JPH11182243A - エンジンの冷却水循環構造 - Google Patents

エンジンの冷却水循環構造

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JPH11182243A
JPH11182243A JP35528397A JP35528397A JPH11182243A JP H11182243 A JPH11182243 A JP H11182243A JP 35528397 A JP35528397 A JP 35528397A JP 35528397 A JP35528397 A JP 35528397A JP H11182243 A JPH11182243 A JP H11182243A
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cooling water
passage
engine
oil cooler
heater core
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JP35528397A
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Atsushi Ito
淳 伊藤
Haruyo Kimura
治世 木村
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷却水の循環通路を工夫して、冷却水の通路及
び配管を減少してエンジンの小型化を可能にすると共
に、冷却通路の切換の際のハンチングを防止できるエン
ジンの冷却水循環構造を提供する。 【解決手段】エンジンの冷却水ポンプより吐出された冷
却水をシリンダブロックとシリンダヘッドに供給して冷
却し、排出された冷却水を、ラジエータ、ヒータコア及
びオイルクーラーを経由、あるいはこれらをバイパスし
て前記冷却水ポンプに循環するエンジンの冷却水循環構
造において、前記ヒータコアと前記オイルクーラーとを
連結するヒータコア用通路を設けて、前記ヒータコアを
通過して放熱した後の冷却水を前記オイルクーラーに供
給するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水の
循環経路を工夫することで、オイルクーラーの冷却性能
を向上すると共に、エンジン本体回りの配管の本数を減
らしてエンジン回りの配置を簡略化して小型化を可能に
するエンジンの冷却水循環構造の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車などのエンジンにおいては、小型
化、軽量化が進み、エンジン本体のみならず、エンジン
本体の外側に配設されている配管についても可能な限り
省略して、省スペース、軽量化することが強く求められ
ており、この外部配管の殆どを占める冷却水循環通路に
ついても改良が進められている。
【0003】このエンジンの冷却水循環構造は、冷却水
ポンプより吐出された冷却水をシリンダブロックとシリ
ンダヘッドに供給してエンジン本体を冷却し、次に、こ
の冷却水を、例えば、シリンダヘッドを出てラジエータ
を経由してサーモスタットに至るラジエータ用通路、シ
リンダヘッドを出て車室内暖房用のヒータコアを経由し
て冷却水ポンプに至るヒータコア用通路、冷却水ポンプ
からオイルクーラーを経由して冷却水ポンプに戻るオイ
ルクーラー用通路と、これらの機器をバイパスして、シ
リンダヘッドから出て直接サーモスタットに至るバイパ
ス用通路とからなる4系統の通路を経由して、冷却水ポ
ンプの吸入口に循環させるようにしている。
【0004】即ち、エンジンのシリンダブロックやシリ
ンダヘッドを冷却した後の冷却水は熱交換により昇温さ
れているので、エンジンの過熱を防止するためにこの冷
却水をラジエータ(放熱器)を通過するラジエータ用通
路を設けて冷却水を循環させている。また、エンジン始
動時や寒冷時等においては、冷却水を過度に冷却する
と、エンジンの出力や燃費が悪化するばかりでなく、シ
リンダの低温摩耗等の悪影響があるので、冷却水の過冷
却を防止するためにラジエータを迂回するバイパス用通
路を設けてある。
【0005】そして、冷却水が適正な温度範囲に収まる
ように、前述のラジエータ用通路とバイパス用通路とを
切換制御しており、この切換制御は、例えば、2弁式の
サーモスタットの一方の入口にラジエータ用通路を連結
し、他方の入口にラジエータバイパス用通路を連結し
て、ワックス等を充填した感温部を流れる冷却水の温度
により、感温部の膨張と収縮を利用してどちらか一方の
通路のみを開とすることで行われている。
【0006】即ち、冷却水が高温側になったときは、ラ
ジエータ用通路を開にして、ラジエータバイパス通路を
閉にし、冷却水が低温側になった時には、逆に、ラジエ
ータ用通路を閉にして、ラジエータバイパス通路を開に
している。また、冷却水の循環構造には、更に、車室内
