JPH11205413A - コマンド送信制御方法、コマンド受信制御方法、伝送装置およびデータ伝送システム - Google Patents

コマンド送信制御方法、コマンド受信制御方法、伝送装置およびデータ伝送システム

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JPH11205413A
JPH11205413A JP10002751A JP275198A JPH11205413A JP H11205413 A JPH11205413 A JP H11205413A JP 10002751 A JP10002751 A JP 10002751A JP 275198 A JP275198 A JP 275198A JP H11205413 A JPH11205413 A JP H11205413A
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JP10002751A
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Hiroshi Tanaka
弘 田中
Junko Sasaki
純子 佐々木
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/24Testing correct operation
    • H04L1/242Testing correct operation by comparing a transmitted test signal with a locally generated replica
    • H04L1/243Testing correct operation by comparing a transmitted test signal with a locally generated replica at the transmitter, using a loop-back

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、特にモデム等のデータ伝送装置にお
けるコマンドの送信/受信制御方法に関し、セカンダリ
チャネルを用いたり、コマンドにアドレス情報を付すこ
となく、制御コマンド送出時の不都合、例えばループテ
スト時のデッドロック等を防止することを目的とする。 【構成】制御コマンドの送出時、回線の他端に接続され
る装置に対して制御コマンドを送出する場合に、伝送装
置に接続される情報処理装置から回線への送信データの
経路を切断して、制御コマンドを送出する構成を取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モデム等のデータ
伝送装置におけるコマンドの送信/受信制御方法に関す
る。また、本発明はデータ伝送装置に関する。更に本発
明は、データ伝送システムに関する。従来より、対向装
置に対して制御コマンドを送出し、ループテストなどの
実行を対向装置に指示することが行われている。
【0002】
【従来の技術】図7は、モデム等のデータ伝送装置の接
続例を説明する図面である。このうち図7aはポイント
ツーポイント接続の例を例示している。この場合、DT
E(終端端末)1にデータ伝送装置1が、同様にDTE
2にデータ伝送装置2が接続されている。DTE1−D
TE2間のデータ伝送は、データ伝送装置1−回線−デ
ータ伝送装置2を介して行われる。
【0003】また、図7bはタンデム接続の一例を示す
図面である。この場合、データ伝送装置1はデータ伝送
装置3と回線1を介して接続されており、同様にデータ
伝送装置2はデータ伝送装置4と回線2を介して接続さ
れている。また、データ伝送装置3とデータ伝送装置4
とも互いに接続されている。この場合のDTE1−DT
E2間のデータ伝送は、データ伝送装置1−回線1−デ
ータ伝送装置3−データ伝送装置4−回線2−データ伝
送装置2の経路により行われる。従来のモデムで、対向
装置に対して制御コマンドを送信する方法としては、以
下のような方法が取られていた。
【0004】第一の方法として、いわゆるセカンダリチ
ャネルを用いる方法がある。この方法では、信号が伝送
される周波数帯域を2つ(あるいはそれ以上)に分割
し、分割された周波数帯域の片方をデータ伝送用に、他
方を制御コマンド等の制御信号伝送用に用いている。第
二の方法として、制御コマンドを送出すべき対向装置を
特定するために、コマンドデータ内にアドレス情報を付
加する方法がある。この場合には、受信側装置では、受
