JPH11190415A - 無段変速装置 - Google Patents

無段変速装置

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JPH11190415A
JPH11190415A JP35806097A JP35806097A JPH11190415A JP H11190415 A JPH11190415 A JP H11190415A JP 35806097 A JP35806097 A JP 35806097A JP 35806097 A JP35806097 A JP 35806097A JP H11190415 A JPH11190415 A JP H11190415A
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variable transmission
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engine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発進デバイスと無段変速機とを効率よく配設し
て軸方向寸法の短縮を図る。 【解決手段】エンジンと無段変速機13との間に介装し
た発進デバイス12にトルクコンバータ16と前後進切
換装置24とを配設し、トルクコンバータ16の流路最
小径DSを流路最大径DIの50%程度に設定して内周に
上記前後進切換装置24の一部を収容するスペースを確
保し、又、流路最小径DSの位置に対して流路最大径SI
の位置をエンジン方向へ流路最大幅WTの10%程度オ
フセットさせて、その外周に、無段変速機13のセカン
ダリプーリ20に併設する構成部品を臨ませることので
きるスペースを確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと無段変
速機との間に介装した発進デバイスに、トルクコンバー
タと前後進切換装置とを収納した無段変速装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、無段変速機を主変速部とする無段
変速装置では、エンジンとトランスミッションとの動力
伝達をコントロールする発進デバイスと、車両を後進さ
せるためにトランスミッションよりの駆動回転方向を逆
転させる前後進切換装置と、この前後進切換装置への動
力の切換えを行うクラッチ部とを有している。
【0003】ここで、上記無段変速機は、その機能上、
通常走行における変速作動を任意の変速比に設定するこ
とができることから、エンジンと無段変速機とを直結す
ることも可能である。エンジンと無段変速機とを直結す
ることで、通常の多段変速機のように、トルクコンバー
タ等の流体を介して動力を伝達する際に生じる駆動損失
が無くなり、同時に、車速とエンジン回転数との関係を
最適に保つことのできる変速比を設定することが可能で
あることから、駆動効率を大幅に向上させることがで
き、駆動効率の向上により燃費と走行性能との双方を改
善することが可能となる。
【0004】図3に、従来の一般的な無段変速装置1を
示す。この無段変速装置1では、エンジンAに併設する
発進デバイス2と無段変速機3との間に、前後進切換装
置4が介装されており、この前後進切換装置4に、上記
発進デバイス2からの駆動力の伝達−遮断を設定するフ
ォワードクラッチ部5と、上記駆動力を逆転させる逆転
装置であるプラネタリギャ6と、このプラネタリギヤ6
の作動−停止を設定するリバースブレーキ部7とが設け
られている。
【0005】前進走行時、上記フォワードクラッチ部5
のクラッチプレート5aは締結状態にあり、上記発進デ
バイス2からの駆動力が、上記クラッチプレート5aの
締結により連設されたクラッチドラム5bとクラッチハ
ブ5cとを経て無段変速機3のプライマリプーリ3aか
ら延出するプーリ入力軸3bへ伝達される。尚、発進時
は上記発進デバイス2に内蔵するトルクコンバータ2a
の流体を介してクラッチドラム5bへ動力が伝達され、
通常走行へ移行するとロックアップクラッチ2bが締結
され、エンジンAからの駆動力は上記トルクコンバータ
2aによる流体を介さず上記クラッチドラム5bに直接
伝達される。
【0006】一方、後進走行時は、上記クラッチプレー
