JP3354830B2 - 輸送業務用携帯装置 - Google Patents

輸送業務用携帯装置

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JP3354830B2
JP3354830B2 JP04611597A JP4611597A JP3354830B2 JP 3354830 B2 JP3354830 B2 JP 3354830B2 JP 04611597 A JP04611597 A JP 04611597A JP 4611597 A JP4611597 A JP 4611597A JP 3354830 B2 JP3354830 B2 JP 3354830B2
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和義 笹田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンクローリーや
貨車等の陸上輸送手段、運搬船等の水上輸送手段或いは
ヘリコプター等の航空輸送手段により輸送される石油製
品や化学薬品等の液体、粉体或いは粒体からなる輸送対
象物(以下、単に「輸送物」という)の積込み又は荷卸
し作業を、異種混合等のミスを防止して確実且つ容易に
行える携帯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石油製品のような輸送物を、出荷
元(例えば油槽所)の施設から輸送手段の一例のタンク
ローリーに積み込んで出荷先(例えば給油所、所謂サー
ビスステーション。以下「SS」と記述する)まで輸送
し、出荷先の地下タンク等に荷卸しする場合、一部の石
油製品供給施設等では積込み管理や荷卸し制御が行われ
ているものの、作業は基本的に人手によって行われてい
る。すなわち、タンクローリーの乗務員や荷卸し先の担
当者が確認しながら、輸送物の積み込みや荷卸しを行っ
ている。
【0003】しかし、このような人間による確認作業で
は、混油等のミスが発生することがあり、それは経済的
な損失のみならず、それに付随した事故の発生につなが
り、非常に危険である。以下、石油製品を例にとって説
明する。
【0004】まず、石油製品の種類(油種)は、通常の
ガソリン(以下「RG」と記述する)、ハイオクタン・
ガソリン(以下「HG」と記述する)、灯油、軽油の4
種あり、出荷元の油槽所では、これらの油種で指定され
た石油製品がタンクローリーに積み込まれて出荷され
る。
【0005】一般に、タンクローリーのタンクは、仕切
り壁により、内部を複数の収納部(ハッチ部)に分割さ
れている。そして、各ハッチ部に積み込まれる輸送物の
種類(荷種)は、固定的に決められているのではなく、
荷積みの度に異なる輸送物が積み込まれることが多い。
例えば、油の輸送作業の場合、あるハッチ部が最初はガ
ソリンの輸送に使用され、次に灯油の輸送に使用される
という具合である。そのため、タンクローリーを使用す
る輸送業務においては、どのハッチ部に何の種類の輸送
物が積み込まれているかを正確に管理することが、事故
を防止する上で極めて重要である。
【0006】例えば、特開平7−33256号公報に開
示されたような出荷管理システムによれば、各給油所
(SS)から受注管理センターに注文予約があると、受
注情報がセンターの受注管理装置から油槽所の出荷管理
装置へ送信される。出荷管理装置は、この情報に基づ
き、どの車番のタンクローリーのどのハッチ部に何の種
類をどのくらい積み込むか等の情報(以下、「積み荷情
報」という)を作成する。また、何の種類(荷種)をど
のくらい積み込んだかという情報を「出荷情報」とい
う。
【0007】一方、タンクローリーには、専用の情報記
憶カードが備え付けられている。油槽所に到着したタン
クローリーの乗務員が事務所に立ち寄り、出荷管理装置
のカード読取器にカードを差し込むと、そのカードに記
録されている車番が読み取られ、その車番に応じて出荷
管理装置からカードに積み荷情報が書き込まれる。次
に、乗務員はタンクローリーを油槽所の出荷設備(出荷
ヤードのアイランド)に横付けし、出荷制御装置(出荷
コントローラ)のカード読取器にカードを差し込むと、
出荷制御装置は、そのカードから出荷情報を読み取って
表示器に表示する。乗務員は、この表示を見て、出荷設
備の所定の給油装置の吐出部(ローディングアームのド
ロップパイプ)をタンクローリーの所定のハッチ部に入
れる。この時、油種ごとのローディングアームとハッチ
部との対応を間違えた場合の安全対策として、例えば特
開昭61−115898号公報に開示されているような
ハッチ識別装置が知られている。ローディングアームと
ハッチ部とが接続されると、出荷制御装置は、そのロー
ディングアームとハッチ部との対応が正しいか否かを判
定し、正しいと判定した場合には、乗務員が所定のスタ
ートスイッチを操作すると、ポンプ等の送り装置を作動
させ、所定の量の油種製品をローディングアームからハ
ッチ部へ送り込む。以上の手順で荷積みが完了すると、
乗務員はカードを持ってタンクローリーに乗り込み、出
荷先のSSへ向かう。
【0008】上記の出荷システムでは、出荷情報が油槽
所でカードに記録されて荷卸し場所(SS)へ運ばれる
が、カードに代えてマイクロ波通信により出荷情報の送
受信を行うタンクローリー管理システムも提案されてい
る(特開平6−312797号)。これは、油槽所にお
いて、出荷制御装置に相当する定量出荷装置から、タン
クローリーに搭載されたマイクロ波通信手段を備えた制
御装置へ出荷情報を送信して、その制御装置の制御手段
に記録し、給油所においても、対応して設けられた給油
制御装置へタンクローリーの制御装置からマイクロ波通
信手段により出荷情報を送信するようにしたものであ
る。
【0009】次に、出荷先のSSにおいては、タンクロ
ーリーから荷卸しされる油種とそれを受け入れるタンク
の油種との対応を確認する必要があり、また、荷卸しは
ハッチ単位で行われるため、油量も確認する必要があ
る。そして、それらの確認ミスがあると、適正な荷卸し
ができない。そこで、タンクローリーに積載された石油
製品をSSのタンクへ荷卸しする場合、油種や油量の誤
りを防止する技術として、次のようなタンクローリ車の
計装システムが知られている。
【0010】それは、特開平7−251900公報に示
されているように、複数種類の石油製品を各種類別毎に
所定単位量で収納する複数のハッチ部と、各ハッチ部か
らの石油製品を共通に取り出す共通配管部と、各ハッチ
部毎に設けられ各ハッチ部の石油製品を各個に手動操作
により共通配管部へ取り出す底弁とを備え、各ハッチ部
の石油製品を給油所の油種毎に貯蔵される各地下タンク
へ注入して荷降ろしするタンクローリーにおいて、石油
製品の種類別を示す油種コードが記録された油種コード
部を各地下タンク毎に備えると共に、ハッチ番号コード
が記録されるハッチ番号コード部を各ハッチ部に備え、
かつ、油種コード部及びハッチ番号コード部の各コード
を読み取って無線送信する携帯無線装置と、タンクロー
リーに設けられ、前記携帯無線装置から無線送信された
油種類コードとハッチ番号コードとを照合して一致が検
出された場合にハッチ部からの石油製品の荷降ろしを許
容する制御手段とを備えたものである。
【0011】このシステムによれば、カード読取器を設
けた制御装置がタンクローリーに搭載されており、出荷
先のSSに到着したタンクローリーの乗務員は、出荷情
報を記録したカードを車載のカード読取器に差し込む
と、そのカードに記録されている情報が制御装置に読み
込まれ、その情報に基づいて制御装置がタンクローリー
のハッチ部からの荷卸しの適否を判定する。ここで、乗
務員が誤った地下タンクの注油口にタンクローリーのホ
ースを接続してしまうことを防止するため、上記のよう
に構成されている。すなわち、地下タンクの注油口の部
分に各タンクの油種を示す油種コードが付されると共
に、タンクローリーのハッチ部にもハッチ番号を示すコ
ードが付されているので、乗務員は、ホースを地下タン
クの注油口に繋いだ後、コード読取器付きの携帯無線装
置に、その注油口とハッチ部のコードをそれぞれ読み込
む。これらのコード情報は、携帯無線装置からタンクロ
ーリーに搭載された制御装置へ送信されるので、制御装
置は、送信されたコード情報と上記のカードから読み込
んだ出荷情報とを照合することにより、所定の油種のハ
ッチ部と注油口との接続を確認し、正しいと判断した場
