JPH11189407A - 溶融シリコンの保持容器 - Google Patents

溶融シリコンの保持容器

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JPH11189407A
JPH11189407A JP35950497A JP35950497A JPH11189407A JP H11189407 A JPH11189407 A JP H11189407A JP 35950497 A JP35950497 A JP 35950497A JP 35950497 A JP35950497 A JP 35950497A JP H11189407 A JPH11189407 A JP H11189407A
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JP35950497A
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Yoshihide Kato
嘉英 加藤
Shunji Hamada
俊二 浜田
Hideaki Unzaki
秀明 運崎
Masamichi Abe
正道 阿部
Kazuhiro Hanazawa
和浩 花澤
Hiroyuki Baba
裕幸 馬場
Naomichi Nakamura
尚道 中村
Kenkichi Yushimo
憲吉 湯下
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、太陽電池用シリコンの製造に際し、
原料の金属シリコンからボロン、炭素を酸化除去した
り、あるいは燐、カルシウム等を揮発除去するのに好適
な溶融シリコンの保持容器を提供することを目的として
いる。 【解決手段】溶融状態にあるシリコンを保持すると共
に、該シリコンの酸化精錬又は揮発精錬に使用される容
器であって、該容器の底面に、該シリコンを出湯させる
開口を設けた。また、前記開口を、貫通孔とし、該貫通
孔の直径を0.1〜50mmとしたり、あるいは、補助
的に貫通孔の閉塞手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融シリコンの保
持容器に係わり、詳しくは、金属シリコンを出発原料と
して太陽電池用シリコンを製造する際に、障害となる主
要不純物を精製して除去するのに使用する容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】太陽電池に使用するシリコン基板は、所
要の半導体特性を発揮するには、含有するボロンを0.
1〜0.3ppm以下に低減する必要がある。しかし、
ボロンを10ppm程度含有する原料としての金属シリ
コンから、ボロンを上記レベルまで低減させるのは、非
常に難しいことであったので、従来より多くのボロン除
去技術が研究されてきた。
【0003】例えば、特開平4−228414号公報
は、図9に示すように、「原料となる金属シリコン1
を、シリカあるいはシリカを主成分とする耐火物で内張
された保持容器(以下、単に容器という)8内で、誘導
加熱や抵抗加熱等で溶解、保持し、その溶湯1面に高
温、高速のプラズマ・ガスジエット2を吹き付け、ボロ
ンを酸化物として気化、除去する」方法を開示してい
る。また、特開平5−139713号公報は、上記プラ
ズマ・ガスジェット2に加え、容器8の底部にガス吹込
み用の羽口を設け、そこから不活性ガスと酸化性ガスの
混合ガスを吹き込んで、撹拌を強化してボロン除去速度
を早くすることを提案している。
【0004】ところで、このような金属シリコン中のボ
ロンを酸化で除去させると、同時にシリコンも酸化し、
周囲に飛散する。その結果、プラズマ・トーチ3とか容
器8の上端に、ボロンの濃縮した酸化珪素の粉末や膜が
多量に付着する。これら付着物10は、通常、精製した
溶融シリコン浴の20〜100倍のボロンを含有してい
る。そのため、該精製された溶融シリコン1を次工程で
使用する容器(例えば、鋳型11)に移行させる際に大
きな問題を提供することになる。すなわち、図9に示す
ように、精製に使用した容器8から次工程の鋳型11
に、溶融シリコン1を傾注あるいはオーバ・フローする
際、前記酸化珪素の粉末や膜も一緒に鋳型11に持ち込
まれ、せっかく精製したシリコンを汚染してしまうの
