JPH11181307A - 高減衰材料組成物 - Google Patents

高減衰材料組成物

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JPH11181307A
JPH11181307A JP9365226A JP36522697A JPH11181307A JP H11181307 A JPH11181307 A JP H11181307A JP 9365226 A JP9365226 A JP 9365226A JP 36522697 A JP36522697 A JP 36522697A JP H11181307 A JPH11181307 A JP H11181307A
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JP
Japan
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rubber
tan
base polymer
thermoplastic elastomer
polar
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Application number
JP9365226A
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English (en)
Inventor
Chihi Go
馳飛 呉
Kazunobu Hashimoto
和信 橋本
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】tanδの温度依存性を活かして、使用環境温
度を包含する広い温度範囲で高いtanδを発現するこ
とができる高減衰材料組成物を提供すること。 【解決手段】塩素化ポリエチレン等の極性側鎖を有する
ベースポリマー材料にベンゾトリアゾール系添加剤等、
ベースポリマー材料の側鎖と結合可能な電子受容体、電
子供与体等の官能基を2種類以上有する極性物質を分散
させたものである。得られる高減衰材料組成物は、ベー
スポリマーの極性側鎖とその極性物質の複数のアミン等
の官能基との結合による複数種類のインターラクション
により、使用温度を包含した広い温度範囲で高いtan
δを発現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高減衰材料組成物
に関し、さらに詳しくは、音響ルームの遮音壁、建築構
造体の遮音間仕切、車両の防音壁等に適用される振動や
騒音を吸収する制振材・防音材としての高減衰材料組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の高減衰材料組成物は、高分子系
材料の粘弾性挙動に基づく内部エネルギー損失の発現を
利用したものがその多くを占める。すなわち、この高減
衰材料組成物は、力学的エネルギーを熱エネルギーに変
換する効率が高い領域に相当するガラス転移領域を利用
して材料設計されたものが多い。
【0003】かかる高減衰材料組成物の減衰特性を示す
係数として、損失正接tanδがよく用いられ、高減衰
材料組成物は、この値が高いほど力学的エネルギーを熱
エネルギーに変換する効率が高く、吸音性や制振性に優
れる。この損失正接tanδは、複素弾性係数 E*の虚
数部であって材料の粘性的な性質に係る損失弾性係数
E”と、複素弾性係数 E*の実数部であって材料の弾性
的な性質に係る貯蔵弾性係数E’との比をとったもので
あり、数1で表される。この損失正接tanδ(以下、
「tanδ」とする)の要求特性は、一般的には、0.
5以上、望ましくは、1.0以上である。
【0004】
【数1】
【0005】このtanδは、図12に示したように、
温度依存性を示すことが知られており、その種類は、
比較的鋭いピークを発現するタイプAと、ブロードな
ピークを発現するタイプBとに分けられる。本出願人
は、タイプAの温度依存性を示す高減衰材料組成物を既
にいくつか提案している。例えば、特願平9−1233
87号において、スルフェンアミド系加硫促進剤を所定
の体積比でベースポリマー材料に分散させ、これに所定
の加工成形処理を施して得られる材料を提案している。
【0006】また、本出願人は、タイプBを狙いとした
温度依存性を示す高減衰材料組成物をも既にいくつか提
案している。例えば、特願平9−137665号におい
て、スルフェンアミド系加硫促進剤とベースポリマー材
料との混合物にフタル酸ジオクチルあるいはリン酸トリ
クレジル等の添加剤を加えることにより、tanδが比
較的ブロードな傾向にある温度依存性を示す材料を提案
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
