JPH11193141A - シート材給送装置及び画像処理装置 - Google Patents

シート材給送装置及び画像処理装置

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JPH11193141A
JPH11193141A JP63298A JP63298A JPH11193141A JP H11193141 A JPH11193141 A JP H11193141A JP 63298 A JP63298 A JP 63298A JP 63298 A JP63298 A JP 63298A JP H11193141 A JPH11193141 A JP H11193141A
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JP
Japan
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sheet material
roller
torque
feeding
retard roller
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JP63298A
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Inventor
Hiroshi Hirai
平井  宏
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様なシート材に対しても重送等のトラ
ブルが発生することなく、且つローラの耐久性を向上さ
せること。 【解決手段】 シート材を挟持して1枚ずつ分離搬送す
るためのフィードローラ1及びリタードローラ2と、前
記フィードローラ1と前記リタードローラ2の挟持部に
シート材が重送されたか否かを判断するために前記ロー
ラ対1,2の軸間距離を検知するギャップセンサ47と、
前記リタードローラ2がシート材搬送方向に連れ回るた
めの空転トルクを可変するトルクリミッタ53,54及び電
磁クラッチ59,60を有するトルク可変手段と、前記ギャ
ップセンサ47の検知信号に基づいて前記電磁クラッチ5
9,60を制御(ON/OFF)する制御手段71とを有
し、前記フィードローラ1と前記リタードローラ2の挟
持部にシート材が重送された時に、前記リタードローラ
2の空転トルクをシート材が重送されなかった時に比べ
て大きくすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材を1枚ず
つ順次分離給送するシート材給送装置に関し、詳細に
は、例えばプリンタ、複写機等の画像処理装置に用いら
れるシート材給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像処理装置に用いら
れるシート材給送装置としては、例えば、図11に示すよ
うなシート材給送装置201 がある。このシート材給送装
置201は、複写機等の画像処理装置の処理部(例えば、
複写機の画像形成部)に向けてシート材202 を1枚ずつ
順次供給する。図11に示すように、シート材給送装置20
1 は、図示しない積載台上に複数枚のシート材202 が積
み重ねられて収納されたシート材収納装置203 から最上
層のシート材202 を1枚ずつ給送するピックアップロー
ラ205 と、このピックアップローラ205 によりシート材
収納装置203 から給送されたシート材202 を前記処理部
(図示矢印b方向)へ向けて搬送するフィードローラ20
6 と、このフィードローラ206 に対向配置されてシート
材収納装置203 から給送されたシート材202 が複数枚の
場合にはフィードローラ206 の回転方向と逆方向に回転
して1枚のシート材202 に分離するためのリタードロー
ラ207 と、分離された1枚のシート材202 を前記処理部
に搬送するための搬送ローラ対209 とを具備している。
【0003】また、ピックアップローラ205 とフィード
ローラ206 及びリタードローラ207との間のシート材通
過領域210 にはガイド211 が配置され、フィードローラ
206及びリタードローラ207 と搬送ローラ対209 との
間、及び搬送ローラ対209 と前記処理部との間にはガイ
ド212 が配置され、それぞれシート材202 が案内搬送さ
れるようになっている。
【0004】上記フィードローラ206 及びリタードロー
ラ207 は図12に示す駆動伝達装置213 によって駆動され
る。図12に示すように、駆動伝達装置213 には、フィー
ドローラ206 を軸支するフィードローラ軸215 と、リタ
ードローラ207 を軸支するリタードローラ軸216 及びこ
のリタードローラ軸216 に連結されたリタードローラ駆
動軸217 が略平行に設けられている。リタードローラ軸
216 は図示しない揺動自在な支持部材に支持されてフィ
ードローラ軸215 に対して平行に接離可能となってい
る。また、リタードローラ軸216 とリタードローラ駆動
