JPH11180300A - リニアモータ利用の搬送設備 - Google Patents
リニアモータ利用の搬送設備Info
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- JPH11180300A JPH11180300A JP35674797A JP35674797A JPH11180300A JP H11180300 A JPH11180300 A JP H11180300A JP 35674797 A JP35674797 A JP 35674797A JP 35674797 A JP35674797 A JP 35674797A JP H11180300 A JPH11180300 A JP H11180300A
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- Japan
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- moving body
- guide rail
- width direction
- driving coil
- linear motor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体が案内レールのカーブ部分を通過する
際に、リニアモータの推進力の低下を可及的に抑制す
る。 【解決手段】 荷搬送用の移動体Ａを案内する案内レー
ルが設けられ、移動体Ａのフレーム１に、前記案内レー
ルに案内される被案内体２が前後一対に設けられ、移動
体Ａを移動駆動するリニアモータＬＭの駆動用コイルＤ
Ｃと、その駆動用コイルＤＣと協働で推進力を発生する
推進力発生部材とが、前記案内レール側と、前記移動体
側とに振り分け配置されているリニアモータ利用の搬送
設備において、駆動用コイルＤＣ及び前記推進力発生部
材のうちの移動体Ａ側に配置される移動体側推進用部材
が、移動体横幅方向に移動自在にフレーム１に支持さ
れ、前記移動体側推進用部材を移動体横幅方向に移動操
作して、移動体横幅方向における適正位置に位置させる
ように構成されている。
際に、リニアモータの推進力の低下を可及的に抑制す
る。 【解決手段】 荷搬送用の移動体Ａを案内する案内レー
ルが設けられ、移動体Ａのフレーム１に、前記案内レー
ルに案内される被案内体２が前後一対に設けられ、移動
体Ａを移動駆動するリニアモータＬＭの駆動用コイルＤ
Ｃと、その駆動用コイルＤＣと協働で推進力を発生する
推進力発生部材とが、前記案内レール側と、前記移動体
側とに振り分け配置されているリニアモータ利用の搬送
設備において、駆動用コイルＤＣ及び前記推進力発生部
材のうちの移動体Ａ側に配置される移動体側推進用部材
が、移動体横幅方向に移動自在にフレーム１に支持さ
れ、前記移動体側推進用部材を移動体横幅方向に移動操
作して、移動体横幅方向における適正位置に位置させる
ように構成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】荷搬送用の移動体を、その横
幅方向の位置を規制した状態で移動自在に案内するため
の案内レールが設けられ、前記移動体のフレームに、前
記横幅方向の位置を規制すべく、前記案内レールに案内
される被案内体が前後一対に設けられ、前記移動体を移
動駆動するリニアモータの駆動用コイルと、その駆動用
コイルと協働で推進力を発生する推進力発生部材とが、
前記案内レール側と、前記移動体側とに振り分け配置さ
れているリニアモータ利用の搬送設備に関する。
幅方向の位置を規制した状態で移動自在に案内するため
の案内レールが設けられ、前記移動体のフレームに、前
記横幅方向の位置を規制すべく、前記案内レールに案内
される被案内体が前後一対に設けられ、前記移動体を移
動駆動するリニアモータの駆動用コイルと、その駆動用
コイルと協働で推進力を発生する推進力発生部材とが、
前記案内レール側と、前記移動体側とに振り分け配置さ
れているリニアモータ利用の搬送設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】かかるリニアモータ利用の搬送設備は、