9−123387号において提案した材料は、温度依存
性を活かした最適化設計が不十分であったため、そのt
anδピーク値が高くても、使用環境温度において必ず
しも要求特性を満たしたものではない。
【0008】また、特願平9−137665号において
提案した材料は、2つのtanδピークを有するという
点で比較的ブロードな温度依存性を狙ったものであると
いえるが、それらのtanδピーク温度は、さほどシフ
トすることなく離れている。そのため、それらのtan
δピーク温度間のtanδの値は、あまり高くなってい
ない。従って、材料設計段階での最適化は、温度依存性
を十分に活かしたものとはいえない。
【0009】高減衰材料組成物としては、上述に掲げた
もののほか、高分子多成分系材料も周知である。このう
ち、物理的ブレンドによるものは、その相溶性がピーク
形状に大きな影響を及ぼす。すなわち、相溶性に優れた
組み合わせによれば、ガラス転移領域のtanδは、混
合比率に応じてそれぞれのガラス転移温度間を比較的鋭
いピークでシフトする(同図のタイプA)が、相溶性が
悪いと、tanδピークが次第に頭打ちされたようなブ
ロードなピークになり、非相溶で二相分離な組み合わせ
だと、それぞれのピーク位置からほとんどシフトしない
で2つのピークを示す。すなわち、単なる物理的ブレン
ドでは、tanδの温度依存性を活かした最適化設計が
なされ得ない。
【0010】本発明の解決しようとする課題は、tan
δの温度依存性を活かして、使用環境温度を包含する広
い温度範囲で高いtanδを発現することができる高減
衰材料組成物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の高減衰材料組成物は、極性側鎖を有するベー
スポリマー材料に、前記側鎖と結合可能な電子受容体及
び電子供与体より選ばれた官能基を分子中に2種以上含
む極性物質を少なくとも1種又は2種以上分散させたこ
とを要旨とするものである。
【0012】電子受容体及び電子供与体より選ばれた官
能基を分子中に2種以上含む極性物質を極性側鎖を有す
るベースポリマー材料に分散させれば、そのベースポリ
マーの側鎖と極性物質のそれぞれの官能基との結合によ
り、tanδに適度な温度依存性を備えさせる少なくと
も2種類のインターラクションを形成させることができ
る。また、その2種類のインターラクションとの相乗効
果により2つのtanδピークの間にある谷部のtan
δの値を高めさせることができる。ベースポリマーの極
性側鎖は必ずしも1種類でなくともよい。ベースポリマ
ーの極性側鎖の種類が多いほど、また、極性物質の官能
基の種類が多いほど数多くの種類のインターラクション
が形成され、広い温度範囲において高いtanδの発現
が期待されるものである。
【0013】この場合に、「ベースポリマー材料」とし
て好適なものとしては、天然ゴム、変性天然ゴム、グラ
フト天然ゴム、環化天然ゴム、塩素化天然ゴム、スチレ
ン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニト
リル−ブタジエンゴム、カルボキシル化ニトリルゴム、
ニトリルゴム/塩化ビニル樹脂ブレンド、ニトリルゴム
/EPDMゴムブレンド、ブチルゴム、臭素化ブチルゴ
ム、塩素化ブチルゴム、エチレン−酢酸ビニルゴム、ア
クリルゴム、エチレン−アクリルゴム、クロロスルホン
化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロ
ピレン、エピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン
−エチレンオキシドゴム、メチルシリコンゴム、ビニル
−メチルシリコンゴム、フェニル−メチルシリコンゴ
ム、フッ化シリコンゴム、フッ素ゴムより選ばれた少な
くとも1種又は2種以上のゴム材料、又は、ポリスチレ
ン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性
エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラ
ストマーより選ばれた少なくとも1種又は2種以上の熱
可塑性エラストマー材料、又は、ポリ塩化ビニル、塩素
化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルアルコール、ポリふっ化ビニル、ポリふ
っ化ビニリデン、ポリアクリルニトリル、ポリメチルメ
タアクリレート、スチレン・アクリルニトリル共重合
体、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン三元共重
合体、塩ビ・酢ビ共重合体、アクリル・塩ビグラフト共
重合体、エチレン・塩ビ共重合体、エチレン・ビニルア