信した信号からアドレス情報を抽出し、コマンドデータ
が自装置宛のものであるかどうかを判別していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法には、以下のような問題が生じる。セカンダリチャネ
ルを用いる方法では、信号の伝送帯域を複数に分割する
必要があるため、分割された個々の伝送帯域幅は狭くな
る。これまでの伝送速度が比較的低い状況では、伝送帯
域幅が多少狭くなってもさほど問題は生じなかったが、
近年従来に増してデータ伝送速度を向上させることが求
められている。そのため、回線の伝送帯域全てをデータ
伝送に用いる必要があり、伝送帯域を複数に分割するこ
とが困難になりつつある。
【0006】一方、近年は装置の低価格化が求められて
いる。そのため、装置単体にアドレス情報を外部から設
定できるような機能を搭載しない傾向にある。装置に対
してアドレス情報を設定できないことから、コマンドデ
ータにアドレス情報を付加することで、コマンド受信装
置を指定するという構成も、近年採用することが困難と
なってきている。また、アドレスの設定ミスの可能性も
残る。
【0007】ここで考えられるのは、コマンドにアドレ
ス情報を付加しない、という構成である。この場合、装
置にアドレスを設定する必要はなくなる。しかし、この
場合、図7bに図示したタンデム接続を行う場合に特に
問題が生じる。図7bに図示されるような伝送システム
では、DTE1とDTE2との間のデータ伝送が、デー
タ伝送装置3、4に中継されて行われる。このようなタ
ンデム接続を用いている場合に、アドレスを付加しない
で制御コマンドを送出すると、以下のような問題があ
る。
【0008】一例として、ループテストを行う場合につ
いて説明する。この例では、DTE1側からデータ伝送
装置3に対してループテストを行うためのコマンドが送
出される。一般に、コマンドを送出する場合には、ビッ
トエラーの発生によりコマンドが受信できなくなること
を防止するために、同一のコマンドが複数ブロック送信
される。
【0009】ここで、データ伝送装置1から送出された
コマンドがデータ伝送装置3−データ伝送装置4を介し
てデータ伝送装置2に送出される可能性がでてくる。送
出された制御コマンドがループテストのコマンドであっ
たとすると、本来は行う必要がないにも関わらずデータ
伝送装置2がループテストを実施してしまう。また、デ
ータ伝送装置1は複数ブロックの制御コマンドを送出し
ているため、データ伝送装置2がループテストを開始し
た後でも、データ伝送装置1からはループテストを指示
するための制御コマンドが送出され続ける。そのため、
データ伝送装置2がループテストを開始していると、制
御コマンドがデータ伝送装置2で折り返され、データ伝
送装置4に送出される。
【0010】データ伝送装置4は、データ伝送装置2で
折り返された制御コマンドを受信することになる。この
際、制御コマンドには特にアドレス情報が付加されてい
ないために、データ伝送装置4は本来自分宛のコマンド
ではないにも関わらず、自身に宛てた制御コマンドであ
ると認識してしまい、ループテストを開始してしまう。
このため、データ伝送装置2とデータ伝送装置4との間
にループが形成されてしまう。
【0011】また、データ伝送装置3でも、データ伝送
装置1から送られる制御コマンドを受信することで、ル
ープテストを開始する。この状態でデータ伝送装置1か
らの制御コマンドが送出された状態が維持されている
と、それがループテストを開始したデータ伝送装置3で
折り返されて、データ伝送装置1に向けて送出される。
制御コマンドにはアドレス情報が付加されていないた
め、データ伝送装置1は、自身が送出した制御コマンド
であるにも関わらず、対向装置(データ伝送装置3等)
から送出された制御コマンドとの区別を付けることがで
きず、ループテストを開始してしまう。この場合、デー
タ伝送装置1とデータ伝送装置3との間でループが形成
されてしまう。
【0012】このように、制御コマンドにアドレス情報
が付加されていないと、図8に図示されるとおりデッド
ロック状態に陥る可能性がある。本発明は、このような
問題点を解決するため、特にタンデム接続時のデッドロ
ックが発生しないように、且つアドレス情報などを付加
することなく制御コマンドを送出できるコマンド制御方
法、伝送装置を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、回線に接続され情報処理装置から出力さ
れる信号を前記回線に向けて送信する伝送装置における
コマンド送信制御方法において、回線の他端に接続され
