JP2005131791A - インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005131791A
JP2005131791A JP2003366750A JP2003366750A JP2005131791A JP 2005131791 A JP2005131791 A JP 2005131791A JP 2003366750 A JP2003366750 A JP 2003366750A JP 2003366750 A JP2003366750 A JP 2003366750A JP 2005131791 A JP2005131791 A JP 2005131791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink jet
jet head
filter
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003366750A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Kamito
貴央 上戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003366750A priority Critical patent/JP2005131791A/ja
Publication of JP2005131791A publication Critical patent/JP2005131791A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】内部にフィルタを有するインクジェットヘッドにおいて、フィルタを備えた状態でインクジェットヘッド内に混入した異物を液排出口より除去し、インクジェットヘッドのインク供給管路のシール部材を利用して液排出口を閉塞する。
【解決手段】インクジェットヘッド44のフレーム部材10はフィルタ13を有し、内部の共通インク流路11から流路板1に形成された各液室へインクを供給する。インク供給管路12のフィルタ13の下流側外周には、凹溝14が形成され、液排出口15が設けられていることで、フィルタ13の上流側及び下流側の両方から洗浄を行うことができ、フィルタ13に邪魔されることなく、異物16を液排出口15から除去することができる。インクジェットヘッド44とインクカートリッジのインク供給部材とを結合する際は、液排出口15は凹溝14に挿入されるOリング等のシール部材により閉塞される。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関し、さらに詳しくは、内部にフィルタを備えたインクジェットヘッドの内部から異物を除去する際、フィルタを備えた状態でインクジェットヘッドを洗浄してインクジェットヘッドの信頼性を維持するようにしたインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
一般に、インクジェット記録装置に用いられるインクジェットヘッドは、口径数10μmの多数のノズル、及び液室により構成されている。このようなインクジェット記録装置において、インクジェットヘッドの製造過程で混入したり、インクカートリッジ中に混入していた異物がインクによって流されてきてインクジェットヘッド内に侵入すると、ノズルが異物によって詰まり、吐出不良を起こし、記録品質を低下させていた。
近年、パーソナルコンピュータ(PC)の処理能力が向上したことにより、出力装置の高速化が進み、インクジェットヘッドの場合、高速化の対応としてノズル数の増加が求められ、それに伴ってさらに吐出不良となる異物除去手段を改善する必要が発生している。
インクジェット記録装置においては、インクジェットヘッドのノズルが異物等によって閉塞することを防ぐために、インクカートリッジからノズルまでのインクを供給するインク供給系に異物や気泡を排除するフィルタを設けることが必要となっている。しかし、フィルタを装着した状態では、異物を除去することが困難である。そこで、インクジェットヘッド内の異物を除去した後に、フィルタを装着する必要があるが、多大の手間を要するとともに異物除去の信頼性においても十分とはいえない。
そのため、インクジェットヘッドから異物を取り除くことを特徴とする多くの発明が知られているが、本願の発明に関しては次のような発明が知られている。
特許文献1の「インクジェット記録装置」は、インク流入口をほぼ中央部に配設し、かつインク流出口を最上部に配設して、インクの流れを円滑化し、気泡の滞留する部位を排除するようにしたゴミ除去装置を使用するようにしたもので、フィルタを単独で洗浄する例である。
特許文献2の「インクジェットヘッドの洗浄方法」は、洗浄液の入っている洗浄容器中でインクジェットヘッドのインク供給口側に送液ポンプを接続し、前記洗浄容器を超音波洗浄機内に入れ、超音波をかけながら送液ポンプにより洗浄容器内の洗浄液をノズルからインクジェットヘッド内部のインク室を通過させ、送液ポンプを通って送液するようにしたもので、超音波洗浄を用いて洗浄する例である。
特許文献3の「インクジェット記録装置」は、インクジェットヘッドにフィルタを内蔵するフィルタハウジングがフレキシブルチューブを介して接続されており、インクジェットヘッドに異物によるノズル詰まりが発生した場合、フレキシブルチューブまたはフィルタハウジングを取り外し、取り外した個所からインクジェットヘッドのインク流路を吸引洗浄すれば、異物をフィルタに邪魔されることなく除去できるというもので、インクジェットヘッドからフィルタを取り外した状態で洗浄する例である。
