、前記化合物(6)と化合物(7)の反応と同様の反
応条件下に行われる。
【0490】化合物(10)と化合物(20)との反応
は、前記化合物(6)と化合物(7)の反応と同様の反
応条件下に行われる。
【0491】
【化149】
【0492】〔式中R1、R2、R4、R5、Z、m、s、
T、u及びAは前記に同じ、R20は低級アルコキシ基を
示す。Mはリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカ
リ金属を示す。R16aは低級アルコキシ基を示す。〕 化合物(6)と化合物(13)との反応は、適当な溶媒
中塩基性化合物の存在下、一般に−80℃〜室温付近に
て、5分〜6時間で行われる。ここで使用される溶媒と
しては、例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン等
の芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタン、ペンタン、
シクロヘキサン等の飽和炭化水素類、N,N’−ジメチ
ルプロピレンウレア(DMPU)等のウレア類等を例示
できる。ここで使用される塩基性化合物としては、上記
反応式−3における化合物(6)と化合物(7)との反
応で使用される塩基性化合物をいずれも使用することが
できる。化合物(13)の使用量は、化合物(6)に対
して通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モ
ル量とするのがよい。
【0493】化合物(11)を化合物(1d’)に導く
反応は、適当な溶媒中塩基性化合物の存在下に行われ
る。ここで使用される塩基性化合物としては、例えばト
リエチルアミン、トリメチルアミン、ジイソプロピルア
ミン、トリn−ブチルアミン、エチルアミン、ピリジ
ン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、4−ジ
メチルアミノピリジン、DBN、DBU、DABCO等
の有機塩基を例示できる。使用される溶媒としては、
水、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール
等のアルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド又はこれら
の混合溶媒等を例示できる。該反応は、通常室温〜15
0℃、好ましくは室温〜100℃付近にて、1〜5時間
程度にて終了する。
【0494】化合物(11)を化合物(1f)に導く反
応は、上記反応式−3における化合物(8)を化合物
(10)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。化
合物(1d’)を化合物(1e)に導く反応は、適当な
溶媒中又は無溶媒で、酸又は塩基性化合物の存在下に実
施することができる。用いられる溶媒としては、例えば
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低
級アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類、酢酸、ギ酸等の脂肪酸類、これらの混合溶媒等を
挙げることができる。酸としては例えば塩酸、硫酸、臭
化水素酸等の鉱酸やギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、芳
香族スルホン酸等の有機酸等を挙げることができ、また
塩基性化合物としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の金属炭酸塩や水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウム等の金属水酸
化物等を挙げることができる。該反応は、通常室温〜2
00℃程度、好ましくは室温〜150℃程度にて好適に
進行し、一般に10分〜25時間程度で終了する。
【0495】化合物(1f)を化合物(1g)に導く反
応は、前記化合物(1d’)を化合物(1e)に導く反
応と同様の反応条件下に行われる。
【0496】
【化150】
【0497】〔式中R1、R2、R4、R5、A、Z、m、
s、T、u及びXは前記に同じ。X1はハロゲン原子を
示す。R21はフェニル基を示す。R22は窒素原子、酸素
原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜10員環の単環
又は二項環の飽和又は不飽和の複素環残基(該複素環に
は、置換基として、(ア)低級アルキル基、(イ)基−
(B)l−NR1213(lは前記に同じ。Bは基−CO
−A−(Aは前記に同じ)、カルボニル基又は低級アル
キレン基を示す。R12及びR13は、同一又は異なって水
素原子、低級アルキル基、置換基として低級アルキル基
を有することのあるアミノ置換低級アルキル基を示す。
12及びR13は、これらが結合する窒素原子と共に窒素
原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5〜1
2員環の飽和の単環、二項環又はスピロ環の複素環を形
成してもよい。該複素環には、置換基として低級アルキ
ル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシ基
置換低級アルキル基、置換基として低級アルキル基を有
することのあるアミノ基及び水酸基置換低級アルキル基
なる群より選ばれる基を有していてもよい。)、(ウ)
低級アルコキシカルボニル基、(エ)水酸基置換低級ア
ルキル基、(オ)ピリジン環上に置換基としてハロゲン
原子を有することのある低級アルキル基を有することの
あるピリジル基、(カ)ハロゲン置換低級アルキル基、
(キ)低級アルコキシ基、(ク)シクロアルキル基、
(ケ)水酸基、(コ)テトラヒドロピラニルオキシ基置
換低級アルキル基、(サ)ピリミジル基、(シ)低級ア
ルコキシ置換低級アルキル基、(ス)カルボキシ基、
(セ)フェニル低級アルコキシ基、(ソ)フェニル環上
に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有すること
のあるフェニル低級アルキル基、(タ)低級アルカノイ
ルオキシ基、(チ)ピペリジン環上に置換基として低級
アルキル基を有することのあるピペリジニル基なる群よ
り選ばれる基を1〜3個有していてもよい。)を示
す。〕 化合物(2)と化合物(14)の反応及び化合物(2)
と化合物(15)の反応は、前記反応式−1における化
合物(2)と化合物(3)又は(4)との反応と同様の
条件下に行われることができる。
【0498】化合物(16)のハロゲン化反応は、適当
な溶媒中、ハロゲン化剤の存在下に行われる。ここで使
用されるハロゲン化剤としては、例えば臭素、塩素等の
ハロゲン分子、塩化ヨウ素、スルフリルクロリド、臭化
第2銅等の銅化合物、N−ブロモコハク酸イミド、N−
クロロコハク酸イミド等のN−ハロゲン化コハク酸イミ
ド等を例示できる。使用される溶媒としては、例えばジ
クロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸、プロピオン酸等
の脂肪酸、二硫化炭素等を例示できる。ハロゲン化剤の
使用量としては、化合物(16)に対して、通常等モル
〜10倍モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量使用す
るのがよい。該反応は、通常0℃〜溶媒の沸点温度、好
ましくは0〜100℃付近にて通常5分〜20時間程度
にて終了する。
【0499】化合物(17)と化合物(18)の反応
は、適当な溶媒中、通常室温〜150℃、好ましくは室
温〜100℃付近にて、一般に1〜10時間程度で反応
は終了する。ここで使用される溶媒としては、前記反応
式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応
中、カルボル酸ハライドにアミン(5)を反応させる方
法で用いた溶媒をいずれも使用することができる。化合
物(18)の使用量は、化合物(17)に対して少なく
とも等モル量、好ましくは等モル〜1.5倍モル量とす
るのがよい。
【0500】上記反応で、一般式
【0501】
【化151】
【0502】〔式中R1、R2、R4、R5、A、Z、m、
21、s、T、u及びXは前記に同じ。〕が得られ、こ
のものを適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下に処理す
ることにより化合物(19)に導くことができる。ここ
で使用される溶媒及び塩基性化合物は、前記反応式−2
における化合物(1b)と化合物(5)との反応中、カ
ルボン酸ハライドにアミン(5)を反応させる方法で用
いた溶媒及び塩基性化合物をいずれも使用することがで
きる。該反応は通常0〜100℃、好ましくは0〜70
℃付近にて行われ、一般に1〜5時間程度にて終了す
る。
【0503】化合物(19)と化合物(20)の反応
は、前記反応式−3における化合物(6)と化合物
(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0504】或いは、化合物(19)と化合物(20)
の反応は、適当な溶媒中、通常0〜150℃、好ましく
は室温〜100℃付近にて進行し、一般に0.5〜8時
間程度にて反応は終了する。ここで使用される溶媒とし
ては、反応に影響を及ぼさない溶媒であればいずれも使
用可能であるが、例えば水、メタノール、エタノール、
イソプロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジグライム、モ
ノグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミド等の極性溶媒等を例示できる。化合物
(20)は、化合物(19)に対して通常少なくとも等
モル、好ましくは等モル〜5倍モル量使用するのがよ
い。該反応は反応系内にパラアルデヒドを添加すると反
応は有利に進行する。
【0505】
【化152】
【0506】〔式中R1、R2、R4、R5、R6、Z、
s、T、u及びAは前記に同じ。qは1を示す。R
5aは、ハロゲン置換低級アルキル基を示す。R5bは基−
A−NR78(A、R7及びR8は前記に同じ。)又は低
級アルカノイルオキシ低級アルキル基を示す。R23は基
−NR78(R7及びR8は前記に同じ。)又は低級アル
カノイルオキシ基を示す。〕 化合物(1i)と化合物(22)の反応は、一般に適当
な不活性溶媒中又は無溶媒下、塩基性化合物の存在下又
は非存在下にて行われる。用いられる不活性溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、tert−ブタノール等の低級アルコ
ール類、水、酢酸、酢酸エチル、アセトン、アセトニト
リル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド又はこれらの
混合溶媒等を挙げることができる。また塩基性化合物と
しては例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等の金属水酸化物、水素化ナト
リウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナ
トリウムメチラート等の金属アルコラート、ピリジン、
N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリ
ジン、トリエチルアミン、1,5−ジアザビシクロ
〔4,3,0〕ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザ
ビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン−7(DBU)、
1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン(DA
BCO)等の有機塩基等を挙げることができる。化合物
(1i)と化合物(22)との使用割合としては、特に
限定がなく広い範囲で適宜選択すればよいが、前者に対
して後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル
〜10倍モル量程度用いるのがよい。該反応は通常0〜
200℃程度、好ましくは0〜170℃程度にて行わ
れ、一般に30分〜75時間程度で反応は終了する。該
反応系内には沃化ナトリウム、沃化カリウム等のアルカ
リ金属ハロゲン化合物、銅粉等を添加してもよい。
【0507】
【化153】
【0508】〔式中R1、R2、R3、R4、T、u及びm
は前記に同じ。〕 化合物(23)と化合物(24)との反応は、前記反応
式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応
と同様の反応条件下に行われる。
【0509】
【化154】
【0510】〔式中R1、R2、R3、T、u及びXは前
記に同じ。R4aは低級アルカノイルオキシ低級アルキル
基を示す。〕 化合物(1k)と化合物(25)との反応は、前記反応
式−6における化合物(1i)と化合物(22)との反
応と同様の反応条件下に行われる。
【0511】
【化155】
【0512】〔式中R1、R2、R4、R5、R6、R7、R
8、Z、s、T、u及びqは前記に同じ。R5cはカルボ
キシ置換低級アルキル基を示す。R5dは基−A−CO−
NR78(R7及びR8は前記に同じ。)を示す。〕 化合物(1m)と化合物(26)との反応は、前記反応
式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応
と同様の反応条件下に行われる。
【0513】上記各反応式において、出発原料としての
化合物(2)、(6)及び(23)は、例えば下記に示
す反応式にて製造される。
【0514】
【化156】
【0515】〔式中R1、R2、R4、R5、X、Z、T、
u及びmは前記に同じ。R24は水酸基、低級アルコキシ
基又はフェニル低級アルコキシ基を示す。A′は低級ア
ルキレン基を示す。〕 化合物(27)と化合物(28)との反応は、前記反応
式−6における化合物(1i)と化合物(22)との反
応と同様の反応条件下に行われる。
【0516】R24が低級アルコキシ基を示す化合物(2
9)を化合物(30)に導く反応は、前記反応式−4に
おける化合物(1d)を化合物(1e)に導く反応と同
様の反応条件下に行われる。
【0517】R24がフェニル低級アルコキシ基を示す化
合物(29)を化合物(30)に導く反応は、後記反応
式−13における化合物(5b)を化合物(5c)に導
く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0518】化合物(30)と化合物(24)との反応
は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物
(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0519】
【化157】
【0520】〔式中R1、R2、R4、R5、A′、Z、R
24、T、u及びmは前記に同じ。〕 化合物(31)と化合物(28)との反応は、前記反応
式−10における化合物(27)と化合物(28)との
反応と同様の反応条件下に行われる。
【0521】R24が低級アルコキシ基を示す化合物(3
2)を化合物(33)に導く反応は、前記反応式−10
におけるR24が低級アルコキシ基を示す化合物(29)
を化合物(30)に導く反応と同様の反応条件下に行わ
れる。
【0522】R24がフェニル低級アルコキシ基を示す化
合物(32)を化合物(33)に導く反応は、後記反応
式−13における化合物(5b)を化合物(5c)に導
く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0523】化合物(33)と化合物(24)の反応
は、前記反応式−10における化合物(30)と化合物
(24)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0524】
【化158】
【0525】〔式中R5、R6、m、A′、X、Z及びR
24は前記に同じ。〕 (34)と化合物(28)との反応は、前記反応式−1
0における化合物(27)と化合物(28)との反応と
同様の反応条件下に行われる。
【0526】R24が低級アルコキシ基を示す化合物(3
5)を化合物(23a)に導く反応は、前記反応式−1
0におけるR24が低級アルコキシ基を示す化合物(2
9)を化合物(30)に導く反応と同様の反応条件下に
行われる。
【0527】R24がフェニル低級アルコキシ基を示す化
合物(35)を化合物(23a)に導く反応は、後記反
応式−13における化合物(5b)を化合物(5c)に
導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0528】出発原料として用いられる化合物(5)
は、例えば下記反応式に示す方法で製造される。
【0529】
【化159】
【0530】〔式中R12、R13は前記に同じ。R
17aは、複素環上にオキソ基を少なくとも一つ有する前
記R17を示す。R17bは、複素環上に基−N−R1213
(R12及びR13は前記に同じ。)を少なくとも一つ有す
る前記R17を示す。R25はフェニル低級アルキル基を示
す。〕 化合物(5a)と化合物(36)との反応は、無溶媒又
は適当な溶媒中、還元剤の存在下に行われる。ここで使
用される溶媒としては例えば水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール類、アセトニトリ
ル、ギ酸、酢酸、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジグ
ライム、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類又はこれ
らの混合溶媒を例示できる。還元剤としては例えばギ
酸、ギ酸ナトリウム等の脂肪酸アルカリ金属塩、水素化
硼素ナトリウム、水素化シアノ硼素ナトリウム、水素化
アルミニウムリチウム等の水素化還元剤、パラジウム−
黒、パラジウム−炭素、酸化白金、白金黒、ラネーニッ
ケル等の接触還元剤等を例示できる。
【0531】還元剤としてギ酸を使用する場合、反応温
度は通常室温〜200℃程度、好ましくは50〜150
℃程度付近が適当であり、反応は1〜10時間程度にて
終了する。ギ酸の使用量は化合物(5a)に対して大過
剰量使用するのがよい。
【0532】また水素化還元剤を使用する場合、反応温
度は通常−30〜100℃程度、好ましくは0〜70℃
程度が適当であり、30分〜12時間程度で反応は完結
する。還元剤の使用量は、化合物(5a)に対して通常
等モル〜20倍モル量程度、好ましくは1〜6倍モル量
程度とするのがよい。特に還元剤として水素化アルミニ
ウムリチウムを使用する場合、溶媒としてジエチルエー
テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジグライム等
のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類を使用するのが好ましい。
【0533】更に接触還元剤を用いる場合は、通常常圧
〜20気圧程度、好ましくは常圧〜10気圧程度の水素
雰囲気中で、又はギ酸、ギ酸アンモニウム、シクロヘキ
セン、抱水ヒドラジン等の水素供与剤の存在下で、通常
−30〜100℃程度、好ましくは0〜60℃程度の温
度で反応を行うのがよく、通常1〜12時間程度で反応
は終了する。接触還元剤の使用量としては化合物(5
a)に対して通常0.1〜40重量%程度、好ましくは
0.1〜20重量%程度とするのがよい。
【0534】また化合物(36)の使用量としては化合
物(5a)に対して通常少なくとも等モル量、好ましく
は等モル〜3倍モル量とするのがよい。
【0535】化合物(5b)を化合物(5c)に導く反
応は、例えば適当な溶媒中触媒の存在下、接触水素添加
することにより行うことができる。使用される溶媒とし
ては、例えば、水、酢酸、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等のアルコール類、ヘキサン、シクロヘ
キサン等の炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエ
ーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエ
ステル類、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性
溶媒又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。また使用さ
れる触媒としては、例えばパラジウム、パラジウム−
黒、水酸化パラジウム、水酸化パラジウム−炭素、パラ
ジウム−炭素、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネー
ニッケル等が用いられる。触媒の使用量としては、化合
物(5b)に対して一般に0.02〜1倍量程度用いる
のがよい。反応温度は、通常−20〜100℃付近、好
ましくは0〜70℃付近、水素圧は通常1〜10気圧と
するのがよく、該反応は一般に0.5〜20時間程度で
終了する。
【0536】
【化160】
【0537】〔式中R12、R13及びR25は前記に同じ。
17cは、複素環上にカルボキシ基を少なくとも一つ有
する前記R17を示す。R17dは、複素環上に基−CON
1213(R12及びR13は前記に同じ。)を少なくとも
一つ有する前記R17を示す。R17eは、複素環上に基−
CH2NR1213(R12及びR13は前記に同じ。)を少
なくとも一つ有する前記R17を示す。〕 化合物(5d)と化合物(36)との反応は、前記反応
式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応
と同様の反応条件下に行われる。
【0538】化合物(5e)を化合物(5f)に導く反
応及び化合物(5g)を化合物(5h)に導く反応は、
前記反応式−13における化合物(5b)を化合物(5
c)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0539】化合物(5e)を化合物(5g)に導く反
応には、水素化還元剤を用いる還元法が好適に利用され
る。用いられる水素化還元剤としては、例えば水素化ア
ルミニウムリチウム、水素化硼素ナトリウム、ジボラン
等が挙げられ、その使用量は原料化合物に対して少なく
とも等モル、好ましくは等モル〜15倍モルの範囲であ
る。この還元反応は、通常適当な溶媒、例えば水、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコ
ール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジグライム等のエーテル類やこれ
らの混合溶媒等を用い、通常約−60〜150℃、好ま
しくは−30〜100℃にて、約10分間〜5時間程度
で行われる。尚、還元剤として水素化アルミニウムリチ
ウムやジボランを用いた場合は、テトラヒドロフラン、
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジグライ
ム等の無水の溶媒を用いるのがよい。
【0540】
【化161】
【0541】〔式中R12、R13及びR25は前記に同じ。
17fは、複素環上にハロゲン置換低級アルキル基を少
なくとも一つ有する前記R17を示す。R17gは、複素環
上に基−B′−NR1213(B′は低級アルキレン基を
示す。R12及びR13は前記に同じ。)を少なくとも一つ
有する前記R17を示す。〕 化合物(5i)と化合物(36)との反応は、前記反応
式−6における化合物(1i)と化合物(22)との反
応と同様の反応条件下に行われる。
【0542】化合物(5j)を化合物(5k)に導く反
応は、前記反応式−13における化合物(5b)を化合
物(5c)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0543】R6
【0544】
【化162】
【0545】(R11b,P及びR11aは、前記に同じ。)
を示す一般式(1)の化合物において、該基中の二重結
合のところでトランス体を示す化合物は、適当な溶媒中
日光に照射することにより、対応する二重結合のところ
がシス体を示す化合物に異性化することができる。ここ
で使用される溶媒としては、前記反応式−2における化
合物(1b)と化合物(5)との反応中、カルボン酸ハ
ライドとアミン(5)の反応で用いた溶媒をいずれも使
用することができる。該反応は、0〜70℃、好ましく
は0℃〜室温付近にて、1〜10時間程度にて終了す
る。
【0546】反応式−11において出発原料として用い
られる化合物(32)のうちある種の化合物は、例えば
以下の方法でも製造される。
【0547】
【化163】
【0548】〔式中R5、m、X、A′、M及びR24
前記に同じ。R26及びR27は同一又は異なって、低級ア
ルキル基を示す。〕 化合物(37)を化合物(38)に導く反応は、適当な
溶媒中、塩基性化合物の存在下に実施することができ
る。用いられる溶媒としては、例えば水、メタノール、
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、
アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレング
リコールジメチルエーテル等のエーテル類、これらの混
合溶媒等を挙げることができる。塩基性化合物として
は、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の金属炭酸
塩や水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化リチウム等の金属水酸化物等を挙げること
ができる。該反応は、通常室温〜200℃程度、好まし
くは室温〜150℃程度にて好適に進行し、一般に10
分〜25時間程度で終了する。
【0549】化合物(38)と化合物(28)との反応
は、前記反応式−10における化合物(27)と化合物
(28)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0550】上記反応式−16に示す一連の反応では、
化合物(38)を取り出すことなく二工程連続で反応を
行うことができる。
【0551】
【化164】
【0552】〔式中R1、R2、R4、R5、R6、q、
Z、s、A、T及びuは前記に同じ。R5eは低級アルケ
ニルオキシ基を示す。R5fは水酸基を示す。〕 化合物(1o)を化合物(1p)に導く反応は、例えば
適当な溶媒中触媒及び酸の存在下に行われる。使用され
る溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノ
ール、イソプロパノール等のアルコール類、ヘキサン、
シクロヘキサン等の炭化水素類、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、ジエチルエーテル、エチレングリコールジ
メチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチ
ル等のエステル類、ジメチルホルムアミド等の非プロト
ン性極性溶媒又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。使
用される触媒としては、例えばパラジウム、パラジウム
−黒、水酸化パラジウム、水酸化パラジウム−炭素、パ
ラジウム−炭素、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネ
ーニッケル等が用いられる。また酸としては、例えばp
−トルエンスルホン酸等の有機酸が用いられる。触媒の
使用量としては、化合物(1o)に対して一般に0.0
2〜1倍量程度とするのがよい。酸の使用量としては、
触媒量とするのがよい。反応温度は、通常−20〜15
0℃付近、好ましくは0〜120℃付近とするのがよ
く、該反応は一般に0.5〜20時間で終了する。
【0553】
【化165】
【0554】〔式中R1、R2、R4、R5、m、A’、
Z、R21、R24、X、T及びuは前記に同じ。〕 化合物(39)と化合物(28)との反応は、前記反応
式−6における化合物(1i)と化合物(22)との反
応と同様の反応条件下に行われる。
【0555】化合物(40)を化合物(41)に導く反
応は、前記反応式−5における化合物(16)を化合物
(17)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0556】化合物(41)と化合物(18)との反応
は、前記反応式−5における化合物(17)と化合物
(18)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0557】R24が低級アルコキシ基を示す化合物(4
2)の場合には、該化合物(42)を前記反応式−4に
おける化合物(1d)を化合物(1e)に導く反応と同
様の反応条件下に処理することにより、対応する化合物
(43)に導くことができる。
【0558】R24がフェニル低級アルコキシ基を示す化
合物(42)の場合には、該化合物(42)を前記反応
式−13における化合物(5b)を化合物(5c)に導
く反応と同様の反応条件下に処理することにより、対応
する化合物(43)に導くことができる。
【0559】化合物(43)と化合物(24)との反応
は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物
(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0560】化合物(19a)と化合物(44)との反
応は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下、通常0〜
150℃、好ましくは室温〜100℃付近にて進行し、
一般に0.5〜8時間程度にて反応は終了する。ここで
使用される溶媒としては、反応に影響を及ぼさない溶媒
であればいずれも使用可能であるが、例えば水、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジグライム、モノグライム等のエーテル類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の極性溶媒等を例
示できる。また塩基性化合物としては、前記反応式−3
における化合物(6)と化合物(7)との反応で用いら
れる塩基性化合物と同じ塩基性化合物を使用することが
できる。化合物(44)は、化合物(19a)に対して
通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量
使用するのがよい。
【0561】出発原料として用いられる化合物(9)
は、例えば下記反応式−19及び反応式−20に示す方
法により製造される。
【0562】
【化166】
【0563】〔式中R1、R2、R4、R5、m、A’、
Z、R19、R24、T、u及びXは前記に同じ。〕 化合物(45)と化合物(28)との反応は、前記反応
式−6における化合物(1i)と化合物(22)との反
応と同様の反応条件下に行われる。
【0564】R24が低級アルコキシ基を示す化合物(4
6)の場合には、該化合物(46)を前記反応式−4に
おける化合物(1d)を化合物(1e)に導く反応と同
様の反応条件下に処理することにより、対応する化合物
(47)に導くことができる。
【0565】R24がフェニル低級アルコキシ基を示す化
合物(46)の場合には、該化合物(46)を前記反応
式−13における化合物(5b)を化合物(5c)に導
く反応と同様の反応条件下に処理することにより、対応
する化合物(47)に導くことができる。
【0566】化合物(47)と化合物(24)との反応
は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物
(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0567】
【化167】
【0568】〔式中R5、m及びR19は前記に同じ。R
19aは低級アルコキシ基を示す。〕 化合物(48)と化合物(49)との反応は、適当な溶
媒中、塩基性化合物の存在下に行われる。ここで使用さ
れる溶媒及び塩基性化合物としては、前記反応式−3に
おける化合物(6)と化合物(7)との反応で使用され
る溶媒及び塩基性化合物をいずれも使用することができ
る。化合物(49)は、化合物(48)に対して通常少
なくとも等モル、好ましくは等モル〜3倍モル量使用す
るのがよい。この反応は、通常0〜200℃、好ましく
は室温〜150℃付近にて進行し、一般に1〜60時間
程度にて反応は終了する。
【0569】化合物(50)を化合物(9b)に導く反
応は、前記反応式−13における化合物(5b)を化合
物(5c)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0570】化合物(51)と化合物(52)との反応
は、適当な溶媒中、塩基性化合物及び触媒の存在下に行
われる。用いられる溶媒としては、例えばジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライ
ム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン
酸トリアミド等の極性溶媒又はこれらの混合溶媒等を挙
げることができる。塩基性化合物としては、前記反応式
−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応
中、カルボン酸ハライドを用いる反応で使用される塩基
性化合物をいずれも使用することができる。また触媒と
しては、例えば塩化パラジウム、テトラキス(トリフェ
ニルホスフィン)パラジウム、パラジウムアセテート、
1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン等やこ
れらの混合物等を挙げることができる。化合物(52)
は、化合物(51)に対して通常少なくとも等モル、好
ましくは等モル〜10倍モル量使用するのがよい。また
塩基性化合物は化合物(51)に対して通常少なくとも
等モル、好ましくは等モル〜3倍モル量使用するのがよ
く、触媒は化合物(51)に対して通常大過剰量使用す
るのがよい。この反応は、通常0〜200℃、好ましく
は室温〜150℃付近にて進行し、一般に1〜20時間
程度にて反応は終了する。
【0571】化合物(53)を化合物(50)に導く反
応は、前記反応式−4における化合物(1d)を化合物
(1e)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0572】
【化168】
【0573】〔式中R1、R2、R4、R5、q、Z、s、
A、R18、T、u及びWは前記に同じ。R5gは置換基と
して低級アルキル基を有することのあるアミノ基を示
す。また基(R182P(=O)−CH2−C(=O)−
はR5gに対してo位に置換しているものとする。〕 化合物(10a)と化合物(44)との反応は、前記反
応式−3における化合物(10)と化合物(12)との
反応と同様の反応条件下に行われる。
【0574】Wが基
【0575】
【化169】
【0576】(R29b及びXは前記に同じ。)を示す化
合物(1r)は、上記反応後、塩酸、臭化水素酸等のハ
ロゲン化水素酸で処理することにより、収得され得る。
【0577】
【化170】
【0578】〔式中R1、R2、R4、T、u、R16、R
18及びR22は前記に同じ。〕 化合物(54)と化合物(12)との反応は、前記反応
式−3における化合物(10)と化合物(12)との反
応と同様の反応条件下に行われる。
【0579】R16が低級アルコキシ基を示す化合物(1
s)の場合には、該化合物(1s)を前記反応式−4に
おける化合物(1d)を化合物(1e)に導く反応と同
様の反応条件下に処理することにより、対応する化合物
(1t)に導くことができる。
【0580】化合物(54)と化合物(20)との反応
は、前記反応式−3における化合物(10)と化合物
(20)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0581】上記反応式−22において、出発原料とし
て用いられる化合物(54)は、例えば下記に示す方法
に従い製造される。
【0582】
【化171】
【0583】〔式中R1、R2、M、R18及びR19は前記
に同じ。〕 化合物(58)のハロゲン化反応には、通常のカルボン
酸のハロゲン化反応の条件をいずれも適用できる。斯く
して得られた化合物(58)のカルボン酸ハライドと化
合物(55)との反応は、適当な溶媒中塩基性化合物の
存在下又は不存在下で行われる。ここで使用される溶媒
としては、例えば塩化メチレン、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メチル、
酢酸エチル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリ
アミド等の非プロトン性極性溶媒、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール、3−メトキシ−1−
ブタノール、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ等の
アルコール類、ピリジン、アセトン、アセトニトリル、
水等やこれらの混合溶媒等を挙げることができる。また
塩基性化合物としては、例えばトリエチルアミン、トリ
メチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−メチ
ルモルホリン、DBN、DBU、DABCO等の有機塩
基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水素化カリウム、水素化ナトリウ
ム、炭酸銀等の無機塩基やナトリウムメチラート、ナト
リウムエチラート等のアルコラート等を挙げることがで
きる。化合物(55)は、化合物(58)のカルボン酸
ハライドに対して通常少なくとも等モル、好ましくは等
モル〜3倍モル量使用するのがよい。この反応は、通常
−30〜180℃、好ましくは0〜150℃付近にて進
行し、一般に5分〜30時間程度にて反応は完結する。
【0584】一般式(58a)の化合物と一般式(5
6)の化合物との反応は、適当な溶媒中又は無溶媒下、
通常0〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて
行われる。ここで使用される溶媒としては、上記化合物
(58)のカルボン酸ハライドと化合物(55)との反
応において用いられる溶媒をいずれも使用することがで
きる。化合物(56)は、化合物(58a)に対して通
常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜1.5倍モル
量使用するのがよい。該反応は、一般に1〜5時間程度
で完了する。
【0585】化合物(58b)と化合物(7)との反応
は、前記反応式−3における化合物(9)と化合物
(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0586】
【化172】
【0587】〔式中R1、R2、R4、R11b、T、u及び
17は前記に同じ。〕 化合物(1u)と化合物(5)との反応は、前記反応式
−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と
同様の反応条件下に行われる。
【0588】出発原料として使用される化合物(24)
は、例えば下記反応式−25に示す方法に従い製造され
る。
【0589】
【化173】
【0590】〔式中R1、R2、X、T及びMは前記に同
じ。R30は低級アルキルスルホニル基を示す。〕 化合物(59)と化合物(61)との反応及び化合物
(61)と化合物(62)との反応は、いずれも前記反
応式−6における化合物(1i)と化合物(22)との
反応と同様の反応条件下に行われる。
【0591】化合物(63)を化合物(24a)に導く
反応は、適当な溶媒中で化合物(63)にヒドラジンを
反応させるか又は加水分解することにより実施できる。
【0592】ヒドラジンを反応させる際に使用される溶
媒としては、水に加えて、前記反応式−2における化合
物(1b)と化合物(5)との反応中、カルボン酸ハラ
イドを用いる反応で使用される溶媒と同様のものをいず
れも使用することができる。ヒドラジンは、化合物(6
3)に対して通常少なくとも等モル、好ましくは等モル
〜6倍モル量使用するのがよい。該反応は、通常室温〜
120℃、好ましくは0〜100℃付近にて進行し、一
般に0.5〜5時間程度にて反応は終了する。
【0593】上記加水分解は、適当な溶媒中又は無溶媒
で、酸又は塩基性化合物の存在下で実施される。用いら
れる溶媒としては、例えば水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等の低級アルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル類、酢酸、ギ酸等の
脂肪酸類、これらの混合溶媒等を挙げることができる。
酸としては、例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸や
ギ酸、酢酸、芳香族スルホン酸等の有機酸等を挙げるこ
とができ、また塩基性化合物としては、例えば炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム等の金属炭酸塩や水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化
物等を挙げることができる。該反応は、通常室温〜20
0℃程度、好ましくは室温〜150℃程度にて好適に進
行し、一般に10分〜25時間程度で終了する。
【0594】本発明の化合物(1)の内、酸性基を有す
る化合物は、薬理的に許容し得る塩基性化合物と塩を形
成し得る。かかる塩基性化合物としては、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化
カルシウム等の金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩又は重炭酸塩、ナ
トリウムメチラート、カリウムエチラート等のアルカリ
金属アルコラート等を例示することができる。また、本
発明の化合物(1)中、塩基性を有する化合物は、通常
の薬理的に許容される酸と容易に塩を形成し得る。かか
る酸としては、例えば硫酸、硝酸、塩酸、臭化水素酸等
の無機酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、シユウ酸、マレイン酸、フマル酸、クエン酸、
コハク酸、安息香酸等の有機酸を例示できる。これらの
塩もまた遊離形態の化合物(1)と同様に本発明におい
て有効成分化合物として用いることができる。尚、上記
化合物(1)には、立体異性体、光学異性体が包含され
るが、これらも同様に有効成分化合物として用いること
ができる。
【0595】上記各反応式に示される方法により得られ
る目的とする化合物は、通常の分離手段により反応系内
より分離され、更に精製することができる。この分離及
び精製手段としては、例えば蒸留法、再結晶法、カラム
クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、
ゲルクロマトグラフィー、親和クロマトグラフィー、プ
レパラティブ薄層クロマトグラフィー、溶媒抽出法等を
採用できる。
【0596】かくして得られる有効成分化合物は、プロ
ティンキナーゼC阻害剤として有効であり、該これら薬
剤は、一般的な医薬製剤の形態で用いられる。製剤は通
常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊
剤、表面活性剤、滑沢剤等の希釈剤あるいは賦形剤を用
いて調製される。この医薬製剤としては各種の形態が治
療目的に応じて選択でき、その代表的なものとして錠
剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセ
ル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)等が挙げられ
る。錠剤の形態に成形するに際しては、担体としてこの
分野で従来よりよく知られている各種のものを広く使用
することができる。その例としては、例えば乳糖、白
糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸
カルシウム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸等の賦
形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブ
ドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチ
ルセルロース、セラック、メチルセルロース、リン酸カ
リウム、ポリビニルピロリドン等の結合剤、乾燥デンプ
ン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、ラミナラン
末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナ
トリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳
糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素
添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩、ラウリ
ル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリセリン、デンプ
ン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイ
ト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製タルク、ステア
リン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコール等の滑沢
剤等を使用できる。さらに錠剤は必要に応じ通常の剤皮
を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被
錠、フィルムコーティング錠あるいは二重錠、多層錠と
することができる。丸剤の形態に成形するに際しては、
担体としてこの分野で従来公知のものを広く使用でき
る。その例としては、例えばブドウ糖、乳糖、デンプ
ン、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形
剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノ
ール等の結合剤、ラミナラン、カンテン等の崩壊剤等を
使用できる。坐剤の形態に成形するに際しては、担体と
して従来公知のものを広く使用できる。その例として
は、例えばポリエチレングリコール、カカオ脂、高級ア
ルコール、高級アルコールのエステル類、ゼラチン、半
合成グリセライド等を挙げることができる。カプセル剤
は常法に従い通常有効成分化合物を上記で例示した各種
の担体と混合して硬質ゼラチンカプセル、軟質カプセル
等に充填して調製される。注射剤として調製される場
合、液剤、乳剤及び懸濁剤は殺菌され、且つ血液と等張
であるのが好ましく、これらの形態に成形するに際して
は、希釈剤としてこの分野において慣用されているもの
をすべて使用でき、例えば水、エチルアルコール、マク
ロゴール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステ
アリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコ
ール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類
等を使用できる。なお、この場合等張性の溶液を調製す
るに充分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを医
薬製剤中に含有せしめてもよく、また通常の溶解補助
剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加してもよい。更に必要に
応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の
医薬品を医薬製剤中に含有させることもできる。
【0597】本発明の医薬製剤中に含有されるべき有効
成分化合物の量としては、特に限定されず広範囲から適
宜選択されるが、通常製剤組成物中に約1〜70重量
%、好ましくは約5〜50重量%とするのがよい。
【0598】本発明の医薬製剤の投与方法は特に制限は
なく、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、
疾患の程度等に応じた方法で投与される。例えば錠剤、
丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場
合には、経口投与される。また注射剤の場合には単独で
又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈
内投与され、更に必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮
下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投
与される。
【0599】本発明医薬製剤の投与量は、用法、患者の
年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適宜選
択されるが、通常有効成分化合物の量が、1日当り体重
1kg当り、約0.6〜50mg程度とするのが良い。
また投与単位形態の製剤中には有効成分化合物が約10
〜1000mgの範囲で含有されるのが望ましい。
【0600】
【実施例】以下、本発明を更に詳細に説明するため、本
発明医薬製剤の製剤例を挙げ、次いで上記有効成分化合
物の製造例を実施例として挙げ、更に有効成分化合物の
試験例を挙げる。
【0601】 製剤例1 2−〔2−メトキシ−4−{3−〔4−(4−メチル−1− ピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル} フェノキシメチルカルボニルアミノ〕ベンゾチアゾール 150g アビセル(商標名、旭化成社製) 40g コーンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 10g ポリエチレングリコール−6000 3g ヒマシ油 40g エタノール 40g 本発明有効成分化合物、アビセル、コーンスターチ及び
ステアリン酸マグネシウムを混合研磨後、糖衣R10m
mのキネで打錠する。得られた錠剤をヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ポリエチレングリコール−600
0、ヒマシ油及びエタノールからなるフィルムコーティ
ング剤で被覆を行ない、フィルムコーティング錠を製造
する。
【0602】 製剤例2 2−〔3−メトキシ−4−{3−〔4−(3,4−ジメチル−1− ピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル} フェノキシメチルカルボニルアミノ〕ベンゾズイミダゾール 150 g クエン酸 1.0g ラクトース 33.5g リン酸ニカルシウム 70.0g プルロニックF−68 30.0g ラウリル硫酸ナトリウム 15.0g ポリビニルピロリドン 15.0g ポリエチレングリコール(カルボワックス1500) 4.5g ポリエチレングリコール(カルボワックス6000) 45.0g コーンスターチ 30.0g 乾燥ステアリン酸ナトリウム 3.0g 乾燥ステアリン酸マグネシウム 3.0g エタノール 適量 本発明有効成分化合物、クエン酸、ラクトース、リン酸
二カルシウム、プルロニックF−68及びラウリル硫酸
ナトリウムを混合する。
【0603】上記混合物をNo.60スクリーンでふる
い、ポリビニルピロリドン、カルボワックス1500及
び同6000を含むアルコール性溶液で湿式粒状化す
る。必要に応じてアルコールを添加して粉末をペースト
状塊にする。コーンスターチを添加し、均一な粒子が形
成されるまで混合を続ける。混合物をNo.10スクリ
ーンを通過させ、トレイに入れ、100℃のオーブンで
12〜14時間乾燥する。乾燥粒子をNo.16スクリ
ーンでふるい、乾燥ラウリル硫酸ナトリウム及び乾燥ス
テアリン酸マグネシウムを加えて混合し、打錠機で所望
の形状に圧縮する。
【0604】上記の芯部をワニスで処理し、タルクを散
布し、湿気の吸収を防止する。芯部の周囲に下塗り層を
被覆する。内服用のために充分な回数のワニス被覆を行
なう。錠剤を完全に丸く且つ平滑にするために更に下塗
り層及び平滑被覆が適用される。所望の色合が得られる
まで着色被覆を行なう。乾燥後、被覆錠剤を磨いて均一
な光沢の錠剤にする。
【0605】 製剤例3 2−{2−(3−モルホリノプロピル)−4−〔3− (4−ピリジル)アクリロイル〕フェノキシメチル カルボニルアミノ}ベンゾチアゾール 5 g ポリエチレングリコール(分子量:4000) 0.3g 塩化ナトリウム 0.9g ポリオキシエチレン−ソルビタンモノオレエート 0.4g メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1g メチル−パラベン 0.18g プロピル−パラベン 0.02g 注射用蒸留水 10.0ml 上記パラベン類、メタ重亜硫酸ナトリウム及び塩化ナト
リウムを攪拌しながら80℃で上記の約半量の蒸留水に
溶解させる。得られた溶液を40℃まで冷却し、本発明
の有効成分化合物、次いでポリエチレングリコール及び
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートを、上記
溶液中に溶解させる。次にその溶液に注射用蒸留水を加
えて最終の容量に調製し、適当なフィルターペーパーを
用いて滅菌濾過することにより滅菌して、注射剤を調製
する。
【0606】参考例1 o−イソプロピルフェノール39.5g、炭酸カリウム
40g及びα−ブロモ酢酸エチル40mlのジメチルホ
ルムアミド300ml溶液を80℃で8時間撹拌した。
水を加え、酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥後溶媒を留
去した。このものを水酸化ナトリウム20gの水300
ml及びエタノール200ml混液に溶かし、1.5時
間加熱還流した。冷後濃塩酸を加えて酸性とし、析出結
晶を濾取し、α−(2−イソプロピルフェノキシ)酢酸
37gを得た。
【0607】白色粉末状1 HーNMR(CDCl3)δppm:1.24(6H,
d,J=7Hz)、3.39(1H,sept,J=7
Hz)、4.69(2H,s)、6.75(1H,d
d,J=1Hz,J=8Hz)、6.95−7.3(3
H,m)。
【0608】参考例2 α−(2−イソプロピルフェノキシ)酢酸13.1gの
チオニルクロリド30ml溶液を30分間加熱還流し
た。過剰のチオニルクロリドを減圧で留去後、ジクロロ
メタン50mlに溶かし、2−アミノベンゾチアゾール
9.1g及びピリジン7.2mlのジクロロメタン10
0ml溶液中に氷冷下に滴下した。同温度下に5時間攪
拌後、反応液を水洗、乾燥し、留去した。残渣にエタノ
ールを加え、黄色粉末の2−(2−イソプロピルフェノ
キシメチルカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール16.
