JP2005188579A - パネル等の固定具 - Google Patents

パネル等の固定具 Download PDF

Info

Publication number
JP2005188579A
JP2005188579A JP2003428682A JP2003428682A JP2005188579A JP 2005188579 A JP2005188579 A JP 2005188579A JP 2003428682 A JP2003428682 A JP 2003428682A JP 2003428682 A JP2003428682 A JP 2003428682A JP 2005188579 A JP2005188579 A JP 2005188579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bush
shaft portion
pin
diameter
locking claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003428682A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kato
裕幸 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Original Assignee
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd filed Critical Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Priority to JP2003428682A priority Critical patent/JP2005188579A/ja
Priority to US11/013,383 priority patent/US7207759B2/en
Publication of JP2005188579A publication Critical patent/JP2005188579A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B19/00Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
    • F16B19/04Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
    • F16B19/08Hollow rivets; Multi-part rivets
    • F16B19/10Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
    • F16B19/1027Multi-part rivets
    • F16B19/1036Blind rivets
    • F16B19/1081Blind rivets fastened by a drive-pin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S411/00Expanded, threaded, driven, headed, tool-deformed, or locked-threaded fastener
    • Y10S411/913Self-expanding anchor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

【課題】 ピンとブッシュが非拡径連結状態で連結されて一方の部品の紛失のおそれがなく、しかも、一方の被取付部材に予め取付けておくことのできる固定具を提供する。
【解決手段】 固定具3は、ピン1とブッシュ2で構成され、ブッシュ軸部18を複数の被取付部材の穴に挿入し、ブッシュ軸部にピン軸部9を挿入してブッシュ軸部の先端部分22を拡径する拡径連結状態にし、拡径したブッシュ軸部部分とブッシュフランジ17とによって複数の被取付部材を連結する。ブッシュ軸部18に、ピン軸部9をブッシュ軸部の途中まで挿入してブッシュ軸部を拡径しない状態でピンとブッシュを連結する非拡径連結状態に維持する係止爪26が設けられ、ピン軸部に、係止爪を受入れて係合する係止溝11が形成され、係止爪26は、通常時被取付部材の取付穴の直径より大径に張り出すが、半径方向内方に撓むことができ、係止溝11は半径方向内方に撓んだ係止爪を受入れる深さに形成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ピンとブッシュで構成され、ブッシュの軸部をパネル等の被取付部材の穴に挿入し、そのブッシュの中空軸部にピンの軸部を挿入してブッシュ軸部の先端側部分を拡径する拡径連結状態を維持し、その拡径連結状態で拡径したブッシュ軸部部分とブッシュのフランジとによって被取付部材を挟持するパネル等の固定具に関する。
