JP2014506940A - ポリマー材料 - Google Patents

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Abstract

ポリマー材料に添加剤を導入する方法が、添加剤、例えば着色剤と、2つ以上の鎖にエステル結合によって共有結合された脂肪族または芳香族トリまたはジカルボン酸を含むビヒクルと、を含む液体配合物を使用することを含む。この方法は、溶融加工装置において液体配合物をポリマー材料と接触させることを含む。キャビティートランスファーミキサーを使用してもよい。繊維は適切には、続いて製造される。

Description

本発明は、ポリマー材料に関し、特に限定されないが、ポリエステル繊維製造などにおける、ポリマー材料、例えばポリエステルへの添加剤の組み込みに関する。
浴染色または紡糸染色によって、製造後に繊維に添加剤(例えば、着色剤、安定剤、艶消剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、加工助剤等)を組み込むことは公知である。しかしながら、不都合なことには、これには、添加剤が繊維に浸透できるようにするために、多量の液体添加剤配合物が必要であり;そのプロセスは時間がかかり;かつ浸透プロセス後に繊維を乾燥させなければならない。
ポリマーに添加剤を導入するために、添加剤を含有するマスターバッチを使用することも公知である。例えば、マスターバッチのペレットおよびポリマーのペレットを押出機にその供給口を通して投入し、2つの成分を共に溶融加工してもよい。しかしながら、不都合なことには、例えば、色の変更時に押出機の全長をクリーニングする必要があることから、押出機のクリーニングは時間がかかり;かつ固形ペレット化マスターバッチの投入および取扱は厄介であり得る。さらに、マスターバッチを使用して製造される材料、例えば紡糸繊維の一部の特性は不利な影響を受けることがある。
添加剤を組み込む好適な方法は、ポリマー溶融物に液体を組み込むことであるだろう。これは、添加剤が溶融物に注入される前にその中に分散される、分散媒またはビヒクルを含む配合物を使用して達成され得る。しかしながら、不都合なことに、この配合物を使用すると、担体の分解が起こり、ダイヘッドの圧力が低下し、ダイヘッドで発煙が起こり、かつ/または添加剤の組み込み後にポリマー材料の特性が悪くなり得ることが判明している。
本発明の目的は前述の問題に取り組むことである。
本発明の第1の態様に従って、
A)添加剤(例えば、着色剤)と、2つ以上の鎖にエステル結合によって共有結合された脂肪族または芳香族トリまたはジカルボン酸を含むビヒクルと、を含む液体配合物を選択するステップ;
B)溶融加工装置において液体配合物を前記ポリマー材料と接触させるステップ;
を含む、ポリマー材料に添加剤を導入する方法が提供される。
繊維パイロットラインの概略図。
その鎖は、任意選択的に置換されている、好適には未置換の、直鎖状または分岐状アルキル基であることができる。その鎖は、好適には未置換である、炭素原子5〜15個、さらに好適には炭素原子7〜10個を有する直鎖状または分岐状アルキル基を含み得る。好適な分岐状アルキル鎖の例は2−エチルヘキシルである。
この鎖は、ポリアルコキシル化脂肪アルコール鎖も含み得る。好適な脂肪アルコキシル化エステルはポリアルコキシル化脂肪アルコール鎖である:
この鎖は適切には、構造Iの左側で−O−部位を介してエステル結合を形成する。
この鎖はクエン酸エステル:
(式中、R2は、−OH、または(I)と同じ構造または同様な構造のポリアルコキシル化脂肪アルコール鎖である)
も含み得る。前記クエン酸エステルは、構造IIの左側に示される−OH基を介してカルボン酸とエステル結合を形成し得る。
R1は、炭素原子1〜20個(例えば、1〜10個)を有する不飽和または飽和、未置換または置換、芳香族または脂肪族部位であり、xおよびyは独立して、0〜10であり得る。xとyすべての合計は0を超えなければならない。xとyすべての合計は好適には70を超えない。
脂肪族ジカルボン酸種は、構造の主鎖に炭素原子2〜22個、さらに好適には2〜10個を含有してもよく、一般的な構造は以下に示される:
式中、RおよびRは独立して、任意選択的に置換されているアルキル、アルケニルまたはアルキニル基を表すか、あるいは、RおよびRがそれに結合されている原子と
共に、RおよびRは、任意選択的に置換されている環状部位を形成する。RおよびRは適切には独立して、炭素原子0〜20個、好適には2〜10個、さらに好適には炭素原子2〜4個を含む。ジカルボン酸の例としては、コハク酸、マロン酸およびマレイン酸が挙げられる。
