JPH11186669A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JPH11186669A
JPH11186669A JP9365766A JP36576697A JPH11186669A JP H11186669 A JPH11186669 A JP H11186669A JP 9365766 A JP9365766 A JP 9365766A JP 36576697 A JP36576697 A JP 36576697A JP H11186669 A JPH11186669 A JP H11186669A
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JP
Japan
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semiconductor laser
laser
elements
laser device
dvd
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JP9365766A
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English (en)
Inventor
Koichi Nitori
耕一 似鳥
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の異なるモードのレーザ光を使用する際
の装置構成を簡略化して、その小型化を図ることができ
るレーザ装置を提供する。 【解決手段】 半導体レーザ素子A,Bのマウント面3
2,34が略120度の角度で交差しているため、射出
端面18,28は略60度で対向する。素子Aより出射
したレーザ光は素子Bの射出端面28で反射され、素子
Bのレーザ光は素子Aの射出端面18で反射される。二
つのレーザ光の進行方向は、前記角度の関係から、ほぼ
平行となる。二つの半導体レーザ素子A,Bの突き合わ
せ間隔を数μm程度に抑えれば、二つの平行なレーザ光
の間隔は10μm程度に近接させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の異なるモ
ードのレーザ光を出力する半導体レーザ素子を含むレー
ザ装置にかかり、例えば、CD−R,DVD,あるいは
MD用の光ピックアップに好適な半導体レーザ装置の改
良に関する。
【0002】
【背景技術】CD−RやDVDなどのディスク再生に用
いられる光ピックアップの光源としては、一般に半導体
レーザ素子が用いられている。CD−R用とDVD用で
は、レーザ素子の発光波長が異なる。すなわち、DVD
再生には635nmないし650nm帯の短波長可視レーザ
が使用されるのに対し、CD−R再生には780nm帯の
近赤外レーザが使用される。このように、使用レーザ光
の波長は異なるものの、一つのプレーヤでCD,CD−
R,DVDなどの各種のディスクを再生することができ
ると好都合である。そこで、それら各種のディスクの再
生を可能にするため、650nm/780nmの二波長の光
源を内蔵した光ピックアップが検討されている。
【0003】図3には、かかる二波長レーザ装置の背景
技術が示されている。まず同図(A)に示すものは、CD
用とDVD用のそれぞれを別個に構成するもので、DV
D900のために、波長650nmで発光するレーザ素子
902,DVD用光学系904が設けられており、CD
910のために、波長780nm発光するレーザ素子91
2,CD用光学系914が設けられている。この方式
は、レーザ素子からディスクに至る光路が、DVD,C
Dで独立している。
【0004】図3(B)に示すものは、DVD用のレーザ
素子902とCD用のレーザ素子912は別々のパッケ
ージとなっているが、それらの出力レーザ光が波長フィ
ルタ(ダイクロイックミラー)920によって合成され
ている。このような手法は、水野定夫他「集積型DVD
用光ヘッド」(National Technical Report Vol.43 No.3
Jun.p.275(1997))に開示されている。この方法では、
波長フィルタ920からディスク900,910に至る
光学系922が、CD及びDVDで共用化されている。
【0005】一方、MDプレーヤにおいては、光ピック
アップの半導体レーザ装置に対して、信号記録時に数1
0mW程度の高出力,信号読取時に数mW程度の小出力が要
求される。また、信号読取時には、戻り光雑音が小さい
ことも要求される。戻り光雑音に対して強くするために
はレーザ出力光の可干渉性を低減すればよい。このた
め、CD用の半導体レーザ装置では、戻り光雑音対策と
して自励発振が利用されている。
【0006】しかし、一般的な自励発振レーザでは、高
出力域まで光−電流(I−L)特性のリニアリティを得
ることができない。このため、実用上の高出力限界が低
く、従ってそれらのレーザ装置をMD用に用いることは
できない。このような理由から、MD用としては、高出
力限界の高い通常の定常発振レーザ(非自励発振レー