ピンとブッシュで構成され、ブッシュの軸部をパネル等の被取付部材の穴に挿入し、そのブッシュの中空軸部にピンの軸部を挿入してブッシュ軸部の先端側部分を拡径する拡径連結状態を維持し、該拡径連結状態で拡径したブッシュ軸部部分とブッシュのフランジとによって被取付部材を挟持するパネル等の固定具は知られている。特開昭55−17794号公報(米国特許第4,276,806号明細書に対応:特許文献1)には、その固定具の1つが開示されている。この固定具は、ピンとブッシュが未使用の状態では破断可能な薄肉部で連結されて一方の部品だけ紛失することのないようになっている。また、使用時、ブッシュ軸部を第1の被取付部材の取付穴に挿入して固定して、予め固定具を第1被取付部材に固定できる。次に、第2の被取付部材の取付穴にブッシュ軸部を挿入した後、ピンをブッシュ軸部に完全に押込んでブッシュ軸部先端を拡径し、ピン軸部先端の係止爪がブッシュ軸部の係止肩に係合して拡径連結状態を維持し、第1被取付部材と第2被取付部材を連結する。実開昭57−104007号公報(特許文献2)は、別のピン・ブッシュ形式の固定具を開示している。この固定具は、ピンとブッシュが分離していて、第1被取付部材及び第2被取付部材の取付穴に挿入されたブッシュの軸部の中空部にピン軸部が挿入されて拡径連結状態を維持して、第1及び第2被取付部材を相互に連結する。この特許文献2の固定具においても、その図9(b)に示される実施形態では、ブッシュが第1被取付部材に挿入されると第1被取付部材に予め固定できる構成がある。更に、特開2000−81012号公報(特許第2980897号公報:特許文献3)には、特許文献2と同様のピンとブッシュが分離したピン・ブッシュ形式の固定具が開示されている。この固定具も、第1被取付部材にブッシュを予め固定することができ、その後、ブッシュ軸部を第2被取付部材の取付穴に挿入して、ピンをブッシュに完全に押込んで、拡径連結状態を維持する。
更に別のピンとブッシュが分離したピン・ブッシュ形式の固定具が、実開平6−69417号公報(実用新案登録第2581249号:特許文献4)に開示されている。この固定具もブッシュを第1及び第2被取付部材の取付穴に挿入した後、ピンをブッシュ軸部に完全に押込むと拡径連結状態に維持される。この固定具には、ブッシュを第1被取付部材に予め取付けておく機能はないが、分離しているピンとブッシュを、ピン軸部をブッシュ軸部の途中まで押込んだ状態で連結して、ピン又はブッシュの一方を紛失することのないようにする構成がある。ピンをブッシュの途中まで押込んだ状態では、ブッシュ軸部は拡径していないので、この非拡径連結連結状態でブッシュ軸部を被取付部材の取付穴に押込んでピンをブッシュに完全に押込むことによって第1及び第2被取付部材を連結する拡径連結状態に維持される。
特開昭55−017794号公報 実開昭57−104007号公報 特開2000−81012号公報 実開平6−069417号公報
上記特許文献1〜3に開示された固定具では、固定具又はブッシュを第1被取付部材にを先付けできるので、第2被取付部材へブッシュ軸部を挿入するとき、第1被取付部材と固定具の両方を作業者が別々に持つ煩雑さがなくなり、作業がし易い。しかし、特許文献2及び特許文献3に記載の固定具では、ピンとブッシュとが分離していて一方を紛失するおそれがあり、好ましくない。特許文献1の固定具は、未使用時には、ピンとブッシュが破断可能な薄肉部で連結されて一方の部品だけ紛失することのないように形成されているが、その薄肉部は破断し易く、使用前に作業者のミス等で破断してしまうと、ピンがブッシュから分離してしまい、一方の部品を紛失するおそれがある。特許文献4の固定具は、非拡径連結状態でピンとブッシュが連結されているので、そのような紛失のおそれがなくなる。しかし、第1被取付部材への先付けが期待できないので、第2被取付部材へブッシュ軸部を挿入するとき、第1被取付部材と固定具の両方を作業者が別々に持つ煩雑な作業を強いられることがある。この作業は、例えば、自動車の艤装ライン等における流れ作業においては作業効率を低くしてしまう。
従って、本発明の目的は、ピンとブッシュが非拡径連結状態で連結されていて、一方の部品の紛失のおそれがなく、しかも、一方の被取付部材に予め取付けておくことのできる固定具を提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明によれば、ピンとブッシュで構成され、ブッシュの軸部をパネル等の被取付部材の穴に挿入し、そのブッシュの中空軸部にピンの軸部を挿入してブッシュ軸部の先端側部分を拡径する拡径連結状態を維持し、拡径連結状態で拡径したブッシュ軸部部分とブッシュのフランジとによって被取付部材を挟持するパネル等の固定具が提供され、この固定具は、ブッシュ軸部に、ピン軸部がブッシュ軸部の途中まで挿入されてブッシュ軸部を拡径しない状態でピンとブッシュを連結する非拡径連結状態に維持するための係止爪が設けられ、ピン軸部に、非拡径連結状態で係止爪を受入れて係合する係止肩を形成した係止溝が形成され、係止爪は、通常時には被取付部材の取付穴の直径より大径に張出すが、外部からの力によって半径方向内方に撓むことのできる弾性を有するように形成され、係止溝の半径方向の深さが、被取付部材の取付穴へブッシュ軸部を挿入するのを阻害しないように半径方向内方に撓んだ係止爪を受入れる深さに形成されていることを特徴とする。
