JPH11170907A - 車両用ボディアクセサリ - Google Patents

車両用ボディアクセサリ

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JPH11170907A
JPH11170907A JP30751097A JP30751097A JPH11170907A JP H11170907 A JPH11170907 A JP H11170907A JP 30751097 A JP30751097 A JP 30751097A JP 30751097 A JP30751097 A JP 30751097A JP H11170907 A JPH11170907 A JP H11170907A
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JP
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vehicle body
vehicle
transparent
accessory
light
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Application number
JP30751097A
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English (en)
Inventor
Miles Howill Gregory
マイルズ ホーウイル グレゴリー
Edward Howell Roddonei
エドワード ホーウイル ロッドネイ
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Oakmoore Pty Ltd
Original Assignee
Oakmoore Pty Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】光伝播率及び車両のドライバーと向けられた光
の反射の影響を最小限とするボディアクセサリーを提供
する。 【解決手段】透明プラスチック材料で形成され、かつ、
透明及び不透明領域の繰り返しパターンで構成されるマ
ーキングを、前記透明プラスチック材料の片側に有する
車両用ボディアクセサリ。前記マーキングは、前記アク
セサリを伝播する光量を減少させると共に、該アクセサ
リに審美的に好ましい外観を与える。前記アクセサリは
ヘッドライトカバー,テールライトカバー,サイドウイ
ンドウプロテクタ,リアウインドウプロテクタ,フード
プロテクタとして使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のボディアク
セサリ、特にヘッドライト及びテールライトのガード及
びプロテクタ、車両ボンネットのプロテクタ及びディフ
レクタ、車両サイドウインドウのディフレクタ、車両リ
アウインドウのバイザーやディフレクタの改良に関す
る。
【従来の技術】種々の異なったデザインを有する車両の
ヘッドライト用のプロテクタやガードが一般に利用され
使用されている。ヘッドライトの場合、ガードやプロテ
クタは通常プラスチックやアクリル材料で形成され、車
両のヘッドライトの形状にぴったりと一致するように成
形される。通常は、これらのガードやプロテクタは、こ
れらを車両のヘッドライトに隣接させて取り外し自由に
支持させるための一体成形されたクリップ部材を有して
いる。テールライト用のプロテクタは、多くの異なった
形状に形成されうるが、一つの形態では、これらは一般
に平らなプラスチック部材で構成されており、両面接着
テープのような接着テープによりテールライトレンズや
隣接する車両ボディ部分に固定される。
【発明が解決しようとする課題】美的外観を得るため、
例えば、スモークグレーの外観を与えるため、色付のプ
ラスチックやアクリル材料からなる前記タイプのプロテ
クタやガードを製造することが一般に行われる。このよ
うな形状のプロテクタやガードは、車両の外観を良くす
ることはできるが、前記色付けは、実質的にプロテクタ
やガードからの光伝播率を減少させ、これは明らかに安
全性や照明の効果の点で有害である。車両のフードプロ
テクタ及びディフレクタは車両の前側で使用されるよう
に設計され、通常は車両のフードに固定される。この種
のフードプロテクタ及びガードは車両のフードを石によ
る損傷などの損傷から保護することを意図しており、ま
た、瓦礫や虫などを車両のフロントガラスやフードから
そらしてフェンダーを通るように成形することができ
る。フードプロテクタ及びガードは、通常熱可塑性のプ
ラスチック乃至アクリル材料で形成され、ヘッドライト
やテールライトのプロテクタについてと同様に、色付け
されることがよくある。このような装置のは十分に機能
するものではあるが、これらはある場合には、日光や他
の光例えば他の車両のヘッドライトからの光を、車両の
ドライバに向けて反射や屈折させやすく、明らかに注意
を散漫にさせ、場合によっては危険な状態を招く。他の
類似する車両アクセサリは、プラスチック材料で形成さ
れ、サイドウインドウバイザー等は、該バイザーが隣接
して装着されるウインドウを開いた状態で埃、風、雨を
車両から逸らしながら運転することを可能にする。この
種のバイザーは、また、通常色付のプラスチックや透明
な材料で形成される。色付のプラスチック材料の場合、
該バイザーを通してのドライバの視界は減じられるの
で、危険性を生じる可能性がある。透明なガードは、視
界を改善できる一方、反射や屈折を伴うという問題を生
じる。同様な不都合が、リアウインドウバイザーでも発
生し、実質的に色付構造の場合、リアウインドウを通し
ての視界が減じられ、あるいは、透明である場合は、反
射を発生する場合がある。本発明は、従来技術に対して
利点を有し、もしくは、少なくとも公知の特に色付の車
両ボディアクセサリに代わりうる車両のボディアクセサ
