JP2004277017A - 機械式搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロアータイプ及びオーバーヘッドタイプ両方の使用が可能であり、構造が簡単で、メンテナンスが容易で、作業環境が良く、走行の信頼性が据付け精度に影響され難い機械式搬送装置を提供する。
【解決手段】レール15と、レール15に沿って平行に設けられた回転軸17と、レール15に沿って設けられた一対の前、後側走行台車23、24、及び負荷用架台25を有するキャリアー26と、一対の前、後側走行台車23、24のそれぞれに設けられ、回転軸17の外周面53に押圧当接された従動ローラー54、55とを備え、それぞれ従動ローラー54、55を同期して旋回し、従動ローラー54、55と回転軸17の接する点Oにおいて、従動ローラー54、55の接線sと回転軸の稜線nとの角度αを、90度状態の停止角α と90度より小さい搬送角α との間で制御して、キャリアー26の移動及び停止を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レールに沿って走行するキャリアーに電動モータを設けずに、キャリアーを走行及び停止させて搬送対象物を搬送することのできる機械式搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建屋内で搬送対象物の搬送を行う装置の一つとして、図14に示すオーバーヘッドタイプの搬送装置170が使用されている。搬送装置170においては、図示しないレール取付部材を介して設けられた断面I形のレール171の断面の3方を覆うことのできる断面がC字形状のキャリアー本体172と、キャリアー本体172に設けられ、レール171の上フランジ173の上面173aを転動する、レール171の長手方向に間隔をあけて配置された2個のガイドローラーの一例である走行ローラー174と、キャリアー本体172に設けられ、レール171の上フランジ173及び下フランジ175のそれぞれの両側面176、177に当接して転動しながらキャリアー本体172の左右方向をガイドするそれぞれ2個の上及び下ガイドローラー178、179と、キャリアー本体172に設けられ、走行ローラー174を図示しない減速機構を介して駆動する電動モータ180とを備えている。電動モータ180への電源の供給方法として、固定されたレール171のウェブ181の上下方向に沿って複数(図14では5本)の給電線182が設けられ、キャリアー本体172側には集電トロリー183が取付けられている。
【0003】
また、搬送対象物の搬送を行う別の装置として、図15に示す台車方式(フロアータイプ)の搬送装置190が知られている。搬送装置190においては、床面191(又はデッキ面)に平行間隔をあけて配置された一対のレール192、193上を転動するそれぞれ2個の車輪194、195を走行フレーム196の下部に設けた走行台車197を、走行フレーム196に電動モータを設けること無く、走行させるようになっている。即ち、走行台車197を駆動するために、一対のレール192、193に沿って平行に、かつレール192、193間に配置され、しかも、回転する駆動ローラーシャフト198が床面191に図示しない支持手段を介して設けられており、走行フレーム196の中央下部には、駆動ローラーシャフト198との接触によって回転させられる推進力伝達ローラー(従動ローラー)200が1個又は2個取付ブラケット199を介して設けられている。駆動ローラーシャフト198の回転は床面191に設けられた電動モータ及び減速機構を介して行うようになっており、走行フレーム196には、走行台車197を駆動する電動モータは設けられていない。なお、駆動ローラーシャフト198を介して推進力を得るため、推進力伝達ローラー200の回転軸は、駆動ローラーシャフト198の回転軸と交差角45°程度(最適な効率)に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の搬送装置においては、未だ解決すべきそれぞれ以下のような問題があった。
搬送装置170においては、レール171に給電線182を設け、かつ、キャリアー本体172に集電トロリー183を設ける必要があり、これにより、構造が複雑となり、メンテナンスが面倒になると共に、ゴミや粉塵等の発生があり、作業環境が悪かった。さらに、発進停止時の低速発進及び低速停止を電気制御で行っているので、制御が複雑となっていた。
一方、搬送装置190においては、フロアータイプという制約があり、オーバーヘッドタイプには不適であり、このため運用の幅が狭く、また、走行の信頼性もレール192、193の据付け精度に大きく影響されるという欠点があった。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フロアータイプ及びオーバーヘッドタイプ両方の使用が可能であり、構造が簡単で、メンテナンスが容易で、作業環境が良く、走行の信頼性が据付け精度に影響され難い機械式搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う第1の発明に係る機械式搬送装置は、レール取付部材を介して支持されたレールと、