好適には、RおよびRがそれに結合されている原子と共に、RおよびRは、任意選択的に置換されている環状、好適には芳香族部位を形成する。好適には、前記芳香族部位は、環の原子6個、好適には環の炭素原子6個を有する。環状部位、例えば芳香族部位の任意の置換基は独立して、エステル、および任意選択的に置換されている、好適には未置換のアルキル基から選択され得る。前記環状部位が置換されている場合には、それは好適には、2箇所以下または1箇所以下の位置で置換されている。したがって、好適には、環状構造上の少なくとも2つの置換基、好適には環状構造上の置換基のうち3つまたは4つすべてが水素原子を表す。
好適な芳香族カルボン酸は、炭素原子6〜20個、さらに好適には8〜12個を含有し得る。好適には、前記カルボン酸は、一般式:
(式中、R、R、RおよびRは独立して、水素原子、エステル基または任意選択的に置換されている、好適には未置換のアルキル基を表す)
のカルボン酸である。適切な芳香族ジカルボン酸の一例はフタル酸である。1,2フタル酸は、適切なオルト官能性を付与するために好適である。
好適なトリカルボン酸は、一般式:
(式中、R、R10およびR11は独立して、水素原子、エステル基または任意選択的に置換されている、好適には未置換のアルキル基を表す)
のカルボン酸である。
別段の指定がない限り、本明細書に記載の任意選択の置換基は、ハロゲン原子およびアルキル、アシル、ニトロ、シアノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、
スルフィニル、アルキルスルフィニル、スルホニル、アルキルスルホニル、スルホネート、アミド、アルキルアミド、アルコキシカルボニル、ハロカルボニルおよびハロアルキル基を含む。
別段の指定がない限り、アルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、20個までの炭素原子、好適には15個までの炭素原子、さらに好適には11個までの炭素原子を有し得る。
好適なエステル含有ビヒクルは、記載のジおよびトリカルボン酸をアルキル含有部位と反応させてアルキル基を形成することによって形成され;またはポリアルコキシル化脂肪アルコールまたはクエン酸エステルと反応させてもよい。アルコキシル化部位は、好適には各脂肪アルコールにつき1〜80モルで、さらに好適には1〜70モル、最適には1〜60モルで存在する。
種IまたはIIなどの脂肪アルコールは、飽和または不飽和、置換または未置換脂肪族または芳香族脂肪アルコールのポリアルコキシル化によって製造され得る。当業者にはよく知られているように、脂肪部位は混合物として存在する場合が多く、そのためビヒクルは、化合物の混合物を含んでもよい。
ジカルボン酸ベースのエステルは適切には、両方のカルボン酸部位でエステル化される。トリカルボン誘導化合物は適切には、上述のアルキルまたはポリアルコキシル化脂肪アルコールで、カルボン酸基のうちの2つまたは3つでエステル化される。
脂肪アルコキシレートエステルは、酸性または塩基性触媒の存在下にて出発アルコールをエチレンまたはプロピレンオキシドと反応させることによって製造され得る。
Xは、各脂肪アルコール鎖に組み込まれるエチレンオキシドの数を表し、yは、その鎖に組み込まれるプロピレンオキシドのモル数を表す。その鎖は、ブロックコポリマーまたはポリマー種の混合物の両方からなり得る。
ビヒクルは好適には、285℃を超える沸点を有する。
ビヒクルは好適には、範囲500〜4200g/モルの分子量を有する。
ビヒクルは好適には、ブルックフィールド粘度計を使用して、スピンドル番号7を用いて室温(例えば、22℃)でトルク値〜50%で測定された、100,000cP〜1,000cP、さらに好適には50,000cP〜2,000cP、最適には5,000〜30,000cPの粘度を有する。配合物は適切には、存在し得る任意の固形粒子の沈降に対して汲み上げ可能であり、かつ沈降に対して安定性である。
記載の種類のビヒクルを有利に使用して、ポリマー材料の特性に著しく悪い影響を与えることなく、溶融加工前または好適には溶融加工中にポリマー材料に添加剤を導入することができることが判明している。
前記ポリマー材料は好適には合成熱可塑性ポリマーを含む。前記ポリマー材料は好適には、繊維に形成することができる。前記ポリマー材料は、縮合ポリマー、例えば水および/または担体の存在下にて解重合し得る、適切な官能基(限定されないが、ヒドロキシおよびカルボン酸種を含み得る)を有する縮合ポリマーであり得る。前記ポリマー材料は、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリカプロラクトン、ポリカーボネート、アクリルおよびアラミドであり得る。