ト5aが解放され、又上記リバースブレーキ部7のブレ
ーキプレート7aが締結される。その結果、プラネタリ
ギヤ6を構成するリングギヤ6aが本体ケースに固定さ
れ、上記クラッチドラム5bに連結するプラネタリキャ
リヤ6bに支持されているダブル配列のプラネタリピニ
オン6cが上記プーリ入力軸3bに設けたサンギヤ6d
を所定に減速した状態で逆転駆動させる。
【0007】ところで、図4に示すように、一体に組み
付けられているエンジンAと無段変速装置1とを、車体
8前部に設けたエンジンルーム8aに横置きに搭載する
場合、その車幅方向の寸法Wは当然エンジンルーム8a
に収容可能な寸法でなければならない。
【0008】ところが、最近のエンジンルーム8aには
衝突時の衝撃を吸収するフレーム9が両側に設けられ、
更に、このフレーム9の外側にはフロントタイヤ10が
設けられている。
【0009】上記フレーム9は、車両の操縦安定性の維
持、及び衝突安全性を保証するためには剛性を維持する
に十分なある程度の断面を確保する必要があり、又、上
記フロントタイヤ10は、車両の取回し性を確保するた
めには転舵角を大きく設定する必要がある。更に、最近
の燃費向上等の効率化のためには車体幅をタイヤ幅を含
めて小さくする傾向にある。
【0010】その結果、エンジンルーム8a内のエンジ
ンAと無段変速装置1とを収容するスペースは次第に狭
小化する傾向となり、このエンジンAと無段変速装置1
との車幅方向の寸法Wの短縮化を図る必要性がでてき
た。その一つの考えとして、無段変速装置1の軸方向の
寸法W’を短縮することが考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の無段変
速装置1では、発進デバイス2と前後進切換装置4と
が、エンジンAと無段変速機3との間に、動力伝達経路
順に沿ってエンジンA側から無段変速装置3側へ配列さ
れているため、無段変速装置1の軸方向の寸法W’を短
縮化することは技術的に困難である。
【0012】すなわち、従来の無段変速装置1の配列に
おいて軸方向の寸法W’を短縮するためには、無段変速
機のプーリ比を小さく、或いは無段変速機の両プーリ間
に巻装するベルトの幅を縮小し、又は各部材の肉厚を薄
くし、或いは各部材間のクリアランスを狭める技術が考
えられるが、これらは無段変速装置1の機能低下、或い
は剛性及び強度の低下による耐久性の低下を招いてしま
うため、実現することは難しい。
【0013】一方、本出願人は、先に提出した特願平9
−61333号において、前後進切換装置を発進デバイ
スに内蔵すると共に、この発進デバイスに内蔵するトル
クコンバータを無段変速機側に配設して、上記前後進切
換装置とロックアップ装置とを軸径方向に臨ませる構成
とすることで、無段変速装置の軸方向寸法W’を短縮す
る技術を提案した。
【0014】上記先行技術では、発進デバイスに前後進
切換装置を内蔵することで軸方向寸法W’を短縮しよう
とするものであるが、トルクコンバータが無段変速機に
隣接した構造であるため、上記無段変速機のプライマリ
プーリとの間の距離を狭めるには、プライマリプーリの
可動シーブに連設し作動させるプライマリプーリ作動室
を上記トルクコンバータの反対側に配設することが好ま
しい。
【0015】しかし、上記プライマリプーリの可動シー
ブをトルクコンバータの反対側に配設すると、セカンダ
リプーリの可動シーブは、構造上、トルクコンバータ側
に配設しなければならず、この可動シーブを動作させる
セカンダリプーリ作動室が上記トルクコンバータ側に突
出する分、無段変速機の軸方向寸法W’が短縮できない
という問題がある。
【0016】ところで、トルクコンバータの外径形状
は、トルクコンバータの伝達トルクにより決定される。
従って、無段変速装置で採用する上記トルクコンバータ
は、主に停止時や発進時等、駆動輪の回転に対してエン
ジン回転数が著しく低下し、その回転を維持することが
できない場合、或いは前後進の切換え時など駆動力の伝
達方向が切換えられるときにトルクコンバータが機能す
れば良い。
【0017】しかし、車両の発進特性は、車両負荷とエ
ンジンの駆動力とにより大きく変化し、これを最適に制
御するには、トルクコンバータ特性を適切に設定する必
要がある。例えば、車両負荷とエンジンからの駆動力と
の双方が大きい場合、トルクコンバータの伝達可能な駆