レールを介してレールに沿って平行に設けられ、かつ、回転駆動される断面円形の回転軸と、
レールを転動する複数のガイドローラーがそれぞれ取付けられ、レールに沿って間隔をあけて設けられた一対の前、後側走行台車、及び一対の前、後側走行台車を連結する負荷用架台を有するキャリアーと、
一対の前、後側走行台車のそれぞれに設けられ、回転軸の外周面に押圧当接された従動ローラーとを備え、
それぞれ従動ローラーを同期して旋回し、従動ローラーと回転軸の接する点において、従動ローラーの接線と回転軸の稜線との角度を、90度状態の停止角と90度より小さい搬送角との間で制御して、キャリアーの移動及び停止を行う。
これによって、回転駆動される回転軸の外周面に押圧当接され、しかも、レールに沿って間隔をあけて設けられた一対の前、後側走行台車のそれぞれに設けられた従動ローラーの接線と回転軸の稜線との角度を制御することにより、キャリアーを移動、停止できるので、キャリアーに電動モータを設ける必要がない。
【0007】
第2の発明に係る機械式搬送装置は、第1の発明に係る機械式搬送装置において、一対の前、後側走行台車の従動ローラーの同期は、第1のリンク機構を介して行われている。これによって、第1のリンク機構を介して、一対の前、後側走行台車の従動ローラーの同期を行うので、同期の構造が簡略化される。
第3の発明に係る機械式搬送装置は、第2の発明に係る機械式搬送装置において、前、後側走行台車には、それぞれ対となって第2のリンク機構によって旋回する従動ローラーを備え、第2のリンク機構は第1のリンク機構によって駆動される。これによって、第1のリンク機構を駆動することにより、対となる第2のリンク機構を介して従動ローラーを旋回することができるので、第2のリンク機構の駆動源が不要となる。
【0008】
第4の発明に係る機械式搬送装置は、第2及び第3の発明に係る機械式搬送装置において、第1のリンク機構には、別のキャリアー又は所定位置に設けられているストッパー板の傾斜部に当接して、従動ローラーを円滑に停止角に保持するキャリアー停止部材が設けられている。これによって、第1のリンク機構に設けられたキャリアー停止部材を、別のキャリアー又は所定位置に設けられているストッパー板の傾斜部に当接させることにより、回転軸の回転に関係なくキャリアーを停止することができる。
【0009】
第5の発明に係る機械式搬送装置は、第1〜第4の発明に係る機械式搬送装置において、レールは、断面C型のレール取付部材を介して建屋に固定され、搬送対象物をキャリアーに吊り下げて搬送する。これによって、搬送対象物をキャリアーに吊り下げて搬送するので、床上に搬送装置を設けなくて済む。
第6の発明に係る機械式搬送装置は、第1〜第4の発明に係る機械式搬送装置において、レールは、レール取付部材を介して床上に固定され、搬送対象物をキャリアーの上に載置して搬送する。これによって、レール取付部材を介して床上に固定されたレールに沿って搬送対象物を搬送するので、キャリアーへの搬送対象物のハンドリングが容易になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1(A)、(B)はそれぞれ、自動車部品の載置搬送に用いた本発明の一実施の形態に係る機械式搬送装置の平面図、正面図、図2は同機械式搬送装置の側断面図、図3は同機械式搬送装置のキャリアーの平断面図、図4は同機械式搬送装置のキャリアーの正断面図、図5は同機械式搬送装置のキャリアーの前側走行台車と従動ローラーとの関係を示す平面図、図6は同機械式搬送装置のキャリアーの後側走行台車と従動ローラーとの関係を示す平面図、図7(A)、(B)はそれぞれ、同機械式搬送装置のキャリアーの第1及び第2のリンク機構による搬送時、停止時における従動ローラーの旋回メカニズムの説明図、図8は同機械式搬送装置のキャリアーの前側走行台車及び従動ローラーの拡大正断面図、図9は同機械式搬送装置のキャリアーの後側走行台車及び従動ローラーの拡大正断面図、図10は同機械式搬送装置のキャリアーの前、後側走行台車の拡大平断面図、図11(A)、(B)はそれぞれ、搬送対象物の吊り搬送に用いた本発明の他の実施の形態に係る機械式搬送装置の平面図、正面図、図12(A)、(B)はそれぞれ、図11(B)の矢視A−A断面図、矢視B−B断面図、図13(A)、(B)はそれぞれ、搬送対象物の吊り搬送に用いた本発明の他の実施の形態に係る機械式搬送装置のキャリアーの平断面図、正断面図である。
【0011】
図1(A)、(B)及び図2〜図4に示すように、本発明の一実施の形態に係る機械式搬送装置10は、自動車部品の組立に用いるフロアータイプ(台車方式)の搬送装置であり、床面11の前後方向に所定の平行間隔をあけて固定された複数のベース部材12のそれぞれに、2本のジャッキボルト13を介して設けられたレール取付部材の一例であるレール架台14に支持されたレールの一例であるIビーム15と、Iビーム15の高さ方向の中間部で、かつ、レール架台14と反対側に取付ブラケット16を介してIビーム15に平行に設けられた断面円形の回転軸17とを備えている。