案内レールに沿って走行する移動体に荷を搭載して、荷
搬送作業を行うための設備であり、移動体を案内レール
に沿わせて走行させるために、移動体のフレームに前後
一対の被案内体が設けられ、又、移動体の推進力を発生
させるためにリニアモータが設けられている。このリニ
アモータは、ＬＩＭあるいはＬＤＭ等の形式によって具
体構成が異なるのであるが、基本的に、駆動用コイルと
その駆動用コイルと協働で推進力を発生する推進力発生
部材とが、案内レール側と移動体側とに振り分け配置さ
れて構成される。この推進力発生部材とは、具体的に
は、例えばＬＩＭの場合は２次導体、又、ＬＤＭの場合
は永久磁石となる。移動体側に取り付けられる駆動用コ
イル又は推進力発生部材は、従来、移動体のフレームの
固定されて取り付けられていた。
案内レールに沿って走行する移動体に荷を搭載して、荷
搬送作業を行うための設備であり、移動体を案内レール
に沿わせて走行させるために、移動体のフレームに前後
一対の被案内体が設けられ、又、移動体の推進力を発生
させるためにリニアモータが設けられている。このリニ
アモータは、ＬＩＭあるいはＬＤＭ等の形式によって具
体構成が異なるのであるが、基本的に、駆動用コイルと
その駆動用コイルと協働で推進力を発生する推進力発生
部材とが、案内レール側と移動体側とに振り分け配置さ
れて構成される。この推進力発生部材とは、具体的に
は、例えばＬＩＭの場合は２次導体、又、ＬＤＭの場合
は永久磁石となる。移動体側に取り付けられる駆動用コ
イル又は推進力発生部材は、従来、移動体のフレームの
固定されて取り付けられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来構成
では、案内レールに案内される前後一対の被案内体間の
間隔と案内レールのカーブの曲率等との関係で、移動体
が案内レールのカーブ部分を走行する際に、駆動用コイ
ルと推進力発生部材との移動体横幅方向での相対的な位
置関係が、リニアモータの推進力発生のための適正な位
置関係からずれて、推進力が低下してしまう場合があっ
た。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、移動体が案内レールのカーブ部分を通
過する際に、リニアモータの推進力の低下を可及的に抑
制する点にある。
では、案内レールに案内される前後一対の被案内体間の
間隔と案内レールのカーブの曲率等との関係で、移動体
が案内レールのカーブ部分を走行する際に、駆動用コイ
ルと推進力発生部材との移動体横幅方向での相対的な位
置関係が、リニアモータの推進力発生のための適正な位
置関係からずれて、推進力が低下してしまう場合があっ
た。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、移動体が案内レールのカーブ部分を通
過する際に、リニアモータの推進力の低下を可及的に抑
制する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記請求項１記載の構成
を備えることにより、駆動用コイル及び推進力発生部材
のうちの移動体側に配置される移動体側推進部材が移動
体横幅方向に移動自在に移動体のフレームに支持されて
おり、その移動体側推進部材は、位置規制手段によっ
て、リニアモータの推進力発生のための移動体横幅方向
における適正位置に位置するものとなる。従って、移動
体が案内レールのカーブ部分を通過する際に、駆動用コ
イルと推進力発生部材との移動体横幅方向での相対的な
位置関係が、リニアモータの推進力発生のための適正な
位置関係からずれるのを抑制でき、リニアモータの推進
力の低下を可及的に抑制できて、荷搬送作業の作業効率
を向上できる。
を備えることにより、駆動用コイル及び推進力発生部材
のうちの移動体側に配置される移動体側推進部材が移動
体横幅方向に移動自在に移動体のフレームに支持されて
おり、その移動体側推進部材は、位置規制手段によっ
て、リニアモータの推進力発生のための移動体横幅方向
における適正位置に位置するものとなる。従って、移動
体が案内レールのカーブ部分を通過する際に、駆動用コ
