JPH09200449A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH09200449A
JPH09200449A JP8006551A JP655196A JPH09200449A JP H09200449 A JPH09200449 A JP H09200449A JP 8006551 A JP8006551 A JP 8006551A JP 655196 A JP655196 A JP 655196A JP H09200449 A JPH09200449 A JP H09200449A
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JP
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image
scanning
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image processing
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JP8006551A
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English (en)
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Toshihiko Otsubo
俊彦 大坪
Takahiro Watabe
高廣 渡部
Shigemi Kumagai
茂美 熊谷
Hideyuki Tanatsuna
英之 田名綱
Mitsuru Amimoto
満 網本
Shigeo Yamagata
茂雄 山形
Yoshio Komaki
由夫 小巻
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレスキャンを行って原稿の画像特性を判定
し、該特性に応じた画像形成を行うと、プレスキャンを
行なわない場合に比べて処理速度が大幅に低減する。特
に複数枚の原稿を処理する際に該速度低減は顕著であ
る。 【解決手段】 リーダ部352のキャリッジ314を処
理判断スキャン方向bに移動する際に原稿350の所謂
プレスキャンを行い、得られた画像特性に応じて画像形
成を行う各部の変数等を設定する。そして、キャリッジ
314が原稿コピースキャン方向aに移動する際に所謂
本スキャンを行って画像を形成することにより、原稿の
画像特性に応じた画像形成が処理速度の低減を抑制しつ
つ可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば原稿自動給送装置を備える画像処
理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の原稿自動給送装置(A
DF)302及び画像処理装置361におけるリーダ部
の概略構成を示す断面図である。ADF302におい
て、原稿載置台401上には複数枚の原稿402が載置
され、半月状の送り出しローラ403,搬送ローラA4
04,搬送ローラB405,搬送ローラC406,搬送
ローラD407により、エンドレスベルト408に搬送
される。エンドレスベルト408は、ベルト駆動ローラ
409により駆動され、原稿402を原稿台ガラス30
1に搬送する。その後、搬送ローラE410,搬送ロー
ラF411により、再び原稿載置台401上に搬送され
る。
【0003】また、リーダ部361において、101は
CCDである。本実施形態におけるCCD101はカラ
ーセンサであり、311はCCD101の実装された基
板である。303及び304は原稿を照明する光源(ハ
ロゲンランプ又は蛍光灯)、305及び306は光源3
03,304の光を原稿に集光する反射傘、307〜3
09はミラー、310は原稿からの反射光又は投影光を
CCD101上に集光するレンズである。そして、31
4はハロゲンランプ303,304と反射傘305,3
06とミラー307とを収容するキャリッジ、315は
ミラー308,309を収容するキャリッジである。キ
ャリッジ314は速度Vで、キャリッジ315は速度V
/2で、CCD101の電気的走査(主走査)方向に対
して垂直方向に機械的に移動することによって、原稿の
全面を走査(副走査)する。
【0004】次に図13に、上述したADF302及び
リーダ部361を備えたデジタルカラー複写機の構成を
示す。
【0005】ADF302は、複数枚の原稿を原稿台ガ
ラス301上に順次搬送する。リーダ部361は原稿台
ガラス301上の原稿をスキャンして画像信号として読
取り、プリンタ部362で該画像信号に従って画像を形
成する。
【0006】プリンタ部362において、レーザスキャ
ナ363は感光ドラム342上にレーザ光を照射するこ
とにより潜像を形成する。また、M画像形成部317,
C画像形成部318,Y画像形成部319,K画像形成
部320はそれぞれ単独で感光ドラム342上の潜像を
現像し、各色毎のトナー画像を形成する。
【0007】カセット340内に格納された記録紙36
5は、転写ドラム364に搬送される。画像形成部31
7〜320で形成された各色毎のトナー画像は記録紙3
65上にそれぞれ転写され、定着ドラム334により熱
定着された後、排紙トレー335に排紙される。
【0008】このような従来のデジタルカラー複写機に
おいては、実際のコピー動作を行うための原稿スキャン
に先だって、原稿画像特性を把握するために、一旦原稿
をスキャンする。以降、このスキャン動作をプレスキャ
ンと称する。このプレスキャンによって読み込まれた画
像信号に基づいて、例えば原稿画像がモノクロかカラー
かを判定する等、画像特性の判定処理を行うことができ
る。そして例えば、プレスキャンにより原稿が白黒であ
ると判定されると、K画像形成部320によって黒トナ
ーのみの画像形成処理を行う様に制御することにより、
他色のトナーを消費せずにすむというような効果が得ら
れる。即ち、プレスキャンによって原稿画像特性を判定
することにより、該判定結果に応じた適切な画像処理を
施すことが可能となり、より高画質な出力を得ることが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のデジタルカラー複写機においては、以下のような問題
点があった。
【0010】即ち、複数枚の原稿をADF302により
連続コピーする際にプレスキャンを行うと、1枚の原稿
を原稿台ガラス301上に搬送した後に、リーダ部36
1のキャリッジ314,315は2回往復する必要があ
る。これを複数枚の原稿全てに対して行うため、プレス
キャンを行なわい場合に比べてコピースピードが格段に
遅くなり、コピー時間が大幅に長くなってしまうという
問題があった。
【0011】本発明はこの問題点を解決するためになさ
れたものであり、プレスキャンを行って最適な画像処理
を行う際に、プレスキャンを行なわない場合と比較して
処理速度の低下を最低限に抑制することが可能な画像処
理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構
成を備える。
【0013】即ち、原稿を走査して画像信号を読み取る
走査手段と、前記画像信号に基づいて原稿の画像特性を
判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応
じて前記画像信号に対する画像処理方法を設定する画像
処理設定手段と、前記画像信号に対して前記画像処理設
定手段により設定された画像処理方法による画像処理を