る対向装置に対して制御コマンドを送出する際に、情報
処理装置から回線への送信データの経路を切断し、制御
コマンドを回線に送出するコマンド送信制御方法である
ことを特徴とする。
【0014】また、本発明は、回線に接続され情報処理
装置から出力される信号を前記回線に向けて送信すると
ともに、回線から受信する信号を情報処理装置に向けて
出力する伝送装置におけるコマンド受信制御方法におい
て、回線の他端に接続される対向装置より制御コマンド
を受信した場合(制御コマンド全体あるいはその部分い
ずれも可)、回線から情報処理装置への受信データの経
路を切断するコマンド受信制御方法であることを特徴と
する。
【0015】後者については、特に制御コマンドの受信
時に、ある一定量のデータ量を持つデータを受信した場
合当該データをコマンドデータと認識し、これに応じて
回線から情報処理装置への受信データの経路を切断する
ことも可能である。更に、本発明は情報処理装置と回線
との間に介在し、情報処理装置から出力される信号を回
線に送出する伝送装置において、伝送装置の動作を制御
する第一の制御部と、制御部によるコマンド送出指示に
応じて送信割り込みが設定される第一のレジスタと、第
一のレジスタに送信割り込みが設定された場合、情報処
理装置から回線へ送出される送信データの経路を切断す
る第二の制御部とを備えるとともに、第一の制御部は、
コマンド送出時にコマンドデータを第二のレジスタに書
き込み、第二の制御部は第二のレジスタに書き込まれた
コマンドデータを回線に送出する伝送装置であることを
特徴とする。
【0016】あるいは、情報処理装置と回線との間に介
在し、回線から受信する信号を情報処理装置に送出する
伝送装置において、伝送装置の動作を制御する第一の制
御部と、回線から受信した信号が書き込まれる第一のレ
ジスタと、第一のレジスタにコマンドが書き込まれた場
合に、第一の制御部により受信割り込みが設定される第
二のレジスタと、第二のレジスタに受信割り込みが設定
された場合、回線から情報処理装置に送出される受信デ
ータの経路を切断する第二の制御部とを備えるととも
に、第一の制御部はコマンドの受信時に第三のレジスタ
に当該コマンドに対応するデータを書き込み、第二の制
御部は第三のレジスタに書き込まれたデータを情報処理
装置に送出する伝送装置であることを特徴とする。
【0017】そして本発明は、送信装置と受信装置とが
対向配置され、送信装置から受信装置に対してコマンド
データが送出されるデータ伝送システムにおいて、送信
装置は、当該送信装置を制御する第一の制御部と、制御
部によるコマンド送出指示に応じて送信割り込みが設定
される第一のレジスタと、第一のレジスタに送信割り込
みが設定された場合、送信装置に入力し送信装置を経由
して受信装置に送信される送信データの経路を切断する
第二の制御部と、第一の制御部によりコマンド送出時に
コマンドデータが書き込まれる第二のレジスタと、を備
え、第二の制御部は第二のレジスタに書き込まれたコマ
ンドデータを受信装置に送出するよう構成され、受信装
置は、当該受信装置の動作を制御する第三の制御部と、
送信装置から受信した信号が書き込まれる第三のレジス
タと、第三のレジスタにコマンドが書き込まれた場合に
第三の制御部により受信割り込みが設定される第四のレ
ジスタと、第四のレジスタに受信割り込みが設定された
時、当該受信装置を経由して出力される送信装置からの
受信データの経路を切断する第四の制御部と、第三の制
御部によりコマンドの受信時に当該コマンドに対応する
データが書き込まれる第五のレジスタと、を備え、第四
の制御部は第五のレジスタに書き込まれたデータを受信
データとして出力するように構成されたデータ伝送シス
テムであることを特徴とする。
【0018】更に、本発明は、送信側情報処理装置が接
続され送信側情報処理装置から出力される送信データを
回線に送出する送信側装置と、受信側情報処理装置が接
続され回線を介して送信側装置から受信した受信データ
を受信側情報処理装置に対して出力する受信側装置とが
回線を介して対向配置され、送信側装置から受信側装置
に対して制御コマンドが送出されるデータ伝送システム
におけるコマンド制御方法において、送信側装置では受
信側装置に対して制御コマンドを送出する場合、送信側
情報処理装置から出力されて回線へ送出される送信デー
タの経路を切断し、送信側装置から回線へ制御コマンド
を送出するとともに、受信側装置では送信側装置から制
御コマンドを受信した場合、回線から受信側情報処理装
置に向けて送出される受信データの経路を切断し、受信
側情報処理装置に対して制御コマンドに対応したデータ