特許文献4の「インクジェットヘッドの洗浄方法、及びその装置」は、インクジェットヘッドの共通インク室に吸引圧を作用させつつ、ノズル(オリフィス)の先端から圧力室を経て共通インク室に洗浄液と空気を交互に供給するようにしたもので、インクジェット共通液室部に液排出口を設けた例である。
特許文献5の「インクジェット記録装置」は、インクジェットヘッドにインク供給手段と洗浄液導入手段とがそれぞれバルブを介して接続され、インクを用いた印写が終了したとき、洗浄液導入手段を用いてインクジェットヘッド内のインクを洗浄液に置換することにより、ノズル等の目詰まりを防ぐようにした例である。
特願平7−314705号公報 特許第3179332号公報 特願平11−34350号公報 特許第3108788号公報 特願平11−58776号公報
前記したような、特許文献1のフィルタを単独で洗浄する方法、特許文献2のインクジェットヘッドユニットを超音波洗浄する方法、特許文献3のフィルタを取り外して洗浄する方法のような従来の洗浄装置や洗浄方法では、フィルタユニットをセットする際に発塵してしまう恐れがあり、またフィルタユニットを独自に洗浄する必要がありコスト高になることが予想される。そこで、特許文献4のインクジェットヘッドの洗浄方法のように、共通インク室に洗浄液排出口を設けることで、フィルタユニットを装着した状態でインクジェットヘッドを洗浄するようにしているが、洗浄液排出口を塞ぐ栓が別途必要となる。
そこで、本発明は、インクジェットヘッドに設けられるノズル数が増加しても、製造過程で発生したフィルタ及びインクジェットヘッド内の異物をフィルタを装着した状態で確実に取り除き、インクカートリッジからのインク供給手段を装着した時点で異物混入の可能性を排除したインクジェットヘッド及び該インクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
請求項1,2の発明は、フィルタを備えたインクジェットヘッドが所定位置に液排出口を備えることで、インクジェットヘッド内の異物を確実に取り除くことを可能とし、異物による吐出不良を起こすことなくインク吐出を行うことができ、高品位な画像形成が可能なインクジェットヘッドを提供することを目的とする。
請求項3の発明は、液排出口の開口面積をノズル総数の開口面積よりも大きくすることで、流体の流れを阻害することなく異物を除去することを目的とする。
請求項4の発明は、液排出口を閉塞することだけを目的とする部材を用いることなく、インク供給手段とインクジェットヘッド間をシールする部材を利用して閉塞し、部材点数を削減することを目的とする。
請求項5の発明は、液排出口を確実にシールし、シール部材の変形によるインクの液漏れを防止することを目的とする。
請求項6の発明は、液排出口を安価に、且つ確実にシールすることを目的とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6の発明によって得られるインクジェットヘッドを用いてインクジェット記録装置を形成することで、吐出不良なく高品位な画像形成が可能なインクジェット記録装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明は、インク共通液室と、複数の加圧液室と、該加圧液室に連通するノズル、ならびに前記加圧液室に対応して形成された駆動素子からなり、インクカートリッジよりインクを供給するインク供給経路にフィルタを有するインクジェットヘッドにおいて、前記フィルタ近傍の下流域に液排出口を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1のインクジェットヘッドにおいて、前記液排出口は前記フィルタから10mm以下の位置に配置されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2記載のインクジェットヘッドにおいて、前記液排出口の開口面積は前記ノズルの総開口面積よりも大きいことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3いずれか記載のインクジェットヘッドにおいて、前記液排出口は、前記インクカートリッジからのインク供給部材を装着した際のシール部材によりシールされることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4いずれか記載のインクジェットヘッドにおいて、インクジェットヘッドのインク供給管路は、外周にリング状の凹溝を有し、前記液排出口は前記凹溝中に形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または5記載のインクジェットヘッドにおいて、前記シール部材はOリングであることを特徴とする。
請求項7の発明は、記録信号に応じて駆動されるアクチュエータが発生する駆動エネルギに応じてノズルからインク滴を吐出して記録媒体上に画像を形成するインクジェット記録装置であって、請求項1〜6いずれか記載のインクジェットヘッドを少なくとも1つ含むキャリッジと、前記インクジェットヘッドに少なくとも1色のインクを供給するインク室形成部材を備えることを特徴とする。
請求項1のインクジェットヘッドは、フィルタの下流に液排出経路を備えているので、フィルタを備えた状態でインクジェットヘッド内に混入した異物を洗浄することができる。
請求項2のインクジェットヘッドは、液排出経路をフィルタから10mm以内に配置することで、フィルタ近傍の流れの淀みをなくすことができ、フィルタ近傍の異物を効率よく除去することができる。
