JPH1116656A - 電気コネクタ及びこれに用いる接点の形成方法 - Google Patents
電気コネクタ及びこれに用いる接点の形成方法Info
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- JPH1116656A JPH1116656A JP10094543A JP9454398A JPH1116656A JP H1116656 A JPH1116656 A JP H1116656A JP 10094543 A JP10094543 A JP 10094543A JP 9454398 A JP9454398 A JP 9454398A JP H1116656 A JPH1116656 A JP H1116656A
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- H01R13/405—Securing in non-demountable manner, e.g. moulding, riveting
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 プリント回路基板に対する機械的、電気的接
続を確実にするコネクタを提供する。 【解決手段】 本アセンブリは、接続面１４及び該接続
面に対向する装着面１６を有する細長い絶縁ハウジング
１２を備えている。電気接点は、接続面に隣接する接続
端と、プリント回路基板のスルーホールに挿入されるよ
うに装着面から伸長している接点テール２４とを有して
いる。更に、接続端とこれに対向する接点テールとの間
に固定部材を形成している。上記ハウジングは、装着面
に隣接して接点支持部材を備えている。少なくとも１つ
の接点支持部材が、他の接点支持部材よりも接続面に接
近した位置に設けられている。接点２０は、平坦な金属
を中心間距離を接近させた状態で打ち抜くことにより形
成さる。また、本コネクタは、プリント回路基板の装着
開口に挿入されるようになされたＬ字型のコネクタ固定
クリップを備えることができる。
続を確実にするコネクタを提供する。 【解決手段】 本アセンブリは、接続面１４及び該接続
面に対向する装着面１６を有する細長い絶縁ハウジング
１２を備えている。電気接点は、接続面に隣接する接続
端と、プリント回路基板のスルーホールに挿入されるよ
うに装着面から伸長している接点テール２４とを有して
いる。更に、接続端とこれに対向する接点テールとの間
に固定部材を形成している。上記ハウジングは、装着面
に隣接して接点支持部材を備えている。少なくとも１つ
の接点支持部材が、他の接点支持部材よりも接続面に接
近した位置に設けられている。接点２０は、平坦な金属
を中心間距離を接近させた状態で打ち抜くことにより形
成さる。また、本コネクタは、プリント回路基板の装着
開口に挿入されるようになされたＬ字型のコネクタ固定
クリップを備えることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、プリン
ト回路基板に固定される電気コネクタに関する。より詳
細に言えば、本発明は改善された接点及びコネクタ構造
を有する多ピン電気コネクタに関する。
ト回路基板に固定される電気コネクタに関する。より詳
細に言えば、本発明は改善された接点及びコネクタ構造
を有する多ピン電気コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】プリント回路基板に電気端子を形成する
ために、当業界においては、プリント回路基板に装着さ
れて外部要素に接続することのできる種々の電気コネク
タが開発されてきた。そのようなデバイスの代表的なも
のは、複数の電気接点を支持している絶縁ハウジングを
有する電気コネクタである。上記電気接点は、絶縁ハウ
ジングから外方に伸長するテール部分を備えており、こ
れらテール部分は、プリント回路基板のスルーホールに
挿入することができる。上記接点テールは、プリント回
路基板に半田付け又は他の方法によって固定され、上記
プリント回路基板と機械的及び電気的に接続される。上
記電気接点は、また、接点テールの反対側に設けられる
接続部分を有しており、これら接続部分は、協働する電
気コネクタの接点に接続されるように構成されている。
従って、上記電気コネクタは、協働するコネクタとプリ
ント回路基板との間の接続を確立する。
ために、当業界においては、プリント回路基板に装着さ
れて外部要素に接続することのできる種々の電気コネク
タが開発されてきた。そのようなデバイスの代表的なも
のは、複数の電気接点を支持している絶縁ハウジングを
有する電気コネクタである。上記電気接点は、絶縁ハウ
ジングから外方に伸長するテール部分を備えており、こ
れらテール部分は、プリント回路基板のスルーホールに
挿入することができる。上記接点テールは、プリント回
路基板に半田付け又は他の方法によって固定され、上記
プリント回路基板と機械的及び電気的に接続される。上
記電気接点は、また、接点テールの反対側に設けられる
接続部分を有しており、これら接続部分は、協働する電
気コネクタの接点に接続されるように構成されている。
従って、上記電気コネクタは、協働するコネクタとプリ
ント回路基板との間の接続を確立する。
【０００３】上述のプリント回路基板コネクタは、種々
の相互接続を行うために広く使用することができる。例
えば、プリント回路基板コネクタは、平坦なリボンケー
ブルで終端している協働する電気コネクタに嵌合するよ
うにすることができる。プリント回路基板コネクタは、
更に、コンピュータの用途においてディスクドライブの
如き外部要素に装着されるコネクタを終端させるように
することができる。
の相互接続を行うために広く使用することができる。例
えば、プリント回路基板コネクタは、平坦なリボンケー
ブルで終端している協働する電気コネクタに嵌合するよ
うにすることができる。プリント回路基板コネクタは、
更に、コンピュータの用途においてディスクドライブの
如き外部要素に装着されるコネクタを終端させるように
することができる。
【０００４】特定のプリント回路基板コネクタが特定の
協働するコネクタを終端させるようにするための一つの
技術は、絶縁ハウジングの中に支持された接点のタイ
プ、位置及び変位を変えることである。例えば、接点の
ピッチ、接点の形態、並びに、接点の数及び位置を変え
ることにより、プリント回路基板が特定のタイプの協働
するコネクタに対して専用的に接続されるようにするこ
とができる。一例として、当業界において「ファースト
メーク・ラストブレーク（ｆｉｒｓｔ−ｍａｋｅｌａｓ
ｔ−ｂｒｅａｋ）」として知られているものを採用する
特定の協働するコネクタが存在する。ファーストメーク
・ラストブレークの特徴は、プリント回路基板と協働す
るコネクタとの間の接続を行う時に、例えば、アース接
点の如き特定の接点が、信号接点の如き他の接点よりも
前に、電気的な接続を行うということである。プリント
回路基板を協働するコネクタから外す時には、上記ファ
ーストメーク・ラストブレークの特徴により、アース接
点は、信号接点の接続が解除された後に、その接続が解
除される。従って、プリント回路基板の絶縁ハウジング