を送出するコマンド制御方法であることを特徴とする。
【0019】これらの構成を採用することによって、制
御コマンドにはアドレス情報を付加する必要はなくな
る。また、受信側の装置では、受信データが端末装置な
どに送出される経路が切断されるため、送信側の装置か
ら転送された制御コマンドそのものはその先に転送され
なくなる。このため、当該受信装置でデータの折り返し
を行ったとしても、制御コマンドがそのまま送信側の装
置に返送されることはなくなる。従って、従来のタンデ
ム接続時のデッドロック等も防止することが可能となっ
ている。
【0020】同様に、送信側の装置でも端末装置等から
送られてくる送信データを送出する経路が切断されるた
め、制御コマンドの送出が必要と認識された時点で、端
末装置などから送られてくる送信データを送出するため
の経路を切断し、制御コマンドを送出することとなり、
セカンダリチャネルを用いることなく、送信データと同
一周波数帯域を用いて制御コマンドを送信することが可
能となる。
【0021】つまり、伝送速度が高い場合にはデータの
送信のために回線容量がフルに使用されることとなり、
ループテストを指示するためのコマンドを送出する余地
がなくなってしまうが、一旦端末装置などから回線に向
けて送られる送信データを切断することによって、制御
コマンドを、セカンダリチャネル等を用いて送出する必
要がなくなるのである。このタイミングは、例えば外部
よりループテスト開始の指示(スイッチの操作等)で行
えばよい。
【0022】
【実施の形態】図1は、本発明の一実施形態によるデー
タ伝送装置の構成を図示する図面である。図示左側には
DTEが、図示右側には回線が接続される。DTEから
のデータ(SD)は、レシーバに入力し、DTE制御部
を介して変調部に送られ、ここで変調される。ループ回
路(図示LOOP回路)は、ループテストを実行するも
のであり、その回線側にはアナログラインインタフェー
スが接続されている。
【0023】回線(図示LINE)から入力した信号
は、アナログラインインタフェース、ループ回路を介し
て復調部に供給され、受信信号がここで復調される。復
調された信号はDTE制御部を介してドライバに供給さ
れ、DTEに供給される(RD)。図示ハードウェア設
定端子は、データ伝送装置の各種の動作条件を設定する
ためのものであり、ディップスイッチ等により構成され
る。また、操作/表示部はデータ伝送装置のオペレーシ
ョンパネルに設けられており、データ伝送装置の動作状
態などの表示や、各種の操作を行うためのものである。
【0024】また、装置制御部はデータ伝送装置の動作
を制御するものである。データ伝送装置の制御は、ファ
ームウェアにより実行されている。図2は、図1に図示
されたDTE制御部内部の機能ブロックを示した図面で
ある。図2に図示されるDTE制御部は、対向するデー
タ伝送装置にそれぞれ搭載される。また、図2に図示さ
れるDTE制御部は、DTEが接続されるDTEポート
が2つ備えられている。図2に図示されるDTE制御部
は、図1のデータ伝送装置とは異なり、それぞれのDT
Eポート1、DTEポート2からのデータを多重化して
回線に向けて送出する。
【0025】制御レジスタ群は、DTE制御部の外部、
例として図1に図示される装置制御部からの指示を、D
TE制御部に与えるインタフェース部として作用する。
この際、装置制御部は各種の指示を制御レジスタ群に書
き込む。折り返し回路部は、外部から与えられる指示に
より、ループテストのためのループを形成する。バッフ
ァはDTEから供給される送信データ(SD)をバッフ
ァリングして、自身のクロック(ST2)に同期させて
多重化制御部に供給するためのものである。
【0026】ST2/RTクロックジェネレータは、変
復調部からマスタクロックや変調速度情報を受け、クロ
ック(送信タイミングST2/受信タイミングRT)を
生成してDTEに供給する機能を持つ。多重化制御部
は、DTE側のポートが複数個ある場合に、接続されて
いるDTEのそれぞれから受けた送信データを多重化す
る機能を持つ。また、多重分解制御部は、多重化されて
いる受信データ(RD)を分解し、対応するそれぞれの
DTEに合致した速度のデータに分解して、各DTEに
供給する機能を持つ。以下、データ伝送装置に一台のD
TEが接続されている場合を例にとって説明する。
【0027】図3は、本実施形態によるコマンド制御の
動作を説明するための、DTE制御部の構成と信号/制
御の流れを図示した図面であり、基本的な構成は図2に
図示されたDTE制御部と同じである。なお、図3の場