ザ)を用い、低出力の読出時には付加回路により高周波
重畳をかけて、レーザ出力光の可干渉性を低減する手法
がとられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような背景技術には、次のような不都合がある。 (1)図3(A)の方法では、DVD用及びCD用のピックア
ップが単に並列的に設けられているのみで、小型化や部
品点数の削減を図ることはできない。 (2)図3(B)の方法では、(A)と比較すれば共用部分が増
えるものの、新たに波長フィルタを必要とし、部品数が
増えて装置構成が複雑化するなど、必ずしも満足し得る
ものとは言えない。 (3)MD用ピックアップの背景技術では、高周波重畳用
の付加回路が必須である。このため、光ピックアップと
しての形態が大がかりになるとともに、コスト高にもな
らざるを得ない。
【0008】この発明は、以上の点に着目したもので、
複数の異なるモードのレーザ光を使用する際の装置構成
を簡略化して、その小型化を図ることができるレーザ装
置を提供することを、その目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、基板の両端に反射面を有するヘテロ構
造の半導体レーザ素子を複数含む半導体レーザ装置にお
いて、前記半導体レーザ素子におけるレーザ光出射端面
が互いに略60度の角度をなすように対向して配置した
ことを特徴とする。他の発明は、基板の両端に反射面を
有するヘテロ構造の半導体レーザ素子をサブマウント上
に複数搭載した半導体レーザ装置において、前記サブマ
ントに、略120度で交差する複数のマウント面を形成
するとともに、これらマウント面に、レーザ光の射出端
面が対向するように、前記半導体レーザ素子を配置した
ことを特徴とする。
【0010】この発明の前記及び他の目的,特徴,利点
は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態について、
図1及び図2を参照しながら説明する。図2には本形態
のレーザ装置が示されている。そして、このレーザ装置
の正面が図1(A)に示されており、平面が同図(B)に示さ
れている。これらの図において、半導体レーザ素子A,
半導体レーザ素子Bは、それぞれ650nm帯,780nm
帯のレーザ光を出力する素子である。これらは、一般的
な埋込みリッジストライプ構造を備えるダブルヘテロ
(DH)構造の半導体レーザ素子である。そして、いず
れも、n型GaAs基板10,20の主面上に、MOC
VD法によってレーザ発振を行うダブルヘテロ構造1
2,22を成長形成したウエハから、所定形状のチップ
に加工することで得られる。基板10,20のヘテロ構
造12,22と反対側には、電極14,24がそれぞれ
形成されている。
【0012】一方、これらレーザ素子A,Bがマウント
されるサブマウント30は、例えばシリコン基板をダイ
シングして形成され、図に示すように略120度の角度
で交わる屋根型のマウント面32,34を備えている。
これらマウント面32,34には、例えばスパッタ法に
よってAlなどのスパッタによって電極36が形成され
ている。
【0013】レーザ素子A,Bのチップは、サブマウン
ト30のマウント面32,34上に、光射出端面18,
28が対峙するように配置され、基板主面のヘテロ接合
12,22側が導電性のペーストなどで電極36にそれ
ぞれ接合される。レーザチップのマウント搭載後、図1
に示すように、ワイヤボンディングが所定個所に行われ
る。すなわち、レーザ素子A,Bの電極14,24に
は、Auなどによるワイヤ16,26がそれぞれボンデ
ィングされる。また、マウント面32,34の電極36
には、ワイヤ38,40がそれぞれボンディングされ
る。レーザ素子A,Bの駆動電圧は、ワイヤ16,26
とワイヤ38,40との間に印加される。サブマウント
側のワイヤ38,40はマイナスの共通端子,レーザ素
子側のワイヤ16,26は各素子のプラス端子である。
【0014】次に、本形態の作用を説明する。半導体レ
ーザ素子A,Bでは、よく知られている原理に基づいて
レーザ光が発振する。発振したレーザ光は、光射出端面
18,28からそれぞれ出力されるが、本形態では、そ
れら射出端面18,28が所定角度で対向する構成とな
っている。このため、半導体レーザ素子Aより出射した
レーザ光は半導体レーザ素子Bの射出端面28で反射さ
れ、同図で上方に方向転換される。半導体レーザ素子B
のレーザ光も半導体レーザ素子Aの射出端面18で反射
され、同様に方向転換される。
【0015】この場合において、本形態では、半導体レ
ーザ素子A,Bのマウント面32,34が略120度の
角度で交差している。このため、それら素子A,Bの射
出端面18,28は、互いに約60度の角度を形成する
ようになる。このような配置のため、二つのレーザ光の
進行方向はほぼ平行となる。更に、図示のように、半導
体レーザ素子A,Bのヘテロ構造12,22側がマウン
ト面32,34側となっている。このため、二つの平行
なレーザ光の間隔が10μm程度にまで近接する。一般
に半導体レーザ素子の活性層は半導体基板のヘテロ接合
