JPH11215298A - 画像情報処理装置と画像情報処理方法と画像形成装置 - Google Patents

画像情報処理装置と画像情報処理方法と画像形成装置

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JPH11215298A
JPH11215298A JP10010418A JP1041898A JPH11215298A JP H11215298 A JPH11215298 A JP H11215298A JP 10010418 A JP10010418 A JP 10010418A JP 1041898 A JP1041898 A JP 1041898A JP H11215298 A JPH11215298 A JP H11215298A
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signal
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JP10010418A
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Inventor
Akihiro Moro
明宏 茂呂
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/701Line sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/713Transfer or readout registers; Split readout registers or multiple readout registers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】4チャンネル出力CCDを用いた際、補正の調
整を明確にした左右補正回路を用いて補正を行い、CC
Dデバイスの違いによる左右のCCD特性の差のばらつ
きを無くし、機体間の左右の濃度差のない安定した画像
濃度を再現する。 【解決手段】階調パターン読み出しモードにおいて、画
像処理ASICの階調パターン読み出し処理で、各階調
データをスキャナ部の走査によって複数画素部の画像デ
ータを読み出して平均値を求め、基本部CPU311
が、読み取った4チャンネル出力CCDの左側に相当す
る画像データを右側に相当する画像データとの差により
補正処理計算を行い、計算された補正データを左右補正
回路160の左右補正テーブルに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば原稿の
光画像情報を受光して電気信号を出力する4チャンネル
出力CCDからの電気信号を処理する画像情報処理装置
と画像情報処理方法、この画像情報処理装置を有して画
像を形成する電子複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機などの画像形成装
置が急速に普及してきている。このようなデジタル複写
機においては、スキャナ入力した画像を高品質に出力す
るため、高解像度で読み取り可能なCCD、高画質化画
像処理、高解像度のレーザ駆動を実現したレーザ光学ユ
ニットを用いるものが増えてきている。
【0003】さらに、アナログ複写機の高速機に変わる
デジタル複写機の高速化の需要も出てきており、より高
速で高解像度な処理が実現できるデバイスの必要性が出
てきている。
【0004】このデバイスの1つとして、高速で高解像
度な処理が実現できるCCDの開発が進められ製品化が
開始された。
【0005】この高速CCDは、高速化対応として4チ
ャンネル出力CCDを用いて前処理システムを構成した
ものがすでに発表されている。
【0006】図17は従来の2チャンネル出力CCDを
示すもので、このような2チャンネル出力CCDを用い
た前処理システムは、CCDの出力信号を偶数成分(O
S2)、奇数成分(OS1)で同一の信号伝達経路(処
理経路)によって処理が行われる構成となっている。
【0007】図18に示す前処理システムにおいて、信
号増幅処理AMP、AD変換(ADC)処理された画像
信号は、1画素8ビット(bit)のデジタル信号の状
態で偶数成分DOBx、奇数成分DOBxの2チャンネ
ルでスキャナ制御用ASICに入力され、まず最初に1
チャンネルに合成処理される。つまり、これにより1ラ
イン分の画像データはCCDの画素配列と同じ状態にな
る。
【0008】この1チャンネル化された画像データAI
DTxに対してシェーディング処理を施すことによっ
て、画像濃度に対する画像データの各画素毎に生じる濃
度勾配的な偏差、つまり照度ムラ、CCDの受光素子
(フォトダイオード等)毎の感度ばらつき、CCD内部
の受光素子、蓄積電極およびアナログシフトレジスタで
発生する暗電流の影響、CCD内部で光電変換された電
荷信号をアナログシフトレジスタで移送する際に生じる
残像現象による影響がそれぞれの画素毎に補正される。
【0009】シェーディング補正された画像データはビ
ット反転され、そのまま画像処理ASICへと受け渡さ
れ、ここで画像処理ASIC内部において、フィルタリ
ング処理、レンジ補正処理、倍率変換(拡大、縮小)処
理、濃度変換処理、階調処理といった画像処理による一
連のシステム補正処理が施される。
【0010】しかし、この従来の2チャンネル出力CC
Dを用いた前処理システムに対して、高速化対応とした
4チャンネル出力CCDを用いた前処理システムの場
合、CCDの出力信号を左右のデータを同時に出力させ
る構成で左側の偶数成分OS2、左側の奇数成分OS
1、及び、右側の偶数成分OS4、右側の奇数成分OS
3を同一の信号伝達経路(処理経路)によって処理が行
われる構成となっている。
【0011】前処理システムの信号増幅処理AMPにお
いて、左右の偶数成分と奇数成分がそれぞれ信号増幅と
合成が行われ、AD変換(ADC)処理された画像信号
は、1画素8ビットのデジタル信号の状態で偶数成分D
OBx、奇数成分DOAxの2チャンネルで高速スキャ
ナ制御用ASICに入力される。
【0012】高速スキャナ制御用ASICに入力された
偶数成分DOBx、奇数成分DOAxの2チャンネルの
信号は、バス幅変換により処理スピードを落として画像
濃度に対する画像データの各画素毎に生じる濃度勾配的
な偏差を補正するシェーディング補正を行うため、4チ
ャンネルの信号として処理される。
【0013】そのあと、シェーディング補正された画像
データは、ビット反転され、ラスタ変換により画像デー
タの順番を整列したあとに内部の高速処理スピードから
低速化した転送スピードにするため4画素単位の画像デ
ータ転送を行い、画像処理ASICへと受け渡される。
【0014】ここで、画像処理ASIC内部において、
1画素単位の画像データへ変換した後、フィルタリング
処理、レンジ補正処理、倍率変換(拡大、縮小)処理、
濃度変換処理、階調処理といった画像処理による一連の
システム補正処理が施される。CCDの信号出力構成を
比較した場合、従来使用している2チャンネル出力CC
Dが、信号出力としてCCDの1ライン分の画素信号の
並び順として見た場合にこれら2出力は偶数成分と奇数
成分それぞれが左端の画素信号から整列化した状態(画
像処理上、適切な配列)で出力されるのに対して、今回
の高速対応CCD、つまり4チャンネル出力CCDでは
信号出力としてCCDの1ライン分の画素信号の並び順
として見た場合に4チャンネル出力は偶数成分と奇数成
分それぞれについて、左側の出力は左端の画素信号から
順番に最後は中央の画素信号、右側の出力は右端の画素
信号から順番に最後は中央の画素信号といった具合に出
力されるため、信号の配列が整列化されてない状態(画
像処理上、不適切な配列)になる。
【0015】このように、4チャンネル出力CCDは、
主走査方向に左右と奇数・偶数で使い分ける構成となっ
ているが、従来の2チャンネル出力CCDで奇数・偶数
でのシェーディング後の転送経路の特性ばらつきに関し
ては、後の画像処理のローパスフィルタ(LPF)や誤
差拡散処理によって問題のないレベルまで抑制補正する
ことができたが、4チャンネル出力CCDの場合、左右
のCCDの感度特性などの違いがそれぞれシェーディン
グ補正処理の画像データに現れてしまい、従来の画像処
理だけでは抑制補正することができないため、画像処理
前に左右の画像データの補正回路を設けている。
【0016】しかしながら、左右の画像データの補正回
路は、高速化対応として4チャンネル出力CCDを用い
て前処理システムを構成したことによる主走査方向の左
右でセンサ特性が異なってしまうために必要な回路であ
るが、まだ、この左右の補正回路の明確な補正方法の調
整については明確でなかった。ただし、この左右の補正
を行わないと、CCDデバイスの違いにより、左右のC
CD特性の差のばらつきが異なり、画像濃度再現に関し
て機体間の差が大きくなってしまうことが考えられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、高速
化対応として4チャンネル出力CCDを用いた際、前処
理システムを構成したことによる主走査方向の左右でセ
ンサ特性が異なってしまうために補正回路が必要である
が、まだ、この左右の補正回路の補正方法の調整につい
ては明確でなく、この左右の補正を行わないと、CCD
デバイスの違いにより左右のCCD特性の差のばらつき
が異なり、画像濃度再現に関して機体間の差が大きく安
定した画像濃度を再現することができないという問題が
あった。
【0018】そこで、この発明は、4チャンネル出力C
CDを用いた際、補正の調整を明確にした左右補正回路
を用いて補正を行い、CCDデバイスの違いによる左右
のCCD特性の差のばらつきを無くし、機体間の左右の
濃度差のない安定した画像濃度を再現することのできる
画像情報処理装置と画像情報処理方法と画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の画像情報処理
装置は、光画像情報を受光して光電変換した電位信号を
1ラインの素子に蓄積する蓄積手段と、この蓄積手段に
蓄積した電気信号を上記1ラインの素子のうちラインの
第1の方向の端部から偶数おきに出力し、上記1ライン
の素子のうち上記第1の方向の端部から奇数おきに出力
し、上記1ラインの素子のうち上記第1の方向と反対の
第2の方向から偶数おきに出力し、上記1ラインの素子
のうち上記第2の方向の端部から奇数おきに出力する出
力手段と、この出力手段における第1の方向から出力さ
れる信号と第2の方向から出力される信号との間に生じ
る偏差を設定される補正データに基づいて補正する補正
手段と、上記蓄積手段が基準となる光画像情報を受光し
た際、上記出力手段における第1の方向から出力される
信号と第2の方向から出力される信号との間に生じる偏
差から補正データを算出し、この算出した補正データを
上記補正手段に設定する制御を行う制御手段とから構成
されている。
【0020】この発明の画像情報処理装置は、光画像情
報を受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に
蓄積する蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積した電気信号
を上記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部
から偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記
第1の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ライン
の素子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶
数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の
方向の端部から奇数おきに出力する出力手段と、この出
力手段における第1の方向から出力される信号と第2の
方向から出力される信号との間に生じる偏差を設定され
る補正データに基づいて補正する補正手段と、上記蓄積
手段が基準となる光画像情報を受光した際、上記出力手
段における第1の方向から出力される信号と第2の方向
から出力される信号との間に生じる偏差から第1の方向
または第2の方向のみに設定する補正データを算出し、
この算出した補正データを上記補正手段に設定する制御
を行う制御手段とから構成されている。
【0021】この発明の画像情報処理装置は、光画像情
報を受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に
蓄積する蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積した電気信号
を上記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部
から偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記
第1の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ライン
の素子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶
数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の
方向の端部から奇数おきに出力する出力手段と、この出
力手段における第1の方向から出力される信号と第2の
方向から出力される信号との間に生じる偏差を設定され
る補正データに基づいて補正する補正手段と、上記蓄積
手段が基準原稿となる濃度変化する中間調の階調パター
ン原稿からの光画像情報を受光した際、上記出力手段に
おける第1の方向から出力される信号と第2の方向から
出力される信号の各階調データに対応する平均値を算出
し、こ第1の方向と第2の方向の各階調データから補間
処理して階調段数を増加させ、第1の方向または第2の
方向の補間した階調データを基準データとし、この基準
データに対する他方向の階調データの差から各階調デー
タ差を補正した他方向のみに用いる補正データを算出
し、この算出した他方向のみに用いる補正データを上記
補正手段に設定する制御を行う制御手段とから構成され
ている。
【0022】この発明の画像情報処理装置は、光画像情
報を受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に
蓄積する蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積した電気信号
を上記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部
から偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記
第1の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ライン
の素子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶
数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の
方向の端部から奇数おきに出力する出力手段と、この出
力手段における第1の方向から出力される信号と第2の
方向から出力される信号との間に生じる偏差を設定され
る補正データに基づいて補正する補正手段と、上記蓄積
手段が基準原稿となる濃度変化する中間調の階調パター
ン原稿からの光画像情報を受光した際、上記出力手段に
おける第1の方向から出力される信号と第2の方向から
出力される信号の各階調データに対応する平均値を算出
し、こ第1の方向と第2の方向の各階調データから補間
処理して階調段数を増加させ、第1の方向と第2の方向
の補間した各階調データをもとに第1の方向と第2の方
向の平均値を算出し、各階調データの第1の方向と第2
