JPH11191970A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JPH11191970A
JPH11191970A JP9358523A JP35852397A JPH11191970A JP H11191970 A JPH11191970 A JP H11191970A JP 9358523 A JP9358523 A JP 9358523A JP 35852397 A JP35852397 A JP 35852397A JP H11191970 A JPH11191970 A JP H11191970A
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JP
Japan
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rotor
stator
ultrasonic motor
disc spring
force
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Application number
JP9358523A
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English (en)
Inventor
Nobumitsu Oda
修充 小田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/16Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
    • H02N2/163Motors with ring stator
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/22Methods relating to manufacturing, e.g. assembling, calibration

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステータとロータとの間に介在される摩擦材が
摩耗しても、ステータに対するロータの圧接力の変化を
確実に小さくすることができる超音波モータを提供す
る。 【解決手段】皿バネ19aは、弾性変形された状態で組
み付けられるとともに、その弾性力がロータ15をステ
ータ9に対して圧接するための加圧力として利用され
る。そして、該皿バネ19aは、所望の弾性力を有し、
かつその全長に対する弾性力の変化量が小さくなる安定
領域内の全長に弾性変形されて組み付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波モータに係
り、詳しくはステータに対するロータの圧接力の変化を
小さくすることができる超音波モータ関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】超音波モータは、圧電素子を備えたステ
ータをハウジングに対して固定し、ライニング材(摩擦
材)を取着したロータをハウジングに対して回転可能に
支持し、加圧部材の加圧力に基づいて該ロータをライニ
ング材を介して前記ステータに圧接して構成されてい
る。そして、圧電素子に高周波駆動電圧が印加されると
その圧電素子が振動し、その振動がステータに伝搬され
る。圧電素子の振動に基づいてステータのロータとの接
触面では進行波が生じ、その進行波に基づいてロータが
回転するようになっている。
【0003】このような超音波モータの加圧部材は、例
えば回転軸にロータから反ステータ側に所定距離だけ離
間した位置に、軸方向に移動不能に組み付けられた係止
部材と、該係止部材とロータとの間に弾性変形させた状
態で介在した皿バネとから構成されている。そして、こ
の皿バネの弾性力によって、ロータはステータに対して
圧接される。
【0004】ここで、超音波モータの回転特性を所望の
回転特性とするために、ステータに対してロータを所望
の加圧力で圧接するように調整する必要がある。そのた
め、従来では、モータの組付け時にロータと皿バネとの
間に予め所定の厚みの調整ワッシャを介在させ、皿バネ
及び係止部材の組付け後に、ロータに対して加圧力測定
器をステータ側に押し付けて、該ステータに対するロー
タの加圧力を計測する。そして、加圧力が所望の値を満
たさないときには、皿バネ及び係止部材の組付けをばら
して、予め介在させた調整ワッシャを厚みの異なる調整
ワッシャに置換して、ステータに対するロータの加圧力
が調整される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ロータ