請求項3のインクジェットヘッドは、液排出口の総開口面積がノズル総数の総開口面積よりも大きいので、洗浄液の流れを阻害することなく、インクジェットヘッド内に混入した異物を洗浄することができる。
請求項4のインクジェットヘッドは、インクカートリッジからのインクをインクジェットヘッドへ導くインク供給部材とインクジェットヘッドとの結合部分に介在されるシール部材により液排出口をシールする構成であるので、余分な閉塞部材を追加することなく液排出口を閉塞することができる。
請求項5のインクジェットヘッドは、パイプ状に形成されたインク供給管路の凹溝中に液排出口を形成しているので、シール部材が確実に凹溝に嵌合し、確実に液漏れを防止することができる。
請求項6のインクジェットヘッドは、シール部材をOリングとしているので、安価に且つ確実に液漏れを防止することができる。
請求項7のインクジェット記録装置は、洗浄性の良いインクジェットヘッドを搭載しているので吐出不良がなく、万一異物によるノズルの詰まりを起こしても容易に除去することができ、高信頼性、高印刷品質とすることができる。
本発明は、インクジェットヘッドに設けられるノズル数が増加しても、製造過程に発生したフィルタ及びインクジェットヘッド内の異物をフィルタを装着した状態で確実に取り除くことができ、インクカートリッジからのインク供給手段を装着した時点で異物混入の可能性を排除したインクジェットヘッド及び該インクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置を提供することを目的とし、インク共通液室と、複数の加圧液室と、該加圧液室に連通するノズル、ならびに前記加圧液室に対応して形成された駆動素子からなり、インクカートリッジよりインクを供給するインク供給経路にフィルタを有するインクジェットヘッドにおいて、インクジェットヘッドのインク供給管路は外周にリング状の凹溝を有し、該凹溝中に液排出口が形成されているものである。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図6は、本発明のインクジェットヘッドを適用したインクジェット記録装置の要部構成を示す斜視図、図7は、同構成の側断面図である。
本発明のインクジェット記録装置は、記録装置本体31の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ43、キャリッジ43に搭載したインクジェットヘッド44からなる記録ヘッド、記録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジ45等で構成される印字機構部32等を収納し、装置本体31の下方部には前方側から多数枚の用紙33を積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい)34を抜き差し自在に装着することができ、また用紙33を手差しで給紙するための手差しトレイ35を開倒することができ、給紙カセット34或いは手差しトレイ35から給送される用紙33を取り込み、印字機構部32によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ36に排紙する。
印字機構部32は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド41と従ガイドロッド42とでキャリッジ43を主走査方向(図7で紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、キャリッジ43にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出するインクジェットヘッド44からなる記録ヘッドを複数のノズル孔(インク吐出口)を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。またキャリッジ43には記録ヘッドに各色のインクを供給するための各インクカートリッジ45を交換可能に装着している。インクカートリッジ45は上方に大気と連通する大気口、下方にはインクジェットヘッドへインクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力によりインクジェットヘッド44へ供給されるインクをわずかな負圧に維持している。
また、インクジェットヘッド44として、ここでは各色のヘッドを用いているが、各色のインク滴を吐出するノズル孔を有する1個のインクジェットヘッドでもよい。さらに、記録ヘッドとして用いるインクジェットヘッド44は、圧電素子等の電気機械変換素子で液室壁面を形成する振動板を介してインクを加圧するピエゾ型、或いは発熱抵抗体により気泡を生じさせてインクを加圧するバブル型、若しくはインク流路壁面を形成する振動板とこれに対向する電極との間の静電力で振動板を変位させてインクを加圧する静電型等を使用することができるが、本実施形態ではピエゾ型インクジェットヘッドを用いている。
ここで、キャリッジ43は後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド41に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向下流側)を従ガイドロッド42に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ43を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ47で回転駆動される駆動プーリ48と従動プーリ49との間にタイミングベルト50を張装し、このタイミングベルト50をキャリッジ43に固定しており、主走査モータ47の正逆回転によりキャリッジ43が往復駆動される。
