JPH1116251A - 光学的記憶装置 - Google Patents

光学的記憶装置

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JPH1116251A
JPH1116251A JP9166943A JP16694397A JPH1116251A JP H1116251 A JPH1116251 A JP H1116251A JP 9166943 A JP9166943 A JP 9166943A JP 16694397 A JP16694397 A JP 16694397A JP H1116251 A JPH1116251 A JP H1116251A
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optical storage
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亨 池田
Shigetomo Yanagi
茂知 柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】隣接トラックのデータを破壊することのない最
適な記録パワーを設定する。 【解決手段】ビーム光を発光するレーザダイオードを有
し、隣接トラック確認部205により、所定の発光パワ
ーによるレーザダイオードの発光駆動で媒体のテスト領
域に第1テストパターンの試し書きを行い、次にテスト
領域の特定トラックの特定セクタ242を指定して第2
テストパターンを規定回数の試し書きした後に隣接セク
タ244を再生してデータ破壊のないことを確認して最
適パワーとして設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOカートリッジ
等の書替え可能な媒体を用いた光学的記憶装置に関し、
特に、媒体ローディング時にレーザダイオードの発光パ
ワーを効率的に最適パワーに調整する光学的記憶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、近年急速に発展するマル
チメディアの中核となる記憶媒体として注目されてお
り、例えば3.5インチのMOカートリッジを見ると、
旧来の128MBや230MBに加え、近年にあって
は、540MBや640MBといった高密度記録の媒体
も提供されつつある。このため、光ディスクドライブと
しては、現在入手できる180MB、230MB、54
0MB及び640MBといった全ての媒体を使用できる
ことが望まれる。
【0003】ところで、光ディスクドライブに使用する
MOカートリッジにあっては、媒体トラックをゾーン分
割し、ゾーン毎のセクタ数を同一としたZCAV記録
(ゾーン定角速度記録)を採用している。MO媒体のゾ
ーン数は、従来の128MB媒体では1ゾーン、230
MB媒体では10ゾーンとなっているが、近年実用化さ
れた540MBや640MBといった高密度のPWM記
録媒体にあっては、記録密度の向上に伴って媒体のトラ
ックピッチが狭くなり、ゾーン数も増加している。
【0004】即ち、640MB媒体は11ゾーンと少な
いが、540MB媒体では18ゾーンとなっている。通
常、MOカートリッジを使用する光ディスク媒体の場
合、媒体毎に最適な記録パワーに相違があることから、
媒体をローディングした際に、ゾーン毎に試し書きを行
って最適な記録パワーに調整する発光調整を行ってい
る。
【0005】また従来の128MBや230MB媒体
は、ピットポジション変調(PPM)による記録であ
り、発光パワーはイレーズパワーと記録パワーの2段階
の変化でよい。これに対し540MBや640MBのP
WM媒体では、記録密度を高めるためにパルストレイン
による記録を採用している。パルストレイン記録では、
発光パワーを、イレーズパワー、第1ライトパワー、及
び第2ライトパワーの3段階に変化させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ディ
スク媒体の高密度化を実現するためにトラック間ピッチ
を狭めた場合、隣接トラックに対して熱伝導が起こりや
すくなるため、レーザダイオードによる試し書きによっ
て最適な記録パワーを決めていても、目的トラックに対
する記録は適切にできるが、隣接トラックを消去してし
まったり、隣接トラックのデータが漏れ込んでしまう等
の問題が発生する可能性が考えられる。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、記録時の隣接するトラックへの漏れ込みに
よるデータ破壊を起すことのなく最適な記録パワーを設
定できるようにした光学的記憶装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明の光学的記憶装置は、図1(A)のよ
うに、ビーム光を発光するレーザダイオードを有し、隣
接トラック確認部205により、所定の発光パワーによ
るレーザダイオードの発光駆動で、少なくとも隣接する
2トラックに第1テストパターンと第2テストパターン
を順番に試し書きした後に、先に第1テストパターンを
試し書きした隣接トラックを再生してデータ破壊の有無
を確認し、データ破壊がなかった場合に試し書きした発
光パワーを記録パワーとすることを特徴とする。
【0009】また本発明の変形にあっては、隣接トラッ
ク確認部205により、所定の発光パワーによるレーザ
ダイオードの発光駆動で少なくとも隣接する3トラック
の中央のトラックに第1テストパターンを、両側の2ト
ラックに第2テストパターンを順番に試し書きした後
に、先に第1テストパターンの試し書きした隣接トラッ
クを再生してデータ破壊の有無を確認し、データ破壊が
なかった場合に試し書きした発光パワーを記録パワーと
してもよい。
【0010】このような本発明の光学的記憶装置によれ
ば、記録パワーが決定された後に、決定された記録パワ
ーで試し書きを行って隣接トラックのデータ破壊がない
ことを確認して初めて実際の媒体記録に使用する有効な
記録パワーとして設定され、トラック間隔を狭めて高密
度化した媒体であっても、設定された記録パワーにより
隣接トラックのデータを破壊したり、隣接トラックから
のデータの漏れ込みを受けることなく、最適な記録が実
現できる。
【0011】隣接トラック確認部205は、図1(B)
のように、テストライト領域240を最初に第1テスト
パターンで試し書きし、次のその中の特定トラックの同
一位置242を予め定めた回数だけ第2テストパターン
で試し書きした後に、先に第1テストパターンを試し書
きした隣接トラック位置244を再生してデータ破壊を
確認する。隣接トラック確認部205は、媒体の最内周
又は最外周に存在するユーザ未使用領域の一部で試し書
きによる隣接トラックのデータ破壊の有無を確認する。
したがって、最適パワーを決定する試し書きを行っても
ユーザデータは保証される。
【0012】更に、発光ダイオードの発光パワーの調整
により最適記録パワーを決定して隣接トラック確認部2
05の試し書きに使用する記録パワー初期値を決定する
記録パワー調整部204を設ける。隣接トラック確認部
205は、記録パワー調整部で決定した最適記録パワー
そのものを初期値として試し書きしてもよいし、最適記
録パワーよりも高めの記録パワーを初期値として試し書
きしてもよい。
【0013】記録パワー調整部204は、発光ダイオー
ドの発光パワーを調整して媒体に試し書きしながら最適
記録パワーを決定する、即ち、記録パワー調整部204
は、レーザダイオードの記録パワーを段階的に徐々に低
下させながら所定のテストパターンを媒体に試し書きし
た後に再生して元のテストパターンと比較してデータの
不一致個数を計数し、この不一致個数が所定の閾値を超
える記録パワーを下限記録パワーとして検出し、下限記
録パワーに所定のオフセットを加算した値を最適記録パ
ワーに決定する。
【0014】隣接トラック確認部205は、隣接トラッ
クの再生確認が正常に終了した場合、テストライト領域
240を初期化記録(イレーズ)する。隣接トラック確
認部205は、隣接トラックのデータ破壊の判断として
は次のいずれかとする。 隣接トラックから再生したRF信号のピーク検波信号
のレベル変化が規定値以上であることを検出してデータ
破壊と判断する。
【0015】隣接トラックの記録データと再生データ
を比較し、ビット誤り個数が規定値以上に増加したこと
を検出してデータ破壊と判断する。 隣接トラックの再生データに対するECC誤り訂正数
が規定値以上に増加したことを検出してデータ破壊と判
断する。 隣接トラック確認部205は、試し書きにより隣接トラ
ックのデータ破壊を確認した場合は、所定の記録下限パ
ワーまで徐々にパワーを減少させながら試し書きを繰り
返して隣接トラックのデータが破壊されない記録パワー
を求める。この場合、隣接トラック確認部205は、媒
体上での位置を変えながら2回目以降の試し書きにより
隣接トラックのデータ破壊の有無を確認する。
【0016】隣接トラック確認部205は、記録下限パ
ワーまで徐々にパワーを減少させて試し書きを繰り返し
ても隣接トラックのデータが破壊された場合は、媒体の
異なる位置で再度試し書きにより記録パワーを求める処
理を最初からやり直す。このとき、隣接トラック確認部
は、最適フォーカス点をサーチして自動焦点制御のオフ
セット値(目標値)を最適化した後にやり直す。
【0017】最適フォーカス点のサーチは次のいずれか
とする。 対物レンズ位置を調整した際に、媒体戻り光から検出
されたトラッキングエラー信号が最大となるレンズ位置
を与えるオフセット値を最適フォーカス点とする。 対物レンズ位置を調整した際に、媒体戻り光から検出
されたRF再生信号の最大となるレンズ位置を与えるオ
フセット値を最適フォーカス点とする。
【0018】対物レンズ位置を調整した際に、媒体戻
り光を電気信号に変換する4分割ディテクタの総和信号
が最大となるレンズ位置をを与えるオフセット値最適フ
ォーカス点とする。 隣接トラック確認部205は、媒体のテストライト領域
240の全トラックに、第1テストパターンとして最長
マーク長パターンを最初に試し書きする。このテストラ
イト領域240の全トラックに対する最長マーク長パタ
ーンの試し書きが済んだら、トラックT1の特定セクタ
242を指定して第2テストパターンとして最短マーク
長パターンを規定回数試し書きし、その後に隣接セクタ
