JPH1119831A - スナップリングの組付装置 - Google Patents

スナップリングの組付装置

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JPH1119831A
JPH1119831A JP9299521A JP29952197A JPH1119831A JP H1119831 A JPH1119831 A JP H1119831A JP 9299521 A JP9299521 A JP 9299521A JP 29952197 A JP29952197 A JP 29952197A JP H1119831 A JPH1119831 A JP H1119831A
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JP
Japan
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snap ring
insertion hole
jig
diameter
inner peripheral
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Application number
JP9299521A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Kurono
尚幸 黒野
Makoto Yamagiwa
真 山際
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/202Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
    • F16D3/205Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/202Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
    • F16D2003/2026Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints with trunnion rings, i.e. with tripod joints having rollers supported by a ring on the trunnion

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治具の挿入孔の内周面によりスナップリング
を縮径させて対象物に組み付ける場合に、スナップリン
グの縮径を円滑に行うことの可能なスナップリングの組
付装置を提供する。 【解決手段】 治具13の挿入孔15にスナップリング
10を挿入し、スナップリング10を挿入孔15の内周
面15Cにより縮径してから対象物に組み付ける構成の
スナップリングの組付装置において、スナップリング1
0の両端部11A,11Bを半径方向に相対移動させる
挿入ピン21と、スナップリング10の一方の端部11
Bを内側に押圧する突出部17と、スナップリング10
の両端部11A,11Bを元の状態にさせる押圧ピン2
3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スナップリング
を対象物に自動的に組み付ける場合に使用されるスナッ
プリングの組付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の動力伝達装置には、軸線
を中心として相対回転する複数の部材、または軸線を中
心として一体回転する複数の部材などが設けられてい
る。これらの部材は、軸線方向においては、相互に位置
決めするか、もしくは相対移動が所定の範囲に規制され
た状態で取り付けられている。
【0003】一方、車両に搭載される装置には、小型化
や軽量化が要求される。そこで、上記のような複数の部
品の位置決め、または相対移動の規制を、簡単な構成に
より行うことの可能な部品としてスナップリングが例示
される。このようなスナップリングの一例が実開昭63
−178612号公報に記載されている。
【0004】この公報に記載されたスナップリングは、
切れ目を形成する対向端部の一方に、スナップリングの
外周側を基準外径よりも小さくした内周幅狭部が形成さ
れている。また、切れ目を形成する対向端部の他方に、
スナップリングの内周側を基準内径よりも大きくした外
周幅狭部が形成されている。つまり、切れ目を形成する
対向端部に、スナップリングの半径方向に対して所定角
度の傾斜が設定されている。
【0005】上記構成のスナップリングは、まず、弾性
変形により縮径されてクラッチドラムの内周に挿入され
る。そして、スナップリングがスナップリング溝に対応
する位置まで挿入されると、スナップリングが弾性力に
より拡径し、組み付けが完了する。スナップリングの組
み付けが完了した状態では、対向端部が半径方向にオー
バーラップする。したがって、スナップリングの切れ目
の隙間が可及的に狭められ、スナップリングの円周方向
の全域に亘り、荷重の受け止め機能が確保される。
【0006】一方、このようなスナップリングを自動的
に対象物に組み付ける場合に使用されるスナップリング
の組付装置が、実開昭58−191928号公報、また
は実開昭59−143668号公報、または実開昭59
−183327号公報などに記載されている。
【0007】上記各公報に記載されたスナップリングの
組付装置は、スナップリングが厚さ方向に挿入される挿
入孔を有する治具と、スナップリングを対象物側に移動
させる挿入部材とを備えている。そして、挿入孔の内周
面には、対象物側に向けて縮径する方向のテーパが設定
されている。
【0008】上記スナップリングの組付装置によれば、
挿入部材と治具とが相対移動すると、スナップリングが
挿入孔の内周面に当接して弾性変形しながら縮径され、
対象物に組み付けられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
63−178612号公報に記載されたスナップリング
を、上記各公報に記載されたスナップリングの組付装置
を用いて自動的に対象物に組み付けようとした場合、ス
ナップリングが縮径される途中で対向端部同士が当接さ
れる。その結果、スナップリングの縮径が阻害されて自
動組み付けを行えなくなる可能性があった。
【0010】この発明は上記事情を背景としてなされた
もので、対象物に組み付けられるスナップリングを挿入
孔に挿入して縮径させる際に、スナップリングの縮径を
円滑に行うことの可能なスナップリングの組付装置を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記目的
を達成するため請求項1の発明は、入口側から出口側に
