JPH11153113A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH11153113A
JPH11153113A JP32115397A JP32115397A JPH11153113A JP H11153113 A JPH11153113 A JP H11153113A JP 32115397 A JP32115397 A JP 32115397A JP 32115397 A JP32115397 A JP 32115397A JP H11153113 A JPH11153113 A JP H11153113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg
clip
push
insert
legs
Prior art date
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Pending
Application number
JP32115397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutomi Sakata
一臣 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP32115397A priority Critical patent/JPH11153113A/ja
Publication of JPH11153113A publication Critical patent/JPH11153113A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 孔径の大きさに応じて、雌部材が拡径する大
きさを変えるクリップを得る。 【解決手段】 雌部材12の脚体16の拡がり寸法を変
えたいときは、雄部材14を挿入体26の軸廻りに回転
させて挿入することで、突出長の異なる押拡部32、3
4が、脚体16を内側から押し拡げ、脚体16の拡がり
寸法を変える。これによって、取付孔の孔径が異なるパ
ネルであっても、1つのクリップ10で対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの板材を結合
するクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に示すように、パネル60
とパネル62を結合するクリップ64として、雄部材6
6と雌部材68とで構成されたものがある。
【0003】雌部材68は、弾性的に縮径可能な脚体7
0を備えており、この脚体70の先端は、弾性ヒンジ7
2で連結されている。この脚体70が構成する中空部に
は、雄部材66の円柱状のピン78が挿入されるように
なっている。
【0004】そして、取付孔74、76へ雌部材68を
挿入し、中空部へピン78を押し込むと、脚体70が内
側からピン78に押し拡げられて、取付孔74、76の
孔径より拡径し脚体70が取付孔74、76に係止され
る。これにより、フランジ80と脚体70とに挟まれて
パネル60とパネル62とが結合される。
【0005】ところで、このようなクリップ64では、
ピン78を挿入したときの脚体70の拡径する大きさが
決まっているので、取付孔の孔径に適した大きさのクリ
ップを、異なる孔径の数だけ製造する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、孔径の大きさに応じて、雌部材が拡径する大きさ
を変えるクリップを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、2枚の板材に貫通された取付孔へ、挿入先端部が連
結された複数の脚体を挿入し、脚体の挿入後端部に設け
られたフランジが、板面に当接するまで押し込む。
【0008】次に、脚体が構成する中空部へ挿入体を挿
入すると、挿入体の外側面から突出した押拡部が、脚体
を内側から押し拡げ、脚体を取付孔の孔壁に押し付け
る。そして、この脚体とフランジとに挟まれて、板材と
板材とが結合される。
【0009】ここで、脚体の拡がり寸法を変えたいとき
は、挿入体を挿入体の軸廻りに回転させて挿入すること
で、突出長の異なる押拡部が、脚体を内側から押し拡
げ、脚体の拡がり寸法を変える。これによって、取付孔
の孔径が異なる板材であっても、1つのクリップで対応
できる。
【0010】請求項2に記載の発明では、隣合うフラン
ジが、伸縮可能な弾性帯で連結されている。このため、
取付孔に挿入される前でも、脚体が略筒形状を保持でき
るので、取付孔への挿入作業が迅速にできる。また、弾
性帯は、脚体の拡がり具合に応じて、伸縮するので、脚
体の拡がり動作を阻害しない。
【0011】請求項3に記載の発明では、脚体の外側面
に、挿入方向に沿って複数の係合爪が設けられている。
この係合爪のどれかが、脚体が拡がったときに、取付孔
の孔縁と係合するので、板厚の異なる板材でも結合させ
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すように、本形態
に係るクリップ10は、雌部材12と、この雌部材12
に挿入される雄部材14とで構成されている。
【0013】雌部材12は、円筒体を軸方向に沿って4
分割したような形状をした脚体16を備えている。この
脚体16は、互いに向かい合うように対面配置されてお
り、脚体16の端部には、先端部が連結されすり鉢状の
中空部を構成する先細りの挿入部18が形成されてい
る。この挿入部18の連結部18Aを境にして、脚体1
6が互い傾倒できるようになっている。
【0014】また、脚体16の上端部には、扇状のフラ
ンジ20が外方向へ張り出している。このフランジ20
は、外側へ湾曲した弾性帯22で連結されている。この
弾性帯22は自由状態で、2つの脚体16を直立させた
姿勢で保持する、姿勢維持機能を持っている。
【0015】さらに、フランジ20の内側には、円弧状
のざぐり24が形成されている。このざぐり24は、後
述する雄部材14の挿入体26を挿入したとき、図3に
示すように、拡径して頭部28と係合するようになって
いる。
【0016】また、脚体16の内周壁は長方形状に凹設
