JPH11176226A - 遮光フィルター及びこれを装着した車両用計器 - Google Patents

遮光フィルター及びこれを装着した車両用計器

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JPH11176226A
JPH11176226A JP34130897A JP34130897A JPH11176226A JP H11176226 A JPH11176226 A JP H11176226A JP 34130897 A JP34130897 A JP 34130897A JP 34130897 A JP34130897 A JP 34130897A JP H11176226 A JPH11176226 A JP H11176226A
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JP
Japan
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light
shielding filter
fine
vehicle instrument
vehicle
Prior art date
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JP34130897A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hashimoto
研一 橋本
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダッシュボードのデザイン上の制限を回避す
ると共に計器板の表示の窓映りを防止する遮光フィルタ
ー及びこれを装着した車両用計器を提供する。 【解決手段】 表面に黒色メッキ層1cを有する金属板
1aに該金属板1aに略均一に配置された多数の微細貫
通孔1b又は微細スリット(図示せず)を設けて夜間照
明光の遮光フィルター1とする。前記金属板の厚みは、
好ましくは、0.1〜1mmであり、且つ、その微細貫
通孔の径又は微細スリットの幅は、好ましくは、0.1
〜1mmである。このような遮光フィルターは、光透過
性文字板、表カバーガラス及びウォーニングレンズの表
面又は裏面に装着して車両用計器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮光フィルター及
びこれを装着した車両用計器に関し、さらに、詳しく
は、車両用計器の夜間照明光がフロントガラスに映るこ
とを防止するための遮光フィルラー及びこれを装着した
車両用計器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両計器の夜間照明光
がフロントガラスに映ることを防止するために、車両用
計器の上面に前方にせり出したフードを設けたり、ま
た、車両用計器の表カバーに断面三角形のプリズムを設
けたりしている。図5は、このようなフードを有する車
両用計器の説明図であり、そして、図6は、このような
断面三角形のプリズムを表カバーに有する車両用計器の
説明図である。
【0003】図5において、20は、車両用計器であ
る。車両用計器20は、運転者前方のフロントガラス1
4の下方に位置するダッシュボード16上にその文字板
12aの表示面を運転者側に向けて配置されている。車
両用計器20は、断面略コ字状の計器ケース12bを有
しており、該ケース12b内には文字板12aがはめ込
まれている。文字板12aの前面には指針12eが配置
されており、該指針12eは文字板12aに開けられた
貫通孔を通して垂直に延びる指針軸12fに固定されて
いる。
【0004】該指針軸12fは、文字板12aの背後に
設置された回路基板12dに信号が入力されると、ムー
ブメント12cにより回動され、指針12eを文字板1
2a上の信号に応じた文字等を指示させるようになって
いる。車両用計器20の前面には、その内部を保護する
ためのガラス等でできた表カバー13が設けられてい
る。そして、車両用計器の上面には、フード15が運転
者側にせり出すように設けられている。
【0005】このように、車両用計器20の上面にフー
ド15が運転者側にせり出すように設けられていると、
文字板12aの表示面から出射して上方に位置するフロ
ントガラス14により反射し運転者の視点に至る光軸A
は、フード15によって遮られるので、夜間等において
文字板12aが照射されても、その明かりがフロントガ
ラス14に当たって運転者の目に入り、表示像が窓に映
り外部視界を防げるというような状態にはならない。
【0006】図6において、30は、車両用計器であ
る。車両用計器30の計器ケース12bの開口部には、
表カバー23が嵌め込まれており、該表カバー23は、
断面三角形のプリズムからなり、そのプリズム頂角θの
角度を下方に向けて、即ち、プリズムの凸部を上方に向