の方向の逆補正した値を補正データとして上記補正手段
に設定する制御を行う制御手段とから構成されている。
【0023】この発明の画像情報処理方法は、光画像情
報を受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に
蓄積し、この蓄積した電気信号を上記1ラインの素子の
うちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力し、
上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部から奇
数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第1の
方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上記1
ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数おき
に出力し、この第1の方向から出力される信号と第2の
方向から出力される信号との間に生じる偏差を設定され
る補正データに基づいて補正し、基準となる光画像情報
を受光した際、上記第1の方向から出力される信号と第
2の方向から出力される信号との間に生じる偏差から補
正データを算出し、この算出した補正データを設定する
ようにしたことを特徴とする。
【0024】この発明の画像情報処理方法は、光画像情
報を受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に
蓄積し、この蓄積した電気信号を上記1ラインの素子の
うちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力し、
上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部から奇
数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第1の
方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上記1
ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数おき
に出力し、この第1の方向から出力される信号と第2の
方向から出力される信号との間に生じる偏差を設定され
る補正データに基づいて補正し、基準となる光画像情報
を受光した際、上記第1の方向から出力される信号と第
2の方向から出力される信号との間に生じる偏差から第
1の方向または第2の方向のみに設定する補正データを
算出し、この算出した補正データを設定するようにした
ことを特徴とする。
【0025】この発明の画像情報処理方法は、光画像情
報を受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に
蓄積し、この蓄積した電気信号を上記1ラインの素子の
うちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力し、
上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部から奇
数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第1の
方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上記1
ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数おき
に出力し、この第1の方向から出力される信号と第2の
方向から出力される信号との間に生じる偏差を設定され
る補正データに基づいて補正し、基準原稿となる濃度変
化する中間調の階調パターン原稿からの光画像情報を受
光した際、上記第1の方向から出力される信号と第2の
方向から出力される信号の各階調データに対応する平均
値を算出し、この第1の方向と第2の方向の各階調デー
タから補間処理して階調段数を増加させ、第1の方向ま
たは第2の方向の補間した階調データを基準データと
し、この基準データに対する他方向の階調データの差か
ら各階調データ差を補正した他方向のみに用いる補正デ
ータを算出し、この算出した他方向のみに用いる補正デ
ータを設定するようにしたことを特徴とする。
【0026】この発明の画像情報処理方法は、光画像情
報を受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に
蓄積し、この蓄積した電気信号を上記1ラインの素子の
うちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力し、
上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部から奇
数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第1の
方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上記1
ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数おき
に出力し、この第1の方向から出力される信号と第2の
方向から出力される信号との間に生じる偏差を設定され
る補正データに基づいて補正し、基準原稿となる濃度変
化する中間調の階調パターン原稿からの光画像情報を受
光した際、上記第1の方向から出力される信号と第2の
方向から出力される信号の各階調データに対応する平均
値を算出し、この第1の方向と第2の方向の各階調デー
タから補間処理して階調段数を増加させ、第1の方向と
第2の方向の補間した各階調データをもとに第1の方向
と第2の方向の平均値を算出し、各階調データの第1の
方向と第2の方向の逆補正した値を補正データとして設
定するようにしたことを特徴とする。
【0027】この発明の画像形成装置は、光画像情報を
受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に蓄積
する蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積した電気信号を上
記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部から
偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第1
の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ラインの素
子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶数お
きに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の方向
の端部から奇数おきに出力する出力手段と、この出力手
段における第1の方向から出力される信号と第2の方向
から出力される信号との間に生じる偏差を設定される補
正データに基づいて補正する補正手段と、上記蓄積手段
が基準となる光画像情報を受光した際、上記出力手段に
おける第1の方向から出力される信号と第2の方向から
出力される信号との間に生じる偏差から補正データを算
出し、この算出した補正データを上記補正手段に設定す
る制御を行う制御手段と、上記補正手段で補正された第
1の方向から出力される信号と第2の方向から出力され
る信号とから画像を形成する画像形成手段とから構成さ
れている。
【0028】この発明の画像形成装置は、光画像情報を
受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に蓄積
する蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積した電気信号を上
記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部から
偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第1
の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ラインの素
子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶数お
きに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の方向
の端部から奇数おきに出力する出力手段と、この出力手
段における第1の方向から出力される信号と第2の方向
から出力される信号との間に生じる偏差を設定される補
正データに基づいて補正する補正手段と、上記蓄積手段
が基準となる光画像情報を受光した際、上記出力手段に
おける第1の方向から出力される信号と第2の方向から
出力される信号との間に生じる偏差から第1の方向また
は第2の方向のみに設定する補正データを算出し、この
算出した補正データを上記補正手段に設定する制御を行
う制御手段と、上記補正手段で補正された第1の方向か
ら出力される信号と第2の方向から出力される信号とか
ら画像を形成する画像形成手段とから構成されている。
【0029】この発明の画像形成装置は、光画像情報を
受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に蓄積
する蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積した電気信号を上
記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部から
偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第1
の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ラインの素
子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶数お
きに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の方向
の端部から奇数おきに出力する出力手段と、この出力手
段における第1の方向から出力される信号と第2の方向
から出力される信号との間に生じる偏差を設定される補
正データに基づいて補正する補正手段と、上記蓄積手段
が基準原稿となる濃度変化する中間調の階調パターン原
稿からの光画像情報を受光した際、上記出力手段におけ
る第1の方向から出力される信号と第2の方向から出力
される信号の各階調データに対応する平均値を算出し、
こ第1の方向と第2の方向の各階調データから補間処理
して階調段数を増加させ、第1の方向または第2の方向
の補間した階調データを基準データとし、この基準デー
タに対する他方向の階調データの差から各階調データ差
を補正した他方向のみに用いる補正データを算出し、こ
の算出した他方向のみに用いる補正データを上記補正手
段に設定する制御を行う制御手段と、上記補正手段で補
正された第1の方向から出力される信号と第2の方向か
ら出力される信号とから画像を形成する画像形成手段と
から構成されている。
【0030】この発明の画像形成装置は、光画像情報を
受光して光電変換した電位信号を1ラインの素子に蓄積
する蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積した電気信号を上
記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部から
偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第1
の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ラインの素
子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶数お
きに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の方向
の端部から奇数おきに出力する出力手段と、この出力手
段における第1の方向から出力される信号と第2の方向
から出力される信号との間に生じる偏差を設定される補
正データに基づいて補正する補正手段と、上記蓄積手段
が基準原稿となる濃度変化する中間調の階調パターン原
稿からの光画像情報を受光した際、上記出力手段におけ
る第1の方向から出力される信号と第2の方向から出力
される信号の各階調データに対応する平均値を算出し、
こ第1の方向と第2の方向の各階調データから補間処理
して階調段数を増加させ、第1の方向と第2の方向の補
間した各階調データをもとに第1の方向と第2の方向の
平均値を算出し、各階調データの第1の方向と第2の方
向の逆補正した値を補正データとして上記補正手段に設
定する制御を行う制御手段と、上記補正手段で補正され
た第1の方向から出力される信号と第2の方向から出力
される信号とから画像を形成する画像形成手段とから構
成されている。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0032】図1は、この発明の画像形成装置に係る高
速化対応の4チャンネル出力CCDを用いたデジタル複
写機(DPPC)の内部構造を示す断面図である。
【0033】図1に示すように、デジタル複写機は装置
本体10を備え、この装置本体10内には、画像読取手
段として機能するスキャナ部4、および画像形成手段と
して機能するプリンタ部6が設けられている。
【0034】装置本体10の上面には、読取対象物、つ
まり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置
台12が設けられている。また、装置本体10の上面に
は、原稿載置台12上に原稿を自動的に送る自動原稿送
り装置7(以下、ADFと称する)が配設されている。
このADF7は、原稿載置台12に対して開閉可能に配
設され、原稿載置台12に載置された原稿Dを原稿載置
台12に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0035】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、原稿の有無を検出するエンプティセンサ9、原
稿トレイ8から原稿を一枚づつ取り出すピックアップロ
ーラ14、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ1
5、原稿の先端を整位するアライニングローラ対16、
原稿載置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送
ベルト18を備えている。そして、原稿トレイ8に上向
きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つま
り、最終頁から順に取り出され、アライニングローラ対
16により整位された後、搬送ベルト18によって原稿
載置台12の所定位置へ搬送される。
【0036】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ロ
ーラ23が配設されている。後述するスキャナ部4によ
り画像情報の読取られた原稿Dは、搬送ベルト18によ
り原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ20、
フラッパ21、および排紙ローラ22を介してADF7
上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの裏面を
読取る場合、フラッパ22を切換えることにより、搬送
ベルト18によって搬送されてきた原稿Dは、反転ロー
ラ20によって反転された後、再度搬送ベルト18によ
