JPH1115281A - 現像液除去装置 - Google Patents

現像液除去装置

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JPH1115281A
JPH1115281A JP17784197A JP17784197A JPH1115281A JP H1115281 A JPH1115281 A JP H1115281A JP 17784197 A JP17784197 A JP 17784197A JP 17784197 A JP17784197 A JP 17784197A JP H1115281 A JPH1115281 A JP H1115281A
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JP
Japan
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solution
developer
liquid developer
removing device
developing
Prior art date
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JP17784197A
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English (en)
Inventor
Hideki Kosugi
秀樹 小杉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像液除去装置であるクリーニングブレード
から現像ベルト又は感光体表面に液体現像剤が流出した
場合、流出した液体現像剤が次に形成する画像に対する
トナー像の層厚を変えることで画像不良をおこす恐れが
合った。 【解決手段】 第1現像液除去装置70は、液体現像剤
5層の除去を促進する溶液7を溜め、現像領域より回転
方向下流の現像ベルト55を溶液7に浸漬するよう配設
された溶液槽71と、溶液漕71が溜めた溶液7に超音
波による振動を加える振動部72とを有する。そして、
振動部72によって振動が加えられた溶液7に現像ベル
ト55面を浸漬することで、現像ベルト55面に残留し
た液体現像剤5層を現像ベルト55から離脱して確実に
除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は現像剤担持体に薄
層化して塗布された液体現像剤と感光体とを接触させて
静電潜像を顕像化する複写機或いはファクシミリ装置又
はプリンタ等の画像形成装置に用いられ、現像剤担持体
又は感光体表面に付着した不要な液体現像剤を除去する
現像液除去装置、特に画像品質の向上に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置では現像剤担持体で
ある現像ベルト又は現像ローラ等に高濃度高粘性の液体
現像剤を薄層化して塗布している。そして、現像剤担持
体に塗布された液体現像剤層と、感光体に形成した静電
潜像とが接触する現像領域で、液体現像剤層を静電潜像
に移行させてトナー像を形成している。感光体に形成さ
れたトナー像は感光体と記録媒体が近接する転写領域で
記録媒体に転写している。また、画像形成装置は現像液
除去装置として現像領域より下流の例えば現像ベルト表
面に当接するクリーニングブレードを設け、感光体の静
電潜像に移行できずに残留した液体現像剤層を掻き取り
除去している。また、転写領域より下流の感光体表面に
当接するクリーニングブレードを設け、記録媒体に転写
できずに残留した液体現像剤層を掻き取り除去してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
液体現像剤層に混入したチリ等により現像液除去装置で
あるクリーニングブレードの当接面に傷が発生した場
合、クリーニングブレードの傷の隙間から現像ベルト又
は感光体表面に液体現像剤が筋状に流出し残留する。そ
して、残留した液体現像剤が次に形成する画像に対する
トナー像の層厚を変えることで画像の濃度ムラを起した
り、残留した液体現像剤が画像にゴミとして残る恐れが
あった。
【0004】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたものであり、現像剤担持体又は感光体表面に残留し
た不要な液体現像剤を確実に除去することで安定した画