動力も大きく設定する必要がある。このトルクコンバー
タの伝達可能な駆動力は、トルクコンバータを構成する
ブレードの流路最大径によって決定されることから、動
力伝達系の容量が大きい場合には、トルクコンバータの
外径も必然的に大きくなってしまうため、トルクコンバ
ータを小型化することで無段変速装置の軸方向寸法W’
の短縮化を実現することは難しい。
【0018】又、無段変速機のプーリ間距離を広げ、こ
のプーリ間に上記トルクコンバータを収容することで軸
方向寸法W’を短縮することも考えられるが、プーリ間
距離を広げた分だけ、ベルトが長くなってしまうため、
ベルト強度を見直さなければならず、無段変速機全体の
設計変更が強いられ、更に、無段変速機の軸直交方向の
幅が大きくなってしまい、結果として無段変速装置全体
が大型化し、その分、重量が増加するばかりでなく、製
造コストの高騰を招き、更には、衝突時のエンジンルー
ム内空間を確保することが困難になる。
【0019】本発明は、上記事情に鑑み、無段変速機を
大型化することなく、装置全体の軸方向寸法の短縮化を
実現し、エンジンと共にエンジンルーム内に衝突時の空
間を確保しつつ横置きで容易に搭載することのできる無
段変速装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による第1の無段変速装置は、エンジンと無段変
速機との間に発進デバイスを介装し、上記発進デバイス
に少なくとも前後進切換装置とトルクコンバータとを配
設し、上記前後進切換装置を上記エンジン側に配設する
と共に上記トルクコンバータを上記無段変速機側に配設
したものにおいて、上記トルクコンバータの流路最小径
を拡大設定すると共に、上記トルクコンバータの内周に
上記前後進切換装置の少なくとも一部を収容したことを
特徴とする。
【0021】第2の無段変速装置は、第1の無段変速装
置において、前記流路最小径が流路最大径の50%程度
に設定したことを特徴とする。
【0022】第3の無段変速装置は、第1或いは第2の
無段変速装置において、前記トルクコンバータの流路最
小径の位置に対し、流路最大径の位置を前記エンジン側
へ設定幅オフセットさせたことを特徴とする。
【0023】第4の無段変速装置は、第3の無段変速装
置において、前記オフセット幅を流路最大幅の10%程
度に設定したことを特徴とする。
【0024】第5の無段変速装置は、第3或いは第4の
無段変速装置において、前記トルクコンバータの外周
に、前記無段変速機に設けたセカンダリプーリに連設す
る構成部品の少なくとも一部を臨ませたことを特徴とす
る。
【0025】すなわち、第1の無段変速装置では、トル
クコンバータの流路最小径を拡大設定することで、上記
トルクコンバータの内周に上記前後進切換装置の少なく
とも一部を収容することの可能な空隙を確保することが
でき、この内周に上記前後進切換装置の少なくとも一部
を臨ませることで軸方向寸法の短縮化が図れる。
【0026】この場合、第2の無段変速機に示されてい
るように、流路最小径を流路最大径の50%程度とする
ことで、トルクコンバータの伝達可能な駆動力が確保さ
れる。
【0027】第3の無段変速装置では、第1の無段変速
装置において、前記トルクコンバータの流路最小径の位
置に対し、流路最大径の位置を前記エンジン側へ設定幅
オフセットさせたことで、トルクコンバータの流路最大
径を縮小することなく、該トルクコンバータを前記無段
変速機に対して相対的に近接させることが可能となる。
この場合、第4の無段変速装置にに示されているよう
に、前記オフセット幅を、流路最大幅の10%程度とす
ることで、前記無段変速機に設けたセカンダリプーリに
連設する構成部品との干渉が回避される。
【0028】第5の無段変速装置では、第3或いは第4
の無段変速装置において、前記トルクコンバータの外周
に、前記無段変速機に設けたセカンダリプーリに連設す
る構成部品の少なくとも一部を臨ませたことで、軸方向
寸法の短縮化が図れる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図1、図2の図面に基づい
て本発明の一実施の形態を説明する。図中の符号11は
無段変速装置で、トランスミッションケース11a内に
発進デバイス12と無段変速機13とが収容されてお
り、又、上記トランスミッションケース11aの入力側
にエンジンAが連結されている。
