JPH11172005A - 粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH11172005A
JPH11172005A JP9344996A JP34499697A JPH11172005A JP H11172005 A JPH11172005 A JP H11172005A JP 9344996 A JP9344996 A JP 9344996A JP 34499697 A JP34499697 A JP 34499697A JP H11172005 A JPH11172005 A JP H11172005A
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
resin composition
weight
powder molding
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Shirou Toyoda
師郎 豊田
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Mitsubishi Chemical MKV Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】気泡、色斑の発生が無く、均一肉厚の成形品を
得ることの出来る粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成物を
提供する。 【解決手段】可塑剤及び着色剤をドライブレンドした塩
化ビニル系樹脂の粒子の表面に、平均粒子径1〜3μm
の塩化ビニル系樹脂微粒子をまぶした粉末であって、該
粉末がJIS Z 8801に規定する呼び寸法180
の篩を通過しない粒子割合が25重量%未満で、かつ呼
び寸法106の篩を通過する粒子割合が15重量%未満
であることを特徴とする粉末成形用塩化ビニル系樹脂組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形品表面に色
斑、気泡が殆ど発生せず、且つ成形品の厚みを均一にす
ることの出来る粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成物に係
る。
【0002】
【従来の技術】粉末成形技術、例えば粉末スラッシュ成
形等によって製造された成形品は、形状の立体性、表面
の美しさ、柔軟性等に優れるという、他の成形法にはな
い特徴を持つために、自動車インスツルメントパネル、
ドアトリムをはじめとする自動車用内装部品として多用
されている。粉末スラッシュ成形は、具体的には金型内
に粉末材料を投入し、金型を回転させることにより金型
表面に粉末材料を付着させ、余剰の材料を金型から排出
し、金型表面に付着した粉末材料を充分に溶融させた後
冷却し、得られた成形品を金型から剥離する手順で実施
される。
【0003】このようにして製造された成形品の表面
は、低倍率の顕微鏡での観察でさえ、微細な気泡が数多
く見られる。気泡は、肉眼で見えなければ実質的に問題
とはならないように思えるが、成形条件によっては大き
くなり、肉眼で見えるほどになる。微細な気泡が多くな
り又は大きな気泡が出来ると、気泡の部分から亀裂が発
生するなど、耐久性の低下も起こり、商品価値が損なわ
れる。また、色斑の発生した成形品も同様に、例えば自
動車内装部品としての利用価値が失われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、粉末成形
技術に於ける気泡、色斑の原因究明するべく鋭意検討し
た結果、気泡発生の原因が、粉末材料に大きい粒子が多
量に含まていることにあり、粉末材料が金型に付着する
ときに、粒子間に隙間が出来て充分に充填されず、隙間
に溜まった空気が粉末材料の溶融する時に膨張して気泡
となって成形品に留まるためであり、また、色斑の原因
が、粉末材料の粒子の大きさによって着色剤の偏りがあ
ることに起因し、粒度分布の広い粉末材料では粒度によ
って金型への付着程度が異なるためであることを見出し
た。
【0005】気泡発生を防止するためには、粉末材料中
の必要以上の大きさの粒子の含有割合を減ずること、及
び色斑発生を防止するためには、粉末材料に粒度分布を
シャープにすることが効果的であることをつきとめた。
ただ、粉末材料は、粒度が小さくなり過ぎると粉体流動
性が悪くなって、均一厚みの成形品が得られ難くなるの
で、特定の粒度分布が必要であることが判明した。即
ち、本発明の目的は、気泡、色斑の発生が無く、均一肉
厚の成形品を得ることの出来る粉末成形用塩化ビニル系
樹脂組成物を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明の要旨
とするところは、可塑剤及び着色剤をドライブレンドし
た塩化ビニル系樹脂の粒子の表面に、平均粒子径1〜3
μmの塩化ビニル系樹脂微粒子をまぶした粉末であっ
て、該粉末がJIS Z 8801に規定する呼び寸法