施して画像を形成する画像形成手段とを有し、前記走査
手段によって第1の方向に原稿が走査された場合に、前
記判定手段により原稿の画像特性を判定し、前記走査手
段によって第2の方向に原稿が走査された場合に、前記
画像形成手段により画像を形成することを特徴とする。
【0014】例えば、前記走査手段における前記第1の
方向と前記第2の方向とは互いに異なる方向であること
を特徴とする。
【0015】例えば、前記走査手段における前記第1の
方向は前記第2の方向と逆方向であることを特徴とす
る。
【0016】例えば、前記走査手段は、前記第1の方向
の走査と前記第2の方向の走査とを交互に行うことを特
徴とする。
【0017】例えば、前記判定手段は、原稿の画像特性
として原稿の画像濃度を判定することを特徴とする。
【0018】例えば、前記判定手段は、原稿の画像特性
として原稿の色情報を判定することを特徴とする。
【0019】例えば、前記判定手段は、原稿の画像特性
として原稿の色空間範囲を判定することを特徴とする。
【0020】更に、複数枚の原稿を1枚ずつ順次供給す
る原稿供給手段を有し、前記走査手段は、前記原稿供給
手段によって供給された原稿を走査することを特徴とす
る。
【0021】例えば、前記走査手段は3ラインCCDに
よって原稿の画像信号を読取り、前記3ラインCCDの
各ライン間の読取り位置を補正するために、ライン毎に
必要遅延量に応じたメモリを使用して遅延を行う遅延手
段を有し、該遅延手段は、前記走査手段の前記第1の方
向への走査時と前記第2の方向への走査時とで前記メモ
リの接続順序を切り換えることを特徴とする。
【0022】例えば、前記走査手段は、前記画像形成手
段による画像形成時における走査開始位置の反対側を基
準位置とすることを特徴とする。
【0023】例えば、前記走査手段は、前記画像形成手
段による画像形成時における走査開始位置側及び走査終
了位置側の両方を基準位置とすることを特徴とする。
【0024】例えば、前記両方の基準位置に基準濃度板
を設けることを特徴とする。
【0025】更に、前記両方の基準濃度板間の濃度差を
補正する補正手段を有することを特徴とする。
【0026】また、上述した目的を達成するための一手
法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を備え
る。
【0027】即ち、第1の方向に原稿を走査して画像信
号を読み取る第1の走査工程と、前記第1の走査工程に
おいて読み取られた画像信号に基づいて原稿の画像特性
を判定する判定工程と、前記判定工程における判定結果
に応じて前記画像信号に対する画像処理方法を設定する
画像処理設定工程と、第2の方向に原稿を走査して画像
信号を読み取る第2の走査工程と、前記第2の走査工程
において読み取られた画像信号に対して前記画像処理設
定工程において設定された画像処理方法による画像処理
を施して画像を形成する画像形成工程とを有することを
特徴とする。
【0028】例えば、前記第1の方向と前記第2の方向
とは互いに異なる方向であることを特徴とする。
【0029】例えば、前記第1の方向は前記第2の方向
と逆方向であることを特徴とする。
【0030】例えば、前記第1の走査工程と前記第2の
走査工程とは交互に行われることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】<第1の実施形態> ●処理概要 本実施形態における画像処理装置は、原稿自動給送装置
(ADF)により載置された複数枚の原稿を1枚ずつ読
み取り、連続してコピー動作を行うことが可能である。
本実施形態における画像処理装置のADF及びリーダ部
の概要構成を図2に示し、その特徴について説明する。
図2において、351がADF、352がリーダ部であ
る。ADF351において、401が原稿載置台、40
2が載置された複数枚の原稿であり、350は原稿台ガ
ラス301上に搬送された1枚の原稿を示す。尚、図中
矢印が原稿の搬送方向を示す。
【0033】本実施形態においては、リーダ部352の
原稿台ガラス301上に載置された原稿350を読取り
キャリッジ(以下、キャリッジ)314によって光学的
に走査することにより、原稿画像信号を読み取る。図中
キャリッジ314の位置が原稿の読み取り開始位置であ
り、以下、該位置をキャリッジ314のホームポジショ
ン(HP)と称する。また、リーダ部352内の矢印a
は原稿コピー時のスキャン方向(キャリッジ314の移
動方向)を示し、矢印bは後述する処理判断時のスキャ
ン方向を示す。また、リーダ部352内に示した△印
は、それぞれキャリッジ314の位置を示すために便宜
上設けたものである。
【0034】次に、上述した構成をなす本実施形態の画
像処理装置において、ADFを用いて複数枚の原稿のコ
ピー処理を行う場合の概要について説明する。
【0035】まず1枚めの原稿の読取り動作について説
明する。原稿350が原稿台ガラス301上に置かれ、
不図示のスタートボタンが押下される又はAFDで次の
原稿が搬送されると、キャリッジ314は原稿350を
左側から右(原稿コピースキャン方向a)に向かって粗
くスキャンし、原稿の濃度・サイズ・色空間・カラーの
有無等の画像特性を判断する。即ち、プレスキャンを行
う。そしてキャリッジ314をホームポジション(HP
1)に戻し、再度キャリッジ314を左から右にスキャ
ンして(本スキャン)読み取った画像信号に基づいて画
像を形成することにより、コピー動作を行う。尚、本ス
キャンによるコピー動作時には、プレスキャンによって
得られた画像特性の判定結果に応じた画像処理が施され
る。
【0036】次に2枚め以降の原稿の読取り動作につい
て説明する。原稿350が複数枚の原稿402における
2枚め以降である場合、まず1枚目のコピー処理を終了
した位置(位置△C)でキャリッジ314を停止させ
る。そして、ADF351により原稿350が原稿台ガ
ラス301に置かれた後、キャリッジ314を右から左
(処理判断スキャン方向b)に移動して原稿350を粗
く読み取ることにより、、原稿350の濃度・色空間・
カラーの有無等の画像特性を判断する。即ち、プレスキ
ャンを行う。そして、キャリッジ314を左から右にス
キャンして(本スキャン)読み取った画像信号に基づい
て画像を形成することにより、2枚め以降のコピー動作
を行う。もちろんこの場合も、本スキャンによるコピー
動作時にはプレスキャンによって得られた画像特性の判
定結果に応じた画像処理が施される。
【0037】以上説明した様にして、3枚めのコピー、
4枚めのコピーと、上述した2枚め以降のコピー処理を
順次行う。
【0038】以下、本実施形態の画像処理装置における
構成を、リーダ部,プリンタ部についてそれぞれ詳細に
説明する。 ●リーダ部の構成 本実施形態の画像処理装置におけるリーダ部352の詳
細構成を、図3を参照して説明する。
【0039】図3において101はCCDである。本実
施形態におけるCCD101はカラーセンサであり、R
GBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順に
インラインに乗ったものでも、また、3ラインCCD
で、それぞれR,G,Bの各フィルタをそれぞれのCC
D毎に並べたものでも良い。また、フィルタがオンチッ
プ化されていても、フィルタとCCDとが別構成になっ
ていても構わない。311はCCD101の実装された
基板である。303及び304は原稿を照明する光源
(ハロゲンランプ又は蛍光灯)、305及び306は光
源303,304の光を原稿に集光する反射傘、307
〜309はミラー、310は原稿からの反射光又は投影
光をCCD101上に集光するレンズである。そして、