合に当該ハッチ部の油種製品の荷卸しを許容する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の出荷シ
ステムは、最初に出荷管理装置で「ハッチ割付」(どの
ハッチ部に何の油種をどれだけ積むかということ)を決
定し、その後、このハッチ割付の通りに出荷設備を作動
させて荷積みを行うことで、所定の収納部(ハッチ部)
への所定の種類の輸送物の積込みを保証している。
【0013】また、配送先の給油所において貯蔵タンク
の油種とICカードなどに記憶させて持参したハッチ割
付情報の油種とを照合して荷卸し作業を行えば、所定の
収納部(ハッチ部)の積み荷を同じ油種の貯蔵タンクに
荷卸しすることができ、混油事故を防止できる。
【0014】しかしながら、配送先の給油所によって貯
蔵タンクの配置や荷卸し順序が異なるので、ハッチ割付
を決定するに当たっては、この点も考慮する必要があ
る。具体的には、タンクローリーを出荷ヤードに横付け
する前に、乗務員が事務所に立ち寄って出荷管理装置に
配送先の情報を入力する。そして、出荷管理装置は、こ
の配送先情報を反映させてハッチ割付を決定するのであ
る。ここで、乗務員が誤った配送先情報を入力してしま
った場合には、出荷ヤードに到着してからでもハッチ割
付を変更する必要が生じてくる。このような場合、乗務
員は一旦事務所まで戻り、出荷管理装置を操作してハッ
チ割付をやり直さなければならないという問題があっ
た。
【0015】また、ハッチ割付情報に基づいて荷積みを
実行する出荷設備など、大掛かりな出荷システムを油槽
所に設置するため、多大な設備投資が必要という問題も
あった。
【0016】本発明の目的は、荷積み作業の前に出荷管
理装置を用いてハッチ割付を決定しなくても、タンクロ
ーリー等の輸送手段の収納部とそこに積み込まれた輸送
物との対応関係を記憶して配送先へ届けることで異種混
合事故の発生を確実に防止できる輸送業務用携帯装置を
提供することである。
【0017】本発明のもう1つの目的は、輸送手段の収
納部とそこに積み込まれた輸送物との対応関係を記憶す
ることで積込み作業を柔軟に運用できる(どの収納部に
何を積み込んでもよい)こととする携帯装置を提供する
ことである。
【0018】更にもう1つの目的は、大掛かりなシステ
ムを出荷元に設置する必要がなく、既存の施設に容易に
適用でき、経済的であるにもかかわらず混油などの異種
混合事故を確実に防止できる携帯装置を提供することで
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
石油製品等の輸送物をその種類毎に収納する1又は複数
の収納部を備えた輸送手段により、輸送物を出荷元から
出荷先まで輸送して荷卸しする輸送業務に用いられる携
帯装置であって、出荷元の出荷設備に対応して設けられ
た出荷コードと輸送手段の収納部に対応して設けられた
収納コードとを読み込むコード読取手段、該コード読取
手段から読み込まれた出荷コードと収納コードとを対応
づけた情報を記憶部に格納する制御手段、及び該制御手
段により取り出された情報を出力する情報出力手段を備
えたことを特徴とする。
【0020】第2の態様は、石油製品等の輸送物をその
種類毎に収納する1又は複数の収納部を備えた輸送手段
により、輸送物を出荷元から出荷先まで輸送して荷卸し
する輸送業務に用いられる携帯装置であって、出荷元の
出荷設備に対応して設けられた出荷コードと輸送手段の
収納部に対応して設けられた収納コードとを読み込むコ
ード読取手段、該コード読取手段から読み込んだ出荷コ
ードと収納コードとを対応づけた情報を記憶部に格納す
る制御手段、及び該制御手段により取り出された情報を
出力する情報出力手段を備え、前記制御手段には前記出
荷コードに対応する輸送物の種類を示す出荷物テーブル
が格納されていることを特徴とする。
【0021】第3の態様は、石油製品等の輸送物をその
種類毎に収納する1又は複数の収納部を備えた輸送手段
により、輸送物を出荷元から出荷先まで輸送して荷卸し
する輸送業務に用いられる携帯装置であって、出荷元の
出荷設備に対応して設けられた出荷コードと輸送手段の
収納部に対応して設けられた収納コードとを読み込むコ
ード読取手段、該コード読取手段から読み込んだ出荷コ
ードと収納コードとを対応づけた情報を記憶部に格納す
る制御手段、及び該制御手段により取り出された情報を
出力する情報出力手段を備え、前記情報出力手段として
種々の情報を表示する表示部を有することを特徴とす
る。
【0022】第4の態様は、石油製品等の輸送物をその
種類毎に収納する1又は複数の収納部を備えた輸送手段
により、輸送物を出荷元から出荷先まで輸送して荷卸し
する輸送業務に用いられる携帯装置であって、出荷元の
出荷設備に対応して設けられた出荷コードと輸送手段の
収納部に対応して設けられた収納コードとを読み込むコ
ード読取手段、該コード読取手段から読み込んだ出荷コ
ードと収納コードとを対応づけた情報を記憶部に格納す
る制御手段、該制御手段により取り出された情報を出力
する情報出力手段、及び出荷設備との間で無線通信を行
って輸送物の受注情報を得る無線通信部を備え、前記情
報出力手段には出荷情報を表示する表示部が設けられ、
該表示部に前記無線通信部で得られた受注情報を表示可
能に構成されていることを特徴とする。
【0023】第5の態様は、石油製品等の輸送物をその
種類毎に収納する1又は複数の収納部を備えた輸送手段
により、輸送物を出荷元から出荷先まで輸送して荷卸し
する輸送業務に用いられる携帯装置であって、出荷元の
出荷設備に対応して設けられた出荷コードと輸送手段の
収納部に対応して設けられた収納コードとを読み込むコ
ード読取手段、該コード読取手段から読み込んだ出荷コ
ードと収納コードとを対応づけた情報を記憶部に格納す
る制御手段、該制御手段により取り出された情報を出力
する情報出力手段、及び出荷設備との間で無線通信を行
う無線通信部を備え、前記制御手段は、出荷元において
出荷設備の機器を制御する出荷制御装置との間で前記無
線通信部により無線通信を行って当該出荷制御装置に制
御指令を与えるように構成されていることを特徴とす
る。
【0024】第6の態様は、石油製品等の輸送物をその
種類毎に収納する1又は複数のハッチ部と、該ハッチ部
から輸送物を排出するための配管とを備えたタンクロー
リーにより、輸送物を出荷元から出荷先まで輸送して荷
卸しする輸送業務に用いられる携帯装置であって、出荷
元の出荷設備に対応して設けられた出荷コード、タンク
ローリーのハッチ部に対応して設けられたハッチコード
その他のコードを読み込むコード読取手段、該コード読
取手段から読み込んだ出荷コードとハッチコードとを対
応づけた情報を記憶部に格納する制御手段、及び該制御
手段により取り出された情報を出力する情報出力手段を
備え、前記制御手段は、コード読取手段により、タンク
ローリーを特定する車番コード、ハッチ部の容量を表わ
すハッチ容量コード及びハッチ部がいずれの配管系統に
属するかを示す配管系統コードを読み取り、それらのコ
ードを格納可能に構成されていることを特徴とする。
【0025】第7の態様では、上記車番コード、ハッチ
容量コード及び配管系統コードは、タンクローリーの所
定の場所(例えば、運転室内の後部)に設けられてい
る。
【0026】第8の態様は、石油製品等の輸送物をその
種類毎に収納する1又は複数の収納部を備えた輸送手段
により、輸送物を出荷元から出荷先まで輸送して荷卸し
する輸送業務に用いられる携帯装置であって、出荷元の
出荷設備に対応して設けられた出荷コード、輸送手段の
収納部に対応して設けられた収納コード、及び出荷先に
設置された1又は複数の貯蔵部に対応して設けられた貯
蔵コードを読み込むコード読取手段、該コード読取手段
から読み込んだ出荷コードと収納コードとを対応づけた
情報を記憶部に格納する制御手段、及び該制御手段によ
り取り出された情報を出力する情報出力手段を備え、前
記制御手段は、前記コード読取手段から読み込まれた貯
蔵コードと収納コードを照合することにより、各コード
に対応した輸送物の種類の一致/不一致を判定し、その
判定結果を前記情報出力手段に出力させることを特徴と
する。
【0027】第9態様は、石油製品等の輸送物をその種
類毎に収納する1又は複数のハッチ部、該ハッチ部から
輸送物を排出するための配管部、及び該配管部の吐出口
と出荷先に設置された1又は複数の貯蔵部の注入口とに
接続可能な1又は複数本のホースを備えたタンクローリ