り原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0037】装置本体10内に配設されたスキャナ部4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光源
としての露光ランプ25、および原稿Dからの反射光を
所定の方向に偏向する第1のミラー26を有し、これら
の露光ランプ25および第1のミラー26は、原稿載置
台12の下方に配設された第1のキャリッジ27に取り
付けられている。
【0038】第1のキャリッジ27は、原稿載置台12
と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト
等を介して後述するスキャニングモータ35により、原
稿載置台12の下方を往復移動される。
【0039】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配
設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラ
ー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向
する第2および第3のミラー30、31が互いに直角に
取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第1の
キャリッジ27を駆動する歯付きベルト等により、第1
のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1の
キャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に
沿って平行に移動される。
【0040】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された
反射光を受光して光電変換する4チャンネル出力CCD
(光電変換素子)34とが配設されている。結像レンズ
32は、第3のミラー31により偏向された光の光軸を
含む面内に、駆動機構を介して移動可能に配設され、自
身が移動することで反射光を所望の倍率で結像する。そ
して、4チャンネル出力CCD34は、入射した反射光
を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電気信号を
出力する。
【0041】一方、プリンタ部6は、潜像形成手段とし
て作用するレーザ露光装置40を備えている。レーザ露
光装置40は、光源としての半導体レーザ41と、半導
体レーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向す
る走査部材としてのポリゴンミラー36と、ポリゴンミ
ラー36を後述する所定の回転数で回転駆動する走査モ
ータとしてもポリゴンモータ37と、ポリゴンミラーか
らのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラム44へ導
く光学系42とを備えている。このような構成のレーザ
露光装置40は、装置本体10の図示しない支持フレー
ムに固定支持されている。
【0042】半導体レーザ41は、スキャナ部4により
読取られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ送
受信文書情報等に応じてオン・オフ制御され、このレー
ザ光はポリゴンミラー36および光学系42を介して感
光体ドラム44へ向けられ、感光体ドラム44周面を走
査することにより感光体ドラム44周面上に静電潜像を
形成する。
【0043】また、プリンタ部6は、装置本体10のほ
ぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体
ドラム44を有し、感光体ドラム44周面は、レーザ露
光装置40からのレーザ光により露光され、所望の静電
潜像が形成される。感光体ドラム44の周囲には、ドラ
ム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、
感光体ドラム44周面上に形成された静電潜像に現像剤
としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現
像器46、後述する用紙カセットから給紙された被転写
材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム44から分離
させるための剥離チャージャ47を一体に有し、感光体
ドラム44に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる
転写チャージャ48、感光体ドラム44周面からコピー
用紙Pを剥離する剥離爪49、感光体ドラム44周面に
残留したトナーを清掃する清掃装置50、および、感光
体ドラム44周面の除電する除電器51が順に配置され
ている。
【0044】装置本体10内の下部には、それぞれ装置
本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット
53、下段カセット54が互いに積層状態に配設され、
各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填され
ている。これらのカセットの側方には大容量フィーダ5
5が設けられ、この大容量フィーダ55には、使用頻度
の高いサイズのコピー用紙P、例えば、A4サイズのコ
ピー用紙Pが約3000枚収納されている。また、大容
量フィーダ55の上方には、手差しトレイ56を兼ねた
給紙カセット57が脱着自在に装着されている。
【0045】装置本体10内には、各カセットおよび大
容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージ
ャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路5
8が形成され、搬送路58の終端には定着ランプ60a
を有する定着装置60が設けられている。定着装置60
に対向した装置本体10の側壁には排出口61が形成さ
れ、排出口61にはシングルトレイのフィニッシャ15
0が装着されている。
【0046】上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量
フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィ
ーダから用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ
63がそれぞれ設けられている。また、搬送路58に
は、ピックアップローラ63により取り出されたコピー
用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ
対64が設けられている。
【0047】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム
44周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部
へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給
紙ローラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するア
ライニング前センサ66が設けられている。
【0048】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出された
コピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジス
トローラ対65により先端が整位された後、転写部に送
られる。
【0049】転写部において、感光体ドラム44上に形
成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージ
ャ48により用紙P上に転写される。トナー像の転写さ
れたコピー用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪
49の作用により感光体ドラム44周面から剥離され、
搬送路52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定
着装置60に搬送される。そして、定着装置60によっ
て現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用
紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69によ
り排出口61を通してフィニッシャ150上へ排出され
る。
【0050】搬送路58の下方には、定着装置60を通
過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対6
5へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面
装置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積
部71と、搬送路58から分岐し、定着装置60を通過
したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転
路72と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚
づつ取り出すピックアップローラ73と、取り出された
用紙を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙
する給紙ローラ75とを備えている。また、搬送路58
と反転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口6
1あるいは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲ
ート76が設けられている。
【0051】両面コピーを行う場合、定着装置60を通
過したコピー用紙Pは、振り分けゲート76により反転
路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一
時的に集積された後、ピックアップローラ73および給
紙ローラ対75により、搬送路74を通してレジストロ
ーラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジス
トローラ対65により整位された後、再び転写部に送ら
れ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その
後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着装置60および
排紙ローラ69を介してフィニッシャ150に排紙され
る。
【0052】フィニッシャ150は排出された一部構成
の文書を一部単位でステープル止めし貯めていくもので
ある。ステープルするコピー用紙Pが一枚排出口61か
ら排出される度にガイドバー151にてステープルされ
る側に寄せて整合する。全てが排出され終わると紙押え
アーム152が排出された一部単位のコピー用紙Pを抑
えステープラユニット(図示しない)がステープル止め
を行う。その後、ガイドバー151が下がり、ステープ
ル止めが終わったコピー用紙Pはその一部単位でフィニ
ッシャ排出ローラ155にてそのフィニッシャ排出トレ
イ154に排出される。フィニッシャ排出トレイ154
の下がる量は排出されるコピー用紙Pの枚数によりある
程度決められ、一部単位に排出される度にステップ的に
下がる。また排出されるコピー用紙Pを整合するガイド
バー151はフィニッシャ排出トレイ154上に載った
既にステープル止めされたコピー用紙Pに当たらないよ
うな高さの位置にある。
【0053】また、フィニッシャ排出トレイ154は、
ソートモード時、一部ごとにシフト(たとえば、前後左
右の4つの方向へ)するシフト機構(図示しない)に接
続されている。
【0054】また、装置本体10の前面上部には、様々
な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号な
どを入力する操作パネル380が設けられている。
【0055】次に、図2を参照してデジタル複写機の制
御システムについて説明する。
【0056】デジタル複写機の制御システムは、全体は
大きく3つのブロックより成り、基本部システムバス3
12を通してスキャナ部4、プリンタ部6との間を画像
処理部5で繋ぎ、デジタル複写機を構成する基本部30
1と、この基本部301からの画像データを受け取り記
録し、その記録した画像データを再び基本部301に転
送することでメモリコピー(電子ソート)を実現するペ
ージメモリ部302と、このページメモリ部302の圧
縮画像データを記憶するための2次メモリとしてのハー
ドディスク(HD)、公衆回線を通して外部と画像圧縮
データのやり取りを行うFAXボード(G4/G3・F
AX制御手段)369、LANを経由してデータのやり
取りを行うLANボード(ローカルエリアネットワーク
回線制御手段)371、またそれ等を拡張部システムバ
ス373とISAバス374を通して制御する拡張部C
PU361、拡張部CPU361が使用するメインメモ
リ361a、ISAバス374上でのDMA転送を制御
するDMAC362とから成るマザーボード等で構成さ
れる拡張部303から構成される。
【0057】基本部301とページメモリ部302は制
御データをやりとりする基本部システムインタフェース
316、画像データをやりとりする基本部画像インタフ
ェース317とで接続されている。また、ページメモリ
部302と拡張部303は制御データをやりとりする拡
張部システムインタフェース376、画像データをやり
とりする拡張部画像インタフェース377とで接続され
ている。
【0058】基本部301は、入力手段(スキャナ部)
4、出力手段(プリンタ部)6、画像処理部5、および
これらに基本部システムバス312を介して接続され、
これらを制御する制御手段(基本部CPU)311から
構成される。
【0059】スキャナ部4は列状に配置された複数の受
光素子(1ラインのCCD)からなる上述した4チャン
ネル出力CCD34を有し、原稿載置台12に載置され
た原稿の画像を基本部CPU311からの指示に従い1
ライン毎に読取り、画像の濃淡を8ビットのデジタル・
データに変換した後、スキャナインタフェース(図示し
ない)を介して、同期信号と共に時系列デジタル・デー
タとして画像処理部5へ出力する。
【0060】基本部CPU311は上記基本部301内
の上記各手段及び後述するページメモリ部302の各手
段を制御する。
【0061】ページメモリ部302は基本部301内の
基本部CPU311と拡張部303内の拡張部CPU3
61との制御情報の通信を制御したり、基本部301お
よび拡張部303からのページメモリ323へのアクセ
スを制御し、通信メモリ305を内蔵するシステム制御
手段304、画像データを一時的に記憶しておく記憶手
段(ページメモリ)323、ページメモリ323のアド
レスを生成するアドレス制御部306、ページメモリ部
302内の各デバイス間のデータ転送を行う画像バス3
20、ページメモリ部302内の各デバイスとシステム
制御手段304との間の制御信号の転送を行う制御バス
321、画像バス320を介してページメモリ323と
他のデバイスとのデータ転送を行うときのデータ転送を
制御するデータ制御手段307、基本部画像インタフェ
ース317を介して基本部301と画像データを転送す
るときに画像データをインタフェースする画像データI
/F手段308、解像度の異なる機器に画像データを送
信するときに画像データを他の機器の解像度に変換した
り、解像度の異なる機器から受信した画像データを基本
部301のプリンタ部6の解像度に変換したり、2値画
像データの90度回転処理を実行する解像度変換/2値
回転手段325、ファクシミリ送信や光ディスク記憶の
ように画像データを圧縮して送信したり、記憶したりす