像を得ることができる現像液除去装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る現像液除
去装置は、感光体の静電潜像を可視像化することで現像
剤担持体に残留した不要な液体現像剤又は感光体に形成
した可視像を記録媒体に転写することで感光体に残留し
た不要な液体現像剤を除去する現像液除去装置におい
て、液体現像剤の除去を促進する溶液を溜めた溶液槽
と、溶液漕が溜めた溶液に超音波による振動を加える振
動部とを有し、現像剤担持体又は感光体の不要な液体現
像剤が残留した箇所を溶液槽に溜めた溶液に浸漬し、振
動する溶液によって不要な液体現像剤を除去することを
特徴とする。
【0006】また、上記現像液除去装置は、液体現像剤
の除去を促進する溶液を溜めた溶液槽と、溶液槽に溜め
た溶液に浸漬した現像剤担持体又は感光体の不要な液体
現像剤が残留した箇所に溶液によるジェット流を吹き付
けるジェット部とを有し、吹き付けた溶液によるジェッ
ト流によって不要な液体現像剤を除去すると良い。
【0007】また、上記現像液除去装置は、液体現像剤
の除去を促進する溶液を保持する溶液担持体を有し、溶
液担持体は現像剤担持体又は感光体の不要な液体現像剤
が残留した箇所を溶液を保持した面で拭き取ることで不
要な液体現像剤を除去すると良い。
【0008】更に、上記溶液はシリコーン又はエタノー
ルであることが望ましい。
【0009】また、上記現像液除去装置は、不要な液体
現像剤を除去した後の現像剤担持体又は感光体表面に当
接するスクレーパを備えると良い。
【0010】また、上記現像液除去装置は、不要な液体
現像剤を除去した後の現像剤担持体又は感光体表面に温
風を吹き付ける送風部を備えると良い。
【0011】更に、上記現像液除去装置は、不要な液体
現像剤を除去した後の現像剤担持体又は感光体表面に当
接するスクレーパと、不要な液体現像剤を除去した後の
現像剤担持体又は感光体表面に温風を吹き付ける送風部
とを備えることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の現像液除去装置は、例
えば電子写真複写機等の画像形成装置に用いられ、画像
形成装置は感光体と、感光体の周囲に回転方向に沿って
配置された帯電ユニットと、プリウエット供給ユニット
と、露光ユニットと、現像ユニットと、転写ユニットの
他に、第1現像液除去装置と第2現像液除去装置とを有
する。帯電ユニットは感光体を一様に帯電する。プリウ
エット供給ユニットはプリウエット液を感光体表面に薄
層化して塗布する。露光ユニットは送られた画像データ
に従って露光することで感光体上に静電潜像を形成す
る。現像ユニットは複数のローラで張設された現像剤担
持体である現像ベルトと、キャリア液とトナー粒子から
なる液体現像剤を溜める現像剤溜めと、液体現像剤を現
像剤溜めから汲みだして現像ベルトに薄層化して塗布す
る複数のローラとを有する。そして、現像ベルト上に塗
布された液体現像剤層と感光体に塗布されたプリウエッ
ト液層とが接触する現像領域で、感光体上の静電潜像に
液体現像剤層のトナーを移行させることでトナー像を形
成する。転写ユニットは送られた記録媒体と、感光体に
形成されたトナー像が近接する転写領域でトナー像を記
録媒体に転写する。
【0013】第1現像液除去装置は、現像ベルトが保持
した液体現像剤層を現像領域で感光体の静電潜像に移行
することで、現像ベルト表面に残留した不要な液体現像
剤層を除去するために、液体現像剤の除去を促進する溶
液を溜め、現像領域より回転方向下流の現像ベルトを溶
液に浸漬するよう配設された溶液槽と、溶液漕が溜めた
溶液に超音波による振動を加える振動部とを有する。そ
して、振動部によって振動が加えられた溶液に現像ベル
ト面を浸漬することで、現像ベルト面に残留した液体現
像剤層は溶液によって溶解又は剥離性が高められ、溶解
又は剥離性が高められた液体現像剤層は振動する溶液に
よって現像ベルトから離脱して確実に除去される。
【0014】このように、現像ベルト等に残留した不要
な液体現像剤層を溶液槽が溜めた振動する溶液に浸漬さ
せるようにしたため、現像ベルト等から不要な液体現像
剤層を確実に除去することができ、現像ベルト等に残留
した不要な液体現像剤層を起因とした画像不良を確実に
防ぐことができる。
【0015】また、上記振動部の代りに溶液槽に溜めた
溶液に浸漬した現像ベルト等の不要な液体現像剤が残留
した箇所に溶液によるジェット流を吹き付けるジェット
部を設け、例えば溶液によって溶解又は剥離性が高めら
れた液体現像剤に対し、溶液によるジェット流を吹き付