を暖房するためのヒータコアにもエンジン本体を冷却し
て温まった冷却水を循環させるので、ヒータコア用通路
も設けている。
【0007】更に、エンジンの潤滑オイルを冷却するた
めに、オイルクーラー用通路を設けてオイルクーラーに
も冷却水を供給している。しかしながら、従来技術の冷
却水循環構造においては、これらのラジエータ用通路、
ヒータコア用通路、オイルクーラー用通路と、バイパス
用通路とからなるの4系統の冷却水循環通路と潤滑オイ
ルのオイル循環通路とが必要になり、これらの配管がエ
ンジン本体の周囲に機器類等の突起物を避けながら混合
状態で配管されるため、多数の配管と大きな配管スペー
ス及び配管作業用スペースが必要になってエンジンの小
型化が阻害されるという問題がある。
【0008】また、狭いスペースに多くの配管が入組ん
でおり、機器の取付けや取り外しや点検の際に、工具が
配管に当たる等邪魔になるので、組付け作業が煩雑にな
るだけでなく、点検やメンテナンスの際の作業効率が低
下するという問題がある。これらの問題点に鑑み、本出
願人の一人は、サーモスタットハウジングに、オイルク
ーラーとオイルフィルターを一体的に取り付け、外部配
管の一部をサーモスタットハウジング内の内部配管に置
き換えることにより、配管スペースの節約と共に、取付
け作業やメンテナンス作業の効率の向上を図ることので
きる内燃機関用サーモスタットハウジングの構造を特開
平9−13935号公報にて提案している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、残念ながら、
この先行技術の構成であるサーモスタットハウジングを
使用した冷却水循環構造においては、図3の循環システ
ム構成図及び図4の説明用斜視図(なお、部品番号や記
号は前記公報の原図とは変えてあり、また、一部省略し
てある。)に示すように、ヒータコア6を経由するヒー
タコア用通路Hと、オイルクーラー7を経由するクーラ
ー用通路Cとは独立しており、両者はサーモスタットハ
ウジング10内部において合流して、サーモスタット9の
下流側に導入されている。
【0010】従って、冷却水ポンプ11とオイルクーラー
7間の通路とオイルクーラー7とサーモスタット9との
間の配管が必要となり、依然として、配管数が多いとい
う問題がある。また、図4に示すように、オイルクーラ
ー7がオイルフィルター8とサーモスタットハウジング
10との間に配設されているため、オイルクーラー7が下
方に突き出る形となり、エンジン回りの使用スペースが
大きくなり、しかも、オイルクーラー7のみの点検や交
換時にオイルフィルター8も同時に取り外す必要がある
ため、作業性が悪くなるという問題が残っている。
【0011】その上、ラジエータ用通路Rとバイパス用
通路Bとの切換制御においては、2弁式のサーモスタッ
ト9の一方の流入口にラジエータ用通路Rを連結し、他
方の流入口にバイパス用通路Bを連結しており、冷却水
温度の検出はこの両流入口間にあって、流出口に面して
いる感温部9aで行う構成になっている。つまり、この
感温部9aの周囲の冷却水温度によって、ラジエータ用
通路Rとバイパス用通路Bのどちらか一方を選択的に開
通させて、流出口から冷却水ポンプ11側に冷却水を供給
し、この両通路R、Bの一方を冷却水温度によって選択
することによって冷却水のラジエータ5による冷却量を
制御して、冷却水温度を所定の範囲になるように構成さ
れている。
【0012】しかしながら、この制御方法によると、サ
ーモスタット9がラジエータ用通路Rを選択して開通す
ると、ラジエータ5を通過して低温となった冷却水が感
温部9aに流れ込んでくるので、この低温の冷却水によ
って感温部9aが急速に冷却されてワックス式では感温
部9aのワックスが収縮し、その結果バイパス用通路B
を選択して開通することになる。
【0013】そして、このバイパス用通路Bを選択した
途端に、今度は冷却されていないシリンダヘッド2から
直接戻ってくる高温の冷却水が感温部9aに流入するの
で、感温部9aが急速に加熱されて膨張し、再びラジエ
ータ用通路Rを選択することになる。この作動を煩雑に
繰り返すことになり、ハンチングが発生するという問題
がある。このハンチングは、温度差の大きい高温と低温
の冷却水で制御するために生じる。
【0014】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、冷却水の循環通路を工
夫して、冷却水の通路及び配管を減少してエンジンの小
型化を可能にすると共に、冷却通路の切換の際のハンチ
ングを防止できるエンジンの冷却水循環構造を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するためのエンジンの冷却水循環構造は、エンジンの冷
却水ポンプより吐出された冷却水をシリンダブロックと
シリンダヘッドに供給して冷却し、排出された冷却水
を、ラジエータ、ヒータコア及びオイルクーラーを経