向けて縮径する方向のテーパが付与された挿入孔を有す
る治具と、この治具に対して前記挿入孔の軸線方向に相
対移動可能に配置された挿入部材とを備え、前記挿入孔
の出口側に対象物を配置するとともに、内周側から外周
側に到達する切れ目を備えたスナップリングをその厚さ
方向に前記挿入孔に挿入し、かつ、前記治具と前記挿入
部材とを相対移動させ、前記スナップリングを挿入孔の
内周面により縮径した後、前記スナップリングの弾性に
より拡径させて前記対象物に組み付ける構成のスナップ
リングの組付装置において、前記挿入孔に挿入された前
記スナップリングを縮径する際に、前記スナップリング
を弾性変形させることにより、前記切れ目を形成する対
向端部を、前記スナップリングの厚さ方向または半径方
向の少なくとも一方の位置が異なる状態に設定する第1
変形機構と、この第1変形機構により位置が設定された
前記スナップリングの対向端部を、前記スナップリング
の前記厚さ方向および半径方向の位置がほぼ一致する状
態に復帰させることにより、前記スナップリングを前記
対象物に組み付ける第2変形機構とを備えていることを
特徴とする。
【0012】請求項1の発明によれば、挿入孔の内周面
によりスナップリングを縮径する際に、第1移動機構に
よりスナップリングが弾性変形され、切れ目を形成する
対向端部が、スナップリングの半径方向または厚さ方向
の少なくとも一方の位置が異なった状態に設定される。
このため、スナップリングが縮径する際に両端部が異な
る領域を移動して縮径が促進され、両端部同士の当接が
防止される。その後、第2移動機構によりスナップリン
グが変形され、対向端部が、スナップリングの半径方向
および厚さ方向の位置がほぼ一致する状態に復帰されて
対象物に組み付けられる。
【0013】したがって、請求項1の発明によれば、切
れ目を形成する対向端部同士の隙間が狭くなるように構
成されたスナップリングを、対象物に自動的に組み付け
る作業を円滑、かつ、確実に行うことが可能になる。
【0014】請求項2の発明は、入口側から出口側に向
けて縮径する方向のテーパが付与された挿入孔を有する
治具と、この治具に対して前記挿入孔の軸線方向に相対
移動可能に配置された挿入部材とを備え、前記挿入孔の
出口側に対象物を配置するとともに、内周側から外周側
に到達する切れ目を備えたスナップリングをその厚さ方
向に前記挿入孔に挿入し、かつ、前記治具と前記挿入部
材とを相対移動させ、前記スナップリングを挿入孔の内
周面により縮径した後、前記スナップリングの弾性によ
り拡径させて前記対象物に組み付ける構成のスナップリ
ングの組付装置において、前記治具と前記挿入部材とが
前記軸線を中心として回転可能に構成され、前記挿入部
材の先端に、前記軸線方向の突出量の異なる領域が円周
方向に相互に隣接して形成されていることを特徴とす
る。
【0015】請求項2の発明によれば、挿入部材により
スナップリングを押圧して挿入孔の出口側に移動させる
と、切れ目を形成する一方の対向端部が、挿入部材の突
出量の多い領域により厚さ方向に押圧される。このた
め、両方の対向端部の厚さ方向の位置が異なる状態にな
るとともに、スナップリングが挿入孔のテーパによって
縮径する方向に弾性変形し、両方の対向端部が重なり合
う。そして、スナップリングが所定の位置まで挿入され
ると、スナップリングの一方の対向端部が対象物に組み
付けられる。その後、軸線を中心として挿入部材を回転
すると、突出量の多い領域により他方の対向端部が厚さ
方向に押圧される。その結果、両方の対向端部の厚さ方
向の位置がほぼ一致する状態に復帰し、スナップリング
全体が対象物に組み付けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明のスナップリング
の組付装置を図面に基づいて説明する。図1は、スナッ
プリングの組み付け対象であるトリポート等速ジョイン
ト1の部分的な断面図、図2は、図1のII−II線におけ
る平面断面図である。図1において、トリポート等速ジ
ョイント1は、円筒形状のインボードアウタ2と、イン
ボードアウタ2の内部に配置された環状のトリポート3
とを備えている。インボードアウタ2の内周面には軸線
方向に転動溝4が形成されている。
【0017】一方、トリポート3の外周には半径方向に
突出した突出部5が形成されている。突出部5の外周に
は環状のインナーローラ6が固定され、インナーローラ
6の外周側には、複数のニードルローラ7を介して環状
のアウターローラ8が取り付けられている。アウターロ
ーラ8は転動溝4に配置されている。
【0018】アウターローラ8の内周には、軸線方向の
異なる位置に環状の取付溝9が2箇所形成されている。
取付溝9には各々スナップリング10が装着されてい
る。このスナップリング10の軸線方向の厚さt1が、
取付溝9の軸線方向の幅よりも若干小さく設定されてい
る。そして、図2に示すようにスナップリング10に
は、その内周側から外周側に到達する直線状の切れ目1
1が設けられている。
【0019】この切れ目11は、スナップリング10の
半径方向に対して所定角度で交差する向きに設定されて
いる。また、このスナップリング10は、取付溝9に取
り付けられた状態で、切れ目11を形成する対向端部
(以下、端部と略記する)11A,11B同士がほぼ当
接する形状に構成されている。したがって、スナップリ
ング10の形状としては、つぎの2つの構成が例示され
る。第1の構成は、スナップリング10が、自由状態、
すなわち中心に向かう荷重が付与されていない状態で、
切れ目11を形成する対向端部(以下、端部と略記す
る)11A,11B同士がほぼ当接する形状である。ま
た、第2の構成は、スナップリング10が、自由状態、
すなわち中心に向かう荷重が付与されていない状態で、
切れ目11を形成する対向端部(以下、端部と略記す
る)11A,11B同士に所定の隙間が設定される形状
である。
【0020】スナップリング10の内径はインナーロー
ラ6の外径よりも小さく設定されている。このスナップ
リング10により、インナーローラ6とアウターローラ
8とがニードルローラ7を介して相対回転可能な状態で
一体的に組み付けられている。
【0021】ここで、インボードアウタ2が炭素鋼また
はクロム鋼などの材料により構成され、トリポート3が
炭素鋼などの材料により構成され、ニードルローラ7が
軸受鋼などの材料により構成され、スナップリング10
が硬鋼線またはピアノ線などの材料により構成されてい
る。
【0022】上記構成のトリポート等速ジョイント1
は、アウターローラ8が転動溝4に沿って転動すること
で、トリポート3とインボードアウタ2とが軸線方向に
相対移動する。また、突出部5とインナーローラ6とが
相対移動することで、インボードアウタ2とトリポート
3との連結角度が変化する。そして、ニードルローラ7
がインナーローラ6とアウターローラ8との間で転動す