ーにより、輸送物を出荷元から出荷先まで輸送して荷卸
しする輸送業務に用いられる携帯装置であって、出荷元
の出荷設備に対応して設けられた出荷コード、タンクロ
ーリーのハッチ部に対応して設けられたハッチコード、
前記配管部の吐出口に対応して設けられた配管コード、
前記吐出口に接続するホースの一端部に付された第1の
ホースコード、前記貯蔵部の注入口に接続するホースの
他端部に付された第2のホースコード、及び出荷先の輸
送物の種類別に設けられた1又は複数の貯蔵部に対応し
て設けられた貯蔵コードを読み込むコード読取手段、該
コード読取手段から読み込んだ出荷コードとハッチコー
ドとを対応づけた情報を記憶部に格納する制御手段、及
び該制御手段により取り出された情報を出力する情報出
力手段を備え、前記制御手段は、前記コード読取手段か
ら読み込まれた第1,第2のホースコードを照合するこ
とによりホースの接続を確認すると共に、前記コード読
取手段から読み込まれた貯蔵コードと配管コードを照合
することにより、各コードに対応した輸送物の種類の一
致/不一致を判定し、その判定結果を前記情報出力手段
に出力させることを特徴とする。
【0028】第10態様は、石油製品等の輸送物をその
種類毎に収納する1又は複数のハッチ部、及び該ハッチ
部の吐出口と出荷先に設置された1又は複数の貯蔵部の
注入口とに接続可能な1又は複数本のホースを備えたタ
ンクローリーにより、輸送物を出荷元から出荷先まで輸
送して荷卸しする輸送業務に用いられる携帯装置であっ
て、出荷元の出荷設備に対応して設けられた出荷コー
ド、タンクローリーのハッチ部に対応して設けられたハ
ッチコード、ハッチ部の吐出口に対応して設けられた配
管コード、ハッチ部の吐出口に接続するホースの一端部
に付された第1のホースコード、及び前記貯蔵部の注入
口に接続するホースの他端部に付された第2のホースコ
ード、及び出荷先に設置された1又は複数の貯蔵部に対
応して設けられた貯蔵コードを読み込むコード読取手
段、該コード読取手段から読み込んだ出荷コードとハッ
チコードとを対応づけた情報を記憶部に格納する制御手
段、及び該制御手段により取り出された情報を出力する
情報出力手段を具備し、前記制御手段は、前記コード読
取手段から読み込まれた第1,第2のホースコードを照
合することによりホースの接続を確認すると共に、前記
コード読取手段から読み込まれた貯蔵コードとハッチコ
ード及び配管コードを照合することにより、ハッチコー
ドに対応した輸送物の種類と貯蔵コードに対応した輸送
物の種類との一致/不一致を判定し、その判定結果を前
記情報出力手段に出力させることを特徴とする。
【0029】
【作用及び効果】出荷元(例えば油槽所)では、操作者
(例えばタンクローリーの乗務員)は、コード読取手段
或いは通信手段を介して携帯装置に予約情報を格納した
後、輸送手段を出荷設備の輸送物供給場所まで移動させ
る。そして、輸送手段の任意の収納部に対し、予約情報
に基づいて出荷すべき輸送物の積込みを行う。その作業
は、次のようになる。
【0030】まず、操作者が輸送手段の収納部に輸送物
供給装置を係合させた後(例えばタンクローリーの場
合、乗務員が任意のハッチ部にローディングアームのド
ロップパイプを入れた後)、携帯装置のコード読取手段
により、輸送手段の収納部に対応して設けられた収納コ
ードと出荷設備に対応して設けられた出荷コードとを読
み込む。それらのコードは、制御手段により、対応づけ
された情報として制御手段自体あるいは他の記憶部に格
納される。複数のハッチ部を有するタンクローリーのよ
うに、輸送手段に複数の収納部が設けられている場合に
は、各収納部について上記のコード読込みを実行するこ
とにより、何の種類の輸送物がどこにどれだけ積み込ま
れたかを示す積み荷情報が作成される。そして、制御手
段によりそのような情報の内容が取り出されるので、そ
れを表示手段で表示すれば、乗務員が出荷情報の内容を
確認できる。
【0031】上記のコード読込み後、出荷設備に対して
操作者が荷積み開始操作を行うと、ポンプ等の出荷装置
が作動して所定の量の輸送物を収納部へ送り込む。この
荷積み開始操作は、操作者が出荷設備の起動手段(例え
ば、ローディングアーム毎に設けられた起動スイッチ)
を手動で操作することで実行されるが、後述のように携
帯装置と出荷設備との間で無線通信ができるようにした
場合には、操作者が携帯装置から出荷設備へ無線で起動
指令を送る操作を行うだけで、積込みが自動的に行われ
る。以上で荷積みが完了すると、操作者は携帯装置を輸
送手段に持ち込んで出荷先へ向かうことができる。
【0032】次に、出荷先(例えば給油所)では、携帯
装置の制御手段に格納されている情報(例えば油種に対
応した収納コード)が照合され、一致が検出された場合
に、輸送物の荷卸しが許容される。こうして、該当の輸
送物が、輸送手段の収納部から同一種類の輸送物を貯蔵
すべき貯蔵設備(例えば、SSの地下タンク)へ送り込
まれるので、異種の輸送物の混入を防止することができ
る。
【0033】本発明によれば、上記のようにコード読取
手段を用いて、荷積み時の(つまり実際の)出荷設備の
供給部と輸送手段の収納部との対応関係を携帯装置に記
憶させることができるので、例えば複数のハッチ部を有
するタンクローリーの任意のハッチ部に任意の種類の輸
送物を積むことができ、柔軟性が大きい。また、出荷設
備には出荷コード、輸送手段の収納部には収納コードを
それぞれ対応させて設けるだけでよく(出荷設備及び収
納部に各コードを直接付けるのは勿論、対応するコード
を他の場所に設けることも可能)、しかも輸送手段を介
さず、携帯装置だけで荷積み時及び荷卸し時の確認がで
きるので、既存の出荷設備や荷卸し施設の大幅な改変を
要しない輸送システムが提供される。更に、操作者にと
っては、携帯装置を輸送手段に持ち込むだけで済み、負
担とならない。
【0034】次に、本発明の携帯装置に、出荷コードに
対応する輸送物の種類を示す出荷物テーブルを予め格納
しておくようにした場合には、出荷コードと収納コード
とを読み込んだとき、タンクローリーの収納部とそこに
積み込まれる輸送物の種類とをそのまま対応づけること
ができ、前述の積み荷情報が容易に作成される。
【0035】また、情報出力手段として表示部を有する
携帯装置の場合、その表示部に前記「積み荷情報」その
他の情報の内容を表示することにより、操作者は、どの
収納部に何が積まれているかが一目で分かり、荷卸しの
際に確認が容易にできて輸送物の異種混合事故の防止に
役立つ。なお、情報出力手段としては、視覚的な表示手
段に代えて、或いは表示手段と共に、警報音や音声を発
生するブザー又は音声合成装置のような発音手段を設け
てもよい。
【0036】更に、本発明の携帯装置に出荷設備との間
で無線通信を行う無線通信部を設け、この無線通信部で
得られた受注情報を表示可能に構成した場合には、携帯
装置の表示部に受注情報を表示させながら荷積み作業が
できるので、前述のような出荷制御装置を持たない既存
の出荷設備にも適用し易い。
【0037】或いは、出荷制御装置を備えた出荷設備に
対しては、携帯装置から出荷制御装置へ指令を送って出
荷設備を操作することができると共に、出荷制御装置か
ら出荷情報を得ることもできるので、出荷作業を簡単且
つ確実に行える。
【0038】また、本発明の携帯装置において、コード
読取手段により、タンクローリーを特定する車番コー
ド、ハッチ部の容量を示すハッチ容量コード、及びハッ
チ部がいずれの配管系統に属するかを示す配管系統コー
ドを読み込み、それらのコードを格納可能に構成するこ
とにより、1つの携帯装置で任意のタンクローリーに対
応させること、すなわちタンクローリーが変わっても、
それに応じて携帯装置に上記の車番コード等を読み込む
初期設定を行うだけで、その携帯装置をそのまま別のタ
ンクローリーに対応づけることができ、輸送手段の変更
などに柔軟に対処できる。この場合、車番コード等は、
当該タンクローリーの任意の部位に設けてあればよい
が、例えば運転席の近傍に設けてあると、乗務員は運転
席で携帯装置に車番コード等を読み込むことができ、初
期設定がしやすい。
【0039】更に、出荷元の出荷設備に対応して設けた
出荷コードと輸送手段の収納部に対応して設けた収納コ
ードのほか、出荷先に設置された1又は複数の貯蔵部に
対応して貯蔵コードを設けた場合には、荷卸しの際に、
その貯蔵コードを読み込んでそれに対応した輸送物の種