軸217 との間にはカップリング219 及びトルクリミッタ
220 が配置されている。更に、フィードローラ軸215 の
端部には、図示しないメイン駆動手段から駆動入力ベル
ト221 を介して伝達された駆動力をフィードローラ軸21
5 に伝達する電磁クラッチ222 が設けられている。ま
た、フィードローラ軸215 とリタードローラ軸217 との
間には、フィードローラ軸215 に伝達された回転駆動力
をリタードローラ駆動軸217 に伝達するリタード駆動ベ
ルト223 が巻き掛けられている。尚、カップリング219
はリタードローラ207 が変位しても、駆動をリタードロ
ーラ駆動軸217 からリタードローラ軸216 に伝達するた
めのものである。
【0005】上記駆動伝達装置213 によるフィードロー
ラ206 及びリタードローラ207 の駆動について説明す
る。図示しないメイン駆動手段から与えられた回転駆動
力は駆動入力ベルト221 に伝達され、給紙タイミングに
応じてON−OFF制御される電磁クラッチ222 のアマ
チュア部に設けられたプーリ225 に入力される。ここ
で、電磁クラッチ222 のロータ部と一体に回転するフィ
ードローラ軸215 とリタードローラ駆動軸217 及びリタ
ードローラ軸216 はリタード駆動ベルト223 によって連
結されているので、フィードローラ軸215 とリタードロ
ーラ軸216 及びリタードローラ駆動軸217 は同方向に回
転し、フィードローラ206 とリタードローラ207 は給紙
タイミングON時に同期して回転駆動される。
【0006】上記駆動伝達装置213 によりシート材202
が給送方向(図11及び図12に示す矢印b方向)に1枚ず
つ送られる際、リタードローラ207 は、フィードローラ
206とシート材202 との間の摩擦力によりトルクリミッ
タ220 が空転して、リタードローラ217 の駆動回転方向
と逆方向(給送方向)に回転する。また、複数枚のシー
ト材202 が給送された際は、リタードローラ207 とシー
ト材202 との間の摩擦力に対して複数枚のシート材202
間の摩擦力が小さいことからトルクリミッタ220 は空転
せずに、リタードローラ207 はリタードローラ駆動軸21
7 の回転駆動方向と同方向(給送方向と逆方向)に回転
する。これにより、複数枚送られたシート材202 の中の
フィードローラ206 側、即ち最上部のシート材202 とそ
れ以外のシート材202 とを分離し、前記処理部へのシー
ト材202 の重送を防止するようになっている。
【0007】次に、上記構成のシート材給送装置201 に
よるシート材202 の給送、分離条件を満足する理論式に
ついて説明する。下式において、μAPはピックアップロ
ーラ205 とシート材202 間の摩擦係数、μBPはフィード
ローラ206 とシート材202 間の摩擦係数、μCPはリター
ドローラ207 とシート材202 間の摩擦係数、μAPP はピ
ックアップローラ205 加圧部下のシート材202 間の摩擦
係数、μBPP はフィードローラ206 とリタードローラ20
7 とのニップ部のシート材202 間の摩擦係数、Nはリタ
ードローラ207 の加圧力、Tはトルクリミッタ220 の空
転トルク、rはリタードローラ207 の半径、Wはピック
アップローラ205 の加圧力である。
【0008】 N>T/rμBP+(μAPP −μAP)W/μBP…(1) N<T/rμBPP −2μAPP W/μBPP …(2) N<T/rμCP…(3)
【0009】上式(1)は給送条件、(2)は分離条
件、(3)はリタードローラ207 のつれまわり条件をそ
れぞれ満足する式である。尚、上式中で同一のシート材
を用いれば各ローラ加圧部の摩擦係数はさほど大きくば
らつくことはないため、前記摩擦係数をμAPP ≒μBPP
=μPPと置き換えると、上式(1)、(2)はそれぞれ
下式(4)、(5)となる。
【0010】 N>T/rμBP+(μPP−μAP)W/μBP…(4) N<T/rμPP−2W…(5)
【0011】ここで、上式(3)、(4)、(5)の関
係をリタードローラ207 の加圧力Nとトルクリミッタ22
0 の空転トルクTをパラメータとしてグラフ化したもの
を図13に示す。同図において、斜線部は前述の如きシー
ト材の分離給送が適正に行われる給送領域である。この
給送領域(斜線部)を拡大するためには、各ローラとシ
ート材間の摩擦係数を大きくするかピックアップローラ
205 の加圧力を小さくすることが必要となり、またリタ
ードローラ207 の加圧力Nとトルクリミッタ220 の空転
トルクTを共に大きくする方向(図中右上の方向)の条
件下に給送条件を設定した方が給送領域(斜線部)は広
くなることが理解できる。但し、トルクリミッタ220 の
空転トルクをむやみに大きくすると、ローラ駆動におけ
る負荷トルクが増大するため、適正給送領域(斜線部)
の上限(図中右上の限界)もある程度の制約を受けるこ
とになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におけ