けることで現像ベルト等から離脱させて除去するように
しても良い。
【0016】第2現像液除去装置は、感光体表面に形成
したトナー像を転写領域で記録媒体に転写することで、
感光体表面に残留した不要な液体現像剤層を除去するた
めに、例えば液体現像剤の除去を促進する溶液を溜めた
溶液槽と、複数のローラによって回転可能に張設された
溶液担持体である無端ベルトとを有する。無端ベルトの
片側端のベルト面は転写領域より回転方向下流の感光体
に当接し、もう一方の片側端のベルト面は溶液槽が溜め
た溶液に浸漬している。そして、無端ベルトは回転に伴
い移動するベルト面を溶液槽が蓄えた溶液に浸漬するこ
とで溶液を保持する。溶液を保持したベルト面は回転に
伴って感光体の不要な液体現像剤層が付着した箇所に移
動する。そして、感光体に残留した液体現像剤層はベル
ト面で保持した溶液によって溶解又は剥離性が高めら
れ、溶解又は剥離性が高められた液体現像剤層は摺動す
るベルト面で拭き取られ確実に除去される。
【0017】このように、感光体等の不要な液体現像剤
層が残留した箇所を溶液を保持した面で拭き取ること
で、感光体等から不要な液体現像剤層を確実に除去する
ようにしたため、感光体等に残留した不要な液体現像剤
層を起因とした画像不良を確実に防ぐことができる。
【0018】また、上記現像液除去装置は、不要な液体
現像剤層を除去した後の現像剤担持体又は感光体表面に
当接するスクレーパと、不要な液体現像剤層を除去した
後の現像剤担持体又は感光体表面に温風を吹き付ける送
風部とを備え、現像液を除去する際に付着した溶液等を
掻き取り、吹き付けた温風によって乾燥させて除去する
ようにしても良い。これにより、残留した溶液上等に液
体現像剤層等が供給されることで液体現像剤層等の層厚
が変化するのを抑制し、層厚の変化を起因とした画像不
良を確実に防ぐことができる。
【0019】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示す構成
図である。図に示すように、現像液除去装置70、80
は、例えば電子写真複写機等の画像形成装置1に適用さ
れ、画像形成装置1は感光体10と、感光体10の周囲
に回転方向に沿って配置された帯電ユニット20と、プ
リウエット供給ユニット30と、露光ユニット40と、
現像ユニット50と、転写ユニット60の他に、第1現
像液除去装置70と、第2現像液除去装置80とを有す
る。帯電ユニット20は時計方向に回転駆動された感光
体10を一様に帯電する。プリウエット供給ユニット3
0は高粘度の液体現像剤5が直接感光体10に接触する
のを抑制するプリウエット液3を感光体10表面に薄層
化して塗布する。露光ユニット40は例えばスキャナ又
はホスト装置等から送られた画像データに従って露光す
ることで感光体10上に静電潜像を形成する。
【0020】現像ユニット50は感光体10とほぼ同速
で矢印方向に回転するよう複数のローラ51〜54で張
設された現像ベルト55と、キャリア液とトナー粒子か
らなる液体現像剤5を溜める現像剤溜め56と、現像剤
溜め56内の液体現像剤5を汲みだし、薄層化した液体
現像剤5(以下、液体現像剤層という。)を現像ベルト
55に塗布するための各種ローラ57〜59とを有す
る。そして、現像ベルト55上に塗布された液体現像剤
5層と感光体10に塗布されたプリウエット液3層とが
接触する現像領域で、感光体10上の静電潜像に液体現
像剤5層のトナーを移行させることでトナー像を形成す
る。転写ユニット60は例えば記録媒体を吸着して搬送
する搬送ベルト61と、転写ローラ62等からなり、転
写ローラ62は搬送ベルト61によって搬送された記録
媒体と現像ユニット50によって感光体10に形成され
たトナー像が近接する転写領域でトナー像を記録媒体に
転写する。
【0021】第1現像液除去装置70は、現像ベルト5
5が保持した液体現像剤5層を現像領域で感光体10の
静電潜像に移行することで、感光体10の非画像部等に
応じて現像ベルト55表面に残留した不要な液体現像剤
5層を除去するために、例えば図2に示すように液体現
像剤5層の除去を促進する溶液7を溜め、現像領域より
回転方向下流の現像ベルト55を溶液7に浸漬するよう
配設された溶液槽71と、溶液漕71が溜めた溶液7に
超音波による振動を加える振動部72とを有する。そし
て、振動部72によって振動が加えられた溶液7に現像
ベルト55面を浸漬することで、現像ベルト55面に残
留した液体現像剤5層は溶液7によって溶解又は剥離性