314はハロゲンランプ303,304と反射傘30
5,306とミラー307とを収容するキャリッジ、3
15はミラー308,309を収容するキャリッジであ
る。キャリッジ314は速度Vで、キャリッジ315は
速度V/2で、CCD101の電気的走査(主走査)方
向に対して垂直方向に機械的に移動することによって、
原稿の全面を走査(副走査)する。尚、キャリッジ31
4,315の移動は、モータ316によって制御され
る。また、313は他のIPU等とのインターフェース
をとるI/F部であり、312は読み取った画像信号に
対して後述する各種画像処理を施す画像処理部である。
画像処理部312から出力された画像信号に基づいて、
後述するプリンタ部353において画像形成が行われ
る。300は操作部であり、表示パネル及び複数の操作
ボタン等が配設されており、操作者による任意の動作指
示、及び操作者への装置の状態報知等が行われる。
【0040】尚、上述したリーダ部352はADF35
1によって押圧されているが、ADF351に代えて鏡
面圧板を装着する構成も可能である。
【0041】次に、図4に画像処理部312の詳細ブロ
ック構成を示し、本実施形態における画像処理について
説明する。
【0042】原稿台ガラス301上の原稿350は光源
303・304からの光を反射し、その反射光はCCD
101に導かれてRGBの電気信号に変換される。そし
て、その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部3
12においてまずA/D変換部102に入力される。A
/D変換部102においては、CCD101からのアナ
ログ画像信号をサンプルホールド(S/H)し、そのダ
ークレベルを基準電位にクランプして所定量に増幅した
後にA/D変換することにより、例えばRGB各8ビッ
トのデジタル信号を得る。尚、A/D変換部102にお
ける処理は、上記順序に限定されるものではない。
【0043】そして、RGBのデジタル信号はシェーデ
ィング部103においてシェーディング補正及び黒補正
が施された後、原稿検知部104に入力される。原稿検
知部104においては、3ラインのCCD101におい
てライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じて
ライン毎の遅延量を調整して3ラインの読取位置が同じ
になるように信号タイミングを補正するつなぎ処理、及
び、読取速度や変倍率によって読取のMTFが変化する
ため、該変化を補正するMFT補正処理、及び、原稿台
ガラス301上の原稿を走査することにより原稿サイズ
を認識する原稿検知処理を行う。
【0044】原稿検知部104において読取位置タイミ
ング等が補正されたデジタル信号は、入力マスキング部
105によって、CCD101の分光特性及び光源30
3,304及び反射傘305,306の分光特性が補正
される。入力マスキング部105の出力はセレクタ10
6に入力され、セレクタ106では、CPU120から
の制御信号に従って、入力マスキング部105からの画
像信号と、外部I/F部114を介して入力された外部
信号との切り替えが可能である。
【0045】セレクタ106から出力された信号は、L
OG変換部107及び下地除去部115に入力される。
下地除去部115に入力された信号は下地除去された
後、黒文字であるか否かを判定する黒文字判定部116
に入力され、黒文字信号を生成する。
【0046】一方、LOG変換部107においては、色
空間圧縮処理、下地除去処理、及びLOG変換処理が施
される。即ち、色空間圧縮処理として、読み取った画像
信号がプリンタ部353で再現できる範囲にあるかを判
断し、入っていればそのまま、入っていなければ該画像
信号がプリンタ部353の色再現範囲内になるように補
正する。そして、下地除去処理を行い、LOG変換によ
ってRGB信号からCMY信号に変換する。そして、黒
文字判定部116で生成された黒文字信号とのタイミン
グのずれを補正するために、LOG変換部107の出力
信号は遅延部108でタイミングを調整される。
【0047】黒文字判定部116、及び遅延部108か
ら出力された2種類の信号は、モワレ除去部109にお
いてモワレが除去され、変倍処理部110で、主走査方
向に必要に応じた変倍処理が施される。そしてUCR部
111において、変倍処理部110で処理されたCMY
信号はUCR処理によりK成分が生成されることにより
CMYK信号に変換され、その後、マスキング処理によ
ってプリンタ部353の出力特性に応じた信号に補正さ
れると共に、黒文字判定部116で生成された黒文字信
号がCMYK信号にフィードバックされる。
【0048】UCR部111から出力された信号はγ補
正部112で濃度調整された後、フィルタ部113でス
ムージング又はエッジ処理が施されることにより、後述
するプリンタ部353におけるLED駆動信号として出
力される。
【0049】尚、120はCPUであり、ROM121
に格納された制御プログラムに基づいて、画像処理部3
12全体の動作を統括的に制御する。また、122はR
AMであり、CPU120の作業領域として使用され
る。
【0050】ここで、図5に、後述するプリンタ部35
3においてLED駆動信号を発生する構成を示す。画像
処理部312において上述した様に処理された8ビット
の多値画像信号は、2値変換部201により2値信号に
変換される。尚、この変換方法はディザ法や誤差拡散
法、又は誤差拡散の改良型等、いずれの方法によるもの
であっても構わない。 ●プリンタ部の構成 本実施形態の画像処理装置におけるプリンタ部353の
詳細構成を、図3を参照して説明する。
【0051】図3において、317はM画像形成部、3
18はC画像形成部、319はM画像形成部、320は
K画像形成部であり、それぞれの構成は同一であるた
め、M画像形成部317について詳細に説明し、他の画
像形成部の説明は省略する。
【0052】M画像形成部317において、342は感
光ドラムであり、LEDアレイ210からの光照射によ
って、その表面に潜像が形成される。321は一次帯電
気であり、感光ドラム342の表面を所定の電位に帯電
させ、潜像形成の準備をする。322はM現像器で、感
光ドラム342上の潜像を現像してトナー画像を形成す
る。尚、現像器322には、現像バイアスを印加して現
像するためのスリーブ345が含まれている。323は
転写帯電気であり、転写ベルト333の背面から放電を
行い、感光ドラム342上のトナー画像を転写ベルト3
33上の記録紙等へ転写する。尚、本実施形態のプリン
タ部353においては、転写効率が良いためクリーナ部
は配置されていないが、もちろんクリーナ部を装着した
構成としても構わない。
【0053】次に、記録紙の搬送手順について説明す
る。カセット340,341に格納された記録紙はピッ
クアップローラ339,338により1枚毎に給紙ロー
ラ336,337で転写ベルト333上に供給される。
供給された記録紙は、吸着帯電器346によって帯電さ
せられる。348は転写ベルトローラであり、転写ベル
ト333を駆動し、かつ、吸着帯電器346と対になっ
て記録紙を帯電させることにより、転写ベルト333に
記録紙を吸着させる。347は紙先端センサであり、転
写ベルト333上の記録紙の先端を検知する。尚、紙先
端センサ347の検出信号はプリンタ部353からリー
ダ部352へ送られ、リーダ部352からプリンタ部3
53にビデオ信号を送る際の副走査同期信号として用い
られる。
【0054】この後、記録紙は転写ベルト333によっ
て搬送され、各色の画像形成部317〜320において
M,C,Y,Kの順にその表面にトナー画像が形成され