イルと推進力発生部材との移動体横幅方向での相対的な
位置関係が、リニアモータの推進力発生のための適正な
位置関係からずれるのを抑制でき、リニアモータの推進
力の低下を可及的に抑制できて、荷搬送作業の作業効率
を向上できる。
【０００５】又、上記請求項２記載の構成を備えること
により、移動体側推進用部材と移動体横幅方向に一体移
動する回転ローラが設けられており、その回転ローラが
案内レールと接当することで移動体側推進用部材に対し
て移動体横幅方向に移動操作力が作用する。この移動操
作力によって、移動体のフレームの位置にかかわらず、
移動体側推進用部材を移動体横幅方向における適正位置
に維持させることができる。従って、回転ローラを備え
るだけの簡素な構成で、移動体側推進部材を移動体横幅
方向の適正位置に位置させることができるのである。
により、移動体側推進用部材と移動体横幅方向に一体移
動する回転ローラが設けられており、その回転ローラが
案内レールと接当することで移動体側推進用部材に対し
て移動体横幅方向に移動操作力が作用する。この移動操
作力によって、移動体のフレームの位置にかかわらず、
移動体側推進用部材を移動体横幅方向における適正位置
に維持させることができる。従って、回転ローラを備え
るだけの簡素な構成で、移動体側推進部材を移動体横幅
方向の適正位置に位置させることができるのである。
【０００６】又、上記請求項３記載の構成を備えること
により、移動体側推進部材が、移動体前後幅方向におい
て、前後一対の被案内体の略中央位置においてフレーム
に支持されている。従って、移動体側推進部材を移動体
前後幅方向である程度長いものとして、リニアモータに
より発生する推進力を十分に大きなものとしながら、上
記位置規制手段によって移動体側推進部材を移動体横幅
方向にバランス良く移動操作することができる。
により、移動体側推進部材が、移動体前後幅方向におい
て、前後一対の被案内体の略中央位置においてフレーム
に支持されている。従って、移動体側推進部材を移動体
前後幅方向である程度長いものとして、リニアモータに
より発生する推進力を十分に大きなものとしながら、上
記位置規制手段によって移動体側推進部材を移動体横幅
方向にバランス良く移動操作することができる。
【０００７】又、上記請求項４記載の構成を備えること
により、案内レールに案内される前後一対の被案内体の
夫々は、それの枠体に備えた遊転ローラが案内レールと
接当することで、フレームに対して縦軸芯周りに回動す
る。すなわち、被案内体夫々の遊転ローラが案内レール
に接当することで、被案内体の姿勢が変化して案内レー
ルに案内される。このように、被案内体をフレームに対
して縦軸芯周りに回動自在に構成することで、移動体の
前後幅方向での長さがある程度長くなっても、案内レー
ルによって的確に案内することができ、又、移動体の前
後幅方向での長さを長くした場合に、上記のように位置
規制手段にて移動体側推進用部材を適正位置に位置させ
ることが極めて有効となる。
により、案内レールに案内される前後一対の被案内体の
夫々は、それの枠体に備えた遊転ローラが案内レールと
接当することで、フレームに対して縦軸芯周りに回動す
る。すなわち、被案内体夫々の遊転ローラが案内レール
に接当することで、被案内体の姿勢が変化して案内レー
ルに案内される。このように、被案内体をフレームに対
して縦軸芯周りに回動自在に構成することで、移動体の
前後幅方向での長さがある程度長くなっても、案内レー
ルによって的確に案内することができ、又、移動体の前
後幅方向での長さを長くした場合に、上記のように位置
規制手段にて移動体側推進用部材を適正位置に位置させ
ることが極めて有効となる。
【０００８】又、上記請求項５記載の構成を備えること
により、前後一対の被案内体の夫々に移動体の走行輪が
備えられ、この走行輪が案内レールに形成された上向き
の受け面に受け止め支持されて、移動体が走行する。従
って、案内レールに案内される前後一対の被案内体に移
動体の荷重がかかる関係となるので、走行輪のスリップ
等が少なく、移動体を安定的に走行させることができ
る。
により、前後一対の被案内体の夫々に移動体の走行輪が