には、ステータと接触する部分にライニング材が取着さ
れている。そのため、ライニング材が摩耗するにつれて
皿バネの撓み量が変化し、その撓み量の変化に基づいて
弾性力が変化して、ステータに対するロータの加圧力が
変化する。
【0006】従って、従来では、組付け時にステータに
対するロータの加圧力が所望の値を満たしていても、前
記皿バネがその撓み量と弾性力との関係を示す特性曲線
のどの部分を使用して組み付けられているかが不明なた
め、ライニング材の摩耗により皿バネの弾性力が大きく
変化する場合がある。すると、ステータに対するロータ
の圧接力が大きく変化し、個々のモータの回転特性にば
らつきが生じるという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、ステータとロータと
の間に介在される摩擦材が摩耗しても、ステータに対す
るロータの圧接力の変化を確実に小さくすることができ
る超音波モータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、圧電素子を備えたステー
タをハウジングに対して固定し、摩擦材を取着したロー
タをハウジングに対して回転可能に支持し、加圧手段の
加圧力に基づいて該ロータを摩擦材を介して前記ステー
タに圧接して、前記圧電素子の駆動に基づいてロータを
回転させる超音波モータであって、前記加圧手段には、
弾性変形された状態で組み付けられるとともに、その弾
性力が前記加圧力として利用される弾性部材が備えら
れ、前記弾性部材は、所望の弾性力を有し、かつその撓
み量に対する弾性力の変化量が小さくなる安定領域内の
撓み量に弾性変形されて組み付けられることを要旨とす
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の超音波モータにおいて、前記弾性部材は、前記摩擦材
の摩耗前後において前記安定領域内となる特定領域内の
撓み量に弾性変形されて組み付けられることを要旨とす
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の超音波モータにおいて、前記加圧手段は、前記
弾性部材の撓み量の調整を行う調整部材を備えたことを
要旨とする。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、加圧手段
には、弾性変形された状態で組み付けられるとともに、
その弾性力がロータをステータに対して圧接するための
加圧力として利用される弾性部材が備えられる。弾性部
材は、所望の弾性力を有し、かつその撓み量に対する弾
性力の変化量が小さくなる安定領域内の撓み量に弾性変
形されて組み付けられる。従って、弾性部材を安定領域
内の撓み量となるように弾性変形させることから、摩擦
材が摩耗してもステータに対するロータの圧接力の変化
を確実に小さくすることができる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、弾性部材
は、摩擦材の摩耗前後において前記安定領域内となる特
定領域内の撓み量に弾性変形されて組み付けられる。す
ると、弾性部材の弾性力は、摩擦材が完全に摩耗し尽く
されるまでその変化量が小さくなる。従って、摩擦材が
摩耗してもステータに対するロータの圧接力の変化をよ
り確実に小さくすることができる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、加圧手段
には、弾性部材の撓み量の調整を行う調整部材が備えら
れる。従って、調整部材にて弾性部材の弾性力の調整を
容易に行うことができることから、ステータに対するロ
ータの加圧力の調整を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、超音波
モータの断面図を示す。超音波モータ1のハウジング2
は基台3とカバー4とから構成されている。前記基台3
は、ボールベアリング5を保持するための軸受保持部3
aと、その軸受保持部3aの内側開口端から内側に延出
形成された膨出部3bと、回転軸6を挿通するための貫
通孔3cとを備えている。前記膨出部3bには、後記す
るステータ9を固定するためにネジ孔3dが設けられて
いる。
【0015】前記カバー4の上部には、すべり軸受7を
保持するための軸受保持部4aが形成され、更にその中
央部分には前記回転軸6を挿通する貫通孔4bが形成さ
れている。そして、回転軸6は、前記軸受保持部3a,
4aによりそれぞれ保持されたボールベアリング5とす
べり軸受7を介してハウジング2に対して回転可能に支
持されている。