る。K画像形成部320を通過した記録紙は、転写ベル
ト333からの分離を容易にするために除電帯電器34
9で除電された後、転写ベルト333から分離される。
360は剥離帯電器であり、記録紙が転写ベルト333
から分離する際の剥離放電による画像乱れを防止する。
分離された記録紙は、トナー吸着力を補って画像乱れを
防止するために、定着前帯電器361,362で帯電さ
れた後、定着器334でトナー画像が熱定着され、排紙
トレイ335に排出される。
【0055】次に、プリンタ部353におけるLED駆
動について説明する。
【0056】上述した図4に示す画像処理部312よっ
て生成された多値のCMYK信号は、上述した様に図5
に示すLED駆動部の2値変換部201において2値の
CMYK信号に変換される。以下、本実施形態における
LED駆動部の詳細構成について説明する。
【0057】図5において、2値に変換されたCMYK
信号は各遅延部202〜205によって、紙先端センサ
347からの紙先端検出信号に基づいて、紙先端センサ
347と各画像形成部317〜320との距離の差を調
整する。これにより、各色を記録紙上の所定位置に記録
することが可能となる。LED駆動部206〜209
は、各色のLED210〜213を駆動するための信号
を生成する。尚、本実施形態においてはLEDによる画
像記録を行う例について説明したが、レーザ光によって
静電像を生成することにより画像記録を行なっても構わ
ない。 ●画像読取り処理 以下、本実施形態における特徴である、ADFを用いた
複数枚原稿のコピー処理について詳細に説明する。
【0058】上述した図2において、ADF351は原
稿載置台401上に載置された複数枚の原稿402の1
枚を図示された給送方向に搬送する。給送された1枚の
原稿350は、図に示す位置(原稿読取り位置)におい
てコピー処理が行われる。そしてコピーが終了すると、
原稿350は原稿載置台401に搬送され、同時に次の
原稿が原稿読み取り位置に搬送されてくる。
【0059】図2において、キャリッジ314は通常H
P1(ホームポジション)で示される位置にあり、読み
取りスキャン時には、原稿コピースキャン方向a(前進
方向)に移動し、読取り開始位置Aから読み取り終了位
置Bまでの画像を読み取り、読み取り停止位置Cで一旦
停止する。その後、処理判断スキャン方向b(戻り方
向)に移動し、HP1位置まで戻って停止する。
【0060】以下、図1に示すフローチャートを参照し
て、本実施形態におけるコピー処理について詳細に説明
する。図1に示す処理は、操作部300において不図示
のコピースタートボタンが押下されることにより開始さ
れる。
【0061】まずステップS1において、キャリッジ3
14をHP1に移動して、CCD101や光源303,
304等のシェーディング補正を行う。
【0062】本実施形態においては、基準濃度板はキャ
リッジ314をHP1に移動した場合に丁度読み取れる
位置、又はHP1からの所定距離にある位置に配置され
ている。そこで、キャリッジ314を基準濃度板を読み
取れる位置まで移動し、A/D部におけるアンプのゲイ
ン及びクランプのオフセット値を設定して、光源30
3,304を消灯、又は基準濃度板に黒濃度がある場合
には点灯し、その時の読取り値によりダークの値をシェ
ーディング補正部103内の不図示のメモリにサンプリ
ングして演算することにより、ダークのシェーディング
補正値を求める。
【0063】そして次に、光源303,304を点灯し
て基準濃度板の白濃度を読み取れる位置にキャリッジ3
14を移動し、ダーク時と同様にホワイトのシェーディ
ング補正値を求める。このようにして、ダークとホワイ
トのシェーディング補正値をシェーディング補正部10
3の補正値設定メモリにセットすることにより、以後の
読取画像はシェーディング補正部103において適切な
シェーディング補正が施される。
【0064】そして処理はステップS2に進み、コピー
モードを確認する。例えば、ADF351の原稿載置台
401に原稿がセットされたか否かを確認することによ
り、セットされていない場合は原稿が操作者によって
(マニュアルで)原稿台ガラス301上に載置されてい
ると判断し、ステップS9に進む。一方、ADF351
に原稿がセットされていた場合でも、一枚目のコピー処
理である場合はステップS9に進む。それ以外の場合は
ステップS3に進む。
【0065】ステップS9においては、従来と同様な方
法でキャリッジ314をHP1から原稿コピースキャン
方向(前進方向a)に移動してプレスキャンを行い、原
稿の右端まで読み取る。そして読み取った画像信号を後
述する画像特性判定を行う各ブロックに入力する。そし
てステップS10に進み、右端まで移動したキャリッジ
314をHP1に戻す。この間に、後述する画像特性判
定処理のための演算(黒文字判定部116における判定
処理等)を行う場合もある。
【0066】一方、ステップS3においては既に原稿の
コピーを行なった後であるため、キャリッジ314は一
番右側、即ち図2に示す読取り停止位置Cに停止してい
る。そしてCPU120から給紙信号が出力されること
により、ADF351から原稿350が給紙されて所定
位置にセットされる。そして、CPU120はADF3
51から原稿セット終了信号を受け取る。
【0067】このように原稿350が所定位置にセット
されると、処理はステップS4に進み、キャリッジ35
1を停止位置CからHP1に向けて移動する。このと
き、CCD101が3ライン構成である場合、原稿コピ
ースキャン方向aと処理判断スキャン方向bとでは、原
稿検知部104において施されるつなぎ処理が異なるた
め、キャリッジ314をHP1に向けて移動させる前に
つなぎ処理の内容を切り替える。尚、このつなぎ処理の
詳細については後述する。
【0068】そしてキャリッジ314は移動しながら原
稿350を粗く読み取り、ステップS5において、得ら
れた信号に基づいて原稿の濃度,色空間,カラーの有無
等の画像特性を判断する。この画像特性の判断処理につ
いては後述する。そしてキャリッジ314をHP1まで
戻し、コピーのためのスキャン準備を行う。そしてステ
ップS6では、ステップS5における判定結果に基づい
て、後段の各処理部においてそれぞれの原稿に応じた処
理の設定を行う。そして原稿350のコピーを実行する
ために、キャリッジ314をHP1から原稿コピースキ
ャン方向aに移動する。ここで、原稿350が図2に示
す様に原稿台ガラス301の全面よりも小さい場合は、
キャリッジ314は原稿読取停止位置Cで停止するが、
原稿350が原稿台ガラス301と同サイズまたは大き
い場合には、キャリッジ314は原稿台ガラス301の
右端まで移動する。
【0069】そしてステップS7に進み、ADF351
に次の原稿があるか否かを判断し、次の原稿がある場合
にはステップS2に処理を戻す。このように、ADF3
51上に未処理の原稿がなくなるまで上記処理を繰り返
すことにより、本実施形態における複数枚コピー処理が
実行される。そして、ADF351に次の原稿がない
(1枚のみのコピー処理を含む)場合にはステップS8
に進み、キャリッジ314を停止位置CからHP1に戻
す。これにより、本実施形態におけるコピー処理が終了
する。 ●画像特性判定処理 以下、上述したステップS5に示す画像特性の判定処理
について簡単に説明する。
【0070】本実施形態においては、上述したLOG変
換部107及び下地除去部115における下地除去のた
めに、原稿画像の濃度判定処理を行う。以下、本実施形
態における濃度判定処理について説明する。
【0071】処理判断スキャン(方向b)時に粗く得ら
れた画像信号を記憶するため、CPU120はR,G,
