JPH11209997A - セグメントピース - Google Patents

セグメントピース

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JPH11209997A
JPH11209997A JP10015447A JP1544798A JPH11209997A JP H11209997 A JPH11209997 A JP H11209997A JP 10015447 A JP10015447 A JP 10015447A JP 1544798 A JP1544798 A JP 1544798A JP H11209997 A JPH11209997 A JP H11209997A
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JP
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segment
segment piece
piece
pieces
shape
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JP10015447A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Sato
和義 佐藤
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Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
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Publication date
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 数種類のセグメントピースを用意することに
より、水平方向に開口されたものであって、任意の形状
や大きさのセグメント構設体を構設することができるセ
グメントピースを提供すること。 【解決手段】 曲線部に対応する<B1>10(凸曲面
用)、<B2>20(凹曲面用)、および直線部に対応
し、長さが異なる<S1>30、<S2>40、<S3
>50の5種類のセグメントピースを用意する。これら
を連結することにより、水平方向に開口されたものであ
って、任意の形状や大きさのセグメント構設体を構設す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木及び建築工法
で空間を構設するセグメントピースに関し、さらに詳細
には、任意の形状や大きさの空間を構設するものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水平方向が開口された地中構造物
を構築する土木工法においては、かかる地中構造物の原
型として、例えば、図9に示すような円筒状のセグメン
ト構設体105が使用されている。そして、図9のセグ
メント構設体105を構設するために、図10に示すよ
うなセグメントピース100が複数使用されている。
【0003】ここで、図10のセグメントピース100
の構成について説明する。図10のセグメントピース1
00は、厚さ3〜25mmの鋼板で構成されており、各
部材は溶接により接合されている。一対の主桁101
は、リング形状を複数に等分した円弧の形状を有してお
り、平行の位置関係にある。また、主桁101,101
の両端には、長方形の継手板102,102が接合され
ている。また、主桁101,101と継手板102,1
02より構成される枠内には、継手板102,102に
対して平行に複数の縦リブ103,103,…が接合さ
れている。
【0004】さらに、スキンプレート104が、主桁1
01,101、継手板102,102、縦リブ103,
103…の外側において接合されている。また、主桁1
01と継手板102にはボルト接合のための接続孔10
1a、102aが多数設けられている。ここでは、6つ
のセグメントピース100を、継手板102の接続孔1
02aを介して、ボルト接合で連結することにより、リ
ング体を構設することができる。さらに、複数のリング
体を、主桁101の接続孔101aを介して、ボルト接
合で連結することにより、図9のセグメント構設体10
5を構設することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のセグメントピース100では、所定の大きさのリン
グ体しか構設することができなかった。すなわち、従来
技術のセグメントピース100では、所定の径を有した
円筒状のセグメント構設体105しか構設することがで
きなかった。
【0006】従って、各々の地中構造物の形状及び大き
さに応じたセグメント構設体を構設するためには、各々
の地中構造物の形状及び大きさに応じたセグメントピー
スを製作する必要がある。これにより、セグメントピー
スを予め大量生産することは困難であり、コスト高の要
因になっていた。
【0007】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、数種類のセグメントピ
ースを用意することにより、水平方向に開口されたもの
であって、任意の形状や大きさのセグメント構設体を構