リを提供することを目的とする。本発明は、更に、ある
程度光を伝播させることができるが、また、現状のアク
セサリが直面する光の反射や屈折を減少乃至最小限とす
る車両のボディアクセサリを提供することを別の目的と
する。本発明は、更に、審美的に好ましい外観からなる
車両のボディアクセサリを提供することを目的とする。
本発明の他の目的及び利点は、以下の説明により明らか
となる。
【課題を解決するための手段】本発明は、車両のボディ
アクセサリを提供し、該アクセサリは、透明なプラスチ
ック材料からなり、また該アクセサリは不透明及び透明
な領域の繰り返しパターンで構成されるマーキングを有
することを特徴とし、該透明な領域は前記アクセサリを
通過する光が遮られない通路を提供し、該不透明な領域
は前記アクセサリを通過する光の通路をブロックする。
1つの形態では、前記マーキングは、前記アクセサリの
片側に施されて透明及び不透明な領域を構成する。特に
好ましい形態では、前記マーキングが前記アクセサリの
非露出側、即ち、該アクセサリが支持される車両に隣接
する側に施される。これにより、前記マーキングが直接
拡がった状態に晒されないので、損傷したり劣化したり
する可能性を減じることを保証できる。前記マーキング
は、前記アクセサリを通過する前記透明な領域を構成す
る一連のドットを構成するためのものである。前記ドッ
トは、アクセサリに対して水平,垂直,斜めに延びる列
状に配列することができる。前記ドットは円形,楕円
形,方形,六角形、複雑な形状乃至これらを結合した形
状とすることができる。ドットを列状に配列するとき、
隣接する列に対して相互に千鳥状又は整列して配列する
ことができる。ドットを千鳥状に配列すると、単位面積
当たりのドット密度をより高くすることができるので、
該アクセサリを通過する光伝播率を増大することができ
る。他のどのようなマーキングの繰り返しパターンも、
アクセサリの不透明及び透明な領域を構成するように提
供できる。例えば、不透明な領域は、前記のもしくは他
の任意の形状の不透明なドットにより構成することがで
きる。前記マーキングパターンは、前記アクセサリの片
側にスクリーン印刷やフィルム沈着技術により施すこと
ができる。変形態様としては、マーキングをレーザーイ
ンプリント,像転写方法,リソグラフィック乃至類似の
インクプリントプロセスにより施すことができる。更に
別の変形態様では、マーキングは、前記アクセサリの片
側に接着される透明なフィルムのような物質の上に施す
ことができる。ある応用例では、アクセサリの拡張され
た透明な領域を構成し、これら領域で光の伝播が阻害さ
れないようにするため、アクセサリの一部をマーキング
を施さずに残しておくこともできる。これにより、例え
ば、車両の光源,例えばヘッドライトのランプと直列に
配列させるようにできる。前記アクセサリの透明な領域
と非透明乃至不透明な領域との比率は、かなり変化させ
ることができる。しかし、代表的には、前記の比率は、
前記アクセサリの光伝播率が20%から60%の範囲にあり
最も好ましくは25%〜45%の範囲にあるように設定され
る。前記車両のボディアクセサリは、車両のヘッドライ
ト乃至テールライトのガード、リア乃至サイドのウイン
ドウのバイザー車両のフードプロテクタや他の同様のア
クセサリで構成され、それらは通常は、アクリルシート
等のプラスチックにより構成されている。前記アクセサ
リは、それらが取り付けられる車両の部分に適合するよ
うに所望の形状もしくは形態に熱成形又は代わりの手段
で成形することができる。
【発明の実施の形態】本発明をより容易に理解し実施す
るために、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面を
参照して説明する。図面を参照すると、まず、図1は、
本発明に係る一対のヘッドライトプロテクタ11とフード
プロテクタ12とを備えた車両の外観を示す。前記ヘッド
ライトプロテクタ11とフードプロテクタ12は、従来技術
のようにアクリルもしくは類似の耐衝撃性を有した透明
プラスチック材料により形成され、これらが装着される
車両の一部に適合するように成形される。ヘッドライト
プロテクタ11は、図2に示すように連結される車両のヘ
ッドライトにしっかりと一致するように成形されたメイ
ンボディ部分13を含んでおり、また、本実施の形態で
は、前記メインボディ部分13と一体に形成されたクリッ
プ14を含んでおり、該クリップ14は、ヘッドライトに隣
接する位置にある前記プロテクタ乃至ガード11を保持す
るように車両のヘッドライト、ヘッドライト周辺乃至車
両ボディ部分に取り外し可能に設計されている。本発明
の実施の形態によれば、前記メインボディ部分13の一面
好ましくは後面15は、光が遮られることなく通過できる
透明ドット16の繰り返しパターンを形成するマーキング
が施される。該ドット16は、本実施の形態では前記プロ
テクタ乃至ガード11のメインボディ部分13の縦方向に延
びる列で配列してあるが、他の形態で配列してもよい。
さらに、本実施の形態では前記マーキングは、プロテク
タ乃至ガード11の透明領域16以外の領域17が、これら領
域でプロテクタ乃至ガード11を通る光路を遮断する不透
明な形態になるように、ガード11の後面15を黒でスクリ
ーン印刷することにより形成される。所望により、図3
に示すように、ボディ部分13の車両のヘッドライトが並
ぶ領域18をマーキングを施さないようにすることができ
る。この実施の形態では、車両は2つのランプとリフレ
クタとを有し、前記領域18は円形形状に形成される。前
記領域18は、このように車両のヘッドライトランプから
の光を完全に伝播できるように、完全に透明である。前
記マーキングは前記図1で述べたように、車両のフード
プロテクタ12にも図1に示すように適用できる。前記ヘ
ッドライトプロテクタ11についてと同様に、前記フード
プロテクタ12は車両の横方向に延び、車両のフードに装
着される伸長メインボディ部分19を有する。該ボディ部