備えられ、この走行輪が案内レールに形成された上向き
の受け面に受け止め支持されて、移動体が走行する。従
って、案内レールに案内される前後一対の被案内体に移
動体の荷重がかかる関係となるので、走行輪のスリップ
等が少なく、移動体を安定的に走行させることができ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリニアモータ利用
の搬送設備を倉庫設備に適用した場合の実施の形態を図
面に基づいて説明する。倉庫設備ＳＳは、図７の設備の
概略レイアウトに示すように、天井側に吊下げ状態で移
動体Ａの案内レールＢが設けられ、その案内レールＢに
沿って、複数個の収納棚ＳＬが配置され、更に、各収納
棚ＳＬに収納する荷Ｌを搬入するための搬入コンベアＣ
１及び各収納棚ＳＬから取り出した荷Ｌを搬出するため
の搬出コンベアＣ２が設けられている。この倉庫設備Ｓ
Ｓにおいては、移動体Ａが案内レールＢに案内されて、
各収納棚ＳＬ，搬入コンベアＣ１及び搬出コンベアＣ２
夫々の間を移動し、移動体Ａと、各収納棚ＳＬ，搬入コ
ンベアＣ１及び搬出コンベアＣ２の夫々との間で、移動
体Ａに備えられた移載装置ＴＲによって荷Ｌの移載を行
うことで、搬入コンベアＣ１から搬入された荷Ｌをいず
れかの収納棚ＳＬに収納し、いずれかの収納棚ＳＬに収
納されている荷Ｌを搬出コンベアＣ２から搬出する。
の搬送設備を倉庫設備に適用した場合の実施の形態を図
面に基づいて説明する。倉庫設備ＳＳは、図７の設備の
概略レイアウトに示すように、天井側に吊下げ状態で移
動体Ａの案内レールＢが設けられ、その案内レールＢに
沿って、複数個の収納棚ＳＬが配置され、更に、各収納
棚ＳＬに収納する荷Ｌを搬入するための搬入コンベアＣ
１及び各収納棚ＳＬから取り出した荷Ｌを搬出するため
の搬出コンベアＣ２が設けられている。この倉庫設備Ｓ
Ｓにおいては、移動体Ａが案内レールＢに案内されて、
各収納棚ＳＬ，搬入コンベアＣ１及び搬出コンベアＣ２
夫々の間を移動し、移動体Ａと、各収納棚ＳＬ，搬入コ
ンベアＣ１及び搬出コンベアＣ２の夫々との間で、移動
体Ａに備えられた移載装置ＴＲによって荷Ｌの移載を行
うことで、搬入コンベアＣ１から搬入された荷Ｌをいず
れかの収納棚ＳＬに収納し、いずれかの収納棚ＳＬに収
納されている荷Ｌを搬出コンベアＣ２から搬出する。
【００１０】移動体Ａは、図３に示すように、筒状に形
成された案内レールＢの内部に位置する走行台車部Ａ１
と、その走行台車部Ａ１に支持されて案内レールＢの上
方に位置する荷搭載部Ａ２とからなり、荷搭載部Ａ２に
上述の移載装置ＴＲが備えられている。走行台車部Ａ１
は、図１及び図２に示すように、車体前後幅方向に延び
るフレーム１が備えられ、そのフレーム１の前後両端部
に前後一対の被案内体２が取り付けられて構成されてい
る。前後一対の被案内体２の夫々には、フレーム１に対
して縦軸芯周りに回動自在に取り付けられる枠体２ａ
と、その枠体２ａに対して縦軸芯周りに回動自在で且つ
前後左右に並べて取り付けられる４個の遊転ローラ２ｂ
と、枠体２ａに対して水平軸芯周りに回動自在で且つ左
右一対に取り付けられる移動体Ａの走行輪２ｃとが備え
られている。４個の遊転ローラ２ｂは、図３に示すよう
に、案内レールＢ内部の左右の縦壁部分に接当し、これ
によって、前後一対の被案内体２が案内レールＢに案内
される。又、走行輪２ｃは、案内レールＢの内部に形成
されている上向きの受け面Ｂ１に受け止め支持されて走
行する。
成された案内レールＢの内部に位置する走行台車部Ａ１
と、その走行台車部Ａ１に支持されて案内レールＢの上
方に位置する荷搭載部Ａ２とからなり、荷搭載部Ａ２に
上述の移載装置ＴＲが備えられている。走行台車部Ａ１
は、図１及び図２に示すように、車体前後幅方向に延び
るフレーム１が備えられ、そのフレーム１の前後両端部
に前後一対の被案内体２が取り付けられて構成されてい
る。前後一対の被案内体２の夫々には、フレーム１に対
して縦軸芯周りに回動自在に取り付けられる枠体２ａ
と、その枠体２ａに対して縦軸芯周りに回動自在で且つ
前後左右に並べて取り付けられる４個の遊転ローラ２ｂ
と、枠体２ａに対して水平軸芯周りに回動自在で且つ左