るデバイスのために入力した画像データを圧縮したり、
圧縮された形態の画像データをプリンタ部6を介して可
視化するために伸長する圧縮/伸長手段324、画像デ
ータI/F手段308に接続され、プリンタ部6から画
像データを出力するときに画像データを90度あるいは
−90度回転して出力するときに使用する多値回転メモ
リ309で構成される。
【0062】拡張部303は下記の拡張部303内の各
デバイスを拡張部システムバス373を介して制御する
制御手段(拡張部CPU)361、この拡張部CPU3
61が使用するメインメモリ361a、汎用的なISA
バス374、拡張部システムバス373とISAバス3
74をインタフェースするISAバスコントローラ(I
SA・B/C)363、ISAバス374上でのデータ
転送を制御するDMAコントローラ(DMAC)36
2、ISAバス374に接続され画像データを電子的に
保存するための保存手段(HDD)365、そのインタ
フェースであるHD・FDインタフェース(HD・FD
I/F)364、ISAバス374に接続され画像デー
タを電子的に保存するための保存手段(光ディスク装
置;ODD)368、そのインタフェースであるSCS
Iインタフェース367、LAN機能を実現するための
ローカルエリアネットワーク回線制御手段(LAN)3
71、プリンタ機能を実現するためのプリンタコントロ
ーラ手段370、G4/G3・FAX制御機能を有する
G4/G3・FAX制御手段369、プリンタコントロ
ーラ手段370からのイメージデータをシステム画像イ
ンタフェース377を介してページメモリ部302へ出
力するための拡張部画像バス375で構成される。
【0063】上記HDD365に内蔵されるハードディ
スクHDには、圧縮された1頁あるいは複数頁からなる
1文書ごとの圧縮イメージデータがファイルとして、そ
の文書を検索するための検索データで管理された状態で
記憶されるようになっている。
【0064】また、拡張部システムバス373には、拡
張部303に対する指示を行うキーボードとディスプレ
イからなる上述した操作パネル80が接続されている。
【0065】保存手段(ODD)368はSCSIイン
タフェース367を介してISAバス374と接続さ
れ、拡張部CPU361はSCSIコマンドを用いて拡
張部システムバス373、ISA・B/C63、ISA
バス374を介して保存手段368を制御する。
【0066】次に、画像データI/F手段(イメージデ
ータ制御手段)308について説明する。画像データI
/F手段308は画像バス320上のデバイスでスキャ
ナ部4あるいはプリンタ部6とページメモリ323との
間の画像データ転送を画像処理部5を介して行う。ま
た、拡張部303内の拡張部画像バス375に接続され
たプリンタコントローラ370等とページメモリ323
との画像データ転送も行う。
【0067】ここで、ページメモリ部302のページメ
モリ323は大きなメモリ空間を有したものである。
【0068】図3は、図1、図2で示したデジタル複写
機の概略構成を示すものである。すなわち、上述したよ
うにスキャナ部4、画像処理部5、プリンタ部6から構
成されている。図3に示すようにデジタル複写機の場合
の原稿画像の読み込みは、原稿面に露光ランプ25で直
接光をあてて、その反射光をミラー26、30、31、
結像レンズ32を用いて4チャンネル出力CCD34ま
で導き、4チャンネル出力CCD34によってこの光画
像データを光電変換することによって複数(例えば60
0dpiの場合7500個)のそれぞれの受光素子毎に
電荷信号に置き換えられる。この電荷信号は、4チャン
ネル出力CCD34内部の後述するCCDアナログシフ
トレジスタによってアナログ信号として順番に転送出力
される。
【0069】図3に示すように、図2で示した制御シス
テムは、4チャンネル出力CCD34を含んだ読み込み
制御部81、ページメモリボード82、編集ボード8
3、画像処理部84と書き込み制御処理部85、レーザ
駆動部87、ポリゴンモータドライブ88で構成され、
半導体レーザ41からのレーザ光がポリゴンミラー36
で偏向されて感光体ドラム44へ導かれるように構成さ
れている。
【0070】図4は、4チャンネル出力CCD34の構
成を詳細に示したもので、順番に配列された受光素子
(フォトダイオード等)S1〜S7500、シフトゲー
ト101、シフトゲート102、CCDアナログシフト
レジスタ111〜114、出力バッファ121〜124
で構成される。
【0071】図4に示すように4チャンネル出力CCD
34の場合は、信号出力が偶数成分と奇数成分を、さら
にそれぞれを左右に分割して4系統の出力構成としてい
るため、CCDアナログシフトレジスタ111、11
2、113、114が4つ存在する。したがってCCD
アナログシフトレジスタ111によって奇数成分の左端
の受光素子による信号より順番に転送出力され、アナロ
グシフトレジスタ112によって偶数成分の左端の受光
素子による信号より順番に転送出力され、アナログシフ
トレジスタ113によって奇数成分の右端の受光素子に
よる信号より順番に転送出力され、アナログシフトレジ
スタ114によって偶数成分の右端の受光素子による信
号より順番に転送出力されることになる。
【0072】また、奇数成分、偶数成分それぞれの左右
から出力される最後の信号は、受光素子S1〜S750
0の中央にて、となりあわせてならぶ受光素子S374
9,S3750,S3751,S3752による信号と
なる。この4チャンネル出力CCD34を駆動するため
に必要な制御信号(転送クロック、シフトゲート信号、
リセット信号、クランプ信号)は後述する高速スキャナ
制御ASICのCCD駆動機能により生成される。
【0073】図5は、読み込み制御部81に搭載される
4チャンネル出力CCD34における画像データの転送
を行う前処理システム130と高速スキャナ制御ASI
C135の構成を示すものである。なお、前処理システ
ム130は、アンプ131、132、A/Dコンバータ
133、134とから構成されている。
【0074】前処理システム130において、4チャン
ネル出力CCD34から出力されたアナログ信号はアン
プ(Amp:アナログ信号処理集積回路)131、13
2において画素信号毎にサンプリングして信号増幅す
る。
【0075】ここで使用するアンプ131、132は、
1チップで2チャンネル分の処理が並列(パラレル)で
可能である。アンプ131には、4チャンネル出力CC
D34の画素信号の奇数成分の左右2チャンネル(出力
端子OS1、OS3)を入力し、アンプ132には4チ
ャンネル出力CCD34の画素信号の偶数成分の左右2
チャンネル(出力端子OS2、OS4)を入力としてい
る。
【0076】それぞれのアンプ131,132内部にお
いては,4チャンネル出力CCD34の左右からの2チ
ャンネルの画素信号が並列で処理(サンプリングおよび
信号増幅)され、そのあと1チャンネルに合成(マルチ
プレクス)する。すなわち、アンプ131においては奇
数成分の左右の信号を合成して1チャンネルに、アンプ
132においては偶数成分の左右の信号を合成して1チ
ャンネルにし、それぞれアンプ131、132より出力
するという方式をとっている。
【0077】これはアンプ131では4チャンネル出力
CCD34の奇数成分の左右の画素信号をまとめて処理
し、アンプ132では4チャンネル出力CCD34の偶
数成分の左右の画素信号をまとめて処理するという構成
であり、このような構成をとることによって4チャンネ
ル出力CCD34の出力信号の偶数成分、奇数成分、そ
れぞれの左右の信号の歪みがアンプ(131、132)
のチップ間のバラツキ(チップ差による回路特性のばら
つき)に依存しないようにするための配慮となってい
る。
【0078】また、この場合、アンプ131、132か
らの信号出力レートは、アンプ131、132への信号
入力レートの2倍となる。このアンプ131、132よ
り出力される信号処理上適切なレベルまで増幅された画
素毎のアナログ信号は、A/Dコンバータ(ADC13
3、134)によってAD変換されてデジタル信号とな
る。
【0079】アンプ131は、4チャンネル出力CCD
34から出力された奇数成分の左右2チャンネルの画素
信号をそれぞれ並列でサンプリングして信号増幅し、さ
らにこの信号を1チャンネルに合成し、このアンプ13
1より出力されるアナログ信号についてはA/Dコンバ
ータ133によってAD変換するようになっている。ま
た、アンプ132は、4チャンネル出力CCD34から
出力された偶数成分の左右2チャンネルの画素信号をそ
れぞれ並列でサンプリングして信号増幅し、さらにこの
信号を1チャンネルに合成し、このアンプ132より出
力されるアナログ信号についてはA/Dコンバータ13
4によってAD変換するようになっている。また、ここ
で使用するA/Dコンバータ133、134の分解能
は、8ビット(bit:256ステップ)なので、画素
データとしては1画素あたり8ビットデータとなる。
【0080】このように4チャンネル出力CCD34に
て読込まれた画像情報(光画像データとして4チャンネ
ル出力CCD34に入力されるもの)に基づいて4チャ
ンネル出力CCD34より出力される画素信号(アナロ
グ信号)をアンプ131、132にて信号増幅および合
成し、その信号をA/Dコンバータ133、134によ
ってAD変換してデジタル信号にするといった一連の処
理をスキャナ部4における前処理と呼び、前処理システ
ム130を構成する。
【0081】また、アンプ131、132を駆動するた
めに必要な制御信号(サンプルホールドパルス、合成信
号、クランプ信号)およびA/Dコンバータ133、1
34においてAD変換処理に必要なAD変換用クロック
については、高速スキャナ制御ASIC135の前処理
LSI駆動機能より生成される。このようにして前処理
を施された画像情報に基づく画素信号(1画素あたり8
ビットデータ、以下画像データと記述する)は、高速ス
キャナ制御ASIC135へと入力され、高速スキャナ
制御ASIC135内部においてシェーディング補正処
理および本発明である左右補正処理、ラスタ変換処理が
施される。
【0082】図6は、本発明に係る高速スキャナ制御A
SIC135の構成を示すものである。すなわち、高速
スキャナ制御ASIC135は、バス幅変換回路14
0、シェーディング補正回路141、142、143、
144、バスセレクト回路(SEL)145、146、
147、148、左右補正回路160、ビット反転回路
161、162、163、164、およびラスタ変換回
路165から構成されている。
【0083】前処理システム130で前処理が施された
画像データは、DOAx(8ビット:奇数成分の左右合
成されたデータ)およびDOBx(8ビット:偶数成分
の左右合成されたデータ)として2チャンネルで高速ス
キャナ制御ASIC135に入力される。
【0084】高速スキャナ制御ASIC135内部にお
ける全ての処理は、前処理システム130においてデジ
タル化された画像データに対して行われるものである。
これらの画像データは、まずバス幅変換回路140を通
ることにより奇数成分、偶数成分それぞれにおいて左の
データと右のデータに分けられる。即ち、奇数成分の左
右合成されたデータであるDOAx(8ビット)は、バ
ス幅変換回路140によりDOA1X(8ビット:奇数
成分の左のデータ)とDOA2X(8ビット:奇数成分
の右のデータ)に分解され、偶数成分の左右合成された
データであるDOBx(8ビット)はバス幅変換回路1
40によりDOB1X(8ビット:偶数成分の左のデー
タ)とDOB2X(8ビット:偶数成分の右のデータ)
に分解される。
【0085】従って、バス幅変換回路140によって2
チャンネルで入力される画像データは4チャンネルに分
解されるため、例えば、画像データのデータレートが2
チャンネルで1チャンネル当り40MHzとしてDOA
x、DOBxより入力された場合、バス幅変換処理後の
出力としての画像データは4チャンネルで1チャンネル
当り20MHzとしてDOA1X、DOA2X、DOB
1X、DOB2Xに変換された状態で出力され、次段に
入力されることになる。
【0086】バス幅変換処理により分解されたそれぞれ
の画像データDOA1X(8ビット:奇数成分の左のデ
ータ)、DOA2X(8ビット:奇数成分の右のデー
タ)、DOB1X(8ビット:偶数成分の左のデー
タ)、DOB2X(8ビット:偶数成分の右のデータ)
は、シェーディング補正回路141、142、143、
144によりシェーディング補正処理が施される。ま
た、図に示すように高速スキャナ制御ASIC135の
場合、シェーディング補正回路を4つ準備することによ
り、バス幅変換処理された4チャンネルの画像データD
OA1X,DOA2X,DOB1X,DOB2Xをそれ
ぞれ並列で同時に処理できるような構成をとっている。
【0087】ここでシェーディング補正機能について簡
単に説明する。シェーディング補正には白レベルシェー
ディング補正と黒レベルシェーディング補正があり、こ
の高速スキャナ制御ASIC135の機能としては両方
の補正に対応したアルゴリズムに基づいた回路構成とな
っている。
【0088】白レベルシェーディング補正とは、4チャ
ンネル出力CCD34で読込んだ原稿上の読取データ
(画像データ)をあらかじめ4チャンネル出力CCD3
4により読込んだ白基準データで各画素毎に割ることに
より、原稿上の読取データ(画像データ)を画素毎に正
規化(補正)する。これにより照度むらおよび4チャン
ネル出力CCD34の受光素子毎の感度ばらつきを補正
することができる。
【0089】黒レベルシェーディング補正とは、黒レベ
ルを歪ませる主な要因である4チャンネル出力CCD3
4内部の受光素子で発生する暗電流の影響等対して、4
チャンネル出力CCD34で読込んだ原稿上の読取デー
タ(画像データ)と白基準データより、あらかじめ4チ
ャンネル出力CCD34により読込んだ黒基準データを
各画素毎に減ずることによりキャンセル(補正)するも
のである。
【0090】シェーディング補正されたそれぞれの画像
データは、本発明である左右補正回路160によって偶
数成分、奇数成分それぞれの左右のデータに対して補正
処理され、そのあとビット反転回路161、162、1
63、164でビット反転して、ラスタ変換回路165
によって画像データの並び順の整列化処理が行われる。
【0091】このように高速スキャナ制御ASIC13
5内部においてこれら一連の処理が施された画像データ
は、AIDTAX(8ビット)、AIDTBX(8ビッ
ト)、AIDTCX(8ビット)、AIDTDX(8ビ
ット)として高速スキャナ制御ASIC135より出力
され、画像処理ASIC84へと受け渡される。画像処
理ASIC84に入力された画像データは、画像処理A
SIC84内部において、フィルタリング処理、階調パ
ターン読み出し処理、レンジ補正処理、倍率変換(拡
大、縮小)処理、γ補正濃度変換処理、階調処理といっ
た画像処理による一連のデータ加工処理が施される。
【0092】図7は、左右補正回路160の構成を示す
ものである。左右補正回路160は、補正メモリ用チッ
プイネーブル発生回路170、バスセレクト回路(SE
L)171、172、173、174、175、17
6、左右補正用のメモリ180、およびバスセレクト回
路(SEL)181、182、183、184、185
から構成されている。この左右補正回路160は、CP
U−IF回路177を介して制御される。
【0093】前述したように、高速デジタル複写機の読
取りスキャナ用として使用する高速対応ラインセンサ
(4チャンネル出力CCD34)は、高速化という要求
仕様に対応するため図4で示したように、受光素子S1
〜S7500により光電変換された電荷信号を4組のC
CDアナログシフトレジスタ(左奇数成分の電荷信号移
送用)111、CCDアナログシフトレジスタ(左偶数
成分の電荷信号移送用)112、CCDアナログシフト
レジスタ(右奇数成分の電荷信号移送用)113、CC
Dアナログシフトレジスタ(右偶数成分の電荷信号移送
用)114を用いて、その左右両側に配置された4組の
出力バッファ(左奇数成分の信号出力駆動用)121、
出力バッファ(左偶数成分の信号出力駆動用)122、