ポリアミドの例としては、脂肪族PA6およびPA6,6、半芳香族ポリフタルアミド(例えば、PA6T)および芳香族ポリアミドが挙げられ、そのアミド結合(−CO−N
H−)の少なくとも85%が2つの芳香族環、たとえばパラ−アラミドに直接結合している。
前記ポリマー材料は好適には、ポリ(エチレンテレフタレート)(PET)、ポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)、ポリ(トリメチレンテレフタレート)(PTT)、ポリ(エチレンナフタレート)(PEN)、ポリ(1,4−シクロ−へキシレンジメチレン)テレフタレート(PCT)、ポリ(エチレン−co−1,4−シクロ−へキシレンジメチレンテレフタレート)(PETG)、コポリ(1,4−シクロへキシレンジメチレン/エチレンテレフタレート)(PCTG)、ポリ(1,4−シクロへキシレンジメチレンテレフタレート−co−イソフタレート)(PCTA)、ポリ(エチレンテレフタレート−co−イソフタレート(PETA)、ポリ(乳酸(PLA)、ポリ(グリコール酸)(PGA)およびコポリマーのそのブレンドから選択され得るポリエステルを含む。前記ポリマー材料は好適には、PETを含み、さらに好適には、概ねPETからなる。
ポリエステル、例えばPETなどの一般的な紡糸可能な縮合ポリマーは、250個まで、または200個までの反復単位(例えば、25,000まで、または20,000までの分子量)を有し得る。反復単位の数は、反復単位50〜200、適切には75〜200、好適には75〜125個の範囲であり得る。一般的な紡糸可能なポリマーは、約100個の反復単位を有し得る。縮合ポリマーは直鎖状であってもよく、紡糸および延伸プロセス中に誘発される、高レベルの配向および結晶化度を達成することができる。
一般的な紡糸可能なポリエステルは、範囲0.62〜1dl/gのIVを有する。好適なポリエステルは、標準技術(例えばASTM D4603−03)を用いて測定した場合に、0.5〜1.2dl/gの範囲内のIVを有する。
前記添加剤は、着色剤、安定剤、艶消剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、加工助剤、光反射添加剤、汚れ防止添加剤、摩擦改質剤、酸化防止剤および燃焼防止添加剤から選択され得る。前記添加剤は好適には、着色剤を含む。前記着色剤は染料であっても、顔料であってもよい。染料が特に好適である。
前記液体配合物は、前記添加剤(例えば、着色剤)を80%未満、適切には70%未満、好適には65%未満、さらに好適には60%未満含み得る。一般には、前記配合物は、前記添加剤(例えば、着色剤)を5〜80重量%含む。前記配合物中の添加剤(着色剤、安定剤、艶消剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、加工助剤、光反射添加剤、汚れ防止添加剤、摩擦改質剤、酸化防止剤、殺虫剤および燃焼防止添加剤から選択される)の総量は、1%を超え、適切には2%を超え、好適には5%を超え;一般に添加剤の総量は5〜80重量%の範囲である。一実施形態において、添加剤の総量は、39〜60重量%の範囲であり得る。不確かさを避けるために、その重量%は、添加剤が液体配合物に組み込まれる前にそれと配合され得るビヒクル(またはその種の他のもの)を除く、添加剤の重量%を意味する。
2種以上の添加剤が必要とされる場合がある(かつ、前記配合物に含まれ得る)。例えば、顧客の要求に対して色合わせを提供するために、染料および/または顔料の混合物が必要とされる場合がある。繊維に通常添加される他の添加剤としては、光反射添加剤、帯電防止種または汚れ防止種、摩擦改質剤、酸化防止剤、燃焼防止添加剤等が挙げられる。これらは単独で添加してもよいし、または着色種と共に一緒に添加してもよい。
この方法は、前記液体配合物を介して前記ポリマー材料に、上述の添加剤から選択される前記添加剤(好適には、着色剤)を10重量%未満、さらに適切には5重量%未満、好適には4重量%未満導入することを含み得る。少なくとも1重量%の前記添加剤(好適に
は、着色剤)が前記液体配合物を介して導入され得る。前記液体配合物を介して前記ポリマー材料に導入される、上述の添加剤から選択される添加剤の総量は、10重量%未満、さらに好適には5重量%未満であり得る。上述の方法を用いて導入される添加剤の一般的な量は通常、0.05〜3重量%の範囲である。
前記液体配合物は、少なくとも20重量%のビヒクル、例えば1種類のビヒクルを含み得る。前記配合物は、ビヒクル、例えば1種類のビヒクルを60重量%以下含み得る。