が高められ、溶解又は剥離性が高められた液体現像剤5
層は振動する溶液7によって現像ベルト55から離脱し
て確実に除去される。
【0022】このように、現像ベルト55等に残留した
不要な液体現像剤5層を溶液槽71が溜めた振動する溶
液7に浸漬させるようにしたため、現像ベルト55等か
ら不要な液体現像剤5層を確実に除去することができ、
現像ベルト55等に残留した不要な液体現像剤5層を起
因とした画像不良を確実に防ぐことができる。
【0023】また、上記実施例では、溶液漕71が溜め
た溶液7に超音波による振動を加えることで不要な液体
現像剤5層を現像ベルト55から除去しているが、溶液
槽71に溜めた溶液7に浸漬した現像ベルト55等の不
要な液体現像剤5層が残留した箇所に溶液7によるジェ
ット流を吹き付けるジェット部を設け、溶液7によって
溶解又は剥離性が高められた液体現像剤5層に対し、溶
液7によるジェット流を吹き付けることで現像ベルト5
5等から離脱させて除去するようにしても良い。
【0024】第2現像液除去装置80は、感光体10表
面に形成したトナー像を転写領域で記録媒体に転写する
ことで感光体10表面に残留した不要な液体現像剤5層
を除去するために、例えば図3に示すように感光体10
に対するトナー像形成回数に応じて感光体10の回転方
向とは逆方向に少しずつ回転する各種ローラ82〜84
と、各種ローラ82〜84によって回転可能に張設され
た溶液担持体としての無端ベルト81と、液体現像剤5
層の除去を促進する溶液7を溜めた溶液槽71とを有す
る。無端ベルト81の片側端のベルト面は感光体10に
対向配置されたローラ82によって転写領域より回転方
向下流の感光体10に当接している。また、もう一方の
片側端のベルト面は溶液槽71内に配置されたローラ8
3によって溶液7に浸漬している。そして、無端ベルト
81は回転に伴い移動するベルト面を溶液槽71が溜め
た溶液7に浸漬することで溶液7を保持する。溶液7を
保持したベルト面は回転に伴って感光体10の不要な液
体現像剤5層が付着した箇所に移動する。そして、感光
体10に残留した液体現像剤5層はベルト面で保持した
溶液7によって溶解又は剥離性が高められ、溶解又は剥
離性が高められた液体現像剤5層は摺動するベルト面で
拭き取られ確実に除去される。
【0025】このように、感光体10等の不要な液体現
像剤5層が残留した箇所を溶液7を保持した面で拭き取
る無端ベルト81を設けることで、感光体10等から不
要な液体現像剤5層を確実に除去するようにしたため、
感光体10等に残留した不要な液体現像剤5層を起因と
した画像不良を確実に防ぐことができる。また、機構上
感光体10等を例えば溶液槽71に蓄えた溶液7に直接
浸漬できない場合でも、液体現像剤5層が残留した箇所
に容易に溶液7を供給して不要な液体現像剤5層を除去
することができ、機構設計の余裕度を高めることができ
る。
【0026】また、上記実施例では無端ベルト81を溶
液槽71が溜めた溶液7に浸漬することでベルト面に溶
液7を保持させているが、ベルト面に溶液7を液滴又は
霧上に塗布することでベルト面に溶液7を保持させるよ
うにしても良い。
【0027】また、上記実施例では溶液7を用いること
で感光体10又は現像ベルト55に残留した不要な液体
現像剤5層を除去しているため、液体現像剤5層を除去
した後に感光体10又は現像ベルト55に溶液7が残留
することになる。そこで、溶液7としてシリコンを用い
た場合、シリコンは電気的絶縁性が高いため、例えば現
像ベルト55によって感光体10の静電潜像を現像する
ためのバイアス条件等が変動するのを抑制し、形成する
画像品質を一定に保つことができる。また、一般的にプ
リウエット液又は液体現像剤5のキャリア液等にシリコ
ンを用いているため、違う種類の液体が混ざり合うこと
で各液の成分が変質したりするのを抑制することができ
る。また、溶液7としてエタノールを用いた場合には、
エタノールは揮発性が高く蒸発し易いため、残留した液
体現像剤5層を除去した後に感光体10又は現像ベルト
55に溶液7が残留するの抑制し、形成する画像品質を
一定に保つことができる。
【0028】また、上記実施例では溶液7としてエタノ
ール又はシリコンを用いた場合について説明したが、更
に、感光体10又は現像ベルト55に残留する溶液7と
してのエタノール又はシリコンを除去するようにしても
良い。
【0029】この場合、第1現像液除去装置70は図4
に示すように、例えば溶液7としてのエタノールを溜め
た溶液槽71と振動部72の他に、溶液槽71より回転