の中に設けられた接点は、上述の特徴をもたらすよう
に、上記ハウジングの中で独自の形態及び位置を有する
必要がある。
協働するコネクタを終端させるようにするための一つの
技術は、絶縁ハウジングの中に支持された接点のタイ
プ、位置及び変位を変えることである。例えば、接点の
ピッチ、接点の形態、並びに、接点の数及び位置を変え
ることにより、プリント回路基板が特定のタイプの協働
するコネクタに対して専用的に接続されるようにするこ
とができる。一例として、当業界において「ファースト
メーク・ラストブレーク（ｆｉｒｓｔ−ｍａｋｅｌａｓ
ｔ−ｂｒｅａｋ）」として知られているものを採用する
特定の協働するコネクタが存在する。ファーストメーク
・ラストブレークの特徴は、プリント回路基板と協働す
るコネクタとの間の接続を行う時に、例えば、アース接
点の如き特定の接点が、信号接点の如き他の接点よりも
前に、電気的な接続を行うということである。プリント
回路基板を協働するコネクタから外す時には、上記ファ
ーストメーク・ラストブレークの特徴により、アース接
点は、信号接点の接続が解除された後に、その接続が解
除される。従って、プリント回路基板の絶縁ハウジング
の中に設けられた接点は、上述の特徴をもたらすよう
に、上記ハウジングの中で独自の形態及び位置を有する
必要がある。
【０００５】また、プリント回路基板コネクタをプリン
ト回路基板に確実に装着する必要がある。上記接点テー
ルは、電気的な接続を行って、プリント回路基板に対す
る機械的な接続をある程度許容するが、プリント回路基
板に対するコネクタの確実な機械的な係合を確保する必
要がある。そのような係合は、プリント回路基板コネク
タが、繰り返し行われる着脱サイクルの間に、プリント
回路基板との機械的及び電気的な係合を維持できるよう
に行われる。
ト回路基板に確実に装着する必要がある。上記接点テー
ルは、電気的な接続を行って、プリント回路基板に対す
る機械的な接続をある程度許容するが、プリント回路基
板に対するコネクタの確実な機械的な係合を確保する必
要がある。そのような係合は、プリント回路基板コネク
タが、繰り返し行われる着脱サイクルの間に、プリント
回路基板との機械的及び電気的な係合を維持できるよう
に行われる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従って、プリント回路
基板に対して機械的及び電気的に確実に接続することが
でき、また、所望の接続インターフェースをもたらすよ
うに特定の形態を有し且つ特定の位置に設けられた接点
を備えた、多接点型のプリント回路基板コネクタを提供
することが望まれる。
基板に対して機械的及び電気的に確実に接続することが
でき、また、所望の接続インターフェースをもたらすよ
うに特定の形態を有し且つ特定の位置に設けられた接点
を備えた、多接点型のプリント回路基板コネクタを提供
することが望まれる。
【０００７】
【目的】本発明の目的は、コネクタハウジングの中で特
定の形態、配列及び位置を有する多ピン接点構造を備え
ていてプリント回路基板に固定される、改善された電気
コネクタを提供することである。
定の形態、配列及び位置を有する多ピン接点構造を備え
ていてプリント回路基板に固定される、改善された電気
コネクタを提供することである。
【０００８】本発明の別の目的は、プリント回路基板に
対して機械的及び電気的な係合を確実に行うプリント回
路基板コネクタを提供することである。
対して機械的及び電気的な係合を確実に行うプリント回
路基板コネクタを提供することである。
【０００９】本発明の更に別の目的は、プリント回路基
板のコネクタハウジングの中に支持される多数の電気接
点を効率的に形成することのできる改善された接点構
造、及び、その形成方法を提供することである。
板のコネクタハウジングの中に支持される多数の電気接
点を効率的に形成することのできる改善された接点構
造、及び、その形成方法を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上述の及び他の目的を効
率的に達成するために、本発明は、協働するコネクタに
接続される接続面と、該接続面の反対側にあってプリン
ト回路基板に固定される装着面とを有する絶縁ハウジン
グを備える電気コネクタを提供する。電気コネクタは、
更に、複数の細長い電気接点を備えている。各々の電気
接点は、接続端と、該接続端の反対側のテールと、上記
接続端と上記テールとの間の固定部材とを備えている。
各々の電気接点は、接続端とテールとの間で測定した場
合に、実質的に同一の接点長さを有している。電気接点
は、ハウジングの中に支持されており、上記接続端は、
上記接続面に隣接して位置し、また、上記テールは、上
記装着面から外方に伸長してプリント回路基板に固定さ
れるようになっている。上記ハウジングは、装着面に隣
接する複数の接点支持部材を備えており、これら接点支
持部材の中の少なくとも１つの接点支持部材は、他の接
点支持部材よりも接続面に接近した箇所に設けられ、こ
れにより、少なくとも１つの接点の接続端を他の接点と
は異なる長手方向の位置に位置させる。
率的に達成するために、本発明は、協働するコネクタに
接続される接続面と、該接続面の反対側にあってプリン
ト回路基板に固定される装着面とを有する絶縁ハウジン
グを備える電気コネクタを提供する。電気コネクタは、
更に、複数の細長い電気接点を備えている。各々の電気
接点は、接続端と、該接続端の反対側のテールと、上記
接続端と上記テールとの間の固定部材とを備えている。
各々の電気接点は、接続端とテールとの間で測定した場
合に、実質的に同一の接点長さを有している。電気接点
は、ハウジングの中に支持されており、上記接続端は、
上記接続面に隣接して位置し、また、上記テールは、上
記装着面から外方に伸長してプリント回路基板に固定さ
れるようになっている。上記ハウジングは、装着面に隣
接する複数の接点支持部材を備えており、これら接点支
持部材の中の少なくとも１つの接点支持部材は、他の接
点支持部材よりも接続面に接近した箇所に設けられ、こ
れにより、少なくとも１つの接点の接続端を他の接点と
は異なる長手方向の位置に位置させる。
【００１１】本発明は、また、導電材料製の平坦な打ち
抜き用金属ストリップから電気接点を形成することを可
能にする。接点パターンが、上記打ち抜き用ストリップ
に打ち抜かれ、上記接点パターンは、複数の並置された
細長い接点要素を形成する。接点要素の接点固定部材
が、隣接する接点要素と横方向において整合しない状態
で打ち抜かれる。次に、上記接点を再構成して、固定部
材を横方向において整合させる。そのような接点の打ち
抜き方法は、接点をその中心間を接近させた状態で打ち
抜くことを可能とし、これにより、スクラップ材料の発
生量を低減する。
抜き用金属ストリップから電気接点を形成することを可
能にする。接点パターンが、上記打ち抜き用ストリップ
に打ち抜かれ、上記接点パターンは、複数の並置された
細長い接点要素を形成する。接点要素の接点固定部材
が、隣接する接点要素と横方向において整合しない状態
で打ち抜かれる。次に、上記接点を再構成して、固定部
材を横方向において整合させる。そのような接点の打ち
抜き方法は、接点をその中心間を接近させた状態で打ち