で、再度の精製が必要になる。
【0005】また、太陽電池に使用するシリコン基板と
するには、該シリコン基板中の燐も0.1〜0.2pp
m程度に低減させる必要がある。そのため、従来より多
くの燐除去技術が開発され、最近では、真空下での電子
ビーム溶解による揮発除去が注目されている(例えば、
ISIJ International, vol.32(1992),No.5 ,p 635 〜64
2)。また、本出願人は、先般、特願平8−347961
号にて真空精錬と凝固精製を一連の流れ作業として実施
する技術を提案している。
【0006】この場合も、前記脱ボロンの際と類似の問
題が発生している。つまり、シリコン浴から揮発性不純
物元素に加え、シリコンが蒸発し、容器壁に蒸着する。
この蒸着物は燐含有量が高いが、精製した溶融シリコン
1を次工程の鋳型11へオーバー・フローで移行させる
際に、該精製済みのシリコンと接触し、それを汚染す
る。
【0007】このように従来の溶融シリコン1の容器8
を用いると、必ず上記した汚染が生じ、今までに行った
酸化精製が無駄になってしまうことがある。これでは、
本出願人の目指す安価な太陽電池用シリコンを製造する
ことはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
を鑑み、太陽電池用シリコンの製造に際し、原料の金属
シリコンからボロン、炭素を酸化除去したり、あるいは
燐、カルシウム等を揮発除去するのに好適な溶融シリコ
ンの保持容器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記目的を達
成するため鋭意研究し、前記汚染を回避するには、付着
物との接触を防止しなければ、抜本的な解決にならない
と結論した。そして、そのためには、容器の溶融シリコ
ン浸漬部からシリコンを出湯させるしかないが、従来、
溶融シリコンの保持容器のシリコン浸漬面に開口したも
のが存在していないことに着眼すると共に、溶融シリコ
ンは、界面張力が小さくいかなる細孔でも浸透し、通過
する可能性があること及び溶解時には所謂セルフ・コー
ティング(シリコンが耐火物の役目を果たす)も可能で
あることを利用し、本発明を完成させた。
【0010】すなわち、本発明は、溶融状態にあるシリ
コンを保持すると共に、該シリコンの酸化精錬又は揮発
精錬に使用される容器であって、該容器のシリコン浸漬
面に、該シリコンを出湯させる開口を設けたことを特徴
とする溶融シリコンの保持容器である。また、本発明
は、前記開口を、貫通孔とし、該貫通孔の直径を0.1
〜50mmより好ましくは1〜20mmとしたことを特
徴とする溶融シリコンの保持容器であり、あるいは前記
開口を、ポーラス・プラグとしたことを特徴とする溶融
シリコンの保持容器である。
【0011】さらに、本発明は、前記開口に、その閉塞
手段を取り付けたことを特徴とする溶融シリコンの保持
容器である。そして、前記閉塞手段を、高純度シリコン
の詰め物としたり、吹込みガスとしたり、開口の周囲に
配置した電磁コイルとしたり、開口の周囲に配置した冷
却ジャケットと、あるいは開口の周囲に配置したスライ
ディング・ゲートとすることを特徴とする溶融シリコン
の保持容器である。
【0012】加えて、本発明は、前記開口の下方に、精
錬後の溶融シリコンを受ける鋳型を配置したことを特徴
とする溶融シリコンの保持容器でもある。本発明によれ
ば、溶融シリコンを容器の底部から次工程で使用する容
器に、直接移行させるようにしたので、前記付着物や蒸
着物との接触が回避でき、精製した溶融シリコンの汚染
がなくなる。その結果、再度の酸化精錬や揮発精錬を行
う必要がなくなり、安価な太陽電池用シリコンの製造が
期待できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。まず、本発明に係る容器8は、
正方形、長方形、円柱等、液体を保持可能なものであれ
ば如何なる形状をしていても良い。そして、開口は、容
器8のシリコン浸漬面のいずれかの位置に1個以上設け
るが、容器8内の溶融シリコン1を残留させることなく
全量排出するには、図1(a)に示すように、容器底面
の中心位置であることが好ましい。但し、精錬後の溶融
シリコン1を排出する際、下方に配置する受け容器11
の種類によっては、排出作業の都合に合わせて該中心位