66gを得た。
【0609】黄色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32(6H,
d,J=7Hz)、3.43(1H,sept,J=7
Hz)、4.78(2H,s)、6.85(1H,d
d,J=1Hz,J=8Hz)、7.0−7.55(5
H,m)、7.8−7.9(2H,m)、9.74(1
H,br)。
【0610】参考例3 ジメチルメチルホスホネート19.5mlの無水テトラ
ヒドロフラン300ml溶液に−50℃で1.72M
n−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液107mlを滴
下した。30分後2−(2−メトキシ−4−ホルミルフ
ェノキシメチルカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール2
0.5gを窒素気流下に少量づつ加えた。−50℃で1
時間撹拌後、水を加え、濃塩酸で酸性とし、酢酸エチル
で抽出し、水洗、乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタ
ン:メタノール=200:1〜30:1)精製し、ジメ
チル{2−[3−メトキシ−4−(2−ベンゾチアゾリ
ルアミノカルボニルメトキシ)フェニル]−2−ヒドロ
キシエチル}ホスホネート19.0gを得た。
【0611】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.
05−2.35(2H,m)、3.73,3.76,
3.78及び3.81(6H,各s)、3.98(2
H,d,J=2.5Hz)、4.01(3H,s)、
4.77(2H,s)、5.0−5.15(1H,
m)、6.90(1H,dd,J=2Hz,J=8H
z)、6.98(1H,d,J=8Hz)、7.07
(1H,d,J=2Hz)、7.25−7.5(2H,
m)、7.8−7.9(2H,m)、10.66(1
H,br)。
【0612】ジメチル{2−[3−メトキシ−4−(2
−ベンゾチアゾリルアミノカルボニルメトキシ)フェニ
ル]−2−ヒドロキシエチル}ホスホネート19.0g
のクロロホルム300ml溶液に活性二酸化マンガン1
7.7gを加え、3時間加熱還流した。活性二酸化マン
ガン18gを追加し、3時間加熱還流後、更に活性二酸
化マンガン20gを加え、3時間加熱還流した。二酸化
マンガンを濾取し、クロロホルム洗浄した。クロロホル
ムを留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=200:1
〜50:1)で精製した。ジメチル{[3−メトキシ−
4−(2−ベンゾチアゾリルアミノカルボニルメトキ
シ)ベンゾイル]メチル}ホスホネート7.76gを得
た。
【0613】白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:3.62(2H,
d,J=22.5Hz)、3.79(6H,d,J=1
1.2Hz)、4.04(3H,s)、4.85(2
H,s)、7.02(1H,d,J=8.5Hz)、
7.3−7.55(2H,m)、7.6−7.7(2
H,m)、7.8−7.9(2H,m)、10.31
(1H,br)。
【0614】参考例4 クロロアセチルクロリド10.0mlの無水1,2−ジ
クロロエタン250ml溶液中に室温下に塩化アルミニ
ウム12gを加え、20分間撹拌後2−(2−イソプロ
ピルフェノキシメチルカルボニルアミノ)ベンゾチアゾ
ール20gを一気に加え室温で1時間撹拌した。反応液
を水中に注ぎ、n−ヘキサンを加え、濾取し、水洗後乾
燥して、白色粉末状の2−[2−イソプロピル−4−
(2−クロロアセチル)フェノキシメチルカルボニルア
ミノ]ベンゾチアゾール25.9gを得た。
【0615】1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.24(6H,d,J=7Hz)、3.38(1H,
m)、5.12(4H,s)、7.01(1H,d,J
=9Hz)、7.25−7.55(2H,m)、7.7
−7.95(3H,m)、7.97(1H,d,J=8
Hz)、13.00(1H,br)。
【0616】参考例5 2−[2−イソプロピル−4−(2−クロロアセチル)
フェノキシメチルカルボニルアミノ]ベンゾイミダゾー
ル4.0g及びトリフェニルホスフィン2.8gのクロ
ロホルム100ml懸濁液を7時間加熱還流した。反応
液を留去後、ジクロロメタン−ジエチルエーテルより結
晶化して[3−イソプロピル−4−(2−ベンゾチアゾ
リルアミノカルボニルメトキシ)ベンゾイル]メチルト
リフェニルホスホニウムクロライド3.8gを得た。
【0617】1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.23(6H,d,J=7Hz)、3.40(1H,
m)、5.18(2H,s)、6.19(2H,d,J
=13.5Hz)、7.09(1H,d,J=9H
z)、7.25−7.5(2H,m)、7.6−8.0
5(19H,m)、12.77(1H,s)。
【0618】[3−イソプロピル−4−(2−ベンゾチ
アゾリルアミノカルボニルメトキシ)ベンゾイル]メチ
ルトリフェニルホスホニウムクロライド3.3gのメタ
ノール50ml溶液にDBU 1mlを加え、室温で2
時間撹拌した。析出結晶を濾取し、メタノール洗浄後乾
燥して、[3−イソプロピル−4−(2−ベンゾチアゾ
リルアミノカルボニルメトキシ)ベンゾイル]メチレン
トリフェニルホスホラン2.27gを得た。
【0619】白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32(6H,
d,J=7Hz)、3.42(1H,sept,J=7
Hz)、4.2−4.6(1H,m)、4.73(2
H,s)、6.75(1H,d,J=8.5Hz)、
7.25−8.0(21H,m)、10.01(1H,
br)。
【0620】適当な出発原料を用い、参考例5と同様に
して以下の化合物を得た。
【0621】[3−(3−クロロプロピル)−4−(2
−ベンゾチアゾリルアミノカルボニルメトキシ)ベンゾ
イル]メチレントリフェニルホスホニウムクロライド 白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.11(2H,
tt,J=6.6Hz,J=8.0Hz)、2.86
(2H,t,J=8.0Hz)、3.71(2H,t,
J=6.6Hz)、5.20(2H,s)、6.17
(2H,d,J=12.8Hz)、7.13(1H,
d,J=8.7Hz)、7.34(1H,t,J=7.
5Hz)、7.48(1H,t,J=7.0Hz)、
7.76−8.02(19H,m)、12.75(1
H,br)。
【0622】参考例6 ジメチルホルムアミド200ml中に2−メトキシ−4
−アセチルフェノール20g、α−ブロモ酢酸エチル1
5ml及び炭酸カリウム18.3gを加え、1晩室温下
で撹拌反応終了後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。炭酸水素ナトリウム水で洗浄した後硫酸マグネ
シウム上で乾燥し、溶媒を留去した。得られた結晶をn
−ヘキサン−ジエチルエーテルで洗浄することによりα
−(2−メトキシ−4−アセチルフェノキシ)酢酸エチ
ル23.86gが得られた。
【0623】クロロホルム230mlにα−(2−メト
キシ−4−アセチルフェノキシ)酢酸エチル23g及び
臭化第二銅55gを加え、3.5時間加熱還流した。反
応終了後析出物をセライト濾過した後、次亜塩素酸ナト
リウムで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥溶媒を留去
し、結晶化を行うことによりα−[2−メトキシ−4−
(2−ブロモアセチル)フェノキシ]酢酸エチル21.
28gが得られた。
【0624】氷浴下クロロホルム200ml中にα−
[2−メトキシ−4−(2−ブロモアセチル)フェノキ
シ]酢酸エチル20g及びトリフェニルホスフィン2
0.6gを加えて1時間撹拌し、原料が消失したのを確
認した後、炭酸カリウム水で洗浄した。次に硫酸マグネ
シウム乾燥を行い溶媒を留去した。改めてメタノール2
00mlを加え、氷浴下水酸化ナトリウムを滴下し、原
料が消失したのを確認した後濃塩酸を加えた。得られた
結晶を水、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥することに
より(3−メトキシ−4−カルボキシメトキシベンゾイ
ル)メチレントリフェニルホスホラン25gを得た。
【0625】ジクロロメタン50ml中に(3−メトキ
シ−4−カルボキシメトキシベンゾイル)メチレントリ
フェニルホスホラン5g、2−アミノベンゾチアゾール
1.9g、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)
ホスフィニッククロリド2.93g及びトリエチルアミ
ン3.3mlを加え1晩撹拌した。反応終了後炭酸水素
ナトリウム水で洗浄した後、硫酸マグネシウム上で乾燥
溶媒を留去し、トルエンを用いて再結晶を行うことによ
り[3−メトキシ−4−(2−ベンゾチアゾリルアミノ
カルボニルメトキシ)ベンゾイル]メチレントリフェニ
ルホスホラン5.17gを得た。
【0626】淡黄色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:4.03(3H,
s)、4.12−4.62(1H,m)、4.79(2
H,s)、6.96(1H,d,J=8.3Hz)、
7.25−7.90(22H,m)。
【0627】参考例7 N−ベンジル−4−ピペリドン8.0g及び3,4−ジ
メチルピペラジン9.5gのエタノール100ml溶液
に5%白金−炭素2g及び酢酸14.4mlを加え常
温、常圧で接触還元した。触媒を濾取し、濾液を留去し
た。水を加え、5%水酸化ナトリウム水で塩基性とし、
ジエチルエーテルにて抽出した。水洗、乾燥後溶媒を留
去し、残渣をエタノールに溶かし、濃塩酸を加えて塩酸
塩とした。白色粉末を濾取し、水に溶かし、5%水酸化
ナトリウム水で塩基性とし、ジエチルエーテルで抽出
し、水洗乾燥後溶媒を留去して、4−(3,4−ジメチ
ル−1−ピペラジニル)−1−ベンジルピペリジン4.
2gを得た。
【0628】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
04(3H,d,J=6Hz)、1.45−2.5(1
2H,m)、2.27(3H,s)、2.7−3.05
(4H,m)、3.48(2H,s)、7.31(5
H,m)。
【0629】4−(3,4−ジメチル−1−ピペラジニ
ル)−1−ベンジルピペリジン4.2gのエタノール5
0ml溶液に20%水酸化パラジウム−炭素0.4gを
加え50℃、常圧で接触還元した。触媒を濾取し、濾液
を留去した。残渣を蒸留して、4−(3,4−ジメチル
−1−ピペラジニル)ピペリジン1.65gを得た。
【0630】無色油状 bp145℃(0.3mmHg)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.05(3H,
d,J=6Hz)、1.25−1.55(2H,m)、
1.75−3.3(14H,m)、2.31(3H,
s)。
【0631】参考例8 1−ベンジル−L−プロリン50gのジクロロメタン3
00ml溶液を氷冷した。N−メチルモルホリン22.
5gを加え、クロロギ酸イソブチル30gを滴下した。
同温度で約1時間撹拌した後、ピロリジン18.8ml
を同温度で滴下した。室温に戻して2昼夜撹拌した。水
250mlで2回洗浄し、硫酸マグネシウム乾燥した。
溶媒留去後、酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶して2
−(1−ピロリジニル)カルボニル−1−ベンジルピロ
リジン31gを得た。白色粉末。
【0632】5%パラジウム−炭素3gをエタノール3
00mlに懸濁し、2−(1−ピロリジニル)カルボニ
ル−1−ベンジルピロリジン30gを加え、常温常圧で
還元した。濾過、溶媒を留去して約18gの2−(1−
ピロリジニル)カルボニルピロリジンを油状物質として
得た。
【0633】リチウムアルミニウムハイドライド9gを
乾燥テトラヒドロフラン100mlに氷冷下懸濁させ、
2−(1−ピロリジニル)カルボニルピロリジン33g
を乾燥テトラヒドロフラン80mlに溶かしたものを滴
下した。窒素雰囲気下で還流4時間した。氷冷し、飽和
硫酸ナトリウム水を約15ml程度加え、その後室温で
そのまま撹拌3時間した。硫酸ナトリウムが析出したら
これを濾去した。析出硫酸ナトリウムをクロロホルムで
よく洗浄し、濾液をまとめて溶媒留去し、蒸留して、2
−(1−ピロリジニル)メチルピロリジン22gを得
た。
【0634】無色油状 bp99〜101℃(20mmHg) 参考例9 4−ベンジル−2−クロロメチルモルホリン15g及び
4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン25mlを混
合し、130℃で5時間撹拌した。反応終了後クロロホ
ルム抽出を行い、硫酸マグネシウム乾燥した。溶媒を留
去することにより4−ベンジル−2−[4−(2−ヒド
ロキシエチル)−1−ピペラジニル]メチルモルホリン
16gを得た。
【0635】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
86(1H,t,J=10.6Hz)、2.07−2.
27(2H,m)、2.37−3.05(14H,
m)、3.49(2H,d,J=2.3Hz)、3.5
7−3.89(5H,m)、7.24−7.33(5
H,m)。
【0636】4−ベンジル−2−[4−(2−ヒドロキ
シエチル)−1−ピペラジニル]メチルモルホリン16
gをエタノール160mlに溶かし、水酸化パラジウム
1.6gを加え、水素雰囲気下50℃にて脱ベンジル化
を行った。5時間後セライト濾過を行い、溶媒を留去
し、得られた結晶をジエチルエーテル−n−ヘキサンで
洗浄することにより2−[4−(2−ヒドロキシエチ
ル)−1−ピペラジニル]メチルモルホリン9.09g
を得た。
【0637】mp73−75.5℃ 白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.25(1H,
dd,J=4.2Hz,J=13.0Hz)、2.37
−2.74(11H,m)、2.74−3.02(6
H,m)、3.49−3.77(4H,m)、3.85
−3.93(1H,m)。
【0638】適当な出発原料を用い、参考例1と同様に
して表1〜表4に示す化合物を得た。
【0639】
【表1】
【0640】
【表2】
【0641】
【表3】
【0642】
【表4】
【0643】表1〜表4に示す各化合物の1H−NMR
スペクトル(NMR(1)〜NMR(6))は以下の通
りである。
【0644】NMR(1)(DMSO−d6)δpp
m:2.19(3H,s)、4.68(2H,s)、
6.83(2H,dd,J=7.8Hz,J=13.2
Hz)、7.12(2H,t,J=7.8Hz)、1
2.96(1H,s)。
【0645】NMR(2)(DMSO−d6)δpp
m:1.14(3H,t,J=7.5Hz)、2.61
(2H,q,J=7.5Hz)、4.69(2H,
s)、6.78−6.95(2H,m)、7.05−
7.20(2H,m)、12.97(1H,s)。
【0646】NMR(3)(CDCl3)δppm:
0.95(3H,t,J=7.4Hz)、1.5−1.
8(2H,m)、2.65(2H,t,J=7.4H
z)、4.65(2H,s)、6.73(1H,d,J
=8.3Hz)、6.9−7.05(1H,m)、7.
15(2H,t,J=7.2Hz)、9.4−10.1
(1H,m)。
【0647】NMR(4)(DMSO−d6)δpp
m:4.77(2H,s)、6.88−7.30(4
H,m)、13.09(1H,s)。
【0648】NMR(5)(CDCl3)δppm:
4.76(2H,s)、6.89(1H,dd,J=
1.5Hz,J=8.0Hz)、6.99(1H,d
t,J=1.5Hz,J=7.6Hz)、7.23(1
H,dt,J=1.5Hz,J=7.6Hz)、7.4
1(1H,dd,J=1.5Hz,J=8.0Hz)、
8.16(1H,br)。
【0649】NMR(6)(DMSO−d6)δpp
m:1.6−1.85(4H,m)、2.55−2.7
5(4H,m)、4.63(2H,s)、6.57(1
H,d,J=8Hz)、6.65(1H,d,J=7.
5Hz)、6.9−7.05(1H,m)、12.94
(1H,br)。
【0650】NMR(7)(DMSO−d6)δpp
m:2.10(3H,s)、2.20(3H,s)、
4.63(2H,s)、6.64(1H,d,J=8H
z)、6.75(1H,d,J=7.5Hz)、6.9
5−7.1(1H,m)、12.9(1H,br) NMR(8)(DMSO−d6)δppm:2.22
(6H,s)、4.35(2H,s)、6.87−7.
06(3H,m)、12.87(1H,s)。
【0651】NMR(9)(DMSO−d6)δpp
m:2.22(6H,s)、4.48(2H,s)、
6.48(2H,s)、6.60(1H,s)。
【0652】NMR(10)(DMSO−d6)δpp
m:2.26(3H,s)、4.62(2H,s)、
6.60−6.80(3H,m)、7.11−7.18
(1H,m)。
【0653】NMR(11)(DMSO−d6)δpp
m:0.85(3H,t,J=7.2Hz)、1.17
−1.38(2H,m)、1.45−1.60(2H,
m)、2.49−2.57(2H,m)、4.63(2
H,s)、6.66−6.79(3H,m)、7.13
−7.21(1H,m)、13.00(1H,br)。
【0654】NMR(12)(CDCl3)δppm:
1.22(6H,d,J=6.9Hz)、2.77−
3.00(1H,m)、4.68(2H,s)、6.6
6−6.76(1H,m)、6.81−6.95(2
H,m)、7.17−7.29(1H,m)、8.65
(1H,brs)。
【0655】NMR(13)(CDCl3)δppm:
4.69(2H,s)、6.79−6.85(1H,
m)、6.85−7.04(2H,m)、7.19−
7.28(1H,m)、8.00(1H,br)。
【0656】NMR(14)(CDCl3)δppm:
4.69(2H,s)、6.62−6.79(3H,
m)、7.20−7.32(1H,m)、9.07(1
H,br)。
【0657】NMR(15)(CDCl3)δppm:
3.79(3H,s)、4.67(2H,s)、6.4
7−6.61(3H,m)、7.16−7.26(1
H,m)、9.12(1H,br)。
【0658】NMR(16)(CDCl3)δppm:
1.40(3H,t,J=7.0Hz)、4.01(2
H,q,J=7.0Hz)、4.66(2H,s)、
6.45−6.62(3H,m)、7.13−7.25
(1H,m)、8.34(1H,br)。
【0659】適当な出発原料を用い、参考例2と同様に
して表5〜表9に示す化合物を得た。
【0660】
【表5】
【0661】
【表6】
【0662】
【表7】
【0663】
【表8】
【0664】
【表9】
【0665】表5〜表9に示す各化合物の1H−NMR
スペクトル(NMR(1)〜NMR(20))は以下の
通りである。
【0666】NMR(1)(DMSO−d6)δpp
m:2.45(3H,s)、4.95(2H,s)、
6.81−6.95(2H,m)、7.10−7.22
(2H,m)、7.32(1H,t,J=6.1H
z)、7.45(1H,t,J=6.4Hz)、7.7
7(1H,d,J=6.4Hz)、7.99(1H,
d,J=6.3Hz)、12.60(1H,s)。
【0667】NMR(2)(DMSO−d6)δpp
m:1.18(3H,t,J=7.5Hz)、2.67
(2H,q,J=7.5Hz)、4.96(2H,
s)、6.89(2H,dd,J=8.0Hz,J=1
2.5Hz)、7.09−7.23(2H,m)、7.
28−7.38(1H,m)、7.40−7.52(1
H,m)、7.77(1H,d,J=8.0Hz)、
7.98(1H,d,J=7.8Hz)、12.58
(1H,s)。
【0668】NMR(3)(CDCl3)δppm:
1.03(3H,t,J=7.4Hz)、1.6−1.
8(2H,m)、2.73(2H,t,J=7.4H
z)、4.76(2H,s)、6.84(1H,d,J
=8.0Hz)、7.01−7.50(5H,m)、
7.79−7.86(2H,m)、9.6−9.8(1
H,s)。
【0669】NMR(4)(CDCl3)δppm:
0.95(3H,t,J=7.2Hz)、1.37−
1.55(2H,m)、1.59−1.74(2H,
m)、2.71(2H,d,J=7.2Hz)、4.7
7(2H,s)、6.82(1H,d,J=8.1H
z)、6.98−7.06(1H,m)、7.16−
7.26(2H,m)、7.30−7.38(1H,
m)、7.41−7.50(1H,m)、7.79−
7.86(2H,m)、9.78(1H,brs)。
【0670】NMR(5)(CDCl3)δppm:
4.76(2H,s)、6.95−7.11(3H,
m)、7.26−7.47(4H,m)、7.79−
7.87(2H,m)、9.92(1H,br)。
【0671】NMR(6)(CDCl3)δppm:
0.92(3H,t,J=6.8Hz)、1.30−
1.55(4H,m)、1.55−1.90(2H,
m)、2.71(2H,t,J=7.6Hz)、4.7
7(2H,s)、6.82(1H,d,J=8.0H
z)、6.98−7.05(1H,m)、7.17−
7.26(2H,m)、7.31−7.38(1H,
m)、7.42−7.50(1H,m)、7.79−
7.87(2H,m)、9.73(1H,brs)。
【0672】NMR(7)(DMSO−d6)δpp
m:5.03(2H,s)、6.90−7.07(1
H,m)、7.07−7.20(2H,m)、7.20
−7.50(2H,m)、7.45(1H,dt,J=
1.3Hz,J=7.3Hz)、7.77(1H,d,
J=7.8Hz)、7.99(1H,dd,J=0.7
Hz,J=7.7Hz)、12.63(1H,s)。
【0673】NMR(8)(CDCl3)δppm:
4.80(2H,s)、6.95−7.10(2H,
m)、7.23−7.49(4H,m)、7.85(2
H,dd,J=2.0Hz,J=6.6Hz)、9.9
7(1H,br)。
【0674】NMR(9)(CDCl3)δppm:
1.75−2.0(4H,m)、2.75−2.9(4
H,m)、4.74(2H,s)、6.63(1H,
d,J=8Hz)、6.82(1H,d,J=8H
z)、7.05−7.15(1H,m)、7.3−7.
5(2H,m)、7.75−7.9(2H,m)、9.
73(1H,br)。
【0675】NMR(10)(CDCl3)δppm:
2.29(3H,s)、2.32(3H,s)、4.7
5(2H,s)、6.70(1H,d,J=8Hz)、
6.90(1H,d,J=7.5Hz)、7.05−
7.15(1H,m)、7.3−7.5(2H,m)、
7.75−7.9(2H,m)、9.76(1H,b
r)。
【0676】NMR(11)(DMSO−d6)δpp
m:2.27(6H,s)、4.63(2H,s)、
6.90−7.12(3H,s)、7.29−7.40
(1H,m)、7.42−7.52(1H,s)、7.
76(1H,d,J=7.8Hz)、8.02(1H,
d,J=7.4Hz)、12.49(1H,s)。
【0677】NMR(12)(CDCl3)δppm:
2.32(6H,s)、4.73(2H,s)、6.6
1(2H,s)、6.72(1H,s)、7.3−7.
