JPH1117716A - データ通信回路 - Google Patents

データ通信回路

Info

Publication number
JPH1117716A
JPH1117716A JP9172488A JP17248897A JPH1117716A JP H1117716 A JPH1117716 A JP H1117716A JP 9172488 A JP9172488 A JP 9172488A JP 17248897 A JP17248897 A JP 17248897A JP H1117716 A JPH1117716 A JP H1117716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
microcomputer
memory
sub
occupant protection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9172488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3795188B2 (ja
Inventor
Yasuo Saito
泰男 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
Priority to JP17248897A priority Critical patent/JP3795188B2/ja
Publication of JPH1117716A publication Critical patent/JPH1117716A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3795188B2 publication Critical patent/JP3795188B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 側突用乗員保護装置のユニットを車種によら
ずに共用化し、誤組付けを防止する。 【解決手段】 主制御部と、該主制御部に接続された複
数の副制御部とのそれぞれがマイクロコンピュータを備
え、前記主制御部と副制御部とのそれぞれのマイクロコ
ンピュータの間で多重通信を行い、それぞれのマイクロ
コンピュータは、それぞれに設けられたメモリの記憶デ
ータに基づいて制御信号を作成する多重通信回路におい
て、前記主制御部のメモリは書き込み可能なメモリで、
また前記副制御部のマイクロコンピュータは、一時記憶
型のメモリで構成され、この一時記憶型のメモリの記憶
データは、前記書き込み可能なメモリに書き込まれた記
憶データを読み取って設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両の衝
突事故時に乗員を保護するエアバッグ等が複数個備えら
れてなる乗員保護装置等に用いられる集中制御方式のデ
ータ通信回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の集中制御方式のデータ通
信回路を用いた乗員保護装置を図4に示して、その構成
を以下に説明する。すなわち、図4に示すものは、前突
用乗員保護装置1、助手席用側突乗員保護装置2及び運
転席用側突乗員保護装置3を多重通信を用いて結合した
もので、その中の前突用乗員保護装置1を最初に説明
し、続いて助手席用側突乗員保護装置2について説明す
る。なお、運転席用側突乗員保護装置3は助手席用側突
乗員保護装置2と実質同一であるのでその詳細説明は省
略する。
【0003】まず、前突用乗員保護装置1の構成につい
て説明する。すなわち、4はバッテリ、5はイグニッシ
ョンスイッチ、6は昇圧回路で、前記イグニッションス
イッチ5を介して供給されるバッテリ4からの入力電圧
を昇圧して抵抗7を介してバックアップコンデンサ8を
充電すると共に、電源ライン9に介挿された第1スイッ
チ回路10、抵抗11を直列に介して助手席用側突乗員
保護装置2にその昇圧電圧を供給し、また電源ライン1
2に介挿された第2スイッチ回路35及び抵抗44を直
列に介して運転席用側突乗員保護装置3に昇圧電圧を供
給する。13は車両の前後方向に発生する加速度を検出
する前後方向加速度センサで、検出信号である加速度信
号は、マイクロコンピュータ14に供給される。
【0004】マイクロコンピュータ14は、衝突判断機
能を有し、その衝突判断機能を実行するとき第1ROM
(リード・オンリ・メモリの略)15に記憶された衝突
判断用アルゴリズムチューニング定数を読み取って、そ
の定数に基づいてチューニングされたアルゴリズムを実
行して衝突判断を行う。すなわち、前記マイクロコンピ
ュータ14は、全ての車種に対してハードウエアの点で
共用化されて、異なる点は、アルゴリズムの演算に関わ
るチューニング定数のみである。そのために、車種にあ
ったチューニング定数を第1ROM15に書き込むだけ
で各車種の衝突判断に対応できるようにされているの
で、前記マイクロコンピュータ14は、第1ROM15
からチューニング定数を読み取った後に、前後方向加速
度センサ13から供給される加速度信号を所定のアルゴ
リズムで演算し、重大衝突と判断したときに第3スイッ
チ回路16をオンすることによってバックアップコンデ