244の最長マーク長記録パターンを再生してデータ破
壊の有無を判断する。
【0019】また第2テストパターンとしては、最短マ
ーク長パターンの代わりに装置動作上の最高パワーを初
期値としたDC発光パターンを使用して規定回数の試し
書きを行い、その後に隣接トラックの最長マーク長記録
パターンを再生してデータ破壊の有無を判断してもよ
い。このような相関の小さい最長マーク長パターンと最
短マーク長パターンを隣接した2つのトラックに試し書
きすることで、隣接トラックにおけるデータ破壊の有無
の確認が少ないデータ量で効率良くできる。
【0020】隣接トラック確認部205による試し書き
による記録パワーの設定タイミングは、次のようにな
る。 装置温度により媒体の最適記録パワーが変化すること
から、装置の環境温度変化が規定値以上の時に、試し書
きして記録パワーを再設定する。 装置の使用時間の増加に伴って最適な記録パワーがず
れてくる可能性があるため、前回の試し書きからの経過
時間を監視し、所定の試し書き有効時間経過後に再度試
し書きして記録パワーを再設定する。
【0021】上位装置からのアクセスに対しオーバタ
イム等のエラーが発生した場合に対処するため、上位装
置からのコマンド指示によって試し書きして記録パワー
を再設定する。 更に、隣接トラック確認部205は、〜のタイミン
グで記録パワーの調整を実行する際には、試し書きする
媒体の位置を毎回変えながら、試し書きにより記録パワ
ーを再設定する。
【0022】
【発明の実施の形態】
<目 次> 1.装置構成 2.発光調整 3.最適ライトパワー調整 4.隣接トラック確認処理 1.装置構成 図2は本発明の光学的記憶装置である光ディスクドライ
ブの回路ブロック図である。本発明の光ディスクドライ
ブは、コントローラ10とエンクロージャ12で構成さ
れる。コントローラ10には光ディスクドライブの全体
的な制御を行うMPU14、上位装置との間でコマンド
及びデータのやり取りを行なうインタフェースコントロ
ーラ16、光ディスク媒体へのライトデータのフォーマ
ット処理とリードデータに対するECC処理を行うフォ
ーマッタ18、MPU14,インタフェースコントロー
ラ16及びフォーマッタ18で共用されるバッファメモ
リ20を備える。
【0023】フォーマッタ18に対してはライト系統と
してエンコーダ22とレーザダイオード制御回路24が
設けられ、レーザダイオード制御回路24の制御出力は
エンクロージャ12側の光学ユニットに設けたレーザダ
イオードユニット30に与えられている。レーザダイオ
ードユニット30はレーザダイオードとモニタ用の受光
素子を一体に備える。
【0024】レーザダイオードユニット30を使用して
記録再生を行う光ディスク、即ち書替え可能なMOカー
トリッジ媒体として、この実施形態にあっては128M
B、230MB、540MB及び640MBのいずれか
を使用することができる。このうち128MB及び23
0MBのMOカートリッジ媒体については、媒体上のマ
ークの有無に対応してデータを記録するピットポジショ
ン記録(PPM記録)を採用している。また媒体の記録
フォーマットは、ZCAVであり、128MBは1ゾー
ン、230MBは10ゾーンである。
【0025】一方、高密度記録となる540MB及び6
40MBのMOカートリッジ媒体については、マークの
エッジ即ち前縁と後縁をデータに対応させるパルス幅記
録(PWM記録)を採用している。ここで、640MB
と540MBの記憶容量の差はセクタ容量の違いによる
もので、セクタ容量が2KBのとき640MBとなり、
一方、512Bのときは540MBとなる。また媒体の
記録フォーマットはZCAVであり、640MBは11
ゾーン、540MBは18ゾーンである。
【0026】このように本発明の光ディスクドライブ
は、128MB、230MB540MBまたは640M
Bの各記憶容量のMOカートリッジに対応可能である。
したがって光ディスクドライブにMOカートリッジをロ
ーディングした際には、まず媒体のID部をリードし、
そのピット間隔からMPU14において媒体の種別を認
識し、種別結果をフォーマッタ18に通知することで、
128MBまたは230MB媒体であればPPM記録に
対応したフォーマット処理を行い、540MBまたは6
40MB媒体であればPWM記録に従ったフォーマット
処理を行うことになる。
【0027】フォーマッタ18に対するリード系統とし
ては、デコーダ26、リードLSI回路28が設けられ
る。リードLSI回路28に対しては、エンクロージャ
12に設けたディテクタ32によるレーザダイオード3
0からのビームの戻り光の受光信号が、ヘッドアンプ3
4を介してID信号及びMO信号として入力されてい
る。
【0028】リードLSI回路28にはAGC回路、フ
ィルタ、セクタマーク検出回路、シンセサイザ及びPL
L等の回路機能が設けられ、入力したID信号及びMO
信号よりリードクロックとリードデータを作成し、デコ
ーダ26に出力している。またスピンドルモータ40に
よる媒体の記録方式としてゾーンCAVを採用している
ことから、リードLSI回路28に対してはMPU14
より、内蔵したシンセサイザに対しゾーン対応のクロッ
ク周波数の切替制御が行われている。
【0029】ここでエンコーダ22の変調方式及びデコ
ーダ26の復調方式は、フォーマッタ18による媒体種
別に応じ、128MB及び230MBについてはPPM
記録の変調及び復調方式に切り替えられる。一方、54
0及び640MBの媒体については、PWM記録の変調
及び復調方式に切り替えられる。MPU14に対して
は、エンクロージャ12側に設けた温度センサ36の検
出信号が与えられている。MPU14は、温度センサ3
6で検出した装置内部の環境温度に基づき、レーザダイ
オード制御回路24におけるリード、ライト、イレーズ
の各発光パワーを最適値に制御する。MPU14は、ド
ライバ38によりエンクロージャ12側に設けたスピン
ドルモータ40を制御する。
【0030】MOカートリッジの記録フォーマットはZ
CAVであることから、スピンドルモータ40を例えば
3600rpmの一定速度で回転させる。またMPU1
4は、ドライバ42を介してエンクロージャ12側に設
けた電磁石44を制御する。電磁石44は装置内にロー
ディングされたMOカートリッジのビーム照射側と反対
側に配置されており、記録時及び消去時に媒体に外部磁
界を供給する。
【0031】DSP15は、媒体に対しレーザダイオー
ド30からのビームの位置決めを行うためのサーボ機能
を実現する。このため、エンクロージャ12側の光学ユ
ニットに媒体からのビーム戻り光を受光する4分割ディ
テクタ46を設け、FES検出回路(フォーカスエラー
信号検出回路)48が、4分割ディテクタ46の受光出
力からフォーカスエラー信号E1を作成してDSP15
に入力している。ここで4分割ディテクタ46の受光部
46a,46b,46c,46dの受光信号をEa,E
b,Ec,Edとすると、フォーカスエラー信号E1
は、 E1=(Ea+Ec)−(Eb+Ed) として検出される。
【0032】このフォーカスエラー信号E1は、DSP
15に与えられ、DSP15で実現される自動焦点制御
部でフォーカスエラー信号E1を最小とするフォーカス
アクチュエータ56のフィードバック制御が行われる。
DSP15で実現される自動焦点制御部は、制御ループ
をオフした状態で対物レンズの位置を順次移動しながら
最適フォーカス点となるオフセット値(目標値)求め、
この最適フォーカス点のオフセット値を自動焦点制御ル
ープに設定し、オフセット値で決まる位対物レンズの位
置(最適フォーカス点)を基準にフォーカスエラー信号
E1を最小とするようにフィードバック制御される。こ
の最適フォーカス点ヲ与えるオフセット値の決めとして
は、トラッキングエラー信号E2が最大となるレンズ位
置、RF再生信号が最大となるレンズ位置、及び4分割
ディテクタ46の総和信号が最大となるレンズ位置の3
つがある。
【0033】TES検出回路(トラッキングエラー信号
検出回路)50は、4分割ディテクタ46の受光出力か
らトラッキングエラー信号E2を作成し、DSP15に
入力している。即ち、トラッキングエラー信号E2は、
4分割ディテクタ46の受光部46a,46b,46
c,46dの受光信号をEa,Eb,Ec,Edとする
と、 E2=(Ea+Eb)−(Ec+Ed) となる。トラッキングエラー信号E2はTZC回路(ト
ラックゼロクロス検出回路)45に入力され、トラック
ゼロクロスパルスE3を作成してDSP15に入力して
いる。
【0034】更にエンクロージャ12側には、媒体に対
しレーザビームを照射する対物レンズのレンズ位置を検
出するレンズ位置センサ52が設けられ、そのレンズ位
置検出信号(LPOS)E4をDSP15に入力してい
る。DSP15は、ビーム位置決めのため、ドライバ5
4,58,62を介してフォーカスアクチュエータ5
6、レンズアクチュエータ60及びVCM64を制御駆
動している。
【0035】ここで光ディスクドライブにおけるエンク
ロージャの概略は図3のようになる。図3において、ハ
ウジング66内にはスピンドルモータ40が設けられ、
スピンドルモータ40の回転軸のハブに対しインレット
ドア68側よりMOカートリッジ70を挿入すること
で、内部のMO媒体72がスピンドルモータ40の回転
軸のハブに装着されるローディングが行われる。
【0036】ローディングされたMOカートリッジ70
のMO媒体72の下側には、VCM64により媒体トラ
ックを横切る方向に移動自在なキャリッジ76が設けら
れている。キャリッジ76上には対物レンズ80が搭載
され、固定光学系78に設けている半導体レーザからの
ビームをプリズム82を介して入射し、MO媒体72の
媒体面にビームスポットを結像している。
【0037】対物レンズ80は図2のエンクロージャ1
2に示したフォーカスアクチュエータ56により光軸方
向に移動制御され、またレンズアクチュエータ60によ
り媒体トラックを横切る半径方向に例えば数十トラック
の範囲内で移動することができる。このキャリッジ76
に搭載している対物レンズ80の位置が、図2のレンズ
位置センサ52により検出される。レンズ位置センサ5
2は対物レンズ80の光軸が直上に向かう中立位置でレ
ンズ位置検出信号を0とし、アウタ側への移動とインナ
側への移動に対しそれぞれ異なった極性の移動量に応じ
