JPH11179880A - 版交換装置 - Google Patents

版交換装置

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JPH11179880A
JPH11179880A JP34880897A JP34880897A JPH11179880A JP H11179880 A JPH11179880 A JP H11179880A JP 34880897 A JP34880897 A JP 34880897A JP 34880897 A JP34880897 A JP 34880897A JP H11179880 A JPH11179880 A JP H11179880A
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丈明 中野
Kazuya Ikagawa
一哉 五百川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置及び制御の簡素化が図れると共に版交換
時間の短縮が図れる安価な版交換装置を提供する。 【解決手段】 新版W1 と旧版W2 を収納可能なカセッ
ト16を有し、該カセット16はフレーム1から支持さ
れた支点14により保持され、同カセット16の先端は
上記支点14を中心に旋回して版胴3に対し接離可能で
あると共に、同カセット16内に、新版W1 を保持して
待機位置と新版取付位置間を移動可能な吸着パッド30
等の保持部材と、旧版収納時のガイド位置と新版取付時
の待機位置間を移動可能で旧版収納時には版押し形状部
41bにより旧版W2 のくわえ抜き取りが可能な可動ガ
イド41aと、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転印刷機、特に
巻紙輪転印刷機の版交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の印刷ユニットが整列する巻紙輪転
印刷機において、複数の印刷ユニットの各定位置まで分
配された所定の刷版を、上記印刷ユニットの各版胴の所
定の位置に自動的に取付けし、また、当該版胴から刷版
を自動的に取外しする装置は、従来から種々提案されて
いる。
【0003】例えば、特開昭62−74654号公報の
ように刷版を保持し得る吸盤付きハンドを備えたロボッ
トを用いるものや、特公平3−67023号公報のよう
に互いに関連する4層からなる基板を設け、その第1及
び第2の基板に版胴の所定の位置に対して刷版を接離し
得る粗動手段を設ける一方、その第3及び第4の基板に
刷版くわえ側折曲部を版胴側エッジに正着させ得る刷版
微動手段を設け、更に、上記第4基板に刷版保持手段と
刷版本体を版胴周面に沿って曲げる手段と刷版のくわえ
尻側折曲部押圧手段とを設けるなどしたものがあり、ま
た本出願人による特開平3−176149号公報のよう
に、枚葉印刷機ではあるが、新,旧刷版を保持し得るロ
ーダ(カセット)を印刷ユニット間に揺動自在に支持し
たものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前二者のも
のは、動作が煩雑であると共に各動作毎に所定の機構が
必要となることから、構造が複雑となりコストアップを
招来すると共に装置の信頼性に欠けるという問題点があ
った。また、後者のものは、版胴の版巻機構との関連機
構を有すると共に、前二者と同様に各動作毎に所定の機
構が必要となることから、ローダの構造が複雑となりコ
ストアップを招来すると共に動作時間が長いという問題
点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、装置及び制御の
簡素化が図れると共に版交換時間の短縮が図れる安価な
版交換装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る版交換装置は、新,旧の刷版を収納可
能な揺動自在に支持されたカセットを有し、該カセット
は版胴に対し接離可能であると共に、旧版収納時のガイ
ド位置と新版取付時の待機位置間を移動可能な可動ガイ
ドを備えたことを特徴とする。また、前記可動ガイド
は、旧版収納時に旧版を押圧してくわえ抜き取りを行う
ための版押し形状部を有することを特徴とする。
【0007】[作用]上記構成によれば、刷版の取付
け,取外し動作を共にカセットの揺動で行うと共に、旧
版のくわえ抜き取りと新版のくわえ挿入を同一版胴位相
で行うことができ、版交換時間の短縮と版胴停止制御の