ンサ8に充電された電荷を放電用ダイオード17、第3
スイッチ回路16を介して放電し、***18、機械式加
速度スイッチ19に直列に点火電流を流す。
【0005】また、前記マイクロコンピュータ14は、
前記前突用乗員保護装置1、助手席用側突乗員保護装置
2及び運転席用側突乗員保護装置3の重要回路部分につ
いて故障診断機能を有し、例えば助手席用側突乗員保護
装置2のマイクロコンピュータ28と電源ライン9、信
号ラインVを介して多重通信を行うことによって故障デ
ータを検出した時、図示されない警報部を介して報知す
る。さらに、前記マイクロコンピュータ14は、イグニ
ッションスイッチ5がオンされた直後の所定時間の間
(この所定時間は側突用乗員保護装置2、3のマイクロ
コンピュータ28が初期の故障診断を行うために設けら
れている)、信号ラインX,Uを介して第1及び第2ス
イッチ回路10、35をオフすると共に、信号ラインT
を介して第4スイッチ回路38をオンせしめ、側突乗員
保護装置2、3のそれぞれのマイクロコンピュータ28
の初期故障診断を開始する。
【0006】なお、前記マイクロコンピュータ14は、
前記助手席用側突乗員保護装置2のマイクロコンピュー
タ28に対して、信号ラインS、第1通信回路20、ス
イッチングトランジスタ21、抵抗22及び電源ライン
9を介して要求信号を伝送し、またマイクロコンピュー
タ28からの応答信号を、第2通信回路20’、スイッ
チングトランジスタ23、抵抗24、電源ライン9及び
信号ラインVを介して入力する。また、前記マイクロコ
ンピュータ14は、前記運転席用側突乗員保護装置3の
図示されないマイクロコンピュータに対しても、信号ラ
インS、第1通信回路20、スイッチングトランジスタ
25、抵抗26及び電源ライン12を介して要求信号を
伝送し、またその図示されないマイクロコンピュータか
らの応答信号を、助手席用側突乗員保護装置2と同様に
通信回路、スイッチングトランジスタ、抵抗、電源ライ
ン12及び信号ラインYを介して入力する。
【0007】16は第1スイッチ回路で、前記昇圧回路
6と***18との間に介挿され、前記マイクロコンピュ
ータ14から点火信号が供給されるとオンして、***1
8及び機械式加速度スイッチ19からなる直列回路に点
火電流を供給する。なお、この点火電流が供給されると
き、機械式加速度スイッチ19はオンしていることは言
うまでもないことである。第1通信回路20は、前記マ
イクロコンピュータ14から信号ラインSを介して要求
信号が供給されると、その要求信号に添付されたアドレ
スデータに基づいて2つのスイッチングトランジスタ2
1、25の何れかを択一的に選択して作動し、その要求
信号を電源ライン9または12を介して助手席用側突乗
員保護装置2または運転席用側突乗員保護装置3の何れ
かに伝送する。
【0008】36、39、40は逆流防止用ダイオー
ド、37は抵抗である。
【0009】次に、助手席用側突乗員保護装置2につい
て説明する。27は前記前後方向加速度センサ13と同
一の加速度センサで、前後方向加速度センサ13と検出
方向が異なり、車両の左右方向の加速度を検出するよう
に取り付けられ、その検出出力である加速度信号をマイ
クロコンピュータ28に供給する。マイクロコンピュー
タ28は、前記マイクロコンピュータ14と同様に衝突
判断機能を有し、前記左右方向加速度センサ27から供
給される加速度信号と、後述の加速度スイッチ29から
供給されるスイッチ信号とに基づいて車両側方からの衝
突の規模を判断し、重大衝突と判断すると、スイッチ回
路30をオンして***31に点火電流を供給する。
【0010】またマイクロコンピュータ28は、マイク
ロコンピュータ14と同様に診断機能を有して、***3
1等の故障診断を行い、前記第1通信回路20を介して
供給される要求信号に基づいて、この診断結果を第2通
信回路32(第1通信回路20と同一のもの)、電源ラ
イン9、信号ラインVを介して前突用乗員保護装置1の
マイクロコンピュータ14に供給する。なお、加速度ス
イッチ29は、半導体加速度センサと比較回路とから構
成され、半導体加速度センサからの出力が比較回路の基
準値を越えたときに、スイッチ信号を出力する。
【0011】23はスイッチングトランジスタで、第2
通信回路32の出力信号によってオン、オフ制御され、
各種診断の結果等を示す信号を出力する。24は前記ス
イッチングトランジスタ23と電源ライン9との間に介
挿された抵抗で、電源ライン9を介して前記抵抗11と
直列接続されて逆流防止用ダイオード33のアノード側
の電圧をスイッチングトランジスタ23がオンしたとき
に(または第1通信回路20の出力側に形成されたスイ
ッチングトランジスタ(図示せず)がオンしたときに)
0レベルでない一定電圧に保持されて、常時後述の定電
圧回路34に入力電圧を給電できるようにしている。
【0012】35は前記第1ROM15と同一機能を有
する第2ROMで、第1ROM(リード・オンリ・メモ
リの略)15と同様に衝突判断用アルゴリズムチューニ
ング定数を記憶しており、前記マイクロコンピュータ2
8が、衝突判断を行うときに読み取って使用するアルゴ
リズムの演算に関わるチューニング定数を記憶してい
る。
【0013】なお、電源ライン9、12のそれぞれは前