る画像処理装置の高速化、シート材の多様化に伴い、オ
ールマイティな給送領域を設定することが困難になりつ
つある。即ち、各種シート材に対して重送を未然に防止
すること、及びフィードローラとリタードローラの耐久
性を十分確保することの両立が達成しにくくなってきて
いる。具体的には、重送を防止するにはトルクリミッタ
の空転トルクを大きくしたり、リタードローラの加圧力
を小さくすればよいのであるが、裏を返せば、この構成
はフィードローラとリタードローラの耐久性を短くする
方向に移行するわけである。
【0013】また、多種多様なシート材の中には、例え
ばOHP用シート材のようにシート材間が吸着してしま
っていたり、或いは裁断の悪いシート材においてはシー
ト材端部がくっついてしまっているような粗悪なシート
材が現実には存在し、このようなシート材に対する重送
防止対策としては、使用者に対する指導として使用前の
シート材を手でさばくことを前提に製品仕様を確立せざ
るを得ないのが現状である。
【0014】そこで、本発明の目的は、多種多様なシー
ト材に対しても重送等のトラブルが発生することなく、
且つローラの耐久性を向上させることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、シート材搬送方向に回転駆
動される搬送ローラと、シート材搬送方向とは逆方向に
一定のトルクで回転駆動される逆転ローラとにより、シ
ート材を挟持して1枚ずつ分離搬送する分離搬送手段
と、前記搬送ローラと前記逆転ローラの挟持部にシート
材が重送されたか否かを検知する検知手段と、前記逆転
ローラがシート材搬送方向に連れ回るための空転トルク
を可変するトルク可変手段と、前記検知手段の検知信号
に基づいて前記トルク可変手段を制御する制御手段とを
有し、前記搬送ローラと前記逆転ローラの挟持部にシー
ト材が重送された時に、前記逆転ローラの空転トルクを
シート材が重送されなかった時に比べて大きくすること
を特徴とする。
【0016】また、例えば、前記搬送ローラの軸、前記
逆転ローラの軸のいずれか一方又は両方を前記ローラの
いずれか一方又は両方に対して加圧方向に移動可能に加
圧支持し、前記検知手段は、前記搬送ローラ又は前記逆
転ローラの移動量を測定するギャップセンサを有するこ
とを特徴とする。
【0017】或いは、前記検知手段は、逆転ローラ軸の
回転数を測定するエンコーダを有することを特徴とす
る。
【0018】或いは、前記検知手段は、前記搬送ローラ
と前記逆転ローラのシート材搬送方向上流側近傍におい
てシート材の有無を検知するフォトセンサを有すること
を特徴とする。
【0019】また、例えば、前記トルク可変手段は、前
記空転トルクが異なる複数のトルクリミッタと、該トル
クリミッタを介して前記逆転ローラに対して駆動力を伝
達/解除するための複数の電磁クラッチとを有し、前記
検知手段の検知信号に基づいて前記制御手段により前記
電磁クラッチを選択的にON/OFFすることを特徴と
する。
【0020】上記構成によれば、前記搬送ローラと前記
逆転ローラの挟持部にシート材が重送された時に、前記
逆転ローラの空転トルクをシート材が重送されなかった
時に比べて大きくするようにしているので、多種多様な
シート材に対しても重送等のトラブルが発生することな
く、且つローラの耐久性を向上させることができ、高速
で安定した分離、給送が行えるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用したシート材給送装置の実施の形態について具体的
に説明する。尚、以下の説明では、画像処理装置に用い
られるシート材給送装置を例示している。
【0022】〔第1実施形態〕第1実施形態に係るシー
ト材給送装置について図1〜図3、及び図10を用いて詳
しく説明する。尚、本実施形態では、画像処理装置とし
ての複写機に用いられるシート材給送装置を例示してい
る。
【0023】以下の説明の順序としては、画像処理装置
としての複写機について説明し、次にシート材給送装置
について説明する。
【0024】まず、図10を用いて画像処理装置の概略構
成について説明する。本画像処理装置は、シート材収納
手段として、画像処理装置本体11の一側部に多量のシー
ト材Sを積載収納した給送デッキ12を備えるほか、画像
処理装置本体11内の下部に所定量のシート材Sを積載収
納した複数の給送カセット13,14を備えている。
【0025】そして、シート材Sを給送するための給送
部としての給送デッキ12、及び各給送カセット13,14の
設置部位にはそれぞれリタード分離方式の給送装置15,
16,17が備えられている。この給送装置については後で
詳しく説明する。
【0026】給送デッキ12、及び給送カセット13,14内
のシート材Sはそれぞれの給送装置15,16,17によって
給送されると、まず回転停止しているレジストローラ対
18に送られて、ここで斜行状態の矯正が行われる。
【0027】次いで、処理手段である画像形成部を構成
する感光体ドラム21上に形成される潜像とのタイミング