簡素化が図れると共に、駆動装置の共用化等で装置の簡
素化も図れる。また、可動ガイドの版押し形状部によ
り、旧版のくわえ抜き取りが確実に行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る版交換装置を実施例
により図面を用いて詳細に説明する。
【0009】[実施例]図1は本発明の一実施例を示す
版交換装置の正面図、図2は同じく側面図、図3は同じ
くカセット内部の構造説明図、図4は同じく作用状態の
説明図、図5は同じく作用状態の説明図である。
【0010】図1及び図2に示すように、巻紙輪転印刷
機の左,右両フレーム1間には、インキローラ群2と版
胴3とゴム胴4とが回転自在に支持され、ゴム胴4と図
示しないゴム胴との間を通るウェブに印刷が施されるよ
うになっている。また、図示しないが、上記1組の胴配
列が一つの印刷ユニットとして、複数の印刷ユニットが
ウェブの走行方向に整列されることは言うまでもない。
【0011】そして、各印刷ユニットに対応した左,右
両フレーム1の上面間には、1本のチャンネルバー7が
架設され、その一端側は機械の操作側へ所定の長さ
(左,右両フレーム1間の長さを越える)に亙って突出
される。このチャンネルバー7の側面に全長に亙ってリ
ニアガイドのレール8が敷設されると共に、このレール
8の上方に位置してラック9が該レール8と平行に固設
される。
【0012】上記レール8には、版胴3に対する版交換
用のローダ10がリニアガイドの複数(図中では三つ)
のベアリング11を介して胴軸方向に移動可能に下向き
に保持される。即ち、上記ローダ10はレール8の下方
を走行するのである。
【0013】上記ローダ10は、上記ベアリング11を
固設したステー12の両端から固定フレーム13を門形
状に垂下し、これらの固定フレーム13にピン(支点)
14を介して可動フレーム15が回動(旋回)自在に支
持され、これらの可動フレーム15間に新,旧の刷版W
1 ,W2 を収納可能なカセット16が上下方向(可動フ
レーム15の長手方向)に移動可能に支持されてなる。
尚、固定フレーム13にピン受け(孔),可動フレーム
15にピンが支持されていて、固定フレーム13に可動
フレーム15が回動自在でもよい。
【0014】これを詳述すると、左,右両側の固定フレ
ーム13と可動フレーム15との間には、互いのヘッド
部同志が剛に結合された長ストローク用の第1エアシリ
ンダ17と短ストローク用の第2エアシリンダ18とが
介装され、上記第1エアシリンダ17のピストンロッド
先端が可動フレーム15の下端部に、また上記第2エア
シリンダ18のピストンロッド先端が固定フレーム13
の下端部に、それぞれピン結合されている。
【0015】そして、第1エアシリンダ17の伸長時
に、上記カセット16の先端は図2中のa位置(始点)
からb位置(中間点)へと回動し、この位置を基準にし
て第2エアシリンダ18が伸縮することで、上記カセッ
ト16の先端は図2中のb位置−c位置(終点)間を往
復回動するようになっている。
【0016】また、左,右両側の可動フレーム15の上
端には、ブラケット20を介して短ストローク用の第3
エアシリンダ21がそれぞれ下向きに取り付けられて、
そのピストンロッド先端が上記カセット16の側面上部
に連結されている。図中22は可動フレーム15とカセ
ット16との間に介装されてカセット16の昇降を案内
するリニアガイドである。
【0017】そして、上記カセット16の先端が図2中
のa位置−b位置間を回動する時は、上記第3エアシリ
ンダ21が収縮されて上記カセット16が可動フレーム
15に対し若干上昇(引き込み)され(図2中二点鎖線
参照)、これによってカセット16の先端が、フレーム
1に固設されたブランケット洗浄装置23等と干渉する
のが防止されるようになっている。
【0018】また、上記固定フレーム13の一方には、
外側上部に位置してローダ駆動用のモータ26が上向き
に取り付けられ、このモータ26の出力軸に固着された
ピニオン27が上記ラック9に係合している。
【0019】そして、上記カセット16は、基板16a
の左,右両側に側壁16bを起立してなると共に、その
内部には、図3乃至図5に示すように、版胴3に設けら
れた図示しない公知の版巻機構(特開平9−66598
号公報等参照)と連繋して作動する新版W1 の自動取付
け機構及び旧版W2 の自動取外し機構が設けられてい
る。
【0020】即ち、新版W1 の自動取付け機構として、
カセット16の内部前方には図示しない負圧源に接続さ