B信号をそれぞれ補間し、RAM122又は専用メモリ
に格納する。この際に必要となるメモリ容量は1ライン
分で良く、例えば400DPIの原稿画像を100DP
I程度として読み取り、R,G,Bの各信号を補間した
後に1ライン分記憶する。そしてその後、CPU120
は読取色信号のヒストグラムをRAM122上で作成す
る。この動作を原稿スキャン時に所定周期で繰り返すこ
とにより、原稿全面のヒストグラムが完成する。そして
このヒストグラムに基づいて、色毎の下地レベル(R
w,Gw,Bw)を決定する。そして、該下地レベルに
基づく補正(下地除去)は下式で示す様に行われる。
【0072】R’=R+((255−Rw)×(R×G×
B))÷(Rw×Gw×Bw) G’=G+((255−Gw)×(R×G×B))÷(Rw×
Gw×Bw) B’=B+((255−Bw)×(R×G×B))÷(Rw×
Gw×Bw) 上式においてR,G,Bは各色の入力信号、R’,
G’,B’は補正後の各色信号である。尚、本実施形態
においては画像信号が8ビットで表現される場合につい
て説明を行ったが、もちろん、画像信号を表わすビット
数に応じて、上式における定数「255」は変化するこ
とは言うまでもない。
【0073】次に、上述したLOG変換部107におけ
る色空間圧縮処理について説明する。本実施形態におけ
る色空間圧縮処理は、上述した濃度判定処理と同様に、
不図示のメモリに入力された画像信号をサンプリングし
てL*,u*,v*に変換し、プリンタにおいて再現可能
な原色Pに対するベクトルPXを求める。そして、サン
プリングされた全ての入力画像のRGB信号により、L
*u*v*均等色空間上でプリンタ原色Pからモニタ原色
M方向へ最も離れた点Xを求め、周知の色空間圧縮処理
を行う。尚、プリンタ原色Pからモニタ原色Mまでの間
に存在する色がなければ、その画像においては色空間圧
縮は施さない。
【0074】また、本実施形態におけるカラーの有無
(色判定)は黒文字判定部116において行う。例え
ば、入力された画像データの1ライン内の色部のドット
数をカウントする。そしてカウント値が所定値を越えた
場合にカラー画像であると判断して、例えばCMYKの
4色によるカラー画像形成を行って出力する。もちろ
ん、。白黒画像であると判断した場合にはK1色による
画像形成・出力を行う。
【0075】次に、上述したステップS4で説明した、
本実施形態におけるつなぎ補正の切り替え処理につい
て、図6及び図7を参照して説明する。以下、CCD1
01が3ラインセンサである場合について説明する。
【0076】図6は、CCD101が同一タイミングで
読み取る画像位置がライン毎に異なっていることを示す
図である。図6においてCCD101上の1011,1
012,1013が各ラインセンサである。同図によれ
ば、原稿コピースキャン(方向aへの走査)の場合、C
CD101の最下ライン1013が原稿350を最初に
読取ることになる。このため、3ラインで同一箇所を読
み取るために、最下ライン1013と中央ライン101
2において読み取られた画像信号を、最上ライン101
1で読み取られる画像信号に対して遅延させる必要があ
る。この遅延をメモリを用いて実現する場合には、最下
ライン1013によって読み取られた画像信号において
遅延量が最大となるため、最下ライン1013において
最大のメモリ容量を必要とする。
【0077】一方、処理判断スキャン(方向bへの走
査)の場合、読取り方向が原稿コピースキャンとは逆に
なるため、CCD101の最上ライン1011が原稿3
50を最初に読取ることになる。従って、ライン毎の遅
延量の順序も逆となり、最上ライン1011において最
大のメモリ容量を必要とする。
【0078】図7に、上述した遅延処理を実現する遅延
切替回路の構成例を示す。即ち、図7に示す構成が、つ
なぎ処理を実行する原稿検知部104内に備えられる。
図7において、71はCCD101の最上ライン101
1によって読み取られた画像信号に対して遅延処理を施
す遅延回路であり、同様に、72は中央ライン1012
に対する遅延回路、73は最下ライン1013に対する
遅延回路である。これら遅延回路71,72,73にそ
れぞれ備えられた遅延メモリのサイズは、71<72<
73の順である。そして原稿コピースキャン時には、ス
イッチ74,75をそれぞれA,D端に接続し、スイッ
チ76,77をそれぞれE,H端に接続する。一方、処
理判断スキャン時には、スイッチ74,75をそれぞれ
B,C端に接続し、スイッチ76,77をそれぞれF,
G端に接続する。
【0079】尚、CCD101がインラインセンサであ
る場合には、このような切り換えを行う必要はない。
【0080】以上説明した様に本実施形態によれば、キ
ャリッジの1往復のみでプレスキャンを伴ったコピー処
理が可能となり、特に複数枚原稿のコピー処理における
処理速度の大幅な向上が望める。
【0081】<第2の実施形態>以下、本発明に係る第
2実施形態について説明する。
【0082】第2実施形態における画像処理装置の構成
は上述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略
する。第2実施形態においては、キャリッジ314のホ
ームポジションを原稿コピー時の読取終了位置側に設け
たことを特徴とする。以下、第2実施形態における原稿
画像読取り動作について、図8及び図9を参照して説明
する。
【0083】図8において、リーダ部352内のHP2
が、第2実施形態におけるキャリッジ314のホームポ
ジションである。
【0084】以下、図9に示すフローチャートを参照し
て、第2実施形態におけるコピー処理について詳細に説
明する。図9に示す処理は、操作部300において不図
示のコピースタートボタンが押下されることにより開始
される。
【0085】まずステップS201において、キャリッ
ジ314をHP2に移動して、CCD101や光源30
3,304等のシェーディング補正を行う。
【0086】第2実施形態においては、基準濃度板はキ
ャリッジ314をHP2に移動した場合に丁度読み取れ
る位置、又はHP2からの所定距離にある位置に配置さ
れている。そこで、キャリッジ314を基準濃度板を読
み取れる位置まで移動し、A/D部におけるアンプのゲ
イン及びクランプのオフセット値を設定して、光源30
3,304を消灯、又は基準濃度板に黒濃度がある場合
には点灯し、その時の読取り値によりダークの値をシェ
ーディング補正部103内の不図示のメモリにサンプリ
ングして演算することにより、ダークのシェーディング
補正値を求める。
【0087】そして次に、光源303,304を点灯し
て基準濃度板の白濃度を読み取れる位置にキャリッジ3
14を移動し、ダーク時と同様にホワイトのシェーディ
ング補正値を求める。このようにして、ダークとホワイ
トのシェーディング補正値をシェーディング補正部10
3の補正値設定メモリにセットすることにより、以後の
読取画像はシェーディング補正部103において適切な
シェーディング補正が施される。
【0088】そして処理はステップS202に進み、第
2実施形態におけるコピーモードの確認、即ち、自動的
に原稿画像特性の判定(自動判定)を行うか否かを確認
する。尚、自動判定の設定は、予め操作部300により
行われている。そして自動判定を行なわない場合にはス
テップS209に進み、それ以外の場合はステップS2
03に進む。
【0089】ステップS209においては、キャリッジ
314をHP2から原稿読取開始位置Aに戻し、ステッ
プS210でキャリッジ314を原稿読取開始位置Aか
ら原稿コピースキャン方向aにHP2まで移動し、通常
のコピー処理を行う。