設することができるセグメントピースを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に係るセグメントピースは、複数の
セグメントピースの両端面を連結させて水平方向が開口
された空間を作るセグメントピースであって、前記両端
面の延長面が、直交関係にある第一セグメントピース
と、前記両端面が、平行関係にある第二セグメントピー
スとを有することを特徴とする。
【0009】また、請求項2に係るセグメントピース
は、請求項1に記載するセグメントピースであって、前
記第一セグメントピースが、前記両端面をつなぐ曲面部
の外部または内部を前記空間とする2種類のセグメント
ピースを有することを特徴とする。
【0010】また、請求項3に係るセグメントピース
は、請求項1または請求項2に記載するセグメントピー
スであって、前記第二セグメントピースが、前記両端面
間の長さの異なる複数種のセグメントピースを有するこ
とを特徴とする。
【0011】また、請求項4に係るセグメントピース
は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するセ
グメントピースであって、前記両端面を連結させてでき
るリング体同士の連結面が同一平面上にあり、前記リン
グ体を形成する第一セグメントピース同士の連結面が千
鳥配置になることを特徴とする。
【0012】また、請求項5に係るセグメントピース
は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載するセ
グメントピースであって、前記第一セグメントピースお
よび前記第二セグメントピースの一部あるいは全部が鋼
製であることを特徴とする。
【0013】また、請求項6に係るセグメントピース
は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載するセ
グメントピースであって、コンクリートと一体化するた
めのスタッドジベルを内側に溶植したことを特徴とす
る。
【0014】ここで、両端面の延長面が直交関係にある
とは、リング体を形成するセグメントピース間の端面が
直交関係にあることをいう。
【0015】また、曲線部に対応する第一セグメントピ
ースと、直線部に対応する第二セグメントピースを有す
るので、これらの組合せにより、水平方向に開口された
ものであって、任意の形状や大きさのリング体およびそ
れによるリング構設体を構設することができ、地中構造
物毎に異なるセグメントピースを作製する必要が無い。
したがって、セグメントピースを予め大量生産すること
ができるので、効率的であり材料費を安くすることがで
きる。
【0016】また、曲線部に対応する第一セグメントピ
ースにおいて、凸部用と凹部用を用意することにより、
L字形、T字形等の複雑な形状のセグメント構設体を構
設することができる。このため、不必要に大きい範囲を
掘削する必要がなく、最小限の工事範囲を占有するのみ
で施工が可能である。したがって、施工時間が短縮さ
れ、また近隣に対する迷惑も最少に抑えられる。
【0017】また、直線部に対応する第二セグメントピ
ースに、長さの異なる数種のセグメントピースを用意す
ることにより、どのような形状のセグメント構設体を構
設しても、継手板の繋目(セグメントピースの連結面)
が連続しないように構成できる。これにより、地中に沈
設しても周囲からの土圧に対する耐久性の大きいセグメ
ント構設体を構設することができる(添接効果)。
【0018】特に、曲線部に対応する第一セグメントピ
ースにおいて、曲線部からの長さを、隣接するリング体
において変えておくことにより、第一セグメントピース
が千鳥配列となり、継手板の繋目(第一セグメントピー
スの連結面)は連続しない。このことから、圧力の集中
が起きる隅角部に添接効果が及び、その強度を十分なも
のにしておくことができる。
【0019】また、セグメントピースの全部が鋼製であ
れば、セグメントピースの作製が容易であり、接続孔の
形成も容易にできる。さらに、接続孔を介してボルト接
合した際の強度も十分である。また、セグメントピース
の一部が鋼製である場合においても、ボルト接合の部分
を鋼製とすることにより、接続孔の構成やボルト接合が
容易になる。
【0020】また、複数のセグメントピースで構設され
たセグメント構設体は、内側をコンクリートなどで二次
巻き(コンクリートの層を作ること)することで、鋼材
の耐久性向上と、外観などの向上を図るのが普通であ
る。この二次巻きの際、セグメントピースとコンクリー
トの一体化をより向上させるために、鋼製のセグメント
ピースの内側に、コンクリートとの接合ためのスタッド
ジベルが溶接により接合(溶植)される。
【0021】尚、地中構造物の種類としては、都市域で
は上水道・下水道管、ガス管、電話・電気ケーブルなど
用の管渠や、地下街・地下駐車場、地下駅、共同溝、都
市河川・地下貯水池、地下変電所、地下タンク、鉄道ト
ンネル、道路トンネルなどがあり、また山岳域では地下
発電所や石油の地下備蓄槽などがある。
【0022】また、地中構造物を構築する施工法として
は、開削工法、ケーソン工法、シールド工法、沈埋トン
ネル工法、トンネル工法などがある。そして、地中構造
物の規模、設置深度はいろいろであるから、補助工法を
含む多くの技術も使われる。例えば、異形断面の地下工
事には、掘削完了後の空間へセグメント構設体を設置す
る工法や、空間を掘削しながらセグメントピースで覆工
することによってセグメント構設体を構設していく工法