上記のように、ブッシュ軸部の係止爪がピン軸部の係止溝の係止肩に係止して非拡径連結状態を維持して、ピン又はブッシュの一方を紛失するおそれを防止するだけでなく、係止爪が通常時には被取付部材の取付穴の直径より張出しているので、ブッシュ軸部をその被取付部材の取付穴に挿入すると取付穴を通るときには内方に撓むが通過後には再び取付穴の外側に張出して固定具を被取付部材に仮止めすなわち先付けすることができ、第2の被取付部材へブッシュ軸部を挿入するとき、第1の被取付部材と固定具の両方を作業者が別々に持つ煩雑さがなくなるので、作業がし易くなり、流れ作業において作業効率を低くすることがなくなる。
上記固定具において、ブッシュ軸部は、その先端が拡径可能なように縦スリットによって分割されており、係止爪は、スリットにブッシュフランジからブッシュ軸部の途中まで延びて形成されるのが好ましい。これにより、ピン軸部をブッシュ軸部に少し押し込めば非拡径連結状態を得ることができる。また、ブッシュ軸部の先端には、非拡径連結状態から更にブッシュ軸部に挿入されるピン軸部によって半径方向外方に張出す内方突起が形成されるのが好ましく、内方突起はピン軸部の係止溝に係合して拡径連結状態を維持することができる。更に、係止爪は、ピンとブッシュが非拡径連結状態にある状態で、その一部が被取付部材の取付穴の直径より大径に張出した部分を有し、該係止爪は、張出部分からブッシュ軸部先端側部分に向けて及びフランジ側部分にむけてなだらかに傾斜して形成されているのが好ましい。これにより、ブッシュ軸部を被取付部材へ挿入するのが容易になるだけでなく、第1の被取付部材に予め取付けておいた固定具を、取付けミスや交換等の場合に取外したり、再取付けができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1〜図10は、本発明の1実施形態に係る、ピン1とブッシュ2とから成るピン・ブッシュ形式の、パネル等の固定具3を示している。詳細には、図1及び図2はピン1を示し、図3〜図6はブッシュ2を示し、図7〜図10は、ピン1とブッシュ2とが非拡径連結状態に連結された固定具3を示している。また、図11〜図13は、固定具3を用いてパネル等の第1被取付部材5を他のパネル等の第2被取付部材6へ連結する作業の様子を示している。固定具3は、プラスチック製のブッシュ2とプラスチック製のピン1との、2部品で構成される。ピン1とブッシュ2とから成る固定具3は、図7〜図10に示すように、ピン1がブッシュ2に少し挿入された非拡径連結状態に連結される。
図1及び図2を参照して、ピン1の詳細を説明する。ピン1は、円形フランジ形状の頭部7と、頭部7から延びる軸部9とから成る。軸部9は、ブッシュ軸部の中空部分に挿入できる外径を有するように形成される。軸部9には、先端(図1の下端)側に、ブッシュ軸部の係止爪に係合する係止肩10を形成する係止溝11が周全体に形成される。係止溝11は、ブッシュ軸部の係止爪が半径方向内方に撓んで係止爪がブッシュ軸部外周面から張り出さないように係止爪部分を受入れる半径方向深さを有する。係止溝11の上方部分13は、ピン軸部9がブッシュ軸部に完全に押込まれるときブッシュ軸部の係止爪を受入れる空間を形成するように小径に形成されている。小径部分13の上方部分14は、ブッシュ軸部の内径に近い外径に形成されて、ピン軸部9がブッシュ軸部に完全に押込まれた本止め状態においてピン軸部9がブッシュ軸部内でぐらつかないようにしてある。
図3〜図6を参照して、ブッシュ2の詳細を説明する。ブッシュ2は、円形のフランジ17とフランジ17から延びる軸部18から成る。ブッシュフランジ17及び軸部18にはピン軸部9が挿入できるように軸方向に貫通穴19が形成されている。ブッシュフランジ17の直径は、第1被取付部材5の取付穴の直径より大きく形成されている。軸部18の直径は、第1被取付部材5及び第2被取付部材6の取付穴に挿入できるように取付穴より小径に形成されている。軸部18は、先端部分22において挿入容易なように外側が先細にテーパしている。ブッシュ軸部18は、その先端が拡径可能なように3つの縦スリット21によって3つに分割されている。先端部分22において、内側には貫通穴19の直径を狭めるように内側に突出し先端の側に軸方向に延びるリブ23が、周方向に120度の間隔をおいて3本形成されている。このため、先端部分22は、ピン軸部9がブッシュ軸部18に完全に挿入されてブッシュ軸部18が大きく拡径して拡径連結状態に至る。リブ23には、先端の側に小さな係止突起25(図6参照)が形成されており、ピン軸部9がブッシュ軸部18に完全に挿入されると、ピン軸部9の先端の係止肩10が係止突起25に係合し、ピン1とブッシュ2は、軸部18の先端部分22が拡径する拡径連結状態に保持される。軸部18のスリット21は、軸部18を周回りに120度の間隔をおいた3本の脚に分割している。軸部18を複数の脚形状に形成することによって第1被取付部材5及び第2被取付部材6の取付穴にブッシュ軸部を挿入するとき内側に撓んで挿入し易くなり、ピン1を非拡径連結状態から拡径連結状態に挿入するとき軸部18の先端部分22が外側に容易に撓んで、連結作業が容易になる。