けて配置されている。車両用計器30の文字板12aに
対向する該プリズムの裏面23aは、プリズムの頂角θ
を有する頂点Pから文字板12aの下部に向かって近づ
くように傾斜しており、該表カバー23のプリズムの表
面23bは、文字板12aの表示が虚像を形成しないよ
うに、文字板12aの面に平行になっている。23c
は、光を反射させないように設けた遮光膜条である。
【0007】このように、車両用計器30の文字板12
aの前面にプリズムからなる表カバー23が配置される
と、文字板12aから出射して上方に位置するフロント
ガラス14により反射し運転者視点に至る光軸Aはプリ
ズムによってA´のように下方に曲げられる。このた
め、夜間等に文字板12aが照射されても、その明かり
がフロントガラス14に当たって運転者の目に入り、文
字板12aの表示が窓に映り外部視界を防げるというよ
うな状態にはならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5に示される従来の
車両用計器20においては、せり出したフード15があ
るので、ダッシュボードの意匠上の自由度がなくなると
いう問題がある。また、図6に示される従来の車両用計
器30においては、表カバー23のプリズム頂角θは、
構造上あまり大きくできないため、即ち、表カバー23
のプリズム頂角θを大きくするとプリズムの底面23c
幅が広くなってしまうため、文字板12aから表カバー
23までの高さhを高く(60mm程必要)しなければ
ならず、その結果、車両用計器30の厚みが増して省ス
ペースとはならず、これがダッシュボード16のデザイ
ン上の制限となってしまうというという問題がある。
【0009】本発明は、かかる問題を解決することを目
的としている。即ち、本発明は、ダッシュボードのデザ
イン上の制限を回避すると共に計器板の表示の窓映りを
防止するための遮光フィルター及びこれを装着した車両
用計器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本第1発明は、上記目的
を達成するために、表面に黒色メッキ層を有する金属板
よりなる遮光フィルターにおいて、該金属板に略均一に
配置された多数の微細貫通孔又は微細スリットを設けた
ことを特徴とする遮光フィルターである。
【0011】本第2発明は、第1発明において、金属板
の厚みを0.1〜1mmとし、且つ、微細貫通孔の径又
は微細スリットの幅を0.1〜1mmとすることを特徴
としている。
【0012】本第3発明は、光透過性文字板の表面又は
裏面に第1又は2発明の遮光フィルターを設けたことを
特徴とする車両用計器である。
【0013】本第4発明は、表カバーガラスの表面又は
裏面に第1又は2発明の遮光フィルターを設けたことを
特徴とする車両用計器である。
【0014】本第5発明は、ウォーニングレンズの表面
又は裏面に第1又は2発明の遮光フィルターを設けたこ
とを特徴とする車両用計器である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態を
示す多数の微細貫通孔を有する光遮光フィルターの断面
図である。
【0016】図1において、1は、遮光フィルターであ
る。遮光フィルター1は、表面に黒色メッキ層1cを有
する金属板1aにより構成されており、そして、該金属
板1aは、略均一に配置された多数の微細貫通孔1b又
は微細スリット(図示せず)を有している。このような
微細貫通孔及び微細スリットは、金属板を、例えば、レ
ジスト等で作られたパターンを保護マスクとして、ウエ
ットエッチングすることにより形成される。かかるウエ
ットエッチングは、半導体の製造等において用いられる
技術であって、斯界で良く知られているものである。金
属板としては、例えば、ステンレス板が好適に用いられ
るが、本発明の目的に反しないかぎり、その他の金属板
でもかまわない。黒色メッキ層1cは、ウエットエッチ
ングする前又は後の金属板に黒色メッキすることにより
形成される。
【0017】本発明の遮光フィルター1を例えば車両用
計器の表ガラス(図示せず)に装着した場合において、
照明光の角度をαとし、該遮光フィルター1の微細貫通
孔1bの孔径又は微細スリット(図示せず)の幅をtと
し、そして、該遮光フィルターの厚みをaとすると、次
の式(1)を満足する照射光は、微細貫通孔を通過でき
ない、つまり、フロントガラス側に透過できないので、
フロントガラスに映ることはない。
【0018】
【数1】
【0019】そのために、本発明は、好ましくは、その
遮光フィルターにおける金属板の厚みを0.1〜1mm
とし、且つ、微細貫通孔の径又は微細スリットの幅を
0.1〜1mmとするが、かかる遮光フィルターを用い
る場合には、前記(1)により適用できる照射光の角度
を考慮する必要がある。
【0020】図2(a)及び(b)は、遮光フィルター