類と携帯装置に格納されている情報とを照合し、結果を
表示することにより混合事故を確実に防止できる。
【0040】更に、本発明の携帯装置は、輸送手段が、
積み荷を各ハッチ部から共通の配管で排出する共通配管
構造又は各ハッチ部に対応した配管系統で排出する独立
配管構造のいずれのタンクローリーであっても、適用で
きる。そして、タンクローリーがハッチ部からの吐出口
と出荷先の貯蔵部の注入口とに接続可能な1又は複数本
のホースを着脱自在に保持している場合、そのホースに
も所定のコードを設けておくことにより、荷卸しの際の
コード照合がより確実になる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一例の無線式携
帯装置を用いて石油製品の積込み及び荷卸しが行われる
タンクローリーの概略構成を示す。図示のタンクローリ
ー1は、運転室(キャビン部)11内の下部に、タンク
ローリーの各種機器の作動を制御する制御装置(機器コ
ントローラ)12と、タンクローリー1の乗務員が所持
する無線式携帯装置2との間でアンテナを介して送受信
するための送受信機(無線アダプタ)13とを備えてい
る。携帯装置2については、後で詳細に説明する。
【0042】タンクローリー1は、石油製品の収納部と
してタンク部14を有するが、この例のタンク部14
は、出荷元(油槽所又は製油所)の出荷設備から供給さ
れる石油製品を油種毎に所定の単位量(一般に2Kl(キ
ロリットル)又は4Kl毎)で積載する複数(この場合3
個)のハッチ部14a〜14cから構成される。各ハッ
チ部14a〜14cの上面には、ハッチ(マンホール
蓋)15a〜15cが取り付けられ、各ハッチの近傍に
は、所定の油種製品が収納される収納部を示す「収納コ
ード」として、当該タンクローリーの各ハッチ部の番号
とを含むバーコードから成る「ハッチコード」16a〜
16cが付されている。
【0043】荷積み時には、出荷設備のローディングア
ーム3の先端部(ドロップパイプ)が、ハッチ部14a
〜14cのいずれかにその上面の開口を通って挿入され
る。ローディングアーム3は、出荷設備から供給される
油種毎に設けられ、その先端部において各ハッチ部の外
側に位置する部位には、当該ローディングアームから送
出される石油製品の油種コードを含むバーコードから成
る「出荷コード」4が付されている。従って、図2に示
すように、乗務員がタンクローリー1の任意のハッチ部
に1又は複数のローディングアーム3a,3bの先端部
を入れた後、後述のバーコード読取部44(図7)によ
り、当該ローディングアームに対応した出荷コード(4
a〜4cのいずれか)と、当該ハッチ部に対応したハッ
チコード(16a〜16cのいずれか)とを読み込むこ
とができる。
【0044】図1において、ハッチ部14a〜14cの
下側には、各ハッチ部から石油製品を排出する底弁18
a〜18cが取り付けられ、各底弁は、底弁操作ハンド
ル19a〜19cにより、それぞれ開閉操作される。各
底弁操作ハンドル19a〜19cには、それぞれをロッ
クする底弁操作ハンドルロック装置20a〜20cが付
設されている。更に、配管(この例の場合、系統)に
対応して決められたバーコードから成る「配管コード」
21a,21b,21cが付されている。配管の吐出口
17a〜17cの近傍には、荷卸し時に配管内に油がな
くなったことを検知するための空検知センサ22a〜2
2cが配置されている。
【0045】更に、タンク部14の下側には電磁弁23
が配設されており、この電磁弁23は、機器コントロー
ラ12によって制御され、底弁操作ハンドルロック装置
20a〜20c及び吐出口ハンドルロック装置30a〜
30cを空気圧で作動させるように構成されている。
【0046】出荷先の給油所SSでの荷卸し時には、後
述のように照合の結果、正しいと判定された場合、底弁
操作ハンドル19a〜19cのいずれかを選択的に開操
作して底弁18a,18b又は18cを開けることによ
り、対応するハッチ部14a,14b又は14cに積載
されている石油製品が、配管の吐出口17a,17b又
は17cから吐出される。そして、その石油製品は、後
述のように接続したホース5を介して、給油所SSの地
下タンクに送り込まれる。
【0047】給油所SSには、1又は複数の貯蔵部に区
画された地下タンクの注入口31a〜31dを収納した
注油口ボックス32(図4)が設置されているが、この
ボックス32の蓋は、各注入口31a〜31dに対応す
る位置に、当該給油所を特定する識別コード及び地下タ
ンクの各貯蔵部の識別コードと各貯蔵部に貯蔵される油
種コードとを含むバーコードから成る「貯蔵コード」3
3a〜33dが付されている。なお、当該給油所を特定
するための識別コードは、貯蔵コードに入れず、注油口
ボックス32その他の適当な場所に設けてもよい。
【0048】荷卸しの際には、図3及び図4に示すよう
に、乗務員が各貯蔵部の注入口31a〜31cのいずれ
かとタンクローリー1の吐出口17a,17b又は17
cとをホース5で接続した後、携帯装置2でコードを読
み取って対応関係を確認するため、ホース5の両接続端
部には、そのホースの番号を含むバーコードから成る
「ホースコード」6a,6bが付されている。
【0049】図5は、図1のタンクローリー1に搭載さ
れた各種装置と無線式携帯装置2を示す。図のように、
タンクローリー側の装置は、前述の機器コントローラ1
2、無線アダプタ13、機器コントローラ12によって
制御される電磁弁23底弁ハンドルロック装置20a
〜20c及び吐出口ハンドルロック装置30a〜30c
のほか、直流電圧(24Vバッテリー)を安定化して機
器コントローラ12や無線アダプタ13などの回路装置
に供給する安定化電源24を備えている。
【0050】一方、携帯装置2は、輸送物の積込み時に
前述の出荷コード4と、ハッチコード16a,16b又
は16cとを読み込むと共に、積み荷情報を作成して記
憶する。また、荷卸し時には、ホース5を接続した配管
の吐出口に対応した配管コード21a,21b又は21
cと、地下タンクの注入口に対応した貯蔵コード33
a,33b又は33cと、当該ホース5のホースコード
6a及び6bとを読み込むと共に、タンクローリー1側
の無線アダプタ13を介して機器コントローラ12と通
信することにより、必要な情報伝達やタンクローリー1
の各部の作動制御などを行う。
【0051】なお、底弁18a〜18cを空気圧で開閉
する方式のタンクローリーにおいても、電磁弁23の空
気圧で底弁を作動させることにより、本発明の携帯装置
を使用できる。
【0052】また、本発明の携帯装置を用いて輸送業務
を行うタンクローリーは、図1の例のように各ハッチ部
からの配管がそれぞれ独立している独立配管構造に限ら
ず、共通配管構造のものでもよい。図6は、その一例を
示す。これは、前述の特開平7−251900号公報に
記載された共通配管部を有するタンクローリーであり、
図6において図1の例と同様の構成要素には同じ符号が
付してある。その概略構成は、次のとおりである。
【0053】まず、運転室11の下側には、機器コント
ローラ12と無線アダプタ13とが設けられる。なお、
上記公報に記載されたタンクローリーでは、コントロー
ラ12に接続したカード読取器が設けられているが、本
発明では、カード読取器は不要である。
【0054】タンク部14は、油種毎に所定単位量で積
載されるハッチ部14a〜14eに区分されると共に、
各ハッチ部の上面にはマンホール蓋15a〜15eが取
り付けられ、その上面にはハッチコード16a〜16e
が付されている。また、各ハッチ部の底面には、底弁1
8a〜18eが取り付けられ、各底弁は底弁操作ハンド
ル19a〜19eにより、それぞれ開閉される。これら
底弁操作ハンドル19a〜19eの選択的な開操作によ
り、各底弁18a〜18eのいずれかが開けられ、か
つ、通常は閉となっている遮断弁26が開けられると、
選択されたハッチ部に積載されている油が、遮断弁26
を通って共通配管部27に達する。そして、共通配管部
27の吐出コック28を開操作した時、油は吐出口29
に接続したホース5を介して、給油所の地下タンク注入
口31a〜31cのいずれかから注入されて貯蔵され
る。
【0055】上記の運転室11とタンク部14との間に
は、機器コントローラ2に制御されて共通配管部27の
遮断弁26を空気で作動させる電磁弁23が配設されて
いる。
【0056】次に、携帯装置2について説明する。図7
に示すように、携帯装置2は、直方体形状の本体部41
