JPH11192721A - インクジェットプリンタ用圧力ダンパ及びインクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ用圧力ダンパ及びインクジェットプリンタ

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JPH11192721A
JPH11192721A JP30444898A JP30444898A JPH11192721A JP H11192721 A JPH11192721 A JP H11192721A JP 30444898 A JP30444898 A JP 30444898A JP 30444898 A JP30444898 A JP 30444898A JP H11192721 A JPH11192721 A JP H11192721A
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JP
Japan
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ink
pressure
ink jet
absorbing
filter
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Application number
JP30444898A
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English (en)
Inventor
Noboru Takada
高田  昇
Shigeo Nonoyama
茂夫 野々山
Mitsuo Ozaki
光男 尾▲崎▼
Akira Nakazawa
明 中澤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14233Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はインクジェットプリンタ用圧力ダン
パ及びインクジェットプリンタに関し、構造を簡単かつ
小型にし、且つ、信頼性を高める。 【解決手段】 インクジェットヘッド2とインク供給源
3との間に設けられ、インクジェットヘッド2へ流入す
るインクの圧力変動を吸収する圧力吸収部32を備えた
圧力ダンパ31の圧力吸収部32を構成するインクの圧
力変動を吸収するための可撓性壁37,38から離間し
た位置にインク内に混入した異物を除去するためのフィ
ルタ33を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ用圧力ダンパ、及び、インクジェットプリンタに
関するものであり、特に、インクジェットヘッドに流入
するインクの圧力変動を吸収する圧力吸収部にフィルタ
を設けた圧力ダンパ、及び、それを備えたインクジェッ
トプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等の情報
機器端末としてのプリンタ装置として、ワイヤを磁気駆
動し、インクリボン及び被記録媒体としての記録紙を介
してプラテンに押圧することによって印字を行うワイヤ
駆動型の記録ヘッドを用いたプリンタ装置や、インクを
圧電素子の作用によりノズルから噴射するインクジェッ
ト型の記録ヘッドを用いたプリンタ等が用いられている
が、印字に伴う騒音の発生がなく且つ構造の簡単な非接
触ノンインパクト型のインクジェットプリンタがオフィ
ス内での使用に適していると注目されている。
【0003】ここで、図3を参照して従来のインクジェ
ットプリタの概略的構成を説明する。 図3参照 図3はインクジェットプリンタの要部斜視図で、図中、
1はプラテン、2はインクジェットヘッド、3はインク
ジェットヘッド2へのインク供給用のインクカセット
(インク供給源)である。インクジェットヘッド2はへ
ッドキャリッジ4に搭載され、へッドキャリッジ4は、
ガイド部材5,6に案内されて矢印線方向に移動可能で
ある。このヘッドキャリッジ4の移動時に、インクジェ
ットヘッド2のノズルはプラテン1に近接して同方向に
移動する。インクジェットヘッド2とインクカセット3
はインク供給チューブ7により連結されている。印字
は、プラテン1に沿って移動するインクジェットヘッド
2内の複数の圧力室の容積を、該各圧力室に対向する圧
電素子を所定時期に所定のパターンで作動させることに
より縮小させ、これにより、該圧力室に連絡するノズル
よりインクを噴射させ、プラテン1に接して供給される
用紙100に付着させて行われる。
【0004】このようなシリアルタイプのインクジェッ
トプリンタでは、インクジェットヘッドの走行中や反転
時にヘッドやインク通路内のインクに加速度が加わり、
それがインクの圧力変化となってインクの安定な噴射を
妨げる。この圧力変化を軽減させるため、従来からイン
ク通路の途中に圧力ダンパを設ける方式がとられてい
る。
【0005】また、インクカセットの交換時等に微小な
粒子や気泡等の異物が入り込むが、これがヘッド内部に
入ってしまうとノズルの目詰まりの原因となり、これを
防ぐためにインク通路内にメッシュフィルタを設けるこ
とも従来から行われてきている。
【0006】さらに、ヘッドにインク噴射異常が起こっ
た場合に、インク通路内インクを加圧したりノズルから
インクを吸い出したりして異物をへッド外へ流し出し、
ヘッドがインクを正常に噴射するように復旧する(以下
パージ動作と呼ぶ)ことも一般に行われている。
【0007】ここで、図4を参照して、上記の各種の方
式が適用された従来のインクジェットプリンタ10の概
略的構成を説明するが、図中、11は圧力ダンパ、12
はフィルタ部である。なお、図3と同様の部材には同符
号を用いている。圧力ダンパ11は圧力吸収部13を備
え、該圧力吸収部13には、インク流入路14とインク
流出路15とが接続している。インク流出路15はイン
クジェットヘッド2の共通インク室2aに接続してい
る。フィルタ部12は空間部16を有し、該空間部16
の中央部にはメッシュフィルタ17が設けられている。
このフィルタ部12は、インクカセット3と圧力ダンパ
11の間に配置され、空間部16のメッシュフィルタ1
7の左側の部分およびメッシュフィルタ17の右側の部
分はそれぞれインク流入路14及びインクカセット3の
インク供給口3aに接続している。このインクジェット
プリンタ10による印字は前述と同様の手順により行わ
れる。2dは各圧力室2cに対向する圧電素子である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、インクジ
ェットプリンタ10では、圧力ダンパとフィルタが別ユ
ニットになっており、インクジェットヘッド2とフィル
タ部12の間に圧力ダンパ11が設けられている。この
ような構成にすると、インク通路内の微粒子と比較的大
きな気泡がメッシュフィルタ17で捕集され、メッシュ
フィルタ17を通り抜けた小さな気泡18のみが圧力ダ
ンパ11の圧力吸収部13の上部に溜る。この状態で、
パージ吸い口19とパージポンプ20を備えたパージ機
構21によりパージ動作を行う(パージ機構21は印字
領域外に設けられており、パージ動作時にはインクジェ
ットヘッド2をノズル2bがパージ機構21に対向する
位置に移動させてパージ動作を行う)と、圧力ダンパ1
1内部の気泡18はインク流出路15,共通インク室2
a,圧力室2c,ノズル2bを通り吸引されて排出され
るが、メッシュフィルタ17に捕集されている粒子や気
泡はそのまま残る。この気泡はインクカセット3の抜き
差し等により比較的溜り易いが、パージ動作時にはイン
クの表面張力によりメッシュフィルタ17を通り抜けら
れないため、フィルタ面を広く覆うようになる。
【0009】従って、長期間装置を使用していると、フ
ィルタの開口率が低下してしまい、ヘッドへのインク供
給が妨げられて結局使用不能になり、信頼性が低下す
る。これを防ぐため、従来は非常に大きなフィルタを用
意することによって、装置寿命内にはインク供給が妨げ
られないようにするという方式が採られてきた。しか
し、この方式は、装置が大型になり、得策でない。
【0010】また、流体であるインクは流体一般の特性
を有しており、フィルタをインクが通過する際、フィル
タを通過するためにインクは一瞬凝集等されて高圧状態
となり、通過後高圧状態から解き放たれるため、インク
中に溶け込んでいる気体が気泡として出現するという現
象が生じる。この現象は、フィルタを通過する際のイン
クの通過速度に大きく依存するものであり、印刷速度の
向上ととも問題となる。
【0011】本発明は、構造が簡単かつ小型でしかも信
頼性の高いインクジェットプリンタ用圧力ダンパを提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】ここで、図1を参照し
て、本発明における課題を解決するための手段を説明す
る。まお、図1(a)は圧力ダンパの概略的構成図であ
り、図1(b)は図1(a)の断面図である。 図1(a)及び(b)参照 (1)本発明は、インクジェットヘッド2とインク供給
源3との間に設けられ、インクジェットヘッド2へ流入
するインクの圧力変動を吸収する圧力吸収部32を備え
た圧力ダンパ31において、前記圧力吸収部32内であ
って、当該圧力吸収部32においてインクの圧力変動を
吸収するための可撓性壁37,38から離間した位置に
インク内に混入した異物を除去するためのフィルタ33
を配置することを特徴とする。
【0013】図1(b)に図示している様に、圧力吸収
部32においてインクの圧力変動を吸収するための可撓
性壁37,38から離間した位置にフィルタ33を配置
することで、フィルタ33に可撓性壁の撓み動作を阻害
されることがなく、良好な圧力吸収を実現することが可
能となる。