ルコール、塩素化塩化ビニルより選ばれた少なくとも1
種又は2種以上の樹脂材料が挙げられる。
【0014】また、「極性物質」として好適なものとし
ては、グアニジン系加硫促進剤、ヒンダードアミン系光
安定剤、トリアゾール系添加剤、イソシアヌレート系酸
化防止剤及びジエステル型高分子量ヒンダードフェノー
ル系酸化防止剤より選ばれた少なくとも1種又は2種以
上の官能基を持つものが挙げられる。
【0015】この場合に、「ベースポリマー材料の体積
に対する極性物質の体積」は、0.3以上であることが
望ましい。極性物質の体積がこの範囲にあれば、2種類
のインターラクションは、tanδに適度な温度依存性
を備えさせることができる。一方、極性物質の体積がこ
の範囲にないと、所望のtanδピーク形状が得られな
い。
【0016】上記構成を有する高減衰材料組成物は、電
子受容体及び電子供与体より選ばれた官能基を分子中に
2種以上含む極性物質を所定の体積で、極性側鎖を有す
るベースポリマー材料に分散させたので、2種類のイン
ターラクションが形成され、tanδは、適度な温度依
存性を示す。また、2つのtanδピーク間にある谷部
のtanδの値は、2種類のインターラクションの相乗
効果により高められる。従って、本発明に係る高減衰材
料組成物は、使用環境温度を包含する広い温度範囲で高
いtanδを発現する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を詳細に説
明する。尚、以下の説明において、「重量%」は、ベー
スポリマー100重量部を基準としたものである。
【0018】初めに表1は、ベースポリマーに極性物質
を配合した本発明品(実施例1〜3)の材料組成及び減
衰特性の測定結果、並びにベースポリマーに極性物質を
配合していない比較品(比較例1)の材料組成及び減衰
特性の測定結果を対比して示したものである。
【0019】
【表1】
【0020】本発明品(実施例1〜3)は、いずれも、
ベースポリマーとして塩素系ポリマー材料である塩素化
ポリエチレン(昭和電工(株)製:商品名「エラスレン
401A」)を配合成分とし、極性物質として、グアニ
ジン系加硫促進剤を配合成分としている。本実施例にお
いて用いたグアニジン系加硫促進剤は、実施例1が1,
3−ジフェニルグアニジン(大内新興化学工業(株)
製:商品名「ノクセラーD」)、実施例2がジ−O−ト
リグアニジン(大内新興化学工業(株)製:商品名「ノ
クセラーDT」)、そして、実施例3が1−O−トリル
ビグアニド(大内新興化学工業(株)製:商品名「ノク
セラーBG」である。これらの各極性物質の構造式を表
2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】一方、比較品(比較例1)は、ベースポリ
マーである塩素化ポリエチレンのみを配合成分としたも
のである。
【0023】次に、本発明品(実施例1〜3)の作製工
程について説明する。まず、エラスレン401A(塩素
化ポリエチレン)100重量%に、表1に示した極性物
質(グアニジン系加硫促進剤)をそれぞれ100重量%
づつ配合して、室温で約15〜20分間程度、2本ロー
ルで混練した。
【0024】次いで、この混練材料を、熱プレス機によ
り所定の型枠内で、摂氏170度で10分間程度、溶融
プレス成形し、極性物質の分子中に含まれる種類の異な
る官能基による2種類のインターラクションを形成させ
つつ、この極性物質をベースポリマーに分子レベルで分
散させた。その後、この溶融プレス成形品を、摂氏0
度、面圧130kgf/cm2 の条件で冷却プレス成形
した。これにより、厚さ2mm程度のシート状材料(本
発明品)を得た。
【0025】尚、比較品(比較例1)の作製工程は、次
の通りである。まず、ベースポリマーを本発明品と同じ
条件で混練した。次いで、この混練材料を、摂氏170
度で10分間程度、溶融プレス成形し、その後、摂氏0
度で5分間程度冷却プレス成形した。これにより、厚さ
2mmのシート状材料(比較品)を得た。
【0026】次に、高減衰材料組成物(本発明品)の損
失弾性係数E”及び貯蔵弾性係数E’の温度依存性を測
定し、それらの値を用いて、数1によりtanδの温度
依存性を求めた。図1〜図3は、それぞれ、実施例1〜
3のtanδ、貯蔵弾性係数E’及び損失弾性係数E”
の温度依存性を示したものである。尚、損失弾性係数
E”及び貯蔵弾性係数E’の測定には、株式会社レオロ
ジ社製のスペクトロメータを用いた。その測定条件は、
引張歪みが0.05%(一定)、測定周波数が100H
z(実施例3は、15Hz)である(表1参照)。
【0027】以下、測定結果について表及び図面を参照
して説明する。表1に示した本発明品のピーク値と比較
品のピーク値とをそれぞれ比較すると、実施例1及び2