【0030】上記エンジンAのクランク軸A1には、ド
ライブプレート14が軸着されており、このドライブプ
レート14が上記発進デバイス12に設けたトルクコン
バータケース15に連設されている。このトルクコンバ
ータケース15は上記無段変速機13側へ延出され、上
記発進デバイス12の後部に配設されているトルクコン
バータ16のインペラ16aに連設されている。
【0031】上記トルクコンバータ16は、上記インペ
ラ16aと、このインペラ16aに流体を介して連設す
るタービン16bと、流体を整流するステータ16cと
で構成されており、更に、上記インペラ16aにオイル
ポンプ17のポンプ軸17aが連設されている。
【0032】又、上記無段変速機13はプライマリプー
リ19と、該プライマリプーリ19に対設するセカンダ
リプーリ20と、この両プーリ19,20を連設するベ
ルト21とを有し、上記プライマリプーリ19を軸装す
るプーリ入力軸19aが上記発進デバイス12方向へ延
出され、又、上記セカンダリプーリ20を軸支するプー
リ出力軸20aが、終減速装置22の減速歯車列22a
を介して、前輪或いは後輪の駆動軸23に軸着されてい
るデファレンシャル装置22bに連設されている。
【0033】更に、上記プライマリプーリ19の上記発
進デバイス12の反対側に、該プライマリプーリ19に
設けた可動シーブを動作させるプライマリ作動室19b
が併設されており、一方、上記セカンダリプーリ20の
発進デバイス12側に、該セカンダリプーリ20に設け
た可動シーブを動作させるセカンダリ作動室20bが併
設されている。上記無段変速機13では、上記セカンダ
リ作動室20bに供給されるプライマリ圧であるセカン
ダリ圧により、上記セカンダリプーリ20に対しトルク
伝達に必要な張力が付与され、又、上記プライマリ作動
室19bに供給される上記ライン圧を元圧とするプライ
マリ圧により変速比が設定される。尚、上記ライン圧、
及びプライマリ圧は、図示しないトランスミッション制
御装置においてエンジン運転状態等に基づいて設定され
る。
【0034】又、上記トルクコンバータ16の流路最小
径DSに位置しているステータ16cの幅方向中心の流
路内径が比較的大きく設定されており、又、インペラ1
6aのブレードとタービン16bのブレードとの間の流
路最大径DIとなる連通部16dの幅方向中心位置が、
上記ステータ16cの流路最小径DSの中心位置に対し
て、上記エンジンAの方向へ所定幅WOだけオフセット
されている。
【0035】即ち、無段変速装置11では、通常走行時
の変速が連続的に設定されるため、トルクコンバータ1
6による流体を介して駆動力を伝達する必要が無く、発
進或いは停止時においてストールトルク比とトルクコン
バータ16の滑り量を表す容量係数が制御できればよ
く、通常の自動変速装置に採用されているトルクコンバ
ータでは、上記インペラ16aのブレードの流路最大径
DIに対して、流路最小径DSが26%程度であるが、そ
れよりも大きく設定することができ、又、上記連通部1
6dも上記エンジンAの方向へ所定幅オフセットするこ
とができる。
【0036】実験によれば、伝達可能な駆動力により一
義的に決定される上記インペラ16aのブレードの流路
最大径DIに対して、流路最小径DSを50%程度まで大
きくすることが可能であり、又、上記オフセット幅WO
は、流路最大幅WTの10%程度まで設定することが可
能である。
【0037】又、トルクコンバータケース15には、前
後進切換装置24とロックアップクラッチ部25とが内
蔵されている。上記前後進切換装置24は逆転装置であ
るプラネタリギヤ26とリバースブレーキ部27とフォ
ワードクラッチ部28とで構成されている。
【0038】上記ロックアップクラッチ部25のロック
アップクラッチプレート25aが上記エンジンA側の上
記トルクコンバータケース15に対設されている。更
に、上記ロックアップクラッチプレート25aがダンバ
ユニット25bを介して、上記フォワードクラッチ部2
8に設けられたダンパハブ25cに連設され、このダン
パハブ25cが上記プーリ入力軸19aに軸着されてい
る。
【0039】又、上記ダンパハブ25cの中途から上記
トルクコンバータ16方向へ上記フォワードクラッチ部
28に設けらたクラッチドラム28aが突設され、この
クラッチドラム28aの内周に、ドライブ側とドリブン