され、雄部材14の押拡体32、34が係合する係合溝
30となっている。この係合溝30の底部30Aから挿
入部18かけて内径が縮小されており、円弧状の掛かり
部36が形成されている。
【0017】さらに、脚体16の外側面に、挿入方向に
沿って係合爪38が複数突設されており、脚体16が拡
がったときに、取付孔48の孔周縁と係合するようにな
っている。
【0018】一方、雄部材14は、芯となる挿入体26
を備えている。この挿入体26の外側面からは、直交す
る水平二軸方向へ押拡体32、34が突出している。押
拡体32は平行に張り出す2枚の板壁からなり、下方に
は係合溝30へ案内するガイド用のテーパー部32Aが
形成されている。
【0019】また、押拡体34も同様に、平行に張り出
す2枚の板壁からなり、下方には係合溝30へ案内する
ガイド用のテーパー部34Aが形成されている。なお、
押拡体34の挿入体26からの突出長は、押拡体32よ
り短くなっている。従って、係合溝30に押拡体34が
係合するか、押拡体32が係合するかによって、脚体1
6の拡がり寸法が変わる。
【0020】また、押拡体32、34の挿入側には、先
端に向かって先細りした円錐部40が設けられており、
この円錐部40と押拡体32、34との間には、括れ部
42が形成されている。この括れ部42は、雄部材14
が雌部材12へ挿入され、頭部28がざぐり24と係合
したとき、掛かり部36に係止され、不用意に雄部材1
4が雌部材12から抜け出さないようにしている。
【0021】さらに、円錐部40の挿入側には、掛かり
部36へ雄部材14を案内する円錐状のガイド部44が
設けられており、挿入作業を容易にしている。
【0022】次に、本形態に係るクリップ10でパネル
を結合する作業手順について説明する。
【0023】図2に示すように、重なり合ったパネル5
0、52の小径の取付孔46、48へ、パネル50にフ
ランジ20が当たるまで雌部材12を押し込む。このと
き、取付孔46、48の内周壁と係合爪38との間に
は、隙間があいている。
【0024】ここで、脚体16が構成する中空部へ雄部
材14を挿入し、頭部28がざぐり24と係合するまで
押し込む。これにより、図3に示すように、押拡体34
が係合溝30と係合して、脚体16を内側から押し拡
げ、係合爪38を取付孔46、48の内周壁に押し付け
る。このため、パネル50、52は、フランジ20と脚
体16とに挟まれて、結合される。なお、弾性帯22
は、伸縮するので、脚体16の拡がり動作を阻害しな
い。
【0025】また、このとき、括れ部42が掛かり部3
6に係止され、不用意に雄部材14が雌部材12から抜
け出さないようにしている。さらに、係合爪38の何れ
かが、取付孔48の孔縁と係合するので、板厚の異なる
パネルでも対応することができる。
【0026】また、押拡体32は、脚体16と脚体16
の間に位置しているので、脚体16に当たって脚体16
を押し拡げることはない。
【0027】一方、図4及び図5に示すように、重なり
合ったパネル54、56の取付孔58、59が大径であ
る場合、雄部材14を軸廻りに90°回転させ、押拡体
32が係合溝30と係合するようにして、雌部材12へ
押し込む。
【0028】この押拡体32は、押拡体34より突出長
が大きいので、係合溝30と係合したとき、脚体16を
押拡体34より大きく拡げる。このため、取付孔58、
59が大径であっても、係合爪38を取付孔58、59
の内周壁に押し付けることができる。これによって、パ
ネル54、56は、フランジ20と脚体16とに挟まれ
て、結合される。
【0029】なお、本形態では、突出長が異なる押拡体
を2つ設けたが、回転軸廻りに突出長が異なる押拡体を
3つ設けてもよい(60°回転させる毎に突出長が異な
る)。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、孔径の大
きさに応じて、雌部材が拡径する大きさを変えることが
できる。このため、取付孔の大きさが異なる板材でも結
合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るクリップの分解斜視図である。
【図2】本形態に係るクリップでパネルを結合させる手
順を示した正断面図である。
【図3】本形態に係るクリップでパネルを結合させた状
態を示した正断面図である。
【図4】本形態に係るクリップでパネルを結合させる手
順を示した正断面図である。
【図5】本形態に係るクリップでパネルを結合させた状
態を示した正断面図である。
【図6】従来のクリップでパネルを結合させる手順を示
した断面図である。
【図7】従来のクリップでパネルを結合させた状態を示
した断面図である。
【符号の説明】
12 雌部材 14 雄部材 16 脚体 20 フランジ 22 弾性帯 26 挿入体 32 押拡部 34 押拡部 38 係合爪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入先端部が連結され2つの板材を貫通
    する取付孔へ挿入される複数の脚体と、前記脚体の挿入
    後端部に設けられ脚体を前記取付孔へ挿入したとき板面
    に当接するフランジと、を備えた雌部材と、 前記脚体が構成する中空部へ挿入される挿入体と、前記
    挿入体の外側面から外方向へ突出し前記脚体を内側から
    押し拡げると共に、挿入体の軸廻りの位置によって突出
    長が異なる押拡部と、を備えた雄部材と、で構成された
    ことを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 隣合う前記フランジが、伸縮可能な弾性
    帯で連結されたことを特徴とする請求項1に記載のクリ
    ップ。
  3. 【請求項3】 前記脚体の外側面に、挿入方向に沿って
    複数の係合爪が設けられたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のクリップ。
JP32115397A 1997-11-21 1997-11-21 クリップ Pending JPH11153113A (ja)

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