【0016】又、前記基台3の膨出部3bの上面には回
転軸6を挿通する円環状の絶縁プレート8が載置され、
更にその上面にはステータ9が載置されている。このス
テータ9は、圧延鋼板例えば冷間圧延鋼板(SPCC)
よりなる振動板10と、該振動板10の内周部下面にロ
ウ付けにて接合されるとともに絶縁プレート8の上面に
載置される円環状の金属基板11と、該振動板10の外
周部下面にロウ付けにて接合されるベースリング12
と、該ベースリング12の下面に接着剤にて接着される
円環状に形成された圧電素子13とによって一体に構成
されている。
【0017】前記振動板10は、その中央に前記回転軸
6を挿通するための貫通孔10aが形成され、前記膨出
部3bのネジ孔3dと対応する位置にはネジ貫通孔10
bが形成されている。又、前記金属基板11には、振動
板10のネジ貫通孔10bと対応する位置にネジ貫通孔
11aが形成されている。
【0018】前記振動板10の外周部には、その外周端
部から中心に向かってのびる複数のスリット11cが等
間隔に形成されている。又、隣り合うスリット11c間
には、放射状にのびる櫛歯状部11dが形成されてい
る。櫛歯状部11dは、その先端部がクランク状に屈曲
形成され、上方に屈曲した部分を延出部10eとし、該
延出部10eの先端から外側に水平に延びた部分を接触
部10fとしている。
【0019】そして、前記ステータ9は、絶縁ワッシャ
14aを取り付けたネジ14をネジ貫通孔10b,11
aから前記絶縁プレート8を介して前記ネジ孔3dに螺
合させて基台3に固定される。尚、前記ステータ9と前
記基台3の膨出部3bとは、絶縁プレート8及び絶縁ワ
ッシャ14aによって電気的に絶縁状態となっている。
【0020】前記ステータ10の上面にはステンレス又
はアルミニウム合金よりなるロータ15が配置され、そ
のロータ15は前記接触部10fの上面に摩擦材として
のライニング材16を介して当接するようになってい
る。尚、本実施の形態のライニング材16は、ポリイミ
ド系樹脂よりなり、厚みが0.3mmで形成されてい
る。
【0021】前記ロータ15は、その中央に嵌合孔15
aが形成されている。該嵌合孔15aには、絶縁カラー
17が嵌着されている。そして、絶縁カラー17とロー
タ15とは、相対回転不能に組付けられている。又、絶
縁カラー17は、その中央に嵌合孔17aが形成されて
いる。該嵌合孔17aには前記回転軸6が相対回転不能
に嵌合されている。従って、ロータ15は、絶縁カラー
17を介して前記回転軸6に対し一体に組付けられてい
る。
【0022】前記絶縁カラー17の上面17bは、加圧
手段を構成する調整部材としての調整ワッシャ18を介
して図2に示すような皿バネ19aと円盤状のプレート
19bとからなる加圧手段を構成する加圧部材19によ
り加圧されている。この皿バネ19aは、その頂部19
cが調整ワッシャ18に当接し、底部19dがプレート
19bの下面に当接している。又、プレート19bに
は、その中央に前記回転軸6に嵌合する嵌合孔19eが
形成されている。
【0023】又、前記回転軸6の外周には、前記加圧部
材19に対応した位置に係合溝6aが形成されている。
そして、加圧部材19は、前記回転軸6に対して相対回
転不能に連結され、かつ回転軸6の係合溝6aにサーク
リップ20が嵌め込まれて、該クリップ20により軸方
向にそれ以上上動不能に連結される。そして、加圧部材
19の加圧力、即ち皿バネ19aの弾性力によって、前
記ロータ15はステータ10に対して圧接される。尚、
前記ロータ15と前記加圧部材19及び前記回転軸6と
は、絶縁カラー17によって電気的に絶縁状態となって
いる。
【0024】前記皿バネ19aは、本実施の形態ではオ
ーステナイト系ステンレス鋼にて形成され、組付け前の
状態において全長L1が2.1mm、厚さが0.8m
m、頂部19cの径が15mm、底部19dの径が52
mmで形成されている。尚、皿バネ19aは、図1及び
図2においてこれらの寸法を考慮しないで描かれてい
る。
【0025】このように形成された皿バネ19aは、予
め測定した図3の特性曲線に示すように外部から加えた
荷重に対して全長L1が変化、即ち撓み量が変化する。
言い換えれば、皿バネ19aは、全長L1の変化に対し
て荷重と同値の弾性力を有することになる。
【0026】ここで、超音波モータ1の回転特性を所望
の回転特性とするために、ステータ9に対してロータ1
5を26〜30[kgf]の加圧力で圧接することが好
ましく、本実施の形態では皿バネ19aの全長L1の変
化に対する弾性力の変化量が最少となる30[kgf]
の加圧力で圧接するように調整されている。つまり、ス
テータ9に対してロータ15が30[kgf]の加圧力