【0012】
また、機械式搬送装置10は、ガイドローラーの一例である、Iビーム15の上フランジの上面を転動する2個の走行ローラー18、19、並びに、Iビーム15の上フランジの両側面を転動する4個の上側垂直ガイドローラー20、Iビーム15の下フランジの両側面を転動する4個の下側垂直ガイドローラー21、及びIビーム15の下フランジの下面を転動する2個の水平ガイドローラー22、22aが取付けられており、しかも、Iビーム15の長さ方向に沿って中心間距離Kをあけて設けられた一対の前、後側走行台車23、24及び一対の前、後側走行台車23、24の上部に前後方向の両端部が連結された負荷用架台25を有するキャリアー26を備えている。さらに、キャリアー26の枠状に形成された負荷用架台25上には、搬送対象物の一例である自動車のホワイトボディ27が搭載されており、Iビーム15に沿って搬送されながら種々の部品が組み立てられ、所定の停止位置で停止するようになっている。以下、これらについて詳しく説明する。
【0013】
図1(A)、(B)及び図2に示すように、キャリアー26が走行するIビーム15は長さ方向(前後方向)に分割されており、定尺の長さP(=約5m)のIビーム単体15aが多数繋ぎ合わされて構成されている。1本のIビーム単体15aは、走行方向(前後方向)に直交して配置された5組のベース部材12及びベース部材12上に設けられたレール架台14を介して支持されている。ベース部材12は溝形鋼からなっており、2本のアンカーボルト28及びナット29により床面11に固定されている。
【0014】
また、レール架台14は、ベース部材12の上面12aとその下面14aとの間隔Tがジャッキボルト13により調整される細長矩形状のフランジ板30と、フランジ板30に直交して設けられ、板材からC形状に形成された湾曲板31と、湾曲板31の先端に垂直に設けられたフランジ板32とを備えており、Iビーム単体15aはフランジ板32にねじ締結されている。なお、図2に示すように、Iビーム単体15aは軽量化のため、上フランジ及び下フランジにそれぞれ、3箇所空洞部が設けられていると共に、上フランジの下面及び下フランジの上面には、ウェブを挟んで上下方向に対向して取付用の突起片が形成されている。
【0015】
図1(A)、(B)に示すように、回転軸17もIビーム15と同様、長さP(約5m)の分割回転軸17aに分割されて接続されており、パイプから形成された分割回転軸17aはそれぞれ、長さ方向に所定の間隔をあけて設けられた10個の取付ブラケット16によりIビーム単体15aに回転可能に支持されている。各Iビーム単体15a毎に、各分割回転軸17aを回転する駆動手段33が設けられている。
【0016】
図1(A)、(B)に示すように、駆動手段33は分割回転軸17aの前端部に設けられたチェーンスプロケット34と、Iビーム単体15aのウェブにレール架台14の湾曲板31と平行に設けられた取付板35と、取付板35にフランジ接続された減速機付き電動モータ36と、減速機付き電動モータ36の出力軸に固定され、チェーンスプロケット34と対となるチェーンスプロケット37と、チェーンスプロケット34、37に巻回され、しかも、Iビーム単体15aのウェブに形成された貫通孔を挿通可能な無端チェーン38とを有している。
【0017】
なお、隣り合う分割回転軸17aの軸端部同士は、例えば、キーを使用する軸継手を用いて、連結及び連結解除可能に形成されている。また、減速機付き電動モータ36はインバーターによる可変速度制御(1/7)をするように構成されている。かかる構成によって、各分割回転軸17aを単独で、しかも、可変速度に駆動することができる。
【0018】
図2〜図4に示すように、前側走行台車23(後側走行台車24は前側走行台車と実質的に同じ)は、走行方向に平行間隔をあけて垂直に配置され、側面視してC形の前、後側板39、40(後側走行台車24の場合は、前、後側板39a、40a)と、前、後側板39、40の対向する内側の上端部を連結する矩形状の上部連結板41(後側走行台車24の場合は、上部連結板41a)と、前、後側板39、40の対向する内側の中間部を連結する断面C形の主連結部材42とを備えた台車フレーム43(後側走行台車24の場合は、台車フレーム43a)を有している。
【0019】
図2〜図4に示すように、台車フレーム43(台車フレーム43aも略同じ)には、前、後側板39、40の外側の上部にそれぞれ、取付ブラケット44、44aを介して、2個の走行ローラー18、19が取付けられている。また、前、後側板39、40のそれぞれの外側の下部にそれぞれ、取付ブラケット45、45aを介して、2個の水平ガイドローラー22、22aが取付けられている。さらに、前、後側板39、40の外側の上部にはそれぞれ、取付ブラケット46、46aを介して、4個の上側垂直ガイドローラー20が取付けられている。また、前、後側板39、40のそれぞれの内側の下部の主連結部材42にはそれぞれ、取付ブラケット47、47aを介して、4個の下側垂直ガイドローラー21が取付けられている。