右一対に取り付けられる移動体Ａの走行輪２ｃとが備え
られている。４個の遊転ローラ２ｂは、図３に示すよう
に、案内レールＢ内部の左右の縦壁部分に接当し、これ
によって、前後一対の被案内体２が案内レールＢに案内
される。又、走行輪２ｃは、案内レールＢの内部に形成
されている上向きの受け面Ｂ１に受け止め支持されて走
行する。
【００１１】移動体ＡはリニアモータＬＭにて走行駆動
され、リニアモータＬＭの駆動用コイルＤＣと、その駆
動用コイルＤＣと協働で推進力を発生する推進力発生部
材ＭＦとが、案内レールＢ側と移動体Ａ側とに振り分け
配置されている。本実施の形態では、駆動用コイルＤＣ
及び推進力発生部材ＭＦのうち、駆動用コイルＤＣが移
動体側推進用部材として移動体Ａ側に配置されている。
又、推進力発生部材ＭＦは永久磁石が移動体移動方向に
並べて配置されて構成されており、リニアモータＬＭ
は、いわゆるリニア直流モータ（ＬＤＭ）を構成してい
る。駆動用コイルＤＣを支持するために、移動体Ａのフ
レーム１（より具体的には走行台車部Ａ１のフレーム
１）には、それの長手方向略中央位置から下方に延出す
る状態で、コイル支持フレーム１ａが取り付けられてい
る。これによって、駆動用コイルＤＣが、移動体前後幅
方向において、前後一対の被案内体２の間の略中央位置
においてフレーム１に支持されるものとなっている。駆
動用コイルＤＣは、このコイル支持フレーム１ａに、前
後一対の直線状の摺動ガイド３ａを介して取り付けられ
ており、これによって、駆動用コイルＤＣは、移動体横
幅方向に移動自在となっている。このように移動体横幅
方向に移動自在にフレーム１に支持される駆動用コイル
ＤＣは、駆動用コイルＤＣを移動体横幅方向における適
正位置に位置させる位置規制手段ＰＣによって移動操作
される。この位置規制手段ＰＣは、具体的には、駆動用
コイルＤＣの長手方向中央部の左右両端に、縦軸芯周り
に回動自在の回転ローラ３ｂを取り付けて構成され、こ
の回転ローラ３ｂが案内レールＢ内部の縦壁部分に接当
することで、回転ローラ３ｂと駆動用コイルＤＣとが一
体移動して、駆動用コイルＤＣが移動体横幅方向で位置
規制される。
され、リニアモータＬＭの駆動用コイルＤＣと、その駆
動用コイルＤＣと協働で推進力を発生する推進力発生部
材ＭＦとが、案内レールＢ側と移動体Ａ側とに振り分け
配置されている。本実施の形態では、駆動用コイルＤＣ
及び推進力発生部材ＭＦのうち、駆動用コイルＤＣが移
動体側推進用部材として移動体Ａ側に配置されている。
又、推進力発生部材ＭＦは永久磁石が移動体移動方向に
並べて配置されて構成されており、リニアモータＬＭ
は、いわゆるリニア直流モータ（ＬＤＭ）を構成してい
る。駆動用コイルＤＣを支持するために、移動体Ａのフ
レーム１（より具体的には走行台車部Ａ１のフレーム
１）には、それの長手方向略中央位置から下方に延出す
る状態で、コイル支持フレーム１ａが取り付けられてい
る。これによって、駆動用コイルＤＣが、移動体前後幅
方向において、前後一対の被案内体２の間の略中央位置
においてフレーム１に支持されるものとなっている。駆
動用コイルＤＣは、このコイル支持フレーム１ａに、前
後一対の直線状の摺動ガイド３ａを介して取り付けられ
ており、これによって、駆動用コイルＤＣは、移動体横
幅方向に移動自在となっている。このように移動体横幅
方向に移動自在にフレーム１に支持される駆動用コイル
ＤＣは、駆動用コイルＤＣを移動体横幅方向における適
正位置に位置させる位置規制手段ＰＣによって移動操作
される。この位置規制手段ＰＣは、具体的には、駆動用
コイルＤＣの長手方向中央部の左右両端に、縦軸芯周り
に回動自在の回転ローラ３ｂを取り付けて構成され、こ
の回転ローラ３ｂが案内レールＢ内部の縦壁部分に接当
することで、回転ローラ３ｂと駆動用コイルＤＣとが一
体移動して、駆動用コイルＤＣが移動体横幅方向で位置
規制される。
【００１２】この移動体１側の駆動用コイルＤＣと協働
で推進力を発生する推進力発生部材ＭＦが、図３に示す
ように、案内レールＢ内部の底面側に取り付けられてお
り、回転ローラ３ｂと案内レールＢとの接当により移動
体横幅方向での位置が規制された駆動用コイルＤＣと推