ブッシュ軸部18には、スリット21のそれぞれに、フランジ17側の端部からブッシュ軸部18の途中まで延びて、先端が軸部18の半径方向内方に突出する弾性係止爪26が形成されている。係止爪26は、図6に最も良く示されている。係止爪26は、ピン軸部9がブッシュ軸部18の途中まで挿入されると、ピン軸部9の先端側に形成された係止溝11の係止肩10に係合し、ブッシュ軸部18を拡径しない状態でピンとブッシュを連結する非拡径連結状態に維持する。図7、図9及び図10に示される固定具3は、非拡径連結状態にある。各弾性係止爪26は、図6に示すように、通常時にはブッシュ軸部18の外周面から外方に張出す張出部分27を有する。本発明において、張出部分27は、第1被取付部材の取付穴の直径より大径に張出している。係止爪26は、外部からの力によってブッシュ軸部18の半径方向内方に撓むことのできる弾性を有する。前記のように、ピン軸部9には先端側に係止溝11が形成されており、係止溝11は、ブッシュ軸部18を第1被取付部材の取付穴に挿入すると、係止爪26の張出部分27に加わる半径方向内方への力によって内方に撓んだ係止爪26を受入れる深さを有し、係止爪26の張出部分27が半径方向内方に引込むので、係止爪26の張出部分27は、第1被取付部材の取付穴へブッシュ軸部18を挿入するのを阻害しなくなる。
各係止爪26は、スリット21にフランジ17からブッシュ軸部18の途中まで延びて形成される。これにより、ピン軸部9をブッシュ軸部18に少し押し込めば非拡径連結状態を得ることができる。上記のように、係止爪26は、ピン1とブッシュ2が非拡径連結状態にある状態を含む通常時において、係止爪26の一部すなわち張出部分27が被取付部材の取付穴の直径より大径に張出している。この張出部分27からブッシュ軸部先端側部分に向けて及びフランジ側部分にむけてなだらかに傾斜して形成されている。これにより、ブッシュ軸部18を被取付部材へ挿入するのが容易になるだけでなく、第1の被取付部材に予め取付けておいた固定具3を、取付けミスや交換等の場合に取外したり、再取付けができる。
図7〜図10は、非拡径連結状態でピン1とブッシュ2を連結した固定具3を示す。ピン軸部9がブッシュ軸部18に少し挿入した状態で、図10に図示のように、係止爪26の先端が、ピン軸部9の係止溝11の係止肩10に係合して、ピン1がブッシュ2から抜け外れるのを阻止している。この非拡径連結状態で、ピン1とブッシュ2とから成る固定具3は、1つの物品として取扱われ、搬送され、管理され、更にパネル等の連結に用いられる。例えば、図11に示すように、第1被取付部材5の取付穴に挿入する場合に、ブッシュ2とピン1が非拡径連結状態で連結された状態で、ブッシュ2の軸部が取付穴に挿入される。なお、非拡径連結状態では、係止爪26は、係止溝11の中に、外力の加わらない自然な姿勢のままに収容されるので、係止爪26がクリープ変形することはない。
図11〜図13を参照し、固定具3を用いてパネル等の第1被取付部材5を他のパネル等の第2被取付部材6へ連結する作業を説明する。図7〜図10に示す非拡径連結状態にある固定具3を持って、図11に図示のように、第1被取付部材5の取付穴29にブッシュ軸部18を挿入する。挿入の際、係止爪26がブッシュ軸部18の外面から取付穴29の外側に張出しているが、ピン軸部9の係止溝11の深さが十分にあるので、係止爪26はブッシュ軸部18の内方に撓められて張出しがなくなり、ブッシュ軸部18を第1被取付部材5の取付穴29に挿入できる。挿入後、図12に図示のように、係止爪26の張出部分27が取付穴29から抜け出て、係止爪26がその弾性によって元の状態に復帰し、張出部分27が取付穴29に係止し、固定具3が第1被取付部材5に仮止めされる。係止爪26は、図8等に示すように、3個設けられており、取付穴29への係止力は大きく、仮止めの連結の力は大きい。このように、固定具1を被取付部材5に仮止めによって先付けすることができる。従って、第2被取付部材6へブッシュ軸部18を挿入するとき、第1被取付部材5と固定具3の両方を作業者が別々に持つ煩雑さがなくなるので、作業がし易くなり、流れ作業において作業効率を低くすることがなくなる。