抜くことを可能とし、これにより、スクラップ材料の発
生量を低減する。
【００１２】電気コネクタは、更に、絶縁ハウジングに
よって支持されたコネクタ固定クリップを備えている。
各々のコネクタ固定クリップは、ハウジングの装着面に
沿って伸長する第１の部分と、プリント回路基板の装着
開口に挿入されるように上記第１の部分から実質的に直
角に伸長する第２の部分とを有するＬ字型の要素を備え
ている。コネクタ固定クリップは、上記Ｌ字型の要素の
第１及び第２の部分の両方に沿って伸長するニードルア
イ状の柔軟な部分を有している。
よって支持されたコネクタ固定クリップを備えている。
各々のコネクタ固定クリップは、ハウジングの装着面に
沿って伸長する第１の部分と、プリント回路基板の装着
開口に挿入されるように上記第１の部分から実質的に直
角に伸長する第２の部分とを有するＬ字型の要素を備え
ている。コネクタ固定クリップは、上記Ｌ字型の要素の
第１及び第２の部分の両方に沿って伸長するニードルア
イ状の柔軟な部分を有している。
【００１３】
【実施例】図１乃至図３に、プリント回路基板に装着す
るために使用される電気コネクタ１０が示す。コネクタ
１０は、細長い絶縁ハウジング１２を備えており、この
絶縁ハウジングは、電気絶縁性を有する適宜なプラスチ
ック材料から形成されている。ハウジング１２は、上方
の接続面１４と、これに対向する下方の装着面１６とを
形成している。接続面１６は、コネクタ１０と協働する
嵌合型の電気コネクタ（図示せず）を収容することがで
きる。装着面１６は、プリント回路基板１１に装着する
ことができ、これにより、コネクタ１０は、嵌合型のコ
ネクタとプリント回路基板１１との間に電気的な接続を
確立する。複数の細長い通路１５が、ハウジング１２の
中に形成されている。通路１５は、接続面１４と装着面
１６との間に伸長していて、コネクタ１０の接点を収容
してこれら接点を電気的に絶縁している。絶縁ハウジン
グ１２は、更に、その長手方向の両端部に一対の固定耳
状部１８を備えている。これらの耳状部１８は、協働す
るコネクタからの突出部を挿入可能に収容し、これによ
り、協働するコネクタとコネクタ１０との間に機械的な
係合を確立するために使用される。
るために使用される電気コネクタ１０が示す。コネクタ
１０は、細長い絶縁ハウジング１２を備えており、この
絶縁ハウジングは、電気絶縁性を有する適宜なプラスチ
ック材料から形成されている。ハウジング１２は、上方
の接続面１４と、これに対向する下方の装着面１６とを
形成している。接続面１６は、コネクタ１０と協働する
嵌合型の電気コネクタ（図示せず）を収容することがで
きる。装着面１６は、プリント回路基板１１に装着する
ことができ、これにより、コネクタ１０は、嵌合型のコ
ネクタとプリント回路基板１１との間に電気的な接続を
確立する。複数の細長い通路１５が、ハウジング１２の
中に形成されている。通路１５は、接続面１４と装着面
１６との間に伸長していて、コネクタ１０の接点を収容
してこれら接点を電気的に絶縁している。絶縁ハウジン
グ１２は、更に、その長手方向の両端部に一対の固定耳
状部１８を備えている。これらの耳状部１８は、協働す
るコネクタからの突出部を挿入可能に収容し、これによ
り、協働するコネクタとコネクタ１０との間に機械的な
係合を確立するために使用される。
【００１４】図５乃至図８も同時に参照すると、絶縁ハ
ウジング１２は、複数の電気接点２０を通路１５の中で
個別に支持していることがわかる。各々の電気接点２０
は、接続端２２及びこれに対向する接点テール２４を有
する細長い部材である。図２及び図６に特に示すよう
に、接点２０の接続端２２は、協働するコネクタの接点
に嵌合してこれら接点と電気的な接続を確立するように
構成されている。反対側の接点テール２４は、プリント
回路基板１１のメッキされたスルーホールの中に挿入さ
れて、これらスルーホールと電気的な接続を確立するよ
うに構成されている。各々の接点２０は、該接点に沿う
安定化要素２５を有している。この安定化要素２５は、
通路１５の壁部に係合して、接点２０をハウジング１２
の通路の中で摩擦力で支持している。
ウジング１２は、複数の電気接点２０を通路１５の中で
個別に支持していることがわかる。各々の電気接点２０
は、接続端２２及びこれに対向する接点テール２４を有
する細長い部材である。図２及び図６に特に示すよう
に、接点２０の接続端２２は、協働するコネクタの接点
に嵌合してこれら接点と電気的な接続を確立するように
構成されている。反対側の接点テール２４は、プリント
回路基板１１のメッキされたスルーホールの中に挿入さ
れて、これらスルーホールと電気的な接続を確立するよ
うに構成されている。各々の接点２０は、該接点に沿う
安定化要素２５を有している。この安定化要素２５は、
通路１５の壁部に係合して、接点２０をハウジング１２
の通路の中で摩擦力で支持している。
【００１５】当業界では周知のように、接点テール２４
は各々、柔軟な部分２６を有することができ、この柔軟
な部分は、本実施例においては、「ニードルアイ（針の
糸穴）」状の柔軟な接点部分である。このニードルアイ
状の柔軟な部分２６は、プリント回路基板１１のメッキ
されたスルーホールと弾性的に摩擦係合を行い、これに
より、該スルーホールと機械的及び電気的な係合を確立
するように構成されている。上記ニードルアイ状の柔軟
な部分２６は、細長い開口２６ａを形成しており、この
開口は、柔軟な部分２６がその長手方向の部分に沿って
上記メッキされたスルーホールに弾性的に係合すること
を許容する。
は各々、柔軟な部分２６を有することができ、この柔軟
な部分は、本実施例においては、「ニードルアイ（針の
糸穴）」状の柔軟な接点部分である。このニードルアイ
状の柔軟な部分２６は、プリント回路基板１１のメッキ
されたスルーホールと弾性的に摩擦係合を行い、これに
より、該スルーホールと機械的及び電気的な係合を確立
するように構成されている。上記ニードルアイ状の柔軟
な部分２６は、細長い開口２６ａを形成しており、この
開口は、柔軟な部分２６がその長手方向の部分に沿って
上記メッキされたスルーホールに弾性的に係合すること
を許容する。
【００１６】各々の接点２０は、更に、接続端２２と接
点テール２４との間で変形されている固定部材２８を有
している。この固定部材２８は、反対方向を向いている
一対の固定肩部２９を含んでいる。
点テール２４との間で変形されている固定部材２８を有
している。この固定部材２８は、反対方向を向いている
一対の固定肩部２９を含んでいる。
【００１７】図６、図７及び図８に示すように、固定部
材２８は、丸い肩部２９を有するように接点２０の平面
から外方に変形されて、通路１５の中における接点２０
の位置決めを容易にすることができるが、直線的な肩部
を採用するのが好ましい。後に詳細に説明するように、
固定部材２８は、絶縁ハウジング１２と係合して、接点
２０を通路１５の中の所定位置に拘束することができ
る。
材２８は、丸い肩部２９を有するように接点２０の平面
から外方に変形されて、通路１５の中における接点２０
の位置決めを容易にすることができるが、直線的な肩部
を採用するのが好ましい。後に詳細に説明するように、
固定部材２８は、絶縁ハウジング１２と係合して、接点