180の篩を通過しない粒子割合が25重量%未満で、
かつ呼び寸法106の篩を通過する粒子割合が15重量
%未満であることを特徴とする粉末成形用塩化ビニル系
樹脂組成物に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明する。本発明
の粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成物に供する樹脂成分
である塩化ビニル系樹脂は、一般に市販されている塩化
ビニル系樹脂をそのまま使用できる。具体的には懸濁重
合法又は塊状重合法によって製造した塩化ビニル単独重
合体、塩化ビニルモノマーとエチレン酢酸ビニル等塩化
ビニルモノマーを主成分とする共重合体が使用目的に応
じて使用される。これらの塩化ビニル系樹脂は、ポーラ
スであって可塑剤を混合した時、可塑剤を容易に吸収す
る、いわゆるドライブレンドが可能な樹脂である。ま
た、使用する塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、700
〜1300の範囲にあるものが望ましい。
【0008】粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成物に供す
る上述の塩化ビニル系樹脂は、特に、JIS Z 88
01に規定された呼び寸法250、即ち、目開き250
μmの篩をほぼ完全に通過し、呼び寸法180、即ち、
目開き180μmの篩を通過しない粒子割合が10重量
%未満でり、且つ、呼び寸法106、即ち、目開き10
6μmの篩を通過する粒子割合が25重量%以下であ
り、そして呼び寸法75、即ち、目開き75μmの篩を
通過する粒子がほとんど無いものを用いるのが、組成物
の粒子径及び粒度分布を調整するために好ましい。懸濁
重合法によって製造された市販の塩化ビニル系樹脂は、
その粒度分布が様々であり、上述の粒度分布を持つもの
はそのまま使用できるが、通常は、篩分することによっ
て上述の粒子割合にされる。また、篩分した塩化ビニル
系樹脂を上述の粒子割合の範囲になる様に混合調整して
も良い。
【0009】本発明の塩化ビニル系樹脂とドライブレン
ドするために用いる可塑剤は、塩化ビニル系樹脂に通常
使用するものなら特に限定されるものでなく、例えばフ
タル酸エステル系可塑剤、トリメリット酸エステル系可
塑剤、リン酸エステル系可塑剤、脂肪族二塩基酸エステ
ル系可塑剤、エポキシ系可塑剤、ポリエステル系可塑剤
等を挙げることが出来る。特に、自動車内装用成形品に
用いる組成物には、可塑剤の揮発による窓ガラスの曇り
を防止するために、重量平均分子量430以上の高分子
量の可塑剤を使用するのが好ましい。可塑剤の配合量
は、塩化ビニル系樹脂粉末に可塑剤を混合した時、塩化
ビニル系樹脂が未だ粉末状で存在する量が限度であり、
具体的には、例えば塩化ビニル系樹脂100重量部に対
して20〜100重量部、好ましくは40〜80重量部
の範囲にあるのが好適である。
【0010】本発明の粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成
物の塩化ビニル系樹脂と共のドライブレンドするために
用いられる着色剤は、例えば、チタンホワイト、カーボ
ンブラック、酸化鉄レッド、コバルトブルー、チタニウ
ムイエロー、チタンブラック、紺青等の無機系顔料、キ
ナクリドンレッド、ジオキサジンバイオレッド、ペリレ
ンレッド、ペリレンパーミリオン、ペリレンスカーレッ
ト、ペリノンオレンジ、アゾレッド、イソインドリノン
イエロー、シアニングリーン等の有機系顔料が挙げら
れ、これら顔料を2種類以上を混合してグレー色、ブラ
ウン色等にして用いても良い。勿論、着色剤は、上述の
ものに限定されるものではない。着色剤の添加量は、塩
化ビニル系樹脂100重量部当たり1〜15重量部の範
囲が適当であろう。
【0011】本発明の粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成
物には、通常、熱安定剤が添加される。熱安定剤として
は、過塩素酸処理ハイドロタルサイト、過塩素酸金属塩
等の過塩素酸系安定剤、ゼオライト化合物、Ba-Zn系
複合安定剤等の各種のものが挙げられ、粉末成形用塩化
ビニル系樹脂組成物の用途により、2種類以上を併用し
ても良い。而して、安定剤の使用量は、塩化ビニル系樹
脂100重量部に対して15重量部以下、好ましくは
0.1〜10重量部の範囲であるのが望ましい。
【0012】また、本発明の粉末成形用塩化ビニル系樹
脂組成物には、その使用目的、用途等により、必要に応
じて周知の各種添加剤、例えば、充填剤、滑剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、帯電防止剤等を、組成物
から得られる成形品の物性が低下しない範囲でドライブ
レンドしても良い。
【0013】本発明の粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成
物は、その粉体流動性を改良し、組成物の粒度分布を特