第1被取付部材5を第2被取付部材6に連結するために、固定具3が取付けられた第1被取付部材5のブッシュ軸部18を第2被取付部材6の取付穴に挿入する。その場合、ブッシュ2とピン1が非拡径連結状態で連結された状態でブッシュ軸部18が第2被取付部材6の取付穴に挿入される。挿入後、固定具3のピン1の頭部7を指等でブッシュ2のフランジ17に隣接するように1回押圧するだけで非拡径連結状態からピン1の軸部がブッシュ2の軸部に完全に挿入される。これによって、ピン軸部9の先端がブッシュ軸部18先端のリブ23を押し広げてブッシュ軸部18の先端部分を拡径し、この拡径部分とフランジ17とによって第1被取付部材5及び第2被取付部材6を挟持することによって両部材を連結する。図13はその拡径連結状態を示している。リブ23には、先端の側に小さな係止突起25が形成され、ピン軸部9がブッシュ軸部18に完全に挿入されると、ピン軸部9の先端の係止肩10が係止突起25に係合し、ピン1とブッシュ2は、軸部18の先端部分22が拡径する拡径連結状態に保持される。
なお、ピン1の頭部7の直径は、ピン頭部7がブッシュフランジ17に隣接したとき、マイナスドライバ等の工具の先端入る隙間を形成する程度に、ブッシュフランジ17の直径より小径に形成されているのが好ましい。その隙間に、工具先端を差し入れて、ピン頭部7をブッシュフランジ17から引き離すようにこじる。これによって、ピン軸部9の先端の係止溝11が軸部18のリブ23の係止突起25から外れ、ピン軸部9がブッシュ軸部18から抜け出る。
本発明の1実施形態に係る固定具のピンの正面図である。 図1のピンの底面図である。 本発明の1実施形態に係る固定具のブッシュの平面図である。 図3のブッシュの正面図である。 図3のブッシュの底面図である。 図3のブッシュのVI−VI線で断面した端面図である。 本発明の1実施形態に係る固定具の正面図である。 図7の固定具の底面図である。 図7の固定具の右側面図である。 図8の固定具のX−X線で断面した端面図である。 本発明の1実施形態に係る固定具を第1被取付部材に取付ける途中を示す図である。 図11の固定具を第1被取付部材に仮止めした状態を示す図である。 第1被取付部材を第2被取付部材に連結した状態を示す図である。
符号の説明
1 ピン
2 ブッシュ
3 固定具
5 第1被取付部材
6 第2被取付部材
7 ピンの頭部
9 ピンの軸部
10 係止肩
11 係止溝
17 ブッシュのフランジ
18 ブッシュの軸部
19 ブッシュ軸部の貫通穴
21 縦のスリット
22 ブッシュ軸部の先端部分
23 リブ
25 係止突起
26 弾性係止爪
27 係止爪の張出部分
29 第1被取付部材の取付穴

Claims (4)

  1. ピンとブッシュで構成され、ブッシュの軸部をパネル等の被取付部材の穴に挿入し、そのブッシュの中空軸部にピンの軸部を挿入してブッシュ軸部の先端側部分を拡径する拡径連結状態を維持し、該拡径連結状態で拡径したブッシュ軸部部分とブッシュのフランジとによって被取付部材を挟持するパネル等の固定具において、
    ブッシュ軸部には、ピン軸部がブッシュ軸部の途中まで挿入されてブッシュ軸部を拡径しない状態でピンとブッシュを連結する非拡径連結状態に維持するための係止爪が設けられ、ピン軸部には、前記非拡径連結状態で前記係止爪を受入れて係合する係止肩を形成した係止溝が形成され、前記係止爪は、通常時には前記被取付部材の取付穴の直径より大径に張出すが、外部からの力によって半径方向内方に撓むことのできる弾性を有するように形成され、前記係止溝の半径方向の深さが、前記被取付部材の取付穴へブッシュ軸部を挿入するのを阻害しないように半径方向内方に撓んだ係止爪を受入れる深さに形成されていることを特徴とする固定具。
  2. 請求項1に記載の固定具において、ブッシュ軸部は、その先端が拡径可能なように縦スリットによって分割されており、前記係止爪は、前記スリットにブッシュフランジからブッシュ軸部の途中まで延びていることを特徴とする固定具。
  3. 請求項1又は2に記載の固定具において、ブッシュ軸部の先端には、前記非拡径連結状態から更にブッシュ軸部に挿入されるピン軸部によって半径方向外方に張出す内方突起が形成されており、該内方突起は前記ピン軸部の係止肩に係合して前記拡径連結状態を維持することができることを特徴とする固定具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の固定具において、前記係止爪は、ピンとブッシュが前記非拡径連結状態にある状態で、その一部が前記被取付部材の取付穴の直径より大径に張出した部分を有し、該係止爪は、前記張出部分からブッシュ軸部先端側部分に向けて及びフランジ側部分に向けて傾斜して形成されていることを特徴とする固定具。
JP2003428682A 2003-12-25 2003-12-25 パネル等の固定具 Pending JP2005188579A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003428682A JP2005188579A (ja) 2003-12-25 2003-12-25 パネル等の固定具
US11/013,383 US7207759B2 (en) 2003-12-25 2004-12-17 Fastener for panels or the like