出力バッファ(右奇数成分の信号出力駆動用)123、
出力バッファ(右偶数成分の信号出力駆動用)124に
よって4チャンネル出力CCD34の1ライン分の画素
信号(例えば600dpiの場合7500画素分の画素
信号)を4系統に分割して出力するといった構成をとっ
ている。
【0094】また、このような構成により、奇数成分、
偶数成分それぞれの左右から出力される最後の画素信号
は、4チャンネル出力CCD34の中央にてとなりあわ
せてならぶ受光素子S3749,S3750,S375
1,S3752による信号となっている。従って、4チ
ャンネル出力CCD34の場合、信号出力構成として4
チャンネル出力CCD34の1ライン分の画素信号は、
偶数成分、奇数成分のそれぞれについて左右別々の出力
バッファ(121と123、122と124)により駆
動されて出力されることになるため、信号の伝達経路は
まず4チャンネル出力CCD34の出力段において明ら
かに4系統に別れることになる。
【0095】また、4チャンネル出力CCD34より出
力された画素信号(アナログ信号)は、前述した前処理
システム130によって信号増幅、AD変換され、画像
データとしてデジタル化されるわけであるが、ここにお
いても前処理システム130としての構成の仕方によっ
て信号の伝達経路が1から4系統の間で任意に変わって
くる。
【0096】従って、光画像信号として4チャンネル出
力CCD34に入力される画像情報は、4チャンネル出
力CCD34内部の複数の受光素子(S1〜S750
0)毎に光電変換され電荷信号になるわけであるが、こ
のときその読取りの対象となる原稿上の画像情報として
原稿の反射率が同一濃度である光画像信号を各受光素子
(S1〜S7500)によって光電変換した電荷信号で
あっても、この電荷信号の伝達経路(処理経路)が異な
ってしまうと4チャンネル出力CCD34内部および前
処理システム130の回路特性的な偏差によって、画素
信号間(画像データ)において歪みが生じてしまう可能
性がある。
【0097】現に、この回路特性の偏差による悪影響
は、それをコピーとして印刷した場合、図16に示す従
来の2チャンネル出力CCDを用いた前処理システムの
ようにCCDの出力信号を偶数成分、奇数成分で同一の
信号伝達経路(処理経路)による処理の場合は印刷され
た画像上に平均濃度差として現れないのに対して、図5
に示した高速デジタル複写機用の4チャンネル出力CC
D34を用いた前処理システム130のように偶数成
分、奇数成分のそれぞれを更に左右に分割するような信
号伝達経路(処理経路)による処理になると、印刷され
た画像上において目視にて確認できるレベルで左右に平
均濃度差として現れてしまうのをシミュレーションによ
り確認している。
【0098】つまり、奇数成分、偶数成分の信号伝達経
路(処理経路)が異なることについてはさほど重要では
ないが、ここで問題視すべき点は、高速化対応された4
チャンネル出力CCD34を用いた場合、左右の信号伝
達経路(処理経路)は本来同一であることが望ましいと
いうことである。もしこれが4チャンネル出力CCD3
4、前処理システム130の構成として可能であれば回
路特性による偏差の悪影響に対して特別な対応は必要と
しない。
【0099】しかし、物理的に可能なシステム構成とし
ては、図5に示した前処理システム130の構成である
が、CCDについては4チャンネル出力CCD34の構
造上、受光素子S1〜S7500により光電変換された
電荷信号を4組のCCDアナログシフトレジスタ11
1、112、113、114を用いて、その左右両側に
配置された4組の出力バッファ121、122、12
3、124によってCCD34の1ライン分の画素信号
を4系統に分割して出力する。このため、ここでそれぞ
れのCCDアナログシフトレジスタ(111、112、
113、114)の伝達効率、出力バッファ(121、
122、123、124)の特性等による偏差が生じ
る。
【0100】CCDのチップそのものの内部構成上の理
由において生じる回路特性的な偏差による左右の画像デ
ータへの悪影響(画像濃度に対する画像データのリニア
リティ的な偏差によって生じる左右の濃度差)について
はやはり外部においてなんらかの補正手段を設けなけれ
ば対応できないのが事実である。この手段ことが左右補
正機能であり、このモジュールとしては高速スキャナ制
御ASIC135の一機能として配置されることにな
る。
【0101】この左右補正回路160の処理の位置づけ
としては、図6に示すように高速スキャナ制御ASIC
135の内部において、シェーディング補正回路14
1、142、143、144のあとに位置し、かつ画像
データ処理の流れとして画像処理ASIC84によるフ
ィルタリング処理、階調パターン読み出し処理、レンジ
補正処理、倍率変換(拡大、縮小)処理、γ補正濃度変
換処理、階調処理といった画像処理による一連のデータ
加工処理が施されるまえに位置するものとする。
【0102】この位置づけの意味については後程説明す
るとして、これより左右補正回路160の構成について
説明する。
【0103】左右補正回路160における左右補正は、
メモリ180を使用したデータ変換テーブル方式による
ものである。つまり、変換したいデータ(この場合画像
データ)をメモリ180のアドレスに入力し、変換後の
データはメモリ180のデータ出力より、あらかじめメ
モリ180のそれぞれのアドレスに対してセットされた
データ(補正後のデータ)が代わりに出力されることで
変換処理を行なうというものである。
【0104】したがって、高速スキャナ制御ASIC1
35内部において取り扱う画像データは、1画素8ビッ
ト、分解能256ステップ(00HからFFH)のデジ
タル信号なので、この画像データに対してデータ変換テ
ーブル用に準備するメモリ180としては256ワード
(word)*8ビットということになる。
【0105】左右補正回路160は、このような256
ワード*8ビットの2ポートRAMであるメモリ18
0、チップイネーブル発生回路170、バスセレクト回
路171、172、173、174、175、176、
181、182、183、184、185により構成さ
れ、CPU−IF回路177を介して制御される。この
メモリ180は、高速スキャナ制御ASIC135内部
でのデータ処理によるアクセスモード(データ補正処
理)と基本部CPU(外部)311からのアクセスモー
ド(変換テーブル用のデータセット)がモード設定信号
(メモリアクセスモード設定信号:DAMにより設定)
により切換えられようになっている。
【0106】さらに、左右補正実行選択(左右補正設定
信号:LRADJにより設定)も設定できるようになっ
ているため、画像データを左右補正しない状態で次段の
処理に流すことも可能となっている(この場合の画像デ
ータの経路を破線にて示す)。また、各種モードの設
定については、図示しないモード設定用レジスタが高速
スキャナ制御ASIC135内部に準備されており、こ
れらのレジスタは全て基本部CPU(外部)311から
の設定変更が可能となっている。
【0107】まず、メモリ180が高速スキャナ制御A
SIC135内部でのデータ処理によるアクセスモード
(データ補正処理が可能な状態)でかつ左右補正設定信
号が補正する場合、メモリ180に高速スキャナ制御A
SIC135内部の画像データバスが接続される。
【0108】つまり、前処理システム130においてデ
ジタル化され、2チャンネルで高速スキャナ制御ASI
C135に入力される画像データは、まずバス幅変換回
路140によって最初に4チャンネル(奇数成分の左デ
ータ、奇数成分の右データ、偶数成分の左データ、偶数
成分の右データ)に分解され、それぞれの画像データ
は、並列で4チャンネル同時にシェーディング補正回路
141、142、143、144でシェーディング補正
処理される。
【0109】このシェーディング補正後の4チャンネル
それぞれの画像データのうち、奇数成分の左右どちらか
片チャンネル、例えば右データバス、偶数成分の左右ど
ちらか片チャンネル、例えば右データバスの2チャンネ
ルについて補正用のメモリ180に接続されるようなバ
スセレクト回路171〜175,181〜184になっ
ている。すなわち、破線で示すバスラインがディセー
ブル状態になり、太線実線で示すように、奇数成分の左
右どちらか片チャンネル、例えば右データ(左右補正前
の画像データ)はメモリ180のポートAのアドレス入
力AAXに接続され、そのデータに対する変換後のデー
タ(左右補正後の画像データ)はポートAのデータ出力
AOXより出力され、偶数成分の左右どちらか片チャン
ネル、例えば右データ(左右補正前の画像データ)は補
正メモリのポートBのアドレス入力BAXに接続され、
そのデータに対する変換後のデータ(左右補正後の画像
データ)はポートBのデータ出力BOXより出力される
ことになる。
【0110】つまり、偶数成分、奇数成分のそれぞれ左
右どちらか片チャンネル、例えば右データ対してメモリ
180によるデータ変換テーブルを用いたデータ操作が
できるようになっている。また、これでわかるようにメ
モリ180によるデータ変換テーブルを用いたデータ操
作は、4チャンネルの画像データのうち偶数成分、奇数
成分のそれぞれの左右のどちらか片チャンネルについて
行なうためのメモリとして2チャンネル分の入出力が必
要であり、かつその2チャンネルの画像データは同一の
データ変換テーブルによって並列に処理(メモリアクセ
ス)することを目的とするため、これらの条件を満たす
2ポートタイプのメモリを使用している。
【0111】この方式による左右のデータ補正の考え方
の大きなポイントのひとつとしては、偶数成分、奇数成
分のそれぞれ左右どちらか片チャンネル、例えば左デー
タを基準として考え、それに対するもう一方のチャンネ
ル、例えば左データを基準とした場合は右データを補正
メモリによるデータ変換テーブルを用いてデータ操作す
る。つまり、左右どちらか片チャンネルだけをデータ操
作することによりあわせ込んでいくことで、画像濃度に
対する左右の画像データのリニアリティ的な偏差を矯正
(補正)するということにある。
【0112】次に、この左右補正処理の配置位置の持つ
意味について説明する。
【0113】前処理システム130によってデジタル化
され、高速スキャナ制御ASIC135において内部処
理を施される前の画像データは、画像濃度に対する画像
データの各画素毎に生じる濃度勾配的な偏差、つまり照
度ムラ、4チャンネル出力CCD34の受光素子毎の感
度ばらつき、4チャンネル出力CCD34内部の受光素
子S1〜S7500、およびCCDアナログシフトレジ
スタ111〜114で発生する暗電流の影響をそれぞれ
の画素毎に含んだ状態の画像データであり、かつこれに
加えて今回の高速対応のための4チャンネル出力CCD
34、前処理システム130の構成において生じる固有
の偏差である画像濃度に対する左右の画像データ間に生
じるリニアリティ的な偏差、つまり4チャンネル出力C
CD34、前処理システム130における左右の信号伝
達経路(処理経路)が異なることによって生じる回路特
性の偏差の影響を含むものである。
【0114】また、この2つの偏差による影響は、画像
データへの作用の仕方が異なる。つまり、画像濃度に対
する画像データの各画素毎に生じる濃度勾配的な偏差の
影響が画像データの各画素毎に作用するのに対して画像
濃度に対する左右の画像データ間(信号伝達経路間(処
理経路間))に生じるリニアリティ的な偏差の影響は信
号伝達経路毎(処理経路毎)に作用する。
【0115】つまり、ある2つの信号伝達経路(処理経
路)A,B(この場合左右)があって、これらの信号伝
達経路間(処理経路間)に回路特性的な偏差が生じた場
合、例えば信号伝達経路(処理経路)Aを基準として考
えれば、もう一方の信号伝達経路(処理経路)Bに回路
特性による偏差が作用したことになり、このときこの偏
差による影響は信号伝達経路(処理経路)Bにおいて伝
達(処理)される画素信号全てに対してある一定量で均
一に作用すると考えられる。
【0116】したがって、前処理システム130におい
てデジタル化された画像データの含むこれらの性格の異
なる2つの偏差による影響(画像濃度に対する画像デー
タの各画素毎に生じる濃度勾配的な偏差の影響と画像濃
度に対する左右の画像データ間(信号伝達経路間(処理
経路間))に生じるリニアリティ的な偏差の影響)は、
別々の補正手段により補正すべきものであると考える。
【0117】つまり、画像濃度に対する画像データの各
画素毎に生じる濃度勾配的な偏差の影響については、シ
ェーディング補正機能により補正し、画像濃度に対する
左右の画像データ間(信号伝達経路間(処理経路間))
に生じるリニアリティ的な偏差の影響を本発明である左
右補正回路160により補正するという考え方である。
【0118】この考え方に基づき、高速スキャナ制御A
SIC135内部における画像データに対する処理の構
成(処理の流れ)として、図6に示すようにまずシェー
ディング補正回路141〜144を配置することにより
画像データに対してシェーディング補正を施し、そのシ
ェーディング補正された状態の画像データに対して左右
補正回路160を配置することにより左右補正を施す構
成をとるものとし、かつこれら2つの補正処理は、画像
処理ASIC84によるフィルタリング処理、階調パタ
ーン読み出し処理、レンジ補正処理、倍率変換(拡大、
縮小)処理、γ補正濃度変換処理、階調処理といった画
像処理による一連のデータ加工処理が施されるまえに行
われるものである。
【0119】まずシェーディング補正によって各画素毎
のばらつき、つまり画像濃度に対する画像データの各画
素毎に生じる濃度勾配的な偏差の影響を補正した(つま
り正規化(規格化)された)画像データに対して、本発
明である左右補正の方式、つまり信号値そのものに対し
てある値からある値に(この場合取り扱う信号が8ビッ
トのデジタル信号なので00HからFFHの範囲)置き
換えるような1つのデータ変換テーブルを、補正を必要
とする信号伝達経路(処理経路)において伝達(処理)
される画像データを形成する全ての画素信号の信号値に
対して、共通で使用することによって補正することが可
能ということである。
【0120】また、これら処理は、4チャンネル出力C
CD34、前処理システム130によって生じる2つの
偏差の影響を補正するのが目的であるため、当然このあ
との画像処理ASIC84によるフィルタリング処理、
階調パターン読み出し処理、レンジ補正処理、倍率変換
(拡大、縮小)処理、γ補正濃度変換処理、階調処理と
いった画像処理による一連のデータ加工処理よりまえに
施すべき処理であるということである。
【0121】次に、左右補正回路160におけるメモリ
180への左右補正テーブルのセット方法について説明
する。
【0122】前記においてもふれたがメモリ180は、
高速スキャナ制御ASIC135内部でのデータ処理に
よるアクセスモード(データ補正処理)と基本部CPU
(外部)311からのアクセスモード(変換テーブル用
のデータセット)とがモード設定信号(メモリアクセス
モード設定信号:DAMにより設定)により切換えられ
ようになっている。
【0123】したがって、メモリ180が基本部CPU
(外部)311からのアクセスモード(基本部CPU3
11より左右補正テーブル用のデータのセットが可能な
状態)の場合、図7に示すように、高速スキャナ制御A
SIC135内部のCPU−IF回路177を介してメ
モリ180には基本部CPU(外部)311からのアド
レス、データバスが接続される。つまり、破線で示す
ラインがイネーブル状態となるので、このとき、基本部
CPU(外部)311は左右の画像データ間に生じた偏
差に基づいて生成した左右補正テーブル用の補正データ
をメモリ180にセット(ライト)する方法である。
【0124】また、基本部CPU(外部)311からメ
モリ180へのアクセスは、リード/ライト可能なので
メモリ180内のデータを参照することもできるように
なっている。
【0125】次に、ラスタ変換回路165について説明
する。
【0126】このラスタ変換回路165の機能も、高速
デジタル複写機の読取りスキャナ用として高速対応ライ