置から偏位させても良い。また、開口部近傍の構造は、
図1(b)に示したように、後で説明する該開口の閉塞
手段を取り付ける都合上、下方に突出していることが望
ましい。かかる容器8の材質には、該容器8内で金属シ
リコンからボロン及び炭素を除去するための酸化精錬を
行う場合は、高純度のシリカあるいはシリカ質耐火物を
主として使用する。一方、P、Al,Ca等を除去する
揮発精錬を行う場合は、黒鉛あるいは水冷手段を伴った
銅を使用する。
【0014】次に、第1の本発明であるが、それは、開
口をあけた儘の状態である。つまり、底面に正確には材
質によって異なるが、直径0.1〜50mm程度の貫通
孔12を設け、精錬中は該貫通孔12の周囲温度を厳密
に管理することで、その部分でシリコンの凝固層27を
形成させて閉塞するのである。精錬中に該貫通孔12の
周囲温度を管理できる理由は、精錬を施す際に使用する
加熱が、通常、プラズマ・アーク、プラズマ・ガスジェ
ット2、電子ビーム18であり、これらの加熱媒体は任
意の位置を走査できるからである。この走査によって、
溶融シリコンの降温位置及び昇温位置を適切に選択すれ
ば良い。なお、シリコンの融点は、14℃であり、実際
に精錬する時の溶融シリコンの温度は、1500〜16
00℃である。
【0015】また、第2の本発明で、貫通孔12の直径
を0.1〜50mmにするのが好ましいとしたのは、
0.1mm未満だと、出湯に際して溶融シリコン1が円
滑に抜き出せなくなり、50mm超えだと前記した加熱
媒体の走査で貫通孔12の閉塞が旨くできないからであ
る。さらに、第3の本発明では、貫通孔12を複数個設
ける場合の便を図り、鉄鋼精錬の転炉に、炉底からガス
を吹込むのに使用される公知のポーラス・プラグ19
(図1(c)参照)を利用するものである。
【0016】溶融シリコンの前記精錬は、工業的規模で
も1基の容器8で処理するシリコン量は、100kg程
度であること、及び前記開口の下方には、必ず次工程で
使用する容器11を配置する。従って、精錬中に開口か
ら湯漏れが生じても、さほどの危険はない。しかしなが
ら、精錬には不測の事故も起こり得るので、第4の本発
明から第9の本発明では、精錬作業の安全性を図るた
め、前記開口に補助的に閉塞手段を設け、それぞれ公知
の手段で具体化したものである。
【0017】高純度シリコンを、図2に示すような貫通
孔12の詰め物26としたのは、太陽電池用シリコンに
対して不純物となる元素を含んでいると、それによって
汚染され、せっかくの下抜きの着想が無駄になるからで
ある。具体的には、半導体製造に使用するシリコンが好
ましい。しかし、該容器8で精錬したシリコンの使用も
可能である。
【0018】吹込みガスとしては、精錬済みの溶融シリ
コンを汚染しないように、アルゴン・ガス17の利用が
好ましい。吹込み部分の概要は、図3に示しておく。し
かし、前記特開平5−139713号公報に記載されて
いるように、精錬中に溶融シリコン1の撹拌に利用する
酸化性ガスであっても良い。ガスの吹込み量や圧力につ
いては、溶融シリコン1の量に応じて予め実験で定めて
おけば良い。
【0019】開口の周囲に、図4に示すように、電磁コ
イル20を配置するのは、磁界によって貫通孔12内の
溶融シリコン1に上向きの力を作用させ、該シリコン1
の落下を防止して閉塞するものである。発明者の試みに
よれば、磁界の強さが0.1テスラー程度あれば、実現
可能である。また、図5に示す冷却ジャケット21を使
用するのは、前記加熱媒体の走査だけでは、貫通孔12
内の溶融シリコン1を凝固できない時に、強制的に冷却
させるものであり、冷却水28及び/又は冷却ガスのい
ずれもが使用できる。
【0020】図6に示すスライディング・ゲート22で
前記貫通孔12の閉塞、開放を行うのは、最も安全な湯
漏れ対策であるからである。但し、ゲートの材質は、前
記不純物元素の汚染を避けるため、高純度のシリカを使
用する必要がある。
【0021】
【実施例】(実施例1)30kgの金属シリコンを、図
7に示した減圧室23内の容器8に装入し、電子ビーム
加熱で溶解した。この容器8は、黒鉛るつぼであり、底
面には、直径0.5mmの貫通孔12を2本設けると共
に、各貫通孔12の周囲に温度計24を設けてある。ま
た、該電子ビーム18は、前記貫通孔12の周囲に設け