などがある。
【0023】また、地山のよい(崩れにくいなど、自立
性が高い)ところで、地中構造物を構築することが最適
であるが、固化剤などをセグメント構設体外部の地山に
注入し、セグメント構設体の安定を補助することもあ
る。
【0024】また、セグメントピースで構設されるセグ
メント構設体は、地中構造物の原型として使用されるだ
けでなく、山留め工法として使用したり、建築物におい
ても、外部との高度の遮断性を確保する場合や、壁面や
天井面等に特殊に使う場合などがある。これらの種々の
場合において、セグメント構設体内部の「空間」が作ら
れることになる。
【0025】すなわち、本発明のセグメントピースは、
曲線部の第一セグメントピースと、直線部の第二セグメ
ントピースを有するので、数種類のセグメントピースを
用意することで、任意の形状や大きさのセグメント構設
体を構設することができる。したがって、セグメントピ
ースを予め大量生産することができ、効率的で安価に提
供できる。
【0026】また、第一セグメントピースが、曲面部の
外部用と内部用の2種類のセグメントピースを有するの
で、L字形、T字形等の凹部のある複雑な形状のセグメ
ント構設体を構設することも可能である。それにより、
必要最小限の占有スペースですみ、施工時間が短く、安
全である。
【0027】また、第二セグメントピースが長さの異な
る複数種のセグメントピースを有するので、セグメント
ピースの継手板の繋目(セグメントピースの連結面)が
連続しないようにセグメント構設体を構設することが可
能である。したがって、添接効果の大きいセグメント構
設体を構設することができる。
【0028】特に、第一セグメントピースを千鳥配列す
ることによって、第一セグメントピースの継手板の繋目
(第一セグメントピースの連結面)が連続しないように
して、圧力の集中が起きる隅角部に添接効果を及ばせる
ことにより、セグメント構設体の強度を十分なものにし
ておくことができる。
【0029】また、セグメントピースの一部あるいは全
部を鋼製としたので、セグメントピースおよびその接続
孔の形成が容易であり、セグメントピース同士やリング
体同士をボルト接合で連結した際の強度も大きい。
【0030】また、鋼製のセグメントピースの内側に、
コンクリートとの接合のためのスタッドジベルが溶接に
より接合(溶植)されることによって、二次巻きされた
コンクリートがセグメントピースと一体化することを、
より向上させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明の一実施の形態で使用する
鋼製セグメントピースは5種類であり、図1〜図5を参
照して説明する。図1は<B1>、図2は<B2>、図
3は<S1>、図4は<S2>、図5は<S3>の斜視
図である。いずれも、基本的構成は、従来技術のセグメ
ントピース100と同様であり、各セグメントピースの
各部材は、厚さ3〜25mmの鋼板で構成され、溶接に
より接合されている。
【0032】まず、<B1>10について図1を参照し
て説明する。<B1>10は、第一セグメントピースの
一つであり、図1に示すように、両端面が直交関係にあ
る。<B1>10の一対の主桁11は、リング形状を4
等分した円弧形状の片側に長方形を連続した形状であ
り、平行位置に対置されている。主桁11,11の両端
に長方形の継手板12,12が接合され、さらに、主桁
11,11と継手板12,12で構成する枠内に、継手
板12,12に対して平行に複数の長方形の縦リブ1
3,13,…が接合されている。さらに、主桁11の外
曲線に接して、スキンプレート14が、主桁11,1
1、継手板12,12、縦リブ13,13…のすべてに
接合されている。また、主桁11と継ぎ手板12には、
セグメントピース同士をボルト接合により連結するため
の接続孔11a、12aが多数設けられている。
【0033】次に、<B2>20について図2を参照し
て説明する。<B2>20も、第一セグメントピースの
一つであり、図2に示すように、両端面が直交関係にあ
る。<B2>20の主桁21は<B1>10の主桁11
と同形状であり、継手板22、縦リブ23も同様であ
る。異なる点は、スキンプレート24が、主桁21の内
曲線に接して接合されている点である。これは、セグメ
ント構設体を構設する際に、凹曲面部分に使用される。
【0034】次に、<S1>30、<S2>40、<S
3>50について、図3〜図5を参照して説明する。<
S1>30、<S2>40、<S3>50は、いずれも
第二セグメントピースの一つであり、直線部分のセグメ
ントピースである。主桁31、41、51はいずれも長
方形であり、それぞれの長さが4:3:2の割合で構成
される。<B1>10の主桁11のうち直線部分が、<
S3>50の主桁51に相当する。また、すべて同形状
の継手板32、42、52の間には、それぞれ3枚、2
枚、1枚の縦リブ33、43、53が接合されている。
スキンプレート34、44、54はそれぞれの大きさに
応じた平板である。
【0035】そして、図1の<B1>10のスキンプレ
ート14、図2の<B2>20のスキンプレート24、
図3の<S1>30のスキンプレート34、図4の<S
2>40のスキンプレート44、図5の<S3>50の
スキンプレート54において、各々の内側には、図示し
ないスタッドジベルが溶接により接合(溶植)される。
【0036】次に、これらの鋼製セグメントピース10