のtanδピーク値は、比較例1のtanδピーク値と
同程度あるいは若干高めである。そして、要求特性(t
anδ≧0.5)を満たした温度範囲について、本発明
品と比較品とをそれぞれ比較すると、比較例1は、約3
0度前後にとどまったのに対し、実施例1及び2は、約
50度前後の広い温度範囲において要求特性を満たした
ことがわかった。尚、実施例3のtanδピーク値は、
比較例1のtanδピーク値より若干低めとなり、要求
特性を満たした温度範囲は、2つに分かれた。
【0028】この測定結果について、図1〜図3を参照
してさらに説明する。まず、上述したように、実施例1
及び2が2つのtanδピークを発現したのは、ベース
ポリマーに分散させた極性物質が、電子受容体及び電子
供与体より選ばれた官能基を分子中に2種以上含むこと
により、2種類のインターラクションが生じるためであ
る。これにより、tanδピーク温度が2つ存在するこ
とになり、そのインターラクションの影響を受ける温度
範囲が広くなると推察される。
【0029】従って、実施例1及び2について、2つの
tanδピーク温度を包含する温度範囲のtanδの値
が比較的高めになったのは、2種類のインターラクショ
ン及びそれらの相対関係の最適化が図られたことによる
ものと推察される。
【0030】一方、実施例3は、図3に示したように、
tanδピークがはっきりと2つに分かれた。これは、
2つのインターラクションの違いが大きすぎたことによ
るものと推察される。従って、実施例3は、そのtan
δ値が摂氏40度前後で要求特性を割ったものの、この
温度範囲におけるtanδ値を若干高めさせられれば、
約80度前後の温度範囲で要求特性を満たすことができ
る点で評価できる。
【0031】以上説明したことから、本発明品(実施例
1及び実施例2)は、広い温度範囲でtanδ値が要求
特性を満たしたことから、きわめて良好(◎印)と評価
される。本発明品(実施例3)は、tanδ値が若干低
く、ピーク形状の落ち込みがみられたことから、やや不
良(△印)と評価される。
【0032】表3は、ベースポリマーに極性物質を配合
した本発明品(実施例4〜8)の材料組成及び減衰特性
の測定結果を示したものである。
【0033】
【表3】
【0034】本発明品(実施例4及び5)は、いずれ
も、ベースポリマーとして塩素系ポリマー材料である塩
素化ポリエチレン(昭和電工(株)製:商品名「エラス
レン401A」)を配合成分とし、極性物質として、ヒ
ンダードアミン系光安定剤を配合成分としている。本実
施例において用いたヒンダードアミン系光安定剤は、実
施例4がテトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
キシラート(旭電化工業(株)製:商品名「アデカスタ
ブLA57」)、実施例5が1,2,3,4−ブタンテ
トラカルボキシル酸1,2,2,6,6−ペンタ−メチ
ル−4−ピペルジノルと3,9−ビス(2−ヒドロキシ
−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テト
ラオクサスピロ[5,5]アンデカンとの混合エステル
(旭電化工業(株)製:商品名「アデカスタブLA63
P」)である。これらの各極性物質の構造式を表4及び
表5に示す。
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】また、本発明品(実施例6〜8)は、いず
れも、ベースポリマーとして塩素系ポリマー材料である
塩素化ポリエチレン(昭和電工(株)製:商品名「エラ
スレン401A」)を配合成分とし、極性物質として、
ベンゾトリアゾール系添加剤を配合成分としている。本
実施例において用いたベンゾトリアゾール系添加剤は、
実施例6がN,N’−ビス(ベンゾトリアゾイルメチ
ル)−ジフェニルアミノメタン(城北化学工業(株)
製:商品名「BTD−DP」)、実施例7がN,N’−
ビス(ベンゾトリアゾイルメチル)−ウレア(城北化学
工業(株)製:商品名「BDT−U」)、実施例8がN
−(ベンゾトリアゾイルメチル)−ウレア(城北化学工
業(株)製:商品名「BT−U」)である。これらの各
極性物質の構造式を表6及び表7に示す。
【0038】
【表6】
【0039】
【表7】
【0040】本発明品(実施例4〜8)の作製工程は、
実施例1〜3の作製工程と同様であるので、その記載を
引用して省略する。尚、実施例4及び5の溶融プレス成
形条件は、摂氏170度、10分間、冷却プレス成形条
件は、摂氏0度、5分間であり、実施例6〜8の溶融プ
レス成形条件は、それぞれ摂氏220度、摂氏210
度、摂氏200度で10分間、冷却プレス成形条件は、
摂氏0度、5分間である。
【0041】次に、高減衰材料組成物(本発明品4〜