たレンズ位置検出信号E4を出力する。 2,LD発光調整 図4は図2のコントローラ10に設けたレーザダイオー
ド制御回路24の回路ブロック図である。図4におい
て、レーザダイオードユニット30にはレーザダイオー
ド100とモニタフォトダイオード102が一体に設け
られている。レーザダイオード100は電源電圧Vccに
より駆動電流Iを受けて発光し、光学ユニットによりレ
ーザビームを生成して媒体面に照射して記録再生を行
う。
【0038】モニタフォトダイオード102はレーザダ
イオード100からの光の一部を入射し、レーザダイオ
ード100の発光パワーに比例した受光電流I0 を出力
する。レーザダイオード100に対しては、リードパワ
ー電流源104、イレーズパワー電流源106、第1ラ
イトパワー電流源108、第2ライトパワー電流源11
0が並列接続されており、それぞれリードパワー電流I
0 、イレーズパワー電流I1、第1ライトパワー電流I
2、及び第3ライトパワー電流I3を流すようにしてい
る。
【0039】即ち、リードパワー発光時にはリードパワ
ー電流I0 が流れ、イレーズパワー発光時にはリードパ
ワー電流I0 にイレーズパワー電流I1を加えた電流
(I0+I1)が流れ、第1ライトパワー発光時には更
に第1ライトパワー電流I2を加えた電流(I0 +I1
+I2)が流れる。また第2ライトパワー発光時には第
2ライトパワー電流I3をリードパワー電流I0 及びイ
レーズパワー電流I1に加えた電流(I0 +I1+I
3)が流れる。
【0040】リードパワー電流源104に対しては、自
動パワー制御部(以下「APC」という)138が設け
られている。APC138に対しては目標DACレジス
タ120及びDAコンバータ(以下「DAC」という)
136を介して、目標パワーとして規定の目標リードパ
ワーが設定されている。イレーズパワー電流源106に
対しては、EP電流指示部としてEP電流DACレジス
タ122及びDAC140が設けられる。WP1電流源
108に対してはWP1電流指示部としてWP1電流D
ACレジスタ124及びDAC142が設けられ、更に
第2ライトパワー電流源110に対してもWP2電流指
示部としてWP2電流DACレジスタ126及びDAC
144が設けられる。
【0041】このため各電流源104,106,10
8,110の電流は、対応するレジスタ120,12
2,124,126に対するDAC指示値をセットする
ことで適宜に変更することができる。ここでレジスタ、
DAC及び定電流源によって、発光電流源回路が構成さ
れている。APC138による制御は、フォトダイオー
ド102の受光電流i0 から得られたモニタ電流im が
目標リードパワーに対応したDAC136の目標電圧に
一致するようにフィードバック制御を行う。このためモ
ニタフォトダイオード102に対し、リードパワーを超
えるイレーズパワー、第1ライトパワー及び第2ライト
パワーで発光した際の受光電流を差し引いて、リードパ
ワー相当のモニタ電流im をAPCに帰還するため、差
引電流源112,114,116を設けている。
【0042】イレーズパワー用差引電流源112に対し
ては、EP差引電流指示部としてのEP差引DACレジ
スタ128及びDAC146により任意の差引電流i1
を設定することができる。第1ライトパワー用差引電流
源114に対しては、WP1差引電流指示部としてのW
P1差引DACレジスタ130及びDAC148により
任意の差引電流i2を設定することができる。更に第2
ライトパワー差引電流源116に対しても、WP2差引
電流指示部としてのWP2差引DACレジスタ132及
びDAC150によって任意の差引電流i3を設定する
ことができる。
【0043】この3つの差引電流源i1,i2,i3の
発光モードにおけるモニタ電流imは次のようになる。 リード発光時 ;im =i0 イレーズ発光時 ;im =i0 −i1 第1ライトパワー発光時;im =i0 −(i1+i
2) 第2ライトパワー発光時;im =i0 −(i1+i
3) したがって、目標リードパワーを超えるイレーズパワ
ー、第1または第2ライトパワーのいずれの発光時にあ
っても、対応する差引電流を受光電流i0 から引くこと
で、モニタ電流im はリードパワー相当の電流としてモ
ニタ電圧検出用抵抗118に流れ、APC138に帰還
される。
【0044】このためAPC138は発光パワーの如何
に関わらず、常時目標リードパワーを維持するようにリ
ードパワー電流源104を制御し、これによって規定の
イレーズパワー、第1ライトパワー及び第2ライトパワ
ーの自動パワー制御が実現される。この差引電流につい
ても、レジスタ、DACおよび定電流源によって、差引
電流源回路が構成されている。
【0045】モニタ電流im に対応したモニタ電圧検出
抵抗118によるモニタ電圧は、ADコンバータ(以下
「ADC」という)152によりディジタルデータに変
換され、モニタADCレジスタ134に入力された後、
MPU14側に読み出される。このため、ADC152
及びモニタADCレジスタ134はモニタ電流im の測
定部を構成する。
【0046】図5は図4のレーザダイオード制御回路2
4におけるPWM記録の信号、発光電流、差引電流及び
モニタ電流のタイムチャートである。いま図5(A)の
ライトゲートに同期して図5(B)のライトデータが与
えられたとすると、図5(C)のライトクロックに同期
してライトデータは図5(D)のパルス幅データに変換
される。このパルス幅データに基づき、図5(E)のよ
うに消去パルスが生成され、更に図5(F)のように第
1ライトパルスが生成される。更に図5(G)の第2ラ
イトパルスが生成される。
【0047】この第2ライトパルスは図5(D)のパル
ス幅データのパルス幅に応じたパルス数をもつ。例えば
先頭のパルス幅データについては4クロックのパルス幅
であり、次のパルス幅データは2クロックであり、次の
パルス幅データは3クロックである。これに対応して図
5(G)の第2ライトパルスは、図5(F)の第1ライ
トパルスに続いて先頭データの4クロック幅については
2パルス発生し、次の2クロック幅については0パルス
であり、3番目の3クロック幅については1パルスを発
生し、パルス幅を表わす情報を記録するようにしてい
る。
【0048】図5(H)は図5(E)(F)及び(G)
の消去パルス、第1ライトパルス及び第2ライトパルス
に基づいた発光電流とパワーであり、540MB及び6
40MBのオーバライト媒体でのPWM記録を例にとっ
ている。まずリード電流は常時流してリードパワーRP
でDC発光させている。このため、消去パルスに同期し
て発光電流(I0 +I1)が流れ、これによってイレー
ズパワーEP分アップとなり、第1ライトパルスのタイ
ミングで発光電流I2が加算されて第1ライトパワーW
P1分アップとなり、更に第2ライトパルスのタイミン
グで発光電流I3が加算されて(I0 +I1+I3)と
なって第2ライトパワーWP2分アップする。
【0049】この図5(H)の発光電流に同期して、図
5(I)に示す差引電流が図4の差引電流源112,1
14,116に流れる。即ち、イレーズパワーEP分の
アップに対応する差引電流i1が流れ、次の第1ライト
パワーWP1分のアップ分に対応する差引電流i2を加
算して差引電流(i1+i2)が流れ、更に第2ライト
パワーWP2分のアップに対応する差引電流i3を加算
して差引電流(i1+i3)が流れる。
【0050】このため図5(J)のモニタ電流im は、
図5(H)の発光電流及び発光パワーに対応した受光電
流i0 から図5(H)の差引電流を差し引いた値とな
り、発光中であっても常にリードパワー相当の一定電流
に変換され、APC138に帰還される。尚、128M
B及び230MBのオーバライト媒体のPWM記録にあ
っては、図5(H)における(RP+EP+WP1)が
イレーズパワーとなり、また(RP+EP+WP2)が
ライトパワーとなる。更に、(RP+EP)はアシスト
パワーとして図5(E)の消去パルスに同期して発光さ
れ、イレーズパワー及びライトパワーへの立ち上げを高
速にできるようにしている。
【0051】図6はPPM媒体の記録時の信号、発光電
流、差引電流及びモニタ電流のタイミングチャートであ
る。図6(A)のライトゲートに同期して図6(B)の
ライトデータが与えられたとすると、図6(C)のライ
トクロックに同期して図6(D)のピットエッジパルス
が生成される。このピットエッジパルスに対応して、図
6(E)の消去パルスと図6(F)の第1ライトパルス
が作られる。PPM記録にあっては、図6(G)の第2
ライトパルスは使用されない。
【0052】このような消去パルス及び第1ライトパル
スによる図6(H)の発光電流をレーザダイオードに流
すことで、発光パワーPが得られる。PPM記録にあっ
ては、消去パワーはリードパワーRPと同じであること
から、消去パルスのタイミングであってもリードパワー
電流I0 によるリードパワーRPによる発光が維持され
る。第1ライトパルスのタイミングでは発光電流が(I
1+I2)に増加して第1ライトパワーWP1分にイレ
ーズパワーEP分を加算したパワーとなる。図6(I)
の差引電流は第1ライトパルスの発光タイミングで差引
電流(i1+i2)を流す。これによって図6(J)の
モニタ電流im は常にリードパワーの受光電流相当に維
持される。 3.記録パワー調整 図7は、図2の光ディスクドライブのMPU14で実現
されるレーザダイオードによる記録パワー(ライトパワ
ーとイレーズパワー)を最適値に設定するための記録パ
ワー調整機能の機能ブロック図である。
【0053】図7において、MPU14によって記録パ
ワー調整部200が構成され、記録パワー調整部200
には調整タイミング判定部202、発光パワー調整部2
04、隣接トラック確認部205、及びパワーテーブル
作成部206が設けられている。記録パワー調整部20
0に対しては、レジスタ208によって装置内温度が入
力される。また記録パワー調整部200に対してはパワ
ーテーブル格納部210が設けられる。
【0054】パワーテーブル格納部210にはデフォル
トイレーズパワーテーブル212、デフォルトライトパ
ワーテーブル214及び温度補正係数テーブル216が
設けられる。例えばデフォルトイレーズパワーテーブル
212としては、図8のように、ゾーン番号i=1〜1
1に対応してデフォルトイレーズパワーが3.0〜4.