〜50を使用して、L字形セグメント構設体を構設する
方法を図6、図7を参照して説明する。図6はL字形セ
グメント構設体の平面図、図7はその斜視図である。
【0037】L字形のセグメント構設体を構築するに
は、まず、各セグメントピースの継手板同士を、それら
に設けられている接続孔を介してボルト接合することに
よって連結し、L字形のリング体とする。さらに、L字
形のリング体同士を、主桁に設けられている接続孔を介
してボルト接合することによって連結し、L字形のセグ
メント構設体を構築する。この際、隣接するリング体の
継手板の繋目が連続することは、その部分の強度が低下
するため適当でないことから、図7に示すように、構設
されたL字形のセグメント構設体においては、奇数番目
のリング体と偶数番目のリング体で、セグメントピース
の構成方法が異なる。
【0038】図6で実線で示された区切りは奇数番目の
リング体を構成するセグメントピースであり、図6で点
線で示された区切りは偶数番目のリング体を構成するセ
グメントピースである。外周の実線はスキンプレートに
相当する。このように、<B1>10、<B2>20、
<S1>30、<S2>40、<S3>50の5種類を
使用することにより、隣接するリング体の継手板の繋目
(セグメントピースの連結面)が連続しないL字形のセ
グメント構設体を構設することができる。
【0039】また、その他の形状のセグメント構設体を
構設することも容易であり、その形状案を図8に示す。
【0040】以上詳細に説明したように、本実施の形態
のセグメントピース10、20、30、40、50によ
れば、曲線部に対応する<B1>10、<B2>20
と、直線部に対応する<S1>30、<S2>40、<
S3>50とを有するので、これらを組み合わせること
により、任意の形状や大きさのセグメント構設体を構設
することができる。したがって、セグメントピースを予
め大量生産することができ、効率的で安価に提供でき
る。
【0041】また、<B1>10が凸曲面、<B2>2
0が凹曲面を構成するので、L字形、T字形等の凹部の
ある複雑な形状のセグメント構設体を構設することもで
きる。それにより、必要最小限の占有スペースですみ、
施工時間が短く、安全である。
【0042】また、<S1>30、<S2>40、<S
3>50を使い分けることにより、セグメントピースの
継手板の繋目(セグメントピースの連結面)が連続しな
いようにセグメント構設体を構設することができる。し
たがって、したがって、添接効果の大きいセグメント構
設体を構設することができる。
【0043】特に、<B1>10、または<B2>20
を千鳥配列することによって、第一セグメントピースの
継手板の繋目(第一セグメントピースの連結面)が連続
しないようにして、圧力の集中が起きる隅角部に添接効
果を及ばせることにより、セグメント構設体の強度を十
分なものにしておくことができる。
【0044】また、セグメントピースの全部を鋼製とし
たので、セグメントピースおよびその接続孔の形成が容
易であり、セグメントピース同士をボルト接合して連結
した際の強度も大きい。
【0045】また、鋼製のセグメントピースの内側に、
コンクリートとの接合のためのスタッドジベル(図示し
ない)が溶接により接合(溶植)されることによって、
二次巻きされたコンクリートがセグメントピースと一体
化することを、より向上させることができる。
【0046】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、上記実施の形態で用いた鋼板の厚
さ、セグメントピースの大きさ等の数値、縦リブや接続
孔の数、位置等は例示であり、変更することも可能であ
る。また、主桁と縦リブの幅(スキンプレートあるいは
スキンプレートの接線方向に対して直交する長さ)が同
じである必要はない。さらに、縦リブは長方形でなくと
もよい。また、止水用シール材取り付け用の溝があって
もよい。スキンプレートが凹凸のあるものでもよい。さ
らに、2枚の主桁の間に中主桁を付け加えてもよい。ま
た、セグメントピースによるリング体同士の連結を必ず
しも千鳥配置にしなくてもよい。セグメントピース間、
リング体間の連結はボルト接合に限定されるものではな
い。機械的接合がすべて使える。また鋼製の場合、溶接
も使える。
【0047】また、本実施の形態では、鋼製のセグメン
トピースについて説明したが、鉄筋コンクリート製のセ
グメントピース、あるいはダクタイル製のセグメントピ
ースにおいても同様に実施できる。鉄筋コンクリート製
のセグメントピースでは、コンクリート中に埋め込まれ
た鋼製の継手ボックスを通して、セグメントピース同士
およびリング体同士をボルト接合にて連結する。ダクタ
イル製のセグメントピースは、鋼製と全く同様である。
【0048】
【発明の効果】本発明のセグメントピースは、曲線部の
第一セグメントピースと、直線部の第二セグメントピー
スを有するので、数種類のセグメントピースを用意する
ことで、任意の形状や大きさのセグメント構設体を構設
することができる。したがって、セグメントピースを予
め大量生産することができ、効率的で安価に提供でき
る。
【0049】また、第一セグメントピースが、曲面部の
外部用と内部用の2種類のセグメントピースを有するの
で、L字形、T字形等の凹部のある複雑な形状のセグメ
ント構設体を構設することも可能である。それにより、
必要最小限の占有スペースですみ、施工時間が短く、安