ビヒクルは、好適には前記ポリマー材料との優れた相溶性を有する。ビヒクルとポリエステルとの相溶性は、成形品が形成された時に生じる曇りのレベルを調べることによって評価することができる。以下の具体的な実施例において更なる詳細が提供される。曇りのレベルは、以下の実施例7に記載のように評価される。ビヒクルは、前述の実施例に記載のように測定された場合に(1重量%にて)、曇りのレベルが50%未満、適切には30%未満、好適には20%未満、さらに好適には10%未満、特に5%未満であるようなビヒクルであってもよい。場合によっては、比較的不相溶性の担体を使用してもよい(例えば、ポリマー材料中で1重量%未満まで添加される)。色が明るい繊維を製造する場合に、これらを使用してもよい。別の熱可塑性ポリマーを調べる場合には、相溶性の他の尺度が使用され得る。
好適なビヒクルは、室温に冷却すると、ポリマー成形品から過度に移動しない傾向がある。
好適な担体では、低いまたは最小限の曇り、例えばポリマー材料において5重量%までのレベルで50重量%未満の曇りが得られる。
この方法は、前記配合物を介して、ポリマー材料に10%未満、好適には6%未満、さらに好適には4%未満のビヒクルを導入することを含み得る。導入される量は3重量%未満であり得る。
溶解度の情報は、ビヒクルの構造から導き出すことができる。分散、極性および水素結合力を測定するための、3要素のハンセン(Hansen)パラメータへのヒルデブラント(Hildebrand)パラメータの分割を用いて、この方法で使用される最も好適なビヒクルの種類がどれか発見することができる。総溶解度パラメータは以下のように計算できる:
δ=(δ +δ +δ 1/2
式中、δは総溶解度パラメータを表し、δは、理想化化学構造において個々の官能基によってなされる分散寄与を表し、δは、理想化化学構造において個々の官能基によってなされる極性寄与を表し、δは、理想化化学構造において個々の官能基によってなされる水素結合寄与を表す。個々の化学基要素は、いくつかの参考文献から抜き出すことができる;例えば、ヴァン・クレベルン(Van Kreveln)D.W.およびホフタイザー(Hoftyzer)P.J.著、「化学構造とのポリマーの相関性の特性(Properties of polymer correlations with chemical structure)」、エルゼビア(Elsevier)1972およびハンセンC.M.ハンドブック(Hansen C.M.Handbook)−「ハンセン溶解度パラメータ(Hansen Solubility Parameters):ユーザー・ハンドブック(A User’s Handbook)」、CRCプレス(CRC Press)1999]。
次いで、ビヒクルとポリマー材料自体の総溶解度パラメータの差は計算することができ、差の値によって「相溶性」の尺度が得られる。10未満、好適には8未満、さらに好適には5未満の差から、ポリマー材料と相溶性である可能性を有するビヒクルが得られる。その差は、より高い溶解度パラメータをとり、より低いパラメータを引くことによって計
算されることに留意すること。
HLB値を用いて、最適なビヒクルの種類を決定することもできる。1〜22にあるHLB値から最適なビヒクルが得られる。HLB値は、種の理想化化学構造の分子量を測定し、次いで構造の親水性要素の分子量パーセンテージを測定することによって計算される。このパーセンテージ値を5で割ることによって、HLB値が得られる。
配合物は任意選択的に、貯蔵寿命を向上させ、かつ固形粒子の沈降を防ぐために使用される分散剤を含んでもよい。前記分散剤は、その機能が担体相との相溶性を付与する主鎖と、添加剤の表面に分散剤を固定するヘッド基(head group)とを含み得る。
前記液体配合物は、前記分散剤を30重量%未満、好適には20重量%未満、さらに好適には10重量%未満、特に5重量%未満含み得る。添加剤が染料である場合には、分散剤が必要ないことがある。
この方法において、前記ポリマー材料が溶融状態である場合に、液体配合物が好適には、前記ポリマー材料に添加される。前記ポリマー材料を押出機で溶融し、前記押出機またはその下流で前記液体配合物をポリマー材料と接触させてもよい。前記液体配合物は好適には、ポリマー材料に比較的高い圧力(5〜120バール)で注入される。混合手段は適切には、液体配合物とポリマー材料との混合を促進するために提供される。混合手段は、静的または動的ミキサーを使用することによって提供され得る。ポリマーの溶融相に液体配合物が添加される用途、つまり少量の低粘度流体が、多量の高粘度流体との混合を必要とする用途では、動的ミキサーが好適である。ミキサーの全長に沿ってかけられる分配的混合力が高く、必要な高せん断プロセスを可変式で適用することが可能になることから、キャビティートランスファーミキサーが特に好適である。液体配合物とポリマー材料との接触ポイントの下流に、ポリマー材料を紡糸して繊維を形成する紡糸手段があってもよい。一般的な同じセットアップを用いて、熱可塑性ポリマーから他の物品;例えばシートまたはフィルムを製造することができ、出口の手段は、関連するダイヘッドによる手段であるだろう。