２０を通路１５の中の所定位置に拘束することができ
る。
【００１８】特に図５乃至図８を参照して、接点２０の
形成方法を説明することができる。接点２０は、適宜な
導電性金属から成る平坦な打ち抜き金属ストリップ３０
から形成される。打ち抜き用ストリップ３０は、接点パ
ターンを形成する適宜な工具（図示せず）によって打ち
抜かれる。上記接点パターンは、横方向に隔置されてい
て並置される複数の接点２０を含んでおり、これら複数
の接点は、隣接する接点テール２４を介してキャリアス
トリップ３２に取り付けられている。打ち抜き加工は、
所望の接点パターンの形成部分の間から材料を除去する
通常の方法で行うことができる。
形成方法を説明することができる。接点２０は、適宜な
導電性金属から成る平坦な打ち抜き金属ストリップ３０
から形成される。打ち抜き用ストリップ３０は、接点パ
ターンを形成する適宜な工具（図示せず）によって打ち
抜かれる。上記接点パターンは、横方向に隔置されてい
て並置される複数の接点２０を含んでおり、これら複数
の接点は、隣接する接点テール２４を介してキャリアス
トリップ３２に取り付けられている。打ち抜き加工は、
所望の接点パターンの形成部分の間から材料を除去する
通常の方法で行うことができる。
【００１９】複数の同一の電気接点を並置された状態で
形成することが望ましい従来の技術においては、一般的
に、打ち抜かれた接点の間の間隔が接点パターンの横方
向の幅よりも大きくなるように、打ち抜きパターンを決
定することが必要とされる。そのような横方向の幅は、
固定部材２８又は柔軟な部分２６が与えるような接点の
横方向の要素によって規定される。そのような横方向の
要素を用いると、打ち抜きパターンは、そのような横方
向の要素を収容するためにより大きな距離だけ横方向に
隔置された接点を含むことになる。本発明は、十分な横
方向の要素を有する並置された接点を打ち抜き加工する
ことを意図しており、この打ち抜き加工においては、接
点を接近した間隔で打ち抜いて、スクラップ及び廃材を
低減し、尚かつ、同一の長手方向の寸法を有する接点を
形成し、これにより、これら接点をハウジング１２の中
で適正に位置決めする。
形成することが望ましい従来の技術においては、一般的
に、打ち抜かれた接点の間の間隔が接点パターンの横方
向の幅よりも大きくなるように、打ち抜きパターンを決
定することが必要とされる。そのような横方向の幅は、
固定部材２８又は柔軟な部分２６が与えるような接点の
横方向の要素によって規定される。そのような横方向の
要素を用いると、打ち抜きパターンは、そのような横方
向の要素を収容するためにより大きな距離だけ横方向に
隔置された接点を含むことになる。本発明は、十分な横
方向の要素を有する並置された接点を打ち抜き加工する
ことを意図しており、この打ち抜き加工においては、接
点を接近した間隔で打ち抜いて、スクラップ及び廃材を
低減し、尚かつ、同一の長手方向の寸法を有する接点を
形成し、これにより、これら接点をハウジング１２の中
で適正に位置決めする。
【００２０】図５に示すように、接点２０は、これら接
点の横方向の要素、すなわち、ニードルアイ状の柔軟な
部分２６、固定部材２８及び安定化要素２５が、隣接す
る接点２０の長さに沿って長手方向において交互に位置
するように、打ち抜かれる。これにより、接点２０は、
接近した間隔で打ち抜かれ、尚かつ、各接点の横方向の
要素を形成することができる。例えば、一つの接点２０
ａの固定部材２８が、一つ隣の接点２０ｂの固定要素２
８の位置と横方向において重なっていることが分かる。
そのような要素の長手方向の形成位置の異なりがなけれ
ば、上述のような接近した間隔で両方の固定部材を打ち
抜くことは不可能である。理解されるように、接点２０
の横方向の要素の長手方向の位置を変えて上述の接近し
た間隔を可能とすることにより、接続端２２及び接点テ
ール２４の位置も長手方向においてずらす必要がある。
しかしながら、コネクタ１０は、同一の長手方向の長さ
（各接点の端部の間の全距離）を有する接点を可能とす
るように構成されるので、キャリアストリップ３２の上
の接点２０は、接点テール２４と接続端２２との間に同
一の長手方向の長さを画定するように再構成される。
点の横方向の要素、すなわち、ニードルアイ状の柔軟な
部分２６、固定部材２８及び安定化要素２５が、隣接す
る接点２０の長さに沿って長手方向において交互に位置
するように、打ち抜かれる。これにより、接点２０は、
接近した間隔で打ち抜かれ、尚かつ、各接点の横方向の
要素を形成することができる。例えば、一つの接点２０
ａの固定部材２８が、一つ隣の接点２０ｂの固定要素２
８の位置と横方向において重なっていることが分かる。
そのような要素の長手方向の形成位置の異なりがなけれ
ば、上述のような接近した間隔で両方の固定部材を打ち
抜くことは不可能である。理解されるように、接点２０
の横方向の要素の長手方向の位置を変えて上述の接近し
た間隔を可能とすることにより、接続端２２及び接点テ
ール２４の位置も長手方向においてずらす必要がある。
しかしながら、コネクタ１０は、同一の長手方向の長さ
（各接点の端部の間の全距離）を有する接点を可能とす
るように構成されるので、キャリアストリップ３２の上
の接点２０は、接点テール２４と接続端２２との間に同
一の長手方向の長さを画定するように再構成される。
【００２１】特に図６及び図７を参照すると、打ち抜き
用ストリップ３０から形成された各々の接点２０を再構
成することができることが分かる。説明を簡単にするた
めに、図６乃至図８は、並置された一対の接点だけを示
している。この一対の接点すなわち接点対２０は、長い
接点２０ａと、短い接点２０ｂを有しており、これら接
点は、並置された状態で形成されている。各対の一方の
接点２０ａは、キャリアストリップ３２に隣接した箇所
２１に屈曲部又は段を設けることによって、再構成され
ている。同様な再構成部分又は段が、接点対の他方の接
点２０ｂのキャリアストリップ３２に隣接する箇所２３
に設けられている。大きな長さを有するように打ち抜か
れた接点対の接点２０ａの段は、接点対の他方の接点２
０ｂよりも大きく段付けされている。接点２０の段又は
再構成部分は、接点２０の横方向の要素と横方向におい
て整合するように、形成されている。従って、図７及び
図８に特に示すように、接点は、ニードルアイ状の柔軟
な部分２６、固定部材２８及び安定化要素２５が横方向
において整合されるように、キャリアストリップ３２上
で再構成される。キャリアストリップ３２に隣接する接
点２０の段は、接点テール２４の先端も横方向において
整合させる。各々の並置された接点にキャリアストリッ
プ３２に隣接して設けられた上記段は、反対方向を向い
ている。段の箇所２１、２３をそのように反対方向に形
成することにより、接点テール２４は、異なる平面に位
置する。この配列は、各接点テール２４をハウジング１
２の中で多数の列として整合させる。接続端２２を整合
させるために、各々の接点の固定部材２８と安定化要素
２５との間の箇所２１ａ、２３ａに、第２の段を設け
る。これらの段も反対方向を向いていて、接続端２２を
長手方向及び横方向において整合させている。従って、
図６、図７及び図８に示す構造においては、接点２０