る場合は、ニードルローラ7の端面がスナップリング1
0に当接した状態で移動する。つまり、スナップリング
10の円周方向の全域に亘って荷重が作用する。したが
って、ニードルローラ7の移動による振動や異音を抑制
するため、スナップリング10の切れ目11の隙間が可
及的に狭く設定されていることが好ましい。
【0023】(第1実施例)つぎに、スナップリング1
0をアウタローラ8に対して自動的に組み付ける場合に
使用される組付装置の一例を説明する。この第1実施例
は請求項1の発明に対応する。図3および図4は、第1
実施例である組付装置12を示す正面断面図、図5は図
3のV−V線における平面断面図、図6は図4のVI−VI
線における平面断面図である。組付装置12は、軸線A
1方向に相対移動可能に配置された治具13と挿入ヘッ
ド14とを備えている。
【0024】治具13は、スナップリング10を縮径さ
せるためのもので、治具13は金属により環状に一体成
形されている。治具13には軸線A1を中心とする挿入
孔15と、アウターローラ8が配置される対称物配置部
16とが形成されている。挿入孔15の入口15Aが、
挿入ヘッド14側に形成され、挿入孔15の出口15B
が、対称物配置部16側に形成されている。
【0025】挿入孔15の開口形状はほぼ円形に構成さ
れ、挿入孔15の内周面15Cには円錐形状のテーパが
付与されている。挿入孔15の内周面15Cのテーパ
は、挿入孔15の入口15A側から、出口15B側に向
けて縮径する方向に設定されている。そして、挿入孔1
5の入口15Aの内径が、スナップリング10の外径を
越える値に設定されている。さらに、挿入孔15の出口
15Bの内径が、アウターローラ8の内径未満に設定さ
れている。
【0026】また、挿入孔15の内周面15Cには、軸
線A1方向の中途位置から出口15Bに亘って突出部1
7が形成されている。図5に示すように、突出部17の
平面断面形状はほぼ楔形に設定され、突出部17の突出
量が、入口15A側から出口15B側に向けて徐々に増
大する形状を備えている。
【0027】図7は、治具13と挿入ヘッド14との円
周方向における相対関係を示す模式図である。挿入孔1
5の内周面15Cは、突出部17に接続される角度θ1
に対応する領域の曲率半径よりも、角度θ1以外の角度
θ2に対応する領域の曲率半径の方が大きく設定されて
いる。
【0028】言い換えれば、スナップリング10の角度
θ1に対応する領域の方が、突出部17を中心とするイ
ンボリュート曲線に近似する形状に設定され、角度θ2
に対応する領域が挿入孔15の中心を中心とする円弧形
状に設定されている。この実施例では、角度θ1がほぼ
90度程度に設定され、角度θ2がほぼ270度程度に
設定されているが、角度θ1と角度θ2との比率は任意
に変更可能である。
【0029】さらに、対称物配置部16は、平面断面形
状がほぼ円形の内周面18と、環状の当接面19とを備
えている。環状の当接面19により、内周面18の一端
側と挿入孔15の内周面15Cとが接続されている。内
周面18の内径は、アウターローラ8の外径よりも若干
大きく設定されている。また、当接面19は軸線A1に
対してほぼ直角に構成されている。
【0030】一方、挿入ヘッド14は、スナップリング
10を挿入孔15内で移動させる機能と、スナップリン
グ10を弾性変形させる機能とを備えている。挿入ヘッ
ド14の治具13側の先端部が、軸線A1を中心とする
円筒形状に構成されている。挿入ヘッド14は、例えば
金属材料などにより構成されている。
【0031】挿入ヘッド14の外径は、挿入孔15の入
口15Aの内径未満に設定され、かつ、挿入ヘッド14
の外径は、スナップリング10の内径を越える値に設定
されている。そして、挿入ヘッド14の治具13側の端
部には、軸線A1方向のスリット20が円周方向に複数
形成されている。つまり、各スリット20同士の間に
は、軸線A1方向に突出した挿入ピン21が、円周方向
に各々複数形成されている。
【0032】上記構成により、挿入ヘッド14に対して
半径方向の押圧力(荷重)が加えられると、各挿入ピン
21がその基端部を支点として弾性変形する。また、上
記押圧が解消されると、各挿入ピン21が弾性により元
の形状に復帰する。なお、挿入ヘッド14の先端からス
リット20の奥端までの軸線A1方向の長さB1が、突
出部17の軸線A1方向の長さB1よりも長く設定され
ている。
【0033】ここで、治具13と挿入ヘッド14との円
周方向の相対関係を図7に基づいて説明する。いずれか
のスリット20と、突出部17とが円周方向のほぼ同一
位置になる状態で治具13と挿入ヘッド14とが円周方
向に位置決めされている。また、角度θ1の領域に対応
する挿入ピン21の端面の形状と、角度θ2の領域に対
応する挿入ピン21の端面の形状とが異なっている。
【0034】つまり、角度θ2の領域に対応する挿入ピ
ン21の端面は、図4に示すように軸線A1にほぼ直交
する形状に構成されている。一方、角度θ1の領域に対
応する挿入ピン21の端面は、図4に示すように軸線A
1に対して所定角度傾斜する形状に構成されている。具
体的には、角度θ1の領域に対応する各挿入ピン21の
端面が、治具13から遠ざかる方向に、螺旋状に傾斜さ
れている。
【0035】このようにして、突出部17の円周方向の
両側に配置される挿入ピン21同士の端面には、軸線A
1方向の段差D1が形成されている。この段差D1は、
図1に示すスナップリング10の厚さt1を越える値に
設定されている。さらに、角度θ1の領域に対応する各
挿入ピン21のうち、突出部17に最も近い位置に配置
される挿入ピン21には、軸線A1方向のガイド孔22
が形成されている。ガイド孔22は挿入ピン21の端面
に開口している。
【0036】さらに、ガイド孔22内には、軸線A1方
向に移動可能な押圧ピン23が配置されている。この押
圧ピン23は図示しないアクチュエータにより動作す
る。アクチュエータとしては、油圧シリンダまたは空気
圧シリンダなどが例示される。押圧ピン23は、その先
端が、挿入ピン21の端面の内方に位置する待機位置
と、その先端が挿入ピン21の端面から所定量突出する
突出位置との範囲内で移動する。
【0037】さらに、挿入ヘッド14は、スナップリン
グ10を担持する機能を備えている。挿入ヘッド14に
よりスナップリング10を担持する手段としては、押圧
ヘッド14を磁石で構成し、挿入ヘッド14の磁気吸着
力によりスナップリング10を担持することが例示され
る。また、挿入ヘッド14の各挿入ピン21に空気吸引
孔を形成し、空気機械により空気吸引孔から空気を吸引
してスナップリング10を吸着してもよい。
【0038】上記のように構成された挿入ヘッド14
が、図示しないアクチュエータにより軸線A1方向に移
動可能に構成されている。挿入ヘッド14を動作させる
アクチュエータとしては、油圧シリンダまたは空気圧シ