由、あるいはこれらをバイパスして前記冷却水ポンプに
循環するエンジンの冷却水循環構造において、前記ヒー
タコアと前記オイルクーラーとを連結するヒータコア用
通路を設けて、前記ヒータコアを通過して放熱した後の
冷却水を前記オイルクーラーに供給するように構成した
ものである。
【0016】この構成によれば、車室内暖房用等のヒー
タコアで熱交換して低温になった冷却水をオイルクーラ
ーへ供給してオイルを冷却するので、このオイルクーラ
ーの冷却効率が向上する。また、ヒータコア用通路がオ
イルクーラー用の通路と兼用になるので、オイルクーラ
ー用通路がサーモスタットハウジング内に収容され、配
管数が減少する。
【0017】また、オイルクーラーとオイルフィルター
の積層構造が無くなるので、オイルフィルターの下方へ
の突出量が減少し、エンジンがコンパクトになる。そし
て、更に、前記ラジエータを経由するラジエータ用通路
と、前記ラジエータを迂回するバイパス用通路とを冷却
水温度に応じて選択的に開閉するサーモスタットを配設
すると共に、該サーモスタットの感温部に前記ヒータコ
ア用通路を連結して、前記ヒータコアと前記オイルクー
ラーを経由した後の冷却水を前記感温部に供給して、前
記サーモスタットの開閉を制御するように構成される。
【0018】つまり、ヒータコアで冷却された後にオイ
ルクーラーで温められて、ラジエータ用通路の低温水と
ラジエータバイパス用通路の高温水の中間の温度となっ
た冷却水を、2弁式サーモスタットの両流入口(弁体部
分)通路からでなく、2弁間の側壁部に開口した中央流
入通路から直接感温部に導入する構成とする。この構成
によれば、ヒータコアとオイルクーラーを通過した後の
冷却水、即ち、エンジンの温度変化に伴って徐々に変化
するヒータコア用通路の冷却水をサーモスタットの感温
部に導いて、サーモスタットの通路の開閉を制御するた
め、この感温部が急激な温度変化に曝されることなくな
るので、サーモスタットのハンチングは防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明に係
るエンジンの冷却水循環構造について説明する。本発明
に係るエンジンの冷却水循環構造では、図1及び図2に
示すように冷却水の循環通路として、先ず、冷却水ポン
プ(W.P.:ウォーターポンプ)11の吐出口P0より
吐出された冷却水をシリンダブロック3とシリンダヘッ
ド2に供給してエンジン本体を冷却する冷却水ポンプ用
通路Tが形成される。
【0020】そして、このシリンダヘッド2の冷却水流
出口T3から排出された後の冷却水の通路は分岐され
て、ラジエータ(R)5を経由するラジエータ用通路
R、車室内を暖房するヒータコア(H.C.)6を経由
しオイルクーラー7に入るヒータコア用通路Hとこれら
の機器を迂回するバイパス用通路Bとの3系統の通路と
なって、アルミニウム合金製のサーモスタットハウジン
グ10やオイルクーラー7に接続される。
【0021】このラジエータ用通路Rはラジエータ5を
経由して、サーモスタットハウジング10の第1流入口R
1から内部通路を経由して、このサーモスタットハウジ
ング10内部に配設される、ワックス式のボトムバイパス
型やサイドバイパス型の2個の弁体を持つサーモスタッ
ト9の第1開口部(第1弁体部)R2に入るように構成
する。
【0022】また、バイパス用通路Bはラジエータ5や
ヒータコア6を迂回して、分岐点から直接サーモスタッ
トハウジング10の第2流入口B1に入り、内部通路を経
由して、サーモスタット9の第2開口部(第2弁体部)
B2に入るように構成する。そして、図1及び図2に示
すようにサーモスタットハウジング10にオイルフィルタ
ー8とオイルクーラー7を接続して、ヒータコア6を経
由するヒータコア用通路Hをオイルクーラー7の冷却水
入口H0に接続し、更にこのオイルクーラー7の冷却水
出口をサーモスタットハウジング10の第3流入口H1に
連結して、内部通路を経由して、サーモスタット9の感
温部9aの側面に開口した第3開口部H2に入るように
構成する。
【0023】そして、サーモスタット9の3つの開口部
R2、B2、H2からの流路を一つにまとめた出口開口
部T0と冷却水ポンプ11への流出口T1との間をサーモ
スタットハウジング10の内部通路で連結する。この流出
口T1と冷却水ポンプ11の流入口P1とを接続し、更
に、冷却水ポンプ11の吐出口P0をシリンダブロック3
の冷却水入口T2に連結する。この冷却水入口T2はシ
リンダブロック3とシリンダヘッド2内を経由する内部
の冷却通路により、シリンダヘッド2の冷却水出口T3
に通じるように構成される。
【0024】即ち、この冷却水循環通路は、冷却水ポン
プ11から吐出された冷却水がシリンダブロック3、シリ
ンダヘッド2を冷却してから、3系統の通路R、H、B
に分かれて、それぞれ、ラジエータ用通路Rでラジエー
タ5を経由したり、ヒータコア用通路Hでヒータコア6
とオイルクーラー7とを経由したり、あるいは、バイパ