側より数μm程度下方に位置するので、二つの半導体レ
ーザ素子の突き合わせ間隔を数μm程度に抑えれば、二
つの平行なレーザ光の間隔は10μm程度に近接させる
ことができる。
【0016】このように、本形態によれば、二つの半導
体レーザ素子A,Bを、互いの光出射端面18,28が
略60度の角度をなすように向き合う配置としている。
このため、二つの半導体レーザ素子のレーザ光が近接す
るようになる。従って、二つの半導体レーザ素子A,B
の発振波長を、635nm(又は650nm)と、780nm
とすることにより、DVDとCD−Rの再生の両立を図
ることができる。
【0017】また、DVD用のレーザ光と、CDあるい
はCD−R用のレーザ光の光路を単一のシステムで構築
することが可能となり、システム上余計な部品を削減し
て小型化,軽量化を図ることができる。また、本形態に
よれば、レーザウエハ自体は従来品でよく、簡便に実施
できるという利点もある。更に、半導体レーザ素子A
を、波長780nm帯であって、かつ、低出力動作時にお
いて自励発振動作を行う自励発振レーザ素子とするとと
もに、半導体レーザ素子Bを半導体レーザ素子Aよりも
高出力限界の高い高出力レーザ素子とすることで、高周
波重畳用の付加回路を必要とすることなく、MD用の光
ピックアップを構成することが可能となる。
【0018】この発明には数多くの実施形態があり、以
上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。
例えば、次のようなものも含まれる。 (1)前記形態においては、MOCVD法によって製造で
きるリッジ導波型レーザ素子を用いたが、製造方法,発
振モード,素子構造などは各種のものが知られており、
前記形態に限定されるものではない。使用する半導体材
料,電極材料なども同様である。 (2)本発明は、DVD,CD,CD−Rの互換再生やM
Dが好適な適用例であるが、モードが異なる複数のレー
ザ光を得る場合であれば、一般的に適用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体レーザ素子のレーザ光射出端面が略60度の角度
を形成するようにレーザ素子を配置することとしたの
で、発光点が近接した複数モードのレーザ装置を得るこ
とができ、複数の異なるモードのレーザ光を使用する際
の装置構成を簡略化して、その小型化を図ることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態を示す図である。(A)は正面
図、(B)は平面図である。
【図2】前記形態の斜視図である。
【図3】背景技術を示す図である。
【符号の説明】 10,20…基板 12,22…ダブルヘテロ構造 14,24,36…電極 16,26,38,40…ワイヤ 18,28…光射出端面 30…サブマウント 32,34…マウント面 A,B…半導体レーザ素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の両端に反射面を有するヘテロ構造
    の半導体レーザ素子を複数含む半導体レーザ装置におい
    て、 前記半導体レーザ素子におけるレーザ光出射端面が互い
    に略60度の角度をなすように対向して配置したことを
    特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 基板の両端に反射面を有するヘテロ構造
    の半導体レーザ素子をサブマウント上に複数搭載した半
    導体レーザ装置において、 前記サブマントに、略120度で交差する複数のマウン
    ト面を形成するとともに、 これらマウント面に、レーザ光の射出端面が対向するよ
    うに、前記半導体レーザ素子を配置したことを特徴とす
    る半導体レーザ装置。
JP9365766A 1997-12-22 1997-12-22 半導体レーザ装置 Pending JPH11186669A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8322879B2 (en) 2009-04-15 2012-12-04 Mitsubishi Electric Corporation Multi-wavelength semiconductor laser device
US8687668B2 (en) 2009-06-09 2014-04-01 Mitsubishi Electric Corporation Multi-wavelength semiconductor laser device

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US8687668B2 (en) 2009-06-09 2014-04-01 Mitsubishi Electric Corporation Multi-wavelength semiconductor laser device
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