突用乗員保護装置1と助手席用側突乗員保護装置2との
間で通信を行っているとき、及び前突用乗員保護装置1
と運転席用側突乗員保護装置2との間で通信を行ってい
るときは図5に示すような電圧波形になる。すなわち、
図5において、電圧V1 は例えばスイッチングトランジ
スタ23がオンしたときの昇圧回路6の出力電圧V3 を
抵抗43及び34で抵抗分割した値になり、電圧V2 は
スイッチングトランジスタ23がオフしたときの電圧
で、抵抗11の値で決まる。
【0014】次に、上記構成の作用を図6を参照しなが
ら説明する。まず、イグニッションスイチ5がオンされ
るとマイクロコンピュータ14、28がパワーオンリセ
ットされ(ステップST100)、マイクロコンピュー
タ14、28はステップST110の通信初期診断モー
ドに入り、前突用乗員保護装置1が助手席用乗員保護装
置2、運転席用乗員保護装置3間で通信可能か、診断機
能は作動可能か、衝突判断機能は作動可能か等を診断す
る。その後、マイクロコンピュータ14、28はステッ
プST120に進み、次のステップへの移行処理、すな
わち内部メモリの番地割付等の処理を行う。ステップS
T130ではマイクロコンピュータ14、28の外付け
ウオッチドッグタイマ(不図示)へのウオッチドッグパ
ルスの出力を行うために、ウオッチドッグパルス出力端
子の論理をこのステップを通過する毎に反転せしめる。
その後、以下に説明する通常故障診断ステップST14
0、衝突判断ステップST150に進み、ステップST
130〜150の間を巡回する。
【0015】(1)通常故障診断機能(ステップST1
40) 前突用乗員保護装置1のマイクロコンピュータ14が作
動を開始すると、マイクロコンピュータ14は、信号ラ
インU、Xを介して第1及び第2スイッチ回路10、3
5をオフ状態にすると共に、信号ラインTを介して第4
スイッチ回路38をオン状態に切り換えて所定時間の間
のみ、前突用乗員保護装置14のマイクロコンピュータ
14のプログラムと、助手席用側突乗員保護装置2のマ
イクロコンピュータ28のプログラムと、運転席用乗員
保護装置3のマイクロコンピュータのプログラムとが同
時に、かつ個々に独立して作動を開始する。
【0016】その所定時間が終了した後、前突用乗員保
護装置1のマイクロコンピュータ14から信号ライン
S、第1通信回路20等を介して前突用乗員保護装置1
のマイクロコンピュータ14から要求信号が出力され、
その要求信号に対する応答信号が助手席用及び運転席用
側突乗員保護装置2、3のそれぞれのマイクロコンピュ
ータ28から第2通信回路32とスイッチングトランジ
スタ23等を介して前突用乗員保護装置1のマイクロコ
ンピュータ14に対して診断結果が含まれる応答信号が
伝送される。その結果、全体回路の中の一部にでも故障
等の異常が発生していると判断した場合には前突用乗員
保護装置1のマイクロコンピュータ14から図示されな
い警報装置に対して警報信号が出力され報知される。
【0017】要求信号を受け取った双方の側突乗員保護
装置のうちの、例えば助手席用側突乗員保護装置2にお
けるマイクロコンピュータ28は、助手席用側突乗員保
護装置2内の各部、例えば***31の端子電圧を読み取
り、第2通信回路32の出力によって、スイッチングト
ランジスタ23をオン、オフすることによって、電源ラ
イン9を介して前突用乗員保護装置1のマイクロコンピ
ュータ14に信号ラインVを介して診断結果を送信して
マイクロコンピュータ14で、故障を示す信号があるか
否かを判断し、故障を示す信号があると判断すると図示
されない警報装置を作動させる。なお、運転席用側突乗
員保護装置3についても同様の動作を行うことは言うま
でもないことである。
【0018】(2)衝突判断(ステップST150) 上記各種診断が終了した後に、それぞれのマイクロコン
ピュータ14、28は、それぞれに接続された第1、第
2及び第3ROM15、35、41からチューニング定
数を読み取って衝突判断のためのアルゴリズムのプログ
ラム設定を行う。その後、車両が前方衝突をしたとき、
前突用乗員保護装置1の機械式加速度スイッチ19がオ
ンし、さらにマイクロコンピュータ14が前後方向加速
度センサ13からの加速度信号に基づいて重大衝突と判
断すると、マイクロコンピュータ14はスイッチ回路1
6をオン制御してバックアップコンデンサ8に充電され
た電荷を放電用ダイオード17を介して***18に通電
し、エアバッグ等を展開させ、乗員を前方衝突から保護
する。
【0019】また、車両が助手席側に衝突されたとき、
衝突された方の側突乗員保護装置のうちの一方の、例え
ば助手席用側突乗員保護装置2のマイクロコンピュータ
28は加速度スイッチ29からのスイッチ信号と、左右
方向加速度センサ27からの加速度信号とに基づいて重
大衝突と判断すると、スイッチ回路30をオン制御して
バックアップコンデンサ8に充電された電荷を電源ライ
ン9を介して***31に供給してエアバッグを展開して
乗員を側方衝突から保護する。また、運転席用側突乗員
保護装置2についても同様の動作を行うことは言うまで
もないことである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図3に示す乗員保護装置を用いた場合に、マイクロコン