8)の損失弾性係数E”及び貯蔵弾性係数E’の温度依
存性を実施例1〜3と同様の方法で測定し、それらの値
を用いて、数1によりtanδの温度依存性を求めたの
で、この結果について、損失弾性係数E”、貯蔵弾性係
数E’及びtanδの温度依存性を示した図4〜図8を
参照して説明する。まず、実施例4は、図4に示したよ
うに、tanδがブロードな温度依存性を示した。この
実施例4は、2つのtanδピークを発現し、これらの
tanδピーク温度を包含する温度範囲のtanδの値
は、比較的高めになった。実施例5は、図5に示したよ
うに、2つのtanδピークのうち片方のみが示されて
おり、要求特性を満たした温度範囲は、若干狭い。
【0042】実施例6は、図6に示したように、tan
δがブロードな温度依存性を示した。この実施例6は、
2つのtanδピークを発現し、これらのtanδピー
ク温度を包含する温度範囲のtanδの値は、比較的高
めになった。実施例7は、図7に示したように、2つの
tanδピーク値が若干低いため、全体的にtanδの
値が低く、要求特性を満たした温度範囲は、狭くなっ
た。実施例8は、図8に示したように、2つのtanδ
ピークを発現し、これらのtanδピーク温度を包含す
る温度範囲のtanδの値は、比較的高くなったが、2
つのtanδピーク温度に挟まれた温度範囲のうちの一
部(摂氏45度前後)におけるtanδの値が要求特性
を満たさなかった。
【0043】以上説明したことから、本発明品(実施例
4及び6)は、広い温度範囲でtanδ値が要求特性を
満たしたことから、きわめて良好(◎印)と評価され、
本発明品(実施例8)は、ピーク形状の落ち込みがみら
れたが、tanδがブロードな温度依存性を示す傾向が
みられることから、良好(○印)と評価される。一方、
本発明品(実施例5,7)は、tanδ値が若干低いこ
とから、やや不良(△印)と評価される。
【0044】ここで、優れた品質を示した実施例4及び
6に係る測定結果について、図面を参照してさらに説明
する。実施例4及び6が2つのtanδピークを発現し
たのは、ベースポリマーに分散させた極性物質が、電子
受容体及び電子供与体より選ばれた官能基を分子中に2
種以上含むことにより、2種類のインターラクションが
生じるためである。これにより、tanδピーク温度が
2つ存在することになり、そのインターラクションの影
響を受ける温度範囲が広くなると推察される。
【0045】また、図4及び図6に示したように、2つ
のtanδピーク値が各配合成分単独のtanδピーク
値の間の値で比較的高めになり、tanδの温度依存性
がブロードになったのは、2つのtanδピークの大き
さ及びその温度差が適切に調節できたことによるものと
推察される。さらに、2つのtanδピーク温度が近接
しているのは、形成されたインターラクションの影響に
より、tanδピーク位置がシフトしたことによると推
察される。
【0046】従って、実施例4及び6について、2つの
tanδピーク温度を包含する温度範囲のtanδの値
が比較的高めになったのは、2種類のインターラクショ
ン、並びにそれらの相対的な大きさ及び位置の最適化が
図られたことによるものと推察される。
【0047】次に、表8は、ベースポリマーに極性物質
を配合した本発明品(実施例9〜11)の材料組成及び
減衰特性の測定結果を示したものである。
【0048】
【表8】
【0049】本発明品(実施例9及び10)は、いずれ
も、ベースポリマーとして塩素系ポリマー材料である塩
素化ポリエチレン(昭和電工(株)製:商品名「エラス
レン401A」)を配合成分とし、極性物質として、イ
ソシアヌレート系酸化防止剤を配合成分としている。本
実施例において用いたイソシアヌレート系酸化防止剤
は、実施例9が1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−S−トリアジン−
2,4,6−(1H,3H,5H)−トリオン(旭電化
工業(株)製:商品名「アデカスタブAO20」)、実
施例10が1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート(旭電
化工業(株)製:商品名「アデカスタブAO18」)で
ある。これらの各極性物質の構造式を表9に示す。
【0050】
【表9】
【0051】また、本発明品(実施例11)は、ベース
ポリマーとして塩素系ポリマー材料である塩素化ポリエ
チレン(昭和電工(株)製:商品名「エラスレン401
A」)を配合成分とし、極性物質として、ジエステル型
高分子量ヒンダードフェノール系酸化防止剤である3,
9−ビス[2{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオニオキシ}1,1−ジ
−メチル]−2,4,8,10−テトラオキサピロ