ンセンサ、つまり4チャンネル出力CCD34を使用す
ることによって必要となる固有の機能である。ラスタ変
換回路165の目的は、画像データの配列操作による整
列化、つまり並び換えである。
【0127】ここで、なぜ4チャンネル出力CCD34
を使用すると、画像データの並び換えをしなくてはなら
ないのかというところから図8、図9を用いて説明す
る。
【0128】図8に、従来の2チャンネル出力CCDを
用いた場合のデータ配列の流れ、図9に、本発明の4チ
ャンネル出力CCD34を用いた場合のデータ配列の流
れをそれぞれ示す。2チャンネル出力CCDの画素の配
列は図8、4チャンネル出力CCDの画素の配列は図9
にそれぞれ配列1として示すように、ダミー画素と有効
画素により構成される。
【0129】これは、読取りの対象となる原稿の画像情
報は、有効画素により有効画素信号としてCCDより出
力されるものであり、これらの有効画素は600dpi
対応のCCDとしては7500画素(S1〜S750
0)存在する。この有効画素は、配列1に示すように左
側をS1として右側へS7500といった具合に順番に
配列された状態になっており、この有効画素の配列につ
いては従来の2チャンネル出力CCDも本発明の4チャ
ンネル出力CCD34も同様である。つまり、受光素子
(S1〜S7500)の物理的な配列である。
【0130】図3を用いて説明したように、高速デジタ
ル複写機の場合における原稿画像の読み込みは、原稿面
に直接光をあてて、その反射光をミラー26、30、3
1、結像レンズ32を用いて4チャンネル出力CCD3
4まで導き、4チャンネル出力CCD34によってこの
光画像データつまり画像情報を光電変換することによっ
てまずそれぞれの受光素子毎、つまり有効画素毎に電荷
信号に置き換えられ、この信号が有効画素信号として4
チャンネル出力CCD34より出力される。また、この
読取り光学系の構造としては、原稿の左右と4チャンネ
ル出力CCD34の左右が対応するような構造、つまり
CCDによって読取られる方向、つまり、主走査方向に
おける原稿の左右は配列1に示す4チャンネル出力CC
D34の有効画素の左右の配列と対応するようになって
いる。
【0131】したがって画像処理ASIC84によるフ
ィルタリング処理、階調パターン読み出し処理、レンジ
補正処理、倍率変換(拡大、縮小)処理、γ補正濃度変
換処理、階調処理といった画像処理による一連のデータ
加工処理のアルゴリズムの根本的な概念として、画像処
理ASIC84に入力される画像データのデータ配列
(主走査方向に対する1ライン分の画素単位のデータ配
列)、つまり主走査方向におけるライン毎の画像情報と
しての画像データは、4チャンネル出力CCD34の画
素配列、つまり配列1に示す配列と同じ、またはそれと
同等の整列化された状態の配列であることが前提となっ
ている。
【0132】つまり、画像処理ASIC84による一連
のデータ加工処理におけるそれぞれのデータ操作のアル
ゴリズムは配列1と同じ、またはそれと同等の整列化さ
れた状態のデータ配列で入力されてくる画像データに対
して成立するものである。
【0133】従来の方式、つまり2チャンネル出力CC
Dを使用した場合のシステムにおいては、図8に示すよ
うにCCDの画素配列とスキャナ制御ASICより画像
処理ASICに出力される画像データの配列、つまり配
列1と配列3はイコールとなっている。
【0134】つまり、従来の2チャンネル出力CCDを
使用した場合のシステムにおいては、まずCCDより出
力される信号はCCDにおける画素配列、つまり配列1
に対して偶数成分、奇数成分にて2チャンネルに分割し
て配列2に示すように、出力端子OS1として奇数画素
による有効画素信号を左側の有効画素S1をスタート方
向をとして、以降、順番にS3、S5、…、S749
5、S7497、S7499(エンド方向としての最右
側の有効画素)といった具合に出力し、出力端子OS2
として偶数画素による有効画素信号を左側の有効画素S
2をスタート方向をとして以降順番にS4、S6、…、
S7496、S7498、S7500(エンド方向とし
ての最右側の有効画素)といった具合に出力され、この
配列のまま2チャンネルでスキャナ制御ASICに入力
される。
【0135】入力された2チャンネルの画像データはま
ずスキャナ制御ASIC内部において1チャンネルに合
成(マルチプレクス)される。つまり、画像データは配
列3に示す状態になり、この状態でスキャナ制御ASI
C内部での処理、つまり配列3に示すようなデータ配列
の画像データは、シェーディング補正処理が施され、ビ
ット反転されたあとAIDTXとしてそのまま画像処理
ASICへと受け渡されるようになっているため、配列
1から配列3までの間においてはデータ操作による整列
化つまり並び換えのための処理をとくに必要としないこ
とがわかる。
【0136】これに対して図9に示す本発明の4チャン
ネル出力CCD34を用いた高速対応システムの場合、
まず4チャンネル出力CCD34より出力される信号
は、4チャンネル出力CCD34における画素配列、つ
まり配列1に対して偶数成分、奇数成分とここまでは2
チャンネル出力CCDと同じだが、これをさらに4チャ
ンネル出力CCD34の中央を境にしてそれぞれ左右に
分割して配列2に示すように出力端子OS1として奇数
画素による有効画素信号を左側の有効画素S1をスター
ト方向をとして、以降順番にS3、S5、…、S374
5、S3747、S3749(エンド方向としての中央
の有効画素)といった具合に出力する。
【0137】同様に、出力端子OS2として偶数画素に
よる有効画素信号を左側の有効画素S2をスタート方向
をとして、以降順番にS4、S6、…、S3746、S
3748、S3750(エンド方向としての中央の有効
画素)といった具合に出力する。
【0138】同様に、出力端子OS3として奇数画素に
よる有効画素信号を右側の有効画素S7499をスター
ト方向をとして、以降順番にS7497、S7495、
…、S3755、S3753、S3751(エンド方向
としての中央の有効画素)といった具合に出力する。
【0139】同様に、出力端子OS4として偶数画素に
よる有効画素信号を右側の有効画素S7500をスター
ト方向をとして、以降順番にS7498、S7496、
…、S3756、S3754、S3752(エンド方向
としての中央の有効画素)といった具合に出力する。
【0140】これら4チャンネルの信号は、前処理シス
テム130においてアンプ131、132内部でそれぞ
れ奇数成分の左右、つまり出力端子OS1と出力端子O
S3を1チャンネルに合成、偶数成分の左右、つまり出
力端子OS2と出力端子OS4を1チャンネルに合成
し、この状態で偶数成分、奇数成分として2チャンネル
で高速スキャナASIC135に入力される。
【0141】入力された2チャンネルの画像データは、
まず高速スキャナASIC135内部において図6に示
すようにバス幅変換回路140の処理によって、再度画
像データの配列が配列2と同じ状態の4チャンネルに分
解される。
【0142】この状態で4チャンネルそれぞれに対し
て、高速スキャナASIC135内部での処理、つまり
配列2に示すデータ配列の4チャンネルそれぞれの画像
データに対して並列で同時にシェーディング補正回路1
41〜144によるシェーディング補正処理、左右補正
回路160による左右補正処理が施され、それぞれビッ
ト反転回路161〜164によるビット反転した状態で
これら4チャンネルの画像データがラスタ変換回路16
5によって画像データの配列操作による整列化、つまり
並び換え処理を行なうことによって配列3に示す状態に
して、つまり配列2の状態を配列3の状態に変換してA
IDTAX、AIDTBX、AIDTCX、AIDTD
Xの4チャンネル構成の画像データとして画像処理AS
IC84へと受け渡すといった構成をとる。
【0143】まずここで、画像処理ASIC84に受け
渡す画像データが従来の1チャンネルに対して4チャン
ネル構成になっている理由だが、これは高速デジタル複
写機の場合、当然、画像処理速度に対しても高速化が要
求される。したがって4チャンネル出力CCD34から
の1ライン分の画像データを1チャンネルで処理した場
合、画素あたりのデータ転送レート、つまり処理速度が
非常に高速になってしまうためハード的な処理に対する
各種マージン不足が生じることになる。
【0144】したがってこれを解消するために1ライン
分の画像データを4チャンネルに分解し、それぞれを同
時に並列処理することで対応する方式をとっている。つ
まり、4チャンネルで並列処理することにより、画素あ
たりのデータ転送レートつまり処理速度を1/4にす
る。例えば、1チャンネルで80M処理の場合、1チャ
ンネルあたり20M処理の4チャンネル並列処理で、取
り扱う情報量としては同じとなる。
【0145】したがって、4チャンネル出力CCD34
を用いた高速対応システムの場合、配列3としてのデー
タ出力構成が4チャンネルとなるため、従来の2チャン
ネル出力CCDを用いたシステムのように配列1と配列
3とのデータ配列の関係を全くのイコールにできなくな
る。
【0146】また、配列2の状態で内部処理を施された
画像データをそのまま画像処理ASIC84に受け渡さ
ず、本発明であるラスタ変換回路165によって、配列
3の状態に変換してから受け渡す理由としては前記でも
説明したように画像処理ASIC84による一連のデー
タ加工処理におけるそれぞれのデータ操作のアルゴリズ
ムは配列1と同じ、またはそれと同等の整列化された状
態のデータ配列で入力されてくる画像データに対して成
立するという条件に基づいている。
【0147】つまり、配列2は、画像処理ASIC84
による一連のデータ加工処理に対して不適切なデータ配
列ということであり、配列3を配列1と同等の整列化さ
れた状態のデータ配列と定義するということである。し
たがって、4チャンネル出力CCD34を用いた高速対
応システムの場合、配列1に対して配列2を配列3に並
び換えることをラスタ変換回路165におけるデータ操
作による整列化つまり並び換え処理の定義とし、あらか
じめ高速スキャナ制御ASIC135と画像処理ASI
C84間のインターフェース仕様として取り決めるもの
とする。
【0148】このようにして1ライン分の画像データ
は、ラスタ変換回路165によって、図示しない専用の
ラインメモリに対してデータライト処理→データリード
処理を行うことによって画素データの配列は操作され、
図9に示す(配列2)を(配列3)の状態に並び換えら
れることになる。
【0149】また、この図示しない専用のラインメモリ
を2本準備することで、上記処理をラインメモリ間にて
交互に行い、画像データをライン単位で連続的に処理す
ることが可能となる。
【0150】このようにして、4チャンネル出力CCD
34により出力された画像信号は、画像処理による一連
のデータ加工処理を行うのに適切なデータ配列に変換さ
れる。すなわち、整列化された画像データとして、高速
スキャナ制御ASIC135より画像処理ASIC84
へと受け渡される。
【0151】次に、本発明の左右補正回路160の補正
方法を図6を参照して説明する。
【0152】ここでは、高速スキャナ制御ASIC13
5内から出力された4画素単位の転送を次段の画像処理
ASIC84で1画素単位の転送に変換して処理をす
る。この高速スキャナ制御ASIC135内で4チャン
ネル(左右、奇数/偶数)でのシェーディング補正処理
後にスキャナ部4の左右のCCD特性ばらつきを補正す
るために左右補正回路160をもっている。
【0153】また、この左右補正回路160は、入出力
特性を変換する256データの変換が可能なテーブル構
成である。また、この左右補正回路160は、補正テー
ブル構成の代わりにオフセット設定可能な加算・減算器
で構成しても良い。これらのテーブルやオフセットの構
成は、基本部システムバス312により接続されていて
基本部CPU311からのアクセスにより設定可能な構
成である。
【0154】高速スキャナ制御ASIC135の後段に
位置する画像処理ASIC84で、フィルタリング処
理、階調パターン読み出し処理、レンジ補正処理、倍率
変換処理、γ補正濃度変換処理、階調処理の順で処理さ
れる。
【0155】フィルタリング処理は、モアレ等を抑制す
るローパスフィルタ(以下、LPFと記述する)と文字
のエッジ等を強調するハイパスフィルタ(以下、HPF
と記述する)の処理で構成されている。
【0156】階調パターン読み出し処理は、プリンタ部
6からのテストパターンを読み取り、システム全体のば
らつき補正や今回の左右特性補正処理のために用いるブ
ロックであり、副走査方向に階調データが変化する原稿
をもとに、各階調の画像データを読み出し平均化する回
路部と、各階調毎の読み出した平均値を保存する各階調
データレジスタとをもっている。
【0157】レンジ補正処理は、原稿に最適になるよう
に濃度再現に画像データのレンジ幅を広げる処理であ
る。
【0158】倍率変換処理は、原稿サイズと出力サイズ
を変更させるために、主走査方向の画像データの拡大処
理と縮小処理を行う。
【0159】γ補正濃度変換処理は、プリンタ部6の再
現特性のばらつき補正や各画質モードの画像再現を補正
する。このγ補正濃度変換処理は、変換テーブル構成と
なっていて、基本部システムバス312と接続され、基
本部CPU311のアクセスにより設定変更が可能な構
成となっている。
【0160】階調処理は、プリンタ部6の濃度再現可能
な階調レベルに合わせて、擬似的な中間調レベルを実現
させる処理であり、文字再現と中間調再現とを両立させ
ている誤差拡散処理や、安定した中間調再現をするディ
ザ処理などを用いているのが一般的である。
【0161】また、フィルタリング処理の後に階調パタ
ーン読み出し処理を位置させていることは、前段からの
データ中に混入しているノイズ周波数成分をカットした
後に読み出しを可能とする構成としている。
【0162】階調パターン読み出し処理について詳細に
説明する。
【0163】図10に示す階調パターン原稿の画像デー
タにおいて、このブロックは大きく分けて、階調パター
ン頭出し部(Aモード)、階調データスキップ1部(B
モード)、階調データ算出部(Cモード)、階調データ
スキップ2部(Dモード)になっている。また、レジス
タにには、サンプリング開始(SMPST)からサンプ
リング終了(SMPED)のサンプリング領域を設定す
る。
【0164】次に、このような構成において各ブロック
の読み出し動作を図11〜図14のフローチャートを参
照して説明する。
【0165】まず、階調パターン頭出し部(Aモード)
の階調パターンの先頭位置を検出する部分について、図
11のフローチャートを参照して動作を説明する。
【0166】まず、基本部CPU311からのアクセス
によってレジスタ(SMPST、SMPED)に主走査
方向のサンプリング領域を設定する。但し、主走査方向
のサンプリング画素数は回路構成を少なくするために2
のべき乗となっている。続いて、基本部CPU311か
らのレジスタ設定により、階調パターン読み出し処理の
動作が有効なのか(ST1:GAM[0]=1)と、階
調パターン頭出し動作切り換え(GAM[1])が
「0」かとをチェックする(ST4)。
【0167】ステップST1で階調パターン読み出し処
理の動作が有効でない場合は、調整モードを行わず、ス
テップST4で階調パターン頭出し動作切り換えが
「0」でなければBモードへ移行する(ST5)。
【0168】続いて、副走査方向の頭出し無効ライン数
HISRSTと副走査ラインカウンタHLINとを比較
し無効ラインまでスキップする(ST6、7)。その
後、1ライン毎の主走査サンプリング領域の画素データ
を加算し、ビットシフトにより平均値を求める(ST
8)。この平均値を階調パターン頭出し用データ閾値T
HRIと比較し(ST9)、小さい場合はラインカウン
タ(YLIN)をクリア(0に戻す)して次のラインへ
移り(ST10)、大きい場合に先頭と判断してライン
カウンタ(YLIN)をカウントアップする(ST1
1)。
【0169】続いて、頭出し部の連続性を判断するため
連続したライン数(YLIN)と連続性ライン数閾値T
HR2とを比較し(ST12)、THR2より連続して