ス用通路Bから直接、サーモスタットハウジング10に入
り、サーモスタット9を経由して、再び冷却水ポンプ11
に循環するように構成される。
【0025】次に、エンジンの潤滑オイルの循環通路の
構成について説明する。先ず、オイルポンプ11の排出口
O0とサーモスタットハウジング10のオイル入口O1と
を連結する。このオイル入口O1はサーモスタット9の
内部通路でオイルクーラー7のオイル入口O2に接続す
ると共に、オイルクーラー7のオイル出口O8をオイル
フィルター8の入口に接続するように構成する。
【0026】そして、オイルフィルター8の出口O3を
サーモスタットハウジングの第2オイル入口O3に連結
し、この第2オイル入口O3に連通する第2オイル出口
O4をシリンダブロック3のオイル入口O5に連結す
る。そして、シリンダブロック3とオイルパン4からの
オイル出口O6をオイルポンプ12の流入口O7に連結し
て構成する。
【0027】このオイルクーラー7は水冷式の積層式や
管式の従来技術のオイルクーラーであり、オイルフィル
ター8も濾紙を円筒型に折り畳んだものやフィルターエ
レメント8aのみを交換できるエコフィルター式のオイ
ルフィルターを使用することができる。以上の構成によ
り、冷却水ポンプ11から吐出された冷却水は、シリンダ
ブロック3とシリンダヘッド2を冷却した後に、ラジエ
ータ用通路Rとバイパス用通路Bのいずれか一方の通路
と、ヒータコア用通路Hからオイルクーラー7内を通過
する通路とを通過し、更に、サーモスタットハウジング
10内のサーモスタット9を通過して合流し、冷却水ポン
プ11に戻って循環することになる。
【0028】また、エンジンオイルは、オイルポンプ12
で加圧されて、サーモスタットハウジング10内の通路を
経由してオイルクーラー7内に入り、ヒータコア用通路
Hを通過する冷却水で冷却された後に、オイルフィルタ
ー8のケース部内に入り、フィルターエレメント8aで
濾過されてから、シリンダブロック3に入り、エンジン
各部を潤滑及び冷却した後にオイルパン4に戻され、こ
こからオイルポンプ12に吸引され、循環することにな
る。
【0029】従って、このエンジンの冷却水循環構造に
よれば、ヒータコア6で熱交換して低温になった冷却水
でオイルクーラー7内のオイルを冷却することができる
ので、オイルクーラー7の冷却性能を向上することがで
きる。また、オイルが熱伝導性の良いアルミ合金製のサ
ーモスタットハウジング10内の通路を通過する際にも、
同じくサーモスタットハウジング10内の隣接する通路を
通過する冷却水によって冷却される。
【0030】そして、前述のラジエータ用通路Rとこの
バイパス用通路Bとを切換制御しているサーモスタット
9の感温部9aには、ヒータコア用通路Hからの冷却水
が流れ込む。即ち、ラジエータ5経由の低温の冷却水や
バイパス用通路経由の高温の冷却水以外に、比較的温度
変動が少なく、エンジンの温度を検出しやすい、オイル
クーラー7通過後の冷却水を常に感温部9aに導入し
て、両通路R、Bの選択を行うことになる。そのため、
感温部9aに接触する冷却水の急激な温度変化が緩和さ
れるので、サーモスタット9の通路選択時のハンチング
を防止することができる。
【0031】また、この冷却水循環構造を採用するとオ
イルクーラー7をサーモスタットハウジング10とオイル
フィルター8の横に接続する構造にすることができ、積
層構造を避けることができるので、点検や交換作業の際
にオイルクーラー7のみを取り外しことができ、作業効
率を向上することができる。また、オイルクラー7との
積層構造によるオイルフィルター8の下方への突出を無
くすことができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明のエンジン
の冷却水循環構造によれば、ヒータコア用通路をオイル
クーラーに連結しているので、先行技術においては冷却
水ポンプからオイルクーラーを経て冷却水ポンプに戻
る、独立したオイルクーラー用通路が必要であったが、
本発明においてはこれをを省略して配管数を減少できる
ので、エンジン本体回りの外部配管を減少することがで
きる。
【0033】また、オイルクーラーとオイルフィルター
の冷却水通路を直列に接続する構成としたため、サーモ
スタットハウジングの一面にオイルフィルターを取付
け、このオイルフィルター取付け面とは別の面にオイル
クーラーを取付けて機器類及び配管の構成をすることが
容易となるので、オイルクーラーとオイルフィルターの
積層構造を避けることができ、オイルフィルターの下方
に突き出る量を減少できる。
【0034】そして、ヒータコアを通過して放熱して低
温になった冷却水をオイルクーラーに供給してオイルを
冷却するので、先行技術の冷却水ポンプから吐出された
各経路からの冷却水が合流した後の冷却水で冷却する場
合に比べて、オイルクーラーの冷却性能を向上すること
ができる。また、冷却性能が向上することによって、オ
イルクーラーを小型化できる。