進力発生部材ＭＦとが接近して対向配置された状態とな
り、駆動用コイルＭＦと推進力発生部材ＭＦとによって
効率良く推進力が発生する。移動体１に対して上述のよ
うに駆動用コイルＤＣを支持させることで、図５に示す
ように、移動体１が案内レールＢのカーブ部分を通過す
るときに、回転ローラ３ｂと案内レールＢの接当によ
り、駆動用コイルＤＣがフレーム１に対して移動体横幅
方向に移動操作されて、駆動用コイルＤＣと推進力発生
部材ＭＦとの位置関係が適正となる状態が維持される。
で推進力を発生する推進力発生部材ＭＦが、図３に示す
ように、案内レールＢ内部の底面側に取り付けられてお
り、回転ローラ３ｂと案内レールＢとの接当により移動
体横幅方向での位置が規制された駆動用コイルＤＣと推
進力発生部材ＭＦとが接近して対向配置された状態とな
り、駆動用コイルＭＦと推進力発生部材ＭＦとによって
効率良く推進力が発生する。移動体１に対して上述のよ
うに駆動用コイルＤＣを支持させることで、図５に示す
ように、移動体１が案内レールＢのカーブ部分を通過す
るときに、回転ローラ３ｂと案内レールＢの接当によ
り、駆動用コイルＤＣがフレーム１に対して移動体横幅
方向に移動操作されて、駆動用コイルＤＣと推進力発生
部材ＭＦとの位置関係が適正となる状態が維持される。
【００１３】案内レールＢの上方側に位置する移動体Ａ
の荷搭載部Ａ２は、図１に示すように、前後一対の被案
内体２の回動軸芯の直上において、前後２箇所でフレー
ム１に支持されている。この荷搭載部Ａ２に備えられて
いる移載装置ＴＲは、図４に示すように、左右一対のア
ーム４ａを備えて荷Ｌを把持するチャック４と、チャッ
ク４を支持するチャック支持体５と、チャック支持体５
を縦軸芯周りに回動自在に支持する旋回アーム６と、そ
の旋回アーム６を昇降自在に支持するアーム昇降部７と
が備えられて構成され、図示しないモータにより、旋回
アーム６が昇降駆動され、チャック支持体５が縦軸芯周
りに回動操作され、更に、アーム昇降部７も縦軸芯周り
に回動駆動される。このように構成された移載装置ＴＲ
は、図６に示すように、図示しないモータの駆動によ
り、チャック４を収納棚ＳＬ側に向けて突出させて荷Ｌ
の移載を行う。これは、搬入コンベアＣ１及び搬出コン
ベアＣ２に対する荷Ｌの移載も同様である。尚、移動体
１の駆動用コイルＤＣや各モータの動作に必要な電力
は、案内レールＢに沿って敷設された給電線ＥＬから、
移動体１に備えた受電用コイルＲＥに対して供給され
る。
の荷搭載部Ａ２は、図１に示すように、前後一対の被案
内体２の回動軸芯の直上において、前後２箇所でフレー
ム１に支持されている。この荷搭載部Ａ２に備えられて
いる移載装置ＴＲは、図４に示すように、左右一対のア
ーム４ａを備えて荷Ｌを把持するチャック４と、チャッ
ク４を支持するチャック支持体５と、チャック支持体５
を縦軸芯周りに回動自在に支持する旋回アーム６と、そ
の旋回アーム６を昇降自在に支持するアーム昇降部７と
が備えられて構成され、図示しないモータにより、旋回
アーム６が昇降駆動され、チャック支持体５が縦軸芯周
りに回動操作され、更に、アーム昇降部７も縦軸芯周り
に回動駆動される。このように構成された移載装置ＴＲ
は、図６に示すように、図示しないモータの駆動によ
り、チャック４を収納棚ＳＬ側に向けて突出させて荷Ｌ
の移載を行う。これは、搬入コンベアＣ１及び搬出コン
ベアＣ２に対する荷Ｌの移載も同様である。尚、移動体
１の駆動用コイルＤＣや各モータの動作に必要な電力
は、案内レールＢに沿って敷設された給電線ＥＬから、
移動体１に備えた受電用コイルＲＥに対して供給され
る。
【００１４】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、前後一対の被案内体２に移動
体１の走行輪２ｃを備える構成としているが、前後一対
の被案内体２の夫々に浮上用の電磁石を備えて磁気浮上
式に構成してもよい。この場合、浮上用の電磁石の吸引
作用によって案内レールＢに案内されることにもなるの
で、遊転ローラ２ｂは必ずしも必要ない。 上記実施の形態では、前後一対の被案内体２は、移
動体Ａのフレーム１に対して縦軸芯周りに回動自在に支