ピュータの衝突アルゴリズムのチューニング定数が車種
毎に異なるので、車種毎に所定のチューニング定数が書
き込まれたROMが搭載された側突用乗員保護装置のユ
ニットを設定しなくてはならず、かつそのユニット毎に
工場等では管理保管しなくてはならないという問題点が
あった。また、一度誤組付けをしてしまうと区別がつか
なくなってしまうので、誤組付けをしないように細心の
管理をするのが大変であった。
【0021】そこで、この発明は、上記問題点に着目し
てなされたもので、側突用乗員保護装置のユニットを車
種によらずに共用化し、誤組付けを防止することを目的
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この多重通信回路に係る
第1の発明は、主制御部と、該主制御部に接続された複
数の副制御部とのそれぞれに設けられたマイクロコンピ
ュータ間で多重通信が行われると共に、それぞれのマイ
クロコンピュータによって、それぞれに設けられたメモ
リの記憶データに基づいて制御信号が作成されるデータ
通信回路において、前記主制御部のメモリは書き込み可
能なメモリで、また前記副制御部のマイクロコンピュー
タは、一時記憶型のメモリで構成され、この一時記憶型
のメモリの記憶データは、前記書き込み可能なメモリに
書き込まれた記憶データを読み取って設定されることを
特徴とする。
【0023】第2の発明は、第1の発明において電源の
オフ操作にともなって前記副制御部のメモリはリセット
され、またオン操作に伴って該副制御部のマイクロコン
ピュータは、前記主制御部の書き込み可能なメモリから
記憶データを読み取り、かつその読み取った記憶データ
を、該記憶データを使用する副制御部の一時記憶型のメ
モリに書き込み、該副制御部のマイクロコンピュータ
は、その記憶データに基づいて制御信号を作成すること
を特徴とする。
【0024】第3の発明は、第2の発明における記憶デ
ータは、チューニング定数であることを特徴とする。
【0025】第4の発明は、主制御部は正面からの衝突
時に作動する前突用乗員保護装置で、また副制御部は側
面からの衝突時に作動する側突用乗員保護装置であり、
該主制御部と複数の副制御部とが信号ラインによって接
続され、かつ前記主制御部のマイクロコンピュータの演
算アルゴリズムに使用するチューニング定数と、前記副
制御部のマイクロコンピュータの演算アルゴリズムに使
用するチューニング定数とが前記主制御部のメモリに記
憶され、電源オン時に該主制御部のメモリに記憶された
チューニング定数が、前記副制御部のメモリに前記信号
ラインを介して伝送されることを特徴とする。
【0026】第5の発明は、前記信号ラインは、電源ラ
インと共用されていることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明による実施の形態1を図1に基
づいて説明するが、図4で既に説明した従来構成のもの
と同一構成のもの、または均等なものには同一符号を付
してその詳細説明は省略し、異なる部分についてのみ以
下に説明する。
【0028】すなわち、図4においては、前突用乗員保
護装置1、側突乗員保護装置2、3のそれぞれのマイク
ロコンピュータ14、28が行う信号処理のアルゴリズ
ムのチューニング定数をそれぞれに設けられた第1、第
2及び第3ROM15、35、41に記憶せしめ、演算
を行うときに、それらの第1、第2及び第3ROM1
5、35、41のそれぞれから読み取っていた。それに
対して、図1においては、図4における第1ROM15
を第1RAM50に、第2ROM35を第2RAM51
に、第3ROM41を第3RAM52に換えて、全ての
チューニング定数を第1ROM50に書き込み、記憶さ
せ、イグニッションスイッチ5がオンされる毎に第1R
OM15に記憶されたチューニング定数を第2RAM5
1及び第3RAM52が読み取り、記憶する構成にす
る。
【0029】これによって、マイクロコンピュータ14
のフローチャートは図2に示すようにステップST16
0,ST170が追加される。すなわち、マイクロコン
ピュータ14はステップST160でパラメータ(チュ
ーニング定数)を第1ROM50から読み取って、次の
ステップST170で各側突乗員保護装置2、3のマイ
クロコンピュータ28に伝送する。
【0030】なお、乗員保護装置のシステムとして上記
の実施の形態ではそれぞれのマイクロコンピュータ1
4、28によって対応するスイッチ回路16、30がオ
ンして、それぞれの***18、31を駆動するようにし
ていたが、前突用乗員保護装置1のマイクロコンピュー
タ14が衝突データを一括管理して、図3に示すように
それぞれのスイッチ回路16、30をオン駆動するシス
テムであっても良いことは言うまでもないことである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、主制御部と複数の副制御部とのそれぞれのマイクロ
コンピュータがそれぞれ固有のデータを持たなくても良
いので、副制御部のハードウエアを共用化できるという
効果が発揮される。
【0032】第2の発明によれば、電源オン時に主制御
部から副制御部にデータが供給されるので、副制御部の
メモリは一時記憶型の安価なメモリで済むと言う効果が