は、各々の段の箇所２１、２３を越えた位置において、
キャリアストリップ３２から切断することができる。こ
れにより、接点テール２４は、２つの列として配列さ
れ、また、接続端２２は、単一の列として配列される。
用ストリップ３０から形成された各々の接点２０を再構
成することができることが分かる。説明を簡単にするた
めに、図６乃至図８は、並置された一対の接点だけを示
している。この一対の接点すなわち接点対２０は、長い
接点２０ａと、短い接点２０ｂを有しており、これら接
点は、並置された状態で形成されている。各対の一方の
接点２０ａは、キャリアストリップ３２に隣接した箇所
２１に屈曲部又は段を設けることによって、再構成され
ている。同様な再構成部分又は段が、接点対の他方の接
点２０ｂのキャリアストリップ３２に隣接する箇所２３
に設けられている。大きな長さを有するように打ち抜か
れた接点対の接点２０ａの段は、接点対の他方の接点２
０ｂよりも大きく段付けされている。接点２０の段又は
再構成部分は、接点２０の横方向の要素と横方向におい
て整合するように、形成されている。従って、図７及び
図８に特に示すように、接点は、ニードルアイ状の柔軟
な部分２６、固定部材２８及び安定化要素２５が横方向
において整合されるように、キャリアストリップ３２上
で再構成される。キャリアストリップ３２に隣接する接
点２０の段は、接点テール２４の先端も横方向において
整合させる。各々の並置された接点にキャリアストリッ
プ３２に隣接して設けられた上記段は、反対方向を向い
ている。段の箇所２１、２３をそのように反対方向に形
成することにより、接点テール２４は、異なる平面に位
置する。この配列は、各接点テール２４をハウジング１
２の中で多数の列として整合させる。接続端２２を整合
させるために、各々の接点の固定部材２８と安定化要素
２５との間の箇所２１ａ、２３ａに、第２の段を設け
る。これらの段も反対方向を向いていて、接続端２２を
長手方向及び横方向において整合させている。従って、
図６、図７及び図８に示す構造においては、接点２０
は、各々の段の箇所２１、２３を越えた位置において、
キャリアストリップ３２から切断することができる。こ
れにより、接点テール２４は、２つの列として配列さ
れ、また、接続端２２は、単一の列として配列される。
【００２２】図１及び図２を再度参照すると、接点２０
は、接続端２２が接続面１４に隣接して位置し、また、
接点テール２４が装着面１６から伸長するように、絶縁
ハウジング１２の中に配列されている。各接点は、固定
部材２８が、接点を位置決めする機械的な停止部を提供
する装着面１６の底部壁に係合するまで、隣接する装着
面１６から通路１５の中に挿入される。接点２０は、キ
ャリアストリップ３２に取り付けられた状態でハウジン
グ１２の中に挿入することができる。適正に位置決めさ
れた後に、キャリアストリップは、挿入された接点から
切断することができる。
は、接続端２２が接続面１４に隣接して位置し、また、
接点テール２４が装着面１６から伸長するように、絶縁
ハウジング１２の中に配列されている。各接点は、固定
部材２８が、接点を位置決めする機械的な停止部を提供
する装着面１６の底部壁に係合するまで、隣接する装着
面１６から通路１５の中に挿入される。接点２０は、キ
ャリアストリップ３２に取り付けられた状態でハウジン
グ１２の中に挿入することができる。適正に位置決めさ
れた後に、キャリアストリップは、挿入された接点から
切断することができる。
【００２３】図１及び図２に示すように、本発明は、ハ
ウジング１２の中の長手方向においてずれた位置に接点
を設けることによって、別の特徴を提供する。装着面１
６の底部壁は、各々の通路１５に隣接した固定面４０を
有することができる。固定面４０は、装着面１６に関し
て長手方向において異なる箇所に設けることができる。
従って、ある固定面４０を他の固定面よりもハウジング
１２の接続面１４に接近して設けることができる。接点
２０を通路１５の中に挿入すると、これら接点は、長手
方向において異なる位置に位置するように挿入される。
図２に特に示すように、そのような配列は、接続端２２
を接続面１４に関して異なる箇所に位置させる。特定の
電気的な用途においては、接点の特定の接続端を長手方
向において異なる位置に設けることが効果的である。従
って、接続面１４に近い位置にある接続端２２を有する
接点は、協働するコネクタと嵌合する時に、他の接点と
接続される前に嵌合接点と電気的に係合することにな
る。これにより、「ファーストメーク・ラストブレーク
（ｆｉｒｓｔ ｍａｋｅ ｌａｓｔ ｂｒｅａｋ）」の
特徴が提供される。この特徴は、特定の接点がアース接
点として指定され、また、他の接点が信号接点として指
定される場合に、特に望ましい。接続されている要素に
対する電気的なダメージを防止するために、信号接続を
行う前にアース接続を確実に行うことが必要な場合が多
い。本発明のコネクタの構造及び配列は、コネクタがフ
ァーストメーク・ラストブレークの状態で機能すること
を可能にする。
ウジング１２の中の長手方向においてずれた位置に接点
を設けることによって、別の特徴を提供する。装着面１
６の底部壁は、各々の通路１５に隣接した固定面４０を
有することができる。固定面４０は、装着面１６に関し
て長手方向において異なる箇所に設けることができる。
従って、ある固定面４０を他の固定面よりもハウジング
１２の接続面１４に接近して設けることができる。接点
２０を通路１５の中に挿入すると、これら接点は、長手
方向において異なる位置に位置するように挿入される。
図２に特に示すように、そのような配列は、接続端２２
を接続面１４に関して異なる箇所に位置させる。特定の
電気的な用途においては、接点の特定の接続端を長手方
向において異なる位置に設けることが効果的である。従
って、接続面１４に近い位置にある接続端２２を有する
接点は、協働するコネクタと嵌合する時に、他の接点と
接続される前に嵌合接点と電気的に係合することにな
る。これにより、「ファーストメーク・ラストブレーク
（ｆｉｒｓｔ ｍａｋｅ ｌａｓｔ ｂｒｅａｋ）」の
特徴が提供される。この特徴は、特定の接点がアース接
点として指定され、また、他の接点が信号接点として指
定される場合に、特に望ましい。接続されている要素に
対する電気的なダメージを防止するために、信号接続を
行う前にアース接続を確実に行うことが必要な場合が多
い。本発明のコネクタの構造及び配列は、コネクタがフ
ァーストメーク・ラストブレークの状態で機能すること
を可能にする。
【００２４】接続端を異なる箇所に位置決めする間に、
長手方向にずらした固定面４０も、接点テール２４及び
柔軟な部分２６を長手方向の異なる位置に配置する。接
点テール２４に隣接して形成された特定の細長いニード
ルアイ状の柔軟な部分２６が、プリント回路基板のスル
ーホールに関して範囲調節特徴をもたらすように構成さ
れている。従って、柔軟な部分２６は、長手方向におい
てずれているが、柔軟な部分２６の細長いニードルアイ
状の形態が、各々の柔軟な部分がプリント回路基板の整
合されたスルーホールに機械的及び電気的に係合するこ
とを可能にする。
長手方向にずらした固定面４０も、接点テール２４及び
柔軟な部分２６を長手方向の異なる位置に配置する。接