一方、給紙カセット34にセットした用紙33をインクジェットヘッド44の下方側に搬送するために、給紙カセット34から用紙33を分離給装する給紙ローラ51及びフリクションパッド52と、用紙33を案内するガイド部材53と、給紙された用紙33を反転させて搬送する搬送ローラ54と、この搬送ローラ54の周面に押し付けられる搬送コロ55及び搬送ローラ54からの用紙33の送り出し角度を規定する先端コロ56とを設けている。搬送ローラ54は副走査モータ57によってギヤ列を介して回転駆動される。
そして、キャリッジ43の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ54から送り出された用紙33をインクジェットヘッド44の下方側で案内する用紙ガイド部材である印写受け部材59を設けている。この印写受け部材59の用紙搬送方向下流側には、用紙33を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ61、拍車62を設け、さらに用紙33を排紙トレイ36に送り出す排紙ローラ63及び拍車64と、排紙経路を形成するガイド部材65,66とを配設している。
記録時には、キャリッジ43を移動させながら画像信号に応じてインクジェットヘッド44を駆動することにより、停止している用紙33にインクを吐出して1行分を記録し、用紙33を所定量搬送後次の行の記録を行う。記録終了信号、または用紙33の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙33を排紙する。
また、キャリッジ43の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、インクジェットヘッド44の吐出不良を回復するための回復装置67を配置している。回復装置67はキャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有している。キャリッジ43は印字待機中にはこの回復装置67側に移動されてキャッピング手段でインクジェットヘッド44をキャッピングされ、ノズル孔(吐出口)を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中等に記録と関係しないインクを吐出することにより、全てのノズル孔のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
吐出不良が発生した場合等には、キャッピング手段でインクジェットヘッド44のノズル孔を密封し、チューブを通して吸引手段でノズル孔からインクとともに気泡等を吸い出し、ノズル面に付着したインクやゴミ等はクリーニング手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜(不図示)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
次に、本発明の実施例のインクジェットヘッドについて説明する。
図1は、本発明を適用したインクジェットヘッドを示す断面図、図2は、図1に示すインクジェットヘッドを分解して示す斜視図である。
インクジェットヘッド44は、複数の連通孔2と、インク流路となる各個別の液室3を形成したシリコン基板等からなる流路板1と、この流路板1の上面にNi電鋳等で複数のノズル孔6を形成したノズル板5を接合し、流路板1の下面にはNi電鋳等で形成した振動板7を接合し、液室部を構成している。液室3は流体抵抗部4によって共通流路側と個別流路側とに分離され、振動板7の下面には金属で形成したベース部材8上に積層型の圧電素子9を2列設けたアクチュエータ部を接合している。圧電素子9の外側には共通インク流路11を形成したフレーム部材10を振動板7と接合し、各個別液室3へインクを供給する。
このように構成したインクジェットヘッド44は、圧電素子9に駆動電圧を印加することにより圧電素子9の積層方向(図1の上下方向)に変位が生じ、振動板7が各個別の液室側へ変形変位して液室3の容積が減少し、液室内圧が上昇して連通孔2を通じてノズル板5のノズル孔6よりインク滴が吐出される。
図3は、インクジェットヘッドのフレーム部材を示す斜視図である。
インクジェットヘッド44の構成要素であるフレーム部材10は、内部に共通インク流路11が形成され、振動板7を介して流路板1と接合され、共通インク流路11が振動板7に形成された透孔を介して液室3の共通流路に連通しており、各個別液室3へインクを供給する。フレーム部材10のインク供給管路12は円形パイプ状で、その入口端部には溶着等の適宜手段でフィルタ13が取り付けられている。
インク供給管路12には、フィルタ13の近傍であってその下流域の外周にリング状のV溝等からなる凹溝14が形成され、凹溝14の部分に適宜数の液排出口15が設けられている。液排出口15の設置位置は、異物16を除去する際、流体の流れの淀みをなくす上で、フィルタ13から10mm以下が望ましく、実際には実験によってその都度決定される。
図4は、図3のフレーム部材を組み込んだインクジェットヘッドを一部断面して示す図で、インクジェットヘッドを洗浄している例を示す。
フィルタ13の下流部に液排出口15を設けることで、フィルタ13の上流側及び共通インク流路11側の両方から洗浄を行うことができ、異物16をフィルタ13に邪魔されることなく除去することができる。また、従来問題となっていた、インク供給手段を装着する際に発塵しても、フィルタ13を装着しているために、インクジェットヘッドに異物が混入する可能性が全くない。