【0020】
図2、図5、図6及び図8〜図10に示すように、走行ローラー18、19、はそれぞれ、取付ブラケット44、44aに固定されたボルト構造の固定軸48に2個のベアリング49を介して回転可能に設けられており、一方、水平ガイドローラー22、22aもそれぞれ、取付ブラケット45、45aに固定されたボルト構造の固定軸50に2個のベアリング51を介して回転可能に設けられている。また、上側垂直ガイドローラー20、下側垂直ガイドローラー21もそれぞれ、取付ブラケット46、46a、47、47aに固定されたボルト構造の固定軸52、52aにベアリング(図示せず)を介して回転可能に設けられている。
【0021】
図3〜図10、特に、図7(A)、(B)に示すように、台車フレーム43、43aの主連結部材42、42aにはそれぞれ、2個の従動ローラー54、55が、回転軸17の外周面53に接触して配置され、しかも、従動ローラー54、55と回転軸17の接する点Oにおいて、従動ローラー54(55も同じ)の接線sと回転軸17の稜線nとの角度αを、90度状態の停止角α (図7(B))と90度より小さい搬送角α (図7(A)ではα =45°としている)との間で制御して、キャリアー26の移動及び停止を行うようになっている。即ち、2個の従動ローラー54(55も同じ)同士は、回転軸17の軸心に対して傾斜して配置されており、しかも、2個の従動ローラー54と2個の従動ローラー55とも、角度αが同時に調整されるように機械的に同期されて構成されている。なお、取付ブラケット16は、回転軸17を転動する従動ローラー54、55と干渉しない位置に設けられている。
【0022】
従動ローラー54、55の角度αを同時に機械的に調整するためのメカニズムを以下に説明する。
図3〜図5、図7(A)、(B)及び図8に示すように、2個の従動ローラー54(55も同じ)の下端のローラー幅方向の中心位置は、回転軸17の上端(稜線nと一致する)と点Oにおいて接触している。図7(A)、(B)に示すように、前後方向に中心間隔Hをあけて配置された2個の従動ローラー54は、第2のリンク機構56(従動ローラー55の場合では、第2のリンク機構56a)により、搬送時(図7(A))と停止時(図7(B))との間を移動するようになっている。
【0023】
図5、図6、図7(A)、(B)及び図8に示すように、第2のリンク機構56(56aも同じ)は、平面視して回転軸17の長手方向に中心間隔Hをあけて、かつ主連結部材42に平面視して点O回りに回動自在に取付けられた一対の旋回アーム57、58と、旋回アーム57、58のそれぞれの点Oから距離t離れて設けられた2個の軸中心pを軸支可能な平行アーム59(図7(A)、(B)において破線で示す)とを備えている。平行アーム59は平面視してT字状に形成されており、平行アーム59の2個の軸中心p間の中間位置で、かつ、軸中心pより外側(図7(A)、(B)では右側)には断面円形のスライド片60が上側に突出して設けられている。
【0024】
スライド片60は、主連結部材42の走行ローラー18、19間の中心位置に配置された固定軸61廻りに回動するI形の回動アーム62の右側端部に形成された長孔からなるスライド孔60aを摺動可能に設けられている。なお、図7(A)、(B)に示すように、第2のリンク機構56の回動アーム62の左端部には、回動アーム62を固定軸61廻りに回動操作して従動ローラー54を停止角α に保持するためのキャリアー停止部材63が設けられている。
【0025】
図6及び図9に示すように、後側走行台車24の第2のリンク機構56aは、前側走行台車23の第2のリンク機構56と略同じであるが、平行アーム59のスライド片60はI形の回動アーム62aの右側端部に形成された長孔からなるスライド孔60aに摺動可能に設けられている。図7(A)、(B)に示すように、回動アーム62aは、回動アーム62と同じであり、回動アーム62には仮想線Sを介してキャリアー停止部材63が設けられているが、回動アーム62aにはキャリアー停止部材63が設けられていない。
【0026】
図3〜図9に示すように、前側走行台車23、後側走行台車24にそれぞれ設けられた固定軸61の回りに回動する回動アーム62、62aの固定軸61と反対側の端部に設けられたピン64、64a同士は、中心間距離Kを有するターンバックル式連結部材65を介して連結されている。ターンバックル式連結部材65は、ターンバックル機構を操作することにより、所定の長さ(中心間距離K)にセットできる。回動アーム62、62a及びターンバックル式連結部材65を備えて第1のリンク機構65bが構成されている。
【0027】
従って、第2のリンク機構56、56aは第1のリンク機構65bにより駆動されて、機械的に同期され、従動ローラー54、55の角度αを同時に調整することができる。なお、図8〜図10に示すように、従動ローラー54(55も同じ)は一対の旋回アーム57、58のコイルバネを備えた付勢手段57a、58aにより常時、図7(A)に示す搬送角α に保持されている。