分19は、片側好ましくは車両に接する側に前記ヘッドラ
イトプロテクタ11で行ったのと同様の方法でマーキング
が施される。図4は、本発明を車両のテールライトカバ
ー20に適用した別の実施の形態を示す。該カバー20は、
この実施の形態では、透明なアクリルその他耐衝撃性プ
ラスチックからなる方形状のパネル21で構成され、該パ
ネル21の後面周囲に設けた両面テープ22により、車両乃
至テールライトレンズやその周辺に固定される。ヘッド
ライトプロテクタ乃至ガード11についてと同様に、前記
テールライトカバー20のパネル21は、その後側に繰り返
しパターンのマーキング22が施される。該マーキング22
は、車両のテールライト,ブレーキライトや指示器から
プロテクタ乃至ガード20を通る光を(既述したように)
ぎりぎりまで伝播できるように、一般に前記車両のヘッ
ドライトカバー11で使用されたのと同様な形態に形成さ
れている。図5は、図4の実施の形態に類似するテール
ライトガード23の修正された形態を示す。この場合は、
しかし、前記ガード乃至プロテクタ23のパネル21の選択
された領域24は、そこを通る光が完全に伝播されるよう
に前記マーキングが施されない。このような領域24は、
どのような形状や形態でもよいが、図示の実施の形態で
は、一般に対角線方向に延びる細長い形状に形成され
る。この配列では、前記ガード23の領域24を通して光が
邪魔されずに伝播されることに加えて、テールライトか
ら放射される光をより鮮明なものとすることにより、特
にブレーキライト及び/又は指示器ライトに利用する場
合に、安全性が改善される。図6,図7は、本発明のサ
イドウインドウバイザー25,26及びリアウインドウバイ
ザー27への各応用例を示す。前記サイドウインドウバイ
ザー25は、周知の方法によりドライバのウインドウに隣
接して支持されるのに対し、バイザー26は、周知の方法
により乗客のウインドウに隣接して支持される。図1及
び図4の実施の形態に示すように、前記バイザー25,26
は透明及び不透明な領域の繰り返しパターンを形成する
マーキングを有する。同様に、前記リアウインドウバイ
ザー27は透明及び不透明領域の繰り返しパターンを有す
る。それぞれの場合において前記マーキングは、バイザ
ーの内側若しくは非露出側の面に施されるのが好まし
い。図8〜図13は、既述した車両のボディアクセサリに
適用できる典型的なマーキングパターンを示す。図8,
図9のパターンは、列状に並ぶ透明領域を形成する円形
ドットの繰り返しパターンで構成される。各列のドット
は隣接する列のドットに対して千鳥状に配列されてい
る。図8のパターンは、25%の光伝播率を許容するのに
対し、図9のパターンは、ドットがより大きく、40%の
光伝播率を提供する。図10のパターンでは、透明なドッ
トは放物線状若しくは楕円形状で形成され、やはり列状
に並べられ、一列のドットは隣接する列のドットに対し
て千鳥状に配列され、44%の光伝播率を提供する。図11
の「ウーブン」状のパターンは、それぞれ異なる列に円
形及び方形状のドットを配して構成され、33%の光伝播
率を提供する。さらに、隣接する列のドットに対して、
千鳥状に配してある。図12のパターンは、より大きな光
伝播率を提供し、ドットを使用するというより不透明部
分の繰り返しからなるマーキングの異なる形状の例を示
す。本実施の形態では、不透明/透明部分がダイヤモン
ド形状に対をなして配列されている。図13のマーキング
のパターンは、図10のパターンに類似しており、楕円形
状のドットの列が千鳥状の形態に構成され、40%の光伝
播率を提供する。既述した図8〜図13に示した不透明/
透明領域のパターンは、本発明のアクセサリに採用し得
るマーキングの代表的な例にすぎない。形状及びパター
ンの他の多くの組合せを、アクセサリ内に不透明の度合
いを創り出すように提供すると同時に邪魔されずにアク
セサリを通過する光の割合を提供することができる。一
実施の形態では、例えば、アクセサリは光を直接伝播す
るための透明領域をその間に形成する複数の不透明なド
ット乃至他のマーキングを片面に有したものとすること
ができる。前記不透明なドットは、透明なドットについ
ても同様であるが、どのような形態にもすることがで
き、互いに結合したり、分離したりできる。光学的試験
が、前記パターンを有するパネルの光の伝播率及び反射
特性を立証するため実行された。試験は、公認されたN
ATA試験局であるクイーンズランド工科大学の光学実
験室で行われた。前記試験は、透明プラスチックパネル
に適用された図13に示すマーキングパターンのサンプル
を用いて行われ、透き通った乃至透明なプラスチック
(G,H,Iで示される) 、薄いスモークのかかったプ
ラスチック(A,B,Cで示される) 及び濃いスモーク
のかかったプラスチック(D,E,Fで示される) と比
較された。前記光伝播率試験は、図14に示すように、光
源29と光検知器30との間に各サンプル28を配置して準備
された。前記サンプルは、前記光源29から75mm、前記
光検知器30から2000mmの位置に置かれた。前記光源
は、ソースA状態(2856±50K) で動作する実験室のタ
ングステンフィラメントランプで構成され、ゴニオメー
ター(角度計) の光学中心に支持された。これにより、
光源29及びサンプル28を、固定された検知器30に対して
正確に回転させることができる。前記使用された検知器
30は、調整された照度計で構成され、スペクトラ スポ
ット計として知られている。記録は、0°(前記サンプ
ルの法線に沿って) と0°の左右両側の10°,20 °の角
度(φ) で行われた(全ての角度は水平面上に採ってい
る) 。記録は、サンプル28を置かない状態とサンプル28
を置いた状態とで直接測定した値が変化した。前記パタ
ーンサンプルの測定の場合は、記録は12個の記録の平均
値が得られるように、3つのサンプル毎に4つの異なる
部分を透過させて行われた。前記試験により得られた光
伝播率の結果は、表1に表示される。