の正面に、液晶表示器から成る表示部42と、10個の
押しボタンから成るテンキー部43とを設けると共に、
本体部41の一部(図において上端部)は、コード読取
手段の一例のバーコード読取部44として構成されてい
る。本体部41の一側には、無線通信部を構成するアン
テナ45を一定の範囲で回動可能に取り付けると共に、
本体部41の内部に、警報手段として圧電素子或いはス
ピーカから成る発音部46と、図8に示すように構成さ
れた電子回路とを配置している。この回路は、後述の設
定操作等の処理を実行する制御手段としてCPUから成
る制御部47を備え、これに不揮発性メモリから成る記
憶部48を接続すると共に、入力手段としてテンキー部
43及びバーコード読取部44、情報出力手段として表
示部42、発音部46及び無線通信回路部49を、それ
ぞれ接続して構成されている。
【0057】制御部47には、輸送物の積込み及び荷卸
しの際に携帯装置2で行われる動作を制御するために必
要なプログラムが格納されるほか、積込み時にコード読
取部44から読み込まれた出荷コードに対応する具体的
な油種を示す出荷テーブルが予め格納される。この「出
荷テーブル」は、図9に示すように、前述の出荷コード
を第1のコード情報とし、これに含まれている油種コー
ドに対応した具体的な油種を表わす「油種」欄と、各油
種ごとの添加物を表わす「添加物」欄とから成る。第1
のコード情報は、例えば、ローディングアームから送出
される油種コードとして“004”(灯油を示す)のよ
うに表わされる。この例では、「油種」欄は“灯油”、
「添加物」欄は“なし”となる。このような「出荷テー
ブル」により、携帯装置2は、出荷コードが読み込まれ
ると、それに対応した具体的な「油種」を自動的に出力
し、それを表示部42に表示することができる。
【0058】一方、記憶部48には、前述のようにコー
ド読取部44から「出荷コード」と「ハッチコード」と
が読み込まれた時、制御部47により「積み荷情報」と
して作成された対応テーブルが格納される。その対応テ
ーブルは、図10に示すように、「出荷コード」を第1
のコード情報とし、「ハッチコード」を第2のコード情
報として、両者の対応関係を示すものである。第2のコ
ード情報は、例えば、当該タンクローリーの車番として
“002”,ローディングアームを接続したハッチ部の
番号として“01”を含み、全体として“00201”
のように表わされる。
【0059】次に、石油製品の積込み及び荷卸しを行う
際の携帯装置2の使用法とその動作について説明する。
【0060】 初期設定操作 初めに、携帯装置2の制御部47は、表示部42に図1
1(A)のような「機能選択画面」を表示し、操作者
(乗務員)に“1:積み荷”,“2:荷卸し”,“3:
初期設定”のいずれかを選択させる。すなわち、操作者
は、携帯装置2のテンキー部43の「1」,「2」又は
「3」のキーを押すことにより、いずれかの動作を選択
することができる。
【0061】但し、以下の「初期設定」が完了するまで
は、「1」(積み荷)と「2」(荷卸し)は選択できな
い。このため、初期設定完了前の機能選択画面では、
“1:積み荷”と“2:荷卸し”の部分が反転表示され
る。
【0062】図11において(A)の「機能選択画面」
が表示されている時、操作者が「3」のキーを押すと、
表示部42には(B)の「初期設定画面」が表示され
る。ここで、タンクローリーの車番コード(例えば6桁
の数字で表す)を読み込む。この車番コードは、当該タ
ンクローリーの任意の部位に付してあればよいが、乗務
員がバーコード読取部44を車番を示すバーコードに当
てて読み込むため、そのようなバーコードは、運転室の
内部(例えば後部壁面)に貼付されているとよい。車番
コードが読み込まれると、(C)に示すように表示画面
内の所定の位置(“車=”と表示)にその車番が表示さ
れる。しかし、誤ったコードが読み込まれる等、読み込
みが正常に行われなかった場合には、携帯装置2の発音
部46から出る警報音と共に、(C’)に示すように表
示画面に“データ異常”が所定時間表示され、その後自
動的に(B)の画面に戻る。
【0063】次に、「固有コードD1」として、当該タ
ンクローリーの各ハッチ部の容量(前述の所定単位量)
を示す「ハッチ容量コード」を読み込ませる。この「ハ
ッチ容量コード」は、タンクローリーのハッチ部の個数
分の桁数の数字で表わされる。例えば、ハッチ部が7個
あって、各部の容量がハッチ番号順に4−2−2−4−
4−2−4(キロリットル)であるならば、ハッチ容量
コードは“4224424”となる。上記車番コードと
同様に、このハッチ容量コードもバーコードとして、当
該タンクローリーの任意の部位に付してあればよい。ハ
ッチ容量コードが読み込まれると、(D)に示すように
表示画面内の所定の位置(“D1=”と表示)に上記のよ
うな数字が表示される。しかし、誤ったコードが読み込
まれたりする等、読み込みが正常に行われなかった場合
には、携帯装置2の発音部46から出る警報音と共に、
(D’)に示すように表示画面に“データ異常”が所定
時間表示され、その後自動的に(C)の画面に戻る。
【0064】次に、「固有コードD2」として、当該タ
ンクローリーの各ハッチ部に対応した配管を示す「配管
系統コード」を読み込ませる。この「配管系統コード」
は、例えば、ハッチ部が7個あって、図1のタンクロー
リーのように各ハッチ部の油を送出する配管がそれぞれ
独立している独立配管構造の場合には、各ハッチ部に対
応する配管の番号で“1234567”のように表わさ
れ、或いは、図6のタンクローリーのような共通配管構
造で、番号1〜3のハッチ部には番号1の配管が対応
し、番号4〜7のハッチ部には番号2の配管が対応して
いる場合には、ハッチ番号順に“1112222”のよ
うに表わされる。上記車番コード及び固有コードD1と
同様に、固有コードD2もバーコードとして、当該タン
クローリーの任意の部位に付してあればよい。固有コー
ドD2が読み込まれると、(E)に示すように表示画面
内の所定の位置(“D2=”と表示)に上記例のような数
字が表示される。しかし、誤ったコードが読み込まれた
りする等、読み込みが正常に行われなかった場合には、
携帯装置2の発音部46から出る警報音と共に、
(E’)に示すように表示画面に“データ異常”が所定
時間表示され、その後自動的に(D)の画面に戻る。
【0065】次に、上記(E)の表示画面では、操作者
に“1:登録”,“9:戻る”のいずれかを選択させ
る。操作者が「9」のキーを押すと、画面は(B)の表
示に戻るので、再度上記のコード読込みを行うことがで
きる。一方、操作者が「1」のキーを押すと、読み込ま
れたコードの内容が制御部47に格納され、(F)に示
すように画面には「登録しました」の表示が現れる。そ
の後、自動的に機能選択画面となる。
【0066】以上で初期設定が完了し、携帯装置2は、
当該タンクローリーでの輸送業務に使用可能となる。
【0067】 積み荷設定操作 これは、前述のように乗務員がタンクローリーの任意の
ハッチ部に1又は複数のローディングアームを接続した
後、当該ローディングアームに対応した出荷コードと当
該ハッチ部に対応したハッチコードとを読み込むときの
操作である。
【0068】初めに、図12(A)に示すように、携帯
装置2の表示部42に前述の「機能選択画面」が表示さ
れている時、以下の「積み荷設定」が完了するまでは、
「2」(荷卸し)は選択できない。このため、積み荷設
定完了前の機能選択画面では“2:荷卸し”の部分が反
転表示される。
【0069】(A)の機能選択画面において、乗務員が
「1」のキーを押すと、表示部42には(B)のような
読込み指示画面が表示される。なお、以下の設定操作が
終了した後で「機能選択画面」の「1」を選択すると、
(C)のように“登録済み”表示画面となり、ここでは
設定済の内容を変更するか否か(1:ハイ,9:イイ
エ)を選択できる。そして、「9」を選択すると初めの
「機能選択画面」に戻り、「1」を選択すると(B)の
画面になる。また、後述の「強制積み荷操作」(図1
5)を選択した時にも、表示部42は(B)の画面にな
る。
【0070】ここで、乗務員がコード読取部44で、例
えば番号「1」のハッチ部の「ハッチコード」16aを
読み込むと、(D)に示すように<設定中>表示画面内
の所定の位置(“ハッチNo. =”と表示)にハッチ番号
“1”が表示され、同時に、そのハッチ部の前回の油種