側とに交互に配列されている各クラッチプレート28b
を介して、クラッチハブ28cが対設されている。
【0040】更に、このクラッチハブ28cが上記プラ
ネタリギヤ26に設けたプラネタリピニオン26aの両
面を支持するプラネタリキャリヤ26bの一方に連結さ
れ、このプラネタリキャリヤ26bが上記タービン16
bに連結されている。
【0041】又、上記プラネタリギヤ26のサンギヤ2
6cが上記プーリ入力軸19aに、一体形成されてお
り、このサンギヤ26cの外周に上記プラネタリピニオ
ン26aを介して連設するリングギヤ26dが配設され
ている。更に、このリングギヤ26dの外周に、上記リ
バースブレーキ部27のブレーキドラム27aが、ドラ
イブ側とドリブン側に交互に配列されているブレーキプ
レート27bを介して対設されている。
【0042】上記ブレーキドラム27aがリバースブレ
ーキシリンダ27cから延出されており、このリバース
ブレーキシリンダ27cが、上記トルクコンバータ16
の流路最小径DS部に収容され、その軸中心が、上記プ
ーリ入力軸19aに外装されると共に上記トランスミッ
ションケース11aに直接或いは間接的に固定されてい
るステータ軸16eにスプライン係合されている。
【0043】又、上記リバースブレーキシリンダ27c
に、上記ブレーキプレート27bに作動圧を印加するリ
バースブレーキピストン27dが進退自在に保持されて
おり、このブレーキプレート27bと上記リバースブレ
ーキピストン27dとの間にブレーキ作動室27eが形
成されている。
【0044】更に、上記リバースブレーキシリンダ27
cの反リバースブレーキピストン27d側である背面に
ステータ支持軸27fが突設され、このステータ支持軸
27fに上記ステータ16cの内周に形成されたハブ1
6eが、ワンウェイクラッチ16fを介して支持されて
いる。上記ハブ16eは、上記ステータ16cの幅方向
中心から上記インペラ16a側へ軸方向に沿って設定幅
オフセットされており、その端面がスラスト軸受け等の
摺動部材30aを介して上記インペラ16aに支持され
ている。
【0045】上記ハブ16eをインペラ16aの方向へ
設定幅オフセットさせ、且つ上記トルクコンバータ16
の流路最小径DSを、流路最大径DIに対して50%程度
まで広げたことで、上記トルクコンバータ16の幅内
に、上記リバースブレーキシリンダ27c、及びプラネ
タリギヤ26とリバースブレーキ部27のブレーキプレ
ート27b並びにブレーキドラム27aとの幅方向の一
部を収容することが可能となり、無段変速装置11の軸
方向寸法を短縮することができる。尚、上記ステータ支
持軸27fが上記ワンウェイクラッチ16fのインナレ
ースを兼用すれば、部品の共用化により部品点数の削減
を図ることができる。
【0046】又、上記ブレーキドラム27aの外周面が
上記ハブ16eの外周面にほぼ連続して形成されてお
り、このブレーキドラム27aの外周面が上記ステータ
16cに連続する流路を形成している。
【0047】更に、上記プラネタリギヤ26の両プラネ
タリキャリヤ26bにて上記プラネタリピニオン26
a、リングギヤ26dの両側面が規制されており、又、
この両プラネタリキャリヤ26bの外側が、スラスト軸
受け等の摺動部材30bを介して上記リバースブレーキ
シリンダ27cの側面と、上記プーリ入力軸19aに形
成された段部との間に挟持されている。
【0048】尚、上記トルクコンバータ16のタービン
16bは上記プラネタリキャリヤ26b、プラネタリピ
ニオン26a、サンギヤ26cを介して上記プーリ入力
軸19aに支持されている。
【0049】又、上記リバースブレーキシリンダ27c
の背面が、上記オイルポンプ17のポンプ軸17aに他
の摺動部材30cを介して支持されている。
【0050】一方、上記無段変速機13に隣接する上記
トルクコンバータ16のインペラ16aとタービン16
bとの間に形成されている連通部16dが上記ステータ
16cの幅方向中心から上記エンジンA側へオフセット
幅WOだけ偏倚されているため、上記セカンダリプーリ
20に併設するセカンダリ作動室20bを形成するセカ
ンダリプーリシリンダ20cとセカンダリプーリプラン
ジャ20d、及びベアリング20e等、セカンダリプー
リ20を構成する部品の一部を、プライマリプーリ19
とセカンダリプーリ20とのプーリ間距離を長くするこ