【0028】
図8に詳細に示すように、旋回アーム57、58には、それぞれ回動軸66を介して下端部に従動ローラー用フレーム67が取付けられており、従動ローラー用フレーム67の下部に水平に設けられた固定軸68には、2個のベアリング69を介して従動ローラー54(55も同じ)が回転自由に支持されている。固定軸68の両端部には、従動ローラー54を常に回転軸17の外周面53に押圧当接するように付勢するためのコイルバネ70が設けられている。
【0029】
図5、図7(A)、(B)及び図8に示すように、キャリアー停止部材63の先端部には、取付板71に垂直に設けられた固定軸を介してガイドローラー72が回転自由に設けられている。走行しているキャリアー26のガイドローラー72が、隣接する別のキャリアー26(図示せず)に設けられたストッパー板73に当接して、回動アーム62を有する第1のリンク機構65bを操作できるようになっている。即ち、図7(A)の走行状態から図7(B)の停止状態に回動アーム62を操作して、従動ローラー54の走行を停止することによって、キャリアー26同士の追突を防止することができる。
【0030】
ストッパー板73には、図3及び図5に示すように、Iビーム15の走行方向に沿って平面視して内側に傾斜した傾斜部74が形成され、しかも、ストッパー板73はIビーム15に直交して進退可能に構成されており、ストッパー板73の前進時に傾斜部74に沿ってガイドローラー72が案内され、従動ローラー54の角度αが徐々に大きくなってキャリアー26の走行速度が落ちて、角度α =90°で停止するようになっている。
【0031】
次いで、図1(A)、(B)に示すように、本発明の一実施の形態に係る機械式搬送装置10を用いて自動車のホワイトボディ27を搬送する方法及び作用について、主に図1を参照しながら説明する。
(1)所定の搭載位置において、キャリアー26の一対の前、後側走行台車23、24の上部に連結された負荷用架台25上に、自動車のホワイトボディ27を搭載する。
(2)図7(A)に示すように、前、後側走行台車23、24に設けられた従動ローラー54、55の角度αは搬送角α =45°(最適走行)に設定されている。
【0032】
(3)前、後側走行台車23、24に設けられた従動ローラー54、55が当接する部分の分割回転軸17aを駆動手段33を介して回転する。
(4)回転する分割回転軸17aの外周面53にコイルバネ70により付勢されて押圧当接し、しかも、分割回転軸17aに搬送角α =45°で配置された従動ローラー54、55は、分割回転軸17aとの間の摩擦力によって前、後側走行台車23、24に推進力を伝達することができ、自動車のホワイトボディ27が搭載されたキャリアー26を、複数のガイドローラーによりIビーム15に沿ってスムーズに案内しながら前進することができる。
【0033】
(5)キャリアー26の前側走行台車23が分割回転軸17aの先端を通過する直前に、回転させている分割回転軸17aの前側に隣接する分割回転軸17aを別の駆動手段33を介して同じ方向に回転させて、キャリアー26が分割回転軸17a間を連続して走行できるように操作する。
(6)また、キャリアー26の後側走行台車24が回転している分割回転軸17aの後端を通過した直後に、この分割回転軸17aの回転を駆動手段33を介して停止する。
【0034】
(7)前記(5)、(6)の操作を所定の回数繰り返して、所定の搬送場所まで自動車のホワイトボディ27を搬送する。
(8)所定の搬送場所でキャリアー26を停止する場合には、回転させている分割回転軸17aの回転を駆動手段33により停止する。
なお、例えば、組立を終了した自動車のホワイトボディをキャリアー26から取り外して、キャリアー26を元の位置に後退する場合には、分割回転軸17aを逆回転し、前記と同様の操作を行う。
【0035】
図11〜図13に示すように、本発明の他の実施の形態の機械式搬送装置10aはオーバーヘッドタイプであり、フロアータイプの機械式搬送装置10とは、搬送対象物の搬送の方式(搬送対称物をキャリアーに吊り下げて搬送している)において異なるが、レール、回転軸、キャリアー及び従動ローラーの構造は基本的には同じである。なお、機械式搬送装置10aにおいては、説明を簡略化するため、単位長さP分のみを表している。
【0036】
図11〜図13に示すように、機械式搬送装置10aは、建屋の梁り部材(図示せず)を介して前後方向に水平に吊り下げられた水平吊り部材75(単位長さP)に平行間隔をあけて固定されたレール取付部材の一例である断面C型の3個のレール吊り金具76a、76b、76cの下端部に支持されたレールの一例であるIビーム15bと、Iビーム15bの高さ方向の中間部で、かつ、レール吊り金具76a、76b、76cと反対側に設けられた取付ブラケット16aを介してIビーム15bと平行に設けられた分割回転軸17bとを備えている。
【0037】