リンダなどが例示される。
【0039】ここで、第1実施例の構成と請求項1との
対応関係を説明する。すなわち、アウターローラ8が請
求項1の対象物に相当し、挿入ピン21または突出部1
7が請求項1の挿入部材に相当する。挿入ピン21また
は突出部17は両方設けられていてもよいし、挿入ピン
21だけが設けられていてもよい。また、押圧ピン23
が請求項1の第2変形機構に相当する。
【0040】ここで、この発明における第1変形機構の
機能を具体的に説明する。つまり、第1変形機構は、ス
ナップリング10を縮径させるために、スナップリング
10の外周側に加えられる押圧力(荷重)を、円周方向
に不均一な状態に制御する機能を備えている。
【0041】つまり、スナップリング10の両端部11
A,11Bが厚さ方向に相対移動された場合は、挿入孔
15における両端部11A,11Bの軸線A1方向の挿
入位置が異なる。このため、挿入孔15の内周面15C
からスナップリング10に与えられる押圧力は、出口1
5B側に近い方に位置する一方の端部に加えられる押圧
力の方が、他方の端部に加えられる押圧力よりも大きく
なる。
【0042】一方、スナップリング10の両端部11
A,11Bが半径方向に相対移動された場合は、第1変
形機構から一方の端部に直接与えられる押圧力(荷重)
が、挿入孔15の内周面15Cから他方の端部に与えら
れる押圧力よりも大きく設定される。
【0043】つぎに、上記構成の組付装置12により、
スナップリング10をアウターローラ8に組み付ける場
合の動作を説明する。なお、スナップリング10は、自
然状態で両端部11A,11Bが当接された状態になる
形状のものが使用される。まず、図3に示すようにアウ
ターローラ8を、治具13の対称物配置部16内に配置
する。図3でアウターローラ8の下部が、図示しないテ
ーブルなどに当接されている。また、挿入ヘッド14が
挿入孔15の上方の初期位置に停止し、かつ、押圧ピン
23が前述した待機位置に停止している。
【0044】そして、挿入ヘッド14の先端面、具体的
には各挿入ピン21の端面にスナップリング10を担持
させる。この担持状態において、スナップリング10の
切れ目11と、治具13の突出部17とが円周方向でほ
ぼ一致する位置に設定される。したがって、図6の角度
θ2に対応する領域の挿入ピン21の端面が、スナップ
リング10の表面に対して円周方向にほぼ等間隔で当接
されている。なお、角度θ1に対応する領域の挿入ピン
21の端面は、スナップリング10の表面に非接触状態
にある。
【0045】ここで、挿入ヘッド14が治具14側に移
動(下降)すると、図4に示すようにスナップリング1
0が治具13の挿入孔15内に軸線A1方向に挿入され
る。スナップリング10が挿入孔15に挿入されると、
スナップリング10の外周面と、挿入孔15の内周面と
に摩擦抵抗が生じる。
【0046】ここで、各挿入ピン21のうち、角度θ1
に対応する領域の挿入ピン21の端面が螺旋方向に傾斜
する形状を備えている一方、角度θ2に対応する領域の
挿入ピン21の端面が軸線A1に対してほぼ直交する形
状を備えている。このため、スナップリング10におけ
る、角度θ1の領域で挿入ピン21に対応する部分が、
上記摩擦抵抗により図4の上側に弾性変形する。そし
て、スナップリング10の角度θ1に対応する領域が、
角度θ1に対応する領域の挿入ピン21の端面に当接さ
れる。
【0047】その結果、スナップリング10切れ目11
を形成する端部11A,11B同士が、スナップリング
10の厚さt1方向に相対移動し、厚さt1方向の位置
が異なった状態になる。なお、この時点では、図5に示
すようにスナップリング10の平面形状は、スナップリ
ング10が挿入孔15に挿入される前の形状と殆ど変わ
らない。
【0048】挿入ヘッド14がさらに下降すると、挿入
孔15の内周面15Cからスナップリング10の外周面
に押圧力(荷重)が作用し、この押圧力によりスナップ
リング10が縮径する方向に弾性変形する。ここで、図
7に示すように、挿入孔15の内周面15Aは、スナッ
プリング10の角度θ1に対応する領域の方が、突出部
17を中心とするインボリュート曲線に近似する形状に
設定され、角度θ2に対応する領域が挿入孔15の中心
を中心とする円弧形状に設定されている。
【0049】このため、角度θ1に対応する領域でナッ
プリング10に作用する押圧力の方が、角度θ2に対応
する領域でスナップリング10に作用する押圧力よりも
大きくなる。その結果、図6に示すように、スナップリ
ング10の端部11Bが端部11Aの内側に移動する。
【0050】なお、挿入ヘッド14の下降に伴って、挿
入ピン21が挿入孔15の内周面15Cに当接する。す
ると、挿入ピン21と挿入孔15の内周面15Cとの摩
擦抵抗により、各挿入ピン21がその基端部を支点とし
て内側に弾性変形する。したがって、スナップリング1
0の円周方向の全域に亘り、ほぼ均等な押圧力が維持さ
れる。
【0051】上記の動作によりスナップリング10が縮
径された後、角度θ1に対応する領域が挿入孔15の出
口15Bを経てアウターローラ8の内部に進入する。す
ると、スナップリング10の角度θ2に対応する領域
が、その弾性により拡径してアウタローラ8の内周面に
当接する。この時点では、スナップリング10の角度θ
1に対応する領域は挿入孔15側に位置している。
【0052】挿入ヘッド14がさらに下降すると、スナ
ップリング10の角度θ2に対応する領域が取付溝9に
対応する位置に到達し、図8に示すように、スナップリ
ング10の角度θ2に対応する領域がその弾性により再
度拡径して取付溝9内に没入する。この時点では、スナ
ップリング10の角度θ1に対応する領域は挿入孔15
内またはアウターローラ8の内周面に当接されている。
【0053】上記のようにスナップリング10の角度θ
2に対応する領域が取付溝9に没入すると、図9に示す
ように挿入ヘッド14が停止する。ついで、押圧ピン2
3が突出し、図8に示すように、スナップリング10の
端部11B側の突当領域E1に突き当てられ、押圧ピン
23が突出位置で停止する。その結果、スナップリング
10の角度θ1に対応する領域が、アウターローラ8側
に変形して取付溝9に進入し、かつ、その弾性により外
側に変形してスナップリング10の組み付けが完了す
る。
【0054】上記の動作によりアウターローラ9に対す
るスナップリング10の自動組み付けが完了した後、押
圧ピン23が上昇して待機位置に復帰し、かつ、挿入ヘ
ッド14が上昇して図3の初期位置に復帰する。
【0055】なお、上記動作中、挿入ヘッド14の磁気
吸着力によりスナップリング10の担持が行われていた
場合でも、スナップリング10と取付溝9との係合力
が、スナップリング10に対する磁気吸着力よりも大き
い。つまり、スナップリング10が取付溝9に組み付け