点テール２４に隣接して形成された特定の細長いニード
ルアイ状の柔軟な部分２６が、プリント回路基板のスル
ーホールに関して範囲調節特徴をもたらすように構成さ
れている。従って、柔軟な部分２６は、長手方向におい
てずれているが、柔軟な部分２６の細長いニードルアイ
状の形態が、各々の柔軟な部分がプリント回路基板の整
合されたスルーホールに機械的及び電気的に係合するこ
とを可能にする。
【００２５】本発明の更に別の特徴が、図１乃至図４に
示されている。ニードルアイ状の柔軟な部分２６がプリ
ント回路基板のスルーホールに柔軟に且つ摩擦力で係合
することによって、ある程度の機械的な固定が行われる
が、コネクタ１０とプリント回路基板１１との間を更に
機械的に固定することが望ましい。コネクタ１０は、固
定耳状部１８の中に一対の装着クリップ５０を形成して
おり、これら装着クリップは、プリント回路基板１１の
装着開口（図示せず）に係合することができる。図４に
特に示すように、装着クリップ５０は、導電性のバネ金
属から形成されている概ね平坦な部材である。装着クリ
ップ５０は、平坦なベース５４から上方に伸長している
直立した接点フィンガ５２を有している。垂下している
装着テール５６が、上記ベース５４に対して直角に伸長
して、Ｌ字型の装着部分５１を形成している。接点フィ
ンガ５２は、外方に突出する一対のランセット（槍状
部）を有しており、これらランセットは、固定耳状部１
８の中に摩擦的に挿入されて、装着クリップ５０をハウ
ジング１２に固定するように構成されている。装着クリ
ップ５０のベース５４は、ハウジング１２の装着面１６
に沿って伸長しており、また、装着テール５６は、接点
２０の接点テール２４の方向に下方へ伸長している。装
着クリップ５０をプリント回路基板の装着開口の中で摩
擦力で固定するために、装着クリップ５０は、ベース５
４及び装着テール５６を貫通してＬ字型の部分５１に形
成されたニードルアイ状の柔軟な部分６０を有してい
る。このニードルアイ状の柔軟な部分６０は、２つの平
面に沿って伸長しており、従って、装着テール５６がプ
リント回路基板の装着開口の中に挿入されて該装着開口
と摩擦力で係合することを許容する、弾性的な可撓性を
もたらしている。２つの平面に沿って伸長する柔軟な部
分を設けることによって、装着クリップ５０は、スルー
ホールと弾性的に確実に係合し、該スルーホールとの間
に確実な接続をもたらす。
示されている。ニードルアイ状の柔軟な部分２６がプリ
ント回路基板のスルーホールに柔軟に且つ摩擦力で係合
することによって、ある程度の機械的な固定が行われる
が、コネクタ１０とプリント回路基板１１との間を更に
機械的に固定することが望ましい。コネクタ１０は、固
定耳状部１８の中に一対の装着クリップ５０を形成して
おり、これら装着クリップは、プリント回路基板１１の
装着開口（図示せず）に係合することができる。図４に
特に示すように、装着クリップ５０は、導電性のバネ金
属から形成されている概ね平坦な部材である。装着クリ
ップ５０は、平坦なベース５４から上方に伸長している
直立した接点フィンガ５２を有している。垂下している
装着テール５６が、上記ベース５４に対して直角に伸長
して、Ｌ字型の装着部分５１を形成している。接点フィ
ンガ５２は、外方に突出する一対のランセット（槍状
部）を有しており、これらランセットは、固定耳状部１
８の中に摩擦的に挿入されて、装着クリップ５０をハウ
ジング１２に固定するように構成されている。装着クリ
ップ５０のベース５４は、ハウジング１２の装着面１６
に沿って伸長しており、また、装着テール５６は、接点
２０の接点テール２４の方向に下方へ伸長している。装
着クリップ５０をプリント回路基板の装着開口の中で摩
擦力で固定するために、装着クリップ５０は、ベース５
４及び装着テール５６を貫通してＬ字型の部分５１に形
成されたニードルアイ状の柔軟な部分６０を有してい
る。このニードルアイ状の柔軟な部分６０は、２つの平
面に沿って伸長しており、従って、装着テール５６がプ
リント回路基板の装着開口の中に挿入されて該装着開口
と摩擦力で係合することを許容する、弾性的な可撓性を
もたらしている。２つの平面に沿って伸長する柔軟な部
分を設けることによって、装着クリップ５０は、スルー
ホールと弾性的に確実に係合し、該スルーホールとの間
に確実な接続をもたらす。
【００２６】装着クリップ５０は、導電性のバネ金属か
ら形成されているので、協働するコネクタの嵌合要素と
電気的に係合するために使用することもできる。そのよ
うな導電性の係合は、クリップ５０が挿入されるメッキ
された装着開口と協働するコネクタのアース要素との間
にアース接続を確立することができる。装着クリップ５
０が、機械的及び電気的な係合を確立する場合には、導
電性のベース５４をプリント回路基板から離して、プリ
ント回路基板に印刷された要素との不用意な電気的な接
触を防止するようにする必要がある。従って、ハウジン
グ１２は、固定耳状部１８の付近の装着面１６から伸長
する装着脚部６２を形成している。図２に示すように、
上記装着脚部は、装着面１６とプリント回路基板との間
にスペースすなわち空間を形成し、このスペースは、装
着クリップのベースをプリント回路基板から離してい
る。
ら形成されているので、協働するコネクタの嵌合要素と
電気的に係合するために使用することもできる。そのよ
うな導電性の係合は、クリップ５０が挿入されるメッキ
された装着開口と協働するコネクタのアース要素との間
にアース接続を確立することができる。装着クリップ５
０が、機械的及び電気的な係合を確立する場合には、導
電性のベース５４をプリント回路基板から離して、プリ
ント回路基板に印刷された要素との不用意な電気的な接
触を防止するようにする必要がある。従って、ハウジン
グ１２は、固定耳状部１８の付近の装着面１６から伸長
する装着脚部６２を形成している。図２に示すように、
上記装着脚部は、装着面１６とプリント回路基板との間
にスペースすなわち空間を形成し、このスペースは、装
着クリップのベースをプリント回路基板から離してい
る。
【００２７】図９乃至図１４に、本発明の別の特徴を示
す。複数の電気要素がプリント回路基板に装着される場
合には、上記電気要素は、プリント回路基板上の使用可
能なスペースの大部分を占めるために、接近した間隔で
設ける必要があることが多い。コネクタ１０と嵌合する
ように構成された協働するコネクタが、該協働するコネ
クタの上に直接設けられた要素（例えば、ディスクドラ
イブ）を含む場合には、上述のような電気要素を近接し
て設けることは困難である。本発明は、隣接するコネク
タ１０をプリント回路基板に関して異なる高さに設け、
これにより、幾つかの要素を緊密に接続することを可能
にする。
す。複数の電気要素がプリント回路基板に装着される場
合には、上記電気要素は、プリント回路基板上の使用可
能なスペースの大部分を占めるために、接近した間隔で
設ける必要があることが多い。コネクタ１０と嵌合する
ように構成された協働するコネクタが、該協働するコネ
クタの上に直接設けられた要素（例えば、ディスクドラ
イブ）を含む場合には、上述のような電気要素を近接し
て設けることは困難である。本発明は、隣接するコネク
タ１０をプリント回路基板に関して異なる高さに設け、