機械式搬送装置10aは、さらに、Iビーム15bに沿って中心間距離kをあけて設けられた一対の前、後側走行台車23a、24aと、一対の前、後側走行台車23a、24aの下部に両端部が連結された負荷用架台25aを有するキャリアー26aとを備えている。以下、これらについて詳しく説明する。
【0038】
前、後側走行台車23a、24aにはそれぞれ、ガイドローラーの一例である、垂直荷重を受ける2個の走行ローラー18a、19aとキャリアー26aの転倒を防止して走行をガイドする4個の上側垂直ガイドローラー20a、4個の下側垂直ガイドローラー21a、及び2個の水平ガイドローラー22b、22cが取付けられている。
前、後側走行台車23a、24aの台車フレーム43b、43cの走行方向の下部中央位置にそれぞれ設けられた取付ブラケット77は、正面視して凹状に形成され、搬送対象物を吊り下げて搬送可能な負荷用架台25aの両端部がボルト78を介して連結されている。なお、負荷用架台25aには、搬送対象物を吊り下げるための、図示しない吊り金具が設けられている。
【0039】
前、後側走行台車23a、24aにはそれぞれ、機械式搬送装置10と同様、分割回転軸17bに押圧当接するそれぞれ2個の従動ローラー54a、55aが取付けられており、従動ローラー54a、55aは第2のリンク機構56b、56cにより、走行時(図7(A)参考)と停止時(図7(B)参考)との間を移動するようになっている。また、前側走行台車23aの回動アーム62bと後側走行台車24aの回動アーム62cとは、第1のリンク機構65cを構成するターンバックル式連結部材65aに連結されており、回動アーム62bの左端部に設けられたキャリアー停止部材63aの操作により、従動ローラー54a、55aの傾動を機械的に同期させている。
【0040】
図11及び図12(A)に示すように、レール吊り金具76aは角形パイプからなる水平吊り部材75の周囲を囲んで、フランジ合わせにより着脱可能な本体部79及び本体部79にねじ締結される取り外し部80とを備えている。板状の本体部79の下端部には、分割回転軸17bを回転する駆動手段33aが設けられており、駆動手段33aは本体部79にフランジ接続された減速機付き電動モータ36aと、減速機付き電動モータ36aの出力軸に固定されたチェーンスプロケット37aと、分割回転軸17bの前端部に設けられ、チェーンスプロケット37aと対となるチェーンスプロケット34aと、チェーンスプロケット37a、34aに巻回され、しかも、Iビーム15bのウェブに形成された貫通孔を挿通可能な無端チェーン38aとを有している。
【0041】
図11及び図12(B)に示すように、レール吊り金具76cは角形パイプからなる水平吊り部材75の周囲を囲んで、フランジ合わせにより着脱可能な本体部79a及び本体部79aにねじ締結される取り外し部80aとを備えている。
なお、図11(A)、(B)に示すように、長さPより少し短い分割回転軸17bは、分割回転軸17bの長さ方向に沿って合計10箇所の支持ブラケット81により回転自在に支持されている。また、機械式搬送装置10aを用いて搬送対象物を搬送する方法及び作用については、機械式搬送装置10と実質的には同様であるので、説明を割愛する。なお、符号72aはガイドローラーを示す。
【0042】
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の機械式搬送装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
本実施の形態では、回転軸17の接線sと従動ローラー54、55の稜線nとが形成する角度αを、搬送角α =45°と停止角α =90°との間で制御したが、これに限定されず、必要に応じて、搬送角α を0°を超えて90°未満とし、停止角α を90°とすることもできる。ただし、搬送角α =45°の時が搬送効率、即ち、動力の伝達効率が最も大きい。
【0043】
前側走行台車23(後側走行台車24も同じ)の2個の従動ローラー54(55)の同期は、第2のリンク機構56(56a)を介して行ったが、これに限定されず、必要に応じて、別の方法で同期しても構わない。
さらに、前、後側走行台車23、24には、ターンバックル式連結部材65を備えた第1のリンク機構65bを設け、第1のリンク機構65bにより2組の第2のリンク機構56、56aを同期して駆動したが、これに限定されず、必要に応じて、別の手段により同期させることもできる。
【0044】
第2のリンク機構56において、別のキャリアー26に設けられたストッパー板73に当接して、従動ローラー54、55を停止角α に保持するため、回動アーム62にキャリアー停止部材63を設けたが、これに限定されず、状況に応じて、ストッパー板73及びキャリアー停止部材63を設けず、別の手段で従動ローラー54、55を停止角α に保持することもできる。
ストッパー板73を別のキャリアー26に設けたが、これに限定されず、必要に応じて、ストッパー板を別途固定架台に設け、ストッパー板を走行方向に直交する方向に進退させて強制的にキャリアー26を停止することもできる。