【表1】 前記透明、薄スモーク, 濃スモークのサンプルに対して
得られた検出記録は、各角度での各サンプルに対する平
均%光伝播率測定値である。括弧内の値は、平均値から
の最大偏差を示す。前記パターンサンプルに対して得ら
れた記録は、サンプルの任意の位置で得られた12個の記
録全体(各サンプル4個ずつ) の平均値である。伝播
は、パターンを通過する位置毎に、高い値で42%から低
い値で25%まで変化することがわかった。また、前記サ
ンプルの反射に対する光学試験が、図15に示すように準
備された装置により行われた。この場合の光源31は、合
焦メタルハライドランプにより構成され、サンプル32に
対して45°の角度で支持されている。検知器33は、サン
プル32を基準の法線に沿って0°と水平面に対して略0
で±20°である要求測定角度(φ) に回転された。黒布
34が、背面の反射を最小とするため、前記サンプル32の
後方約300 mmの位置に吊るされた。使用された前記検
知器33は、トプコンBM−7輝度/色彩計で構成され
る。該検知器33は、シドニーにある国立測定実験室で調
整された一次標準ランプに対して3箇月間隔で調整され
た。前記サンプル32の位置に置かれたマット状反射シー
トは、82%の反射率を有する。シートの修正された反射
率は、測定された反射率(0.82) から得られた。その
後、前記サンプルの反射率は、前記白色マット状反射シ
ートからの修正された反射率に対する前記サンプルから
反射された光の比率として決定された。記録は、これら
2つの表面間で変更された。前記反射率試験の結果は、
表2に表示される。
【表2】 前記透明、薄スモーク, 濃スモーク及びパターンのサン
プルに対して得られた記録は、各角度での各サンプルに
対する平均%光反射率測定値である。前記試験結果によ
ると、前記パターン付けされ若しくはマーキングされた
サンプルは、光伝播率が前記濃スモークのプラスチック
よりは大きいが、透明及び薄スモークのプラスチックよ
りは小さい。反射率試験は、前記パターンサンプルが透
明、薄スモーク、濃スモークのサンプルより大きい反射
率を有することを示している。これらの特性は、上記に
概略された利点、つまり、そこを通して見ることができ
る許容しうる光伝播率及び車両のドライバに向けられた
光の反射の影響を最小限にする反射率を提供する。これ
らは、本発明の図示した実施の形態を用いて説明してき
たが、当業者により自明な修正例や変形例の全ては、請
求項で定義した本発明の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッドライトプロテクタ及びフー
ドプロテクタを備えた車両の外観を示す図。
【図2】図1の車両に使用されたヘッドライトプロテク
タを示す図。
【図3】本発明に係る車両用ヘッドライトプロテクタの
変形態様を示す図。
【図4】車両に使用される代表的なテールライトガード
乃至プロテクタを示す図。
【図5】図4のテールライトガードの変形態様を示す
図。
【図6】本発明の変形態様を示す図。
【図7】本発明の変形態様を示す図。
【図8】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図9】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図10】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図11】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図12】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図13】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図14】前記アクセサリに使用される代表的なマーキン
グパターンの光の伝播を試験する装置を、概略的に示す
図。
【図15】前記アクセサリに使用される代表的なマーキン
グパターンの光の反射を試験する装置を、概略的に示す
図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車両用ボディアクセサリ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のボディアク
セサリ、特にヘッドライト及びテールライトのガード及
びプロテクタ、車両ボンネットのプロテクタ及びディフ
レクタ、車両サイドウインドウのディフレクタ、車両リ
アウインドウのバイザーやディフレクタの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】種々の異なったデザインを有する車両の
ヘッドライト用のプロテクタやガードが一般に利用され
使用されている。ヘッドライトの場合、ガードやプロテ
クタは通常プラスチックやアクリル材料で形成され、車
両のヘッドライトの形状にぴったりと一致するように成
形される。通常は、これらのガードやプロテクタは、こ
れらを車両のヘッドライトに隣接させて取り外し自由に
支持させるための一体成形されたクリップ部材を有して
いる。
【0003】テールライト用のプロテクタは、多くの異
なった形状に形成されうるが、一つの形態では、これら
は一般に平らなプラスチック部材で構成されており、両
面接着テープのような接着テープによりテールライトレ
ンズや隣接する車両ボディ部分に固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】美的外観を得るため、
例えば、スモークグレーの外観を与えるため、色付のプ
ラスチックやアクリル材料からなる前記タイプのプロテ
クタやガードを製造することが一般に行われる。このよ
うな形状のプロテクタやガードは、車両の外観を良くす
ることはできるが、前記色付けは、実質的にプロテクタ
やガードからの光伝播率を減少させ、これは明らかに安