(例えば「HG」)も表示される(前回何らかの石油製
品が収納されていた場合、その油種が携帯装置2に記憶
されている)。しかし、誤ったハッチコードが読み込ま
れる等、読み込みが正常に行われなかった場合には、携
帯装置2の発音部46から出る警報音と共に、(G)に
示すように表示画面に“データ異常”が所定時間表示さ
れ、自動的に後述の設定終了画面(F)となる。
【0071】次に、上記(D)の表示画面の時、コード
読取部44から「出荷コード」が読み込まれると、制御
部47は、前述の「出荷テーブル」(図9)を参照し
て、その第1のコード情報(出荷コード)に対応する具
体的な油種を、(E)に示すように表示画面内の所定の
位置(“油種=”と表示)に表示する。例えば、ハイオ
クタン・ガソリンを供給するローディングアームに対応
した出荷コードの場合、“油種=HG”と表示される。
その後、自動的に(F)に示す設定終了画面となる。或
いは、誤った出荷コードが読み込まれる等、読み込みが
正常に行われなかった場合には、前記と同様、携帯装置
2の発音部46から出る警報音と共に、(G)に示すよ
うに表示画面に“データ異常”が所定時間表示される
か、(H)に示すように“読み取り時間オーバー”と表
示して、自動的に設定終了画面(F)となる。
【0072】設定終了画面(F)では、上記のようにし
てハッチコードが読み込まれたハッチ部に対応する出荷
コードの油種とその量が表示される。例えば、番号
「1」のハッチ部(容量4Kl)に油種「HG」の石油製
品が収納される場合には、“1HG 4”と表示され
る。
【0073】更に次のハッチ部に対する積み荷設定を行
うときは、そのハッチ部に対応するハッチコードを読み
込むと、表示部42は、上記(D)の<設定中>表示画
面内の所定の位置(“ハッチNo. =”)に、そのハッチ
コードで示されるハッチ番号を表示する。ここで、出荷
コードを読み込むと、その出荷コードに対応する具体的
な油種が、上記(E)のように表示画面内の所定の位置
(“油種=”)に表示され、その後自動的に設定終了画
面(F)となる。かくして、出荷情報に対応する全ての
石油製品を積み込むべきハッチ部についてハッチコード
と出荷コードの読込みを行った時、次の「完了操作」を
実行する。
【0074】すなわち、全てのハッチ部についてコード
の読込みが行われると、設定終了画面(F)は、図13
(A)に示すようになる。この画面では、番号「0」が
「完了」の選択肢になっているので、乗務員は「0」の
キーを押すことによって「積み荷設定」を終了すること
ができる。この操作により、表示画面では“0:完了”
の表示が消える。その後、携帯装置2の電源スイッチ
(図示省略)をOFFにする。
【0075】 冬季軽油設定操作 上記は、タンクローリーの空のハッチ部に前記種類の
石油製品を積み込む通常油種設定操作であるが、冬季に
は、特に寒冷地で、灯油に軽油を所定の割合で混合した
「冬季軽油」が使用されることから、タンクローリーへ
の積込み時に、所定の量の灯油を入れたハッチ部に更に
軽油を入れて出荷する場合がある。このため、携帯装置
2は、次のような設定操作を行うことができる。
【0076】図14(A)に示すように、全てのハッチ
部についてコード読込みが行われた時の表示画面におい
て、灯油が入っているハッチ部のうち容量の大きいハッ
チ部(この例の場合、容量4Klの番号「4」のハッチ
部)に軽油を入れるため、そのハッチ部に対応したハッ
チコードを読み込む。すると、前述のように、図14
(B)の<設定中>表示画面内の所定の位置にハッチ番
号と油種“灯油”が表示される。このとき、当該ハッチ
部には既に灯油が入っているので、携帯装置2の発音部
46から警報音が出る。また、誤ったハッチコードが読
み込まれる等、読み込みが正常に行われなかった場合に
も、携帯装置2の発音部46から警報音が出るが、この
場合には、前記と同様、図14(E)に示す表示画面に
“データ異常”が所定時間表示され、その後自動的に初
めの表示画面(A)に戻る。
【0077】ハッチコードが正常に読み込まれた場合に
は、上記のように警報音の発生と共に図14(B)のよ
うに表示された状態で、軽油を供給するローディングア
ームに対応した出荷コードを読み込むと、表示部42の
画面には、(C)に示すようにハッチ番号と共に“油種
=軽油”及び“冬季軽油か否か”という問いが表示され
る。しかし、誤った出荷コードが読み込まれる等、読み
込みが正常に行われなかった場合には、警報音と共に、
(F)に示すように表示画面に当該ハッチ番号と共に
“油種=灯油”及び“設定済み”が表示され、その後
(E)の“データ異常”表示画面を経て、自動的に初め
の表示画面(A)に戻る。
【0078】出荷コードが正常に読み込まれた場合に
は、上記(C)の表示画面の状態で、乗務員が「9」の
キーを押すと(冬季軽油でない場合)、表示画面は初め
の画面(A)に戻るが、「1」のキーを押すと(冬季軽
油の場合)、(D)に示すように当該ハッチ部(番号
「4」)の表示は“軽 4”となる。以上で、冬季軽油
設定操作が終了する。
【0079】 強制積み荷操作 これは、出荷先において予定された量の荷卸しができ
ず、タンクローリーが油槽所に戻ってきた場合の強制的
な積み荷設定操作である。この場合、荷卸しできなかっ
たハッチ部のデータは、今回の積み荷データとして引き
継がれる。
【0080】初めに、図15(A)に示すように、携帯
装置2の表示部42に「機能選択画面」が表示された状
態で、乗務員が「1」のキーを押すと、荷卸しできなか
ったハッチ部のデータが引き継がれているので、携帯装
置2の制御部47は、表示部42に(B)のような強制
積み荷設定画面を表示させる。この画面では、乗務員に
通常の積み荷設定を強制積み荷に設定変更するか否か
(1:ハイ,9:イイエ)を選択させる。そして、
「9」を選択すると、初めの「機能選択画面」に戻る
が、「1」を選択すると、(C)の画面になる。これ
は、前記の積み荷設定操作における図12(B)の画
面と同じであり、以後、前記の手順で操作を行うこと
ができる。
【0081】 荷卸し操作 これは、出荷先の給油所において、前述のように乗務員
がタンクローリーのハッチ部からの吐出口と貯蔵部の注
入口とにホースを接続した後、当該吐出口に対応した配
管コードと、当該注入口に対応した貯蔵コードと、当該
ホースのホースコードとを読み込むときの操作である。
【0082】初めに、図16(A)に示すような「機能
選択画面」が表示されるが、以下のような荷卸しが一度
行われると、“1:積み荷設定”は反転表示となる。こ
の時「1」を選択すると、前述の「強制積み荷操作」と
なる。また、全量荷卸し後は通常表示になる。
【0083】上記(A)の機能選択画面において、乗務
員が、荷卸しを選択する「2」のキーを押すと、表示部
42の表示画面には(B)のような積み荷データが表示
される。この積み荷データ表示画面は、前述の積み荷設
定操作が完了した時の表示画面(図13(B))と同じ
である。
【0084】ここで、携帯装置2のコード読取部44か
ら前述の貯蔵コードを読み込むと、制御部47は、その
貯蔵コードに含まれている油種コードで表される具体的
な油種(例えば「HG」)を、(C)に示す<荷卸し>
表示画面内の所定の位置(“タンク”と表示)に表示す
る。しかし、誤った貯蔵コードが読み込まれる等、読み
込みが正常に行われなかった場合には、携帯装置2の発
音部46から警報音を発生すると共に、図16(H)に
示すように表示画面に“データ異常”が所定時間表示さ
れ、自動的に上記の積み荷データ表示画面(B)に戻
る。
【0085】次に、上記(C)の<荷卸し>表示画面の
時、給油所の貯蔵部の注入口に接続したホースにおいて
当該注入口側の接続端部に付されたホースコードが読み
込まれると、(D)に示すように、それに対応したホー
スの番号(例えば“1”)が表示画面内の所定の位置
(“ホース”と表示)に表示される。しかし、誤ったホ
ースコードが読み込まれる等、読み込みが正常に行われ
なかった場合には、携帯装置2の発音部46から警報音
を発生すると共に、図16(H)に示すように表示画面
に“データ異常”が所定時間表示されるか、(I)に示
すように“読み取り時間オーバー”と表示して、自動的
に上記の積み荷データ表示画面(B)に戻る。
【0086】次に、上記(D)の<荷卸し>表示画面の
時、タンクローリー側のホースを接続した吐出口に対応
した配管コードが読み込まれると、制御部47は、その