【0045】
前、後側走行台車23、24に従動ローラー54、55をそれぞれ2個設けたが、これに限定されず、必要に応じて、1個又は3個以上設けることもできる。
回転軸17を複数の分割回転軸17aに分割し、各分割回転軸17aをそれぞれ個別の駆動手段33により駆動したが、これに限定されず、状況に応じて、分割しないで一体化された回転軸を1台の駆動手段により駆動することもできる。また、隣り合う分割回転軸17a同士を着脱可能に設け、必要の数の分割回転軸17aを1台の駆動手段により駆動することもできる。
駆動手段33として、減速機付き電動モータ36や無端チェーン38を使用したが、これに限定されず、必要に応じて、その他の駆動手段を用いることもできる。
【0046】
レールとしてIビーム15を用いたが、これに限定されず、必要に応じて、その他の断面形状のレールを用いることもできる。この場合、キャリアーに取付けるガイドローラーの位置や個数等は使用するレールの断面形状に応じて適宜決定することができる。
機械式搬送装置10において、床面11にベース部材12を介してレール架台14を設けてIビーム15の据付けレベルを調整可能に構成したが、これに限定されず、必要に応じて、即ち、Iビームの据付け精度が問題なければ、レール架台を直接、床面11に設けることもできる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1〜6記載の機械式搬送装置においては、回転駆動される回転軸の外周面に押圧当接され、しかも、レールに沿って間隔をあけて設けられた一対の前、後側走行台車のそれぞれに設けられた従動ローラーの接線と回転軸の稜線との角度を制御することにより、キャリアーを移動、停止できるので、キャリアーに電動モータを設ける必要がないため、従来のように、レールに給電線を設け、また、キャリアーに集電トロリーを設ける必要が無く、これにより、構造が簡単となり、メンテナンスが容易になると共に、ゴミや粉塵等の発生が無くなり、作業環境が良好となる。また、フロアータイプ、オーバーヘッドタイプ両方の使用が可能となり、汎用性が向上する。さらに、レールの据付け精度の影響が殆ど無い。特に、制御が電気的でなく、機械的なため、制御が極めて簡単になる。
【0048】
特に、請求項2記載の機械式搬送装置においては、第1のリンク機構を介して、一対の前、後側走行台車の従動ローラーの同期を行うので、同期の構造が簡略化され、これにより、キャリアーはコンパクトになり、かつ走行性が安定する。
請求項3記載の機械式搬送装置においては、第1のリンク機構を駆動することにより、対となる第2のリンク機構を介して従動ローラーを旋回することができるので、第2のリンク機構の駆動源が不要となり、この結果、キャリアーはさらにコンパクトになり、かつ走行性がさらに安定する。
請求項4記載の機械式搬送装置においては、第1のリンク機構に設けられたキャリアー停止部材を、別のキャリアー又は所定位置に設けられているストッパー板の傾斜部に当接させることにより、回転軸の回転に関係なくキャリアーを停止することができるので、従来の電気制御で行う低速停止に比較して制御が簡単になる。
【0049】
請求項5記載の機械式搬送装置においては、搬送対象物をキャリアーに吊り下げて搬送するので、床上に搬送装置を設けなくて済むため、床上にスペースを確保することができる。
請求項6記載の機械式搬送装置においては、レール取付部材を介して床上に固定されたレールに沿って搬送対象物を搬送するので、キャリアーへの搬送対象物のハンドリングが容易になるため、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はそれぞれ、自動車部品の載置搬送に用いた本発明の一実施の形態に係る機械式搬送装置の平面図、正面図である。
【図2】同機械式搬送装置の側断面図である。
【図3】同機械式搬送装置のキャリアーの平断面図である。
【図4】同機械式搬送装置のキャリアーの正断面図である。
【図5】同機械式搬送装置のキャリアーの前側走行台車と従動ローラーとの関係を示す平面図である。
【図6】同機械式搬送装置のキャリアーの後側走行台車と従動ローラーとの関係を示す平面図である。
【図7】(A)、(B)はそれぞれ、同機械式搬送装置のキャリアーの第1及び第2のリンク機構による搬送時、停止時における従動ローラーの旋回メカニズムの説明図である。
【図8】同機械式搬送装置のキャリアーの前側走行台車及び従動ローラーの拡大正断面図である。
【図9】同機械式搬送装置のキャリアーの後側走行台車及び従動ローラーの拡大正断面図である。
【図10】同機械式搬送装置のキャリアーの前、後側走行台車の拡大平断面図である。
【図11】(A)、(B)はそれぞれ、搬送対象物の吊り搬送に用いた本発明の他の実施の形態に係る機械式搬送装置の平面図、正面図である。
【図12】(A)、(B)はそれぞれ、図11(B)の矢視A−A断面図、矢視B−B断面図である。
【図13】(A)、(B)はそれぞれ、搬送対象物の吊り搬送に用いた本発明の他の実施の形態に係る機械式搬送装置のキャリアーの平断面図、正断面図である。