5mWとして格納されている。
【0055】またデフォルトライトパワーテーブル21
4は、図9のように、ゾーン番号i=1〜11に対応し
てデフォルトライトパワー=6.0〜11.0mWが格
納されている。更に温度補正係数テーブル216は図1
0のように、ゾーン番号i=1〜11に対応して温度補
正係数Kt=−0.1.〜0.10が格納されている。
尚、図10の温度補正係数テーブル216の温度補正係
数Ktは、装置内温度T=25℃の場合の値である。
【0056】パワーテーブル格納部210には、更にイ
レーズパワーテーブル218、第1ライトパワーテーブ
ル220及び第2ライトパワーテーブル222が設けら
れている。このため記録パワー調整部200で決定され
た最適ライトパワーを与えるデフォルト倍率をゾーン番
号に対応するデフォルトイレーズパワーテーブル21
2、デフォルトライトパワーテーブル214に掛け合わ
せることで、イレーズパワーテーブル218及び第1ラ
イトパワーテーブル220の各パワーを算出して登録す
ることができる。また第2ライトパワーテーブル222
については、予め第1ライトパワーを基準とした規定の
パワー比率が定まっていることから、デフォルトライト
パワーテーブル214からゾーン番号に対応して求めた
第1ライトパワーに規定のパワー比率を乗ずることで、
第2ライトパワーを得ることができる。更にイレーズパ
ワー、第1ライトパワー及び第2ライトパワーのそれぞ
れについては、そのときの装置内温度Tに基づいた温度
補正係数テーブル216の温度補正係数を用いた温度補
正された値を使用する。
【0057】このような記録パワー調整部200で決定
された最適ライトパワーのデフォルト値を用いたイレー
ズパワーテーブル218、第1ライトテーブル220及
び第2ライトパワーテーブル222の作成は、パワーテ
ーブル作成部206により行われる。パワーテーブル格
納部210に対してはパワー設定処理部224が設けら
れる。パワー設定処理部224は最適ライトパワーの調
整が終了した後に上位装置からのアクセスを受けた際、
レジスタ群226に示される装置内温度、媒体種別、ラ
イトまたはイレーズのアクセスモード、更にアクセスト
ラックを示すゾーン番号に基づいて、レーザダイオード
の発光制御による各種のパワー設定を行う。
【0058】このパワー設定の際にパワー設定処理部2
24は、装置内温度、媒体種別、ライトまたはイレーズ
のアクセスモード、更にゾーン番号によって、パワーテ
ーブル格納部210のイレーズパワーテーブル218、
第1ライトパワーテーブル220、第2ライトパワーテ
ーブル222及び温度補正係数テーブル216を参照
し、テーブルから検索されたデータに基づいて、図4に
示したレーザダイオード制御回路24の各レジスタに対
する電流指示値を算出して出力する。
【0059】記録パワー調整部200に設けた調整タイ
ミング判定部202は、発光パワー調整部204による
記録パワー調整タイミングを判定して起動する。調整タ
イミング判定部202は、光ディスクドライブに媒体が
ローディングされた直後は記録パワーの調整処理を起動
せず、光ディスクドライブの初期化処理が終了して上位
装置から最初のライトコマンドが発行された際に、これ
を判断して記録パワー調整部204を起動して媒体試し
書きを伴う最初の発光パワー調整処理を行わせ、続いて
隣接トラック確認部205を起動して決定された記録パ
ワーによる試し書きで隣接トラックのデータ破壊の有無
を確認させる。
【0060】一度、発光パワー調整部204及び隣接ト
ラック確認部205による記録パワー調整処理が終了す
ると、その後はライトパワー調整結果の有効時間を算出
し、調整終了からの経過時間が算出した有効時間に達し
たとき、次の記録パワー調整のため発光パワー調整部2
04及び隣接トラック確認部205の処理を順次起動す
る。また経過時間が有効時間に達するまでの間、レジス
タ208から入力する装置内温度Tが例えば±3℃を超
えたときには、強制的に発光パワー調整部204及び隣
接トラック確認部205の起動による記録パワー調整を
行わせる。
【0061】記録パワー調整部204はローディングさ
れた媒体のユーザ未使用領域の任意のテストライト領域
を指定し、予め定めたテストパターンを媒体にライトパ
ワーを段階的に徐々に低下させながら書き込んだ後に読
み出して、元のテストパターンと比較してデータの不一
致個数を計数する処理を繰り返す。この試し書き処理に
おいて、計数された不一致個数が予め定めた最大数例え
ば1000個を超えるときのライトパワーを限界ライト
パワーとして検出する。
【0062】このようにライトパワーを段階的に低下さ
せながら限界ライトパワーを検出したならば、この限界
ライトパワーに所定のオフセットを加算した値を最適ラ
イトパワーと決定する。発光パワー調整部204におけ
るライトパワーの設定は、そのときのライトパワーデフ
ォルト値を基準としたデフォルト比率を使用して行われ
る。したがって限界ライトパワーも、限界ライトパワー
を示すデフォルト比率として検出され、これに所定のオ
フセット比を加算した値を最適ライトパワーのデフォル
ト比として決定することになる。
【0063】隣接トラック確認部205は、発光パワー
調整部204で決定されたライトパワーおよびイレーズ
パワーを使用したレーザダイオードの発光駆動で媒体の
テストライト領域での試し書きを行った後に、隣接トラ
ックを再生してデータ破壊の有無を確認し、データ破壊
がなかった場合に試し書きし使用したライトパワー及び
イレーズパワーを最適記録パワーとする。
【0064】即ち、記録パワーが決定された後に、決定
された記録パワーで試し書きを行って隣接トラックのデ
ータ破壊がないことを確認して始めて実際の媒体記録に
使用する有効な記録パワーとして設定する。このためト
ラック間隔を狭めて高密度化した540MBや640M
Bの高密度記録の媒体であっても、設定された記録パワ
ーにより隣接トラックのデータを破壊したり、隣接トラ
ックからのデータの間り込みを受けることなく、最適な
記録が実現できる。
【0065】隣接トラック確認部205の処理手順は、 テストライト領域の全トラックに第1テストパターン
を試し書き: テストライト領域の特定トラックの特定セクタ位置に
第2テストパターンを規定回数回数例書き; 第2テストパターンを試し書きしたセクタの隣接セク
タを再生してデータ破壊の有無を確認:とする。また隣
接トラック確認処理が正常に終了したら、テストライト
領域を初期化記録(イレーズ)しておく。
【0066】隣接トラック確認部205による隣接トラ
ックのデータ破壊の判断としては、再生したRF信号の
ピーク検波信号のレベル変化が規定値以上であること、
再生データを元の記録データ比較しテビット誤り個数が
規定値以上に増加したこと、或いは、再生データに対す
るECC誤り訂正数が規定値以上に増加したことを検出
してデータ破壊と判断する。
【0067】更に、隣接トラック確認部205は、試し
書きにより隣接トラックのデータ破壊を確認した場合
は、発光パワー調整部204での試し書きで求めた記録
下限パワーまで徐々にパワーを減少させて試し書きを繰
り返しながら隣接トラックのデータが破壊されない記録
パワーを求める。この場合、媒体上での確認位置を変え
ながら2回目以降の試し書きにより隣接トラックのデー
タ破壊の有無を確認する。
【0068】隣接トラック確認部205は、記録下限パ
ワーまで徐々にパワーを減少させて試し書きを繰り返し
ても隣接トラックのデータが破壊された場合は、媒体の
異なる位置で再度試し書きにより記録パワーを求める処
理を最初からやり直す。このとき、隣接トラック確認部
205は最適フォーカス点検出部207を起動し、最適
フォーカス点をサーチして自動焦点制御の目標値を与え
るオフセット値を最適化した後にやり直す。
【0069】隣接トラック確認部205の試し書きに使
用する第1テストパターンとしては例えば最長マーク長
パターンを使用し、第2テストパターンとして最長マー
ク長パターンに対し相関の小さい最短マーク長パターン
を使用し、これによって隣接トラックでのデータ破壊の
有無の確認が少ないデータ量で効率良くできるようにす
る。また第2テストパターンとしては、装置動作上の最
高パワーを初期値としたDC発光パターンを使用しても
よい。
【0070】次に、図7の発光パワー調整部200によ
る最適ライトパワーを決定するための調整処理の詳細を
フローチャートを参照して説明する。図11は本発明の
光ディスクドライブに媒体をローディングした際のディ
スク起動処理である。本発明の光ディスクドライブとし
て使用する媒体には、PPM記録媒体である128MB
媒体と230MB媒体、及びPWM記録媒体である54
0MB媒体と640MB媒体の4種類がある。図11に
おいて、ステップS1で媒体のロードを行って、図3に
示したようにスピンドルモータ40にセットして一定速
度で回転する。
【0071】続いてステップS2で、発光調整要求フラ
グFLをセットする。更にステップS3で現在時刻を初
期化し、ステップS4で現在の装置内温度Tを検出し
て、起動時の記録パワーの調整に必要な処理を終了す
る。またディスク起動処理にあっては、この記録パワー
決定のための準備処理以外に、図7に示したLD発光処
理部160の機能によるレーザダイオード制御回路に設
けている電流指示用のDACの各係数テーブルの作成、
及び発光パワーのデフォルト値を格納するパワーテーブ
ルの作成が行われ、結果として図8,図9及び図10に
示したデフォルトイレーズパワーテーブル212、デフ
ォルトライトパワーテーブル214及び温度補正係数テ
ーブル216が準備されることになる。
【0072】図12は光ディスクドライブ起動後の発光
パワー調整処理のフローチャートである。この発光パワ
ー調整処理にあっては、ステップS1で上位装置からの
発光調整要求の有無をチェックしており、もし要求があ
ればステップS4に進んでテストライトによる調整処理
を実行する。通常時にあっては上位装置からの発光調整
の要求はないことから、ステップS2に進み、調整の必
要性を判断する。
【0073】この発光調整の必要性の判断は、図7の調
整タイミング判定部202が行っている。ステップS3
で発光調整の必要性が判断されると、ステップS4に進
み、発光パワー調整部204が試し書きを実行してライ
トパワー及びイレーズパワーを決定する。次にステップ