全性や照明の効果の点で有害である。
【0005】車両のフードプロテクタ及びディフレクタ
は車両の前側で使用されるように設計され、通常は車両
のフードに固定される。この種のフードプロテクタ及び
ガードは車両のフードを石による損傷などの損傷から保
護することを意図しており、また、瓦礫や虫などを車両
のフロントガラスやフードからそらしてフェンダーを通
るように成形することができる。フードプロテクタ及び
ガードは、通常熱可塑性のプラスチック乃至アクリル材
料で形成され、ヘッドライトやテールライトのプロテク
タについてと同様に、色付けされることがよくある。こ
のような装置のは十分に機能するものではあるが、これ
らはある場合には、日光や他の光例えば他の車両のヘッ
ドライトからの光を、車両のドライバに向けて反射や屈
折させやすく、明らかに注意を散漫にさせ、場合によっ
ては危険な状態を招く。
【0006】他の類似する車両アクセサリは、プラスチ
ック材料で形成され、サイドウインドウバイザー等は、
該バイザーが隣接して装着されるウインドウを開いた状
態で埃、風、雨を車両から逸らしながら運転することを
可能にする。この種のバイザーは、また、通常色付のプ
ラスチックや透明な材料で形成される。色付のプラスチ
ック材料の場合、該バイザーを通してのドライバの視界
は減じられるので、危険性を生じる可能性がある。透明
なガードは、視界を改善できる一方、反射や屈折を伴う
という問題を生じる。
【0007】同様な不都合が、リアウインドウバイザー
でも発生し、実質的に色付構造の場合、リアウインドウ
を通しての視界が減じられ、あるいは、透明である場合
は、反射を発生する場合がある。本発明は、従来技術に
対して利点を有し、もしくは、少なくとも公知の特に色
付の車両ボディアクセサリに代わりうる車両のボディア
クセサリを提供することを目的とする。本発明は、更
に、ある程度光を伝播させることができるが、また、現
状のアクセサリが直面する光の反射や屈折を減少乃至最
小限とする車両のボディアクセサリを提供することを別
の目的とする。
【0008】本発明は、更に、審美的に好ましい外観か
らなる車両のボディアクセサリを提供することを目的と
する。本発明の他の目的及び利点は、以下の説明により
明らかとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両のボディ
アクセサリを提供し、該アクセサリは、透明なプラスチ
ック材料からなり、また該アクセサリは不透明及び透明
な領域の繰り返しパターンで構成されるマーキングを有
することを特徴とし、該透明な領域は前記アクセサリを
通過する光が遮られない通路を提供し、該不透明な領域
は前記アクセサリを通過する光の通路をブロックする。
【0010】1つの形態では、前記マーキングは、前記
アクセサリの片側に施されて透明及び不透明な領域を構
成する。特に好ましい形態では、前記マーキングが前記
アクセサリの非露出側、即ち、該アクセサリが支持され
る車両に隣接する側に施される。これにより、前記マー
キングが直接拡がった状態に晒されないので、損傷した
り劣化したりする可能性を減じることを保証できる。
【0011】前記マーキングは、前記アクセサリを通過
する前記透明な領域を構成する一連のドットを構成する
ためのものである。前記ドットは、アクセサリに対して
水平,垂直,斜めに延びる列状に配列することができ
る。前記ドットは円形,楕円形,方形,六角形、複雑な
形状乃至これらを結合した形状とすることができる。ド
ットを列状に配列するとき、隣接する列に対して相互に
千鳥状又は整列して配列することができる。ドットを千
鳥状に配列すると、単位面積当たりのドット密度をより
高くすることができるので、該アクセサリを通過する光
伝播率を増大することができる。
【0012】他のどのようなマーキングの繰り返しパタ
ーンも、アクセサリの不透明及び透明な領域を構成する
ように提供できる。例えば、不透明な領域は、前記のも
しくは他の任意の形状の不透明なドットにより構成する
ことができる。前記マーキングパターンは、前記アクセ
サリの片側にスクリーン印刷やフィルム沈着技術により
施すことができる。変形態様としては、マーキングをレ
ーザーインプリント,像転写方法,リソグラフィック乃
至類似のインクプリントプロセスにより施すことができ
る。更に別の変形態様では、マーキングは、前記アクセ
サリの片側に接着される透明なフィルムのような物質の
上に施すことができる。
【0013】ある応用例では、アクセサリの拡張された
透明な領域を構成し、これら領域で光の伝播が阻害され
ないようにするため、アクセサリの一部をマーキングを
施さずに残しておくこともできる。これにより、例え
ば、車両の光源,例えばヘッドライトのランプと直列に
配列させるようにできる。前記アクセサリの透明な領域
と非透明乃至不透明な領域との比率は、かなり変化させ
ることができる。しかし、代表的には、前記の比率は、
前記アクセサリの光伝播率が20%から60%の範囲にあり
最も好ましくは25%〜45%の範囲にあるように設定され
る。
【0014】前記車両のボディアクセサリは、車両のヘ
ッドライト乃至テールライトのガード、リア乃至サイド
のウインドウのバイザー車両のフードプロテクタや他の
同様のアクセサリで構成され、それらは通常は、アクリ
ルシート等のプラスチックにより構成されている。前記
アクセサリは、それらが取り付けられる車両の部分に適
合するように所望の形状もしくは形態に熱成形又は代わ
りの手段で成形することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明をより容易に理解し実施す
るために、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面を
参照して説明する。図面を参照すると、まず、図1は、
本発明に係る一対のヘッドライトプロテクタ11とフード
プロテクタ12とを備えた車両の外観を示す。前記ヘッド