これにより、幾つかの要素を緊密に接続することを可能
にする。
【００２８】本発明は、コネクタ１０とプリント回路板
との間に介挿することのできるコネクタスペーサ７０を
提供する。このスペーサ７０は、適宜な絶縁性を有する
プラスチックから形成された細長い絶縁部材である。ス
ペーサ７０は、回路板装着面７２と、これに対向するコ
ネクタ装着面７４とを有している。スペーサ７０は、絶
縁ハウジング１２の装着面１６に取り付けられて、装着
面１６をプリント回路基板の上方に離すことができる。
ポスト７９の如き適宜な機械的な接続部材をハウジング
１２の装着面とスペーサ７０の接続装着面との間に設け
て、ハウジング及びスペーサを機械的に取り付けること
ができる。
との間に介挿することのできるコネクタスペーサ７０を
提供する。このスペーサ７０は、適宜な絶縁性を有する
プラスチックから形成された細長い絶縁部材である。ス
ペーサ７０は、回路板装着面７２と、これに対向するコ
ネクタ装着面７４とを有している。スペーサ７０は、絶
縁ハウジング１２の装着面１６に取り付けられて、装着
面１６をプリント回路基板の上方に離すことができる。
ポスト７９の如き適宜な機械的な接続部材をハウジング
１２の装着面とスペーサ７０の接続装着面との間に設け
て、ハウジング及びスペーサを機械的に取り付けること
ができる。
【００２９】スペーサ７０は、回路板装着面７７とコネ
クタ装着面７４との間に複数の通路７５を有している。
スペーサ７０の通路７５は、ハウジング１２の通路１５
と整合して、その中に接点を収容することができる。ス
ペーサ７０を用いる場合には、接点は、延長された長さ
を許容するように変更されなければならない。図１３及
び図１４に特に示すように、接点８０が、上述の接点２
０と同様の方法で形成されている。接点８０は、電気的
な接続を行うための接続端８２と、これら接続端とは反
対側にあってプリント回路基板のメッキされたスルーホ
ールの中に挿入される接点テール８４とを備えている。
接点８０は、接点テール８４に隣接したニードルアイ状
の柔軟な部分８６を有している。接点８０は、更に、ニ
ードルアイ状の柔軟な部分８６と固定部材８８との間に
設けられていてスペーサ７０の距離を横断するようにな
った延長部分を有している。接点８０の長さが延長され
ているので、追加の安定化要素８９が、ニードルアイ状
の柔軟な部分８６と固定部材８８との間に設けられてい
る。上記追加の安定化要素は、スペーサ７０の中に形成
された通路７５の壁部に係合して、接点８０の横方向の
運動を拘束することができる。これにより、接点テール
８４は、プリント回路基板のスルーホールの中に挿入す
るための正確な位置に位置決めされる。
クタ装着面７４との間に複数の通路７５を有している。
スペーサ７０の通路７５は、ハウジング１２の通路１５
と整合して、その中に接点を収容することができる。ス
ペーサ７０を用いる場合には、接点は、延長された長さ
を許容するように変更されなければならない。図１３及
び図１４に特に示すように、接点８０が、上述の接点２
０と同様の方法で形成されている。接点８０は、電気的
な接続を行うための接続端８２と、これら接続端とは反
対側にあってプリント回路基板のメッキされたスルーホ
ールの中に挿入される接点テール８４とを備えている。
接点８０は、接点テール８４に隣接したニードルアイ状
の柔軟な部分８６を有している。接点８０は、更に、ニ
ードルアイ状の柔軟な部分８６と固定部材８８との間に
設けられていてスペーサ７０の距離を横断するようにな
った延長部分を有している。接点８０の長さが延長され
ているので、追加の安定化要素８９が、ニードルアイ状
の柔軟な部分８６と固定部材８８との間に設けられてい
る。上記追加の安定化要素は、スペーサ７０の中に形成
された通路７５の壁部に係合して、接点８０の横方向の
運動を拘束することができる。これにより、接点テール
８４は、プリント回路基板のスルーホールの中に挿入す
るための正確な位置に位置決めされる。
【００３０】図１１及び図１２を参照すると、スペーサ
７０が設けられるために、再構成された装着クリップ９
０が設けられる。装着クリップ９０は、上述の装着クリ
ップ７０と実質的に同じであって、ベース９４から上方
に伸長する接点フィンガ９２を有している。装着テール
９６が、ベース９４から直角に伸長している。装着テー
ル９６は、プリント回路基板の装着開口に機械的及び電
気的に係合するための柔軟な部分９９を有している。装
着テールの長さが延長されているので、固定槍状部９７
が、柔軟な部分９９に隣接して装着テール９６に設けら
れている。固定槍状部９７は、図１１に示すように、ス
ペーサ７０の壁部に係合して、装着テールをスペーサの
中で拘束することができる。
７０が設けられるために、再構成された装着クリップ９
０が設けられる。装着クリップ９０は、上述の装着クリ
ップ７０と実質的に同じであって、ベース９４から上方
に伸長する接点フィンガ９２を有している。装着テール
９６が、ベース９４から直角に伸長している。装着テー
ル９６は、プリント回路基板の装着開口に機械的及び電
気的に係合するための柔軟な部分９９を有している。装
着テールの長さが延長されているので、固定槍状部９７
が、柔軟な部分９９に隣接して装着テール９６に設けら
れている。固定槍状部９７は、図１１に示すように、ス
ペーサ７０の壁部に係合して、装着テールをスペーサの
中で拘束することができる。
【００３１】本発明の代表的な実施例を図面を参照して
説明したが、本発明は、そのような厳密な実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲又は精神から逸脱す
ることなく、当業者が他の種々の変形及び変更を行うこ
とができることを理解する必要がある。
説明したが、本発明は、そのような厳密な実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲又は精神から逸脱す
ることなく、当業者が他の種々の変形及び変更を行うこ
とができることを理解する必要がある。
【図１】本発明のプリント回路基板コネクタを底部から
見て示す斜視図である。
見て示す斜視図である。
【図２】図１のプリント回路基板コネクタを示す垂直断
面図である。
面図である。
【図３】図１のプリント回路基板コネクタを一部断面で
示す長手方向の端面図である。
示す長手方向の端面図である。
【図４】図１のプリント回路基板コネクタに使用される
装着クリップを示す斜視図である。
装着クリップを示す斜視図である。
【図５】本発明のプリント回路基板コネクタの接点を形
成するために使用される打ち抜き金属を示す平面図であ
る。
成するために使用される打ち抜き金属を示す平面図であ
る。
【図６】図５の打ち抜き接点を示す斜視図である。
【図７】図５の打ち抜き接点を示す端面図である。
【図８】図５の打ち抜き接点を示す平面図である。
【図９】本発明のプリント回路基板の電気的な接続アセ
ンブリの別の実施例を底部から見て示す斜視図である。
ンブリの別の実施例を底部から見て示す斜視図である。
【図１０】図９の接続アセンブリの垂直断面図である。
【図１１】図９の接続アセンブリを一部断面で示す端面
図である。
図である。
【図１２】図９の接続アセンブリと組み合わせて使用さ