れた複数の吸着パッド30(保持部材を構成する)がカ
セット16の幅方向に延びるバー31(保持部材を構成
する)上に横一列に固設されて新版W1 のくわえ側を吸
着,保持している。また、新版W1 のくわえ側に形成さ
れた基準孔37(図1参照)は、製版する際の位置決め
用の孔として従来から広く使用されているものである。
尚、新版W1 の尻側はカセット16の側壁16bに付設
した当て板38(図1参照)に適宜支持される。
【0021】更に、上記バー31の両端下面にはL字ブ
ラケット32がそれぞれ付設され、このL字ブラケット
32に、側壁16bに一端がそれぞれ回動自在に支持さ
れた長短二本のリンク33a,33bの他端がそれぞれ
隣り合って回動自在に連結支持されている。また、上記
L字ブラケット32の上記短リンク33bとの連結点
に、カセット16の左,右両側壁16b内面に前向きに
取り付けられたエアシリンダ34のピストンロッド先端
がそれぞれ連結されている。
【0022】そして、これら二つのエアシリンダ34の
伸縮により吸着パッド30等の保持部材が待機位置と挿
入位置(新版取付位置)間を往復移動すると共に、上記
長短二本のリンク33a,33bの長さやエアシリンダ
34のストローク量等の設定により、上記待機位置から
挿入位置への移動の際には、新版W1 のくわえ側折曲部
35(鋭角な版先端の折り曲げ角度)と刷版取付時にお
ける版胴3の図示しない巻棒等が嵌挿されるギャップ3
6のくわえ支持側面36aとが略平行になるように、新
版W1 を変形させ得るようになっている。
【0023】また、上記カセット16の支点14は、版
胴3の回転が新版W1 の取付位置で固定された状態にお
けるギャップ36のくわえ支持側面36aの延長線と垂
直な線上に配置されている。
【0024】一方、旧版W2 の自動取外し機構として、
カセット16の内部に先端部がラッパ状に拡がった断面
コ字状のガイドプレート41が設けられ、旧版W2 をす
っぽり収納し得るようになっている。このガイドプレー
ト41はカセット16の左,右両側壁16b内面近傍に
一つずつ設けても良いし、カセット16の幅方向に連続
する一枚板状に設けても良い。
【0025】また、本実施例では、上記ガイドプレート
41の上側先端部(吸着パッド30寄りの)が可動ガイ
ド41aとして分割形成されると共に、当該可動ガイド
41aには、支持ブラケット42を介して、上記カセッ
ト16の左,右両側壁16b内面に前向きに取り付けら
れた二つのエアシリンダ43のピストンロッド先端が回
動自在に連結されている。更に、上記可動ガイド41a
は、旧版収納時に旧版W2 のくわえ抜き取りが可能なよ
うに、下方に膨出した版押し形状部41bを有する。
【0026】そして、上記二つのエアシリンダ43の伸
縮により可動ガイド41aが旧版収納(取外し)時のガ
イド位置と新版取付時の待機位置間を往復移動するよう
になっている。
【0027】また、カセット16の左,右両側壁16b
内面に後向きに取り付けられた二つのエアシリンダ44
のピストンロッド先端には爪部材45がそれぞれ固定さ
れ、旧版W2 のくわえ抜き取り時には、二つのエアシリ
ンダ44の伸長で爪部材45が旧版W2 の版尻を保持し
て旧版W2 にテンションを付与し得るようになってい
る。尚、図3乃至図5中39はカセット16の先端に付
設したコロで、40はバー31の一側に付設したガイド
ローラである。
【0028】このように構成されるため、通常の印刷時
(非版交換時)には、ローダ10は機械の操作側の待機
位置(機外)で待機される。この待機位置では、作業員
による手作業でカセット16内に新版W1 がセットされ
る。この際、新版W1 は当て板38と吸着パッド30に
より、変形を伴わないで保持されるので、セットが容易
に行える。
【0029】印刷物の切替えによる版交換時には、機械
の運転が停止されて作業員のボタン操作またはローダコ
ントローラによるシーケンス制御等によりモータ26が
起動される。これにより、ローダ10はラック9とピニ
オン27によりリニアガイドのレール8に沿って走行
し、機内の版胴3に対向する版交換位置に移動される。
【0030】この版交換位置に到達してモータ26が停
止されると、ローダ10の第1エアシリンダ17が伸長
してカセット16の先端が図2中のa位置からb位置へ
と回動される。
【0031】この際、予め第3エアシリンダ21が収縮
されて上記カセット16が可動フレーム15に対し若干
引き込まれているので、上記カセット16がb位置へ到
達すると、第3エアシリンダ21が伸長して上記カセッ