となく、上記トルクコンバータ16の径方向に臨ませる
ことが可能となり、その分、無段変速装置11の軸方向
寸法を更に短縮化させることができる。
【0051】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。エンジンAの出力はクランク軸A1
に固設したドライブプレート14を介して発進デバイス
12に設けたトルクコンバータケース15に入力され、
このトルクコンバータケース15に連結されているトル
クコンバータ16のインペラ16aが回転し、このイン
ペラ16aに対向するタービン16bに流体を介して動
力を伝達する。そして、この流体は、ステータ16cで
反転整流された後、上記インペラ16aに戻される。
【0052】車両のコンソールボックス等に配設された
セレクトレバーがNレンジ、或いはPレンジにセットさ
れている状態では、上記発進デバイス12に設けたリバ
ースブレーキ部27のブレーキプレート27b、フォワ
ードクラッチ部28のクラッチプレート28b、ロック
アップクラッチ部25のロックアップクラッチプレート
25aは、全て解放されており、上記タービン16bか
ら出力された動力が、前後進切換装置24のプラネタリ
ギヤ26に設けたプラネタリピニオン26aを支持する
プラネタリキャリヤ26bに伝達され、このプラネタリ
キャリヤ26bが一体回転する。
【0053】すると、上記プラネタリピニオン26a、
リングギヤ26dがプラネタリキャリヤ26bに支持さ
れた状態で、無段変速機13のプライマリプーリ19か
ら延出するプーリ入力軸19aの周囲を空転し、上記プ
ーリ入力軸19aに対する動力の伝達が遮断される。
尚、上記プラネタリキャリヤ26bの幅方向は、リバー
スブレーキ部27に設けたブレーキシリンダ27cの対
向面とプーリ入力軸19aに形成した対向面との間に摺
動部材30bを介して、摺動自在に支持されている。
【0054】そして、セレクトレバーをDレンジ等の前
進走行レンジにセットすると、フォワードクラッチ部2
8のクラッチプレート28bが結合し、上記プラネタリ
キャリヤ26bとクラッチドラム28aとが連結する。
その結果、このクラッチドラム28aに連結するダンパ
ハブ25cを介して、無段変速機13のプライマリプー
リ19から延出するプーリ入力軸19aに駆動力が伝達
され、この無段変速機13が正転する。
【0055】そして、前進走行時、ロックアップ作動条
件が満足されると、ロックアップクラッチ部25のロッ
クアップクラッチプレート25aが結合し、エンジンA
のクランク軸A1に連設するドライブプレート14、ト
ルクコンバータケース15、ダンパユニット25bを介
して伝達された動力が、上記トルクコンバータ16によ
る流体を介さず、上記プーリ入力軸19aに連結する上
記ダンパハブ25cに出力される。
【0056】一方、後進走行すべく、上記セレクトレバ
ーをRレンジにセットすると、上記フォワードクラッチ
部28の上記クラッチプレート28bが解放され、又、
リバースブレーキ部27のブレーキプレート27bがリ
バースブレーキピストン27dの付勢力を受けて結合さ
れる。
【0057】すると、上記プラネタリギヤ26のリング
ギヤ26dが固定され、上記タービン16bに連設する
プラネタリキャリヤ26bを介してプラネタリピニオン
26aが回転し、上記プーリ入力軸19aに設けたサン
ギヤ26cを所定変速比の減速状態で逆回転させる。
【0058】尚、この場合、ストール回転数付近では、
ステータ16cの反力によりワンウェイクラッチ16f
のインナレースに作用する軸トルクの荷重方向と、リバ
ースブレーキシリンダ27cの上記プラネタリギヤ26
の反力を受けるブレーキドラム27aに作用する軸トル
クの荷重方向とが逆方向に働くため、上記リバースブレ
ーキシリンダ27cでは、上記両軸トルクが内部応力と
して互いに打ち消し合う方向に作用し、従って、このリ
バースブレーキシリンダ27cを支持するステータ軸1
6eに作用する軸トルクが小さくなる。
【0059】無段変速機13では、上記プーリ入力軸1
9aに入力された駆動力をプライマリプーリ19、ベル
ト21、セカンダリプーリ20を介してプーリ出力軸2
0aへ出力し、その際、エンジン回転数、スロットル開
度、車速等に基づいて、上記両プーリ19,20の溝幅
を反比例状態に可変設定して変速制御を行う。