られた後は、挿入ヘッド14の上昇によりスナップリン
グ10が挿入ヘッド14から離脱する。
【0056】したがって、挿入ヘッド14の上昇動作に
支障が生じることはなく、かつ、取付溝9に組み付けら
れたスナップリング10が脱落することもない。また、
空気機械による空気の吸引によりスナップリング10の
担持が行われていた場合は、スナップリング10が挿入
孔15に挿入された時点以降に空気の吸引力が解消され
れば、上記と同様の機能を得られる。
【0057】また、挿入ヘッド14が上昇し、挿入ピン
21と挿入孔15の内周面15Cとの摩擦抵抗が減少す
ることに伴い、各挿入ピン21がその弾性により元の形
状に復帰することは勿論である。
【0058】上記動作により、アウターローラ8の一方
の取付溝9にスナップリング10を取り付けた後、アウ
ターローラ8の内周にニードルローラ7およびインナー
ローラ6を取り付ける。そして、アウターローラ8を反
転させて他方の取付溝9に他のスナップリング10を組
み付ければよい。
【0059】つまり、組付装置12によれば、スナップ
リング10の両端部11A,11Bが半径方向および厚
さt1方向に相対移動され、図4および図6に示すよう
に両端部11A,11Bが、スナップリング10の半径
方向および厚さt1方向の位置が異なった状態に維持さ
れる。
【0060】このため、スナップリング10の縮径途中
において、両端部11A,11B同士が異なった領域を
移動して縮径が促進され、両端部11A,11B同士の
当接が防止される。そして、図2に示すように、スナッ
プリング10がアウターローラ8の取付溝9に組み付け
られた状態では、端部11A,11B同士の隙間が可及
的に狭く設定される。したがって、図1に示すトリポー
ト等速ジョイント1の動作中に、ニードルローラ7の円
周方向の移動が円滑に行われ、振動や異音が抑制され
る。
【0061】以上のように、組付装置12によれば、切
れ目11を形成する両端部11A,11B同士の隙間が
狭くなるように構成されたスナップリング10を、アウ
ターローラ8に対して自動的に組み付ける作業を円滑、
かつ、確実に行うことが可能になる。
【0062】また、第1実施例では、スナップリング1
0の端部11A,11B同士が半径方向および厚さt1
方向に相対移動され、端部11A,11B同士が重なり
合うことがない。このため、スナップリング10の軸線
A1方向の両側面の傷などが抑制されて平面性が良好に
維持され、ニードルローラ7の移動特性が一層向上す
る。
【0063】さらに、第1実施例では、挿入ヘッド14
が下降して挿入孔15の内周面15Cに当接すると、各
挿入ピン21がその基端部を支点として内側に弾性変形
する。このため、スナップリング10の円周方向の全域
に亘り、軸線A1方向の押圧力がほぼ一定に維持され
る。したがって、スナップリング10が正確に平行移動
され、スナップリング10を取付溝9に確実に組み付け
ることが可能になる。
【0064】なお、この第1実施例においては、治具1
3の挿入孔15の内周面15Cに突出部17の存在しな
い治具を用いることも可能である。突出部17の存在し
ない治具を用いた場合は、スナップリング10の端部1
1A,11Bが、スナップリング10の厚さt1方向に
のみ相対移動される。そして、挿入孔15の内周面15
Cから加えられる押圧力によりスナップリング10が縮
径する。つまり、端部11A,11Bが重なり合った状
態になる。その後のスナップリング10の拡径動作は上
記とほぼ同様に行われる。
【0065】(第2実施例)つぎに、スナップリング1
0の自動組み付けに使用される組付装置の第2実施例を
説明する。第2実施例は請求項1の発明に相当する。図
10に示された組付装置24は、治具13Aと挿入ヘッ
ド25とを備えている。治具13Aと挿入ヘッド25と
は軸線A1方向に相対移動可能に構成されている。治具
13Aには、軸線A1を中心とする挿入孔15が形成さ
れ、挿入孔15の内周面15Cには、第1実施例と同様
のテーパが設定されている。
【0066】また、治具13Aには、挿入孔15から外
面に貫通するスリット26が軸線A1方向に形成されて
いる。スリット26は挿入孔15の入口15Aから出口
15Bに亘って形成されている。スリット26内には押
し板27が縦長に配置されている。押し板27の軸線A
1方向の長さは、スリット26の軸線A1方向の長さ以
下に設定されている。
【0067】押し板27の挿入孔15側には、挿入孔1
5の内周面15Cのテーパにほぼ近似する傾斜を備えた
当接面28が形成されている。そして、押し板27に接
続されたプランジャ27Aが、図示しないアクチュエー
タに接続されている。このアクチュエータの動作によ
り、押し板27が軸線A1にほぼ直交する方向に移動す
る。
【0068】つまり、押し板27は、図10に実線で示
すように当接面28と挿入孔15の内周面とがほぼ面一
に設定される待機位置と、この待機位置から挿入孔15
側に移動した二点鎖線の突出位置との範囲内で移動す
る。押し板27の突出量は、スナップリング10の半径
方向の幅F1に応じて設定される。なお、治具13Aの
その他の構成は、第1実施例の治具13と同様である。
【0069】前記挿入ヘッド25の先端面25Aは、軸
線A1にほぼ直交する平坦面に構成されている。挿入ヘ
ッド25は、図示しないアクチュエータにより軸線A1
方向に移動または停止される。そして、挿入ヘッド25
は、第1実施例の挿入ヘッド14に適用される構成とほ
ぼ同様の構成により、スナップリング10を担持するこ
とが可能である。挿入ヘッド25は金属材料などにより
ほぼ円柱形状に構成されている。
【0070】図11は、図10のXI−XI線における治具
13Aの平面断面図、図12は、図10のXII−XII線
における治具13Aの平面断面図である。挿入ヘッド2
5の最大外径は、挿入孔15の出口15Bの内径未満に
設定され、かつ、挿入ヘッド25の最大外径が、スナッ
プリング10の内径を越える値に設定されている。
【0071】また、挿入ヘッド25の外周面には、軸線
A1方向の凹部29が形成されている。凹部29の平面
形状は、ほぼ扇形に設定されている。この凹部29の円
周方向の配置位置は、治具13Aのスリット26の円周
方向の配置位置とほぼ一致している。そして、挿入ヘッ
ド25の外接円(図示せず)から挿入ヘッド25の中心
に向かう方向の凹部29の深さが、突出位置に移動した
押し板27と挿入ヘッド25とが非接触状態に維持され
る値に設定されている。
【0072】ここで、第2実施例の構成と請求項1との
対応関係を説明すれば、アウターローラ8が請求項1の
対象物に相当し、挿入ヘッド25が請求項1の挿入部材
に相当し、押し板27およびプランジャ27Aが請求項
1の第1変形機構および第2変形機構に相当する。
【0073】つぎに、上記構成の組付装置24により、
スナップリング10をアウターローラ8に組み付ける場