S5に進み、ステップS4で決定したライトパワーとイ
レースパワーを使用した試し書きにより、隣接トラック
のデータ破壊の有無を確認する処理を行い、隣接トラッ
クにデータ破壊を起さない最適なライトパワーとイレー
ズパワーを求める。
【0074】続いてステップS6で現在時刻を更新し、
発光調整と隣接トラック確認により最適記録パワーが決
定された時刻を保持する。次にステップS7で現在温度
を更新し、最適記録パワーが決定されたときの装置内温
度を保持する。図13は図12のステップS3における
発光調整の必要性判断処理のフローチャートである。発
光調整の必要性判断処理にあっては、まずステップS1
で現在時刻を読み込み、ステップS2で光ディスクドラ
イブの起動から前回の発光調整までの時間Aを算出す
る。ステップS3では、起動からの時間Aを予め定めた
一定時間例えば20秒で割ることで、単位時間数Bに変
換する。
【0075】ステップS4にあっては、単位時間数Bが
8未満、即ち起動から最初のテストライトまでの時間A
が160秒未満か否かチェックする。160秒未満であ
ればステップS5に進み、単位時間数Bは4未満か、即
ち時間Aは80秒未満か否かチェックする。時間Aが8
0秒から160秒の間であった場合には、ステップS6
で単位時間数Bを3、即ち時間Aを30秒にクリップし
て、ステップS7に進む。ステップS5で時間Aが80
秒未満であった場合には、そのままステップS7に進
む。ステップS7では、前回の発光調整で決定されてい
る最適記録パワーの使用を保証する有効時間Cを算出す
る。
【0076】この場合、有効時間Cは20秒×2B (単
位時間数)とする。但し、有効時間の最大値は160秒
にリミットされる。この結果、発光調整で決定された最
適記録パワーを保証する有効時間Cは、起動から最初の
発光調整までの時間Aが160秒未満であれば2B に対
応した時間に設定される。160秒を超えた場合には、
一定の有効時間C=160秒に固定される。
【0077】このような有効時間Cの算出は、光ディス
クドライブにローディングした媒体の媒体温度が装置内
温度に安定するまでに掛かる時間に応じて可変させてい
る。即ち、媒体をローディングした直後の初期段階にあ
っては、媒体と装置内の温度の間には差があることか
ら、この段階では装置内温度に基づいた記録パワーの調
整は有効にできないことから、起動時には記録パワーの
調整は行わない。
【0078】ローディングした媒体の温度は1〜2分程
度経過すると装置内の温度に平衡してくる。そこで光デ
ィスクドライブ起動後の最初に上位装置からライトコマ
ンドが発行されたタイミングに同期して最初の発光パワ
ー調整を行う。起動後、上位装置からライトコマンドが
発行されるタイミングは様々であることから、図41の
ステップS1〜S7において、起動から最初の発光調整
までの時間Aを求め、この時間Aから次回以降の発光調
整タイミング判別のための有効時間Cを決めるようにし
ている。
【0079】ステップS7で有効時間Cが算出できたな
らば、ステップS8で、有効判定時刻Dを前回のテスト
ライト時刻に算出した有効時間Cを加えた時刻として算
出する。そしてステップS9で、現在時刻が有効判定時
刻Dを超えたか否か判定する。現在時刻が有効判定時刻
Dを超えていれば、ステップS14に進んでテス発光調
整フラグをオンし、図12のステップS3にリターンす
る。
【0080】ステップS9で現在時刻が有効判定時刻D
に達していない場合には、ステップS17で発光調整フ
ラグをオフとする。またステップS4で単位時間Bが8
以上即ち160秒以上の場合には、ステップS10に進
み、現在時刻から前回の発光調整時刻を引いた時間が1
時間未満か否かチェックする。1時間未満であればステ
ップS11で現在温度を読み込み、ステップS12で前
回温度に対し現在温度が±3℃の範囲内か否かチェック
する。3℃以内であれば、ステップS13で発光調整フ
ラグをオフし、発光調整は行わない。
【0081】前回温度に対し±3℃の範囲を超える温度
変動があった場合には、ステップS14で発光調整フラ
グをオンし、発光調整を実行する。またステップS10
で現在時刻と前回の発光調整時刻との差が1時間以上の
場合には、ステップS14で強制的に発光調整フラグを
オンして発光調整を実行する。なお、この発光調整必要
性判断処理で整定されている各閾値時間は必要に応じて
適宜に定めることができる。
【0082】図14は図40のステップS4で行う試し
書きを伴う発光調整処理であり、図35の発光調整部2
04により行われる。まずステップS1で装置内温度T
を測定する。続いてステップS2で、図2のコントロー
ラ10に設けているバッファメモリ20上にライトパタ
ーン『596595』と『FEDC,・・・3210』
の各16進のテストパターンを生成する。テストパター
ン『596595』はエラー発生が最も大きいことが予
想される最悪パターンであり、『FEDC,・・・32
10』は16進の各ワードの全パターンである。
【0083】続いてステップS3に進み、試し書きを行
うテストライト実行セクタを生成する。テストライト実
行セクタは、後の説明で明らかにするように、媒体の非
ユーザ領域に定めたテスト領域を指定してセクタアドレ
スを発生する。次にステップS4で、装置内温度からス
タートライトパワーWPのデフォルト比WPOを計算す
る。次にステップS5で、デフォルトライトパワー比W
POにそのときのデフォルトライトパワーDWPを掛け
合わせることでライトパワーWPを計算する。
【0084】次にステップS6で、デフォルト比WPO
を用いてイレーズパワーEPを計算する。デフォルトイ
レーズパワーEPの計算は、ライトパワーのデフォルト
比WPOから1.0を引いた値に係数0.7を掛けた値
を1に足したイレーズパワーのデフォルト比を用いて、
これをデフォルトイレーズパワーDEPに掛け合わせる
ことで、イレーズパワーEPを計算する。即ち、ライト
パワーに対しイレーズパワーの変動比を抑えるようにし
ている。
【0085】次にステップS7で、算出されたライトパ
ワーWPとイレーズパワーEPを使用して、ステップS
2でバッファメモリに生成された2種のライトパターン
の媒体のテスト領域に対する試し書きのデータライトを
行う。このとき媒体が128MB媒体または230MB
媒体であればPPM記録を行い、540MB媒体または
640MB媒体であればPWM記録を行う。
【0086】試し書きのデータライトが済んだならば、
ステップS8でテストパターンのデータリードを行い、
ステップS9でリードパターンをバッファメモリの元の
ライトパターンと比較し、データ不一致をワード単位に
計数する。ステップS10でデータ不一致数が1000
未満であれば、ライト低パワー限界点に達していないこ
とからステップS11に進み、ライトパワーのデフォル
ト比WPOを所定値0.05減少させ、再びステップS
5に戻り、0.05だけ減らしたデフォルト比WPOを
用いた発光調整を行う。
【0087】このようなライトパワーのデフォルト比W
POを低下させながら試し書きのデータライトを繰り返
し、ステップS10でデータ不一致数が1000以上に
なるとライトパワーが下方の限界点に達したものと判定
し、ステップS12で25℃の下限パワーのデフォルト
比(WPO−EDG)に校正する。即ち、現在温度から
25℃を差し引いた値に温度補正係数を乗じた値をステ
ップS10で判定したライトパワー下限(WPO−ED
G)に加えて校正する。次にステップS13で、この温
度校正値に所定のオフセット比ΔWPOを加算して最適
パワーのデフォルト比率WPOを算出し、ステップS1
4で、決定された最適ライトパワーのデフォルト比WP
Oに基づいた各ゾーンのライトパワーの設定を行う。
【0088】図15は図14における発光調整における
発光パワーを段階的に低下させたときのデータ不一致数
である。まずスタート点228のデフォルトライトパワ
ーDWPの設定により発光調整を開始し、スタートデフ
ォルト比1.0から0.05ずつ減らしながら発光調整
を行って不一致数を求める。ライトパワーWPが下限ラ
イトパワーWPに近付くと不一致数は増加し、予め定め
た閾値例えば1000回に達したときに下限230とし
て検出する。そして、このときの下限330における下
限ライトパワーWPに対応したデフォルト比WPO-lim
itに対し所定のオフセット比ΔWPOを加えることで、
最適ライトパワーWPを与えるデフォルト比WP-best
を決定する。
【0089】図16は、図14のステップS13で限界
パワーのデフォルト比に加算するオフセット比ΔWPO
の温度Tに対する温度補正係数Ktを示している。図1
6の温度Tに対するオフセット比ΔWPOを補正するた
めの温度補正係数Ktは、温度T=25℃の補正係数K
t=1.0とした直線近似の関係式Kt=A・T+Bの
係数である傾きAとy軸交点Bにより定められている。
【0090】そこで、そのときの装置内温度Tを関係式
に代入することで、対応する温度係数Ktの値を求め、
これに温度T=25℃で求めているデフォルトオフセッ
ト比ΔWPOを掛け合わせることで、最適ライトパワー
の算出に使用するオフセット比ΔWPOを求めることが
できる。図17は、図14のステップS13で使用する
オフセット比ΔWPOのゾーン番号に対するゾーン補正
係数Kiの直線近似の関係式である。この関係式はKi
=C・i+Dで決まり、その係数として傾きCとy軸交
点Dが準備されている。またゾーン補正係数Kiは中央
のゾーン番号i=6で1.0としていることから、ゾー
ン番号6におけるデフォルトオフセット比ΔWPOが準
備されている。
【0091】このため、任意のゾーン番号iに対し関係
式Ki=C・i+Dからゾーン補正係数Kiを求め、ゾ
ーン番号iのデフォルトオフセット比ΔWPOに掛け合
わせることで、ステップS13の最適ライトパワーの算
出に使用するオフセット比ΔWPOを求めることができ
る。図18は、媒体72の領域であり、本発明の発光調
整の際の試し書きに使用するテストライト領域として、
ユーザ領域234に対するインナ側の非ユーザ領域23
6またはアウタ側の非ユーザ領域238をパワー調整領
域に割り当てる。
【0092】図19(A)(B)は、図18のアウタ側
の非ユーザ領域238であり、非ユーザ領域238の中
の所定トラックT1,T2,T3・・・の範囲について
テストライト領域240を設定している。このため図1