ライトプロテクタ11とフードプロテクタ12は、従来技術
のようにアクリルもしくは類似の耐衝撃性を有した透明
プラスチック材料により形成され、これらが装着される
車両の一部に適合するように成形される。ヘッドライト
プロテクタ11は、図2に示すように連結される車両のヘ
ッドライトにしっかりと一致するように成形されたメイ
ンボディ部分13を含んでおり、また、本実施の形態で
は、前記メインボディ部分13と一体に形成されたクリッ
プ14を含んでおり、該クリップ14は、ヘッドライトに隣
接する位置にある前記プロテクタ乃至ガード11を保持す
るように車両のヘッドライト、ヘッドライト周辺乃至車
両ボディ部分に取り外し可能に設計されている。
【0016】本発明の実施の形態によれば、前記メイン
ボディ部分13の一面好ましくは後面15は、光が遮られる
ことなく通過できる透明ドット16の繰り返しパターンを
形成するマーキングが施される。該ドット16は、本実施
の形態では前記プロテクタ乃至ガード11のメインボディ
部分13の縦方向に延びる列で配列してあるが、他の形態
で配列してもよい。さらに、本実施の形態では前記マー
キングは、プロテクタ乃至ガード11の透明領域16以外の
領域17が、これら領域でプロテクタ乃至ガード11を通る
光路を遮断する不透明な形態になるように、ガード11の
後面15を黒でスクリーン印刷することにより形成され
る。
【0017】所望により、図3に示すように、ボディ部
分13の車両のヘッドライトが並ぶ領域18をマーキングを
施さないようにすることができる。この実施の形態で
は、車両は2つのランプとリフレクタとを有し、前記領
域18は円形形状に形成される。前記領域18は、このよう
に車両のヘッドライトランプからの光を完全に伝播でき
るように、完全に透明である。
【0018】前記マーキングは前記図1で述べたよう
に、車両のフードプロテクタ12にも図1に示すように適
用できる。前記ヘッドライトプロテクタ11についてと同
様に、前記フードプロテクタ12は車両の横方向に延び、
車両のフードに装着される伸長メインボディ部分19を有
する。該ボディ部分19は、片側好ましくは車両に接する
側に前記ヘッドライトプロテクタ11で行ったのと同様の
方法でマーキングが施される。
【0019】図4は、本発明を車両のテールライトカバ
ー20に適用した別の実施の形態を示す。該カバー20は、
この実施の形態では、透明なアクリルその他耐衝撃性プ
ラスチックからなる方形状のパネル21で構成され、該パ
ネル21の後面周囲に設けた両面テープ22により、車両乃
至テールライトレンズやその周辺に固定される。ヘッド
ライトプロテクタ乃至ガード11についてと同様に、前記
テールライトカバー20のパネル21は、その後側に繰り返
しパターンのマーキング22が施される。該マーキング22
は、車両のテールライト,ブレーキライトや指示器から
プロテクタ乃至ガード20を通る光を(既述したように)
ぎりぎりまで伝播できるように、一般に前記車両のヘッ
ドライトカバー11で使用されたのと同様な形態に形成さ
れている。
【0020】図5は、図4の実施の形態に類似するテー
ルライトガード23の修正された形態を示す。この場合
は、しかし、前記ガード乃至プロテクタ23のパネル21の
選択された領域24は、そこを通る光が完全に伝播される
ように前記マーキングが施されない。このような領域24
は、どのような形状や形態でもよいが、図示の実施の形
態では、一般に対角線方向に延びる細長い形状に形成さ
れる。この配列では、前記ガード23の領域24を通して光
が邪魔されずに伝播されることに加えて、テールライト
から放射される光をより鮮明なものとすることにより、
特にブレーキライト及び/又は指示器ライトに利用する
場合に、安全性が改善される。
【0021】図6,図7は、本発明のサイドウインドウ
バイザー25,26及びリアウインドウバイザー27への各応
用例を示す。前記サイドウインドウバイザー25は、周知
の方法によりドライバのウインドウに隣接して支持され
るのに対し、バイザー26は、周知の方法により乗客のウ
インドウに隣接して支持される。図1及び図4の実施の
形態に示すように、前記バイザー25,26は透明及び不透
明な領域の繰り返しパターンを形成するマーキングを有
する。同様に、前記リアウインドウバイザー27は透明及
び不透明領域の繰り返しパターンを有する。それぞれの
場合において前記マーキングは、バイザーの内側若しく
は非露出側の面に施されるのが好ましい。
【0022】図8〜図13は、既述した車両のボディアク
セサリに適用できる典型的なマーキングパターンを示
す。図8,図9のパターンは、列状に並ぶ透明領域を形
成する円形ドットの繰り返しパターンで構成される。各
列のドットは隣接する列のドットに対して千鳥状に配列
されている。図8のパターンは、25%の光伝播率を許容
するのに対し、図9のパターンは、ドットがより大き
く、40%の光伝播率を提供する。
【0023】図10のパターンでは、透明なドットは放物
線状若しくは楕円形状で形成され、やはり列状に並べら
れ、一列のドットは隣接する列のドットに対して千鳥状
に配列され、44%の光伝播率を提供する。図11の「ウー
ブン」状のパターンは、それぞれ異なる列に円形及び方
形状のドットを配して構成され、33%の光伝播率を提供
する。さらに、隣接する列のドットに対して、千鳥状に
配してある。
【0024】図12のパターンは、より大きな光伝播率を
提供し、ドットを使用するというより不透明部分の繰り
返しからなるマーキングの異なる形状の例を示す。本実
施の形態では、不透明/透明部分がダイヤモンド形状に
対をなして配列されている。図13のマーキングのパター
ンは、図10のパターンに類似しており、楕円形状のドッ
トの列が千鳥状の形態に構成され、40%の光伝播率を提
供する。
【0025】既述した図8〜図13に示した不透明/透明
領域のパターンは、本発明のアクセサリに採用し得るマ