55(2H,m)、7.8−7.95(2H,m)、
9.86(1H,br)。
【0678】NMR(13)(CDCl3)δppm:
2.18(2H,tt,J=7.0Hz,J=8.0H
z)、2.96(2H,t,J=7.0Hz)、3.6
3(2H,t,J=8.0Hz)、4.80(2H,
s)、6.87(1H,d,J=8.5Hz)、7.0
4(1H,t,J=7.2Hz)、7.15−7.29
(2H,m)、7.34(1H,t,J=8.9H
z)、7.43(1H,t,J=8.0Hz)、7.7
9−7.87(2H,m)、9.73(1H,br)。
【0679】NMR(14)(CDCl3)δppm:
3.22(2H,t,J=7.0Hz)、3.82(2
H,t,J=7.0Hz)、4.81(2H,s)、
6.86(1H,d,J=8.2Hz)、7.05(1
H,t,J=7.2Hz)、7.15−7.52(4
H,m)、7.81(2H,t,J=8.4Hz)、
9.78(1H,br)。
【0680】NMR(15)(CDCl3)δppm:
2.37(3H,s)、4.74(2H,s)、6.7
4−6.85(2H,m)、6.85(1H,d,J=
7.3Hz)、7.17−7.30(1H,m)、7.
30−7.40(1H,m)、7.40−7.54(1
H,m)、7.77−7.90(2H,m)、9.88
(1H,brs)。
【0681】NMR(16)(CDCl3)δppm:
1.25(3H,t,J=7.6Hz)、2.65(2
H,q,J=7.6Hz)、4.74(2H,s)、
6.74−6.84(2H,m)、6.88−6.95
(1H,m)、7.21−7.50(3H,m)、7.
79−7.86(2H,m)、9.94(1H,b
r)。
【0682】NMR(17)(CDCl3)δppm:
4.73(2H,s)、6.75−6.84(1H,
m)、6.84−6.98(1H,m)、7.01−
7.08(1H,m)、7.21−7.46(3H,
m)、7.82(2H,t,J=8.4Hz)、10.
09(1H,br)。
【0683】NMR(18)(DMSO−d6)δpp
m:4.94(2H,s)、6.75−6.92(3
H,m)、7.27−7.47(3H,m)、7.75
(1H,d,J=8.0Hz)、7.97(1H,d,
J=8.0Hz)。
【0684】NMR(19)(CDCl3)δppm:
3.81(3H,s)、4.73(2H,s)、6.5
3−6.65(3H,m)、7.20−7.51(3
H,m)、7.79−7.86(2H,m)、9.89
(1H,br)。
【0685】NMR(20)(CDCl3)δppm:
1.43(3H,t,J=7.0Hz)、4.04(2
H,q,J=7.0Hz)、4.73(2H,s)、
6.50−6.66(3H,m)、7.18−7.51
(3H,m)、7.78−7.90(2H,m)、9.
87(1H,br)。
【0686】適当な出発原料を用い、参考例3と同様に
して表10に示す化合物を得た。
【0687】
【表10】
【0688】表10に示す各化合物の1H−NMRスペ
クトル(NMR(1)〜NMR(5))は以下の通りで
ある。
【0689】NMR(1)(CDCl3)δppm:
1.58(3H,t,J=7.0Hz)、3.61(2
H,d,J=22.8Hz)、3.76(3H,s)、
3.82(3H,s)、4.25(2H,q,J=7.
0Hz)、4.85(2H,s)、7.04(1H,
d,J=8.6Hz)、7.33(1H,t,J=7.
5Hz)、7.46(1H,t,J=7.5Hz)、
7.60−7.65(2H,m)、7.79−7.86
(2H,m)、10.28(1H,br)。
【0690】NMR(2)(CDCl3)δppm:
1.47(6H,d,J=6.0Hz)、3.74(3
H,s)、3.79(3H,s)、3.85(2H,
d,J=20.2Hz)、4.69(1H,sept,
J=6.0Hz)、4.79(2H,s)、6.51−
6.56(2H,m)、7.36(1H,t,J=7.
0Hz)、7.49(1H,t,J=7.0Hz)、
7.79−7.88(3H,m)、9.98(1H,b
r)。
【0691】NMR(3)(CDCl3)δppm:
3.76(2H,d,J=21.3Hz)、3.75
(3H,s)、3.80(3H,s)、4.40(2
H,q,J=7.9Hz)、4.79(2H,s)、
6.44(1H,d,J=2.2Hz)、6.60(1
H,dd,J=2.2Hz,J=8.8Hz)、7.3
4(1H,dt,J=1.3Hz,J=7.3Hz)、
7.45(1H,dt,J=1.3Hz,J=7.3H
z)、7.75−7.86(3H,m)。
【0692】NMR(4)(DMSO−d6)δpp
m:3.62(3H,s)、3.68(3H,s)、
3.93(2H,d,J=22.5Hz)、5.27
(2H,s)、7.3−7.55(3H,m)、7.7
8(1H,d,J=8Hz)、7.98(1H,d,J
=8Hz)、8.2−8.35(2H,m)、12.6
8(1H,br)。
【0693】NMR(5)(CDCl3)δppm:
3.74(3H,s)、3.80(3H,s)、3.8
1(2H,d,J=21Hz)、3.95(3H,
s)、4.81(2H,s)、6.5−6.65(2
H,m)、7.25−7.55(2H,m)、7.75
−7.95(3H,m)、10.01(1H,s)。
【0694】適当な出発原料を用い、参考例4と同様に
して表11〜表13に示す化合物を得た。
【0695】
【表11】
【0696】
【表12】
【0697】
【表13】
【0698】表11〜表13に示す各化合物の1H−N
MRスペクトル(NMR(1)〜NMR(8))は以下
の通りである。
【0699】NMR(1)(CDCl3)δppm:
4.41(2H,s)、4.84(2H,s)、7.0
7(2H,d,J=9.0Hz)、7.36(1H,
t,J=7.3Hz)、7.45(1H,t,J=7.
3Hz)、7.88(2H,t,J=8.5Hz)、
8.03(2H,d,J=9.0Hz)。
【0700】NMR(2)(DMSO−d6)δpp
m:2.30(3H,s)、5.11(4H,s)、
7.00−7.10(1H,m)、7.28−7.40
(1H,m)、7.40−7.55(1H,m)、7.
70−7.93(3H,m)、7.98(1H,d,J
=7.1Hz)、12.68(1H,s)。
【0701】NMR(3)(DMSO−d6)δpp
m:1.21(3H,t,J=7.4Hz)、2.72
(2H,q,J=7.4Hz)、5.12,5.13
(4H,各s)、7.02(1H,d,J=8.6H
z)、7.31(1H,dt,J=1.2Hz,J=
7.3Hz)、7.45(1H,dt,J=1.3H
z,J=7.3Hz)、7.75−7.92(3H,
m)、7.95−8.00(1H,m)、12.68
(1H,brs)。
【0702】NMR(4)(CDCl3)δppm:
0.97(3H,t,J=7.2Hz)、1.39−
1.59(2H,m)、1.59−1.86(2H,
m)、2.77(2H,t,J=7.6Hz)、4.6
7(2H,s)、4.86(2H,s)、6.89(1
H,d,J=8.6Hz)、7.32−7.39(1
H,m)、7.43−7.51(1H,m)、7.79
−7.87(4H,m)、9.10−10.01(1
H,brs)。
【0703】NMR(5)(CDCl3)δppm:
3.16(2H,t,J=6.9Hz)、3.92(2
H,t,J=6.9Hz)、4.83(2H,s)、
5.13(2H,s)、7.07(1H,d,J=9.
4Hz)、7.31(1H,t,J=6.9Hz)、
7.45(1H,t,J=8.3Hz)、7.76(1
H,d,J=7.9Hz)、7.82−8.06(3
H,m)。
【0704】NMR(6)(CDCl3)δppm:
2.17(2H,tt,J=6.1Hz,J=7.5H
z)、3.03(2H,t,J=7.5Hz)、3.6
4(2H,t,J=6.1Hz)、4.40(2H,
s)、4.88(2H,s)、6.95(1H,d,J
=9.3Hz)、7.35(1H,t,J=6.8H
z)、7.47(1H,t,J=9.4Hz)、7.8
0−7.94(4H,m)、9.68(1H,br)。
【0705】NMR(7)(CDCl3)δppm:
2.75(2H,t,J=7.0Hz)、3.13(2
H,t,J=7.0Hz)、3.74(3H,s)、
4.65(2H,s)、4.89(2H,s)、6.8
9(1H,d,J=8.4Hz)、7.30−7.37
(1H,m)、7.41−7.48(1H,m)、7.
78−7.89(4H,m)、9.00−11.30
(1H,brs)。
【0706】NMR(8)(CDCl3)δppm:
2.00(3H,s)、2.09(3H,s)、3.0
8(1H,dd,J=8Hz,J=14Hz)、3.2
3(1H,dd,J=6Hz,J=14Hz)、4.1
4(1H,dd,J=5.5Hz,J=12Hz)、
4.33(1H,dd,J=3Hz,J=12Hz)、
4.64(2H,s)、4.5(2H,s)、5.49
(1H,m)、6.90(1H,d,J=9Hz)、
7.3−8.0(6H,m)、8.79(1H,b
r)。
【0707】適当な出発原料を用い、参考例5又は6と
同様にして表14〜表22に示す化合物を得た。
【0708】
【表14】
【0709】
【表15】
【0710】
【表16】
【0711】
【表17】
【0712】
【表18】
【0713】
【表19】
【0714】
【表20】
【0715】
【表21】
【0716】
【表22】
【0717】表14〜表22に示す各化合物の1H−N
MRスペクトル(NMR(1)〜NMR(35))は以
下の通りである。
【0718】NMR(1)(CDCl3)δppm:
4.37(1H,d,J=24Hz)、4.77(2
H,s)、6.91(2H,d,J=8.8Hz)、
7.16(1H,t,J=7.3Hz)、7.32(1
H,t,J=7.3Hz)、7.38−7.82(17
H,m)、7.89(2H,d,J=8.8Hz)。
【0719】NMR(2)(CDCl3)δppm:
2.35(3H,s)、4.41(1H,brs)、
4.70(2H,s)、6.70(1H,d,J=8.
2Hz)、7.20−8.00(21H,m)。
【0720】NMR(3)(DMSO−d6)δpp
m:1.19(3H,t,J=7.4Hz)、2.69
(2H,q,J=7.4Hz)、4.43(1H,d,
J=2.5Hz)、5.00(2H,s)、6.83
(1H,d,J=8.9Hz)、7.25−7.38
(1H,m)、7.38−7.85(19H,m)、
7.98(1H,d,J=7.1Hz)、12.65
(1H,brs)。
【0721】NMR(4)(CDCl3)δppm:
1.32(6H,d,J=7Hz)、3.42(1H,
sept,J=7Hz)、4.2−4.6(1H,
m)、4.73(2H,s)、7.25−8.0(21
H,m)、10.01(1H,br)。
【0722】NMR(5)(CDCl3)δppm:
0.86(3H,t,J=7.2Hz)、1.31−
1.51(2H,m)、1.51−1.72(2H,
m)、2.65−2.72(2H,m)、3.76(3
H,s)、4.34(1H,br−d,J=24.7H
z)、4.66(2H,s)、5.98(1H,br−
s)、6.66(1H,d,J=8.3Hz)、6.9
9−7.10(1H,m)、7.19−7.31(1
H,m)、7.38−7.60(11H,m)、7.6
0−7.87(8H,m)。
【0723】NMR(6)(DMSO−d6)δpp
m:4.52(1H,d,J=23Hz)、5.12
(2H,s)、7.07(1H,d,J=8.4H
z)、7.31(1H,td,J=7.6Hz,J=
1.0Hz)、7.45(1H,td,J=7.6H
z,J=1.4Hz)、7.45−8.15(19H,
m)、12.68(1H,s)。
【0724】NMR(7)(DMSO−d6)δpp
m:4.34(1H,d,J=22Hz)、4.79
(2H,s)、6.97(1H,t,J=8.4H
z)、7.30−7.38(2H,m)、7.38−
7.92(19H,m)、9.97(1H,br)。
【0725】NMR(8)(DMSO−d6)δpp
m:3.16(2H,t,J=7.0Hz)、3.92
(2H,t,J=7.0Hz)、4.83(2H,
s)、5.13(2H,s)、7.07(1H,d,J
=9.4Hz)、7.34(1H,t,J=6.5H
z)、7.44(1H,t,J=6.5Hz)、7.6
0−8.12(19H,m)、12.70(1H,b
r)。
【0726】NMR(9)(CDCl3)δppm:
1.67−1.90(4H,m)、2.64−2.82
(2H,m)、3.68(1H,bt,J=6.0H
z)、5.19(2H,s)、6.12(2H,d,J
=14.0Hz)、7.10(1H,d,J=10.0
Hz)、7.29−7.41(1H,m)、7.41−
7.52(1H,m)、7.69−7.95(17H,
m)、7.95−8.06(2H,m)、12.74
(1H,br−s)。
【0727】NMR(10)(DMSO−d6)δpp
m:1.10(3H,t,J=7.1Hz)、2.62
(2H,t,J=8.0Hz)、2.90(2H,t,
J=8.0Hz)、4.00(2H,q,J=7.1H
z)、4.33(1H,d,J=30.0Hz)、5.
01(2H,s)、6.82(1H,d,J=14.0
Hz)、7.29−7.38(1H,m)、7.40−
7.50(1H,m)、7.50−7.80(18H,
m)、8.00−8.02(1H,d,J=4.0H
z)、12.61(1H,brs)。
【0728】NMR(11)(CDCl3)δppm:
2.00(3H,s)、2.05(3H,s)、3.0
−3.15(2H,m)、4.0−4.35(2H,
m)、4.93,5.05(2H,AB・q,J=16
Hz)、5.40(1H,m)、6.1−6.6(2
H,br)、6.98(1H,d,J=8Hz)、7.
2−8.5(2H,m)。
【0729】NMR(12)(CDCl3)δppm:
2.54−2.78(6H,m)、2.87−3.12
(2H,m)、3.69−3.90(4H,m)、4.
36(1H,d,J=24.0Hz)、4.78(2
H,s)、6.77(1H,d,J=8.5Hz)、
7.27−7.88(21H,m)。
【0730】NMR(13)(CDCl3)δppm:
2.27(3H,s)、2.32−2.76(10H,
m)、2.76−3.05(2H,m)、4.36(1
H,d,J=26.0Hz)、4.71(2H,s)、
6.77(1H,d,J=8.3Hz)、7.27−
8.02(21H,m)。
【0731】NMR(14)(CDCl3)δppm:
1.00(6H,t,J=7.1Hz)、1.80−
2.00(2H,m)、2.48−2.62(6H,
m)、2.78(2H,t,J=6.2Hz)、4.3
7(1H,d,J=24.4Hz)、4.76(2H,
s)、6.80(1H,d,J=6.8Hz)、7.3
2(1H,t,J=7.3Hz)、7.39−7.93
(20H,m)。
【0732】NMR(15)(CDCl3)δppm:
1.72−2.05(2H,m)、2.30−2.57
(4H,m)、2.70−2.89(2H,m)、3.
54−3.83(4H,m)、4.37(1H,d,J
=28.0Hz)、4.74(2H,s)、6.77
(1H,d,J=8.3Hz)、7.33(1H,t,
J=7.3Hz)、7.40−7.96(20H,
m)。
【0733】NMR(16)(CDCl3)δppm:
1.81−2.01(2H,m)、2.22(3H,
s)、2.28−2.68(10H,m)、2.79
(2H,t,J=6.9Hz)、4.37(1H,d,
J=24.0Hz)、4.76(2H,s)、6.79
(1H,d,J=8.4Hz)、7.33(1H,t,
J=8.8Hz)、7.40−7.64(10H,
m)、7.64−7.95(10H,m)。
【0734】NMR(17)(CDCl3)δppm:
1.7−3.3(16H,m)、3.59(2H,
m)、4.81(2H,s)、6.82(1H,d,J
=8.5Hz)、7.2−8.0(21H,m)。
【0735】NMR(18)(CDCl3)δppm:
1.4−1.7(2H,m)、1.75−2.0(4
H,m)、2.2−2.4(2H,m)、2.4−2.
6(2H,m)、2.65−2.9(4H,m)、3.
65(1H,m)、4.1−4.8(2H,br)、
4.68(2H,s)、6.70(1H,d,J=8.
5Hz)、7.2−7.9(21H,m)。
【0736】NMR(19)(CDCl3)δppm:
1.41−2.31(9H,m)、2.24(6H,
s)、2.46(2H,t,J=7.5Hz)、2.7
7(2H,t,J=7.5Hz)、2.93−3.12
(2H,m)、4.23−4.60(1H,br)、
4.73(2H,s)、6.75(1H,d,J=8.
5Hz)、7.23−7.92(21H,m)。
【0737】NMR(20)(CDCl3)δppm:
1.48−2.28(9H,m)、2.36−2.61
(6H,m)、2.77(2H,t,J=7.5H
z)、2.92−3.13(2H,m)、3.65(4
H,t,J=4.5Hz)、4.19−4.58(1
H,m)、4.70(2H,s)、6.71(1H,
d,J=8.5Hz)、7.02−7.94(21H,
m)。
【0738】NMR(21)(CDCl3)δppm:
1.41−2.03(8H,m)、2.05−2.80
(13H,m)、2.77(2H,t,J=7.6H
z)、2.88−3.07(2H,m)、4.73(2
H,s)、6.75(1H,d,J=8.5Hz)、
7.32(1H,t,J=6.4Hz)、7.40−
7.90(20H,m)。
【0739】NMR(22)(CDCl3)δppm:
1.62−2.23(8H,m)、2.29−2.97
(12H,m)、3.48−3.93(3H,m)、
4.22−4.57(1H,br)、4.69(2H,
s)、6.70(1H,d,J=8.5Hz)、7.2
2−8.04(21H,m)。
【0740】NMR(23)(CDCl3)δppm:
1.69−2.00(3H,m)、2.00−2.62
(16H,m)、2.62−2.87(4H,m)、
3.50−3.92(3H,m)、4.37(1H,
d,J=26.8Hz)、4.75(2H,s)、6.
77(1H,d,J=8.4Hz)、7.28−7.9
2(21H,m)。
【0741】NMR(24)(CDCl3)δppm:
1.82−2.22(4H,m)、2.50(3H,
s)、2.54−3.12(12H,m)、4.73
(2H,s)、6.71(1H,d,J=8.6H
z)、7.29−7.88(21H,m)。
【0742】NMR(25)(CDCl3)δppm:
1.55−1.85(4H,m)、2.3−2.5(6
H,m)、2.7−2.9(2H,m)、3.67(4
H,t,J=4.5Hz)、4.25−4.55(2
H,m)、4.76(2H,s)、6.78(1H,
d,J=8.5Hz)、7.25−7.95(21H,
m)。
【0743】NMR(26)(DMSO−d6)δpp
m:1.37−1.70(4H,m)、2.08(3
H,s)、2.14−2.43(10H,m)、2.6
0−2.77(2H,m)、4.33(1H,d,J=
26.0Hz)、4.96(2H,s)、6.80(1
H,d,J=10.0Hz)、7.27−7.38(1
H,m)、7.38−7.80(19H,m)、7.9
0−8.03(1H,m)。
【0744】NMR(27)(CDCl3)δppm:
1.00(3H,t,J=7.0Hz)、1.01(3
H,t,J=7.0Hz)、2.68(2H,t,J=
6.9Hz)、3.12−3.27(4H,m)、3.
35−3.46(2H,m)、4.25−4.60(1
H,m)、4.96(2H,s)、6.67(1H,
d,J=8.5Hz)、7.23−7.27(1H,
m)、7.29−7.57(10H,m)、7.68−
7.81(9H,m)、7.92(1H,brs)、1
1.97(1H,brs)。
【0745】NMR(28)(CDCl3)δppm:
2.14−2.39(4H,m)、2.22(3H,
s)、2.74(2H,t,J=6.3Hz)、2.9
8−3.20(2H,m)、3.29−3.48(2
H,m)、3.63−3.80(2H,m)、4.17
−4.54(1H,m)、4.73(2H,s)、6.
67(1H,d,J=8.6Hz)、7.26−7.3
3(1H,m)、7.33−7.62(10H,m)、
7.62−7.85(9H,m)、7.90(1H,b
rs)。
【0746】NMR(29)(CDCl3)δppm:
0.89(3H,t,J=7.1Hz)、1.00(3
H,t,J=7.1Hz)、2.35−4.47(15
H,m)、4.73(2H,s)、6.67−6.74
(1H,m)、7.20−7.61(11H,m)、
7.61−7.85(9H,m)、7.85−7.93
(1H,m)。
【0747】NMR(30)(CDCl3)δppm:
1.01−1.47(2H,m)、1.65−1.90
(2H,m)、2.29(3H,s)、2.35−2.
65(11H,m)、2.65−2.91(2H,
m)、3.03−3.22(2H,m)、3.73−
3.91(1H,m)、4.22−4.54(1H,
m)、4.73(2H,s)、4.75−4.92(1
H,m)、6.69(1H,d,J=8.6Hz)、
7.22−7.63(11H,m)、7.63−7.8
8(9H,m)、7.88−8.00(1H,m)。
【0748】NMR(31)(CDCl3)δppm:
2.18−3.50(20H,m)、3.50−3.7
1(1H,m)、3.71−3.95(1H,m)、
4.20−4.82(4H,m)、6.65−6.74
(1H,m)、7.20−7.63(12H,m)、
7.63−7.86(9H,m)、7.86−7.98
(1H,m)。
【0749】NMR(32)(CDCl3)δppm:
4.09(3H,s)、4.42(1H,d,J=2
2.9Hz)、4.85(2H,s)、6.93(1
H,d,J=8.7Hz)、7.00−7.18(1
H,m)、7.18−7.98(18H,m)、8.1
9(1H,dd,J=2.2Hz,J=8.7Hz)、
8.60(1H,d,J=2.2Hz)、11.55
(1H,br)。
【0750】NMR(33)(CDCl3)δppm:
2.73(2H,t,J=7.4Hz)、3.37(2
H,t,J=7.4Hz)、4.06(1H,d,J=
20.6Hz)、4.84(2H,s)、6.77(1
H,d,J=8.6Hz)、7.28−7.77(20
H,m)、10.85(1H,br)、12.16(1
H,br)。
【0751】NMR(35)(DMSO−d6)δpp
m:2.03−2.46(2H,m)、2.67−3.
06(2H,m)、4.28−4.52(1H,m)、
4.94−5.24(1H,m)、6.83−8.11
(22H,m)、12.61(1H,brs)。
【0752】適当な出発原料を用い、参考例2と同様に
して表23〜表31に示す化合物を得る。
【0753】
【表23】
【0754】表23に示す化合物の1H−NMRスペク
トル(NMR(1))は以下の通りである。
【0755】NMR(1)(CDCl3)δppm:
4.81(2H,s)、7.05(1H,d,J=3.
5Hz)、7.25−7.35(2H,m)、7.45
−7.65(2H,m)、7.50(1H,d,J=
3.5Hz)、10.00(1H,s)、10.06
(1H,brs)。
【0756】
【表24】
【0757】
【表25】
【0758】
【表26】
【0759】
【表27】
【0760】
【表28】
【0761】
【表29】
【0762】
【表30】
【0763】
【表31】
【0764】表24〜表31に示す各化合物の1H−N
MRスペクトル(NMR(1)〜NMR(30))は以
下の通りである。
【0765】NMR(1)(DMSO−d6)δpp
m:2.08(2H,q,J=6.6Hz)、2.62
(2H,t,J=7.2Hz)、4.13(2H,t,
J=4.1Hz)、7.10(2H,d,J=8.6H
z)、7.19(1H,d,J=3.6Hz)、7.4
5(1H,d,J=3.6Hz)、7.85(2H,
d,J=8.6Hz)、9.86(1H,s)、12.
13(1H,s)。
【0766】NMR(2)(DMSO−d6)δpp
m:5.07(2H,s)、7.19(2H,d,J=
8.7Hz)、7.27−7.40(1H,m)、7.
40−7.56(1H,m)、7.77(1H,d,J
=7.5Hz)、7.90(2H,d,J=8.8H
z)、7.98(1H,d,J=7.1Hz)、9.8
9(1H,s)、12.1−13.0(1H,br)。
【0767】NMR(3)(CDCl3)δppm:
2.38(6H,s)、4.57(2H,s)、7.0
6(1H,d,J=3.6Hz)、7.51(1H,
d,J=3.6Hz)、7.61(2H,s)、9.9
2(1H,s)、10.10(1H,brs)。
【0768】NMR(4)(CDCl3)δppm:
1.13(6H,t,J=7.1Hz)、2.93(4
H,q,J=7.1Hz)、3.79(2H,s)、
5.01(2H,s)、7.08(1H,d,J=8.
2Hz)、7.23−7.35(1H,m)、7.35
−7.45(1H,m)、7.74−7.87(4H,
m)、9.92(1H,s)、10.71(1H,
s)。
【0769】NMR(5)(CDCl3)δppm:
2.33(3H,s)、2.42−2.88(8H,
m)、3.71(2H,s)、4.92(2H,s)、
7.02(1H,d,J=8.2Hz)、7.27−
7.40(1H,m)、7.40−7.59(1H,
m)、7.67−7.93(1H,m)、9.93(1
H,s)。
【0770】NMR(6)(CDCl3)δppm:
1.29(6H,t,J=7.1Hz)、2.98−
3.48(8H,m)、5.20(2H,s)、7.2
2(1H,d,J=9.0Hz)、7.35(1H,
d,J=7.6Hz)、7.49(1H,d,J=7.
6Hz)、7.80(1H,d,J=7.8Hz)、
7.85−7.98(2H,m)、8.01(1H,
d,J=7.4Hz)、9.91(1H,s)、10.
36(1H,br)、12.84(1H,br)。
【0771】NMR(7)(CDCl3)δppm:
2.86(3H,s)、3.14−4.00(12H,
m)、5.21(2H,s)、7.22(1H,d,J
=7.8Hz)、7.35(1H,t,J=7.6H
z)、7.49(1H,t,J=7.6Hz)、7.7
8−7.87(3H,m)、8.01(1H,d,J=
8.1Hz)、9.90(1H,s)、11.60(2
H,br)、12.75(1H,br)。
【0772】NMR(8)(CDCl3)δppm:
1.83−2.11(2H,m)、3.06(2H,
t,J=7.3Hz)、3.85(2H,t,J=5.
2Hz)、4.22(1H,br)、4.85(2H,
s)、6.98(1H,d,J=8.2Hz)、7.2
8−7.41(1H,m)、7.41−7.49(1
H,m)、7.74−7.86(4H,m)、9.92
(1H,s)、11.84(1H,br)。
【0773】NMR(9)(CDCl3)δppm:
1.83−2.06(2H,m)、2.25(3H,
s)、2.32−2.76(10H,m)、2.88
(2H,t,J=7.7Hz)、4.87(2H,
s)、6.97(1H,d,J=8.3Hz)、7.3
0−7.42(1H,m)、7.42−7.51(1
H,m)、7.72−7.87(4H,m)、9.94
(1H,s)。
【0774】NMR(10)(CDCl3)δppm:
0.99(6H,t,J=7.1Hz)、1.40−
1.61(2H,m)、1.70−1.92(4H,
m)、2.43−2.63(6H,m)、3.56(2
H,s)、3.95(2H,t,J=6.3Hz)、
6.86(1H,d,J=8.5Hz)、7.28−
7.40(1H,m)、7.40−7.51(1H,
m)、7.70−7.91(3H,m)、7.95(1
H,d,J=2.1Hz)、9.89(1H,s)、1
0.39−13.00(1H,brs)。
【0775】NMR(11)(CDCl3)δppm:
0.97(6H,t,J=7.1Hz)、2.10−
2.40(2H,m)、2.40−2.68(6H,
m)、3.54(2H,s)、3.95−4.23(2
H,m)、6.84(1H,t,J=8.5Hz)、
7.20−7.40(2H,m)、7.58−7.88
(3H,m)、7.90(1H,d,J=2.1H
z)、9.87(1H,s)。
【0776】NMR(12)(CDCl3)δppm:
1.38−1.76(2H,m)、1.76−2.13
(6H,m)、2.13−2.70(14H,m)、
2.88(2H,t,J=7.6Hz)、2.95−
3.18(2H,m)、4.86(2H,s)、6.9
7(1H,d,J=8.2Hz)、7.31−7.42
(1H,m)、7.42−7.57(1H,m)、7.
73−7.87(4H,m)、9.91(1H,s)。
【0777】NMR(13)(DMSO−d6)δpp
m:1.92−2.45(6H,m)、2.60−3.
21(9H,m)、3.21−3.76(4H,m)、
3.76−4.16(4H,m)、5.17(2H,
s)、7.15(1H,d,J=8.8Hz)、7.3
1(1H,t,J=6.9Hz)、7.45(1H,
t,J=6.9Hz)、7.68−7.92(3H,
m)、7.99(1H,d,J=7.0Hz)、9.8
7(1H,s)、10.73(1H,br)、11.7
8(1H,br)、12.80(1H,s)。
【0778】NMR(14)(DMSO−d6)δpp
m:1.28(6H,t,J=7.1Hz)、2.00
−2.38(6H,m)、2.68−2.90(2H,
m)、2.90−3.25(8H,m)、3.47−
3.83(3H,m)、5.18(2H,s)、7.1
8(1H,d,J=8.7Hz)、7.34(1H,
t,J=7.7Hz)、7.45(1H,t,J=7.
7Hz)、7.78−7.86(3H,m)、8.00
(1H,d,J=7.0Hz)、9.90(1H,
s)、10.78(2H,br)、12.80(1H,
br)。
【0779】NMR(15)(DMSO−d6)δpp
m:2.40(3H,s)、5.06(2H,s)、
7.15−7.40(3H,m)、7.65(1H,
d,J=8.4Hz)、7.77(1H,s)、7.8
9(2H,d,J=8.6Hz)、9.88(1H,
s)、12.61(1H,s)。
【0780】NMR(16)(DMSO−d6)δpp
m:2.27(3H,d,J=0.9Hz)、4.98
(2H,s)、6.79(1H,d,J=1.0H
z)、7.12−7.25(2H,m)、7.82−
7.96(2H,m)、9.88(1H,s)、12.
0−12.7(1H,br)。
【0781】NMR(17)(DMSO−d6)δpp
m:1.26(9H,s)、4.98(2H,s)、
6.78(1H,s)、7.15(2H,d,J=8.
8Hz)、7.90(2H,d,J=8.8Hz)、
9.88(1H,s)、12.42(1H,s)。
【0782】NMR(18)(DMSO−d6)δpp
m:5.05(2H,s)、7.19(2H,d,J=
8.8Hz)、7.25−7.55(3H,m)、7.
69(1H,s)、7.80−8.02(4H,m)、
9.89(1H,s)、12.60(1H,s)。
【0783】NMR(19)(DMSO−d6)δpp
m:1.57−1.84(7H,m)、1.84−2.
05(3H,m)、2.20(1H,q,J=8.5H
z)、2.30−2.72(8H,m)、2.74−
3.12(3H,m)、3.16−3.30(1H,
m)、4.87(2H,s)、6.97(1H,d,J
=8.3Hz)、7.27−7.41(1H,m)、
7.41−7.53(1H,m)、7.70−7.93
(4H,m)、9.91(1H,s)。
【0784】NMR(20)(CDCl3)δppm:
1.67−2.95(20H,m)、3.55−3.9
5(3H,m)、4.90(2H,s)、6.96(1
H,d,J=8.3Hz)、7.25−7.53(2
H,m)、7.55−7.95(4H,m)、9.90
(1H,s)。
【0785】NMR(21)(CDCl3)δppm:
1.55−3.80(23H,m)、4.91(2H,
s)、6.96(1H,d,J=8.4Hz)、7.2
5−7.52(2H,m)、7.65−7.78(4
H,m)、9.88(1H,s)。
【0786】NMR(22)(CDCl3)δppm:
1.75−2.95(16H,m)、3.55−3.9
5(7H,m)、4.88(2H,s)、6.95(1
H,d,J=8.3Hz)、7.28−7.55(2
H,m)、7.65−7.95(4H,m)、9.90
(1H,s)。
【0787】NMR(23)(CDCl3)δppm:
1.75−3.00(20H,m)、2.27(3H,
s)、3.58−3.98(3H,m)、4.88(2
H,s)、6.95(1H,d,J=8.3Hz)、
7.30−7.52(2H,m)、7.65−7.90
(4H,m)、9.89(1H,s)。
【0788】NMR(24)(CDCl3)δppm:
1.5−3.4(15H,m)、2.40(4H,t,
J=4.5Hz)、3.61(4H,t,J=4.5H
z)、4.88(2H,s)、6.99(1H,d,J
=8.5Hz)、7.3−7.55(2H,m)、7.