方向下流の現像ベルト55表面に温風を吹き付ける送風
部73を有する。そして、送風部73は現像ベルト55
に残留した溶液7としてのエタノールに温風を吹き付け
ることでエタノールを瞬時に蒸発させてベルト表面から
除去する。これにより、例えば残留した溶液7としての
エタノール上に液体現像剤5層等が供給されることで層
厚が変化するのを抑制し、層厚の変化を起因とした画像
不良を防ぐことができる。
【0030】また、第2現像液除去装置80は図5に示
すように、例えば溶液7としてのシリコンを溜めた溶液
槽71と無端ベルト81の他に、無端ベルト81と感光
体10との当接面より回転方向下流の感光体10表面に
当接するスクレーパ74を有する。そして、スクレーパ
74は感光体10に残留した溶液7としてのシリコンを
当接面で掻き取り除去する。また、スクレーパ74は液
体現像剤5層を除去する際に偶々残留した液体現像剤5
のキャリア成分も除去する。これにより、例えば残留し
た溶液7としてのシリコン上に液体現像剤5層等が供給
されることで層厚が変化するのを抑制し、層厚の変化を
起因とした画像不良を防ぐことができる。
【0031】また、上記では送風部73又はスクレーパ
74のいずれか一方を設けることで感光体10又は現像
ベルト55に残留した溶液7を除去しているが、例えば
図6に示す第1現像液除去装置70のように、溶液槽7
1と振動部72の他に、溶液槽71より回転方向下流の
現像ベルト55表面に当接したスクレーパ74と、溶液
槽71より回転方向下流の現像ベルト55表面に温風を
吹き付ける送風部73を設けても良い。この場合、スク
レーパ74は現像ベルト55に残留した溶液7を当接面
で掻き取り除去する。送風部73はスクレーパ74によ
って溶液7を除去された現像ベルト55表面に温風を吹
き付けることで現像ベルト55表面を乾燥させる。
【0032】このように、現像ベルト55等に残留した
溶液7をスクレーパ74で掻き取り除去し、更に送風部
73から温風を吹き付けて現像ベルト55等の表面を乾
燥させるようにしたため、現像ベルト55等の表面に残
留した溶液7の性質に影響されること無く、残留した溶
液7を確実に除去することができる。
【0033】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、感光体
又は現像剤担持体に残留した不要な液体現像剤層を振動
させた溶液に浸漬させるようにしたから、感光体又は現
像剤担持体から不要な液体現像剤層を確実に除去するこ
とができ、感光体又は現像剤担持体に残留した不要な液
体現像剤層を起因とした画像不良を確実に防ぐことがで
きる。
【0034】また、溶液槽に溜めた溶液に浸漬した感光
体又は現像剤担持体の不要な液体現像剤層が残留した箇
所に溶液によるジェット流を吹き付けるようにしたか
ら、感光体又は現像剤担持体から不要な液体現像剤層を
確実に除去することができ、感光体又は現像剤担持体に
残留した不要な液体現像剤層を起因とした画像不良を確
実に防ぐことができる。
【0035】また、感光体又は現像剤担持体の不要な液
体現像剤層が残留した箇所を溶液を保持した面で拭き取
る溶液担持体を設けることで、感光体又は現像剤担持体
から不要な液体現像剤層を確実に除去するようにしたか
ら、感光体又は現像剤担持体に残留した不要な液体現像
剤層を起因とした画像不良を確実に防ぐことができる。
また、機構上感光体等を例えば溶液槽に蓄えた溶液に直
接浸漬できない場合でも、液体現像剤層が残留した箇所
に容易に溶液を供給して不要な液体現像剤層を除去する
ことができ、機構設計の余裕度を高めることができる。
【0036】また、液体現像剤の除去を促進する溶液と
して電気的絶縁性が高いシリコンを用いるようにしたか
ら、感光体又は現像剤担持体に溶液であるシリコンが残
留しても、例えば現像剤担持体によって感光体の静電潜
像を現像するためのバイアス条件等が変動するのを抑制
し、形成する画像の品質を一定に保つことができる。
【0037】また、液体現像剤の除去を促進する溶液と
して揮発性が高いエタノールを用いるようにしたから、
感光体又は現像剤担持体に溶液であるエタノールが残留
しても、エタノールが蒸発することで形成する画像の品
質を一定に保つことができる。
【0038】更に、不要な液体現像剤を除去した後の現
像剤担持体又は感光体表面に当接するスクレーパを設
け、現像剤担持体又は感光体に残留した溶液を当接面で
掻き取り除去するようにしたから、残留した溶液上に液
体現像剤等が供給されることで液体現像剤等の層厚が変