[5.5]−アンデカン(旭電化工業(株)製:商品名
「アデカスタブAO80」)を配合成分としている。こ
の極性物質の構造式を表10に示す。
【0052】
【表10】
【0053】本発明品(実施例9〜11)の作製工程
は、実施例1〜3の作製工程と同様であるので、その記
載を引用して省略する。尚、実施例9及び10の溶融プ
レス成形条件は、摂氏230度、10分間、冷却プレス
成形条件は、摂氏0度、5分間であり、実施例11の溶
融プレス成形条件は、摂氏170度、10分間、冷却プ
レス成形条件は、摂氏0度、10分間である。
【0054】次に、高減衰材料組成物(本発明品9〜1
1)の損失弾性係数E”及び貯蔵弾性係数E’の温度依
存性を実施例1〜3と同様の方法で測定し、それらの値
を用いて、数1によりtanδの温度依存性を求めたの
で、この結果について、損失弾性係数E”、貯蔵弾性係
数E’及びtanδの温度依存性を示した図9〜図11
を参照して説明する。まず、実施例9は、図9に示した
ように、2つのtanδピークを発現したが、要求特性
を満たした温度範囲が狭く、2つのtanδピーク温度
に挟まれた温度範囲のtanδの値が低くなった。
【0055】実施例10は、図10A及び図10Bに示
したように、2つのtanδピークを発現したが、要求
特性を満たした温度範囲が若干狭くなっており、測定周
波数の違いからtanδの値が若干異なる。尚、一つ目
のピークは、高周波数領域で高温側へシフトしたもの、
すなわち、ふつうの粘弾性挙動によるものであり、二つ
目のピークは、その位置が周波数には依存しない別の減
衰挙動によるものと推察される。また、実施例11は、
図11に示したように、2つのtanδピークを発現
し、これらのtanδピーク温度を包含する温度範囲の
tanδの値は、比較的高くなったが、2つのtanδ
ピーク温度に挟まれた温度範囲の一部(摂氏52度前
後)におけるtanδの値は、要求特性を満たさなかっ
た。
【0056】以上説明したことから、本発明品(実施例
10及び11)は、tanδの温度依存性に落ち込みが
みられたが、tanδがブロードな温度依存性を示す傾
向がみられることから、良好(○印)と評価される。一
方、本発明品(実施例9及び10)は、tanδ値が若
干低いことから、やや不良(△印)と評価される。
【0057】以上、本実施例について説明したが、本発
明は、上記した実施例に何等限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能であ
る。
【0058】例えば、ベースポリマー材料としては、上
記した塩素化ポリエチレンに代えて、天然ゴム、変性天
然ゴム、グラフト天然ゴム、環化天然ゴム、塩素化天然
ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、
アクリロニトリル−ブタジエンゴム、カルボキシル化ニ
トリルゴム、ニトリルゴム/塩化ビニル樹脂ブレンド、
ニトリルゴム/EPDMゴムブレンド、ブチルゴム、臭
素化ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、エチレン−酢酸ビ
ニルゴム、アクリルゴム、エチレン−アクリルゴム、ク
ロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、
エピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン−エチレ
ンオキシドゴム、メチルシリコンゴム、ビニル−メチル
シリコンゴム、フェニル−メチルシリコンゴム、フッ化
シリコンゴム、フッ素ゴムより選ばれた少なくとも1種
又は2種以上のゴム材料、又は、ポリスチレン系熱可塑
性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマ
ー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリウレ
タン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性
エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマーより
選ばれた少なくとも1種又は2種以上の熱可塑性エラス
トマー材料、又は、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ
ルアルコール、ポリふっ化ビニル、ポリふっ化ビニリデ
ン、ポリアクリルニトリル、ポリメチルメタアクリレー
ト、スチレン・アクリルニトリル共重合体、アクリルニ
トリル・ブタジエン・スチレン三元共重合体、塩ビ・酢
ビ共重合体、アクリル・塩ビグラフト共重合体、エチレ
ン・塩ビ共重合体、エチレン・ビニルアルコール、塩素