た温度計24からの測温情報に基づき、該貫通孔12内
の高純度シリコンが溶解しないように、溶湯面上を走査
した。その際、減圧室23内は、5×10-4Torrの
高真空としてある。
【0022】この状態を50分間経過した後に、溶湯1
から採取した試料からP、Al,Caの分析を行い、目
標値に達していたので、真空精錬を止めた。この間、容
器8の底からは、溶湯1の漏れは生じなかった。そこ
で、容器8の中心部に相当する溶湯表面を電子ビーム1
8で特に加熱し、貫通孔12を開口し、下方に配置した
鋳型11に、溶湯1を抜き出した。その後、一方向凝固
させて鋳塊を得、該鋳塊の底部から80%以内で試料を
採取し、P,Al,Caを分析したところ、それぞれ
0.1ppm,3ppm,及び3ppmであった。これ
らの値は、いずれも太陽電池用シリコンとして許容され
るものであった。なお、容器からの溶湯の抜き出しは、
非常に円滑に行われた。 (実施例2)30kgの金属シリコン1を、図8に示し
た本発明に係る容器8に装入し、誘導加熱で溶解した。
この容器8は、石英ルツボであり、その底面には、直径
が2mmの貫通孔12を3本設けてある。また、各貫通
孔12には、アルゴン・ガス17を吹込む配管25をも
備えてある。その後、溶湯温度を1620〜1630℃
に維持し、出力100kワットのプラズマ・トーチ3で
発生させた所謂非移行型のプラズマ・ガスジェット2
に、水蒸気16及びH2 ガス15を混合した状態で、3
00リットル/分の速度で溶湯1に吹き付けると共に、
貫通孔12には、アルゴン・ガス17を5リットル/分
で吹込み、ボロン及び炭素の酸化精錬を行った。
【0023】その状態を120分間経過させたが、容器
8の底から溶湯1がもれた痕跡は認められなかった。そ
の後、溶湯1から採取した試料の比抵抗値が1.5オー
ム・cmになったので、脱ボロンが終了したと判断し、
吹込みガスをアルゴン・ガスのみにして脱酸した。そし
て、前記アルゴン・ガス17の吹込み量を1リットル/
分に減少させ、溶湯1を容器8の下方に配置した鋳型1
1に抜き、一方向凝固させた。鋳塊の底部から80%以
内で試料を採取し、ボロン、炭素及び酸素を分析したと
ころ、それぞれ0.1ppm,3ppm,及び3ppm
であった。これらの値は、いずれも太陽電池用シリコン
として許容されるものであった。なお、容器からの溶湯
の抜き出しは、非常に円滑に行われた。 (比較例)実施例2で使用したものと貫通孔を設けない
点だけが異なる容器8で、同様の酸化精錬を行った。そ
して、100分経過後に、採取試料の比抵抗値が1.5
オーム・cmになったので、脱ボロンが終了したと判断
し、吹付けガスをアルゴン・ガスに切り替え、脱酸し
た。脱酸後、該容器を傾動して下位に設けた鋳型11に
注湯し、一方向凝固を行った。その結果、凝固後の鋳塊
からの試料は、ボロン0.8ppm,酸素15ppmと
太陽電池用シリコンの成分としては、不満足なものであ
った。この原因は、傾動時に、容器8の側壁上端に付着
していた不純物元素の濃縮したシリカ(付着物10)と
溶湯1との接触で、該溶湯1が汚染したためと考えられ
る。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、太陽
電池用シリコンの製造に際し、原料の金属シリコンから
ボロン、炭素を酸化除去したり、あるいは燐、カルシウ
ム等を揮発除去するのに好適な溶融シリコンの保持容器
が提供できた。その結果、得られるシリコンは、太陽電
池用としての規格を満足していたばかりか、精錬の作業
性も改良された。そして、該シリコンの製造に要する時
間が短縮され、太陽電池用シリコンの生産性が向上する
と共に、製造コストの低下が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶融シリコンの保持容器を示す図
であり、(a)は縦断面図、(b)は底構造であり、
(c)はポーラス・プラグを配置したものである。
【図2】本発明に係る容器の貫通孔に詰めた詰め物を示
す図である。
【図3】本発明に係る容器の貫通孔に設けたガス吹込み
部を示す図である。
【図4】本発明に係る容器の貫通孔に設けた電磁コイル
を示す図である。
【図5】本発明に係る容器の貫通孔に設けた冷却ジャケ
ットを示す図である。
【図6】本発明に係る容器の貫通孔に設けたスライディ