をとって回転するレジストローラ対18により、感光体ド
ラム21と転写帯電器22との間に送られて、ここで感光体
ドラム21上のトナー像が転写される。
【0028】この後、シート材Sは搬送ベルト23により
定着器24に送られて、ここで転写されたトナー像をシー
ト面に定着させるための定着処理がなされる。
【0029】本画像処理装置はシート材Sへの両面複写
を行う両面複写モードと多重複写を行う多重複写モード
を備えているが、通常複写モード(片面複写モード)の
場合、定着処理後のシート材Sは内排出ローラ対26によ
り機外の排出トレイ27上に排出される。
【0030】また、両面複写モード及び多重複写モード
の場合には、内排出ローラ対25又はスイッチバックロー
ラ対29により再給送パス28及び両面搬送パス30を介して
中間トレイ31上に一時的に積載収納される。
【0031】そして、中間トレイ31上に収納されたシー
ト材Sは再給送装置32により再び画像形成のためにレジ
ストローラ対18に搬送され、以後片面複写と同一のプロ
セスを経て機外に排出される。
【0032】次に、本発明を適用したシート材給送装置
としての給送装置15,16,17、及び再給送装置32につい
て図1〜図3を用いて説明する。尚、ここでは、給送装
置15の構成を例示して説明するが、その他の給送装置1
6,17,32についても適宜必要に応じて同様の構成とし
てもよいことは言うまでもない。
【0033】本シート材給送装置15は、前述した画像形
成部に向けてシート材を一枚ずつ順次分離給送するもの
であり、複数枚のシート材Sが積み重ねられて収納され
た給送デッキ12から最上層のシート材Sを一枚ずつ給送
する給送手段としてのピックアップローラ3と、このピ
ックアップローラ3により給送デッキ12から給送された
シート材Sを画像処理装置本体内へ搬送する搬送ローラ
としてのフィードローラ1と、このフィードローラ1に
対向配置されて給送デッキ12から給送されたシート材S
が複数枚の場合にはフィードローラ1の回転方向と逆方
向に回転して一枚のシート材Sに分離するための逆転ロ
ーラとしてのリタードローラ2とからなる分離搬送手段
としてのリタードローラ対1,2を具備している。
【0034】尚、18は前述したレジストローラ対であ
り、分離された1枚のシート材Sを前記画像形成部に搬
送するためのものである。また、ピックアップローラ3
とフィードローラ1及びリタードローラ2との間、フィ
ードローラ1及びリタードローラ2とレジストローラ対
18との間、及びレジストローラ対18と前記画像形成部と
の間にはそれぞれガイドが配置され、シート材Sが案内
搬送されるようになっている。
【0035】また、前記フィードローラ1を軸支するフ
ィードローラ軸41と、リタードローラ2を軸支するリタ
ードローラ軸42及びこのリタードローラ軸42に連結され
たリタードローラ駆動軸43は略平行に設けられている。
本実施形態では、フィードローラ軸41は図示しない側板
に軸受されている。一方、リタードローラ軸42は支点44
を中心に揺動自在なアーム45に支持されてフィードロー
ラ軸41に対して平行に接離可能となっており、バネ46に
より一定圧でフィードローラ方向に付勢されている。従
って、図1(a)に示すようにフィードローラ1とリタ
ードローラ2の挟持部に1枚のシート材がある場合より
も、図1(b)に示すように複数枚ある場合の方がフィ
ードローラ1とリタードローラ2の軸間距離が大きくな
る。そこで、本実施形態では、リタードローラ2の軸位
置を検知する検知手段としてのギャップセンサ47を配置
し、該ギャップセンサ47によってリタードローラ2の軸
位置を測定することで、フィードローラ1とリタードロ
ーラ2の挟持部にシート材が1枚あるか複数枚(2枚以
上)あるかを検知している。
【0036】次に図2を用いてフィードローラ1とリタ
ードローラ2の挟持部にシート材が1枚又は複数枚ある
場合のリタードローラ2の空転トルクの大きさを可変す
る構成について説明する。
【0037】尚、フィードローラ1は、該ローラを軸支
するフィードローラ軸41に図示しないメイン駆動手段か
らギア等の伝達経路を介して回転駆動力が伝達され、図
中矢印方向に回転駆動される。また、リタードローラ2
は、リタードローラ軸42とリタードローラ駆動軸43との
間にカップリング48を配置し、該リタードローラ2が変
位(揺動)しても確実に駆動力が伝達される構成となっ
ている。
【0038】前記リタードローラ駆動軸43の端部にはギ
ア49が配置されている。このギア49には、リタードロー
ラ2がシート材搬送方向に連れ回るための空転トルクを
可変するトルク可変手段が接続されている。即ち、前記
ギア49には、空転トルクが比較的小さいトルクリミッタ
54を有するギア52と、空転トルクが比較的大きいトルク
リミッタ53を有するギア51が噛合している。更に、前記
トルクリミッタ53,54を有するギア51,52はそれぞれ軸
55,56に軸支されており、各軸55,56にはそれぞれ電磁
クラッチ59,60を有するギア57,58が設けられている。