いる濃度部の場合に先頭の階調の頭出しを完了してBモ
ードへ移行する(ST13)。
【0170】次に、階調データスキップ1部(Bモー
ド)について、図12のフローチャートを参照して動作
を説明する。このモードは、次の階調データ算出部(C
モード)までの副走査ライン数をスキップするための処
理である。
【0171】上述したAモードから移行して(ST2
0)、ライン毎にラインカウンタ(YLIN)をカウン
トアップし(ST21)、頭出しが終了したライン数
(YLIN)を階調パターンスキップ用ライン閾値(T
HR3)1と比較し(ST22)、階調パターンスキッ
プ用ライン閾値(THR3)1より大きくなったらライ
ンカウンタ(YLIN)をクリア(0に戻す)にして
(ST23)、Cモードへ移行する(ST24)。
【0172】次に、階調データ算出部(Cモード)につ
いて、図13のフローチャートを参照して動作を説明す
る。
【0173】このモードは、各階調データの指定した主
走査方向のサンプリング幅と、指定した副走査ライン数
該当するサンプリング領域中の画像データを加算し(S
T31、32)、ラインカウンタ(YLIN)をカウン
トアップし(ST33)、ビットシフトにより平均値を
求める(ST34)。なお、主走査方向のサンプリング
幅は、頭出し部で用いたものと同様に、基本部CPU3
11からのアクセスによるレジスタ(SMPST,SM
PED)によって主走査方向のサンプリング幅を設定す
る。また、副走査方向のライン数は階調デー夕算出用ラ
イン閾値(THR4)2で設定する(ST31)。
【0174】各階調毎の読み出した平均値を保存する各
階調データレジスタに保存する(ST34)。各階調デ
ータレジスタ階調用カウンタKCONで管理し、レジス
タに保存したらカウントアップする(ST35)。
【0175】階調用カウンタKCONの値と原稿の階調
パターンの変化数を設定する階調パターン数カウンタ閾
値THR5とを比較し(ST36)、階調パターン数カ
ウンタ閾値THR5以上になるまで次のDモード処理に
移行し(ST37)、また、階調データ算出部(Cモー
ド)が繰り返される。
【0176】但し、階調パターン数カウンタ閾値THR
5以上になった場合(ST36)、終了フラグを立たせ
(ST38)、階調パターン読み出し処理が終了する。
【0177】ここで、各階調毎の読み出した平均値を保
存する各階調データレジスタの値を基本部CPU311
から読み出して、計算処理として使用する(ST3
9)。
【0178】次に、階調データスキップ2部(Dモー
ド)について、図14のフローチャートを参照して動作
を説明する。
【0179】このモードは、階調データ算出部(Cモー
ド)終了ラインから、次の階調データ算出部(Cモー
ド)開始までの副走査ライン数をスキップするための処
理である。
【0180】まず、階調データ算出部(Cモード)終了
ラインから(ST40)、ライン数(YLIN)を0に
クリアし(ST41)、ライン毎にラインカウンタ(Y
LIN)をカウントアップし(ST42)、このライン
数(YLIN)と階調パターンスキップ用ライン閾値T
HR6とを比較し(ST43)、ライン数(YLIN)
が階調パターンスキップ用ライン閾値THR6より大き
くなったらライン数(YLIN)を「0」にクリアし
(ST44)、次のCモードヘ移行する(ST45)。
【0181】今回の左右補正回路160は基本となる基
準情報を読み取り、左右のCCD特性の差を補正するも
のである。今回の場合は、基準原稿となる副走査方向に
濃度変化する階調パターンを用意して、画像処理ASI
C84の階調パターン読み出し処理でスキャナ部4の左
右のばらつき情報を読み出す。この左右ばらつき情報を
元に基本部CPU311で計算処理をさせた後、メモリ
180の左右補正テーブルに補正値をセットし、通常の
複写時に左右補正機能を適用するものである。
【0182】ここで、画像処理ASIC84の階調パタ
ーン読み出し処理動作の一例について説明をする。
【0183】原稿載置台12上にあらかじめ準備してあ
る基準となる階調パターン原稿を置き(ここでは濃い濃
度部分を読み出し先頭ライン側にしておく)、図10に
おける4チャンネル出力CCD34の左側に相当する左
側サンプリング位置について、各階調濃度の平均値デー
タをとるための階調パターン読み出し処理の設定をし
て、スキャナ部4の画像データ読込動作をさせる。
【0184】この場合、処理ブロック中の前段にあるフ
ィルタリング処理では画像データがスルーして出力する
設定として、スキャナ部4からの生画像データが読み出
せる設定としておく。読み込みが終了した後、上記で説
明した画像処理ASIC84の階調パターン読み出し処
理の終了フラグが立っていることを確認して、各階調濃
度に対応する各階調毎に読み出した平均値を保存する各
階調データレジスタの値を基本部CPU311のアクセ
スにより読み出し、データ保持する。
【0185】続いて、図10における4チャンネル出力
CCD34の右側に相当する右側サンプリング位置につ
いて、各階調濃度の平均値データとるための階調パター
ン読み出し処理の設定をして、スキャナ部4の画像デー
タ読込動作をさせる。
【0186】この場合も、処理ブロック中の前段にある
フィルタリング処理では画像データがスルーして出力す
る設定として、スキャナ部4からの生画像データが読み
出せる設定としておく。読み込みが終了した後、上記で
説明した画像処理ASIC84の階調パターン読み出し
処理の終了フラグが立つていることを確認して、各階調
濃度に対応する各階調毎に読み出した平均値を保存する
各階調データレジスタの値を基本部CPU311のアク
セスにより読み出し、データ保持する。
【0187】これにより、左右別々の各階調データの平
均値を基本部CPU311に取り出したことになる。
【0188】この左右の各階調データの平均値の差を計
算処理により補正する。読み取った4チャンネル出力C
CD34の右側に相当する階調データを、先に読み出し
た4チャンネル出力CCD34の左側に相当する階調デ
ータと比較し、CCDの左側の階調データを基準とし
て、各データの濃度差により補正処理計算をし、補正デ
ータを計算する。この補正データを左右補正回路160
におけるメモリ180の左右補正テーブルに基本部CP
U311より値を設定する。この一連の処理を自動に行
うものとする。
【0189】ここで補正データの計算処理について説明
する。
【0190】読み取った左右それぞれの各階調データ
(ここでは33階調とする)を、最小2乗法などを用い
て補間処理を行って256段階(8ビットでの最小分解
能)にすることにより、各画像データごとの左右画像デ
ータのスキャナ部4の濃度差を細かく補正することが可
能となる。ここでは、左側の画像データを基準として、
右側の画像データを左側の特性になるように補正するも
のである。
【0191】左側基準の左右補正回路169で補正した
例を図15に示す。
【0192】図15の(a)が処理後の左右特性が補正
により同一となる結果である。また、図15の(b)
は、図15の(a)ように補正するため、メモリ180
の左右補正テーブルにセットする左右の読み取り差のデ
ータである。また、このメモリ180の左右補正テーブ
ルの値は、マシン調整値として図示しないNVRAMな
どに保存しておき、コピー動作時前にメモリ180の左
右補正テーブルヘ設定するものとする。また、ここまで
差の小さな左右補正の調整を要求されない製品の場合
は、ノウハウなどにより求まっている誤差範囲に収まる
ように左右補正を行うことも考えられるので、左右の階
調データから、平均誤差・最小誤差・最大誤差などの計
算処理により、片側のオフセットで対応することも対応
が可能ある。
【0193】このオフセットのみで左右補正回路160
で補正した例を図16に示す。
【0194】図16の(a)が処理後の左右特性がオフ
セット補正により左側のCCD特性に近づいた結果であ
る。また、図16の(b)は、図16の(a)に示す特
性に近づけるため、メモリ180の左右補正テーブルに
セットする左右の読み取り差の平均誤差によるオフセッ
トのデータである。
【0195】また、今回の実施例とは別に左右の画素デ
ータだけでなく、複数に分割されたCCD特性データを
補正するメモリ180の左右補正テーブルを用意して階
調特性を補正する方法にも拡張対応が可能である。この
場合には、読み取った階調データ(ここでは33階調と
する)を256階調として、最小2乗などを用いて補間
処理を行ったあと、スキャナ部4からの出力をリニアに
するため、各画像データの近似補正曲線(指数関数やl
og関数など)を用いて補正することができる。また、
補正特性をテーブルでもつことにより、プリンタ部6側
の補正テーブルを一緒に補正することにも拡張すること
が可能である。
【0196】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、高速化対応として4チャンネル出力CCDを
用いて前処理システムを構成したことによる主走査方向
の左右でセンサ特性が異なったデバイスを用いた場合で
も、本発明の画像データの左右補正回路を用いて自動調
整の補正を実施することにより、CCDデバイスの違い
による左右のCCD特性の差のばらつきが無くなり、機
体間の左右濃度差のない安定した画像濃度再現が可能と
なる。
【0197】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
4チャンネル出力CCDを用いた際、補正の調整を明確
にした左右補正回路を用いて補正を行い、CCDデバイ
スの違いによる左右のCCD特性の差のばらつきを無く
し、機体間の左右の濃度差のない安定した画像濃度を再
現することのできる画像情報処理装置と画像情報処理方
法と画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置に係るデジタル複写機
の内部構造を示す断面図。
【図2】デジタル複写機の制御システムを示すブロック
図。
【図3】図1で示したデジタル複写機の概略構成を示す
図。
【図4】4チャンネル出力CCDの構成を示す図。
【図5】前処理システムと高速スキャナ制御ASICの
構成を示す図。
【図6】高速スキャナ制御ASICの構成を示すブロッ
ク図。
【図7】左右補正回路の構成を示す図。
【図8】従来の2チャンネル出力CCDを用いた場合の
データ配列の流れを示す図。
【図9】4チャンネル出力CCDを用いた場合のデータ
配列の流れを示す図。
【図10】階調パターン原稿の画像データを示す図。
【図11】各ブロックの読み出し動作を説明するための
フローチャート。
【図12】各ブロックの読み出し動作を説明するための
フローチャート。
【図13】各ブロックの読み出し動作を説明するための
フローチャート。
【図14】各ブロックの読み出し動作を説明するための
フローチャート。
【図15】左側基準の左右補正回路で補正した例を示す
図。
【図16】オフセットのみで左右補正回路で補正した例
を示す図。
【図17】従来の2チャンネル出力CCDを示す図。
【図18】従来の前処理システムとスキャナ制御用AS
ICを説明するための図。
【符号の説明】
4…スキャナ部 5…画像処理部 6…プリンタ部 34…4チャンネル出力CCD 84…画像処理ASIC 130…前処理システム 135…高速スキャナ制御ASIC 160…左右補正回路 180…メモリ 311…基本部CPU

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光画像情報を受光して光電変換した電位
    信号を1ラインの素子に蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積した電気信号を上記1ラインの素子
    のうちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力
    し、上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部か
    ら奇数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第
    1の方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上
    記1ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数
    おきに出力する出力手段と、 この出力手段における第1の方向から出力される信号と
    第2の方向から出力される信号との間に生じる偏差を設
    定される補正データに基づいて補正する補正手段と、 上記蓄積手段が基準となる光画像情報を受光した際、上
    記出力手段における第1の方向から出力される信号と第
    2の方向から出力される信号との間に生じる偏差から補
    正データを算出し、この算出した補正データを上記補正
    手段に設定する制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像情報処理装置。
  2. 【請求項2】 光画像情報を受光して光電変換した電位
    信号を1ラインの素子に蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積した電気信号を上記1ラインの素子
    のうちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力
    し、上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部か
    ら奇数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第
    1の方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上
    記1ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数
    おきに出力する出力手段と、 この出力手段における第1の方向から出力される信号と
    第2の方向から出力される信号との間に生じる偏差を設
    定される補正データに基づいて補正する補正手段と、 上記蓄積手段が基準となる光画像情報を受光した際、上
    記出力手段における第1の方向から出力される信号と第
    2の方向から出力される信号との間に生じる偏差から第
    1の方向または第2の方向のみに設定する補正データを
    算出し、この算出した補正データを上記補正手段に設定
    する制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像情報処理装置。
  3. 【請求項3】 光画像情報を受光して光電変換した電位
    信号を1ラインの素子に蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積した電気信号を上記1ラインの素子
    のうちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力
    し、上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部か
    ら奇数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第
    1の方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上
    記1ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数
    おきに出力する出力手段と、 この出力手段における第1の方向から出力される信号と
    第2の方向から出力される信号との間に生じる偏差を設
    定される補正データに基づいて補正する補正手段と、 上記蓄積手段が基準原稿となる濃度変化する中間調の階
    調パターン原稿からの光画像情報を受光した際、上記出
    力手段における第1の方向から出力される信号と第2の