で圧接するように、種々の厚みの調整ワッシャ18から
選定された調整ワッシャ18が皿バネ19aと絶縁カラ
ー17との間に介在されて、皿バネ19aの全長L1が
1.25mmに弾性変形される。
【0027】因みに、皿バネ19aの全長L1が1.0
〜1.5mmの第1の領域A1は、ステータ9に対して
ロータ15を26〜30[kgf]の加圧力で圧接する
ことができ、しかも全長L1の変化、即ち撓み量の変化
に対する弾性力の変化量が小さくなる安定領域である。
この領域A1は、皿バネ19aの使用にあたり望ましい
領域である。従って、モータ1の使用時に、ライニング
材16が摩耗しロータ15が下降して皿バネ19aの全
長L1が長くなっても、皿バネ19aの弾性力の変化量
が小さいことから、ステータ9に対するロータ15の圧
接力の変化を小さくすることができる。
【0028】更に、皿バネ19aの全長L1が1.0〜
1.2mmの第2の領域A2は、前記ライニング材16
の厚さが0.3mmであることから、ライニング材16
が完全に摩耗し尽くされるまで、皿バネ19aの全長L
1の変化、即ち撓み量の変化に対する弾性力の変化量が
小さくなる特定領域である。この領域A2は、皿バネ1
9aの使用にあたりより望ましい領域である。この領域
A2を使用すれば、ステータ9に対するロータ15の圧
接力の変化を確実に小さくすることができる。
【0029】尚、皿バネ19aの全長L1が1.5〜
2.1mmの領域は、全長L1の変化、即ち撓み量の変
化に対する弾性力の変化量がほぼ比例する比例領域A0
である。従って、この領域A0では、皿バネ19aの撓
み量の変化に対する弾性力の変化量が大きいことから、
ステータ9に対するロータ15の圧接力が大きく変化す
るため、この領域A0内での皿バネ19aの使用は好ま
しくない。
【0030】又、皿バネ19aの全長L1が0.8〜
1.0mmの領域は、全長L1の変化、即ち撓み量の変
化に対する弾性力の変化量が急激に変化する極限領域A
3である。従って、この領域A3ではステータ9に対す
るロータ15の圧接力が急激に変化することから、この
領域A3内での皿バネ19aの使用は好ましくない。
【0031】前記カバー4の外壁面にはコネクタ21が
取着されている。該コネクタ21は、前記圧電素子13
とリード線22を介して電気的に接続される。そして、
前記圧電素子13は、リード線22及びコネクタ21を
介して超音波モータ1を駆動制御する図示しないコント
ローラに電気的に接続され、該コントローラから高周波
駆動電圧が供給される。
【0032】そして、圧電素子13にコントローラから
の高周波駆動電圧が印加されると、該圧電素子13は振
動する。圧電素子13の振動は、ベースリング12及び
ステータ9の延出部10eを介してロータ15との接触
面である接触部10fにおいて進行波振動となる。そし
て、接触部10fに圧接されたロータ15は、その進行
波振動に基づいて回転し回転軸6を回転させる。
【0033】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す特徴がある。 (1)本実施の形態では、ステータ9に対してロータ1
5が皿バネ19aの全長L1の変化に対する弾性力の変
化量が最少となる30[kgf]の加圧力で圧接するよ
うに調整した。従って、ライニング材16が摩耗して皿
バネ19aの全長L1が変化しても、ステータ9に対す
るロータ15の圧接力の変化が小さくなるため、個々の
モータ1における回転特性のばらつきを軽減することが
できる。
【0034】尚、本実施の形態では、皿バネ19aの弾
性力が30[kgf]となる全長L1(=1.25m
m)、即ち第1の領域(安定領域)A1内の全長L1で
皿バネ19aを弾性変形させて組み付けたが、全長L1
が第2の領域(特定領域)A2内となるように皿バネ1
9aを弾性変形させて組み付けるとなおよい。つまり、
第2の領域A2は、ライニング材16の厚さが0.3m
mであることから、ライニング材16が完全に摩耗し尽
くされるまで、皿バネ19aの全長L1の変化に対する
弾性力の変化量を小さくすることができる領域である。
従って、全長L1が第2の領域A2内となるように皿バ
ネ19aを弾性変形させて組み付けると、ライニング材
16が摩耗しても、ステータ9に対するロータ15の圧
接力の変化を確実に小さくすることができる。
【0035】(2)又、本実施の形態では、皿バネ19
aと、ロータ15に組み付けた絶縁カラー17との間に
種々の厚さの調整ワッシャ18を介在させることで、皿
バネ19aの弾性力(加圧力)の調整を行うようにし
た。従って、ステータ9に対するロータ15の加圧力の
調整を容易に行うことができる。