【図14】従来例に係るに示すオーバーヘッドタイプの搬送装置の簡略化された側断面図である。
【図15】従来例に係るに示すフロアータイプの搬送装置の簡略化された側断面図である。
【符号の説明】
10、10a:機械式搬送装置、11:床面、12:ベース部材、12a:上面、13:ジャッキボルト、14:レール架台(レール取付部材)、14a:下面、15:Iビーム(レール)、15a:Iビーム単体、15b:Iビーム(レール)、16、16a:取付ブラケット、17:回転軸、17a、17b:分割回転軸、18、18a:走行ローラー(ガイドローラー)、19、19a:走行ローラー(ガイドローラー)、20、20a:上側垂直ガイドローラー(ガイドローラー)、21、21a:下側垂直ガイドローラー(ガイドローラー)、22、22a〜22c:水平ガイドローラー(ガイドローラー)、23、23a:前側走行台車、24、24a:後側走行台車、25、25a:負荷用架台、26、26a:キャリアー、27:ホワイトボディ(搬送対象物)、28:アンカーボルト、29:ナット、30:フランジ板、31:湾曲板、32:フランジ板、33、33a:駆動手段、34、34a:チェーンスプロケット、35:取付板、36、36a:減速機付き電動モータ、37、37a:チェーンスプロケット、38、38a:無端チェーン、39、39a:前側板、40、40a:後側板、41、41a:上部連結板、42:主連結部材、43、43a〜43c:台車フレーム、44、44a:取付ブラケット、45、45a:取付ブラケット、46、46a:取付ブラケット、47、47a:取付ブラケット、48:固定軸、49:ベアリング、50:固定軸、51:ベアリング、52、52a:固定軸、53:外周面、54、54a:従動ローラー、55、55a:従動ローラー、56、56a〜56c:第2のリンク機構、57:旋回アーム、57a:付勢手段、58:旋回アーム、58a:付勢手段、59:平行アーム、60:スライド片、60a:スライド孔、61:固定軸、62、62a〜62c:回動アーム、63、63a:キャリアー停止部材、64、64a:ピン、65、65a:ターンバックル式連結部材、65b、65c:第1のリンク機構、66:回動軸、67:従動ローラー用フレーム、68:固定軸、69:ベアリング、70:コイルバネ、71:取付板、72、72a:ガイドローラー、73:ストッパー板、74:傾斜部、75:水平吊り部材、76a〜76c:レール吊り金具(レール取付部材)、77:取付ブラケット、78:ボルト、79、79a:本体部、80、80a:取り外し部、81:支持ブラケット

Claims (6)

  1. レール取付部材を介して支持されたレールと、
    前記レールを介して該レールに沿って平行に設けられ、かつ、回転駆動される断面円形の回転軸と、
    前記レールを転動する複数のガイドローラーがそれぞれ取付けられ、前記レールに沿って間隔をあけて設けられた一対の前、後側走行台車、及び該一対の前、後側走行台車を連結する負荷用架台を有するキャリアーと、
    前記一対の前、後側走行台車のそれぞれに設けられ、前記回転軸の外周面に押圧当接された従動ローラーとを備え、
    それぞれ前記従動ローラーを同期して旋回し、前記従動ローラーと前記回転軸の接する点において、前記従動ローラーの接線と前記回転軸の稜線との角度を、90度状態の停止角と90度より小さい搬送角との間で制御して、前記キャリアーの移動及び停止を行うことを特徴とする機械式搬送装置。
  2. 請求項1記載の機械式搬送装置において、前記一対の前、後側走行台車の前記従動ローラーの同期は、第1のリンク機構を介して行われていることを特徴とする機械式搬送装置。
  3. 請求項2記載の機械式搬送装置において、前記前、後側走行台車には、それぞれ対となって第2のリンク機構によって旋回する前記従動ローラーを備え、前記第2のリンク機構は前記第1のリンク機構によって駆動されることを特徴とする機械式搬送装置。
  4. 請求項2及び3のいずれか1項に記載の機械式搬送装置において、前記第1のリンク機構には、別のキャリアー又は所定位置に設けられているストッパー板の傾斜部に当接して、前記従動ローラーを円滑に前記停止角に保持するキャリアー停止部材が設けられていることを特徴とする機械式搬送装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の機械式搬送装置において、前記レールは、断面C型の前記レール取付部材を介して建屋に固定され、搬送対象物を前記キャリアーに吊り下げて搬送することを特徴とする機械式搬送装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の機械式搬送装置において、前記レールは、前記レール取付部材を介して床上に固定され、搬送対象物を前記キャリアーの上に載置して搬送することを特徴とする機械式搬送装置。
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