発揮される。
【0033】第3、第4の発明によれば、例えばエアバ
ッグのような車種毎に異なるチューニング定数を一括管
理でき、部品管理、工程管理が容易になるという効果が
発揮される。
【0034】第5の発明によれば、信号ラインと電源ラ
インが共用されているので、使用ライン数を少なくし
て、配線を簡略化できる効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ通信装置を乗員保護装置に
用いた実施の形態1の回路ブロック説明図である。
【図2】図1における本発明に係る前突用乗員保護装置
のマイクロコンピュータのフローチャート説明図であ
る。
【図3】本発明に係るデータ通信装置を他の乗員保護装
置に用いた実施の形態1の回路ブロック説明図である。
【図4】従来の回路ブロック説明図である。
【図5】図4の回路ブロックの通信方法を説明するため
の波形説明図である。
【図6】図4の従来の前突用乗員保護装置のマイクロコ
ンピュータのフローチャート説明図である。
【符号の説明】
13、27 加速度センサ 14、28 マイクロコンピュータ 16、10、30、35 スイッチ回路 18、31 *** 20、32 通信回路 21、23、25 スイッチングトランジスタ 29 加速度スイッチ 15、35、41 ROM 50、51、52 RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主制御部と、該主制御部に接続された複
    数の副制御部とのそれぞれに設けられたマイクロコンピ
    ュータ間で多重通信が行われると共に、それぞれのマイ
    クロコンピュータによって、それぞれに設けられたメモ
    リの記憶データに基づいて制御信号が作成されるデータ
    通信回路において、前記主制御部のメモリは書き込み可
    能なメモリで、また前記副制御部のマイクロコンピュー
    タは、一時記憶型のメモリで構成され、この一時記憶型
    のメモリの記憶データは、前記書き込み可能なメモリに
    書き込まれた記憶データを読み取って設定されることを
    特徴とするデータ通信回路。
  2. 【請求項2】 電源のオフ操作にともなって前記副制御
    部のメモリはリセットされ、またオン操作に伴って該副
    制御部のマイクロコンピュータは、前記主制御部の書き
    込み可能なメモリから記憶データを読み取り、かつその
    読み取った記憶データを、該記憶データを使用する副制
    御部の一時記憶型のメモリに書き込み、該副制御部のマ
    イクロコンピュータは、その記憶データに基づいて制御
    信号を作成することを特徴とする請求項1記載のデータ
    通信回路。
  3. 【請求項3】 前記記憶データは、チューニング定数で
    あることを特徴とする請求項2記載のデータ通信回路。
  4. 【請求項4】 主制御部は正面からの衝突時に作動する
    前突用乗員保護装置で、また副制御部は側面からの衝突
    時に作動する側突用乗員保護装置であり、該主制御部と
    複数の副制御部とが信号ラインによって接続され、かつ
    前記主制御部のマイクロコンピュータの演算アルゴリズ
    ムに使用するチューニング定数と、前記副制御部のマイ
    クロコンピュータの演算アルゴリズムに使用するチュー
    ニング定数とが前記主制御部のメモリに記憶され、電源
    オン時に該主制御部のメモリに記憶されたチューニング
    定数が、前記副制御部のメモリに前記信号ラインを介し
    て伝送されることを特徴とするデータ通信回路。
  5. 【請求項5】 前記信号ラインは、電源ラインと共用さ
    れていることを特徴とする請求項4記載のデータ通信回
    路。
JP17248897A 1997-06-27 1997-06-27 データ通信回路 Expired - Fee Related JP3795188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17248897A JP3795188B2 (ja) 1997-06-27 1997-06-27 データ通信回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17248897A JP3795188B2 (ja) 1997-06-27 1997-06-27 データ通信回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1117716A true JPH1117716A (ja) 1999-01-22
JP3795188B2 JP3795188B2 (ja) 2006-07-12

Family

ID=15942921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17248897A Expired - Fee Related JP3795188B2 (ja) 1997-06-27 1997-06-27 データ通信回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3795188B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022646A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Robert Bosch Gmbh 遮断固定箇所を備えた制御装置