【0014】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、前記インクの圧力変動を吸収するための可撓性壁3
7,38は、互いに対向する一対の可撓性壁より構成さ
れ、前記フィルタ33は当該可撓性壁37,38と略平
行でかつ前記一対の可撓性壁37,38の略中央に配置
することを特徴とする。
【0015】図1(b)に図示している様に、可撓性壁
として、対向する一対の可撓性壁37,38を採用した
場合、それらの略中央にフィルタ33を配置すること
で、両可撓性壁37,38間の距離を不所望に離間させ
ることなく、いずれの可撓性壁37,38もフィルタ3
3に撓み動作を阻害されずに良好な圧力吸収を実現させ
ることが可能となる。
【0016】(3)また、本発明は、上記(2)におい
て、前記インク供給源3からのインクが供給されるため
の供給部を前記一対の可撓性壁37,38の一方の可撓
性壁38側に設けるとともに、前記インクジェットヘッ
ド2へインクを供給するための排出部34を前記一対の
可撓性壁37,38の他方の可撓性壁37側に設けるこ
とを特徴とする。
【0017】図1(b)に図示している様に、一対の可
撓性壁37,38の一方の可撓性壁38の側に設けられ
た供給部から圧力ダンパ31へ供給されたインクは、フ
ィルタ33を通過した後、他方の可撓性壁37の側に設
けられた排出部を介してインクジェットヘッドへインク
が供給される。
【0018】(4)また、本発明は、インクジェットヘ
ッド2とインク供給源3との間に設けられ、当該インク
供給源3からのインクが供給されるための供給部と、前
記インクジェットヘッド2へインクを供給するための排
出部34と、前記インクジェットヘッド2へ流入するイ
ンクの圧力変動を吸収する圧力吸収部32とを備えた圧
力ダンパ31において、インク内の異物を除去するため
のものであって、前記供給部の流路断面積よりも広い流
路断面積を有し、且つ、前記供給部から前記圧力吸収部
32へのインクの初期流入方向に沿って配置されるフィ
ルタ33を有して成ることを特徴とする。
【0019】図1(a)及び(b)に図示している様
に、インク供給源3からのインクが圧力ダンパ31へ流
入する箇所である供給部の流路断面積よりもフィルタ3
3の流路断面積が広く、しかも、供給部から圧力吸収部
32へのインクの初期流入方向と略平行になるようにフ
ィルタ33を設けているので、その結果、供給部からの
インクがフィルタ33を通過する際、インクのフィルタ
への進入角が90度となることが極力ないように、また
進入角が90度となるにしても十分インクの流速が低下
したうえで通過するようになり、フィルタ33を通過す
る際のインクの流速を全体として遅くすることが可能と
なるので、フィルタ33での気泡発生の確率を低減する
ことが可能となる。
【0020】(5)また、本発明は、インク供給源3
と、圧力ダンパ31と、インクジェットヘッド2とを少
なくとも有し、インク供給源3から圧力ダンパ31を介
してインクジェットヘッド2へ供給されたインクを当該
インクジェットヘッド2から用紙へ向けて噴射させるこ
とにより印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、
前記圧力ダンパ31は、前記インクジェットヘッド2へ
流入するインクの圧力変動を吸収する圧力吸収部32
と、当該圧力吸収部32においてインクの圧力変動を吸
収するための可撓性壁37,38と、前記圧力吸収部3
2内であって、前記可撓性壁37,38から離間した位
置に配置されてインク内に混入した異物を除去するため
のフィルタ33とを有して成ることを特徴とする。
【0021】図1(b)に図示している様に、圧力吸収
部32においてインクの圧力変動を吸収するための可撓
性壁から離間した位置にフィルタ33を配置すること
で、フィルタ33に可撓性壁の撓み動作を阻害されるこ
とがなく、良好な圧力吸収を実現することが可能とな
り、その結果、インクジェットプリンタとしては、安定
したインク噴出、即ち安定した印刷出力を行うことが可
能となる。
【0022】(6)また、本発明は、インク供給源3
と、圧力ダンパ31と、インクジェットヘッド2とを少
なくとも有し、インク供給源3から圧力ダンパ31を介
してインクジェットヘッド2へ供給されたインクを当該
インクジェットヘッド2から用紙へ向けて噴射させるこ
とにより印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、
前記圧力ダンパ31は、前記インク供給源3からのイン
クが供給されるための供給部と、前記インクジェットヘ
ッド2へインクを供給するための排出部34と、前記イ
ンクジェットヘッド2へ流入するインクの圧力変動を吸
収する圧力吸収部32と、インク内の異物を除去するた
めのものであって、前記供給部部の流路断面積よりも広
い流路断面積を有するとともに、前記供給部から圧力吸
収部32へのインクの初期流入方向に沿って配置される
フィルタ33とを有して成ることを特徴とする。
【0023】図1(a)及び(b)に図示している様
に、インク供給源3からのインクが圧力ダンパ31へ流
入する箇所である供給部の流路断面積よりもフィルタ3
3の流路断面積が広く、しかも、供給部からのインクが
フィルタ33を通過する際、インクのフィルタへの進入
角が90度となることが極力ないように、また進入角が
90度となるにしても十分インクの流速が低下したうえ
で通過するように、供給部へ供給されるインクの供給方
向と略平行となるようにフィルタ33を設けているた
め、フィルタ33を通過する際のインクの流速を全体と
して遅くすることが可能となる。その結果、フィルタ3
3での気泡発生の確率を軽減することが可能となり、プ
リンタとしては、フィルタ33の目詰まりによる印刷不
良が生じる可能性を低減でき、また、フィルタ33の長
寿命化を図ることも可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】ここで、図2を参照して、本発明
の実施の形態を説明する。なお、従来及び図1と同様の
部材には同符号を用いている。 図2参照 図2は、本発明の実施の形態のインクジェットプリンタ
の概略的構成図であり、インクカセット3より供給され
たインクは、圧力ダンパ31の下方から圧力吸収部32
に導かれ、ここで、ある程度大きい気泡は自身の浮力で
浮き上がり、圧力吸収部32の上部に溜る。
【0025】圧力吸収部32はインク通路の断面積を拡
大させて壁面を可撓性の膜(ダンパフィルム)で形成し
て可撓性壁37,38(図1(b)参照)としたもので
あり、外乱によるインク内部の圧力変動を吸収する。こ
こに流れこんだインクは圧力吸収部32のメッシュフィ
ルタ(フィルタ)33に導かれる。ここで微小粒子や気
泡を除去されたインクはインクジェットヘッド2に供給
される。
【0026】一方、メッシュフィルタ33に捕集された
気泡は、ある程度集まると浮力が大きくなり、上部に浮
上する。ここに溜った気泡36は、通路35を利用して
定期的に外部に排出される。なお、メッシュフィルタ3
3は、例えば、ステンレス製の金属ワイヤを編んだ形状
のもので、フィルタポアのサイズが25μm程度のもの
を使用する。
【0027】このメッシュフィルタ33は、第1図に示
すように、ポリエチレン等の材質のダンパ本体40の凹
部40aにリング状の弾性体41により押圧されて固定
される。このリング状弾性体41はポリエチレン等の固
定板42によりダンパ本体40側に付勢されている。ま
た、可撓性壁(ダンパフィルム)37はこのダンパ本体
40に固定され、可撓性壁(ダンパフィルム)38は固
定板42に接着される。そして、固定板42とダンパ本
体40は図示しないねじにより一体的に結合される。
【0028】本発明の実施の形態においては、通路35
は、フィルタ33を境としてインクカセット3側に設け
られ、インクジェットヘッド2のダミーノズル2eに接
続されている。従って、パージ機構21を用いてパージ
動作を行う際に、気泡36もダミーノズル2eを通り吸
引されて外部に排出される。すなわち、定期的にパージ
動作を繰り返した場合には、インクジェットヘッド2か
らインクカセット3の間には常に最小限の気泡しか存在
しないことになる。
【0029】
【発明の効果】このように、インク内の異物を除去する
フィルタ33を、前記圧力吸収部内であって、前記圧力
吸収部においてインクの圧力変動を吸収するための可撓
性壁(可撓性の膜)から離間した位置に配置すること
で、フィルタ33に可撓性壁の撓み動作を阻害されるこ
とがなく、良好な圧力吸収を実現することが可能とな
る。
【0030】また、圧力ダンパ31へ流入するインクの
流入方向に沿ってフィルタ33を配置するようにし、し
かもフィルタ33の流路断面積をインクが圧力ダンパ3
1内へ供給される箇所である供給部の流路断面積よりも
大きくすることで、フィルタ33を通過する際のインク
の流速を小さくすることが可能となる。従って、フィル
タ33での気泡発生の確率を低減することが可能とな
り、フィルタ33の目詰まり発生の確率を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態のインクジェットプリンタ
の概略的構成図である。
【図3】インクジェットプリンタの要部斜視図である。
【図4】従来のインクジェットプリンタの概略的構成図
である。
【符号の説明】
1 プラテン 2 インクジェットヘッド 2a 共通インク室 2b ノズル 2c 圧力室 2d 圧電素子 2e ダミーノズル 3 インクカセット(インク供給源) 3a インク供給口 4 ヘッドキャリッジ 5 ガイド部材 6 ガイド部材 7 インク供給チューブ 10 インクジェットプリンタ 11 圧力ダンパ 12 フィルタ部 13 圧力吸収部 14 インク流入路 15 インク流出路 16 空間部 17 メッシュフィルタ 18 気泡 19 パージ吸い口 20 パージポンプ 21 パージ機構 31 圧力ダンパ 32 圧力吸収部 33 フィルタ 34 インク排出部 35 通路 36 気泡 37 可撓性壁 38 可撓性壁 40 ダンパ本体 40a 凹部 41 リング状弾性体 42 固定板 100 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾▲崎▼ 光男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 中澤 明 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドとインク供給源と
    の間に設けられ、当該インクジェットヘッドへ流入する
    インクの圧力変動を吸収する圧力吸収部を備えた圧力ダ
    ンパにおいて、 前記圧力吸収部内であって、当該圧力吸収部においてイ
    ンクの圧力変動を吸収するための可撓性壁から離間した
    位置にインク内に混入した異物を除去するためのフィル
    タを配置したことを特徴とするインクジェットプリンタ
    用圧力ダンパ。
  2. 【請求項2】 上記インクの圧力変動を吸収するための
    可撓性壁は、互いに対向する一対の可撓性壁より構成さ
    れ、上記フィルタは当該可撓性壁と略平行でかつ前記一
    対の可撓性壁の略中央に配置されて成ることを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェットプリンタ用圧力ダン
    パ。
  3. 【請求項3】 上記インク供給源からのインクが供給さ
    れるための供給部を前記一対の可撓性壁の一方の可撓性
    壁側に設けるとともに、前記インクジェットヘッドへイ
    ンクを供給するための排出部を前記一対の可撓性壁の他
    方の可撓性壁側に設けることを特徴とする請求項2記載
    のインクジェットプリンタ用圧力ダンパ。
  4. 【請求項4】 インクジェットヘッドとインク供給源と
    の間に設けられ、当該インク供給源からのインクが供給
    されるための供給部と、前記インクジェットヘッドへイ
    ンクを供給するための排出部と、前記インクジェットヘ
    ッドへ流入するインクの圧力変動を吸収する圧力吸収部
    とを備えた圧力ダンパにおいて、 インク内の異物を除去するためのものであって、前記供
    給部の流路断面積よりも広い流路断面積を有し、且つ、
    前記供給部から前記圧力吸収部へのインクの初期流入方
    向に沿って配置されるフィルタを有して成ることを特徴
    とするインクジェットプリンタ用圧力ダンパ。
  5. 【請求項5】 インク供給源と、圧力ダンパと、インク
    ジェットヘッドとを少なくとも有し、インク供給源から
    圧力ダンパを介してインクジェットヘッドへ供給された
    インクを当該インクジェットヘッドから用紙へ向けて噴
    射させることにより印刷を行うインクジェットプリンタ
    において、 前記圧力ダンパは、前記インクジェットヘッドへ流入す
    るインクの圧力変動を吸収する圧力吸収部と、当該圧力
    吸収部においてインクの圧力変動を吸収するための可撓
    性壁と、前記圧力吸収部内であって、前記可撓性壁から
    離間した位置に配置されてインク内に混入した異物を除
    去するためのフィルタとを有して成ることを特徴とする
    インクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 インク供給源と、圧力ダンパと、インク
    ジェットヘッドとを少なくとも有し、インク供給源から
    圧力ダンパを介してインクジェットヘッドへ供給された
    インクを当該インクジェットヘッドから用紙へ向けて噴
    射させることにより印刷を行うインクジェットプリンタ
    において、 前記圧力ダンパは、前記インク供給源からのインクが供
    給されるための供給部と、前記インクジェットヘッドへ
    インクを供給するための排出部と、前記インクジェット
    ヘッドへ流入するインクの圧力変動を吸収する圧力吸収
    部と、インク内の異物を除去するためのものであって、
    前記供給部の流路断面積よりも広い流路断面積を有する
    とともに、前記供給部から前記圧力吸収部へのインクの
    初期流入方向に沿って配置されるフィルタとを有して成
    ることを特徴とするインクジェットプリンタ。
JP30444898A 1989-09-20 1998-10-26 インクジェットプリンタ用圧力ダンパ及びインクジェットプリンタ Pending JPH11192721A (ja)

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