【0035】従って、上述の配管の省略及び単純化、積
層構造の回避、オイルクーラーの小型化等により、エン
ジンを小型化することができ、また、配管作業を簡便化
して作業効率を上げることができる。その上、オイルク
ーラーを通過して昇温した中間の温度の冷却水をサーモ
スタットの感温部に供給して、ラジエータ用通路とバイ
パス用通路とを選択する構成としたので、この感温部が
急激な温度変化に曝されることがなくなり、エンジンの
温度変化に伴って徐々に変化するオイルクーラー通過後
の冷却水で、サーモスタットの開閉を制御することがで
きるので、サーモスタットのハンチングを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のエンジンの冷却水循環構
造の冷却水とオイルの循環システム構成図である。
【図2】本発明の実施の形態のエンジンの冷却水循環構
造の説明用斜視図である。
【図3】先行技術のエンジンの冷却水循環構造の冷却水
とオイルの循環システム構成図である。
【図4】先行技術のエンジンの冷却水循環構造の説明用
斜視図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 シリンダヘッド 3 シリンダブロック 4 オイルパン 5 ラジエータ 6 ヒータコア 7 オイルクーラー 8 オイルフィルタ
ー 9 サーモスタット 9a 感温部 10 サーモスタットハウジング 11 冷却水ポンプ 12 オイルポンプ B バイパス用通路 H ヒータコア用通
路 R ラジエータ用通路 T 冷却水ポンプ用
通路 O オイル用通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの冷却水ポンプより吐出された
    冷却水をシリンダブロックとシリンダヘッドに供給して
    冷却し、排出された冷却水を、ラジエータ、ヒータコア
    及びオイルクーラーを経由、あるいはこれらをバイパス
    して前記冷却水ポンプに循環するエンジンの冷却水循環
    構造において、前記ヒータコアと前記オイルクーラーと
    を連結するヒータコア用通路を設けて、前記ヒータコア
    を通過して放熱した後の冷却水を前記オイルクーラーに
    供給するように構成したエンジンの冷却水循環構造。
  2. 【請求項2】 前記ラジエータを経由するラジエータ用
    通路と、前記ラジエータを迂回するバイパス用通路とを
    冷却水温度に応じて選択的に開閉するサーモスタットを
    配設すると共に、該サーモスタットの感温部に前記ヒー
    タコア用通路を連結して、前記ヒータコアと前記オイル
    クーラーを経由した後の冷却水を前記感温部に供給し
    て、前記サーモスタットの開閉を制御する請求項1記載
    のエンジンの冷却水循環構造。
JP35528397A 1997-12-24 1997-12-24 エンジンの冷却水循環構造 Pending JPH11182243A (ja)

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US09/216,704 US6182616B1 (en) 1997-12-24 1998-12-21 Cooling water circulating structure for engines
EP02022729A EP1277932A3 (en) 1997-12-24 1998-12-23 Cooling water circulating structure for engines
DE69819462T DE69819462T2 (de) 1997-12-24 1998-12-23 Kühlwasserkreislauf für Brennkraftmaschine
EP98124632A EP0926322B1 (en) 1997-12-24 1998-12-23 Cooling water circulating structure for engines

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100862441B1 (ko) 2006-11-13 2008-10-08 현대자동차주식회사 자동차용 오일쿨러의 냉각회로
KR101013971B1 (ko) 2008-11-18 2011-02-14 기아자동차주식회사 엔진의 냉각회로

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100862441B1 (ko) 2006-11-13 2008-10-08 현대자동차주식회사 자동차용 오일쿨러의 냉각회로
KR101013971B1 (ko) 2008-11-18 2011-02-14 기아자동차주식회사 엔진의 냉각회로

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