合には片方のDTEポートのみが動作する例を説明して
いるため、DTEポート2と関連する折り返し回路等を
図示省略している。
【0028】図3に図示される通り、制御レジスタには
以下の制御レジスタが設定される。送信用の制御レジス
タとしては、送信割り込みインタフェースレジスタと、
送信データレジスタが設定される。また、受信用の制御
レジスタとしては、受信割り込みインタフェースレジス
タと、受信データレジスタ1、2が設定される。これら
の制御レジスタの動作の詳細については、後述する。こ
こで、データ伝送装置から対向するデータ伝送装置に対
して、ループテストを行うための制御コマンドを送出す
る場合、DTE制御部は以下のように動作する。
【0029】コマンド送出元のデータ伝送装置では、装
置制御部から制御コマンドを送出することを示す指示が
出される。そして、装置制御部により送信割り込みイン
タフェースレジスタに送信割り込みが設定される。送信
割り込みが設定されることによって、DTE制御部はD
TEからの送信データSDの経路を切断する(図示SD
×)。また、装置制御部は、送信割り込みを設定すると
ともに送信データレジスタに対向するデータ伝送装置に
送出すべき制御コマンドを書き込む。これに応じて、D
TE制御部は送信データレジスタに書き込まれる送信デ
ータ、すなわち制御コマンドをSDとして、多重化制御
部を介して変調部に通知する(図示太線)。
【0030】一方、対向のデータ伝送装置は、通常のデ
ータ受信時には受信データRDをDTEポートに送出す
るとともに、受信データレジスタ(1)にも書き込み、
外部(装置制御部)が受信データを読めるようにしてい
る。ここで、送信側データ伝送装置から制御コマンドを
受信すると、制御コマンドが受信データレジスタ(1)
に書き込まれる。装置制御部は、受信データレジスタ
(1)に書き込まれたデータの内容を確認し、これが制
御コマンドであった場合にはそれに応じて受信割り込み
インタフェースレジスタに受信割り込みを設定する。D
TE制御部は、受信割り込みが行われることによって受
信データRDの経路を切断し、回線から受信したデータ
がDTEに供給されないようにする(図示RD×)。同
時に、装置制御部から受信データレジスタ(2)にダミ
ーのデータが書き込まれる。DTE制御部は受信データ
レジスタ(2)に書き込まれたデータを、RDとして、
折り返し回路に供給する(図示太線)。ループテストが
行われる場合には、折り返し回路に供給されたデータが
折り返し回路で折り返され、変復調部により変調された
後回線を介して送信側データ伝送装置に送出される。
【0031】受信データレジスタ(2)に書き込まれる
データは制御コマンドそのものではない。そのため、送
信側データ伝送装置から送出されたループテストを指示
する制御コマンドも、そのまま送信側データ伝送装置に
折り返されることはなく、デッドロックを生じる可能性
がなくなる。ループテストを行うのでなくても、制御コ
マンドは図示多重化制御部よりも後段には送出されな
い。そのため、受信側データ伝送装置に対し他のデータ
伝送装置がタンデム接続されていても、他のデータ伝送
装置に対しては送信側データ伝送装置から受信した制御
コマンドは転送されない。図4は、送信側データ伝送装
置におけるコマンド送出制御の処理手順を図示したフロ
ーチャートである。ここで、ループテストはオペレータ
による操作に基づいて行われるものとする。装置制御部
は、まず操作部の状態を監視し、ループテストを行う相
手局とのループの生成が指定されたか否かが監視され
る。相手局とのループ生成が指定されると、装置制御部
はそのためのループコマンドを作成する。そして、制御
レジスタの送信割り込みインタフェースレジスタに送信
割り込みを設定する。続いて、装置制御部は送信データ
レジスタにコマンドを書き込んでいく。送信データレジ
スタにコマンド書き込みが完了すると、処理が終了す
る。
【0032】図5は、受信側データ伝送装置内の装置制
御部での処理手順を示したフローチャートである。受信
側データ伝送装置の装置制御部は、受信データレジスタ
に書き込まれている受信データを読み込み、受信データ
がコマンドデータであるか否かを判別する。受信データ
がコマンドデータではない場合、受信カウンタのカウン
タ値をクリアする。一方、受信データがコマンドデータ
である場合には、受信カウンタをカウントアップする。
【0033】受信カウンタは、受信したコマンドデータ
のデータ量をカウントするためのものである。本実施形
態によるデータ伝送装置では、予め定められたデータフ
ォーマットに合致するデータを所定量受信した場合、こ