【0090】一方、ステップS203においてキャリッ
ジ314はHP2に停止している。そしてCPU120
から給紙信号が出力されることにより、ADF351か
ら原稿350が給紙されて所定位置にセットされる。そ
して、CPU120はADF351から原稿セット終了
信号を受け取る。尚、原稿350がADF351を使用
せずにマニュアルセットされる場合には、ステップS2
03の処理はスルーとなる。
【0091】原稿350が所定位置にセットされると、
処理はステップS204に進み、キャリッジ351をH
P2から読取開始位置Aに向けて移動する。このとき、
CCD101が3ライン構成である場合、原稿コピース
キャン方向aと処理判断スキャン方向bとでは、原稿検
知部104において施されるつなぎ処理が異なるため、
キャリッジ314を位置Aに向けて移動させる前につな
ぎ処理の内容を切り替える。尚、このつなぎ処理の詳細
は上述した第1実施形態と同様である。
【0092】そしてキャリッジ314は移動しながら原
稿350を粗く読み取り、ステップS205で、得られ
た信号に基づいて原稿350の濃度,色空間,カラーの
有無等の画像特性を上述した第1実施形態と同様に判断
する。そしてステップS206では、ステップS205
における判断結果に基づいて、後段の各処理部において
それぞれの原稿に応じた処理の設定を行う。そして原稿
350のコピーを実行するために、キャリッジ314を
位置Aから原稿コピースキャン方向aに移動する。ここ
で、原稿350が図8に示す様に原稿台ガラス301の
全面よりも小さい場合は、キャリッジ314は原稿読取
停止位置Cで停止するが、原稿350が原稿台ガラス3
01と同サイズまたは大きい場合には、キャリッジ31
4はHP2まで移動する。
【0093】そしてステップS207に進み、ADF3
51に次の原稿があるか否かを判断し、次の原稿がある
場合にはステップS202に処理を戻す。このように、
ADF351上に未処理の原稿がなくなるまで上記処理
を繰り返すことにより、本実施形態における複数枚コピ
ー処理が実行される。そして、ADF351に次の原稿
がない(1枚のみのコピー処理を含む)場合にはステッ
プS208に進み、キャリッジ314を停止位置Cから
HP2に戻す。これにより、本実施形態におけるコピー
処理が終了する。
【0094】以上説明した様に第2実施形態によれば、
キャリッジのホームポジションを第1実施形態とは異な
る位置としても、同様にキャリッジの1往復のみでプレ
スキャンを伴ったコピー処理が可能となり、特に複数枚
原稿のコピー処理における処理速度の大幅な向上が望め
る。
【0095】また、ホームポジションをプレスキャンを
行う場合を優先とする位置に設けることにより、第1実
施形態よりも高速にプレスキャンを伴うコピーが行え
る。
【0096】<第3の実施形態>以下、本発明に係る第
3実施形態について説明する。
【0097】第3実施形態における画像処理装置の構成
は上述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略
する。第3実施形態においては、キャリッジ314のホ
ームポジションを原稿コピー時の読取開始位置側と終了
位置側に設け、原稿画像特性を自動判断する場合にはキ
ャリッジをHP2側に移動し、自動判断しない場合には
HP1側に移動することを特徴とする。以下、第2実施
形態における原稿画像読取り動作について、図10及び
図11を参照して説明する。
【0098】図10において、リーダ部352内のHP
1及びHP2が、第3実施形態におけるキャリッジ31
4のホームポジションである。
【0099】以下、図11に示すフローチャートを参照
して、第3実施形態におけるコピー処理について詳細に
説明する。図11に示す処理は、操作部300において
不図示のコピースタートボタンが押下されることにより
開始される。
【0100】まずステップS301において、第3実施
形態におけるコピーモードの確認、即ち、自動的に原稿
画像特性の判定(自動判定)を行うか否かを確認する。
尚、自動判定の設定は、予め操作部300により行われ
ている。そして自動判定を行なわない場合にはステップ
S309に進み、それ以外の場合はステップS302に
進む。
【0101】ステップS309においては、原稿画像特
性の自動判定を行なわないため、画像特性判定用のスキ
ャンを行う必要がない。従って、キャリッジ314をH
P1に移動して、CCD101や光源303,304等
のシェーディング補正を行う。第3実施形態において第
1の基準濃度板はキャリッジ314をHP1に移動した
場合に丁度読み取れる位置、又はHP1からの所定距離
にある位置に配置されている。そこで、キャリッジ31
4を第1の基準濃度板を読み取れる位置まで移動し、A
/D部におけるアンプのゲイン及びクランプのオフセッ
ト値を設定して、光源303,304を消灯、又は基準
濃度板に黒濃度がある場合には点灯し、その時の読取り
値によりダークの値をシェーディング補正部103内の
不図示のメモリにサンプリングして演算することによ
り、ダークのシェーディング補正値を求める。
【0102】そして次に、光源303,304を点灯し
て第1の基準濃度板の白濃度を読み取れる位置にキャリ
ッジ314を移動し、ダーク時と同様にホワイトのシェ
ーディング補正値を求める。このようにして、ダークと
ホワイトのシェーディング補正値をシェーディング補正
部103の補正値設定メモリにセットすることにより、
以後の読取画像はシェーディング補正部103において
適切なシェーディング補正が施される。
【0103】そしてステップS310において、CPU
120から給紙信号が出力されることにより、ADF3
51から原稿350が給紙されて所定位置にセットされ
る。そして、CPU120はADF351から原稿セッ
ト終了信号を受け取る。尚、原稿350がADF351
を使用せずにマニュアルセットされる場合には、ステッ
プS310の処理はスルーとなる。
【0104】原稿350が所定位置にセットされると処
理はステップS311に進み、キャリッジ351をHP
1から読取終了位置Bに向けて移動することにより、通
常のコピー処理が行われる。そしてステップS312に
おいて、キャリッジ314を次のコピー処理に備えてH
P1に戻す。
【0105】そしてステップS313に進み、ADF3
51に次の原稿があるか否かを判断し、次の原稿がある
場合にはステップS310に処理を戻す。一方、ADF
351に次の原稿がない(1枚のみのコピー処理を含
む)場合には、そのまま処理を終了する。
【0106】一方、画像特性自動判断を行う場合、ステ
ップS302においてキャリッジ314をHP2に移動
して、CCD101や光源303,304等のシェーデ
ィング補正を行う。第3実施形態において第2の基準濃
度板はキャリッジ314をHP2に移動した場合に丁度
読み取れる位置、又はHP2からの所定距離にある位置
に配置されている。そこで、キャリッジ314を第2の
基準濃度板を読み取れる位置まで移動し、A/D部にお
けるアンプのゲイン及びクランプのオフセット値を設定
して、光源303,304を消灯、又は基準濃度板に黒
濃度がある場合には点灯し、その時の読取り値によりダ
ークの値をシェーディング補正部103内の不図示のメ
モリにサンプリングして演算することにより、ダークの
シェーディング補正値を求める。
【0107】そして次に、光源303,304を点灯し
て第2の基準濃度板の白濃度を読み取れる位置にキャリ
ッジ314を移動し、ダーク時と同様にホワイトのシェ
ーディング補正値を求める。このようにして、ダークと
ホワイトのシェーディング補正値をシェーディング補正