持されているが、前後一対に被案内体２をフレーム１に
対して固定状態で取り付けても良い。
る。 上記実施の形態では、前後一対の被案内体２に移動
体１の走行輪２ｃを備える構成としているが、前後一対
の被案内体２の夫々に浮上用の電磁石を備えて磁気浮上
式に構成してもよい。この場合、浮上用の電磁石の吸引
作用によって案内レールＢに案内されることにもなるの
で、遊転ローラ２ｂは必ずしも必要ない。 上記実施の形態では、前後一対の被案内体２は、移
動体Ａのフレーム１に対して縦軸芯周りに回動自在に支
持されているが、前後一対に被案内体２をフレーム１に
対して固定状態で取り付けても良い。
【００１５】 上記実施の形態では、駆動用コイルＤ
Ｃの左右両端に備えられた回転ローラ３ｂにて、駆動用
コイルＤＣの移動体横幅方向での位置を規制している
が、回転ローラ３ｂではなく、単に駆動用コイルＤＣの
一部を案内レールＢに接当させるようにして駆動用コイ
ルＤＣの移動体横幅方向での位置を規制しても良い。
又、例えば、駆動用コイルＤＣ側に形成したカム溝に係
合するカムフォロアーを、アームを介して被案内体２側
に接続し、被案内体２の縦軸芯周りの回動によりカムフ
ォロアーを揺動操作して駆動用コイルＤＣを移動体横幅
方向に移動操作する構成としても良い。 上記実施の形態では、リニアモータＬＭとしてリニ
ア直流モータ（ＬＤＭ）を例示しているが、いわゆるリ
ニア誘導モータ（ＬＩＭ）を用いても良い。
Ｃの左右両端に備えられた回転ローラ３ｂにて、駆動用
コイルＤＣの移動体横幅方向での位置を規制している
が、回転ローラ３ｂではなく、単に駆動用コイルＤＣの
一部を案内レールＢに接当させるようにして駆動用コイ
ルＤＣの移動体横幅方向での位置を規制しても良い。
又、例えば、駆動用コイルＤＣ側に形成したカム溝に係
合するカムフォロアーを、アームを介して被案内体２側
に接続し、被案内体２の縦軸芯周りの回動によりカムフ
ォロアーを揺動操作して駆動用コイルＤＣを移動体横幅
方向に移動操作する構成としても良い。 上記実施の形態では、リニアモータＬＭとしてリニ
ア直流モータ（ＬＤＭ）を例示しているが、いわゆるリ
ニア誘導モータ（ＬＩＭ）を用いても良い。
【図１】本発明の実施の形態にかかる要部側面図
【図２】本発明の実施の形態にかかる要部平面図
【図３】本発明の実施の形態にかかる要部正面図
【図４】本発明の実施の形態にかかる要部側面図
【図５】本発明の実施の形態にかかる要部平面図
【図６】本発明の実施の形態にかかる移載動作の説明図
【図７】本発明の実施の形態にかかる概略レイアウト図
１ フレーム ２ 被案内体 ２ａ 枠体 ２ｂ 遊転ローラ ２ｃ 走行輪 ３ｂ 回転ローラ Ａ 移動体 Ｂ 案内レール Ｂ１ 受け面 ＤＣ 駆動コイル ＬＭ リニアモータ ＭＦ 推進力発生部材 ＰＣ 位置規制手段
Claims (5)
- 【請求項１】 荷搬送用の移動体を、その横幅方向の位
置を規制した状態で移動自在に案内するための案内レー
ルが設けられ、 前記移動体のフレームに、前記横幅方向の位置を規制す
べく、前記案内レールに案内される被案内体が前後一対
に設けられ、 前記移動体を移動駆動するリニアモータの駆動用コイル
と、その駆動用コイルと協働で推進力を発生する推進力
発生部材とが、前記案内レール側と、前記移動体側とに
振り分け配置されているリニアモータ利用の搬送設備で
あって、 前記駆動用コイル及び前記推進力発生部材のうちの前記
移動体側に配置される移動体側推進用部材が、移動体横
幅方向に移動自在に前記フレームに支持され、 前記移動体側推進用部材を移動体横幅方向に移動操作し
て、移動体横幅方向における適正位置に位置させる位置
規制手段が設けられているリニアモータ利用の搬送設
備。 - 【請求項２】 前記位置規制手段が、前記移動体側推進
用部材に移動体横幅方向に一体移動するように設けられ
て、前記案内レールとの接当により移動体横幅方向に移
動される回転ローラにて構成されている請求項１記載の
リニアモータ利用の搬送設備。 - 【請求項３】 前記移動体側推進用部材が、移動体前後
幅方向において、前記前後一対の被案内体の間の略中央
位置において前記フレームに支持されている請求項１又