この電磁クラッチ59,60を有するギア57,58は、駆動手
段であるモータ61からの駆動力を伝達するギア62と噛合
している。
【0039】即ち、本実施形態では、前記モータ61から
リタードローラ駆動軸43に駆動を伝達する経路として、
第1電磁クラッチ59をONした場合に空転トルクの大き
い第1トルクリミッタ53を介して駆動伝達する経路と、
第2電磁クラッチ60をONした場合に空転トルクの小さ
い第2トルクリミッタ54を介して駆動伝達する経路があ
る。
【0040】そして、前述した検知手段としてのギャッ
プセンサ47で測定したフィードローラ1とリタードロー
ラ2の軸間距離情報を、CPU72等よりなる制御手段71
に取り込んで判定した後、該制御手段71から電磁クラッ
チ59,60へ制御信号(ON/OFF)を送る。
【0041】以上のように、制御手段71によってギャッ
プセンサ47の検知信号に基づいて空転トルクの異なるト
ルクリミッタ53,54を電磁クラッチ59,60にて選択的に
切換動作させる。
【0042】次に図3のフローチャートを用いて、空転
トルクの大きさが異なる2つのトルクリミッタの切換制
御について説明する。図3に示すように、コピースター
トしたらまず第2電磁クラッチ60(CL2)を動作さ
せ、空転トルクが比較的小さい値の第2トルクリミッタ
54を動作させる(ステップS11)。そして、ピックアッ
プローラ3によりフィードローラ1とリタードローラ2
の挟持部にシート材が送られるとすぐにギャップセンサ
47でリタードローラ軸位置の測定を行い(ステップS1
2)、重送しているか否か、即ちフィードローラ1とリ
タードローラ2の間にあるシート材の枚数が1枚のみか
2枚以上かを判断する(ステップS13)。ここで、シー
ト材が1枚のみの場合は継続して第2電磁クラッチ60
(CL2)を動作させ、空転トルクが比較的小さい値の
第2トルクリミッタ54を動作させる(ステップS14)。
一方、シート材が2枚以上の場合は第1電磁クラッチ59
(CL1)をON、第2電磁クラッチ60(CL2)をO
FFし、空転トルクが比較的大きい値の第1トルクリミ
ッタ53を動作させ、重送したシート材を確実に分離する
(ステップS15)。
【0043】尚、図3において、Lはフィードローラ1
とリタードローラ2の軸間距離であり、L0 はフィード
ローラ1とリタードローラ2の間にシート材が2枚以上
ある場合の軸間距離のしきい値である。
【0044】以上のように、通常は空転トルクが比較的
小さいトルクリミッタ54を動作させ、シート材が重送し
た場合のみ空転トルクが大きいトルクリミッタ53を動作
させることで、フィードローラ1及びリタードローラ2
の耐久性の向上と、重送したシート材の確実な分離を両
立させることが可能となる。
【0045】尚、本実施形態では、フィードローラ1と
リタードローラ2に送られたシート材の重送を検知して
トルクリミッタ53,54の切換制御を行っているが、経験
的にピックアップローラ3によって重送し易いシート材
はわかっているので、前記トルクリミッタ53,54の切換
制御をシート材の種類に応じて行う構成としても良い。
例えば、OHP用のシート材を使用する場合は予め空転
トルクの大きいトルクリミッタ53を動作させ、それ以外
の通常のシート材の搬送時には空転トルクの小さいトル
クリミッタ54を動作させるなどするようにしても良い。
【0046】〔第2実施形態〕第2実施形態に係るシー
ト材給送装置について図4〜図6を用いて詳しく説明す
る。尚、装置全体の概略構成は前述した実施形態と同様
であるため、以下の説明では本実施形態に係る給送装置
の特徴部分について説明する。また前述した実施形態と
同一の構成部分については同一の番号を付してその説明
を省略する。
【0047】図4に示すように、本実施形態に係る給送
装置の構成は前述した第1実施形態とほぼ同様である
が、ピックアップローラ3がフィードローラ1とリター
ドローラ2の挟持部に送ったシート材Sの枚数検知方法
が以下のように異なる。
【0048】図4(a)はフィードローラ1とリタード
ローラ2の挟持部にシート材Sが1枚のみ送られた場合
の断面図であるが、この場合は第1実施形態で説明した
ようにリタードローラ2は空転トルクが比較的小さいト
ルクリミッタ54によりフィードローラ1の駆動力に従動
してシート材搬送方向に連れ回り、即ち駆動入力された
回転方向とは逆の矢印方向に回転する。
【0049】図4(b)はフィードローラ1とリタード
ローラ2の挟持部にシート材Sが複数枚送られた場合の
断面図であるが、この場合、リタードローラ2はフィー
ドローラ1から受ける駆動力がなくなり、両ローラの挟
持部に束で送られたシート材Sの内、フィードローラ1
に接する最上位のシート材以外のシート材を給送デッキ
12へ戻す方向(シート材搬送方向とは逆方向)に回転す
る。
【0050】ここで、本実施形態に係る給送装置におけ
るシート材重送検知手段について図5を用いて説明す
る。図5に示すように、リタードローラ2と同軸上一端
側に検知手段としてのエンコーダ73を設置し、該エンコ