    方向から出力される信号の各階調データに対応する平均
    値を算出し、こ第1の方向と第2の方向の各階調データ
    から補間処理して階調段数を増加させ、第1の方向また
    は第2の方向の補間した階調データを基準データとし、
    この基準データに対する他方向の階調データの差から各
    階調データ差を補正した他方向のみに用いる補正データ
    を算出し、この算出した他方向のみに用いる補正データ
    を上記補正手段に設定する制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像情報処理装置。
  4. 【請求項4】 光画像情報を受光して光電変換した電位
    信号を1ラインの素子に蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積した電気信号を上記1ラインの素子
    のうちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力
    し、上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部か
    ら奇数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第
    1の方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上
    記1ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数
    おきに出力する出力手段と、 この出力手段における第1の方向から出力される信号と
    第2の方向から出力される信号との間に生じる偏差を設
    定される補正データに基づいて補正する補正手段と、 上記蓄積手段が基準原稿となる濃度変化する中間調の階
    調パターン原稿からの光画像情報を受光した際、上記出
    力手段における第1の方向から出力される信号と第2の
    方向から出力される信号の各階調データに対応する平均
    値を算出し、こ第1の方向と第2の方向の各階調データ
    から補間処理して階調段数を増加させ、第1の方向と第
    2の方向の補間した各階調データをもとに第1の方向と
    第2の方向の平均値を算出し、各階調データの第1の方
    向と第2の方向の逆補正した値を補正データとして上記
    補正手段に設定する制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像情報処理装置。
  5. 【請求項5】 光画像情報を受光して光電変換した電位
    信号を1ラインの素子に蓄積し、この蓄積した電気信号
    を上記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部
    から偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記
    第1の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ライン
    の素子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶
    数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の
    方向の端部から奇数おきに出力し、この第1の方向から
    出力される信号と第2の方向から出力される信号との間
    に生じる偏差を設定される補正データに基づいて補正
    し、基準となる光画像情報を受光した際、上記第1の方
    向から出力される信号と第2の方向から出力される信号
    との間に生じる偏差から補正データを算出し、この算出
    した補正データを設定するようにしたことを特徴とする
    画像情報処理方法。
  6. 【請求項6】 光画像情報を受光して光電変換した電位
    信号を1ラインの素子に蓄積し、この蓄積した電気信号
    を上記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部
    から偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記
    第1の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ライン
    の素子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶
    数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の
    方向の端部から奇数おきに出力し、この第1の方向から
    出力される信号と第2の方向から出力される信号との間
    に生じる偏差を設定される補正データに基づいて補正
    し、基準となる光画像情報を受光した際、上記第1の方
    向から出力される信号と第2の方向から出力される信号
    との間に生じる偏差から第1の方向または第2の方向の
    みに設定する補正データを算出し、この算出した補正デ
    ータを設定するようにしたことを特徴とする画像情報処
    理方法。
  7. 【請求項7】 光画像情報を受光して光電変換した電位
    信号を1ラインの素子に蓄積し、この蓄積した電気信号
    を上記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部
    から偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記
    第1の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ライン
    の素子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶
    数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の
    方向の端部から奇数おきに出力し、この第1の方向から
    出力される信号と第2の方向から出力される信号との間
    に生じる偏差を設定される補正データに基づいて補正
    し、基準原稿となる濃度変化する中間調の階調パターン
    原稿からの光画像情報を受光した際、上記第1の方向か
    ら出力される信号と第2の方向から出力される信号の各
    階調データに対応する平均値を算出し、この第1の方向
    と第2の方向の各階調データから補間処理して階調段数
    を増加させ、第1の方向または第2の方向の補間した階
    調データを基準データとし、この基準データに対する他
    方向の階調データの差から各階調データ差を補正した他
    方向のみに用いる補正データを算出し、この算出した他
    方向のみに用いる補正データを設定するようにしたこと
    を特徴とする画像情報処理方法。
  8. 【請求項8】 光画像情報を受光して光電変換した電位
    信号を1ラインの素子に蓄積し、この蓄積した電気信号
    を上記1ラインの素子のうちラインの第1の方向の端部
    から偶数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記
    第1の方向の端部から奇数おきに出力し、上記1ライン
    の素子のうち上記第1の方向と反対の第2の方向から偶
    数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第2の
    方向の端部から奇数おきに出力し、この第1の方向から
    出力される信号と第2の方向から出力される信号との間
    に生じる偏差を設定される補正データに基づいて補正
    し、基準原稿となる濃度変化する中間調の階調パターン
    原稿からの光画像情報を受光した際、上記第1の方向か
    ら出力される信号と第2の方向から出力される信号の各
    階調データに対応する平均値を算出し、この第1の方向
    と第2の方向の各階調データから補間処理して階調段数
    を増加させ、第1の方向と第2の方向の補間した各階調
    データをもとに第1の方向と第2の方向の平均値を算出
    し、各階調データの第1の方向と第2の方向の逆補正し
    た値を補正データとして設定するようにしたことを特徴
    とする画像情報処理方法。
  9. 【請求項9】 光画像情報を受光して光電変換した電位
    信号を1ラインの素子に蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積した電気信号を上記1ラインの素子
    のうちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力
    し、上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部か
    ら奇数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第
    1の方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上
    記1ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数
    おきに出力する出力手段と、 この出力手段における第1の方向から出力される信号と
    第2の方向から出力される信号との間に生じる偏差を設
    定される補正データに基づいて補正する補正手段と、 上記蓄積手段が基準となる光画像情報を受光した際、上
    記出力手段における第1の方向から出力される信号と第
    2の方向から出力される信号との間に生じる偏差から補
    正データを算出し、この算出した補正データを上記補正
    手段に設定する制御を行う制御手段と、 上記補正手段で補正された第1の方向から出力される信
    号と第2の方向から出力される信号とから画像を形成す
    る画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 光画像情報を受光して光電変換した電
    位信号を1ラインの素子に蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積した電気信号を上記1ラインの素子
    のうちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力
    し、上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部か
    ら奇数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第
    1の方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上
    記1ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数
    おきに出力する出力手段と、 この出力手段における第1の方向から出力される信号と
    第2の方向から出力される信号との間に生じる偏差を設
    定される補正データに基づいて補正する補正手段と、 上記蓄積手段が基準となる光画像情報を受光した際、上
    記出力手段における第1の方向から出力される信号と第
    2の方向から出力される信号との間に生じる偏差から第
    1の方向または第2の方向のみに設定する補正データを
    算出し、この算出した補正データを上記補正手段に設定
    する制御を行う制御手段と、 上記補正手段で補正された第1の方向から出力される信
    号と第2の方向から出力される信号とから画像を形成す
    る画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 光画像情報を受光して光電変換した電
    位信号を1ラインの素子に蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積した電気信号を上記1ラインの素子
    のうちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力
    し、上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部か
    ら奇数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第
    1の方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上
    記1ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数
    おきに出力する出力手段と、 この出力手段における第1の方向から出力される信号と
    第2の方向から出力される信号との間に生じる偏差を設
    定される補正データに基づいて補正する補正手段と、 上記蓄積手段が基準原稿となる濃度変化する中間調の階
    調パターン原稿からの光画像情報を受光した際、上記出
    力手段における第1の方向から出力される信号と第2の
    方向から出力される信号の各階調データに対応する平均
    値を算出し、こ第1の方向と第2の方向の各階調データ
    から補間処理して階調段数を増加させ、第1の方向また
    は第2の方向の補間した階調データを基準データとし、
    この基準データに対する他方向の階調データの差から各
    階調データ差を補正した他方向のみに用いる補正データ
    を算出し、この算出した他方向のみに用いる補正データ
    を上記補正手段に設定する制御を行う制御手段と、 上記補正手段で補正された第1の方向から出力される信
    号と第2の方向から出力される信号とから画像を形成す
    る画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 光画像情報を受光して光電変換した電
    位信号を1ラインの素子に蓄積する蓄積手段と、 この蓄積手段に蓄積した電気信号を上記1ラインの素子
    のうちラインの第1の方向の端部から偶数おきに出力
    し、上記1ラインの素子のうち上記第1の方向の端部か
    ら奇数おきに出力し、上記1ラインの素子のうち上記第
    1の方向と反対の第2の方向から偶数おきに出力し、上
    記1ラインの素子のうち上記第2の方向の端部から奇数
    おきに出力する出力手段と、 この出力手段における第1の方向から出力される信号と
    第2の方向から出力される信号との間に生じる偏差を設
    定される補正データに基づいて補正する補正手段と、 上記蓄積手段が基準原稿となる濃度変化する中間調の階
    調パターン原稿からの光画像情報を受光した際、上記出
    力手段における第1の方向から出力される信号と第2の
    方向から出力される信号の各階調データに対応する平均
    値を算出し、こ第1の方向と第2の方向の各階調データ
    から補間処理して階調段数を増加させ、第1の方向と第
    2の方向の補間した各階調データをもとに第1の方向と
    第2の方向の平均値を算出し、各階調データの第1の方
    向と第2の方向の逆補正した値を補正データとして上記
    補正手段に設定する制御を行う制御手段と、 上記補正手段で補正された第1の方向から出力される信
    号と第2の方向から出力される信号とから画像を形成す
    る画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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