部103の補正値設定メモリにセットすることにより、
以後の読取画像はシェーディング補正部103において
適切なシェーディング補正が施される。
【0108】そしてステップS303において、CPU
120から給紙信号が出力されることにより、ADF3
51から原稿350が給紙されて所定位置にセットされ
る。そして、CPU120はADF351から原稿セッ
ト終了信号を受け取る。尚、原稿350がADF351
を使用せずにマニュアルセットされる場合には、ステッ
プS303の処理はスルーとなる。
【0109】原稿350が所定位置にセットされると処
理はステップS304に進み、キャリッジ351をHP
2からHP1に向けて移動する。このとき、CCD10
1が3ライン構成である場合、原稿コピースキャン方向
aと処理判断スキャン方向bとでは、原稿検知部104
において施されるつなぎ処理が異なるため、キャリッジ
314をHP1に向けて移動させる前につなぎ処理の内
容を切り替える。尚、このつなぎ処理の詳細は上述した
第1実施形態と同様である。そしてキャリッジ314は
移動しながら原稿350を粗く読み取り、ステップS3
05で、得られた画像信号に基づいて原稿の濃度,色空
間,カラーの有無等の画像特性を、上述した第1実施形
態と同様に判断する。
【0110】そしてステップS306では、ステップS
305における判断結果に基づいて、後段の各処理部に
おいてそれぞれの原稿に応じた処理の設定を行う。そし
て原稿350のコピーを実行するために、キャリッジ3
14を位置Aから原稿コピースキャン方向aに移動す
る。ここで、原稿350が図10に示す様に原稿台ガラ
ス301の全面よりも小さい場合は、キャリッジ314
は原稿読取停止位置Cで停止するが、原稿350が原稿
台ガラス301と同サイズまたは大きい場合には、キャ
リッジ314はHP2まで移動する。
【0111】そしてステップS307に進み、ADF3
51に次の原稿があるか否かを判断し、次の原稿がある
場合にはステップS303に処理を戻す。このように、
ADF351上に未処理の原稿がなくなるまで上記処理
を繰り返すことにより、本実施形態における複数枚コピ
ー処理が実行される。そして、ADF351に次の原稿
がない(1枚のみのコピー処理を含む)場合にはステッ
プS308に進み、キャリッジ314を停止位置Cから
HP2に戻す。これにより、本実施形態におけるコピー
処理が終了する。
【0112】尚、第3実施形態においては、上述した様
に両側のホームポジションHP1,HP2側にシェーデ
ィング補正のための2枚の基準濃度板を設置している。
このように、基準濃度板を両側に設置すると、2つの基
準濃度板において製造上のバラツキに起因する濃度差が
発生する。従って、いずれの基準濃度板に基づいたシェ
ーディング補正を行ったかによって、出力されるコピー
画像が異なってしまうという不具合が生じてしまうた
め、該基準濃度板間の濃度差を補正する必要がある。
【0113】以下、第3実施形態における基準濃度板間
の濃度補正処理について説明する。基本的に、2枚の基
準濃度板における平均濃度値を算出し、それぞれの基準
濃度板について該平均濃度値との差分値を求める。そし
て該差分を補うように、各基準濃度板の測定値に対して
補正係数を設定する。また、基準濃度板における製造時
の濃度ばらつきに限らず、基準濃度板が汚損されること
により濃度値が変化してしまう場合も考えられ、この場
合には濃度値が極端に変わってしまうこともある。従っ
て、上述した方法による補正後の各基準濃度板の濃度値
を比較し、信号値が極端に異なっていると判断される場
合には、異常と思われる基準濃度板のデータを所定のデ
ータで代用することも有効である。
【0114】尚、この基準濃度板の補正係数は例えばC
PU120によって算出され、シェーディング部103
内の不図示のメモリ等に格納される。
【0115】以上説明した様に第3実施形態によれば、
キャリッジのホームポジションをスキャン開始側及び終
了側の2箇所に設けることによっても、上述した第1実
施形態と同様にキャリッジの1往復のみでプレスキャン
を伴ったコピー処理が可能となり、特に複数枚原稿のコ
ピー処理における処理速度の大幅な向上が望める。
【0116】また、ホームポジションが2箇所有効とな
ることにより、プレスキャンによる画像特性を加味した
コピー処理を行う場合と、プレスキャンを行なわずにコ
ピー処理を行う場合とで、それぞれに適したフレキシブ
ルなスキャンが可能となり、いずれの場合においても最
適な処理速度が得られる。
【0117】<その他の実施形態>尚、本発明は、複数
の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェース機
器,リーダ,プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機や
ファクリミリ装置等)に適用しても良い。
【0118】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、該
システム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU
等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出
し、実行することによっても達成できることは言うまで
もない。
【0119】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、該プログラムコードを格納した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0120】尚、プログラムコードを供給するための記
憶媒体としては、例えばフロッピディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM
等を用いることができる。
【0121】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、該プログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述し
た実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言
うまでもない。
【0122】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、該プログラムコードの指示に
基づき、該機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理
によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含
まれることは言うまでもない。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿のコピー処理を行うためのスキャン方向と逆方向にキ
ャリッジを移動する際に、所謂プレスキャンを行うこと
により、原稿画像特性に応じたコピー処理を高速に実現
することができる。
【0124】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるコピー処理を
示すフローチャートである。
【図2】本実施形態における画像処理装置のADF及び
リーダ部の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態におけるプリンタ部の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本実施形態における画像処理部の詳細構成を示