合の動作を説明する。なお、スナップリング10として
は、自然状態で両端部11A,11Bが当接状態になる
形状のものが用いられる。まず、図10に示すようにア
ウターローラ8を、治具13Aの対称物配置部16内に
配置する。図10において、アウターローラ8の下部
は、図示しないテーブルなどに当接されている。また、
挿入ヘッド25が治具13Aの上方の初期位置に停止さ
れ、押し板27が実線で示す待機位置に停止されてい
る。
【0074】そして、挿入ヘッド25の先端面25Aに
スナップリング10を担持させる。この担持状態におい
て、スナップリング10の端部11Bと押し板27とが
円周方向でほぼ一致する位置に設定される。
【0075】ついで、挿入ヘッド25が軸線A1方向に
移動(下降)し、スナップリング10が押し板27の側
方に到達する。すると、押し板27が挿入孔15内に向
けて移動し、かつ、挿入ヘッド25の下降が継続され
る。すると、押し板27の当接面28がスナップリング
10の端部11Bの外周に当接し、押し板27の押圧力
により端部11Bが内側に弾性変形するとともに、挿入
孔15の内周面15Cから加えられる押圧力により、ス
ナップリング10が弾性変形して縮径する。つまり、端
部11Aと端部11Bとが半径方向に相対移動し、図1
2に示すように、端部11Bが端部11Bの内側に進入
しながらスナップリング10が縮径される。
【0076】この第2実施例では、端部11Bの弾性変
形が挿入ヘッド25の先端面25Aに当接した状態で行
われる。言い換えれば、スナップリング10がほぼ同一
の平面内でのみ弾性変形される。このため、端部11B
と端部11Aとが、スナップリング10の厚さt1方向
の相対移動が抑制され、端部11Bと端部11Aとが重
なり合うことがない。
【0077】挿入ヘッド25がさらに下降してスナップ
リング10が挿入孔15の出口15Bを通過すると、ス
ナップリング10が弾性力により拡径してアウターロー
ラ8の内周面に当接される。なお、スナップリング10
が挿入孔15の出口15Bを通過した時点で押し板27
が待機位置に復帰して停止する。
【0078】挿入ヘッド25がさらに下降すると、スナ
ップリング10がその弾性により一層拡径して取付溝9
に没入する。このようにして、アウターローラ9に対す
るスナップリング10の自動組み付けが完了した後、挿
入ヘッド25が上昇して図10の初期位置に復帰する。
【0079】以上説明したように、上記組付装置24に
よれば、図12に示すように、スナップリング10の端
部11Bが押し板27により内側に押圧されて端部11
Aと端部11Bとが半径方向に相対移動する。かつ、挿
入孔15の内周面15Cによりスナップリング10が縮
径され、端部11Aと端部11Bとが、スナップリング
10の半径方向の位置が異なった状態に維持される。
【0080】このため、スナップリング10の縮径途中
で両端部11A,11B同士が異なる領域を移動して縮
径が促進され、両端部11A,11B同士の当接が防止
されせせる。そして、図2に示すように、スナップリン
グ10がアウターローラ8の取付溝9に組み付けられた
状態では、両端部11A,11B同士の隙間が可及的に
狭く設定される。したがって、第2実施例の組み付け装
置24においても、切れ目11を形成する端部11A,
11B同士の隙間が狭くなるように構成されたスナップ
リング10を、アウターローラ8に自動的に組み付ける
作業を円滑、かつ確実に行うことが可能になる。
【0081】さらに、第2実施例では、挿入ヘッド25
に凹部26が形成されているため、押し板27が突出位
置まで移動した場合でも、押し板27と挿入ヘッド25
とが非接触状態に維持される。したがって、挿入ヘッド
25の移動が円滑に行われ、スナップリング10の縮径
を確実、かつ、迅速に行うことができる。
【0082】なお、上記第1実施例または第2実施例で
は、スナップリング10を予め挿入孔15の内部に配置
しておき、その後、挿入ヘッド14または挿入ヘッド2
5を下降してスナップリング10を押圧する動作を行っ
た場合でも、上記と同様の作用効果を得られる。この場
合には、挿入ヘッド14または挿入ヘッド25に、スナ
ップリング10を担持するための構成を付加する必要が
なくなる。
【0083】(第3実施例)つぎに、スナップリング1
0の組み付けに使用される組付装置の第3実施例を説明
する。この第3実施例は請求項2の発明に対応する。図
13に示された組付装置30は、治具13と挿入ヘッド
31とを備えている。治具13の構成は、第2実施例に
示された治具13の構成とほぼ同様であり、図13に示
された治具13では、第2実施例のスリット26が設け
られていない点が相違する。また、スナップリング10
の組み付け対象物であるアウターローラ8の構成も、第
1実施例と同様である。なお、治具13の入口15A側
の端面には目印(図示せず)が施されている。この目印
は、挿入孔15に挿入されるスナップリング10と挿入
ヘッド31とを円周方向に位置決めするための構成であ
る。
【0084】挿入ヘッド31はほぼ円柱形状に構成さ
れ、挿入ヘッド31と治具13とが軸線A1方向に相対
移動可能に構成されている。また、挿入ヘッド31と治
具13とが、軸線A1を中心として相対回転可能に構成
されている。治具13およびスナップリング10と、挿
入ヘッド31とを、軸線A1方向に相対移動させる動
作、または軸線A1を中心として相対回転させる動作
は、手動により行ってもよいし、シリンダーおよびモー
タなどの機械的手段により行ってもよい。
【0085】図14は挿入ヘッド31の斜視図である。
この挿入ヘッド31における挿入孔15側の先端面32
には、軸線A1方向の突出量の異なる領域が、円周方向
に隣接して形成されている。具体的には、先端面32に
半径方向の段部33が形成され、段部33を境として突
出量の異なる領域34,35が隣接して形成されてい
る。
【0086】つまり、領域34の方が領域35に比べて
軸線A1方向の突出量が多く設定されている。また、領
域34と領域35とは、段部33以外の箇所では円周方
向に緩やかに傾斜し、段部のない状態で接続されてい
る。ここで、第3実施例の構成と、請求項2の構成との
対応関係を説明する。すなわち、挿入ヘッド31が請求
項2の挿入部材に相当する。
【0087】つぎに、組付装置30により、スナップリ
ング10をアウターローラ8に組み付ける動作を説明す
る。ここでは、治具13を固定しておき、挿入ヘッド3
1を移動させる動作を基準として説明する。まず、図1
3に示すように、治具13の挿入孔15の内部にスナッ
プリング10をほぼ水平に配置する。この場合、治具1
3の上端面に施された目印と、スナップリング10の切
れ目11とを位置合わせする。
【0088】そして、挿入ヘッド31の段部33と、治
具13の目印とを位置合わせするとともに、挿入ヘッド
31を軸線A1方向に下降して挿入孔15の内部に挿入