【0036】尚、本発明は上記形態に限定されることは
なく、本発明の趣旨から逸脱しない領域で以下のように
してもよい。 ○上記実施の形態では、絶縁カラー17の上面17bに
載置した調整ワッシャ18とプレート19bとの間に皿
バネ19aを介在させたが、他の弾性部材を介在させる
ようにしてもよい。
【0037】○上記実施の形態では、加圧力を調整する
ために調整ワッシャ18を使用したが、ワッシャ以外の
調節部材を使用して加圧力を調整するようにしてもよ
い。 ○上記実施の形態では、調整ワッシャ18を絶縁カラー
17の上面17bと皿バネ19aの間に介在させたが、
皿バネ19aとプレート19bとの間、又はプレート1
9bとサークリップ20との間に介在させるようにして
もよい。
【0038】上記実施の各形態から把握できる請求項以
外の技術思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (イ)請求項1〜3のいずれかに記載の超音波モータに
おいて、前記弾性部材(19a)は、皿バネであること
を特徴とする超音波モータ。このように構成しても、ス
テータとロータとの間に介在される摩擦材が摩耗して
も、ステータに対するロータの圧接力の変化を確実に小
さくすることができる超音波モータを提供することがで
きる。
【0039】(ロ)請求項1〜3或いは上記(イ)のい
ずれかに記載の超音波モータにおいて、前記調整部材
(18)は、ワッシャであることを特徴とする超音波モ
ータ。このように構成しても、ステータとロータとの間
に介在される摩擦材が摩耗しても、ステータに対するロ
ータの圧接力の変化を確実に小さくすることができる超
音波モータを提供することができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ステータとロータとの間に介在される摩擦材が摩耗して
も、ステータに対するロータの圧接力の変化を確実に小
さくすることができる超音波モータを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における超音波モータを示す断
面図。
【図2】 皿バネを示す断面図。
【図3】 皿バネの荷重特性を示す特性図。
【符号の説明】
2…ハウジング、9…ステータ、13…圧電素子、15
…ロータ、16…摩擦材としてのライニング材、18…
加圧手段を構成する調整部材としての調整ワッシャ、1
9…加圧手段を構成する加圧部材、19a…弾性部材と
しての皿バネ、L1…撓み量としての全長、A1…第1
の領域(安定領域)、A2…第2の領域(特定領域)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子(13)を備えたステータ
    (9)をハウジング(2)に対して固定し、摩擦材(1
    6)を取着したロータ(15)をハウジング(2)に対
    して回転可能に支持し、加圧手段(18,19)の加圧
    力に基づいて該ロータ(15)を摩擦材(16)を介し
    て前記ステータ(9)に圧接して、前記圧電素子(1
    3)の駆動に基づいてロータ(15)を回転させる超音
    波モータであって、 前記加圧手段(18,19)には、弾性変形された状態
    で組み付けられるとともに、その弾性力が前記加圧力と
    して利用される弾性部材(19a)が備えられ、 前記弾性部材(19a)は、所望の弾性力を有し、かつ
    その撓み量(L1)に対する弾性力の変化量が小さくな
    る安定領域(A1)内の撓み量(L1)に弾性変形され
    て組み付けられることを特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波モータにおい
    て、 前記弾性部材(19a)は、前記摩擦材(16)の摩耗
    前後において前記安定領域(A1)内となる特定領域
    (A2)内の撓み量(L1)に弾性変形されて組み付け
    られることを特徴とする超音波モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の超音波モータに
    おいて、 前記加圧手段(18,19)は、前記弾性部材(19
    a)の撓み量(L1)の調整を行う調整部材(18)を
    備えたことを特徴とする超音波モータ。
JP9358523A 1997-12-25 1997-12-25 超音波モータ Pending JPH11191970A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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