ト16が可動フレーム15に対し押し出される。その
後、第2エアシリンダ18が伸長して上記カセット16
がc位置へと回動してコロ39が版胴3の周面に当接す
る。
【0032】そして、このc位置から旧版W2 の自動取
外し動作が開始される。即ち、図3及び図4(a)〜
(c)に示すように、上記c位置で版胴3の図示しない
巻棒が版胴3の端面部にある図示しないレバー操作で緩
められると、先ず版尻が自己の弾性力で版胴周面から離
脱する。次に、版胴3が反時計方向に回転すると、旧版
2 は尻側から順次版胴周面から剥離しつつカセット1
6のガイドプレート41内に進入し、収納される(図4
の(a)参照)。尚、この際、可動ガイド41aはエア
シリンダ43の収縮により図3及び図4(a)〜(c)
に示す旧版収納時のガイド位置にある。
【0033】やがて、版胴3に旧版W2 のくわえ側折曲
部35のみが残されるころになると、エアシリンダ44
が伸長して爪部材45が旧版W2 の版尻を保持して旧版
2にテンションを付与するようになる(図4の(b)
参照)。このテンション付与後に、第2エアシリンダ1
8が収縮して上記カセット16の先端がb位置へと若干
戻り側に回動させられる(図4の(c)参照)。
【0034】この際、可動ガイド41aの版押し形状部
41bで、くわえ側折曲部35が鋭角に曲げられて抜き
取りにくくなっている旧版W2 のくわえ側を抜き取り方
向へ押圧することになり、この結果、版胴3から旧版W
2 のくわえ側折曲部35が確実に抜き取られる一方、そ
の後のエアシリンダ44の伸長で旧版W2 が完全にカセ
ット16のガイドプレート41内に収納される。
【0035】そして、この旧版W2 取外し後、当該b位
置から新版W1 の自動取付け動作が開始される。即ち、
図5(d)〜(f)に示すように、先ずエアシリンダ3
4が伸長されて吸着パッド30等の保持部材を介して新
版W1 のくわえ側がカセット16から突出されるのであ
る(図5の(d)〜(e)参照)。尚、この際、可動ガ
イド41aはエアシリンダ43の伸長により図5(d)
〜(f)に示す新版取付時の待機位置にある。
【0036】また、この際、長短二本のリンク33a,
33bの長さやエアシリンダ34のストローク量等の設
定により、新版W1 のくわえ側折曲部35(鋭角な版先
端の折り曲げ角度)と刷版取付時における版胴3のギャ
ップ36のくわえ支持側面36aとが略平行になるよう
に、新版W1 が変形される。
【0037】この後、第2エアシリンダ18が再び伸長
されて上記カセット16の先端がb位置からc位置へと
回動される。これにより、吸着パッド30等で保持され
た新版W1 のくわえ側折曲部35が版胴3に挿入され
る。(図4の(e)〜(f)参照)。
【0038】この際、新版W1 のくわえ側折曲部35と
ギャップ36のくわえ支持側面36aとが略平行になっ
ていることに加えて、上記カセット16の支点14がギ
ャップ36のくわえ支持側面36aの延長線と垂直な線
上に配置されてくわえ側折曲部35の軌跡をくわえ支持
側面36に対し平行に近づけられるようになっているた
め、くわえ側折曲部35がギャップ36内に無理なく円
滑に挿入される。
【0039】この後、吸着パッド30の吸着作用が解除
されると共に版胴3が時計方向(新版W1 をカセット1
6内から繰り出す方向)にゆっくり回転されて新版W1
が版胴3に巻かれる。新版W1 がカセット16から全て
繰り出されて版胴3に完全に巻かれると、版胴3の巻棒
が版胴3の端面部にあるレバー操作で締め付けられる。
【0040】この新版W1 取付け後、第2エアシリンダ
18が収縮され、続いて第3エアシリンダ21が再び収
縮されて上記カセット16が可動フレーム15に対し若
干引き込まれてから、第1エアシリンダ17が収縮され
て上記カセット16の先端がa位置に回動・復帰され
る。
【0041】ここまでのローダ10における第1〜第3
エアシリンダ17,18,21やカセット16における
エアシリンダ34,43,44等の作動は、作業員によ
る押しボタン操作で行っても良いし、ローダ及びカセッ
トコントローラによるシーケンス制御等で行っても良
い。
【0042】次に、作業員のボタン操作またはローダコ
ントローラによるシーケンス制御等によりモータ26が
再び起動される。これにより、ローダ10はラック9と
ピニオン27によりリニアガイドのレール8に沿って走
行し、機外の待機位置へ戻される。
【0043】この後、機械が運転されて印刷が再開され
る。一方、ローダ10においては、排出された旧版W2