7−7.9(4H,m)、9.92(1H,s)。
【0789】NMR(25)(CDCl3)δppm:
1.5−3.1(23H,m)、2.24(3H,
s)、4.91(2H,s)、7.00(1H,d,J
=8Hz)、7.3−7.5(2H,m)、7.7−
7.9(4H,m)、9.91(1H,s)。
【0790】NMR(26)(CDCl3)δppm:
1.7−2.0(4H,m)、2.33(3H,s)、
2.5−3.0(12H,m)、4.87(2H,
s)、6.97(1H,d,J=8Hz)、7.3−
7.9(6H,m)、9.91(1H,s)。
【0791】NMR(27)(DMSO−d6)δpp
m:1.30−3.51(25H,m)、3.51−
3.75(2H,m)、5.16(2H,s)、7.0
9(1H,d,J=8.9Hz)、7.27−7.39
(1H,m)、7.39−7.52(1H,m)、7.
70−7.84(3H,m)、7.98−8.09(1
H,m)、9.86(1H,s)、10.58−11.
17(3H,m)。
【0792】NMR(28)(DMSO−d6)δpp
m:1.45(6H,s)、2.68−3.01(2
H,m)、2.77(3H,s)、3.21−3.85
(10H,m)、5.24(2H,s)、7.10(1
H,d,J=8.3Hz)、7.29−7.40(1
H,m)、7.40−7.52(1H,m)、7.74
−7.89(3H,m)、7.93−8.05(1H,
m)、9.89(1H,s)、11.10−13.00
(3H,m)。
【0793】NMR(29)(CDCl3)δppm:
1.86(2H,quint,J=7.5Hz)、2.
18−2.63(10H,m)、2.30(3H,
s)、3.05(2H,t,J=7.5Hz)、4.8
2(2H,s)、6.24−7.01(2H,m)、
7.10−7.59(3H,m)、7.73−7.93
(3H,m)、10.17(1H,s)。
【0794】NMR(30)(CDCl3)δppm:
3.46(1H,dd,J=6.5Hz,J=16.5
Hz)、3.68(1H,dd,J=10.5Hz,J
=16.5Hz)、5.67(1H,dd,J=6.5
Hz,J=10.5Hz)、7.08(1H,d,J=
8.5Hz)、7.25−7.55(2H,m)、7.
75−7.85(3H,m)、7.99(2H,d,J
=8.5Hz)、9.84(1H,s)。
【0795】適当な出発原料を用い、参考例7、8又は
9と同様にして表32〜表37に示す化合物を得た。
【0796】
【表32】
【0797】
【表33】
【0798】
【表34】
【0799】
【表35】
【0800】
【表36】
【0801】
【表37】
【0802】表32〜表37に示す各化合物の1H−N
MRスペクトル(NMR(1)〜NMR(22))は以
下の通りである。
【0803】NMR(1)(CDCl3)δppm:
1.05(3H,d,J=6Hz)、1.25−1.5
5(2H,m)、1.75−3.3(14H,m)、
2.31(3H,s)。
【0804】NMR(2)(CDCl3)δppm:
0.89(3H,t,J=7.5Hz)、1.17−
1.54(3H,m)、1.54−1.78(1H,
m)、1.78−1.94(2H,m)、1.94−
2.18(3H,m)、2.18−2.49(6H,
m)、2.49−2.72(2H,m)、2.72−
2.95(3H,m)、3.03−3.27(2H,
m)。
【0805】NMR(3)(CDCl3)δppm:
0.91(3H,t,J=7Hz)、1.15−1.7
(5H,m)、1.75−2.15(6H,m)、2.
28(3H,s)、2.15−2.45(3H,m)、
2.45−2.65(2H,m)、2.7−2.95
(3H,m)、3.05−3.25(2H,m)。
【0806】NMR(4)(CDCl3)δppm:
0.85−0.94(6H,m)、1.23−1.54
(2H,m)、1.62(1H,br)、1.80−
1.96(3H,m)、1.96−2.18(2H,
m)、2.18−2.45(6H,m)、2.45−
2.68(2H,m)、2.68−2.92(3H,
m)、3.00−3.24(2H,m)。
【0807】NMR(5)(CDCl3)δppm:
1.06−1.98(15H,m)、2.20−2.4
7(5H,m)、2.47−2.61(1H,m)、
2.61−2.90(6H,m)、3.09−3.33
(2H,m)。
【0808】NMR(6)(CDCl3)δppm:
1.06(6H,d,J=6.5Hz)、1.25−
1.55(2H,m)、1.75−1.95(2H,
m)、2.2−2.4(1H,m)、2.45−2.7
5(11H,m)、3.05−3.2(2H,m)。
【0809】NMR(7)(CDCl3)δppm:
1.25−1.6(3H,m)、1.6−2.75(1
4H,m)、2.85(1H,dd,J=2Hz,J=
11.5Hz)、2.9−3.3(5H,m)。
【0810】NMR(8)(CDCl3)δppm:
1.00(3H,t,J=7.3Hz)、1.04(3
H,d,J=6.3Hz)、1.24−1.51(2
H,m)、1.70−1.92(3H,m)、2.03
(1H,t,J=10.7Hz)、2.20−2.50
(5H,m)、2.50−2.69(2H,m)、2.
69−3.00(4H,m)、3.07−3.22(2
H,m)。
【0811】NMR(9)(CDCl3)δppm:
0.84(3H,t,J=7.3Hz)、1.03(3
H,d,J=6.2Hz)、1.25−1.65(4
H,m)、1.65−1.93(3H,m)、2.02
(1H,q,J=10.7Hz)、2.19−2.48
(5H,m)、2.48−2.95(6H,m)、3.
05−3.21(2H,m)。
【0812】NMR(10)(CDCl3)δppm:
0.89(3H,d,J=6.5Hz)、1.03(6
H,dd,J=6.5Hz,J=15.1Hz)、1.
44−1.69(2H,m)、1.80−2.00(2
H,m)、2.05−2.24(2H,m)、2.24
−2.50(2H,m)、2.50−2.95(6H,
m)、3.13−3.40(3H,m)、4.85(1
H,br)。
【0813】NMR(11)(CDCl3)δppm:
1.03(3H,d,J=6.2Hz)、1.33−
1.52(2H,m)、1.72−3.08(16H,
m)、3.08−3.23(2H,m)、3.45−
3.80(2H,m)。
【0814】NMR(12)(CDCl3)δppm:
1.04(3H,d,J=6.2Hz)、1.49−
1.68(2H,m)、1.80−1.99(2H,
m)、2.06(1H,t,J=10.1Hz)、2.
24−2.55(5H,m)、2.57−2.88(4
H,m)、2.90−3.10(2H,m)、3.15
−3.31(3H,m)、3.34(3H,s)、3.
44−3.62(2H,m)。
【0815】NMR(13)(CDCl3)δppm:
1.07(3H,t,J=7.1Hz)、1.40(2
H,dq,J=3.8Hz,J=12.0Hz)、1.
65−1.98(5H,m)、2.39−2.72(9
H,m)、2.72−2.84(4H,m)、3.05
−3.22(2H,m)。
【0816】NMR(14)(CDCl3)δppm:
0.91(3H,t,J=7.1Hz)、1.14−
1.58(5H,m)、1.58−2.13(5H,
m)、2.22−2.87(13H,m)、3.01−
3.24(2H,m)。
【0817】NMR(15)(CDCl3)δppm:
2.0−3.2(17H,m)、2.26(3H,
s)、2.32(3H,s)。
【0818】NMR(16)(CDCl3)δppm:
1.8−1.9(2H,m)、2.0−3.2(17
H,m)、2.33(3H,s)、2.34(3H,
s)。
【0819】NMR(17)(DMSO−d6)δpp
m:1.94−2.46(6H,m)、2.69(3
H,d,J=3.7Hz)、2.84−3.16(2
H,m)、3.16−4.30(11H,m)、9.5
6(1H,br)、9.99(1H,br)、11.0
4(1H,br)、12.06(1H,br)。
【0820】NMR(18)(CDCl3)δppm:
1.08(3H,d,J=6.2Hz)、1.28−
1.55(2H,m)、1.55−1.95(5H,
m)、2.38(3H,s)、2.40−2.99(1
0H,m)、3.02−3.22(2H,m)。
【0821】NMR(19)(CDCl3)δppm:
1.05(3H,d,J=6Hz)、1.25−1.5
5(2H,m)、1.75−3.3(14H,m)、
2.31(3H,s)。
【0822】NMR(20)(CDCl3)δppm:
1.05(3H,d,J=6Hz)、1.25−1.5
5(2H,m)、1.75−3.3(14H,m)、
2.31(3H,s)。
【0823】NMR(21)(DMSO−d6)δpp
m:1.78−2.47(6H,m)、2.68−3.
06(2H,m)、3.14−4.32(16H,
m)、5.20−5.78(2H,m)、9.1−9.
82(2H,m)、10.54−11.36(1H,
m)、11.82−12.38(1H,m)。
【0824】NMR(22)(CDCl3)δppm:
1.3−1.7(6H,m)、2.0−3.2(13
H,m)、2.32(3H,s)。
【0825】参考例182 プロピオール酸t−ブチル9.7gのテトラヒドロフラ
ン300ml溶液に−70℃で1.6M n−ブチルリ
チウムのn−ヘキサン溶液48mlを滴下して10分反
応後、同温度にて2−{(2−メトキシ−4−ホルミル
フェノキシ)メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾー
ル10gのテトラヒドロフラン(200ml及びN,N
−ジメチルプロピレンウレア20mlの溶液を20分か
けて滴下した。更に20分反応させた後、冷却浴から反
応容器を取り出し20分撹拌を続けた。酢酸5mlを加
え、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄した。硫酸ナトリウムにて乾燥後、濃縮し、残
渣を酢酸エチル−n−ヘキサンにて再結晶した。このも
のを濾取し、白色粉末2−[2−メトキシ−4−(3−
t−ブトキシカルボニル−1−ヒドロキシプロパルギ
ル)フェノキシメチルカルボニルアミノ]ベンゾチアゾ
ール13gを得た。
【0826】参考例183 水酸化ナトリウム4.92gの水5ml溶液をエタノー
ル80mlで希釈し、脱気後、窒素雰囲気とした。この
溶液に3−メトキシ−4−ジメチルアミノカルボニルチ
オベンズアルデヒド20gを加え、14時間還流した。
氷冷後、ブロモ酢酸エチル9.74mlを滴下し、室温
で3時間撹拌した。エタノール、1.5N塩酸、水を加
えクロロホルム抽出した。硫酸ナトリウムにて乾燥後濃
縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1→5.6:1
→4:1)にて精製し、白色固体3−メトキシ−4−エ
トキシカルボニルメチルチオベンズアルデヒド11.8
gを得た。
【0827】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
21(3H,t,J=7.1Hz)、3.74(2H,
s)、3.99(3H,s)、4.14(2H,q,J
=7.1Hz)、7.32−7.48(3H,m)、
9.92(1H,s)。
【0828】参考例184 適当な出発原料を用い、参考例1と同様にして下記に示
す化合物を得た。
【0829】α−(2−メトキシ−4−ホルミルフェノ
キシメチル)酢酸 黄色粉末状1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:3.84(3
H,s)、4.82(2H,s)、7.05(1H,
d,J=8Hz)、7.41(1H,d,J=2H
z)、7.51(1H,dd,J=2Hz,J=8H
z)、9.83(1H,s)、13.14(1H,b
r)。
【0830】参考例185 適当な出発原料を用い、参考例2と同様にして下記に示
す化合物を得た。
【0831】2−(2−メトキシ−4−ホルミルフェノ
キシメチルカルボニルアミノ)ベンゾイミダゾール 黄色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:4.06(3H,
s)、4.86(2H,s)、7.09(1H,d,J
=8.5Hz)、7.3−7.55(4H,m)、7.
8−7.9(2H,m)、9.91(1H,s)、1
0.25(1H,br)。
【0832】2−(2−エトキシ−4−ホルミルフェノ
キシメチルカルボニルアミノ)ベンゾイミダゾール 白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.60(3H,
t,J=7.0Hz)、4.26(2H,q,J=7.
0Hz)、4.87(2H,s)、7.11(1H,
d,J=8.3Hz)、7.30−7.49(4H,
m)、7.79−7.88(2H,m)、9.90(1
H,s)、10.34(1H,br)。
【0833】2−[2−(ジエチルアミノカルボニルメ
トキシ)−4−ホルミルフェノキシメチルカルボニルア
ミノ]ベンゾイミダゾール 白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.16(3H,
t,J=7Hz)、1.30(3H,t,J=7H
z)、3.35(2H,q,J=7Hz)、3.49
(2H,q,J=7Hz)、4.92(2H,s)、
5.00(2H,s)、7.09(1H,d,J=8H
z)、7.25−7.55(4H,m)、7.7−7.
85(2H,m)、9.86(1H,s)。
【0834】参考例186 適当な出発原料を用い、参考例5と同様にして下記に示
す化合物を得た。
【0835】[3−(2−クロロエチル)−4−(2−
ベンゾチアゾリルアミノカルボニルメトキシ)ベンゾイ
ル]メチルトリフェニルホスホニウムブロマイド1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:3.16(2
H,t,J=7.0Hz)、3.92(2H,t,J=
7.0Hz)、5.18(2H,s)、6.12(2
H,d,J=13.1Hz)、7.14(1H,d,J
=9.4Hz)、7.31(1H,t,J=6.5H
z)、7.44(1H,t,J=6.5Hz)、7.6
0−8.12(19H,m)、12.70(1H,b
r)。
【0836】[3−(2,3−ジアセチルオキシプロピ
ル)−4−(2−ベンゾチアゾリルアミノカルボニルメ
トキシ)ベンゾイル]メチルトリフェニルホスホニウム
クロリド1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.00(3H,
s)、2.05(3H,s)、3.0−3.15(2
H,m)、4.0−4.35(2H,m)、4.93,
5.05(2H,AB−q,J=16Hz)、5.40
(1H,m)、6.1−6.6(2H,br)、6.9
8(1H,d,J=8Hz)、7.2−8.5(21
H,m)。
【0837】参考例187 2,4−ジヒドロキシ安息香酸メチル25.1gのアセ
トン250ml溶液にブロモ酢酸メチル14.9ml及
び炭酸カリウム21.7gを加え、3時間加熱還流し
た。反応液を濾過し、濾液を濃縮後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン−酢
酸エチル=3:1)にて精製することにより、31.5
gの2−(3−ヒドロキシ−4−メトキシカルボニルフ
ェノキシ)酢酸エチルを得た。
【0838】白色固体1 H−NMR(CDCl3)δppm:3.81(3H,
s)、3.91(3H,s)、4.65(2H,s)、
6.39(1H,d,J=2.6Hz)、6.45(1
H,dd,J=2.6Hz,J=8.8Hz)、7.7
3(1H,d,J=8.8Hz)、10.97(1H,
s)。
【0839】参考例188 エタノール50ml中に、2−(2−フタールイミド)
メチルベンゾチアゾール3.37g及びヒドラジン1水
和物3mlを加え、30分間加熱還流した。原料消失
後、析出した固体を取り除いた後、濾液を濃縮した。残
渣に炭酸カリウム水溶液を加え、ジクロロメタンにて抽
出後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を留去し
て、1.42gの2−アミノメチルベンゾチアゾールを
得た。
【0840】黄色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.83(2H,
br)、4.30(2H,s)、7.33−7.51
(2H,m)、7.85−7.99(2H,m)。
【0841】参考例189 ジクロロメタン50ml中に2−ヒドロキシメチルベン
ゾチアゾール2g及びトリエチルアミン2.5mlを加
え、更に氷冷下、メタンスルホニルクロリド1.03m
lを加え、1時間同温度にて撹拌した。反応終了後、塩
酸で洗浄、硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒留去
後、得られた粗製物をジメチルホルムアミド50mlに
溶解させ、ポタシウム フタールイミド5.6gを加
え、70℃で1時間加熱撹拌した。反応終了後反応液を
水に注ぎ込み、析出した結晶を濾取した。また濾液を酢
酸エチルにて抽出し、溶媒を留去して得られた残渣と先
の結晶を合わせてn−ヘキサン−ジエチルエーテルにて
洗浄することにより、3.37gの2−(2−フタール
イミド)メチルベンゾチアゾールを得た。
【0842】黄色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:5.30(2H,
s)、7.35−7.47(2H,m)、7.74−
8.02(6H,m)。
【0843】参考例190 メチルp−ホルミルベンゾエート12.33g、マロン
酸16g及びピペリジン1mlのピリジン100ml溶
液を2時間加熱還流した。反応液を氷水中に注ぎ、析出
する白色粉末を濾取し、水洗後乾燥し、14.7gの4
−メトキシカルボニル桂皮酸を得た。
【0844】白色粉末状1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:3.85(3
H,s)、6.65(1H,d,J=16Hz)、7.
63(1H,d,J=16Hz)、7.82(2H,
d,J=8Hz)、8.01(2H,d,J=8H
z)、12.57(1H,br)。
【0845】参考例191 4−メトキシカルボニル桂皮酸4.64gの酢酸300
ml溶液に10%パラジウム−炭素0.5gを加え、常
圧70℃にて2時間水素添加した。触媒を濾取し、濾液
を減圧留去した。得られた残渣に水を加え、析出した白
色粉末を濾取して、3.87gの3−(4−メトキシカ
ルボニルフェニル)プロピオン酸を得た。
【0846】白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.71(2H,
t,J=7.5Hz)、3.02(2H,t,J=7.
5Hz)、3.91(3H,s)、7.29(2H,
d,J=8.5Hz)、7.97(2H,d,J=8.
5Hz)。
【0847】参考例192 2−カルボキシベンゾチアゾール6.5gの無水ジクロ
ロメタン100ml懸濁液にオキザリルクロリド3.2
ml及びジメチルホルムアミド1滴を加え室温で3時間
撹拌した。ジクロロメタンを留去し、残渣をアセトン1
00mlに溶かし、ソジウムアジド5gの水20ml溶
液中に氷冷下滴下した。同温下に3時間撹拌後、反応液
に水を加え結晶を濾取した。得られた結晶をジクロロメ
タン50mlに溶かし、乾燥後溶媒を留去し、ベンゼン
50mlを加えて4時間加熱還流した。エチル 4−ピ
ペリジンカルボキシレート5.7gを加え更に6時間加
熱還流した。反応液に水を加え酢酸エチル抽出し、水洗
乾燥後溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メタ
ノール=200:1→100:1)にて精製し、4.0
gの2−(4−エトキシカルボニル−1−ピペリジニ
ル)カルボニルアミノベンゾチアゾールを得た。
【0848】白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.25(3H,
t,J=7Hz)、1.65−2.05(4H,m)、
2.4−2.6(1H,m)、2.95−3.2(2
H,m)、4.0−4.2(2H,m)、4.14(2
H,q,J=7Hz)、7.15−7.45(2H,
m)、7.58(1H,d,J=8Hz)、7.75
(1H,d,J=8Hz)、10.11(1H,b
r)。
【0849】参考例193 2−メトキシ−4−トリフルオロメタンスルホニルオキ
シ安息香酸メチル26.8g、t−ブチルアクリレイト
62.5ml及びトリエチルアミン25mlの無水ジメ
チルホルムアミド100ml溶液に、アルゴン雰囲気
下、パラジウムアセテート0.4g及び1,3−ビス
(ジフェニルホスフィノ)プロパン0.74gを加え、
75℃で16時間撹拌した。反応液を減圧で留去し、水
を加え、酢酸エチル抽出した。水洗、乾燥後溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:5)で精製し、3
−メトキシ−4−メトキシカルボニル桂皮酸t−ブチル
23.5gを得た。
【0850】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
54(9H,s)、3.90(3H,s)、3.94
(3H,s)、6.42(1H,d,J=16Hz)、
7.07(1H,d,J=1.5Hz)、7.13(1
H,dd,J=1.5Hz,J=8Hz)、7.55
(1H,d,J=16Hz)、7.80(1H,d,J
=8Hz)。
【0851】参考例194 3−メトキシ−4−メトキシカルボニル桂皮酸t−ブチ
ル23.5gの無水ジクロロメタン100ml溶液に氷
冷下にトリフルオロ酢酸50mlを加えた後、室温で終
夜撹拌した。反応液を減圧で留去し、残渣をエタノール
で結晶化して、8.35gの3−メトキシ−4−メトキ
シカルボニル桂皮酸を得た。
【0852】白色粉末状1 H−NMR(CDCl3+DMSO−d6)δppm:
3.88(3H,s)、3.94(3H,s)、6.5
0(1H,d,J=16Hz)、7.13(1H,
s)、7.15(1H,d,J=8Hz)、7.62
(1H,d,J=16Hz)、7.78(1H,d,J
=8Hz)。
【0853】参考例195 3−メトキシ−4−メトキシカルボニル桂皮酸8.35
gの酢酸200ml懸濁液に10%パラジウム−炭素
1.0gを加え、室温で水素添加した。触媒を濾取後、
濾液を留去し、残渣をジエチルエーテル−n−ヘキサン
にて結晶化して、7.5gの3−(3−メトキシ−4−
メトキシカルボニルフェニル)プロピオン酸を得た。
【0854】白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.70(2H,
t,J=7.5Hz)、2.98(2H,t,J=7.
5Hz)、3.88(3H,s)、3.89(3H,
s)、5.71(1H,br)、6.75−6.9(2
H,m)、7.75(1H,d,J=8Hz)。
【0855】参考例196 ジメチル メチルホスホネート7.7mlの無水テトラ
ヒドロフラン100ml溶液に1.66M n−ブチル
リチウム43mlのn−ヘキサン溶液を−50〜−60
℃で滴下した。続いて、2−〔2−(3−メトキシ−4
−メトキシカルボニルフェニル)エチル〕カルボニルア
ミノベンゾチアゾール8.72gの無水テトラヒドロフ
ラン50ml溶液を滴下した。反応液に黄色ゴム状物質
が分離してきたので、1,3−ジメチル−3,4,5,
6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン10ml
を追加し、同温下で2時間撹拌した。反応液に飽和塩化
アンモニウム水を加えた後、希塩酸で酸性として酢酸エ
チルで抽出した。抽出液を水洗、乾燥後溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;
ジクロロメタン:メタノール=100:1→10:1)
で精製し、3.1gの原料回収と共にジメチル 〔{3
−メトキシ−4−〔2−(2−ベンゾチアゾリル)アミ
ノカルボニルエチル〕ベンゾイル}メチル〕ホスホネー
ト6.4gを得た。
【0856】黄色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.80(2H,
t,J=7.5Hz)、3.05(2H,t,J=7.
5Hz)、3.73(3H,s)、3.78(3H,
s)、3.79(3H,s)、3.82(2H,d,J
=21.5Hz)、6.65−6.8(2H,m)、
7.25−7.45(2H,m)、7.60(1H,
d,J=8.5Hz)、7.64(1H,d,J=7.
5Hz)、7.82(1H,dd,J=1Hz,J=
7.5Hz)、11.49(1H,br)。
【0857】参考例197 ジメチル メチルホスホネート3.9ml、1.65M
n−ブチルリチウム22ml及び2−(4−エトキシ
カルボニル−1−ピペリジニル)カルボニルアミノベン
ゾチアゾール4.0gを用い、参考例196と同様にし
て、ジメチル〔1−(2−ベンゾチアゾリル)アミノカ
ルボニル)−4−ピペリジニルカルボニルメチル〕ホス
ホネート2.5gを得た。
【0858】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
5−2.05(4H,m)、2.75−3.1(3H,
m)、3.16(2H,d,J=28Hz)、3.76
(3H,s)、3.82(3H,s)、4.1−4.3
5(2H,m)、7.15−7.45(2H,m)、
7.57(1H,d,J=7.5Hz)、7.74(1
H,d,J=8Hz)、10.04(1H,br)。
【0859】適当な出発原料を用い、参考例1と同様に
して以下の化合物を得た。
【0860】
【表38】
【0861】
【表39】
【0862】
【表40】
【0863】
【表41】
【0864】適当な出発原料を用い、参考例2と同様に
して以下の化合物を得た。
【0865】
【表42】
【0866】
【表43】
【0867】
【表44】
【0868】
【表45】
【0869】
【表46】
【0870】
【表47】
【0871】
【表48】
【0872】
【表49】
【0873】
【表50】
【0874】
【表51】
【0875】
【表52】
【0876】
【表53】
【0877】適当な出発原料を用い、参考例3と同様に
して以下の化合物を得た。
【0878】
【表54】
【0879】
【表55】
【0880】
【表56】
【0881】
【表57】
【0882】
【表58】
【0883】
【表59】
【0884】
【表60】
【0885】
【表61】
【0886】適当な出発原料を用い、参考例5又は参考
例6と同様にして以下の化合物を得た。
【0887】
【表62】
【0888】
【表63】
【0889】適当な出発原料を用い、参考例7、参考例
8又は参考例9と同様にして以下の化合物を得た。
【0890】
【表64】
【0891】適当な出発原料を用い、参考例187と同
様にして以下の化合物を得た。
【0892】
【表65】
【0893】
【表66】
【0894】
【表67】
【0895】
【表68】
【0896】
【表69】
【0897】
【表70】
【0898】
【表71】
【0899】
【表72】
【0900】
【表73】
【0901】適当な出発原料を用い、参考例1又は参考
例194と同様にして以下の化合物を得た。
【0902】
【表74】
【0903】
【表75】
【0904】
【表76】
【0905】
【表77】
【0906】
【表78】
【0907】上記表38〜表78に示す各化合物の1
−NMRスペクトル((1)〜(77))は以下の通り
である。
【0908】(1)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:0.88(3H,t,J=7.2Hz)、1.26
−1.47(2H,m)、1.47−1.66(2H,
m)、2.56(2H,t,J=7.5Hz)、3.7
8(3H,s)、4.66(2H,s)、6.33(1
H,d,J=2.4Hz)、6.46(1H,dd,J
=2.4Hz,J=8.3Hz)、7.05(1H,
d,J=8.3Hz)。
【0909】(2)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:2.02(3H,s)、3.75(3H,s)、
4.64(2H,s)、6.47(1H,d,J=8.
3Hz)、6.60(1H,d,J=8.3Hz)、
7.07(1H,t,J=8.3Hz)、12.93
(1H,brs)。
【0910】(3)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:0.86(3H,t,J=7.2Hz)、1.1
3−1.51(4H,m)、2.59(2H,t,J=
7.6Hz)、3.74(3H,s)、4.63(2
H,s)、6.46(1H,d,J=8.3Hz)、
6.59(1H,d,J=8.3Hz)、7.06(1
H,t,J=8.3Hz)、12.89(1H,br
s)。
【0911】(4)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:1.13(6H,d,J=7.0Hz)、3.0
8−3.35(1H,m)、3.69(3H,s)、
4.66(2H,s)、6.38(1H,d,J=2.
4Hz)、6.48(1H,dd,J=2.4Hz,J
=8.4Hz)、7.07(1H,d,J=8.4H
z)、12.93(1H,s)。
【0912】(5)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:0.69−1.00(3H,m)、1.08−
1.62(8H,m)、2.32−2.63(2H,
m)、3.68(3H,s)、4.65(2H,s)、
6.30−6.53(2H,m)、7.00(1H,
d,J=8.2Hz)、12.92(1H,s)。
【0913】(6)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:2.09(3H,s)、3.68(3H,s)、
4.66(2H,s)、6.32−6.52(2H,
m)、7.02(1H,d,J=8.1Hz)、12.
95(1H,s)。
【0914】(7)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:3.66(3H,s)、3.70(3H,s)、
4.64,4.73(全1H,各s)、6.34−6.
52(2H,m)、6.79−6.96(1H,m)、
12.88−13.03(1H,m)。
【0915】(8)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:1.27(3H,t,J=7.0Hz)、3.6
5(3H,s)、3.92(2H,q,J=7.0H
z)、4.65(2H,s)、6.32−6.52(2
H,m)、6.78−6.93(1H,m)、12.8
1−13.01(1H,brs)。
【0916】(9)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:0.97(3H,t,J=7.1Hz)、1.31
−1.68(4H,m)、2.77(2H,t,J=
7.0Hz)、3.84(3H,s)、4.75(2
H,s)、6.51(1H,d,J=8.2Hz)、
6.64(1H,d,J=8.2Hz)、7.14(1
H,t,J=8.2Hz)、7.26−7.39(1
H,m)、7.39−7.52(1H,m)、7.73
−7.90(2H,m)、9.70(1H,brs)。
【0917】(10)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.24(3H,s)、3.85(3H,s)、
4.75(2H,s)、6.51(1H,d,J=8.
3Hz)、6.63(1H,d,J=8.3Hz)、
7.14(1H,t,J=8.3Hz)、7.29−
7.40(1H,m)、7.40−7.52(1H,
m)、7.74−7.91(2H,m)。
【0918】(11)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.69(3H,d,J=7Hz)、3.80(3
H,s)、4.95(1H,q,J=7Hz)、6.4
5−6.7(3H,m)、7.15−7.5(3H,
m)、7.7−7.9(2H,m)、9.77(1H,
br)。
【0919】(12)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.31(3H,s)、3.78(3H,s)、
4.74(2H,s)、6.42(1H,d,J=2.
4Hz)、6.52(1H,dd,J=2.4Hz,J
=8.8Hz)、7.12(1H,d,J=8.8H
z)、7.25−7.53(2H,m)、7.72−
7.94(2H,m)、9.71(1H,s)。
【0920】(13)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.30(6H,d,J=6.9Hz)、3.19
−3.46(1H,m)、3.79(3H,s)、4.
75(2H,s)、6.44(1H,d,J=2.4H
z)、6.60(1H,dd,J=2.4Hz,J=
8.5Hz)、7.20(1H,d,J=8.5H
z)、7.24−7.53(2H,m)、7.72−
7.94(2H,m)、9.51−9.82(1H,b
rs)。
【0921】(14)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:0.78−0.99(3H,m)、1.18−1.
77(8H,m)、2.67(2H,t,J=7.9H
z)、3.78(3H,s)、4.74(2H,s)、
6.43(1H,d,J=2.4Hz)、6.55(1
H,dd,J=2.4Hz,J=8.3Hz)、7.1
2(1H,d,J=8.3Hz)、7.23−7.52
(2H,m)、7.75−7.92(2H,m)、9.
56−9.80(1H,brs)。
【0922】(15)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.77(3H,s)、3.97(3H,s)、
4.78(2H,s)、6.51−6.72(2H,
m)、6.89(1H,d,J=8.8Hz)、7.2
1−7.56(2H,m)、7.73−7.92(2
H,m)。
【0923】(16)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.48(3H,s)、3.90(3H,s)、
4.82(2H,s)、6.69(1H,dd,J=
8.7Hz,J=2.4Hz)、6.86(1H,d,
J=2.4Hz)、7.36(1H,dt,J=1.2
Hz,J=7.7Hz)、7.48(1H,dt,J=
1.2Hz,J=7.7Hz)、7.84(2H,t,
J=7.7Hz)、8.05(1H,d,J=8.7H
z)、9.91(1H,brs)。
【0924】(17)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:0.99(3H,t,J=7.1Hz)、1.37
−1.71(4H,m)、2.80(2H,t,J=
6.9Hz)、3.87(3H,s)、3.91(3
H,s)、4.82(2H,s)、6.66(1H,
d,J=8.8Hz)、7.34(1H,dt,J=
1.3Hz,J=7.7Hz)、7.46(1H,d
t,J=1.3Hz,J=7.7Hz)、7.69−
7.90(3H,m)、9.62(1H,brs)。
【0925】(18)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.31(3H,s)、3.85(3H,s)、
3.90(3H,s)、4.82(2H,s)、6.6
5(1H,d,J=8.8Hz)、7.34(1H,d
t,J=1.2Hz,J=7.6Hz)、7.46(1
H,dt,J=1.2Hz,J=7.6Hz)、7.6
9−7.89(3H,m)、9.79(1H,br
s)。
【0926】(19)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.27(3H,t,J=7.6Hz)、2.83
(2H,q,J=7.6Hz)、3.87(3H,
s)、3.91(3H,s)、4.83(2H,s)、
6.66(1H,d,J=8.8Hz)、7.30(1
H,dt,J=1.3Hz,J=7.3Hz)、7.4
6(1H,dt,J=1.3Hz,J=7.3Hz)、
7.70−7.90(3H,m)、9.72(1H,b
rs)。
【0927】(20)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.91(6H,s)、3.88(3H,s)、
3.89(3H,s)、4.80(2H,s)、6.6
4(1H,d,J=8.7Hz)、7.30−7.38
(2H,m)、7.42−7.51(1H,m)、7.