4のステップS1にあっては、このテストライト領域2
40の任意のトラックアドレスとセクタ番号を指定して
試し書きを行うセクタを指定することになる。
【0093】テストライトを行うセクタ指定の方法は、
特定のセクタにテストライトが集中することを避けるた
め、乱数を使用してランダムテストセクタを指定する
か、或いは所定の順番にテストセクタを指定する。また
発光調整が済んだら、試し書きを行ったテストセクタ
は、イレーズにより初期化記録しておく。この試し書き
を行う媒体のテスト領域については、発光調整により記
録パワーを求めた後に行なう隣接トラック確認の際にも
同様にして使用される。4.隣接トラック確認処理 図20は図12のステップS5における試し書き(テス
トライト)を伴う隣接トラック確認処理のフローチャー
トである。まず隣接トラック確認処理に先立ち、ステッ
プS1で、図7の隣接トラック確認部205に設けてい
る最適フォーカス点検出部207によって最適フォーカ
ス点を与えるオフセット値をサーチして自動焦点制御ル
ープに設定する。
【0094】この最適フォーカス点検出部207の機能
は、図2のコントローラ10に設けているDSP15に
より実行される。即ちDSP15は、自動焦点制御ルー
プをオフした状態でフォーカスアクチュエータ56に対
しドライバ54を介してフォーカスオフセットの値を段
階的に増加させながら、そのときのトラッキングエラー
信号E1またはディテクタ32から検出されるRF再生
信号から最適フォーカス点を与えるオフセット値を判定
する。具体的には、次の3つのいずれかとする。
【0095】トラッキングエラー信号E2が最大とな
るオフセット値を最適フォーカス点とする。 ディテクタ32からヘッドアンプ34を介して得られ
たMO信号またはID信号のいずれかのRF再生信号の
振幅が最大となるオフセット値を最適フォーカス点とす
る。
【0096】4分割ディテクタ46の総和信号(Ea
+Eb+Ec+Ed)が最大となるオフセット値を最適
フォーカス点とする。 このようにステップS1で最適フォーカス点をサーチし
て求めたオフセット値を自動焦点制御ループにセットし
て自動焦点制御を行うことで、媒体に対するビームスポ
ットを最適とした状態で隣接トラック確認処理に入る。
【0097】ステップS2では、図18の媒体72の非
ユーザ領域、例えば再アウタ側の非ユーザ領域238の
中に例えば図19(A)のようにライトテスト領域24
0を設定し、テストライト領域240の中の例えば全て
のトラックT1、T2,・・・に、斜線のようにセクタ
単位に第1テストパターンを、そのとき設定されている
ライトパワー及びイレーズパワーを含む記録パワーによ
るレーザダイオードの駆動で書き込む。このときの第1
テストパターンは例えば最長マーク長パターンを使用す
る。
【0098】続いてステップS3で、確認対象トラック
T1の隣接トラックT2に書き込んだ第1テストパター
ンをリードして再生信号を確認する。続いてステップS
4で、確認対象トラックT1の特定のセクタ例えばセク
タ242−1を指定して、現在の記録パワーによるレー
ザダイオードの発光駆動により、隣接トラックT2のセ
クタ244−1の再生データの破壊の有無を確認するた
めに、第2テストパターンを予め定めた規定回数例書き
する。このときの第2テストパターンは例えば最短マー
ク長パターンを使用する。
【0099】続いてステップS5で、第2テストパター
ンの規定回数のライトが行われたトラックT1のセクタ
242−1に隣接する隣接トラックT2のセクタ244
−1をリードして、再生信号からデータ破壊があるか否
かを判断する。このステップS5における再生信号のデ
ータ破壊の判断は、次の3つのいずれかとする。 再生したRF信号のピーク検波信号のレベル変化が規
定値未満であればデータ破壊がないと判断し、レベル変
化が規定値以上であることを検出するとデータ破壊と判
断する。
【0100】記録データと再生データをビット単位に
比較し、ビット誤り個数が規定値未満であればデータ破
壊はないと判断し、規定値以上に増加していたことを検
出した場合にはデータ破壊と判断する。 再生データに対する図2のコントローラ10に設けて
いるフォーマッタ118のECC回路におけるECC誤
り訂正数が、例えば訂正可能な規定値未満であればデー
タ破壊はないと判断し、規定値以上であればデータ破壊
と判断する。
【0101】このようなステップS5における隣接トラ
ックの再生信号の状態からデータ破壊の有無を判断し、
ステップS6で隣接トラックのデータ破壊がなかった場
合には、図19(A)のテストライト領域240の全ト
ラックをイレーズする初期化記録を行った後、ステップ
S8で、このときの試し書きににより確認できた記録パ
ワーに基づく最適パワーの設定を行う。
【0102】一方、ステップS6で隣接トラックの再生
データの破壊が判断された場合には、ステップS9に進
み、図15に示した発光調整の際に求めたパワー下限2
30以下か否かチェックする。下限パワーより大きけれ
ばステップS10に戻って、記録パワーを予め定めた所
定比率α分だけ減少させた後、確認セクタの位置を例え
ば図19(A)のセクタ242−2に変更し、ステップ
S4に戻る。
【0103】そして、変更した確認セクタ242−2に
対し、ステップS10で変更した記録パワーによるレー
ザダイオードの発光駆動により第2テストパターンを規
定回数試し書きし、ステップS5,S6により隣接トラ
ックT2の隣接セクタ244−2をリードして再生信号
のデータ破壊を判断する。そして、隣接トラックの再生
信号のデータ破壊が解消されない場合には、ステップS
9で記録パワーWPを下限パワー以下となるまで減少さ
せながら、同じ処理を繰り返す。
【0104】媒体欠陥や特別な異常がなければ、通常は
ステップS10で記録パワーを所定比率αずつ減少させ
ながら書込対象トラックの確認セクタに対する第2テス
トパターンの規定回数の試し書きと隣接トラックのセク
タ再生信号の確認を繰り返すと、再生信号のデータが破
壊されない記録パワーが求まり、ステップS7でテスト
ライト領域240を初期化記録した後に、ステップS8
で隣接トラックの再生信号のデータ破壊を起こさなかっ
た記録パワーに基づく最適パワーの設定ができる。
【0105】しかしながら、ステップS9で記録パワー
を下限パワー以下としても隣接トラックのセクタ再生信
号にデータ破壊が起きていた場合には、ステップS12
で、ステップS1と同様最適フォーカス点のサーチによ
りオフセット値を再設定し直した後、ステップS13で
実行回数が規定値に達するまで、ステップS2に戻って
最初から隣接トラック確認処理を繰り返す。ステップS
2からの隣接トラック確認処理の実行回数が規定値に達
するまで隣接トラック確認処理を繰り返しても、隣接ト
ラックのデータ破壊が解消できなかった場合には、ステ
ップS13からステップS14に進み、この場合は異常
終了とする。
【0106】図19(A)は、テストライト領域240
の隣接する2トラック、例えばトラックT1,T2を対
象とした第1テストパターンと第2テストパターンの試
し書きで再生信号のデータ破壊を起こさなかった記録パ
ワーに基づく最適パワーの設定を行っているが、図19
(B)のように、テスト領域の中の3トラック、例えば
トラックT1〜T3を指定した試し書きによって再生信
号のデータ破壊を起こさなかった記録パワーに基づく最
適パワーの設定を行ってもよい。
【0107】即ち、図19(B)にあっては、所定のイ
レーズパワーとライトパワーを含む記録パワーによるレ
ーザダイオードの発光駆動で少なくとも隣接する3トラ
ックT1,T2,T3の中央のトラックT2に第1テス
トパターンを試し書きし、続いて両側の2トラックT
1,T3に第2テストパターンを順番に試し書きした後
に、先に第1テストパターンの試し書きした隣接トラッ
クT2を再生してデータ破壊の有無を確認し、データ破
壊がなかった場合に試し書きした記録パワーを最適な記
録パワーとする。
【0108】勿論、図19(B)についても、図19
(A)と同様、隣接する3トラックT1,T2,T3の
全てに第1テストパターンを試し書きし、続いて両側の
2トラックT1,T3の特定セクタに第2テストパター
ンを順番に試し書きした後に、第2テストパターンの書
込みセクタに隣接する先に第1テストパターンを試し書
きした隣接トラックT2のセクタを再生してデータ破壊
の有無を確認し、データ破壊がなかった場合に試し書き
した記録パワーを最適な記録パワーとしてもよい。
【0109】図21は図20の隣接トラック確認処理で
使用するテストパターン及びその発光パワーのタイムチ
ャートである。図21(A)〜(E)は、最初にテスト
領域240の全域に試し書きする第1テストパターンの
ライトデータ、PWMデータ、第1ライトパルス、第2
ライトパルス及び発光パワーを表しており、図21
(B)のPWMデータから明らかなように、最長マーク
長パターンとしている。
【0110】この最長マーク長パターンは、ライトデー
タとしてのビットパターンで見ると「1111・・・・
110」となる。図21(B)のPWMデータは、図2
1(C)の第1ライトパルスが1つと、その後ろに図2
1(D)の第2ライトパルスが最長マーク長に応じた数
だけ並び、図21(E)のような発光パワーによってテ
ストライト領域240の全トラックに最初に試し書きさ
れる。
【0111】図21(F)〜(J)は、確認対象トラッ
クの特定セクタに規定回数試し書きする第2テストパタ
ーンのライトデータ、PWMデータ、第1ライトパル
ス、第2ライトパルス及び発光パワーであり、図21
(G)のPWMデータから明らかなように、最短マーク
長パターンとしている。即ち、PWMデータは1パター
ン長の先頭位置に1ビット幅の最短マークを持ってお
り、図21(F)のライトデータのビットパターンで表
すと「10000・・・0」となる。
【0112】この最短マーク長パターンのPWMデータ
の書込みについては、図21(H)の第1ライトパルス
が1つ生成され、図21(I)の第2ライトパルスは出
されず、その結果、図21(J)の発光パワーのよう
に、基本的には(EP+PR)のイレーズパワーであ
り、途中に第1ライトパルスに対応した最短マーク長に
対応するライトパワーWP1だけアップした部分をもっ
ている。
【0113】また図21(F)〜(J)の第2テストパ
ターンしての最短マーク長パターンにビットパターンと