ング・ゲートを示す図である。
【図7】本発明に係る容器を使用した金属シリコンの真
空精錬状況を示す図である。
【図8】本発明に係る容器を使用した金属シリコンの酸
化精錬状況を示す図である。
【図9】従来容器を使用した金属シリコンの酸化精錬状
況を示す図である。
【符号の説明】
1 金属シリコン(溶融シリコン又は溶湯) 2 プラズマ・ガスジェット 3 プラズマ・トーチ 4 陽極 5 陰極 6 非移行型プラズマ電源 7 金属シリコンの供給手段 8 保持容器(容器) 9 誘導加熱コイル 10 付着物 11 鋳型(次工程の容器) 12 貫通孔 13 水蒸気用ノズル 14 水素用ノズル 15 水素ガス 16 水蒸気 17 アルゴン・ガス 18 電子ビーム 19 ポーラス・プラグ 20 電磁コイル 21 冷却ジャケット 22 スライディング・ゲート 23 減圧室 24 温度計 25 配管 26 詰め物 27 シリコンの凝固層 28 冷却水
フロントページの続き (72)発明者 運崎 秀明 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 阿部 正道 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 花澤 和浩 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 馬場 裕幸 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 中村 尚道 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 湯下 憲吉 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融状態にあるシリコンを保持すると共
    に、該シリコンの酸化精錬又は揮発精錬に使用される容
    器であって、 該容器の該シリコン浸漬面に、該シリコンを出湯させる
    開口を設けたことを特徴とする溶融シリコンの保持容
    器。
  2. 【請求項2】 前記開口を、貫通孔とし、該貫通孔の直
    径を0.1〜50mmとしたことを特徴とする請求項1
    記載の溶融シリコンの保持容器。
  3. 【請求項3】 前記開口を、ポーラス・プラグとしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の溶融シリコンの保持容
    器。
  4. 【請求項4】 前記開口に、その閉塞手段を取り付けた
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の溶融シ
    リコンの保持容器。
  5. 【請求項5】 前記閉塞手段を、高純度シリコンの詰め
    物とすることを特徴とする請求項4記載の溶融シリコン
    の保持容器。
  6. 【請求項6】 前記閉塞手段を、吹込みガスとすること
    を特徴とする請求項4記載の溶融シリコンの保持容器。
  7. 【請求項7】 前記閉塞手段を、開口の周囲に配置した
    電磁コイルとすることを特徴とする請求項4記載の溶融
    シリコンの保持容器。
  8. 【請求項8】 前記閉塞手段を、開口の周囲に配置した
    冷却ジャケットとすることを特徴とする請求項4記載の
    溶融シリコンの保持容器。
  9. 【請求項9】 前記閉塞手段を、開口の周囲に配置した
    スライディング・ゲートとすることを特徴とする請求項
    4記載の溶融シリコンの保持容器。
  10. 【請求項10】 前記開口の下方に、精錬後の溶融シリ
    コンを受ける鋳型を配置したことを特徴とする請求項1
    〜9いずれかに記載の溶融シリコンの保持容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083024A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Kyocera Corp 多結晶シリコンインゴットの鋳造方法、これを用いた多結晶シリコンインゴット、多結晶シリコン基板、並びに太陽電池素子

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