ーダ73によりリタードローラ軸42の回転数を測定し、シ
ート材Sを下流に送る方向に回転していればフィードロ
ーラ1とリタードローラ2の挟持部にはシート材が1枚
有り、一定回転数以下(例えばフィードローラ1の回転
数の半分程度以下(逆転も含む))である場合はフィー
ドローラ1とリタードローラ2の挟持部にシート材が複
数枚重送されたと判断する。
【0051】尚、フィードローラ1とリタードローラ2
の挟持部にシート材が1枚又は複数枚ある場合のリター
ドローラ2の空転トルクの大きさを可変する構成は前述
した第1実施形態のそれと同じなので説明は省略する。
【0052】次に図6のフローチャートを用いて、空転
トルクの大きさが異なる2つのトルクリミッタの切換制
御について説明する。図6に示すように、コピースター
トしたらまず第2電磁クラッチ60(CL2)を動作さ
せ、空転トルクが比較的小さい値の第2トルクリミッタ
54を動作させる(ステップS21)。そして、シート材が
フィードローラ1とリタードローラ2の挟持部に到達し
たらエンコーダ73でリタードローラ軸42の回転数xの測
定を開始し(ステップS22)、重送しているか否か、即
ちフィードローラ1とリタードローラ2の間にあるシー
ト材の枚数が1枚のみか2枚以上かを判断する(ステッ
プS23)。ここで、一定回転数(x0 )以上の場合はシ
ート材は重送されていないと判断し、第2電磁クラッチ
60(CL2)を継続して動作させ、空転トルクが比較的
小さい値の第2トルクリミッタ54を動作させる(ステッ
プS24)。一方、リタードローラ軸42の回転数が一定回
転数以下の場合はシート材が重送されたと判断し、第1
電磁クラッチ59(CL1)をON、第2電磁クラッチ60
(CL2)をOFFし、空転トルクが比較的大きい値の
第1トルクリミッタ53を動作させ、重送したシート材を
確実に分離する(ステップS25)。
【0053】以上のように、リタードローラ軸42の回転
数からフィードローラ1とリタードローラ2の挟持部の
シート材が1枚のみか又は複数枚かを判断することで、
より高い重送検知精度が得られ、フィードローラ1とリ
タードローラ2によるシート材の確実な分離と、フィー
ドローラ1とリタードローラ2の耐久性の向上を図るこ
とができる。
【0054】〔第3実施形態〕第3実施形態に係るシー
ト材給送装置について図7〜図9を用いて詳しく説明す
る。尚、装置全体の概略構成は前述した実施形態と同様
であるため、以下の説明では本実施形態に係る給送装置
の特徴部分について説明する。また前述した実施形態と
同一の構成部分については同一の番号を付してその説明
を省略する。
【0055】図7は1枚目又は先行したシート材Sの後
端がフィードローラ1とリタードローラ2の挟持部を抜
けた直後の2枚目以降又は後続のシート材S′の状態を
示した断面図であり、図7(a)は後続シート材がピッ
クアップローラ3による搬送時に先行シート材と確実に
分離され、その先端がフィードローラ1とリタードロー
ラ2の挟持部から十分に離れた位置にある状態を示した
断面図であり、図7(b)は後続シート材(1枚又は複
数枚)がピックアップローラ3による搬送時に先行シー
ト材に連れて持っていかれ、その先端がフィードローラ
1とリタードローラ2の挟持部近傍まで到達している状
態を示した断面図である。
【0056】ここで、リタードローラ2の分離機能を必
要とするのは図7(b)に示した状態の場合である。従
って、図7(a)に示した状態の場合はリタードローラ
2の空転トルクは小さくて良く、図7(b)に示した状
態の場合にのみ空転トルクを大きくして確実に重送した
シート材を分離させれば良い。
【0057】即ち、本実施形態では、フィードローラ1
とリタードローラ2の挟持部近傍に検知手段としての反
射型センサ(フォトセンサ)74を設置し、該反射型セン
サ74により先行シート材Sがフィードローラ1とリター
ドローラ2の挟持部を抜けた直後に後続シート材の有無
を検知して、後続シート材が無い場合は後続シート材搬
送時にリタードローラ2の空転トルクを小さくし、後続
シート材が有る場合はリタードローラ2の空転トルクを
大きくすれば良い。
【0058】ここで、本実施形態に係る給送装置におけ
るシート材重送検知手段について図8を用いて説明す
る。図8に示すように、シート材の有無を検知する反射
型センサ74は、フィードローラ1とリタードローラ2の
挟持部の搬送方向上流側近傍に不図示の取付台に設置
し、検知した信号をCPU72等よりなる制御手段71に取
り込んで判定した後、該制御手段71から電磁クラッチ5
9,60へ制御信号(ON/OFF)を送る。
【0059】尚、フィードローラ1とリタードローラ2
の挟持部にシート材が1枚又は複数枚ある場合のリター
ドローラ2の空転トルクの大きさを可変する構成は前述
した第1実施形態のそれと同じなので説明は省略する。
【0060】次に図9のフローチャートを用いて、空転
トルクの大きさが異なる2つのトルクリミッタの切換制
御について説明する。図9に示すように、コピースター
トしたらまず第1電磁クラッチ59(CL1)をONして
空転トルクが比較的大きい第1トルクリミッタ53を動作
させ、重送した場合のシート材に対する十分な分離性能
を確保しておく(ステップS31)。そして、1枚目のシ
ート材がフィードローラ1とリタードローラ2の挟持部
を通過した直後に反射型センサ261 を動作させ(ステッ
プS32)、重送しているか否か、即ち後続シート材の有
無を判断する(ステップS33)。ここで、反射型センサ
74がシート材有りと検知した場合はそのシート材は重送
していると判断し、第1電磁クラッチ59(CL1)を継
続して動作させ、空転トルクが比較的大きい値の第1ト
ルクリミッタ53を動作させ、重送したシート材を確実に
分離する。一方、反射型センサ74がシート材無しと検知
した場合はそのシート材は重送していないと判断し、第
2電磁クラッチ60(CL2)をON、第1電磁クラッチ
59(CL1)をOFFし、第2電磁クラッチ60(CL
2)を動作させ、空転トルクが比較的小さい値の第2ト
ルクリミッタ54を動作させる(ステップS34)。その
後、ステップS35にてコピー終了でなければ、ステップ
S32に移行し、コピー終了するまで上述の動作を繰り返
す。
【0061】以上のように、反射型センサ74の検知信号
に基づいてリタードローラ2の空転トルクの切換制御を
行うことで、安価且つ簡易に重送シート材の分離能力を
確保でき、且つフィードローラ1とリタードローラ2の
耐久性の向上も図ることができる。
【0062】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
リタードローラの空転トルクを可変する構成として、空
転トルクの大きさが異なる2つのトルクリミッタを切換
制御する構成を例示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えばシート材の種類に応じて前述の如
きトルクリミッタ及び電磁クラッチを適宜設け、該トル
クリミッタを切換制御する構成としても良く、該構成に
よっても同様の効果を得ることができる。
【0063】また前述した実施形態では、リタードロー
ラをフィードローラに対して移動可能に加圧支持する構
成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えばフィードローラをリタードローラに対して移
動可能に加圧支持する構成、或いは両ローラを互いに移
動可能に加圧支持する構成としても良く、該構成によっ
ても本発明を適用することにより同様の効果を得ること
ができる。
【0064】また前述した実施形態では、画像処理装置
として複写機を例示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えばスキャナ、プリンタ、ファクシミ
リ装置等の他の画像処理装置であっても良く、該画像処
理装置に用いられるシート材給送装置に本発明を適用す
ることにより同様の効果を得ることができる。
【0065】また前述した実施形態では、画像処理装置
本体に対して着脱自在に装着されたシート材給送装置を
例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば画像処理装置が一体的に有するシート材給送装置
であっても良く、該シート材給送装置に本発明を適用す
ることにより同様の効果を得ることができる。
【0066】また前述した実施形態では、記録対象とし
ての記録紙等のシート材を処理手段である画像形成部に
給送するシート材給送装置を例示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、読取対象としての
原稿等のシート材を処理手段である読取部に給送するシ
ート材給送装置に適用しても同様の効果を得ることがで
きる。
【0067】また前述した実施形態では、記録方式とし
て電子写真方式を例示したが、これに限定されるもので
はなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式で
あっても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記搬送ローラと前記逆転ローラの挟持部にシート材が
重送された時に、前記逆転ローラの空転トルクをシート
材が重送されなかった時に比べて大きくするようにして
いるので、多種多様なシート材に対しても重送等のトラ
ブルが発生することなく、且つローラの耐久性を向上さ
せることができ、高速で安定した分離、給送が行えるよ
うになる。
【0069】また例えば、検知手段としてのエンコーダ
により逆転ローラの回転方向や回転数を測定すること
で、前記搬送ローラと前記逆転ローラの挟持部にシート
材が重送したか否かを判定するので、より正確な重送検
知精度が得られ、十分な分離能力と、搬送ローラと逆転
ローラの高耐久性能が得られる。
【0070】或いは、検知手段としてのフォトセンサに
よりシート材の有無を測定することで、シート材が重送
したか否かを検知するので、より安価で簡易に重送シー
ト材の十分な分離能力を確保でき、且つ搬送ローラと逆
転ローラの高耐久性能も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る給送装置の概略構成を示す
断面図
【図2】第1実施形態に係る給送装置の概略構成を示す
斜視図
【図3】第1実施形態に係る給送装置の空転トルク切換
制御を示すフローチャート図
【図4】第2実施形態に係る給送装置の概略構成を示す
断面図
【図5】第2実施形態に係る給送装置の概略構成を示す
斜視図
【図6】第2実施形態に係る給送装置の空転トルク切換
制御を示すフローチャート図
【図7】第3実施形態に係る給送装置の概略構成を示す
断面図
【図8】第3実施形態に係る給送装置の概略構成を示す
斜視図
【図9】第3実施形態に係る給送装置の空転トルク切換
制御を示すフローチャート図
【図10】画像処理装置の概略構成を示す模式断面図
【図11】従来の給送装置の断面図
【図12】従来の給送装置の斜視図
【図13】従来の給送領域図
【符号の説明】
S …シート材 1 …フィードローラ 2 …リタードローラ 3 …ピックアップローラ 11 …画像処理装置本体 12 …給送デッキ 13,14…給送カセット 15,16,17…給送装置 18 …レジストローラ対 21 …感光体ドラム 22 …転写帯電器 23 …搬送ベルト 24 …定着器 25 …内排出ローラ対 26 …内排出ローラ対 27 …排出トレイ 28 …再給送パス 29 …スイッチバックローラ対 30 …両面搬送パス 31 …中間トレイ 32 …再給送装置 41 …フィードローラ軸 42 …リタードローラ軸 43 …リタードローラ駆動軸 44 …支点 45 …アーム 46 …バネ 47 …ギャップセンサ 48 …カップリング 49 …ギア 51,52…ギア 53,54…トルクリミッタ 55,56…軸 57,58…ギア 59,60…電磁クラッチ 61 …モータ 62 …ギア 71 …制御手段 72 …CPU 73 …エンコーダ 74 …反射型センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材搬送方向に回転駆動される搬送
    ローラと、シート材搬送方向とは逆方向に一定のトルク
    で回転駆動される逆転ローラとにより、シート材を挟持
    して1枚ずつ分離搬送する分離搬送手段と、 前記搬送ローラと前記逆転ローラの挟持部にシート材が
    重送されたか否かを検知する検知手段と、 前記逆転ローラがシート材搬送方向に連れ回るための空
    転トルクを可変するトルク可変手段と、 前記検知手段の検知信号に基づいて前記トルク可変手段
    を制御する制御手段とを有し、 前記搬送ローラと前記逆転ローラの挟持部にシート材が
    重送された時に、前記逆転ローラの空転トルクをシート
    材が重送されなかった時に比べて大きくすることを特徴
    とするシート材給送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラの軸、前記逆転ローラの
    軸のいずれか一方又は両方を前記ローラのいずれか一方
    又は両方に対して加圧方向に移動可能に加圧支持し、 前記検知手段は、前記搬送ローラ又は前記逆転ローラの
    移動量を測定するギャップセンサを有することを特徴と
    する請求項1に記載のシート材給送装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、逆転ローラ軸の回転数
    を測定するエンコーダを有することを特徴とする請求項
    1に記載のシート材給送装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、前記搬送ローラと前記
    逆転ローラのシート材搬送方向上流側近傍においてシー
    ト材の有無を検知するフォトセンサを有することを特徴
    とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  5. 【請求項5】 前記トルク可変手段は、前記空転トルク
    が異なる複数のトルクリミッタと、該トルクリミッタを
    介して前記逆転ローラに対して駆動力を伝達/解除する
    ための複数の電磁クラッチとを有し、 前記検知手段の検知信号に基づいて前記制御手段により
    前記電磁クラッチを選択的にON/OFFすることを特
    徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のシ
    ート材給送装置。
  6. 【請求項6】 シート材を処理する処理手段と、該処理
    手段に対してシート材を給送する給送手段とを有する画
    像処理装置において、 前記給送手段として、請求項1〜請求項5のいずれか1
    項に記載のシート材給送装置を備えていることを特徴と
    する画像処理装置。
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