この方法で接触させる前記ポリマー材料は、反応器から直接供給してもよく、その反応器内でポリマー材料は重合反応で生成される。したがって、使用される前記ポリマー材料は適切には、ペレットまたは顆粒を含まない、あるいは他の単離されたポリマー材料は適切には、記述されるように前記ポリマー材料を液体配合物と接触させる装置に連結される重合反応器からの溶融ポリマー材料を含む。
本発明の第2の態様に従って、ポリマー材料に添加される液体配合物が提供され、前記液体配合物は、第1の態様に記載のように添加剤(例えば、着色剤)とビヒクルを含む。
配合物は、第1の態様の配合物のいずれかの特徴を有し得る。
本発明の第3の態様に従って、添加剤(例えば、着色剤)を組み込んだポリマー材料を含む製品であって、以下の特徴:
(a)第1の態様に従って記述される種類の遊離ビヒクル;
(b)前記ビヒクルから誘導される残留物;
のうちの1つまたは複数を含む、前記製品が提供される。
遊離ビヒクル(または残留物)は、適切な技術、例えば製品からの抽出に続いて、質量分析またはクロマトグラフ技術によって検出することができる。
第3の態様の前記製品は好適には繊維、特にポリエステル繊維である。
第4の態様の前記製品は好適には、フィルム、シートまたはパイプ製品、特にエステル含有ポリマー製品である。一実施形態において、製品はポリカーボネートシートまたはフィルムを含み得る。
本発明の第4の態様に従って、第3の態様の製品を組み込んだ物品を提供する。第3の態様の製品を織って、物品の少なくとも一部を形成することができる。その物品は衣類であることができる。
第5の態様に従って、第1の態様に従って記載のようにポリマー材料に添加剤を導入するステップと、添加剤を含むポリマー材料を紡糸して、繊維を、適切にはかなり連続した長さの繊維、例えば5mまたは10mを超える繊維を製造するステップと、を含む方法が提供される。
この方法は、その中でポリマー材料が製造される反応器から直接、押出機に前記ポリマー材料を送達することを含み得る。
好適には、前記ポリマー材料は、ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレートである。
第6の態様に従って、
(a)ポリマー材料を押出すための押出機;
(b)第1の態様に従って記述される液体配合物を含有する容器;
(c)押出機内または押出機の下流で、容器から抜き取られた液体配合物をポリマー材料に注入するための、容器に作動可能に連結された注入手段;
(d)液体配合物とポリマー材料を混合するための混合手段;
を含むアセンブリが提供される。
このアセンブリはさらに、重合反応において適切にはモノマーから前記ポリマー材料を製造するための重合反応器を含んでもよく、前記反応器は、反応器から押出機にポリマー材料を送達するために、押出機に作動可能に連結されている。
このアセンブリはさらに、押出機の下流の紡糸手段と、前記液体配合物と接触させているポリマー材料を受けとるための、かつポリマー材料を紡糸して繊維を製造するための注入手段と、を含み得る。
本明細書に記載のいずれの発明も、必要な変更を加えて、本明細書に記載の他のあらゆる発明または実施形態の特徴と組み合わせることができる。
本発明の具体的な実施形態は、繊維パイロットラインの概略図である図1を参照して、一例として説明されるだろう。
以下の材料が下記に参照される:
ポリント社(PolyNT)によって供給されているジプラスト(DiPLAST)TM7−9−主に直鎖状C7〜C9アルコールをベースとするトリメリテート
ポリント社(PolyNT)によって供給されているジプラスト(DIPLAST)(登録商標)TM/ST−トリス(2−エチルヘキシル)トリメリテート
クラリアント社(Clariant)によって供給されているソルベントブルー(SOLVENT BLUE)104(ポリシントレンブルー(Polysynthren Blue)RBL)
ICCケミカル社(ICC Chemical corporation)によって供給されているドーバーフォス(DOVERPHOS)S−9228T(官能基化ペンタエリトリトールジホスファイト)
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社(CIBA SPECIALTY CHEMICALS)によって供給されているイルガノクス(Irganox)1010(官能基化ペンタエリトリトール)
デグッサ社(Degussa)によって供給されているアエロジル(AEROSIL))R−972(疎水性シリカ)