定範囲にするために、乳化重合法又は微細懸濁重合法に
よって製造された平均粒径1〜3μmの範囲の塩化ビニ
ル系樹脂、いわゆる塩化ビニルペーストレジンをドライ
ブレンドされた塩化ビニル系樹脂の粒子表面に付着させ
ることが必要である。塩化ビニルペーストレジンは、平
均重合度900〜1700の範囲にあるものを使用す
る。塩化ビニルペーストレジンの配合量は、塩化ビニル
系樹脂100重量部に対して、通常、5〜30重量部、
好ましくは5〜20重量部の範囲が望ましい。
【0014】本発明の粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成
物は、懸濁重合法又は塊状重合法によって製造されたポ
ーラスな上述の塩化ビニル系樹脂及び着色剤、並びに必
要に応じて他の添加剤を均一に混合し、次いで可塑剤を
添加して、組成物の温度が約120℃程度になるまで加
熱してドライブレンドを行う。その後、ドライブレンド
物を約50℃程度まで冷却した後、平均粒径1〜3μm
の塩化ビニル系樹脂を所定量添加し、該塩化ビニル系樹
脂をドライブレンドした粒子表面に均一にまぶすことに
よって調製される。
【0015】このようにして調製された粉末成形用塩化
ビニル系樹脂組成物は、JIS Z8801に規定する
呼び寸法180の篩を通過しない粒子割合が25重量%
未満で、かつ呼び寸法106の篩を通過する粒子割合が
15重量%未満であるように調整されているが、必要に
より再度篩分し、上述の範囲になるように調整しても良
い。
【0016】また、本発明の粉末成形用塩化ビニル系樹
脂組成物は、市販の塩化ビニル系樹脂を、上述と同様の
方法でドライブレンドした後、平均粒径1〜3μmの塩
化ビニル系樹脂を均一にまぶし、次いで所定粒度分布に
なるように篩分して製造しても良い。しかし、該方法
は、不要な粒子が多量発生し、且つ、篩分にも困難な作
業が伴い、経済的ではないので、前者の方法を採用する
のが望ましい。
【0017】なお、本発明の粉末成形用塩化ビニル系樹
脂組成物の調製時、平均粒子径1〜3μmの塩化ビニル
系樹脂をドライブレンド実施の時に同時に添加すると、
組成物の粉体流動性が損なわれ、改良の効果が充分に発
揮されない。これらの配合成分を均一にドライブレン
ド、混合するには、例えば、スーパーミキサーやヘンシ
ェルミキサー等の高速ミキサー、リボンブレンダー等の
各種混合機に投入して充分撹拌すればよい。
【0018】本発明の粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成
物は、エンゲル法、ハイスラー法、ハヤシプロセス、回
転成形法等の粉末成形技術によって所望の形状、例え
ば、クラッシュパッド、ドアトリム、ヘッドレスト、コ
ンソールボックス表皮等のウレタン樹脂と複合される成
形品、すなわち自動車内装部品の成形材料としての利用
価値が高い。
【0019】
【実施例】次に本発明の粉末成形用塩化ビニル系樹脂組
成物を実施例にて詳述するが、本発明は、その要旨を超
えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。 実施例1〜4、比較例1〜6 各実施例に用いた懸濁重合法により製造された塩化ビニ
ル系樹脂は、次の通りである。
【0020】
【表1】 粒径分布(呼び寸法、残留重量%) 平均重合度 平均粒子径 250 180 150 106 75 75(スルー) 実施例1 800 135μm 0 4 20 63 12 0 実施例2 800 130μm 0 1 17 66 14 2 実施例3 800 140μm 0 7 29 56 8 0 実施例4 1000 120μm 0 0 2 82 16 0 比較例1 800 165μm 0 31 39 36 4 0 比較例2 900 160μm 0 24 37 34 5 0 比較例3 1000 157μm 0 24 28 40 8 0 比較例4 1000 170μm 0 36 37 24 3 0 比較例5 1000 145μm 0 15 28 47 10 0 比較例6 800 112μm 0 0 3 58 33 6
【0021】<粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成物の調
製>スーパーミキサーに、上述の塩化ビニル樹脂100
重量部、n−オクチルトリメリテート又はC911の混
合アルキルフタレートを表−1に示した量の内の20重
量部、エポキシ化大豆油5重量部、過塩素酸系安定剤6
重量部、ダークブラウン色無機顔料又はライトブラウン
色無機顔料をそれぞれ3重量部及びベンゾフェノン系紫
外線吸収剤1重量部を投入して撹拌し、組成物温度が1
05℃になったときに、予め残しておいた可塑剤を追加
投入して撹拌した。組成物温度が120℃になったと
き、クーリングミキサーに排出投入し、組成物温度が5
0℃になった時点で、平均重合度1300で平均粒子径
1μmの塩化ビニルペーストレジンを10重量部投入
し、3分間撹拌してドライブレンドした粒子表面に該樹