ーキングの代表的な例にすぎない。形状及びパターンの
他の多くの組合せを、アクセサリ内に不透明の度合いを
創り出すように提供すると同時に邪魔されずにアクセサ
リを通過する光の割合を提供することができる。一実施
の形態では、例えば、アクセサリは光を直接伝播するた
めの透明領域をその間に形成する複数の不透明なドット
乃至他のマーキングを片面に有したものとすることがで
きる。前記不透明なドットは、透明なドットについても
同様であるが、どのような形態にもすることができ、互
いに結合したり、分離したりできる。
【0026】光学的試験が、前記パターンを有するパネ
ルの光の伝播率及び反射特性を立証するため実行され
た。試験は、公認されたNATA試験局であるクイーン
ズランド工科大学の光学実験室で行われた。前記試験
は、透明プラスチックパネルに適用された図13に示すマ
ーキングパターンのサンプルを用いて行われ、透き通っ
た乃至透明なプラスチック(G,H,Iで示される) 、
薄いスモークのかかったプラスチック(A,B,Cで示
される) 及び濃いスモークのかかったプラスチック
(D,E,Fで示される) と比較された。
【0027】前記光伝播率試験は、図14に示すように、
光源29と光検知器30との間に各サンプル28を配置して準
備された。前記サンプルは、前記光源29から75mm、前
記光検知器30から2000mmの位置に置かれた。前記光源
は、ソースA状態(2856±50K) で動作する実験室のタ
ングステンフィラメントランプで構成され、ゴニオメー
ター(角度計) の光学中心に支持された。これにより、
光源29及びサンプル28を、固定された検知器30に対して
正確に回転させることができる。前記使用された検知器
30は、調整された照度計で構成され、スペクトラ スポ
ット計として知られている。
【0028】記録は、0°(前記サンプルの法線に沿っ
て) と0°の左右両側の10°,20 °の角度(φ) で行わ
れた(全ての角度は水平面上に採っている) 。記録は、
サンプル28を置かない状態とサンプル28を置いた状態と
で直接測定した値が変化した。前記パターンサンプルの
測定の場合は、記録は12個の記録の平均値が得られるよ
うに、3つのサンプル毎に4つの異なる部分を透過させ
て行われた。
【0029】前記試験により得られた光伝播率の結果
は、表1に表示される。
【0030】
【表1】
【0031】前記透明、薄スモーク, 濃スモークのサン
プルに対して得られた検出記録は、各角度での各サンプ
ルに対する平均%光伝播率測定値である。括弧内の値
は、平均値からの最大偏差を示す。前記パターンサンプ
ルに対して得られた記録は、サンプルの任意の位置で得
られた12個の記録全体(各サンプル4個ずつ) の平均値
である。伝播は、パターンを通過する位置毎に、高い値
で42%から低い値で25%まで変化することがわかった。
【0032】また、前記サンプルの反射に対する光学試
験が、図15に示すように準備された装置により行われ
た。この場合の光源31は、合焦メタルハライドランプに
より構成され、サンプル32に対して45°の角度で支持さ
れている。検知器33は、サンプル32を基準の法線に沿っ
て0°と水平面に対して略0で±20°である要求測定角
度(φ) に回転された。
【0033】黒布34が、背面の反射を最小とするため、
前記サンプル32の後方約300 mmの位置に吊るされた。
使用された前記検知器33は、トプコンBM−7輝度/色
彩計で構成される。該検知器33は、シドニーにある国立
測定実験室で調整された一次標準ランプに対して3箇月
間隔で調整された。
【0034】前記サンプル32の位置に置かれたマット状
反射シートは、82%の反射率を有する。シートの修正さ
れた反射率は、測定された反射率(0.82) から得られ
た。その後、前記サンプルの反射率は、前記白色マット
状反射シートからの修正された反射率に対する前記サン
プルから反射された光の比率として決定された。記録
は、これら2つの表面間で変更された。
【0035】前記反射率試験の結果は、表2に表示され
る。
【0036】
【表2】
【0037】前記透明、薄スモーク, 濃スモーク及びパ
ターンのサンプルに対して得られた記録は、各角度での
各サンプルに対する平均%光反射率測定値である。前記
試験結果によると、前記パターン付けされ若しくはマー
キングされたサンプルは、光伝播率が前記濃スモークの
プラスチックよりは大きいが、透明及び薄スモークのプ
ラスチックよりは小さい。反射率試験は、前記パターン
サンプルが透明、薄スモーク、濃スモークのサンプルよ
り大きい反射率を有することを示している。
【0038】これらの特性は、上記に概略された利点、
つまり、そこを通して見ることができる許容しうる光伝
播率及び車両のドライバに向けられた光の反射の影響を
最小限にする反射率を提供する。これらは、本発明の図
示した実施の形態を用いて説明してきたが、当業者によ
り自明な修正例や変形例の全ては、請求項で定義した本
発明の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッドライトプロテクタ及びフー
ドプロテクタを備えた車両の外観を示す図。
【図2】図1の車両に使用されたヘッドライトプロテク
タを示す図。
【図3】本発明に係る車両用ヘッドライトプロテクタの
変形態様を示す図。
【図4】車両に使用される代表的なテールライトガード
乃至プロテクタを示す図。
【図5】図4のテールライトガードの変形態様を示す
図。
【図6】本発明の変形態様を示す図。
【図7】本発明の変形態様を示す図。
【図8】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図9】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図10】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図11】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図12】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図13】本発明に係るアクセサリに採用することができ