クローダ社(Croda)によって供給されているシスロール(CITHROL)2DE−PEG200エルケート
(実施例)
実施例1−配合物の製造
高せん断ミキサーを使用して、ソルベントブルー(SOLVENT BLUE)−104 50g、アエロジル(AEROSIL)R−972 3g、ドーバーフォス(DOVERPHOS)S−9228T 0.1gおよびイルガノクス(Irganox)1010 0.1gをジプラスト(DIPLAST)TM7−9 46.8gに添加することによって、配合物Aを製造した。
高せん断ミキサーを使用して、ソルベントブルー(SOLVENT BLUE)−104 50g、アエロジル(AEROSIL)R−972 3g、ドーバーフォス(DOVERPHOS)S−9228T 0.1gおよびイルガノクス(Irganox)1010 0.1gをジプラスト(DIPLAST)(登録商標)TM/ST 46.8gに添加することによって、配合物Bを製造した。
高せん断ミキサーを使用して、ソルベントブルー(SOLVENT BLUE)−104 60gおよびアエロジル(AEROSIL)R−972 2gをジプラスト(DIPLAST)(登録商標)TM/ST 38gに添加することによって、配合物Cを製造した。
高せん断ミキサーを使用して、ソルベントブルー(SOLVENT BLUE)−104 60g、およびアエロジル(AEROSIL)R−972 2gをRV−5043 38gに添加することによって、配合物Dを製造した。
ソルベントブルー(SOLVENT BLUE)−104 62g、ドーバーフォス(DOVERPHOS)S−9228T 0.1gおよびイルガノクス(Irganox)1010 0.1gをPEG200ジエルケート37.8gに添加することによって、配合物Eを製造した。
実施例2−繊維を製造するために、配合物をPETに組み込む一般的な方法
この方法で使用される装置を図1に示し、PETを含有する押出機へと、供給口で添加剤を供給するためのホッパー1を示す。代替方法として、注入装置4を使用して、位置2にてPET溶融物に添加剤を注入してもよい。ダイヘッド圧力は位置3で評価することができる。混合物は、紡糸ヘッド6を介して紡糸される。
以下に記載の実施例において、供給口にてPEF繊維に液体配合物を組み込んだ。圧縮比2.5:1、押出量3kg/時にて、72穴紡糸口金を使用して延伸比3:1にてローラー速度300m/分(底部)、600m/分(中間)、900m/分(上部)で、取り外し可能な混合先端部と共に一軸スクリューφ30mm、L/D比24:1を用いて、繊維パイロットライン(FETパイロットライン製造番号C0037)を使用した。これによって、最終繊維直径約20μmが得られた。
一定量のポリマーペレットを配合物で手作業で被覆し、混合することによって、実験室規模で液体配合物を供給口(位置1)にて押出機に添加して、均一に被覆されたペレットを得ることができる。これらの被覆ペレットを供給口にてホッパーに添加した。生産規模
にて、液体配合物とポリマーペレットとの混合は、プレミキサーを使用して達成することができる。
実験室規模の実験の前にペレット化された、ポリマー反応器から直接送達されたPETを使用して、部分延伸ヤーン(POY)を製造した。このポリマーを予備乾燥させ(120℃で4時間、続いて165℃で8時間、圧力1ミリバールでタンブル乾燥させた)、押出量5kg/時にて押出機に添加した。紡糸速度約3000m/分を用いて、22℃でクエンチを適用して、270デシテックスのヤーンを製造した。
さらに布地に加工するために必要な、最終伸び率約30%にするために、POYを延伸した。2段階で加熱プレートおよびゴデット上で、それぞれ150℃および160℃の温度で延伸する。
延伸前に、POYボビンを標準気候条件(20℃/相対湿度65%)で一晩保管した。延伸のために、ジンサー(ZINSER)パイロット延伸巻取り機を使用し、延伸比を1:1.65で設定した。
ルーカス(LUKAS)丸編み機で数メートルのメリヤス生地を製造し、その生地を熱設定にかけ、マティス(MATHIS)パッドスチーム装置で約1メートルを標準熱設定プロセスにかけた(高温蒸気:95%,190℃での処理時間:1分)。次いで、紡糸仕上剤および編み立て油剤を除去するために、非イオン性洗剤でスカーリングして生地を処理した。次いで、室温の空気を使用して、それらを乾燥させた。
実施例3−配合物の試験