KR100578650B1 (ko) * 1999-07-27 2006-05-11 주식회사 현대오토넷 차량용 전자제어장치의 파라미터 다운로딩 장치
JP2006211439A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Hitachi Ltd センサノード、基地局、及びセンサネットワークシステム
JP2006341697A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Honda Motor Co Ltd 車両用乗員保護装置、及び、その装置の有効無効切換えシステム
US7168739B2 (en) 2003-03-05 2007-01-30 Denso Corporation Passenger protecting system for automotive vehicle having safeguard detecting system

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100578650B1 (ko) * 1999-07-27 2006-05-11 주식회사 현대오토넷 차량용 전자제어장치의 파라미터 다운로딩 장치
US7168739B2 (en) 2003-03-05 2007-01-30 Denso Corporation Passenger protecting system for automotive vehicle having safeguard detecting system
JP2005022646A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Robert Bosch Gmbh 遮断固定箇所を備えた制御装置
JP4597593B2 (ja) * 2003-07-02 2010-12-15 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 遮断固定箇所を備えた制御装置
JP2006211439A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Hitachi Ltd センサノード、基地局、及びセンサネットワークシステム
JP4552670B2 (ja) * 2005-01-31 2010-09-29 株式会社日立製作所 センサノード、基地局、及びセンサネットワークシステム
JP2006341697A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Honda Motor Co Ltd 車両用乗員保護装置、及び、その装置の有効無効切換えシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3795188B2 (ja) 2006-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7890232B2 (en) Airbag system
JP3608044B2 (ja) エアバッグ装置の起動制御装置
US5493270A (en) Failure monitoring system for passenger restraint unit of automotive vehicle
JP2999016B2 (ja) 車両安全装置の制御システム
US6293583B1 (en) Apparatus for activating passive safety device
JPH1117716A (ja) データ通信回路
JP3385877B2 (ja) エアバッグ制御装置
JP4916099B2 (ja) エアバッグ制御装置
JP2001180429A (ja) エアバッグ装置の展開制御装置
JP4030990B2 (ja) 乗員保護装置の通信制御装置
JP3497321B2 (ja) 多重通信回路
JPH11115647A (ja) 車両用多重通信回路
JP3623310B2 (ja) 多重通信装置
JP4037115B2 (ja) 多重通信装置及びそれを用いた車両用乗員保護装置
JPH10129406A (ja) 電源回路
JPH1041927A (ja) 多重通信方法及びその装置
JP3868536B2 (ja) 乗員保護装置
KR100513080B1 (ko) 차량용 제어장치
JPH09295551A (ja) 多重通信装置
JP2001001859A (ja) 乗員保護システム
JPH10152015A (ja) 制御回路
JPH10129407A (ja) 電源回路
JPH11310102A (ja) 車両用乗員保護装置
JPH101021A (ja) 乗員保護装置
JPH11142426A (ja) 車両用検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees