JPH11164434A - 電線被覆剥離装置の電線クランプ機構 - Google Patents

電線被覆剥離装置の電線クランプ機構

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JPH11164434A
JPH11164434A JP9310073A JP31007397A JPH11164434A JP H11164434 A JPH11164434 A JP H11164434A JP 9310073 A JP9310073 A JP 9310073A JP 31007397 A JP31007397 A JP 31007397A JP H11164434 A JPH11164434 A JP H11164434A
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JP
Japan
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electric wire
clamp
torque
wire
main gear
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Pending
Application number
JP9310073A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Kato
信彦 加藤
Toshio Suzuki
俊夫 鈴木
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Hitachi Science Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Science Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電線の被覆に傷を付けることなく、安定したト
ルクによって確実にクランプできる電線被覆剥離装置の
電線クランプ機構を提供する。 【解決手段】各種電線の被覆を機械的に剥離する電線被
覆剥離装置において、剥離力に対抗する保持力を電線に
与える手段として、電線の芯方向に対し、無段階に移動
するクランプ爪を有するクランプスライド機構と、前記
クランプ爪のクランプ位置に無関係に一定トルクを発生
するトルク発生機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線の被覆を機械
的に剥離する電線被覆剥離装置に係り、さらに詳細に
は、電線のサイズおよび材質にとらわれることなく確実
にクランプできる電線クランプ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】電線を用いた配線作業には、塩ビ系電
線、ゴム系電線等、多種多様な電線が使用されている。
そして、その配線作業には、前準備として電線の被覆を
剥離する作業が必ず行われる。電線の被覆剥離作業を手
作業で行う場合、細いサイズの電線はともかく、太いサ
イズの場合、作業者にとって非常に手間のかかる作業で
あり、機械化が要望される。
【0003】従来使用されている電線クランプ機構は、
主に図6に示すようにエアシリンダ23を用いて、電線
を両側から挟み込む構造をしているのがほとんどであ
り、この構造によれば、エアーの圧力でクランプ力が決
まってしまい、任意にクランプ力を調整することが不可
能であった。
【0004】クランプ力を任意に調整できる特開平7−
15821号公報の例をみると、図5に示すような構造
をしており、動力伝達系は、電線を確実に保持するクラ
ンプ爪とクランプ爪部に対し一定トルクを発生させるト
ルク保持機構により構成され、クランプ爪部とトルク保
持機構は、それぞれ、従動プーリと主動プーリを介して
ベルトで連結されていた。この構成によれば、電線の外
径寸法にとらわれずに常に安定したトルクを発生させる
ことができるが、ある程度クランプしにくい電線に強度
をあわせるため、柔らかい被覆に傷がつくおそれがあ
り、またトルク保持機構部が構造的に複雑であり、高価
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、図6に
示す従来技術では、エアーの圧力でクランプ力が決まっ
てしまうので、強度の弱い被覆や柔らかい材質を使用し
た電線等、被覆の材質によっては被覆に必要以上にクラ
ンプ部分が食い込んでしまい、またエアー圧の変動によ
り、クランプ力も変動し、常に安定したクランプ力を維
持することが困難であった。
【0006】一方、特開平7−15821号公報に開示
されたものは、あらゆる被覆材質に対応したものであ
り、ケーブル外径にとらわれずに常に安定したトルクを
発生させるためには優れているが、比較的被覆が硬く、
クランプしにくいケーブルに強さをあわせるため、やわ
らかい被覆に傷が付く恐れがあった。また、トルク保持
機構部が高価であった。さらに、材質に合わせての電線
の挟みつけトルクの調整には機械的な調整が必要であっ
た。
【0007】本発明の目的は、電線の被覆に傷を付ける
ことなく、安定したトルクによって確実にクランプでき
る電線被覆剥離装置の電線クランプ機構を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、各種電線の
被覆を機械的に剥離する電線被覆剥離装置において、剥
離力に対抗する保持力を電線に与える手段として、電線
の芯方向に対し、無段階に移動するクランプ爪を有する
クランプスライド機構と、前記クランプ爪のクランプ位
置に無関係に一定トルクを発生するトルク発生機能を有
する電線クランプ機構によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2は本発明の一実施例で
あるクランプ爪スライド機構部とトルク発生制御回路の
概略図である。
【0010】クランプスライド機構部は、対象電線をク
ランプする2個のクランプ板12と、このクランプ板1
2を駆動するための駆動用クランプモータ3、および正
逆トルクを伝達するためのギアヘッド4と、駆動ギア
2、メインギア5とクランプ板12を対象電線の芯方向
にガイドするクランプ案内板8とからなり、クランプ板
12の近傍には対象電線の電線挿通穴1を設け、電線挿
通穴1内を挿通した対象電線のクランプと開放とを行う
ようになっている。
【0011】クランプ板12上にはベアリング11が取
り付けられ、メインギア5に設けられた螺旋溝6とクラ
ンプ案内板8に設けられた案内溝10とによりガイドさ
れている。また、クランプモータ3は、ギアヘッド4を
介して駆動ギア2と連結し、この駆動ギア2はメインギ
ア5と連結されている。
【0012】図2にクランプモータおよびその制御を行
うクランプ制御回路を示す。
【0013】クランプモータ3には位相制御回路15が
接続され、一定電圧がクランプモータ3に印加されるよ
うになっている。また、位相制御回路15にはトルク調
整用摘み14が取り付けられており、トルクを任意に設
定できるようになっている。トルク調整摘み14には目
盛がふってあり、設定したトルク量が目視で確認できる
ようになっている。
【0014】さらに本装置の構成をより詳しく、動作を
まじえながら説明する。
【0015】図1において、対象電線はクランプ部の電
線挿通穴1を通すことで本装置内にセッティングされ
る。セッティング完了後、例えばパネルスイッチまたは
フットスイッチ等により動作を開始し、クランプモータ
3を回転させる。クランプモータ3に直結したギアヘッ
ド4を介し駆動ギア2が回転をすることにより、駆動ギ
ア2に連結されたメインギア5が回転する。
【0016】図1に示すごとく、メインギア5には螺旋
溝6が施され、クランプ板12と一体構造のベアリング
11が、螺旋溝6にガイドされている。
【0017】クランプ板12は、クランプ板案内板8の
スライド溝10にはめ込まれ、その両サイドがガイドさ
れている。メインギア5が(A)方向に回転すると、螺
旋溝6の螺旋運動がベアリング11の回転運動により直
線運動に変化し、クランプ板12はスライド溝10に沿
ってクランプ部電線挿通穴1の中心に向かって移動す
る。
【0018】図1に示すごとく、180°ピッチ間隔で
2個のクランプ板12を配置すれば、電線のサイズと関
係なく、前記対象電線は上下2点で確実にクランプされ
る。
【0019】図2に安定したトルクを発生するための位
相制御回路を示す。
【0020】電源に接続された位相制御回路15は駆動
モータ3に接続されている。また、正逆転切替スイッチ
19により、駆動モータ3の正逆転の切り替えを行うこ
とでクランプ機構の開閉を制御する。
【0021】位相制御回路15にはトルク調整用摘み1
4が接続され、トルク調整用摘み14により無段階にト
ルクを調整・設定することができる。
【0022】図3に位相制御により電源の波形が制御さ
れる様子を示す。図3(a)は電源の正弦波を示し、最
大トルクを発生している場合を示す。硬い材料を挟みこ
んだ場合の例である。図3(b)は位相制御回路によっ
て出力される電圧波形を示し、加圧される電源が制限さ
れることによりトルクが制御されることがわかる。柔ら
かい材質、傷付きやすい材質からなる被覆を挟み込んだ
場合の例である。
【0023】また、図4に応用例として、電線17の被
覆20に接触できる位置に配置された弾性検出器16に
よって各種電線の被覆20の弾力を検出し、その出力を
CPU18で受け取り、弾力に応じてCPU18の指令
により位相制御回路15を制御することで、各種電線に
対応した挟み付けトルクを自動的に変更することが可能
である。これは頻繁に材質の異なる電線の被覆を剥離す
る場合に自動的に位相制御量を調整することで挟みトル
クを調整でき、大幅な省力化が図れる。
【0024】以上、本実施例によれば、多種多様な被覆
材質およびサイズの電線被覆を傷付けることなく確実に
クランプすることがでる。また、電線の材質変更時には
トルク調整摘みにより簡単にトルクを調整することがで
きる。さらに、弾性検出器を装備することで自動的にト
ルク調整も可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、以下に記載されるよう
な効果を奏する。
【0026】クランプ機構は電線を挟むトルクが可変で
あることで、材質、サイズにあわせて最適の挟みトルク
を調整、設定し、電線の被覆に傷を付けることなく、確
実に電線を挟むことができ、頻繁な電線の形状、材質の
変更においても、トルク調整用摘みのみの調整で済むの
で省力化が図れ、特に頻繁な電線の変更を要求される多
種多様な電線を扱う市場においては効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略図である。
【図2】位相制御回路の概略図である。
【図3】クランプモータの位相制御時の制御波形を示す
図である。
【図4】弾性検出器を付属した場合の応用例を示す図で
ある。
【図5】従来の技術例を示す図である。
【図6】図5と異なる従来の技術例を示すである。
【符号の説明】
1…電線挿通穴、2…駆動ギア、3…クランプモータ、
4…ギアヘッド、5…メインギア、6…螺旋溝、7…止
めネジ、8…クランプ板案内板、9…ベース板、10…
スライド溝、11…ベアリング、12…クランプ板、1
3…トルク調整回路、14…トルク調整摘み、15…位
相制御回路、16…弾性検出器、17…電線、18…C
PU、19…正逆転切替スイッチ、20…被覆、21…
芯線、22…弾性検出回路、23…エアーシリンダ、2
4…クランプ爪。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種電線の被覆を機械的に剥離する電線
    被覆剥離装置において、剥離力に対抗する保持力を電線
    に与える手段として、電線の芯方向に対し、無段階に移
    動するクランプ爪を有するクランプスライド機構と、前
    記クランプ爪のクランプ位置に無関係に一定トルクを発
    生するトルク発生機能を有することを特徴とする電線ク
    ランプ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記クランプスライ
    ド機構は、前記クランプ爪が案内板に設けられたガイド
    溝にガイドされ、前記クランプ爪に取り付けられたベア
    リングがメインギアの螺旋溝部に挿入され、メインギア
    に回転を与えることで前記クランプ爪が案内板のガイド
    溝に沿って電線の芯方向へ移動する構成としたことを特
    徴とする電線クランプ機構。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記トルク発生機能
    は、一定トルクでクランプを行う手段として、モータ印
    加電圧を制御する制御回路を有することを特徴とする電
    線クランプ機構。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記トルク発生機能
    は、一定した保持力を発生させる手段として、前記電線
    クランプ爪の押圧力を電圧制御で任意に調整設定する制
    御回路を有し、調整用つまみにより調整量を任意に目盛
    上で目視で設定する構成としたことを特徴とする電線ク
    ランプ機構。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記トルク発生機能
    は、電線の被覆の弾性を自動的に検知する弾性検出器を
    有し、弾性度から位相制御量を認識し、トルクを連続的
    に自動的に可変する構成としたことを特徴とする電線ク
    ランプ機構。
JP9310073A 1997-11-12 1997-11-12 電線被覆剥離装置の電線クランプ機構 Pending JPH11164434A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7810230B2 (en) 2006-12-28 2010-10-12 Tyco Electronics Japan G.K. Sealing member fitting apparatus
CN106094108A (zh) * 2016-06-29 2016-11-09 国网山东省电力公司济南供电公司 一种光纤纵向开剥装置
CN108630997A (zh) * 2018-03-23 2018-10-09 安徽海容电源动力股份有限公司 一种稀土电池加工固定装置
CN112242675A (zh) * 2020-11-12 2021-01-19 国网河南省电力公司平顶山供电公司 一种电缆线剥离装置

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