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003428682A JP2005188579A (ja) 2003-12-25 2003-12-25 パネル等の固定具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005188579A true JP2005188579A (ja) 2005-07-14

Family

ID=34736283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003428682A Pending JP2005188579A (ja) 2003-12-25 2003-12-25 パネル等の固定具

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7207759B2 (ja)
JP (1) JP2005188579A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030707A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd クリップ
WO2011108531A1 (ja) * 2010-03-03 2011-09-09 株式会社ニフコ グロメット
JP2014190411A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Honda Motor Co Ltd 複数部材固定用クリップ及びクリップによる複数部材の固定方法
CN104196850A (zh) * 2014-09-17 2014-12-10 平湖市当湖街道飞天人机械图文设计服务部 一种数控车床圆柱形插销及其热处理工艺

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7736107B2 (en) * 2004-03-30 2010-06-15 Piolax, Inc. Clipping device
JP4535892B2 (ja) * 2005-01-25 2010-09-01 ポップリベット・ファスナー株式会社 クリップ
DE102005060362A1 (de) * 2005-12-16 2007-06-21 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Befestigungsvorrichtung für einen Motor in einem Haushaltgerät
US20080066266A1 (en) * 2006-09-14 2008-03-20 Derek Scroggie Fastener assembly
JP5243749B2 (ja) * 2007-08-09 2013-07-24 株式会社ニフコ クリップ及び支持部材
JP2010112508A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd 押込みタイプの固定具
JP2010144830A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd 固定具
DE102009014678A1 (de) * 2009-03-25 2010-09-30 A.Raymond Et Cie Spreizniet
US20100329815A1 (en) * 2009-06-26 2010-12-30 Jackson Jr Nicholas Trim Panel Retainer Assembly
EP2450582A4 (en) * 2009-06-29 2014-01-08 Nifco Inc CLAMP AND CLAMPING DEVICE
DE202009016632U1 (de) * 2009-12-08 2011-04-14 Ramsauer, Dieter Schnappbefestigung
US8714372B2 (en) 2010-12-16 2014-05-06 Huliot Storage Solutions Ltd. Kit for assembling a rigid support structure
CN102269208B (zh) * 2010-12-31 2013-03-27 北京谊安医疗***股份有限公司 销轴及具有该销轴的联轴器
EP2714375A1 (en) 2011-06-02 2014-04-09 A. Raymond et Cie Fasteners manufactured by three-dimensional printing
US20120320579A1 (en) * 2011-06-20 2012-12-20 Focal Point, L.L.C. Diffuser Assembly for LED Lighting Fixture
BE1020453A3 (nl) * 2011-12-01 2013-10-01 Unilin Bvba Meubel en werkwijze voor het vervaardigen van meubels.