化塩化ビニルより選ばれた少なくとも1種又は2種以上
の樹脂材料を用いることができる。
【0059】すなわち、本発明で用い得るベースポリマ
ーは、極性側鎖を有する高分子であって、ゴム材料、熱
可塑性エラストマー及び樹脂材料から選ばれる高分子で
あれば特に限定されずに用いられ、一般的には、塩素化
ポリエチレンである。
【0060】また、本発明で用い得る極性物質は、電子
受容体及び電子供与体より選ばれた官能基を分子中に2
種以上含むものであって、ベースポリマーの極性側鎖と
少なくとも2種類のインターラクションを形成するもの
であれば特に限定されずに用いられ、一般的には、1,
3−ジフェニルグアジニン、ジ−O−トリグアニジン等
のグアニジン系加硫促進剤、テトラキス(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−
ブタンテトラカルボキシラート等のヒンダードアミン系
光安定剤、N,N’−ビス(ベンゾトリアゾイルメチ
ル)−ジフェニルアミノメタン等のベンゾトリアゾール
系添加剤である。tanδは、このインターラクション
により、その温度依存性がブロードなものになる。
【0061】さらに、ベースポリマーに分散させる極性
物質の配合量は、極性物質に含まれる官能基の種類及び
数によりその最適量が異なるが、体積比に換算すれば、
ベースポリマーの体積に対して0.3以上、具体的に
は、ベースポリマー100重量%に対して100重量%
である。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る高減衰材料組成物によれ
ば、極性側鎖を有するベースポリマー材料に、電子受容
体及び電子供与体より選ばれた官能基を分子中に2種以
上含む極性物質を少なくとも1種又は2種以上、所定の
体積比で分散させたので、高減衰材料組成物のtanδ
に適度な温度依存性を備えさせる2種類のインターラク
ションが形成される。これにより、本発明に係る高減衰
材料組成物は、使用環境温度を包含する広い温度範囲で
高いtanδを発現することができる。従って、本発明
に係る高減衰材料組成物は、音響ルームの遮音壁、建築
構造体の遮音間仕切、車両の防音壁等、幅広い分野に適
用することができ、将来における実用化が期待されるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品(実施例1)のtanδ、貯蔵弾性係
数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示したグラ
フである。
【図2】本発明品(実施例2)のtanδ、貯蔵弾性係
数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示したグラ
フである。
【図3】本発明品(実施例3)のtanδ、貯蔵弾性係
数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示したグラ
フである。
【図4】本発明品(実施例4)のtanδ、貯蔵弾性係
数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示したグラ
フである。
【図5】本発明品(実施例5)のtanδ、貯蔵弾性係
数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示したグラ
フである。
【図6】本発明品(実施例6)のtanδ、貯蔵弾性係
数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示したグラ
フである。
【図7】本発明品(実施例7)のtanδ、貯蔵弾性係
数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示したグラ
フである。
【図8】本発明品(実施例8)のtanδ、貯蔵弾性係
数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示したグラ
フである。
【図9】本発明品(実施例9)のtanδ、貯蔵弾性係
数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示したグラ
フである。
【図10A】本発明品(実施例10)のtanδ、貯蔵
弾性係数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示し
たグラフである。
【図10B】本発明品(実施例10)のtanδ、貯蔵
弾性係数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示し
たグラフである。
【図11】本発明品(実施例11)のtanδ、貯蔵弾
性係数E’及び損失弾性係数E”の温度依存性を示した