する。すると、挿入ヘッド31がスナップリング10に
当接して、スナップリング10全体が出口15B側に押
圧されるとともに、領域34により一方の端部11Aが
局部的に出口15B側に厚さ方向に押圧される。
【0089】このため、一方の端部11Aと他方の端部
11Bと厚さ方向の位置が異なる状態になり、かつ、挿
入孔15のテーパ15Cによってスナップリング10の
全体が縮径する方向に弾性変形する。その結果、図15
に示すように他方の端部11Bが領域35に当接し、他
方の端部11Bの下方に一方の端部11Aが重なった状
態で、スナップリング10が出口15B側に押圧され
る。
【0090】そして、スナップリング10の一部が挿入
孔15の出口15Bを通過すると、通過部分がスナップ
リング10の弾性力により外側に拡大するとともに、図
16および図17に示すように、一方の端部11Aを含
む部分がアウターローラ8の取付溝9の内部に没入し、
挿入ヘッド31の下降が停止する。この時点では、スナ
ップリング10の他方の端部11Bを含む円周方向の所
定の部分は、取付溝9に没入しない。
【0091】そして、挿入ヘッド31が軸線A1を中心
として図17の反時計方向に所定角度回転される。する
と、スナップリング10のうち、取付溝9の外部に露出
している部分が領域34により下方に押圧され、一方の
端部11Aと他方の端部11Bとが厚さ方向の位置がほ
ぼ一致した状態になり、図18に示すようにスナップリ
ング10の全体が取付溝9の内部に没入する。
【0092】この第3実施例によれば、スナップリング
10をアウターローラ8の取付溝8に取り付ける動作が
完了した後、挿入ヘッド31が軸線A1方向に上昇して
挿入孔15の外部に移動するとともに、挿入ヘッド31
が軸線A1を中心として回転し、段部33と治具13の
目印とがほぼ一致する位置で挿入ヘッド31の回転が停
止する。
【0093】以上のように第3実施例によれば、挿入ヘ
ッド31によりスナップリング10を押圧して挿入孔1
5の出口側に移動させると、突出量の多い領域34によ
り一方の端部11Aが厚さ方向に押圧されて両方の端部
11A,11Bの厚さ方向の位置が異なる状態に設定さ
れ、かつ、スナップリング10が挿入孔15のテーパ1
5Cによって縮径する方向に弾性変形する。
【0094】そして、スナップリング10が所定の位置
まで挿入されると、スナップリング10の一方の端部1
1Aが取付溝9に組み付けられる。その後、軸線A1を
中心として挿入ヘッド31を回転すると、突出量の多い
領域34により他方の端部11Bが厚さ方向に押圧され
る。その結果、両方の端部11A,11Bの厚さ方向の
位置がほぼ一致する状態に復帰し、スナップリング10
全体が取付溝9に組み付けられる。したがって、切れ目
11を形成する端部11A,11B同士の隙間が狭くな
るように構成されたスナップリング10を、アウターロ
ーラ8に組み付ける作業を円滑、かつ、確実に行うこと
が可能になる。
【0095】また、第3実施例においては、一対の端部
11A,11Bが厚さ方向に重なり合った状態でスナッ
プリング10が収縮される。このため、スナップリング
10の変形量が低減され、スナップリング10の塑性変
形が抑制される。
【0096】また、第3実施例では、挿入ヘッド31の
先端面32に段部33を形成しただけであり、治具13
側は従来のものをそのまま使用することができる。した
がって、組付装置30の構造が簡略化され、シンプルな
設備となる。なお、第3実施例においては、挿入ヘッド
31の先端面に突起を設け、この突起により突出量の異
なる領域を形成することも可能である。
【0097】ここで、車両のドライブシャフトの等速ジ
ョイントの組立工程に、上記第1実施例ないし第3実施
例のいずれかを適用した場合と、手作業により行った場
合とを比較する。すなわち、ドライブシャフトが左右で
2本あり、アウターローラが3個ずつ取り付けられてい
た場合は、各ドライブシャフトに6カ所ずつのスナップ
リングの組み付けが必要になる。そして、手作業により
スナップリングを組み付けた場合は、スナップリング1
個につき約10分が必要であり、全体として約2時間の
作業時間を要していた。これに対して、この実施例によ
れば、スナップリング1個を数分で組み付けることがで
き、大幅な作業時間の短縮を図ることが可能になった。
【0098】上記第1実施例ないし第3実施例におい
て、挿入ヘッド14,25,31を固定し、治具13,
13Aを移動させる構成を採用することも可能である。
さらに、スナップリング10の切れ目の形状および方向
は任意に変更可能である。
【0099】なお、上記第1実施例ないし第3実施例の
組付装置は、自由状態で両端部同士の間に隙間が設定さ
れたスナップリングを対象物の取付溝に組み付ける場合
にも使用することができる。この場合は、スナップリン
グが取付溝に組み付けられた状態で両端部同士がほぼ当
接した状態になるように、取付溝の内径およびスナップ
リングの外径が設計されることは勿論である。
【0100】ここで、上記の具体例に基づいて開示した
この発明の特徴的な構成を列挙すれば以下の通りであ
る。すなわち、請求項1の発明において、第1変形機構
は、第1変形機構の周辺の構成に比べて、スナップリン
グの厚さ方向または半径方向に突出している。第1変形
機構は、スナップリングの厚さ方向および半径方向の両
方に突出していてもよい。第1変形機構の半径方向の突
出量は、挿入孔の入口側から出口側に向けて増大する構
成を備えている。また、第1変形機構は、スナップリン
グの厚さ方向だけに突出していてもよい。さらに、第1
変形機構が半径方向に突出される場合、挿入孔の内周面
の一部が第1変形機構を兼ねるような構成を採用するこ
とも可能である。
【0101】さらにまた、挿入孔に挿入されたスナップ
リングを縮径する際に、切れ目を形成する対向端部の一
方をスナップリングの厚さ方向に押圧して両端部の厚さ
方向の位置を異なった状態に設定するために挿入ヘッド
に形成された挿入ピンと、対向端部の一方を内側に押圧
して両端部の半径方向の位置を異なった状態に設定する
ために挿入孔の内周面に形成された突出部と、前記挿入
ヘッドおよび突出部により位置が設定されたスナップリ
ングの対向端部を押圧して厚さ方向および半径方向の位
置がほぼ一致する状態に復帰させるために、挿入ヘッド
の先端に挿入孔の軸線方向に出没可能に取り付けられた
押圧ピンとを備えている。
【0102】また、挿入孔に挿入されたスナップリング
を縮径する際に、切れ目を形成する対向端部の一方をス
ナップリングの内側に押圧して半径方向の位置を異なっ
た状態に設定する一方、スナップリングの対向端部を弾
性力により復帰させて厚さ方向および半径方向の位置が
ほぼ一致する状態に戻すため、治具に対して挿入孔の軸
線にほぼ直交して移動可能に取り付けた押し板を備えて
いる。
【0103】さらに、請求項2の発明において、前記治