FR2984431B1 (fr) * 2011-12-19 2014-11-14 Tarifold Systeme permettant la fixation d'un objet sur un element a rainure(s) de fixation et dispositif de fixation pour un tel systeme
DE102012016362B4 (de) * 2012-08-17 2018-09-20 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Befestigungsclip
US9410569B2 (en) 2013-02-14 2016-08-09 Richard W. Gray Removable panel fastener
DE102013004515B4 (de) * 2013-03-15 2023-05-11 Anvis Deutschland Gmbh Einrichtung zum lösbaren Befestigen eines Montageteils
US11225103B1 (en) * 2013-11-13 2022-01-18 Ronald Anthony Bowie Portable dry erase board
JP6446741B2 (ja) 2015-03-10 2019-01-09 ポップリベット・ファスナー株式会社 留め具及び締結構造
USD803037S1 (en) * 2015-07-06 2017-11-21 Pem Management, Inc. Metal clinch pin
US9862422B2 (en) * 2016-02-26 2018-01-09 Ford Global Technologies, Llc Fastener for providing a clamp load between two parts
EP3589848B1 (en) * 2017-02-28 2022-07-06 Illinois Tool Works Inc. Clipping bushing device of fastener assembly
USD867106S1 (en) * 2017-06-26 2019-11-19 David Blattel Stand adapter
JP6850773B2 (ja) * 2018-08-22 2021-03-31 株式会社ニフコ クリップ
USD884278S1 (en) * 2018-10-03 2020-05-12 Greisys Rodriguez Pedicure sanding disc bit
US11519446B2 (en) 2018-11-05 2022-12-06 Illinois Tool Works Inc. Fastener feedback feature
US11608849B2 (en) 2019-01-04 2023-03-21 Illinois Tool Works Inc. Grommet removal assemblies and methods
USD905546S1 (en) * 2019-01-04 2020-12-22 Illinois Tool Works Inc. Fastener
USD938266S1 (en) * 2019-03-04 2021-12-14 Signature Systems Group, Llc Connector pin
CN112081807A (zh) * 2019-06-14 2020-12-15 伊利诺斯工具制品有限公司 紧固件
US11346385B2 (en) 2020-04-06 2022-05-31 Illinois Tool Works Inc. Grommet
US20220013257A1 (en) 2020-07-10 2022-01-13 Illinois Tool Works Inc. Grommet
DE102020113385A1 (de) * 2020-05-18 2021-11-18 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Clip zum Anbringen einer Verblendung
CN113747700A (zh) * 2020-05-27 2021-12-03 霍夫曼机箱股份有限公司 用于外壳盖的附接***
USD991024S1 (en) 2021-12-15 2023-07-04 Illinois Tool Works Inc. Fastener
USD990300S1 (en) 2021-12-15 2023-06-27 Illinois Tool Works Inc. Fastener

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3112547A (en) * 1960-11-15 1963-12-03 Hartwell Corp Fastener
CA855914A (en) * 1968-02-23 1970-11-17 A. Mackenzie James Releasable reusable expanding fastener
US3918130A (en) * 1974-01-25 1975-11-11 Hartwell Corp Initially one piece removable fastener
US4114509A (en) * 1977-06-22 1978-09-19 Hartwell Corporation Fastener plunger entry resistance means
FR2431060A1 (fr) * 1978-07-13 1980-02-08 Itw De France Piece de fixation imperdable et reutilisable