全である。
【0050】また、第二セグメントピースが長さの異な
る複数種のセグメントピースを有するので、セグメント
ピースの継手板の繋目(セグメントピースの連結面)が
連続しないようにセグメント構設体を構設することが可
能である。したがって、添接効果の大きいセグメント構
設体を構設することができる。
【0051】特に、第一セグメントピースを千鳥配列す
ることによって、第一セグメントピースの継手板の繋目
(第一セグメントピースの連結面)が連続しないように
して、圧力の集中が起きる隅角部に添接効果を持たせる
ことにより、セグメント構設体の強度を十分なものにし
ておくことができる。
【0052】また、セグメントピースの一部あるいは全
部を鋼製としたので、セグメントピースおよびその接続
孔の形成が容易であり、セグメントピース同士やリング
体同士をボルト接合で連結した際の強度も大きい。
【0053】また、鋼製のセグメントピースの内側に、
コンクリートとの接合のためのスタッドジベルが溶接に
より接合(溶植)されることによって、二次巻きされた
コンクリートがセグメントピースと一体化することを、
より向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るセグメントピース
<B1>の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るセグメントピース
<B2>の斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るセグメントピース
<S1>の斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るセグメントピース
<S2>の斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るセグメントピース
<S3>の斜視図である。
【図6】L字形セグメント構設体の平面図である。
【図7】L字形セグメント構設体の斜視図である。
【図8】本発明のセグメントピースを使用して構設した
セグメント構設体の形状の例である。
【図9】従来技術のセグメントピースで構設したセグメ
ント構設体の斜視図である。
【図10】従来技術のセグメントピースの斜視図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30、40、50 セグメントピース 11、21、31、41、51 主桁 12、22、32、42、52 継手板 13、23、33、43、53 縦リブ 14、24、34、44、54 スキンプレート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセグメントピースの両端面を連結
    させて水平方向が開口された空間を作るセグメントピー
    スにおいて、 前記両端面の延長面が、直交関係にある第一セグメント
    ピースと、 前記両端面が、平行関係にある第二セグメントピースと
    を有することを特徴とするセグメントピース。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するセグメントピースに
    おいて、 前記第一セグメントピースが、前記両端面をつなぐ曲面
    部の外部または内部を前記空間とする2種類のセグメン
    トピースを有することを特徴とするセグメントピース。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するセグ
    メントピースにおいて、 前記第二セグメントピースが、前記両端面間の長さの異
    なる複数種のセグメントピースを有することを特徴とす
    るセグメントピース。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
    記載するセグメントピースにおいて、 前記両端面を連結させてできるリング体同士の連結面が
    同一平面上にあり、前記リング体を形成する第一セグメ
    ントピース同士の連結面が千鳥配置になることを特徴と
    するセグメントピース。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに
    記載するセグメントピースにおいて、 前記第一セグメントピースおよび前記第二セグメントピ
    ースの一部あるいは全部が鋼製であることを特徴とする
    セグメントピース。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに
    記載するセグメントピースにおいて、 コンクリートと一体化するためのスタッドジベルを内側
    に溶植したことを特徴とするセグメントピース。
JP10015447A 1998-01-28 1998-01-28 セグメントピース Pending JPH11209997A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012162889A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Taisei Corp セグメントリング目地構造および地下構造物

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