して「1000・・・0」を使用しているが、マーク長
が0となるオール0のビットパターンとしてもよい。こ
のオール0のビットパターンにあっては、確認対象トラ
ックに対する発光パワーは(EP+PR)のイレーズパ
ワーによるDC発光パターンであり、装置の動作上、最
高となるイレーズパワーを初期値としたDC発光パター
ンを使用する。
【0114】このイレーズパワーのDC発光パターンを
第2テストパターンとした場合についても、隣接トラッ
クの再生データにデータ破壊があったときには、ステッ
プS10でイレーズパワーを規定比率αずつ減らしなが
ら再生信号のデータ破壊のないイレーズパワーEPを求
め、ステップS8で、求めたイレーズパワーEPに対す
る他の第1ライトパワー、第2ライトパワーの設定を行
う。
【0115】また図19ではライトテスト領域240の
全域に第1テストパターンとして最長マーク長パターン
を最初に試し書きしているが、隣接トラックの確認処理
には、少くとも2本の隣接したトラックに第1テストパ
ターンを試し書きし、その後に一方のトラックの特定セ
クタを確認セクタに指定して第2テストパターンを規定
回数試し書きして隣接セクタのデータ破壊を確認しても
よい。
【0116】更に、ライトテスト領域240の全域に逆
に最短マーク長パターンを第1トストパターンとして最
初に試し書きし、その後に特定トラックの特定セクタを
確認セクタに指定して最長マーク長パターンを第2テス
トパターンとして規定回数試し書きして隣接セクタのデ
ータ破壊を確認してもよい。更にまた、図21はPWM
記録による試し書きを例にとっているが、図6のPPM
記録についても、同様に最長マーク長パターンと最短マ
ーク長パターンを第1及び第2テストパターンとして使
用した試し書きにより、隣接トラックのデータ破壊の有
無の確認を起ってもよい。
【0117】図22は、試し書きによる隣接トラックの
確認処理が済んだ後に図20のステップS8で最終的に
行われる記録パワー設定処理、即ちパワーテーブル作成
処理のフローチャートである。パワーテーブル作成処理
にあっては、ステップS1でゾーンごとのイレーズパワ
ーEP、第1ライトパワーWP1のデフォルトパワーテ
ーブルを装置内温度から計算する。
【0118】続いてステップS2でゾーン番号iのライ
トパワー(WP)iを設定し、ライトパワー調整に求め
た最適デフォルト比WPOをデフォルトライトパワーD
WPiに掛け合わせ、更に温度補正を行ってライトパワ
ーを算出する。次にステップS3で、PWM媒体か否か
チェックする。もしPWM媒体であった場合にはステッ
プS4に進み、ゾーン番号iのパワー比(WP2/WP
1)にステップS2で求めた第1ライトパワーに相当す
るライトパワー(WP1)iを乗じ、第2ライトパワー
(WP2)iを算出する。最終的にステップS5で、ゾ
ーン番号iのイレーズパワー(EP)iを設定する。
【0119】このイレーズパワーの算出にあっては、ラ
イトパワー調整で得られた最適ライトパワーのデフォル
ト比WPOから1.0を引いた値に変動分を抑えるため
の係数0.7を乗じ、これを1.0に加えてデフォルト
イレーズパワーDPiに掛け合わせる。もちろん、その
ときの測定温度による温度補正を施す。このような図2
2のパワーテーブル作成処理により、図7のパワーテー
ブル格納部210に示したイレーズパワーテーブル21
8、第1ライトパワーテーブル220及び第2ライトパ
ワーテーブル222が作成されることになる。
【0120】そして、それ以降の上位装置からのライト
アクセスに対しゾーン番号に対応したパワーを読み出
し、そのときの装置内温度に従った温度補正を施した
後、図4のレーザダイオード制御回路のレジスタに対す
るDAC指示値を算出してセットし、レーザダイオード
100の発光制御を行うことになる。
【0121】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、媒体の非ユーザ領域に第1テストパターンを試し書
きした後、試し書きで使用した記録パワーもしくはそれ
より高いパワーにより所定トラックの同一位置に第2テ
ストパターンを規定回数試し書きしてその隣接トラック
位置の再生信号からデータ破壊の有無を判断し、データ
破壊がなければ適正な記録パワーとして設定し、データ
破壊があった場合には記録パワーを下げながら試し書き
を行って、隣接トラックにデータ破壊を起こさない適切
な記録パワーを設定することができ、媒体のトラック間
隔が狭まって高密度化した際の記録パワーの調整を最適
化して、隣接トラックのデータを破壊することなく最適
な記録を実現することができる。
【0122】また隣接トラックのデータ破壊を試し書き
により判断する際に最適フォーカス点のサーチを取り込
むことで、フォーカス点がずれてビームが太くなってい
ることによる隣接トラックのデータ破壊を最適パワーの
設定から区別し、記録パワーの強さによる隣接トラック
のデータ破壊の有無の正確な判断ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明による光ディスクドライブのブロック図
【図3】MOカートリッジをローディングした装置内部
構造の説明図
【図4】図2のレーザダイオード制御回路のブロック図
【図5】本発明のPWM記録における信号、発光電流、
差引電流及びモニタ電流のタイムチャート
【図6】本発明のPPM記録における信号、発光電流、
差引電流及びモニタ電流のタイムチャート
【図7】図2のMPUで実現される最適ライトパワー調
整部の機能ブロック図
【図8】図7のデフォルトイレーズパワーテーブルの説
明図
【図9】図7のデフォルトライトパワーテーブルの説明
【図10】図7の温度補正係数テーブルの説明図
【図11】図7の発光パワー調整に先立つディスク起動
処理のフローチャート
【図12】図7の隣接トラック確認を含む記録パワー調
整処理のフローチャート
【図13】図7の記録パワー調整の必要性判断のフロー
チャート
【図14】試し書きによる図7の記録パワー調整処理の
フローチャート
【図15】図14における限界パワーの検出と最適パワ
ーの設定の説明図
【図16】図14の限界パワーに加算して最適パワーを
求めるオフセット比の温度を補正する温度補正係数の説
明図
【図17】図14の限界パワーに加算して最適パワーを
求めるオフセット比のゾーン位置に対する補正係数の説
明図
【図18】媒体の領域説明図
【図19】図18の非ユーザ領域に割り当てられたテス
トライト領域の説明図
【図20】図7の隣接トラック確認処理のフローチャー
【図21】隣接トラック確認処理で使用する第1及び第
2テストパターンのタイムチャート
【図22】最適ライトパワーの調整結果を用いたパワー
テーブル設定処理のフローチャート
【符号の説明】
10:コントローラ 12:エンクロージャ 14:MPU 15:DSP 16:インタフェースコントローラ 18:フォーマッタ 20:バッファメモリ 22:エンコーダ 24:レーザダイオード制御回路 26:デコーダ 28:リードLSI回路 30:レーザダイオードユニット 32:ディテクタ 34:ヘッドアンプ 36:温度センサ 38,42,54,58,62:ドライバ 40:スピンドルモータ 44:電磁石 46:4分割ディテクタ 48:FES検出回路 50:TES検出回路 52:レンズ位置センサ 56:フォーカスアクチュエータ 60:レンズアクチェータ 64:VCM(キャリッジアクチュエータ) 66:ハウジング 68:インレットドア 70:MOカートリッジ 72:MO媒体 76:キャリッジ 78:固定光学系 80:対物レンズ 100:レーザダイオード(LD) 102:モニタフォトダイオード(PD) 104:リードパワー電流源 106:イレーズパワー電流源 108:第1ライトパワー電流源 110:第2ライトパワー電流源 112:イレーズパワー差引電流源 114:第1ライトパワー差引電流源 116:第2ライトパワー差引電流源 118:モニタ電圧検出抵抗 120:目標DAレジスタ(目標DACレジスタ) 122:イレーズパワー電流レジスタ(EP電流DAC
レジスタ) 124:第1ライトパワー電流レジスタ(WP1電流D
ACレジスタ) 126:第2ライトパワー電流レジスタ(WP2電流D
ACレジスタ) 128:イレーズパワー差引DAレジスタ(EP差引D
ACレジスタ) 130:第1ライトパワー差引DAレジスタ(WP1差
引DACレジスタ) 132:第2ライトパワー差引DAレジスタ(WP2差
引DACレジスタ) 134:モニタADCレジスタ 136,140,142,144,146,148,150 :DAコンバータ(DA
C) 138:自動パワー制御部(APC) 152:ADコンバータ(ADC) 200:パワー調整部 202:調整タイミング判定部 204:発光パワー調整部 205:隣接トラック確認部 206:パワーテーブル作成部 207:最適フォーカス点検出部 210:パワーテーブル格納部 212:デフォルトイレーズパワーテーブル 214:デフォルトライトパワーテーブル 216:温度補正係数テーブル 218:イレーズパワーテーブル 220:第1ライトパワーテーブル 222:第2ライトパワーテーブル 224:パワー設定処理部 226:レジスタ群 228:開始点 230:限界点 232:最適点 234:ユーザ領域 236,238:非ユーザ領域 240:テストライト領域 242−1,242−2:確認セクタ位置 244−1,244−2:隣接セクタ位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 501 G11B 20/18 501A 572 572C 572F

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビーム光を発光するレーザダイオードと、 所定の発光パワーによる前記レーザダイオードの発光駆
    動で少なくとも隣接する2トラックに第1テストパター
    ンと第2テストパターン順番に試し書きした後に、先に
    第1テストパターンの試し書きした隣接トラックを再生
    してデータ破壊の有無を確認し、データ破壊がなかった
    場合に前記試し書きした発光パワーを記録パワーとする
    隣接トラック確認部と、を備えたことを特徴とする光学
    的記憶装置。