JPS57104007A (en) 1980-12-19 1982-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Oxygen-enriched gas supplying equipment for combustion
JPS6123511U (ja) * 1984-07-18 1986-02-12 株式会社 ニフコ 合成樹脂製のリベツト
US4757664A (en) * 1985-06-04 1988-07-19 Screenex Wire Weaving Manufacturers (Proprietary) Limited Wear resistant panel arrangement
JPH0417859Y2 (ja) * 1987-09-14 1992-04-21
JP2727454B2 (ja) * 1988-06-28 1998-03-11 株式会社ニフコ 板の結合クリップ
JPH0247414U (ja) * 1988-09-29 1990-03-30
JPH0669417A (ja) 1992-08-18 1994-03-11 Miyazaki Oki Electric Co Ltd 半導体記憶装置のキャパシタ絶縁膜の形成方法
US5286152A (en) * 1992-12-08 1994-02-15 Illinois Tool Works Inc. Rivet fastener with push-in releasable drive pin
DE19753678A1 (de) * 1997-12-03 1999-06-10 United Carr Gmbh Trw Verbindung zwischen einem Träger, insbesondere einem Karosserieteil eines Kraftfahrzeuges, und einem Plattenelement, insbesondere einer Türverkleidung
JP2000008102A (ja) 1998-06-25 2000-01-11 Toyota Motor Corp チタン焼結用の耐火物容器及びチタン焼結方法
JP4105832B2 (ja) * 1999-09-02 2008-06-25 株式会社パイオラックス クリップ
JP2002081423A (ja) 2000-09-07 2002-03-22 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd クリップ
JP2003232318A (ja) * 2002-02-08 2003-08-22 Zen Kenchiku Sekkei Jimusho:Kk ファスナー
JP4067341B2 (ja) * 2002-06-12 2008-03-26 株式会社パイオラックス 2ピースクリップ
JP2004116722A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd クリップ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030707A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd クリップ
WO2011108531A1 (ja) * 2010-03-03 2011-09-09 株式会社ニフコ グロメット
JP2011179634A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Nifco Inc グロメット
US9016993B2 (en) 2010-03-03 2015-04-28 Nifco Inc. Grommet
JP2014190411A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Honda Motor Co Ltd 複数部材固定用クリップ及びクリップによる複数部材の固定方法
CN104196850A (zh) * 2014-09-17 2014-12-10 平湖市当湖街道飞天人机械图文设计服务部 一种数控车床圆柱形插销及其热处理工艺

Also Published As

Publication number Publication date
US20050152765A1 (en) 2005-07-14
US7207759B2 (en) 2007-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005188579A (ja) パネル等の固定具
JP2002081423A (ja) クリップ
JP4535892B2 (ja) クリップ
US5850676A (en) Clip with engaging mechanism
US6726417B2 (en) Clip
JP5243749B2 (ja) クリップ及び支持部材
US8636454B2 (en) Fastener
JP4870488B2 (ja) 高固定強度の固定具
JP4520920B2 (ja) クリップ
JP2009030707A (ja) クリップ
JP2606490Y2 (ja) クリップ
JP2004028244A (ja) クリップ及び部材連結装置
JPH11306889A (ja) グロメット
JP3332138B2 (ja) クリップ
JP3863812B2 (ja) クリップ
JP2009191971A (ja) 二段クリップの解除構造及び解除方法
JPH0842534A (ja) プラスチック製ブラインドリベット
JPH07208423A (ja) プラスチック製ブラインドリベット
JPH07233807A (ja) クリップ
JP2009257508A (ja) 2ピースクリップ
JP2014126133A (ja) ツーピースクリップ
JP2010115028A (ja) グロメット
EP1483512B1 (en) Clip
JP2022108102A (ja) リベット
JP2006170311A (ja) パネル連結構造及び固着具