れる装着クリップの斜視図である。
れる装着クリップの斜視図である。
【図１３】図９の接続アセンブリに使用される打ち抜き
接点を示す端面図である。
接点を示す端面図である。
【図１４】図９の接続アセンブリに使用される打ち抜き
接点を示す平面図である。
接点を示す平面図である。
１０ コネクタ １２ ハウジング １４ 接続面 １６ 装着面 １８ 耳状部 ２０ 接点 ２２ 接続端 ２４ 接点テール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ティー．ドイル アメリカ合衆国．38017 テネシー，コリ エールヴィル，エヴァンス ヴィュー レ ーン 688
Claims (13)
- 【請求項１】 複数の電気接点を形成する方法であっ
て、 導電材料から成る第１の打ち抜き用金属ストリップを準
備する工程と、 前記打ち抜き用ストリップから接点パターンを打ち抜
き、該接点パターンにより、並置された複数の細長い接
点要素を形成して、これら接点要素の各々に、第１の接
続端と、これとは反対側の第２の接続端と、これら第１
及び第２の接続端の間の接点固定部材とを設け、前記一
つの接点要素の前記第１の接続端、前記第２の接続端及
び前記固定部材を隣接する接点要素と横方向において整
合しないようにする打ち抜き工程と、 前記接点要素を再構成して、前記第１の接続端、前記第
２の接続端及び前記固定部材を横方向において整合させ
る再構成工程とを備えることを特徴とする方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載の方法において、 前記打ち抜き工程は、 前記固定部材を横方向に伸長させて隣接する接点要素の
固定部材が、ある長手方向の寸法に沿って重なるよう
に、前記接点パターンを形成する工程を含むことを特徴
とする方法。 - 【請求項３】 請求項２に記載の方法において、 前記打ち抜き工程は、 前記接点要素の中の前記一つの接点要素が、前記隣接す
る接点要素よりも大きな長手方向の長さを有するよう
に、前記接点パターンを形成する工程を含むことを特徴
とする方法。 - 【請求項４】 請求項３に記載の方法において、 前記再構成工程は、 前記接点要素の中の少なくとも１つの接点要素に段を設
ける工程を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項５】 電気コネクタであって、 協働するコネクタに接続される接続面、及び、該接続面
とは反対側にあってプリント回路基板に固定される装着
面を有する細長い絶縁ハウジングと、 接続端、該接続端の反対側のテール、及び、前記接続端
と前記テールとの間の固定部材を有する複数の電気接点
とを備えており、 前記電気接点は各々、前記接続端と前記テールとの間で
測定した場合に実質的に同一の接点長さを有しており、
また、前記固定部材は、前記接点長さに沿って実質的に
同じ箇所に設けられており、 前記電気接点は、前記接続端が前記接続面の付近に位置
し、また、前記テールが前記プリント回路基板に固定さ
れるように前記装着面から外方に伸長した状態で、前記
ハウジングの中に支持されており、 前記ハウジングは、前記装着面に隣接する複数の接点支
持部材を有しており、これら接点支持部材の中の少なく
とも１つは、他の接点支持部材よりも前記接続面に接近
した箇所に位置しており、これにより、少なくとも１つ
の電気接点の前記接続端が、他の電気接点とは異なる長
手方向の位置に位置するように構成されたことを特徴と
する電気コネクタ。 - 【請求項６】 請求項５に記載の電気コネクタにおい
て、前記接点固定部材は、横方向を向いた接点肩部を有
していることを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項７】 請求項６に記載の電気コネクタにおい
て、前記接点支持部材は、前記接点肩部に当接して係合
する支持面を有していることを特徴とする電気コネク
タ。 - 【請求項８】 電気コネクタであって、 協働するコネクタに接続される接続面、及び、該接続面
の反対側にあってプリント回路基板に装着される装着面
を有する細長い絶縁ハウジングと、 接続端、及び、該接続端の反対側にあって前記プリント
回路基板のスルーホールに挿入されるように前記装着面
から伸長しているテールを有していて、前記ハウジング
の中に支持されている複数の電気接点と、 前記ハウジングの中に支持されているコネクタ固定クリ
ップとを備えており、 前記コネクタ固定クリップは各々、前記ハウジングの前
記装着面に沿って伸長している第１の部分と、該第１の
部分から実質的に直角に伸長して前記プリント回路基板
の装着開口に挿入されるようになされている第２の部分
とを含むＬ字型の要素を有しており、前記コネクタ固定
クリップは、前記Ｌ字型の要素の前記第１及び第２の部
分に沿って伸長するニードルアイ状の柔軟な部分を有す
るように構成されたことを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項９】 請求項８に記載の電気コネクタにおい
て、前記コネクタ固定クリップは、導電性を有してい
て、前記プリント回路基板と前記協働するコネクタとの
間に電気的な接続を確立するように構成されたことを特
徴とする電気コネクタ。 - 【請求項１０】 請求項９に記載の電気コネクタにおい
て、前記絶縁ハウジングは、前記装着面から伸長してい
るハウジング脚部を備えており、これにより、前記装着
面を前記プリント回路基板の上方に隔置させて、前記Ｌ
字型の要素の前記第１の部分を前記プリント回路基板か
ら離れた状態で位置させるように構成されたことを特徴
とする電気コネクタ。 - 【請求項１１】 電気コネクタアセンブリであって、 協働する電気コネクタに接続される接続面、及び、該接
続面の反対側にあってプリント回路基板に隣接して固定
される装着面を有する細長い絶縁ハウジングと、 前記ハウジングの中で支持されていて、前記接続面に隣
接する接続端、及び、前記装着面から伸長していて前記
プリント回路基板のスルーホールに挿入されるようにな
された接点テールを有する複数の細長い電気接点と、 前記絶縁ハウジングの前記装着面に取り付けることので
きる細長いコネクタスペーサとを備えており、 該コネクタスペーサは、前記テールが貫通することを許
容する通路を有すると共に、前記絶縁ハウジングを前記
プリント回路基板から隔置させるように構成されたこと
を特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項１２】 請求項１１に記載の電気コネクタアセ
ンブリにおいて、前記通路は、隣接する接点テールの間
に電気絶縁を確立する通路壁部によって形成されている
ことを特徴とする電気コネクタアセンブリ。 - 【請求項１３】 請求項１２に記載の電気コネクタアセ
ンブリにおいて、前記電気接点は、前記テールに隣接す
る安定化要素を有しており、該安定化要素は、前記通路
壁部に摩擦力で係合して、前記安定化要素から伸長する
前記テールを安定化させるように構成されたことを特徴
とする電気コネクタアセンブリ。
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