【0060】上記プライマリプーリ19の可動シーブが
反トルクコンバータ16側に配設されている場合、セカ
ンダリプーリ20の可動シーブはトルクコンバータ16
側に配設されることになり、このセカンダリプーリ20
の可動シーブを可変動作させるセカンダリ作動室20b
等、上記セカンダリプーリ20の上記発進デバイス12
側に配設された構成部品が、上記発進デバイス12に設
けたトルクコンバータ16側に突出するが、このトルク
コンバータ16のインペラ16aとタービン16bとの
間の連通路16dの幅方向中心をステータ16cの幅方
向中心に対してエンジンA方向へ幅WOだけオフセット
させたことで、上記インペラ16aと上記構成部品との
干渉が回避され、部品配列の効率化が図れる。
【0061】このように、本実施の形態では、トルクコ
ンバータ16の伝達可能な駆動力を確保するための流路
最大径DIを通常の寸法条件と同等で設定し、その流路
最大径DIに対して、流路最小径DSを50%程度まで広
げ、しかもステータ16cの内周に形成した、ワンウェ
イクラッチ16fに支持されるハブ16eを無段変速機
13側へ偏倚させたことで、トルクコンバータ16の内
周に、リバースブレーキシリンダ27cを収納すること
ができると共に、ブレーキドラム27a、及び、このブ
レーキドラム27aの径方向に配列するブレーキプレー
ト27b、プラネタリギヤ26の少なくとも一部を収納
させることができ、その分、自動変速装置11の軸方向
の寸法が短縮され、最近の狭隘化するエンジンルーム内
に、横置き状態で容易に搭載することが可能になる。
【0062】又、ステータ16cを支持するワンウェイ
クラッチ16fのインナレースをリバースブレーキシリ
ンダ27cに形成したステータ支持軸18fにて兼用
し、更に、トルクコンバータ16のタービン16bをプ
ラネタリキャリヤ26bを介して支持させることで、部
品の共用化が図れると共に構造の簡素化が図れ、その結
果、自動変速装置11の幅方向の寸法を一層短縮させる
ことができるばかりでなく、製品コストの低減を図るこ
とができる。
【0063】更に、トルクコンバータケース15内に前
後進切換装置24を内蔵することで、トルクコンバータ
16周辺の組付けと前後進切換装置24の組付けとが同
時に行えるため、組立工数が削減され、製造コストの低
減を図ることができるばかりでなく、トルクコンバータ
16と前後進切換装置24とが1ユニット化されるた
め、前後進切換装置24の機能の確認を、他の部品を組
み付けることなく、トルクコンバータケース15に収納
した状態で行うことができ、開発、及び製造過程におい
て機能の管理がし易くなり、信頼性が向上する。。
【0064】又、スラスト方向に隣接する上記タービン
16b、プラネタリギヤ26、リバースブレーキシリン
ダ27cを摺動部材30b,30c等を介して互いに支
持することで、各構成部品を独立状態で支持する場合に
比し、部品点数を削減することができると共に、軸方向
の寸法をより一層短縮化させることができる。
【0065】又、後進走行時のストール回転数付近で
は、ステータ16cの反力としてステータ支持軸18f
に作用する軸トルクの荷重方向と、プラネタリギヤ26
からの反力としてブレーキドラム27aに作用する軸ト
ルクの荷重方向とが逆方向に働くため、この両軸トルク
を受けるリバースブレーキシリンダ27cでは、上記両
トルクが互いに打ち消す方向へ作用し、従って、このリ
バースブレーキシリンダ27cを支持するステータ軸1
6eに作用する軸トルクが小さくなり、相対的に、この
ステータ軸16eの強度を高めることができ、その分、
上記リバースブレーキシリンダ27cを支持する構造の
簡素化を図ることができると共に、小型化を実現するこ
とができる。
【0066】更に、トルクコンバータ16に設けたター
ビン16bをプラネタリキャリヤ26bに連結すると共
に、このタービン16bを上記フォワードクラッチ部2
8のクラッチドラム28aに対設することで、このプラ
ネタリキャリヤ26bを互いの動力伝達系として共用化
することができ、部品点数の削減により構造が簡素化さ
れるばかりでなく、分品点数の削減により装置全体の小
型化、及び製造コストの低減を図ることができる。
【0067】又、上記トルクコンバータ16の流路最小
径DSの位置であるステータ16cの幅方向中心に対し