ハウンスフィールド(Hounsfield)HTE Mシリーズ張力計または自動スタティマット(automatic Statimat)M(テクステクノ社(Textechno))のいずれかを使用して、引張り測定を行った。ハウンスフィールド(Hounsfield)を使用して、100Nロードセルを用いて、72本のストランド試料(長さ135mm)を150cm/分で引き延ばした。スタティマット(Statimat)を使用する場合には、100Nロードセルを使用して、1本のストランド試料(長さ200mm)を400〜500mm/分で引き延ばした(試験時間約20秒となる)。平均の結果を得るために、ボビン1つにつき25回の測定を行った。
結果を表1に示す。
注:デシテックス(dtex)=単位長さ当たりのヤーンの重量の単位。デニールは、当業界で公知である、繊維重量に関する別の用語である。
配合物CおよびDを使用して、同様に良い試料を作製した。
実施例4−染料洗浄堅ろう度
一方の面に白色PETダクロン(Dacron)標準生地が縫い付けられ、もう片方の面に白色綿標準生地400−4Eが縫い付けられ、どちらの生地も同じサイズである、10×4cmサイズの「サンドイッチ」を使用して、染料洗浄堅ろう度を決定する。各染色生地に関して、このようなサンドイッチを作製し、それぞれを100mlのビーカーに入れる。ECE標準洗浄粉末4g/lとソーダ1g/lを含有する洗浄液を浴比1:50で添加する。ビーカーを閉め、60℃で30分間回転させる。次いで、そのサンドイッチをすすぎ、周囲空気で乾燥させるために生地を分離する。
DIN EN ISO105−C06に従って、堅ろう度測定を行い、「堅ろう度の点数」の形で示される色差は、洗浄堅ろう度試験前のそれぞれの染色試料を意味する。
実施例5−鉄の堅ろう度
DIN 54022に従って鉄の堅ろう度を決定するために、ハナウ・フィクソテスト(HANAU Fixotest)装置を使用した。このサンドイッチを試験装置の加熱プレートの間に置いている間、下部の羊毛生地(高さ3mm)と上部の付随する綿生地400−E4の2層と共に、各染色試料(サイズ11×5cm)を150℃の乾燥熱に15秒間かける。染料洗浄堅ろう度について既に上述のように、堅ろう度の測定および評価を行う。実施例4および5の結果を以下に示す。
各場合において、試料は優れた堅ろう度特性を示す。
実施例6−均一性試験
ウスター(Uster)試験は、所与の長さのヤーンがその間を移動するにしたがっての2枚のプレート間の容量を測定する、ヤーンの均一性の測定である。ヤーンの厚さの違いによって、読み取り値が変化する。ウスター(Uster)測定は、平均値からのヤーン全体の変動値の測定法である。共分散値は、この値の変動値に関する指標を与える。青色試料からの結果を以下に示す:
100m/分 試験時間5分 圧力3.0バール
有利なことに、未加工の紡糸ポリマーと、記載のように着色剤を含む配合物で紡糸されたポリマーとの間に伸び率の有意な差は存在しないことはこの結果から理解されるはずである。引張り強さの好適な増加が認められ、これは、ポリマーに対する配合物のわずかにプラスの影響を示す。これは、ポリマーに添加するとポリマーの物理的性質の有意な低下が確認される、PEG200エルケートなどのビヒクルと比べて優れている。溶融注入によって添加する場合、配合物E(比較例)では、添加率約2%で繊維の紡糸特性が低下した。より多くの破壊されたフィラメントが確認された。物理的性質の変動が相対的に高く、これは乏しい分散−ポリマーマトリックス内の未分散担体の領域を意味する。このビヒクルを使用して、最終繊維内に必要な顔料の添加を達成することも難しかった。
記載のプロセスは、繊維グレードポリマーに特に適しており、ポリマーが反応器から直接紡糸されるプロセスでの特定の用途を有する。このように製造されたポリマーは、低いIV(約0.65)を有する傾向があり、液体の添加によって、ポリマー構造が劣化し、そのため繊維の紡糸が非常に難しくなる。本出願に概説されるプロセスおよび配合物は、ポリマー特性、したがって紡糸能力および引張り特性の回復を可能にする。
実施例7−相溶性
PETにおけるビヒクルの相溶性を試験するために、以下のパラメータ:
温度(℃)−285、280、275、275
スクリュー回転数−300rpm
背圧−50バール
最大注入圧力−160バール
を用いて、二段階小板金型(26mmプロファイル)と共にBOY22Mを使用して、所与の量のビヒクルをPET(C93)中に成形する。
白色および黒色の背景に対して小板の薄い部分をフラッシュすることを含む、スペクトロマッチ曇りプログラム(spectromatch haze program)(ASTM D1003)を用いて、ミノルタ(Minolta)CM−3700d分光光度計で曇り度%について、得られた小板を測定し、曇り度数%が得られる。
相溶性ビヒクルによって、添加レベル1%で50%未満の曇り度数が得られ、一般に50%を超える曇り度が検出される前に、3%までのレベルで添加することができる。不相溶性ビヒクルは一般に、上記で強調表示されるように低い添加率でさえ、高い曇り度値%となる。