図5は、インクカートリッジとフレーム部材とを結合するインク供給部材をインクジェットヘッドに装着した状態を一部断面して示す図である。
インクジェットヘッド44のインク供給管路12の凹溝14内に液排出口15を配置することで、インク供給部材21のインクカートリッジ結合口内面と凹溝14間にシール部材22を封入することができ、インクカートリッジとのシールを液漏れなく行うことができる。また、シール部材22をOリングとすることで、安価に確実にシールをすることができ、液排出口15を塞ぐためだけの部材を必要としない。なお、インク供給部材21がインクカートリッジ自体であっても、同等の作用効果を達成することができる。
本発明を適用したインクジェットヘッドを示す断面図である。 図1に示すインクジェットヘッドを分解して示す斜視図である。 インクジェットヘッドのフレーム部材を示す斜視図である。 図3のフレーム部材を組み込んだインクジェットヘッドを一部断面して示す図である。 インクカートリッジとフレーム部材とを結合するインク供給部材をインクジェットヘッドに装着した状態を一部断面して示す図である。 本発明のインクジェットヘッドを適用したインクジェット記録装置の要部構成を示す斜視図である。 図6に示すインクジェット記録装置の側断面図である。
符号の説明
1…流路板、2…連通孔、3…液室、4…流体抵抗部、5…ノズル板、6…ノズル孔、7…振動板、8…ベース部材、9…圧電素子、10…フレーム部材、11…共通インク流路、12…インク供給管路、13…フィルタ、14…凹溝、15…液排出口、16…異物、21…インク供給部材、22…シール部材、31…記録装置本体、32…印字機構部、33…用紙、34…給紙カセット、35…手差しトレイ、36…排紙トレイ、41…主ガイドロッド、42…従ガイドロッド、43…キャリッジ、44…インクジェットヘッド、45…インクカートリッジ、47…主走査モータ、48…駆動プーリ、49…従動プーリ、50…タイミングベルト、51…給紙ローラ、52…フリクションパッド、53…ガイド部材、54…搬送ローラ、55…搬送コロ、56…先端コロ、57…副走査モータ、59…印写受け部材、61…搬送コロ、62…拍車、63…排紙ローラ、64…拍車、65,66…ガイド部材、67…回復装置。

Claims (7)

  1. インク共通液室と、複数の加圧液室と、該加圧液室に連通するノズル、ならびに前記加圧液室に対応して形成された駆動素子からなり、インクカートリッジよりインクを供給するインク供給経路にフィルタを有するインクジェットヘッドにおいて、前記フィルタ近傍の下流域に液排出口を設けたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記液排出口は前記フィルタから10mm以下の位置に配置されることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記液排出口の開口面積は前記ノズルの総開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記液排出口は、前記インクカートリッジからのインク供給部材を装着した際のシール部材によりシールされることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のインクジェットヘッド。
  5. インクジェットヘッドのインク供給管路は、外周にリング状の凹溝を有し、前記液排出口は前記凹溝中に形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記シール部材はOリングであることを特徴とする請求項4または5記載のインクジェットヘッド。
  7. 記録信号に応じて駆動されるアクチュエータが発生する駆動エネルギに応じてノズルからインク滴を吐出して記録媒体上に画像を形成するインクジェット記録装置であって、請求項1〜6いずれか記載のインクジェットヘッドを少なくとも1つ含むキャリッジと、前記インクジェットヘッドに少なくとも1色のインクを供給するインク室形成部材を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
JP2003366750A 2003-10-28 2003-10-28 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 Pending JP2005131791A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003366750A JP2005131791A (ja) 2003-10-28 2003-10-28 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003366750A JP2005131791A (ja) 2003-10-28 2003-10-28 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005131791A true JP2005131791A (ja) 2005-05-26

Family

ID=34644945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003366750A Pending JP2005131791A (ja) 2003-10-28 2003-10-28 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005131791A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213349A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Ricoh Co Ltd ヘッドの輸送・保管方法、画像形成装置の輸送・保管方法、画像形成装置におけるヘッド保存用液体の封入方法