れを制御コマンドとして認識するように構成されてい
る。そのため、装置制御部は、一定のデータ量のデータ
を受信したか否かを判別し、受信していない場合には受
信データレジスタの監視を継続する。一方、一定のデー
タ量のデータを受信した場合には、装置制御部は受信デ
ータを制御コマンドと認識し、受信割り込みインタフェ
ースレジスタに受信割り込みを設定する。
【0034】図6は、データ形式の一例を図示した図面
である。図6aに図示される通り、本実施形態では、同
一内容のコマンドブロックを10個送出する。図6bに
は、一つのコマンドブロック内部のデータ構成が図示さ
れている。一つのコマンドブロックは、合計20キャラ
クタによって構成されている。1キャラクタは、8ビッ
トのデータの前後にそれぞれ1ビットのスタートビット
・ストップビットが付加された構成となっている。この
うち、先頭の1キャラクタはプリアンブルであり、残り
の19キャラクタがコマンドデータとなる。
【0035】受信側では、図6aのように送出される1
0ブロックのコマンドブロックのうち、5ブロックを受
信することで、これが制御コマンドであると認識する。
また一つのコマンドブロックの中では、全20キャラク
タのうち15キャラクタを受信した時点で、1ブロック
を受信したものと認識する。そして、これら20キャラ
クタのうち10キャラクタを受信した時点でコマンドデ
ータを受信しているものと判断して、DTE側への受信
データ通知を切断する処理を行う。
【0036】全コマンドデータを受信した場合には、装
置制御部はそのコマンドに対応する処理を行う。このよ
うな手順により、例えばループテストのような制御が実
行されることになる。なお、上記した送信データレジス
タ、あるいは受信データレジスタ(2)に書き込まれる
データは、ループテストに対応したデータである。
【0037】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、セカ
ンダリチャネルを用いることなく、あるいは制御コマン
ドデータに送付先のアドレスを付すことなく、制御コマ
ンドによる制御を実行することが可能となる。特に、コ
マンドの送出あるいは受信によって、通常のデータが伝
送される経路を切断する。このため、別経路によってそ
の先へコマンドや関連するデータを送出することがで
き、本来コマンドを受信すべきではない装置に対するコ
マンド等の転送を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるデータ伝送装置の構
成を図示する図面、
【図2】DTE制御部内部の機能ブロックを示した図
面、
【図3】本実施形態によるDTE制御部の構成と信号/
制御の流れを図示した図面、
【図4】送信側データ伝送装置におけるコマンド送出制
御の処理手順を図示したフローチャート、
【図5】受信側データ伝送装置内の装置制御部での処理
手順を示したフローチャート、
【図6】データ形式の一例を図示した図面、
【図7】モデム等のデータ伝送装置の接続例を説明する
図面、
【図8】デッドロック状態を説明する図面、である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線に接続され、情報処理装置から出力
    される信号を前記回線に向けて送信する伝送装置におけ
    るコマンド送信制御方法において、 前記回線の他端に接続される対向装置に対して制御コマ
    ンドを送出する際に、前記情報処理装置から前記回線へ
    の送信データの経路を切断した上で、前記制御コマンド
    を送出することを特徴とする、コマンド送信制御方法。
  2. 【請求項2】 回線に接続され、情報処理装置から出力
    される信号を前記回線に向けて送信するとともに、回線
    から受信する信号を前記情報処理装置に向けて出力する
    伝送装置におけるコマンド受信制御方法において、 前記回線の他端に接続される対向装置より制御コマンド
    を受信した場合、前記回線から前記情報処理装置への受
    信データの経路を切断することを特徴とする、コマンド
    受信制御方法。
  3. 【請求項3】 前記コマンド受信制御方法において、 前記制御コマンドの受信時に、ある一定量のデータ量を
    持つデータを受信した場合、当該データをコマンドデー
    タと認識し、これに応じて前記回線から前記情報処理装
    置への受信データの経路を切断することを特徴とする、
    請求項2記載のコマンド受信制御方法。
  4. 【請求項4】 情報処理装置と回線との間に介在し、前
    記情報処理装置から出力される信号を前記回線に送出す