具と前記挿入部材とが前記軸線を中心として回転可能に
構成され、前記挿入部材の先端面に半径方向の段部が形
成され、この段部により前記軸線方向の突出量の異なる
領域が円周方向に相互に隣接して形成されていることを
特徴とする。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、挿入孔の内周面によりスナップリングを縮径す
る際に、第1移動機構によりスナップリングが弾性変形
され、切れ目を形成する対向端部が、スナップリングの
半径方向または厚さ方向の少なくとも一方の位置が異な
った状態に設定される。このため、スナップリングが縮
径する際に両端部が異なる領域を移動して縮径が促進さ
れ、両端部同士の当接が防止される。その後、第2移動
機構によりスナップリングが変形され、対向端部が、ス
ナップリングの半径方向および厚さ方向の位置がほぼ一
致する状態に復帰されて対象物に組み付けられる。した
がって、切れ目を形成する対向端部同士の隙間が狭くな
るように構成されたスナップリングを、対象物に組み付
ける作業を円滑、かつ、確実に行うことが可能になる。
【0105】また、請求項2の発明によれば、挿入部材
によりスナップリングを押圧して挿入孔の出口側に移動
させると、切れ目を形成する一方の対向端部が、挿入部
材の突出量の多い領域により厚さ方向に押圧される。こ
のため、両方の対向端部の厚さ方向の位置が異なる状態
になるとともに、スナップリングが挿入孔のテーパによ
って縮径する方向に弾性変形し、両方の対向端部が重な
り合う。そして、スナップリングが所定の位置まで挿入
されると、スナップリングの一方の対向端部が対象物に
組み付けられる。
【0106】その後、軸線を中心として挿入部材を回転
すると、突出量の多い領域により他方の対向端部が厚さ
方向に押圧される。その結果、両方の対向端部の厚さ方
向の位置がほぼ一致する状態に復帰し、スナップリング
全体が対象物に組み付けられる。したがって、切れ目を
形成する端部同士の隙間が狭くなるように構成されたス
ナップリングを、対象物に組み付ける作業を円滑、か
つ、確実に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスナップリングの組付装置を使用し
てスナップリングが組み付けられるトリポート等速ジョ
イントの部分的な断面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】この発明のスナップリングの組付装置の第1実
施例を示す正面断面図である。
【図4】この発明のスナップリングの組付装置の第1実
施例を示す正面断面図である。
【図5】図4のV−V線における断面図である。
【図6】図4のVI−VI線における断面図である。
【図7】図3に示された組付装置の治具と挿入ヘッドと
の対応関係を示す模式図である。
【図8】図3に示された組付装置において、スナップリ
ングがアウターローラに組み付けられた状態の平面図で
ある。
【図9】この発明のスナップリングの組付装置の第1実
施例を示す正面断面図である。
【図10】この発明のスナップリングの組付装置の第2
実施例を示す正面断面図である。
【図11】図10のXI−XI線における断面図である。
【図12】図10のXII−XII線における断面図であ
る。
【図13】この発明のスナップリングの組付装置の第3
実施例を示す正面断面図である。
【図14】第3実施例に用いられる挿入ヘッドの斜視図
である。
【図15】この発明のスナップリングの組付装置の第3
実施例を示す正面断面図である。
【図16】この発明のスナップリングの組付装置の第3
実施例を示す正面断面図である。
【図17】第3実施例において、スナップリングが取り
付けられるアウターローラの平面図である。
【図18】この発明のスナップリングの組付装置の第3
実施例を示す正面断面図である。
【符号の説明】 8 アウターローラ 10 スナップリング 11 切れ目 11A,11B 端部 12,24,30 組付装置 13,13A 治具 14,25,31 挿入ヘッド 15 挿入孔 15A 入口 15B 出口 15C 内周面 17 突出部 21 挿入ピン 23 押圧ピン 27 押し板 27A プランジャ 34,35 領域 A1 軸線 t1 厚さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側から出口側に向けて縮径する方向
    のテーパが付与された挿入孔を有する治具と、この治具
    に対して前記挿入孔の軸線方向に相対移動可能に配置さ
    れた挿入部材とを備え、前記挿入孔の出口側に対象物を
    配置するとともに、内周側から外周側に到達する切れ目
    を備えたスナップリングをその厚さ方向に前記挿入孔に
    挿入し、かつ、前記治具と前記挿入部材とを相対移動さ
    せ、前記スナップリングを挿入孔の内周面により縮径し
    た後、前記スナップリングの弾性により拡径させて前記
    対象物に組み付ける構成のスナップリングの組付装置に
    おいて、 前記挿入孔に挿入された前記スナップリングを縮径する
    際に、前記スナップリングを弾性変形させることによ
    り、前記切れ目を形成する対向端部を、前記スナップリ
    ングの厚さ方向または半径方向の少なくとも一方の位置
    が異なる状態に設定する第1変形機構と、 この第1変形機構により位置が設定された前記スナップ
    リングの対向端部を、前記スナップリングの前記厚さ方
    向および半径方向の位置がほぼ一致する状態に復帰させ
    ることにより、前記スナップリングを前記対象物に組み
    付ける第2変形機構とを備えていることを特徴とするス
    ナップリングの組付装置。
  2. 【請求項2】 入口側から出口側に向けて縮径する方向
    のテーパが付与された挿入孔を有する治具と、この治具
    に対して前記挿入孔の軸線方向に相対移動可能に配置さ
    れた挿入部材とを備え、前記挿入孔の出口側に対象物を
    配置するとともに、内周側から外周側に到達する切れ目
    を備えたスナップリングをその厚さ方向に前記挿入孔に
    挿入し、かつ、前記治具と前記挿入部材とを相対移動さ
    せ、前記スナップリングを挿入孔の内周面により縮径し
    た後、前記スナップリングの弾性により拡径させて前記
    対象物に組み付ける構成のスナップリングの組付装置に
    おいて、 前記治具と前記挿入部材とが前記軸線を中心として回転
    可能に構成され、前記挿入部材の先端に、前記軸線方向
    の突出量の異なる領域が円周方向に相互に隣接して形成
    されていることを特徴とするスナップリングの組付装
    置。
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