は２記載のリニアモータ利用の搬送設備。 - 【請求項４】 前記前後一対の被案内体の夫々が、前記
フレームに縦軸芯回りに回動自在に支持される枠体と、
その枠体に支持されて、前記案内レールとの接当により
前記被案内体を前記縦軸芯回りに回動させる遊転ローラ
とを備えて構成されている請求項１〜３のいずれか１項
に記載のリニアモータ利用の搬送設備。 - 【請求項５】 前記移動体が、前記案内レールに形成さ
れた上向きの受け面に受け止め支持されて走行し、且
つ、前記前後一対の被案内体の夫々に支持された走行輪
にて走行するように構成されている請求項４記載のリニ
アモータ利用の搬送設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35674797A JPH11180300A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | リニアモータ利用の搬送設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35674797A JPH11180300A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | リニアモータ利用の搬送設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11180300A true JPH11180300A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18450575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35674797A Pending JPH11180300A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | リニアモータ利用の搬送設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11180300A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006027421A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Asyst Shinko Inc | リニアモータ式搬送装置 |
| JP2021504265A (ja) * | 2017-11-23 | 2021-02-15 | アウトストア・テクノロジー・エーエスＡｕｔｏｓｔｏｒｅ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ Ａｓ | 自動倉庫システム |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35674797A patent/JPH11180300A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006027421A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Asyst Shinko Inc | リニアモータ式搬送装置 |
| JP4506319B2 (ja) * | 2004-07-15 | 2010-07-21 | ムラテックオートメーション株式会社 | リニアモータ式搬送装置 |
| JP2021504265A (ja) * | 2017-11-23 | 2021-02-15 | アウトストア・テクノロジー・エーエスＡｕｔｏｓｔｏｒｅ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ Ａｓ | 自動倉庫システム |
| US11807452B2 (en) | 2017-11-23 | 2023-11-07 | Autostore Technology AS | Automated storage and retrieval system |
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