    る伝送装置において、 前記伝送装置の動作を制御する第一の制御部と、 前記制御部によるコマンド送出指示に応じて、送信割り
    込みが設定される第一のレジスタと、 前記第一のレジスタに送信割り込みが設定された場合、
    前記情報処理装置から前記回線へ送出される送信データ
    の経路を切断する第二の制御部と、を備え、 前記第一の制御部は、コマンド送出時に前記コマンドデ
    ータを第二のレジスタに書き込み、 前記第二の制御部は、前記第二のレジスタに書き込まれ
    たコマンドデータを前記回線に送出することを特徴とす
    る、伝送装置。
  5. 【請求項5】 情報処理装置と回線との間に介在し、前
    記回線から受信する信号を前記情報処理装置に送出する
    伝送装置において、 前記伝送装置の動作を制御する第一の制御部と、 前記回線から受信した信号が書き込まれる第一のレジス
    タと、 前記第一のレジスタにコマンドが書き込まれた場合に、
    前記第一の制御部により受信割り込みが設定される第二
    のレジスタと、 前記第二のレジスタに受信割り込みが設定された場合、
    前記回線から前記情報処理装置に送出される受信データ
    の経路を切断する第二の制御部と、を備えるとともに、 前記第一の制御部は、前記コマンドの受信時に第三のレ
    ジスタに当該コマンドに対応するデータを書き込み、 前記第二の制御部は、前記第三のレジスタに書き込まれ
    たデータを前記情報処理装置に送出することを特徴とす
    る伝送装置。
  6. 【請求項6】 送信装置と受信装置とが対向配置され、
    前記送信装置から前記受信装置に対してコマンドデータ
    が送出されるデータ伝送システムにおいて、 前記送信装置は、当該送信装置を制御する第一の制御部
    と、 前記制御部によるコマンド送出指示に応じて、送信割り
    込みが設定される第一のレジスタと、 前記第一のレジスタに送信割り込みが設定された場合、
    前記送信装置に入力し、前記送信装置を経由して前記受
    信装置に送信される送信データの経路を切断する第二の
    制御部と、 前記第一の制御部により、コマンド送出時に前記コマン
    ドデータが書き込まれる第二のレジスタと、を備え、 前記第二の制御部は、前記第二のレジスタに書き込まれ
    たコマンドデータを前記受信装置に送出するよう構成さ
    れ、 前記受信装置は、当該受信装置の動作を制御する第三の
    制御部と、 前記送信装置から受信した信号が書き込まれる第三のレ
    ジスタと、 前記第三のレジスタにコマンドが書き込まれた場合に、
    前記第三の制御部により受信割り込みが設定される第四
    のレジスタと、 前記第四のレジスタに受信割り込みが設定された時、当
    該受信装置を経由して出力される前記送信装置からの受
    信データの経路を切断する第四の制御部と、 前記第三の制御部により、前記コマンドの受信時に当該
    コマンドに対応するデータが書き込まれる第五のレジス
    タと、を備え、 前記第四の制御部は、前記第五のレジスタに書き込まれ
    たデータを受信データとして出力するように構成される
    ことを特徴とする、データ伝送システム。
  7. 【請求項7】 送信側情報処理装置が接続され前記送信
    側情報処理装置から出力される送信データを回線に送出
    する送信側装置と、受信側情報処理装置が接続され前記
    回線を介して前記送信側装置から受信した受信データを
    前記受信側情報処理装置に対して出力する受信側装置と
    が回線を介して対向配置され、前記送信側装置から前記
    受信側装置に対して制御コマンドが送出されるデータ伝
    送システムにおけるコマンド制御方法において、 前記送信側装置では、前記受信側装置に対して制御コマ
    ンドを送出する場合、前記送信側情報処理装置から出力
    されて前記回線へ送出される送信データの経路を切断
    し、前記送信側装置から前記回線へ前記制御コマンドを
    送出するとともに、 前記受信側装置では、前記送信側装置から前記制御コマ
    ンドを受信した場合、前記回線から前記受信側情報処理
    装置に向けて送出される受信データの経路を切断し、前
    記受信側情報処理装置に対して前記制御コマンドに対応
    したデータを送出することを特徴とする、コマンド制御
    方法。
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