すブロック図である。
【図5】本実施形態におけるLED駆動信号を発生する
構成を示すブロック図である。
【図6】本実施形態におけるCCDによる読取り位置を
説明するための図である。
【図7】本実施形態における遅延切替回路の構成例を示
すブロック図である。
【図8】本発明に係る第2実施形態におけるADF及び
リーダ部の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明に係る第2実施形態におけるコピー処理
を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る第3実施形態におけるADF及
びリーダ部の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明に係る第3実施形態におけるコピー処
理を示すフローチャートである。
【図12】従来の画像処理装置におけるADF及びリー
ダ部の構成を示すブロック図である。
【図13】従来のデジタルカラー複写機の構成を示す図
である。
【符号の説明】
300 操作部 301 原稿台ガラス 312 画像処理部 313 I/F部 314,315 キャリッジ 351 原稿自動給送装置(ADF) 352 リーダ部 353 プリンタ部 350 原稿 HP1,HP2 ホームポジション A 原稿読取り開始位置 B 原稿読取り終了位置 C 原稿読取り停止位置 a 原稿コピースキャン方向 b 処理判断スキャン方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/21 H04N 1/04 103Z 1/60 1/40 D 1/407 101E 1/48 1/46 A (72)発明者 田名綱 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 網本 満 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山形 茂雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小巻 由夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査して画像信号を読み取る走査
    手段と、 前記画像信号に基づいて原稿の画像特性を判定する判定
    手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて前記画像信号に対
    する画像処理方法を設定する画像処理設定手段と、 前記画像信号に対して前記画像処理設定手段により設定
    された画像処理方法による画像処理を施して画像を形成
    する画像形成手段とを有し、 前記走査手段によって第1の方向に原稿が走査された場
    合に、前記判定手段により原稿の画像特性を判定し、 前記走査手段によって第2の方向に原稿が走査された場
    合に、前記画像形成手段により画像を形成することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記走査手段における前記第1の方向と
    前記第2の方向とは互いに異なる方向であることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記走査手段における前記第1の方向は
    前記第2の方向と逆方向であることを特徴とする請求項
    2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記走査手段は、前記第1の方向の走査
    と前記第2の方向の走査とを交互に行うことを特徴とす
    る請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、原稿の画像特性として
    原稿の画像濃度を判定することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、原稿の画像特性として
    原稿の色情報を判定することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、原稿の画像特性として
    原稿の色空間範囲を判定することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 更に、複数枚の原稿を1枚ずつ順次供給
    する原稿供給手段を有し、 前記走査手段は、前記原稿供給手段によって供給された
    原稿を走査することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記走査手段は3ラインCCDによって
    原稿の画像信号を読取り、 前記3ラインCCDの各ライン間の読取り位置を補正す
    るために、ライン毎に必要遅延量に応じたメモリを使用
    して遅延を行う遅延手段を有し、 該遅延手段は、前記走査手段の前記第1の方向への走査
    時と前記第2の方向への走査時とで前記メモリの接続順
    序を切り換えることを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記走査手段は、前記画像形成手段に
    よる画像形成時における走査開始位置の反対側を基準位
    置とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記走査手段は、前記画像形成手段に
    よる画像形成時における走査開始位置側及び走査終了位
    置側の両方を基準位置とすることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記両方の基準位置に基準濃度板を設
    けることを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 更に、前記両方の基準濃度板間の濃度
    差を補正する補正手段を有することを特徴とする請求項
    12記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 第1の方向に原稿を走査して画像信号
    を読み取る第1の走査工程と、 前記第1の走査工程において読み取られた画像信号に基
    づいて原稿の画像特性を判定する判定工程と、 前記判定工程における判定結果に応じて前記画像信号に
    対する画像処理方法を設定する画像処理設定工程と、 第2の方向に原稿を走査して画像信号を読み取る第2の
    走査工程と、 前記第2の走査工程において読み取られた画像信号に対
    して前記画像処理設定工程において設定された画像処理
    方法による画像処理を施して画像を形成する画像形成工
    程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の方向と前記第2の方向とは
    互いに異なる方向であることを特徴とする請求項14記
    載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の方向は前記第2の方向と逆
    方向であることを特徴とする請求項15記載の画像処理
    方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の走査工程と前記第2の走査
    工程とは交互に行われることを特徴とする請求項16記
    載の画像処理方法。
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