80−7.89(2H,m)、10.24(1H,b
r)。
【0928】(21)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.03(6H,s)、3.91(3H,s)、
4.72(2H,s)、7.12(1H,d,J=8.
3Hz)、7.29(1H,dt,J=1.2Hz,J
=7.8Hz)、7.43(1H,dt,J=1.2H
z,J=7.8Hz)、7.78−7.86(4H,
m)、13.22(1H,br)。
【0929】(22)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.86(3H,s)、3.89(3H,s)、
4.65(2H,s)、4.97(1H,d,J=5.
9Hz)、6.49−6.55(2H,m)、7.34
−7.54(3H,m)、7.84−7.89(1H,
m)、7.98(1H,d,J=7.3Hz)。
【0930】(23)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.78(2H,t,J=7.5Hz)、3.09
(2H,t,J=7.5Hz)、3.90(3H,
s)、7.15(2H,d,J=8.5Hz)、7.2
5−7.45(2H,m)、7.68(1H,d,J=
7.5Hz)、7.8−7.95(1H,m)、7.9
0(2H,d,J=8.5Hz)。
【0931】(24)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.79(2H,t,J=7.5Hz)、3.06
(2H,t,J=7.5Hz)、3.76(3H,
s)、3.86(3H,s)、6.65(1H,d,J
=8Hz)、6.72(1H,s)、7.25−7.5
(2H,m)、7.6−7.75(2H,m)、7.8
5(1H,d,J=7.5Hz)、11.40(1H,
br)。
【0932】(25)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.65−2.12(8H,m)、3.74(3
H,s)、3.78(3H,s)、3.70−3.88
(2H,m)、4.79(2H,s)、4.83−4.
94(1H,m)、6.40−6.62(2H,m)、
7.32−7.42(1H,m)、7.44−7.52
(1H,m)、7.79−7.90(3H,m)、8.
31−10.20(1H,brs)。
【0933】(26)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.50−3.70(8H,m)、4.79(2
H,s)、6.77−6.97(2H,m)、7.09
−7.49(8H,m)、7.58−7.89(2H,
m)、9.97−10.81(1H,brs)。
【0934】(27)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.72(3H,s)、3.77(3H,s)、
3.81(2H,d,J=21.6Hz)、4.68
(2H,s)、6.34(1H,d,J=2.4H
z)、6.62(1H,dd,J=2.4Hz,J=
8.8Hz)、7.04−7.15(2H,m)、7.
15−7.47(5H,m)、7.68−7.83(2
H,m)、7.86(1H,d,J=8.8Hz)、1
0.65(1H,brs)。
【0935】(28)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.41(3H,s)、3.63(2H,d,J=
22.6Hz)、3.80(6H,d,J=11.2H
z)、4.82(2H,s)、6.71(1H,dd,
J=8.8Hz,J=2.4Hz)、6.85(1H,
d,J=2.4Hz)、7.34(1H,dt,J=
1.3Hz,J=9.2Hz)、7.47(1H,d
t,J=1.3Hz,J=9.2Hz)、7.82(2
H,t,J=9.2Hz)、8.01(1H,d,J=
8.8Hz)。
【0936】(29)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.00(3H,t,J=7.0Hz)、1.39
−1.73(4H,m)、2.78(2H,t,J=
8.0Hz)、3.76(6H,d,J=11.4H
z)、3.79(3H,s)、3.81(2H,d,J
=22.1Hz)、4.82(2H,s)、6.69
(1H,d,J=8.8Hz)、7.34(1H,t,
J=8.6Hz)、7.46(1H,t,J=8.6H
z)、7.57(1H,d,J=8.8Hz)、7.8
2(2H,t,J=8.6Hz)、9.87(1H,b
rs)。
【0937】(30)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.33(3H,s)、3.77(6H,d,J=
11.1Hz)、3.80(3H,s)、3.81(2
H,d,J=22.0Hz)、4.82(2H,s)、
6.69(1H,d,J=8.8Hz)、7.35(1
H,dt,J=1.3Hz,J=7.9Hz)、7.4
7(1H,dt,J=1.3Hz,J=7.9Hz)、
7.61(1H,d,J=8.8Hz)、7.82(2
H,t,J=7.9Hz)、9.87(1H,br
s)。
【0938】(31)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.29(3H,t,J=7.5Hz)、2.83
(2H,q,J=7.5Hz)、3.76(6H,d,
J=11.2Hz)、3.80(2H,d,J=22.
1Hz)、3.81(3H,s)、4.83(2H,
s)、6.70(1H,d,J=8.8Hz)、7.3
8(1H,dt,J=1.4Hz,J=8.6Hz)、
7.47(1H,dt,J=1.4Hz,J=8.6H
z)、7.59(1H,d,J=8.8Hz)、7.8
3(2H,t,J=8.6Hz)、9.73(1H,b
rs)。
【0939】(32)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.90(6H,s)、3.69(3H,s)、
3.74(2H,d,J=21.7Hz)、3.75
(3H,s)、3.90(3H,s)、4.83(2
H,s)、6.74(1H,d,J=8.6Hz)、
7.26(1H,d,J=8.6Hz)、7.34(1
H,t,J=9.1Hz)、7.43(1H,t,J=
9.1Hz)、7.80−7.90(2H,m)、1
0.10(1H,br)。
【0940】(33)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.03(6H,s)、3.61(2H,d,J=
22.7Hz)、3.77(3H,s)、3.81(3
H,s)、4.94(2H,s)、7.15(1H,
d,J=8.4Hz)、7.30(1H,t,J=7.
8Hz)、7.43(1H,t,J=7.8Hz)、
7.76−7.86(4H,m)。
【0941】(34)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.62(2H,d,J=22.5Hz)、3.7
7,3.82(6H,各s)、4.04(3H,s)、
4.85(2H,s)、7.02(1H,d,J=8.
5Hz)、7.3−7.55(2H,m)、7.6−
7.7(2H,m)、7.8−7.9(2H,m)、1
0.31(1H,br)。
【0942】(35)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.72(3H,s)、3.78(3H,s)、
3.79(2H,d,J=21.7Hz)、3.92
(3H,s)、4.66(2H,s)、4.97(2
H,d,J=5.9Hz)、6.53−6.61(2
H,m)、7.39−7.54(3H,m)、7.82
−7.90(2H,m)、7.98(1H,d,J=
7.6Hz)。
【0943】(36)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.77(2H,t,J=7.5Hz)、3.06
(2H,t,J=7.5Hz)、3.66(2H,d,
J=22.6Hz)、3.75(3H,s)、3.81
(3H,s)、7.10−7.22(2H,m)、7.
26−7.49(2H,m)、7.63−7.68(1
H,m)、7.81−7.90(3H,m)。
【0944】(37)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.80(2H,t,J=7.5Hz)、3.05
(2H,t,J=7.5Hz)、3.73(3H,
s)、3.78(3H,s)、3.79(3H,s)、
3.82(2H,d,J=21.5Hz)、6.65−
6.8(2H,m)、7.25−7.45(2H,
m)、7.60(1H,d,J=8.5Hz)、7.6
4(1H,d,J=7.5Hz)、7.82(1H,d
d,J=1Hz,J=7.5Hz)、11.49(1
H,br)。
【0945】(38)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.96(3H,s)、4.03(3H,s)、
4.55(1H,brd,J=27.4Hz)、4.7
6(2H,s)、6.71(1H,d,J=8.7H
z)、7.25−7.38(1H,m)、7.39−
7.88(19H,m)、10.50(1H,br
s)。
【0946】(39)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.10−2.30(2H,m)、3.58(2
H,t,J=6.6Hz)、4.04−4.19(2
H,m)、4.38−4.72(1H,m)、4.65
(2H,s)、6.39(1H,dd,J=2.3H
z,J=8.6Hz)、6.52(1H,d,J=2.
3Hz)、7.28−7.95(20H,m)、10.
58(1H,brs)。
【0947】(40)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.82−2.11(2H,m)、2.11−2.
38(4H,m)、2.38−2.62(2H,m)、
3.49−3.75(4H,m)、4.04(2H,
t,J=5.9Hz)、4.50−4.93(1H,
m)、4.68(2H,s)、6.40(1H,dd,
J=2.2Hz,J=8.6Hz)、6.54(1H,
d,J=2.2Hz)、7.23−7.37(1H,
m)、7.37−7.62(10H,m)、7.62−
7.96(9H,m)、10.37(1H,brs)。
【0948】(41)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.00(6H,s)、3.89(3H,s)、
4.70(2H,s)、6.49(1H,dd,J=
2.5Hz,J=8.5Hz)、6.57(1H,d,
J=2.5Hz)、6.93(1H,dd,J=2.5
Hz,J=9Hz)、7.08(1H,d,J=2.5
Hz)、7.20−8.05(16H,m)、8.55
−8.65(1H,m)、9.90(1H,br)。
【0949】(42)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.21−1.56(2H,m)、1.67(1
H,br)、1.75−1.94(2H,m)、2.0
1(1H,t,J=10.6Hz)、2.01−2.8
9(14H,m)、3.02−3.28(2H,m)、
3.55−3.78(2H,m)、3.85−4.02
(1H,m)。
【0950】(43)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.83(1H,br)、2.15(1H,dd,
J=4.1Hz,J=12.8Hz)、2.26(6
H,s)、2.43(1H,dd,J=7.8Hz,J
=12.8Hz)、2.53(1H,dd,J=10.
2Hz,J=12.1Hz)、2.68−2.98(3
H,m)、3.50−3.72(2H,m)、3.78
−3.99(1H,m)。
【0951】(44)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.81(3H,s)、3.91(3H,s)、
4.65(2H,s)、6.39(1H,d,J=2.
6Hz)、6.45(1H,dd,J=2.6Hz,J
=8.8Hz)、7.73(1H,d,J=8.8H
z)、10.97(1H,s)。
【0952】(45)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.80(3H,s)、3.87(3H,s)、
4.64(2H,s)、5.16(2H,s)、6.4
2(1H,dd,J=2.4Hz,J=8.7Hz)、
6.60(1H,d,J=2.4Hz)、7.30−
7.43(3H,m)、7.49−7.52(2H,
m)、7.85(1H,d,J=8.7Hz)。
【0953】(46)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.82(3H,s)、3.86(3H,s)、
4.58−4.62(2H,m)、4.66(2H,
s)、5.28−5.58(2H,m)、5.98−
6.19(1H,m)、6.41(1H,dd,J=
2.4Hz,J=8.7Hz)、6.54(1H,d,
J=2.4Hz)、7.83(1H,d,J=8.7H
z)。
【0954】(47)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.52−2.00(8H,m)、3.82(3
H,s)、3.84(3H,s)、4.66(2H,
s)、4.73−4.84(1H,m)、6.37(1
H,dd,J=2.4Hz,J=8.7Hz)、6.5
3(1H,d,J=2.4Hz)、7.79(1H,
d,J=8.7Hz)。
【0955】(48)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.61(3H,s)、3.81(3H,s)、
4.70(2H,s)、6.83−6.97(2H,
m)、7.22−7.33(2H,m)、7.33−
7.45(3H,m)、7.85(1H,d,J=8.
8Hz)。
【0956】(49)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:0.92(3H,t,J=7.4Hz)、1.48
−1.70(2H,m)、2.65−2.78(2H,
m)、3.79(3H,s)、3.90(3H,s)、
4.70(2H,s)、6.25(1H,d,J=8.
9Hz)、7.65(1H,d,J=8.9Hz)、1
1.08(1H,s)。
【0957】(50)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:0.94(3H,t,J=7.3Hz)、1.49
−1.71(2H,m)、2.63−2.77(2H,
m)、3.80(3H,s)、3.83(3H,s)、
3.89(3H,s)、4.70(2H,s)、6.4
8(1H,d,J=8.8Hz)、7.70(1H,
d,J=8.8Hz)。
【0958】(51)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.77(3H,s)、3.79(3H,s)、
4.59(2H,s)、6.45(1H,d,J=2.
5Hz)、6.65(1H,dd,J=2.5Hz,J
=8.8Hz)、6.92−7.03(2H,m)、
7.03−7.17(1H,m)、7.26−7.40
(2H,m)、7.91(1H,d,J=8.8H
z)。
【0959】(52)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.43(3H,s)、3.82(3H,s)、
3.88(3H,s)、4.70(2H,s)、6.5
9(1H,dd,J=8.8Hz,J=2.4Hz)、
6.81(1H,d,J=2.4Hz)、8.00(1
H,t,J=8.8Hz)。
【0960】(53)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:0.93(3H,t,J=7.0Hz)、1.19
−1.62(4H,m)、2.73(2H,t,J=
7.0Hz)、3.79(3H,s)、3.91(3
H,s)、4.70(2H,s)、6.27(1H,
d,J=9.0Hz)、7.67(1H,d,J=9.
0Hz)、11.07(1H,s)。
【0961】(54)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:0.94(3H,t,J=7.2Hz)、1.29
−1.63(4H,m)、2.72(2H,t,J=
7.1Hz)、3.80(3H,s)、3.83(3
H,s)、3.89(3H,s)、4.70(2H,
s)、6.50(1H,d,J=8.8Hz)、7.7
2(1H,d,J=8.8Hz)。
【0962】(55)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.14(3H,t,J=7.5Hz)、2.75
(2H,q,J=7.5Hz)、3.80(3H,
s)、3.91(3H,s)、4.71(2H,s)、
6.28(1H,d,J=9.0Hz)、7.67(1
H,d,J=9.0Hz)、11.08(1H,s)。
【0963】(56)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.18(3H,s)、3.80(3H,s)、
3.91(3H,s)、4.71(2H,s)、6.2
8(1H,d,J=9.0Hz)、7.67(1H,
d,J=9.0Hz)、11.11(1H,s)。
【0964】(57)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.34(3H,s)、3.81(3H,s)、
3.82(3H,s)、3.89(3H,s)、4.7
0(2H,s)、6.51(1H,d,J=8.8H
z)、7.71(1H,d,J=8.8Hz)。
【0965】(58)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.18(3H,t,J=7.5Hz)、2.76
(2H,q,J=7.5Hz)、3.80(3H,
s)、3.84(3H,s)、3.89(3H,s)、
4.71(2H,s)、6.51(1H,d,J=8.
8Hz)、7.73(1H,d,J=8.8Hz)。
【0966】(59)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.30(3H,t,J=7Hz)、3.91(3
H,s)、4.27(2H,q,J=7Hz)、4.6
3(2H,s)、6.41(1H,d,J=2.5H
z)、6.48(1H,dd,J=2.5Hz,J=9
Hz)、7.75(1H,t,J=9Hz)、10.9
6(1H,s)。
【0967】(60)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.30(3H,t,J=7Hz)、3.86(3
H,s)、3.89(3H,s)、4.28(2H,
q,J=7Hz)、6.43(1H,dd,J=2.5
Hz,J=8.5Hz)、6.58(1H,d,J=
2.5Hz)、7.84(1H,d,J=8.5H
z)。
【0968】(61)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.80(3H,s)、3.84(3H,s)、
3.88(3H,s)、4.73(2H,s)、5.9
8(2H,br)、6.12(1H,d,J=9.1H
z)、7.59(1H,d,J=9.1Hz)。
【0969】(62)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.88(6H,s)、3.80(3H,s)、
3.83(3H,s)、3.87(3H,s)、4.7
1(2H,s)、6.48(1H,d,J=8.7H
z)、7.29(1H,d,J=8.7Hz)。
【0970】(63)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.82(3H,s)、3.93(3H,s)、
4.73(2H,s)、6.34(1H,s)、8.0
2(1H,s)、10.93(1H,s)。
【0971】(64)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.82,3.86,3.88(各3H,各s)、
4.77(2H,s)、6.40(1H,s)、8.0
7(1H,d,J=3.1Hz)。
【0972】(65)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:3.73,3.74(各3H,各s)、4.6
3(2H,s)、6.76(1H,s)、7.30(1
H,s)、10.66(1H,brs)。
【0973】(66)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.84(6H,s)、3.89(3H,s)、
4.81(2H,s)、5.23(2H,s)、6.7
0(1H,d,J=9.0Hz)、7.26−7.40
(5H,m)、7.60−7.64(2H,m)。
【0974】(67)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:3.76(3H,s)、4.76(2H,
s)、5.19(2H,s)、6.54(1H,dd,
J=2.3Hz,J=8.7Hz)、6.76(1H,
d,J=2.3Hz)、7.27−7.44(3H,
m)、7.49−7.53(2H,m)、7.69(1
H,d,J=8.7Hz)、13.07(1H,br
s)。
【0975】(68)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:3.74(3H,s)、4.59−4.63
(2H,s)、4.75(2H,s)、5.21−5.
29(2H,m)、5.93−6.09(1H,m)、
6.52(1H,dd,J=2.3Hz,J=8.7H
z)、6.64(1H,d,J=2.3Hz)、7.6
7(1H,d,J=8.7Hz)、13.05(1H,
brs)。
【0976】(69)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:1.52−2.03(8H,m)、3.84(3
H,s)、4.71(2H,s)、4.30−5.20
(2H,m)、6.40(1H,dd,J=2.4H
z,J=8.7Hz)、6.54(1H,d,J=2.
4Hz)、7.80(1H,d,J=8.7Hz)。
【0977】(70)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:0.93(3H,t,J=7.3Hz)、1.47
−1.70(2H,m)、2.62−2.76(2H,
m)、3.83(3H,s)、3.90(3H,s)、
4.74(2H,s)、6.51(1H,d,J=8.
8Hz)、7.20(1H,brs)、7.72(1
H,d,J=8.8Hz)。
【0978】(71)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.39(3H,s)、3.77(3H,
s)、4.81(2H,s)、6.62−6.83(2
H,m)、7.89(1H,d,J=9.1Hz)、1
3.14(1H,brs)。
【0979】(72)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:0.88(3H,t,J=7.1Hz)、1.
19−1.61(4H,m)、2.60(2H,t,J
=6.7Hz)、3.70(3H,s)、3.78(3
H,s)、4.77(2H,s)、6.71(1H,
d,J=8.8Hz)、7.60(1H,d,J=8.
8Hz)、13.05(1H,brs)。
【0980】(73)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.10(3H,s)、3.70(3H,
s)、3.78(3H,s)、4.78(2H,s)、
6.72(1H,d,J=8.9Hz)、7.59(1
H,d,J=8.9Hz)、13.11(1H,br
s)。
【0981】(74)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.08(3H,t,J=7.4Hz)、2.
62(2H,q,J=7.4Hz)、3.72(3H,
s)、3.78(3H,s)、4.79(2H,s)、
6.72(1H,d,J=8.9Hz)、7.60(1
H,d,J=8.9Hz)、13.09(1H,br
s)。
【0982】(75)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:3.38(2H,d,J=6.5Hz)、3.84
(3H,s)、3.86(3H,s)、4.74(2
H,s)、4.95−5.15(2H,m)、5.85
−6.1(1H,m)、6.34(1H,s)、7.6
9(1H,s)、9.28(1H,br)。
【0983】(76)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:3.74,3.82(各3H,各s)、4.9
7(2H,s)、6.74(1H,s)、7.85(1
H,d,J=3.6Hz)、12.82−13.44
(1H,br)。
【0984】(77)1H−NMR(CDCl3)δpp
m:2.91(6H,s)、3.93(3H,s)、
4.73(2H,s)、7.14(1H,d,J=7.
8Hz)、7.90−7.94(2H,m)、9.72
(1H,br)。
【0985】参考例303 適当な出発原料を用い、参考例6と同様にして以下の化
合物を得た。
【0986】・α−(2,3−ジヒドロキシ−4−アセ
チルフェノキシ)酢酸メチル 白色粉末状1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.56(3
H,s)、3.69(3H,s)、4.91(2H,
s)、6.49(1H,d,J=9.1Hz)、7.3
5(1H,d,J=9.1Hz)、8.79(1H,
s)、12.31(1H,s)。
【0987】・α−(2,3−ジメトキシ−4−アセチ
ルフェノキシ)酢酸メチル 白色固体1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.60(3H,
s)、3.81(3H,s)、3.93(3H,s)、
3.99(3H,s)、4.75(2H,s)、6.5
7(1H,d,J=8.9Hz)、7.48(1H,
d,J=8.9Hz)。
【0988】・α−〔2,3−ジメトキシ−4−(2−
ブロモアセチル)フェノキシ〕酢酸メチル 無色油状1 H−NMR(CDCl3)δppm:3.81(3H,
s)、3.93(3H,s)、4.07(3H,s)、
4.57(2H,s)、4.76(2H,s)、6.5
8(1H,d,J=8.9Hz)、7.54(1H,
d,J=8.9Hz)。
【0989】・(2,3−ジメトキシ−4−メトキシカ
ルボニルメトキシベンゾイル)メチレントリフェニルホ
スホラン 無色不定形1 H−NMR(CDCl3)δppm:3.77(3H,
s)、3.94(6H,s)、4.61(1H,br
d,J=27.8Hz)、4.70(2H,s)、6.
56(1H,d,J=8.8Hz)、7.38−7.8
0(16H,m)。
【0990】・α−〔3−(3−クロロプロポキシ)−
4−アセチルフェノキシ)酢酸メチル 黄色油状1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.31(3H,
t,J=7Hz)、2.2−2.5(2H,m)、2.
57(3H,s)、3.77(2H,t,J=6.5H
z)、4.30(2H,t,J=7Hz)、4.66
(2H,s)、6.47(1H,dd,J=2Hz,J
=8.5Hz)、6.57(1H,d,J=2Hz)、
7.81(1H,d,J=8.5Hz)。
【0991】・α−〔3−(3−クロロプロポキシ)−
4−(2−ブロモアセチル)フェノキシ〕酢酸エチル 無色油状1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.31(3H,
t,J=7Hz)、2.25−2.55(2H,m)、
3.55−3.85(2H,m)、4.15−4.4
(4H,m)、4.50(2H,s)、4.68(2
H,s)、6.51(1H,dd,J=2Hz,J=9
Hz)、6.59(1H,d,J=2Hz)、7.89
(1H,d,J=9Hz)。
【0992】・〔2−(3−クロロプロポキシ)−4−
エトキシカルボニルメトキシベンゾイル〕メチレントリ
フェニルホスホラン 淡褐色不定形1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.31(3H,
t,J=7Hz)、2.2−2.7(2H,m)、3.
67(2H,d,J=5.5Hz)、4.27(2H,
q,J=7Hz)、4.2−4.4(2H,m)、4.
66(2H,s)、6.20(1H,br)、6.47
(1H,dd,J=2Hz,J=9Hz)、6.57
(1H,d,J=2Hz)、7.4−8.0(16H,
m)。
【0993】・(2,3−ジメトキシ−4−カルボキシ
メトキシベンゾイル)メチルトリフェニルホスホニウム
クロライド 無色プリズム状(希塩酸より再結晶) mp 137−151℃(分解)1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:3.78(3
H,s)、3.81(3H,s)、4.69(2H,
s)、6.63(1H,d,J=8.9Hz)、7.2
8(1H,d,J=8.9Hz)、7.50−7.80
(15H,m)。
【0994】・〔2−(3−クロロプロポキシ)−4−
カルボキシメトキシベンゾイル〕メチルトリフェニルホ
スホニウムクロライド 淡黄色不定形1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.1−2.45
(2H,m)、3.63(2H,t,J=6.5H
z)、4.04(2H,t,J=5Hz)、4.49
(2H,s)、6.35(1H,dd,J=2Hz,J
=7Hz)、6.48(1H,d,J=2Hz)、7.
35−7.9(16H,m)。
【0995】実施例1 2−(2−イソプロピルフェノキシメチルカルボニルア
ミノ)ベンゾチアゾール6.5g、無水マレイン酸3.
9g及び塩化アルミニウム8.0gの1,2−ジクロロ
エタン50ml溶液を室温で7時間撹拌した。水を加
え、塩化アルミニウムを分解後、酢酸エチルを加え撹拌
した。析出結晶を濾取し、酢酸エチルで洗浄後乾燥し
た。トランス体及びシス体の混合物を7.3g得た。こ
のものをジメチルホルムアミド50mlに溶かし、濃塩
酸1mlを加え、60℃で30分間撹拌した。水約10
0mlを加え、析出結晶を濾取し、メタノール洗浄後乾
燥して、2−[2−イソプロピル−4−(トランス 3
−カルボキシアクリロイル)フェノキシメチルカルボニ
ルアミノ]ベンゾチアゾール6.2gを得た。
【0996】1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.25(6H,d,J=7Hz),3.40(1H,
sept,J=7Hz)、5.12(2H,s)、6.
64(1H,d,J=15.5Hz)、7.03(1
H,d,J=8.5Hz)、7.25−7.5(2H,
m)、7.77(1H,d,J=7.5Hz)、7.8
5−8.05(4H,m)、12.70(1H,b
r)、13.10(1H,br)。
【0997】実施例2 2−[2−イソプロピル−4−(3−カルボキシアクリ
ロイル)フェノキシメチルカルボニルアミノ]ベンゾチ
アゾール1.0g及びトリエチルアミン0.4mlのジ
クロロメタン20ml溶液に、クロロギ酸イソブチル
0.32mlを氷水冷下に滴下した。同温下にN−メチ
ルピペラジン0.27mlを加え、2.5時間撹拌し
た。反応液を水洗乾燥後溶媒を留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタン
→ジクロロメタン:メタノール=30:1)にて精製し
た。エタノールにより再結晶して、2−{2−イソプロ
ピル−4−[3−(4−メチル−1−ピペラジニルカル
ボニル)アクリロイル]フェノキシメチルカルボニルア
ミノ}ベンゾチアゾール0.80gを得た。淡褐色粉末
状 mp190−192℃。
【0998】実施例3 2−[4−(3−カルボキシアクリロイル)フェノキシ
メチルカルボニルアミノ]ベンゾチアゾール1.0g、
チオニルクロリド0.23ml及びジメチルホルムアミ
ド 1滴のジクロロメタン20ml溶液を室温下に10
時間撹拌した。この溶液を4−(4−メチル−1−ピペ
ラジニル)ピペリジン0.5g及びピリジン1mlのジ
クロロメタン20ml溶液中に氷水冷下に滴下した。反
応液に水を加え、5%水酸化ナトリウム水を用いて塩基
性とし、ジクロロメタンで抽出した。水洗、乾燥後溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=50:1→1
0:1)で精製した。得られた化合物を常法に従い塩酸
塩とし、エタノール−ジエチルエーテルより再結晶し
て、2−[4−{3−[4−(4−メチル−1−ピペラ
ジニル)−1−ピペリジニルカルボニル)アクリロイ
ル}フェノキシメチルカルボニルアミノ]ベンゾチアゾ
ール・2塩酸塩0.14gを得た。
【0999】白色粉末状 mp202.5−225℃(分解)1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.35−
1.8(2H,m)、2.0−2.3(2H,m)、
2.6−3.9(11H,m)、2.81(3H,
s)、4.1−4.3(1H,m)、4.5−4.7
(1H,m)、5.08(2H,s)、7.15(2
H,d,J=9Hz)、7.3−7.55(3H,
m)、7.76(1H,d,J=14Hz)、7.77
(1H,d,J=8.5Hz)、7.98(1H,d,
J=8Hz)、8.05(2H,d,J=9Hz)、1
2.67(1H,br)。
【1000】実施例4 2−[2−イソプロピル−4−(3−カルボキシアクリ
ロイル)フェノキシメチルカルボニルアミノ]ベンゾチ
アゾール0.97gのジメチルホルムアミド10ml溶
液に4−(4−メチル−1−ピペラジニル)ピペリジン
0.65g及びシアノリン酸ジエチル0.6mlを室温
で滴下した。トリエチルアミン0.5mlを加え、室温
で10分間撹拌した。水を加え酢酸エチル抽出し水洗乾
燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=1
00:1→10:1)で精製した。得られた化合物をエ
タノール中で常法に従い塩酸塩とし、エタノール−ジエ
チルエーテルより再結晶して、2−{2−イソプロピル
−4−[3−[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)
−1−ピペリジニルカルボニル]アクリロイル]フェノ
キシメチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール・2塩
酸塩0.45gを得た。
【1001】黄色粉末状 mp186−190℃(分解)。
【1002】実施例5 ジブチルタトレート4.0gのメタノール100ml溶
液中に過ヨウ素酸ナトリウム3.0gの水30ml溶液
を加え10分撹拌後、酢酸エチルで抽出した。ジメチル
{[3−メトキシ−4−(2−ベンゾチアゾリルアミノ
カルボニルメトキシ)ベンゾイル]メチル}ホスホネー
ト5.7gのテトラヒドロフラン100ml懸濁液に氷
冷下反応液が均一になるまで5%水酸化ナトリウム水を
加え、前記ジブチルタトレートから調製したグリオキサ
レートのテトラヒドロフラン30ml溶液中を氷冷下に
滴下した。30分間撹拌後、5%塩酸で酸性としテトラ
ヒドロフランを減圧留去した。析出結晶を濾取し、ジク
ロロメタンで洗浄した。ジクロロメタン層を留去し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;ジクロロメタン:メタノール=200:1)で精
製し、2−[2−メトキシ−4−(3−ブトキシカルボ
ニルアクリロイル)フェノキシメチルカルボニルアミ
ノ]ベンゾチアゾール2.85gを得た。このものはテ
トラヒドロフラン−5%水酸化ナトリウム水の条件下、
室温で30分間撹拌することにより、2−[2−メトキ
シ−4−(3−カルボキシアクリロイル)フェノキシメ
チルカルボニルアミノ]ベンゾチアゾール2.9gを得
た。
【1003】1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
3.89(3H,s)、5.09(2H,s)、6.6
7(1H,d,J=15.5Hz)、7.08(1H,
d,J=8.5Hz)、7.25−7.55(2H,
m)、7.57(1H,m)、7.7−8.1(4H,
m)、11.68(1H,br)。
【1004】実施例6 プロピオール酸エチル17.7mlのテトラヒドロフラ
ン450ml溶液に−78℃で1.71M n−ブチル
リチウムのn−ヘキサン溶液102mlを滴下し、10
分間撹拌した。この溶液に同温で2−(2−メトキシ−
4−ホルミルフェノキシメチルカルボニルアミノ)ベン
ゾチアゾール20gのテトラヒドロフラン400ml及
びN,N−ジメチルプロピレンウレア、40ml溶液を
15分かけて滴下した。更に10分撹拌し、次いで冷却
浴から反応容器を取り出し20分撹拌後、酢酸11ml
を加えた。酢酸エチルにて希釈後、飽和炭酸ナトリウム
水溶液にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥後濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロ
ロメタン:メタノール=100:1→50:1)にて精
製することにより、暗褐色油状の2−[2−メトキシ−
4−(3−メトキシカルボニル−1−ヒドロキシプロパ
ルギル)フェノキシメチルカルボニルアミノ]ベンゾチ
アゾール33.7gを得た。
【1005】2−[2−メトキシ−4−(3−メトキシ
カルボニル−1−ヒドロキシプロパルギル)フェノキシ
メチルカルボニルアミノ]ベンゾチアゾール33.7g
のジメチルホルムアミド150ml溶液にトリn−ブチ
ルアミン14.3mlを加え、室温で1.5時間撹拌し
た。酢酸エチルで希釈し、0.15N塩酸にて洗浄後、
硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒留去中の析出晶を濾
取し、淡黄色粉末の2−[2−メトキシ−4−(トラン
ス−3−メトキシカルボニルアクリロイル)フェノキシ
メチルカルボニルアミノ]ベンゾチアゾール(化合物
A)5.5gを得た。一方、濾液を濃縮し、エタノール
−ジエチルエーテルにて結晶化することにより、淡黄色
粉末の2−[2−メトキシ−4−(シス−3−メトキシ
カルボニルアクリロイル)フェノキシメチルカルボニル
アミノ]ベンゾチアゾール(化合物B)6.0gを得
た。
【1006】化合物A;1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.26(3
H,t,J=7.1Hz)、3.92(3H,s)、
4.21(2H,q,J=7.1Hz)、5.11(2
H,s)、6.71(1H,d,J=15.5Hz)、
7.08(1H,d,J=8.6Hz)、7.31−
7.37(1H,m)、7.44−7.50(1H,
m)、7.59(1H,d,J=2.0Hz)、7.7
5−7.81(2H,m)、7.98(1H,d,J=
15.5Hz)、8.00−8.02(1H,m)、1
2.67(1H,brs)。
【1007】化合物B;1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.05(3
H,t,J=7.1Hz)、3.89(3H,s)、
3.97(2H,q,J=7.1Hz)、5.11(2
H,s)、6.35(1H,d,J=12.3Hz)、
7.05(1H,d,J=8.8Hz)、7.21(1
H,d,J=12.3Hz)、7.31−7.37(1
H,m)、7.44−7.50(3H,m)、7.78
−7.81(1H,m)、7.99−8.02(1H,
m)、12.62(1H,brs)。実施例7 2−{2−イソプロピル−4−[トランス−3−(4−
メチル−1−ピペラジニル)カルボニルアクリロイル]
フェノキシメチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール
100mgのジメチルホルムアミド10ml溶液を窓際
に直射日光が当たるようにして6.5時間放置した。水
を加え、結晶を濾取し、エタノールより再結晶して、2
−{2−イソプロピル−4−[シス−3−(4−メチル
−1−ピペラジニル)カルボニルアクリロイル]フェノ
キシメチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール45m
gを得た。
【1008】淡黄色粉末状 mp114−115℃。
【1009】実施例8 ジメチル{[3−メトキシ−4−(2−ベンゾチアゾリ
ルアミノカルボニルメトキシ)ベンゾイル]メチル}ホ
スホネート1.7g及びピリジン−4−アルデヒド0.