がカセット16から取り出されると共に、次回使用され
る新版W1 がカセット16にセットされる。
【0044】このようにして本実施例では、非版交換時
にはローダ10を機械の操作側の待機位置(機外)で待
機されるため、雑然とした作業環境下にある機械の原動
側で待機させるのと比べて、作業員の移動が少なくかつ
動き易いことから作業性が良い。
【0045】また、新版W1 の取付けと旧版W2 の取外
し動作を、カセット16の回動という同じ動作で行うの
で、第1〜第3エアシリンダ17,18,21の共用化
が図れる等で装置の簡素化が図れる。
【0046】また、カセット16は中間停止位置(b位
置)を持つので、旧版W2 のくわえ抜き取り,新版W1
のくわえ挿入を必要最小限の回動(旋回)動作で行うこ
とができるので、動作時間の短縮が図れる。
【0047】また、可動ガイド41aの使用により、版
胴3の同一位相で旧版W2 のくわえ抜き取りと新版W1
のくわえ挿入を行えるので、版交換時間の短縮と版胴停
止制御の簡素化が図れる。加えて、可動ガイド41aは
版押し形状部41bを有するので、旧版W2 のくわえ抜
き取り時にこの版押し形状部41bの押圧作用で、鋭角
に曲げられて抜き取りにくくなっているくわえ側折曲部
35が版胴3から確実に抜き取られる。
【0048】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能である
ことはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
新,旧の刷版を収納可能な揺動自在に支持されたカセッ
トを有し、該カセットは版胴に対し接離可能であると共
に、旧版収納時のガイド位置と新版取付時の待機位置間
を移動可能な可動ガイドを備えたので、刷版の取付け,
取外し動作を共にカセットの揺動で行うと共に、旧版の
くわえ抜き取りと新版のくわえ挿入を同一版胴位相で行
うことができ、版交換時間の短縮と版胴停止制御の簡素
化が図れると共に、駆動装置の共用化等で装置の簡素化
も図れる。
【0050】また、可動ガイドの版押し形状部により、
旧版のくわえ抜き取りが確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す版交換装置の正
面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じくカセット内部の構造説明図である。
【図4】同じく作用状態の説明図である。
【図5】同じく作用状態の説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム 3 版胴 8 リニアガイドのレール 9 ラック 10 ローダ 11 リニアガイドのベアリング 12 ステー 13 固定フレーム 14 ピン 15 可動フレーム 16 カセット 17 第1エアシリンダ 18 第2エアシリンダ 21 第3エアシリンダ 23 ブランケット洗浄装置 26 モータ 27 ピニオン 30 吸着パッド 31 バー 32 L字ブラケット 33a 長リンク 33b 短リンク 34 エアシリンダ 35 くわえ側折曲部 36 ギャップ 36a くわえ支持側面 41 ガイドプレート 41a 可動ガイド 41b 版押し形状部 43 エアシリンダ 44 エアシリンダ 45 爪部材 W1 新版 W2 旧版

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新,旧の刷版を収納可能な揺動自在に支
    持されたカセットを有し、該カセットは版胴に対し接離
    可能であると共に、旧版収納時のガイド位置と新版取付
    時の待機位置間を移動可能な可動ガイドを備えたことを
    特徴とする版交換装置。
  2. 【請求項2】 前記可動ガイドは、旧版収納時に旧版を
    押圧してくわえ抜き取りを行うための版押し形状部を有
    することを特徴とする版交換装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4625559B2 (ja) * 1999-09-17 2011-02-02 株式会社小森コーポレーション 印刷機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4625559B2 (ja) * 1999-09-17 2011-02-02 株式会社小森コーポレーション 印刷機

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