を光透過性文字板の表面及び裏面にそれぞれ適用した車
両用計器を示す説明図であり、図3(a)及び(b)
は、遮光フィルターを表カバーガラスの表面及び裏面に
それぞれ適用した車両用計器を示す説明図であり、そし
て、図4(a)及び(b)は、遮光フィルターをウォー
ニングレンズの表面及び裏面にそれぞれ適用した車両用
計器を示す説明図である。
【0021】図2(a)及び(b)に示すように、本発
明の遮光フィルター1は、車両用計器における光透過性
文字板2の表面又は裏面に設けることができる。図にお
いて、9は、指針であり、そして、11は、指針9を回
動させるムーブメントである。
【0022】図3(a)及び(b)に示すように、本発
明の遮光フィルター1は、車両用計器における表カバー
ガラス3の表面又は裏面に設けることができる。
【0023】図4(a)及び(b)に示すように、本発
明の遮光フィルター1は、車両用計器におけるウォーニ
ングレンズ7の表面又は裏面に装着することができる。
8は、ランプハウジングである。ランプハウジング8に
設けられたランプLにより発せられた照射光は、文字板
2に設けられたウォーニングレンズ7に照射される。
【0024】本発明の遮光フィルターによれば、これを
車両用計器の光透過性文字板、表カバーガラス及びウォ
ーニングレンズの表面又は裏面に装着することにより、
従来の車両用計器に設けられたせり出したフードをなく
するか又は短くすることができ、そして、従来の車両用
計器のプリズムよりなる表ガラスなくして該計器を薄型
化することができ、しかも、計器板の表示の窓映りを防
止することができるので、ダッシュボードのデザイン上
の制限を回避することができる。
【0025】本発明の遮光フィルターによれば、表面に
黒色メッキ層を有する金属板に略均一に配置された多数
の微細貫通孔又は微細スリットを設けたので、かかる遮
光フィルターを文字板、表カバーガラス及びウォーニン
グレンズの表面又は裏面に装着しても、それらの不透過
部分は、目に見えないぐらい細かいので、文字板、ウォ
ーニングレンズ等の意匠が不透過部分により隠れる面積
が少なく、そのために、それらの意匠による表示は、ほ
とんど影響を受けず、運転者が見るのに何ら支障をきた
すものとはならない。
【0026】
【発明の効果】ダッシュボードのデザイン上の制限を回
避すると共に計器板の表示の窓映りを防止した車両用計
器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す多数の微細貫通孔
を有する光遮光フィルターの断面図である。
【図2】遮光フィルターを光透過性文字板の表面及び裏
面にそれぞれ適用した車両用計器を示す説明図である。
【図3】遮光フィルターを表カバーガラスの表面及び裏
面にそれぞれ適用した車両用計器を示す説明図である。
【図4】遮光フィルターをウォーニングレンズの表面及
び裏面にそれぞれ適用した車両用計器を示す説明図であ
る。
【図5】従来のフードを有する車両用計器の説明図であ
る。
【図6】従来の断面三角形のプリズムを表カバーに有す
る車両用計器の説明図である。
【符号の説明】
1 遮光フィルター 1a 金属板 1b 微細貫通孔 1c 黒色メッキ 2 光透過性文字板 3 表カバーガラス 7 ウォーニングレンズ 8 ライトボックス 9 指針 11 ムーブメント L ライト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に黒色メッキ層を有する金属板より
    なる遮光フィルターにおいて、該金属板に略均一に配置
    された多数の微細貫通孔又は微細スリットを設けたこと
    を特徴とする車両用計器の夜間照明光の遮光フィルタ
    ー。
  2. 【請求項2】 金属板の厚みを0.1〜1mmとし、且
    つ、微細貫通孔の径又は微細スリットの幅を0.1〜1
    mmとすることを特徴とする請求項1記載の遮光フィル
    ター。
  3. 【請求項3】 光透過性文字板の表面又は裏面に請求項
    1又は2記載の遮光フィルターを設けたことを特徴とす
    る車両用計器。
  4. 【請求項4】 表カバーガラスの表面又は裏面に請求項
    1又は2記載の遮光フィルターを設けたことを特徴とす
    る車両用計器。
  5. 【請求項5】 ウォーニングレンズの表面又は裏面に請
    求項1又は2記載の遮光フィルターを設けたことを特徴
    とする車両用計器。
JP34130897A 1997-12-11 1997-12-11 遮光フィルター及びこれを装着した車両用計器 Pending JPH11176226A (ja)

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Effective date: 20040831

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