5gのテトラヒドロフラン30ml溶液に氷冷下、5%
水酸化ナトリウム6mlを加え5時間撹拌した。酢酸で
中和後、析出結晶を濾取した。ジクロロメタン−エタノ
ール−ジエチルエーテルにて再結晶して、2−{2−メ
トキシ−4−[3−(4−ピリジル)アクリロイル]フ
ェノキシメチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール
1.3gを得た。
【1010】淡黄色粉末 mp206−207℃。
【1011】実施例9 2−[2−メトキシ−4−(3−t−ブトキシカルボニ
ル−1−ヒドロキシプロパルギル)フェノキシメチルカ
ルボニルアミノ]ベンゾチアゾール1gのクロロホルム
50ml溶液に活性化二酸化マンガン1gを加え、2時
間還流した。更に二酸化マンガン1gを追加し、1.5
時間還流を続けた。セライト濾過し、濾液を濃縮した。
残渣をエタノールにて再結晶し、黄色粉末の2−[2−
メトキシ−4−(3−t−ブトキシカルボニルプロピオ
リル)フェノキシメチルカルボニルアミノ]ベンゾチア
ゾール0.5gを得た。
【1012】実施例10 2−[2−メトキシ−4−(3−t−ブトキシカルボニ
ルプロピオロイル)フェノキシメチルカルボニルアミ
ノ]ベンゾチアゾール0.5gの塩化メチレン30ml
溶液にトリフルオロ酢酸10mlを加え、室温にて4時
間撹拌した。濃縮し、残渣に塩化メチレンを加えて撹拌
した。析出晶を濾取し、ジクロロメタン−トリフルオロ
酢酸より再結晶して、褐色粉末の2−[2−メトキシ−
4−(3−カルボキシプロピオロイル)フェノキシメチ
ルカルボニルアミノ]ベンゾチアゾール0.26gを得
た。
【1013】mp174−176℃ 適当な出発原料を用い、実施例1又は5と同様にして以
下の化合物を得た。
【1014】
【表79】
【1015】
【表80】
【1016】
【表81】
【1017】
【表82】
【1018】
【表83】
【1019】
【表84】
【1020】
【表85】
【1021】
【表86】
【1022】
【表87】
【1023】
【表88】
【1024】
【表89】
【1025】
【表90】
【1026】表79〜表90に示す各化合物の1H−N
MRスペクトル(NMR(1)〜NMR(29))は以
下の通りである。
【1027】NMR(1)(DMSO−d6)δpp
m:0.92(3H,t,J=7.4Hz)、1.58
−1.69(2H,m)、2.69(2H,t,J=
7.4Hz)、5.12(2H,s)、6.65(1
H,d,J=15.4Hz)、7.03(1H,d,J
=8.6Hz)、7.31(1H,t,J=7.6H
z)、7.44(1H,t,J=7.7Hz)、7.7
6(1H,d,J=7.7Hz)、7.87−7.99
(4H,m)。
【1028】NMR(2)(DMSO−d6)δpp
m:1.25(6H,d,J=7Hz)、3.40(1
H,sept,J=7Hz)、5.12(2H,s)、
6.64(1H,d,J=15.5Hz)、7.03
(1H,d,J=8.5Hz)、7.25−7.5(2
H,m)、7.77(1H,d,J=7.5Hz)、
7.85−8.05(4H,m)、12.70(1H,
br)、13.10(1H,br)。
【1029】NMR(3)(DMSO−d6)δpp
m:5.07(2H,s)、6.65(1H,d,J=
15.5Hz)、7.15(2H,d,J=9Hz)、
7.15−7.5(2H,m)、7.76(1H,d,
J=7Hz)、7.89(1H,d,J=15.5H
z)、7.99(1H,d,J=7Hz)、8.05
(2H,d,J=9Hz)、12.70(1H,b
r)、13.04(1H,br)。
【1030】NMR(4)(DMSO−d6)δpp
m:0.89(3H,t,J=6.4Hz)、1.21
−1.50(4H,m)、1.53−1.79(2H,
m)、2.69(2H,t,J=8.0Hz)、5.1
4(2H,s)、6.64(1H,d,J=15.5H
z)、7.04(1H,d,J=8.5Hz)、7.3
0−7.38(1H,m)、7.43−7.51(1
H,m)、7.78−7.82(1H,d,J=7.9
Hz)、7.85−8.10(4H,m)。
【1031】NMR(5)(DMSO−d6)δpp
m:5.22(2H,s)、6.67(1H,d,J=
15.5Hz)、7.24−7.49(3H,m)、
7.77(1H,d,J=7.6Hz)、7.89(1
H,d,J=15.5Hz)、7.96−8.12(3
H,m)、12.83(1H,br)。
【1032】NMR(6)(DMSO−d6)δpp
m:1.6−1.9(4H,m)、2.65−3.0
(4H,m)、5.06(2H,s)、6.45(1
H,d,J=16Hz)、6.82(1H,d,J=
8.5Hz)、7.25−7.65(4H,m)、7.
75(1H,d,J=8Hz)、7.97(1H,d,
J=8Hz)、12.85(1H,br)。
【1033】NMR(7)(DMSO−d6)δpp
m:2.22(3H,s)、2.31(3H,s)、
5.05(2H,s)、6.44(1H,d,J=1
5.5Hz)、6.85(1H,d,J=8.5H
z)、7.25−7.6(4H,m)、7.76(1
H,d,J=8Hz)、7.98(1H,d,J=8H
z)、12.83(1H,br)。
【1034】NMR(8)(DMSO−d6)δpp
m:2.36(6H,s)、4.75(2H,s)、
6.67(1H,d,J=15.5Hz)、7.30−
7.53(2H,m)、7.77(1H,d,J=8.
9Hz)、7.79(2H,s)、7.91(1H,
d,J=15.5Hz)、8.00(1H,d,J=
7.00Hz)、12.09−13.2(2H,b
r)。
【1035】NMR(9)(DMSO−d6)δpp
m:2.10(6H,s)、4.95(2H,s)、
6.22(1H,d,J=16Hz)、6.78(2
H,s)、7.02(1H,d,J=16Hz)、7.
25−7.5(2H,m)、7.76(1H,d,J=
8Hz)、7.98(1H,d,J=7.5Hz)、1
2.9(2H,br)。
【1036】NMR(10)(CDCl3)δppm:
1.37(3H,d,J=7.0Hz)、4.14(2
H,q,J=7.0Hz)、5.09(2H,s)、
6.65(1H,d,J=15.5Hz)、7.06
(1H,d,J=8.6Hz)、7.31(1H,d,
J=7.4Hz)、7.44(1H,t,J=7.4H
z)、7.55(1H,s)、7.67−7.78(2
H,m)、7.90(1H,d,J=15.5Hz)、
7.98(1H,d,J=7.4Hz)、12.74
(2H,br)。
【1037】NMR(11)(DMSO−d6)δpp
m:2.45(3H,s)、5.03(2H,s)、
6.45(1H,d,J=15.6Hz)、6.90−
7.06(2H,m)、7.28−7.35(1H,
m)、7.41−7.48(1H,m)、7.56(1
H,d,J=15.6Hz)、7.75(2H,t,J
=7.4Hz)、7.97−8.00(1H,m)、1
2.80(2H,brs)。
【1038】NMR(12)(DMSO−d6)δpp
m:1.13(3H,t,J=7.4Hz)、2.80
(2H,q,J=7.4Hz)、5.03(2H,
s)、6.47(1H,d,J=15.6Hz)、6.
94(1H,dd,J=2.5Hz,J=8.6H
z)、7.01(1H,d,J=2.5Hz)、7.2
7−7.50(2H,m)、7.53(1H,t,J=
15.6Hz)、7.68−7.81(2H,m)、
7.92−8.03(1H,m)、12.86(2H,
br)。
【1039】NMR(14)(DMSO−d6)δpp
m:0.82(3H,t,J=7.2Hz)、1.17
−1.40(2H,m)、1.40−1.61(2H,
m)、2.72−2.90(2H,m)、5.06(2
H,s)、6.46(1H,d,J=15.7Hz)、
6.91−7.07(2H,m)、7.30−7.41
(1H,m)、7.41−7.54(1H,m)、7.
51(1H,d,J=15.7Hz)、7.74−7.
82(2H,m)、8.00−8.04(1H,m)。
【1040】NMR(15)(DMSO−d6)δpp
m:5.08(2H,s)、6.50(1H,d,J=
15.7Hz)、7.13(1H,dd,J=2.5H
z,J=8.7Hz)、7.27−7.49(4H,
m)、7.71(1H,d,J=8.7Hz)、7.7
6(1H,d,J=7.0Hz)、7.99(1H,
d,J=7.0Hz)、12.85(1H,br)。
【1041】NMR(16)(DMSO−d6)δpp
m:5.09(2H,s)、6.61(1H,d,J=
15.6Hz)、6.98−7.13(2H,m)、
7.30(1H,t,J=7.1Hz)、7.44(1
H,t,J=7.1Hz)、7.63(1H,dd,J
=3.4Hz,J=15.6Hz)、7.74−7.9
0(2H,m)、7.97(1H,d,J=7.1H
z)、12.88(1H,br)。
【1042】NMR(17)(DMSO−d6)δpp
m:3.89(3H,s)、5.06(2H,s)、
6.51(1H,d,J=15.5Hz)、6.71
(1H,dd,J=2.2Hz,J=8.7Hz)、
6.82(1H,d,J=2.2Hz)、7.25−
7.50(2H,m)、7.66(1H,d,J=8.
7Hz)、7.70(1H,d,J=15.5Hz)、
7.74−7.81(1H,m)、7.94−8.03
(1H,m)、12.80(2H,br)。
【1043】NMR(18)(DMSO−d6)δpp
m:1.34(3H,t,J=6.9Hz)、4.15
(2H,q,J=6.9Hz)、5.05(2H,
s)、6.45(1H,d,J=15.5Hz)、6.
68(1H,dd,J=2.0Hz,J=8.7H
z)、6.77(1H,d,J=2.0Hz)、7.2
6−7.50(2H,m)、7.66(1H,d,J=
8.7Hz)、7.72−7.81(1H,m)、7.
79(1H,d,J=15.5Hz)、7.91−8.
05(1H,m)、12.77(2H,br)。
【1044】NMR(19)(DMSO−d6)δpp
m:3.89(3H,s)、5.09(2H,s)、
6.67(1H,d,J=15.5Hz)、7.08
(1H,d,J=8.5Hz)、7.25−7.55
(2H,m)、7.57(1H,m)、7.7−8.1
(4H,m)、11.68(1H,br)。
【1045】NMR(20)(DMSO−d6)δpp
m:1.29(6H,d,J=6.0Hz)、4.82
(1H,sept,J=6.0Hz)、5.05(2
H,s)、6.43(1H,d,J=15.5Hz)、
6.89(1H,dd,J=2.3Hz,J=8.7H
z)、6.78(1H,d,J=2.3Hz)、7.3
1(1H,t,J=7.0Hz)、7.45(1H,
t,J=7.0Hz)、7.66(1H,d,J=8.
7Hz)、7.78(1H,d,J=15.5Hz)、
7.80(1H,d,J=7.0Hz)、7.99(1
H,d,J=7.0Hz)、12.76(1H,b
r)。
【1046】NMR(21)(DMSO−d6)δpp
m:4.92(2H,q,J=8.7Hz)、5.07
(2H,s)、6.48(1H,d,J=15.5H
z)、6.81(1H,dd,J=2.3Hz,J=
8.8Hz)、6.93(1H,d,J=2.3H
z)、7.32(1H,t,J=7.0Hz)、7.4
5(1H,t,J=7.0Hz)、7.62−7.79
(3H,m)、7.99(1H,d,J=7.0H
z)、12.78(1H,br)。
【1047】NMR(22)(DMSO−d6)δpp
m:5.28(2H,s)、6.69(1H,d,J=
15.5Hz)、7.25−7.55(3H,m)、
7.77(1H,d,J=8Hz)、7.92(1H,
d,J=15.5Hz)、7.98(1H,d,J=
7.5Hz)、8.15−8.45(2H,m)、1
2.88(1H,br)。
【1048】NMR(23)(DMSO−d6)δpp
m:1.03(3H,t,J=7Hz)、1.18(3
H,t,J=7Hz)、3.1−3.5(4H,m)、
4.96(2H,s)、5.10(2H,s)、6.6
3(1H,d,J=15.5Hz)、7.10(1H,
d,J=8.5Hz)、7.25−7.55(3H,
m)、7.7−7.85(2H,m)、7.86(1
H,d,J=15.5Hz)、7.98(1H,d,J
=7.5Hz)、12.66(1H,br)。
【1049】NMR(24)(DMSO−d6)δpp
m:3.90(3H,s)、5.18(2H,s)、
6.67(1H,d,J=15.5Hz)、7.28−
7.36(2H,m)、7.46(1H,t,J=7.
6Hz)、7.78(1H,d,J=7.6Hz)、
7.89(1H,d,J=15.5Hz)、7.99
(1H,t,J=7.6Hz)、8.25(1H,d
d,J=2.3Hz,J=8.9Hz)、8.38(1
H,d,J=2.3Hz)。
【1050】NMR(25)(DMSO−d6)δpp
m:2.48(2H,t,J=7.5Hz)、3.12
(2H,t,J=7.5Hz)、5.04(2H,
s)、6.52(1H,d,J=15.7Hz)、7.
13(1H,d,J=8.7Hz)、7.34(1H,
t,J=7.2Hz)、7.42−7.63(3H,
m)、7.80(1H,d,J=7.6Hz)、8.0
2(1H,d,J=7.2Hz)、10.33(1H,
br)、12.98(1H,br)。
【1051】NMR(26)(DMSO−d6)δpp
m:2.71(2H,t,J=7.6Hz)、2.98
(2H,t,J=7.6Hz)、3.59(3H,
s)、5.13(2H,s)、6.60−6.75(1
H,m)、7.04−7.08(1H,m)、7.27
−7.38(1H,m)、7.38−7.51(1H,
m)、7.55−7.78(1H,m)、7.84−
7.99(4H,m)、9.40(2H,brs)。
【1052】NMR(27)(DMSO−d6+CDC
3)δppm:2.66(2H,t,J=8.8H
z)、2.84(3H,s)、2.89−3.06(5
H,m)、5.01(2H,s)、6.57−6.75
(1H,m)、6.90−7.10(1H,m)、7.
18−7.30(1H,m)、7.30−7.41(1
H,m)、7.63−7.72(1H,m)、7.72
−7.90(3H,m)、7.96(1H,s)、1
1.50−13.00(2H,brs)。
【1053】NMR(28)(DMSO−d6)δpp
m:1.00(3H,t,J=7.0Hz)、1.07
(3H,t,J=7.0Hz)、2.68(2H,t,
J=7.4Hz)、3.01(2H,t,J=7.4H
z)、3.15−3.46(4H,m)、5.06(2
H,s)、6.78(2H,d,J=15.4Hz)、
6.95−6.99(1H,m)、7.25−7.30
(1H,m)、7.38−7.43(1H,m)、7.
72−7.85(5H,m)。
【1054】NMR(29)(DMSO−d6)δpp
m:1.12(3H,t,J=7.1Hz)、2.69
(2H,t,J=7.8Hz)、2.98(2H,t,
J=7.8Hz)、4.00(2H,q,J=7.1H
z)、5.13(2H,s)、6.61(1H,d,J
=15.4Hz)、7.04(1H,d,J=8.8H
z)、7.30−7.40(1H,m)、7.55(1
H,m)、7.75(1H,d,J=7.3Hz)、
7.86(1H,d,J=15.4Hz)、7.91−
8.10(3H,m)、12.40−13.30(2
H,m)。
【1055】適当な出発原料を用い、実施例3又は4と
同様にして下記表91〜表166に示す化合物を得た。
【1056】
【表91】
【1057】
【表92】
【1058】
【表93】
【1059】
【表94】
【1060】
【表95】
【1061】
【表96】
【1062】
【表97】
【1063】
【表98】
【1064】
【表99】
【1065】
【表100】
【1066】
【表101】
【1067】
【表102】
【1068】
【表103】
【1069】
【表104】
【1070】
【表105】
【1071】
【表106】
【1072】
【表107】
【1073】
【表108】
【1074】
【表109】
【1075】
【表110】
【1076】
【表111】
【1077】
【表112】
【1078】
【表113】
【1079】
【表114】
【1080】
【表115】
【1081】
【表116】
【1082】
【表117】
【1083】
【表118】
【1084】
【表119】
【1085】
【表120】
【1086】
【表121】
【1087】
【表122】
【1088】
【表123】
【1089】
【表124】
【1090】
【表125】
【1091】
【表126】
【1092】
【表127】
【1093】
【表128】
【1094】
【表129】
【1095】
【表130】
【1096】
【表131】
【1097】
【表132】
【1098】
【表133】
【1099】
【表134】
【1100】
【表135】
【1101】
【表136】
【1102】
【表137】
【1103】
【表138】
【1104】
【表139】
【1105】
【表140】
【1106】
【表141】
【1107】
【表142】
【1108】
【表143】
【1109】
【表144】
【1110】
【表145】
【1111】
【表146】
【1112】
【表147】
【1113】
【表148】
【1114】
【表149】
【1115】
【表150】
【1116】
【表151】
【1117】
【表152】
【1118】
【表153】
【1119】
【表154】
【1120】
【表155】
【1121】
【表156】
【1122】
【表157】
【1123】
【表158】
【1124】
【表159】
【1125】
【表160】
【1126】
【表161】
【1127】
【表162】
【1128】
【表163】
【1129】
【表164】
【1130】
【表165】
【1131】
【表166】
【1132】適当な出発原料を用い、実施例5と同様に
して下記表167〜表169に示す化合物を得た。
【1133】
【表167】
【1134】
【表168】
【1135】
【表169】
【1136】適当な出発原料を用い、実施例8と同様に
して下記表170〜表190に示す化合物を得た。
【1137】
【表170】
【1138】
【表171】
【1139】
【表172】
【1140】
【表173】
【1141】
【表174】
【1142】
【表175】
【1143】
【表176】
【1144】
【表177】
【1145】
【表178】
【1146】
【表179】
【1147】
【表180】
【1148】
【表181】
【1149】
【表182】
【1150】
【表183】
【1151】
【表184】
【1152】
【表185】
【1153】
【表186】
【1154】
【表187】
【1155】
【表188】
【1156】
【表189】
【1157】
【表190】
【1158】表91〜表190に示す各化合物の1H−
NMRスペクトル(NMR(1)〜NMR(55))は
以下の通りである。
【1159】NMR(1)(CDCl3)δppm:
2.33(3H,s),2.45(4H,t,J=5H
z),3.6−3.8(4H,m),4.85(2H,
s),7.09(2H,d,J=9Hz),7.3−
7.55(2H,m),7.50(1H,d,J=15
Hz),7.8−7.95(2H,m),7.93(1
H,d,J=15Hz),8.10(2H,d,J=9
Hz),9.88(1H,br)。
【1160】NMR(2)(DMSO−d6)δpp
m:1.35−1.8(2H,m),2.0−2.3
(2H,m),2.6−3.9(11H,m),2.8
1(3H,s),4.1−4.3(1H,m),4.5
−4.7(1H,m),5.08(2H,s),7.1
5(2H,d,J=9Hz),7.3−7.55(3
H,m),7.76(1H,d,J=14Hz),7.
77(1H,d,J=8.5Hz),7.98(1H,
d,J=8Hz),8.05(2H,d,J=9H
z),12.67(1H,br)。
【1161】NMR(3)(DMSO−d6)δpp
m:2.32(3H,s),2.45−4.50(20
H,m,2.50(s)),5.14(2H,s),
7.04(1H,d,J=9.3Hz),7.26−
7.52(3H,m),7.70−8.10(5H,
m),11.30−12.35,12.35−13.2
0(全3H,br)。
【1162】NMR(4)(DMSO−d6)δpp
m:2.60−4.50(20H,m),5.23(2
H,s),7.20−7.55(4H,m),7.70
−8.10(5H,m),11.30−13.20(3
H,br)。
【1163】NMR(5)(DMSO−d6)δpp
m:0.926(3H,t,J=7.4Hz),1.5
−1.9(4H,m),2.05−2.3(2H,
m),2.6−2.8(3H,m),2.81(3H,
s),3.0−3.3(1H,m),3.3−3.9
(9H,m),4.15−4.35(1H,m),4.
5−4.8(1H,m),5.12(2H,s),7.
02(1H,d,J=8.6Hz),7.27−7.4
7(3H,m),7.74−7.99(4H,m),
7.91(1H,d,J=15Hz),11.5−1
3.0(3H,br)。
【1164】NMR(6)(DMSO−d6)δpp
m: 0.93(3H,t,J=7.4Hz),1.5
5−1.75(2H,m),2.6−2.8(4H,
m),2.79(3H,s),3.0−4.15(14
H,m),4.2−4.4(1H,m),5.12(2
H,s),7.03(1H,d,J=8.5Hz),
7.25−7.55(2H,m),7.45(1H,
s),7.75−7.9(4H,m),7.79(1
H,d,J=8.5Hz)。
【1165】NMR(7)(DMSO−d6)δpp
m:1.25(6H,d,J=7Hz),1.3−2.
0(4H,m),2.6−3.5(6H,m),5.1
2(2H,s),6.77(1H,dd,J=6Hz,
J=15.5Hz),7.00(1H,d,J=8.5
Hz),7.17(1H,d,J=15.5Hz),
7.25−7.5(2H,m),7.7−8.05(4
H,m),9.14(2H,br)、12.73(1
H,br)。
【1166】NMR(8)(CDCl3)δppm:
1.62(3H,t,J=7.3Hz),1.76−
2.03(4H,m),2.85−3.09(2H,
m),3.95−4.11(2H,m),4.52(2
H,q,J=7.3Hz),4.88(2H,s),
5.28(1H,brs),6.98(1H,d,J=
7.5Hz),7.32−7.43(1H,m),7.
43−7.55(1H,m),7.56(1H,d,J
=15.2Hz),7.77−7.93(2H,m),
8.00−8.12(2H,m),8.35(1H,
d,J=15.2Hz),10.85(1H,br
s)。
【1167】NMR(9)(DMSO−d6)δpp
m:0.93(3H,t,J=7.4Hz),1.5−
1.8(2H,m),1.8−2.2(4H,m),
2.69(2H,t,J=7.4Hz),2.8(3
H,s),3.0−4.3(12H,m),4.3−
4.6(1H,m),5.13(2H,s),7.03
(1H,d,J=8.6Hz),7.17(1H,d,
J=15.1Hz),7.30(1H,t,J=7H
z),7.74−7.99(5H,m),11.5−1
2.3(1H,br),12.3−13.3(1H,b
r)。
【1168】NMR(10)(DMSO−d6)δpp
m:1.56−1.91(4H,m),2.70−2.
90(7H,m),3.10−3.52(8H,m),
5.14(2H,s),6.65−6.75(1H,
m),6.99−7.15(2H,m),7.28−
7.40(1H,m),7.40−7.52(1H,
m),7.52−7.60(2H,m),7.72−
7.85(1H,m),7.90−8.08(4H,
m),10.90−13.18(3H,m)。
【1169】NMR(11)(DMSO−d6)δpp
m:1.40−1.89(2H,m),1.96−2.
32(2H,m),2.58−2.96(4H,m),
2.96−3.83(10H,m),3.89(3H,
s),4.06−4.34(1H,m),4.42−
4.71(1H,m),5.08(2H,s),7.0
7(1H,d,J=8.5Hz),7.31(1H,
t,J=7.0Hz),7.38−7.69(3H,
m),7.69−7.92(3H,m),7.98(1
H,d,J=8.5Hz),11.76(2H,b
r)、12.71(1H,br)。NMR(12)(D
MSO−d6)δppm:1.40−1.85(2H,
m),2.00−2.23(2H,m),2.40(3
H,s),2.60−2.88(1H,m),2.81
(3H,s),3.00−3.80(10H,m),
3.89(3H,s),4.10−4.30(1H,
m),4.48−4.78(1H,m),5.06(2
H,s),7.04(1H,d,J=8.5Hz),
7.21−7.31(1H,m),7.40(1H,
d,J=15.2Hz),7.52−7.60(1H,
m),7.60−7.88(4H,m),11.02−
12.33(2H,m),12.33−12.80(1
H,m)。
【1170】NMR(13)(DMSO−d6)δpp
m:2.40(3H,s),2.81(3H,s),
2.90−4.35(15H,m),3.89(3H,
s),5.07(2H,s),6.99−7.12(1
H,m),7.12−7.35(2H,m),7.52
−7.60(1H,m),7.60−7.91(4H,
m),11.00−13.28(3H,m)。
【1171】NMR(14)(CDCl3)δppm:
1.31−1.64(2H,m),1.77−2.07
(2H,m),2.21−2.87(10H,m),
2.29(3H,s),2.67(3H,s),3.0
6−3.26(1H,m),3.96−4.28(1
H,m),4.10(3H,s),4.62−4.78
(1H,m),4.87(2H,s),7.07(1
H,d,J=8.1Hz),7.14−7.32(2
H,m),7.52(1H,d,J=14.9Hz),
7.61−7.77(3H,m),7.91(1H,
d,J=14.9Hz)。
【1172】NMR(15)(CDCl3)δppm:
1.20−2.16(4H,m),2.31−2.72
(3H,m),2.44(3H,s),2.72−3.
34(2H,m),4.85(2H,s),6.76−
7.06(3H,m),7.21−7.58(2H,
m),7.72−8.00(4H,m)。
【1173】NMR(16)(CDCl3)δppm:
1.43−2.13(4H,m),2.28(6H,
s),2.45(3H,s),2.53−3.28(5
H,m),3.56−4.56(2H,m),4.86
(2H,s),6.80−7.11(3H,m),7.
28−7.53(2H,m),7.74−7.93(4
H,m)。
【1174】NMR(17)(CDCl3)δppm:
1.3−1.5(2H,m),1.7−1.9(2H,
m),2.6−2.8(2H,m),2.8−3.3
(2H,m),3.90(3H,s),4.80(2
H,s),6.5−6.65(2H,m),6.73
(1H,d,J=15.5Hz),6.87(1H,d
d,J=15.5Hz,J=6Hz),7.3−7.5
5(2H,m),7.6−7.95(4H,m)。
【1175】NMR(18)(CDCl3)δppm:
1.12(3H,t,J=5.9Hz),1.28−
3.78(11H,m),4.97(1H,t,J=
5.3Hz),6.68−7.53(5H,m),7.
70−8.14(4H,m)。
【1176】NMR(19)(DMSO−d6)δpp
m:1.29−2.11(4H,m),2.32(3
H,s),2.60−3.08(3H,m),3.08
−3.56(3H,m),3.91(6H,s),4.
85(2H,s),6.73−6.93(1H,m),
7.19−7.54(5H,m),7.71−7.83
(1H,m),7.93−8.05(1H,m),8.
29−8.80(1H,m),12.14(1H,br
s)。
【1177】NMR(20)(CDCl3)δppm:
1.86−2.13(2H,m),2.39(3H,
s),2.48−3.06(12H,m),3.82
(3H,s),4.87(2H,s),6.82−8.
09(9H,m),7.04(1H,s),7.21
(1H,s)。
【1178】NMR(21)(DMSO−d6)δpp
m:1.4−2.2(6H,m),2.35(3H,
s),2.65−2.85(2H,m),2.95−
4.05(14H,m),5.07(2H,s),6.
78(1H,dd,J=7Hz,J=15.5Hz),
7.02(1H,d,J=8.5Hz),7.16(1
H,d,J=15.5Hz),7.26(1H,d,J
=3.5Hz),7.50(1H,d,J=3.5H
z),7.8−8.0(2H,m),9.58(1H,
br)、12.45(1H,br)。
【1179】NMR(22)(DMSO−d6)δpp
m:1.33−1.71(5H,m),1.80−2.
00(1H,m),2.00−2.21(2H,m),
2.65−2.77(2H,m),2.80(3H,
s),2.88−3.10(4H,m),3.10−
4.00(14H,m),4.00−4.23(1H,
m),4.47−4.66(1H,m),5.13(2
H,s),6.71−6.87(1H,m),6.98
−7.09(1H,m),7.09−7.22(1H,
m),7.26−7.40(1H,m),7.40−
7.52(1H,m),7.72−7.83(1H,
m),7.83−7.97(2H,m),7.97−
8.08(1H,m),11.32−12.55(2
H,m),12.70(1H,brs)。
【1180】NMR(23)(CDCl3)δppm:
1.43−2.28(12H,m),2.28−3.0
1(13H,m),3.23−3.56(2H,m),
3.56−4.09(5H,m),4.87(2H,
s),6.74−7.02(3H,m),7.22−
7.53(2H,m),7.70−7.97(4H,
m)。
【1181】NMR(24)(CDCl3)δppm:
1.43−2.18(12H,m),2.37−2.6
8(8H,m),2.86(2H,t,J=7.7H
z),2.97−3.16(2H,m),3.25−
3.53(2H,m),3.56−3.80(4H,
m),3.82−4.03(2H,m),4.85(2
H,s),6.79−7.00(3H,m),7.22
−7.53(2H,m),7.68−7.93(4H,
m)。
【1182】NMR(25)(CDCl3)δppm:
1.48−3.22(19H,m),1.62(3H,
t,J=7.4Hz),3.57−3.78(4H,
m),4.54(2H,q,J=7.4Hz),4.8
9(2H,s),6.99(1H,d,J=8.5H
z),7.22−7.53(3H,m),7.59(1
H,d,J=15.2Hz),7.76−7.90(2
H,m),7.92−8.09(1H,m),8.36
(1H,d,J=15.2Hz)。
【1183】NMR(26)(DMSO−d6)δpp
m:2.65−2.8(1H,m),2.9−3.05
(1H,m),3.3−3.45(2H,m),3.8
(1H,m),4.65(2H,br)、5.11(2
H,s),7.06(1H,d,J=8.5Hz),
7.25−7.5(2H,m),7.64(1H,d,
J=15.5Hz),7.75−7.9(3H,m),
7.95−8.2(4H,m),8.66(2H,b
r)、12.58(1H,br)。
【1184】NMR(27)(CDCl3)δppm:
1.36(3H,t,J=7.5Hz),2.6−3.
6(6H,m),2.86(2H,q,J=7.5H
z),4.05(1H,m),4.50(1H,m),
4.87(2H,s),6.93(1H,d,J=8H
z),7.3−7.55(3H,m),7.8−8.0
(5H,m),9.66(1H,br)。
【1185】NMR(28)(DMSO−d6)δpp
m:1.67−1.97(2H,m),2.80(3
H,s),2.88−4.35(17H,m),3.9
0(3H,s),5.10(2H,s),7.08(1
H,d,J=8.6Hz),7.20−7.66(4
H,m),7.66−7.95(3H,m),7.99
(1H,d,J=7.1Hz),12.70(1H,
s)。
【1186】NMR(29)(DMSO−d6)δpp
m:2.05−2.35(2H,m),2.55−4.
18(22H,m),4.18−4.42(1H,
m),5.09(2H,s),7.07(1H,d,J
=8.6Hz),7.27−7.57(4H,m),
7.74−7.77(3H,m),7.98(1H,
d,J=7.1Hz),11.52(2H,br),1
2.55(1H,br)。
【1187】NMR(30)(CDCl3)δppm:
1.1−1.4(3H,m),1.37(3H,t,J
=7.5Hz),2.5−2.8(2H,m),2.8
6(2H,q,J=7.5Hz),2.9−3.1(1
H,m),3.2−3.6(2H,m),3.8−4.
1(1H,m),4.5−4.8(1H,m),4.8
7(2H,s),5.35(1H,br)、6.93
(1H,d,J=9Hz),7.25−7.6(3H,
m),7.75−8.05(5H,m),9.60(1
H,br)。
【1188】NMR(31)(DMSO−d6)δpp
m:0.74−0.91(3H,m),1.12−1.
44(6H,m),1.50−1.71(2H,m),
2.55−2.90(3H,m),2.79(3H,
s),2.90−3.80(13H,m),3.80−
4.12(4H,m),4.19−4.42(1H,
m),5.11(2H,s),7.01(1H,d,J
=8.7Hz),7.27−7.51(3H,m),
7.71−8.02(5H,m),11.00−13.
00(3H,m)。
【1189】NMR(32)(DMSO−d6)δpp
m:1.45−1.89(2H,m),2.00−2.
38(6H,m),2.55−2.86(6H,m),
3.01−3.22(1H,m),3.22−3.94
(9H,m),3.77(3H,s),3.99−4.
50(3H,m),4.50−4.70(1H,m),
7.07−7.20(1H,m),7.20−7.37
(1H,m),7.37−7.54(3H,m),7.
67−7.89(3H,m),7.89−8.03(1
H,m),11.06−12.62(3H,m)。
【1190】NMR(33)(DMSO−d6)δpp
m:1.40−1.92(2H,m),1.92−2.
30(4H,m),2.31(3H,s),2.55−
2.90(4H,m),2.90−4.03(10H,
m),4.03−4.34(1H,m),4.44−
4.73(1H,m),5.11(2H,s),7.2
3(1H,d,J=9.3Hz),7.31(1H,
t,J=6.9Hz),7.32−7.48(2H,
m),7.74−7.86(2H,m),7.86−
8.05(3H,m),10.88−12.00(2
H,m),12.70(1H,br)。
【1191】NMR(34)(DMSO−d6)δpp
m:1.48−1.94(2H,m),2.00−2.
39(4H,m),2.57−2.85(4H,m),
2.85−4.03(10H,m),4.10−4.3
9(1H,m),4.48−4.71(1H,m),
5.29(2H,s),7.21−7.57(4H,
m),7.75−7.83(2H,m),7.98(1
H,d,J=7.4Hz),8.23(1H,s),
8.32(1H,d,J=8.7Hz),10.89−
12.06(2H,m),12.76(1H,br)。
【1192】NMR(35)(DMSO−d6)δpp
m:2.88−3.28(4H,m),3.73−4.
31(4H,m),5.30(2H,s),7.31
(1H,t,J=6.9Hz),7.35−7.48
(3H,m),7.75−7.85(2H,m),7.
97(1H,d,J=7.1Hz),8.23(1H,
s),8.33(1H,d,J=8.7Hz),9.3
7(2H,br)、12.78(1H,br)。
【1193】NMR(36)(DMSO−d6)δpp
m:1.2−1.5(2H,m),1.6−1.85
(8H,m),2.31(3H,s),2.5−3.1
5(15H,m),3.9−4.0(1H,m),4.
4−4.5(1H,m),5.04(2H,s),6.
81(1H,d,J=8.5Hz),7.20(1H,
d,J=15.5Hz),7.25−7.5(3H,
m),7.55(1H,d,J=8.5Hz),7.7
5(1H,d,J=7.5Hz),7.97(1H,
d,J=7Hz)。
【1194】NMR(37)(DMSO−d6)δpp
m:1.4−1.9(2H,m),2.12(6H,
s),2.0−4.0(19H,m),4.45−4.
6(1H,m),4.95(2H,s),6.77(2
H,s),6.88(1H,d,J=16Hz),7.
03(1H,d,J=16Hz),7.35−7.5
(2H,m),7.76(1H,d,J=7.5H
z),7.99(1H,d,J=8Hz),11.2
4,12.04(全1H,br)、11.74(1H,
br)、12.64(1H,br)。
【1195】NMR(38)(DMSO−d6)δpp
m:2.54−2.93(5H,m),2.93−3.
78(10H,m),3.78−4.17(7H,
m),4.17−4.44(1H,m),5.07(2
H,s),6.65−6.78(1H,m),6.78
−6.90(1H,m),7.18−7.71(5H,
m),7.76(1H,d,J=7.5Hz),7.9
8(1H,d,J=7.1Hz),11.28(2H,
br)、12.68(1H,br)。
【1196】NMR(39)(DMSO−d6)δpp
m:2.22(3H,s),2.33(3H,s),
2.36(3H,s),2.80(3H,d,J=4H
z),2.9−3.6(6H,m),4.15−4.3
(1H,m),4.4−4.55(1H,m),5.0
6(2H,s),6.85(1H,d,J=9Hz),
7.24(1H,d,J=15.5Hz),7.37
(1H,d,J=15.5Hz),7.25−7.55
(3H,m),7.76(1H,d,J=7Hz),
7.98(1H,d,J=7Hz),9.76(1H,
br)、12.60(1H,br)。
【1197】NMR(40)(DMSO−d6)δpp
m:2.05−2.35(2H,m),2.54−2.
98(5H,m),2.98−3.85(10H,
m),3.85−4.19(7H,m),4.19−
4.47(1H,m),5.07(2H,s),6.6
5−6.79(1H,m),6.79−6.90(1
H,m),7.18−7.71(5H,m),7.77
(1H,d,J=7.7Hz),8.00(1H,d,
J=7.8Hz),11.22(2H,br)、12.
68(1H,br)。
【1198】NMR(41)(DMSO−d6)δpp
m:1.89−2.44(4H,m),2.53−3.
78(16H,m),3.78−4.13(6H,
m),4.13−4.42(1H,m),5.07(2
H,s),6.70(1H,dd,J=2.2Hz,J
=8.7Hz),6.81(1H,d,J=2.2H
z),7.19−7.73(5H,m),7.76(1
H,d,J=7.8Hz),7.98(1H,d,J=
7.0Hz),10.61(1H,br)、11.27
(1H,br)、12.71(1H,br)。
【1199】NMR(42)(DMSO−d6)δpp
m:1.30(6H,d,J=5.9Hz),2.55
−4.19(19H,m),4.19−4.41(1
H,m),4.82(1H,sept,J=5.9H
z),5.07(2H,s),6.60−6.71(1
H,m),6.76−6.79(1H,m),7.22
−7.49(3H,m),7.64(1H,d,J=
8.7Hz),7.71−7.90(2H,m),7.
98(1H,d,J=7.1Hz),11.81(2
H,br)、12.58(1H,br)。
【1200】NMR(43)(DMSO−d6)δpp
m:1.35(3H,d,J=6Hz),1.5−2.
2(4H,m),2.5−3.8(13H,m),3.
88(3H,s),4.1−4.3(1H,m),4.
45−4.65(1H,m),5.06(2H,s),
6.70(1H,d,J=9Hz),6.81(1H,
s),7.27(1H,d,J=15.5Hz),7.
25−7.5(2H,m),7.56(1H,d,J=
15.5Hz),7.64(1H,d,J=8.5H
z),7.77(1H,d,J=8Hz),7.99
(1H,d,J=8Hz),12.5−13(3H,b
r)。
【1201】NMR(44)(DMSO−d6)δpp
m:1.30(3H,d,J=6.5Hz),1.5−
2.3(4H,m),2.55−2.8(1H,m),
3.0−4.7(13H,m),3.88(3H,
s),5.07(2H,s),6.70(1H,d,J
=9Hz),6.81(1H,m),7.27(1H,
d,J=15.5Hz),7.25−7.5(2H,
m),7.56(1H,d,J=15.5Hz),7.
64(1H,d,J=8.5Hz),7.77(1H,
d,J=8Hz),7.98(1H,d,J=7.5H
z),9.85(1H,br)、10.01(1H,b
r)、12.25(1H,br)。
【1202】NMR(45)(DMSO−d6)δpp
m:2.05−2.20(2H,m),2.5−4.0
(18H,m),3.88(3H,s),4.1−4.
25(1H,m),4.5−4.65(1H,m),
5.06(2H,s),6.70(1H,d,J=8.
5Hz),6.81(1H,m),7.28(1H,
d,J=15Hz),7.25−7.5(2H,m),
7.56(1H,d,J=15Hz),7.64(1
H,d,J=8.5Hz),7.77(1H,d,J=
8Hz),7.99(1H,d,J=7.5Hz),1
0.78(1H,br),11.94(1H,br),
12.66(1H,br)。
【1203】NMR(46)(DMSO−d6)δpp
m:1.43−1.85(2H,m),1.97−2.
42(4H,m),2.58−2.82(1H,m),
2.82−4.08(18H,m),4.08−4.3
0(1H,m),4.42−4.72(1H,m),
5.06(2H,s),5.22−5.68(2H,
m),6.62−6.78(1H,m),6.78−
6.95(1H,m),7.24−7.70(5H,
m),7.77(1H,d,J=6.2Hz),7.9
9(1H,d,J=5.8Hz),10.35(2H,
br)、11.48(1H,br)。
【1204】NMR(47)(DMSO−d6)δpp
m:1.3−2.0(6H,m),2.37(6H,
s),2.8−4.2(16H,m),3.88(3
H,s),5.07(2H,s),6.71(1H,d
d,J=7Hz,J=2Hz),6.81(1H,d,
J=2Hz),7.25(1H,d,J=15Hz),
7.25−7.5(3H,m),7.65−7.75
(2H,m),7.77(1H,d,J=7Hz),
7.98(1H,d,J=6Hz),9.40(1H,
br)。
【1205】NMR(48)(DMSO−d6)δpp
m:2.4−4.5(23H,m),3.88(3H,
s),5.09(2H,s),6.71(1H,d,J
=9Hz),6.82(1H,s),7.2−7.75
(5H,m),7.77(1H,d,J=8Hz),
7.98(1H,d,J=7Hz),10.98(1
H,br)、11.58(1H,br)、12.71
(1H,br)。
【1206】NMR(49)(DMSO−d6)δpp
m:2.16(3H,s),2.23(3H,s),
2.74(3H,d,J=4Hz),2.85−3.7
(6H,m),3.86(3H,s),4.15−4.
6(2H,m),4.95(2H,s),6.66(1
H,d,J=8.5Hz),6.79(1H,m),
7.27(1H,d,J=15Hz),7.61(1
H,d,J=15Hz),7.63(1H,d,J=
8.5Hz),11.42(1H,br)。
【1207】NMR(50)(DMSO−d6)δpp
m:1.39−1.90(2H,m),1.98−2.
37(4H,m),2.58−2.90(4H,m),
2.98−3.99(10H,m),4.11−4.3
2(1H,m),4.48−4.70(1H,m),
5.09(2H,s),6.93−7.15(2H,
m),7.20−7.62(4H,m),7.80−
7.92(2H,m),7.99(1H,d,J=7.
3Hz),10.80−11.95(2H,m),1
2.68(1H,br)。
【1208】NMR(51)(DMSO−d6)δpp
m:1.67−2.03(2H,m),2.80(3
H,s),2.99−4.35(20H,m),5.0
7(2H,s),6.70(1H,dd,J=2.2H
z,J=8.7Hz),6.82(1H,d,J=2.
2Hz),7.19−7.74(5H,m),7.77
(1H,d,J=7.5Hz),7.99(1H,d,
J=7.9Hz),10.80−12.32(2H,b
r)、12.69(1H,br)。
【1209】NMR(52)(DMSO−d6)δpp
m:2.15(3H,s),2.22(3H,s),
2.83(3H,s),2.5−4.4(17H,
m),3.86(3H,s),4.94(2H,s),
6.65(1H,d,J=8.5Hz),6.78(1
H,s),7.2−7.7(3H,m),12.05
(1H,br)。
【1210】NMR(53)(DMSO−d6)δpp
m:2.36(6H,s),2.55−4.45(20
H,m),4.92(2H,q,J=8.9Hz),
5.08(2H,s),6.80(1H,dd,J=
2.3Hz,J=8.9Hz),6.94(1H,d,
J=2.3Hz),7.21−7.75(5H,m),
7.77(1H,d,J=8.1Hz),7.98(1
H,d,J=7.1Hz),9.95(2H,br)、
12.63(1H,br)。
【1211】NMR(54)(DMSO−d6)δpp
m:1.40(6H,d,J=6.0Hz),1.51
−1.86(2H,m),2.05−2.30(2H,
m),2.57−2.73(1H,m),2.79(3
H,s),2.98−3.87(8H,m),3.88
(3H,s),4.14−4.25(1H,m),4.
40−4.70(1H,m),5.06(2H,s),
6.70(1H,dd,J=2.2Hz,J=8.8H
z),6.81(1H,d,J=2.2Hz),7.2
3−7.66(5H,m),7.77(1H,d,J=
7.6Hz),8.00(1H,d,J=7.0H
z),11.40−13.10(3H,m)。
【1212】NMR(55)(DMSO−d6)δpp
m:1.4−2.4(4H,m),2.34(3H,
s),2.7−5.0(9H,m),3.88(3H,
s),5.06(2H,s),6.71(1H,dd,
J=2Hz,J=9Hz),6.82(1H,d,J=
2Hz),7.2−7.5(3H,m),7.55−
7.8(3H,m),7.99(1H,d,J=7H
z),9.6−10.2(1H,m),12.60(1
H,br)。
【1213】NMR(56)(DMSO−d6)δpp
m:1.40−1.84(2H,m),2.00−2.
42(4H,m),2.67(1H,t,J=12.5
Hz),2.77(3H,s),3.12(1H,t,
J=12.5Hz),3.24−4.05(12H,
m),4.10−4.31(1H,m),4.48−
4.71(1H,m),5.07(2H,s),6.7
0(1H,dd,J=2.1Hz,J=8.7Hz),
6.82(1H,d,J=2.1Hz),7.19−
7.62(4H,m),7.64(1H,d,J=8.
6Hz),7.77(1H,d,J=8.1Hz),
7.99(1H,d,J=7.9Hz),11.05−
12.10(2H,m),12.68(1H,br)。
【1214】実施例344 2−{3−アリルオキシ−4−〔3−(1−ピペリジニ
ル)カルボニルアクリロイル〕フェノキシメチルカルボ
ニルアミノ}ベンゾチアゾール0.55gをメタノール
70ml及びジオキサン40mlに溶解し、それに、1
0%パラジウム−炭素0.15g、p−トルエンスルホ
ン酸1水和物70mg及び水3mlを加えた。脱気後、
窒素雰囲気下、終夜加熱還流した。セライト濾過後、水
−塩化メチレンを加え、分液後、硫酸ナトリウムにて乾
燥した。エタノール−塩化メチレンにて結晶化後、ジメ
チルホルムアミド−エタノールにて再結晶して、120
mgの2−{3−ヒドロキシ−4−〔3−(1−ピペリ
ジニル)カルボニルアクリロイル〕フェノキシメチルカ
ルボニルアミノ}ベンゾチアゾールを得た。
【1215】黄色粉末状 mp207.3−210℃。
【1216】実施例345 ジメチル 〔{2−メトキシ−4−〔2−(2−ベンゾ
チアゾリルアミノカルボニル)エチル〕ベンゾイル}メ
チル〕ホスホネート6.4gのテトラヒドロフラン10
0ml溶液に40%グリオキシル酸7.7mlを加えた
後、氷冷下5%水酸化ナトリウム70mlを滴下した。
30分間撹拌後、5%塩酸で酸性とし、黄色粉末を濾取
し、エタノール洗浄後乾燥した後、ジメチルホルムアミ
ド−エタノールより再結晶して、4.0gの2−{2−
〔3−メトキシ−4−(トランス−3−カルボキシアク
リロイル)フェニル〕エチルカルボニルアミノ}ベンゾ
チアゾールを得た。
【1217】黄色粉末状 mp260−261℃。
【1218】実施例346 テトラヒドロフラン50ml中にジメチル 〔{2−ジ
メチルアミノ−4−〔(2−ベンゾチアゾリル)アミノ
カルボニルメトキシ〕ベンゾイル}メチル〕ホスホネー
ト4.70gを加え、氷冷下、5%水酸化ナトリウム4
0ml及びグリオキシル酸3.5mlを加え、同温で1
0分間撹拌した。原料消失後、塩酸を加え、酸性とした
後テトラヒドロフランを留去した。析出した結晶を濾
取、ジメチルホルムアミド100mlに溶解し、100
℃にて30分間加熱撹拌した。冷却後、反応液にイソプ
ロピルアルコールを加えて析出した結晶を濾取し、ジメ
チルホルムアミド−イソプロピルアルコールにて再結晶
して、2.46gの1,1−ジメチル−2−カルボキシ
−4−オキソ−7−〔(2−ベンゾチアゾリル)アミノ
カルボニルメトキシ〕−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリニウム クロリドを得た。
【1219】mp184.5−186.5℃ 淡緑色粉末状。
【1220】適当な出発原料を用い、実施例1又は5と
同様にして以下の化合物を得た。
【1221】
【表191】
【1222】
【表192】
【1223】
【表193】
【1224】
【表194】
【1225】
【表195】
【1226】
【表196】
【1227】
【表197】
【1228】
【表198】
【1229】
【表199】
【1230】
【表200】
【1231】
【表201】
【1232】
【表202】
【1233】
【表203】
【1234】
【表204】
【1235】
【表205】
【1236】
【表206】
【1237】適当な出発原料を用い、実施例3又は4と
同様にして以下の化合物を得た。
【1238】
【表207】
【1239】
【表208】
【1240】
【表209】
【1241】
【表210】
【1242】
【表211】
【1243】
【表212】
【1244】
【表213】
【1245】
【表214】
【1246】
【表215】
【1247】
【表216】
【1248】
【表217】
【1249】
【表218】
【1250】
【表219】
【1251】
【表220】
【1252】
【表221】
【1253】
【表222】
【1254】
【表223】
【1255】
【表224】
【1256】
【表225】
【1257】
【表226】
【1258】
【表227】
【1259】
【表228】
【1260】
【表229】
【1261】
【表230】
【1262】
【表231】
【1263】
【表232】
【1264】
【表233】
【1265】
【表234】
【1266】
【表235】
【1267】
【表236】
【1268】
【表237】
【1269】
【表238】
【1270】
【表239】
【1271】
【表240】
【1272】
【表241】
【1273】
【表242】
【1274】
【表243】
【1275】
【表244】
【1276】
【表245】
【1277】
【表246】
【1278】
【表247】
【1279】
【表248】
【1280】
【表249】
【1281】
【表250】
【1282】
【表251】
【1283】
【表252】
【1284】
【表253】
【1285】
【表254】
【1286】
【表255】
【1287】
【表256】
【1288】適当な出発原料を用い、実施例8と同様に
して以下の化合物を得た。
【1289】
【表257】
【1290】適当な出発原料を用い、実施例3又は4と
同様にして以下の化合物を得た。
【1291】
【表258】
【1292】表191〜表258に示す各化合物の1
−NMRスペクトル(NMR(1)〜NMR(49))
は以下の通りである。
【1293】(1)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:4.61−4.78(2H,m)、5.05(2
H,s)、5.18−5.50(2H,m)、5.91
−6.17(1H,m)、6.46(1H,d,J=1
5.5Hz)、6.62−6.78(1H,m)、6.
78−6.88(1H,m)、7.28−7.39(1
H,m)、7.39−7.52(1H,m)、7.54
−7.81(2H,m)、7.71(1H,d,J=1
5.5Hz)、7.92−8.05(1H,m)、1
2.72(2H,brs)。
【1294】(2)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:4.97(2H,s)、6.40−6.58(2
H,m)、6.91(1H,dd,J=2.4Hz,J
=8.8Hz)、7.00−7.22(3H,m)、
7.22−7.51(4H,m)、7.61−7.89
(3H,m)、7.89−8.04(1H,m)、1
2.75(2H,brs)。
【1295】(3)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:1.12(3H,t,J=7.4Hz)、2.6
0(2H,q,J=7.4Hz)、3.85(3H,
s)、5.15(2H,s)、6.46(1H,d,J
=15.5Hz)、6.71(1H,s)、7.26−
7.39(1H,m)、7.39−7.50(1H,
m)、7.51(1H,s)、7.68(1H,d,J
=15.5Hz)、7.72−7.81(1H,m)、
7.91−8.03(1H,m)、12.75(2H,
brs)。
【1296】(4)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:2.19(3H,s)、3.64(3H,s)、
5.07(2H,s)、6.54(1H,d,J=1
5.6Hz)、6.85(1H,d,J=8.7H
z)、7.25−7.40(1H,m)、7.40−
7.51(1H,m)、7.54(1H,d,J=8.
8Hz)、7.68(1H,d,J=15.6Hz)、
7.76(1H,d,J=7.5Hz)、7.98(1
H,d,J=7.5Hz)、12.41−13.16
(2H,m)。
【1297】(5)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:2.16(3H,s)、3.88(3H,s)、
4.64(2H,s)、6.52(1H,d,J=1
5.6Hz)、6.95(1H,d,J=8.8H
z)、7.21−7.38(1H,m)、7.38−
7.51(1H,m)、7.55−7.80(3H,
m)、7.98(1H,d,J=7.1Hz)。
【1298】(6)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:0.91(3H,t,J=7.3Hz)、1.2
0−1.65(4H,m)、2.54−2.78(2
H,m)、3.63(3H,s)、5.07(2H,
s)、6.58(1H,d,J=15.6Hz)、6.
84(1H,d,J=8.7Hz)、7.21−7.3
9(1H,m)、7.39−7.51(1H,m)、
7.55(1H,d,J=8.7Hz)、7.67(1
H,d,J=15.6Hz)、7.76(1H,d,J
=7.8Hz)、7.97(1H,d,J=7.8H
z)、12.05−13.51(2H,m)。
【1299】(7)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:2.41(3H,s)、5.10(2H,s)、
6.56(1H,d,J=15.5Hz)、6.90
(1H,dd,J=8.8Hz,J=2.2Hz)、
6.98(1H,d,J=2.2Hz)、7.32(1
H,t,J=7.2Hz)、7.45(1H,t,J=
7.2Hz)、7.65−7.85(2H,m)、7.
99(1H,d,J=7.7Hz)、8.05(1H,
d,J=8.8Hz)、12.06−13.45(2
H,m)。
【1300】(8)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:1.17(3H,t,J=7.5Hz)、2.7
0(2H,q,J=7.5Hz)、3.65(3H,
s)、5.09(2H,s)、6.57(1H,d,J
=15.6Hz)、6.85(1H,d,J=8.9H
z)、7.30(1H,dt,J=1.2Hz,J=
7.1Hz)、7.43(1H,dt,J=1.2H
z,J=7.1Hz)、7.56(1H,d,J=8.
9Hz)、7.67(1H,d,J=15.6Hz)、
7.76(1H,t,J=7.1Hz)、7.97(1
H,d,J=7.1Hz)、12.51−13.12
(2H,m)。
【1301】(9)1H−NMR(DMSO−d6)δp
pm:3.79(3H,s)、3.83(3H,s)、
5.12(2H,s)、6.51(1H,d,J=1
5.5Hz)、6.84(1H,s)、7.15−7.
54〔3H,m,7.26(1H,s)〕、7.61−
7.86〔2H,m,7.26(1H,d,J=15.
5Hz)〕,7.99(1H,d,J=7.1Hz)、
12.20−13.25(2H,m)。
【1302】(10)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.19(3H,s)、3.85(3H,
s)、5.14(2H,s)、6.49(1H,d,J
=15.5Hz)、6.70(1H,s)、7.20−
7.56〔3H,m,7.52(1H,s)〕、7.6
0−7.82〔2H,m,7.71(1H,d,J=1
5.5Hz)〕,7.98(1H,d,J=7.0H
z)、12.41−13.17(2H,m)。
【1303】(11)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.19(6H,d,J=6.9Hz)、3.
10−3.42(1H,m),3.86(3H,s)、
5.16(2H,s)、6.50(1H,d,J=1
5.5Hz)、6.70(1H,s)、7.21−7.
60〔3H,m,7.55(1H,s)〕、7.65−
7.82〔2H,m,7.73(1H,d,J=15.
5Hz)〕,7.89−8.08(1H,m)、12.
42−13.12(2H,m)。
【1304】(12)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:0.68−0.92(3H,m),1.08−
1.64(8H,m)、2.38−2.68(2H,
m)、3.85(3H,s)、5.14(2H,s)、
6.49(1H,d,J=15.5Hz)、6.71
(1H,s)、7.20−7.57(3H,m)、7.
62−7.85〔2H,m,7.72(1H,d,J=
15.5Hz)〕,7.88−8.05(1H,m)、
12.45−13.12(2H,m)。
【1305】(13)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:3.17(6H,s)、5.28(2H,
s)、6.71(1H,d,J=15.5Hz)、7.
29−7.49(3H,m),7.78(1H,d,J
=8.0Hz)、7.91−8.06(2H,m)、
8.09(1H,d,J=8.4Hz)、8.25(1
H,s)。
【1306】(14)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:3.87(3H,s)、4.75(2H,d,
J=5.1Hz)、4.77(2H,s)、6.50
(1H,d,J=15.5Hz)、6.72(1H,d
d,J=2.2Hz,J=8.6Hz)、6.78(1
H,d,J=2.2Hz)、7.33−7.57(2
H,m),7.66(1H,d,J=8.6Hz)、
7.69(1H,d,J=15.5Hz)、7.94
(1H,d,J=7.4Hz)、8.05(1H,d,
J=6.9Hz)、9.18(1H,t,J=5.1H
z)、12.99(1H,br)。
【1307】(15)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.65−2.8(4H,m)、3.06(9
H,s)、3.87(3H,s)、4.15−4.65
(4H,m)、5.07(2H,s)、6.70(1
H,dd,J=2Hz,J=8.5Hz)、6.81
(1H,d,J=2Hz)、7.29(1H,d,J=
15Hz)、7.48(1H,br)、7.62(1
H,d,J=15Hz)、7.65(1H,d,J=
8.5Hz)、7.77(1H,d,J=9Hz)、
7.93(1H,br)、11.0(1H,br)、1
2.7(1H,br)。
【1308】(16)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.65(2H,br)、2.05−2.40
(4H,m)、2.55−2.9(4H,m)、3.1
3(6H,s)、3.25−4.8(15H,m)、
5.10(2H,s)、6.70(1H,dd,J=2
Hz,J=9Hz)、6.81(1H,d,J=2H
z)、7.26(1H,d,J=15Hz)、7.55
(1H,d,J=15Hz)、7.64(1H,d,J
=8.5Hz)、7.7−7.8(1H,m)、7.8
8(1H,d,J=9Hz)、8.31(1H,b
r)、11.2−12.2(2H,m)。
【1309】(17)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.61(3H,d,J=6.5Hz)、1.
6(2H,br)、2.12(4H,br)、2.5−
2.85(4H,m)、2.95−4.05(13H,
m)、4.1−4.3(1H,m)、4.4−4.7
(1H,m)、5.35(1H,q,J=6.5H
z)、6.63(1H,dd,J=2Hz,J=9H
z)、6.77(1H,d,J=2Hz)、7.15−
7.7(4H,m)、7.69(1H,d,J=9H
z)、7.76(1H,d,J=7.5Hz)、7.9
8(1H,d,J=7.5Hz)、11.1−13.1
(3H,m)。
【1310】(18)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.61(3H,d,J=6.5Hz)、2.
73(3H,d,J=4Hz)、2.8−4.1(6
H,m)、3.85(3H,s)、4.1−4.35
(1H,m)、4.35−4.6(1H,m)、5.3
8(1H,q,J=6.5Hz)、6.63(1H,d
d,J=2Hz,J=9Hz)、6.78(1H,d,
J=2Hz)、7.26(1H,d,J=15Hz)、
7.25−7.5(2H,m)、7.59(1H,d,
J=15Hz)、7.63(1H,d,J=9Hz)、
7.76(1H,d,J=7.5Hz)、7.97(1
H,d,J=7Hz)、11.40(1H,br)、1
2.9(1H,br)。
【1311】(19)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.61(3H,d,J=6.5Hz)、2.
35−4.4(23H,m)、5.37(1H,q,J
=6.5Hz)、6.63(1H,dd,J=2Hz,
J=8.5Hz)、6.78(1H,d,J=2H
z)、7.1−7.7(5H,m)、7.76(1H,
d,J=7.5Hz)、7.98(1H,d,J=7H
z)、11.85(2H,br)、12.90(1H,
br)。
【1312】(20)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.42(6H,s)、2.82(3H,d,
J=4Hz)、2.9−3.25(3H,m)、3.3
−3.6(3H,m)、4.15−4.6(6H,
m)、5.03(2H,s)、6.68(1H,d,J
=9Hz)、7.23(1H,d,J=9Hz)、7.
31(1H,d,J=15Hz)、7.15−7.5
(2H,m)、7.61(1H,d,J=15Hz)、
7.76(1H,d,J=7.5Hz)、7.98(1
H,d,J=7Hz)、9.85(1H,br)。
【1313】(21)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.64(2H,br)、2.17(4H,b
r)、2.55−2.9(4H,m)、2.95−4.
0(10H,m)、4.05−4.7(6H,m)、
5.03(2H,s)、6.68(1H,d,J=9H
z)、7.22(1H,d,J=9Hz)、7.25−
7.6(4H,m)、7.76(1H,d,J=7.5
Hz)、7.98(1H,d,J=7.5Hz)、1
1.1−12.2(2H,m)、12.65(1H,b
r)。
【1314】(22)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.55−2.7(1H,m)、2.79(3
H,s)、2.85−4.5(20H,m)、5.04
(2H,s)、6.68(1H,d,J=8.5H
z)、7.15−7.7(5H,m)、7.76(1
H,d,J=7.5Hz)、7.98(1H,d,J=
7.5Hz)、11.4−13.1(2H,m)。
【1315】(23)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.35(3H,d,J=5.5Hz)、1.
64(2H,br)、2.14(2H,br)、2.5
5−2.95(4H,m)、2.95−4.0(9H,
m)、4.05−4.7(6H,m)、5.03(2
H,s)、6.68(1H,d,J=9Hz)、7.2
2(1H,d,J=9Hz)、7.29(1H,d,J
=15.5Hz)、7.4−7.5(1H,m)、7.
53(1H,d,J=15.5Hz)、7.76(1
H,d,J=7.5Hz)、7.98(1H,d,J=
7Hz)、11.5−13.0(2H,m)。
【1316】(24)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.16(3H,s)、2.37(3H,
s)、2.77(3H,d,J=4.2Hz)、2.8
3−3.19(3H,m)、3.29−3.58(3
H,m)、3.88(3H,s)、4.12−4.57
(2H,m)、4.65(2H,s)、6.95(1
H,d,J=8.8Hz)、7.19−7.37(2
H,m)、7.37−7.50(1H,m)、7.50
−7.66(2H,m)、7.75(1H,d,J=
7.9Hz)、7.99(1H,d,J=7.9H
z)、9.82(1H,brs)、11.95−12.
71(1H,m)。
【1317】(25)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.17(2H,br)、2.34(3H,
s)、2.82(3H,s)、3.05(4H,b
r)、3.4(2H,br)、4.05−4.4(5
H,m)、4.49(1H,br)、5.05(2H,
s)、6.83(1H,d,J=9Hz)、7.28
(1H,d,J=15Hz)、7.29(1H,d,J
=9Hz)、7.25−7.35(1H,m)、7.3
5−7.5(1H,m)、7.52(1H,d,J=1
5Hz)、7.76(1H,d,J=7.5Hz)、
7.98(1H,d,J=7Hz)、9.81(1H,
br)、12.6(1H,br)。
【1318】(26)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.61(2H,br)、2.15(4H,b
r)、2.55−2.9(4H,m)、3.0−4.3
(11H,m)、4.4−4.7(1H,m)、5.0
9(2H,s)、7.12(1H,dd,J=2.5H
z,J=8.5Hz)、7.25−7.4(4H,
m)、7.4−7.5(1H,m)、7.69(1H,
d,J=8.5Hz)、7.77(1H,d,J=7.
5Hz)、7.99(1H,d,J=7Hz)、11.
0−12.2(2H,m)。
【1319】(27)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:0.91(3H,t,J=7.2Hz)、1.
20−1.86(6H,m)、1.93−2.39(4
H,m)、2.58−2.89(4H,m)、2.76
(3H,s)、2.95−3.98(9H,m)、3.
64(3H,s)、4.07−4.31(1H,m)、
4.41−4.69(1H,m)、5.09(2H,
s)、6.83(1H,d,J=8.9Hz)、7.2
0−7.64(5H,m)、7.76(1H,d,J=
7.9Hz)、7.97(1H,d,J=7.9H
z)、11.11−12.29(2H,m)、12.7
2(1H,brs)。
【1320】(28)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.0−2.2(2H,m)、2.34(3
H,s)、2.68(2H,t,J=7Hz)、2.8
1(3H,d,J=3Hz)、2.9−3.2(2H,
m)、3.3−3.65(4H,m)、3.79(3
H,s)、4.15(2H,t,J=6Hz)、4.2
−4.4(1H,m)、4.4−4.6(1H,m)、
6.55−6.7(2H,m)、7.2−7.35(1
H,m)、7.27(1H,d,J=15Hz)、7.
35−7.5(1H,m)、7.63(1H,d,J=
9.5Hz)、7.63(1H,d,J=15Hz)、
7.72(1H,d,J=7.5Hz)、7.9−8.
0(1H,m)、9.79(1H,br)、13.38
(1H,br)。
【1321】(29)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.64(2H,br)、2.0−2.4(6
H,m)、2.55−2.9(6H,m)、2.95−
4.0(13H,m)、4.0−4.35(3H,
m)、4.4−4.7(1H,m)、6.55−6.7
5(2H,m)、7.01(1H,br)、7.2−
7.35(2H,m)、7.35−7.45(1H,
m)、7.5−7.65(2H,m)、7.65−7.
75(1H,m)、7.9−8.0(1H,m)、1
1.2−12.6(2H,m)。
【1322】(30)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.0−2.2(2H,m)、2.69(2
H,t,J=7Hz)、2.80(3H,s)、2.9
−4.4(22H,m)、6.4−6.75(2H,
m)、7.15−7.5(3H,m)、7.5−7.8
(3H,m)、7.96(1H,d,J=7Hz)、1
1.95(1H,br)、12.41(1H,br)。
【1323】(31)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.45−1.9(2H,m)、2.0−2.
35(4H,m)、2.55−2.95(6H,m)、
2.95−3.25(1H,m)、3.3−3.95
(12H,m)、4.0−4.35(3H,m)、4.
4−4.65(1H,m)、6.4−6.75(2H,
m)、7.25(1H,d,J=15Hz)、7.2−
7.5(2H,m)、7.55(1H,d,J=15H
z)、7.61(1H,d,J=9.5Hz)、7.7
1(1H,d,J=7.5Hz)、7.96(1H,
d,J=7Hz)、11.9−12.8(2H,m)。
【1324】(32)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.16(3H,t,J=7.5Hz)、1.
9−2.2(2H,m)、2.48(3H,s)、2.
62(2H,q,J=7.5Hz)、2.82(3H,
d,J=4.5Hz)、3.0−3.8(5H,m)、
3.84(3H,s)、3.9−4.3(3H,m)、
5.16(2H,s)、6.71(1H,s)、7.2
2(1H,d,J=15Hz)、7.25−7.35
(1H,m)、7.4−7.5(1H,m)、7.51
(1H,s)、7.66(1H,dd,J=5.5H
z,J=15Hz)、7.77(1H,d,J=7.5
Hz)、7.98(1H,d,J=7Hz)、9.55
(1H,br)、11.7(1H,br)。
【1325】(33)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.15(3H,t,J=7.5Hz)、1.
35−1.7(2H,m)、1.9−2.1(2H,
m)、2.36(3H,s)、2.5−2.7(3H,
m)、2.73(3H,s)、2.75(3H,s)、
3.0−3.2(1H,m)、3.3−3.55(1
H,m)、3.84(3H,s)、4.05−4.25
(1H,m)、4.45−4.65(1H,m)、5.
16(2H,s)、6.71(1H,s)、7.26
(1H,d,J=15Hz)、7.25−7.35(1
H,m)、7.4−7.5(1H,m)、7.50(1
H,s)、7.58(1H,d,J=15Hz)、7.
77(1H,d,J=7.5Hz)、7.98(1H,
d,J=7Hz)、9.58(1H,br)。
【1326】(34)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:0.90(3H,t,J=7.5Hz)、1.
57(2H,tq,J=7.5Hz,J=8Hz)、
2.35(3H,s)、2.57(2H,t,J=8H
z)、2.81(3H,d,J=3.5Hz)、2.9
−3.25(3H,m)、3.3−3.7(3H,
m)、3.83(3H,s)、4.15−4.4(1
H,m)、4.4−4.65(1H,m)、5.16
(2H,s)、6.70(1H,s)、7.28(1
H,d,J=15Hz)、7.25−7.4(1H,
m)、7.4−7.5(1H,m)、7.49(1H,
s)、7.66(1H,d,J=15Hz)、7.77
(1H,d,J=8Hz)、7.98(1H,d,J=
7.5Hz)、9.85(1H,br)、12.6(1
H,br)。
【1327】(35)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:0.89(3H,t,J=7.5Hz)、1.
4−1.9(4H,m)、2.0−2.4(4H,
m)、2.5−2.85(6H,m)、3.0−4.0
5(10H,m)、3.84(3H,s)、4.05−
4.3(1H,m)、4.45−4.7(1H,m)、
5.17(2H,s)、6.71(1H,s)、7.1
5−7.35(2H,m)、7.35−7.5(1H,
m)、7.48(1H,s)、2.58(1H,d,J
=15Hz)、7.77(1H,d,J=7.5H
z)、7.98(1H,d,J=7Hz)、11.1−
13.2(2H,m)。
【1328】(36)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:0.90(3H,t,J=7.5Hz)、1.
4−1.8(4H,m)、1.95−2.25(2H,
m)、2.57(2H,t,J=8Hz)、2.6−
2.9(1H,m)、2.81(3H,s)、2.95
−4.0(10H,m)、3.84(3H,s)、4.
05−4.3(1H,m)、4.4−4.65(1H,
m)、5.16(2H,s)、6.70(1H,s)、
7.26(1H,d,J=15Hz)、7.25−7.
35(1H,m)、7.35−7.5(1H,m)、
7.48(1H,s)、7.58(1H,d,J=15
Hz)、7.77(1H,d,J=7.5Hz)、7.
98(1H,d,J=7Hz)、11.4−13.0
(3H,m)。
【1329】(37)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:0.90(3H,t,J=7.5Hz)、1.
57(2H,tq,J=7.5Hz,J=8Hz)、
2.57(2H,t,J=8Hz)、2.65−4.4
(17H,m)、2.79(3H,s)、3.84(3
H,s)、5.18(2H,s)、6.71(1H,
s)、7.15−7.5(3H,m)、7.48(1
H,s)、7.5−7.8(2H,m)、7.98(1
H,d,J=7Hz)、11.0−13.0(3H,
m)。
【1330】(38)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.11(3H,t,J=7.4Hz)、2.
53−4.17(16H,m)、2.59(2H,q,
J=7.4Hz)、2.79(3H,s)、3.84
(3H,s)、4.17−4.40(1H,m)、5.
20(2H,s)、6.73(1H,s)、7.18−
7.38(2H,m)、7.38−7.54(2H,
m)、7.54−7.74(1H,m)、7.74−
7.81(1H,m)、7.92−8.05(1H,
m)、11.32−13.11(3H,m)。
【1331】(39)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.35(3H,s)、2.80(3H,d,
J=3.5Hz)、2.85−3.6(6H,m)、
3.85(3H,s)、4.04(2H,br)、4.
2−4.6(2H,m)、5.0−5.25(4H,
m)、5.81−6.1(1H,m)、6.74(1
H,s)、7.28(1H,d,J=15Hz)、7.
25−7.55(2H,m)、7.48(1H,s)、
7.65(1H,d,J=15Hz)、7.77(1
H,d,J=7.5Hz)、7.98(1H,d,J=
7Hz)、9.99(1H,br)、12.6(1H,
br)。
【1332】(40)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.65(2H,br)、2.0−2.4(4
H,m)、2.55−2.95(4H,m)、3.0−
3.25(1H,m)、3.25−4.05(14H,
m)、4.05−4.3(1H,m)、4.45−4.
7(1H,m)、4.95−5.3(4H,m)、5.
85−6.1(1H,m)、6.75(1H,s)、
7.15−7.7(5H,m)、7.77(1H,d,
J=8Hz)、7.98(1H,d,J=7.5H
z)、11.1−13.0(3H,m)。
【1333】(41)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.4−1.85(2H,m)、1.95−
2.3(2H,m)、2.55−2.95(4H,
m)、2.95−3.2(1H,m)、3.2−3.9
5(11H,m)、5.86(3H,s)、4.1−
4.3(1H,m)、4.45−4.7(1H,m)、
4.95−5.25(4H,m)、5.86−6.1
(1H,m)、6.74(1H,s)、7.26(1
H,d,J=15Hz)、7.25−7.55(3H,
m)、7.56(1H,d,J=15Hz)、7.77
(1H,d,J=7.5Hz)、7.98(1H,d,
J=7Hz)、11.1−13.0(3H,m)。
【1334】(42)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.55−4.45(25H,m)、4.9−
5.3(4H,m)、5.85−6.1(1H,m)、
6.75(1H,s)、7.15−7.85(6H,
m)、7.98(1H,d,J=7Hz)、11.0−
13.3(3H,m)。
【1335】(43)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.32(3H,t,J=7Hz)、2.33
(3H,s)、2.80(3H,s)、2.9−3.2
(3H,m)、3.3−3.5(3H,m)、3.81
(3H,s)、4.03(2H,q,J=7Hz)、
4.2−4.65(2H,m)、5.15(2H,
s)、6.83(1H,s)、7.2−7.4(3H,
m)、7.44(1H,t,J=8Hz)、7.69
(1H,d,J=15Hz)、7.77(1H,d,J
=8Hz)、7.98(1H,d,J=8Hz)、9.
83(1H,br)、12.60(1H,br)。
【1336】(44)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.32(3H,t,J=7Hz)、1.4−
1.9(2H,m)、2.05−2.4(4H,m)、
2.6−3.9(4H,m)、3.05−3.95(1
3H,m)、4.03(2H,q,J=7Hz)、4.
1−4.3(1H,m)、4.5−4.7(1H,
m)、5.17(2H,s)、6.83(1H,s)、
7.2−7.4(3H,m)、7.44(1H,t,J
=8Hz)、7.60(1H,d,J=15.5H
z)、7.76(1H,d,J=8Hz)、7.98
(1H,d,J=8Hz)、11.25−12.2(2
H,m)。
【1337】(45)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.32(3H,t,J=7Hz)、2.55
−4.5(19H,m)、2.80(3H,s)、3.
82(3H,s)、5.17(2H,s)、6.84
(1H,s)、7.2−7.4(3H,m)、7.44
(1H,t,J=8Hz)、7.64(1H,d,J=
15.5Hz)、7.76(1H,d,J=8Hz)、
7.98(1H,d,J=8Hz)、11.5−12.
5(2H,m)。
【1338】(46)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.32(3H,s)、2.81(3H,
s)、3.4−3.7(4H,m)、3.25−3.6
(2H,m)、3.86(3H,s)、4.15−4.
65(2H,m)、5.26(2H,s)、6.89
(1H,s)、7.32(1H,d,J=15Hz)、
7.32(1H,t,J=7.5Hz)、7.45(1
H,t,J=8Hz)、7.61(1H,d,J=15
Hz)、7.77(1H,d,J=8Hz)、7.83
(1H,s)、7.98(1H,d,J=7.5H
z)、9.78(1H,br)、12.65(1H,b
r)。
【1339】(47)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.4−1.85(2H,m)、2.1−2.
4(4H,m)、2.6−3.9(4H,m)、3.0
5−4.5(14H,m)、4.5−4.65(1H,
m)、5.27(2H,s)、6.89(1H,s)、
7.2−7.4(2H,m)、7.4−7.6(2H,
m)、7.77(1H,d,J=8Hz)、7.81
(1H,s)、7.98(1H,d,J=8Hz)、1
1.1−12.1(2H,m)。
【1340】(48)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:2.35(6H,s)、2.82(3H,
s)、2.92−3.27(9H,m)、3.30−
3.59(3H,m)、4.18(1H,br)、4.
19−4.34(1H,m)、4.47−4.65(1
H,m)、5.24(2H,s)、7.33(2H,
t,J=7.6Hz)、7.44(1H,d,J=7.
3Hz)、7.46(1H,d,J=15.1Hz)、
7.78(1H,d,J=8.0Hz)、7.84(1
H,d,J=15.1Hz)、7.96−8.15(3
H,m)、9.82(1H,br)、12.66(1
H,br)。
【1341】(49)1H−NMR(DMSO−d6)δ
ppm:1.42−1.88(2H,m)、1.93−
2.39(4H,m)、2.59−2.85(4H,
m)、3.13(6H,s)、3.26−3.96(1
0H,m)、4.05−4.28(1H,m)、4.5
1−4.68(1H,m)、5.26(2H,s)、
7.29−7.35(2H,m)、7.42−7.48
(2H,m)、7.74−7.80(2H,m)、7.
96−8.04(2H,m)、8.19(1H,b
r)、11.35−12.13(2H,m)。
【1342】薬理試験 (1)プロティンキナーゼC(PKC)阻害作用 PKC活性の測定法 ラット脳可溶性分画を用いたPKCの精製は、Kikk
awaらの方法〔Ushio Kikkawa,Yos
himi Takai,Ryoji Minakuch
i,Shinichi Inohara,and Ya
sutomi Nishizuka:The Journal of
Biological Chemistry vol257,No.22,pp
13341−13348(1982)〕に従って行なっ
た。PKC活性は、20mM トリス塩酸緩衝液(pH
7.5)、200μg/ml仔牛胸腺由来のHlヒスト
ン、10μM〔γ−32P〕アデノシントリホスフェート
(ATP)、5mM酢酸マグネシウム、8μg/mlホ
スファチジルセリン、2μg/mlジアシルグリセロー
ル及び0.3mM Ca2+の存在下で、〔γ−32P〕A
TPから仔牛胸腺由来のHlヒストンへの放射活性の転
移により測定した。供試化合物は、ジメチルホルムアミ
ドに溶解し、最終濃度が0.8%となるようにアッセイ
系に加えた。30℃で30分間インキュベーションし、
25%トリクロロ酢酸を加えて反応を停止し、酸不溶タ
ンパクを吸引ろ過によりニトロセルロース膜上に補足し
た。32Pの放射活性をシンチレーションカウンターで測
定した。結果を表259に示す。
【1343】
【表259】
【1344】(2)マウスコラーゲン関節炎 マウス(DBA/1JNCrj)尾根部に、ウシII型コ
ラーゲン(コラーゲン技術研修会)0.1%をCFA
(完全フロインドアジュバント)(アジュバント、DI
FCO社製)50%とエマルジョン化して皮内注射(1
次感作)し、3週間後に再度ウシII型コラーゲン0.1
%を腹腔内注射(2次感作)した。2次感作後から3週
間マウスの四肢の腫脹(swelling)の程度をそ
れぞれ0〜3の4段階で評価して点数化し、関節炎の指
標とした(従って最大点数は12になる)。供試化合物
は、1次感作の2週間後から1日1回経口投与した。
【1345】その結果実施例182の化合物は、30〜
50mg/kg投与により関節炎のスコアを、対照群に
比べて、有意に抑制した。
【1346】また、実施例160、実施例192及び実
施例197の化合物は、50mg/kg投与により関節
炎のスコアを、対照群に比べて、有意に抑制した。
【1347】(3)マウスcGVHD(chromic
Graft−versus−host diseas
eモデル) 雌性マウス(DBA/2NCrj)を頸椎脱臼後、脾臓
を摘出して脾細胞を調整した。細胞数を37.5×10
7個/mlに調製して、BDF1雌性マウスの尾静脈よ
り1匹当たり200μlを投与した。2週間後、ヘパリ
ン非存在下で採血し、抗DNA抗体をELISA法にて
測定した。
【1348】実施例182の化合物を30〜50mg/
kg1日1回2週間連続経口投与し、cGVHDに対す
る効果を検討した。
【1349】血中の抗DNA抗体量をOD405で測定し
た結果、コントロール群では0.348±0.111
(mean±s.e.)、実施例182の化合物30m
g/kg投与群では0.255±0.062(mean
±s.e.)、実施例182の化合物50mg/kg投
与群では0.094±0.026(mean±s.
e.)であり、実施例182の化合物投与群は対照群に
比べて血中の抗DNA抗体量を用量依存的に抑制してい
た。
【1350】また、実施例100の化合物を30mg/
kg1日1回2週間連続経口投与し、cGVHDに対す
る効果を検討した。
【1351】血中の抗DNA抗体量をOD405で測定し
た結果、コントロール群では0.258±0.084
(mean±s.e.)、実施例100の化合物30m
g/kg投与群では0.177±0.061(mean
±s.e.)であり、実施例100の化合物投与群は対
照群に比べて血中の抗DNA抗体量を抑制していた。
【1352】(4)ラット腎臓虚血再潅流モデル SD雄性ラットの右腎臓を摘出し、左腎動脈を一定時間
クランプし、再潅流することにより腎臓虚血再潅流モデ
ル作成し、実施例71の化合物、実施例89の化合物及
び実施例100の化合物の効果を検討した。
【1353】実施例71の化合物は虚血5分前に3mg
/kgの用量で静脈内投与した。24時間後に尾静脈よ
り静脈血を採取し、血中クレアチニン及び尿素窒素量を
求めた。その結果、血中クレアチニンがコントロール群
2.19±0.21(mean±s.e.)、実施例7
1の化合物投与群が1.4±0.11(mean±s.
e.)、尿素窒素量がコントロール群78.8±5.6
(mean±s.e.)、実施例71の化合物投与群が
54.1±5.0(mean±s.e.)であり、実施
例71の化合物投与群はコントロール群に比べていずれ
も有意に低かった。 実施例89の化合物は、虚血及び
再潅流5分前に3mg/kgの用量で静脈内投与した。
48時間後に尾静脈より静脈血を採取し、血中クレアチ
ニン及び尿素窒素量を求めた。その結果、血中クレアチ
ニンがコントロール群4.31±0.53(mean±
s.e.)、実施例89の化合物の投与群が2.34±
0.46(mean±s.e.)、尿素窒素量がコント
ロール群155.1±15.4(mean±s.
e.)、実施例89の化合物投与群が99.1±16.
0(mean±s.e.)であり、実施例89の化合物
投与群はコントロール群に比べいずれも有意に低かっ
た。
【1354】また実施例100の化合物を虚血1時間前
に30mg/kgの用量で経口投与した。48時間後、
血中クレアチニンがコントロール群2.48±0.59
(mean±s.e.)、実施例100の化合物投与群
が1.53±0.20(mean±s.e.)、尿素窒
素量がコントロール群91.3±20.1(mean±
s.e.)、実施例100の化合物投与群が63.1±
10.3(mean±s.e.)であり、実施例100
の化合物投与群はコントロール群に比べいずれも低い傾
向にあった。
【1355】(5)TPA誘発マウス耳介浮腫、表皮肥
厚モデル 雌性マウス(ICR)の耳の片面に200μg/mlホ
ルボールエステル(TPA)を10μlずつ塗布し、T
PA塗布24時間後にダイアルシックネスゲージを用い
て耳介厚を測定し、増加耳介厚を求めた。供試化合物は
アセトンに溶解し、TPA塗布30分前に耳の両面に塗
布した。
【1356】実施例88の化合物は、0.3%及び1%
の用量で20μl塗布した。TPA塗布24時間後の増
加耳介厚は、コントロール群が215±40μm(me
an±s.e.)であるのに対し、実施例88の化合物
0.3%は、87±53μm(mean±s.e.)、
1%では67±23μm(mean±s.e.)であ
り、実施例88の化合物投与群では対照群に比べて耳介
の肥厚が有意に抑制していた。
【1357】(6)マウスアトピー性皮膚炎モデル 雌性マウス(Balb/c)の耳の両面に1%トリニト
ロクロロベンゼン(TNCB)を10μlずつ、24日
間2日に1回塗布した。24日後に群分けし、ダイアル
シックネスゲージを用いて耳介厚を測定し、増加耳介厚
を求めた。実施例88及び実施例89の化合物は、アセ
トンに1%の用量で溶解し、24日後より2週間1日1
回TNCB塗布30分前及び30分後に耳の両面に塗布
した。実施例182の化合物はアセトン:メタノール
1:1に0.75%の用量で溶解した。その結果、供試
化合物投与によりTNCB連続塗布により肥厚した耳介
に対し治療効果が認められた。即ち、実施例88の化合
物の耳介厚肥厚に対する抑制率は25〜30%、実施例
89の化合物及び実施例182の化合物は、約25%の
抑制率であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/54 ABN A61K 31/54 ABN 31/55 ACJ 31/55 ACJ // C07D 277/18 C07D 277/18 277/44 277/44 277/60 277/60 277/82 277/82 (72)発明者 阿部 薫 徳島県徳島市八万町宮ノ谷76番地の7 (72)発明者 中矢 賢治 徳島県徳島市川内町上別宮北48番地 (72)発明者 竹村 勲 東京都大田区南雪谷1−15−7 (72)発明者 篠原 友一 徳島県鳴門市撫養町小桑島字前浜140番地 (72)発明者 棚田 喜久 徳島県鳴門市撫養町斎田字東発19番3 (72)発明者 山内 孝仁 徳島県板野郡北島町鯛浜字原92番地1

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中R1及びR2は、同一又は異なって、水素原子又は
    低級アルキル基を示す。R1及びR2はこれらが結合して
    基−(CH2n−(nは4又は5を示す。)又はベンゼ
    ン環を形成してもよい。該ベンゼン環には、置換基とし
    て、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基、置
    換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ基
    及びハロゲン原子なる群より選ばれる基が置換していて
    もよい。R3は基 【化2】 又は基 【化3】 を示す。ここでpは0又は1を示す。R11bは水素原子
    又は低級アルキル基を示す。R11aは水酸基、低級アル
    コキシ基或いは窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜
    4個有する5〜10員環の単環又は二項環の飽和又は不
    飽和の複素環残基を示す。該複素環には、置換基とし
    て、(ア)低級アルキル基、(イ)基−(B)l−NR
    1213(lは0又は1を示す。Bは基−CO−A−(A
    は低級アルキレン基を示す)、カルボニル基又は低級ア
    ルキレン基を示す。R12及びR13は、同一又は異なって
    水素原子、低級アルキル基、置換基として低級アルキル
    基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基を示
    す。R12及びR13は、これらが結合する窒素原子と共に
    窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく5
    〜12員環の飽和の単環、二項環又はスピロ環の複素環
    を形成してもよい。該複素環には、置換基として低級ア
    ルキル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキ
    シ基置換低級アルキル基、置換基として低級アルキル基
    を有することのあるアミノ基及び水酸基置換低級アルキ
    ル基なる群より選ばれる基を有していてもよい。)、
    (ウ)低級アルコキシカルボニル基、(エ)水酸基置換
    低級アルキル基、(オ)ピリジン環上に置換基としてハ
    ロゲン原子を有することのある低級アルキル基を有する
    ことのあるピリジル基、(カ)ハロゲン置換低級アルキ
    ル基、(キ)低級アルコキシ基、(ク)シクロアルキル
    基、(ケ)水酸基、(コ)テトラヒドロピラニルオキシ
    基置換低級アルキル基、(サ)ピリミジル基、(シ)低
    級アルコキシ置換低級アルキル基、(ス)カルボキシ
    基、(セ)フェニル低級アルコキシ基、(ソ)フェニル
    環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有する
    ことのあるフェニル低級アルキル基、(タ)低級アルカ
    ノイルオキシ基、(チ)ピペリジン環上に置換基として
    低級アルキル基を有することのあるピペリジニル基なる
    群より選ばれる基を1〜3個有していてもよい。Aは前
    記に同じ。Zは酸素原子又は硫黄原子を示す。sは0又
    は1を示す。mは1又は2を示す。R5は同一又は異な
    って、(a)水素原子、(b)置換基として水酸基を有
    することのあるアルキル基、(c)ハロゲン原子、
    (d)基−(O)t−A−(CO)l−NR78(式中t
    は0又は1を示す。A及びlは前記に同じ。R7及びR8
    は同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示
    す。或いはR7及びR8は、これらが結合する窒素原子と
    共に窒素原子もしくは酸素原子を介し又は介することな
    く5〜7員環の飽和複素環を形成してもよい。該複素環
    には、置換基として基−(A)l−NR910(A及びl
    は前記に同じ。R9及びR10は同一又は異なって、水素
    原子又は低級アルキル基を示す。或いはR9及びR
    10は、これらが結合する窒素原子と共に窒素原子もしく
    は酸素原子を介し又は介することなく5〜7員環の飽和
    の複素環(この複素環には、置換基として低級アルキル
    基が置換していてもよい。)を形成してもよい)、置換
    基として水酸基を有することのある低級アルキル基、水
    酸基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれる基を有
    していてもよい)、(e)低級アルコキシカルボニル低
    級アルキル基、(f)低級アルカノイルオキシ低級アル
    キル基、(g)置換基としてハロゲン原子を有すること
    のある低級アルコキシ基、(h)ハロゲン置換低級アル
    キル基、(i)カルボキシ置換低級アルキル基、(j)
    低級アルコキシカルボニル基、(k)低級アルケニルオ
    キシ基、(l)フェニル低級アルコキシ基、(m)シク
    ロアルキルオキシ基、(n)フェニル基、(o)フェニ
    ルオキシ基、(p)水酸基、(q)低級アルキルチオ
    基、(r)低級アルケニル基又は(s)置換基として低
    級アルキル基を有することのあるアミノ基を示す。R6
    は(1)基−CO−CH=CR11b−(CO)p−R11 a又は
    (2)基−CO−C≡C−COR14を示す。ここでp、R
    11a及びR11bは前記に同じ。R14は水酸基又は低級アル
    コキシ基を示す。mがlを示す場合、AとR5とが互い
    に結合して、基 【化4】 (R6は前記に同じ。rは0、1又は2を示す。)を形
    成してもよい。またmが2を示す場合、二つの基R5
    結合して、低級アルキレンジオキシ基、低級アルキレン
    基又は基−(CH22CONH−を形成してもよい。ま
    たR5とR6とが互いに結合して基 【化5】 (R28a及びR28bは水素原子又はカルボキシル基を示
    す。但しR28a及びR28bが同時にカルボキシル基を示す
    ことはない。Wは 【化6】 を示す。R29aは水素原子又は低級アルキル基を示す。
    29bは低級アルキル基を示す。Xはハロゲン原子を示
    す。)を形成してもよい。R4は水素原子又は低級アル
    カノイルオキシ低級アルキル基を示す。Tは低級アルキ
    レン基を示す。uは0又は1を示す。〕で表されるチア
    ゾール誘導体及びその塩から選ばれた少なくとも1種を
    含有することを特徴とする医薬組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチアゾール誘導体及びそ
    の塩から選ばれた少なくとも1種を含有するプロティン
    キナーゼC阻害用医薬組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のチアゾール誘導体及びそ
    の塩から選ばれた少なくとも1種を含有する、自己免疫
    疾患、アレルギー性疾患、臓器移植における拒絶反応、
    GVHD反応、虚血性疾患、急性膵炎、肺血症、多臓器
    不全もしくはARDSの予防又は治療用医薬組成物。
  4. 【請求項4】 チアゾール誘導体及びその塩が、2−
    {〔3−メトキシ−4−{3−〔4−(4−メチル−1
    −ホモピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニル〕
    アクリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミノ}
    ベンゾチアゾール、2−{〔2−イソプロピル−4−
    {3−〔4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
    ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノキシ〕
    メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−
    {〔2−メトキシ−4−{3−〔2−(4−メチル−1
    −ピペラジニル)メチル−4−モルホリニルカルボニ
    ル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミ
    ノ}ベンゾチアゾール、2−{〔2−エトキシ−4−
    {3−〔4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
    ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノキシ〕
    メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−
    {〔3−メチル−4−{3−〔4−(4−メチル−1−
    ホモピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニル〕ア
    クリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミノ}ベ
    ンゾチアゾール、2−{〔3−メトキシ−6−エチル−
    4−{3−〔4−(4−メチル−1−ホモピペラジニ
    ル)−1−ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル}フ
    ェノキシ〕メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾー
    ル、2−〔{3−メトキシ−6−エチル−4−〔3−
    (4−メチル−1−ピペラジニル)アクリロイル}フェ
    ノキシ〕メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、
    2−〔{2−トリフルオロメチル−4−〔3−(4−ヒ
    ドロキシ−1−ピペラジニル)アクリロイル}フェノキ
    シ〕メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−
    {〔2−フルオロ−4−{3−〔2−(4−メチル−1
    −ピペラジニル)メチル−4−モルホリニルカルボニ
    ル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミ
    ノ}ベンゾチアゾール、2−{2−メトキシ−4−{3
    −〔4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−ピペ
    リジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチ
    ルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−{〔2,
    3−ジメチル−4−{3−〔4−(4−メチル−1−ホ
    モピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニル〕アク
    リロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミノ}ベン
    ゾチアゾール、2−{〔3−メトキシ−4−{3−〔4
    −(3,4−ジメチル−1−ピペラジニル)−1−ピペ
    リジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチ
    ルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾール、2−〔{3−
    メトキシ−6−イソプロピル−4−〔3−(4−メチル
    −1−ピペラジニル)カルボニル〕アクリロイル〕フェ
    ノキシ}メチルカルボニルアミノ〕ベンゾチアゾール、
    2−{〔2−メトキシ−4−{3−〔4−(4−メチル
    −1−ホモピペラジニル)−1−ピペリジニルカルボニ
    ル〕アクリロイル}フェノキシ〕メチルカルボニルアミ
    ノ}ベンゾチアゾール及び2−{〔2−n−ブチル−4
    −{3−〔4−(4−メチル−1−ホモピペラジニル)
    −1−ピペリジニルカルボニル〕アクリロイル}フェノ
    キシ〕メチルカルボニルアミノ}ベンゾチアゾールから
    なる群より選ばれるチアゾール誘導体及びこれらの塩で
    ある請求項1に記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のチアゾール誘導体及びそ
    の塩から選ばれた少なくとも1種を含有するプロティン
    キナーゼC阻害用医薬組成物。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のチアゾール誘導体及びそ
    の塩から選ばれた少なくとも1種を含有する、自己免疫
    疾患、アレルギー性疾患、臓器移植における拒絶反応、
    GVHD反応、虚血性疾患、急性膵炎、肺血症、多臓器
    不全もしくはARDSの予防又は治療用医薬組成物。
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