  2. 【請求項2】ビーム光を発光するレーザダイオードと、 所定の発光パワーによる前記レーザダイオードの発光駆
    動で少なくとも隣接する3トラックの中央のトラックに
    第1テストパターンを、両側の2トラックに第2テスト
    パターンを順番に試し書きした後に、先に第1テストパ
    ターンの試し書きした隣接トラックを再生してデータ破
    壊の有無を確認し、データ破壊がなかった場合に前記試
    し書きした発光パワーを記録パワーとする隣接トラック
    確認部と、を備えたことを特徴とする光学的記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に於
    いて、前記隣接トラック確認部は、媒体の隣接する複数
    トラックに第1テストパターン試し書きし、次に前記複
    数トラックの中の同一トラックの同一位置に第2テスト
    パターンを所定回数試し書きした後に先に試し書きした
    隣接トラック位置を再生してデータ破壊を確認すること
    を特徴とする光学的記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に於
    いて、前記隣接トラック確認部は、媒体の最内周又は最
    外周に存在するユーザ未使用領域の一部で試し書きして
    隣接トラックのデータ破壊の有無を判断することを特徴
    とする光学的記憶装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の光学的記憶装置に於いて、
    更に、前記発光ダイオードの発光パワーの調整により最
    適記録パワーを決定して前記隣接トラック確認部の試し
    書きに使用する記録パワーの初期値を決定する記録パワ
    ー調整部を設けたことを特徴とする光学的記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項5の光学的記憶装置に於いて、前記
    隣接トラック確認部は、前記記録パワー調整部で決定し
    た最適記録パワーよりも高めの記録パワー初期値を設定
    して試し書きすることを特徴とする光学的記憶装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記記録パワー調整部は、前記発光ダイオードの発光パ
    ワーを調整して媒体に試し書きしながら最適記録パワー
    を決定することを特徴とする光学的記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項5記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記記録パワー調整部は、前記レーザダイオードの記録
    パワーを段階的に徐々に低下させながら所定のテストパ
    ターンを媒体に試し書きした後に再生して元のテストパ
    ターンと比較してデータの不一致個数を計数し、該不一
    致個数が所定の閾値を超える記録パワーを下限記録パワ
    ーとして検出し、該下限記録パワーに所定のオフセット
    を加算した値を最適記録パワーに決定することを特徴と
    する光学的記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に於
    いて、前記隣接トラック確認部は、隣接トラックの再生
    確認が正常に終了後に、試し書きした全トラックを初期
    化記録(イレーズ)することを特徴とする光学的記憶装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1又は2の光学的記憶装置に於い
    て、前記隣接トラック確認部は、隣接トラックから再生
    したRF信号のピーク検波信号のレベル変化が規定値以
    上であることを検出してデータ破壊と判断することを特
    徴とする光学的記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に
    於いて、前記隣接トラック確認部は、隣接トラックの記
    録データと再生データを比較し、ビット誤り個数が規定
    値以上に増加したことを検出してデータ破壊と判断する
    ことを特徴とする光学的記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に
    於いて、前記隣接トラック確認部は、隣接トラックの再
    生データに対するECC誤り訂正数が規定値以上に増加
    したことを検出してデータ破壊と判断することを特徴と
    する光学的記憶装置。
  13. 【請求項13】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に
    於いて、前記隣接トラック確認部は、試し書きにより隣
    接トラックのデータ破壊を判断した場合は、所定の記録
    下限パワーまで徐々にパワーを減少させながら試し書き
    を繰り返して隣接トラックのデータが破壊されない記録
    パワーを求めることを特徴とする光学的記憶装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記隣接トラック確認部は、媒体上での位置を変え
    ながら2回目以降の試し書きにより隣接トラックのデー
    タ破壊の有無を確認することを特徴とする光学的記憶装
    置。
  15. 【請求項15】請求項13記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記隣接トラック確認部は、前記記録下限パワーま
    で徐々にパワーを減少させて試し書きを繰り返しても隣
    接トラックのデータが破壊された場合は、媒体の異なる
    位置で再度試し書きにより記録パワーを求める処理を最
    初からやり直すことを特徴とする光学的記憶装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記隣接トラック確認部は、記録パワーを求める処
    理を最初からやり直す際に、最適フォーカス点をサーチ
    して自動焦点制御のオフセット値を最適化した後にやり
    直すことを特徴とする光学的記憶装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記隣接トラック確認部は、対物レンズ位置を調整
    した際に、媒体戻り光から検出されたトラッキングエラ
    ー信号が最大となるレンズ位置を与えるオフセット値を
    最適フォーカス点とすることを特徴とする光学的記憶装
    置。
  18. 【請求項18】請求項14記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記隣接トラック確認部は、対物レンズ位置を調整
    した際に、媒体戻り光から検出されたRF再生信号の最
    大となるレンズ位置を与えるオフセット値を最適フォー
    カス点とすることを特徴とする光学的記憶装置。
  19. 【請求項19】請求項16記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記隣接トラック確認部は、対物レンズ位置を調整
    した際に、媒体戻り光を電気信号に変換する4分割ディ
    テクタの総和信号が最大となるレンズ位置を与えるオフ
    セット値を最適フォーカス点とすることを特徴とする光
    学的記憶装置。
  20. 【請求項20】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に
    於いて、前記隣接トラック確認部は、媒体のテスト領域
    の全トラックに、前記第1テストパターンとして最長マ
    ーク長パターンを試し書きすることを特徴とする光学的
    記憶装置。
  21. 【請求項21】請求項20記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記隣接トラック確認部は、前記最長マーク長パタ
    ーンの試し書きが済んだ媒体のテスト領域の特定トラッ
    クの特定セクタ位置を指定して、前記第2テストパター
    ンとして最短マーク長パターンを規定回数試し書きする
    ことを特徴とする光学的記憶装置。
  22. 【請求項22】請求項20記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記隣接トラック確認部は、前記最長マーク長パタ
    ーンの試し書きが済んだ媒体のテスト領域の特定トラッ
    クの特定セクタ位置を指定して、前記第2テストパター
    ンとして装置動作上の最高パワーを初期値としたDC発
    光パターンにより規定回数試し書きすることを特徴とす
    る光学的記憶装置。
  23. 【請求項23】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に
    於いて、前記隣接トラック確認部は、装置内温度変化が
    規定値以上の時に、試し書きして記録パワーを再設定す
    ることを特徴とする光学的記憶装置。
  24. 【請求項24】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に
    於いて、前記隣接トラック確認部は、前回の試し書きか
    らの経過時間を監視し、所定の試し書き有効時間経過後
    に再度試し書きして記録パワーを再設定することを特徴
    とする光学的記憶装置。
  25. 【請求項25】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に
    於いて、前記隣接トラック確認部は、上位からの指示に
    よって試し書きして記録パワーを再設定することを特徴
    とする光学的記憶装置。
  26. 【請求項26】請求項1又は2記載の光学的記憶装置に
    於いて、前記隣接トラック確認部は、試し書きする媒体
    の位置を毎回変えながら、試し書きにより記録パワーを
    再設定することを特徴とする光学的記憶装置。
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