て、流路最大径DIの位置である連通部16dの幅方向
中心をエンジンA方向へ、流路最大幅WTの10%程
度、オフセットさせたことで、上記トルクコンバータ1
6とセカンダリプーリ20に連設するセカンダリプーリ
シリンダ20cを代表とする各構成部品との干渉が回避
され、その分、無段変速装置11の軸方向寸法を短縮す
ることができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、発進デバ
イスに配設したトルクコンバータの流路最小径を拡大設
定したので、上記発進デバイスに上記トルクコンバータ
と共に内蔵されている前後進切換装置の少なくとも一部
を上記トルクコンバータの内周に収容することが可能と
なり、装置全体の軸方向寸法の短縮化が実現できる。
【0069】この場合、請求項2に記載されているよう
に、前記流路最小径を流路最大径の50%程度に設定す
ることで、トルクコンバータの伝達可能な駆動力を十分
確保することができる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、前記トルクコンバータの流路最小径
の位置に対し、流路最大径の位置を前記エンジン側へ設
定幅オフセットさせたので、トルクコンバータの流路最
大径を縮小することなく、該トルクコンバータを前記無
段変速機に対して相対的に近接させることが可能とな
り、その結果、無段変速機のプーリ間距離を広げること
なく、装置全体の軸方向寸法をより一層短縮化すること
ができ、無段変速装置をエンジンと共にエンジンルーム
内に、衝突時の空間を確保しつつ横置きで容易に搭載す
ることが可能となる。
【0071】この場合、請求項4に示されているよう
に、前記オフセット幅を、流路最大幅の10%程度とす
ることで、トルクコンバータの伝達可能な駆動力を十分
確保することができる。
【0072】請求項5記載の発明によれば、請求項3或
いは4記載の発明において、前記トルクコンバータの外
周に、前記無段変速機に設けたセカンダリプーリに連設
する構成部品の少なくとも一部を臨ませることで、無段
変速装置の軸方向寸法をより一層短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速装置の全体構成図
【図2】自動変速装置の要部断面図
【図3】従来の自動変速装置の全体構成図
【図4】エンジンルーム内にエンジンと一体の自動変速
装置を横置きに搭載した状態の概略平面図
【符号の説明】
A…エンジン 11…無段変速装置 12…発進デバイス 13…無段変速機 16…トルクコンバータ 20…セカンダリプーリ 24…前後進切換装置 DI…流路最大径 DS…流路最小径 WO…オフセット幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンと無段変速機との間に発進デバイ
    スを介装し、 上記発進デバイスに少なくとも前後進切換装置とトルク
    コンバータとを配設し、 上記前後進切換装置を上記エンジン側に配設すると共に
    上記トルクコンバータを上記無段変速機側に配設した無
    段変速装置において、 上記トルクコンバータの流路最小径を拡大設定すると共
    に、 上記トルクコンバータの内周に上記前後進切換装置の少
    なくとも一部を収容したことを特徴とする無段変速装
    置。
  2. 【請求項2】前記流路最小径が流路最大径の50%程度
    に設定したことを特徴とする請求項1記載の無段変速装
    置。
  3. 【請求項3】前記トルクコンバータの流路最小径の位置
    に対し、流路最大径の位置を前記エンジン側へ設定幅オ
    フセットさせたことを特徴とする請求項1の無段変速装
    置。
  4. 【請求項4】前記オフセット幅を流路最大幅の10%程
    度に設定したことを特徴とする請求項3記載の無段変速
    装置。
  5. 【請求項5】前記トルクコンバータの外周に、前記無段
    変速機に設けたセカンダリプーリに連設する構成部品の
    少なくとも一部を臨ませたことを特徴とする請求項3或
    いは4記載の無段変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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