る代表的なマーキングパターンを示す図。
【図14】前記アクセサリに使用される代表的なマーキン
グパターンの光の伝播を試験する装置を、概略的に示す
図。
【図15】前記アクセサリに使用される代表的なマーキン
グパターンの光の反射を試験する装置を、概略的に示す
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60R 13/04 B60R 13/04 Z B62D 37/02 B62D 37/02 F

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車ボディの外側部分に利用されるアク
    セサリであって、 適用される車両の外側部分に適合するように成形された
    車両ボディに面する内側表面と反対側の外側表面とを有
    する耐衝撃性透明クリアプラスチック材料からなるシー
    ト形状ボディと、 前記シート形状ボディの内側表面に、交互に繰り返す透
    明及び不透明な領域を有し、前記アクセサリに審美的に
    好ましい外観を与えるべく前記透明シート形状ボディの
    外表面から視覚的に観察されるパターン状コーティング
    と、 を含んで構成される車両用ボディアクセサリ。
  2. 【請求項2】前記アクセサリの交互の透明及び不透明な
    領域のパターンは、ドットにより構成されることを特徴
    とする請求項1に記載の車両用ボディアクセサリ。
  3. 【請求項3】前記ドットは、長方形状の透明領域を構成
    することを特徴とする車両用ボディアクセサリ。
  4. 【請求項4】前記車両ボディに前記アクセサリを保持す
    るための一体的に形成された手段を更に含んで構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ボディ
    アクセサリ。
  5. 【請求項5】ヘッドライトカバーを前記車両に取り外し
    可能に固定するための一体に形成された支持手段を有す
    る該ヘッドライトカバーとして使用する場合に、透明ク
    リアプラスチック材料からなるシート形状ボディが車両
    ボディのヘッドライトに一致するように形どって成形さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の車両用ボディア
    クセサリ。
  6. 【請求項6】テールライトカバーを前記車両に取り外し
    可能に固定するための支持手段を有する該テールライト
    カバーとして使用する場合に、透明クリアプラスチック
    材料からなるシート形状ボディが車両ボディのテールラ
    イトに一致するように成形されることを特徴とする請求
    項1に記載の車両用ボディアクセサリ。
  7. 【請求項7】フードプロテクタを前記車両に取り外し可
    能に固定するための支持手段を有する該フードプロテク
    タとして使用する場合に、透明クリアプラスチック材料
    からなるシート形状ボディが車両ボディのフードを補完
    するように成形されることを特徴とする請求項1に記載
    の車両用ボディアクセサリ。
  8. 【請求項8】サイドウインドウバイザーを前記車両に取
    り外し可能に固定するための支持手段を有する該サイド
    ウインドウバイザーとして使用する場合に、透明クリア
    プラスチック材料からなるシート形状ボディが車両ボデ
    ィのサイドウインドウフレームを補完するように成形さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の車両用ボディア
    クセサリ。
  9. 【請求項9】リアウインドウバイザーを前記車両に取り
    外し可能に固定するための支持手段を有する該リアウイ
    ンドウバイザーとして使用する場合に、透明クリアプラ
    スチック材料からなるシート形状ボディが車両ボディの
    リアウインドウフレームを補完するように成形されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用ボディアクセサ
    リ。
  10. 【請求項10】不透明な領域が、前記シート形状ボディの
    エッジに隣接する前記交互に繰り返す透明及び不透明な
    領域を枠に組することを特徴とする請求項1に記載の車
    両用ボディアクセサリ。
  11. 【請求項11】前記パターン状コーティングは、前記車両
    のヘッドライトと一直線に並ぶ位置に、前記透明なシー
    ト形状ボディの拡張された領域を透明に残すようにした
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両用ボディアクセ
    サリ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013052700A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Honda Motor Co Ltd 車両前部構造
GB2507950A (en) * 2012-09-18 2014-05-21 Mclaren Automotive Ltd High mounted stop light, vent and grille
WO2020180874A1 (en) * 2019-03-04 2020-09-10 Flex-N-Gate Advanced Product Development, Llc Light veil

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