配管コードから対応するハッチ部の番号を検知し、更に
前述の「対応テーブル」(図10)を参照して、そのハ
ッチ部(第2のコード情報)に対応する具体的な油種
(第1のコード情報)を、(E)に示すように表示画面
内の所定の位置(“ハッチ”と表示)に表示する。しか
し、誤った配管コードが読み込まれる等、読み込みが正
常に行われなかった場合には、携帯装置2の発音部46
から警報音を発生すると共に、図16(H)に示すよう
に表示画面に“データ異常”を所定時間表示し、自動的
に上記の積み荷データ表示画面(B)に戻る。
【0087】次に、上記(E)の<荷卸し>表示画面の
時、タンクローリーの吐出口に接続したホースにおいて
当該吐出口側の接続端部に付されたホースコードが読み
込まれると、(F)に示すように、それに対応したホー
スの番号(例えば“1”)が表示画面内の所定の位置
(“ホース”と表示)に表示される。この時、表示画面
には先に読み込まれたホースコードに対応する表示がさ
れているので、更に第2のホースコードが読み込まれた
結果、ホースの表示は、例えば“1−1”となる。しか
し、誤ったホースコードが読み込まれる等、読み込みが
正常に行われなかった場合には、前記と同様に、携帯装
置2の発音部46から警報音を発生すると共に、図16
(H)に示すように表示画面に“データ異常”が所定時
間表示されるか、(I)に示すように“読み取り時間オ
ーバー”と表示して、自動的に上記の<荷卸し>表示画
面(D)に戻る。
【0088】また、制御部47は、上記のようにして読
み込まれた2つのホースコードからホース(番号)の一
致/不一致、及び貯蔵コードからのタンク油種と配管コ
ードからのハッチ油種との一致/不一致を判定する。そ
して、一致と判定したとき、ホースを接続したハッチ部
のロックを解除する信号を出力し、無線送信部49を介
してタンクローリーの機器コントローラ12に送信し
て、当該ハッチ部のハンドルロック装置のロックを解除
させると共に、携帯装置2の表示部42には、図16
(G)に示すように当該ハッチ部の番号と“ロック解除
中”の表示をさせる。一方、2つのホースコードからホ
ース(番号)が不一致と判定したときには、警報音を発
生すると共に、図16(J)に示すように表示画面に
“ホース接続エラー”という記述と、不一致となったホ
ースの表示(例えば“ホース 1−2”)を行い、ま
た、貯蔵コードからのタンク油種と配管コードからのハ
ッチ油種とが不一致と判定したときは、(K)に示すよ
うに“<荷卸し>該当ハッチ無し”と表示する画面を経
て、自動的に積み荷データ表示画面(B)に戻る。
【0089】上記のように、底弁操作ハンドルロック装
置20a〜20c及び吐出口ハンドルロック装置30a
〜30cを解除させると共に“ロック解除中”の表示を
行った後、制御部47は、図17(L)に示すように、
積み荷データの表示画面において当該ハッチ部の番号と
油種の欄に“*”を付けることにより、当該ハッチ部が
「荷卸し中」であることを表示する。
【0090】ここで、別のハッチ部からの荷卸しを同時
に行う場合(2系統同時荷卸し)は、別のホースを接続
した貯蔵部の注入口に対応した貯蔵コードを読み込む
と、前述した図16(C)のように、<荷卸し>表示画
面の所定の位置(“タンク”)にその貯蔵コード中の油
種コードで表される具体的な油種を表示した画面とな
る。以下、前述のようにホースコードと配管コードの読
込みを行うことにより、同時荷卸しのハッチ部について
“*”によって「荷卸し中」の表示がされる。
【0091】その後「荷卸し」が終了すると、前述のよ
うに警報音が発生すると共に、表示画面は、図17
(M)に示すように、荷卸しが終了したハッチ部に
“確”の表示が付いた画面となる。ここで、当該ハッチ
部の番号を選択すると、表示画面は、(N)に示すよう
に“荷卸し作業”の表示と共に“1:尺割”,“5:転
送”又は“9:完了”を選択させる画面となる。すなわ
ち、乗務員は、携帯装置2のテンキー部43の「1」,
「5」又は「9」のキーを押すことにより、いずれかの
作業内容を選択することができる。ここで、「尺割」と
は、ハッチ部から1回で全量の荷卸しを行わない場合に
2回以上に分けて荷卸しすることであり、「転送」と
は、1つの給油所で荷卸しして残った油を他の給油所へ
輸送することである。
【0092】上記選択画面(N)において、“1:尺
割”を選択すると、表示画面は(O)に示すように、荷
卸しが終了したハッチ部に“尺”の表示が付いた画面と
なる。ここで、荷卸し(尺割)するためホースを接続し
た注入口に対応した貯蔵コードを読み込むと、図16
(C)のように、<荷卸し>表示画面の所定の位置
(“タンク”)にその貯蔵コード中の油種コードで表さ
れる具体的な油種を表示した画面となる。以下、前述の
ようにホースコードと配管コードの読込みを行うことに
より、当該ハッチ部について尺割が行われる。
【0093】一方、“5:転送”又は“9:完了”を選
択すると、表示画面は(P)に示すように、荷卸しの終
了したハッチ部に“残”の表示が付いた画面となる。そ
して、その吐出口はハンドルロックが解除された状態と
なる。以下、次の「残油処理操作」が行われる。
【0094】 残油処理操作及び荷卸し完了操作 残油処理とは、ハッチ部からの荷卸しが終了した時、配
管内に残った油を排出するための処理である。図18に
おいて(A)に示すように、荷卸しが終了したハッチ部
に“残”の表示が付いた画面(図17(P)と同じ)の
時、乗務員が「1」のキーを押して残油処理を開始させ
る。そして、残油処理が終了すると、図18(B)に示
すように、番号「1」のハッチ部の“残”の表示が
“完”に変わると共に“0:SS完”の表示が現れる。
なお、上記「転送」を選択した場合には、残油処理が終
了した時、ハッチ部の“残”の表示が“転”に変わる。
また、吐出口のハンドルロック装置がロック状態とな
る。
【0095】上記(B)の画面が表示されている時、
「1」又は「0」のキーを押さず、他のハッチ部からの
荷卸しを行う貯蔵部の貯蔵コードを読み込むと、前述し
た図16(C)の画面となり、以下、通常の荷卸し操作
を行うことができる。一方、図18(B)の画面におい
て「1」のキーを押すと、(A)の画面に戻り、当該ハ
ッチ部のハンドルロックは解除される。また、「0」の
キーを押すと、次に(C)に示すように、ハッチ部の
“完”の表示が“0”に変わると共に“0:SS完”の
表示が消える。なお、「転送」の場合には、“転”の表
示のままである。その後、自動的に電源OFFとなり、
画面が消える。以上で荷卸しが完了する。
【0096】以上のように構成されて動作する携帯装置
2を用いれば、前述のような出荷コントローラを持たな
い既存の出荷設備(図19の出荷ヤード)においても、
荷積み時の出荷情報の設定及び確認が容易にできる。
【0097】例えば、図19に示す出荷システムでは、
各給油所SSから受注管理センターへの注文予約情報
は、センターの受注管理装置51から油槽所の事務所に
設置された出荷管理装置52へ送信される。出荷管理装
置52は、これに付設した通信装置53を介して、タン
クローリー1の乗務員が持つ無線式携帯装置2との間
で、当該タンクローリー1の車番等の車情報や受注予約
情報のやり取りを行う。従って、乗務員は、タンクロー
リー1から降りて事務所へ立ち寄る必要なく、携帯装置
2に必要な情報を格納することができる。
【0098】次に、乗務員はタンクローリー1を出荷ヤ
ードのアイランド54に横付けし、所定のローディング
アーム3の吐出口をタンクローリー1の任意のハッチ部
に接続する。そして、携帯装置2を用いて前述の「積み
荷設定」等の操作を実行する。その際、乗務員は、携帯
装置2の表示部42に受注予約情報等を表示させなが
ら、手動で荷積み作業を行うことができる。荷積みが完
了すると、乗務員は携帯装置2を持ってタンクローリー
1に乗り込み、出荷先のSSへ向かう。
【0099】また、図20に示すように、出荷設備を制
御する出荷コントローラ55が設けられ、これに表示装
置56のほか、無線装置57が付設されている場合に
は、乗務員は、出荷コントローラ55から無線装置57
を介して携帯装置2に送られた情報を表示部42に表示
させたり、携帯装置2で作成した出荷情報やそれに基づ
く指令を出荷コントローラ55へ送って出荷設備を自動
制御しながら、荷積み作業を行うことができる。また、
携帯装置2に読み込んだコード情報を出荷コントローラ
55へ送って出荷情報を作成させることも可能であり、