脂をまぶした。このようにして調製した粉末成形用塩化
ビニル系樹脂組成物の平均粒子径及び粒度分布を表−1
に示した。
【0022】<成形品の製造>770mm×450mm
の方形、深さ約200mmの回転成形用金型を、220
℃に加熱されたオイルでもって金型温度210℃に加熱
し、次いで上述の組成物を金型内に投入して蓋をした。
金型を回転させて、金型表面に組成物が約1mm厚にな
るように付着させ、付着しなかった組成物を排出した。
2分間、組成物を溶融した後金型外面を水冷し、成形品
を金型から剥離した。
【0023】成形品の気泡の状態、色斑及び厚みの均一
性を観察し、表−1に併記した。なお、顔料を除いた同
一配合組成で、ダークブラウン色無機顔料及びライトブ
ラウン色無機顔料をそれぞれ添加したものは、気泡の状
態、厚みの均一性の評価結果が同じであったので、各実
施例、比較例において色斑の評価を同時に記載した。<
評価方法> 気泡の状態;成形品の表面を顕微鏡にて観察 ◎:気泡小さく、少ない ○:気泡やや大きい
×:気泡大きい 色斑;成形品表面を目視観察 ◎:なし ○:少しある ×:はっきり目立つ 厚み均一性;成形品裏面の盛り上がり、組成物の固まり
の有無を目視観察 ○:なし ×:部分的に盛り上がりあり、組成物の固
まり有
【0024】
【表2】
【0025】実施例から明らかなように、本発明のごと
く特定の粒度分布を持つ粉末成形用塩化ビニル系樹脂組
成物を用いることにより、表面の気泡、色斑が生じず、
且つ均一な厚みを持つ成形品を得ることが出来る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、粒子割合を特定の粒度
分布になるように調整した塩化ビニル系樹脂組成物を粉
末成形に用いることにより、表面の気泡及び色斑が無
く、又、均一な表面で平滑性に優れた外観美麗な且つ耐
久性のある成形品となるので、自動車内外装部品とし
て、又建築用内外装部品としての利用価値が高い。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成物に供す
る上述の塩化ビニル系樹脂は、特に、JIS Z 88
01に規定された呼び寸法250、即ち、目開き250
μmの篩をほぼ完全に通過し、呼び寸法180、即ち、
目開き180μmの篩を通過しない粒子割合が10重量
%未満でり、且つ、呼び寸法106、即ち、目開き10
6μmの篩を通過する粒子割合が25重量%未満であ
り、そして呼び寸法75、即ち、目開き75μmの篩を
通過する粒子がほとんど無いものを用いるのが、組成物
の粒子径及び粒度分布を調整するために好ましい。懸濁
重合法によって製造された市販の塩化ビニル系樹脂は、
その粒度分布が様々であり、上述の粒度分布を持つもの
はそのまま使用できるが、通常は、篩分することによっ
て上述の粒子割合にされる。また、篩分した塩化ビニル
系樹脂を上述の粒子割合の範囲になる様に混合調整して
も良い。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可塑剤及び着色剤をドライブレンドした塩
    化ビニル系樹脂の粒子の表面に、平均粒子径1〜3μm
    の塩化ビニル系樹脂微粒子をまぶした粉末であって、該
    粉末がJIS Z 8801に規定する呼び寸法180
    の篩を通過しない粒子割合が25重量%未満で、かつ呼
    び寸法106の篩を通過する粒子割合が15重量%未満
    であることを特徴とする粉末成形用塩化ビニル系樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】ドライブレンドに供した塩化ビニル系樹脂
    の粒子が、懸濁重合法又は塊状重合法によって製造され
    たポーラスな粒子である請求項1記載の粉末成形用塩化
    ビニル系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】ドライブレンドに供した塩化ビニル系樹脂
    は、JIS Z 8801に規定する呼び寸法180の
    篩を通過しない粒子割合が10重量%未満で、かつ呼び
    寸法106の篩を通過する粒子割合が25重量%未満で
    ある請求項1又は請求項2記載の粉末成形用塩化ビニル
    系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】ドライブレンドに供した塩化ビニル系樹脂
    の平均重合度が700〜1300の範囲にある請求項
    1、請求項2又は請求項3記載の粉末成形用塩化ビニル
    系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】平均粒子径1〜3μmの塩化ビニル系樹脂
    の平均重合度が900〜1700に範囲にある請求項1
    乃至請求項4何れかの項に記載の粉末成形用塩化ビニル
    系樹脂組成物。
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