US7914124B2 (en) 2006-03-27 2011-03-29 Seiko Epson Corporation Liquid supplying device and liquid ejection apparatus
JP2012139991A (ja) * 2010-12-17 2012-07-26 Ricoh Co Ltd インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
CN105620048A (zh) * 2014-11-26 2016-06-01 杭州费尔过滤技术有限公司 一种方形喷墨过滤器
CN112895725A (zh) * 2021-01-18 2021-06-04 珠海益捷科技有限公司 墨盒的再生方法和再生墨盒

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7914124B2 (en) 2006-03-27 2011-03-29 Seiko Epson Corporation Liquid supplying device and liquid ejection apparatus
JP2008213349A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Ricoh Co Ltd ヘッドの輸送・保管方法、画像形成装置の輸送・保管方法、画像形成装置におけるヘッド保存用液体の封入方法
JP2012139991A (ja) * 2010-12-17 2012-07-26 Ricoh Co Ltd インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
US8974040B2 (en) 2010-12-17 2015-03-10 Ricoh Company, Ltd. Liquid droplet ejection head, image forming apparatus including same, and method for cleaning same
CN105620048A (zh) * 2014-11-26 2016-06-01 杭州费尔过滤技术有限公司 一种方形喷墨过滤器
CN112895725A (zh) * 2021-01-18 2021-06-04 珠海益捷科技有限公司 墨盒的再生方法和再生墨盒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6277175B2 (ja) 流体吐出装置、及び、流体吐出装置のクリーニング方法
JP5516106B2 (ja) 液体噴射装置
JP5995184B2 (ja) 画像形成装置
JP2006231812A (ja) 記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2005125653A (ja) インクジェットヘッド、インクジェット記録装置、インクジェットヘッド洗浄装置及び洗浄方法
JP2005131791A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2008201024A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2007015374A (ja) インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタにおける気泡除去方法
JP2004050472A (ja) インクジェット記録装置
JP3879525B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドおよびインクジェットプリンタ
US8974040B2 (en) Liquid droplet ejection head, image forming apparatus including same, and method for cleaning same
US8991987B2 (en) Fluid ejecting apparatus and cleaning method
JP4624042B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP4448813B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP2009148927A (ja) 液体噴射装置
JP4915320B2 (ja) 液滴噴射装置
JP5262043B2 (ja) 液滴噴射装置
JP2009012370A (ja) 流体噴射装置及び流体噴射装置のメンテナンス方法
JP2007230125A (ja) 液体噴射装置
JP2009056752A (ja) 親水処理化方法、親水化処理装置、及び流体噴射装置
JP5776164B2 (ja) メンテナンスユニット及び液体噴射装置
JP2003094653A (ja) インクジェットヘッド
JP2019025740A (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP2009066904A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2009143046A (ja) 流体噴射装置のメンテナンス方法及び流体噴射装置