Claims (17)

  1. A)添加剤と、2つ以上の鎖にエステル結合によって共有結合された脂肪族または芳香族トリまたはジカルボン酸を含むビヒクルと、を含む液体配合物を選択するステップと、
    B)溶融加工装置において前記液体配合物を前記ポリマー材料と接触させるステップとを備える、ポリマー材料に添加剤を導入するための方法。
  2. 前記鎖が、任意選択的に置換されている直鎖状または分岐状アルキル基を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記鎖が、未置換である、炭素原子5〜15個を有する直鎖状または分岐状アルキル基を含み;または前記鎖が、ポリアルコキシル化脂肪アルコール鎖を含み;または前記鎖がクエン酸エステルを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記カルボン酸が化学式
    (式中、RおよびRが独立して、任意選択的に置換されているアルキル、アルケニルまたはアルキニル基を表すか、またはRおよびRがそれに結合されている原子と共に、RおよびRが、任意選択的に置換されている環状部位を形成する)の構造を含む、請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記カルボン酸が、化学式
    (式中、R、R、RおよびRは独立して、水素原子、エステル基または任意選択的に置換されているアルキル基を表す)のカルボン酸である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記カルボン酸が、化学式
    (式中、R、R10およびR11が独立して、水素原子、エステル基または任意選択的に置換されているアルキル基を表す)のカルボン酸である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ビヒクルがトリメリテートを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記ビヒクルが、285℃を超える沸点、および範囲500〜4200g/モルの分子量を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記ポリマー材料が溶融状態である場合に、前記液体配合物が、前記ポリマー材料に添加され、かつ前記液体配合物が、ポリマー材料に範囲5〜120バールの圧力で注入され、混合手段が、前記液体配合物と前記ポリマー材料の混合を促進するために提供される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記混合手段が、キャビティートランスファーミキサーを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 液体配合物とポリマー材料との接触ポイントの下流にて、前記ポリマー材料を紡糸して繊維を形成するための紡糸手段が提供される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 重合反応において前記ポリマー材料がその中で生成される反応器から直接、前記方法で接触させた前記ポリマー材料が供給される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記ビヒクルが、実施例7で記述されるように測定した場合に、曇り度が50%未満であるようなビヒクルである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. ポリマー材料に添加される液体配合物であって、前記液体配合物がビヒクルおよび添加剤を含み、前記ビヒクルが、2つ以上の鎖にエステル結合によって共有結合された脂肪族または芳香族トリまたはジカルボン酸を含む、液体配合物。
  15. 前記ビヒクルがトリメリテートを含み、かつ前記添加剤が染料を含む、請求項14に記載の配合物。
  16. 添加剤を組み込んだポリマー材料を含む製品において
    (a)請求項1から15の何れか1項に記載の種類の遊離ビヒクル、および
    (b)前記ビヒクルから誘導される残留物のうちの1つまたは複数を含む、製品。
  17. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のようにポリマー材料に添加剤を導入するステップと、前記添加剤を含む前記ポリマー材料を紡糸して、5mを超える繊維を製造するステッ
    プとを備える、繊維を製造するための方法。
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