グラフである。
【図12】tanδの温度依存性を概念的に示したグラ
フである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極性側鎖を有するベースポリマー材料
    に、前記側鎖と結合可能な電子受容体及び電子供与体よ
    り選ばれた官能基を分子中に2種以上含む極性物質を少
    なくとも1種又は2種以上分散させたことを特徴とする
    高減衰材料組成物。
  2. 【請求項2】 前記ベースポリマー材料は、天然ゴム、
    変性天然ゴム、グラフト天然ゴム、環化天然ゴム、塩素
    化天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレン
    ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、カルボキシ
    ル化ニトリルゴム、ニトリルゴム/塩化ビニル樹脂ブレ
    ンド、ニトリルゴム/EPDMゴムブレンド、ブチルゴ
    ム、臭素化ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、エチレン−
    酢酸ビニルゴム、アクリルゴム、エチレン−アクリルゴ
    ム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレ
    ン、塩素化ポリプロピレン、エピクロルヒドリンゴム、
    エピクロルヒドリン−エチレンオキシドゴム、メチルシ
    リコンゴム、ビニル−メチルシリコンゴム、フェニル−
    メチルシリコンゴム、フッ化シリコンゴム、フッ素ゴム
    より選ばれた少なくとも1種又は2種以上のゴム材料、
    又は、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化
    ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可
    塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマ
    ー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド
    系熱可塑性エラストマーより選ばれた少なくとも1種又
    は2種以上の熱可塑性エラストマー材料、又は、ポリ塩
    化ビニル、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデ
    ン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリふっ
    化ビニル、ポリふっ化ビニリデン、ポリアクリルニトリ
    ル、ポリメチルメタアクリレート、スチレン・アクリル
    ニトリル共重合体、アクリルニトリル・ブタジエン・ス
    チレン三元共重合体、塩ビ・酢ビ共重合体、アクリル・
    塩ビグラフト共重合体、エチレン・塩ビ共重合体、エチ
    レン・ビニルアルコール、塩素化塩化ビニルより選ばれ
    た少なくとも1種又は2種以上の樹脂材料からなること
    を特徴とする請求項1に記載される高減衰材料組成物。
  3. 【請求項3】 前記極性物質は、グアニジン系加硫促進
    剤、ヒンダードアミン系光安定剤、トリアゾール系添加
    剤、イソシアヌレート系酸化防止剤及びジエステル型高
    分子量ヒンダードフェノル系酸化防止剤より選ばれた少
    なくとも1種又は2種以上の極性物質であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載される高減衰材料組成物。
  4. 【請求項4】 前記ベースポリマー材料の体積に対する
    前記極性物質の体積が0.3以上であることを特徴とす
    る請求項1、2又は3に記載される高減衰材料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016108226A (ja) * 2014-11-10 2016-06-20 株式会社クラレ 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス

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JP2016108226A (ja) * 2014-11-10 2016-06-20 株式会社クラレ 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス

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