荷積み作業が一層容易になる。
【0100】タンクローリー1の乗務員は、給油所SS
に到着すると、携帯装置2を所持して以下の作業を行
う。
【0101】すなわち、各貯蔵部の注入口31a〜31
cのいずれかとタンクローリー1の吐出口17a,17
b又は17cとをホース5で接続した後、携帯装置2で
前述の「荷卸し操作」等を実行する。そして、荷卸しが
許容されると、該当ハッチ部に収納されている油が配管
の吐出口からホース5を通って地下タンクに注入され、
出荷元に発注した必要な油量が貯蔵される。
【0102】かくして、携帯装置2の制御部47は、先
に格納された出荷情報に基づき、給油所地下タンク貯蔵
油種と荷卸しを行うハッチ部の油種と油量を自動的に照
合、判定するものである。従って、タンクローリー1の
乗務員や荷卸し先の担当者が確認ミスをした場合、乗務
員の所持する携帯装置2に警報音とメッセージとが出力
され間違いが報知できるため、荷卸しを確実に行うこと
ができる。また、乗務員が誤ってハッチ底弁等の開操作
を行うことも防止され、給油所のタンクへ異なる種類の
油の混入が防止される。
【0103】以上、図示のタンクローリーでの輸送業務
に使用される携帯装置2について説明したが、本発明
は、これに限られるものではない。例えば、本発明の携
帯装置を用いた輸送業務を行う輸送手段は、積み荷がで
きる1又は複数の収納部を有するものであれば、タンク
ローリー以外の陸上輸送手段、船舶その他の水上ないし
水中輸送手段、或いは航空機のような空中輸送手段でも
よい。また、携帯装置の形状や回路素子その他の構成要
素の配置等も、図示の例に限定されず、必要な機能に応
じて取捨選択可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の無線式携帯装置を用いて石油製
品の積込み及び荷卸しが行われるタンクローリーの概略
構成を示す図。
【図2】荷積み時に出荷コードとハッチコードとを携帯
装置に読み込む状態を示す図。
【図3】荷卸し時にタンクローリーの配管の吐出口にホ
ースを接続し、その吐出口近傍に付された配管コード
と、その吐出口に接続したホースに付されたホースコー
ドとを携帯装置に読み込む状態を示す図。
【図4】荷卸し時に給油所の地下タンクの注入口にホー
スを接続し、その注入口近傍に付された貯蔵コードと、
その注入口に接続したホースに付されたホースコードと
を携帯装置に読み込む状態を示す図。
【図5】タンクローリーに搭載された各種装置と無線式
携帯装置とを示す図。
【図6】共通配管部を有するタンクローリーの概略構成
を示す図。
【図7】本発明の携帯装置の一形態を示す図。
【図8】図7の携帯装置の回路構成を示すブロック図。
【図9】携帯装置の制御部に予め格納された出荷テーブ
ルの一例を示す図。
【図10】携帯装置の記憶部に格納される対応テーブル
の一例を示す図。
【図11】初期設定操作時の携帯装置の表示画面の変化
を示す図。
【図12】積み荷設定操作時の表示画面の変化を示す
図。
【図13】積み荷設定完了操作時の表示画面の変化を示
す図。
【図14】冬季軽油設定操作時の表示画面の変化を示す
図。
【図15】強制積み荷操作時の表示画面の変化を示す
図。
【図16】荷卸し操作時の表示画面の変化を示す図。
【図17】図16の表示画面に続く画面の変化を示す
図。
【図18】残油処理操作及び荷卸し完了操作時の表示画
面の変化を示す図。
【図19】出荷設備に出荷制御装置がない場合の構成を
示す図。
【図20】出荷設備に出荷制御装置がある場合の構成を
示す図。
【符号の説明】
1…タンクローリー、2…携帯装置、3…ローディング
アーム、4a〜4c…出荷コード、5…ホース、6a,
6b…ホースコード、11…運転室、12…制御装置
(機器コントローラ)、13…送受信機(無線アダプ
タ)、14…タンク部、14a〜14c…ハッチ部、1
5a〜15c…マンホール蓋、16a〜16c…ハッチ
コード、17a〜17c…吐出口、18a〜18c…底
弁、19a〜19c…底弁操作ハンドル、20a〜20
c…底弁操作ハンドルロック装置、21a,21b…配
管系統コード、22a〜22c…空検知センサ、23…
電磁弁、30a〜30c…吐出口ハンドルロック装置、
31a〜31d…地下タンク注入口、32…注油口ボッ
クス、33a〜33d…貯蔵コード、41…携帯装置の
本体部、42…表示部、43…テンキー部、44…バー
コード読取部、45…アンテナ、46…発音部、47…
制御部、48…記憶部、49…無線通信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−226589(JP,A) 特開 平7−251900(JP,A) 特開 平8−319000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石油製品等の輸送対象物をその種類毎に収
    納する1又は複数のハッチ部、該ハッチ部から輸送対象
    物を排出するための配管部、及び該配管部の吐出口と出
    荷先に設置された1又は複数の貯蔵部の注入口とに接続
    可能な1又は複数本のホースを備えたタンクローリーに
    より、前記輸送対象物を出荷元から出荷先まで輸送して
    荷卸しする輸送業務に用いられる携帯装置であって、 前記出荷元の出荷設備に対応して設けられた出荷コー
    ド、前記タンクローリーのハッチ部に対応して設けられ
    たハッチコード、前記配管部の吐出口に対応して設けら
    れた配管コード、前記配管部の吐出口に接続する前記ホ
    ースの一端部に付された第1のホースコード、前記貯蔵
    部の注入口に接続する前記ホースの他端部に付された第
    2のホースコード、及び前記出荷先に設置された1又は
    複数の貯蔵部に対応して設けられた貯蔵コードを読み込
    むコード読取手段、 該コード読取手段から読み込んだ出荷コードとハッチコ
    ードとを対応づけた情報を記憶部に格納する制御手段、
    及び該制御手段により取り出された情報を出力する情報
    出力手段を備え、 前記制御手段は、前記コード読取手段から読み込まれた
    前記第1,第2のホースコードを照合することにより前
    記ホースの接続を確認すると共に、前記コード読取手段
    から読み込まれた前記貯蔵コードと前記配管コードを照
    合することにより、各コードに対応した輸送対象物の種
    類の一致/不一致を判定し、その判定結果を前記情報出
    力手段に出力させることを特徴とする携帯装置。
  2. 【請求項2】 石油製品等の輸送対象物をその種類毎に収
    納する1又は複数のハッチ部、及び該ハッチ部の吐出口
    と出荷先に設置された1又は複数の貯蔵部の注入口とに
    接続可能な1又は複数本のホースを備えたタンクローリ
    ーにより、前記輸送対象物を出荷元から出荷先まで輸送
    して荷卸しする輸送業務に用いられる携帯装置であっ
    て、 前記出荷元の出荷設備に対応して設けられた出荷コー
    ド、前記タンクローリーのハッチ部に対応して設けられ
    たハッチコード、前記ハッチ部の吐出口に対応して設け
    られた配管コード、前記ハッチ部の吐出口に接続する前
    記ホースの一端部に付された第1のホースコード、及び
    前記貯蔵部の注入口に接続する前記ホースの他端部に付
    された第2のホースコード、及び前記出荷先に設置され
    た1又は複数の貯蔵部に対応して設けられた貯蔵コード
    を読み込むコード読取手段、 該コード読取手段から読み込んだ出荷コードとハッチコ
    ードとを対応づけた情報を記憶部に格納する制御手段、
    及び該制御手段により取り出された情報を出力する情報
    出力手段を具備し、 前記制御手段は、前記コード読取手段から読み込まれた
    前記第1,第2のホースコードを照合することにより前
    記ホースの接続を確認すると共に、前記コード読取手段
    から読み込まれた前記貯蔵コードとハッチコード及び配
    管コードを照合することにより、前記ハッチコードに対
    応した輸送対象物の種類と前記貯蔵コードに対応した輸
    送対象物の種類との一致/不一致を判定し、その判定結
    果を前記情報出力手段に出力させることを特徴とする携
    帯装置。
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