化するのを抑制し、層厚の変化を起因とした画像不良を
防ぐことができる。
【0039】更に、不要な液体現像剤を除去した後の現
像剤担持体又は感光体表面に温風を吹き付ける送風部を
設け、現像剤担持体又は感光体に残留した例えばエタノ
ール等の溶液を瞬時に蒸発させて除去するようにしたか
ら、残留した溶液上に液体現像剤等が供給されることで
液体現像剤等の層厚が変化するのを抑制し、層厚の変化
を起因とした画像不良を防ぐことができる。
【0040】また、現像剤担持体又は感光体に残留した
溶液をスクレーパで掻き取り除去し、更に送風部から温
風を吹き付けて現像剤担持体又は感光体表面を乾燥させ
るようにしたため、現像剤担持体又は感光体表面に残留
した溶液の性質に影響されること無く残留した溶液を確
実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示す構成図である。
【図2】上記実施例の第1現像液除去装置の概要図であ
る。
【図3】上記実施例の第2現像液除去装置の概要図であ
る。
【図4】第1現像液除去装置に送風部を設けた場合の概
要図である。
【図5】第2現像液除去装置にスクレーパを設けた場合
の概要図である。
【図6】第1現像液除去装置に送風部とスクレーパを設
けた場合の概要図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 10 感光体 20 帯電ユニット 30 プリウエット供給ユニット 40 露光ユニット 5 液体現像剤 50 現像ユニット 55 現像ベルト 60 転写ユニット 7 溶液 70 第1現像液除去装置 71 溶液槽 72 振動部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の静電潜像を可視像化することで
    現像剤担持体に残留した不要な液体現像剤又は感光体に
    形成した可視像を記録媒体に転写することで感光体に残
    留した不要な液体現像剤を除去する現像液除去装置にお
    いて、 液体現像剤の除去を促進する溶液を溜めた溶液槽と、溶
    液漕が溜めた溶液に超音波による振動を加える振動部と
    を有し、現像剤担持体又は感光体の不要な液体現像剤が
    残留した箇所を溶液槽に溜めた溶液に浸漬し、振動する
    溶液によって不要な液体現像剤を除去することを特徴と
    する現像液除去装置。
  2. 【請求項2】 上記現像液除去装置は、液体現像剤の除
    去を促進する溶液を溜めた溶液槽と、溶液槽に溜めた溶
    液に浸漬した現像剤担持体又は感光体の不要な液体現像
    剤が残留した箇所に溶液によるジェット流を吹き付ける
    ジェット部とを有し、吹き付けた溶液によるジェット流
    によって不要な液体現像剤を除去する請求項1記載の現
    像液除去装置。
  3. 【請求項3】 上記現像液除去装置は、液体現像剤の除
    去を促進する溶液を保持する溶液担持体を有し、溶液担
    持体は現像剤担持体又は感光体の不要な液体現像剤が残
    留した箇所を溶液を保持した面で拭き取る請求項1記載
    の現像液除去装置。
  4. 【請求項4】 上記溶液はシリコーンである請求項1、
    2又は3記載の現像液除去装置。
  5. 【請求項5】 上記溶液はエタノールである請求項1、
    2又は3記載の現像液除去装置。
  6. 【請求項6】 上記現像液除去装置は、不要な液体現像
    剤を除去した後の現像剤担持体又は感光体表面に当接す
    るスクレーパを備えた請求項4又は5記載の現像液除去
    装置。
  7. 【請求項7】 上記現像液除去装置は、不要な液体現像
    剤を除去した後の現像剤担持体又は感光体表面に温風を
    吹き付ける送風部を備えた請求項5記載の現像液除去装
    置。
  8. 【請求項8】 上記現像液除去装置は、不要な液体現像
    剤を除去した後の現像剤担持体又は感光体表面に当接す
    るスクレーパと、不要な液体現像剤を除去した後の現像
    剤担持体又は感光体表面に温風を吹き付ける送風部とを
    備えた請求項4又は5記載の現像液除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181537A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd 湿式現像装置

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